JP4102098B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、固体撮像装置に係わり、特にMOSセンサを用いた固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7の(A)は、従来の固体撮像装置の一例として、特公昭61−61586号公報に記載されている固体撮像装置の一部を示す回路構成図である。図7の(A)において、1は垂直走査回路となる垂直シフトレジスタ、200 はインターレース回路ブロック、210 はブートストラップ効果を用いた垂直バッファ回路ブロック、230 はスイッチ回路ブロック、240 は光電変換部ブロックである。
【0003】
また、2と3は垂直走査回路となる垂直シフトレジスタ1の第1と第2の出力ライン、201 と202 はインターレース回路ブロック200 の動作を制御する第1と第2のフィールド選択パルスの入力端子、203 〜206 はインターレース回路ブロック200 を構成するNチャネルMOS電界効果トランジスタ(以下NMOSトランジスタと略称する)、207 〜209 はインターレース回路ブロック200 における第1〜第3のインターレース部出力ライン、211 は垂直バッファ回路ブロック210 に供給するバッファパルスの入力端子、212 と214 と216 は垂直バッファ回路ブロック210 を構成するバッファ用NMOSトランジスタ、213 と215 と217 は垂直バッファ回路ブロック210 を構成するブートストラップ容量、218 〜220 は第1〜第3の動作制御ライン、231 はスイッチ回路ブロック230 により動作制御ライン218 〜220 を接地電位に固定するためのリセットパルスの入力端子、232 〜234 はスイッチ回路ブロック230 を構成する動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ、241 と242 は光電変換部ブロック240 における第1と第2の垂直信号ライン、243 と245 と247 は光電変換部ブロック240 を構成するフォトダイオード(PD)、244 と246 と248 は光電変換部ブロック240 を構成するPD選択スイッチ用NMOSトランジスタである。
【0004】
図7の(B)は、図7の(A)に示した固体撮像装置の概略動作を説明するためのタイミングチャートである。このように構成されている固体撮像装置においては、図7の(B)に示すように、あらかじめリセットパルス端子231 に印加するパルスΦRをハイレベル(VDDとする) とし、動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ232 〜234 を介して、第1〜第3の動作制御ライン218 〜220 の全てを接地電位に固定する。
【0005】
次に、パルスΦRをローレベル(接地電位とする)に切り替え、垂直シフトレジスタ1の第1の出力ライン2にハイレベルが、垂直シフトレジスタ1の第2の出力ライン3にローレベルがそれぞれ現れた後、第1のフィールド選択パルス入力端子201 に印加するパルスΦF1のみをハイレベルにする。
【0006】
これにより、第1と第2のインターレース部出力ライン207 と208 はVDD−VTの電圧となり、第3のインターレース部出力ライン209 は接地電位となる。(VTはNMOSトランジスタの閾値電圧である。)
【0007】
次いで、パルスΦF1をローレベルに切り替え、第1〜第3の動作制御ライン218 〜220 が接地電圧を保持したフローティング状態となった後、バッファパルス端子211 に印加するパルスΦBをハイレベルにすると、バッファ用NMOSトランジスタ212 とブートストラップ容量213 、及びバッファ用NMOSトランジスタ214 とブートストラップ容量215 の各々により引き起こされるブートストラップ効果により、第1と第2のインターレース部出力ライン207 と208 は、より十分高い電圧となり、第1と第2の動作制御ライン218 と219 には、パルスΦBのハイレベルVDDがそのまま出力され、いわゆる選択動作制御ラインとなる。
【0008】
ところで、第3のインターレース部出力ライン209 が接地電位であったため、バッファ用NMOSトランジスタ216 とブートストラップ容量217 でのブートストラップ効果は発生せず、第3の動作制御ライン220 は接地電圧を保持したフローティング状態のままとなり、いわゆる非選択動作制御ラインとなる。
【0009】
このため、PD選択スイッチ用NMOSトランジスタ244 と246 のみが導通状態となり、フォトダイオード243 と245 の信号をそれぞれ第1と第2の垂直信号ライン241 と242 から読み出す。最後に、ΦBをローレベル切り替え、垂直シフトレジスタ1の第1の出力ライン2もローレベルになった後、パルスΦRを再びハイレベルとし、動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ232 〜234 により第1〜第3の動作制御ライン218 〜220 の全てを接地電位に固定する。
【0010】
なお、第2のフィールド選択パルス入力端子202 に印加するパルスΦF2のみをハイレベルにした場合は、第2と第3の動作制御ライン219 と220 がハイレベルとなり、フォトダイオード245 と247 の信号をそれぞれ第2と第1の垂直信号ライン242 と241 から読み出す。以下、垂直シフトレジスタ1の出力タイミングに合わせて同様の動作を行い、光電変換部ブロック240 の信号を垂直ライン毎に順次読み出す。
