JP2004138309A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした空気調和機を提供する。
【解決手段】吸込グリル8を前方にスライドさせるガイド部7が、前記吸込グリル8の側部から垂下されてなるフランジ12に凹設された前後に延びるガイド溝13と、上面パネル6に設けられ、前記ガイド溝13にスライド自在に係合する突片14と、前記ガイド溝13に突設され、前記突片14に圧接して前記吸込グリル8を所定のスライド位置で保持する突出部13a とで構成されると共に、前記吸込グリル8の裏面側に装着されたエアフィルタが、スライドした前記吸込グリル8の前端下部から挿脱されるようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】吸込グリル8を前方にスライドさせるガイド部7が、前記吸込グリル8の側部から垂下されてなるフランジ12に凹設された前後に延びるガイド溝13と、上面パネル6に設けられ、前記ガイド溝13にスライド自在に係合する突片14と、前記ガイド溝13に突設され、前記突片14に圧接して前記吸込グリル8を所定のスライド位置で保持する突出部13a とで構成されると共に、前記吸込グリル8の裏面側に装着されたエアフィルタが、スライドした前記吸込グリル8の前端下部から挿脱されるようにした。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、本体の前面に設けられた吸込グリルを経て上記本体内に吸い込まれた室内空気がエアフィルタ、熱交換器、ファンをこの順に経て吹出口から室内に吹き出される壁掛形空気調和機において、上記吸込グリルにその上下方向に沿ってラックを設けるとともに上記本体に上記ラックと噛み合うピニオンギア及びこのピニオンギアを回転駆動するモータを設けることにより、メンテナンス時に上記吸込グリルを昇降させて上記吸込口を容易に開閉できるようにして、上記エアフィルタの着脱を容易に行なえるようにした発明が開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、上記吸込口を容易に開閉できるようにして、上記エアフィルタの着脱を容易に行なえるようにした上記の発明は、例えば図6で示すように本体の上下寸法を抑え、上面に設けた吸込口5に着脱可能に装着された吸込グリル(吸込パネル)8の裏面にエアフィルタ9が着脱可能に取り付けられ、天井面に近接して設置される所謂シーリングウォール型の空気調和機に対しては適用することができなかった。
【0004】
そのため、上記吸込グリルを、空気調和機本体の前部で上下に昇降させることができない構成でなる上記シーリングウォール型の空気調和機においては、前記吸込グリル(吸込パネル)8を前方の所定位置までスライドさせてガタ付かないように保持し、同吸込グリル(吸込パネル)8の前端下部から前記エアフィルタ9を挿脱できるようにすることが望まれていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−285318号公報(第1頁および第2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、熱交換機器および送風ファンを支持したベースと、同ベースの前面上部に設けられ、吸込桟を備えた後面部と、ガイド部により吸込グリルが前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口を備えた前面部とからなる上面パネルと、同上面パネルの裏面側に着脱可能に設けられたエアフィルタと、前記ベースの前面下部に設けられ、吹出口を備えた下面パネルとで構成され、
前記ガイド部が、前記吸込グリルの側部から垂下されてなるフランジに凹設された前後に延びるガイド溝と、前記上面パネルに設けられ、前記ガイド溝にスライド自在に係合する突片と、前記ガイド溝に突設され、前記突片に圧接して前記吸込グリルを所定のスライド位置で保持する突出部とで構成されると共に、前記エアフィルタが、スライドした前記吸込グリルの前端下部から挿脱されるようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記吸込桟の裏面および前記吸込口に、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟を設けると共に、前記吸込グリルと、前記ガイド部と、前記エアフィルタとが前記区画桟を介して左右に分割形成されてなる構成となっている。
【0009】
また、前記突出部を有するガイド溝を備えた前記フランジが、前記吸込グリルの両側部から垂下されてなる構成となっている。
【0010】
また、前記突出部の後方に、前記突片が離脱しないように規制するストッパが形成されてなる構成となっている。
【0011】
また、前記フランジに視認可能な押圧部を設け、同押圧部を手指で押圧して前記フランジを弾性変形させることにより、前記ガイド溝から前記突片を離脱させるようにしてなる構成となっている。
【0012】
