JP2705492B2 - 貯水,貯湯式給湯装置 - Google Patents

貯水,貯湯式給湯装置

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JP2705492B2 JP32046592A JP32046592A JP2705492B2 JP 2705492 B2 JP2705492 B2 JP 2705492B2 JP 32046592 A JP32046592 A JP 32046592A JP 32046592 A JP32046592 A JP 32046592A JP 2705492 B2 JP2705492 B2 JP 2705492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯湯タンクの1つを蓄
冷槽に利用して、夏季における空気調和機の冷房負荷の
低減を図った貯水,貯湯式給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の貯水,貯湯式給湯装置として、
例えば実開平4−70963号公報に記載のものがある
ほか、未公開ではあるが、本出願人が最近提案した図1
に示すようなものがある(特願平4−319855号)。
この給湯装置は、給湯配管系および冷媒回路の構成が本
発明と略同じなので、便宜上本発明に係る図1,図2を
用いて説明をする。この給湯装置の配管系は、図1に示
すように、電気ヒータ14を内蔵する加熱タンク11
と、湯を貯える第1貯湯タンク12と、湯または冷水を
貯える第2貯湯タンク13とを立設し、タンク11,1
2,13の頂部に給湯配管15を、タンク11,13の底
部に第2三方弁22を介して給水配管16を夫々接続
し、タンク12の底部とタンク13の頂部を配管17で
接続している。また、熱交換器19とポンプ20を介設
した循環配管18の一端18aをタンク11の底部に接
続する一方、第1三方弁21を介して2つに分岐する循
環配管18の各他端18b,18cをタンク11およびタ
ンク13の底部に夫々接続する。
【0003】さらに、タンク13と第2三方弁22の間
の給水配管16に、第4三方弁24を介設して、タンク
12の底部に連なる給水分岐管27を分岐させ、タンク
11と熱交換器19の間の循環配管18に、第3三方弁
23を介設して、タンク13の頂部に連なる循環第1分
岐管28を分岐させ、タンク13と第1三方弁21の間
の循環配管18に、第5三方弁25を介設して、タンク
12の底部に連なる循環第2分岐管29を分岐させてい
る。また、循環第1分岐管28から、先端に排水弁26
を介設した自動排水用の排水管40を分岐させる。一
方、タンク13の頂部およびタンク12の底部には、夫
々内部の水温を検出する第1,第2貯水温度センサ31,
32を設け、給水配管16には、供給される水道水の水
温を検出する給水温度センサ33を設けている。そし
て、これらのセンサ31〜33からの検出信号および図
示しないシステム全体の制御装置からの種々の指令信号
に基づいて、制御器(35)が、熱交換器19を凝縮器,
蒸発器のいずれかとして切換動作させ、各三方弁21〜
25の切換、排水弁26の開閉およびポンプ20の発停
を制御するようになっている。
【0004】なお、給水配管16の入口側の36は絶縁
管、37は減圧弁、38は給水口、39は給水出口であ
り、給湯配管15の42は自動混合栓、45は絶縁管、
46は給湯口、47は逃し弁、48はフロースイッチ、
49は第1開閉弁である。自動混合栓42と給水配管1
6とは、逆止弁41を介設した連絡管40で接続する一
方、給水配管16の第2三方弁22の合流側と分岐側
を、流量調整管43,44で接続している。また、タン
ク11,12,13の底部を、先端に排水弁51、中間に
第2,第3開閉弁52,53を夫々介設した手動排水用の
排水管50で接続している。
【0005】一方、上記給湯装置のヒートポンプ式冷媒
回路71は、図2に示すように、圧縮機72,四路切換
弁73,室外ファン75をもつ室外熱交換器74,膨張弁
76および夫々の室内膨張弁61a〜61cと室内ファン
(図示せず)をもつ互いに並列な室内熱交換器77a〜7
7cを順次管路79a〜79fで循環接続してなり、管路
79dに液閉鎖弁62とフィルタ66付きの受液器63
とを介設し、管路79eにガス閉鎖弁58を介設してい
る。また、圧縮機72の吐出管路79aに第1電磁開閉
弁54を介設し、この手前から第2電磁開閉弁55と第
1閉鎖弁57を介設した第1管路59aを分岐させて、
その先端を図1で述べた熱交換器19の一端に接続する