【0011】
図8の(A)は、従来の固体撮像装置の他の一例として、特開平6−97408号公報に記載されている固体撮像装置の一部を示す回路構成図である。図8の(A)において、1は垂直走査回路となる垂直シフトレジスタ、250 はブートストラップ効果を用いた垂直バッファ回路ブロック、270 はスイッチ回路ブロック、240 は光電変換部ブロックである。
【0012】
また、2と3は垂直走査回路となる垂直シフトレジスタ1の第1と第2の出力ライン、251 は垂直バッファ回路ブロック250 に供給するバッファパルスの入力端子、252 と262 は垂直バッファ回路ブロック250 を構成するスイッチ用NMOSトランジスタ、253 と263 は垂直バッファ回路ブロック250 を構成するバッファ用NMOSトランジスタ、254 と264 は垂直バッファ回路ブロック250 を構成するブートストラップ容量、255 と265 はそれぞれバッファ用NMOSトランジスタ253 のゲートとブートストラップ容量254 の接続点及びバッファ用NMOSトランジスタ263 のゲートとブートストラップ容量264 の接続点である第1と第2のブートライン、256 と266 は第1と第2の動作制御ライン、271 と281 はインバータ回路、272 と282 はインバータ回路271 と281 によって制御され、第1と第2のブートライン255 と265 を接地電位に固定するブートライン接地用NMOSトランジスタ、273 と283 はインバータ回路271 と281 によって制御され、第1と第2の動作制御ライン256 と266 を接地電位に固定する動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ、274 と284 はインバータ回路271 と281 の出力ライン、241 は光電変換部ブロック240 の垂直信号ライン、243 と245 は光電変換部ブロック240 を構成するフォトダイオード、244 と246 は光電変換部ブロック240 を構成するPD選択スイッチ用NMOSトランジスタである。
【0013】
図8の(B)は、図8の(A)に示した固体撮像装置の概略動作を説明するタイミングチャートである。この構成の固体撮像装置においては、図8の(B)に示すように、まず垂直シフトレジスタ1の第1の出力ライン2にハイレベルが、垂直シフトレジスタ1の第2の出力ライン3 にローレベルが現れる。これにより、第1のブートライン255 はスイッチ用NMOSトランジスタ252 を介してVDD−VTの電圧となり、第2のブートライン265 はブートライン接地用NMOSトランジスタ282 を介して接地電位に固定される。
【0014】
更に、バッファパルス入力端子251 に印加するパルスΦBをハイレベルとすると、バッファ用NMOSトランジスタ253 とブートストラップ容量254 より引き起こされるブートストラップ効果により、第1のブートライン255 はVDDより十分高い電圧となり、第1の動作制御ライン256 にはパルスΦBのハイレベルがそのまま印加され、いわゆる選択動作制御ラインとなる。
【0015】
なお、第2のブートライン265 が接地電位に固定されているため、バッファ用NMOSトランジスタ263 とブートストラップ容量264 でのブートストラップ効果は発生しない。更に、第2の動作制御ライン266 は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ283 を介して接地電位に固定され、いわゆる非選択動作制御ラインとなる。このため、PD選択スイッチ用NMOSトランジスタ244 のみ導通状態となり、フォトダイオード243 の信号を垂直信号ライン241 から読み出す。以下、垂直シフトレジスタ1の出力タイミングに合わせて同様の動作を行い、光電変換部ブロック240 の信号を垂直ライン毎に順次読み出す。
【0016】
また、図8の(A)に示すインバータ回路271 と281 の代表的な2つの回路構成例を、図9の(A),(B)に示す。図9の(A)に示す構成例は、ドレインとゲートを接続した負荷用NMOSトランジスタ291 とNMOSトランジスタ292 から成り、NMOSトランジスタのみで構成できるようにしたものである。なお、293 は電源端子、294 は入力端子、295 は出力端子である。
【0017】
一方、図9の(B)に示す構成例は、PチャネルMOS電界効果トランジスタ(PMOSトランジスタ)296 とNMOSトランジスタ292 から構成したもので、消費電流がほとんどなく、出力端子295 の振幅が、接地電位から電源端子293 の電圧値VDDまでスイング可能である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図7の(A)に示したブートストラップ効果を用いた垂直バッファ回路とスイッチ回路の組み合わせからなる従来例では、フォトダイオード信号の読み出しタイミングにおいて、非選択動作制御ラインがフローティング状態となっている。したがって、選択動作制御ラインなどが発生する誘導ノイズ(クロストーク)の影響を受け、PD選択スイッチ用NMOSトランジスタにクロストーク量に応じたリーク電流が発生し、画質の低下をもたらす。
【0019】
また、図8の(A)に示したブートストラップ効果を用いた垂直バッファ回路とスイッチ回路の組み合わせからなる従来例では、インバータ回路として図9の(A)に示した構成のものを用いると、入力端子294 がハイレベルのときに電源端子293 から接地電位に向かって、定常的に電流が流れてしまう。一方、インバータ回路として図9の(B)に示した構成のものを用いると、PMOSトランジスタの製造プロセスを追加する必要がある。
