JP3679362B2 - リレー、リレーユニット及び電気接続箱 - Google Patents

リレー、リレーユニット及び電気接続箱 Download PDF

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    • H01H85/02Details
    • H01H85/20Bases for supporting the fuse; Separate parts thereof
    • H01H2085/2075Junction box, having holders integrated with several other holders in a particular wiring layout
    • H01H2085/208Junction box, having holders integrated with several other holders in a particular wiring layout specially adapted for vehicles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R29/00Coupling parts for selective co-operation with a counterpart in different ways to establish different circuits, e.g. for voltage selection, for series-parallel selection, programmable connectors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のリレーを有するリレーユニット、及び、このようなリレーユニットに適用されるリレー、及び、このようなリレーユニットを搭載した電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の電気接続箱であるリレーボックスが図16に示されている。図16において、リレーボックス120は、リレーキャビティ121、ヒューズキャビティ122、FLキャビティ123、バスバー124を有し、各キャビティ121,122,123にはリレー、ヒューズ、FLの電子部品が収容される。バスバー124は、各キャビティ121,122,123間を電気的に接続している。又、各キャビティ121,122,123には電線に圧着された接続端子がそれぞれ挿入され、電線を介してリレーボックス120に所望の電子信号の入出力がなされている。以上より、リレーボックス120には所望のリレー回路が構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リレー回路は全車両で一律ではなく、車両仕様によって異なるリレー回路が適用される。しかし、従来のリレーボックス120は、回路変更機能を有さず、単一のリレー回路にしか対応することができないため、各車両仕様に対応するリレー回路を内蔵したリレーボックス120を多数用意しなければならなかった。
【0004】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、各車両仕様の搭載回路のバリエーションに容易に対応できるリレーユニット、及び、このようなリレーユニットに適用されるリレー、及び、電気接続箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、リレースイッチが介在される一対のスイッチ接続用回路体とリレーコイルが介在される一対のコイル接続用回路体とを有するリレーを複数設け、この複数のリレーを構成する前記各スイッチ接続用回路体及び前記各コイル接続用回路体の間を切断可能なジョイント部を介してそれぞれ電気的に接続し、この複数のジョイント部の適所を適宜カットして目的の搭載回路を構成したことを特徴とする。
【0006】
このリレーユニットでは、複数のジョイント部のカット箇所によって異なる回路パターンが種々構成される。又、双方の回路体同士をジョイントしたい場合には、双方の回路体同士を接続するジョイント部をカットしなければ良い。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載のリレーユニットであって、複数の前記ジョイント部は、同一の前記リレー内では一方の前記スイッチ接続用回路体と一方の前記コイル接続用回路体との間に介在され、異なる前記リレー間では隣り合う前記リレーの一対の前記スイッチ接続用回路体と一方の前記スイッチ接続用回路体との間に介在されたことを特徴とする。
【0008】
このリレーユニットでは、請求項1の発明の作用に加え、同一リレー内に配置されたジョイント部をカットすることにより一対のコイル接続用端子を制御端子に使用でき、上記ジョイント部をカットしないことによりスルー回路に使用できる。又、異なるリレー間に介在されたジョイント部をカットすることにより隣り合うリレー同士を独立の回路として使用でき、上記ジョイント部をカットしないことにより隣り合うリレーを混合の回路として利用できる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のリレーユニットであって、前記スイッチ接続用回路体及び前記コイル接続用回路体は、バスバーで構成されたスイッチ接続用バスバー及びコイル接続用バスバーであることを特徴とする。
