JP3679944B2 - 情報伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の伝送局のうちの特定の伝送局(親局)と、他の伝送局(子局)の間に情報を伝送する情報伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報伝送装置の一例として、図8に示すように複数の伝送局のうちの特定の伝送局である親局1と、他の伝送局である子局24,25,26,27の間をバス型伝送路28により電気的に接続し、親局1と、子局24〜27間を相互に情報を伝送するように構成したものがある。
【0003】
親局1は、通信の制御を行う制御装置2と、トランシーバ(送受信器)3を備えている。子局24は、親局1と同様に、制御装置18とトランシーバ(送受信器)19から構成され、他の子局25〜27も同様に制御装置18とトランシーバ(送受信器)19から構成されている。
【0004】
バス型伝送路28の末端には、それぞれターミネータ(終端抵抗T1、T2)15A、16Aを配置する構成になっている。ここで、ターミネータは通信電気ケーブルの特性インピーダンスと等しい抵抗器をケーブルの終端に接続することにより、ケーブルにおいて生ずる反射による波形歪みを防ぐためのものである。具体的には、ケーブルの端を開放したとき、信号は、ケーブルの中を波動として進み、ケーブル端で反射し、元の波形と反射波とは、時間がずれて重なることから、波形歪みが生じる。また、特性インピーダンスの異なるケーブルを接続したとき、接続部分で信号の一部分が反射し、残りが透過するので、波形歪みが生じる。この波形歪みを防止するため、ケーブルの端に接続する所定のインピーダンスの抵抗器のことをターミネータと呼んでいる。
【0005】
なお、このような構成の情報伝送装置を、例えば鉄道車両用に適用するには、親局1を先頭車両に配置し、また子局24〜27は後続の車両に順次配置し、親局1と、子局24〜27の間にバス型伝送路28Aを配置接続する。
【0006】
このようなバス型伝送路28Aの場合、伝送路上のある箇所が断線してしまうと、親局1と子局24〜27の通信できなくなる子局が発生するため、1ヵ所断線で正常な動作ができなくなる構成になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常、伝送システムを構築する場合、伝送路の断線などを考慮し、1カ所断線などが発生しても、支障なく動作継続するような冗長性をもつシステムが望まれる。ループ型の伝送路は、このような冗長性をもつ1つの伝送路形態である。しかしバス型伝送路28Aの場合は、1カ所断線で、伝送システムが正常に動作しなくなる。
【0008】
本発明は、伝送路が1ヵ所断線した場合、断線を検出して回線を切り替えることにより、正常な情報伝送が可能な情報伝送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、親局を構成する伝送局と、複数の子局を構成する複数の伝送局の間をループ型伝送路により接続し、該伝送路に右回りと左回りの2つ回路を構成するための第1および第2の開閉手段を有する切替装置と、前記親局側に配置され、前記各開閉手段を制御するためのものであって、該第1の開閉手段を開状態とし、該第2の開閉手段を閉状態にする制御装置と、前記第1および第2の開閉手段の動作が反対になるように制御して、前記親局と前記子局の通信状態を確認し、通信異常を検出した子局から応答があり、かつ応答があった子局からの応答がなくなった場合は、前記伝送路が断線していると判断し、また、前記第1および第2の開閉手段を切り替えて通信状態に変化がない場合は、子局の故障と判断する異常検出手段と、前記異常検出手段が伝送路の断線を検出した場合は、前記第1および第2の開閉手段の両方を閉状態とする開閉手段制御手段と、前記親局内に配置され、前記子局の伝送路上の接続位置を記憶する子局位置記憶手段と、を備え、前記異常検出手段により前記伝送路の断線を検出した場合の子局からの応答の有無と、前記子局位置記憶手段に記憶した子局位置に基づき前記伝送路の断線箇所の検出をおこなうことができる情報伝送装置である。
【0010】
前記目的を達成するため、請求項2に対応する発明は、前記各子局と前記伝送路の接続点にそれぞれ接続され、右回りと左回りの2つ回路を構成するための第1および第2の開閉手段と、前記伝送路に接続されている子局の位置を検出するため、前記子局側の開閉手段を制御し、前記子局が1個ずつ接続されるように制御する開閉手段制御装置と、をさらに備え、前記開閉手段制御装置と前記開閉手段により前記子局が接続されている位置を前記子局位置記憶手段に記憶させるようにした請求項1に記載の情報伝送装置である。
