JP3692813B2 - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

ヒートポンプ給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3692813B2
JP3692813B2 JP2351999A JP2351999A JP3692813B2 JP 3692813 B2 JP3692813 B2 JP 3692813B2 JP 2351999 A JP2351999 A JP 2351999A JP 2351999 A JP2351999 A JP 2351999A JP 3692813 B2 JP3692813 B2 JP 3692813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
heat pump
unit
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2351999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000220887A (ja
Inventor
志郎 竹下
竹司 渡辺
吉継 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2351999A priority Critical patent/JP3692813B2/ja
Publication of JP2000220887A publication Critical patent/JP2000220887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3692813B2 publication Critical patent/JP3692813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
本発明はヒートポンプ給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のヒートポンプ給湯装置は、図13に示すように圧縮機1、凝縮器2、減圧器3、蒸発器4が順次閉回路に接続された冷媒流路5からなるヒートポンプユニット6と、貯湯タンク7、循環ポンプ8、凝縮器2、ヒータ9が接続された水流路10からなる給湯ユニット11からなっていた。
【0003】
上記構成のヒートポンプ給湯装置では、圧縮機1より吐出された高温高圧の過熱ガス冷媒は凝縮器2に流入し、ここで循環ポンプ8から送られてきた水を凝縮熱で加熱し貯湯タンク7に貯えるもので、外気温度が低い場合はヒータ9を兼用して高温の沸き上げを行っていた。一方凝縮器2で凝縮液化した冷媒は減圧装置3で減圧され蒸発器4に流入し、ファン12で集められた大気熱を吸熱して蒸発ガス化し再び圧縮機1に戻るサイクルで運転されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のヒートポンプ給湯装置は、エネルギー効率という点では他の給湯装置に比べ優れているが、電気温水器と同様、風呂給湯やシャワー給湯に対応するため図13に示すように沸き上げたお湯をいったん貯湯する300リットルから460リットル程度の大きな貯湯タンク7を有しており、そのため設置スペースが他の給湯機より大きくなり、設置できる場所が限定される。例えばその貯湯タンク7がない状態で使用しようとした場合は、給湯できる流量が少なく風呂給湯等の大流量には対応できず、また給湯可能な状態に立ち上がるまでに数分の時間を要し、即湯という点で大きな課題を有している。さらに貯湯タンク7を有しても湯切れ防止のために高出力のヒータ9が必要で、100V電源が使用できず特別に200Vの電源工事が必要となる。さらに外気温度が低い冬季等は大気からの吸熱効率が低下し、ヒートポンプ給湯機の特長である効率面での効果を十分に引き出せないという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、給水管と給湯管を切替手段、循環ポンプを介して連通させたバイパス流路を有し、給湯開始時から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、凝縮器水流路内の給湯水をバイパス流路を通して循環させてヒートポンプユニットの暖気運転を行い、一定時間経過後の給湯時には常にヒートポンプユニットを運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニット運転で補うようにしたものである。
【0006】
