JP2003097819A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003097819A
JP2003097819A JP2001290532A JP2001290532A JP2003097819A JP 2003097819 A JP2003097819 A JP 2003097819A JP 2001290532 A JP2001290532 A JP 2001290532A JP 2001290532 A JP2001290532 A JP 2001290532A JP 2003097819 A JP2003097819 A JP 2003097819A
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Japan
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unit
cross
flow fan
air
blow
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Withdrawn
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JP2001290532A
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English (en)
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Tsutomu Kurokawa
勉 黒川
Atsushi Otsuka
厚 大塚
Norio Miyazaki
則夫 宮崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空気調和機において、簡単な操作で風向板を開
放し、露出した貫流ファン及び通風路等を安全に清掃で
きるようにする。 【解決手段】吹出し口に吹出す空気の流れ方向を変更す
る風向板16・17等を組み込んで一体に纏めた吹出し
ユニット4を設け、上下方向に回転可能に軸支して、貫
流ファンを筐体本体2側に残した状態で吹出しユニット
4を下方に回転して開放することができるとともに、吹
出しユニット4の開放を制動をかけながらできるような
ヒンジ18を設ける。そして、貫流ファンを強制的に停
止させる機構を備える。これによって、清掃準備ができ
るまでファンを停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に部屋の高所の
壁に設置された空気調和機に係り、特に吹出し部の掃除
を行なえるようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は人が居住する部屋の生活環
境をより快適に調和するための道具であって、室内の空
気を夏は涼しく爽やかに、冬は温かく和やかに調和する
のが、その主な目的であった。そのため部屋の窓や壁の
断熱性を向上させ、隙間風等による無駄な熱の浸入、放
出を避けるため、住宅の気密性をより一層向上させてき
た。
【0003】しかし、部屋空間が気密化されてくると、
今度はその部屋の中で生活する人の動きにより舞い上が
る塵や埃、タバコの煙、壁等の建築材料から放出される
有機成分やその他の臭い成分が部屋の中にこもるように
なってきた。そのため近年の空気調和機ではその機能の
中に除塵機能や脱臭機能を組込んで冷暖房する部屋の空
気の清浄化を図っているが、それらは空気調和機の中の
濾過装置(プレフィルタ)で排除物質を濾過して装置内
に蓄積しておくだけなので、定期的に濾過装置をきれい
に清掃しなければならない。これを怠ると濾過装置自身
が長期間濾過して蓄積してきた排除物質を再び部屋に放
出する虞がある。
【0004】また、空気調和機を長い間使用している
と、空気調和機内の送風機や空気流通経路等にも塵や埃
が付着し、やがてその塵や埃を冷暖房した空気と一緒に
吹出す虞がでてくる。そのため最近の空気調和機では濾
過装置の清掃ばかりではなく、送風機や空気流通経路等
の清掃も簡単に行なえるようにした空気調和機が開示さ
れてきている。
【0005】例えば、特開平9−4916号公報(従来
技術1)では図11、図12に示すようにして、空気調
和機内の清掃をできるようにしている。すなわち、室内
ユニット101の吹出し口に装着されている横風向板1
02および縦風向板103を部品の状態で外して清掃し
ている。この例では2枚で構成されている横風向板10
2をそれぞれ部品単体で1枚づつ外し、縦風向板103
は右ブロックと左ブロック毎にまとめて部分組立品化さ
れているので、それぞれのブロック毎に取り外すことに
なる。
【0006】これにより、空気調和機の吹出し口部が開
放されるので、開放された下部から手を入れて内部に残
された貫流ファン104や通風路105を掃除すること
になる。
【0007】横風向板102は吹出し口の左右の側壁に
設けてある横風向板の回転軸挿入穴から横風向板102
の回転軸を引き抜いて取り外し、掃除終了後は、元の状
態に戻すため、穴径の小さい回転軸挿入穴に横風向板1
02の回転軸を挿入しなければならなかった。また、縦
風向板103も左右それぞれのブロックに部分組立品化
されてはいるが、通風路の風の流れを妨げないように取
り付け部を小さく構成しているので、取り付け、取り外
し作業が、横風向板102と同様難しかった。
【0008】通常、室内ユニット1は室内壁面の天井部
に近い高い所に設置されているため、高所作業となり、
取り付け、取り外し作業をさらに困難なものにしてい
た。また、部品をバラバラに分解して掃除することは、
取り外した部品を無くしてしまわないか、あるいは取り
付け、取り外しの最中に部品を破損しないかという不安
がある。
【0009】ところで、室内ユニット101の内部を清
掃するにときには安全のため貫流ファン104を停止さ
せている。貫流ファン104の運転を停止させる方式と
しては、縦風向板103の部分組立品を外すことによ
り、貫流ファン104を駆動するファンモーターの電源
をスイッチでオフにし、電流を遮断して、貫流ファン1
04が自然に停動するのを待って清掃作業を行なってい
た。
【0010】また、特開平7−260192号公報(従
来技術2)では図13、図14に示すようにして、空気
調和機内の清掃をできるようにしている。すなわち、室
内ユニット201の貫流ファン202部を境にして、上
側ユニット201aと下側ユニット201bに分割でき
るようにしている。通常は、固定装置を使用して上側ユ
ニット201aと下側ユニット201bを合体して空気
調和機を構成し、室内の空気調和を行なっている。そし
て室内ユニット201内の貫流ファン202や通風路2
03を清掃するときには上側ユニット201aと下側ユ
ニット201bを固定している固定装置を外して図14
のように下側ユニット201bを引き下ろし、下側ユニ
ット201bに組み込まれ半分露出した状態で現われて
くる貫流ファン202を掃除するとともに通風路203
の掃除をしている。
【0011】このとき、貫流ファン202の運転を停止
させる方法として次のやり方が開示されている。図15
