JP3681066B1 - シフトレジスタおよびmos型固体撮像装置 - Google Patents

シフトレジスタおよびmos型固体撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、第1のトランジスタと第2のトランジスタとの間がハイインピーダンス状態になることにより生じる誤動作を防止することができるシフトレジスタを提供することである。
【解決手段】 本発明に係るシフトレジスタでは、容量手段5は、前段に接続された単位回路1から出力されるデータを記憶する。第1のトランジスタ3は、容量手段5がデータを蓄積している場合にのみ導通状態に制御される。第2のトランジスタ7は、第1のトランジスタ3の出力側の拡散層に対して制御電極と入力側の拡散層とが接続され、第1のトランジスタ3から出力されてくるクロック信号のパルス波が当該制御電極および当該入力側の拡散層に入力したときにのみ導通状態に制御される。電位制御手段2は、少なくとも、第2のトランジスタ7が遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタ7が遮断状態に制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シフトレジスタに関し、より特定的には、複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するシフトレジスタに関する発明である。
以下に、従来のシフトレジスタについて説明を行う。図16は、従来のシフトレジスタの構成を示した図である。
図16に示すシフトレジスタは、4段の単位回路1−1〜4を備え、一定の周期を持つ2つのクロック信号Clk1およびClk2に基づいてデータを図16の左から右へと転送する。なお、クロック信号Clk1とクロック信号Clk2とは、等しい周期でパルス波が生じる信号である。ただし、クロック信号Clk1とクロック信号Clk2とは、交互にパルス波が発生する関係を有する。また、単位回路1は、データの転送方向に対して下流側の隣に位置する段(以下、後段と称す)の単位回路1に対してデータである出力信号Nextを出力する際に、出力信号Outを出力する。当該出力信号Outは、データを出力した単位回路1の、データの転送方向に対して上流側の隣に位置する段(以下、前段と称す)に接続された単位回路1に記憶されたデータを消去するためのリセット信号RSの役割を果たす。また、出力信号Nextは、後段の単位回路1における入力信号Inとなる。以下に、当該単位回路1の詳細について図面を参照しながら説明する。図17は、単位回路1の詳細な構成を示した回路図である。
まず、当該単位回路1の回路構成について説明する。図17に示す単位回路1は、トランジスタ3、コンデンサ5、トランジスタ7およびトランジスタ9を備える。トランジスタ3のドレインは、クロック信号Clk1の信号線に接続され、当該クロック信号Clk1が入力する。また、トランジスタ3のゲートには、入力信号Inが印加されている。また、当該トランジスタ3のソースは、トランジスタ7のドレインに接続される。さらに、当該トランジスタ3のソースは、前段の単位回路1に接続されており、出力信号Outを出力する。
トランジスタ7のゲートは、当該トランジスタ7のドレインに接続されている。また、当該トランジスタのソースは、後段の単位回路1に接続されており、出力信号Nextを出力する。コンデンサ5は、トランジスタ3のゲートとソースとの間に接続される。
トランジスタ9のドレインには、入力信号Inが印加されている。また、当該トランジスタ9のゲートには、リセット信号RSが印加されている。また、当該トランジスタ9のソースは、接地されている。
ここで、図17に示す単位回路1の各構成部の役割について説明を行う。トランジスタ3は、ゲートに印加される入力信号Inの電圧値に応じて、クロック信号の出力と非出力とを切り替える。具体的には、トランジスタ3は、入力信号Inが“1”のデータを示すHighレベルの電圧を有する場合には、クロック信号Clkをソースから出力する。一方、トランジスタ3は、入力信号InがLowレベルの電圧を有する場合には、クロック信号Clkをソースから出力しない。この場合、トランジスタ3のソースの電位は、クロック信号ClkのLowレベルとなる。
コンデンサ5は、前段の単位回路1から転送されてくるデータを記憶する役割を果たす。なお、当該コンデンサ5は、トランジスタ3のゲートとドレインとの間に発生する容量あるいはトランジスタ3のゲートとソースとの間に発生する容量が用いられてもよいし、新たに形成されたコンデンサが用いられてもよい。
トランジスタ7は、トランジスタ3のソースから出力されてきたクロック信号Clkを出力信号Nextとして出力するか否かを決定するスイッチである。具体的には、トランジスタ7のドレインおよびソースにHighレベルの電圧が印加された場合には、ソースから“1”のデータを示すHighレベル電圧が出力信号Nextとして出力される。一方、トランジスタ7のドレインおよびソースにLowレベルの電圧が印加された場合には、ソースからLowレベルの電圧が出力信号Nextとして出力される。
トランジスタ9は、後段の単位回路1の出力信号Outをリセット信号RSとして用いることにより、コンデンサ5に記憶されたデータを消去する。すなわち、トランジスタ9は、自機が属する単位回路1が転送電荷を出力した後に、当該自機が属する単位回路1に蓄積されたデータをクリアする役割を果たしている。
以上のように構成された従来のシフトレジスタにおいて、以下に図面を参照しながらその動作について説明を行う。ここで、図18は、従来のシフトレジスタがデータを転送する際における各信号の電圧状態を示した図である。
まず、t=0において、単位回路1−1にデータが入力する。すなわち、Highレベルの電圧をもった入力信号In1が当該単位回路1−1に入力する。これにより、単位回路1−1のコンデンサ5にデータが記憶され、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位がHighレベルに上昇する。その結果、単位回路1−1のトランジスタ3は、導通状態となる。
次に、t=2において、クロック信号Clk1の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−1のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1をソースを介して出力する。そのため、出力信号Out1の電圧は、Highレベルに上昇する。さらに、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)が上昇する。
さらに、t=2において、単位回路1−1のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの電圧が印加される。そのため、当該単位回路1−1のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next1の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−1から単位回路1−2へとデータが転送される。
次に、t=3において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out1の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)も降下する。
また、t=3において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−1のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−1のトランジスタ7は、遮断状態となる。
次に、t=4において、クロック信号Clk2の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−2のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk2をソースを介して出力する。そのため、出力信号Out2の電圧は、Highレベルに上昇する。さらに、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)が上昇する。
また、出力信号Out2は、単位回路1−1のリセット信号RS1として用いられる。したがって、出力信号Out2の電圧が上昇すると、リセット信号RS1の電圧が上昇し、単位回路1−1のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=4において、単位回路1−2のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk2が印加される。そのため、当該単位回路1−2のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next2の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−2から単位回路1−3へとデータが転送される。
次に、t=5において、クロック信号Clk2の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out2の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)も降下する。
また、t=5において、クロック信号Clk2の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−2のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−2のトランジスタ7は、遮断状態となる。
次に、t=6において、クロック信号Clk1の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−3のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1をソースを介して出力する。そのため、出力信号Out3の電圧は、Highレベルに上昇する。さらに、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)が上昇する。
また、出力信号Out3は、単位回路1−2のリセット信号RS2として用いられる。したがって、出力信号Out3の電圧が上昇すると、リセット信号RS2の電圧が上昇し、単位回路1−2のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=6において、単位回路1−3のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk1が印加される。そのため、当該単位回路1−3のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next3の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−3から単位回路1−4へとデータが転送される。
次に、t=7において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out3の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)も降下する。
また、t=7において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−3のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−3のトランジスタ7は、遮断状態となる。
次に、t=8において、クロック信号Clk2の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−4のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk2をソースを介して出力する。そのため、出力信号Out4の電圧は、Highレベルに上昇する。さらに、単位回路1−4のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In4の電圧)が上昇する。
さらに、t=8において、単位回路1−4のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk2が印加される。そのため、当該単位回路1−4のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next3の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−4からデータが出力される。
以上のような動作を行うことにより、図16に示すシフトレジスタは、左から右へとデータを転送している。
特開2001−273785号公報
ところで、上記従来のシフトレジスタでは、図18の(α)の期間において、単位回路1−1に含まれるトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分(すなわち、出力信号Out1が出力される部分)がハイインピーダンス状態になるという問題が存在していた。以下に、詳しく説明を行う。
図18の(α)の期間では、トランジスタ3のゲートに印加されている入力信号In1の電圧がLowの状態になっている。そのため、当該トランジスタ3は、遮断状態にある。さらに、当該トランジスタ3が遮断状態にあるので、トランジスタ7のゲート電位と等しい出力信号Out1の電圧もLowの状態となっている。そのため、当該トランジスタ7も遮断状態にある。その結果、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分は、ハイインピーダンス状態となる。
上述したように、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分がハイインピーダンス状態となると、かかる部分の電位および出力信号Out1の電圧が(α)の期間においてLowの状態で安定しないという問題が生じる。その結果、例えば、遮断状態に制御されるべきトランジスタ7が導通状態に制御されてしまい、当該シフトレジスタにおいて誤動作が発生するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、第1のトランジスタと第2のトランジスタとの間がハイインピーダンス状態になることにより生じる誤動作を防止することができるシフトレジスタを提供することである。