【0020】
以上のように、図7の(A)に示した従来提案されている固体撮像装置では、フォトダイオード信号の読み出しタイミングにおける誘導ノイズに対して十分な考慮がなされていない。また、図8の(A)に示した従来提案されている固体撮像装置では、消費電流の削減や製造プロセスの簡素化について十分な考慮がなされていない。
【0021】
本発明は、従来のブートストラップ効果を用いた垂直バッファ回路とスイッチ回路をもった固体撮像装置における上記問題点を解消するためになされたもので、消費電流の増加や製造プロセスの追加なしにクロストークの影響を抑圧することができるようにしたMOS型センサを用いた固体撮像装置を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に係る発明は、動作制御ラインによって所定の光電変換部が選択されるようにした複数の光電変換部と、前記複数の光電変換部から、所定の光電変換部を選択するための出力パルスを出力する走査回路と、前記出力パルスを入力信号として、ブートストラップ効果を用い、所定の光電変換部に対応する動作制御ラインを駆動するバッファ回路と、前記走査回路からの出力パルスに応じて、前記動作制御ラインを接地電位とフローティング状態に切り替え可能なスイッチ手段と、前記スイッチ手段を用いて全ての動作制御ラインをあらかじめ接地させ、前記走査回路からの出力パルスにより選択された光電変換部に対応する動作制御ラインのみをフローティング状態とし、その後バッファ回路の出力信号を用いて前記光電変換部にて生成された信号を出力させる制御手段とを備えていることを特徴とする固体撮像装置であって、前記スイッチ手段は、ドレインが電源に接続され、ゲートが第1の共通ラインに接続された第1のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記第1のMOS型電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲートが前記走査回路の出力に接続され、ソースが接地されている第2のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記動作制御ラインに接続され、ゲートが前記第2のMOS型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースが接地されている第3のMOS型電界効果トランジスタから構成され、前記制御手段は、あらかじめ、前記第1の共通ラインに接地用パルスを印加し、前記第1のMOS型電界効果トランジスタを介して前記第3のMOS型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記第1の共通ラインへの接地用パルスの印加終了後に、前記走査回路の出力を前記第2のMOS型電界効果トランジスタのゲートに印加するように構成されていることを特徴とするものである。
【0023】
このように構成された固体撮像装置においては、非選択である動作制御ラインは接地電位に固定されているため、光電変換部の選択読み出し時におけるクロストークの影響を抑圧することができると共に、スイッチ手段をMOS型電界効果トランジスタで構成することにより、消費電流の増加や製造プロセスの追加を伴わず、固体撮像装置のコスト上昇を抑えることができる。
【0024】
また、請求項に係る発明は、動作制御ラインによって所定の光電変換部が選択されるようにした複数の光電変換部と、前記複数の光電変換部から、所定の光電変換部を選択するための出力パルスを出力する走査回路と、前記出力パルスを入力信号として、ブートストラップ効果を用い、所定の光電変換部に対応する動作制御ラインを駆動するバッファ回路と、前記走査回路からの出力パルスに応じて、前記動作制御ラインを接地電位とフローティング状態に切り替え可能なスイッチ手段と、前記スイッチ手段を用いて全ての動作制御ラインをあらかじめ接地させ、前記走査回路からの出力パルスにより選択された光電変換部に対応する動作制御ラインのみをフローティング状態とし、その後バッファ回路の出力信号を用いて前記光電変換部にて生成された信号を出力させる制御手段とを備えていることを特徴とする固体撮像装置であって、前記スイッチ手段は、ドレインとゲートが第1の共通ラインに接続された第1のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記第1のMOS型電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲートが走査回路の出力に接続され、ソースが接地されている第2のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記動作制御ラインに接続され、ゲートが前記第2のMOS型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースが接地されている第3のMOS型電界効果トランジスタから構成され、前記制御手段は、あらかじめ前記第1の共通ラインに接地用パルスを印加し、前記第1のMOS型電界効果トランジスタを介して前記第3のMOS型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記第1の共通ラインへの接地用パルスの印加終了後に、前記走査回路の出力を前記第2のMOS型電界効果トランジスタのゲートに印加するように構成されていることを特徴とするものである。
