JP2004138310A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした空気調和機を提供する。
【解決手段】本体上面の吸込口に備えた吸込グリル8の裏面に、前端側を拡開してエアフィルタ9を挿脱する挿脱口8aを備え、前記エアフィルタ9に設けられた凸部9aが係脱可能に係合する凹状の係合部8bを備えたフィルタガイド部8cが形成されてなる構成にした。
【選択図】 図6
【解決手段】本体上面の吸込口に備えた吸込グリル8の裏面に、前端側を拡開してエアフィルタ9を挿脱する挿脱口8aを備え、前記エアフィルタ9に設けられた凸部9aが係脱可能に係合する凹状の係合部8bを備えたフィルタガイド部8cが形成されてなる構成にした。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、被調和室内の空気を取り込む吸込パネル、この空気に含まれる粉塵を取り除くエアフィルタ、このエアフィルタを着脱自在に保持すると共に昇降自在に駆動する昇降着脱機構、エアフィルタで粉塵を除去された空気を調温/調湿する熱交換器、この調温/調湿された空気を被調和室へ吹出口を介して供給する送風ファンを備えた空気調和機において、昇降着脱機構の裏面にエアフィルタからの空気の温度等を検出するセンサー部を着脱自在に備えた構成でなる発明が開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
上記構成でなる発明は、例えば特開平8−285318号公報で開示されているように、空気調和機の吸込パネルの内部に着脱自在にエアフィルタを備え、更にその吸込パネルの上下方向にラックを設けると共に室内機の本体にラックと噛み合うピニオン及びこのピニオンを回転駆動するモータを設けることにより、エアフィルタが汚れたときには、吸込パネルを下部に降下してエアフィルタを着脱/清掃することができる一方、吸込パネルを昇降する構造となっているため、空気の温度等を検出するセンサー部が別に設けていたという点を考慮して、エアフィルタを安全、容易に清掃できるようにする昇降着脱機構を備えると共にこの昇降着脱機構に制御性の良いセンサー部を備えたものであった。
【0004】
しかしながら、図8で示すように、例えば本体の上下寸法を抑え、上面に設けた吸込口5aに着脱可能に装着された吸込グリル(吸込パネル)8の裏面にエアフィルタ9が着脱可能に取り付けられた所謂シーリングウォール型の空気調和機においては、上記昇降着脱機構や上記センサー部を設けることなく、手作業により前記吸込グリル(吸込パネル)8を取り外して前記吸込口5aを開放することにより、前記エアフィルタ9を容易に、且つ正確に着脱できるようにすることが望まれていた。
【0005】
すなわち、図8で示すような上記シーリングウォール型の空気調和機は、被空調室の天井面に吊下げ設置されたり、または、壁面に据付け設置されるように構成されていることから、例えば前記エアフィルタ9の清掃時には、被空調室の天井面に近接する前記吸込グリル(吸込パネル)8を取り外す必要があるため作業性が悪くなってしまったり、または、前記エアフィルタ9が嵌め合いによって前記上面パネル6に着脱されるようになっている場合には、嵌め合い箇所も多いことから着脱することが困難であるという問題点を有していた。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−336812号公報(第5頁、第2図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、熱交換機器および送風ファンを支持したベースと、同ベースの前面上部に設けられ、吸込桟を備えた後面部と、ガイド部により吸込グリルが前後にスライド可能に、または後端部両側に設けられた枢支部により回動可能に装着される吸込口を備えた前面部とからなる上面パネルと、前記吸込グリルおよび前記上面パネルの裏面側に着脱可能に装着されたエアフィルタと、前記ベースの前面下部に設けられ、吹出口を備えた下面パネルとで構成され、
前記吸込グリルの裏面に、前端側を拡開して前記エアフィルタを挿脱する挿脱口を備え、前記エアフィルタに設けられた凸部が係脱可能に係合する凹状の係合部を備えたフィルタガイド部が形成されてなる構成となっている。
【0009】
また、前記凸部が円柱状に形成される一方、前記係合部が前記フィルタガイド部に連続形成され、弾性変形しながら前記凸部に係合する係合片からなる構成となっている。
【0010】
また、前記係合片が、前記凸部の外周面に対応して曲面状に形成されてなる構成となっている。
【0011】
