JP2002152219A - 車両用多重伝送装置 - Google Patents

車両用多重伝送装置

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JP2002152219A
JP2002152219A JP2000342248A JP2000342248A JP2002152219A JP 2002152219 A JP2002152219 A JP 2002152219A JP 2000342248 A JP2000342248 A JP 2000342248A JP 2000342248 A JP2000342248 A JP 2000342248A JP 2002152219 A JP2002152219 A JP 2002152219A
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network
failure
switch
multiplex transmission
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JP2000342248A
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Toshinori Matsui
俊憲 松井
Koji Fujioka
宏司 藤岡
Takanori Matsunaga
隆徳 松永
Takashi Maeda
崇 前田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のネットワーク復帰装置では、ノードと
の接続を行う通信部及びこの通信部を制御する情報処理
部が内蔵されたネットワーク接続装置が必要となり、通
常のネットワークよりも規模が大きくなるという問題が
あった。 【解決手段】 複数のノード10a〜10dがディジー
チェーン状に接続されたネットワークの一端のノード1
0dに、他端のノード10aとの接続を開閉するよう配
置されたスイッチ12と、このスイッチ12の開閉を制
御するスイッチ制御装置13を配置し、通常時は、スイ
ッチ12を開状態にしておくと共に、断線などの障害が
発生したときは、スイッチ12を閉状態にしてノード1
0a、ノード10d間を接続して、スイッチ12経由
で、通信を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高信頼性と限ら
れたスペースでの構築が必要とされる自動車などに搭載
されるネットワークを構成すると共に、断線等のネット
ワーク障害発生時における通信を確保するネットワーク
復帰装置を有する車両用多重伝送装置に関わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、特開2000−11
5202号公報に示された従来のネットワーク復元装置
を示す構成図である。図11において、1a〜1dはネ
ットワークを構成するノード、2a〜2dは各ノード1
a〜1dの通信部、3はネットワーク接続装置である。
4は情報処理部、5a、5bはそれぞれ通信部2a、2
dに接続される通信部、6はスイッチで、通信部5a及
び通信部5b間で一方が受けたデータをスルーする(他
方へ伝える)時に、両通信部間を接続するものであり、
通常状態では開かれていて、データは破棄される(他方
へ伝えない)。4〜6はネットワーク接続装置3を構成
する。7は各ノード間を接続する配線、8は予備配線
で、ノード1aとノード1dを、それぞれネットワーク
接続装置3の通信部5aと通信部5bに接続する。
【0003】このようなネットワーク構成においては、
情報処理部4は、通信部5aと通信部5bに送信されて
くる全データを監視し、ネットワークが正常状態のとき
は、スイッチ6を開いたままにしておいて、両通信部5
a、5bで受信したデータを破棄し、断線等のネットワ
ーク障害を検出したときには、スイッチ6を閉じて、一
方の通信部で受信したデータを他方の通信部にスルーす
るという制御を行うことで、ネットワーク障害時でも通
信を確保する。このとき、ネットワーク障害検出は、ネ
ットワーク接続装置3の情報処理部4により、送信され
てくるデータを監視することにより行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィジーチェーン状ネットワークにおける断線等のネット
ワーク障害からの復帰方法では、通信部5a、通信部5
b及びこれらを制御する情報処理部4を内蔵するネット
ワーク接続装置3が必要となる。このため、通常のネッ
トワークよりも規模が大きくなり、限られた場所でネッ
トワークを構築する場合には、ネットワーク接続装置3
の配置場所も考慮に入れなくてはならず複雑となる。
【0005】一方、ネットワーク障害発生時におけるネ
ットワーク復帰方法は、ディジーチェーン状ネットワー
ク構成にのみ対応している。そのため、ネットワーク構
