JP5093152B2 - 浴室換気乾燥暖房機 - Google Patents

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本発明は、浴室の換気や暖房、衣類乾燥に好適な浴室換気乾燥暖房機に関するものである。
ユニットバスなどの普及に合わせ、浴室に設置され快適性の向上をはかる換気や暖房、さらには浴室を利用し、乾燥雰囲気にすることにより衣類乾燥を行う浴室換気乾燥暖房機が普及されている。この浴室換気乾燥暖房機は、内部にヒーターを搭載したものが多く、このヒータの目詰まりを防止し、定期的なメンテナンスを実施することによって風量低下や騒音値の上昇を防ぐ目的で、浴室内の空気を吸引する吸込口にフィルターが設けられている。このフィルターは、化粧パネルにフィルター着脱口を形成し、フィルター着脱口より挿入されたフィルター枠を吸込口の内面に向け案内し配設するフィルターガイドを化粧パネルに設けた構成を採用している(例えば特許文献1参照)。
また、他の構成としては、化粧パネルに設けられ室内空気を吸い込む吸込みグリルにフィルターを備えたフィルター枠を配し、吸込みグリルに設けられた取手を指によって押圧するとロックのための爪が弾性変形し、化粧パネルのロック受部より吸込みグリルの爪が外れ、化粧パネルの軸受部を支点として吸込みグリルが開くものがある。また、フィルター枠は上下端面に嵌合片を設け、吸込みグリルには前記の嵌合片をはめ込むための切欠きが設けられており、フィルター枠は、上記の吸込みグリルが開いた状態で、フィルター枠の嵌合片周囲を弾性変形させて前記嵌合片を切欠きに嵌合させたり取外したりする構成を採用している(例えば特許文献2参照)。
特開平8−280998号公報 特開平2−223740号公報
しかしながら、特許文献1のような構成は、フィルター着脱口は浴室天井付近にあり、脚立や浴槽の上に登りフィルター枠を挿入しなければならず、さらにはフィルター枠とフィルター着脱口は接触しているか、または隙間が狭く、位置を合わせてスライドさせる作業は容易でなく、またフィルターの着脱等の作業性も悪いという欠点があった。また、フィルター枠を化粧パネルにスライドさせて着脱している構造のため、フィルター枠を化粧パネルから取出す場合に、塵や埃などが付着したフィルターと化粧パネルに設けたフィルター着脱口とが接触し、塵や埃などが浴室内に落下するという問題点もあった。
また、特許文献2のような構成は、フィルター枠と吸込みグリルの着脱の際に、フィルター枠を弾性変形させながら取外すため、弾性力によりフィルター枠が元の形に戻る際に、フィルターに付着した塵や埃が浴室または浴槽へ落下する欠点があった。また、フィルター枠の取付けの際は、フィルター枠を弾性変形させながらフィルター枠の嵌合片を吸込みグリルの切欠きにはめ込むため、位置決めが容易でなく作業がしづらいという問題点もあった。さらには吸込みグリルが下方に向けて開く際に、フィルターに保持していた埃が浴室内に落下するという問題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、フィルター清掃の際に、フィルター枠を備えたフィルターガイドを化粧パネルから開いた場合にフィルター枠が自重で倒れ所定の角度で保持されることから、フィルター枠が片手でも容易に脱着でき、高所作業でのフィルターの清掃性を向上できる浴室換気乾燥暖房機を提供するものである。
また、第2の目的は、フィルターを清掃するためにフィルターガイドが開く場合やフィルターを取外す際に、フィルターに付着した塵や埃などが浴室内に落下し浴室内や浴槽内が汚れることを防止するためのものである。
この発明は係る浴室換気乾燥暖房機において、本体下面の開口を覆い室内空気を吸込む吸込口および室内に空気を吹出す吹出し口を形成した化粧パネルと、前記化粧パネルの前記吸込口に、空気の塵、埃を除去するフィルター組立てを備え、前記フィルター組立てはフィルター機能を有するフィルター枠と、前記フィルター枠を保持するフィルターガイドを備え、前記フィルター組立て及び前記化粧パネルの前記吸込み口には、前記フィルター組立てを開閉自在に取り付けるフィルターガイド開閉手段と、前記フィルター組立てを開いた場合に、前記フィルター枠が自重により前記フィルターガイドより所定の角度に傾いて保持されるフィルター枠保持手段を備えたものである。