更に、前記係合片が、前記凸部に圧接するように形成されてなる構成となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を夫々示し、図2は本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を、(C)はフィルタを取り出す状態を夫々示し、図3は本発明による空気調和機の要部分解斜視図であり、図4は本発明による空気調和機の吸込グリルを上方に回動した状態を示す斜視図であり、図5は上方に回動した吸込グリルの要部斜視図であり、図6はエアフィルタを取り付けた状態を示す吸込グリルの説明図で、(A)は背面側斜視図、(B)は(A)で示すD部の拡大図であり、図7は吸込グリルの背面側斜視図である。
【0013】
本発明による空気調和機は、図1(A)および図1(B)で示すように、熱交換機器1および送風ファン2を支持したベース3の前面上部に、吸込桟4aを備えた後面部4と、ガイド部7により吸込グリル8が前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口5aを備えた前面部5とからなる上面パネル6を装着すると共に、同上面パネル6の裏面側にエアフィルタ9を着脱可能に装着し、且つ前記ベース3の前面下部には、吹出口10を備えた下面パネル11を装着してなり、前記吸込口5aから吸い込まれ前記熱交換機器1によって熱交換された空気を、前記送風ファン2により前記吹出口10から被空調室へ吹き出すようにしていた。
【0014】
このタイプの空気調和機は、被空調室の天井面に吊下げ設置されたり、または、壁面に据付け設置されるように構成された所謂シーリングウオールタイプと呼ばれるものであって、例えばメンテナンス時には、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく、前記エアフィルタ9を容易に取り外せるようにすることが望まれていた。
【0015】
そこで、本発明における前記吸込グリル8は、図1(A)の矢印Aおよび図4で示すように、同吸込グリル8の後端部両側を枢支する枢支部A’により回動可能に装着されると共に、前記エアフィルタ9が、開放された前記吸込口5aから挿脱されるようにした構成となっている。
【0016】
その際、前記吸込グリル8は、図1(A)で示すように、前端部を下方に傾斜させた前記上面パネル6の前部に装着されているので、上部の空間を大きく占有しないで前記吸込口5aを効果的に開放するように回動できる。
【0017】
または、本発明における前記吸込グリル8は、図1(B)の矢印Bと、図2(A)乃至図2(C)と、図3とで示すように、前記上面パネル6の吸込口5aにガイド部7により前後にスライド可能に装着されると共に、前記エアフィルタ9が、前方にスライドさせた前記吸込グリル8の前端下部から挿脱されるようにしてもよい。
【0018】
その場合、図3で示すように、前記吸込桟4aの背面および前記吸込口5aに、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟12を設けると共に、前記吸込グリル8と、前記ガイド部7と、前記エアフィルタ9とが前記区画桟12を介して左右に分割形成された構成となっており、前記ガイド部7は、前記吸込桟4aの背面側および前記吸込口5aに夫々設けられたレール13と、同レール13に対応して前記吸込グリル8の両側部に設けられたガイド片14とからなる構成となっている。
【0019】
そして、前記吸込グリル8の裏面には、図5と、図6(A)および図6(B)と、図7とで示すように、前端側を拡開して前記エアフィルタ9を挿脱する挿脱口8aを備え、前記エアフィルタ9に設けられた円柱状の凸部9aが係脱可能に係合する凹状の係合部8bを備えたフィルタガイド部8cが連続形成されている。
【0020】
上記の構成により、次にその動作について説明する。
例えばメンテナンス時には、図1(A)および図2(A)で示すように、前記吸込グリル8が前記吸込口5aに装着されている状態で、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく前記エアフィルタ9を取り外す際、同吸込グリル8を、図1(A)で示す矢印Aおよび図4のように上方に回動させて取り外すようにし、または、前記吸込グリル8を図1(B)で示す矢印Bのように前方にスライドさせ、その前端下部から図2(C)で示すように取り外すことができるのでメンテナンス時の作業性がよくなる。
【0021】
また、前記フィルタガイド部8cに連続形成された係合部8bは、前記エアフィルタ9に連続形成された円柱状の凸部9aに対応して、同凸部9aの外周面に弾性変形しながら隙間なく係合する曲面状の係合片からなる構成となっており、これによって、前記凸部9aが前記係合部8bに円滑に、且つ正確に係合されるようになっている。
【0022】
なお、前記フィルタガイド部8cに連続形成された係合部8bは、図6(A)および図7で示すように、前記フィルタガイド部8cとの間に切除部Cが形成されているので、前記円柱状の凸部9aに係脱自在に係合するとき効果的に弾性変形できるようになっている。
