JP3683806B2 - 油圧ショベルの作業装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土砂等の掘削作業に好適に用いられる油圧ショベルの作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、土砂等の掘削作業に用いられる油圧ショベルは、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とによって構成されている。
【0003】
そこで、この種の従来技術による油圧ショベルについて図9ないし図11を参照しつつ説明する。
【0004】
図中、1は油圧ショベルの下部走行体、2は下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体2で、該上部旋回体2の旋回フレーム3上にはキャブ4、建屋カバー5、カウンタウェイト6等が設けられている。また、旋回フレーム3の前部側には後述の作業装置11が俯仰動可能に取付けられている。
【0005】
11は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置11は、基端側が旋回フレーム3の前部側に俯仰動可能に設けられたブーム12と、該ブーム12の先端側に回動可能に設けられたアーム13と、該アーム13の先端側に回動可能に設けられたバックホウ式のバケット14と、アーム13と後述するバケットシリンダ19との間に設けられた第1のバケットリンク15と、該第1のバケットリンク15とバケット14との間に設けられた第2のバケットリンク16と、旋回フレーム3とブーム12との間に設けられたブームシリンダ17と、ブーム12とアーム13との間に設けられたアームシリンダ18と、アーム13とバケットリンク15,16との間に設けられたバケットシリンダ19とを含んで構成されている。
【0006】
ここで、アーム13は、図10、図11に示す如く、上板20、下板21および左,右の側板22,22によって断面四角形の細長い箱型状に形成され、上板20,下板21の先端側には、それぞれ略U字状の切欠き20A,21Aが設けられている。そして、上板20と下板21との間には、例えば切欠き20A,21Aの外縁側に沿って略U字状に湾曲した内板23が固着され、該内板23の内側に位置する空間は、上板20と下板21とを貫通して上,下に開口すると共にアーム13の先端側に開口した開口部24となっている。これにより、アーム13の先端側には、開口部24を挟んで二又状に延びた左,右のバケット取付部13A,13Aが設けられている。
【0007】
また、バケット14は複数の鋼板等により略箱型状に形成されており、凹状に湾曲して形成された底板14Aと、該底板14Aの左,右両側に固着された側板14B,14Bと、底板14Aの基端側に間隔をもって立設された左,右のブラケット14C,14Cとによって構成され、該各ブラケット14Cは連結ピン25を介してアーム13の各バケット取付部13Aにピン結合されている。
【0008】
また、バケットリンク15,16のうち第1のバケットリンク15は、その一端側がバケットシリンダ19のチューブ19Aから伸縮するロッド19Bの先端側に連結ピン26を用いて連結され、他端側が他の連結ピン27を用いてアーム13に連結されている。また、第2のバケットリンク16は、一端側が連結ピン26に連結され、他端側が連結ピン28によってバケット14のブラケット14Cに連結されている。
【0009】
従来技術の油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、その作動時には、ブームシリンダ17、アームシリンダ18、バケットシリンダ19を作動させることにより、ブーム12、アーム13、バケット14をそれぞれ回動させる。そして、例えば土砂等の掘削作業を行うときには、まずブーム12、アーム13、バケット14を下向きに回動して地面等を掘削し、図11に示すように土砂等の掘削物Gをバケット14内に収容する。そして、ブーム12、アーム13を上向きに回動し、上部旋回体2を旋回させることにより、バケット14を所望の排土場所へと移動した後に、バケット14を上向きに回動することによって掘削物Gを排出するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、油圧ショベルにより掘削作業を行うときに、図11に示す如く、バケット14をアーム13の下板21側へと折畳むように回動させることによって土砂等の掘削物Gをバケット14内に保持し、この状態で作業装置11を排土場所等に向けて移動させることが多い。