本発明に係るシフトレジスタは、複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するものであって、以下のような構成を有する。単位回路は、容量手段と、第1のトランジスタと第2のトランジスタと電位制御手段とを含んでいる。容量手段は、データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路から出力されるデータを記憶する。第1のトランジスタは、入力側の拡散層にクロック信号が印加され、容量手段がデータを蓄積している場合にのみ導通状態に制御されて、当該クロック信号のパルス波を出力側の拡散層から出力する。第2のトランジスタは、第1のトランジスタの出力側の拡散層に対して制御電極と入力側の拡散層とが接続され、第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が当該制御電極および当該入力側の拡散層に入力したときにのみ導通状態に制御されて、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に対して出力側の拡散層からデータを出力する。電位制御手段は、少なくとも、第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタの制御電極の電位を、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御される電位に制御する。より詳細には、各電位制御手段は、第1のトランジスタの出力側の拡散層と第2のトランジスタの制御電極との間の部分に入力側の拡散層が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加され、制御電極に導通状態と遮断状態とを切り替えるための制御信号が印加された第5のトランジスタを含む。各第5のトランジスタは、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路にデータを出力した後であって、かつ、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタが遮断状態になる期間において、導通状態となるように制御信号により制御される。また、各電位制御手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層から出力されるクロック信号のパルス波を用いて制御信号を生成し、かつ制御信号を保持する制御信号生成手段をさらに含む。なお、請求項中での入力側の拡散層は、実施形態中のドレインを示す。また、請求項中での出力側の拡散層は、実施形態中のソースを示す。さらに、請求項中での制御電極は、実施形態中でのゲートを示す。これは、実施形態では、トランジスタがNchトランジスタであるとして説明されているからである。そのため、トランジスタがPchトランジスタである場合には、入力側の拡散層と出力側の拡散層との関係が入れ替わる。
また、各単位回路は、データ転送後に容量手段に記憶されたデータを消去する消去手段をさらに備えていてもよい。
また、各消去手段は、出力側の拡散層に所定の電圧が印加され、入力側の拡散層が第1のトランジスタの制御電極に接続され、制御電極がデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路における第1のトランジスタの出力側の拡散層と第2のトランジスタの制御電極との間の部分に接続された第3のトランジスタであり、各第3のトランジスタは、自機が属する単位回路よりもデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層からクロック信号のパルス波が出力された場合に導通状態に制御されて、容量手段が記憶しているデータを消去するようにしてもよい。なお、第3のトランジスタの出力側の拡散層に印加される所定の電圧は、第3のトランジスタがNchMOSトランジスタである場合には、接地電位であり、第3のトランジスタがPchMOSトランジスタである場合には、正の電位である。
また、各制御信号生成手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層に入力側の拡散層および制御電極が接続され、出力側の拡散層が第5のトランジスタの制御電極に接続された第6のトランジスタであり、各第6のトランジスタは、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が自機の制御電極および自機の力側の拡散層に印加されたときに導通状態に制御され、各第5のトランジスタは、第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されてもよい。
また、各制御信号生成手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、出力側の拡散層が第5のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層には所定の直流電圧が印加された第6のトランジスタであり、各第6のトランジスタは、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が自機の制御電極に印加されたときに導通状態に制御され、各第5のトランジスタは、第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されてもよい。
また、各制御信号生成手段は、データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路からデータが出力されたときに、第5のトランジスタの制御電極の電位を変動させて当該第5のトランジスタを遮断状態に制御する遮断手段をさらに含んでいてもよい。
また、各遮断手段は、第6のトランジスタの出力側の拡散層に入力側の拡散層が接続され、自機が属する単位回路よりもデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加された第7のトランジスタであり、各第7のトランジスタは、自機が属する単位回路よりもデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路の第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が自機の制御電極に印加されたときにのみ導通状態に制御され、各第5のトランジスタは、第7のトランジスタが導通状態に制御されることにより、遮断状態に制御されるようにしてもよい。
また、複数段の単位回路の内、1段目に位置する単位回路の電位制御手段は、自機が属する単位回路にデータが入力してきたときに、第5のトランジスタの制御電極の電位を変動させて当該第5のトランジスタを遮断状態に制御する遮断手段をさらに含んでいてもよい。
また、遮断手段は、第6のトランジスタの出力側の拡散層に入力側の拡散層が接続され、第1のトランジスタの制御電極に制御電極が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加された第7のトランジスタであり、第7のトランジスタは、自機が属する単位回路にデータが入力してきたときにのみ導通状態に制御され、第5のトランジスタは、第7のトランジスタが導通状態に制御されることにより、遮断状態に制御されてもよい。
また、複数段の単位回路の内、最終段に位置する単位回路の電位制御手段は、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に入力してくるデータを用いて、制御信号を生成し、かつ制御信号を保持する制御信号生成手段をさらに含んでいてもよい。
また、制御信号生成手段は、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの制御電極に入力側の拡散層および制御電極が接続され、出力側の拡散層が第5のトランジスタの制御電極に接続された第6のトランジスタをさらに含み、第6のトランジスタは、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路の第1のトランジスタの制御電極にデータが入力してきたときに導通状態に制御され、第5のトランジスタは、第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されてもよい。
また、制御信号生成手段は、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの制御電極に制御電極が接続され、出力側の拡散層が第5のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層には所定の直流電圧が印加された第6のトランジスタであり、第6のトランジスタは、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの制御電極にデータが入力してきたときに導通状態に制御され、第5のトランジスタは、第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されてもよい。
また、各電位制御手段は、データが第1段目の単位回路に入力する直前において、第6のトランジスタの出力側の拡散層と第7のトランジスタの入力側の拡散層との間の部分に、第5のトランジスタが導通状態となる電位を与える電位付与手段をさらに含んでいてもよい。
また、各電位付与手段は、第5のトランジスタが導通状態となる電位が入力側の拡散層に印加され、第6のトランジスタの出力側の拡散層と第7のトランジスタの入力側の拡散層との間の部分に出力側の拡散層が接続され、制御電極には所定のパルス信号が印加される第8のトランジスタであり、各第8のトランジスタは、最終段の単位回路からデータが出力されてから第1段目の単位回路に新たなデータが入力するまでの間において、制御電極に所定のパルス信号が印加されることにより導通状態に制御されて、第5のトランジスタが導通状態となる電位を、出力側の拡散層から出力するようにしてもよい。
また、各電位制御手段は、第6のトランジスタの出力側の拡散層と第7のトランジスタの入力側の拡散層との間の部分に、第5のトランジスタが導通状態となる電位を与える電位付与手段をさらに含んでいてもよい。
また、各電位制御手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの制御電極の電位を用いて、制御信号を生成する制御信号生成手段をさらに含んでいてもよい。
また、各制御信号生成手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタの制御電極の電位を反転させて出力するインバータであり、各第5のトランジスタは、インバータから相対的に高い電圧レベルの信号が出力された場合に、導通状態に制御されてもよい。
また、クロック信号は、同じ周期であって交互にパルス波が出現する関係を持つ第1のクロック信号と第2のクロック信号とを含んでおり、奇数段目に存在する単位回路に含まれる第1のトランジスタの入力側の拡散層には、第1のクロック信号が印加され、奇数段目に存在する単位回路は、制御電極に第2のクロック信号が印加され、出力側の拡散層が第1のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層がデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路の第2のトランジスタの出力側の拡散層に接続された第9のトランジスタをさらに含み、偶数段目に存在する単位回路に含まれる第1のトランジスタの入力側の拡散層には、第2のクロック信号が印加され、偶数段目に存在する単位回路は、制御電極に第1のクロック信号が印加され、出力側の拡散層が第1のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層がデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路の第2のトランジスタの出力側の拡散層に接続された第10のトランジスタをさらに含み、第9のトランジスタおよび第10のトランジスタは、自機が属する単位回路に含まれる第1のトランジスタが導通状態に制御されているときに遮断状態に制御されてもよい。
なお、本発明は、シフトレジスタのみならず、当該シフトレジスタを含んだMOS型固体撮像装置およびカメラに対しても向けられている。
本発明では、第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該トランジスタの制御電極の電位を、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御される電位に制御している。そのため、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタの制御電極がハイインピーダンス状態になることがない。その結果、当該制御電極の電位が変動することによって、第2のトランジスタが導通状態になる誤動作が防止される。
また、本発明では、第5のトランジスタが電位制御手段として用いられている。当該第5のトランジスタは、制御信号により導通状態と遮断状態とが切り替えられている。そのため、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタが遮断状態となったときのみ、第5のトランジスタを導通状態に制御することが可能となる。その結果、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタが遮断状態となったとき以外において、第5のトランジスタが導通状態になることにより、データの信号電荷がリークする問題がなくなる。
また、本発明では、第1のトランジスタの出力側の拡散層からの信号を用いて制御信号を生成している。そのため、当該制御信号の生成に新たな電源等を必要としない。
また、本発明では、制御信号を生成する制御信号生成手段として、第6のトランジスタが用いられている。そして、当該第6のトランジスタの入力側の拡散層には、直流電圧が印加されている。すなわち、当該第6のトランジスタの入力側の拡散層の電位は、常に出力側の拡散層の電位よりも高くなる。そのため、当該第6のトランジスタの出力側の拡散層がハイインピーダンス状態となったとしても、出力側の拡散層から入力側の拡散層へのリーク電流の発生が起こらない。
また、本発明では、データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路からデータが出力されたときに、第5のトランジスタを遮断状態にしている。すなわち、単位回路にデータが入力する直前に、第5のトランジスタを遮断状態にして、初期状態に戻している。
なお、第5のトランジスタを遮断状態に戻す際には、データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第1のトランジスタから出力されるクロック信号のパルス波が用いられているので、当該第5のトランジスタを遮断するために新たな電源電圧を設置する必要がない。
また、1段目に存在する単位回路では、当該1段目に存在する単位回路にデータが入力する際に、第5のトランジスタを遮断状態にして、初期状態に戻している。
また、最終段に存在する単位回路では、当該最終段の単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路にデータが入力してきた際に、第5のトランジスタを遮断状態にして、初期状態に戻せばよい。
また、データが第1段目の単位回路に入力する時または直前において、第6のトランジスタと第7のトランジスタとの間の部分の電位を、第5のトランジスタが導通状態となる電位にしている。これにより、データがシフトレジスタに入力する直前に、第6のトランジスタと第7のトランジスタとの間の部分における電位をリセットすることが可能となる。
また、第6のトランジスタの出力側の拡散層と第7のトランジスタの入力側の拡散層と野間の部分に、第5のトランジスタが導通状態となる電位が与えられる。これにより、当該第5のトランジスタの制御電極がハイインピーダンス状態となり、制御電極の電位が降下することが防止される。