この発明は、フィルター枠を有したフィルターガイドが容易に化粧パネルから着脱開閉操作をすることが可能で、また、フィルターを有したフィルター枠が所定の角度で保持されるため、フィルター枠の着脱や位置決めが容易でフィルターの清掃性が大幅に改善できるものである。さらにはフィルター枠を取外す際に塵、埃、などが浴室内に落下するのを防止するものである。
この発明の実施の形態1を示す浴室換気乾燥暖房機の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイドの斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す化粧パネルの斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す化粧パネルとフィルターガイドの嵌合状態の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す化粧パネルとフィルターガイドの嵌合が外れた状態の断面図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイドが開いた状態の断面図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルター枠が傾いた状態の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルター枠の部分断面図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイドをパネルに装着する際の外観図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイド減速手段の化粧パネルの部分拡大図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイド減速手段の化粧パネルとフィルターガイドの部分断面図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイド減速手段の化粧パネルとフィルターガイドの部分断面図である。 この発明の実施の形態1を示すフィルターガイド減速手段の化粧パネルとフィルターガイドの部分断面図である。
以下、この発明の浴室換気乾燥暖房機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、実施の形態1に係る浴室換気乾燥暖房装置の外観を示す斜視図であり、実際の設置状態では浴室の天井などに設置されており、図1では設置状態において浴室側から見上げた状態を斜視図で示している。また、図1に示す浴室換気乾燥暖房機は、例えば本体を浴室に設置し、トイレ、洗面室などの換気にも対応可能な2、3部屋タイプのものを表している。なお、浴室換気乾燥暖房機はこのタイプに限らず、他にも浴室のみの一部屋タイプ、熱交換型換気扇との連動運転が可能なタイプなど様々なタイプのものが開発されている。
図1の1は箱状の本体を示し、内部には多翼羽根と電動機を備えた換気用送風機2が内蔵されている。また、本体1の側面には吸気口3a、3bが備えられており、それぞれ洗面室、トイレなどにダクト配管されその部屋の換気を行うものである。なお、この3a、3bは図示はされていないが、本体側面1a、1bに複数設けて、住宅の間取りを考慮し施工時においてこの吸気される方向や、吸気口の数を選択することが可能となっており、浴室のみの一部屋の換気から浴室、洗面、トイレなどの3部屋までの換気が可能となっている。本体1の下面側1cは開口されており、その開口端には、本体1を天井等に取付け固定するとともに、化粧パネル4を取付けるためのフランジ1dが開口1cの周囲に設けられている。実際の設置状態ではこの化粧パネル4が浴室側に表れる。化粧パネル4の表面には浴室内の空気を吸込む吸込み口5が設けられており、吸込み口5の5aは換気用吸込み口であり、この吸込み口5aから本体1の換気用送風機2に連通され排気口7に至る換気通風路6が設けられる。この換気通風路6には風路を閉止するための換気ダンパー6aが設けられることもある。なお、本体1の側面1aもしくは1bには排気口7が設けられ、排気口7はダクト配管などにより屋外へ連通されて、吸気口3a、3b、及び、換気用吸込み口5aから換気用送風機2により吸われた空気は、この排気口7より屋外に排気される。なお、この排気口7については図示はされていないが、本体側面1a、1bに複数の排気口7のダクト接続箇所を備え施工時において排気方向を選択できるものである。