【0011】
前記目的を達成するため、請求項3に対応する発明は、前記親局に有するトランシーバと前記伝送路の接続点と、前記各子局に有するトランシーバと前記伝送路の接続点にそれぞれ接続され、ネットワークの終端を報知するためのターミネータと、前記各ターミネータと前記伝送路の間に接続され、該各ターミネータの接続、非接続を行うターミネータ開閉手段と、前記ターミネータ開閉手段に対して前記伝送路の断線を検出したとき、回線を切替、再度バス型の伝送路を構成した場合、該断線箇所の両脇の子局に対して、ターミネータの接続指令を与えるターミネータ制御手段と、をさらに具備した請求項1〜請求項2のいずれか一つに記載の情報伝送装置である。
【0012】
前記目的を達成するため、請求項4に対応する発明は、前記子局位置記憶手段は前記伝送路に接続される子局の位置を、前記親局が予めデータとして記憶するように構成し、末端の子局を認識し、前記ターミネータの接続指令を送信することで、正常な伝送路での前記ターミネータ接続制御が行える請求項1記載の情報伝送装置である。
【0013】
前記目的を達成するため、請求項5に対応する発明は、前記伝送路に接続される子局の位置を、自動的に認識するためのものであって、電源オン時に前記各子局の第1および第2の開閉手段を1個づつオンする開閉手段制御装置をさらに備え、末端の子局を判断し、その子局にターミネータの接続指令を送信することにより、正常な伝送路でのターミネータ接続制御が行えることを特徴とする請求項3記載の情報伝送装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の構成について図1〜図3を参照して説明する。図8の従来例と異なる点は、ターミネータ15A,16Aを有するバス型伝送路28Aを設けず、この代りにループ型(リング型)伝送路28を準備し、これをループ型(リング型)伝送路28を親局1のトランシーバ3と、各子局24〜27のトランシーバ19の間に接続したものである。
【0018】
そして、親局1に開閉手段例えば切替リレー接点11,12と、ターミネータ(T1)15およびターミネータ開閉手段例えばターミネータ接続リレー接点13からなる切替装置4を設け、トランシーバ3と伝送路28の接続点に、接点13を介してターミネータ15を接続し、またトランシーバ3と伝送路28の接続点に、接点11,12を接続したものである。
【0019】
さらに、子局24〜27であって、子局24〜27の各トランシーバ19と伝送路28の接続点の間に、回路切替用開閉手段例えば回線切替リレー接点20,21をそれぞれ接続する。この場合、各接点20,21が伝送路28に直列であって、各トランシーバ19の入力側に接点20,21のいずれか一方が直列接続されるようにしたことである。
【0020】
また、各子局24〜27の各トランシーバ19の入力と接点20,21の接続点の間には、それぞれターミネータ接続リレー接点23を直列に介挿してターミネータ22がそれぞれ接続されている。
【0021】
さらに、親局1の制御装置2には、切替制御部5、異常検出部6、ターミネータ制御部7、子局回線リレー制御部8、子局位置記憶部9、通信制御部10を設けたものである。
【0022】
切替制御部5は、回線切替リレ−接点11、12のいずれか一方例えば11をオン、他方例えば12をオフするように、あるいはこれらを逆の状態にするため、制御装置2内に設置されている図示しない2組の回線切替リレ−を制御するものである。
【0023】
異常検出部6は、断線などにより親局1と子局24〜27との通信ができなくなつたこと検出するものである。ターミネータ制御部7は、ターミネータ15、22の入力側に接続されているターミネータ接続リレー接点13,23を入り切りするために、例えば制御装置2内に設置されているターミネータ接続リレー(図示せず)を制御するものである。
【0024】
子局回線リレー制御部8は、回線切替リレ−接点20,21をオン、オフするために、例えば制御装置2内に設置されている子局回線切替リレー(図示せず)を制御するものである。
【0025】
子局位置記憶部9は、伝送路28上の子局24〜27を記憶するものである。通信制御部10は、親局1と子局24〜27の間の通信のタイミングを制御するものである。