また、制御信号は、自機が属する単位回路に含まれる第1のトランジスタの制御電極の電位を用いて生成される。そのため、第1段目の単位回路や最終段の単位回路であることに関係なく、全ての単位回路の回路構成を同じにすることができる。さらに、インバータを用いて制御信号が生成される構成をとることにより、シフトレジスタの回路構成を簡単にできる。
また、第9のトランジスタが、第1のトランジスタとデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる第2のトランジスタとの間に設けられている。これにより、第1のトランジスタが導通状態において、当該第1のトランジスタと、それよりも前段側の回路とを分離することができる。そのため、第1のトランジスタよりも前段側の回路による寄生容量を無視することが可能となる。その結果、第1のトランジスタの制御電極の電位をより高くすることができる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係るシフトレジスタについて図面を参照しながら説明を行う。図1は、本実施形態に係るシフトレジスタの構成を示した図である。
図1に示すシフトレジスタは、4段の単位回路1−1〜4および抵抗素子2−1〜4を備える。当該シフトレジスタは、一定の周期を持つ2つのクロック信号Clk1およびClk2に基づいてデータを一方向(図1の左から右へ)に転送する。なお、クロック信号Clk1とクロック信号Clk2とは、等しい周期でパルス波が生じる信号である。ただし、クロック信号Clk1とクロック信号Clk2とは、交互にパルス波が発生する関係を有する。また、単位回路1は、データの転送方向に対して下流側の隣に位置する段(以下、後段と称す)の単位回路1に対してデータである出力信号Nextを出力する際に、出力信号Outを出力する。当該出力信号Outは、データを出力した単位回路1の、データの転送方向に対して上流側の隣に位置する段(以下、前段と称す)に接続された単位回路1に記憶されたデータを消去するためのリセット信号RSの役割を果たす。また、出力信号Nextは、後段の単位回路1における入力信号Inとなる。ここで、単位回路1の詳細について図17を参照しながら説明する。
まず、当該単位回路1の回路構成について説明する。図17に示す単位回路1は、トランジスタ3、コンデンサ5、トランジスタ7およびトランジスタ9を備える。トランジスタ3のドレインは、クロック信号Clk1の信号線に接続され、当該クロック信号Clk1が入力する。また、トランジスタ3のゲートには、入力信号Inが印加されている。また、当該トランジスタ3のソースは、トランジスタ7のドレインに接続される。さらに、当該トランジスタ3のソースは、前段の単位回路1に接続されており、出力信号Outを出力する。
トランジスタ7のゲートは、当該トランジスタ7のドレインに接続されている。また、当該トランジスタ7のソースは、後段の単位回路1に接続されており、出力信号Nextを出力する。コンデンサ5は、トランジスタ3のゲートとソースとの間に接続される。
トランジスタ9のドレインには、入力信号Inが印加されている。また、当該トランジスタ9のゲートには、リセット信号RSが印加されている。また、当該トランジスタ9のソースは、接地されている。
ここで、図17に示す単位回路1の各構成部の役割について説明を行う。トランジスタ3は、ゲートに印加される入力信号Inの電圧値に応じて、クロック信号の出力と非出力とを切り替える。具体的には、トランジスタ3は、入力信号Inが“1”のデータを示すHighレベルの電圧を有する場合には、クロック信号Clkをソースから出力する。一方、トランジスタ3は、入力信号InがLowレベルの電圧を有する場合には、クロック信号Clkをソースから出力しない。この場合、トランジスタ3のソースの電位は、クロック信号ClkのLowレベルとなる。すなわち、トランジスタ3は、ゲート電位がHighレベルである場合にのみ導通状態に制御されて、当該クロック信号Clkのパルス波をソースから出力する。
コンデンサ5は、前段に接続された単位回路から出力されるデータを記憶するための容量手段である。具体的には、当該コンデンサ5は、前段の単位回路1から転送されてくるデータを記憶する。当該コンデンサ5がデータを記憶している場合には、トランジスタ3のゲート電位がHighレベルとなり、当該トランジスタ3は、導通状態に制御される。なお、当該コンデンサ5は、トランジスタ3のゲートとドレインとの間に発生する容量あるいはトランジスタ3のゲートとソースとの間に発生する容量が用いられてもよいし、新たに形成されたコンデンサが用いられてもよい。
トランジスタ7は、トランジスタ3のソースから出力されてきたクロック信号Clkを出力信号Nextとして出力するか否かを決定するスイッチである。具体的には、トランジスタ7のドレインおよびゲートにHighレベルの電圧が印加された場合には、ソースから“1”のデータを示すHighレベル電圧が出力信号Nextとして出力される。一方、トランジスタ7のドレインおよびゲートにLowレベルの電圧が印加された場合には、トランジスタ7は遮断状態になり、ソースにはドレインのLowレベルの電圧が出力されない。すなわち、トランジスタ7は、トランジスタ3から出力されてくるクロック信号Clkのパルス波(具体的には、Highレベルの電圧をもつ信号)がゲートおよびドレインに入力したときにのみ導通状態に制御されて、後段に接続された単位回路1に対してソースからデータを出力する。
トランジスタ9は、後段の単位回路1の出力信号Outをリセット信号RSとして用いることにより、コンデンサ5に蓄積されたデータを消去する。すなわち、トランジスタ9は、自機が属する単位回路1が転送電荷を出力した後に、当該自機が属する単位回路1に蓄積されたデータをクリアする役割を果たしている。
次に、本実施形態に係るシフトレジスタの特徴部分である抵抗素子2−1〜4について説明を行う。当該抵抗素子2は、図1に示すように、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間に一端が接続され、他端が接地される。当該抵抗素子2は、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分がハイインピーダンス状態となるのを防止する役割を果たす。具体的には、当該抵抗素子2は、トランジスタ7が遮断状態に制御されている間において、当該トランジスタ7のゲート電位を、当該トランジスタ7を遮断状態に維持することができる電位に制御する役割を果たす。そして、当該抵抗素子2は、かかる役割を果たすために、トランジスタが導通状態となったときに有する抵抗値よりも十分に大きな抵抗値を有する。具体的には、当該トランジスタ3が導通状態となったときに有する抵抗値が1kΩである場合に、抵抗素子2が有する抵抗値が10〜100kΩとなる。
以上のように構成された本実施形態に係るシフトレジスタについて、以下に図18を参照しながらその動作について説明を行う。ここで、図18は、従来のシフトレジスタがデータを転送する際における各信号の電圧状態を示した図である。
まず、t=0において、単位回路1−1にデータが入力する。すなわち、Highレベルの電圧をもった入力信号In1が当該単位回路1−1に入力する。これにより、単位回路1−1のコンデンサ5にデータが記憶され、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位がHighレベルに上昇する。その結果、単位回路1−1のトランジスタ3は、導通状態となる。
次に、t=2において、クロック信号Clk1の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−1のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1のパルス波を、ソースを介して出力する。そのため、出力信号Out1の電圧は、Highレベルに上昇する。ここで、図17において、単位回路1−1のトランジスタ3のゲートは、ハイインピーダンス状態となっている。したがって、単位回路1−1のコンデンサ5の下側の電極の電位が変化すれば、当該単位回路1−1のコンデンサ5の上側の電極の電位(すなわち、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位)も変動する。そのため、単位回路1−1のトランジスタ3のソース電位(すなわち、出力信号Out1の電圧)がHighレベルになると、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)も上昇する。
さらに、t=2において、単位回路1−1のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの電圧が印加される。そのため、当該単位回路1−1のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next1の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−1から単位回路1−2へとデータが転送される。
次に、t=3において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out1の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)も降下する。
また、t=3において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−1のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−1のトランジスタ7は、遮断状態となる。
次に、t=4において、クロック信号Clk2の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−2のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk2のパルス波を、ソースを介して出力する。そのため、出力信号Out2の電圧は、Highレベルに上昇する。ここで、図17において、単位回路1−2のトランジスタ3のゲートは、ハイインピーダンス状態となっている。したがって、単位回路1−2のコンデンサ5の下側の電極の電位が変化すれば、当該単位回路1−2のコンデンサ5の上側の電極の電位(すなわち、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位)も変動する。そのため、単位回路1−2のトランジスタ3のソース電位(すなわち、出力信号Out2の電圧)がHighレベルになると、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)も上昇する。
また、出力信号Out2は、単位回路1−1のリセット信号RS1として用いられる。したがって、出力信号Out2の電圧が上昇すると、リセット信号RS1の電圧が上昇し、単位回路1−1のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=4において、単位回路1−2のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk2が印加される。そのため、当該単位回路1−2のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next2の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−2から単位回路1−3へとデータが転送される。
ここで、従来では、t=4において、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間は、ハイインピーダンス状態となっていた。しかしながら、本実施形態に係るシフトレジスタでは、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間に、一端が接地された抵抗素子2−1が接続されている。そのため、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間は、ローインピーダンス状態に維持される。その結果、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の電位はLowレベルで安定する。
次に、t=5において、クロック信号Clk2の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out2の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)も降下する。
また、t=5において、クロック信号Clk2の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−2のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−2のトランジスタ7は、遮断状態となる。
次に、t=6において、クロック信号Clk1の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−3のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1をソースを介して出力する。そのため、出力信号Out3の電圧は、Highレベルに上昇する。ここで、図17において、単位回路1−3のトランジスタ3のゲートは、ハイインピーダンス状態となっている。したがって、単位回路1−3のコンデンサ5の下側の電極の電位が変化すれば、当該単位回路1−3のコンデンサ5の上側の電極の電位(すなわち、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位)も変動する。そのため、単位回路1−3のトランジスタ3のソース電位(すなわち、出力信号Out3の電圧)がHighレベルになると、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)も上昇する。
また、出力信号Out3は、単位回路1−2のリセット信号RS2として用いられる。したがって、出力信号Out3の電圧が上昇すると、リセット信号RS2の電圧が上昇し、単位回路1−2のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=6において、単位回路1−3のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk1が印加される。そのため、当該単位回路1−3のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next3の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−3から単位回路1−4へとデータが転送される。
次に、t=7において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out3の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)も降下する。
また、t=7において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−3のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−3のトランジスタ7は、遮断状態となる。
