JP3690156B2 - 冷温水供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
本発明は温水と冷水を供給できる省エネルギータイプの冷温水供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の給湯装置は、一つの例としては図6に示すように燃焼部1と熱交換器部2と排気部3が順次密接され、燃焼部1には燃料供給部4と空気供給部5が接続され、熱交換器部2には入口を水供給部6を介した入水管7と、出口を出湯管8で接続した燃焼型給湯機9がある。またもう一つの例としては図7に示すように圧縮機10、凝縮器11、減圧器12、蒸発器13が順次閉回路で接続された冷媒回路14と、貯湯タンク15、循環ポンプ16、凝縮器11、ヒータ17が接続された水回路18から構成されるヒートポンプ型給湯機19がある。
【0003】
上記構成の燃焼型給湯機9は燃焼部1で発生させた高温の熱を、熱交換器部2で入水管7から供給される水と熱交換し、出湯管8より湯として端末の複数の給湯栓20に供給するものである。一方、ヒートポンプ型給湯機19のものは、圧縮機10より吐出された高温高圧の過熱ガス冷媒は凝縮器11に流入し、ここで循環ポンプ16から送られてきた水を凝縮熱で加熱し貯湯タンク15に貯えるもので、外気温度が低い場合はヒータ17を兼用して高温の沸き上げを行っていた。また、凝縮器11で凝縮液化した冷媒は減圧器12で減圧され蒸発器13に流入し、ファン21で集められた大気熱を吸熱して蒸発ガス化し再び圧縮機10に戻るサイクルで運転されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の燃焼型給湯機9は大流量出湯能力と即湯性及びコンパクト性という点では優れているが、省エネルギーの点では好ましくなくまた水道水温度以下の冷水用途にはまったく対応できない。一方、ヒートポンプ型給湯機19は、逆に省エネルギーという点では優れており、また冷水供給も可能であるが、電気温水器と同様、風呂給湯やシャワー給湯に対応するため図7に示すように沸き上げたお湯をいったん貯湯する300リットルから460リットル程度の大きな貯湯タンク15が必要で、そのため設置スペースが大きくなり、設置できる場所が限定される。もしその貯湯タンク15がない状態で使用しようとした場合は、給湯できる流量が少なく風呂給湯等の大流量用途には対応できず、圧縮機10の温度が立ち上がるまでに数分から数十分を要し、すぐに湯を供給するという点では大きな課題を有している。また湯切れ防止のために高出力のヒータ17が必要で、100V電源が使用できず特別に200Vの電源工事が必要となる。さらに外気温度が低い冬季等は大気からの吸熱効率が低下し、ヒートポンプ型給湯機の特徴である効率面での効果を十分に引き出せないという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、圧縮機と、冷媒サイクルを切換える四方弁と、圧縮機により供給される冷媒が流れる冷媒流路と、この冷媒流路が接続されると共に、水流路を有し前記水流路の入口に給水管、出口に冷温水供給管が接続され冷媒流路の冷媒と水流路を流れる水との間で熱交換を行う水・冷媒熱交換器と、減圧器と、空気・冷媒熱交換器とが順次閉回路を形成するように接続されたヒートポンプユニットと、給水管に接続された熱交換部と、熱交換部の出口に接続した出湯管と、燃焼部と、燃焼後の排気を外部へ導出する排気部を備えた燃焼ユニットとから成り、冷温水供給管と出湯管を接続または分離する混合手段と、ヒートポンプユニットと燃焼ユニットの運転制御を行う制御部とを有し、制御部に燃焼ユニットの給湯運転と四方弁を切換えてヒートポンプユニットの給湯運転または冷水運転並びに両ユニットによる同時給湯運転を行う選択手段を設けると共に、圧縮器の周囲に設けた加熱部と出湯管とを流路遮断手段を介して加熱流路で接続し、ヒートポンプユニットと燃焼ユニットとの同時給湯運転選択時は運転開始から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、流路遮断手段を開放し加熱流路により出湯管と加熱部とを連通し加熱部へ湯を供給し、一定時間経過後は流路遮断手段を閉止し、ヒートポンプユニットの給湯運転を行い、必要能力に対する不足分を燃焼ユニット運転で行う構成としたもので、ヒートポンプユニット運転時の即湯性の改善と温水と冷水が単独または同時に供給できるようにしたものである。