【0026】
このような構成のものにおいて、各請求項に対応する実施形態について説明する。請求項に対応する実施形態は、伝送路28が断線した場合、親局1の制御装置2内の切替制御部5から切替装置4内の2組の回線切替リレ−接点11、12のうち、リレー接点12だけオンさせるように制御することにより、図1に示すようにループ型伝送路28は強制的にバス型伝送路となる。この結果、伝送路28が断線しても正常な情報伝送が可能になる。
【0027】
また、請求項1に対応する実施形態は、通常、親局1内の制御装置2内の通信制御部10にて通信の制御を行い、断線などによりある子局24〜27との通信ができなくなつたこと検出する。異常検出部6では、該通信異常を検出したことで、切替制御部5に回線切替リレ−の接点11、12のうち、11をオン、12をオフするように要求し、2組の回線切替リレ−を制御する。この状態で、通信制御を行い、通信異常になっていた子局と通信ができるようになり、かつ通信ができていた子局との通信ができなくなることで、異常検出部6で伝送路28が断線していることを判断し、回線切替リレ−の接点11、12を両方オンさせるように制御装置2から制御指示信号を出力し、再度バス型の伝送路を構成する。また、回線切替リレ−接点11、12を切替えても通信状態に変化がない場合は、子局の異常と判断して、切替装置4内の回線切替リレ−接点11、12を元の状態に戻すように制御する。
【0028】
さらに、請求項に対応する実施形態は、断線検出を行った場合は、あらかじめ親局1の制御装置2内の子局位置記憶部9に記憶された子局の位置と断線検出した時の通信状態から異常検出部6で断線箇所を特定するものである。
【0029】
請求項に対応する実施形態は、請求項1に対応する実施形態において、親局1、子局24〜27の電源オン時に、親局1内の切替装置4の回線切替リレ−接点12のみをオンさせ伝送路をバス型にした状態で、全ての子局24〜27に対して、親局1側でない子局24〜27の回線切替リレ−接点20をオフする指示を制御装置2から送信し、この状態で子局からの応答を待ち、応答があった子局が親局に最初に接続されていると判断する。
【0030】
親局1は、この次に接続されている子局を判断するため、接続確認した子局24〜27に対して、オフしている方の回線切替リレ−接点20をオンする指示を送信し応答を待ち、新しく応答がある子局がその次に接続されていると判断する。同様に順次リレーを1個づつオンしていき、新しく応答がある子局を認識し、接続順番を認識する。また、リレーをオンしても応答状態が前回のままの場合を末端の子局と判断することにより、子局の接続位置を自動的に判断し、その位置デ一タを子局位置記憶部9に格納し、断線を検出した場合に、断線検出時の子局からの応答と、自動的に判断した子局の位置より、断線箇所の検出を行うものである。
【0031】
請求項に対応する実施形態は、請求項1、2のいずれかに記載の発明に対応する実施形態において、断線箇所を検出し、親局1の切替装置4内の回線切替リレ−接点11、12を両方オンさせ、再度バス型の伝送路を構成する。
【0032】
この後、断線した箇所の伝送路の末端部分にターミネータを接続するために末端の子局に対して、親局1の制御装置2からターミネータ接続指令を送信する。末端の2つの子局は、その指令を受信し、ターミネータを接続する制御を行う。この場合、親局1内ののターミネータはオフするように制御装置から制御するものである。
【0033】
請求項に対応する実施形態は、請求項1〜請求項2のいずれか一つに記載の実施形態において、正常伝送路(断線していない伝送路)でのターミネータ接続制御を行う場合、親局1の制御装置2内の子局位置記憶部9にあらかじめ子局の伝送路上の接続位置をデータとして記憶しておくことにより、どの子局が末端の子局かを認識し、その子局に対して、電源オン時にターミネータ接続指令を送信し、ターミネータ接続リレーの接点23を接続するものである。また、もう片方のターミネータは、親局1内のターミネータ15を接続するためのターミネータ接続リレ−接点13をオンすることで、正常伝送路でのターミネータ接続制御を行うものである。
【0034】
請求項に対応する実施形態は、請求項1に対応する実施形態において、正常伝送路(断線していない伝送路)でのターミネータ接続制御を行う場合、電源オン時に自動的に子局の接続順番を認識することにより、自動的に末端の子局を判断し、その子局に対して、ターミネータ接続指令を送信し、ターミネータ接続リレの接点23を接続するものである。また、もう片方のタ−ミネータは、親局1内のターミネータ15を接続するためのターミネータ接続リレ−接点13をオンすることで、正常伝送路でのターミネータ接続制御を行うものである。