【0023】
また、前記係合部8bは、前記凸部9aに対しこれを圧接するように係合するように形成されることにより、前記エアフィルタ9をガタつかせないよう強固に保持できるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す。
【図2】本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示し、(C)はフィルタを取り出す着脱状態を示す。
【図3】本発明による空気調和機の要部分解斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の吸込グリルを上方に回動した状態を示す斜視図である。
【図5】上方に回動した吸込グリルの要部斜視図である。
【図6】本発明による空気調和機のエアフィルタを取り付けた状態を示す吸込グリルの説明図で、(A)は背面側斜視図であり、(B)は(A)で示すD部の拡大図である。
【図7】本発明による空気調和機の吸込グリルの背面側斜視図である。
【図8】従来例による空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 送風ファン
3 ベース
4 後面部
4a 吸込桟
4b 補助ガイド部
5 吸込桟
5a 吸込口
6 上面パネル
7 ガイド部
8 吸込グリル
8a 挿脱口
8b 係合部
8c フィルタガイド部
9 エアフィルタ
9a 凸部
10 吹出口
11 下面パネル
12 区画桟
13 レール
14 ガイド片
A’ 枢支部
C 切除部
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、被調和室内の空気を取り込む吸込パネル、この空気に含まれる粉塵を取り除くエアフィルタ、このエアフィルタを着脱自在に保持すると共に昇降自在に駆動する昇降着脱機構、エアフィルタで粉塵を除去された空気を調温/調湿する熱交換器、この調温/調湿された空気を被調和室へ吹出口を介して供給する送風ファンを備えた空気調和機において、昇降着脱機構の裏面にエアフィルタからの空気の温度等を検出するセンサー部を着脱自在に備えた構成でなる発明が開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
上記構成でなる発明は、例えば特開平8−285318号公報で開示されているように、空気調和機の吸込パネルの内部に着脱自在にエアフィルタを備え、更にその吸込パネルの上下方向にラックを設けると共に室内機の本体にラックと噛み合うピニオン及びこのピニオンを回転駆動するモータを設けることにより、エアフィルタが汚れたときには、吸込パネルを下部に降下してエアフィルタを着脱/清掃することができる一方、吸込パネルを昇降する構造となっているため、空気の温度等を検出するセンサー部が別に設けていたという点を考慮して、エアフィルタを安全、容易に清掃できるようにする昇降着脱機構を備えると共にこの昇降着脱機構に制御性の良いセンサー部を備えたものであった。
【0004】
しかしながら、図8で示すように、例えば本体の上下寸法を抑え、上面に設けた吸込口5aに着脱可能に装着された吸込グリル(吸込パネル)8の裏面にエアフィルタ9が着脱可能に取り付けられた所謂シーリングウォール型の空気調和機においては、上記昇降着脱機構や上記センサー部を設けることなく、手作業により前記吸込グリル(吸込パネル)8を取り外して前記吸込口5aを開放することにより、前記エアフィルタ9を容易に、且つ正確に着脱できるようにすることが望まれていた。
【0005】
すなわち、図8で示すような上記シーリングウォール型の空気調和機は、被空調室の天井面に吊下げ設置されたり、または、壁面に据付け設置されるように構成されていることから、例えば前記エアフィルタ9の清掃時には、被空調室の天井面に近接する前記吸込グリル(吸込パネル)8を取り外す必要があるため作業性が悪くなってしまったり、または、前記エアフィルタ9が嵌め合いによって前記上面パネル6に着脱されるようになっている場合には、嵌め合い箇所も多いことから着脱することが困難であるという問題点を有していた。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−336812号公報(第5頁、第2図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、熱交換機器および送風ファンを支持したベースと、同ベースの前面上部に設けられ、吸込桟を備えた後面部と、ガイド部により吸込グリルが前後にスライド可能に、または後端部両側に設けられた枢支部により回動可能に装着される吸込口を備えた前面部とからなる上面パネルと、前記吸込グリルおよび前記上面パネルの裏面側に着脱可能に装着されたエアフィルタと、前記ベースの前面下部に設けられ、吹出口を備えた下面パネルとで構成され、