【0025】
このように構成された固体撮像装置においては、非選択である動作制御ラインは接地電位に固定されているためクロストークの影響を抑圧できると共に、スイッチ手段をMOS型電界効果トランジスタで構成することにより、消費電流の増加や製造プロセスの追加を伴わないため、固体撮像装置のコスト上昇が抑えられ、更に、固体撮像装置のチップ内配線数を削減できチップ面積の削減や端子数の削減が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1の(A)は、本発明に係る固体撮像装置の第1の実施の形態を示す回路構成図である。図7の(A)に示した従来例と対応する構成要素には同一の符号を付して示している。図1の(A)において、1は垂直走査回路となる垂直シフトレジスタ、10はブートストラップ効果を用いた垂直バッファ回路ブロック、30はスイッチ回路ブロック、50は光電変換部ブロックである。
【0027】
また、2と3は垂直走査回路となる垂直シフトレジスタ1の第1と第2の出力ライン、11は垂直シフトレジスタ1の出力レベルを取り込むための信号取り込み制御パルスの入力端子、12は垂直バッファ回路ブロック10に供給するバッファパルスの入力端子、13と23は垂直バッファ回路ブロック10を構成するスイッチ用NMOSトランジスタ、14と24は垂直バッファ回路ブロック10を構成するバッファ用NMOSトランジスタ、15と25は垂直バッファ回路ブロック10を構成するブートストラップ容量、16と26はそれぞれバッファ用NMOSトランジスタ14のゲートとブートストラップ容量15の接続点及びバッファ用NMOSトランジスタ24のゲートとブートストラップ容量25の接続点である第1と第2のブートライン、17と27は第1と第2の動作制御ラインである。
【0028】
また、31はスイッチ回路ブロック30により動作制御ライン17と27を接地電位に固定するためのリセットパルスの入力端子、32はVDDを印加する電源端子、33と43はスイッチ回路ブロック30を構成するVDD接続用NMOSトランジスタ、34と44はスイッチ回路ブロック30を構成するフローティング用NMOSトランジスタ、35と45は動作制御ライン17と27を接地電位に固定するための動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ、36と46は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45に存在するゲート・ソース間オーバーラップ容量、37と47は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45の動作状態を決めるリセット信号保持ライン、51は光電変換部ブロック50の垂直信号ライン、53と63は光電変換部ブロック50を構成するフォトダイオード(PD)、54と64は光電変換部ブロック50を構成するPD選択スイッチ用NMOSトランジスタである。なお、垂直シフトレジスタ1の駆動制御、信号取り込みパルス、バッファパルス及びリセットパルス等の制御は、図示しない駆動制御回路により行われるようになっている。
【0029】
図1の(B)は、図1の(A)に示した第1の実施の形態に係る固体撮像装置の概略動作を説明するタイミングチャートである。図1の(B)に示すように、あらかじめリセットパルス入力端子31に印加するパルスΦRをハイレベルとすることで、リセット信号保持ライン37と47の電圧は、VDD接続用NMOSトランジスタ33と43を介してVDD−VTとなり、第1と第2の動作制御ライン17と27は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45を介して接地電位に固定される。
【0030】
次に、パルスΦRをローレベルに切り替える。このとき、ゲート・ソース間オーバーラップ容量36と46によって、リセット信号保持ライン37と47の電圧はVDD−VTを保持したままとなるため、第1と第2の動作制御ライン17と27は引き続き動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45を介して接地電位に固定される。次いで、垂直シフトレジスタ1の第1の出力ライン2にハイレベルが垂直シフトレジスタの第2の出力ライン3にローレベルが現れた後、信号取り込み制御パルス入力端子11に印加するパルスΦMをハイレベルにすることで、第1のブートライン16はVDD−VTの電圧となり、第2のブートライン26は接地電位となる。
【0031】
ここで、垂直シフトレジスタの第1の出力ライン2にハイレベルが現れるため、フローティング用NMOSトランジスタ34を介してリセット信号保持ライン37は接地電位となり、第1の動作制御ライン17のみがフローティング状態となる。このとき、垂直シフトレジスタの第2の出力ライン3はローレベルのため、フローティング用NMOSトランジスタ44は非導通状態のままであり、第2の動作制御ライン27は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ45を介して接地電位に固定し続ける。
【0032】
その後、パルスΦMをローレベルに切り替え、バッファパルス端子12に印加するパルスΦBをハイレベルとすると、バッファ用NMOSトランジスタ14とブートストラップ容量15により引き起こされるブートストラップ効果のために、第1のブートライン16はVDDより十分高い電圧となり、第1の動作制御ライン17にパルスΦBのハイレベルがそのまま印加され、いわゆる選択動作制御ラインとなる。