【0035】
以上述べた本発明の実施形態の作用効果について、図4〜図7を参照して説明する。
【0036】
図4は、電源をオン状態にして、正常動作できる状態の伝送路28の構成を示し、図5は、電源をオン状態から正常伝送路28の構成になるまで動作の流れを説明するためのフロチャートである。図4に示す親局1、子局24〜27の電源をオンにした時、親局1の制御装置2は、切替装置4内の回線切替リレ−接点11、12のうち、接点11はオフ、接点12はオンになるように制御し(S1)、ループ型伝送路28の配線を強制的にバス型伝送路にして使用する。
【0037】
また、子局24〜27はそれぞれ、回線切替リレ−接点20、21をオンにし、ターミネータ22を接続しないようにターミネータ接続リレ−接点23をオフにする制御を子局24〜27の制御装置18で行う(S2)。
【0038】
このようにすることにより、伝送路28が構成されるため、次にターミネータ15,22の接続制御を行う。具体的には、親局1では制御装置2によりターミネータ接続リレー接点13をオンさせることにより、ターミネータ15を接続し、また子局24〜27内のターミネータ接続リレー接点23を子局24〜27内の制御装置18によりオンさせることにより、ターミネータ22をそれぞれ接続する。
【0039】
この状態で、末端の子局24〜27の位置を認識するために親局1の制御装置2は、子局24〜27の一方の回線切替リレー接点20を全てオフするように、全ての子局24〜27に対して送信する。すると、子局24〜27は送信指令を受けそれぞれの子局24〜27の制御装置18は、回線切替リレー接点20をオフにする(S3)。
【0040】
そして、次に述べるS4〜S7により、子局24〜27内の回線切替リレー20,21を1個ずつオンして子局24〜27の接続順番を認識する。すなわち、親局1の制御装置2は、子局24〜27からの通信応答を待ち、応答が返ってきた子局が最初に接続されていると判断する。図4では子局27、その子局の番号を接続順番がわかるように子局位置記憶部9内の子局位置認識エリアに格納する。
【0041】
次に、制御装置2は、応答が返ってきた子局に対して、オフしている回線切替リレ−接点20をオンするように送信する。その子局は、その指令を受け、回線切替リレ−接点20をオンさせる。さらにこの状態での子局からの応答を待ち、新たに応答が返ってきた子局が、その次に接続されていると判断する[図4では子局26]。同様に、新たに応答があった子局25の回線切替リレ−接点20を1個づつオンしていくことにより、接続順番を認識し、子局位置記憶部9内の子局位置認識エリアに格納していく(S5、S6、S7)。
【0042】
また、S4において、子局からの新たな応答がない場合は、そこが末端の予局(ここでは24)であると判断する。
【0043】
このように子局の接続順番を認識後、末端の子局[図4では子局24]に対して、制御装置2からターミネータ接続リレー接点23に対して接続指令を送信し、接点23をオンさせることで、ターミネータ22を接続する。
【0044】
以上のようにループ型伝送路28から強制的にバス型伝送路の構成、及びターミネータ22を接続するターミネータ接続制御を行い、バス型伝送路の構成動作を完了することになる。
【0045】
以上述べたように、子局24〜27の接続位置が認識され、これが子局位置記憶部9に格納され、親局1と子局24〜27の間で、情報の伝送が正常に行われている状態で、伝送路28が断線した場合の動作を、図6と図7を参照して説明する。
【0046】
図6は、伝送路28の断線が発生した場合の構成を示し、図7は、断線が発生してから回線を切替え、バス型伝送路を再構成する場合のフローチャートを示している。
【0047】
図6において、子局25と子局26の間であって、図のXに示す位置(図の29)に断線が生じた場合を考える。この場合、断線したことにより、子局24、25からの通信応答がなくなり、通信異常を親局1の制御装置2の異常検出部6で検出する(S11)。
【0048】
通信異常を検出した制御装置2は、取りあえず断線であると判断し、切替装置4内の回線切替リレ−接点11をオン、回線切替リレ−接点12をオフさせる(S12)。
【0049】