次に、t=8において、クロック信号Clk2の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−4のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk2をソースを介して出力する。そのため、出力信号Out4の電圧は、Highレベルに上昇する。ここで、図17において、単位回路1−4のトランジスタ3のゲートは、ハイインピーダンス状態となっている。したがって、単位回路1−4のコンデンサ5の下側の電極の電位が変化すれば、当該単位回路1−4のコンデンサ5の上側の電極の電位(すなわち、単位回路1−4のトランジスタ3のゲート電位)も変動する。そのため、単位回路1−4のトランジスタ3のソース電位(すなわち、出力信号Out4の電圧)がHighレベルになると、単位回路1−4のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In4の電圧)も上昇する。
さらに、t=8において、単位回路1−4のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk2が印加される。そのため、当該単位回路1−4のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next3の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−4からデータが出力される。以上のような動作を行うことにより、図16に示すシフトレジスタは、左から右へとデータを転送している。
以上のように、本実施形態に係るシフトレジスタによれば、各単位回路1のトランジスタ3とトランジスタ7との間に、一端が接地された抵抗素子が接続される。そのため、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分がハイインピーダンス状態になることがない。その結果、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分の電位が安定し、シフトレジスタの誤動作が防止される。
なお、本実施形態に係るシフトレジスタは、4段の単位回路1で構成されるとしていたが、当該単位回路1の数はこれに限らず、複数であればよい。
なお、本実施形態に係るシフトレジスタでは、トランジスタ3とトランジスタ7との間に抵抗素子2が接続されているが、トランジスタ3とトランジスタ7との間に接続される素子は、抵抗素子2に限らない。トランジスタ3とトランジスタ7との間には、例えば、図に示すようにトランジスタ12が接続されてもよい。具体的には、当該トランジスタ12は、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間にドレインが接続され、ソースが接地され、ゲートに直流電圧BIASAが印加されたトランジスタである。なお、当該トランジスタ12のゲートに印加される直流電圧BIASAは、抵抗素子2と同様の抵抗値がトランジスタ12のドレイン−ソース間に発生するような電圧である。
ここで、本実施形態に係るシフトレジスタの適用例について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るシフトレジスタは、MOS型固体撮像装置に適用されるのが望ましい。以下に、図面を参照しながら、本実施形態に係るシフトレジスタが適用されたMOS型固体撮像装置について説明を行う。なお、図3は、本実施形態に係るシフトレジスタが適用されたMOS型固体撮像装置の構成を示した図である。
当該MOS型固体撮像装置は、受光領域100、垂直シフトレジスタ回路103、選択回路105、水平シフトレジスタ107、ノイズキャンセラ回路109およびスイッチ111を備える。受光領域100には、入射してくる光を信号電荷に変換する複数の受光素子がマトリクス状に配置される。また、マトリクス状に配置された各行の間には、受光素子を行単位で選択するための複数の行選択線が配置される。また、マトリクス状に配置された各列の間には、信号を読み出すための複数の信号線が配置される。
垂直シフトレジスタ回路103は、データを垂直方向に転送するシフトレジスタである。当該垂直シフトレジスタ回路103は、複数の単位回路により構成される。データを有する単位回路は、後段の単位回路へデータを出力する際に、選択回路105へと行を選択させるための選択信号を出力する。選択回路105は、垂直シフトレジスタ回路103から出力される選択信号により指定された行の受光素子を選択する。
水平シフトレジスタ107は、図1に示すシフトレジスタにより構成され、一方向、具体的には図3の左から右へとデータを転送する。当該水平シフトレジスタ107の単位回路1は、データを後段に接続された単位回路1へと出力する際に、Highレベルの電圧を持った出力信号Outをスイッチ111に対して出力する。なお、各単位回路1の構成については、図17を用いてすでに説明を行ったので、これ以上の詳細な説明を省略する。
スイッチ111は、水平シフトレジスタ107の各単位回路1に対応させて設けられており、例えば、トランジスタにより実現される。具体的には、ドレインが受光領域100の信号線にノイズキャンセラ回路109を介して接続されており、ソースが出力側へ接続されており、ゲートに出力信号Outが印加される。そして、各スイッチ111は、水平シフトレジスタ107からHighレベルの電圧を持った出力信号Outが出力されると導通状態に制御される。つまり、水平シフトレジスタ107内をデータが左から右へと転送されると、それに伴って、スイッチ111が左から右へと導通状態に切り替えられる。ノイズキャンセラ回路109は、受光領域100から読み出される信号電荷のノイズを除去する回路である。
ここで、図1に示すシフトレジスタをMOS型固体撮像装置に適用する場合における特別の構成について説明を行う。図1に示すシフトレジスタをMOS型固体撮像装置に適用する場合には、抵抗素子は、トランジスタ7が遮断状態に制御されている間において、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の電位(すなわち、出力信号Outの電圧)を、スイッチ111が遮断状態に制御される電位に制御できる抵抗値を有する必要がある。これは、トランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間が、図18の(α)の期間においてハイインピーダンス状態になり、出力信号Outの電圧が不安定になり、スイッチ111が導通状態に制御されることを防止するためである。
以上のように構成されたMOS型固体撮像装置について、以下に図面を参照しながらその動作について説明を行う。
まず、垂直シフトレジスタ回路103の1段目の単位回路に、“1”のデータが入力する。そして、当該1段目の単位回路は、2段目の単位回路に当該“1”のデータを出力する。この際、1段目の単位回路は、選択回路105に1行目の受光素子を選択するための選択信号を出力する。応じて、選択回路105は、当該選択信号に基づいて、1行目の行選択線を活性化して、1行目の受光素子から各列の信号線へと信号電荷を読み出させる。
次に、水平シフトレジスタ107は、1段目の単位回路1から最終段の単位回路1へと“1”のデータを転送する。データの転送に伴って、各単位回路1は、Highレベルの電圧を持つ出力信号Outを各スイッチ111に対して順次出力する。これにより、左から右へと、スイッチ111が順次導通状態に制御される。そして、導通状態に制御されたスイッチ111を介して、各信号線に読み出されていた信号電荷が固体撮像装置外へと順次出力されていく。以上の動作により、1行目の信号電荷が外部へと出力される。
この後、垂直シフトレジスタ回路103の2段目の単位回路は、3段目の単位回路へとデータを出力する。この際、2行目の受光素子が選択される。なお、この後、2行目の受光素子が発生した信号電荷を読み出す動作については、1行目において説明したものと同様であるので、説明を省略する。同様に、3行目以降についても、1行目と同様であるので、説明を省略する。
以上のように、図3に示す固体撮像装置では、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分がハイインピーダンス状態になることが防止される。その結果、スイッチ111が誤って導通状態に制御されることがなくなる。
なお、図3に示す固体撮像装置の水平シフトレジスタ107に用いられるシフトレジスタは、図1に示すシフトレジスタであるとした。しかしながら、水平シフトレジスタ107に用いられるシフトレジスタは、図2に示すシフトレジスタであってもよい。
また、図3に示す固体撮像装置において、本実施形態に係るシフトレジスタを適用するのは、水平シフトレジスタ107であるとしたが、本実施形態に係るシフトレジスタは、垂直シフトレジスタ回路103に用いられてもよい。
また、図3に示す固体撮像装置は、デジタルスチルカメラに用いられるのが望ましい。この場合、デジタルスチルカメラは、固体撮像装置から出力されたデータに画像処理等の所定の処理を施すための外部回路を備える必要がある。
ここで、上記第1の実施形態では、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分がハイインピーダンス状態となるのを防止するために、抵抗素子2やトランジスタ12が用いられている。しかしながら、トランジスタ3とトランジスタ7との間に接続する素子はこれらに限らない。そこで、以下に示す第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる素子が、トランジスタ3とトランジスタ7との間に接続されたシフトレジスタについて説明を行う。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係るシフトレジスタについて図面を参照しながら説明を行う。図4は、本実施形態に係るシフトレジスタの構成を示した図である。第1の実施形態に係るシフトレジスタは、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が、抵抗素子2を介して常に接地されていた。これに対して、本実施形態に係るシフトレジスタでは、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が、トランジスタを介して接地されている。そして、当該トランジスタは、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分がハイインピーダンスになり得る場合に、導通状態に制御され、それ以外の場合には遮断状態に制御される。
ここで、図4に示すシフトレジスタは、単位回路1、トランジスタ21、トランジスタ23およびトランジスタ25を備える。単位回路1は、図17に示すように、トランジスタ3、コンデンサ5、トランジスタ7およびトランジスタ9を備える。なお、当該単位回路1の詳細については、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
以下に、本発明の特徴部分であるトランジスタ21、トランジスタ23およびトランジスタ25の回路構成について、図4を用いて説明する。まず、トランジスタ21−1、トランジスタ23−1およびトランジスタ25−1は、第1グループを形成する。同様に、トランジスタ21−2、トランジスタ23−2およびトランジスタ25−2は、第2グループを形成する。同様に、トランジスタ21−3、トランジスタ23−3およびトランジスタ25−3は、第3グループを形成する。同様に、トランジスタ21−4、トランジスタ23−4およびトランジスタ25−4は、第4グループを形成する。
まず、第1グループの回路構成について説明する。当該第1グループは、第1段目の単位回路1−1の一部である。トランジスタ21−1のゲートおよびドレインには、後段の単位回路1−2の出力信号Out2が印加される。すなわち、トランジスタ21−1のゲートおよびドレインは、後段の単位回路1−2のトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分に接続される。また、トランジスタ21−1のソースは、トランジスタ25−1のドレインと接続されている。また、トランジスタ25−1のソースは接地されている。また、トランジスタ25−1のゲートは、単位回路1−1のトランジスタ3のゲートに接続されている。
トランジスタ23−1のドレインには、単位回路1−1の出力信号Out1が印加される。すなわち、トランジスタ23−1のドレインは、単位回路1−1のトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分に接続される。トランジスタ23−1のゲートは、トランジスタ21−1のソースに接続される。さらに、トランジスタ23−1のソースは接地される。
次に、第2グループおよび第3グループの回路構成について説明する。当該第2グループは、中間に存在する単位回路1−2の一部であり、第3グループは、中間に存在する単位回路1−3の一部である。なお、第2グループの回路構成と第3グループの回路構成とは、同じであるので、ここでは、第2グループの回路構成のみについて説明を行う。また、第1グループの回路構成と第2グループの回路構成とは、トランジスタ25のゲートの接続位置以外において共通するので、トランジスタ25のゲートの接続位置以外についての説明を省略する。
トランジスタ25−2のゲートには、前段の単位回路1−1の出力信号Out1が加される。すなわち、トランジスタ25−2のゲートは、前段の単位回路1−1のトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分に接続される。
次に、第4グループの回路構成について説明する。当該第4グループは、最終段に存在する単位回路1−4の一部である。なお、第4グループの回路構成と第2グループの回路構成とは、トランジスタ21のゲートおよびドレインの接続位置以外において共通するので、トランジスタ21のゲートおよびドレインの接続位置以外についての説明を省略する。
トランジスタ21−4のゲートおよびドレインは、第1段目の単位回路1−1のトランジスタ3のゲートに接続される。なお、当該トランジスタ21−4のゲートおよびドレインが接続される場所は、第1段目の単位回路1−1のトランジスタ3のゲートに限らない。そのため、トランジスタ21−4のゲートおよびドレインは、自機が属する単位回路1−4よりも前段に存在する単位回路1のトランジスタ3のゲートに接続されればよい。
ここで、図4に示すシフトレジスタの各構成部の役割について説明を行う。単位回路1−1〜4については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。そこで、以下に、第1〜第4グループに含まれるトランジスタの役割について説明を行う。
トランジスタ23は、対応する単位回路1のトランジスタ3のソースおよびトランジスタ7のゲートとの間の部分と、接地との間を導通状態および遮断状態に切り替えるスイッチである。具体的には、トランジスタ23は、対応する単位回路1がデータを後段の単位回路1に出力した後であって、かつ、対応する単位回路1のトランジスタ3およびトランジスタ7が共に遮断状態にあるときに、遮断状態から導通状態に切り替わるスイッチである。これにより、トランジスタ23は、対応する単位回路1のトランジスタ3のソースおよびトランジスタ7のゲートとの間の部分がハイインピーダンス状態となることを防止している。