また、本体1には多翼羽根と電動機により構成された循環用送風機8と、循環用送風機8の下流には過熱ヒーター9が内蔵されている。化粧パネル4の吸込み口5に設けられた5bは循環用吸込み口の開口で、循環用送風機8の吸込み口に対向する位置に設けられている。循環用送風機8により吸われた空気は、循環用吸込み口5bから循環用送風機8、過熱ヒーター9に連通し、化粧パネル4に設けた吹出し口10より浴室内に吹出される循環風路8aを形成している。
上記のように構成された、浴室換気乾燥暖房装置についてその機能を説明する。浴室換気乾燥暖房装置は、上記の換気用送風機2、循環用送風機8、過熱ヒーター9を全て運転した場合は、浴室の湿気を室外に排出し、温風を吹出し口10より吹出すことにより浴室乾燥、衣類乾燥が可能である。また、循環用送風機8と過熱ヒーター9を運転した場合は、浴室の暖房機として機能し、冬季の浴室内の暖房が可能である。さらに、これらの機能のほか、換気用送風機2のみの運転による換気運転、換気用送風機2と循環用送風機8の運転による、夏季の涼風運転など、年間を通じ用途に合わせた運転が可能である。なお、吸込み口5aから換気通風路6に換気ダンパー6aを備えたものは、換気ダンパー6aは通常は開いており、浴室内の換気も行われるが、冬季の冷風感を防止する場合は換気ダンパー6aを閉じることにより、浴室のみ換気を閉止することができる。さらには、ミスト発生装置を備えたミスト暖房などの機能を備えたタイプや、計画換気の対応から24時間換気機能を備え快適性の向上を図る機能を付加することができる。また、これらの運転は、専用のコントローラなどで行われる。
次に詳細な構成について説明をする。
図1において、化粧パネル4の吸込み口5にはフィルター組立て12が設けられている。このフィルター組立て12は、フィルターガイド12aとその内側にフィルター11aを有したフィルター枠11により構成されており、フィルター枠11はフィルターガイド12aに保持されている。また、フィルター組立て12のフィルターガイド12aは吸込み口5に片側を回動自在に支持固定され、自在に開閉するよう構成されている。なお、フィルターガイド12aはギャラリ状で形成された吸込み口5に連通する開口を有し、フィルターガイド12aが完全に閉まっている場合には表面が化粧パネル4と面一な面となるよう、化粧パネル4の吸込み口5の凹部に配されている。
図2はフィルターガイド12aを示す斜視図であり、この図はフィルター枠11が外されている場合を表している。また、図3はフィルターガイド12aが外された場合の化粧パネル4の斜視図である。図2、図3において、フィルターガイド12aの長手方向の一端部に化粧パネル4と自在に開閉する場合の支点となる軸13を配し、他方の端部には化粧パネル4と嵌合し固定する引っ掛け爪14が備えられている。一方化粧パネル4には、フィルターガイド12aの軸13がはめ込まれる溝部13aと、引っ掛け爪14が嵌合される爪受け部15が設けられており、この爪受け部15は、化粧パネル4の表面に連結する押圧部16を有している。爪受け部15は、押圧部16を押した場合斜め上方に弾性変形されるように構成されている。
次に、フィルターガイド12aの開閉動作について説明する。
図4、図5、図6は、図1に示すフィルター組立て12及び化粧パネル4のA−A線における部分断面図を示す。図4はフィルター組立て12が化粧パネル4に取付けられている状態を示しており、フィルターガイド12aの引っ掛け爪14は、化粧パネル4の爪受け部15に嵌合され固定されている。