【0033】
なお、第2のブートライン26が接地電位であったため、バッファ用NMOSトランジスタ24とブートストラップ容量25でのブートストラップ効果は発生しない。したがって、第2の動作制御ライン27は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ45を介して接地電位に固定され、いわゆる非選択動作制御ラインとなる。このため、PD選択スイッチ用NMOSトランジスタ54のみ導通状態となり、フォトダイオード53の信号を垂直信号ライン51から読み出す。
【0034】
最後に、パルスΦBをローレベル切替え、垂直シフトレジスタの第1の出力ライン2もローレベルになった後、パルスΦRを再びハイレベルとし、リセット信号保持ライン37と47の電圧をVDD接続用NMOSトランジスタ33と43を介してVDD−VTとすることで、第1と第2の動作制御ライン17と27は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45を介して接地電位に固定する。以下、垂直シフトレジスタ1の出力タイミングに合わせて同様の動作を行い、光電変換部ブロック50の信号を垂直ライン毎に順次読み出す。
【0035】
このように、スイッチ回路30を用いてすべての動作制御ラインをあらかじめ接地させた後、垂直シフトレジスタの出力ライン2で選択された動作制御ライン17のみをフローティング状態とし、バッファパルス入力端子12より制御信号を入力するため、非選択動作制御ライン27は接地電位に固定されており、選択動作制御ライン17などからのクロストークの影響を抑圧できる。加えて、VDD接続用NMOSトランジスタ33とフローティング用NMOSトランジスタ34の導通タイミングがずれているために、電源端子32から接地電位への定常的な電流は流れない。更に、スイッチ回路ブロック30はNMOSトランジスタのみで構成できるため、製造プロセスの追加は不要となる。
【0036】
(第2の実施の形態)
図2は、本発明に係る固体撮像装置に関する第2の実施の形態を示す回路構成図である。この実施の形態は、図1の(A)に示した第1の実施の形態におけるVDD接続用NMOSトランジスタ33と43をドレイン・ゲート接続とし、電源端子32を削減したもので、第1の実施の形態と対応する構成要素には同一の符号を付して示している。動作説明用のタイミングチャートは、図1の(B)に示したものと同じである。
【0037】
次に、第2の実施の形態の動作を説明する。図1の(B)のタイミングチャートに示すように、あらかじめリセットパルス端子31に印加するパルスΦRをハイレベルとすることで、リセット信号保持ライン37と47の電圧は、ドレイン・ゲート接続のVDD接続用NMOSトランジスタ33と43を介してVDD−VTとなり、第1と第2の動作制御ライン17と27は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45を介して接地電位に固定される。
【0038】
次に、パルスΦRをローレベルに切り替える。このとき、ドレイン・ゲート接続のVDD接続用NMOSトランジスタ33と43は単なる非導通のスイッチ素子と見なせるので、ゲート・ソース間オーバーラップ容量36と46によって、リセット信号保持ライン37と47の電圧はVDD−VTを保持したままとなり、引き続き第1と第2の動作制御ライン17と27は、動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と45を介して接地電位に固定される。その後の動作は、第1の実施の形態と同じであるので省略する。
【0039】
このように、ドレイン・ゲート接続のVDD接続用NMOSトランジスタ33と43を含むスイッチ回路ブロック30を用いて、全ての動作制御ラインをあらかじめ接地させた後、垂直シフトレジスタ1の出力ライン2で選択された動作制御ライン17のみをフローティング状態とし、バッファパルス入力端子12より制御信号を入力するため、非選択動作制御ライン27は接地電位に固定されており、選択動作制御ライン17などからのクロストークの影響を抑圧できる。加えて、VDD接続用NMOSトランジスタ33とフローティング用NMOSトランジスタ34の導通タイミングがずれているために、リセットパルス端子31から接地電位への電流は流れない。更に、スイッチ回路ブロック30はNMOSトランジスタのみで構成できるため、製造プロセスの追加は不要となる。また、第1の実施の形態における電源端子32が削減可能となるので、センサのチップ内配線数を削減できチップ面積の削減や端子数の削減が可能となる。
【0040】
(第3の実施の形態)
図3の(A)は、本発明に係る固体撮像装置に関する第3の実施の形態を示す回路構成図である。この実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態において、第2の垂直シフトレジスタ4と第2の垂直バッファ回路ブロック70とスイッチ回路ブロック30を構成する新たなフローティング用NMOSトランジスタ38を追加し、複数の垂直シフトレジスタに対応させるようにしたものである。
【0041】
