JPH11237115A - 空気調和機のエアフィルタ取付構造 - Google Patents
空気調和機のエアフィルタ取付構造Info
- Publication number
- JPH11237115A JPH11237115A JP10041787A JP4178798A JPH11237115A JP H11237115 A JPH11237115 A JP H11237115A JP 10041787 A JP10041787 A JP 10041787A JP 4178798 A JP4178798 A JP 4178798A JP H11237115 A JPH11237115 A JP H11237115A
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- JP
- Japan
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- filter
- air filter
- air
- grill
- suction
- Prior art date
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- Pending
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸込グリルを取り外すことなく容易に着脱で
きるようにした空気調和機のエアフィルタ取付構造を提
供する。 【解決手段】 エアフィルタ7を着脱可能に取り付ける
際、同エアフィルタを、吸込グリル5に設けた挿脱口か
ら挿入するとともに、弾性変形させながら、フィルタガ
イド6により前記吸込グリルの内面側に導いて取り付け
るようにするとともに、前記エアフィルタ7を取り外す
とき過大な力が加わった場合、前記吸込グリル5が前記
挿脱口と反対端を係止された状態で、前記挿脱口側が外
れるようにした。
きるようにした空気調和機のエアフィルタ取付構造を提
供する。 【解決手段】 エアフィルタ7を着脱可能に取り付ける
際、同エアフィルタを、吸込グリル5に設けた挿脱口か
ら挿入するとともに、弾性変形させながら、フィルタガ
イド6により前記吸込グリルの内面側に導いて取り付け
るようにするとともに、前記エアフィルタ7を取り外す
とき過大な力が加わった場合、前記吸込グリル5が前記
挿脱口と反対端を係止された状態で、前記挿脱口側が外
れるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の吸込
口に着脱可能に取り付けられるエアフィルタに係わり、
より詳細には、エアフィルタを弾性により変形可能な構
成にして、吸込グリルを取り外すことなく容易に着脱で
きるようにしたエアフィルタ取付構造に関する。
口に着脱可能に取り付けられるエアフィルタに係わり、
より詳細には、エアフィルタを弾性により変形可能な構
成にして、吸込グリルを取り外すことなく容易に着脱で
きるようにしたエアフィルタ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】天井吊下げ型の空気調和機の吸込口に設
けられる従来のエアフィルタ取付構造は、例えば実開平
4ー136428号で開示されているように、吸込グリ
ルを取り外してエアフィルタを清掃するようにした構成
や、または実開平3ー115328号で開示されている
ように、前記吸込グリルを開けて前記エアフィルタを取
り付けるようにした構成でなる事例が知られていた。
けられる従来のエアフィルタ取付構造は、例えば実開平
4ー136428号で開示されているように、吸込グリ
ルを取り外してエアフィルタを清掃するようにした構成
や、または実開平3ー115328号で開示されている
ように、前記吸込グリルを開けて前記エアフィルタを取
り付けるようにした構成でなる事例が知られていた。
【0003】しかしながら、前記エアフィルタは、必ず
前記吸込グリルを取り外したり開いたりして取り出すよ
うにした構成であるため脱着するのに手間が掛かるとい
う問題点があった。
前記吸込グリルを取り外したり開いたりして取り出すよ
うにした構成であるため脱着するのに手間が掛かるとい
う問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、前
記問題点に鑑み、エアフィルタを弾性により変形可能な
構成にして、吸込グリルを取り外すことなく容易に着脱
できるようにするとともに、前記エアフィルタを取り外
すときに力を掛け過ぎても、前記エアフィルタや吸込グ
リルを白化や変形させることのない空気調和機のエアフ
ィルタ取付構造を提供することを目的とする。
記問題点に鑑み、エアフィルタを弾性により変形可能な
構成にして、吸込グリルを取り外すことなく容易に着脱
できるようにするとともに、前記エアフィルタを取り外
すときに力を掛け過ぎても、前記エアフィルタや吸込グ
リルを白化や変形させることのない空気調和機のエアフ
ィルタ取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、ケーシング内を仕切板により熱交換器室
と送風機室とに区画し、これら送風機室および熱交換器
室に吸込口と吹出口とを設け、前記熱交換器室に熱交換
器を設け、前記送風機室の前記仕切板寄りにファンケー
シングに収容された送風機を設け、前記ファンケーシン
グの前面に前面パネルを装着するとともに、前記吸込口
に吸込グリルを付設してその内面側にエアフィルタを着
脱可能に取り付けるようにした空気調和機において、前
記吸込グリルは、平行な多数の横桟とこれらを連結する
複数の縦桟とで構成され、前記仕切板の近傍に、前記エ
アフィルタを前記吸込グリルの内面側に挿脱する挿脱口
を有し、前記吸込グリルの前記挿脱口と反対側に前記フ
ァンケーシングに回動自在に係止する係止部を設ける一
方、前記吸込グリルの前記挿脱口側に前記仕切板に係脱
可能に係止する係脱部を設け、前記エアフィルタは、少
なくとも両側にフィルタガイド受け部およびフィルタ取