【0006】
上記発明によれば、給湯運転の選択が行われた場合、風呂給湯やシャワー給湯のような大流量、即湯性を必要とする給湯用途に対しては、先ずは燃焼ユニット運転で対応でき、その結果貯湯タンクやヒータが不要となり、またヒートポンプユニット運転も一定時間燃焼ユニットから供給される温水で圧縮機が加熱されるため給湯供給開始が早まり、途中から同時給湯ができるようになり徐々に燃焼ユニット側からの給湯能力を抑制することができる。一方、使用頻度の高い台所、洗面等の小流量用途時に対してはヒートポンプユニット運転による給湯だけで主に対応できるため、上記大流量時の省エネルギー分を加えて全給湯エネルギーからみると大きな省エネルギー効果を得ることができる。また二系統の供給管を設置し混合手段で出湯管と冷温水供給管を分離すれば、例えば風呂と台所で異なる温度用途の要求に対しても同時に供給でき、特に冷水運転を選択することにより水道水温度以下の低温度の冷水を端末から供給できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、圧縮機と、冷媒サイクルを切換える四方弁と、圧縮機により供給される冷媒が流れる冷媒流路と、この冷媒流路が接続されると共に水流路を有し水流路の入口に給水管、出口に冷温水供給管が接続され冷媒流路の冷媒と水流路を流れる水との間で熱交換を行う水・冷媒熱交換器と、減圧器と、空気・冷媒熱交換器とが順次閉回路を形成するように接続されたヒートポンプユニットと、給水管に接続された熱交換部と、熱交換部の出口に接続した出湯管と、燃焼部と、燃焼後の排気を外部へ導出する排気部を備えた燃焼ユニットとから成り、冷温水供給管と出湯管を接続または分離する混合手段と、ヒートポンプユニットと燃焼ユニットの運転制御を行う制御部とを有し、制御部に燃焼ユニットの給湯運転と四方弁を切換えてヒートポンプユニットの給湯運転または冷水運転並びに両ユニットによる同時給湯運転を行う選択手段を設けると共に、圧縮器の周囲に設けた加熱部と出湯管とを流路遮断手段を介して加熱流路で接続したものである。
【0008】
そして、制御部に各ユニットの単独給湯運転または同時給湯運転とヒートポンプユニットの冷水運転が選択できる選択手段を設けたことにより、同時給湯運転選択時は給湯温度が可変にできることは勿論であるが、冷水運転を選択することにより今まで得られなかった水道水温度以下の低温度の冷水が供給可能となり、台所での調理時に多い冷水用途に即応でき、その他洗顔や入浴時での各種効果も期待できる。また混合手段により出湯管と冷温水供給管を分離することにより最大二つの供給流路が得られるため温度が異なる給湯や給湯と冷水等、同時に異なる温度の水が供給できる。さらに同時給湯運転が選択され給湯開始時から一定時間は燃焼ユニットからの湯の一部が加熱部へ供給されるため、圧縮機が暖められることになりヒートポンプユニットの給湯供給時間の立上げを速くすることができる。一方、用途として使用頻度が高い台所、洗濯、手洗い、洗顔等の5リットル以下の小流量を使用する場合は、ヒートポンプユニットだけの単独給湯運転で満足できる湯を供給することができる。従って、給湯エネルギーを例えばすべての給湯モードを燃焼ユニット単独で使用した場合と比較すると、ヒートポンプユニットのエネルギー効率が高い分、省エネルギー効果の向上を図ることができる。また貯湯タンクやヒータを必要としないためコンパクト化が図れ、設置も簡単となり工事性も大幅に向上することができる。