のように貫流ファン202を駆動するファンモーター2
04に接続しているケーブル3本の内1本のケーブルを
スイッチで切る方法、図16のようにファンモーター2
04に接続しているケーブル3本全部をスイッチで切る
方法、図17のようにファンモーター204を制御して
いる制御回路205の電源側回路のケーブル2本をスイ
ッチで切る方法を開示している。また、ケーブルを切る
スイッチとしては、一般的な押しボタン式スイッチの他
に、フォトダイオードを利用した例やマグネットを利用
したリードスイッチ等の例が開示されている。
【0012】上記従来技術1では2枚で構成されている
横風向板をそれぞれ部品の状態で1枚づつ外し、右ブロ
ックと左ブロック毎にまとめて部分組立品化されている
縦風向板はそれぞれのブロック毎に部分組立品の状態で
取り外している。しかし、空気調和機の室内ユニットは
壁の上方部に設置されているので、取り付け、取り外し
作業をするには椅子や踏み台の上に乗った不安定な状態
で作業をすることになり、部品や部分組立品を1個1個
外してゆくのは煩雑且つ神経を使う作業であった。
【0013】即ち、横風向板の場合には、吹出し口の左
右に設けてある横風向板の回転軸挿入部から回転軸を引
き抜いて外し、また、復元するときにはその回転軸受け
用の数mmの小さな穴に回転軸を挿入するということは
煩雑且つ神経を使う作業である。また、縦風向板の場合
にも、左右それぞれのブロックに部分組立品化されては
いるが、通風路の風の流れを妨げないように固定装置を
小さく構成しているので、取り付け、取り外しの作業は
やはり難しいものである。
【0014】また、従来技術2では、保守点検や部品交
換、熱交換器等のユニット本体内側の掃除が必要になっ
たときに、個々の部品を外すこと無く、室内ユニットを
上下に2分割して作業することが開示されている。この
場合には、部品の取り付け、取り外しをせずに本体を分
離できるので分離する作業は従来技術1よりも単純にな
る。しかし、室内ユニットを完全に二つに分離して保守
点検や部品交換、熱交換器等のユニット本体内側の掃除
をするようにした構造であるので、使用者が気軽に分離
できるものではなく、また、一般的な室内ユニットの構
造と大きく変わることから、製造設備、生産技術等を変
える必要がある。したがって、一般的な室内ユニットか
ら構造を変える場合は、生産コストも高くなってしま
う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1は、横
風向板及び縦風向板を個別に取り外している間に、貫流
ファンのモータが前述のスイッチがオフすることによっ
て停止するので、安全に清掃作業を行い得るが、反面、前
記したように、取付け、取り外し作業が大変であるという
問題がある。
【0016】これに対して上記従来技術2は、縦風向板
及び横風向板がユニット化されているので、従来技術1
のように部品ごとに取り外す必要がないので作業が行い
やすくなるという利点はあるが、簡単にユニット化され
た縦風向板及び横風向板を通風路から離脱させることが
できるので、万が一、使用者が電源を切らずに外した場
合、貫流ファンの駆動モータへの通電が遮断されたとし
ても、直ちに貫流ファンが露出する構造であるので作業
開始時にまだ貫流ファンが回転している可能性があると
いう課題がある。
【0017】また、縦風向板や横風向板、さらに貫流フ
ァンを清掃するためには、極力専用の掃除用具を用いる
ことが望ましいが、この掃除用具は、狭いところを掃除
するためのものであるため、大きい形状ではなく、また使
用者によっては年に数回の使用頻度しかない場合も考え
られ、掃除用具を紛失してしまう可能性がある。
【0018】本発明の目的は、縦風向板及び横風向板を
通風路から簡単に離脱させることができ、安全に貫流フ
ァンを露出することができる空気調和機を提供すること
にある。
【0019】本発明のほかの目的は、掃除用具を紛失す
る可能性を低減する空気調和機を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、空気を吸込
む吸込み口と、熱交換器と、縦風向板及び横風向板とを
有する吹出しユニットと、駆動時に前記吸込み口、前記熱
交換器、前記吹出しユニットの順に空気を通風し前記吹
出しユニットから吹出させる貫流ファンと、前記横風向
板と最も近い熱交換器部分との距離を変化させるように
前記吹出しユニットを開閉させる吹出しユニット開閉機
構と、前記吹出しユニット開閉機構を操作することで前
記吹出しユニットを開動作させたとき、前記貫流ファン
を駆動するモータへの給電回路を遮断する機構とを室内
機に備えた空気調和機において、前記吹出しユニット開
閉機構に設けられ少なくとも前記吹出しユニットを開動
作させるとき、この吹出しユニットの移動方向に加わる
力に抗する力を発生する機構を備えることによって達成
される。また上記目的は、通風経路に配置され空気を吸込
む吸込み口と、前記通風経路に配置された熱交換器と、
前記通風経路に配置された縦風向板及び横風向板とを有
する吹出しユニットと、駆動時に前記通風経路に空気を
通風させ前記吹出しユニットから吹出させる貫流ファン
と、前記吹出しユニットを前記通風経路から離脱させ、通
風経路に配置させることで開閉させる吹出しユニット開
閉機構と、前記吹出しユニット開閉機構を操作すること
で前記吹出しユニットを開動作させたとき、前記貫流フ
ァンを駆動するモータへの給電回路を遮断する機構とを
室内機に備えた空気調和機において、前記吹出しユニッ
ト開閉機構に設けられ少なくとも前記通風経路から離脱
させる開動作を行わせるとき、この吹出しユニットの移
動方向に加わる力に抗する力を発生する機構を備えるこ
とによって達成される。また上記目的は、空気を吸込む吸
込み口と、熱交換器と、縦風向板及び横風向板とを有す
る吹出しユニットと、駆動時に前記吸込み口、前記熱交換
器、前記吹出しユニットの順に空気を通風し前記吹出し
ユニットから吹出させる貫流ファンと、前記横風向板と
最も近い熱交換器部分との距離を変化させるように前記
吹出しユニットを開閉させる吹出しユニット開閉機構
と、前記吹出しユニット開閉機構を操作することで前記
吹出しユニットを開動作させたとき、前記貫流ファンを
駆動するモータへの給電回路を遮断する機構とを室内機
に備えた空気調和機において、前記吹出しユニット開閉
機構に設けられ少なくとも開動作させるとき、この吹出
しユニットの移動方向に加わる力に抗する力を発生する
機構と、前記吹出しユニットを開動作させるとき、前記
貫流ファンを制動させる機構とを備えることによって達
成される。
【0021】また上記目的は、通風経路に配置され空気
を吸込む吸込み口と、前記通風経路に配置された熱交換
器と、前記通風経路に配置された縦風向板及び横風向板
とを有する吹出しユニットと、駆動時に前記通風経路に
空気を通風させ前記吹出しユニットから吹出させる貫流
ファンと、前記吹出しユニットを前記通風経路から離脱
させ、通風経路に配置させることで開閉させる吹出しユ
ニット開閉機構と、前記吹出しユニット開閉機構を操作
することで前記吹出しユニットを開動作させたとき、前
記貫流ファンを駆動するモータへの給電回路を遮断する
機構とを室内機に備えた空気調和機において、前記吹出