一方、熱交換器19の他端と受液器63とを、第2閉鎖
弁69,フィルタ67,第4電磁開閉弁56を介設した第
2管路59cで接続している。そして、第1閉鎖弁57
の圧縮機側の第1管路59aを、第3電磁開閉弁60を
介設した第3管路59eにより、圧縮機72の吸込管路
79fに接続する一方、受液器63と吸込管路79fのア
キュムレータ68を、キャピラリチューブ65をもつ第
4管路64で接続している。
【0006】上記貯水,貯湯式給湯装置において、制御
器35は、蓄冷制御手段として、例えば夏季の夜間など
に制御装置から蓄冷運転指令信号を受けると、図2に示
す冷媒回路71の四路切換弁73を図中の実線で示す通
路側に切り換え、第1電磁開閉弁54と第3電磁開閉弁
60を開き,第2電磁開閉弁55を閉じ、管路79dの液
閉鎖弁62を閉じて、圧縮機72からの吐出冷媒を図2
の破線矢印の如く循環させ、図1の熱交換器19を蒸発
器として働かせる。同時に、図1に示す給湯配管系の第
1,第5三方弁21,25をオフ、第3三方弁23をオ
ン、第2,第4三方弁22,24をオンまたはオフに夫々
切り換え、ポンプ20を逆転起動する。なお、各三方弁
がオフとは、それが図1の破線で示す通路側に、逆に各
三方弁がオンとは、それが図1の実線で示す通路側に夫
々切り換わることをいう(以下同じ)。すると、循環路が
タンク13のみとつながり、タンク13内の水のみが、
図中の破線矢印で示すようにポンプ20により熱交換器
9を経て循環せしめられて冷却され、タンク3に冷水が
貯えられる。この蓄冷制御は、所定の蓄冷時間帯が経過
したとき、またはタンク13の第1貯水温度センサ31
が所定の冷水温度を検出したときに終了する。なお、こ
の場合、冷媒回路71の室外熱交換器74が凝縮器とし
て働いて、外気に放熱しているが、四路切換弁73を破
線で示す通路側に切り換え、膨張弁66を閉じ,ガス閉
鎖弁48を開いて、ガス冷媒を矢印C,Dで示すように
循環させて室内熱交換器77a〜77cで凝縮させれば、
室内を暖房することもできる。
【0007】次に、制御器35は、例えば夏季の午後な
どに制御装置から冷水利用冷房指令信号を受けると、タ
ンク3に貯えた冷水を用いた冷水利用冷房制御を行な
う。即ち、制御器35は、図1の各三方弁を上述の蓄冷
運転時と同じ切換位置(SV21,25オフ、SV23オ
ン、SV22,24オンまたはオフ)にしたまま、ポンプ
20を正転起動して、水を、図1の破線矢印で示すのと
逆方向にタンク13と熱交換器19との間のみで循環さ
せる。また、図2の四路切換弁73を実線で示す通路側
に切り換え、第1電磁開閉弁54と第3電磁開閉弁60
と膨張弁76を閉じ,第2電磁開閉弁55と液閉鎖弁6
2とガス閉鎖弁58を開いて、圧縮機72からの吐出冷
媒を図中の一点鎖線矢印の如く循環させ、室内熱交換器
77a〜77cを蒸発器として働かせて室内を冷房すると
ともに、室外熱交換器74を働かせずに、図1の熱交換
器19を凝縮器として働かせる。なお、この冷水利用冷
房運転は、運転時間帯が経過したとき、またはタンク1
3の第1貯水温度センサ31が熱交換器19での冷却に
伴う所定の水温上昇を検出したとき、制御器35により
終了される。
【0008】これにより、タンク13内に貯えられた冷
水は、ポンプ20により循環せしめられて上記熱交換器
19を冷却し、凝縮器たるこの熱交換器19における冷
媒の凝縮を、室外熱交換器74における空冷の場合に比
して大幅に促進する。したがって、室内を冷房している
室内熱交換器77a〜77cの冷房負荷が軽減され、真夏
等の電力需要のピーク時においても消費電力を減じつつ
冷房運転を続行でき、電力需要のピーク緩和にも寄与す
ることができる。つまり、本出願人が最近提案した上記
給湯装置は、タンク11,12,13および空気調和機の
冷媒回路71を組み合わせた従来装置において、水道水
の水温が高い夏季は給湯負荷が小さく、貯湯タンクに余
裕も生じることに着目し、この装置に第3〜第5三方弁
23〜25等の僅な部材のみを追加して、安価な夜間電
力等で冷熱を蓄え、これを昼間等の冷房負荷の軽減に有
効利用でき、電力需要のピーク緩和にも役立たせうる安
価な構成の貯水,貯湯式給湯装置を狙ったものであっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案に
係る貯水,貯湯式給湯装置は、冷水利用冷房指令信号を
受けた制御器35が、無条件に冷水利用冷房の制御に入
る。即ち、図1の各三方弁21〜25を適宜切り換え,
ポンプ20を正転起動して、水を図中の破線矢印で示す
のと逆方向にタンク13と熱交換器19との間のみで循