図3の(B)は、図3の(A)に示した第3の実施の形態に係る固体撮像装置の概略動作を説明するためのタイミングチャートである。図3の(B)のタイミングチャートに示すように、あらかじめリセットパルス入力端子31に印加するパルスΦRをハイレベルとすることで、リセット信号保持ライン37の電圧は、ドレイン・ゲート接続のVDD接続用NMOSトランジスタ33を介してVDD−VTとなり、動作制御ライン17は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35を介して接地電位に固定される。
【0042】
次に、リセットパルスΦRをローレベルに切り替える。このとき、ゲート・ソース間オーバーラップ容量36によって、リセット信号保持ライン37の電圧はVDD−VTを保持したままとなり、引き続き動作制御ライン17は動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35を介して接地電位に固定される。次いで、第1の垂直シフトレジスタ出力ライン2あるいは第2の垂直シフトレジスタ出力ライン5にハイレベルが現れた後、第1と第2の信号取り込み制御パルス入力端子11と71に印加するパルスΦM1とΦM2をハイレベルにする。これにより、第1のブートライン16あるいは第2のブートライン76がVDD−VTの電圧となる。
【0043】
このとき、リセット信号保持ライン37は、第1の垂直シフトレジスタ出力ライン2あるいは第2の垂直シフトレジスタ出力ライン5のどちらかがハイレベルの場合に、フローティング用NMOSトランジスタ34あるいは38を介して接地電位に固定され、動作制御ライン17はフローティング状態となる。その後、パルスΦM1とΦM2をローレベルに切り替え、第1と第2のバッファパルス入力端子12と72に印加するパルスΦB1とΦB2をハイレベルとする。すると、第1の垂直シフトレジスタ出力ライン2がハイレベルの場合には第1のバッファパルス入力端子12の印加電圧が、第2の垂直シフトレジスタ出力ライン5がハイレベルの場合には第2のバッファパルス入力端子72の印加電圧が、それぞれ動作制御ライン17に現れる。その他の動作は、第1の実施の形態と同じであるので省略する。このように、第2の垂直バッファ回路ブロックと、それに対応させてフローティング用NMOSトランジスタを追加することで、複数の垂直シフトレジスタ出力を反映させて動作制御ラインを駆動することができる。
【0044】
例えば、第1の垂直シフトレジスタ1と第2の垂直シフトレジスタ4の動作タイミングが異なっている場合は、フォトダイオード53の出力信号読み出しタイミングを、どちらの垂直シフトレジスタ出力に同期させるかで、異なる読み出し方法ができる。例えば、第1の垂直シフトレジスタ1は全ての行に対して順番に行選択を行い、第2の垂直シフトレジスタ4は1行飛ばしで行選択するものとする。このときフォトダイオード53の出力信号読み出しタイミングを、第1の垂直シフトレジスタ1の出力に同期させれば、全ての行の信号を読み出す動作となり、第2の垂直シフトレジスタ4の出力に同期させれば、1行飛ばしの信号を読み出すスキップ読み出し動作となる。また、第2の垂直シフトレジスタ4が一部の行のみを選択するものとすると、フォトダイオード53の出力信号読み出しタイミングを、第2の垂直シフトレジスタ4の出力に同期させれば、特定行の信号を読み出すブロック読み出し動作となる。このように、複数の垂直シフトレジスタに異なる動作タイミング/機能を割り付けておき、フォトダイオードの読み出しタイミングを、どの垂直シフトレジスタ出力と同期させるかを選択することで、読み出し方法を変更することができる。
【0045】
また、第3の実施の形態を用いることにより電子シャッターを実現することができる。すなわち、第1のバッファパルス入力端子12に印加するパルスΦB1によって、フォトダイオード53の出力信号を読み出す場合を仮定する。第2の垂直シフトレジスタ4の出力ライン5がH期間のとき、第2のバッファパルス入力端子72に印加するパルスΦB2に対応して、動作制御ライン17にH期間が現れる。このとき、フォトダイオード53の信号は出力信号として取り出されず、フォトダイオード53のリセット動作が行われる。動作制御ライン17がL期間となった後、フォトダイオード53には入射光による信号の蓄積が行われる。その後、第1の垂直シフトレジスタ1の出力ライン2がH期間のとき、第1のバッファパルス入力端子12に印加するパルスΦB1に対応して、動作制御ライン17にH期間が現れ、フォトダイオード53に蓄積された信号を読み出す。つまり、第2の垂直シフトレジスタ4と第1の垂直シフトレジスタ1の出力ライン5及び2のパルス間隔が、フォトダイオード53の信号蓄積時間となる。したがって、第2の垂直シフトレジスタ4と第1の垂直シフトレジスタ1の出力ライン5及び2のパルス間隔を変えることで、フォトダイオード53の信号蓄積時間を変更することができるため、いわゆる電子シャッター動作が可能となる。
【0046】
(第4の実施の形態)
図4は、本発明に係る固体撮像装置に関する第4の実施の形態を示す回路構成図である。この実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態において、第2の垂直バッファ回路ブロック80と第2のスイッチ回路ブロック90を追加し、PD信号読み出し時に複数の動作制御ライン17と87を必要とする増幅型MOSセンサ100 に対応させるようにしたものである。
【0047】
図5は、図4に示した第4の実施の形態に係る固体撮像装置の概略動作を説明するタイミングチャートである。図5のタイミングチャートに示すように、あらかじめ第1と第2のリセットパルス入力端子31と91に印加するパルスΦR1とΦR2をハイレベルとすることで、第1と第2のリセット信号保持ライン37と97の電圧は、第1と第2のドレイン・ゲート接続のVDD接続用NMOSトランジスタ33と93を介してVDD−VTとなり、第1と第2の動作制御ライン17と87は、第1と第2動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と95を介して接地電位に固定される。