しユニット開閉機構に設けられ少なくとも前記通風経路
から離脱させる開動作を行わせるとき、この吹出しユニ
ットの移動方向に加わる力に抗する力を発生する機構
と、前記吹出しユニットを開動作させるとき、前記貫流
ファンを制動させる機構とを備えることによって達成さ
れる。
【0022】上記他の目的は、空気を吸込む吸込み口
と、熱交換器と、縦風向板及び横風向板とを有する吹出
しユニットと、駆動時に前記吸込み口、前記熱交換器、前
記吹出しユニットの順に空気を通風し前記吹出しユニッ
トから吹出させる貫流ファンと、前記横風向板と最も近
い熱交換器部分との距離を変化させるように前記吹出し
ユニットを開閉させる吹出しユニット開閉機構とを室内
機に備えた空気調和機において、前記吹出しユニット4
を開いたときに取り外し可能な位置であって通風路とは
ならない位置に備品収納空間を備えることによって達成
される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図によ
って説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例による空気調和和
機の外観図、図2は同空気調和機の側面図、図3は同空
気調和機の吹出しユニットを開放した側面図、図4は同
空気調和機のフロントパネルおよび吹出しユニットを開
放した外観図、図5は同空気調和機の中央縦断面図、図
6は同空気調和機の吹出しユニットを開放した中央縦断
面図である。
【0025】図1に示す室内ユニット1は一般に室内の
壁面上部の天井近くに設置され、本実施例では特に説明
しないが冷媒を循環する冷媒配管および運転操作を行な
う電源接続線、信号接続線等を介して室外に設置される
室外ユニットと接続して空気調和機を構成し、リモコン
等の運転操作指示により冷房、暖房、除湿、空気清浄、
送風、およびその他の運転を行なうものである。
【0026】室内ユニット1の外観は直方体の横長形状
をしており、大きく区分すると筐体ユニット2、化粧カ
バーユニット3および吹出しユニット4に分けることが
できる。筐体ユニット2は室内ユニット1の空気調和機
能の主要部分を構成するもので、熱交換器6、貫流ファ
ン7、図示しない電気品箱等が配置固定されている。化
粧カバーユニット3は筐体ユニット2の前面部および上
面部を被って室内ユニット1の空気吸い込み部を構成し
ている。吹出しユニット4は化粧カバーユニット3の下
部に隣接して配置され、筐体ユニット2で調和された空
気の吹出し部を構成している。
【0027】筐体ユニット2には、筐体ユニット2の本
体を構成する樹脂成形の筐体本体5、および、冷凍サイ
クルを構成する熱交換器6や貫流ファン7、この貫流フ
ァン7を駆動するファンモーター、さらに空気調和機の
運転制御を行なう電気品等を収納した電気品箱等が筐体
本体5にねじ等で固定されて収納されている。なお、本
実施例ではファンモーターおよび電気品箱は熱交換器6
および貫流ファン7の右側方(本体正面に向かって右
側)の空間に配置されている。
【0028】図5を参照して、筐体本体5には熱交換器
6の背面上部を構成する熱交換器6cに結露した露を受
ける後部露受部(図示せず)を形成するとともに、貫流
ファン7の後部側ケーシングを形成している後部ケーシ
ング5a(図では途中までしか描かれていない)と、熱
交換器6の前面部分を構成する熱交換器6a、6bに結
露した露を受ける前部露受部5bが形成されている。そ
して、この前部露受け部5bには、貫流ファン7のノー
ズ部として機能するノーズ5cと、ノーズ5cの先端部
に前部ケーシングとして機能する前部ケーシング5d
と、吹出し風路25の一部を形成する吹出し風路壁5e
とが樹脂により一体に成形されている。
【0029】したがって、筐体本体5の後部ケーシング
5aとノーズ5c、前部ケーシング5dとの間に横長の
貫流ファン7を組み込み、熱交換器6a、6b、6cを
組み込むことにより、貫流ファン7はその前方および上
方に形成される吸込み風路24を通して室内空気を吸い
込み、下方に形成される吹出し風路25へ吹出すように
なる。
【0030】図1に示されるように、化粧カバーユニッ
ト3は筐体ユニット2を被う形で筐体ユニット2に着脱
可能な形で装着できるようになっている。その着脱構造
は、特に図示しないが、化粧カバーユニット3の上部突
起部を筐体ユニット2の上部係合部に係合させ、下部を
ねじで締結する構造になっている。この化粧カバーユニ
ット3を筐体ユニット2から外すためには、下部のねじ
を外した後に、化粧カバーユニット3の下部を前方上方
に回動させ、さらに化粧カバーユニット3を上方に持ち
上げて、上方の係合を解除することにより外すことがで
きる。
【0031】化粧カバーユニット3は、化粧カバーユニ
ット3の本体を構成する化粧カバー本体8と、この化粧
カバー本体8の前面部および上面部を形成するように構
成されたフロントパネル9と、フロントパネル9に対応
した位置で化粧カバー本体8に着脱可能な形で挿入され
たエアフィルタ11(図4、図5)等で構成されてい
る。
【0032】なお、図4に示したように、本実施例で
は、フロントパネル9は2枚のほぼ左右対称のフロント
パネル9a、9bで構成しており、フロントパネル9b
にはフロントパネル9a、9bを閉じたときに中央部で
運転操作を表示する表示部10を設けている。また、エ
アフィルタ11はフロントパネル9a、9bに対応して
2枚のエアフィルタ11a、11bで構成している。
【0033】化粧カバー本体8は樹脂により全体が成形
されていて、図4に示すように筐体ユニット2の前面部
および上面部の室内空気吸込み部を構成するとともに、
下面部は貫流ファン7が吹出す調和した空気を吹出しユ
ニット4に導く開口部を有している。化粧カバー本体8
にはエアフィルタ11a、11bの装着部が設けられて
いる。また、フロントパネル9a、9bの回動軸支持部
14が設けられ、前面吸込み口の中央部には上下前後に
延びる中央縦桟8aが設けられ、運転操作を表示する表
示装置10aおよび発光部10bが収納できるようにな
っている。この発光部10bは空気調和機の運転状態を
表示するために所定の光を発するものである。
【0034】フロントパネル9a、9bは、図4に示す
ように前面部およびこの前面部から上方に湾曲して延長
された上面部からなる断面が概略逆L字形に樹脂により
成形されていて、化粧カバーユニット3を筐体ユニット
2に組み込んだときに筐体ユニット2の前面部全体およ
び上面部全体を被うように構成されている。そして、フ
ロントパネル9a、9bの前面部には多数の横桟をもっ
たグリル状の前面吸込み口12a、12bが設けられて
おり、上面部には上面吸込み口13a、13bが設けら
れている。
【0035】そして、フロントパネル9a、9bを観音
扉式に開けるとエアフィルタ11が露出する。エアフィ
ルタ11は、フロントパネル9a、9bに合わせて左右
二つに分割されて配置され、それぞれ前面吸込み口12
a、12bおよび上面吸込み口13a、13bにまたが
ったフロントパネル9a、9bの裏側で、かつ熱交換器
6a、6b、6cの吸込み側に相対する位置で、化粧カ
バー本体8の吸込み開口部の周縁部に当接して配置され
ている。
【0036】2枚のフロントパネル9a、9bは、先に