付部を有し、前記挿脱口から挿脱する挿脱方向に直交し
て弾性変形が可能な変形手段を有した枠体と、前記フィ
ルタ取付部に取り付けられるフィルタとで構成され、前
記ケーシングに、前記挿脱口に連なり、前記フィルタガ
イド受け部を前記吸込グリルの内面側に着脱可能に導く
フィルタガイドを設け、前記エアフィルタを着脱可能に
取り付ける際、同エアフィルタを、前記挿脱口から挿入
するとともに、弾性変形させながら、前記フィルタガイ
ドにより前記吸込グリルの内面側に導いて取り付けるよ
うにした構成となっている。
解決するため、ケーシング内を仕切板により熱交換器室
と送風機室とに区画し、これら送風機室および熱交換器
室に吸込口と吹出口とを設け、前記熱交換器室に熱交換
器を設け、前記送風機室の前記仕切板寄りにファンケー
シングに収容された送風機を設け、前記ファンケーシン
グの前面に前面パネルを装着するとともに、前記吸込口
に吸込グリルを付設してその内面側にエアフィルタを着
脱可能に取り付けるようにした空気調和機において、前
記吸込グリルは、平行な多数の横桟とこれらを連結する
複数の縦桟とで構成され、前記仕切板の近傍に、前記エ
アフィルタを前記吸込グリルの内面側に挿脱する挿脱口
を有し、前記吸込グリルの前記挿脱口と反対側に前記フ
ァンケーシングに回動自在に係止する係止部を設ける一
方、前記吸込グリルの前記挿脱口側に前記仕切板に係脱
可能に係止する係脱部を設け、前記エアフィルタは、少
なくとも両側にフィルタガイド受け部およびフィルタ取
付部を有し、前記挿脱口から挿脱する挿脱方向に直交し
て弾性変形が可能な変形手段を有した枠体と、前記フィ
ルタ取付部に取り付けられるフィルタとで構成され、前
記ケーシングに、前記挿脱口に連なり、前記フィルタガ
イド受け部を前記吸込グリルの内面側に着脱可能に導く
フィルタガイドを設け、前記エアフィルタを着脱可能に
取り付ける際、同エアフィルタを、前記挿脱口から挿入
するとともに、弾性変形させながら、前記フィルタガイ
ドにより前記吸込グリルの内面側に導いて取り付けるよ
うにした構成となっている。
【0006】また、前記吸込グリルの係脱部を、前記仕
切板の下端を略水平に延出した延出部に形成した係止孔
と、前記吸込グリルの上面に設け、前記係止孔に嵌合
し、前記係止孔の縁に引っ掛かり、先端を連結して互い
に支持しあう一対の係止爪とによりなる構成となってい
る。
切板の下端を略水平に延出した延出部に形成した係止孔
と、前記吸込グリルの上面に設け、前記係止孔に嵌合
し、前記係止孔の縁に引っ掛かり、先端を連結して互い
に支持しあう一対の係止爪とによりなる構成となってい
る。
【0007】また、前記吸込グリルの係止部を、前記ケ
ーシングの下端を略水平に延出した取付面の周縁から少
許離間した位置に前記取付面と略平行に折曲形成された
支持部と、同支持部の先端を前記ケーシングの取付面側
に折曲した第一折曲片と、同第一折曲片から少許離間
し、該第一折曲片の反対側に切り起こしにより折曲した
第二折曲片と、前記吸込グリルの前記挿脱口と反対側の
端部に設け、前記支持部と前記第一折曲片とにより回動
自在に枢支される回動片と、前記吸込グリルの裏面の前
記回動片から少許離間した位置に突設し、前記吸込グリ
ルの回動に対応して前記第二折曲片に係脱する係脱片と
によりなる構成となっている。
ーシングの下端を略水平に延出した取付面の周縁から少
許離間した位置に前記取付面と略平行に折曲形成された
支持部と、同支持部の先端を前記ケーシングの取付面側
に折曲した第一折曲片と、同第一折曲片から少許離間
し、該第一折曲片の反対側に切り起こしにより折曲した
第二折曲片と、前記吸込グリルの前記挿脱口と反対側の
端部に設け、前記支持部と前記第一折曲片とにより回動
自在に枢支される回動片と、前記吸込グリルの裏面の前
記回動片から少許離間した位置に突設し、前記吸込グリ
ルの回動に対応して前記第二折曲片に係脱する係脱片と
によりなる構成となっている。
【0008】また、前記変形手段が、弾性を有する合成
樹脂により帯状に形成された前記フィルタガイド受け部
と、同フィルタガイド受け部に下端部が接続されて波形
の断面形状に折曲形成された前記フィルタ取付部とで構
成されてなる構成となっている。
樹脂により帯状に形成された前記フィルタガイド受け部
と、同フィルタガイド受け部に下端部が接続されて波形
の断面形状に折曲形成された前記フィルタ取付部とで構
成されてなる構成となっている。
【0009】また、前記挿脱口およびこれに対応する前
記フィルタガイドを複数に分割する一方、これら複数の
挿脱口およびフィルタガイドに対応して、前記エアフィ
ルタを複数に分割した構成となっている。
記フィルタガイドを複数に分割する一方、これら複数の
挿脱口およびフィルタガイドに対応して、前記エアフィ
ルタを複数に分割した構成となっている。
【0010】また、前記フィルタ取付部の波形状部は、
同波形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送風機
にほぼ対向する箇所の高さ寸法を先端部に比べて少許大
きく形成し、同波形状部に沿わせて前記フィルタを取り
付けるようにした構成となっている。
同波形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送風機
にほぼ対向する箇所の高さ寸法を先端部に比べて少許大
きく形成し、同波形状部に沿わせて前記フィルタを取り
付けるようにした構成となっている。
【0011】また、前記フィルタ取付部の波形状部は、
同波形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送風機
にほぼ対向する箇所のピッチ寸法を先端部に比べて少許
小さく形成し、同波形状部に沿わせて前記フィルタを取
り付けるようにした構成となっている。
同波形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送風機
にほぼ対向する箇所のピッチ寸法を先端部に比べて少許
小さく形成し、同波形状部に沿わせて前記フィルタを取