このフィルターガイド12aが開く場合について、図5は化粧パネル4に設けられた押圧部16を押した状態を示している。図5において、押圧部16を押すことにより、フィルターガイド12aの引っ掛け爪14と嵌合されている爪受け部15は凸部15aが引っ掛け爪14の凸部14aより内側に押されて逃げ、斜め上方に弾性変形し引っ掛け爪14との嵌合が外される。
よって、図6に示されるようにフィルターガイド12aは、端部に備えた軸13を支点として、自重で下方に開くこととなる。このように、押圧部16を押すだけでフィルターガイド12aが下方に回動して開くので、高所であっても容易に作業ができる。
なお、フィルターガイド12aを化粧パネル4に固定する場合は、このフィルターガイド12aを上方に持ち上げることにより、引っ掛け爪14の凸部14aに押されて、化粧パネル4の爪受け部15の凸部15aが押されて逃げ斜め上方に弾性変形し、引っ掛け爪14の凸部14aと化粧パネル4の爪受け部15の凸部15aが掛合される。よって、フィルターガイド12aは化粧パネル4に容易に固定されることとなる。
次に、フィルター11aを有した、フィルター枠11について、説明を行う。
図7はフィルター組立て12を化粧パネル4から開き、フィルター枠11を装着した状態を示す斜視図である。フィルター枠11はフィルター11aを例えば合成樹脂で一体成形にて形成した枠で囲んだ構成をしており、強度を保つ目的により枠は格子状に配されている。またフィルター枠11は、ほぼ中央に着脱時に容易に手で持てるよう取っ手11cを設け、また、フィルター枠11の長手方向の一端部には、四角状の切欠き部11bを備えた形状を有している。
図8は図7のD−D線における断面図を示し、フィルター枠11に設けられた四角状の切欠き部11bはフィルター枠11を斜め上方から挿入することによりフィルターガイド12aに設けた2つのフィルター保持爪20に嵌合されフィルター枠11がフィルターガイド12aに装着される。なお、このフィルター保持爪20はフィルター枠11を装着する場合の位置決めと、フィルター枠11が容易にフィルターガイド12aから外れ落下するのを防ぐ落下防止を兼ねている。また、フィルターガイド12aにおいて、フィルター保持爪20の根元部にはフィルター枠11の根元を押さえる突起21が備えられ、この突起21とフィルター保持爪20に設けた外側に曲がったL形状により抜け止め(倒れ防止)となり、フィルター枠11が所定の角度で保持される。よって、図7に示すように、フィルター枠11を開いたときでも落下することはない。フィルター枠11の着脱はフィルター枠11を少しの角度起こすことで容易にできるものである。なお、フィルターガイド12aの端部はフィルター枠11を支持するとともに、フィルター枠11に付着した塵、埃を受ける受け皿22を形成する。
図4〜図8を用い、その動作を説明する。
フィルター11aのメンテナンスを行うとき、まず、図4〜図6にて化粧パネル4の押圧部16を押すことにより、フィルターガイド12aの引っ掛け爪14と化粧パネル4の爪受け部15が外れ、フィルター組立て12はフィルターガイド12aの軸13を支点に自重で下方にほぼ垂直の位置まで開かれる。フィルターガイド12aが開ききると、フィルターガイド12aに固定されているフィルター枠11は、取っ手11cを錘として自重で下方に倒れることとなる。このとき、図8のようにフィルター枠11は、その切欠き部11bにフィルター保持爪20が嵌合されており、かつ、フィルターガイド12aの突起21により端部がフィルターガイド12押さえられており、所定の角度開いた状態で保持されることとなる。また、この際にフィルター枠11の塵、埃付着面は上方側(フィルターガイド12aの方向)になるため、フィルター面に付着した埃、ゴミの一部はずり落ちるがフィルターガイド12aの受け皿22に受けられ下に落ちることがない。フィルター枠11は取っ手20を手で持って斜め上方に引き抜くことにより、フィルター枠の切り欠き部11bとフィルターガイド12aのフィルター保持爪21の嵌合が外れ、フィルター枠11が取外され、清掃を行うことが可能である。
また、清掃後においては、フィルター枠11を斜め上方よりフィルター保持爪20にならってフィルターガイド12aに挿入し、切欠き部11bとフィルター保持爪20を嵌合する(図7参照)。次、にフィルター枠11をフィルターガイド12a側に倒しながらフィルターガイド12を上方に閉じていくと、上記フィルターガイド12aと化粧パネル4の外れる動作と逆の動作によりフィルターガイド12aは化粧パネル4に固定されることとなる。