説明したようにフロントパネル9bに表示部10を設け
ている他はほぼ左右対称に作られていて、フロントパネ
ル9a、9bを閉じた時に、フロントパネル9bの表示
部10が化粧カバー本体8の中央縦桟8aに一致するよ
うに配置されている。また、フロントパネル9a、9b
は、前面側端部のヒンジ装置14を回転軸にして、化粧
カバー本体8の前面両側にほぼ水平方向に回動して開く
ことができ、かつ取り付け、取り外しができるように支
持されている。
【0037】したがって、室内ユニット1が室内壁面上
部の天井に近い高い位置に設置されても、フロントパネ
ル9a、9bの中央側端部に手を掛けて前方に引くこと
により、その中央側端部の上下で係合または係着されて
いる状態を容易に解除し、フロントパネル9a、9bを
それぞれの前面側端部のヒンジ装置14を回転軸にし
て、ほぼ水平方向に回動させて簡単に両開きに開放する
ことができる。
【0038】室内ユニット1の前面部分が図4のように
大きく開放できるので、フロントパネル9a、9bの裏
側の化粧カバー本体8に着脱可能に挿入されているエア
フィルタ11a、11bをそのまま掃除することもでき
るし、あるいは、エアフィルタ11a、11bを引き抜
いて、それぞれ単体で掃除することもできる。
【0039】さらに、エアフィルタ11a、11bを外す
と熱交換器6が露出する。この熱交換器6を、掃除機や
専用の洗浄スプレーで洗浄することができる。また、フ
ロントパネル9は左右のフロントパネル9a、9bに2
分割しており、またエアフィルタ11も同様に2分して
いるので、個々の部品寸法が小さくなり、部品が小形に
なることにより樹脂成形における成形金型代を削減し、
製造コストを安価に抑えることが可能になる。
【0040】さらに、フロントパネル9a、9bを閉じ
たときの合わせ目部に位置して表示部10を設けたこと
により、フロントパネル9a、9bの合わせ目部に隙間
ができてもこの隙間を目立たなくすることができるの
で、組立工程における生産性を向上させることが可能で
ある。
【0041】吹出しユニット4は、化粧カバーユニット
3の横幅と同じ幅で筐体本体5の横幅全体にわたって形
成されており、図5に示すように後側下端部がヒンジ1
8を介して回動可能に筐体本体5に軸支されている。な
お、このヒンジ18は、力が加わる方向に抗する力が発
生するものであり、吹出しユニット4を開けた瞬間に全
開に至ることを防止している。すなわち、重力に抗してゆ
っくりと回動するようになっている。また、手で重力方
向(開ける方向)に力を加えても、この力に抗する力が
発生するので、ゆっくりと開く。これにより、吹出しユニ
ット4は図1、図2、図5に示す筐体本体5に取付けら
れた運転位置の状態から図3,図4および図6に示す筐
体本体5から開放された状態に回動することができる。
そして、吹出しユニット4を開放することにより貫流フ
ァン7が図6のように露出するので、横風向板16およ
び縦風向板17は勿論、貫流ファン7の表面や後部ケー
シング5aの表面に付着した塵や埃を容易に清掃するこ
とができるようになる。
【0042】吹出しユニット4を回動して開いたときに
取り外し可能な位置であって通風路とはならない位置に
備品収納空間を設け、この備品収納空間に固定部材を設
け、貫流ファンを掃除するための掃除部材は、この固定
部材により固定されており、掃除の際は取り外して掃除
を行う。この掃除部材27は図10に図示のように摘み
部分27bとブラシ若しくはスポンジ等よりなる掃除部
分27aとから構成されている。
【0043】すなわち、図5において、後部風路壁15
aの風路の背面と外底面15cの内側面に囲まれた空間
(収納空間)に、掃除部材27の長手方向が空気調和機本
体幅方向に沿うように収納することができる。この収納
空間は、図6に示すように吹出しユニット4が開放され
ると露出する空間であり、風路の一部を構成しない空間
である。ここに収納できるようにすることで、掃除の際
に取り出しが簡単となり、また通風路には面していない
ので、運転時には通風抵抗や騒音の発生源とはなりにく
い。
【0044】図4、図5、図6に示すように、吹出しユニ
ット4の本体を構成する吹出しカバー15は樹脂で成形
され、後部風路壁15a、前部風路壁15b、外底面1
5c、外側面15dが形成されている。後部風路壁15
aの後部は筐体本体5の後部ケーシング5aと滑らかに
当接するように、前部風路壁15bの後部は筐体本体5
の風路壁5eと滑らかに当接するように形成されてい
て、吹出し風路25、吐出風路26を構成している。外
底面15cの後部はヒンジ18を介して筐体本体5に回
転可能に取り付けられ、前部は図5に示すようにフロン
トパネル9の下端部と若干の間隙を有して略一致するよ
うに形成されている。
【0045】そして、外底面15cは筐体本体5の筐体
底面5fと滑らかに当接するように、外側面15dは外
底面15cの両側端部から上方に延長して、化粧カバー
ユニット2の側面に滑らかに当接するよう形成されてい
て、室外ユニット1の下部外観を構成している。
【0046】また、吹出しカバー15には吐出風路26
から吹出す風の流れを偏向する横風向板16と縦風向板
17の2種類の風向板が回動可能に設けられている。横
風向板16は吹出す空気の流れを上下方向に偏向するも
のであり、縦風向板17は吹出す空気の流れを左右方向
に偏向するものである。
【0047】横風向板16には幅の広い主横風向板16
aと幅の狭い補助横風向板16bとがある。幅の広い主
横風向板16aは、空気調和機が運転を停止していると
きには、吐出風路26を塞いで外底面15cとほぼ同一
曲面を描いて室外ユニット1の下部外観を形成し、運転
しているときには、吐出風路26を開いて所定の位置で
回動または停止して風の流れを制御している。幅の狭い
補助横風向板16bは主横風向板16aの後部にあっ
て、運転時には主横風向板16aともに所定の位置で回
動または停止し、主横風向板16aと同様に回動または
停止して風の流れを制御している。また、この補助横風
向板16bは、運転停止時、主横風向板16aにほぼ垂
直の位置に停止、収納される。縦風向板17は同一形状を
した多数の縦風向板17で構成され、連動板等によりそ
れぞれの縦風向板17が連動して動くようになってい
る。また、横風向板16および縦風向板17は手動で、
あるいはモーター等により駆動できるようになってい
る。
【0048】そして、冷凍サイクルの一部を構成する熱
交換器6は、図5に示すように複数の熱交換器6a、6
b、6cを組合わせて構成され、具体的には、前面吸込
み口12および上面吸込み口13に対向するように前面
下部の熱交換器6a、前面上部の熱交換器6bおよび後
部上面の熱交換器6cにより構成されている。なお、熱
交換器6は、図5以外の図では省略してある。
【0049】前面下部の熱交換器6aは概略垂直に配置
され、前面上部の熱交換器6bは斜め上方に傾斜して配
置され、後部上面の熱交換器6cは斜め下方に傾斜して
配置されている。なお、前面上部の熱交換器6bと後部
上面の熱交換器6cとは概略逆V字形に配置されてい
る。何れの熱交換器6a、6b、6cとも多数のアルミ
ニューム製放熱フィンを狭い間隔で並置して熱交換パイ
プを貫通させたクロスフィン形熱交換器として構成さ