更に、前記押圧部が、前記ガイド溝の下部に波状に形成されてなる構成となっている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を夫々示し、図2は本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を、(C)はエアフィルタを取り出す状態を夫々示し、図3は本発明による空気調和機の吸込グリルの斜視図であり、図4は本発明による空気調和機の吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す斜視図であり、図5は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す要部斜視図である。
【0014】
本発明による空気調和機は、図1(A)および図1(B)で示すように、熱交換機器1および送風ファン2を支持したベース3の前面上部に、吸込桟4aを備えた後面部4と、ガイド部7により吸込グリル8が前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口5を備えた前面部とからなる上面パネル6を装着すると共に、同上面パネル6の裏面側にエアフィルタ9を着脱可能に装着し、且つ前記ベース3の前面下部には、吹出口10を備えた下面パネル11を装着してなり、前記吸込口5から吸い込まれ前記熱交換機器1によって熱交換された空気を、前記送風ファン2により前記吹出口10から被空調室へ吹き出すようにしていた。
【0015】
このタイプの空気調和機は、被空調室の天井面に吊下げ設置されたり、または、壁面に据付け設置されるように構成されたシーリングウォール型と呼ばれるものであって、例えばメンテナンス時には、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく、前記エアフィルタ9を容易に取り外せるようにすることが望まれていた。
【0016】
そこで、本発明における前記吸込グリル8は、前記上面パネル6の吸込口5に前後にスライド可能に装着されると共に、前方の所定の位置までスライドしてガタ付かないように保持された前記吸込グリル8の前端下部から、前記エアフィルタ9が、前記吸込グリル8の前端下部から容易に挿脱されるようにした構成となっている。
【0017】
また、図2(B)および図2(C)で示すように、前記吸込桟4aの背面および前記吸込口5に、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟15を設けると共に、前記吸込グリル8と、前記ガイド部7と、前記エアフィルタ9とが前記区画桟15を介して左右に分割形成された構成となっている。
【0018】
ここで、前記ガイド部7の構成について詳細に説明する。
前記ガイド部7は、図3乃至図5で示すように、前記吸込グリル8の側部から垂下されてなるフランジ12に凹設された前後に延びるガイド溝13と、前記上面パネル6に設けられ、前記ガイド溝13にスライド自在に係合する突片14と、前記ガイド溝13に突設され、前記突片14に圧接して前記吸込グリル8を所定のスライド位置で保持する突出部13a とで構成されると共に、前記エアフィルタ9は、スライドした前記吸込グリル8の前端下部から挿脱されるようにした構成となっている。
【0019】
上記の構成により、次にその動作について説明する。
例えばメンテナンス時には、図1(A)および図2(A)で示すように、前記吸込グリル8を前記吸込口5に装着している状態では、図4および図5で示すような前記吸込グリル8に設けられた係止爪17a が前記上面パネル6に設けられた係止部17b に係止している。
【0020】
そしてメンテナンス時には、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく前記エアフィルタ9を取り外す際、図1(B)と、図2(B)および図2(C)とで示すように、前記吸込グリル8を前記ガイド部7のガイド溝13に沿わせて前方にスライドさせ、所定の位置で前記突出部13a を前記突片14に圧接させてガタ付かないように保持した状態にし、該吸込グリル8の前端下部から矢印で示すように取り外すことができるので作業性がよくなる。
【0021】
なお、前記突出部13a を有するガイド溝13を備えた前記フランジ12が、前記吸込グリル8の両側部から垂下されてなる構成となっているので、前記吸込グリル8の両側部のガイド溝13を、これに対応する前記突片14により円滑にスライドさせるように支持できるようになり、また、前記吸込グリル8の両側部の突出部13a に前記突片14を夫々圧接させて前記吸込グリル8をガタ付かせることなく正確に保持できるようになっている。
【0022】
また、前記突出部13a の後方には、前記突片14が離脱しないように規制するストッパ13b が形成されているので、前記突出部13a を前記突片14よりも前方に位置させた場合であっても、前記ガイド溝13から前記突片14が離脱しないようになって前記吸込グリル8が落下してしまうことがない。
【0023】
そして、前記吸込グリル8を前記上面パネル6から意図的に取り外したい場合には、前記フランジ12に凹設された前記ガイド溝13の下部近傍の押圧部16を手指で押圧し、前記フランジ12を弾性変形させることにより、前記ガイド溝13から前記突片14を離脱させるようにしている。
【0024】
その際、前記押圧部16は、前記ガイド溝13の下部に波状に形成された構成になっているので、手指の先端を当て押圧することによって、前記フランジ12を効果的に弾性変形させることができる位置を正確に視認できるようになり、また、同押圧部16が波状に形成されていることによって押圧時にスリップしない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す。