トランジスタ21は、対応するトランジスタ23の導通状態と遮断状態とを切り替えるための制御信号を生成する役割を果たす。具体的には、最終段以外の単位回路1−1〜3に対応するトランジスタ21−1〜3は、対応する単位回路1−1〜3の後段の単位回路1−2〜4の出力信号Out2〜4を用いて、対応するトランジスタ23−1〜3を制御するための制御信号を生成する。すなわち、トランジスタ21−1〜3は、対応する単位回路1−1〜3の後段の単位回路1−2〜4の出力信号Out2〜4の電圧がHighレベルとなったときに、ソースを介してHighレベルの電圧の信号を、対応するトランジスタ23−1〜3のゲートに出力する。これにより、トランジスタ23−1〜3は、対応する単位回路1−1〜3がデータを後段の単位回路1−2〜4に出力した後であって、かつ、対応する単位回路1−1〜3のトランジスタ3およびトランジスタ7が共に遮断状態にあるときに、導通状態に制御される。
また、最終段の単位回路1−4に対応するトランジスタ21−4は、第1段目の単位回路1−4に入力するデータを用いて、対応するトランジスタ23−4を制御するための制御信号を生成する。すなわち、トランジスタ21−4は、単位回路1−1にデータが入力してきたときに、ソースを介してHighレベルの電圧信号を、対応するトランジスタ23−4のゲートに出力する。これにより、トランジスタ23−4は、対応する単位回路1−4がデータを外部に出力した後であって、かつ、対応する単位回路1−4のトランジスタ3およびトランジスタ7が共に遮断状態にあるときに、導通状態に制御される。
トランジスタ25は、遮断状態から導通状態に切り替えられることにより、トランジスタ23を遮断状態に切り替える役割を果たすスイッチである。これは、新たなデータがシフトレジスタに入力してきた場合には、トランジスタ23を遮断状態に戻す必要があるからである。
第1段目の単位回路1−1に対応するトランジスタ25−1は、単位回路1−1にデータが入力してくるときに導通状態に制御される。これにより、トランジスタ25−1は、トランジスタ21−1のソースとトランジスタ25−1のドレインとの間の部分の電位をLowレベルに下げる。その結果、トランジスタ23−1は、導通状態から遮断状態に切り替えられる。
第2段目〜最終段までの間の単位回路1−2〜4に対応するトランジスタ25−2〜4は、自機が属する単位回路1−2〜4の前段の単位回路1−1〜3がHighレベルの電圧を持つ出力信号Out1〜3を出力したときに、導通状態に制御される。これにより、トランジスタ25−2〜4は、トランジスタ21−2〜4のソースとトランジスタ25−2〜4のドレインとの間の部分の電位をLowレベルに下げる。その結果、トランジスタ23−2〜4は、導通状態から遮断状態に切り替えられる。
以上のように構成された本実施形態に係るシフトレジスタについて、以下に図面を参照しながらその動作について説明する。図5は、当該シフトレジスタがデータを転送する際における各信号のレベルの様子および各トランジスタの状態を示した図である。
まず、t=0〜3の間において、当該シフトレジスタが行う動作については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。なお、初期状態においては、トランジスタ21、トランジスタ23およびトランジスタ25は、遮断状態に制御されている。
t=4において、クロック信号Clk2の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−2のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk2を、ソースを介して出力する。そのため、出力信号Out2の電圧は、Highレベルに上昇する。ここで、図17において、単位回路1−2のトランジスタ3のゲートは、ハイインピーダンス状態となっている。したがって、単位回路1−2のコンデンサ5の下側の電極の電位が変化すれば、当該単位回路1−2のコンデンサ5の上側の電極の電位(すなわち、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位)も変動する。そのため、単位回路1−2のトランジスタ3のソース電位(すなわち、出力信号Out2の電圧)がHighレベルになると、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)も上昇する。
また、出力信号Out2は、単位回路1−1のリセット信号RS1として用いられる。したがって、出力信号Out2の電圧が上昇すると、リセット信号RS1の電圧が上昇し、単位回路1−1のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=4において、単位回路1−2のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk2が印加される。そのため、当該単位回路1−2のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next2の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−2から単位回路1−3へとデータが転送される。
さらに、t=4において、出力信号Out2の電圧が上昇しているので、トランジスタ21−1が導通状態に制御される。これにより、トランジスタ23−1のゲートに対してHighレベルの電圧が印加され、当該トランジスタ23−1が導通状態に制御される。その結果、単位回路1−1のトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分が接地電位付近に安定するようになる。すなわち、従来、ハイインピーダンス状態が発生することにより生じていた誤動作の問題が解決される。なお、t=4において、トランジスタ25−1は遮断状態となっているので、トランジスタ21−1のソースとトランジスタ25−1のドレインの間の部分は、トランジスタ25−1が導通状態となるt=12までの間、Highレベルの電位を有するようになる。すなわち、トランジスタ23−1は、t=4〜12の間、導通状態を維持する。
t=5において、本実施形態に係るシフトレジスタが行う動作は、第1の実施形態と同様である。具体的には、クロック信号Clk2の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out2の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)も降下する。さらに、t=5において、クロック信号Clk2の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−2のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−2のトランジスタ7は、遮断状態となる。
t=6において、クロック信号Clk1の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−3のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1を、ソースを介して出力する。そのため、出力信号Out3の電圧は、Highレベルに上昇する。さらに、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)も上昇する。
また、出力信号Out3は、単位回路1−2のリセット信号RS2として用いられる。したがって、出力信号Out3の電圧が上昇すると、リセット信号RS2の電圧が上昇し、単位回路1−2のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−2のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In2の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=6において、単位回路1−3のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk1が印加される。そのため、当該単位回路1−3のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next3の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−3から単位回路1−4へとデータが転送される。
さらに、t=6において、出力信号Out3の電圧が上昇しているので、トランジスタ21−2が導通状態に制御される。これにより、トランジスタ23−2のゲートに対してHighレベルの電圧が印加され、当該トランジスタ23−2が導通状態に制御される。その結果、単位回路1−2のトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分が接地電位付近に安定するようになる。すなわち、従来、ハイインピーダンス状態が発生することにより生じていた誤動作の問題が解決される。なお、t=6において、トランジスタ25−2は遮断状態となっているので、トランジスタ21−2のソースとトランジスタ25−2のドレインの間の部分は、トランジスタ25−2が導通状態となるt=14までの間、Highレベルの電位を有するようになる。すなわち、トランジスタ23−2は、t=6〜14の間、導通状態を維持する。
t=7において、本実施形態に係るシフトレジスタが行う動作は、第1の実施形態と同様である。具体的には、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下する。これに伴って、出力信号Out3の電圧も、Lowレベルに降下する。同様に、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)も降下する。さらに、t=7において、クロック信号Clk1の電圧が、Lowレベルに降下すると、単位回路1−3のトランジスタ7のドレイン電位およびゲート電位も降下する。その結果、当該単位回路1−3のトランジスタ7は、遮断状態となる。
t=8において、クロック信号Clk2の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−4のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1を、ソースを介して出力する。そのため、出力信号Out4の電圧は、Highレベルに上昇する。さらに、単位回路1−4のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In4の電圧)も上昇する。
また、出力信号Out4は、単位回路1−3のリセット信号RS3として用いられる。したがって、出力信号Out4の電圧が上昇すると、リセット信号RS3の電圧が上昇し、単位回路1−3のコンデンサ5に記憶されたデータがクリアされる。その結果、単位回路1−3のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In3の電圧)はLowレベルに降下する。
さらに、t=8において、単位回路1−4のトランジスタ7のゲートおよびドレインには、Highレベルの状態のクロック信号Clk1が印加される。そのため、当該単位回路1−4のトランジスタ7は導通状態となる。その結果、出力信号Next4の電圧は、Highレベルに上昇する。これにより、単位回路1−4外部へとデータが転送される。
さらに、t=8において、出力信号Out4の電圧が上昇しているので、トランジスタ21−3が導通状態に制御される。これにより、トランジスタ23−3のゲートに対してHighレベルの電圧が印加され、当該トランジスタ23−3が導通状態に制御される。その結果、単位回路1−3のトランジスタ3のソースとトランジスタ7のゲートとの間の部分が接地電位付近に安定するようになる。すなわち、従来、ハイインピーダンス状態が発生することにより生じていた誤動作の問題が解決される。なお、t=8において、トランジスタ25−3は遮断状態となっているので、トランジスタ21−3のソースとトランジスタ25−3のドレインの間の部分は、トランジスタ25−3が導通状態となるt=16までの間、Highレベルの電位を有するようになる。すなわち、トランジスタ23−3は、t=8〜16の間、導通状態を維持する。
t=12において、新たなデータが単位回路1−1に入力してくる。なお、t=12以降において単位回路1−1〜4のトランジスタ3およびトランジスタ7が行う動作は、t=1〜10までの間に単位回路1−1〜4が行う動作と同じである。そこで、以下には、トランジスタ21、トランジスタ23およびトランジスタ25についての動作を中心に説明を行う。
t=12において、単位回路1−1のゲート電位がHighレベルに上昇する。その結果、トランジスタ25−1のゲートにHighレベルの電圧が印加されて、当該トランジスタ25−1が導通状態に制御される。トランジスタ25−1が導通状態に制御されると、トランジスタ21−1とトランジスタ25−1との間の部分の電位がLowレベルに降下し、トランジスタ23−1が遮断状態に制御される。すなわち、第1グループが初期状態に設定される。
さらに、t=12において、単位回路1−1のゲート電位がHighレベルに上昇すると、トランジスタ21−4が導通状態に制御される。これにより、当該トランジスタ21−4のソースからHighレベルの信号が出力され、トランジスタ23−4が導通状態に制御される。その結果、単位回路1−4のトランジスタ3とトランジスタ7との間の部分の電位が接地電位付近に安定する。すなわち、従来、ハイインピーダンス状態が発生することにより生じていた誤動作の問題が解決される。なお、t=12において、トランジスタ25−4は、遮断状態となっているので、トランジスタ21−4のソースとトランジスタ25−4のドレインの間の部分は、トランジスタ25−4が導通状態となるt=18までの間、Highレベルの電位を有するようになる。すなわち、トランジスタ23−4は、t=12〜18の間、導通状態を維持する。
t=14において、出力信号Out1の電圧がHighレベルに上昇する。その結果、トランジスタ25−2のゲートにHighレベルの電圧が印加されて、当該トランジスタ25−2が導通状態に制御される。トランジスタ25−2が導通状態に制御されると、トランジスタ21−2とトランジスタ25−2との間の部分の電位がLowレベルに降下し、トランジスタ23−2が遮断状態に制御される。すなわち、第2グループが初期状態に設定される。
t=16において、出力信号Out2の電圧がHighレベルに上昇する。その結果、トランジスタ25−3のゲートにHighレベルの電圧が印加されて、当該トランジスタ25−3が導通状態に制御される。トランジスタ25−3が導通状態に制御されると、トランジスタ21−3とトランジスタ25−3との間の部分の電位がLowレベルに降下し、トランジスタ23−3が遮断状態に制御される。すなわち、第3グループが初期状態に設定される。
t=18において、出力信号Out3の電圧がHighレベルに上昇する。その結果、トランジスタ25−4のゲートにHighレベルの電圧が印加されて、当該トランジスタ25−4が導通状態に制御される。トランジスタ25−4が導通状態に制御されると、トランジスタ21−4とトランジスタ25−4との間の部分の電位がLowレベルに降下し、トランジスタ23−4が遮断状態に制御される。すなわち、第4グループが初期状態に設定される。以上のようにして、各グループ内のトランジスタ21、トランジスタ23およびトランジスタ25は、初期状態に設定される。なお、図5のt=16以降に示すように、各グループ内のトランジスタ21、トランジスタ23およびトランジスタ25は、初期状態に設定された後に、新たなデータの転送時においてt=6〜16の間に行った動作を繰り返す。