れ、各熱交換器6a、6b、6cの熱交換パイプの間を
接続パイプで接続し、連通することにより一つの熱交換
器6として機能している。
【0050】このように、熱交換器6は複数の熱交換器
6a、6b、6cで前面の前面吸込み口12および上面
の上面吸込み口13に対向して配置されているので、熱
交換器6と熱交換するため室内から吸い込む空気の吸込
み面積を大きくすることができ、吸い込む空気の速度を
遅くすることができる。吸い込む空気の速度が遅くなる
ことにより、熱交換器6を通過する空気の流れ音が静か
になり、音の静かな空気調和機を提供することができ、
また、熱交換器6と室内空気が長い時間接触しているの
で熱交換器6を通過する空気は確実に冷却され、熱交換
効率が向上して運転経費を削減することが可能になる。
【0051】室内ユニット1に吸い込む室内空気の塵埃
の大部分はエアフィルタ11で取り除いているが、エア
フィルタ11の網目より小さい塵埃は完全に取り除くこ
とができないので、長い間、空気調和機を運転している
と熱交換器6の表面や貫流ファン7の表面、通風路に付
着することになる。
【0052】しかし、先にも説明したように化粧カバー
ユニット3のフロントパネル9a、9bを図4のように
左右両側に開放することにより、前面だけでなく上面も
開放できるので、エアフィルタ11a、11bをそのま
ま掃除することもできるし、あるいは、エアフィルタ1
1a、11bを引き抜いて、それぞれ単体で掃除するこ
ともできる。また、エアフィルタ11を外すことにより
熱交換器6の表面が露出することになるので、前面下部
の熱交換器6aや前面上部の熱交換器6bを洗浄して清
掃できるばかりでなく、後部上面の熱交換器6cも容易
に洗浄して清掃することができるようになる。なお、貫
流ファン7の清掃については後で詳述する。
【0053】次に、かかる空気調和機の基本的な運転動
作について、冷房運転を代表して説明する。
【0054】冷房運転は、室外機の圧縮機やファンを運
転して冷凍サイクルを起動させ、室内ユニット1の貫流
ファン7を回転させることにより行われる。この冷凍サ
イクルの運転により熱交換器6は低温となる。また、貫
流ファン7が回転することにより、室内空気は通風経路
上に配置された前面吸込み口12、上面吸込み口13か
ら吸込まれ、エアフィルタ11で除塵され、通風経路上
に配置された熱交換器6を通る間に冷却され、除湿され
て、吸込み風路24から貫流ファン7に吸い込まれて、
吹出し風路25に吹き出され、吐出風路26を通って、
通風経路上に配置された吹出しユニット4から冷たい空
気として室内に吹き出される。これを繰り返すことによ
り室内の空気が冷却され、室内を冷房してゆくことにな
る。
【0055】この際、吹出しユニット4の横風向板16
および縦風向板17を手動で回動させたり、あるいは本
実施例では明示していないが横風向板モータおよび縦風
向板モータで回動させて、吹き出す冷風の流れを偏向さ
せたり、あるいは所定位置に停止させて一定方向に冷風
を向けたりすることができる。
【0056】この冷房運転において、前面部の熱交換器
6a、6bに結露した露は、筐体本体5の前部露受5b
に集められ、前部露受部5bから室内ユニット1の背面
下部に導いて、排水ホース等を介して室外に排水してい
る。一方、後部上面の熱交換器6cに結露した露は後部
露受部に集められ、この後部露受部の両側から室内ユニ
ット1の背面下部に導かれ、前述した熱交換器6a、6
bの露と一緒に室外に排水している。
【0057】そして、先にも説明したが室内ユニット1
で吸い込む室内空気の塵埃の大部分はエアフィルタ11
で取り除いている。したがって、エアフィルタ11で取
り除いた塵埃はエアフィルタ11に蓄積することになる
ので、一定期間、空気調和機を運転した後にはエアフィ
ルタ11を清掃する必要がある。従来はエアフィルタ1
1を化粧カバーの狭い隙間から引き抜いて清掃していた
ために、隙間からエアフィルタ11を引き抜く際にエア
フィルタ11の表面に蓄積した塵埃を化粧カバーに掻き
落とすことになり、室内ユニット1の内部を汚す結果に
なっていた。
【0058】本実施例ではフロントパネル9a、9bを
左右両側に開放してエアフィルタ11の表面を露出でき
るので、そのまま掃除機等で表面の塵埃を吸い込むこと
もできるし、エアフィルタ11を化粧カバー本体8から
取り外して掃除することもできる。また、エアフィルタ
11を化粧カバー本体8から取り外すことにより熱交換
器6a、6b、6cが室内に露出することになるので、
前面下部の熱交換器6aや前面上部の熱交換器6bを簡
単に洗浄して掃除できるばかりでなく、後部上面の熱交
換器6cも容易に洗浄して掃除することができる。
【0059】空気調和機を長い時間運転することによっ
て貫流ファンや通風路を形成する樹脂成型品等の表面に
付着した塵埃を取り除くために、従来技術1では、横風
向板は部品単体として1本づつ外し、縦風向板は複数の
縦風向板を2つの部分組立品に分けて纏め、2個の部分
組立品として化粧カバーから外していた。
【0060】これは製品の一部を分解することになり、
熟練を要する作業で一般的な使用者にとって難しい作業
である。また従来技術2では、室内ユニットを2分割し
て貫流ファン等を露出する方式を紹介しているが、この
方式は、貫流ファンを本体から分離させるものである。
貫流ファンと、熱交換器及びノーズの位置関係は、ファン
回転時に発生する騒音を低減するために神経を使って決
められている。この貫流ファンを分離させると、戻したと
きに必ず同じ位置に固定させることは技術的には困難な
ものではないが、これをコスト増とならず安価に行う技
術は難しく、家庭用ルームエアコンとして実用化するこ
とは難しい。本実施例では、貫流ファン7および貫流フ
ァン7を駆動するファンモーター等は筐体ユニット2に
固定したまま移動させることなく、横風向板16と縦風
向板17を組み込んだ吹出しユニット4全体を下方向に
回転させて開放し、通風路を露出させ、貫流ファン7が
下方から望めるようにしている。開放した吹出しユニッ
ト4は回転軸であるヒンジ18を介して筐体本体5と結
合しており、また、横風向板や縦風向板を部品単体で、
あるいは部分組立品として吹出しユニット4から取り外
すことがないので、部品を破損したり、なくす心配がな
く、取り外した部品の置き場所を心配する必要もない。
【0061】吹出しユニット4を開放するには、図2に
示す吹出しユニット4の両側面15dにあるロックスイ
ッチ19を斜め下方、すなわち吹出しユニット4の回転
方向と同じ方向(回転中心とロックスイッチ19とを結
ぶ直線を回転軌跡に延長してその交点における接線と、
ロックスイッチ19のスライド方向がほぼ平行となるよ
うにし、かつスライド方向と前記接線の回転方向ベクト
ルがほぼ同じ方向)にスライドさせ、本体との係合関係
を解くことで、そのまま吹出しユニット4を下方に引き
下ろすことで行われる。この結果、図3に示すように誰
でも簡単に吹出しユニット4を開放することができる。
この開放動作は、吹出しユニット4が、吹出しユニット4
が閉じているときに横風向板16と最も接近している熱
交換器部分(図5において、前部露受部5bの直上に配
置された熱交換器6aの最下端部)から離れるようにし
て行われる。