環させると共に、図2の四路切換弁73等を適宜切換
え,開閉して、圧縮機72からの吐出冷媒を図中の一点
鎖線矢印の如く循環させ、蒸発器になる室内熱交換器7
7a〜77cで室内を冷房し、かつ熱交換器19のみを凝
縮器として働かせ、この凝縮器を上記循環水で冷却す
る。そのため、タンク13内に貯えた水の温度が、外気
温度に比較して相対的に高くて外気による空気が有効な
場合でも、室外熱交換器74を働かすことなく、専ら熱
交換器19を凝縮器として働かせ、これを相対的に高温
の水で水冷することになって、冷房運転の消費電力が無
為に増加するという問題がある。また、蓄冷槽たる第2
貯湯タンク13内の水温が異常に上昇することになる。
【0010】そこで、本発明の目的は、冷房運転時に蓄
冷槽内の水温と外気温度を比較し、凝縮器を槽内の水で
水冷するか,外気で空冷するかを判断し、かつそのよう
に制御する手段を設けることにより、冷房運転の消費電
力の低減および蓄冷槽の水温の異常上昇の防止を図るこ
とができる貯水,貯湯式給湯装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明の貯水,貯湯式給湯装置は、図1,図2に例示する
ように、加熱手段14,19により内部の水が加熱され
る加熱タンク11と、湯または水を貯える第1,第2貯
湯タンク12,13を立設し、上記加熱タンク11,第
1,第2貯湯タンク12,13の頂部に給湯配管15を、
上記加熱タンク11および第2貯湯タンク13の底部に
第2三方弁22を介して給水配管16を夫々接続し、上
記第1貯湯タンク12の底部と第2貯湯タンク13の頂
部を配管17で接続するとともに、室内,室外熱交換器
74,77a〜77cを含むヒートポンプ式冷媒回路71
の凝縮器または蒸発器として切換動作せしめられる熱交
換器19とポンプ20とを介設した循環配管18の一端
18aを上記加熱タンク11の底部に接続する一方、第
1三方弁21を介して2つに分岐する上記循環配管18
の各他端18b,18cを上記加熱タンク11および第2
貯湯タンク13の底部に夫々接続してなるものにおい
て、上記第2三方弁22と第2貯湯タンク13の間の給
水配管16に介設され、上記第1貯湯タンク12底に連
なる給水分岐管27を分岐させる第4三方弁24と、上
記熱交換器19と加熱タンク11の間の循環配管18に
介設され、上記第2貯湯タンク13の頂部に連なる循環
第1分岐管28を分岐させる第3三方弁23と、上記第
2貯湯タンク13内の水温T1を検出する貯水温度セン
サ31と、外気の温度を検出する外気温度センサ2と、
蓄冷運転指令を受けて、上記熱交換器19を蒸発器とし
て働かせるとともに、上記第1,第3三方弁21,23を
共に第2貯湯タンク13に通じるように切り換えて第2
貯湯タンク13に冷水を貯える蓄冷制御手段1と、冷房
運転指令を受けて、上記貯水温度センサ31の検出水温
1が、外気温度の所定の一次関数に上記外気温度セン
サ2の検出気温Taを代入した値(Tc=a×Ta+b)より
も大きいか否かを判断し、大きいと判断したとき、上記
ヒートポンプ式冷媒回路71の熱交換器19を停止し、
かつ室外熱交換器74を蒸発器たる室内熱交換器77a
〜77cに対する凝縮器として働かせる一方、大きくな
いと判断したとき、上記室外熱交換器74を停止し、か
つ第1,第3三方弁21,23を共に第2貯湯タンク13
に通じるように切り換えて、上記熱交換器19を室内熱
交換器77a〜77cに対する凝縮器として働かせる冷房
制御手段1を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記貯水,貯湯式給湯装置において、蓄冷運転
指令がない場合は、第1三方弁21が第2貯湯タンク1
3に,第3三方弁23が加熱タンク11に,第4三方弁2
4が第2貯湯タンク13に,第5三方弁25が第2貯湯
タンク13に夫々通じるように切り換えられ、循環配管
18のポンプ20の駆動により、水が、凝縮器として働
く熱交換器19,加熱タンク11,第1,第2貯湯タンク
12,13の順に循環されて加熱,沸上げられる。水が沸
上がると、ポンプ20を停止し、給水配管16の第2,
第4三方弁22,24の組合わせ切り換えで、水道水を
加熱タンク11,第1,第2貯湯タンク12,13のいず
れかの底部に供給し、そのタンクの頂部から給湯配管1
5を経て出湯する。一方、蓄冷制御手段1は、夜間等に
蓄冷運転指令を受けると、熱交換器19を蒸発器として
働かせ、第1,第3三方弁21,23を共に第2貯湯タン
ク13に通じるように切り換えるので、第2貯湯タンク
13内の水のみが、ポンプ20により熱交換器19を経