り付けるようにした構成となっている。
【0012】また、前記フィルタガイドが、前記吸込グ
リルの内面に形成したグリルリブに対向して設けられ、
これらグリルリブおよびフィルタガイドの間に、前記フ
ィルタガイド受け部を挿脱可能に導くようにした構成と
なっている。
リルの内面に形成したグリルリブに対向して設けられ、
これらグリルリブおよびフィルタガイドの間に、前記フ
ィルタガイド受け部を挿脱可能に導くようにした構成と
なっている。
【0013】また、前記フィルタガイドが、前記ケーシ
ングおよび前記仕切板の間に架設された構成となってい
る。
ングおよび前記仕切板の間に架設された構成となってい
る。
【0014】また、前記グリルリブが、前記挿脱口の周
縁に沿って設けられるとともに、前記吸込グリルの横桟
に対し鈍角状に形成された構成となっている。
縁に沿って設けられるとともに、前記吸込グリルの横桟
に対し鈍角状に形成された構成となっている。
【0015】また、前記グリルリブの先端部および前記
フィルタガイド間の隙間が、該隙間に挿脱可能に収容さ
れる前記フィルタガイド受け部よりも大きい寸法で形成
される一方、前記エアフィルタの取外し時に前記グリル
リブと前記フィルタガイド受け部とを接触させた際、前
記吸込グリルの横桟と前記エアフィルタのフィルタとの
間に隙間を形成するようにした構成となっている。
フィルタガイド間の隙間が、該隙間に挿脱可能に収容さ
れる前記フィルタガイド受け部よりも大きい寸法で形成
される一方、前記エアフィルタの取外し時に前記グリル
リブと前記フィルタガイド受け部とを接触させた際、前
記吸込グリルの横桟と前記エアフィルタのフィルタとの
間に隙間を形成するようにした構成となっている。
【0016】また、前記エアフィルタの基端部に、複数
の横リブとこれらを連結する縦リブとを設け、同縦リブ
が前記前面パネルの端面と前記吸込グリルの横桟との間
に嵌合するようにした構成となっている。
の横リブとこれらを連結する縦リブとを設け、同縦リブ
が前記前面パネルの端面と前記吸込グリルの横桟との間
に嵌合するようにした構成となっている。
【0017】また、前記エアフィルタの縦リブに、前記
前面パネルに対向するテーパ部を設けた構成となってい
る。
前面パネルに対向するテーパ部を設けた構成となってい
る。
【0018】また、前記エアフィルタの横リブおよび縦
リブを、前記吸込グリルの横桟および縦桟に連続させて
設けた構成となっている。
リブを、前記吸込グリルの横桟および縦桟に連続させて
設けた構成となっている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として説明する。図1乃至図1
7とにおいて、1は壁面Bに沿わせて天井面Aに吊下げ
設置された天井吊下げ型の空気調和機本体、2は同本体
1を構成するケーシング、3は同ケーシング2内を熱交
換器室と送風ファン室とに区画する仕切板、4は前記ケ
ーシング2の前面に装着された前面パネル、5は前記ケ
ーシング2に設けられた吸込口8に装着される吸込グリ
ル、6は同吸込グリル5の内面側から少許離間してほぼ
平行に設けられたフィルタガイド、7は同フィルタガイ
ド6により前記吸込グリル5の内面側に着脱可能に取り
付けられるエアフィルタ、9は前記ケーシング2に設け
られ前記吸込口8に連なる空気通路を構成する吹出口、
10は前記送風ファン室に設けられたファンモータ、11は
同ファンモータ10により駆動されファンケーシング12内
に収容された送風ファンである。なお、本文中にて少許
とある寸法は、略数ミリ程度の寸法である。
付図面に基づいた実施例として説明する。図1乃至図1
7とにおいて、1は壁面Bに沿わせて天井面Aに吊下げ
設置された天井吊下げ型の空気調和機本体、2は同本体
1を構成するケーシング、3は同ケーシング2内を熱交
換器室と送風ファン室とに区画する仕切板、4は前記ケ
ーシング2の前面に装着された前面パネル、5は前記ケ
ーシング2に設けられた吸込口8に装着される吸込グリ
ル、6は同吸込グリル5の内面側から少許離間してほぼ
平行に設けられたフィルタガイド、7は同フィルタガイ
ド6により前記吸込グリル5の内面側に着脱可能に取り
付けられるエアフィルタ、9は前記ケーシング2に設け
られ前記吸込口8に連なる空気通路を構成する吹出口、
10は前記送風ファン室に設けられたファンモータ、11は
同ファンモータ10により駆動されファンケーシング12内
に収容された送風ファンである。なお、本文中にて少許
とある寸法は、略数ミリ程度の寸法である。
【0020】前記吸込グリル5は、平行な多数の横桟5a
とこれらを連結する複数の縦桟5a'とで構成されるとと
もに、前記仕切板3の近傍に、前記エアフィルタ7を前
記吸込グリル5の内面側に挿脱する挿脱口5cを有し、前
記エアフィルタ7は、少なくとも両側にフィルタガイド
受け部7aおよびフィルタ取付部7bを有し、前記挿脱口5c
から挿脱する挿脱方向に直交して弾性変形が可能な変形
手段を有した枠体と、前記フィルタ取付部7bに取り付け
られるフィルタとで構成され、前記ケーシング2に、前
記挿脱口5cに連なり、前記フィルタガイド受け部7aを前
記吸込グリル5の内面側に着脱可能に導くフィルタガイ
ド6を設け、前記エアフィルタ7を着脱可能に取り付け
る際、同エアフィルタ7を、前記挿脱口5cから挿入する
とともに、図17の矢印kで示すように弾性変形させな
がら、前記フィルタガイド6により前記吸込グリル5の
内面側に導く。
とこれらを連結する複数の縦桟5a'とで構成されるとと
もに、前記仕切板3の近傍に、前記エアフィルタ7を前
記吸込グリル5の内面側に挿脱する挿脱口5cを有し、前
記エアフィルタ7は、少なくとも両側にフィルタガイド
受け部7aおよびフィルタ取付部7bを有し、前記挿脱口5c
から挿脱する挿脱方向に直交して弾性変形が可能な変形
手段を有した枠体と、前記フィルタ取付部7bに取り付け
られるフィルタとで構成され、前記ケーシング2に、前
記挿脱口5cに連なり、前記フィルタガイド受け部7aを前