【0062】前述した如く、吹出しユニット4は所定の
制動トルクをもったヒンジ18で筐体本体5の回転可能
に軸支されているので、ロックスイッチ19を斜め下方
にスライドさせた後、制動トルクに抗する力で引き下げ
る必要がある。そして制動トルクは吹出しユニット4の
回転自重を支えることができるように設定してあるた
め、吹出しユニット4の回転範囲内の自由な位置で手を
放せば、手を放したその位置で吹出しユニット4が停止
するので、手を放すことにより急激に落下することがな
く、安心して吹出しユニット4を開放することができ
る。なお、後述するように、自重で徐々に下がるように
制動トルクを設定しても良い。
【0063】さらに安全のために、図2に示す係止具2
0が化粧カバーユニット3と吹出しユニット4の間に設
けられている。この係止具20は、図3に示すように、
吹出しユニット4の最大開放角度を規定するとともに、
万が一の場合の落下防止装置を兼ねている。吹出しユニ
ット4を開放することにより貫流ファン7および通風路
等が露出するのでそれぞれの表面に付着した埃を簡単に
清掃することができる。
【0064】貫流ファン7や通風路等を掃除するときは
空気調和機の運転を停止してから行なうものであるが、
万が一、貫流ファン7が回転しているまま吹出しユニッ
ト4を開放されたときを考慮して、図8に示すファンモ
ーターの強制停止機構を備えている。
【0065】すなわち、図7に示すように吹き出しユニ
ット4を開放すると、吹出しカバー15に一体に設けら
れた突起15gが位置(A)から位置(B)に移動(突
起15gの軌跡を点線で示している)するので、位置
(A)で突起15gにより図8の(a)側に接触してい
た切換スイッチ22は、突起15gが回転して位置
(B)に移動することにより(b)側に切り換わり、万
が一、使用者が通電中に吹出しユニット4を開いたとし
ても、電源側からファンモーター21への電流が遮断さ
れ、吸収抵抗23を有した制動回路が形成される。
【0066】この制動回路が形成されると、貫流ファン
7やファンモーター21の慣性力で回り続けるローター
によって発生する逆起電流が、ファンモーター21を駆
動するインバーター回路の還流ダイオードを経由して、
吸収抵抗23に流れる。形成された制動回路は、ファン
モーター21を駆動する電流とは逆向きの逆起電流が流
れ、この逆起電流は吸収抵抗23を通って熱として消費
される。このため、ローターに制動がかかり、ローター
と直結している貫流ファン7を急激に停止させることに
なる。
【0067】切換えスイッチ22が(b)側に切り替わ
ると、U相巻線V相巻線、U相還流ダイオード、切換え
スイッチ22、吸収抵抗23、V相還流ダイオードの回
路が形成され、ロータの磁極が通過することでU相巻線
V相巻線に発生した逆起電力は吸収抵抗23によって消
費される。また、W相巻線U相巻線で発生した逆起電力
及びV相巻線W相巻線で発生した逆起電力も同様であ
る。
【0068】なお、インバータを構成する各スイッチン
グ素子は、室内ユニット制御回路の受電端子がインバー
タと切換えスイッチ22との間に設けられているため、
切換えスイッチ22が(b)側に切り替わった直後はスイ
ッチング動作を行うが、その後制御回路からの信号が途
絶えるので動作を停止する。
【0069】本実施例では図9に示すように、制動をか
けない場合には慣性力で約10秒近く回転している貫流
ファン7が、制動をかけることにより約1/3の3秒程
度の短時間で停止させることができる。したがって、万
が一、貫流ファン7を運転状態のまま吹出しユニット4
を開放しても、3秒程度で貫流ファン7の回転が停止す
るので、顧客が手を入れて貫流ファン7や通風路の表面
を掃除するまでには、貫流ファン7は完全に停止してい
るので安全である。
【0070】前述したように、吹出しユニット4を回動
させるヒンジ18を制動ヒンジとしている。このため、
普通のヒンジでは、ロックスイッチ19を開けるとすぐ
に開いてしまうのに対して、本実施例では、このように
回動方向に加わる力に抗して力が発生するので、吹出し
ユニット4を手で開ける場合、多少時間がかかる。この開
ける時間は、人によって個人差があるが、概ね数秒掛か
る。さらに、手を通風路25から挿入するには数秒掛か
るので、この間に貫流ファン7が停止してくれれば、安
全性が増す。なお、本実施例における吹出しユニット4
が自然に開く時間は10秒以上かかり、その動作速度
は、開く角度によって重力方向の質量が減少するので徐
々に遅くなる。
【0071】このように、吹出しユニット4を回動させ
るヒンジ18を制動ヒンジとし、かつ吹出しユニット4
が開くことを検出して貫流ファン7を駆動するモータに
制動をかける回路を構成するといった2つの機能を同時
に備えることで、吹出しユニットを開放することに伴う
不具合を抑えることができる。なお、貫流ファン7を停
止させるまでの時間は、吸収抵抗23の抵抗値により決
めることができる。この値は、複数の使用者が、吹出しユ
ニット4を開け、切換えスイッチ22が(b)側に切り
換わってブレーキがかかってから、吹出しユニット4が
完全に開放するまでの平均値以下としてもよいし、掃除
を始めるまではさらに時間を要するので、これよりも長
くても構わない。このように、制動回路を設けた理由
は、近年空気調和機の性能を向上させるため、貫流ファ
ン7の径が大きくなってきており、慣性力による自然停
止時間が長くなる傾向にあるからである。もし、ヒンジ
18を設けて吹出しユニット4を開ける時間、若しくは
手指を通風路25に入れるまでの時間よりも、慣性力に
よる自然停止時間が短い場合は制動回路を設ける必要が
ない。本実施例で用いられる貫流ファン7及びこれを駆
動するモータの組み合わせによる自然停止時間が10秒
と長かったため、制動回路が構成されるようにした。そ
して、吸収抵抗23の抵抗値もこの時間に見合った時間
としている。なお、本実施例では、吹出しユニット4を開
放して貫流ファン7を露出する構造として、筐体本体5
と吹出しユニット4とをヒンジ18にて接続し、吹出し
ユニット4を下側に回転動作させるものとし、このヒン
ジ18を力が加わる方向と反対の力(抵抗)が加わるよう
なヒンジとすることで、吹出しユニット4を開けたとき
の安全性を高めるようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば、従来技術2に記載された貫流ファン露出構
造としても適用可能である。
【0072】すなわち、従来技術2は、貫流ファン露出
構造として、空気調和機の室内機を熱交換器及び電気品
を含む上ユニットと貫流ファン、横風向板及び縦風向板
とを含む下ユニットで構成し、貫流ファンを掃除するた
めに下ユニットを上ユニットから分割離脱させ、この
際、下ユニットが床面に落下するのを防止するため鎖や
紐などで下ユニットを吊り下げている。このような空気
調和機であっても、下ユニットを吊り下げる鎖や紐をロ
ーラに巻き取る構造とし、しかも下ユニットを分離させ
る際、このローラにフリクションを与え、離脱方向とは
反対の力が加わるようにすることで、離脱の瞬間に貫流
ファンへの通電が切れ、貫流ファンに触れることが可能
となる状態では、貫流ファンは停止しているか安全な速
度で回転していることとなり、清掃作業を安全に行わせ