この状態で、回線を切替えることにより子局24,25から通信応答があるかどうかを判断する(S13)。通信異常を検出していた子局24、25から応答があり、かつ応答があった子局26、27から応答がなくなった場合は、伝送路28において、子局25,26の間で断線していると判断する。
【0050】
伝送路28の断線と判断した場合は、ターミネータの接続制御を行う必要がある。これは、子局の位置をあらかじめ子局位置記憶部9で記憶されている子局位置データから設定したデータと、通信異常となったデータから断線箇所を認識するものである。この例では、図6の子局25、26の間の伝送路28において断線していると判断する(S14)。
【0051】
断線箇所を認識後、子局25,26に対してターミネータ22の接続制御を行うため、断線箇所の両端の子局25,26に対して、ターミネータ22の接続指示、すなわちターミネータ接続リレー接点23に対して指示を与える。図6では子局25と子局26のターミネータ接続指示する(S15)。ターミネータ接続指示を受けた子局25,26はターミネータ22を接続するため、ターミネータ接続リレー接点20をオンさせる。
【0052】
そして、今まで接続していたターミネータはオフするように制御する。具体的には、ターミネータ接続リレ−接点14と、ターミネータ接続リレ−接点23をオフさせるとともに、親局1内のターミネータ接続リレー接点13をオフにさせる(S16)。
【0053】
なお、S13において、子局24,25から応答がないとき、回線切替リレー接点11、12を切替えて元に戻しても[接点11がオフ、接点12がオン]、通信状態に変化がない場合は、子局25,26の故障と判断する(S17、S18)。
【0054】
このように、伝送路28が断線した場合には、ループ型伝送路28をバス型伝送路に再構成を行うものである。
【0055】
以上述べた実施形態によれば、ループ型の伝送路28を強制的にバス型伝送路として使用することにより、伝送路が1ヵ所断線した場合においても、回線を切り替えることにより、再度バス型伝送路が構成できることから、正常な情報伝送が可能となる。
【0056】
また、親局1と子局24〜27内にターミネータ15、22を持ち、ターミネータ15、22の接続のオン、オフが行えるようにリレーを設けることにより、正常状態時のターミネータ接続制御及び、断線検出した場合のターミネータ接続制御が行えるため、伝送路が断線した場合においても、正常な動作が継続できる。
【0057】
<変形例>
前述の実施形態では、親局1内であって、切替装置4内の回線切替リレー接点と伝送路28の接続点に、ターミネータ接続リレー接点14を介してターミネータ(T2)16を接続していない場合について説明したが、図1に示すように、ターミネータ接続リレー接点14とターミネータ16を追加して接続するようにしてもよい。このように構成することにより、正常の伝送路(断線していない伝送路)でのターミネータ接続制御を行う場合、電源オン時に、子局のターミネータ22は全てオフするように親局1の制御装置2から送信し、親局1内の2個のターミネータ15、16のみを接続することより、子局24〜27の位置には関係なく、正常伝送路でのターミネータ接続制御を行うことができる。
【0058】
また、以上述べた回線切替リレー接点11、12、20、21およびターミネータ接続リレー接点13、14、23は、これに限らず他の回路開閉手段であればなんでもよい。
【0059】
さらに、親局1において、設置されている制御装置2内に有する子局位置記憶部9には、親局1と子局24〜27の電源をオンした後に、子局24〜27が伝送路28に接続されている位置を確認し、これを記憶させたり、あるいは子局24〜27が伝送路28に接続されている位置が予め判っている場合には、これを予め子局位置記憶部9に記憶しておくこともできる。
【0060】
【発明の効果】
以上述べた本発明によれば、伝送路が1ヵ所断線した場合、断線を検出して回線を切り替えることにより、正常な情報伝送が可能な情報伝送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報伝送装置の実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1の親局(伝送局)の構成図。
【図3】図1の子局(伝送局)の構成図。
【図4】図1の実施形態において、電源オンからターミネータ接続までの動作を説明するための構成図。
【図5】図1の実施形態において、電源オンからターミネータ接続までの動作を説明するためのフローチャート。