成の中で一般的な構成であるツリー状ネットワーク構成
には、対応していないといった問題がある。同様に、ネ
ットワーク障害発生時におけるネットワーク復帰方法
は、ディジーチェーン状ネットワーク構成にのみ対応し
ているため、プロトコルの異なる複数のディジーチェー
ン状ネットワーク系が、ゲートウェイを介して接続され
ているネットワーク構成においても、このネットワーク
接続装置では対応できないという問題がある。
【0006】また、上記のような従来の断線等のネット
ワーク障害検出方法においては、障害を検出するため
に、上記の課題を伴うネットワーク接続装置が必要とい
う問題がある。さらにまた、このネットワーク接続装置
では、ネットワーク障害からの復帰後に、ネットワーク
構成の変化に伴ったネットワークの初期化処理を行う手
段が無く、手動で行わなければならないといった問題も
ある。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、限られたスペースにディジーチ
ェーン状ネットワークを構築する場合において、ネット
ワーク構成スペースを減らして、断線等のネットワーク
障害発生時においても全ノード間の通信を確保すること
ができる車両用多重伝送装置を得ることを第一の目的と
している。
【0008】また、ディジーチェーン状ネットワーク構
成だけでなく、ツリー状ネットワーク構成において、断
線等のネットワーク障害発生時においても通信を確保す
ることができる車両用多重伝送装置を得ることを第二の
目的としている。さらに、プロトコルの異なる複数のデ
ィジーチェーン状ネットワーク系が、ゲートウェイを介
して接続されているネットワーク構成において、断線等
のネットワーク障害発生時においても通信を確保するこ
とでことができる車両用多重伝送装置を得ることを第三
の目的としている。
【0009】さらにまた、従来の断線等のネットワーク
障害検出方法において必要とされていたネットワーク接
続装置を用いずに、断線等のネットワーク障害検出を行
わせるようにした車両用多重伝送装置を得ることを第四
の目的としている。また、断線等のネットワーク障害か
らの復帰時において、自動的にネットワーク全体のクロ
ックタイミングを取り直すために、ネットワークの初期
化処理を行わせることができる車両用多重伝送装置を得
ることを第五の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車両用
多重伝送装置においては、ネットワークの一端に配置さ
れた第一のノードと、ネットワークの他端に配置され、
第一のノードとの接続回路に配置されたスイッチとスイ
ッチの開閉を制御するスイッチ制御装置とを有する第二
のノードを備え、スイッチ制御装置は、通常ではスイッ
チを開状態にすると共に、障害発生時にはスイッチを閉
状態にして第一のノードと第二のノードとを接続するも
のである。
【0011】また、リーフノードとの接続回路に配置さ
れたスイッチとスイッチの開閉を制御するスイッチ制御
装置とを有する親ノードを備え、スイッチ制御装置は、
通常ではスイッチを開状態にすると共に、親ノード及び
リーフノード間の障害発生時には、スイッチを閉状態に
して親ノード及びリーフノード間を接続するものであ
る。また、スイッチは、リーフノードの数と等しい数が
設けられているものである。さらに、スイッチは、リー
フノードの数と等しい数の接点を有するものである。
【0012】また、各ネットワークは、ネットワークの
一端に配置され、ゲートウエイに接続された第三のノー
ドと、ネットワークの他端に配置され、障害発生時にネ
ットワーク間のプロトコルを変換する障害時プロトコル
変換手段を有する第四のノードを備え、第四のノード
は、隣接するネットワークの第四のノードに接続される
と共に、障害発生時には、障害の発生したネットワーク
内の通信は、第四のノードによって接続された隣接する
ネットワーク経由で行われるものである。
【0013】また、ゲートウエイは、障害情報を各ネッ
トワークに伝える障害情報連絡手段を有するものであ
る。さらにまた、第二のノードは、障害を検出する障害
検出装置を有するものである。
【0014】また、親ノードは、障害を検出する障害検
出装置を有するものである。また、各ノードは、隣接す
るノードに接続された通信ポートを有すると共に、障害
検出装置は、各ノードの通信ポートの接続状態を監視す
ることにより、障害を検出するものである。加えて、障
害が検出されたとき、ネットワークを初期化する初期化
手段を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明に
おける実施の形態について説明する。図1は、この発明
の実施の形態1によるディジーチェーン状ネットワーク
におけるネットワーク復帰装置をもつ車両用多重伝送装
置を示す構成図である。図1において、10a〜10d
はネットワークを構成しているノード、11a〜11d