ることができる。また、貫流ファンが自然に停止する時
間が長い場合は、上記本実施例と同様に、ファンモータ
に制動をかけても良い。この制動は、上記実施例では、
吸収抵抗に電動機が発電機となって発生する電力を消費
させるものであったが、例えばブレーキシューを用いて
駆動軸を押さえつける機械式であっても良い。但し、電
気制動のほうが部品点数が少なく故障が少ないといった
点で有利である。
【0073】また、図7において、接点ストロークの僅
かな切換スイッチ22を確実に作動させるため、切換ス
イッチ22を取付けた同一基板上にストッパー22aを
設け、吹出しユニット4を回動させることにより切換ス
イッチ22とストッパー22aの間にくさび状の突起1
5gを挿入している。これにより、吹出しユニット4を
構成する部品を製作するときに生じる部品製作による誤
差や筐体本体5に組み込むときに生じる組立て誤差を吸
収することができ、切換スイッチ22は確実に作動する
ことになる。
【0074】本実施例においては、貫流ファン7を筐体
本体2側に残した状態で、横風向板16および縦風向板
17を装着したまま吹出しユニット4を上下方向に回転
させて開放できる。したがって、空気調和機が部屋の天
井近くの高所に配置されていても、吹出しユニット4は
ロックスイッチ19を押し下げて、下方に回転させると
いう簡単な操作で開放でき、同時に横風向板16と縦風
向板17も筐体ユニット2から開放することができ、貫
流ファン7の下部を露出することができ、露出した横風
向板16、縦風向板17、貫流ファン7を下方から容易
に清掃することができる。
【0075】また、ロックスイッチ19の操作方向と吹
出しユニット4の回転方向を同じ方向にしているので、
空気調和機が天井に近い高所に設置されていても、ロッ
クスイッチ19を押し下げた手をそのまま進めると、吹
出しユニット4を下方に開放することになり、手順に無
駄がないなので、誰でも簡単に開放することができる。
【0076】そして、吹出しユニット4は後側下端部の
トルクヒンジ18を回転軸として下方に回転するので、
吹出しユニット4に設けた横風向板16および縦風向板
17は筐体本体2にぶら下がるようにして室内側に向か
って露出する。
【0077】したがって、横風向板16および縦風向板
17は掃除をする使用者の手元方向を向くことになり、
横風向板16および縦風向板17の汚れを清掃する場合
にも非常に楽な状態で掃除をすることができる。また、
貫流ファン7も吹出しユニット4の開放部に露出するの
で、下から簡単に清掃することができる。さらに、貫流
ファン7を明度6以上の明るい材料で製作しておけば、
貫流ファン7が見易くなるとともに、貫流ファン7に付
着した汚れを明確に識別することができ、清掃前後の還
流ファン7の汚れ状態を容易に確認することができるよ
うになる。
【0078】また、空気調和機の電源を切り忘れ、運転
したまま吹出しユニット4を開放した場合でも、貫流フ
ァン7はファンモーター21の制動機構により短時間で
完全に停止するようになっているので、安心して清掃作
業を行なうことができる。
【0079】また、別の実施例では、吹出しユニット4
のを自重とヒンジ18の関係を、吹出しユニット4を開
き初めて直ぐに手を離しても回動を停止することなく自
重で回動すると共に任意の位置までゆっくり回動して開
放するようにしている。これにより、吹出しユニット4
が自重で勢い良く回動して操作者の頭や顔に衝突するこ
とを防止できる。
【0080】以上詳細に説明したように、本実施例によ
れば風向板を組み込んだ吹出しユニットを簡単に開放で
きるようにし、更には吹出しユニットを開放して室内ユ
ニット内を掃除するため手を入れるまでに、貫流ファン
を確実に停止させるようにしたものである。また、吹出
ユニットを開いた直後に、誤って下面部の吹出し口に手
を入れてしまったとしても、それまでに確実にファンの
停止ができる。
【0081】室内ユニット内を掃除するため吹出しユニ
ットを開放した場合に、ファンモーターの電源を遮断す
るとともに、慣性により回転するファンモーターから発
生する逆起電力をバイパス回路により消費させ、回転に
制動を加えて貫流ファンを短時間で確実に停止させてい
ることである。これにより貫流ファンや通風路を掃除す
る人は電源を切り忘れても安全に掃除をすることができ
る。
【0082】また、横風向板と縦風向板を組み込んだ吹
出しユニットを、ヒンジを支点にして回動し簡単に開放
できるようにしたことにより、吹出しユニットを開き初
めて直ぐに手を離しても自重で回動するようにした場合
は、ヒンジを用いていることにより任意の位置までゆっ
くり回動することになり、吹出しユニットが自重で勢い
良く回動して操作者の頭や顔に衝突することを防止でき
る。
【0083】次に横風向板と縦風向板を組み込んだ吹出
しユニットを、ヒンジを支点にして回動し簡単に開放で
きるようにしたことにより、貫流ファンや通風路を掃除
する場合に、横風向板や縦風向板を部品単体で、あるい
は部分組立品の状態で取り外す必要がないので、部品の
破損や紛失を心配することなく、簡単な操作で吹き出し
部を開放することができる。また、吐出風路を形成する
風路壁も開放しているので、貫流ファンの露出側の開放
空間を大きく開口することができ、大きく露出した貫流
ファンをより一層容易に清掃することができるようにな
る。
【0084】また、ロックスイッチの操作方向と吹出し
ユニットの回転方向を同じ方向にしているので、空気調
和機が天井に近い高所に設置されていても、ロックスイ
ッチを押し下げた手をそのまま進めると、吹出しユニッ
トを下方に開放することになり、手順に無駄がないなの
で、誰でも簡単に操作することができる。
【0085】さらに、吹出しユニットは吹出しユニット
の回転自重を支える制動トルクをもったヒンジで筐体本
体に回転可能に軸支しているので、吹出しユニットの回
転範囲内の自由な位置で手を放せば、手を放したその位
置で吹出しユニットが停止する。これにより、手を放す
ことにより急激に落下したり、跳ね上がることがないの
で、安心して吹出しユニットを開放することができる。
【0086】
【発明の効果】以上本発明によれば、縦風向板及び横風
向板を通風路から簡単に離脱させることができ、安全に
貫流ファンを露出することができる。
【0087】また、本発明よれば、掃除用具を紛失する
可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による空気調和和機の外観
図。
【図2】同空気調和機の側面図。
【図3】同空気調和機の吐出カバーを開放した側面図。
【図4】同空気調和機のフロントパネルおよび吐出カバ
ーを開放した外観図。
【図5】同空気調和機の中央縦断面図。
【図6】同空気調和機の吐出カバーを開放した中央縦断
面図。
【図7】同空気調和機のファンモーター停止スイッチの
説明図。
【図8】同空気調和機の電気回路図。
【図9】同空気調和機のファンモーターが停止するまで
の電流特性。
【図10】実施例の貫流ファンを掃除するための掃除部
材を示す斜視図。
【図11】従来技術1の空気調和機の断面図。
【図12】従来技術1の空気調和機の風向板を外した
図。
【図13】従来技術2の空気調和機の断面図。