【図2】本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示し、(C)はエアフィルタを取り出す状態を示す。
【図3】本発明による空気調和機の吸込グリルの斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す要部斜視図である。
【図6】従来例による空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 送風ファン
3 ベース
4 後面部
4a 吸込桟
5 吸込口
6 上面パネル
7 ガイド部
8 吸込グリル
9 エアフィルタ
10 吹出口
11 下面パネル
12 フランジ
13 ガイド溝
13a 突出部
13b ストッパ
14 突片
15 区画桟
16 押圧部
17a 係止爪
17b 係止部
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、本体の前面に設けられた吸込グリルを経て上記本体内に吸い込まれた室内空気がエアフィルタ、熱交換器、ファンをこの順に経て吹出口から室内に吹き出される壁掛形空気調和機において、上記吸込グリルにその上下方向に沿ってラックを設けるとともに上記本体に上記ラックと噛み合うピニオンギア及びこのピニオンギアを回転駆動するモータを設けることにより、メンテナンス時に上記吸込グリルを昇降させて上記吸込口を容易に開閉できるようにして、上記エアフィルタの着脱を容易に行なえるようにした発明が開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、上記吸込口を容易に開閉できるようにして、上記エアフィルタの着脱を容易に行なえるようにした上記の発明は、例えば図6で示すように本体の上下寸法を抑え、上面に設けた吸込口5に着脱可能に装着された吸込グリル(吸込パネル)8の裏面にエアフィルタ9が着脱可能に取り付けられ、天井面に近接して設置される所謂シーリングウォール型の空気調和機に対しては適用することができなかった。
【0004】
そのため、上記吸込グリルを、空気調和機本体の前部で上下に昇降させることができない構成でなる上記シーリングウォール型の空気調和機においては、前記吸込グリル(吸込パネル)8を前方の所定位置までスライドさせてガタ付かないように保持し、同吸込グリル(吸込パネル)8の前端下部から前記エアフィルタ9を挿脱できるようにすることが望まれていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−285318号公報(第1頁および第2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、熱交換機器および送風ファンを支持したベースと、同ベースの前面上部に設けられ、吸込桟を備えた後面部と、ガイド部により吸込グリルが前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口を備えた前面部とからなる上面パネルと、同上面パネルの裏面側に着脱可能に設けられたエアフィルタと、前記ベースの前面下部に設けられ、吹出口を備えた下面パネルとで構成され、
前記ガイド部が、前記吸込グリルの側部から垂下されてなるフランジに凹設された前後に延びるガイド溝と、前記上面パネルに設けられ、前記ガイド溝にスライド自在に係合する突片と、前記ガイド溝に突設され、前記突片に圧接して前記吸込グリルを所定のスライド位置で保持する突出部とで構成されると共に、前記エアフィルタが、スライドした前記吸込グリルの前端下部から挿脱されるようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記吸込桟の裏面および前記吸込口に、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟を設けると共に、前記吸込グリルと、前記ガイド部と、前記エアフィルタとが前記区画桟を介して左右に分割形成されてなる構成となっている。
【0009】
また、前記突出部を有するガイド溝を備えた前記フランジが、前記吸込グリルの両側部から垂下されてなる構成となっている。
【0010】
また、前記突出部の後方に、前記突片が離脱しないように規制するストッパが形成されてなる構成となっている。
【0011】
また、前記フランジに視認可能な押圧部を設け、同押圧部を手指で押圧して前記フランジを弾性変形させることにより、前記ガイド溝から前記突片を離脱させるようにしてなる構成となっている。
【0012】
更に、前記押圧部が、前記ガイド溝の下部に波状に形成されてなる構成となっている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を夫々示し、図2は本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を、(C)はエアフィルタを取り出す状態を夫々示し、図3は本発明による空気調和機の吸込グリルの斜視図であり、図4は本発明による空気調和機の吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す斜視図であり、図5は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す要部斜視図である。
【0014】