は各ノード10a〜10dの通信部である。ノード10
d(第二のノード)は、スイッチ12とスイッチ制御装
置13を内蔵している。14は各ノード10a〜10d
の通信部間を接続する配線である。15は予備配線であ
り、ネットワークの両端であるノード10a(第一のノ
ード)とスイッチ12の一端と、ノード10dとスイッ
チ12の他端を接続している。スイッチ制御装置13
は、通常は開かれている(接続されていない)スイッチ
12の開閉(接続/非接続)を制御するものである。
【0016】通信部11a〜11dは、各ノード10a
〜10dに内蔵されており、それぞれ配線14で繋がれ
ている。このとき各ノードは、2つのノード(両端のノ
ードは1つ)と接続され、ディジーチェーン状のネット
ワークを構成している。また、これらの配線は、便宜状
1本の配線で描かれているが、それぞれ、上り/下りの
2経路で構成されており、配線内のデータ衝突は生じな
い。また、両端ノード10a、10dには、スイッチ1
2が開いていることで、接続先ノードの無い予備配線1
5が接続されているが、それぞれのノードではこれらの
接続されている通信部のポートは、接続先が無いために
使用されていないとみなされ、予備配線15に対するデ
ータ送信は行わない。仮に送信するとしても、スイッチ
12に開いているときに機能する終端装置をつけるなど
により、送信されたデータを破棄してもよい。
【0017】図2は、この発明の実施の形態1による障
害検出後のディジーチェーン状ネットワークにおけるネ
ットワーク復帰装置をもつ車両用多重伝送装置を示す構
成図である。図2において、10a〜15は図1におけ
るものと同一のものである。16はノード10b及びノ
ード10c間に生じた断線である。
【0018】上記のように構成された実施の形態1のネ
ットワーク復帰装置をもつ車両用多重伝送装置の動作に
ついて説明する。まず、ネットワークに断線等の障害が
生じていない通常状態時には、スイッチ12を開いてお
き、ノード10aとノード10d間で通信ができない状
態にする。こうすることで、ディジーチェーン状ネット
ワークとして、ノード10a〜ノード10dの間で通信
が行われる。
【0019】次に、何らかの原因で断線等のネットワー
ク障害が生じたときの動作を示す。図2に示すようにノ
ード10bとノード10cとの間に断線16が生じたと
する。このとき通常のネットワークにおいては、断線1
6をはさむノード間ではデータの送受信ができずに通信
が不可能となる。実施の形態1による車両用多重伝送装
置においては、このような断線等のネットワーク障害が
発生したときには、ノード10d内のスイッチ制御装置
13に断線検出が伝えられ、スイッチ12に閉状態にす
るように命令を出す。この命令を受けたスイッチ12
は、閉状態にすることで、ノード10aとノード10d
を予備配線15によって接続することができる。こうす
ることで、ノード10bとノード10c間の通信を予備
配線15経由で行うことができるようになり、全ノード
との通信を確保することが可能となる。さらに、復帰に
必要な装置を、全てノードに設置することで、ネットワ
ーク構築スペースを減らすことができる。
【0020】実施の形態1によれば、ディジーチェーン
状ネットワークの障害時の復帰に必要な装置を、ノード
に設置して、ネットワーク構築スペースを減らして障害
復帰を行うことができる。
【0021】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるツリー状ネットワークにおけるネットワー
ク復帰装置をもつ車両用多重伝送装置を示す構成図であ
る。図3において、20a〜20gは、ネットワークを
構成するノードで、20aは親ノードであり、20d〜
20gはリーフノードである。21a〜21gはノード
20a〜20gにそれぞれ設けられた通信部である。2
2a〜22dは親ノード20aに設けられたスイッチ
で、スイッチ22aはノード20dに、スイッチ22b
はノード20eに、スイッチ22cはノード20fに、
スイッチ22dはノード20gに、それぞれ接続され、
通常状態では、開状態で、リーフノード20d〜20g
と親ノード20aを接続しないようにしている。23は
スイッチ制御装置であり、スイッチ22a〜22dの開
閉(接続/非接続)を制御する。24はノード20a〜
ノード20g間をツリー状に接続する配線、25はスイ
ッチ22a〜22dに接続された予備配線である。26
はノード20cとノード20f間に生じた断線である。
【0022】図4は、この発明の実施の形態2によるツ
リー状ネットワークにおける別のネットワーク復帰装置
をもつ車両用多重伝送装置を示す構成図である。図4に
おいて、20a〜21g、24〜26は図3におけるも
のと同一のものである。29はノード20d、20e、
20f、20gに接続された接点を有するスイッチ、3
0はスイッチ29の接続先を制御するスイッチ制御装置
である。31はスイッチ29の開状態、32はノード2