【0048】
次に、パルスΦR1とΦR2をローレベルに切り替える。このとき、第1と第2のゲート・ソース間オーバーラップ容量36と96によって、第1と第2のリセット信号保持ライン37と97の電圧はVDD−VTを保持したままとなり、引き続き第1と第2の動作制御ライン17と87は、第1と第2の動作制御ライン接地用NMOSトランジスタ35と95を介して接地電位に固定される。次いで、垂直シフトレジスタの出力ライン2にハイレベルが現れた後、第1と第2の信号取り込み制御パルス入力端子11と81に印加するパルスΦM1とΦM2をハイレベルにする。これにより、第1と第2のブートライン16と86がVDD−VTの電圧となる。
【0049】
このとき、第1と第2のリセット信号保持ライン37と97は、垂直シフトレジスタ出力ライン2がハイレベルの場合に第1と第2のフローティング用NMOSトランジスタ34と94を介して接地電位に固定され、第1と第2の動作制御ライン17と87はフローティング状態となる。その後、パルスΦM1とΦM2をローレベルに切り替え、第1と第2のバッファパルス入力端子12と82に印加するパルスΦB1とΦB2をハイレベルとすると、第1の動作制御ライン17には第1のバッファパルス入力端子12の印加電圧が、第2の動作制御ライン87には第2 のバッファパルス入力端子82の印加電圧がそれぞれ現れる。その他の動作は、第1の実施の形態と同じであるので省略する。
【0050】
ここで、第1の動作制御ライン17がハイレベルになると、フォトダイオード106 がNMOSトランジスタ103 を介して電源端子102 に接続され、いわゆるPDリセット動作となる。一方、第2の動作制御ライン87がハイレベルになると、NMOSトランジスタ105 を導通状態とし、増幅用NMOSトランジスタ104 のソースを垂直信号ライン101 に接続され、いわゆるPD選択動作となる。このように、複数の垂直バッファ回路ブロックと複数のスイッチ回路ブロックを追加することで、タイミングの異なる複数の駆動パルスが必要な光電変換部にも対応することができる。
【0051】
なお、本発明の回路構成及び駆動方式の変更は、請求項の記載を逸脱しない範囲で広く行うことができる。例えば、図6に示すように、スイッチ回路ブロックにおいてゲート・ソース間オーバーラップ容量36に並列容量39を追加することで、リセット信号保持ライン37の電圧保持特性を向上させることができる。また、光電変換部の構成要素及び駆動方法が変わった場合も、スイッチ回路の構成及び駆動方法を変更することで対応可能である。更に、以上説明した実施の形態では、NMOSトランジスタで構成されているが、PMOSトランジスタで構成する場合でも、パルスの極性を逆にすることにより同様に対応可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上実施の形態に基づいて説明したように、請求項1に係る発明によれば、非選択である動作制御ラインが接地電位に固定されているため、光電変換部の選択読み出し時におけるクロストークの影響を抑圧することができると共に、消費電流の増加や製造プロセスの追加を伴わないため、コストの上昇を抑えることができる。請求項に係る発明によれば、非選択である動作制御ラインが接地電位に固定されているため、クロストークの影響を抑圧できると共に、消費電流の増加や製造プロセスの追加を伴わないため、コストの上昇を抑えられ、またチップ内配線数を削減できるためチップ面積の削減や端子数の削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る固体撮像装置の第1の実施の形態を示す回路構成図及びその動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す回路構成図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態を示す回路構成図及びその動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】 本発明の第4の実施の形態を示す回路構成図である。
【図5】 図4に示した第4の実施の形態に係る固体撮像装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 本発明の各実施の形態におけるスイッチ回路ブロックの構成の変形例を示す回路構成図である。
【図7】 従来の固体撮像装置の構成例を示す回路構成図及びその動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】 従来の固体撮像装置の他の構成例を示す回路構成図及びその動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】 図8に示した従来例におけるインバータ回路の構成例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 垂直シフトレジスタ
2 シフトレジスタ第1出力ライン
3 シフトレジスタ第2出力ライン
4 第2の垂直シフトレジスタ
5 第2の垂直シフトレジスタ出力ライン
10 垂直バッファ回路ブロック
11 信号取り込み制御パルス入力端子
12 バッファパルス入力端子