【0009】
また、両ユニットの同時給湯運転選択時は運転開始から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、流路遮断手段を開放し加熱流路により出湯管と加熱部とを連通し加熱部へ湯を供給し、一定時間経過後は流路遮断手段を閉止し、ヒートポンプユニットの給湯運転を行い、要求能力に対する不足分を燃焼ユニットの運転で補うものである。
【0010】
そして、選択手段により両ユニットの同時給湯運転が選択された場合、給湯開始時から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、流路遮断手段を開放し加熱流路から加熱部へ湯を供給することによって圧縮機の温度を上昇させ、一定時間経過後は流路遮断手段を閉止しヒートポンプユニットが起動される。給湯開始時に給湯を行っていた燃焼ユニットは、要求される能力からヒートポンプユニットで供給される給湯能力を差し引いた能力へ徐々に絞り込まれ、一方ヒートポンプユニット単独運転で賄える小流量になった場合は停止され、その間混合手段で出湯管と冷温水供給管が接続され所望される温度と流量の湯が供給される。
【0011】
また圧縮機の吐出温度を検出する温度検出手段を有し、その温度検出手段より検出した温度が設定値以上になるまで流路遮断手段を開放したものである。
【0012】
そして、温度検出手段の検出値と予め決められている設定温度との比較により流路遮断手段の開閉動作が制御され、出湯管から湯を加熱部へ供給するか停止するかが行なわれるが、圧縮機の実際の吐出温度を検出できるためヒートポンプユニット運転の立上り時の性能が安定化できる。
【0013】
さらに加熱部は面接触する筒状体からなるものである。
【0014】
そして、加熱部が配管で巻付ける構成に比べ圧縮機の表面に高密度に接することができるためより速く暖められる。
【0015】
また加熱部に蓄熱材を設けたものである。
【0016】
そして、給湯運転が長時間使用されない場合でも圧縮機が蓄熱材により保温されているため立ち上がりを速くすることができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における冷温水供給装置の構成図である。冷温水供給装置は大きく二つのユニットから構成されるもので、一つはヒートポンプユニット22で、圧縮機23とその吐出側に冷媒サイクルを切換える四方弁24と、圧縮機23の吸入側と四方弁24との間に逆止弁25が設けられ、四方弁24から水・冷媒熱交換器26、減圧器27、空気・冷媒熱交換器28が順次閉回路の冷媒流路29で接続され、その冷媒流路29にはサイクルで予め所定の性能が得られるように決められた冷媒量が封入されている。図中実線矢印で示す冷媒の流れが給湯運転選択時で、破線矢印で示す冷媒の流れが冷水運転選択時の回路である。空気冷媒熱交換器28の前面には大気熱を集熱または空気・冷媒熱交換器28の熱を放熱する送風機30が配置され、また水・冷媒熱交換器26には水流路31が設けられており、入口側を給水管32、出口側を冷温水供給管33に接続されている。また給水管32には水量を検出する流量センサー34Aと閉止機能を有しかつ水量を制御する水制御弁35Aが、冷温水供給管33には水流路31からの出水温度を検出する出水サーミスタ36が取付けられ、下流側で複数の電磁弁等で構成される混合手段37に接続される。一方、もう一つのユニットである燃焼ユニット38は、燃焼ファン39を有する燃焼部40、入口側に給水管32と出口側に出湯管41を有する熱交換部42、燃焼後の排気ガスを排出する排気部43で構成され、出湯管41は途中分岐され一方を圧縮機23の周囲に設けた加熱部44と流路遮断手段45を有する加熱流路46で接続され、もう一方は混合手段37と接続しそこで冷温水供給管33との接続または分離が行われる。さらに混合手段37の出口に接続される供給管路47によって、端末の供給栓48へと接続される。