【0010】
このリレーユニットでは、請求項1又は請求項2の発明の作用に加え、搭載回路のバリエーションに対応するのに単一のバスバー成形型を作成すれば良い。又、各回路体が強度的に強い。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3記載のリレーユニットであって、前記各スイッチ接続用バスバー及び前記各コイル接続用バスバーには、前記各バスバの一部でコネクタ接続用のリレー端子が形成されていることを特徴とする。
【0012】
このリレーユニットでは、請求項4の発明の作用に加え、リレーと別にリレー端子を作成する必要がない。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4記載のリレーユニットを搭載したことを特徴とする電気接続箱である。
【0014】
この電気接続箱では、請求項1〜請求項4の発明と同様の作用を有する電気接続箱を提供できる。
【0015】
請求項6に記載の発明にかかるリレーは、請求項1〜請求項4に記載のリレーユニット中のリレーであって、前記一対のスイッチ接続用回路体の一方にヒューズ接続部を一体に形成し、このヒューズ接続部にヒューズを結合し、このヒューズとともにユニット化したことを特徴としている。
【0016】
この場合、ヒューズ接続部にヒューズが直接接続されるため、リレーとヒューズとの間の電線による接続が不要になり、作業性の向上を図ることができるようになるとともに、ヒューズを本リレーに対して積層状態で配置できるため、その収納スペースをコンパクトにまとめて電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のリレーにおいて、前記ヒューズ接続部は、前記一方のスイッチ接続用回路体の一の端子に形成され、このヒューズ接続部にヒューズの下流側端子を接続させるとともに、前記一の端子を他の端子の伸びる方向とは異なる方向に伸びるように位置を違えて配置したことを特徴としている。
【0018】
この場合、一の端子と他の端子の位置を違えて配置することにより、一の端子へのヒューズ接続部の形成が可能になる。そして、一の端子にヒューズ接続部を形成すれば、そのヒューズ接続部にヒューズの下流側端子を直接接続させることが可能になる。以上により、リレーとヒューズとの間の電線による接続が不要になり、組付け作業性の向上を図ることができるようになる。また、他の端子の位置が仮にリレーの下部側であるとすると、一の端子の位置はリレーの側部または上部側となって、特にその上部側に一の端子が配置されると、ヒューズが本リレーに対して積層されるような状態になり、電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0019】
請求項8に記載の発明にかかる電気接続箱は、請求項6又は請求項7に記載のリレーを、これの投影面積が最小となる方向を、載置面に対して垂直となる方向に配置して収納したことを特徴としている。
【0020】
この場合、リレーの投影面積が最小となる方向、つまり、ユニット化されたリレーを縦置きとして電気接続箱に収納されるので、この電気接続箱への収納面積を小さくし、ひいては電気接続箱の小型化が図られる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電気接続箱において、リレーと、このリレーの一の端子に形成されたヒューズ接続部に下流側端子が接続されるヒューズと、を少なくとも備えて箱本体を構成し、この箱本体には、前記リレーに対する収容部と、前記一の端子が挿入される前記ヒューズに対してのヒューズキャビティとを形成したことを特徴としている。
【0022】
この場合、リレーはヒューズと一体化されているため、そのリレーのヒューズ接続部にヒューズの下流側端子を直接接続させるような電気接続箱になる。すなわち、リレーを収容部に収容した状態でヒューズキャビティにヒューズを挿入すると、そのヒューズキャビティに挿入された一の端子とヒューズの下流側端子とが直接接続される電気接続箱になる。以上により、リレーとヒューズとの間の電線により接続が不要になり、作業性の向上を図ることができるようになる。また、リレーの他の端子の位置が仮にリレーの下部側であるとすると、一の端子の位置はリレーの側部または上部側となって、特にその上部側に一の端子が配置されると、ヒューズがリレーに対して積層されるような状態になり、前記の作業性向上に係ることの他に、更に電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0023】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の電気接続箱において、前記リレーの前記一の端子をこのリレーの他の端子の反対側に配置し、前記ヒューズを前記リレーの前記一の端子側に積層するような状態で前記箱本体を構成したことを特徴としている。
【0024】
この場合、リレーの他の端子の位置が仮にリレーの下部側であるとすると、一の端子の位置はリレーの上部側になることから、前記の如く電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0025】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電気接続箱において、前記箱本体に、前記リレーの前記他の端子を用いてワイヤハーネスに設けられるコネクタに対する接続用のコネクタ接続部を形成したことを特徴としている。