0fに接続された接点である。
【0023】図3の構成においては、断線26で示すネ
ットワーク障害が生じたとき、スイッチ制御装置23に
より、通信のできなくなったリーフノード20fと親ノ
ード20aとを接続する予備配線25に設置されている
スイッチ22cを開状態から閉状態に切り替えて2つの
ノード20a、20fを接続することで、断線個所以降
のノードとの通信を確保する。このようにして全ノード
との通信を確保することができる。
【0024】また、図4に示す構成では、図3で複数存
在していたスイッチ22a〜22dを、1つのスイッチ
29に置き換えることで設置スペースを減らすことがで
きる。図4で、ネットワークに断線26で示す障害が生
じたとき、スイッチ制御装置30により、スイッチ29
を通常の開状態31からリーフノード20fと親ノード
20aとを接続する接点32に切り替えて、断線個所以
降のノードとの通信を確保することができる。こうする
ことで、全ノードとの通信を確保することができる。
【0025】実施の形態2によれば、ツリー状ネットワ
ークの障害時の復帰を行うことができる。
【0026】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3によるプロトコルの異なる3つのディジーチェー
ン状ネットワーク系がゲートウェイを介して接続されて
いるネットワークにおけるネットワーク復帰装置をもつ
車両用多重伝送装置を示す構成図である。図5におい
て、40はゲートウェイであり、プロトコルの異なるネ
ットワーク系41a〜41cを接続している。42a〜
42iはノードであり、それぞれノード42a〜42
c、ノード42d〜42f、ノード42g〜42iでデ
ジィーチェーン状ネットワーク系42a、41b、41
cを構成している。43a〜43iはそれぞれノード4
2a〜42iの通信部である。43jはゲートウェイ4
0の通信部である。44はゲートウェイ40のプロトコ
ル変換手段であり、送信されてくるデータを別の系のプ
ロトコルに変換する。
【0027】45は各ネットワーク系に設けられた障害
時プロトコル変換手段であり、最後尾(ネットワーク系
41a〜41c内のゲートウェイに繋がっていない端)
のノード42a、42f、42g(第四のノード)に内
蔵されており、通常状態ではプロトコル変換は行わない
が、命令を受けることで、送信されてくるデータを別の
ネットワーク系のプロトコルに変換する。46はゲート
ウェイ40の障害情報連絡手段であり、断線検出時に各
ノードに断線発生個所を伝える。47は配線であり、ネ
ットワーク系内のノード間及び、ネットワーク系の端ノ
ード42c、42d、42i(第三のノード)と、ゲー
トウェイ40を接続する。48は予備配線であり、最後
尾ノード42a、42f、42g間を接続する。49は
ノード42bとノード42c間に生じた断線である。
【0028】このような構成において、ネットワークに
断線49で示す障害が生じたとき、断線49を検出した
ゲートウェイ40は、障害情報連絡手段46を用いて、
各ノードに障害発生と障害個所の情報を伝える。これに
より、断線49を含むネットワーク系41a内の通信を
行うには、異なるプロトコルのネットワーク系41cに
入るときと出るときに、ノード42gの障害時プロトコ
ル変換手段45とゲートウェイ40のプロトコル変換手
段44で、2回プロトコル変換を行うことで、ネットワ
ーク系41c及びそれに接続する予備配線48を介し
て、通信を行うことができる。つまり、ノード42cが
ノード42a、42bのどちらかにデータを送信したい
場合は、ゲートウェイ40のプロトコル変換手段44
で、ネットワーク系41cで使用されているプロトコル
へ変換された後に、ノード42gの障害時プロトコル変
換手段45でネットワーク系41aに使用されているプ
ロトコルへ再び変換し直して通信を行う。ノード42
a、42bのどちらかがノード42cにデータを送信し
たい場合は、これと逆の手順を踏むこととなる。
【0029】実施の形態3によれば、複数のディジーチ
ェーン状ネットワークがゲートウェイを介して接続され
た構成での障害復帰を行うことができる。
【0030】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4による障害検出装置を有する車両用多重伝送装置
を示す構成図である。図6において、50a〜50dは
ネットワークを構成するノード、51a〜51dはそれ
ぞれ50a〜50dの通信部で、それぞれ第1ポートと
第2ポートを有している。52はノード50dに設けら
れたスイッチ、53はスイッチ52の開閉を制御するス
イッチ制御装置、54はノード50dに設けられた障害
検出装置である。55はノード間を接続する配線で、各
通信部51a〜51dの第1ポートまたは第2ポートに
接続されている。56は予備配線で、ノード50aとス
イッチ52を接続している。
【0031】図7は、この発明の実施の形態4による障