【0011】
しかし、バケット14をアーム13の下板21側に向けて回動させるときには、バケット14からこぼれ出た掘削物Gがアーム13の先端側の開口部24に侵入し、この掘削物Gは開口部24からアーム13の上板20側に流出することにより、バケットリンク15,16とバケットシリンダ19のロッド19Bとの連結部位や連結ピン26,27等の各部品に接触することがある。
【0012】
特に、地面の掘下げ等を行うときには、ブーム12、アーム13等を下向きに延ばして掘削部位となる溝、穴等の奥所側に挿入し、この位置でバケット14を上向きに回動させることによって土砂を掻き取る場合があるため、多量の掘削物Gがバケット14からこぼれ出てアーム13の開口部24に侵入し、各部品に接触するようになる。
【0013】
このため、従来技術では、バケットリンク15,16、バケットシリンダ19、連結ピン26,27等の各部品が開口部24を介して掘削物Gと接触を繰返すうちに、これらの部品の摺動部位に土砂等が侵入して部品が早期に摩耗したり、損傷する虞れがあり、耐久性、信頼性が低下するという問題がある。
【0014】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、バケットからこぼれ出る掘削物がアームの開口部を介して各部品に接触するのを抑制でき、これらの部品を保護して耐久性、信頼性を向上できるようにした油圧ショベルの作業装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、油圧ショベルの車体に設けられブームシリンダにより俯仰動されるブームと、該ブームの先端側に設けられアームシリンダにより回動されるアームと、該アームの先端側に設けられバケットシリンダにより回動されるバケットとからなり、前記アームは上板、下板および左,右の側板によって箱型状に形成し、該アームの先端側には前記上板と下板とを貫通する開口部を挟んで前記バケットのブラケットが連結ピンを用いて連結される左,右のバケット取付部を設けてなる油圧ショベルの作業装置に適用される。
【0016】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、アームの下板には、左,右のバケット取付部間の開口部を覆う位置に取付けられ該開口部を前記バケットにより掘削される掘削物から遮蔽する遮蔽部材を設け、遮蔽部材は、前記アームの下板に固定して設けられ前記バケットから離れた位置で前記開口部を覆う固定プレートと、可撓性材料により形成され該固定プレートから前記バケットに向けて前記開口部を覆うように延設されると共に前記バケットのブラケット側に当接する可撓性プレートとにより構成したことにある。
【0017】
このように構成することにより、遮蔽部材はアームの下板側で開口部を覆うことができるから、バケットが土砂等を掘削して下向きに回動し、アームの下板側に接近するときには、遮蔽部材によってアームの開口部をバケット内の掘削物から遮蔽でき、例えばアームの上板側に配置されたバケットリンク、バケットシリンダ、連結ピン等の各部品がアームの開口部を介して掘削物と接触するのを防止することができる。
【0018】
また、請求項の発明によると、遮蔽部材は、前記アームの下板に固定して設けられ前記バケットから離れた位置で前記開口部を覆う固定プレートと、可撓性材料により形成され該固定プレートから前記バケットに向けて前記開口部を覆うように延設されると共に前記バケットのブラケット側に当接する可撓性プレートとにより構成したから、遮蔽部材の固定プレートは、アームの開口部のうちバケットから離れた部位を覆うことができ、可撓性プレートは固定プレートよりもバケットに近い位置で開口部を覆うことができる。そして、バケットがアームの下板側に向けて回動し、そのブラケット側が可撓性プレートに当接したときには、可撓性プレートがブラケットに押動されて撓み変形できるから、遮蔽部材はバケットの回動動作を妨げることなく、開口部のほぼ全体を土砂等の掘削物から常に遮蔽することができる。
【0020】