【0026】
この場合、ワイヤハーネスのコネクタとコネクタ接続が可能になる。これにより、リレーの他の端子を一括して接続することができるようになる。言い換えれば、リレーの他の端子に対応する位置に電線付き端子を1つ1つ配置させるような作業が不要となり、作業性の向上を図ることができるようになる。
【0027】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の電気接続箱において、前記箱本体を、前記コネクタ接続部がロアカバーの底面から所定間隔を有するように前記ロアカバーに取り付けたことを特徴としている。
【0028】
この場合、請求項11の発明のコネクタ接続にかかるスペースの確保と、ワイヤハーネス等の収納性を向上させることが可能になる。また、ロアカバーの底面に予めワイヤハーネスのコネクタを係止させておくことが可能になり、組付けの際にコネクタ接続部を待ち受けることができるようになる。以上により、作業性の向上を図ることができるようになる。
【0029】
請求項13に記載の発明は、請求項10〜13のいずれかに記載の電気接続箱において、前記リレーが配置される並びであって、このリレーに接続される前記ヒューズ同士の間に、前記リレーとの接続のない他のヒューズを接続させるための他のヒューズキャビティを配置、形成したことを特徴としている。
【0030】
この場合、リレーとヒューズの大きさの違いによって各リレーに接続されるヒューズ同士の間にスペースが生じることになるが、そのスペースを有効に利用することができるようになる。これにより、電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0031】
請求項14に記載の発明は、請求項9〜13のいずれかに記載の電気接続箱において、少なくとも前記ヒューズの上流側端子と、電力の供給を外部から受ける電力供給部との間を接続するバスバーを更に備えたことを特徴としている。
【0032】
この場合、少なくともヒューズの上流側端子と電力供給部との間を電線によって接続する作業が不要になる。これにより、作業性の向上を図ることができるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0034】
図1〜図8は本発明の第1実施形態を示し、図1はリレーユニット1の基本バスバー回路体4及び電源供給バスバー3の構成図、図2は基本バスバー回路体4のジョイント部9a〜9jの切断前におけるリレーユニット1の回路図である。
【0035】
図1及び図2に示すように、リレーユニット1は、ユニットケース(図示せず)内に内蔵された4組分のリレー2A〜2Dと電源供給バスバー3とを有する。4組分のリレー2A〜2Dは、4組分のリレースイッチSW(図2に示す)及びリレーコイルL(図2に示す)と基本バスバー回路体4とから構成されている。この基本バスバー回路体4は、リレースイッチSWが介在される一対のスイッチ接続用回路体であるスイッチ接続用バスバー5a〜5d,6a〜6dと、リレーコイルLが介在される一対のコイル接続用回路体であるコイル接続用バスバー7a〜7d,8a〜8dとを4組並設状態で有すると共に、各スイッチ接続用バスバー5a〜5d,6a〜6d及び各コイル接続用バスバー7a〜7d,8a〜8dの間の適所に介在されたジョイント部9a〜9jとから一体的に形成されている。つまり、基本バスバー回路体4は単一のバスバー成形型より形成され、各ジョイント部9a〜9jは、幅狭で切断容易に形成されている。
【0036】
具体的には、ジョイント部9a〜9jは、同一のリレー2A〜2D内では一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dと一方のコイル接続用バスバー7a〜7dとの間に介在され、異なるリレー2A〜2D間では、隣り合うリレー2A〜2Dの一対のスイッチ接続用バスバー5a〜5d,6a〜6dと一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dとの間に介在されている。この複数のジョイント部9a〜9jの適所を適宜カットすることにより種々の搭載回路を構成でき、これについては下記に詳述する。図2には、明確化のため、各ジョイント部9a〜9jのカットによって切断される回路部分には当該ジョイント部9a〜9jに対応する符号9a〜9jを付してある。
【0037】
各リレー2A〜2Dの一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dには、上部にヒューズ接続用の下流側ヒューズ接続部11a〜11dが、下部にコネクタ接続用のリレー端子12a,12e,12i,12mがそれぞれ一体的に形成されている。下流側ヒューズ接続部11a〜11dはユニットケース(図示せず)のヒューズ装着部(図示せず)内に、リレー端子12a,12e,12i,12mはユニットケース(図示せず)のコネクタフード部(図示せず)内にそれぞれ突設されている。つまり、下流側ヒューズ接続部11a〜11dとリレー端子12a,12e,12i,12mとは互いに異なる方向に突設されている。
【0038】