上記発明によれば、給湯開始時は通常の燃焼ユニットだけで給湯し、その間の一定時間だけ凝縮器水流路の給湯水は、循環ポンプにより給水管、水流路、給湯管、バイパス流路で形成される循環流路内を流れ、ヒートポンプユニット運転が支障なく動作するようにし、それに伴い圧縮機の温度は上昇する。その結果一定時間経過してヒートポンプユニット運転による給湯が開始された時には高温給湯を行うことができる。また給湯開始時の給湯用途が風呂給湯等の大流量を必要とする場合であれば、ヒートポンプユニット運転で作るお湯に加えて、給湯開始時から給湯を行っている燃焼ユニット運転は徐々に給湯能力を減らしていき、台所、洗面等の小流量用途時であれば、燃焼ユニット運転を停止し、給湯管と出湯管を接続する混合部で所望のお湯として供給する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、閉回路で構成される冷媒流路で圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器が接続され、前記凝縮器には前記冷媒流路と熱交換を行う水流路が設けられ、前記水流路に給水管と給湯管が接続されると共に、前記給水管と前記給湯管を連通し、循環ポンプと両端に切替手段を有したバイパス流路を設けたヒートポンプユニットと、前記給水管と出湯管が接続された熱交換部と、前記熱交換部を加熱する燃焼部と、燃焼後の排気を装置外へ導出する排気部等で構成される燃焼ユニットと、前記給湯管と前記出湯管を接続する混合部と、前記ヒートポンプユニットと前記燃焼ユニットの運転制御を行う給湯制御部とを有した制御器を備え、前記給湯制御部は給湯開始時から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、前記切替手段により前記給水管、前記給湯管を前記バイパス流路で連通し、前記バイパス流路中に設けた循環ポンプにより前記凝縮器の水流路を循環させてヒートポンプユニットの暖気運転を行い、一定時間経過後の給湯時には常に前記ヒートポンプユニットを運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニット運転で行うことを特徴とするヒートポンプ給湯装置としたものである。
【0008】
そして、制御器の給湯制御部は、給湯開始時からの一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、ヒートポンプユニット運転の立上りを速くするために凝縮器の水流路に接続した給水管と給湯管をバイパス流路で連通し、その両端を切替手段で本流側と分岐し循環ポンプで水を循環させてヒートポンプ回路の暖気運転を行い、圧縮機の温度を上昇させている。一定時間経過後は通常のヒートポンプ給湯へ移行し、給湯開始時に給湯を行っていた燃焼ユニットは、要求される能力からヒートポンプユニットで供給される能力を差し引いた能力へ徐々に絞り込まれ、ヒートポンプユニット単独運転で賄える小流量になった場合停止され、その間給湯管と出湯管を接続する混合部から所望されるお湯が供給され続ける。例えば風呂給湯の場合は、燃焼ユニットを中心として大流量出湯を行うことができるし、一方、用途として使用頻度が高い台所、洗濯、手荒い、洗顔等の小流量を使用する場合は、ヒートポンプユニットだけの単独運転でほぼ満足できる。従って、給湯エネルギーを例えばすべての給湯モードをガス給湯機単独で使用した場合と比較すると、ヒートポンプユニットのエネルギー効率が高い分省エネ効果を図ることができる。また大きな貯湯タンクやヒータを必要としないため、コンパクト化が図れ設置が簡単となり、工事性も大幅に向上することができる。
【0009】
また、圧縮機に吐出温度を検出する温度検出手段を有し、制御器の給湯制御部は、温度検出手段より検出した温度が温度設定値になるまでバイパス流路により凝縮器の水流路を循環させ、温度設定値到達後の給湯時は常にヒートポンプユニットは運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニットによる運転で行うようにしたものである。
【0010】
そして、温度検出手段の検出値と予め決められている設定温度との比較により暖気運転の開始、終了が行なわれるが、一度圧縮機が起動された後は圧縮機温度の立上りが速いため、その分ヒートポンプユニット運転による給湯時間が長くでき、また動作開始状態が安定化できる。
【0011】
さらに、制御器の給湯制御部は、給湯運転停止時間より所定時間経過までに給湯運転が行われない場合、ヒートポンプユニットが一定時間の間欠暖気運転を行い、間欠暖気運転モード中に給湯開始の信号を検知した場合、暖気運転中は一定時間経過後に、暖気運転停止中は一定時間暖気運転を行ったのちにヒートポンプユニットを運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニットによる運転で行うようにしたものである。
【0012】
そして給湯運転が行われてない状態でも、圧縮機の温度が下がらないよう一定時間ごとに暖気運転が行われるためヒートポンプユニット運転から給湯されるお湯を即湯化することができる。
【0013】