以上のように、本実施形態に係るシフトレジスタによれば、図18の(α)の期間において、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が、トランジスタ23を介して接地される。その結果、トランジスタ3とトランジスタ7との間がハイインピーダンス状態となることにより生じるシフトレジスタの誤動作の問題が解決される。
さらに、本実施形態に係るシフトレジスタによれば、トランジスタ3およびトランジスタ7が導通状態にある場合には、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が接地されない。その結果、データの転送における当該データの劣化が生じにくくなる。以下に、詳しく説明する。
第1の実施形態では、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分は、抵抗素子2を介して常に接地されていた。そのため、後段の単位回路1にデータが出力される際には、当該データの信号電荷の一部が、抵抗素子2を介して接地側へと流出していた。これに対して、本実施形態に係るシフトレジスタでは、後段の単位回路1にデータが出力される際には、トランジスタ23は遮断状態に制御されるので、データの信号電荷が、トランジスタ23を介して接地側へと流出しない。その結果、データの転送における当該データの劣化が生じにくくなる。
なお、本実施形態に係るシフトレジスタでは、トランジスタ21のドレインは、後段の単位回路1のトランジスタ3とトランジスタ7との間の部分または第1段目のトランジスタ3のゲートに接続されていたが、当該トランジスタ21のドレインの接続場所はこれに限らない。例えば、図6に示すように、トランジスタ2−1〜4のドレインには、電源電圧VDDが印加されてもよい。なお、この場合、電源電圧VDDの電圧は、トランジスタ2を導通状態に制御できる大きさを有する必要がある。これにより、トランジスタ2のドレインは、常にHighレベルの電位を持つようになる。その結果、トランジスタ2が遮断状態にあるときにおいて、当該トランジスタ2のソースからドレインに向かってリーク電流が発生することを防止できる。
また、本実施形態に係るシフトレジスタにおいて、図7に示すように、トランジスタ27−1〜4により構成される回路が付加されてもよい。図7は、本実施形態に係るシフトレジスタの改良例を示した図である。図7に示すシフトレジスタは、データが入力する直前において、トランジスタ21とトランジスタ25の間の部分の電位をHighレベルにして、トランジスタ23を導通状態にする。これにより、単位回路1のトランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が、接地電位にリセットされる。以下に、図7に示すシフトレジスタについて詳しく説明する。
トランジスタ27−1〜4は、Clear信号に基づいて、単位回路1−1〜4のトランジスタ3とトランジスタ7との間の部分の電位を、接地電位にリセットする役割を果たす。具体的には、トランジスタ27−1〜4は、トランジスタ25−1〜4の間の部分にHighレベルの電圧を印加して、トランジスタ23−1〜4を導通状態に制御する。これにより、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分は、トランジスタ23−1〜4を介して接地されるようになる。かかる動作を実現すべく、トランジスタ27−1〜4のゲートには、Clear信号が印加される。なお、Clear信号は、1段目の単位回路1−1にデータが入力する直前に、Highレベルのパルス波が発生する信号である。また、トランジスタ27−1〜4のドレインには、電源電圧VDDが印加される。また、トランジスタ27−1〜4のソースは、トランジスタ21とトランジスタ25との間の部分に接続される。
以上のように構成された図7に示すシフトレジスタについて、以下にその動作いついて簡単に説明を行う。まず、当該シフトレジスタにデータが入力する直前において、Clear信号は、Highレベルに上昇する。これにより、トランジスタ27−1〜4は、導通状態に制御される。トランジスタ27−1〜4が導通状態になると、単位回路1−1〜4のトランジスタ3とトランジスタ7との間の部分は、トランジスタ23−1〜4を介して接地される。これにより、単位回路1−1〜4のトランジスタ3とトランジスタ7との間の部分の電位は、接地電位にリセットされる。この後、シフトレジスタは、図5に示すような動作を行う。
以上のように、図7に示すシフトレジスタによれば、初期状態において、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分の電位を安定させることができる。以下に、詳しく説明する。初期状態において、トランジスタ21とトランジスタ25との間の部分の電位は、不安定な状態となっており、トランジスタ23の状態も不安定なものとなっている。そのため、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分の電位も不安定なものとなっている。
これに対して、図7に示すシフトレジスタは、データが入力する直前に、トランジスタ21とトランジスタ25との間の部分にHighレベルの電圧を印加している。これにより、初期状態におけるトランジスタ21とトランジスタ25との間の部分の電位の不安定性を解消している。
なお、Clear信号は、単位回路1−1にデータが入力する直前にHighレベルになるものとしているが、当該Clear信号がHighレベルになるタイミングはこれに限らない。具体的には、当該Clear信号は、単位回路1−1にデータが入力すると同時にHighレベルになってもよい。また、当該Clear信号は、電源投入後においてHighレベルになってもよい。また、シフトレジスタが固体撮像装置に適用される場合には、当該Clear信号は、当該固体撮像装置の1フレーム分のデータが出力されるたびにHighレベルになってもよい。
ところで、図8に示すシフトレジスタのように、トランジスタ27の代わりに抵抗素子30が設けられてもよい。ここで、図8は、本実施形態に係るシフトレジスタの改良例を示した図である。図8に示すシフトレジスタは、抵抗素子30を介して、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分に対して電源電圧VDDを印加している。これにより、トランジスタ21とトランジスタ25との間の部分がハイインピーダンス状態となったときに、トランジスタ21とトランジスタ25との間の部分からリーク電流が発生して、トランジスタ23のゲート電圧が低下することを防止している。なお、当該抵抗素子30−1〜4は、トランジスタ25−1〜4が導通状態となったときに有する抵抗値よりも十分に大きな抵抗値を有することが望ましい。これは、トランジスタ25−1〜4が導通状態となったときに、抵抗素子30−1〜4側に電流が流れてしまうのを防止するためである。
なお、図4に示す本実施形態に係るシフトレジスタでは、2段目〜最終段のトランジスタ25−2〜4のゲートには、前段の単位回路1−1〜3の出力信号Out1〜3が印加されていたが、2段目〜最終段のトランジスタ25−2〜4のゲートに印加する信号は、これに限らない。例えば、図9に示すように、トランジスタ25−2〜4のゲートに、前段の出力信号Next1〜3が印加されてもよい。図5に示すように、出力信号Nextは、出力信号OutよりもHighレベルになっている期間が長い。そのため、トランジスタ21とトランジスタ25との間をより確実にリセットすることができるようになる。
また、図7に示すシフトレジスタと、図9に示すシフトレジスタを組み合わせてもよいし、図8に示すシフトレジスタと、図9に示すシフトレジスタとを組み合わせてもよい。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係るシフトレジスタについて図面を参照しながら説明する。図10は、本実施形態に係るシフトレジスタの構成を示した図である。図10に示すシフトレジスタは、図4に示すシフトレジスタのトランジスタ21およびトランジスタ25が、インバータ35に置き換えられたものである。以下に、図10を用いて詳しく説明する。
図10に示すシフトレジスタは、単位回路1−1〜4、トランジスタ23−1〜4およびインバータ35−1〜4を備える。単位回路1−1〜4およびトランジスタ23−1〜4については、第2の実施形態で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
インバータ35は、対応する単位回路1のトランジスタ3のゲートに一端が接続され、対応するトランジスタ23のゲートに他端が接続される。当該インバータ35は、対応する単位回路1に入力してくるデータを用いて、トランジスタ23の導通状態および遮断状態を切り替えるための制御信号を生成する素子であり、トランジスタ3のゲートの電位を反転して出力する。ここで、当該インバータ35の構成例について、図面を参照しながら説明する。図11は、当該インバータ35の構成例を示した図である。
図11に示すインバータ35は、トランジスタ37とトランジスタ39とを備える。トランジスタ37のドレインおよびゲートには、電源電圧VDDが印加される。トランジスタ39のソースは接地される。トランジスタ37のソースとトランジスタ39のドレインとは接続されており、接続された部分から、トランジスタ23を制御するための制御信号が出力される。また、トランジスタ39のゲートは、単位回路1のトランジスタ3のゲートに接続される。
以上のように構成された本実施形態に係るシフトレジスタについて、以下に図面を参照しながら、その動作について説明する。図12は、図10に示すシフトレジスタがデータを転送する際における各信号の電圧状態およびトランジスタ23の状態を示した図である。なお、本実施形態に係るシフトレジスタがデータを転送する際に単位回路1のトランジスタ3およびトランジスタ7が行う動作は、第1および第2の実施形態と同様である。そこで、以下には、第1および第2の実施形態と異なる部分である、トランジスタ23の動作を中心に説明を行う。
まず、トランジスタ23−1は、t=4〜12およびt=16〜21の間において導通状態に制御され、t=0〜4およびt=12〜16の間において遮断状態に制御される。これは、単位回路41−1に属するトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1)が、t=4〜12およびt=16〜21の間においてLowレベルになっているからである。ここで、t=4〜12およびt=16〜21の間では、単位回路1−1のトランジスタ3およびトランジスタ7の両方が遮断状態となる。そのため、かかる期間においてトランジスタ23−1が導通状態となることにより、単位回路1−1のトランジスタ3とトランジスタ7との間の電位を接地電位に安定させることができる。なお、トランジスタ23−2〜4についても、トランジスタ23−1と同様の動作を行うので、これらの動作の詳細については、説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係るシフトレジスタによれば、図18の(α)の期間において、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が、トランジスタ23を介して接地される。その結果、トランジスタ3とトランジスタ7との間がハイインピーダンス状態となることにより生じるシフトレジスタの誤動作の問題が解決される。
さらに、本実施形態に係るシフトレジスタによれば、第2の実施形態と同様に、トランジスタ3およびトランジスタ7が導通状態にある場合には、トランジスタ3とトランジスタ7との間の部分が接地されない。その結果、データの転送における当該データの劣化が生じにくくなる。
なお、本実施形態に係るシフトレジスタにおいて、図13に示すように、単位回路41−1〜4にクロック信号Clk1とクロック信号Clk2との両方を入力させるようにしてもよい。ここで、図13は、単位回路41−1〜4にクロック信号Clk1とClk2との両方を入力させたシフトレジスタである。以下に、当該図13に示すシフトレジスタについて説明を行う。
図13に示すシフトレジスタの単位回路41−1〜4には、クロック信号Clk1とクロック信号Clk2の両方が入力している。このように2つのクロック信号を入力させることにより、図13に示すシフトレジスタは、図5のt=2〜3における入力信号Inの電圧の上昇幅を大きくしている。以下に、詳しく説明を行う。
図13に示すシフトレジスタは、単位回路41−1〜4、トランジスタ23−1〜4およびインバータ35−1〜4を備える。ここで、トランジスタ23−1〜4およびインバータ35−1〜4は、図1に示すこれらのものと同様であるので、説明を省略する。そこで、以下に、図1のシフトレジスタと異なる部分である単位回路41の詳細について、図面を参照しながら以下に説明を行う。ここで、図14は、当該単位回路41の詳細を示した図である。
図14に示す単位回路41は、図17に示す単位回路1にトランジスタ50が新たに設けられた点において、図17に示す単位回路1と相違点を有する。当該トランジスタ50は、トランジスタ3とトランジスタ9とを遮断するためのスイッチである。トランジスタ50のゲートには、クロック信号Clk2が印加される。トランジスタ50のドレインには、前段の単位回路1からの出力信号が入力する。トランジスタ50のソースは、トランジスタ3のゲートに接続される。なお、図14に示す単位回路1は、奇数段目のものの構成を示したものである。偶数段目の単位回路1では、トランジスタ3のドレインにクロック信号Clk2が印加され、トランジスタ50のゲートにクロック信号Clk1が印加される。なお、その他の構成については、第1〜第3の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
以上のように構成された図14に示すシフトレジスタについて、以下にその動作について図12を参照しながら説明する。なお、図14に示すシフトレジスタの動作は、基本的には本実施形態で説明した図12に示すものと同じである。そこで、説明の簡略化のために、図12に示すものと異なる部分についてのみ説明を行う。なお、以下の説明では、図14に示す単位回路41は、単位回路41−1であるとして説明を行う。
t=0において、データが単位回路41−1に入力する。この際、クロック信号Clk2の電圧は、Highレベルに上昇し、トランジスタ50は導通状態に制御される。これにより、データは、トランジスタ50を通過して、コンデンサ5により記憶される。その結果、トランジスタ3のゲートの電位(すなわち、入力信号In1)はHighレベルに上昇する。
t=1において、クロック信号Clk2の電圧は、Lowレベルに下降し、トランジスタ50は遮断状態に制御される。