また、請求項の発明によると、遮蔽部材の可撓性プレートは連結部材を用いて前記固定プレートに交換可能に連結する構成としている。
【0021】
これにより、例えば可撓性プレートが摩耗、損傷したり、経時劣化等が生じた場合には、可撓性プレートを連結部材と共に固定プレートから取外すことができ、その交換を容易に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による油圧ショベルの作業装置について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施の形態では従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0023】
図中、31は従来技術の作業装置11に代えて本実施の形態に適用した作業装置で、該作業装置31は、従来技術とほぼ同様に、ブーム12、アーム13、バケット14、バケットリンク15,16、ブームシリンダ17、アームシリンダ18、バケットシリンダ19等を含んで構成されている。そして、アーム13は、上板20、下板21、左,右の側板22、内板23によって略箱型状に形成され、その先端側には開口部24を挟んで二又状に延びた左,右のバケット取付部13Aが設けられている。
【0024】
しかし、アーム13の下板21には、図2にないし図4に示す如く、後述の遮蔽部材34を取付けるために例えば3箇所のねじ座32,32,…が溶接等の手段によって開口部24を取囲む部位に固着され、該各ねじ座32には複数のねじ穴33,33,…が穿設されている。
【0025】
34はアーム13の開口部24を覆う位置で下板21に設けられた板状の遮蔽部材で、該遮蔽部材34は、後述の固定プレート35、可撓性プレート38、挟持板39等を含んで構成されている。
【0026】
35は例えば金属板、樹脂板等により形成された平板状の固定プレートで、該固定プレート35は、図2ないし図6に示す如く、アーム13の開口部24よりも大きな幅寸法を有し、その外縁側には、アーム13側の各ねじ穴33に対応して配置され後述の固定ねじ41が挿通される複数のねじ挿通穴35Aと、後述の連結ねじ40が挿通される複数のねじ挿通穴35Bとが設けられている。
【0027】
また、アーム13と反対側に位置する固定プレート35の表面側には、固定ねじ41の頭部を保護する四角形状の保護突起36,36,…と、連結ねじ40の頭部を保護する保護突起37とが溶接等の手段によって固着され、該各保護突起36,37には、これらのねじ40,41の頭部側を収容する複数のねじ収容穴36A,37Aがそれぞれ設けられている。
【0028】
そして、固定プレート35は、各固定ねじ41によりアーム13(下板21)のねじ座32に締着して固定され、開口部24の一部を覆っている。この場合、固定プレート35は、バケット14のブラケット14C等から離れた位置に配設され、後述の図7に示す如くバケット14がアーム13の下板21側に向けて回動するときには、ブラケット14C等と干渉するのを避ける構成となっている。
【0029】
38は例えばゴム、樹脂材料等の可撓性材料により四角形の平板状に形成された可撓性プレートで、該可撓性プレート38は、固定プレート35に対応する幅寸法を有し、挟持板39と連結ねじ40とを用いて固定プレート35の外縁側に交換可能に連結されている。
【0030】
この場合、挟持板39は、図4、図6に示す如く、可撓性プレート38とほぼ等しい幅寸法を有する細長い四角形の金属板等により形成され、固定プレート35との間に可撓性プレート38を挟持すると共に、この状態で各連結ねじ40により固定プレート35に締着されている。
【0031】
そして、可撓性プレート38は、固定プレート35からバケット14に向けて突出し、アーム13の下板21とほぼ平行に延びると共に、固定プレート35とバケット14との間で開口部24を覆っている。
【0032】
これにより、掘削等の土木作業時には、アーム13の開口部24が固定プレート35と可撓性プレート38とを用いて下板21側から常に覆われた状態となる。そして、遮蔽部材34は、バケット14内に収容される土砂等の掘削物Gから開口部24を遮蔽し、この掘削物Gが開口部24を介してバケットリンク15,16、バケットシリンダ19のロッド19B、連結ピン26,27等の各部品に接触するのを防止すると共に、これらの部品の摺動部位等を掘削物Gから保護するものである。