各リレー2A〜2Dの他方のスイッチ接続用バスバー6a〜6d及び双方のコイル接続用バスバー7a〜7d,8a〜8dには、下部にコネクタ接続用のリレー端子12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12pがそれぞれ一体的に形成されている。各リレー端子12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12pは、上記した一方のスイッチ接続用バスバー12a,12e,12i,12mのものと同様に、ユニットケース(図示せず)のコネクタフード部(図示せず)内に突設されている。つまり、全てのリレー端子12a〜12pは、下方のコネクタフード部(図示せず)内に並列状態で突設され、このコネクタフード部(図示せず)に装着されるコネクタ(図示せず)を介して外部に電気的に接続されるようになっている。
【0039】
前記電源供給バスバー3は、メインバー部3aと、このメインバー部3aより上方に突設された4つの上流側ヒューズ接続部13a〜13dと、メインバー部3aより下方に折曲された電源供給用端子14とから構成されている。メインバー部3aは、ユニットケース(図示せず)の内面に配置され、4つの上流側ヒューズ接続部13a〜13dは、ユニットケース(図示せず)の4箇所のヒューズ装着部(図示せず)内にそれぞれ配置されている。4つの上流側ヒューズ接続部13a〜13dは、前記した4つの下流側ヒューズ接続部11a〜11dの対向位置にそれぞれ配置されており、上流側ヒューズ接続部13a〜13dと下流側ヒューズ接続部11a〜11dとにより合計4組の一対のヒューズ接続部15a〜15dが構成されている。そして、各上流側ヒューズ接続部13a〜13d及び各下流側ヒューズ接続部11a〜11dは、上端から下方に向かって切り込みを有し、一対のヒューズ接続部15a〜15dの各切り込み内にヒューズ16a〜16dを挿入することによってヒューズ16a〜16dを装着できるようになっている。
【0040】
電源供給用端子14は、ユニットケース(図示せず)の電源供給用フード部(図示せず)内に突設されている。このコネクタフード部(図示せず)に装着されるコネクタ(図示せず)を介して外部に電気的に接続されるようになっている。つまり、電源供給バスバー3より各ヒューズ16a〜16dを介して4つのリレー2A〜2Dに電源供給できるようになっている。
【0041】
次に、複数のジョイント部9a〜9jの適所を適宜カットして構成できる対象回路について説明する。図3は対象回路No.1〜No.4の回路図と、その基本バスバー回路体4の切り分け状態及び通電パターンを示す図、図4は対象回路No.5及びNo.6の回路図と、その基本バスバー回路体4の切り分け状態及び通電パターンを示す図、図5は対象回路No.7及びNo.8の回路図と、その基本バスバー回路体4の切り分け状態及び通電パターンを示す図、図6は対象回路No.9の回路図と、その基本バスバー回路体4の切り分け状態及び通電パターンを示す図である。図3〜図6では、明確化のため、カットするジョイント部9a〜9jが黒塗りで、カットしないジョイント部9a〜9jはハッチングで示されている。
【0042】
対象回路No.1は、電源電流がヒューズ16aを通って常時通電されるスルー回路である。例えばリレー2Aを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、リレー端子12aより出力する。この場合には、リレー2Aに関係する全てのジョイント部9a〜9cをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0043】
対象回路No.2は、電源電流がヒューズ16を通らずに、制御信号のオン・オフにより通電されるリレー回路である。例えばリレー2Aを使用するのであれば、リレー端子12aより電源供給し、一対のリレー端子12b,12cを制御端子としてリレー端子12dより出力する。この場合にも、リレー2Aに関係する全てのジョイント部9a〜9cをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0044】
対象回路No.3は、電源電流がヒューズ16aを通って、制御信号のオン・オフにより通電されるリレー回路である。例えばリレー2Aを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、一対のリレー端子12b,12cを制御端子としてリレー端子12dより出力する。この場合にも、リレー2Aに関係する全てのジョイント部9a〜9cをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0045】
対象回路No.4は、電源電流がヒューズ16aを通って常時2つのリレー端子12c,12dより通電する回路である。例えばリレー2Aを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、2つのリレー端子12c,12dより出力する。この場合には、リレー2Aに関係するジョイント部9a〜9c中のジョイント部9aをカットせず、ジョイント部9b,9cをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0046】
対象回路No.5は、電源電流がヒューズ16aを通って常時4つのリレー端子12c,12d,12g,12hより通電する電源回路である。例えばリレー2A,2Bを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、4つのリレー端子12c,12d,12g,12hより出力する。この場合には、リレー2A,2Bに関係するジョイント部9a〜9f中のジョイント部9a,9b,9dをカットせず、その以外のジョイント部9c,9e,9fをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0047】