燃焼ユニット38の給水管32にも水量を検出する流量センサー34Bと水制御弁35Bが設けられ、その他入水温度を検出する入水サーミスタ49と、出湯管41には出湯温度を検出する出湯サーミスタ50が設けられている。また燃焼部40には燃焼ファン39の他に燃料供給をオン、オフする元電磁弁や供給量を比例制御する比例弁等を有するガスブロック51が接続されている。また各ユニットは商用電源52から電力を供給され、各種センサーの信号を取込み各種アクチュエータを作動させ、燃焼ユニット38とヒートポンプユニット22の運転動作を制御する制御部53を有し、この制御部53には給湯運転と冷水運転を選択する選択手段54を設けている。さらに端末側には冷温水供給装置本体のリモコン55を有している。
【0019】
次に動作について説明する。選択手段54により両ユニットの同時給湯運転が選択された場合、以下に示すような制御が制御部53により行われる。先ず電源オフ時に給水管32を閉止している水制御弁35Bが電源オンと同時に全開状態になる。次に供給栓48が開栓されると水道水が給水管32より燃焼ユニット38へ供給される。燃焼ユニット38としてガス給湯機の例で示すと、流量センサー34Bで最低動作流量以上の水量値が検出されると、燃焼ファン39が始動し、点火状態に入りガスブロック51の元電磁弁、比例弁が開かれ燃焼部40で着火し燃焼を開始する。そして熱交換部42で給水管32から供給される水を多数のフィンを有するパイプ内に通して熱交換を行い、流量センサー34B、入水サーミスタ49、出湯サーミスタ50からの検出値によりガスブロック51や水制御弁35B、燃焼ファン39を最適燃焼状態に保ち要求される温度の湯が得られるよう運転制御が行われる。その結果、湯は出湯管41より混合手段37を介して供給管路47から供給栓48へと供給される。一方、同時にヒートポンプユニット22の運転に対する制御部53の制御は、燃焼ユニット38が給湯を開始すると同時に電磁弁や比例制御弁等からなる流路遮断手段45を開放するが、その際出湯管41から供給される湯の流れは加熱流路46側へ一部が導かれ、圧縮機23の周囲に巻き付けた管路からなる加熱部44を通過して再度出湯管41へ戻り圧縮機23が供給湯温レベルになると流路遮断手段45を閉止し、そして四方弁24を給湯運転側に切換え、送風機30、圧縮機23を順次起動させ、冷媒を図1中に示す実線矢印方向に送り出す。次に水制御弁35Aを全開し流量センサー34Aで予め設定されている最低動作流量以上の水量値が検出されると、出水サーミスタ36との検出値と要求温度とを比較して要求温度になるよう水・冷媒熱交換器26に流す水量を水制御弁35Aによって制御し、冷温水供給管33より混合手段37を介して供給管路47から供給栓48へ供給する。上記二つのユニットから供給される湯は、混合手段37に設けた二つの電磁弁の開閉状態で、単一の供給管路47で同一温度の給湯を行うか、複数の供給管路47を設置して異なる温度の給湯を行うか利用者側で選択できるが、給湯用途が大流量の場合は、通常冷温水供給管33と出湯管41を通して単一の供給管路47で供給栓48より供給される。また供給管路47をもう一つ設置した場合は、燃焼ユニット38からの給湯とヒートポンプユニット22からの給湯を独立して供給できるようになるため、例えば風呂と台所で同時に異なる温度の給湯を行うことができる。一方、小流量用途の場合はヒートポンプユニット22による給湯量を優先して利用する。次に、選択手段54によりヒートポンプユニット22の冷水運転のみが選択された場合、先ず水制御弁35Bが閉止され流量センサー34Aで予め設定されている最低動作流量以上の水量値が検出されると、ヒートポンプユニット22のみが運転される。図1中破線矢印で示す給湯運転と逆サイクルで冷媒が循環し、水・冷媒熱交換器26で水流路31に供給される水道水から熱を奪い、空気・冷媒熱交換器28で送風機30により放熱するため、水道水温度以下の冷水が冷温水供給管33より供給管路47を通り通常の供給栓48から供給される。