【0033】
ここで、土砂等の掘削作業中には、図7に示す如く、バケット14がアーム13の下板21側に向けて回動し、そのブラケット14C等が可撓性プレート38に当接すると、可撓性プレート38の先端側がブラケット14Cに押動されて撓み変形する。このとき、可撓性プレート38はバケット14の回動動作を妨げたり、ブラケット14Cとの接触によって損傷しない構成となっている。
【0034】
また、図8に示すようにアーム13を下向きに傾けた状態でバケット14を上向きに大きく回動させたときには、可撓性プレート38の先端側がバケット14の各ブラケット14C等から離れ、アーム13の開口部24は各ブラケット14Cの間を介して下向きに開口した状態となる。このため、仮りに開口部24内に上方から土砂等が侵入していた場合でも、この土砂等を各ブラケット14Cの間から下方に落下させ、開口部24から排出することができるものである。
【0035】
40,40,…は固定プレート35と可撓性プレート38とを連結する連結部材としての複数の連結ねじで、該各連結ねじ40は、図4に示す如く、例えば六角穴付きボルト等からなり、固定プレート35と可撓性プレート38に設けられたねじ挿通穴35B等を介して挟持板39に螺着されると共に、これらの部材を一体に連結している。
【0036】
41,41,…は遮蔽部材34をアーム13の下板21に固定する複数の固定ねじで、該各固定ねじ41は六角穴付きボルト等からなり、固定プレート35のねじ挿通穴35Aを介してねじ座32のねじ穴33に螺着されている。
【0037】
本実施の形態による油圧ショベルの作業装置31は上述の如き構成を有するもので、バケット14によって土砂等の掘削作業を行うときの基本的作動については従来技術によるものと格別差異はない。
【0038】
然るに、本実施の形態によれば、アーム13の下板21には、バケット14により掘削される土砂等の掘削物Gから開口部24を遮蔽する遮蔽部材34を設ける構成としたので、油圧ショベルによる掘削作業中には、アーム13の開口部24を固定プレート35と可撓性プレート38とによって下板21側から常に覆うことができる。
【0039】
これにより、遮蔽部材34は、バケット14による掘削物Gがアーム13の開口部24を介して上板20側にこぼれ出るのを確実に遮断できるから、バケットリンク15,16、バケットシリンダ19のロッド19B、連結ピン26,27等を含めた各部品が開口部24を介して掘削物Gと接触するのを防止でき、これらの部品の摺動部位等を長期間に亘って安定的に保護できると共に、耐久性、信頼性を向上させることができる。
【0040】
また、遮蔽部材34を固定プレート35と可撓性プレート38とによって構成したので、開口部24のうちバケット14から離れた部位を固定プレート35によって安定的に覆うことができる。そして、バケット14がアーム13の下板21側に向けて回動するときには、図7に示す如く可撓性プレート38が開口部24を覆いつつ、バケット14のブラケット14C側と当接することによって撓み変形できるから、遮蔽部材34はバケット14の回動動作を妨げることなく、開口部24のほぼ全体を掘削物Gから常に遮蔽することができる。
【0041】
また、可撓性プレート38は、挟持板39と連結ねじ40とを用いて固定プレート35に交換可能に連結したので、例えば可撓性プレート38が摩耗、損傷したり、経時劣化等が生じた場合には、挟持板39と連結ねじ40とを着脱するだけで可撓性プレート38を新品と交換でき、固定プレート35をアーム13側から取外すことなく、交換作業を容易に行うことができる。
【0042】
なお、実施の形態では、遮蔽部材34の固定プレート35を固定ねじ41によってアーム13の下板21に固定し、可撓性プレート38を連結ねじ40によって固定プレート35に連結する構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば溶接等の手段によって固定プレート35をアーム13の下板21に固着する構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、アームの下板には、バケットによる掘削物からアームの開口部を遮蔽する遮蔽部材を設ける構成としたので、油圧ショベルによる掘削作業中には、アームの開口部を遮蔽部材によって下板側から常に覆うことができる。これにより、遮蔽部材は、バケットによる土砂等の掘削物がアームの開口部を介して上板側にこぼれ出るのを確実に遮断できるから、例えばバケットリンク、バケットシリンダ等の各部品がアームの開口部を介して掘削物と接触するのを防止でき、これらの部品の摺動部位等を長期間に亘って安定的に保護できると共に、耐久性、信頼性を向上させることができる。
