JP2016054369A - 通信システムおよび異常検出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態1について説明する。
図1は、実施形態1の環状信号線を用いた通信システムの一実施例を示す図である。図1に示す通信システムは、装置1(1a、1b、1c、1d、1e)を有し、装置1は信号配線4(4a、4b、4c、4d、4e)により環状接続される。本例では、五つの装置1を用いて説明をするが、五つの装置1に限定されるものではなく、二つ以上の装置1を有していればよい。
装置1内には、環状信号線の一部を構成する第一の配線2(2a、2b、2c、2d、2e)と、第一の配線2と装置1の制御部7(7a、7b、7c、7d、7e)とを接続する第二の配線3(3a、3b、3c、3d、3e)と、を備えている。本例では、制御部7に第二の配線3が接続されているが、第二の配線3は制御部7の備える通信部、あるいは、制御部7と別に設けられた通信部に接続されている。なお、第一の配線2と第二の配線3は基板に形成される配線が考えられる。基板は、例えば、プリント基板、フレキシブルプリント基板およびリジッドフレキシブル基板が考えられる。基板に配線を形成することで断線を抑制できる。なお、配線の一部をプログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)を用いて構築してもよい。
信号配線4は、環状信号線の一部を構成し、装置1間を接続する配線である。信号配線4は、ケーブルの両端にコネクタ8およびコネクタ9を備えているハーネスなどである。コネクタ8は第一の配線2の一方端にあるコネクタ5に接続され、コネクタ9は第一の配線2の他方端にあるコネクタ6に接続され、装置1間を繋ぐ。
図2は、実施形態1の変形例の装置内の配線と環状信号線の一部を構成する信号配線の一実施例を示す図である。図1に示した第一の配線2、第二の配線3および信号配線4は、図2に示すように複数の配線を用いて構成してもよい。例えば、第一の配線2に相当する三つの第一の配線21a、21b、21cそれぞれと、第二の配線3に相当する三つの第二の配線22a、22b、22cそれぞれと、を接続し、第一の配線21a、21b、21cそれぞれの両端にコネクタ5、6を設ける。コネクタ5、6には、信号配線4に相当する三つの信号配線23a、23b、23cの両端に設けたコネクタ8、9が接続される。このように装置1間を繋ぐことで環状信号線を構成する。図2では、第一の配線、第二の配線、信号配線として三つの配線の例を示したが、三つの配線に限定されるものではなく、一つ以上の配線に適用できる。
図1、図2に示した環状信号線を用いた通信システムを、例えば、電池または組電池などの充放電の監視と制御を行うシステムに適用することが考えられる。装置1として、電池の状態を監視する一つ以上の監視装置と、監視装置それぞれを制御する制御装置と、を用いることが考えられる。
実施形態2について説明する。
図3は、実施形態2の装置に設けられる切替部の一実施例を示す図である。
図4は、実施形態2の制御部の異常検出処理の一実施例を示すフロー図である。本例では、図3に示す第三の端子33と、コネクタ6の第二の端子に接続される端子35と、の間にスイッチ32が配置されている場合について説明する。
ステップS2では、信号配線4の異常を検出するために、制御部7が監視装置それぞれと通信をする。異常を検出するための通信は、例えば、所定の判定情報を監視装置それぞれに送信し、判定情報を受信した監視装置それぞれから所定の返信情報を受信する、通信である。ただし、異常を検出するための通信は上記通信方法に限定されるものではない。
ステップS6では、信号配線4の異常を検出するために、ステップS2と同じように制御部7が監視装置それぞれと通信をする。
例えば、図5に示す装置51(図3の装置51に相当)を制御装置とし、図5に示す装置52a、52b、52c、52dを監視装置とし、信号配線4cに断線53が発生した場合について説明をする。図5は、実施形態2の環状信号線を用いた通信システムの一実施例を示す図である。
なお、異常検出処理は、所定時間ごと、または、通信が不要な期間に行うことが考えられる。通信が不要な期間とは、例えば、車両に実施形態2のシステムを搭載する場合には、イグニッションオフの期間が考えられる。
上記説明したようにスイッチが一つの場合には、制御装置に接続されている信号配線4の断線を検出できない。そこで、実施形態2の変形例では、制御装置に接続されている信号配線4a、4eのいずれかが断線したとしても検出できる方法を提案する。
図6は、実施形態2の変形例の装置に設けられる切替部の一実施例を示す図である。
図7は、実施形態2の変形例の制御部の異常検出処理の一実施例を示すフロー図である。
ステップS702では、信号配線4の異常を検出するために、制御部7が監視装置それぞれと通信をする。異常を検出するための通信は、所定の判定情報を監視装置それぞれに送信し、判定情報を受信した監視装置それぞれから所定の返信情報を受信する、通信などである。
ステップS705では、制御部7が制御線61を介して、スイッチ62をオフに、スイッチ63をオンに、切り替える。