【0020】
(実施例2)
図2は本発明の実施例における冷温水供給装置の制御フローチャートである。
【0021】
両ユニットの同時給湯運転が選択されると給湯開始からの一定時間は図1に示す燃焼ユニット38による給湯運転を行うと同時に、実施例1と同様、流路遮断手段45を開放しその間加熱部44により圧縮機23の温度を上昇させる。一定時間経過後は流路遮断手段45を閉止して通常のヒートポンプユニット22の給湯運転が開始され、流量センサー34A、34Bの検知水量の合計値が流量設定値より多ければ、ヒートポンプユニット22の運転を最大出力で動作させ、不足分を燃焼ユニット38の運転で補う。逆に検知水量が流量設定値より少なければ燃焼ユニット38は停止されヒートポンプユニット22の単独運転が行われる。
【0022】
(実施例3)
図3は本発明の実施例3における冷温水供給装置の制御フローチャートである。
【0023】
実施例1と異なる点は、図1に示す流量遮断手段45の開閉を圧縮機23の温度で行うもので、圧縮機23の吐出側に設けた温度検出手段56の検出値が、予め設定された温度設定値と比較され、検出値が温度設定値以上になったら流量遮断手段45を閉止するものである。
【0024】
(実施例4)
図4は本発明の実施例4における冷温水供給装置の要部断面図である。
【0025】
実施例1の構成と異なる点は、圧縮機23を加熱する加熱部44をドーナツ状の部材で構成し圧縮機23の周囲を囲むようにした点である。例えば、加熱部44の材料として接触面以外を樹脂等の断熱性材料で形成することにより放熱が抑制され保温性も得られる。
【0026】
(実施例5)
図5は本発明の実施例5における冷温水供給装置の要部断面図である。
【0027】
実施例1または実施例4の構成と異なる点は、圧縮機23を加熱する加熱部44に蓄熱手段57を設けた点で、圧縮機23の周囲をこの蓄熱手段57である蓄熱材で囲むようにしたものである。
【0028】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、燃焼ユニット、ヒートポンプユニットそれぞれ単独運転による給湯の他に、両ユニットの同時給湯運転、燃焼ユニット給湯運転とヒートポンプユニット冷水運転の組合わせ等、二つの温度レベルを有する供給水が得られるもので、特に今まで得られなかった水道水より低温度の冷水が供給可能となるため用途の拡大効果が得られる。また温度が異なる湯を同時に給湯できるため利用者の利便性が大きく向上する。さらに、圧縮機を燃焼ユニットから供給される湯で暖め保温する制御によりヒートポンプユニットの立上り性能を大きく向上させることができ要求温度の湯に対する即湯化が改善できる。
【0029】
また、請求項2記載の発明によれば、ヒートポンプユニットと燃焼ユニットとの同時給湯運転時の制御部による運転制御は、給湯開始から一定時間は燃焼ユニットを運転し、その間ヒートポンプユニットを加熱部で加熱し、一定時間経過後はヒートポンプユニットによる給湯運転を優先し、不足分を燃焼ユニット運転で補うもので、運転中のユニットを流れる水量値から次の運転選択を行うようにしたため、大流量時は燃焼ユニット運転と同時にヒートポンプユニットによる給湯運転で補助し、用途として使用頻度が高い小流量の場合は、ヒートポンプユニットだけの給湯運転で満足できるため、大幅な省エネルギー効果を得ることができる。また燃焼ユニットの仕様として広範囲の能力制御までは必要でなくなり、燃焼ユニット自体の制御仕様が簡単化できる。その結果、能力切換や異常音の発生対策等それに伴う各種課題も減少して信頼性を向上できる。さらに燃焼ユニットの即湯性により貯湯タンクやヒータが不要となり大幅なコンパクト化が図れ、従来設置できなかった住宅でも利用可能となり、200V電源工事が必要なヒータ設置も必要としないため、電源工事やタンク設置における工事性も大幅に簡略化することができる。