【図6】図1の実施形態において、伝送路断線からバス型伝送路再構成までの動作を説明するための構成図。
【図7】図1の実施形態において、伝送路断線からバス型伝送路再構成までの動作を説明するためのフローチヤート。
【図8】従来のバス型伝送路を有する情報制御装置の一例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…伝送局(親局)
2…制御装置(親局)
3…トランシーバ(親局)
4…切替装置(親局)
5…切替制御部
6…異常検出部
7…ターミネータ制御部
8…子局回線リレー制御部
9…子局位置記憶部
10…通信制御部
11…回線切替リレ−接点
12…回線切替リレ−接点
13…ターミネータ接続リレ−接点
14…ターミネータ接続リレ−接点
15…ターミネータ
16…ターミネータ
17…伝送局(子局)
18…制御装置(子局)
19…トランシーバ(子局)
20…回線切替リレ−接点
21…回線切替リレ−接点
22…ターミネータ
23…ターミネータ接続リレ−接点
24…伝送局(子局)
25…伝送局(子局)
26…伝送局(子局)
27…伝送局(子局)
28…伝送路
29…断線位置

Claims (5)

  1. 親局を構成する伝送局と、複数の子局を構成する複数の伝送局の間をループ型伝送路により接続し、該伝送路に右回りと左回りの2つ回路を構成するための第1および第2の開閉手段を有する切替装置と、
    前記親局側に配置され、前記各開閉手段を制御するためのものであって、該第1の開閉手段を開状態とし、該第2の開閉手段を閉状態にする制御装置と、
    前記第1および第2の開閉手段の動作が反対になるように制御して、前記親局と前記子局の通信状態を確認し、通信異常を検出した子局から応答があり、かつ応答があった子局からの応答がなくなった場合は、前記伝送路が断線していると判断し、また、前記第1および第2の開閉手段を切り替えて通信状態に変化がない場合は、子局の故障と判断する異常検出手段と、
    前記異常検出手段が伝送路の断線を検出した場合は、前記第1および第2の開閉手段の両方を閉状態とする開閉手段制御手段と、
    前記親局内に配置され、前記子局の伝送路上の接続位置を記憶する子局位置記憶手段と、を備え、
    前記異常検出手段により前記伝送路の断線を検出した場合の子局からの応答の有無と、前記子局位置記憶手段に記憶した子局位置に基づき前記伝送路の断線箇所の検出をおこなうことができる情報伝送装置。
  2. 前記各子局と前記伝送路の接続点にそれぞれ接続され、右回りと左回りの2つ回路を構成するための第1および第2の開閉手段と、
    前記伝送路に接続されている子局の位置を検出するため、前記子局側の開閉手段を制御し、前記子局が1個ずつ接続されるように制御する開閉手段制御装置と、
    をさらに備え、前記開閉手段制御装置と前記開閉手段により前記子局が接続されている位置を前記子局位置記憶手段に記憶させるようにした請求項1に記載の情報伝送装置。
  3. 前記親局に有するトランシーバと前記伝送路の接続点と、前記各子局に有するトランシーバと前記伝送路の接続点にそれぞれ接続され、ネットワークの終端を報知するためのターミネータと、
    前記各ターミネータと前記伝送路の間に接続され、該各ターミネータの接続、非接続を行うターミネータ開閉手段と、
    前記ターミネータ開閉手段に対して前記伝送路の断線を検出したとき、回線を切替、再度バス型の伝送路を構成した場合、該断線箇所の両脇の子局に対して、ターミネータの接続指令を与えるターミネータ制御手段と、
    をさらに具備した請求項1〜請求項2のいずれか一つに記載の情報伝送装置。
  4. 前記子局位置記憶手段は前記伝送路に接続される子局の位置を、前記親局が予めデータとして記憶するように構成し、末端の子局を認識し、前記ターミネータの接続指令を送信することで、正常な伝送路での前記ターミネータ接続制御が行える請求項1記載の情報伝送装置。
  5. 前記伝送路に接続される子局の位置を、自動的に認識するためのものであって、電源オン時に前記各子局の第1および第2の開閉手段を1個づつオンする開閉手段制御装置をさらに備え、末端の子局を判断し、その子局にターミネータの接続指令を送信することにより、正常な伝送路でのターミネータ接続制御が行えることを特徴とする請求項3記載の情報伝送装置。
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