害検出装置を示す構成図である。図7において、54は
障害検出装置、57は障害検出装置54の処理部、58
は障害検出装置54の記憶装置である。図8は、この発
明の実施の形態4による断線が生じた車両用多重伝送装
置を示す構成図である。図8において、50a〜56は
図6におけるものと同一のものである。59はノード5
0bとノード50c間に生じた断線である。図9は、こ
の発明の実施の形態4による断線前及び断線後のポート
接続情報を示す図である。
【0032】次に、動作について説明する。障害検出装
置は、図7に示すように、処理部57と記憶装置58で
構成される。処理部57は、記憶装置58内のポート接
続情報の制御を行う。また、記憶装置58は更新ポート
接続情報と更新前ポート接続情報を保持する記憶領域か
ら構成される。このように構成された障害検出装置54
は、通信部を通じて受信した各ポート接続情報を、記憶
装置58内の更新ポート接続情報に記憶する。記憶の際
に更新ポート接続情報に記憶されていたポート接続情報
を更新前ポート接続情報に移す。このとき更新前ポート
接続情報に入っていたポート情報を削除する。そして、
処理部57は、更新ポート接続情報と更新前ポート接続
情報を比較し、その比較結果より断線等の障害検出や、
障害個所の特定を行う。図9に、更新前ポート接続情報
として、図6のポート接続情報及び、更新ポート接続情
報として、図8に断線59が生じた時のポート接続情報
を示す。この時、2つの情報が変化したことより、ネッ
トワーク内に障害が生じていることがわかる。また、ノ
ード50cの第2ポートにおいてポート接続情報が使用
から未使用に変化していること、もしくはノード50
a、50bのポート接続情報が不明になったことから、
ノード50bとノード50cの間で障害が発生している
ことも特定することができる。
【0033】また、断線等のネットワーク障害個所の特
定を行う必要が無く、障害のみを検出したいのであれ
ば、障害検出装置を備えるノード50dから、物理的に
最も遠いノードのポート接続情報だけを用いて、上記の
方法で行うことができる。
【0034】さらにまた、ポート接続情報を得るための
手段の1つとして、各ノードにおいてポート使用時、も
しくは通信時に生じる電気信号の有無を用いて行うこと
が挙げられる。
【0035】なお、障害検出装置54は、実施の形態2
における、障害検出時の通信不能リーフノード特定の方
法として用いることもできる。また、別の方法として
は、障害検出装置の検出方法をリーフノードのポート接
続情報だけを用いて行うことで、より少ない記憶領域で
障害検出と通信不能リーフノード特定を行うことができ
る。
【0036】実施の形態4によれば、障害検出装置のポ
ート接続情報の変化によって障害検出を行うことができ
る。
【0037】実施の形態5.図10は、この発明の実施
の形態5による車両用多重伝送装置の自動的にクロック
タイミングを取り直す処理の流れを示すフローチャート
である。図10は、実施の形態1、実施の形態2、実施
の形態3で示した方法などで、断線等のネットワーク障
害状態から復帰したネットワークにおいて、ネットワー
ク内におけるクロックタイミングにずれを生じさせない
ように、ネットワークの初期化手段により、初期化処理
を自動的に行わせる流れを示したものである。
【0038】まず、ステップS1で、ネットワーク初期
化命令を出し、ステップS2で障害検出の有無を判定
し、障害検出されれば、ステップS3で、障害復帰処置
を行い、ステップS1に戻る。ステップS2で、障害検
出されなければ、ステップS4で通信を行って、ステッ
プS2の障害検出の判定に戻るようにする。図10に示
すように、障害検出後のネットワークの復帰処理を行っ
た後に、ネットワークの初期化処理を行うことで、ネッ
トワーク内のクロックタイミングを合わせることができ
る。その方法として、障害からの復帰時に特定のノード
から全ノードに向けてネットワーク初期化命令を出すよ
うにしておく。
【0039】実施の形態5によれば、障害からの復帰処
理を自動的に行うことができる。
【0040】なお、上記で説明したネットワークの構成
は、省スペース、従来装置に比べての省エネ性、断線時
の通信確保といった通信保証性からみて、安全性が求め
られる自動車内のエンジン制御やブレーキ制御を1つに
まとめた車載ネットワークといった限られた場所でのネ
ットワークの構築に適している。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。ネット
ワークの一端に配置された第一のノードと、ネットワー
クの他端に配置され、第一のノードとの接続回路に配置
されたスイッチとスイッチの開閉を制御するスイッチ制
御装置とを有する第二のノードを備え、スイッチ制御装
置は、通常ではスイッチを開状態にすると共に、障害発
生時にはスイッチを閉状態にして第一のノードと第二の
ノードとを接続するので、ディジーチェーン状ネットワ