13,23,73,83 スイッチ用NMOSトランジスタ
14,24,74,84 バッファ用NMOSトランジスタ
15,25,75,85 ブートストラップ容量
16 第1のブートライン
17 第1の動作制御ライン
26,76,86 第2のブートライン
27,87 第2の動作制御ライン
30 スイッチ回路ブロック
31 リセットパルス入力端子
32 電源端子
33,43,93 VDD接続用NMOSトランジスタ
34,38,44,94 フローティング用NMOSトランジスタ
35,45,95 動作制御ライン接地用MOSトランジスタ
36,46,96 ゲート・ソース用オーバーラップ容量
37,47 リセット信号保持ライン
50 光電変換ブロック
51 垂直信号ライン
53,63 フォトダイオード
54,64 PD選択スイッチ用NMOSトランジスタ
70,80 第2の垂直バッファ回路ブロック
71,81 第2の信号取り込み制御パルス入力端子
72,82 第2のバッファパルス入力端子
90 第2のスイッチ回路ブロック
91 第2のリセットパルス入力端子
100 増幅型MOSセンサ
101 垂直信号ライン
102 電源端子
103 NMOSトランジスタ
104 増幅用NMOSトランジスタ
105 NMOSトランジスタ
106 フォトダイオード

Claims (2)

  1. 動作制御ラインによって所定の光電変換部が選択されるようにした複数の光電変換部と、前記複数の光電変換部から、所定の光電変換部を選択するための出力パルスを出力する走査回路と、前記出力パルスを入力信号として、ブートストラップ効果を用い、所定の光電変換部に対応する動作制御ラインを駆動するバッファ回路と、前記走査回路からの出力パルスに応じて、前記動作制御ラインを接地電位とフローティング状態に切り替え可能なスイッチ手段と、前記スイッチ手段を用いて全ての動作制御ラインをあらかじめ接地させ、前記走査回路からの出力パルスにより選択された光電変換部に対応する動作制御ラインのみをフローティング状態とし、その後バッファ回路の出力信号を用いて前記光電変換部にて生成された信号を出力させる制御手段とを備えていることを特徴とする固体撮像装置であって、前記スイッチ手段は、ドレインが電源に接続され、ゲートが第1の共通ラインに接続された第1のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記第1のMOS型電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲートが前記走査回路の出力に接続され、ソースが接地されている第2のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記動作制御ラインに接続され、ゲートが前記第2のMOS型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースが接地されている第3のMOS型電界効果トランジスタから構成され、前記制御手段は、あらかじめ、前記第1の共通ラインに接地用パルスを印加し、前記第1のMOS型電界効果トランジスタを介して前記第3のMOS型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記第1の共通ラインへの接地用パルスの印加終了後に、前記走査回路の出力を前記第2のMOS型電界効果トランジスタのゲートに印加するように構成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 動作制御ラインによって所定の光電変換部が選択されるようにした複数の光電変換部と、前記複数の光電変換部から、所定の光電変換部を選択するための出力パルスを出力する走査回路と、前記出力パルスを入力信号として、ブートストラップ効果を用い、所定の光電変換部に対応する動作制御ラインを駆動するバッファ回路と、前記走査回路からの出力パルスに応じて、前記動作制御ラインを接地電位とフローティング状態に切り替え可能なスイッチ手段と、前記スイッチ手段を用いて全ての動作制御ラインをあらかじめ接地させ、前記走査回路からの出力パルスにより選択された光電変換部に対応する動作制御ラインのみをフローティング状態とし、その後バッファ回路の出力信号を用いて前記光電変換部にて生成された信号を出力させる制御手段とを備えていることを特徴とする固体撮像装置であって、前記スイッチ手段は、ドレインとゲートが第1の共通ラインに接続された第1のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記第1のMOS型電界効果トランジスタのソースに接続され、ゲートが走査回路の出力に接続され、ソースが接地されている第2のMOS型電界効果トランジスタと、ドレインが前記動作制御ラインに接続され、ゲートが前記第2のMOS型電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースが接地されている第3のMOS型電界効果トランジスタから構成され、前記制御手段は、あらかじめ前記第1の共通ラインに接地用パルスを印加し、前記第1のMOS型電界効果トランジスタを介して前記第3のMOS型電界効果トランジスタを導通状態とし、前記第1の共通ラインへの接地用パルスの印加終了後に、前記走査回路の出力を前記第2のMOS型電界効果トランジスタのゲートに印加するように構成されていることを特徴とする固体撮像装置。
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