【0030】
また、請求項3記載の発明によれば、圧縮機の吐出温度を直接検出することにより圧縮機の吐出温度検出値と温度設定値との比較が行われるため、圧縮機の立上り時の加熱状態が一定しヒートポンプユニットの運転動作が安定化できると共に二回目以降の立上りが速くできる。
【0031】
また、請求項4記載の発明によれば、加熱部を圧縮機と面接触するように筒状態に形成し、圧縮機表面全体を包み込むことにより、加熱促進と放熱抑制効果が得られる。
【0032】
また、請求項5記載の発明によれば、圧縮機表面に蓄熱材を設けた加熱部で包み込むことにより一度加熱されると圧縮機周囲の温度環境が高温に保たれるため、燃焼ユニット運転が頻繁に行われない状態でもヒートポンプユニットの立上りをより速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における冷温水供給装置の構成図
【図2】 本発明の実施例2における冷温水供給装置のフローチャート
【図3】 本発明の実施例3における冷温水供給装置のフローチャート
【図4】 本発明の実施例4における冷温水供給装置の要部断面図
【図5】 本発明の実施例5における冷温水供給装置の要部断面図
【図6】 従来の燃焼型給湯機の構成図
【図7】 従来のヒートポンプ型給湯機の構成図
【符号の説明】
22 ヒートポンプユニット
23 圧縮機
24 四方弁
26 水・冷媒熱交換器
27 減圧器
28 空気・冷媒熱交換器
29 冷媒流路
30 送風機
31 水流路
32 給水管
33 冷温水供給管
37 混合手段
38 燃焼ユニット
39 燃焼ファン
40 燃焼部
41 出湯管
42 熱交換部
43 排気部
44 加熱部
45 流路遮断手段
46 加熱流路
53 制御部
54 選択手段
56 温度検出手段
57 蓄熱手段

Claims (4)

  1. 圧縮機と、冷媒サイクルを切換える四方弁と、前記圧縮機により供給される冷媒が流れる冷媒流路と、この冷媒流路が接続されると共に、水流路を有し前記水流路の入口に給水管、出口に冷温水供給管が接続され前記冷媒流路の冷媒と前記水流路を流れる水との間で熱交換を行う水・冷媒熱交換器と、減圧器と、空気・冷媒熱交換器とが順次閉回路を形成するように接続されたヒートポンプユニットと、前記給水管に接続された熱交換部と、前記熱交換部の出口に接続した出湯管と、燃焼部と、燃焼後の排気を外部へ導出する排気部を備えた燃焼ユニットとから成り、前記冷温水供給管と前記出湯管を接続または分離する混合手段と、前記ヒートポンプユニットと前記燃焼ユニットの運転制御を行う制御部とを有し、前記制御部に前記燃焼ユニットの給湯運転と前記四方弁を切換えて前記ヒートポンプユニットの給湯運転または冷水運転並びに両ユニットによる同時給湯運転を行う選択手段を設けると共に、前記圧縮器の周囲に設けた加熱部と前記出湯管とを流路遮断手段を介して加熱流路で接続し、ヒートポンプユニットと燃焼ユニットとの同時給湯運転選択時は運転開始から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、前記流路遮断手段を開放し加熱流路により出湯管と加熱部とを連通し前記加熱部へ湯を供給し、一定時間経過後は前記流路遮断手段を閉止し、ヒートポンプユニットの給湯運転を行い、必要能力に対する不足分を燃焼ユニット運転で行う構成とした冷温水供給装置。
  2. 圧縮機の吐出温度を検出する温度検出手段を有し、前記温度検出手段より検出した温度が設定値以上になるまで流路遮断手段を開放した請求項1記載の冷温水供給装置。
  3. 加熱部は面接触する筒状体からなる請求項1又は請求項2に記載の冷温水供給装置。
  4. 加熱部に蓄熱材を設けた請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冷温水供給装置。
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