また、圧縮機に吐出温度を検出する温度検出手段を有し、制御器の給湯制御部は、温度検出手段より検出した温度が温度設定値になるまでヒートポンプユニットの暖気運転を行うようにしたものである。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1から4までのヒートポンプ給湯装置の系統図である。図1においてヒートポンプユニット13は、圧縮機14、凝縮器15、減圧器16、蒸発器17と蒸発器17に大気を通過させて大気熱を集めるファン18から構成され、上記サイクルで予め所定の性能が得られるように決められた冷媒量が封入された冷媒流路19で接続されるが、圧縮機14には表面温度を検出する温度検出手段20としてサーミスタが取付けられ、凝縮器15には冷媒の流れと対向する水流路21が設けられており、入口側を給水管22、出口側を給湯管23に接続されると共に、給水管22と給湯管23を連通し循環ポンプ24と給水管22、給湯管23との分岐動作を行う切替弁25,26とを有したバイパス流路27を構成し、また凝縮器15の入口側の給水管22には水量を検出する流量センサー28Aと閉止機能を有し水量を制御する水制御弁29Aが設けられ、給湯管23には給湯温度を検出する給湯サーミスタ30を有している。一方、燃焼ユニット31は燃焼部32、熱交換部33、排気部34で構成され、熱交換部33の入口側は上流で分岐された給水管22と、出口側は出湯管35と接続されている。燃焼ユニット31の給水管22には水量を検出する流量センサー28Bと水制御弁29Bと入水温を検出する入水サーミスタ36が取付けられ、出湯管35には出湯温度を検出する出湯サーミスタ37が設けられている。また燃焼部32には燃料をオン、オフする元電磁弁や供給量を比例制御する比例弁等を有したガスブロック38と燃焼空気を供給する燃焼ファン39が接続されている。そして燃焼ユニット31の出湯管35とヒートポンプユニット13の給湯管23は、混合部40で連通され給湯配管41により給湯栓42と接続されている。また各ユニットは商用電源43から電力を供給され、各種センサーの信号を取込み各種アクチュエータへの信号や操作出力を出力して燃焼ユニット31とヒートポンプユニット13の運転動作を制御する制御器44を有し、この制御器44にはユニットを流れる水量値から運転選択を行う給湯制御部45を有している。さらに端末側にはヒートポンプ給湯装置本体のリモコン46が設けられ、電源スイッチ47、表示部48、温度設定スイッチ49を有している。
【0016】
次に動作について説明すると、電源スイッチ47を入れると、オフ時に給水管22を閉止している水制御弁29A、29Bが全開開度状態になる。次に給湯栓42が開栓されると市水が給水管22よりそれぞれのユニットへ供給される。それぞれ個々の動作について説明すると、先ずヒートポンプユニット13による運転は、流量センサー28Aで予め設定されている最低動作流量以上の水量値が検出されると、先ずファン18が駆動し次に圧縮機14が起動され、温度設定スイッチ49の温度になるよう給湯サーミスタ30の検出値と比較して凝縮器15に流す水量を水制御弁29Aで制御し、給湯管23より混合部40へ送る。インバータ駆動の場合は圧縮機14の回転数が可変できるため、それに伴い冷媒循環量が可変しそれに対応して減圧器16も自動制御されるが通常電源の場合は、予め冷凍サイクルの各値は決められているので減圧器16はキャピラビチューブで固定されるか、蒸発器17出口温度に対応して機械的に動作する温度式膨張弁が使用される。次に燃焼ユニット31運転はガス給湯機の例で示すと、流量センサー28Bで最低動作流量の水量値が検出されると、燃焼ファン39が始動し、点火状態に入りガスブロック38の元電磁弁、比例弁が開かれ燃焼部32で着火し燃焼を開始する。そして熱交換部33で給水管22から供給される水を多数のフィンを有したパイプ内に通して熱交換を行い、設定温度のお湯を出湯管35より混合部40へ送る。その結果同時運転の場合は、両ユニットからお湯が作られ給湯管23と出湯管35を通して混合部40で混合され、一つに連通されて給湯配管41を通り給湯栓42より供給される。その時、温度設定に対する制御器44の制御は、温度設定スイッチ49の温度が最終の給湯栓42で得られるよう、温度設定値と出湯サーミスタ37の検出値を比較して入水サーミスタ36との温度差と水量値から所定の燃焼量になるようにガスブロック38を制御し、それに伴い燃焼状態を維持するために燃焼ファン39の回転数が制御される。また燃焼後の高温の排気ガスは排気部34よりユニット外へ放出される。
【0017】
一方、両ユニット運転に対する制御は、図2のフローチャートで示されるように、給湯開始からの一定時間は燃焼ユニット31による給湯運転を行い、その間ヒートポンプユニット13側は圧縮機14の温度をある程度上昇させ給湯の立上りを速くするための暖気運転を開始する。その時の動作は、切替弁25,26をバイパス流路27側と連通するように切替え循環ポンプ24で凝縮器15の水流路21を動かすようにしてヒートポンプ運転を行うものである。その後の給湯運転は切替弁25,26を切替えて通常のヒートポンプユニット13運転が開始され、各流量センサー28A、28Bの検知水量の合計値が流量設定値より多ければ、ヒートポンプユニット13運転を最大出力で動作させ、不足分を燃焼ユニット31運転で補う。逆に検知水量が流量設定値より少なければ燃焼ユニット31は停止されヒートポンプユニット13単独運転が行われる。
【0018】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャートである。
【0019】
実施例1と異なる点は、制御器44の給湯制御部45が給湯開始時は燃焼ユニット31を優先して運転し通常の給湯動作を行い、その間ヒートポンプユニット13側は温度検出手段20により圧縮機14の温度を検出し、予め設定している温度設定値と比較し温度設定値なるまで暖気運転を行うようにしたものである。
【0020】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3のヒートポンプ給湯装置のフローチャートである。