次に、t=2において、クロック信号Clk1の電圧がHighレベルになる。ここで、単位回路1−1のトランジスタ3は、導通状態となっているので、Highレベルの電圧を有するクロック信号Clk1を、ソースを介して出力する。そのため、出力信号Out1の電圧は、Highレベルに上昇する。ここで、図1において、単位回路1−1のトランジスタ3のゲートは、ハイインピーダンス状態となっている。したがって、単位回路1−1のコンデンサ5の下側の電極の電位が変化すれば、当該単位回路1−1のコンデンサ5の上側の電極の電位(すなわち、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位)も変動する。そのため、単位回路1−1のトランジスタ3のソース電位(すなわち、出力信号Out1の電圧)がHighレベルになると、単位回路1−1のトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号In1の電圧)も上昇する。
ここで、図14に示す単位回路1−1では、t=2においてトランジスタ3のゲート電位(すなわち、入力信号の電圧)の上昇幅が、図1に示すものよりも大きくなる。以下に詳しく説明する。
図17において、トランジスタ3のゲートに接続された配線およびトランジスタ9は、寄生容量とみなすことができる。したがって、図15(a)に示すように、トランジスタ3のソースから見た場合には、コンデンサ5と寄生容量60とが直列に接続されたような状態となる。ここで、コンデンサ5の容量をC1とし、寄生容量60の容量をC2とする。さらに、t=2において、クロック信号Clk1が上昇する電圧幅をΔVとする。
上記のように仮定した場合において、トランジスタ3のゲート電位の上昇幅は、図15のコンデンサ5の左側の電位の上昇幅と等しくなる。したがって、トランジスタ3のゲートの電位の上昇幅は、C1*ΔV/(C1+C2)となる。
これに対して、図14に示す単位回路1−1では、図15(b)に示すように、コンデンサ5と寄生容量60との間に、トランジスタ50が設けられている。当該トランジスタ50は、t=2において遮断状態に制御されている。そのため、トランジスタ50以下に付随する寄生容量60の存在を無視することができるようになる。すなわち、C2=0とみなすことが可能となる。その結果、トランジスタ3のゲートの電位の上昇幅は、ΔVとなる。このように、トランジスタのゲート電位の上昇幅が大きくなると、トランジスタ3の導通状態における抵抗値を低くすることができる。
なお、t=3以降に単位回路41−1で行われる動作については、単位回路1−1と同様であるので、説明を省略する。また、単位回路41−2〜4のトランジスタのゲート電位の上昇幅についても、上述した単位回路41−1に関するものと同じであるので、説明を省略する。
なお、図14に示すような単位回路41−1については、第1〜第3の実施形態のいずれのシフトレジスタに対しても適用することができる。
なお、第2および第3の実施形態において示したシフトレジスタについても、第1の実施形態と同様に、MOS型固体撮像装置の垂直シフトレジスタあるいは水平シフトレジスタに適用するのが望ましい。さらに、第2および第3の実施形態におけるシフトレジスタを含むMOS型固体撮像装置は、第1の実施形態と同様に、デジタルスチルカメラに用いられるのが望ましい。
なお、第1〜第3の実施形態で、トランジスタは、NchMOSトランジスタであるとして説明を行ったが、これらのトランジスタは、PchMOSトランジスタであってもよい。この場合には、電圧および電位のHighレベルおよびLowレベルの関係が逆転する。また、各図面において接地されている場所は、電源電圧VDDが印加されることになる。
なお、第1〜第3の実施形態で、データは、一段ずつ転送されるものとしているが、データの転送の仕方はこれに限らない。換言すると、データは、シフトレジスタ中を転送方向に対して上流側から下流側へと転送されれば、例えば、一段飛ばしで転送されてもよい。
本発明に係るシフトレジスタは、第1のトランジスタと第2のトランジスタとの間がハイインピーダンス状態になることにより生じる誤動作を防止できる効果を有し、複数段の単位回路からなり、一定の周期でパルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するシフトレジスタ等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係るシフトレジスタの構成を示した図 本発明の第1の実施形態に係るシフトレジスタのその他の構成を示した図 本発明の第1の実施形態に係るシフトレジスタが適用されたMOS型固体撮像装置の構成を示した図 本発明の第2の実施形態に係るシフトレジスタの構成を示した図である。 第2の実施形態に係るシフトレジスタがデータを転送する際における各信号のレベルの様子および各トランジスタの状態を示した図 本発明の第2の実施形態に係るシフトレジスタのその他の構成を示した図 本発明の第2の実施形態に係るシフトレジスタのその他の構成を示した図 本発明の第2の実施形態に係るシフトレジスタのその他の構成を示した図 本発明の第2の実施形態に係るシフトレジスタのその他の構成を示した図 本発明の第3の実施形態に係るシフトレジスタの構成を示した図 インバータの構成を示した図 本発明の第3の実施形態に係るシフトレジスタがデータを転送する際における各信号レベルおよび各トランジスタの状態を示した図 本発明の第3の実施形態に係るシフトレジスタのその他の構成を示した図 図13に示すシフトレジスタの単位回路の構成を示した図 トランジスタ3が導通している際の等価回路を示した図 従来のシフトレジスタの構成を示した図 従来のシフトレジスタの単位回路の構成を示した図 従来のシフトレジスタがデータを転送する際における各信号レベルを示した図
符号の説明
1 単位回路
2 抵抗素子
3 トランジスタ
5 コンデンサ
7 トランジスタ
9 トランジスタ
12 トランジスタ
21 トランジスタ
23 トランジスタ
25 トランジスタ
30 抵抗素子
35 インバータ
37 トランジスタ
39 トランジスタ
41 単位回路
50 トランジスタ
60 寄生容量
100 画素領域
103 垂直シフトレジスタ回路
105 選択回路
107 水平シフトレジスタ
109 ノイズキャンセラ回路
111 スイッチ

Claims (22)

  1. 複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するシフトレジスタであって、
    各前記単位回路は、
    データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路から出力されるデータを記憶するための容量手段と、
    入力側の拡散層に前記クロック信号が印加され、前記容量手段がデータを蓄積している場合にのみ導通状態に制御されて、当該クロック信号のパルス波を出力側の拡散層から出力する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に対して制御電極と入力側の拡散層とが接続され、前記第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が当該制御電極および当該入力側の拡散層に入力したときにのみ導通状態に制御されて、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に対して出力側の拡散層からデータを出力する第2のトランジスタと、
    少なくとも、前記第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタの制御電極の電位を、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御される電位に制御する電位制御手段とを含
    各前記電位制御手段は、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層と前記第2のトランジスタの制御電極との間の部分に入力側の拡散層が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加され、制御電極に導通状態と遮断状態とを切り替えるための制御信号が印加された第5のトランジスタを含み、
    各前記第5のトランジスタは、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路にデータを出力した後であって、かつ、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタが遮断状態になる期間において、導通状態となるように前記制御信号により制御され、
    各前記電位制御手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する前記単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層から出力されるクロック信号のパルス波を用いて前記制御信号を生成し、かつ前記制御信号を保持する制御信号生成手段をさらに含む、シフトレジスタ。
  2. 各前記制御信号生成手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する前記単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に入力側の拡散層および制御電極が接続され、出力側の拡散層が前記第5のトランジスタの制御電極に接続された第6のトランジスタであり、
    各前記第6のトランジスタは、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が自機の制御電極および自機の入力側の拡散層に印加されたときに導通状態に制御され、
    各前記第5のトランジスタは、前記第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されることを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  3. 各前記制御信号生成手段は、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する前記単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、出力側の拡散層が前記第5のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層には所定の直流電圧が印加された第6のトランジスタであり、
    各前記第6のトランジスタは、自機が属する単位回路のデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が自機の制御電極に印加されたときに導通状態に制御され、
    各前記第5のトランジスタは、前記第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されることを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  4. 各前記制御信号生成手段は、データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路からデータが出力されたときに、前記第5のトランジスタの制御電極の電位を変動させて当該第5のトランジスタを遮断状態に制御する遮断手段をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  5. 各前記遮断手段は、前記第6のトランジスタの出力側の拡散層に入力側の拡散層が接続され、自機が属する単位回路よりもデータの転送方向に対して上流側に位置する前記単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加された第7のトランジスタであり、
    各前記第7のトランジスタは、自機が属する単位回路よりもデータの転送方向に対して上流側に位置する前記単位回路の第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が自機の制御電極に印加されたときにのみ導通状態に制御され、
    各前記第5のトランジスタは、前記第7のトランジスタが導通状態に制御されることにより、遮断状態に制御されることを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  6. 複数段の前記単位回路の内、1段目に位置する前記単位回路の電位制御手段は、自機が属する単位回路にデータが入力してきたときに、前記第5のトランジスタの制御電極の電位を変動させて当該第5のトランジスタを遮断状態に制御する遮断手段をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  7. 前記遮断手段は、前記第6のトランジスタの出力側の拡散層に入力側の拡散層が接続され、前記第1のトランジスタの制御電極に制御電極が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加された第7のトランジスタであり、
    前記第7のトランジスタは、自機が属する単位回路にデータが入力してきたときにのみ導通状態に制御され、
    前記第5のトランジスタは、前記第7のトランジスタが導通状態に制御されることにより、遮断状態に制御されることを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  8. 複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するシフトレジスタであって、
    各前記単位回路は、
    データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路から出力されるデータを記憶するための容量手段と、
    入力側の拡散層に前記クロック信号が印加され、前記容量手段がデータを蓄積している場合にのみ導通状態に制御されて、当該クロック信号のパルス波を出力側の拡散層から出力する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に対して制御電極と入力側の拡散層とが接続され、前記第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が当該制御電極および当該入力側の拡散層に入力したときにのみ導通状態に制御されて、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に対して出力側の拡散層からデータを出力する第2のトランジスタと、
    少なくとも、前記第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタの制御電極の電位を、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御される電位に制御する電位制御手段とを含み、
    各前記電位制御手段は、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層と前記第2のトランジスタの制御電極との間の部分に入力側の拡散層が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加され、制御電極に導通状態と遮断状態とを切り替えるための制御信号が印加された第5のトランジスタを含み、
    各前記第5のトランジスタは、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路にデータを出力した後であって、かつ、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタが遮断状態になる期間において、導通状態となるように前記制御信号により制御され、