て循環せしめられて冷却され、第2貯湯タンク13に冷
水が蓄えられることになる。
【0013】次いで、昼間等に冷房運転指令を受けた冷
房制御手段1は、貯水温度センサ31が検出する第2貯
水タンク13内の水温T1が、外気温度の所定の一次関
数に外気温度センサ2の検出気温Taを代入した値(Tc
=a×Ta+b)よりも大きいか否かを判断し、大きいと判
断したとき、空冷が水冷よりも有利なので、ヒートポン
プ式冷媒回路71の熱交換器19を停止し、かつ室外熱
交換器74を(冷媒回路71の蒸発器たる室内熱交換器
77a〜77cに対する)凝縮器として働かせる。これに
より、室外熱交換器74は冷たい外気で空冷され、この
室外熱交換器での冷媒の凝縮が促進される。一方、水温
1がTcよりも大きくないと判断したとき、水冷が空冷
よりも有利なので、室外熱交換器74を停止し、かつ第
1,第3三方弁21,23を共に第2貯湯タンク13に通
じるように切り換えて、上記熱交換器19を(冷媒回路
71の蒸発器たる室内熱交換器77a〜77cに対する)
凝縮器として働かせる。これにより、第2貯湯タンク1
3内の冷水は、ポンプ20で循環せしめられて熱交換器
19を冷却し、この熱交換器での冷媒の凝縮を促進す
る。かくて、水冷,空冷のうち熱的に有利な方を用いて
凝縮器を冷却するので、冷房運転の消費電力の低減およ
び第2貯湯タンク3内の水温の異常上昇の防止を図りつ
つ、室内を冷房する室内熱交換器77a〜77cの冷房負
荷を軽減することができ、電力需要のピーク時において
も消費電力を減らして冷房運転を続行でき、電力需要の
ピーク緩和にも寄与することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1及び図2は、本発明の貯水,貯湯式給湯装
置の給湯配管系および冷媒回路の一例を夫々示す回路図
である。この給湯装置は、図1において外気の温度Ta
を検出する外気温度センサを新たに設け、制御器の構成
を改善した点を除いて、図1,2を用いて既に述べた本
出願人の提案に係る給湯装置と同じであるので、同一部
材についての説明は省略する。上記外気温度センサ2
は、図2に示す室外熱交換器74の近傍の外気の温度T
aを検出し(図4のS1参照)、検出信号を、冷房制御手
段を兼ねる制御器1に出力する。既述の蓄冷制御手段で
ある上記制御器1は、冷房制御手段として、図示しない
システム全体の制御装置からの冷房運転指令信号と、第
2貯湯タンク13の第1貯水温度センサ31および上記
外気温度センサ2からの検出信号を受けて、第1貯水温
度センサ31の検出水温T1が、外気温度の所定の一次
関数に外気温度センサ2の検出気温Taを代入した値(T
c=a×Ta+b)よりも大きいか否かを判断する(図3,図
4のS2参照)。そして、T1がTcよりも大きいと判断
した時、ヒートポンプ式冷媒回路71の熱交換器19を
停止し、かつ室外熱交換器74を、蒸発器たる室内熱交
換器77a〜77cに対する凝縮器として働かせる空冷運
転制御を行なう(図4のS4参照)。一方、T1がTcより
も大きくないと判断した時、上記室外熱交換器74を停
止し、かつ第1,第3三方弁21,23を共に第2貯湯タ
ンク13に通じるように切り換えて、上記熱交換器19
を室内熱交換器に対する凝縮器として働かせる冷水利用
運転制御を行なう(図4のS3参照)。
【0015】上記構成の貯水,貯湯式給湯装置の蓄冷運
転は、従来例で述べたとおりであるので、貯えた冷水に
よる冷水利用等の冷房運転、蓄熱,給湯のみの通常運転
および蓄冷に先立っての排水動作について次に述べる。
制御器1は、例えば夏季の昼間などに図示しないシステ
ム全体の制御装置から冷房運転指令信号を受けると、図
4のステップS1で外気温度センサ2とタンク13の第
1貯水温度センサ21が検出した検出気温Taと検出水
温T1に基づき、ステップS2で、検出水温T1が、検出
気温Taを外気温度の一次関数に代入した値Tc(=a×T
a+b)よりも大きいか否かを判断する。そして、T1がT
cよりも大きくないと判断すると、水冷が空冷よりも有
利なので、ステップS3に進んで冷水利用冷房運転制御
を行なう一方、T1がTcよりも大きいと判断すると、空
冷が水冷よりも有利なので、ステップS4に進んで空冷
冷房運転制御を行なう。ここで、上記一次関数Tcは、
図3の実線の直線で示す如くであり、破線で示すT1
Taの直線と30℃付近で交差し、かつ勾配がより急で
あって、30℃を境にして気温,水温がそれ以下では空
冷が、それ以上では水冷が夫々有利であることを示して
いる。
【0016】さて、ステップS3の冷水利用冷房運転で