【0021】
実施例1と異なる点は、給湯運転停止から所定時間経過までに給湯運転が行われない場合、ヒートポンプユニット13の暖気運転モードを実施し、一定時間でオン、オフする間欠運転を継続することである。また、その間欠運転中に給湯開始信号を読込んだ時は、暖気運転中であれば進行中の暖気運転が終了後、すでに給湯を開始している燃焼ユニット31と並列に通常のヒートポンプユニット13運転に入り、暖気運転停止中であれば次の暖気運転を完了した後通常のヒートポンプユニット31運転が行われる。
【0022】
(実施例4)
図5は本発明の実施例4のヒートポンプ給湯装置のフローチャートである。
【0023】
実施例3と異なる点は、圧縮機14の温度を検出する温度検出手段20の検出値が、予め設定された温度設定値と比較され、検出値が温度設定値以上になったら暖気運転を停止し、また以下になったら暖気運転を行うことである。
【0024】
(実施例5)
図6は本発明の実施例5及び6のヒートポンプ給湯装置の系統図である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0025】
燃焼ユニット31の出湯管35が分岐され、流量遮断手段50である電磁弁や水制御弁を介して圧縮機14の周囲に巻き付いた加熱部51である管路が設けられている。
【0026】
次に動作を図7の制御フローチャートで説明する。
【0027】
給湯栓42が開けられると、燃焼ユニット31が通常運転を開始し、設定された一定時間の給湯中に流路遮断手段50が開放され、出湯された高温のお湯が圧縮機14周囲を通り再度出湯管35へ戻される。一定時間後には流量遮断手段50が閉止されるが、その間に圧縮機14が加熱され暖められるためヒートポンプユニット13運転による即湯が可能となり、燃焼ユニット31との同時給湯が開始される。
【0028】
(実施例6)
図8は本発明の実施例6のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャートである。
【0029】
実施例5と異なる点は、流量遮断手段50の開閉を圧縮機14温度で行うもので、圧縮機14の温度を検出する温度検出手段20の検出値が、予め設定された温度設定値と比較され、検出値が温度設定値以上になったら流量遮断手段50を閉止するものである。
【0030】
(実施例7)
図9は本発明の実施例7のヒートポンプ給湯装置の要部断面図である。
【0031】
実施例5の構成と異なる点は、圧縮機14を加熱する加熱部52をドーナツ状の部材で構成し圧縮機14周囲を囲むようにしたものである。
【0032】
(実施例8)
図10は本発明の実施例8のヒートポンプ給湯装置の一実施例を示す系統図である。
【0033】
実施例1または実施例5の構成と異なる点は、蒸発器53を燃焼ユニット31の廃熱(図中矢印大で示す)が吸熱できるように配設したことである。図10は実施例1の蒸発器17と並列にもう一つの廃熱吸熱の蒸発器53を設けた場合を示すが、大気熱を吸熱する蒸発器17はなくてもよい。図10では凝縮器15下流側で電磁弁54、55を介して冷媒流路19を分岐し、新しく設けた冷媒流路56に減圧器57と廃熱吸熱の蒸発器53を設け、その出口側に蒸発サーミスタ58を取り付けている。この蒸発サーミスタ50は廃熱を吸熱する蒸発器53内の冷媒ガスの過熱度を最適化するために設けられている。さらに圧縮機14入口側のそれぞれの冷媒流路19、56に逆止弁59、60を設けている。
【0034】
なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0035】
次に動作を説明すると、図10のように二つの蒸発器17、53を有する場合の冷媒流路19、56の選択は、例えば図示していないが二つの蒸発器17、56の雰囲気温度や出口温度の比較で行うことができ、より多く吸熱できる流路が選択される。通常、燃焼ユニット31が運転されている場合や停止後は、電磁弁54は閉止され電磁弁55が開けられ蒸発器53側の冷媒流路56が使用され、この蒸発器53で燃焼ユニット31の燃焼量の約20%弱が吸熱され利用される。なお、図10に示すように大気吸熱用の蒸発器17と併用することで夏場等や日中の外気温度が高い場合に有効であり、さらに細かいエネルギー利用が可能となる。
【0036】
(実施例9)
図11は本発明の実施例9のヒートポンプ給湯装置の一実施例を示す系統図である。
【0037】
実施例8と異なる点は、蒸発器53を燃焼ユニット31の排気部34に設けたところである。設置場所は排気部34壁面、内部いずれでもよい。これにより廃熱が蒸発器53とより安定して熱交換される。
【0038】
(実施例10)
図12は本発明の実施例10のヒートポンプ給湯装置の一実施例を示す系統図である。
【0039】