記吸込グリル5の内面側に着脱可能に導くフィルタガイ
ド6を設け、前記エアフィルタ7を着脱可能に取り付け
る際、同エアフィルタ7を、前記挿脱口5cから挿入する
とともに、図17の矢印kで示すように弾性変形させな
がら、前記フィルタガイド6により前記吸込グリル5の
内面側に導く。
【0021】前記吸込グリル5は、図10と図11に示
すように、前記吸込グリル5の前記挿脱口5cと反対側に
前記ファンケーシング12に回動自在に係止する係止部を
設ける一方、前記吸込グリル5の前記挿脱口5c側に前記
仕切板3に係脱可能に係止する係脱部を設けている。前
記吸込グリルの係止部は、図12に示すように、前記フ
ァンケーシング12の下端を略水平に延出した取付面13の
周縁から少許離間した位置に前記取付面13と略平行に折
曲形成された支持部14と、同支持部14の先端を前記ファ
ンケーシング12の取付面13側に折曲した第一折曲片15
と、同第一折曲片15から少許離間し、該第一折曲片15の
反対側に切り起こしにより折曲した第二折曲片16と、前
記吸込グリル5の前記挿脱口5cと反対側の端部に設け、
前記支持部14と前記第一折曲片15とにより回動自在に枢
支される回動片17と、前記吸込グリル5の裏面の前記回
動片17から少許離間した位置に突設し、前記吸込グリル
5の回動に対応して前記第二折曲片16に係脱する係脱片
18とにより構成している。前記吸込グリルの係脱部は、
図10と図11に示すように、前記仕切板3の下端を略
水平に延出した延出部19に形成した係止孔20と、前記吸
込グリル5の上面に設け、前記係止孔20に嵌合し、前記
係止孔20の縁に引っ掛かり、先端を連結部22により連結
して互いに支持しあう一対の係止爪21とにより構成して
いる。前記係止爪21の係止力は、前記エアフィルタ7を
取り外すとき、同エアフィルタ7が弾性変形する範囲で
は外れないような力に設定され、かつ前記エアフィルタ
7や前記吸込グリル5が白化や変形するような強い力が
掛かった場合には、前記係止爪が外れるような力に設定
されている。これによって、前記エアフィルタ7を取り
外すとき、誤って大きな力を掛けても、前記エアフィル
タ7や前記吸込グリル5が白化や変形することを防止で
きる構造となる。
すように、前記吸込グリル5の前記挿脱口5cと反対側に
前記ファンケーシング12に回動自在に係止する係止部を
設ける一方、前記吸込グリル5の前記挿脱口5c側に前記
仕切板3に係脱可能に係止する係脱部を設けている。前
記吸込グリルの係止部は、図12に示すように、前記フ
ァンケーシング12の下端を略水平に延出した取付面13の
周縁から少許離間した位置に前記取付面13と略平行に折
曲形成された支持部14と、同支持部14の先端を前記ファ
ンケーシング12の取付面13側に折曲した第一折曲片15
と、同第一折曲片15から少許離間し、該第一折曲片15の
反対側に切り起こしにより折曲した第二折曲片16と、前
記吸込グリル5の前記挿脱口5cと反対側の端部に設け、
前記支持部14と前記第一折曲片15とにより回動自在に枢
支される回動片17と、前記吸込グリル5の裏面の前記回
動片17から少許離間した位置に突設し、前記吸込グリル
5の回動に対応して前記第二折曲片16に係脱する係脱片
18とにより構成している。前記吸込グリルの係脱部は、
図10と図11に示すように、前記仕切板3の下端を略
水平に延出した延出部19に形成した係止孔20と、前記吸
込グリル5の上面に設け、前記係止孔20に嵌合し、前記
係止孔20の縁に引っ掛かり、先端を連結部22により連結
して互いに支持しあう一対の係止爪21とにより構成して
いる。前記係止爪21の係止力は、前記エアフィルタ7を
取り外すとき、同エアフィルタ7が弾性変形する範囲で
は外れないような力に設定され、かつ前記エアフィルタ
7や前記吸込グリル5が白化や変形するような強い力が
掛かった場合には、前記係止爪が外れるような力に設定
されている。これによって、前記エアフィルタ7を取り
外すとき、誤って大きな力を掛けても、前記エアフィル
タ7や前記吸込グリル5が白化や変形することを防止で
きる構造となる。
【0022】また、前記エアフィルタ7を前記挿脱方向
に直交して弾性変形させる変形手段が、弾性を有する合
成樹脂により帯状に形成された前記フィルタガイド受け
部7aと、同フィルタガイド受け部7aに下端部が接続され
て波形の断面形状に折曲形成された前記フィルタ取付部
7bとで構成されてなる構成となっており、これによっ
て、前記挿脱口5cから前記エアフィルタ7を挿脱する
際、同エアフィルタ7を前記挿脱方向に直交して容易に
弾性変形させることができるようになるので、前記吸込
グリル5を取り外すことなく、同吸込グリル5の内面側
に前記エアフィルタ7を容易に着脱できるようにした構
造となる。
に直交して弾性変形させる変形手段が、弾性を有する合
成樹脂により帯状に形成された前記フィルタガイド受け
部7aと、同フィルタガイド受け部7aに下端部が接続され
て波形の断面形状に折曲形成された前記フィルタ取付部
7bとで構成されてなる構成となっており、これによっ
て、前記挿脱口5cから前記エアフィルタ7を挿脱する
際、同エアフィルタ7を前記挿脱方向に直交して容易に
弾性変形させることができるようになるので、前記吸込
グリル5を取り外すことなく、同吸込グリル5の内面側
に前記エアフィルタ7を容易に着脱できるようにした構
造となる。
【0023】また、前記エアフィルタ7を構成する前記
フィルタ取付部7bに、両側部から吸込空気が流入しない
ように遮蔽する側壁7cを設けたことにより、前記吸込口
8から吸い込まれた前記吸込空気が前記フィルタを効果
的に通過するようにした構造となる。
フィルタ取付部7bに、両側部から吸込空気が流入しない
ように遮蔽する側壁7cを設けたことにより、前記吸込口
8から吸い込まれた前記吸込空気が前記フィルタを効果
的に通過するようにした構造となる。
【0024】また、前記側壁7cを、前記エアフィルタ7
を構成する前記枠体と一体的に形成したことにより、寸
法形状が正確に仕上げられるとともにコスト的に有利な