ステップS707では、制御部7が通信可能か否かの判定をし、通信可能である場合(Yes)には、すべての監視装置および信号配線4は正常であるので、異常検出処理を終了する。通信不可能の監視装置がある場合(No)にはステップS708に移行する。
例えば、図8に示す装置81(図6の装置81に相当)を制御装置とし、図8に示す装置82a、82b、82c、82dを監視装置とし、信号配線4aに断線83が発生した場合について説明をする。図8は、実施形態2の変形例の環状信号線を用いた通信システムの一実施例を示す図である。
なお、異常検出処理は、所定時間ごと、または、通信が不要な期間に行うことが考えられる。通信が不要な期間とは、例えば、車両に実施形態2の変形例のシステムを搭載する場合には、イグニッションオフの期間が考えられる。
2、2a、2b、2c、2d、2e、21a、21b、21c 第一の配線、
3、3a、3b、3c、3d、3e、22a、22b、22c 第二の配線、
4、4a、4b、4c、4d、4e、23a、23b、23c 信号配線、
5、6、8、9 コネクタ、
7、7a、7b、7c、7d、7e 制御部、
30、60 切替部、
31、61 制御線、
32、62、63 スイッチ、
33、34、35 端子、
53、83 断線、
Claims (9)
- 通信をするために環状接続された環状信号線を用いて通信をする二つ以上の装置それぞれは、
前記装置内に前記環状信号線の一部を構成する第一の配線と、
前記第一の配線と前記装置の通信部とを接続する第二の配線と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
前記第一の配線の一方端にある第一の端子および他方端にある第二の端子それぞれは、前記環状信号線の一部を構成する前記装置間を接続する信号配線と接続され、環状信号線を構成する、ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1また2に記載の通信システムであって、
前記装置それぞれは、電池の状態を監視する一つ以上の監視装置、および、前記監視装置それぞれを制御する制御装置である、ことを特徴とする通信システム。 - 請求項2に記載の通信システムであって、
前記制御装置に設けられる前記通信部と前記第二の配線とを接続する第三の端子と前記第一の端子間、あるいは、前記第三の端子と前記第二の端子間、の接続と遮断を切り替える切替部を備える、ことを特徴とする通信システム。 - 請求項4に記載の通信システムであって、
前記制御装置に設けられる制御部は、
前記切替部を制御して、前記第一の端子と前記第三の端子間の接続と遮断、あるいは、前記第二の端子と前記第三の端子間の接続と遮断、を切り替えて前記監視装置それぞれと通信をし、前記監視装置と通信ができるか否かの判定結果に基づいて、前記環状信号線の異常を検出する、ことを特徴とする通信システム。 - 請求項2に記載の通信システムであって、
前記制御装置に設けられる前記通信部と前記第二の配線とが接続される第三の端子と前記第一の端子間、および、前記第三の端子と前記第二の端子間、の接続と遮断を切り替える切替部を備える、ことを特徴とする通信システム。 - 請求項6に記載の通信システムであって、
前記制御装置に設けられる制御部は、
前記切替部を制御して、前記第一の端子と前記第三の端子間の接続と遮断、前記第二の端子と前記第三の端子間の遮断と接続、を交互に切り替え、切り替えた状態ごとに前記監視装置それぞれと通信をし、前記監視装置と通信ができるか否かの判定結果に基づいて、前記環状信号線の異常を検出する、ことを特徴とする通信システム。 - 通信をするために環状接続された環状信号線を用いて通信をする、状態を監視する一つ以上の監視装置、および、前記監視装置それぞれを制御する制御装置と、を備え、
前記監視装置および前記制御装置それぞれは、
前記環状信号線の一部を構成する第一の配線と、
前記第一の配線と前記装置の通信部とを接続する第二の配線と、を備え、
前記環状信号線は、
前記第一の配線の一方端にある第一の端子および他方端にある第二の端子それぞれは、前記環状信号線の一部を構成する前記装置間を接続する信号配線と接続されて構成され、
前記制御装置に設けられる制御部は、
前記制御装置に設けられる前記通信部と前記第二の配線とを接続する第三の端子と前記第一の端子間、あるいは、前記第三の端子と前記第二の端子間、の接続と遮断を切り替える切替部を制御する、
ことを特徴とする環状信号線の異常検出方法。 - 請求項8に記載の環状信号線の異常検出方法であって、
前記制御部は、
前記切替部を制御し、前記第一の端子と前記第三の端子間の接続と遮断、前記第二の端子と前記第三の端子間の遮断と接続、を交互に切り替え、切り替えた状態ごとに前記監視装置それぞれと通信をし、前記監視装置と通信ができるか否かの判定結果に基づいて、前記環状信号線の異常を検出する、
ことを特徴とする環状信号線の異常検出方法。
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JP2014178754A JP2016054369A (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 通信システムおよび異常検出方法 |
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