本発明による空気調和機は、図1(A)および図1(B)で示すように、熱交換機器1および送風ファン2を支持したベース3の前面上部に、吸込桟4aを備えた後面部4と、ガイド部7により吸込グリル8が前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口5を備えた前面部とからなる上面パネル6を装着すると共に、同上面パネル6の裏面側にエアフィルタ9を着脱可能に装着し、且つ前記ベース3の前面下部には、吹出口10を備えた下面パネル11を装着してなり、前記吸込口5から吸い込まれ前記熱交換機器1によって熱交換された空気を、前記送風ファン2により前記吹出口10から被空調室へ吹き出すようにしていた。
【0015】
このタイプの空気調和機は、被空調室の天井面に吊下げ設置されたり、または、壁面に据付け設置されるように構成されたシーリングウォール型と呼ばれるものであって、例えばメンテナンス時には、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく、前記エアフィルタ9を容易に取り外せるようにすることが望まれていた。
【0016】
そこで、本発明における前記吸込グリル8は、前記上面パネル6の吸込口5に前後にスライド可能に装着されると共に、前方の所定の位置までスライドしてガタ付かないように保持された前記吸込グリル8の前端下部から、前記エアフィルタ9が、前記吸込グリル8の前端下部から容易に挿脱されるようにした構成となっている。
【0017】
また、図2(B)および図2(C)で示すように、前記吸込桟4aの背面および前記吸込口5に、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟15を設けると共に、前記吸込グリル8と、前記ガイド部7と、前記エアフィルタ9とが前記区画桟15を介して左右に分割形成された構成となっている。
【0018】
ここで、前記ガイド部7の構成について詳細に説明する。
前記ガイド部7は、図3乃至図5で示すように、前記吸込グリル8の側部から垂下されてなるフランジ12に凹設された前後に延びるガイド溝13と、前記上面パネル6に設けられ、前記ガイド溝13にスライド自在に係合する突片14と、前記ガイド溝13に突設され、前記突片14に圧接して前記吸込グリル8を所定のスライド位置で保持する突出部13a とで構成されると共に、前記エアフィルタ9は、スライドした前記吸込グリル8の前端下部から挿脱されるようにした構成となっている。
【0019】
上記の構成により、次にその動作について説明する。
例えばメンテナンス時には、図1(A)および図2(A)で示すように、前記吸込グリル8を前記吸込口5に装着している状態では、図4および図5で示すような前記吸込グリル8に設けられた係止爪17a が前記上面パネル6に設けられた係止部17b に係止している。
【0020】
そしてメンテナンス時には、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく前記エアフィルタ9を取り外す際、図1(B)と、図2(B)および図2(C)とで示すように、前記吸込グリル8を前記ガイド部7のガイド溝13に沿わせて前方にスライドさせ、所定の位置で前記突出部13a を前記突片14に圧接させてガタ付かないように保持した状態にし、該吸込グリル8の前端下部から矢印で示すように取り外すことができるので作業性がよくなる。
【0021】
なお、前記突出部13a を有するガイド溝13を備えた前記フランジ12が、前記吸込グリル8の両側部から垂下されてなる構成となっているので、前記吸込グリル8の両側部のガイド溝13を、これに対応する前記突片14により円滑にスライドさせるように支持できるようになり、また、前記吸込グリル8の両側部の突出部13a に前記突片14を夫々圧接させて前記吸込グリル8をガタ付かせることなく正確に保持できるようになっている。
【0022】
また、前記突出部13a の後方には、前記突片14が離脱しないように規制するストッパ13b が形成されているので、前記突出部13a を前記突片14よりも前方に位置させた場合であっても、前記ガイド溝13から前記突片14が離脱しないようになって前記吸込グリル8が落下してしまうことがない。
【0023】
そして、前記吸込グリル8を前記上面パネル6から意図的に取り外したい場合には、前記フランジ12に凹設された前記ガイド溝13の下部近傍の押圧部16を手指で押圧し、前記フランジ12を弾性変形させることにより、前記ガイド溝13から前記突片14を離脱させるようにしている。
【0024】
その際、前記押圧部16は、前記ガイド溝13の下部に波状に形成された構成になっているので、手指の先端を当て押圧することによって、前記フランジ12を効果的に弾性変形させることができる位置を正確に視認できるようになり、また、同押圧部16が波状に形成されていることによって押圧時にスリップしない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本体上面の吸込グリルを前方の所定の位置までスライドさせて保持し、その前端下部からエアフィルタを挿脱できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す。
【図2】本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示し、(C)はエアフィルタを取り出す状態を示す。