構成となっている。
を構成する前記枠体と一体的に形成したことにより、寸
法形状が正確に仕上げられるとともにコスト的に有利な
構成となっている。
【0025】また、前記挿脱口5cおよびこれに対応する
前記フィルタガイド6を複数に分割する一方、これら複
数の挿脱口5cおよびフィルタガイド6に対応して、前記
エアフィルタ7を複数に分割した構成となっており、こ
れによって、例えば前記本体1が大型であって前記吸込
口8が左右に長い寸法で形成されているような場合であ
っても、前記エアフィルタ7を容易に、且つ正確に着脱
可能に取り付けることができるようにした構造となる。
前記フィルタガイド6を複数に分割する一方、これら複
数の挿脱口5cおよびフィルタガイド6に対応して、前記
エアフィルタ7を複数に分割した構成となっており、こ
れによって、例えば前記本体1が大型であって前記吸込
口8が左右に長い寸法で形成されているような場合であ
っても、前記エアフィルタ7を容易に、且つ正確に着脱
可能に取り付けることができるようにした構造となる。
【0026】また、前記フィルタ取付部7bの波形状部
は、同波形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送
風ファン11にほぼ対向する箇所jの高さ寸法gを先端部
の高さ寸法g'およびg'' に比べて少許大きく形成し、同
波形状部に沿わせて前記フィルタを取り付けるようにし
た構成となっており、これによって、前記フィルタは、
前記送風ファン11にほぼ対向する箇所jの単位投影面積
当たりの表面積を、前記先端部の単位投影面積当たりの
表面積に比べて大きくできるようになり、換言すれば、
前記フィルタは、吸込空気量の多い前記送風ファン11に
ほぼ対向する箇所jが密になる一方、吸込空気量の少な
い前記先端部は粗になるので、前記フィルタにより吸込
空気に含まれた塵埃をほぼ均一に除去できるようにした
構造となる。
は、同波形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送
風ファン11にほぼ対向する箇所jの高さ寸法gを先端部
の高さ寸法g'およびg'' に比べて少許大きく形成し、同
波形状部に沿わせて前記フィルタを取り付けるようにし
た構成となっており、これによって、前記フィルタは、
前記送風ファン11にほぼ対向する箇所jの単位投影面積
当たりの表面積を、前記先端部の単位投影面積当たりの
表面積に比べて大きくできるようになり、換言すれば、
前記フィルタは、吸込空気量の多い前記送風ファン11に
ほぼ対向する箇所jが密になる一方、吸込空気量の少な
い前記先端部は粗になるので、前記フィルタにより吸込
空気に含まれた塵埃をほぼ均一に除去できるようにした
構造となる。
【0027】また、前記フィルタガイド6が、前記吸込
グリル5の内面に形成したグリルリブ5bに対向して設け
られ、これらグリルリブ5bおよびフィルタガイド6の間
に、前記フィルタガイド受け部7aを挿脱可能に導くよう
にしたことにより、前記エアフィルタ7をより円滑に、
且つより正確に挿脱できるようにした構成となってい
る。
グリル5の内面に形成したグリルリブ5bに対向して設け
られ、これらグリルリブ5bおよびフィルタガイド6の間
に、前記フィルタガイド受け部7aを挿脱可能に導くよう
にしたことにより、前記エアフィルタ7をより円滑に、
且つより正確に挿脱できるようにした構成となってい
る。
【0028】また、前記フィルタガイド6が、前記ケー
シング2および前記仕切板3の間に架設されたことによ
り、これら仕切板3およびケーシング2を、強度を増強
させた状態で組立できるようにした構成となっている。
シング2および前記仕切板3の間に架設されたことによ
り、これら仕切板3およびケーシング2を、強度を増強
させた状態で組立できるようにした構成となっている。
【0029】また、前記グリルリブ5bが、図7で示すよ
うに、前記挿脱口5cの周縁に沿って設けられるととも
に、前記吸込グリル5の横桟5aに対し、図7で示す角度
Θのような鈍角状に形成されたことにより、前記エアフ
ィルタ7を構成するフィルタと前記横桟5aとの間に隙間
cを確保できるようになって、前記フィルタに溜まった
塵埃を前記横桟5aで落下させないようにして、前記エア
フィルタ7を円滑に取り外すことができるようにした構
成となっている。
うに、前記挿脱口5cの周縁に沿って設けられるととも
に、前記吸込グリル5の横桟5aに対し、図7で示す角度
Θのような鈍角状に形成されたことにより、前記エアフ
ィルタ7を構成するフィルタと前記横桟5aとの間に隙間
cを確保できるようになって、前記フィルタに溜まった
塵埃を前記横桟5aで落下させないようにして、前記エア
フィルタ7を円滑に取り外すことができるようにした構
成となっている。
【0030】また、前記グリルリブ5bの先端部および前
記フィルタガイド6間の隙間bが、図7で示すように、
該隙間bに挿脱可能に収容される前記フィルタガイド受
け部7aよりも大きい寸法で形成される一方、前記エアフ
ィルタ7の取外し時に前記グリルリブ5bと前記フィルタ
ガイド受け部7aとを接触させた際、前記吸込グリル5の
横桟5aと前記エアフィルタ7を構成するフィルタとの間
に隙間cを形成するようにした構成となっており、これ
によって、前記に説明したのと同様に、前記フィルタに
溜まった塵埃を前記横桟5aで落下させることなく、前記
エアフィルタ7を円滑に取り外すことができるようにし
た構造となる。
記フィルタガイド6間の隙間bが、図7で示すように、
該隙間bに挿脱可能に収容される前記フィルタガイド受
け部7aよりも大きい寸法で形成される一方、前記エアフ
ィルタ7の取外し時に前記グリルリブ5bと前記フィルタ
ガイド受け部7aとを接触させた際、前記吸込グリル5の
横桟5aと前記エアフィルタ7を構成するフィルタとの間
に隙間cを形成するようにした構成となっており、これ
によって、前記に説明したのと同様に、前記フィルタに
溜まった塵埃を前記横桟5aで落下させることなく、前記