【0044】
また、請求項の発明によれば、遮蔽部材を固定プレートと可撓性プレートとによって構成したので、固定プレートはアームの開口部のうちバケットから離れた部位を安定的に覆うことができる。そして、バケットがアームの下板側に向けて回動するときには、可撓性プレートがアームの開口部を覆いつつ、バケットのブラケット側と当接することによって撓み変形できるから、遮蔽部材はバケットの回動動作を妨げることなく、開口部のほぼ全体を土砂等の掘削物から常に遮蔽することができる。
【0045】
また、請求項の発明によれば、遮蔽部材の可撓性プレートは連結部材を用いて前記固定プレートに交換可能に連結する構成としたので、例えば連結部材を着脱するだけで可撓性プレートを新品と交換でき、固定プレートをアーム側から取外すことなく、交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルの作業装置の先端側を示す拡大正面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたアーム、バケット、遮蔽部材等の拡大断面図である。
【図3】固定プレートの基端側を示す図2中の要部拡大図である。
【図4】固定プレートの先端側を示す図2中の要部拡大図である。
【図5】遮蔽部材を単体で示す正面図である。
【図6】図5中の矢示VI-VI方向からみた遮蔽部材の断面図である。
【図7】バケットをアームの下板側に向けて回動することにより可撓性プレートが撓み変形した状態を示す作業装置の部分側面図である。
【図8】アームの開口部内に侵入した土砂等を排出する状態を示す作業装置の部分側面図である。
【図9】従来技術の油圧ショベルを示す外観図である。
【図10】図9中の矢示X−X方向からみたアーム、バケット等の拡大正面図である。
【図11】バケット内の掘削物がアームの開口部に侵入した状態を示す作業装置の部分側面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体(車体)
12 ブーム
13 アーム
13A バケット取付部
14 バケット
14C ブラケット
15,16 バケットリンク
17 ブームシリンダ
18 アームシリンダ
19 バケットシリンダ
20 上板
21 下板
22 側板
24 開口部
25,26,27,28 連結ピン
31 作業装置
32 ねじ座
33 ねじ穴
34 遮蔽部材
35 固定プレート
36,37 保護突起
38 可撓性プレート
39 挟持板
40 連結ねじ(連結部材)
41 固定ねじ

Claims (2)

  1. 油圧ショベルの車体に設けられブームシリンダにより俯仰動されるブームと、該ブームの先端側に設けられアームシリンダにより回動されるアームと、該アームの先端側に設けられバケットシリンダにより回動されるバケットとからなり、前記アームは上板、下板および左,右の側板によって箱型状に形成し、該アームの先端側には前記上板と下板とを貫通する開口部を挟んで前記バケットのブラケットが連結ピンを用いて連結される左,右のバケット取付部を設けてなる油圧ショベルの作業装置において、
    前記アームの下板には、前記左,右のバケット取付部間の開口部を覆う位置に取付けられ該開口部を前記バケットにより掘削される掘削物から遮蔽する遮蔽部材を設け
    前記遮蔽部材は、前記アームの下板に固定して設けられ前記バケットから離れた位置で前記開口部を覆う固定プレートと、可撓性材料により形成され該固定プレートから前記バケットに向けて前記開口部を覆うように延設されると共に前記バケットのブラケット側に当接する可撓性プレートとにより構成したことを特徴とする油圧ショベルの作業装置。
  2. 前記遮蔽部材の可撓性プレートは連結部材を用いて前記固定プレートに交換可能に連結する構成としてなる請求項に記載の油圧ショベルの作業装置。
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