【図3】本発明による空気調和機の吸込グリルの斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す要部斜視図である。
【図6】従来例による空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 送風ファン
3 ベース
4 後面部
4a 吸込桟
5 吸込口
6 上面パネル
7 ガイド部
8 吸込グリル
9 エアフィルタ
10 吹出口
11 下面パネル
12 フランジ
13 ガイド溝
13a 突出部
13b ストッパ
14 突片
15 区画桟
16 押圧部
17a 係止爪
17b 係止部
Claims (6)
- 熱交換機器および送風ファンを支持したベースと、同ベースの前面上部に設けられ、吸込桟を備えた後面部と、ガイド部により吸込グリルが前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口を備えた前面部とからなる上面パネルと、同上面パネルの裏面側に着脱可能に設けられたエアフィルタと、前記ベースの前面下部に設けられ、吹出口を備えた下面パネルとで構成され、
前記ガイド部が、前記吸込グリルの側部から垂下されてなるフランジに凹設された前後に延びるガイド溝と、前記上面パネルに設けられ、前記ガイド溝にスライド自在に係合する突片と、前記ガイド溝に突設され、前記突片に圧接して前記吸込グリルを所定のスライド位置で保持する突出部とで構成されると共に、前記エアフィルタが、スライドした前記吸込グリルの前端下部から挿脱されるようにしてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記吸込桟の裏面および前記吸込口に、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟を設けると共に、前記吸込グリルと、前記ガイド部と、前記エアフィルタとが前記区画桟を介して左右に分割形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記突出部を有するガイド溝を備えた前記フランジが、前記吸込グリルの両側部から垂下されてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記突出部の後方に、前記突片が離脱しないように規制するストッパが形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記フランジに視認可能な押圧部を設け、同押圧部を手指で押圧して前記フランジを弾性変形させることにより、前記ガイド溝から前記突片を離脱させるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記押圧部が、前記ガイド溝の下部に波状に形成されてなることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
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---|---|---|---|
JP2002302957A JP2004138309A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 空気調和機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002302957A JP2004138309A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 空気調和機 |
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---|---|
JP (1) | JP2004138309A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20070044300A (ko) * | 2005-10-24 | 2007-04-27 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 실내기의 흡입패널 개폐구조 |
CN108758805A (zh) * | 2017-09-26 | 2018-11-06 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调室内机和空调器 |
CN112696735A (zh) * | 2019-10-23 | 2021-04-23 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调内机 |
WO2021086167A1 (en) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | Panasonic Appliances Air-Conditioning Malaysia Sdn. Bhd. | Air conditioner with detachable housing |
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-
2002
- 2002-10-17 JP JP2002302957A patent/JP2004138309A/ja active Pending
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