は、制御器1は、従来例で述べたと同様に図1の各三方
弁を21〜25を適宜切り換え,ポンプ20を正転起動
して、タンク13の冷水を図中の破線矢印で示すのと逆
方向に熱交換器19との間のみで循環させるとともに、
図2の四路切換弁73等を適宜切換え,開閉して、圧縮
機72からの吐出冷媒を図中の一点鎖線矢印の如く循環
させる。そして、蒸発器になる室内熱交換器77a〜7
7cで室内を冷房し、かつ熱交換器19のみを凝縮器と
して働かせ、上記冷水でこの凝縮器を冷却して冷媒の凝
縮を促進する。また、ステップS4の空冷冷房運転で
は、制御器1は、図1の給湯配管系のポンプ20を停止
するとともに、図2の冷媒回路の四路切換弁73を図中
の実線で示す通路側に切り換え、第1電磁開閉弁54,
膨張弁76,液閉鎖弁62,ガス閉鎖弁58を開き、第
2,第3,第4電磁開閉弁55,60,56を閉じて、圧縮
機72からの吐出冷媒を図2の破線矢印Eの如く循環さ
せる。そして、圧縮機72からの吐出冷媒を、室外熱交
換器74において冷たい外気で空冷して効率よく凝縮さ
せ、室内熱交換器77a〜77cで蒸発させて、室内を冷
房する。
【0017】かくて、水冷,空冷のうち熱的に有利な方
を用いて冷媒回路71の凝縮器74または19を冷却す
るので、蒸発器たる室内熱交換器77a〜77cの冷房負
荷を軽減して、第2貯湯タンク13内の水温の異常上昇
を避けながら、電力需要のピーク時においても消費電力
を減らして冷房運転を続行でき、電力需要のピーク緩和
にも寄与することができる。
【0018】一方、蓄熱,給湯のみの通常運転の場合、
制御器1は、第1,第3,第4,第5三方弁21,23,2
4,25を共にオフにし、かつ第2三方弁22をオンま
たはオフにする。これにより第1三方弁21が第2貯湯
タンク13に,第3三方弁23が加熱タンク11に,第4
三方弁24が第2貯湯タンク13に,第5三方弁25が
第2貯湯タンク13に夫々通じ、続いて多機能ヒートポ
ンプ制御が行なわれる。即ち、制御器1は、図2に示す
冷媒回路71の四路切換弁73を破線で示す通路側に切
り換え、第1電磁開閉弁54と第3電磁開閉弁60を閉
じ,第2電磁開閉弁55を開き、管路79dの液閉鎖弁6
2を閉じて、圧縮機72からの吐出冷媒を図2の実線矢
印の如く循環させ、図1の熱交換器19を凝縮器として
働かせる。同時に、図1に示す給湯配管系のポンプ20
を正転起動して、図1の実線矢印で示すように水を上記
熱交換器19,加熱タンク11,第1,第2貯湯タンク1
2,13の順に循環させる。これによって、熱交換器1
9を通る際の加熱で3つのタンク11,12,13内の水
が全体的に沸上げられ、必要に応じて電気ヒータ14に
深夜電力等を供給すれば、沸上げを促進することができ
る。
【0019】ここで、第5三方弁25をオンに切り換え
れば、第2貯湯タンク13が循環路から遮断されて、第
1貯湯タンク12の底部の矢印Aで示すように、水を加
熱タンク11と第1貯湯タンク12のみに循環させるこ
とができる。一方、第1三方弁21をオン,第2三方弁
22をオフに切り換えれば、第1,第2貯湯タンク12,
13が循環路から遮断されて、加熱タンク11の底部の
矢印Bで示すように、水を加熱タンク11のみに循環さ
せることができる。上述の場合は、冷媒回路71の室外
熱交換器74が蒸発器として働いて、外気から熱を吸収
しているが、四路切換弁73を実線で示す通路側に切り
換え、膨張弁76を閉じ,液閉鎖弁62を開いて、液冷
媒を矢印A,Bで示すように循環させて室内熱交換器7
7a〜77cで蒸発させれば、室内を冷房することもでき
る。
【0020】他方、従来例で述べた第2貯湯タンク13
への蓄冷運転が終わると、制御器1は、以降の通常運転
に備えてセンサからの信号入力を第2貯湯タンク13の
第1貯水温度センサ31から第1貯湯タンク12の第2
貯水温度センサ32側に切り換え、第4,第5三方弁2
4,25を共に第1貯湯タンク12に通じるように、つ
まりオンに切り換える。すると、冷水を貯えた第2貯湯
タンク13が、給水配管16および循環配管18に対し
て夫々遮断されるので、水道水の給水圧の作用による第
2貯湯タンク13からの貯えた冷水の流出が防止され、
かつ循環配管18を循環する湯の第2貯湯タンク13へ
の流入が防止される。従って、安価な夜間電力等で作っ
た冷水を、昼間等の冷水利用冷房運転が始まるまで、第
2貯湯タンク13に確実かつ有効に貯えておくことがで
きる。
【0021】続いて、制御器1は、所定の出湯優先時間
帯(たとえば午前5時から午後6時まで)にある場合、第
2貯湯タンク13の頂部の第1貯水温度センサ31が検
出する水温T1が、出湯可能な40℃を超えるか否かを
判断する。そして、40℃を超えると判断すれば、第
2,第4三方弁22,24を共にオフに切り換え、図1の
一点鎖線矢印で示すように、給水配管16からの水道水
を第2貯湯タンク13の底部に供給し、このタンク13
の頂部から給湯配管15を経る出湯を可能にする。一
方、水温T1が40℃以下と判断すれば、第2,第4,第
5三方弁22,24,25を共にオンに,第3三方弁23
をオフに,第1三方弁21をオンまたはオフにする。す
ると、図1の矢印C,Dで示すように第2,第4三方弁2
2,24を経て夫々加熱タンク11,第1貯湯タンク12
の底部に水道水が供給され、これらのタンクの頂部から
の出湯が可能になる。ここで、第2三方弁22のみをオ
フにすれば第1貯湯タンク12のみから、第4三方弁2
4のみをオフにすれば加熱タンク11のみからの出湯が
可能になる。また、第3三方弁23がオフ,第5三方弁
25がオンなので、この状態で第1三方弁21をオフに
してポンプ20を正転駆動すれば、タンク11,12の
水を熱交換器19を経て循環でき、第1三方弁21をオ
ンにして同様にすれば、タンク11のみの水を同様に循
環できて、これらのタンク内の水を熱交換器19で沸上
げることができる。
【0022】さらに、制御器1は、所定の出湯ピーク時
間帯(例えば風呂を使う午後6時から午後9時まで)にあ
る場合は、上述の出湯制御と略同じだが多量の湯が必要
なので、第1,第2貯水温度センサ31,32および必要
に応じた追加のセンサからの検出信号に基づき、どのタ
ンク11,12,13が最も沸上がっているかを判断す
る。そして、第2,第4三方弁22,24の切換を組合わ
せて、そのタンクの底部に給水配管16からの水道水を
供給して、そのタンクの頂部から給湯配管15を経て出
湯させる。ここで、出湯中は出湯タンクを循環路から遮
断するために、出湯タンクが、加熱タンク11の場合は
第1三方弁21をオフ、第1貯湯タンク12の場合は第
5三方弁25をオフ、第2貯湯タンク13の場合は第5
三方弁25をオンにする。また、出湯後は、タンク内の
水を凝縮器として働く熱交換器19を経てポンプ20に
より循環させて沸上げるべく、多機能ヒートポンプ制御
で述べたように、第1,第3,第5三方弁21,23,25
を共にオフにして、3つのタンク11,12,13に水を
循環させ、あるいは出湯優先時間帯で述べたように、第
3三方弁23をオフ,第5三方弁25をオン,第1三方弁
21をオフまたはオンにして、2つのタンク11,12
またはタンク11のみに水を循環させ、必要に応じてタ
ンク11の電気ヒータ14を併用するのである。
【0023】最後に、上述の冷水利用冷房運転の結果、
第2貯湯タンク13内の冷水が暖められて温水になった
場合、制御器1は、次のような自動排水制御を行なう。
即ち、制御器1は、制御装置から排水指令信号を受ける
と、給湯配管15に介設されたフロースイッチ48(図
1参照)により出湯中か否かを判断し、否と判断すれ
ば、排水ができるとして、第2,第4三方弁22,24を
オフ、第3三方弁23をオンにし、循環第1分岐管28
から分岐する排水管30の排水弁26をオン、即ち開成
する。そして、排水積算タイマによる所定の排水時間
(例えば5分)の計時を開始させる。すると、第2貯湯タ
ンク13のみが循環路18に連通し、給水配管16の第
2,第4三方弁22,24が第2貯湯タンク13に通じる
ので、このタンク13の底部に水道水が供給されるとと
もに、タンク13内の湯が頂部の循環第1分岐管28か
ら排水管30を経て排出され、タンク13内の水温は徐
々に低下する。
【0024】一方、上記フロースイッチ48により出湯
中と判断すれば、第2貯湯タンク13の頂部の第1貯水
温度センサ31が検出する水温T1が、たとえば40℃
以上であるか否かを判断し、40℃以上の場合は、出湯
中ゆえ排水せずに給水のみを行なうべく、第2,第3,第
4三方弁22,23,24を共にオフにし、排水弁26を
オフつまり閉成して、上述と同様に所定の排水時間の計
時を始める。すると、第2貯湯タンク13の底部に上述
と同様に水道水が供給され、タンク13内の湯は、循環
第1分岐管28の先端が第3三方弁23で閉ざされてい
るので、配管17を経て第1貯湯タンク12の底部に送
り込まれて、タンク13内の水温は徐々に低下する。ま
た、水温T1が40℃未満の場合は、出湯中でタンク1
3の湯温度が低いので、第2,第4三方弁22,24をオ
ンにし、他のタンク11,12に給水してこのタンクか
ら出湯させるとともに、排水弁26をオフにして、タン
ク13からの排水を中止する。従って、排水積算タイマ
の計時を停止し、排水を中止する。
【0025】制御器1は、排水積算タイマが計時を始め
ると、給水温度センサ33に水道水の温度Twを検出さ
せ、タンク13の頂部の第1貯水温度センサ31の検出
水温T1が、検出水温Tw+α(α:例えば6℃)未満であ
るか否かを判断し、未満と判断すれば、タンク13内の
水温が水道水の水温付近まで低下したとして、排水弁2
6を閉じて排水制御を終了する。一方、T1が(Tw+α)
以上と判断すれば、排水積算タイマが所定の排水時間の
計時を終えたか否かを判断し、終えたと判断すれば、過
剰排水を防止すべく排水制御を終了する一方、終えてい
ないと判断すれば、この自動排水制御の最初の出湯中か
否かの判断処理に戻る。以上の自動排水制御により、先
行する冷水利用冷房運転で上昇した第2貯湯タンク13
内の水温は、蓄冷運転開始時には略水道水の温度まで低
下しており、この低温の水を熱交換器19で冷却すれば
よいので、蓄冷運転時の消費電力を低減することがで
き、貯水,貯湯式給湯装置の省エネルギを図ることがで
きる。
【0026】上記自動排水制御と同様の省エネルギ効果
は、次に述べる温水移送制御によっても奏される。即
ち、制御器1は、蓄冷運転に先立って制御装置から入力
される移送指令信号を受けると、排水弁26を閉じたま
ま、第1〜第5三方弁21〜25を総てオフにし、ポン
プ20を逆転駆動する。すると、タンク13の底部に給
水配管16から水道水が幾分供給されつつ、循環第1分
岐管28は先端が第3三方弁23で閉ざされているの
で、水が配管17側から図1の実線矢印で示すと逆の方
向にタンク13,12,11を順に通って循環し、先行す
る冷水利用冷房運転で高温になった第2貯湯タンク13
内の水は、第1貯湯タンク12や加熱タンク11に移送
される。この移送は、第2貯湯タンク13の第1貯水温
度センサ31で検出される水温T1が、給水温度センサ
33で検出される水道水の水温Tw付近に低下するまで
続けられる。この温水移送制御では、第2貯湯タンク1
3内の温水を排出せずに移送しているので、第2貯湯タ
ンク13への蓄冷運転時の消費電力が低減できるばかり
でなく、蓄熱,給湯の通常運転時の消費電力が低減で
き、省エネルギ効果が大きい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
貯水,貯湯式給湯装置は、加熱タンクと第1,第2貯湯タ
ンクを立設し、これらのタンク頂部に給湯配管を、加熱
タンク,第2貯湯タンクの底部と頂部を配管で接続する
一方、冷媒回路の凝縮器,蒸発器として切換動作せしめ
られる熱交換器とポンプを介設した循環配管の一端を加
熱タンクの底部に接続し、第1三方弁を介して2つに分
岐する循環配管の各他端を上記加熱タンクと第2貯湯タ
ンクの底部に接続してなるものにおいて、第2三方弁と
第2貯湯タンクの間の給水配管に、第1貯湯タンク底に
連なる給水分岐管を分岐させる第4三方弁を介設し、熱
交換器と加熱タンクの間の循環配管に、第2貯湯タンク
の頂部に連なる循環第1分岐管を分岐させる第3三方弁
を介設し、第2貯湯タンク内の水温を検出する貯水温度
センサと、外気の温度を検出する外気温度センサとを設
けるとともに、蓄冷制御手段によって、蓄冷運転指令に
基づき、熱交換器を蒸発器として働かせ、かつ第1,第
3三方弁を共に第2貯湯タンクに通じるように切り換え
て第2貯湯タンクに冷水を貯える一方、冷房制御手段に
よって、冷房運転指令に基づき、貯水温度センサの検出
水温が、外気温度の所定の一次関数に上記外気温度セン
サの検出気温を代入した値よりも大きいか否かを判断
し、大きいと判断したとき、上記ヒートポンプ式冷媒回
路の熱交換器を停止し、かつ室外熱交換器を蒸発器たる
室内熱交換器に対する凝縮器として働かせる一方、大き
くないと判断したとき、上記室外熱交換器を停止し、か
つ第1,第3三方弁を共に第2貯湯タンクに通じるよう
に切り換えて、上記熱交換器を室内熱交換器に対する凝
縮器として働かせるようにしているので、水冷,空冷の
うち熱的に有利な方を用いて冷媒回路の凝縮器を冷却す
るので、蒸発器たる室内熱交換器の冷房負荷を軽減し
て、第2貯湯タンク内の水温の異常上昇を避けながら、
電力需要のピーク時においても消費電力を減らして冷房
運転を続行でき、電力需要のピーク緩和にも寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の貯水,貯湯式給湯装置の給湯配管系
の一実施例を示す回路図である。
【図2】 上記給湯装置のヒートポンプ式冷媒回路の一
実施例を示す回路図である。
【図3】 上記給湯装置における空冷冷房と冷水利用冷
房運転の選択に用いる水温と外気温の関係を示す図であ
る。
【図4】 上記給湯装置における冷房運転の制御の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…制御器、2…外気温度センサ、11…加熱タンク、
12…第1貯湯タンク、13…第2貯湯タンク、14…
電気ヒータ、15…給湯配管、16…給水配管、17…
配管、18…循環配管、18a…一端、18b,18c…他
端、19…熱交換器、20…ポンプ、21〜25…第1
〜第5三方弁、26…排水弁、27…給水分岐管、28
…循環第1分岐管、29…循環第2分岐管、31…第1
貯水温度センサ、33…給水温度センサ、71…冷媒回
路、74…室外熱交換器、77a〜77c…室内熱交換
器、T1…検出水温、Ta…検出気温。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 29/00 371 F25B 29/00 371C F25D 13/00 F25D 13/00 B (72)発明者 杉本 孝之 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 平4−32655(JP,A) 実開 昭62−192157(JP,U) 実開 昭61−181244(JP,U) 実公 昭51−14207(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段(14,19)により内部の水が
    加熱される加熱タンク(11)と、湯または水を貯える
    第1,第2貯湯タンク(12,13)を立設し、上記加熱
    タンク(11),第1,第2貯湯タンク(12,13)の頂部
    に給湯配管(15)を、上記加熱タンク(11)および第2
    貯湯タンク(13)の底部に第2三方弁(22)を介して給
    水配管(16)を夫々接続し、上記第1貯湯タンク(12)
    の底部と第2貯湯タンク(13)の頂部を配管(17)で接
    続するとともに、室内,室外熱交換器(74,77a〜77
    c)を含むヒートポンプ式冷媒回路(71)の凝縮器または
    蒸発器として切換動作せしめられる熱交換器(19)とポ
    ンプ(20)とを介設した循環配管(18)の一端(18a)
    を上記加熱タンク(11)の底部に接続する一方、第1三
    方弁(21)を介して2つに分岐する上記循環配管(18)
    の各他端(18b,18c)を上記加熱タンク(11)および
    第2貯湯タンク(13)の底部に夫々接続してなる貯水,
    貯湯式給湯装置において、 上記第2三方弁(22)と第2貯湯タンク(13)の間の給
    水配管(16)に介設され、上記第1貯湯タンク(12)底
    に連なる給水分岐管(27)を分岐させる第4三方弁(2
    4)と、 上記熱交換器(19)と加熱タンク(11)の間の循環配管
    (18)に介設され、上記第2貯湯タンク(13)の頂部に
    連なる循環第1分岐管(28)を分岐させる第3三方弁
    (23)と、 上記第2貯湯タンク(13)内の水温(T1)を検出する
    貯水温度センサ(31)と、 外気の温度を検出する外気温度センサ(2)と、 蓄冷運転指令を受けて、上記熱交換器(19)を蒸発器と
    して働かせると共に、上記第1,第3三方弁(21,23)
    を共に第2貯湯タンク(13)に通じるように切り換えて
    第2貯湯タンク(13)に冷水を貯える蓄冷制御手段(1)
    と、 冷房運転指令を受けて、上記貯水温度センサ(31)の検
    出水温(T1)が、外気温度の所定の一次関数に上記外気
    温度センサ(2)の検出気温(Ta)を代入した値(Tc=a×
    Ta+b)よりも大きいか否かを判断し、大きいと判断し
    たとき、上記ヒートポンプ式冷媒回路(71)の熱交換器
    (19)を停止し、かつ室外熱交換器(74)を蒸発器たる
    室内熱交換器(77a〜77c)に対する凝縮器として働か
    せる一方、大きくないと判断した時、上記室外熱交換器
    (74)を停止し、かつ第1,第3三方弁(21,23)を共
    に第2貯湯タンク(13)に通じるように切り換えて、上
    記熱交換器(19)を室内熱交換器(77a〜77c)に対す
    る凝縮器として働かせる冷房制御手段(1)を備えたこと
    を特徴とする貯水,貯湯式給湯装置。
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