エアフィルタ7を円滑に取り外すことができるようにし
た構造となる。
【0031】また、前記エアフィルタ7の基端部に、複
数の横リブ7gとこれらを連結する縦リブ7eとを設け、同
縦リブ7eが前記前面パネル4の端面と前記吸込グリル5
の横桟5aとの間に嵌合するようにした構成となってお
り、これによって、前記エアフィルタ7を、遊びが生じ
ないよう正確に取付できるようにした構造となる。
数の横リブ7gとこれらを連結する縦リブ7eとを設け、同
縦リブ7eが前記前面パネル4の端面と前記吸込グリル5
の横桟5aとの間に嵌合するようにした構成となってお
り、これによって、前記エアフィルタ7を、遊びが生じ
ないよう正確に取付できるようにした構造となる。
【0032】また、前記エアフィルタ7の縦リブ7eに、
前記前面パネル4に対向するテーパ部7fを設けたことに
より、前記前面パネル4の角部との干渉をなくし、同前
面パネル4の端面と前記吸込グリル5の横桟5aとの間に
前記縦リブ7fが円滑に嵌まり込むようになって、前記エ
アフィルタ7が正確に固定されるようにした構成となっ
ている。
前記前面パネル4に対向するテーパ部7fを設けたことに
より、前記前面パネル4の角部との干渉をなくし、同前
面パネル4の端面と前記吸込グリル5の横桟5aとの間に
前記縦リブ7fが円滑に嵌まり込むようになって、前記エ
アフィルタ7が正確に固定されるようにした構成となっ
ている。
【0033】また、前記エアフィルタ7の横リブ7gおよ
び縦リブ7eを、前記吸込グリル5の横桟5aおよび縦桟5
a' に連続させて設けた構成となっており、これによっ
て、前記エアフィルタ7の横リブ7gおよび縦リブ7eと、
前記吸込グリル5の横桟5aおよび縦桟5a' とを連続させ
たデザインになるため、外観性を損ねることがないよう
にした構造となり、また、前記横リブ7gに容易に掛けて
前記エアフィルタ7を容易に挿脱できるようにした構造
となっている。
び縦リブ7eを、前記吸込グリル5の横桟5aおよび縦桟5
a' に連続させて設けた構成となっており、これによっ
て、前記エアフィルタ7の横リブ7gおよび縦リブ7eと、
前記吸込グリル5の横桟5aおよび縦桟5a' とを連続させ
たデザインになるため、外観性を損ねることがないよう
にした構造となり、また、前記横リブ7gに容易に掛けて
前記エアフィルタ7を容易に挿脱できるようにした構造
となっている。
【0034】更に、前記横リブ7gおよび前記縦リブ7e
を、前記エアフィルタ7の枠体と一体的に形成したこと
により、寸法形状が正確に仕上げられるとともにコスト
的に有利な構成となっている。
を、前記エアフィルタ7の枠体と一体的に形成したこと
により、寸法形状が正確に仕上げられるとともにコスト
的に有利な構成となっている。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エアフィ
ルタを弾性により変形可能な構成にして、吸込グリルを
取り外すことなく容易に着脱できるようにするととも
に、前記エアフィルタを取り外すときに力を掛け過ぎて
も、前記エアフィルタや吸込グリルを白化や変形させる
ことのない空気調和機のエアフィルタ取付構造となる。
ルタを弾性により変形可能な構成にして、吸込グリルを
取り外すことなく容易に着脱できるようにするととも
に、前記エアフィルタを取り外すときに力を掛け過ぎて
も、前記エアフィルタや吸込グリルを白化や変形させる
ことのない空気調和機のエアフィルタ取付構造となる。
【図1】本発明によるエアフィルタ取付構造を備えた天
吊り型の空気調和機本体の側面図である。
吊り型の空気調和機本体の側面図である。
【図2】本発明によるエアフィルタ取付構造を備えた天
吊り型の空気調和機本体のエアフィルタを取り外した状
態を示す下面図である。
吊り型の空気調和機本体のエアフィルタを取り外した状
態を示す下面図である。
【図3】本発明によるエアフィルタ取付構造を備えた天
吊り型の空気調和機本体の要部断面図である。
吊り型の空気調和機本体の要部断面図である。
【図4】本発明によるエアフィルタ取付構造を備えた天
吊り型の空気調和機本体のエアフィルタを取り付けた状
態を示す下面図である。
吊り型の空気調和機本体のエアフィルタを取り付けた状
態を示す下面図である。
【図5】本発明によるエアフィルタ取付構造を備えた天
吊り型の空気調和機本体下面の透視図である。
吊り型の空気調和機本体下面の透視図である。
【図6】本発明による空気調和機のエアフィルタ取付構
造の要部説明図で、(A)は図3で示すAーA断面図で
あり、(B)は(A)で示すB部拡大図である。
造の要部説明図で、(A)は図3で示すAーA断面図で
あり、(B)は(A)で示すB部拡大図である。
【図7】図3に対応する要部拡大図である。
【図8】図6で示すBーB断面図である。
【図9】図3に対応する要部拡大図で、エアフィルタを
取り付けた状態を示す。
取り付けた状態を示す。
【図10】本発明による空気調和機のエアフィルタ取付
部構造の要部拡大図である。
部構造の要部拡大図である。
【図11】本発明による空気調和機のエアフィルタ取付
部構造の要部拡大図で、過大な力が加わり吸込グリルが
外れた状態を示す。
部構造の要部拡大図で、過大な力が加わり吸込グリルが
外れた状態を示す。
【図12】吸込グリルの係止部の要部拡大図で、(A)
は吸込グリルが取り付いた状態、(B)は吸込グリルが
外れた状態を示す。
は吸込グリルが取り付いた状態、(B)は吸込グリルが
外れた状態を示す。
【図13】本発明による空気調和機のエアフィルタ取付
構造に用いられるエアフィルタの斜視図である。
構造に用いられるエアフィルタの斜視図である。
【図14】図13で示すC部の拡大図である。
【図15】図13で示すD部の拡大図である。
【図16】本発明による空気調和機のエアフィルタ取付
構造に用いられるエアフィルタの側面図である。
構造に用いられるエアフィルタの側面図である。
【図17】本発明による空気調和機のエアフィルタ取付
構造に用いられるエアフィルタが弾性変形する状態を示
す側面図である。
構造に用いられるエアフィルタが弾性変形する状態を示