    複数段の前記単位回路の内、最終段に位置する前記単位回路の前記電位制御手段は、自機が属する単位回路よりもデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に入力してくるデータを用いて、前記制御信号を生成し、かつ前記制御信号を保持する制御信号生成手段をさらに含む、シフトレジスタ。
  9. 前記制御信号生成手段は、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの制御電極に入力側の拡散層および制御電極が接続され、出力側の拡散層が前記第5のトランジスタの制御電極に接続された第6のトランジスタをさらに含み、
    前記第6のトランジスタは、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路の前記第1のトランジスタの制御電極にデータが入力してきたときに導通状態に制御され、
    前記第5のトランジスタは、前記第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されることを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  10. 前記制御信号生成手段は、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの制御電極に制御電極が接続され、出力側の拡散層が前記第5のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層には所定の直流電圧が印加された第6のトランジスタであり、
    前記第6のトランジスタは、自機が属する単位回路よりデータの転送方向に対して上流側に位置する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの制御電極にデータが入力してきたときに導通状態に制御され、
    前記第5のトランジスタは、前記第6のトランジスタが導通状態に制御された場合に、導通状態に制御されることを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  11. 各前記電位制御手段は、データが第1段目の単位回路に入力する時または直前において、前記第6のトランジスタの出力側の拡散層と前記第7のトランジスタの入力側の拡散層との間の部分に、前記第5のトランジスタが導通状態となる電位を与える電位付与手段をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載のシフトレジスタ。
  12. 各前記電位付与手段は、前記第5のトランジスタが導通状態となる電位が入力側の拡散層に印加され、前記第6のトランジスタの出力側の拡散層と前記第7のトランジスタの入力側の拡散層との間の部分に出力側の拡散層が接続され、制御電極には所定のパルス信号が印加される第8のトランジスタであり、
    各前記第8のトランジスタは、最終段の単位回路からデータが出力されてから第1段目の単位回路に新たなデータが入力するまでの間において、制御電極に前記所定のパルス信号が印加されることにより導通状態に制御されて、前記第5のトランジスタが導通状態となる電位を、出力側の拡散層から出力することを特徴とする、請求項11に記載のシフトレジスタ。
  13. 各前記電位制御手段は、前記第6のトランジスタの出力側の拡散層と前記第7のトランジスタの入力側の拡散層との間の部分に、前記第5のトランジスタが導通状態となる電位を与える電位付与手段をさらに含む、請求項に記載のシフトレジスタ。
  14. 複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するシフトレジスタであって、
    各前記単位回路は、
    データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路から出力されるデータを記憶するための容量手段と、
    入力側の拡散層に前記クロック信号が印加され、前記容量手段がデータを蓄積している場合にのみ導通状態に制御されて、当該クロック信号のパルス波を出力側の拡散層から出力する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に対して制御電極と入力側の拡散層とが接続され、前記第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が当該制御電極および当該入力側の拡散層に入力したときにのみ導通状態に制御されて、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に対して出力側の拡散層からデータを出力する第2のトランジスタと、
    少なくとも、前記第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタの制御電極の電位を、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御される電位に制御する電位制御手段とを含み、
    各前記電位制御手段は、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層と前記第2のトランジスタの制御電極との間の部分に入力側の拡散層が接続され、出力側の拡散層に所定の電圧が印加され、制御電極に導通状態と遮断状態とを切り替えるための制御信号が印加された第5のトランジスタを含み、
    各前記第5のトランジスタは、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路にデータを出力した後であって、かつ、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタが遮断状態になる期間において、導通状態となるように前記制御信号により制御され、
    各前記電位制御手段は、自機が属する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの制御電極の電位を用いて、前記制御信号を生成する制御信号生成手段をさらに含む、シフトレジスタ。
  15. 各前記制御信号生成手段は、自機が属する単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの制御電極の電位を反転させて出力するインバータであり、
    各前記第5のトランジスタは、前記インバータから相対的に高い電圧レベルの信号が出力された場合に、導通状態に制御されることを特徴とする、請求項14に記載のシフトレジスタ。
  16. 複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送するシフトレジスタであって、
    各前記単位回路は、
    データの転送方向に対して上流側に位置する単位回路から出力されるデータを記憶するための容量手段と、
    入力側の拡散層に前記クロック信号が印加され、前記容量手段がデータを蓄積している場合にのみ導通状態に制御されて、当該クロック信号のパルス波を出力側の拡散層から出力する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に対して制御電極と入力側の拡散層とが接続され、前記第1のトランジスタから出力されてくるクロック信号のパルス波が当該制御電極および当該入力側の拡散層に入力したときにのみ導通状態に制御されて、データの転送方向に対して下流側に位置する単位回路に対して出力側の拡散層からデータを出力する第2のトランジスタと、
    少なくとも、前記第2のトランジスタが遮断状態に制御されている間において、当該第2のトランジスタの制御電極の電位を、当該第2のトランジスタが遮断状態に制御される電位に制御する電位制御手段とを含み、
    前記クロック信号は、同じ周期であって交互にパルス波が出現する関係を持つ第1のクロック信号と第2のクロック信号とを含んでおり、
    奇数段目に存在する前記単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの入力側の拡散層には、前記第1のクロック信号が印加され、
    奇数段目に存在する前記単位回路は、制御電極に前記第2のクロック信号が印加され、出力側の拡散層が前記第1のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層がデータの転送方向に対して上流側に位置する前記単位回路の前記第2のトランジスタの出力側の拡散層に接続された第9のトランジスタをさらに含み、
    偶数段目に存在する前記単位回路に含まれる前記第1のトランジスタの入力側の拡散層には、前記第2のクロック信号が印加され、
    偶数段目に存在する前記単位回路は、制御電極に前記第1のクロック信号が印加され、出力側の拡散層が前記第1のトランジスタの制御電極に接続され、入力側の拡散層がデータの転送方向に対して上流側に位置する前記単位回路の前記第2のトランジスタの出力側の拡散層に接続された第10のトランジスタをさらに含み、
    前記第9のトランジスタおよび前記第10のトランジスタは、自機が属する単位回路に含まれる第1のトランジスタが導通状態に制御されているときに遮断状態に制御されることを特徴とする、シフトレジスタ。
  17. 各前記単位回路は、データ転送後に前記容量手段に記憶されたデータを消去する消去手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし16のいずれかに記載のシフトレジスタ。
  18. 各前記消去手段は、出力側の拡散層に所定の電圧が印加され、入力側の拡散層が前記第1のトランジスタの制御電極に接続され、制御電極がデータの転送方向に対して下流側に位置する単位回路における前記第1のトランジスタの出力側の拡散層と前記第2のトランジスタの制御電極との間の部分に接続された第3のトランジスタであり、
    各前記第3のトランジスタは、自機が属する前記単位回路よりもデータの転送方向に対して下流側に位置する前記単位回路に含まれる第1のトランジスタの出力側の拡散層から前記クロック信号のパルス波が出力された場合に導通状態に制御されて、前記容量手段が記憶しているデータを消去することを特徴とする、請求項17に記載のシフトレジスタ。
  19. 行列状に配置され、入射してくる光をデータである信号電荷に変換する複数の受光素子と、
    前記行列状に配置された受光素子の各列の間に配置され、データを読み出すための複数の信号線と、
    複数の前記信号線のそれぞれに対応して設けられ、それぞれの入力側の拡散層が対応する信号線に接続された複数の列選択トランジスタと、
    複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、前記データとして一方向に転送する請求項1ないし18のいずれかに記載のシフトレジスタとを備え
    前記列選択トランジスタは、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、当該第1のトランジスタの出力側の拡散層からパルス波が出力されたときに導通状態に制御され、
    前記シフトレジスタは、データを一方向に転送しつつ、各前記列選択トランジスタの制御電極に各前記第1のトランジスタから出力されるパルス波を印加することで、各当該列選択トランジスタを導通状態に順次制御し、前記複数の信号線を介してデータを外部へと出力させることを特徴とする、MOS型固体撮像装置。
  20. 行列状に配置され、入射してくる光をデータである信号電荷に変換する複数の受光素子と、
    前記行列状に配置された受光素子の各行の間に配置され、行を選択するための複数の信号線と、
    複数の前記信号線のそれぞれに対応して設けられ、それぞれの入力側の拡散層が対応する信号線に接続された複数の行選択トランジスタと、
    複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送する請求項1ないし18のいずれかに記載のシフトレジスタとを備え
    前記行選択トランジスタは、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、当該第1のトランジスタの出力側の拡散層からパルス波が出力されたときに導通状態に制御され、
    前記シフトレジスタは、データを一方向に転送しつつ、各前記行選択トランジスタの制御電極に各前記第1のトランジスタから出力されるパルス波を印加することで、各当該行選択トランジスタを導通状態に順次制御し、前記複数の信号線を順次選択することを特徴とする、MOS型固体撮像装置。
  21. 行列状に配置され、入射してくる光をデータである信号電荷に変換する複数の受光素子と、
    前記行列状に配置された受光素子の各列の間に配置され、データを読み出すための複数の信号線と、
    複数の前記信号線のそれぞれに対応して設けられ、それぞれの入力側の拡散層が対応する信号線に接続された複数の列選択トランジスタと、
    複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、前記データとして一方向に転送する請求項1ないし18のいずれかに記載のシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタが転送した前記データに対して所定の処理を施す外部回路とを備え
    前記列選択トランジスタは、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、当該第1のトランジスタの出力側の拡散層からパルス波が出力されたときに導通状態に制御され、
    前記シフトレジスタは、データを一方向に転送しつつ、各前記列選択トランジスタの制御電極に各前記第1のトランジスタから出力されるパルス波を印加することで、各当該列選択トランジスタを導通状態に順次制御し、前記複数の信号線を介してデータを前記外部回路へと出力させることを特徴とする、カメラ。
  22. 行列状に配置され、入射してくる光をデータである信号電荷に変換する複数の受光素子と、
    前記行列状に配置された受光素子の各行の間に配置され、行を選択するための複数の信号線と、
    複数の前記信号線のそれぞれに対応して設けられ、それぞれの入力側の拡散層が対応する信号線に接続された複数の行選択トランジスタと、
    複数段の単位回路からなり、パルス波が出現するクロック信号に基づいて、データを一方向に転送する請求項1ないし18のいずれかに記載のシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタが転送した前記データに対して所定の処理を施す外部回路とを備え
    前記行選択トランジスタは、前記第1のトランジスタの出力側の拡散層に制御電極が接続され、当該第1のトランジスタの出力側の拡散層からパルス波が出力されたときに導通状態に制御され、
    前記シフトレジスタは、データを一方向に転送しつつ、各前記行選択トランジスタの制御電極に各前記第1のトランジスタから出力されるパルス波を印加することで、各当該行選択トランジスタを導通状態に順次制御し、前記複数の信号線を順次選択することを特徴とする、カメラ。
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