前記吸込グリルの裏面に、前端側を拡開して前記エアフィルタを挿脱する挿脱口を備え、前記エアフィルタに設けられた凸部が係脱可能に係合する凹状の係合部を備えたフィルタガイド部が形成されてなる構成となっている。
【0009】
また、前記凸部が円柱状に形成される一方、前記係合部が前記フィルタガイド部に連続形成され、弾性変形しながら前記凸部に係合する係合片からなる構成となっている。
【0010】
また、前記係合片が、前記凸部の外周面に対応して曲面状に形成されてなる構成となっている。
【0011】
更に、前記係合片が、前記凸部に圧接するように形成されてなる構成となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を夫々示し、図2は本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を、(C)はフィルタを取り出す状態を夫々示し、図3は本発明による空気調和機の要部分解斜視図であり、図4は本発明による空気調和機の吸込グリルを上方に回動した状態を示す斜視図であり、図5は上方に回動した吸込グリルの要部斜視図であり、図6はエアフィルタを取り付けた状態を示す吸込グリルの説明図で、(A)は背面側斜視図、(B)は(A)で示すD部の拡大図であり、図7は吸込グリルの背面側斜視図である。
【0013】
本発明による空気調和機は、図1(A)および図1(B)で示すように、熱交換機器1および送風ファン2を支持したベース3の前面上部に、吸込桟4aを備えた後面部4と、ガイド部7により吸込グリル8が前後にスライド可能に、且つ着脱可能に装着される吸込口5aを備えた前面部5とからなる上面パネル6を装着すると共に、同上面パネル6の裏面側にエアフィルタ9を着脱可能に装着し、且つ前記ベース3の前面下部には、吹出口10を備えた下面パネル11を装着してなり、前記吸込口5aから吸い込まれ前記熱交換機器1によって熱交換された空気を、前記送風ファン2により前記吹出口10から被空調室へ吹き出すようにしていた。
【0014】
このタイプの空気調和機は、被空調室の天井面に吊下げ設置されたり、または、壁面に据付け設置されるように構成された所謂シーリングウオールタイプと呼ばれるものであって、例えばメンテナンス時には、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく、前記エアフィルタ9を容易に取り外せるようにすることが望まれていた。
【0015】
そこで、本発明における前記吸込グリル8は、図1(A)の矢印Aおよび図4で示すように、同吸込グリル8の後端部両側を枢支する枢支部A’により回動可能に装着されると共に、前記エアフィルタ9が、開放された前記吸込口5aから挿脱されるようにした構成となっている。
【0016】
その際、前記吸込グリル8は、図1(A)で示すように、前端部を下方に傾斜させた前記上面パネル6の前部に装着されているので、上部の空間を大きく占有しないで前記吸込口5aを効果的に開放するように回動できる。
【0017】
または、本発明における前記吸込グリル8は、図1(B)の矢印Bと、図2(A)乃至図2(C)と、図3とで示すように、前記上面パネル6の吸込口5aにガイド部7により前後にスライド可能に装着されると共に、前記エアフィルタ9が、前方にスライドさせた前記吸込グリル8の前端下部から挿脱されるようにしてもよい。
【0018】
その場合、図3で示すように、前記吸込桟4aの背面および前記吸込口5aに、前後に延びてこれらを左右に区画する区画桟12を設けると共に、前記吸込グリル8と、前記ガイド部7と、前記エアフィルタ9とが前記区画桟12を介して左右に分割形成された構成となっており、前記ガイド部7は、前記吸込桟4aの背面側および前記吸込口5aに夫々設けられたレール13と、同レール13に対応して前記吸込グリル8の両側部に設けられたガイド片14とからなる構成となっている。
【0019】
そして、前記吸込グリル8の裏面には、図5と、図6(A)および図6(B)と、図7とで示すように、前端側を拡開して前記エアフィルタ9を挿脱する挿脱口8aを備え、前記エアフィルタ9に設けられた円柱状の凸部9aが係脱可能に係合する凹状の係合部8bを備えたフィルタガイド部8cが連続形成されている。
【0020】
上記の構成により、次にその動作について説明する。
例えばメンテナンス時には、図1(A)および図2(A)で示すように、前記吸込グリル8が前記吸込口5aに装着されている状態で、被空調室の天井面に近接した前記吸込グリル8を取り外すことなく前記エアフィルタ9を取り外す際、同吸込グリル8を、図1(A)で示す矢印Aおよび図4のように上方に回動させて取り外すようにし、または、前記吸込グリル8を図1(B)で示す矢印Bのように前方にスライドさせ、その前端下部から図2(C)で示すように取り外すことができるのでメンテナンス時の作業性がよくなる。