実施例8と異なる点は、蒸発器53を燃焼ユニット31の熱交換部33に設けたところである。熱交換部33の伝熱面積を増やしたフィンを共用し、その一部の銅管パイプを冷媒流路56と接続して蒸発器53として使用している。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ハード面では設置条件を決定していた貯湯タンク大幅なコンパクト化が図れ従来設置できなかった住宅でもヒートポンプ給湯機が利用可能になるという効果を有する。また200V電源工事が必要なヒータ設置も必要としないため、電源工事やタンク設置における工事性も大幅に簡略化することができる。一方ソフト面ではヒートポンプ給湯の苦手機能であるお湯の供給までに時間を要する点と大流量に対応できない点を燃焼ユニット側で受け持ってもらうことによって、大流量から小流量まで問題なく給湯できるとともに、使用頻度が高い小流量用途でエネルギー効率が高いヒートポンプユニットを優先して作動できるため給湯全体から見ると大きな省エネ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1から4迄のヒートポンプ給湯装置の系統図
【図2】 同ヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図3】 本発明の実施例2のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図4】 本発明の実施例3のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図5】 本発明の実施例4のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図6】 本発明の実施例5及び6のヒートポンプ給湯装置の系統図
【図7】 同ヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図8】 本発明の実施例6のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図9】 本発明の実施例7のヒートポンプ給湯装置の要部断面図
【図10】 本発明の実施例8のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図11】 本発明の実施例9のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図12】 本発明の実施例10のヒートポンプ給湯装置の制御フローチャート
【図13】 従来のヒートポンプ給湯装置の構成図
【符号の説明】
13 ヒートポンプユニット
14 圧縮機
15 凝縮器
16 減圧器
17 蒸発器
19 冷媒流路
20 温度検出手段
21 水流路
22 給水管
23 給湯管
24 循環ポンプ
25,26 切替手段
27 バイパス流路
31 燃焼ユニット
32 燃焼部
33 熱交換部
34 排気部
35 出湯管
40 混合部
44 制御器
45 給湯制御部
50 流路遮断手段
51、52 加熱部
53 蒸発器

Claims (4)

  1. 閉回路で構成される冷媒流路で圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器が接続され、前記凝縮器には前記冷媒流路と熱交換を行う水流路が設けられ、前記水流路に給水管と給湯管が接続されると共に、前記給水管と前記給湯管を連通し、循環ポンプと両端に切替手段を有したバイパス流路を設けたヒートポンプユニットと、前記給水管と出湯管が接続された熱交換部と、前記熱交換部を加熱する燃焼部と、燃焼後の排気を装置外へ導出する排気部等で構成される燃焼ユニットと、前記給湯管と前記出湯管を接続する混合部と、前記ヒートポンプユニットと前記燃焼ユニットの運転制御を行う給湯制御部とを有した制御器を備え、前記給湯制御部は給湯開始時から一定時間は燃焼ユニットの運転を行うと同時に、前記切替手段により前記給水管、前記給湯管を前記バイパス流路で連通し、前記バイパス流路中に設けた循環ポンプにより前記凝縮器の水流路を循環させてヒートポンプユニットの暖気運転を行い、一定時間経過後の給湯時には常に前記ヒートポンプユニットを運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニット運転で行うことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 圧縮機に吐出温度を検出する温度検出手段を有し、制御器の給湯制御部は、前記温度検出手段より検出した温度が温度設定値になるまでバイパス流路により前記凝縮器の水流路を循環させ、温度設定値到達後の給湯時は常にヒートポンプユニットは運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニットによる運転で行うことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 制御器の給湯制御部は、給湯運転停止時間より所定時間経過までに給湯運転が行われない場合、ヒートポンプユニットが一定時間で間欠暖気運転を行い、前記間欠暖気運転モード中に給湯開始の信号を検知した場合、暖気運転中は一定時間経過後に、暖気運転停止中は一定時間暖気運転を行ったのちに前記ヒートポンプユニットを運転し、必要能力に対する不足分を燃焼ユニットによる運転で行うことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 圧縮機に吐出温度を検出する温度検出手段を有し、制御器の給湯制御部は、前記温度検出手段より検出した温度が温度設定値になるまでヒートポンプユニットの暖気運転を行う請求項3記載のヒートポンプ給湯装置。