す側面図である。
1 天井吊下げ型の空気調和機本体 2 ケーシング 3 仕切板 4 前面パネル 5 吸込グリル 5a 横桟 5a' 縦桟 5b グリルリブ 5c 挿脱口 6 フィルタガイド 7 エアフィルタ 7a フィルタガイド受け部 7b 波形の断面形状のフィルタ取付部 7c 側壁 7d 折曲部 7e 縦リブ 7f テーパ部 7g 横リブ 8 吸込口 9 吹出口 10 ファンモータ 11 送風ファン 12 ファンケーシング 13 取付面 14 支持部 15 第一折曲片 16 第二折曲片 17 回動片 18 係脱片 19 延出部 20 係止孔 21 係止爪
Claims (14)
- 【請求項1】 ケーシング内を仕切板により熱交換器室
と送風機室とに区画し、これら送風機室および熱交換器
室に吸込口と吹出口とを設け、前記熱交換器室に熱交換
器を設け、前記送風機室の前記仕切板寄りにファンケー
シングに収容された送風機を設け、前記ファンケーシン
グの前面に前面パネルを装着するとともに、前記吸込口
に吸込グリルを付設してその内面側にエアフィルタを着
脱可能に取り付けるようにした空気調和機において、 前記吸込グリルは、平行な多数の横桟とこれらを連結す
る複数の縦桟とで構成され、前記仕切板の近傍に、前記
エアフィルタを前記吸込グリルの内面側に挿脱する挿脱
口を有し、前記吸込グリルの前記挿脱口と反対側に前記
ファンケーシングに回動自在に係止する係止部を設ける
一方、前記吸込グリルの前記挿脱口側に前記仕切板に係
脱可能に係止する係脱部を設け、 前記エアフィルタは、少なくとも両側にフィルタガイド
受け部およびフィルタ取付部を有し、前記挿脱口から挿
脱する挿脱方向に直交して弾性変形が可能な変形手段を
有した枠体と、前記フィルタ取付部に取り付けられるフ
ィルタとで構成され、 前記ケーシングに、前記挿脱口に連なり、前記フィルタ
ガイド受け部を前記吸込グリルの内面側に着脱可能に導
くフィルタガイドを設け、 前記エアフィルタを着脱可能に取り付ける際、同エアフ
ィルタを、前記挿脱口から挿入するとともに、弾性変形
させながら、前記フィルタガイドにより前記吸込グリル
の内面側に導いて取り付けるようにしたことを特徴とす
る空気調和機のエアフィルタ取付構造。 - 【請求項2】 前記吸込グリルの係脱部を、前記仕切板
の下端を略水平に延出した延出部に形成した係止孔と、
前記吸込グリルの上面に設け、前記係止孔に嵌合し、前
記係止孔の縁に引っ掛かり、先端を連結して互いに支持
しあう一対の係止爪とにより構成してなることを特徴と
する請求項1に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構
造。 - 【請求項3】 前記吸込グリルの係止部を、前記ファン
ケーシングの下端を略水平に延出した取付面の周縁から
少許離間した位置に前記取付面と略平行に折曲形成され
た支持部と、同支持部の先端を前記ファンケーシングの
取付面側に折曲した第一折曲片と、同第一折曲片から少
許離間し、該第一折曲片の反対側に切り起こしにより折
曲した第二折曲片と、前記吸込グリルの前記挿脱口と反
対側の端部に設け、前記支持部と前記第一折曲片とによ
り回動自在に枢支される回動片と、前記吸込グリルの裏
面の前記回動片から少許離間した位置に突設し、前記吸
込グリルの回動に対応して前記第二折曲片に係脱する係
脱片とにより構成してなることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構
造。 - 【請求項4】 前記変形手段が、弾性を有する合成樹脂
により帯状に形成された前記フィルタガイド受け部と、
同フィルタガイド受け部に下端部が接続されて波形の断
面形状に折曲形成された前記フィルタ取付部とで構成さ
れてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載
の空気調和機のエアフィルタ取付構造。 - 【請求項5】 前記挿脱口およびこれに対応する前記フ
ィルタガイドを複数に分割する一方、これら複数の挿脱
口およびフィルタガイドに対応して、前記エアフィルタ
を複数に分割したことを特徴とする請求項1乃至請求項
4に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構造。 - 【請求項6】 前記フィルタ取付部の波形状部は、同波
形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送風機にほ
ぼ対向する箇所の高さ寸法を先端部に比べて少許大きく
形成し、同波形状部に沿わせて前記フィルタを取り付け
るようにしたことを特徴とする請求項4または請求項5
に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構造。 - 【請求項7】 前記フィルタ取付部の波形状部は、同波
形状部に取り付けられる前記フィルタが前記送風機にほ
ぼ対向する箇所のピッチ寸法を先端部に比べて少許小さ
く形成し、同波形状部に沿わせて前記フィルタを取り付
けるようにしたことを特徴とする請求項4乃至請求項6
に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構造。 - 【請求項8】 前記フィルタガイドが、前記吸込グリル
の内面に形成したグリルリブに対向して設けられ、これ
らグリルリブおよびフィルタガイドの間に、前記フィル
タガイド受け部を挿脱可能に導くようにしたことを特徴
とする請求項1乃至請求項7に記載の空気調和機のエア
フィルタ取付構造。 - 【請求項9】 前記フィルタガイドが、前記ケーシング
および前記仕切板の間に架設されていることを特徴とす
る請求項1乃至請求項8に記載の空気調和機のエアフィ
ルタ取付構造。 - 【請求項10】 前記グリルリブが、前記挿脱口の周縁
に沿って設けられるとともに、前記吸込グリルの横桟に
対し鈍角状に形成されていることを特徴とする請求項8
または請求項9に記載の空気調和機のエアフィルタ取付