以上のような構成により、フィルターガイド12aは、パネル4の爪受け部15の押圧部16を1箇所押すことにより、自重で開き、さらにフィルター枠11についても所定の角度で開いて保持されるので、高所であっても片手で容易にフィルター枠を外すことが可能で、またフィルターを装着する際も位置決め、挿入が容易で、大幅に清掃性の改善が図れるものである。また、フィルターガイド12aには塵、埃を受ける受け皿22が備えられ、フィルター枠自体も、塵、埃付着面が上方なるように倒れ保持されることから、フィルター枠11に付着した塵、埃が浴室内に落下することも防止できるものである。
次にフィルターガイド12aが化粧パネル4から所定の速度を保ちながら開くための減速手段を説明する。
図10は本願発明の減速機構を有する化粧パネル4の部分拡大図である。また図11、図12、図13は本願発明の減速手段を示す部分断面図であり、図11は図1でのB−B断面、図12、図13は図1でのC−C断面を表している。
図10、図11で示すように、化粧パネル5の吸込み口5は、化粧パネル4とフィルターガイド12aの軸13側の端部12bとの間で摺動関係を構成し、化粧パネル4側には凸状に形成され、フィルターガイド12aの端部12bの摺動にあわせて随時弾性変形を行う板バネ部17が構成されている。図11に示すように、板バネ部17はR部の17aにてバネ性を有し、フィルターガイド12aの回動に伴い端部12bの摺動に合わせ板バネ部17のレバー部17bがフィルターガイド12aの端部12bに当接して逃げるものである。なお、この板バネ部17は化粧パネル4のフィルターガイド12の端部12bにあわせ複数設けられており、図10、図11では2箇所備えた例を示している。
また、図10、図12に示すように、化粧パネル4の吸込み口5には、フィルターガイド12aの軸13側端部12bの摺動部中央に摺動する、凸状に形成された突起18が備えられ、一方、フィルターガイド12aの軸13側の端部12b中央には突起19が設けられている。図12に示すように、フィルターガイド12aの凸状の突起19と、化粧パネル4の凸状の突起18は、フィルターガイド12aが所定の角度開いた時に当接され、より開くときの減速効果を高くしている。突起18は、フィルターガイド12aの回動動作にあわせて上方に押されて逃げ、レバー部18bが弾性変形を行うものである。
図13はフィルターガイド12aが完全に開いた状態を示しており、フィルターガイド12aの突起19は化粧パネル4の突起18を乗り越えられる。このとき、化粧パネル4の突起18と板バネ部17のR部17aの根元と、フィルターガイド12aの突起19と、端部12bがそれぞれ当接し、フィルターガイド12aの突起19と端部12bは、化粧パネル4のレバー部18bと板バネ部17のバネ力によりそれぞれ押圧されている。よって、フィルターガイド12aは、フィルターガイド12aの突起19と端部12bがそれぞれ化粧パネル4の突起18と突起17のR部17aと接した位置で保持される。
以上のような構成により、フィルターガイド12aが開く際にフィルターガイド12aの端部12bが板バネ部17と接しながら開くことより、随時板バネ部17は弾性変形を伴いながら開くこととなり、フィルターガイド12aの回動動作に対し板バネ部17のR部17aのバネ力を受けながら開くものである。さらには、フィルターガイド12aの突起19は、化粧パネル4の突起18と所定の角度開いた時から当接しながら摺動されるため、このフィルターガイド12aが開き動作する場合には、この突起18、19間での摩擦力と突起18のレバー部18a復帰力も加えられている。
このため、フィルターガイド12aが化粧パネル4から自重で開く際には、板バネ17のバネ力、突起18、19との摩擦力及び突起18bの復帰力が、その開く重力の抵抗となり、所定速度を保ちながら開き急激に開くことはない。