【図14】従来技術2の空気調和機の貫流ファンを露出
した図。
【図15】従来技術2のファンモーター停止方法。
【図16】従来技術2のファンモーター停止方法。
【図17】従来技術2のファンモーター停止方法。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…筐体ユニット、3…化粧カバー
ユニット、4…吹出しユニット、5…筐体本体、6…熱
交換器、7…貫流ファン、8…化粧カバー、9…フロン
トパネル、10…表示部、11…エアフィルタ、12…
前面吸込み口、13…上面吸込み口、14…ヒンジ装
置、15…吹出しカバー、16…横風向板、17…縦風
向板、18…ヒンジ、19…ロックスイッチ、20…係
止具、21…ファンモーター、22…切換スイッチ、2
3…吸収抵抗、24…吸込み風路、25…吹出し風路、
26…吐出風路、101…室内ユニット、102…横風
向板、103…縦風向板、104…貫流ファン、105
…通風路、201…室内ユニット、201a…上側ユニ
ット、201b…下側ユニット、202…貫流ファン、
203…通風路、204…ファンモーター、205…フ
ァン制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 則夫 栃木県下都賀郡大平町富田709番地の2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3L051 BH06 BJ10 3L060 AA08 CC19 DD01 EE05 3L080 BE11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を吸込む吸込み口と、熱交換器と、縦
    風向板及び横風向板とを有する吹出しユニットと、駆動
    時に前記吸込み口、前記熱交換器、前記吹出しユニット
    の順に空気を通風し前記吹出しユニットから吹出させる
    貫流ファンと、前記横風向板と最も近い熱交換器部分と
    の距離を変化させるように前記吹出しユニットを開閉さ
    せる吹出しユニット開閉機構と、前記吹出しユニット開
    閉機構を操作することで前記吹出しユニットを開動作さ
    せたとき、前記貫流ファンを駆動するモータへの給電回
    路を遮断する機構とを室内機に備えた空気調和機におい
    て、前記吹出しユニット開閉機構に設けられ少なくとも
    前記吹出しユニットを開動作させるとき、この吹出しユ
    ニットの移動方向に加わる力に抗する力を発生する機構
    を備えた空気調和機。
  2. 【請求項2】通風経路に配置され空気を吸込む吸込み口
    と、前記通風経路に配置された熱交換器と、前記通風経
    路に配置された縦風向板及び横風向板とを有する吹出し
    ユニットと、駆動時に前記通風経路に空気を通風させ前
    記吹出しユニットから吹出させる貫流ファンと、前記吹
    出しユニットを前記通風経路から離脱させ、通風経路に
    配置させることで開閉させる吹出しユニット開閉機構
    と、前記吹出しユニット開閉機構を操作することで前記
    吹出しユニットを開動作させたとき、前記貫流ファンを
    駆動するモータへの給電回路を遮断する機構とを室内機
    に備えた空気調和機において、前記吹出しユニット開閉
    機構に設けられ少なくとも前記通風経路から離脱させる
    開動作を行わせるとき、この吹出しユニットの移動方向
    に加わる力に抗する力を発生する機構を備えた空気調和
    機。
  3. 【請求項3】空気を吸込む吸込み口と、熱交換器と、縦
    風向板及び横風向板とを有する吹出しユニットと、駆動
    時に前記吸込み口、前記熱交換器、前記吹出しユニット
    の順に空気を通風し前記吹出しユニットから吹出させる
    貫流ファンと、前記横風向板と最も近い熱交換器部分と
    の距離を変化させるように前記吹出しユニットを開閉さ
    せる吹出しユニット開閉機構と、前記吹出しユニット開
    閉機構を操作することで前記吹出しユニットを開動作さ
    せたとき、前記貫流ファンを駆動するモータへの給電回
    路を遮断する機構とを室内機に備えた空気調和機におい
    て、前記吹出しユニット開閉機構に設けられ少なくとも
    開動作させるとき、この吹出しユニットの移動方向に加
    わる力に抗する力を発生する機構と、前記吹出しユニッ
    トを開動作させるとき、前記貫流ファンを制動させる機
    構とを備えた空気調和機。
  4. 【請求項4】通風経路に配置され空気を吸込む吸込み口
    と、前記通風経路に配置された熱交換器と、前記通風経
    路に配置された縦風向板及び横風向板とを有する吹出し
    ユニットと、駆動時に前記通風経路に空気を通風させ前
    記吹出しユニットから吹出させる貫流ファンと、前記吹
    出しユニットを前記通風経路から離脱させ、通風経路に
    配置させることで開閉させる吹出しユニット開閉機構
    と、前記吹出しユニット開閉機構を操作することで前記
    吹出しユニットを開動作させたとき、前記貫流ファンを
    駆動するモータへの給電回路を遮断する機構とを室内機
    に備えた空気調和機において、前記吹出しユニット開閉
    機構に設けられ少なくとも前記通風経路から離脱させる
    開動作を行わせるとき、この吹出しユニットの移動方向
    に加わる力に抗する力を発生する機構と、前記吹出しユ
    ニットを開動作させるとき、前記貫流ファンを制動させ
    る機構とを備えた空気調和機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    吹出しユニット開閉機構は、前記熱交換器を収納する本
    体に前記吹出しユニットが回動できるように設けられた
    ヒンジである空気調和機。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記ヒンジは、吹出し
    ユニットの移動方向に加わる力に抗する力を発生する機
    構を備えている空気調和機。
  7. 【請求項7】請求項5において、前記吹出しユニットは、
    前記室内機の前方側が開放されるように回動して開くも
    のであり、この吹出しユニットの側面に設けたロックス
    イッチを斜め下方にスライドさせることで開放される空
    気調和機。
  8. 【請求項8】空気を吸込む吸込み口と、熱交換器と、縦
    風向板及び横風向板とを有する吹出しユニットと、駆動
    時に前記吸込み口、前記熱交換器、前記吹出しユニット
    の順に空気を通風し前記吹出しユニットから吹出させる
    貫流ファンと、前記横風向板と最も近い熱交換器部分と
    の距離を変化させるように前記吹出しユニットを開閉さ
    せる吹出しユニット開閉機構とを室内機に備えた空気調
    和機において、前記吹出しユニット4を開いたときに取
    り外し可能な位置であって通風路とはならない位置に備
    品収納空間を備えた空気調和機。
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