ーク構成スペースを減らして、障害発生時にも、全ノー
ド間の通信を確保することができる。
【0042】また、リーフノードとの接続回路に配置さ
れたスイッチとスイッチの開閉を制御するスイッチ制御
装置とを有する親ノードを備え、スイッチ制御装置は、
通常ではスイッチを開状態にすると共に、親ノード及び
リーフノード間の障害発生時には、スイッチを閉状態に
して親ノード及びリーフノード間を接続するので、ツリ
ー状ネットワーク構成スペースを減らして、障害発生時
にも、全ノード間の通信を確保することができる。
【0043】また、スイッチは、リーフノードの数と等
しい数が設けられているので、障害発生時、どのリーフ
ノードとも親ノードを接続することができる。さらに、
スイッチは、リーフノードの数と等しい数の接点を有す
るので、障害発生時、どのリーフノードとも親ノードを
接続することができる。
【0044】また、各ネットワークは、ネットワークの
一端に配置され、ゲートウエイに接続された第三のノー
ドと、ネットワークの他端に配置され、障害発生時にネ
ットワーク間のプロトコルを変換する障害時プロトコル
変換手段を有する第四のノードを備え、第四のノード
は、隣接するネットワークの第四のノードに接続される
と共に、障害発生時には、障害の発生したネットワーク
内の通信は、第四のノードによって接続された隣接する
ネットワーク経由で行われるので、ゲートウエイを介し
てネットワークが接続された構成でも、障害発生時に、
全ノード間の通信を確保することができる。
【0045】また、ゲートウエイは、障害情報を各ネッ
トワークに伝える障害情報連絡手段を有するので、障害
情報を各ネットワークに伝えることができる。さらにま
た、第二のノードは、障害を検出する障害検出装置を有
するので、障害を検出でき、障害に対応することができ
る。
【0046】また、親ノードは、障害を検出する障害検
出装置を有するので、障害を検出でき、障害に対応する
ことができる。また、各ノードは、隣接するノードに接
続された通信ポートを有すると共に、障害検出装置は、
各ノードの通信ポートの接続状態を監視することによ
り、障害を検出するので、断線等の障害の検出及び障害
箇所の特定を行うことができる。
【0047】加えて、障害が検出されたとき、ネットワ
ークを初期化する初期化手段を備えたので、障害発生時
に自動的にネットワークを初期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるディジーチェ
ーン状ネットワークにおけるネットワーク復帰装置をも
つ車両用多重伝送装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による障害検出後の
ディジーチェーン状ネットワークにおけるネットワーク
復帰装置をもつ車両用多重伝送装置を示す構成図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2によるツリー状ネッ
トワークにおけるネットワーク復帰装置をもつ車両用多
重伝送装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるツリー状ネッ
トワークにおける別のネットワーク復帰装置をもつ車両
用多重伝送装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるプロトコルの
異なる3つのディジーチェーン状ネットワーク系がゲー
トウェイを介して接続されているネットワークにおける
ネットワーク復帰装置をもつ車両用多重伝送装置を示す
構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による障害検出装置
を有する車両用多重伝送装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による障害検出装置
を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による断線が生じた
車両用多重伝送装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による断線前及び断
線後のポート接続情報を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による車両用多重
伝送装置の自動的にクロックタイミングを取り直す処理
の流れを示すフローチャートである。
【図11】 従来のネットワーク復元装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
10a〜10d,20a〜20g,42a〜42i,5
0a〜50d ノード、11a〜11d,21a〜21
g,43a〜43j,51a〜51d 通信部、12,
22a〜20d,29,52 スイッチ、13,23,
30,53 スイッチ制御装置、14,24,47,5
5 配線、15,25,48,56 予備配線、16,