以上のような構成により、フィルターガイド12aが所定の速度を保ちながら開くこととなり、さらには、開いた場合の衝撃も緩和できることからフィルター枠11の面に付着した塵、埃が保持されたまま開くことが可能で、埃、ゴミが浴室内に落下することなく、フィルター枠11の清掃が可能となるものである。さらには、フィルター11が衝撃により落下することもなく、フィルターガイド12aの開閉動作を行う各部品の長寿命化が可能なものである。
なお、以上の構成において、浴室内の空気を吸引して送風する循環用送風機と、該循環用送風機によって送風される空気を加熱するヒーターと、浴室内の空気を浴室外へ排出する浴室換気乾燥暖房機を用いて説明したが、室内の空気を排気するパネルにフィルターを設けた換気装置においても同様の作用効果を有するものである。
1 本体、
1a、1b 本体側面
1c 開口
1d フランジ
2 換気用送風機、
3a、3b 吸気口、
4 化粧パネル、
5 吸込み口
5a 換気用吸込口、5b 循環用吸込口
6 換気通風路
6a 換気ダンパー
7 排気口、
8 循環用送風機、
8a 循環風路
9 加熱ヒーター、
10 吹出口、
11 フィルター枠、
11a フィルター、11b 切欠き部、11c 取っ手
12 フィルター組立て
12a フィルターガイド、12bフィルターガイド端部
13 軸、
13a 溝部
14 爪、
14a 凸部
15 爪受け部、
15a 凸部
16 押圧部
17 板バネ部、
17a R部
17b レバー部
18 突起、
18a 突起の凸部
18b レバー部
19 突起、20 突起、21 突起、
22 受け皿

Claims (6)

  1. 室内空気を排出する換気風路と、
    室内空気を循環する循環風路を内部に有する本体と、
    前記本体内の前記循環風路に前記本体下面の開口から室内空気を吸引して送風する循環用送風機と、前記送風機からの空気を加熱するヒーターと、
    前記換気風路に前記本体下面の開口から室内空気を吸引して送風する換気用送風機と、
    前記本体下面の開口を覆い室内空気を吸込む吸込口および室内に空気を吹出す吹出し口を形成した化粧パネルと、
    前記化粧パネルの前記吸込口に、空気の塵、埃を除去するフィルター組立てを備え、
    前記フィルター組立てはフィルター機能を有するフィルター枠と、前記フィルター枠を保持するフィルターガイドを備え、
    前記フィルター組立て及び前記化粧パネルの前記吸込み口には、前記フィルター組立てを開閉自在に取り付けるフィルターガイド開閉手段を設け、
    前記フィルター組立てを開いた場合に、前記フィルター枠が自重により前記フィルターガイドより所定の角度に傾いて保持されるフィルター枠保持手段を前記フィルター組立てに設けたことを特徴とする、浴室換気乾燥暖房機。
  2. 前記フィルター枠は、自重により傾いて保持された際に、埃付着面が上向きとなるように保持されることを特徴とする請求項1に記載の浴室換気乾燥暖房機。
  3. 前記フィルターガイドの端部に、前期フィルター枠が自重で傾いた場合の塵、埃を受ける受け皿を備えたことを特徴とする請求項1〜2いずれかに記載の浴室換気乾燥暖房機。
  4. 前記フィルター枠保持手段は、前記フィルター枠の端部に切欠き部を備え、前記フィルターガイドには、前記切欠き部と嵌合し、かつ、前記フィルター枠を所定の角度で保持するフィルター枠保持爪からなることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の浴室換気乾燥暖房機。
  5. 前記フィルターガイド開閉手段は前記フィルターガイドの一端部に開閉の際の支点となる軸を設け、他方の一端部に前記化粧パネルに引っ掛けて嵌合される引っ掛け爪とを備え、前記化粧パネルには前記フィルターガイドの支点を保持する軸受部と、前記引っ掛け爪と嵌合される爪を備えたことを特徴とした請求項1〜4いずれか記載の浴室換気乾燥暖房機。
  6. 前記化粧パネルの吸込口には、前期フィルターガイドの軸側端部と相対する位置に、凸形状の弾性変形される突起からなる、フィルターガイド開閉減速手段とを備えたことを特徴とする、請求項1〜5いずれか記載の浴室換気乾燥暖房機。
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