JP2351999A 1999-02-01 1999-02-01 ヒートポンプ給湯装置 Expired - Fee Related JP3692813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2351999A JP3692813B2 (ja) 1999-02-01 1999-02-01 ヒートポンプ給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2351999A JP3692813B2 (ja) 1999-02-01 1999-02-01 ヒートポンプ給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000220887A JP2000220887A (ja) 2000-08-08
JP3692813B2 true JP3692813B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=12112709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2351999A Expired - Fee Related JP3692813B2 (ja) 1999-02-01 1999-02-01 ヒートポンプ給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3692813B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101374028B1 (ko) 2012-05-21 2014-03-12 (주)귀뚜라미 보일러와 히트펌프를 연계한 하이브리드 시스템
KR101395540B1 (ko) 2012-05-21 2014-05-14 (주)귀뚜라미 보일러와 히트펌프를 연계한 하이브리드 시스템
CN109691942B (zh) * 2017-10-23 2023-01-03 青岛海尔洗碗机有限公司 一种热泵式洗碗机及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000220887A (ja) 2000-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3811682B2 (ja) ヒートポンプ式給湯暖房機
JP2008096044A (ja) 貯湯式給湯装置
JP2002048399A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP2006090689A (ja) ヒートポンプ熱源機付きソーラー給湯システム
JP2009063246A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP3737357B2 (ja) 給湯装置
JP3855695B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6065606B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP5034569B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP3692813B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP2007333340A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP3284905B2 (ja) ヒートポンプシステム
JP2001330313A (ja) 複合給湯機
JP3663942B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP3690156B2 (ja) 冷温水供給装置
JP3690155B2 (ja) 冷温水供給装置
JP2002333208A (ja) ヒートポンプ式風呂給湯システム
JP3890322B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP4515883B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2005077051A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP2850882B2 (ja) ヒートポンプシステム
JP2000111154A5 (ja)
JP2002295899A (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP2705492B2 (ja) 貯水,貯湯式給湯装置
JP2001330312A (ja) 複合給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050613

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees