JP3800497B2 - 給湯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒水熱交換器の冷媒通路を通過する高温の冷媒と、冷媒水熱交換器の湯水通路を通過する湯水とを熱交換して湯水を加熱するヒートポンプ運転を行う給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷媒水熱交換器の冷媒通路を通過する高温の冷媒と、冷媒水熱交換器の湯水通路を通過する湯水とを熱交換して給湯用の温水を製造する給湯器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この給湯器において、ヒートポンプ運転を停止(圧縮機および循環ポンプの作動を停止)すると湯水の流れが止まり、高温の冷媒により湯水通路内の湯水が加熱されるので湯水が沸騰する虞がある。
湯水が沸騰すると、下記の不具合が発生する。
エア溜まりが発生し、次回運転時の送水不良やスケールの発生を招く。
また、異音が発生したり、エアの圧力により湯水通路や循環ポンプが傷む。
【0004】
本発明の目的は、圧縮機の作動を停止した際に湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こさない給湯器の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1、3、4、5について〕
冷媒回路は、二酸化炭素である冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒水熱交換器の冷媒通路、減圧手段、および冷媒蒸発器を環状に接続してなる。
給湯回路は、冷媒水熱交換器の湯水通路、開度を可変することにより流路抵抗が増減可能な水圧調整弁、貯湯槽、および循環ポンプを環状に接続してなる。
【0006】
給湯器は、圧縮機および循環ポンプを作動して、冷媒通路を通過する高温の冷媒と湯水通路を通過する湯水とを熱交換して湯水を加熱するヒートポンプ運転を行う。
水圧調整弁は、前記冷媒水熱交換器と前記貯湯槽との間に設けられている。
ヒートポンプ運転を停止(圧縮機の作動を停止)する際に、湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有る場合には、水圧調整弁の開度を小さくして一時的に給湯回路内の流路抵抗を増加させて湯水通路内の湯水の水圧を高め、且つ、沸騰を起こす虞がなくなるまで循環ポンプの作動を継続して放熱する。これにより、湯水通路を通過する湯水の沸騰を防止することができる。
【0007】
具体的には、圧縮機から吐出する冷媒の温度が所定温度を越える場合には、湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有るとして、循環ポンプの作動を継続する。
そして、湯水通路を通過する湯水の温度が設定温度以下になると、湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞がなくなったとして、循環ポンプの作動を停止する。
または、圧縮機が作動を停止してから所定時間が経過したとき、湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞がなくなったとして循環ポンプの作動を停止する。
【0011】
〔請求項について〕
冷媒回路は、二酸化炭素である冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒水熱交換器の冷媒通路、減圧手段、および冷媒蒸発器を環状に接続してなる。
給湯回路は、冷媒水熱交換器の湯水通路、貯湯槽、および循環ポンプを環状に接続してなる。
【0012】
給湯器は、圧縮機および循環ポンプを作動して、冷媒通路を通過する高温の冷媒と湯水通路を通過する湯水とを熱交換して湯水を加熱するヒートポンプ運転を行う。なお、ヒートポンプ運転中はバイパス手段を動作させない。
【0013】
貯湯槽内に充分な量の湯水が貯湯された状態になってヒートポンプ運転の停止(圧縮機の作動停止)が指示された際に、湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有る場合には、沸騰を起こす虞がなくなるまで、バイパス手段を動作させ、且つ、循環ポンプの作動を継続する。
これにより、湯水通路を通過する湯水の沸騰を防止することができる。また、温度が下がった湯水が貯湯槽に入りこまない。
〔請求項について〕
圧縮機が停止するのは、貯湯槽内に充分な量の湯水が貯湯された状態になった場合である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施例(請求項1、3、4、6に対応)を、図1および図2に基づいて説明する。
給湯器Aは、冷媒を圧縮する圧縮機1、冷媒水熱交換器2の冷媒通路21、減圧装置3、および冷媒蒸発器4を環状に接続してなる冷媒回路5と、冷媒水熱交換器2の湯水通路22、水圧調整弁23、循環ポンプ6、および貯湯槽7を環状に接続してなる給湯回路8と、圧縮機1や循環ポンプ6等を制御する制御器9等を備える。
【0015】
そして、ヒートポンプ運転を行う際には、制御器9が圧縮機1および循環ポンプ6を作動状態にして、冷媒通路21を通過する高温の冷媒と湯水通路22を通過する湯水とを熱交換して湯水を加熱する。
ヒートポンプ運転中、制御器9は、吐出冷媒温度−給水温度が所定値(例えば10℃)となる様に、圧縮機1および減圧装置3を制御してサイクルの高圧を維持している。
【0016】
圧縮機1は、電気モータやエンジン等の駆動装置(図示せず)によって駆動され、吸引したガス冷媒(本実施例では臨界圧力が低いCO2 )を圧縮して吐出する。この圧縮機1の冷媒吐出量は、圧縮機(駆動装置)の回転数に応じて可変可能である。
また、圧縮機1から吐出する冷媒の温度を検出するため、圧縮機1の出口側には吐出冷媒温度センサ11が配されている。
【0017】
冷媒水熱交換器2は、圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒と湯水とを熱交換するものであり、冷媒が通過する冷媒通路21と、湯水が通過する湯水通路22とが隣接して設けられ、冷媒の流れ方向と湯水の流れ方向とが対向する様に構成されている。
【0018】
減圧装置3は、膨張弁であり、冷媒水熱交換器2の冷媒通路21と冷媒蒸発器4との間に設けられている。冷媒通路21を通過して冷却した冷媒が減圧装置3を通過する際に減圧されて冷媒蒸発器4に送られる。なお、制御器9により膨張弁の弁開度が操作される。
冷媒蒸発器4は、室外ファン(図示せず)による送風を受けて、減圧装置3で減圧した冷媒と外気とを熱交換して冷媒を蒸発させる。
【0019】
循環ポンプ6は、貯湯槽7内の湯水が、底部出口から冷媒水熱交換器2の湯水通路22の入口→湯水通路22→湯水通路22の出口→水圧調整弁23を経て上部入口から貯湯槽7内へ戻る水流を発生させる。この循環ポンプ6の流水量は、制御器9が司るポンプモータへの通電量に応じて増減する。
なお、71は絞り弁であり、貯湯槽7内の湯水が所定温度を維持し、且つ所定レベル範囲を維持する様に水道水の導水量を調整する。
冷媒水熱交換器2の湯水通路22の入口、中間部、出口には、それぞれ、給水温度センサ221、湯水中間温度センサ222、給湯温度センサ223が配されている。
【0020】
貯湯槽7は、耐蝕性に優れた金属(例えばステンレス)で形成され、給湯用の温水を長時間に亘って保温可能な断熱構造を備える。そして、貯湯槽7内の温水は、キッチン、風呂、床暖房、室内暖房、浴室乾燥などに用いられる。
【0021】
つぎに、給湯器Aがヒートポンプ運転を停止する際の作動を、図2に示すフローチャートに基づいて述べる。なお、以下の場合に、給湯器Aの制御器9がヒートポンプ運転を停止する。
使用者が操作パネル91の操作スイッチをオフにしてヒートポンプ運転の停止を指示した時。
安い深夜電力が利用できる時間が終了する時。
貯湯槽7内に充分な量の温水が貯湯された状態で、貯湯槽7内の温水が使用されなくなった時。
ヒートポンプ運転の停止が指示されると制御器9は、圧縮機1および冷媒蒸発器4の室外ファンへの通電を停止する(ステップs0)。
【0022】
ステップs1で、吐出冷媒温度センサ11により検出される吐出冷媒温度(圧縮機1から吐出する冷媒の温度)が95℃以下であるか否かを判別し、吐出冷媒温度が95℃以下である場合(YES)にはステップs2に進み、吐出冷媒温度が95℃を越える場合(NO)にはステップs3に進む。
【0023】
吐出冷媒温度が低い場合(95℃以下)には、循環ポンプ6を止めても湯水通路22内の湯水が沸騰する虞がないので制御器9は、ステップs2で循環ポンプ6への通電を停止する。
【0024】
吐出冷媒温度が高い場合(95℃を越える)には、循環ポンプ6を止めると湯水通路22内の湯水が沸騰する虞が有るので、制御器9は、ステップs3で循環ポンプ6への通電を継続する。また、水圧調整弁23の開度を小さくして一時的に給湯回路8内の流路抵抗を増加させる。
【0025】
ステップs4で、給湯温度センサ223により検出される給湯温度が85℃以下であるか否かを判別し、給湯温度が85℃以下である場合(YES)には水圧調整弁23の開度を元に戻して(開放)ステップs5に進む。また、給湯温度が85℃を越える場合(NO)にはステップs3に戻って循環ポンプ6への通電を継続する。
【0026】
ステップs5で、湯水中間温度センサ222により検出される湯水中間温度が85℃以下であるか否かを判別し、湯水中間温度が85℃以下である場合(YES)にはステップs2に進んで循環ポンプ6への通電を停止する。また、湯水中間温度が85℃を越える場合(NO)にはステップs6進む。
ステップs6で循環ポンプ6への通電を継続し、ステップs5に戻る。
【0027】
本実施例の給湯器Aは、以下の利点を有する。
[ア]ヒートポンプ運転を停止(圧縮機1の作動を停止)する際、圧縮機1から吐出する冷媒の温度(吐出冷媒温度)が95℃を越えて高い場合には、湯水通路22を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有る。
しかし、この時、給湯器Aは、水圧調整弁23の開度を小さくして一時的に給湯回路8内の流路抵抗を増加させ、且つ沸騰を起こす虞がなくなるまで循環ポンプ6の作動を継続して放熱を行っている。
【0028】
このため、湯水通路22を通過する湯水の沸騰を防止することができる。
湯水の沸騰を防止できるので、湯水通路22を含む給湯回路8内に気泡溜まりが生じず、次回運転時の送水不良や、湯水通路22内におけるスケールの発生を防止することができる。
また、湯水の沸騰に起因する異音が発生せず、湯水通路22や循環ポンプ6が傷まない。
【0029】
[イ]ヒートポンプ運転を停止(圧縮機1の作動を停止)する際、圧縮機1から吐出する冷媒の温度(吐出冷媒温度)が95℃以下と低い場合には、湯水通路22を通過する湯水が沸騰を起こす虞がない。
この場合には、給湯器Aは、循環ポンプ6への通電を停止するので無駄なエネルギーの消費を防ぐことができる。
【0030】
つぎに、本発明の第2実施例(請求項1、3、5、6に対応)を、図1および図3に基づいて説明する。
給湯器Bは、機械的な構成は給湯器Aと同じであるが、ヒートポンプ運転を停止する際の作動が給湯器Aと異なる。
【0031】
給湯器Bがヒートポンプ運転を停止する際の作動を、図3に示すフローチャートに基づいて述べる。なお、ヒートポンプ運転を停止する条件は、給湯器Aと同じである。
ヒートポンプ運転の停止が指示されると制御器9は、圧縮機1および冷媒蒸発器4の室外ファンへの通電を停止する(ステップS0)。
【0032】
ステップS1で、吐出冷媒温度センサ11により検出される吐出冷媒温度(圧縮機1から吐出する冷媒の温度)が95℃以下であるか否かを判別し、吐出冷媒温度が95℃以下である場合(YES)にはステップS2に進み、吐出冷媒温度が95℃を越える場合(NO)にはステップS3に進む。
【0033】
吐出冷媒温度が低い場合(95℃以下)には、循環ポンプ6を止めても湯水通路22内の湯水が沸騰する虞がないので制御器9は、ステップS2で循環ポンプ6への通電を停止する。
【0034】
吐出冷媒温度が高い場合(95℃を越える)には、循環ポンプ6を止めると湯水通路22内の湯水が沸騰する虞が有る。
この場合には、制御器9は、ステップS3で現状の給湯温度に基づいて、その給湯温度が85℃程度に低下する規定時間を決定し、ステップS4に進む。
【0035】
ステップS4で、制御器9は、循環ポンプ6への通電を継続する。また、水圧調整弁23の開度を小さくして一時的に給湯回路8内の流路抵抗を増加させる。
【0036】
ステップS5で、規定時間が経過したか否かを判別し、規定時間が経過している場合(YES)には、水圧調整弁23の開度を戻して(開放)ステップS2に進み、循環ポンプ6への通電を停止する。また、規定時間が経過していない場合(NO)にはステップS4に戻って循環ポンプ6への通電を継続する。
規定時間は、ステップS3から計時しているが、略ヒートポンプ運転の停止と同じ時点である。
本実施例の給湯器Bは、上記[ア]、[イ]に準じた利点を奏する。
【0037】
つぎに、本発明の第3実施例(請求項2、3、4に対応)を、図4および図5に基づいて説明する。
給湯器Cは、下記の構成が給湯器Aと異なる。
図4に示す様に、貯湯槽7を迂回して、湯水を湯水通路22と循環ポンプ6との間で循環させることができる三方弁24(流路がβ側)とバイパス管25とを給湯回路8に設けている。
なお、三方弁24は、ヒートポンプ運転を行う際には、流路がα側に固定される。
【0038】
つぎに、給湯器Cがヒートポンプ運転を停止する際の作動を、図5に示すフローチャートに基づいて述べる。なお、ヒートポンプ運転を停止する条件は、給湯器Aと同じである。
ヒートポンプ運転の停止が指示されると制御器9は、圧縮機1および冷媒蒸発器4の室外ファンへの通電を停止する(ステップs100)。
【0039】
ステップs101で、吐出冷媒温度センサ11により検出される吐出冷媒温度(圧縮機1から吐出する冷媒の温度)が95℃以下であるか否かを判別し、吐出冷媒温度が95℃以下である場合(YES)にはステップs102に進み、吐出冷媒温度が95℃を越える場合(NO)にはステップs103に進む。
【0040】
吐出冷媒温度が低い場合(95℃以下)には、循環ポンプ6を止めても湯水通路22内の湯水が沸騰する虞がないので制御器9は、ステップs102で循環ポンプ6への通電を停止する。
【0041】
吐出冷媒温度が高い場合(95℃を越える)には、循環ポンプ6を止めると湯水通路22内の湯水が沸騰する虞が有るので、制御器9は、ステップs103で、三方弁24の流路をα側からβ側に切り替え、且つ循環ポンプ6への通電を継続する。
【0042】
ステップs104で、給湯温度センサ223により検出される給湯温度が85℃以下であるか否かを判別し、給湯温度が85℃以下である場合(YES)にはステップs105に進む。また、給湯温度が85℃を越える場合(NO)にはステップs103に戻って循環ポンプ6への通電を継続する。
【0043】
ステップs105で、湯水中間温度センサ222により検出される湯水中間温度が85℃以下であるか否かを判別し、湯水中間温度が85℃以下である場合(YES)にはステップs106に進む。また、湯水中間温度が85℃を越える場合(NO)にはステップs107に進む。
ステップs106で、三方弁24の流路をβ側からα側に切り替え、ステップs102に進む。
ステップs107で、循環ポンプ6への通電を継続し、ステップs105に戻る。
【0044】
本実施例の給湯器Cは、以下の利点を有する。
[ウ]ヒートポンプ運転を停止(圧縮機1の作動を停止)する際、圧縮機1から吐出する冷媒の温度(吐出冷媒温度)が95℃を越えて高い場合には、湯水通路22を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有る。
しかし、この時、給湯器Cは、三方弁24の流路をα側からβ側に切り替え、沸騰を起こす虞がなくなるまで循環ポンプ6への通電を継続して放熱を行っている。
【0045】
このため、湯水通路22を通過する湯水の沸騰を防止することができる。
湯水の沸騰を防止できるので、湯水通路22を含む給湯回路8内に気泡溜まりが生じず、次回運転時の送水不良や、湯水通路22内におけるスケールの発生を防止することができる。
また、湯水の沸騰に起因する異音が発生せず、湯水通路22や循環ポンプ6が傷まない。
更に、給湯器Cは、温度が下がった湯水が貯湯槽7に流入しないという利点もある。
【0046】
[エ]ヒートポンプ運転を停止(圧縮機1の作動を停止)する際、圧縮機1から吐出する冷媒の温度(吐出冷媒温度)が95℃以下と低い場合には、湯水通路22を通過する湯水が沸騰を起こす虞がない。
この場合には、給湯器Cは、三方弁24の流路をβ側に切り替えずに循環ポンプ6への通電を停止するので無駄なエネルギーの消費を防ぐことができる。
【0047】
つぎに、本発明の第4実施例(請求項2、3、5に対応)を、図4および図6に基づいて説明する。
給湯器Dは、機械的な構成は給湯器Cと同じであるが、ヒートポンプ運転を停止する際の作動が給湯器Cと異なる。
【0048】
給湯器Dがヒートポンプ運転を停止する際の作動を、図6に示すフローチャートに基づいて述べる。なお、ヒートポンプ運転を停止する条件は、給湯器A、B、Cと同じである。
ヒートポンプ運転の停止が指示されると制御器9は、圧縮機1および冷媒蒸発器4の室外ファンへの通電を停止する(ステップS100)。
【0049】
ステップS101で、吐出冷媒温度センサ11により検出される吐出冷媒温度(圧縮機1から吐出する冷媒の温度)が95℃以下であるか否かを判別し、吐出冷媒温度が95℃以下である場合(YES)にはステップS102に進み、吐出冷媒温度が95℃を越える場合(NO)にはステップS103に進む。
【0050】
吐出冷媒温度が低い場合(95℃以下)には、循環ポンプ6を止めても湯水通路22内の湯水が沸騰する虞がないので制御器9は、ステップS102で循環ポンプ6への通電を停止する。
【0051】
吐出冷媒温度が高い場合(95℃を越える)には、循環ポンプ6を止めると湯水通路22内の湯水が沸騰する虞が有る。
この場合には、制御器9は、ステップS103で、現状の給湯温度に基づいて規定時間を決定し、ステップS104に進む。
【0052】
ステップS104で、制御器9は、湯水通路22内の湯水が沸騰する虞が有るので、制御器9は、三方弁24の流路をα側からβ側に切り替え、且つ循環ポンプ6への通電を継続する。
【0053】
ステップS105で、規定時間が経過したか否かを判別し、規定時間が経過している場合(YES)には、ステップS106に進む。
また、規定時間が経過していない場合(NO)にはステップS104に戻って循環ポンプ6への通電を継続する。
【0054】
規定時間は、ステップS103から計時しているが、略ヒートポンプ運転の停止と同じ時点である。
ステップS106で、制御器9は、三方弁24の流路をβ側からα側に切り替える。
本実施例の給湯器Dは、上記[ウ]、[エ]に準じた利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例に係る給湯器の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る給湯器の作動を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例に係る給湯器の作動を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3、第4実施例に係る給湯器の構成図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る給湯器の作動を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4実施例に係る給湯器の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A、B、C、D 給湯器
1 圧縮機
2 冷媒水熱交換器
3 減圧装置(減圧手段)
4 冷媒蒸発器
5 冷媒回路
6 循環ポンプ
7 貯湯槽
8 給湯回路
9 制御器
21 冷媒通路
22 湯水通路
23 水圧調整弁(流路抵抗調整手段)
24 三方弁(バイパス手段)
25 バイパス管(バイパス手段)

Claims (6)

  1. 二酸化炭素である冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒水熱交換器の冷媒通路、減圧手段、および冷媒蒸発器を環状に接続してなる冷媒回路と、
    前記冷媒水熱交換器の湯水通路、開度を可変することにより流路抵抗が増減可能な水圧調整弁、貯湯槽、および循環ポンプを環状に接続してなる給湯回路とを備え、
    前記圧縮機および前記循環ポンプを作動して、前記冷媒通路を通過する高温の冷媒と前記湯水通路を通過する湯水とを熱交換して前記湯水を加熱するヒートポンプ運転を行う給湯器において、
    前記水圧調整弁は、前記冷媒水熱交換器と前記貯湯槽との間に設けられ、
    前記圧縮機の作動を停止した際に前記湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有る場合には、前記水圧調整弁の開度を小さくして一時的に給湯回路内の流路抵抗を増加させ、且つ、沸騰を起こす虞がなくなるまで前記循環ポンプの作動を継続することを特徴とする給湯器。
  2. 二酸化炭素である冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒水熱交換器の冷媒通路、減圧手段、および冷媒蒸発器を環状に接続してなる冷媒回路と、
    前記冷媒水熱交換器の湯水通路、貯湯槽、および循環ポンプを環状に接続してなる給湯回路とを備え、
    前記圧縮機および前記循環ポンプを作動して、前記冷媒通路を通過する高温の冷媒と前記湯水通路を通過する湯水とを熱交換して前記湯水を加熱するヒートポンプ運転を行う給湯器において、
    前記貯湯槽を迂回して、前記湯水が前記湯水通路と前記循環ポンプとの間で循環するバイパス手段を設け、
    貯湯槽内に充分な量の湯水が貯湯された状態になって前記圧縮機の作動停止が指示された際に、前記湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有る場合には、前記沸騰を起こす虞がなくなるまで、前記バイパス手段を動作させるとともに、前記循環ポンプの作動を継続することを特徴とする給湯器。
  3. 前記圧縮機から吐出する冷媒の温度が所定温度を越える場合、前記湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞が有るとして、前記循環ポンプの作動を継続することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
  4. 前記湯水通路を通過する湯水の温度が設定温度以下になると、前記湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞がなくなったとして、前記循環ポンプの作動を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の給湯器。
  5. 前記圧縮機が作動を停止してから所定時間が経過したとき、前記湯水通路を通過する湯水が沸騰を起こす虞がなくなったとして前記循環ポンプの作動を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の給湯器。
  6. 前記圧縮機が停止するのは、貯湯槽内に充分な量の温水が貯湯された状態になった場合であることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
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