【0021】
また、前記フィルタガイド部8cに連続形成された係合部8bは、前記エアフィルタ9に連続形成された円柱状の凸部9aに対応して、同凸部9aの外周面に弾性変形しながら隙間なく係合する曲面状の係合片からなる構成となっており、これによって、前記凸部9aが前記係合部8bに円滑に、且つ正確に係合されるようになっている。
【0022】
なお、前記フィルタガイド部8cに連続形成された係合部8bは、図6(A)および図7で示すように、前記フィルタガイド部8cとの間に切除部Cが形成されているので、前記円柱状の凸部9aに係脱自在に係合するとき効果的に弾性変形できるようになっている。
【0023】
また、前記係合部8bは、前記凸部9aに対しこれを圧接するように係合するように形成されることにより、前記エアフィルタ9をガタつかせないよう強固に保持できるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、本体上面の吸込口に備えた吸込グリルを上方に回動させ、または前方にスライドさせてエアフィルタを円滑に挿脱できるようにすると共に、吸込グリルの裏面に連続形成されたフィルタガイド部に挿入したエアフィルタを容易に、且つ正確に位置決めして保持できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の断面図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示す。
【図2】本発明による空気調和機の斜視図で、(A)は吸込グリルを装着した状態を示し、(B)は吸込グリルを前方にスライドさせた状態を示し、(C)はフィルタを取り出す着脱状態を示す。
【図3】本発明による空気調和機の要部分解斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の吸込グリルを上方に回動した状態を示す斜視図である。
【図5】上方に回動した吸込グリルの要部斜視図である。
【図6】本発明による空気調和機のエアフィルタを取り付けた状態を示す吸込グリルの説明図で、(A)は背面側斜視図であり、(B)は(A)で示すD部の拡大図である。
【図7】本発明による空気調和機の吸込グリルの背面側斜視図である。
【図8】従来例による空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 送風ファン
3 ベース
4 後面部
4a 吸込桟
4b 補助ガイド部
5 吸込桟
5a 吸込口
6 上面パネル
7 ガイド部
8 吸込グリル
8a 挿脱口
8b 係合部
8c フィルタガイド部
9 エアフィルタ
9a 凸部
10 吹出口
11 下面パネル
12 区画桟
13 レール
14 ガイド片
A’ 枢支部
C 切除部
Claims (4)
- 熱交換機器および送風ファンを支持したベースと、同ベースの前面上部に設けられ、吸込桟を備えた後面部と、ガイド部により吸込グリルが前後にスライド可能に、または後端部両側に設けられた枢支部により回動可能に装着される吸込口を備えた前面部とからなる上面パネルと、前記吸込グリルおよび前記上面パネルの裏面側に着脱可能に装着されたエアフィルタと、前記ベースの前面下部に設けられ、吹出口を備えた下面パネルとで構成され、
前記吸込グリルの裏面に、前端側を拡開して前記エアフィルタを挿脱する挿脱口を備え、前記エアフィルタに設けられた凸部が係脱可能に係合する凹状の係合部を備えたフィルタガイド部が形成されてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記凸部が円柱状に形成される一方、前記係合部が前記フィルタガイド部に連続形成され、弾性変形しながら前記凸部に係合する係合片からなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記係合片が、前記凸部の外周面に対応して曲面状に形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記係合片が、前記凸部に圧接するように形成されてなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002302958A JP2004138310A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002302958A JP2004138310A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 空気調和機 |
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