構造。 - 【請求項11】 前記グリルリブの先端部および前記フ
ィルタガイド間の隙間が、該隙間に挿脱可能に収容され
る前記フィルタガイド受け部よりも大きい寸法で形成さ
れる一方、前記エアフィルタの取外し時に前記グリルリ
ブと前記フィルタガイド受け部とを接触させた際、前記
吸込グリルの横桟と前記エアフィルタのフィルタとの間
に隙間を形成するようにしたことを特徴とする請求項1
0乃至請求項12に記載の空気調和機のエアフィルタ取
付構造。 - 【請求項12】 前記エアフィルタの基端部に、複数の
横リブとこれらを連結する縦リブとを設け、同縦リブが
前記前面パネルの端面と前記吸込グリルの横桟との間に
嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求
項11に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構造。 - 【請求項13】 前記エアフィルタの縦リブに、前記前
面パネルに対向するテーパ部を設けたことを特徴とする
請求項12に記載の空気調和機のエアフィルタ取付構
造。 - 【請求項14】 前記エアフィルタの横リブおよび縦リ
ブを、前記吸込グリルの横桟および縦桟に連続させて設
けたことを特徴とする請求項12または請求項13に記
載の空気調和機のエアフィルタ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10041787A JPH11237115A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 空気調和機のエアフィルタ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10041787A JPH11237115A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 空気調和機のエアフィルタ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11237115A true JPH11237115A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12618071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10041787A Pending JPH11237115A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 空気調和機のエアフィルタ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11237115A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1793177A2 (en) * | 2001-06-19 | 2007-06-06 | LG Electronics Inc. | Air conditioner |
KR100954047B1 (ko) | 2005-07-29 | 2010-04-20 | 캐리어 코포레이션 | 공기 조화 증발기 유닛 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576914U (ja) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 | ||
JPS6144120U (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-24 | 株式会社東芝 | 天吊形空気調和機 |
JPS61116914U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-23 | ||
JPH0450321U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-28 | ||
JPH0554927U (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-23 | 株式会社東芝 | 天井埋設型空気調和機 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP10041787A patent/JPH11237115A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576914U (ja) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 | ||
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JPH0554927U (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-23 | 株式会社東芝 | 天井埋設型空気調和機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1793177A2 (en) * | 2001-06-19 | 2007-06-06 | LG Electronics Inc. | Air conditioner |
EP1793177A3 (en) * | 2001-06-19 | 2007-06-27 | LG Electronics Inc. | Air conditioner |
KR100954047B1 (ko) | 2005-07-29 | 2010-04-20 | 캐리어 코포레이션 | 공기 조화 증발기 유닛 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060808 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061205 |