26,49,59 断線、31 スイッチ開状態、32
接点、40 ゲートウェイ、41a〜41c ネット
ワーク系、44 プロトコル変換手段、45 障害時プ
ロトコル変換手段、46 障害情報連絡手段、54 障
害検出装置、57 処理部、58 記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 隆徳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 前田 崇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA04 BA06 DA01 DA11 EA04 EB07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードがディジーチェーン状に接
    続されたネットワークを有する車両用多重伝送装置にお
    いて、ネットワークの一端に配置された第一のノード、
    上記ネットワークの他端に配置され、上記第一のノード
    との接続回路に配置されたスイッチと上記スイッチの開
    閉を制御するスイッチ制御装置とを有する第二のノード
    を備え、上記スイッチ制御装置は、通常では上記スイッ
    チを開状態にすると共に、障害発生時には上記スイッチ
    を閉状態にして第一のノードと第二のノードとを接続す
    ることを特徴とする車両用多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 親ノードと複数のリーフノードがツリー
    状に接続されたネットワークを有する車両用多重伝送装
    置において、リーフノードとの接続回路に配置されたス
    イッチと上記スイッチの開閉を制御するスイッチ制御装
    置とを有する親ノードを備え、上記スイッチ制御装置
    は、通常では上記スイッチを開状態にすると共に、上記
    親ノード及び上記リーフノード間の障害発生時には、上
    記スイッチを閉状態にして上記親ノード及び上記リーフ
    ノード間を接続することを特徴とする車両用多重伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 スイッチは、リーフノードの数と等しい
    数が設けられていることを特徴とする請求項2記載の車
    両用多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 スイッチは、リーフノードの数と等しい
    数の接点を有することを特徴とする請求項2記載の車両
    用多重伝送装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ複数のノードがディジーチェー
    ン状に接続された複数のネットワークが、ネットワーク
    間のプロトコルを変換するプロトコル変換手段を有する
    ゲートウエイを介して接続された車両用多重伝送装置に
    おいて、各ネットワークは、ネットワークの一端に配置
    され、上記ゲートウエイに接続された第三のノードと、
    上記ネットワークの他端に配置され、障害発生時にネッ
    トワーク間のプロトコルを変換する障害時プロトコル変
    換手段を有する第四のノードを備え、上記第四のノード
    は、隣接するネットワークの第四のノードに接続される
    と共に、障害発生時には、障害の発生したネットワーク
    内の通信は、第四のノードによって接続された隣接する
    ネットワーク経由で行われることを特徴とする車両用多
    重伝送装置。
  6. 【請求項6】 ゲートウエイは、障害情報を各ネットワ
    ークに伝える障害情報連絡手段を有することを特徴とす
    る請求項5記載の車両用多重伝送装置。
  7. 【請求項7】 第二のノードは、障害を検出する障害検
    出装置を有することを特徴とする請求項1記載の車両用
    多重伝送装置。
  8. 【請求項8】 親ノードは、障害を検出する障害検出装
    置を有することを特徴とする請求項2〜請求項4のいず
    れか一項記載の車両用多重伝送装置。
  9. 【請求項9】 各ノードは、隣接するノードに接続され
    た通信ポートを有すると共に、障害検出装置は、各ノー
    ドの通信ポートの接続状態を監視することにより、障害
    を検出することを特徴とする請求項7または請求項8記
    載の車両用多重伝送装置。
  10. 【請求項10】 障害が検出されたとき、ネットワーク
    を初期化する初期化手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜請求項9のいずれか一項記載の車両用多重伝送装
    置。
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