対象回路No.6は、電源電流がヒューズ16aを通って2つの分岐され、この分岐電流が各制御信号のオン・オフによりそれぞれ通電されるリレー回路である。例えばリレー2A,2Bを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、2対のリレー端子12b,12c,12f,12gを各制御端子として2つのリレー端子12d,12hより出力する。この場合には、リレー2A,2Bに関係するジョイント部9a〜9f中のジョイント部9bをカットせず、その以外のジョイント部9a,9c〜9fをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0048】
対象回路No.7は、電源電流がヒューズ16aを通って2つの分岐され、この分岐電流が単一の制御信号のオン・オフにより通電されるリレー回路である。例えばリレー2Aを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、一対のリレー端子12b,12cを制御端子として2つのリレー端子12a,12dより出力する。この場合には、リレー2Aに関係する全てのジョイント部9a〜9cをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0049】
対象回路No.8は、電源電流がヒューズ16cを通って3つの分岐され、この分岐電流が単一の制御信号のオン・オフにより通電されるリレー回路である。例えばリレー2C,2Dを使用するのであれば、電源供給バスバー3より電源供給し、一対のリレー端子12j,12kを制御端子として3つのリレー端子12l,12o,12pより出力する。この場合には、リレー2C,2Dに関係するジョイント部9e〜9j中のジョイント部9i,9jをカットせず、その以外のジョイント部9e〜9gをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0050】
対象回路No.9は、電源電流がヒューズ16a〜16dを通らずに、常時2つのリレー端子12c,12dより通電する回路である。例えばリレー2Aを使用するのであれば、リレー端子12aより電源供給し、2つのリレー端子12c,12dより出力する。この場合には、リレー2Aに関係するジョイント部9a〜9c中のジョイント部9aをカットせず、ジョイント部9b,9cをカットすることにより目的の回路が構成される。
【0051】
そして、これら対象回路のいずれか1つにより、又は、2つ以上を任意に組み合わせることにより搭載回路を構成でき、実際の搭載回路の一具体例を説明する。図7はその回路図であり、図8は実際の搭載回路を形成する基本バスバー回路体4の切り分け状態と通電パターンを示す図である。
【0052】
図7に示すように、この搭載回路は対象回路No.3と対象回路No.2と対象回路No.8との組み合わせにより構成される。対象回路No.3については、リレー2Aを使用し、3箇所のジョイント部9a,9b,9cをカットする。そして、電源供給バスバー3よりヒューズ16aを介して電源供給し、一対のリレー端子12b,12cを制御端子とし、リレー端子12dを出力端子とする。対象回路No.2については、リレー2Bを使用し、3箇所のジョイント部9d,9e,9fをカットする。そして、リレー端子12eより電源供給し、一対のリレー端子12f,12gを制御端子とし、リレー端子12hを出力端子とする。対象回路No.8については、リレー2C,2Dを使用し、2箇所のジョイント部9g,9hをカットする。そして、電源供給バスバー3よりヒューズ16cを介して電源供給し、一対のリレー端子12j,12kを制御端子とし、3つのリレー端子12l,12o,12pを出力端子とする。
【0053】
以上、第1実施形態のリレーユニット1では、複数のジョイント部9a〜9jのカット箇所によって異なる回路パターンが種々構成される。従って、単にジョイント部9a〜9jの適所をカットするだけで搭載回路のバリエーションに容易に対応できる。又、双方の回路体5a〜5d,6a〜6d,7a〜7d,8a〜8d同士をジョイントしたい場合には、双方の回路体5a〜5d,6a〜6d,7a〜7d,8a〜8d同士を接続するジョイント部9a〜9jをカットしなければ良い。従って、回路体5a〜5d,6a〜6d,7a〜7d,8a〜8d同士のジョイント吸収、ひいてはワイヤーハーネス(図示せず)のジョイント吸収を容易に行うことができる。
【0054】
又、前記第1実施形態では、複数のジョイント部9a〜9jは、同一のリレー2A〜2D内では一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dと一方のコイル接続用バスバー7a〜7dとの間に介在され、異なるリレー2A〜2D間では隣り合うリレー2A〜2Dの一対のスイッチ接続用バスバー5a〜5d,6a〜6dと一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dとの間に介在されているので、同一リレー2A〜2D内に配置されたジョイント部9a,9d,9g,9jをカットすることにより一対のコイル接続用端子12b,12c,12f,12g,12j,12k,12n,12oを制御端子に使用でき、上記ジョイント部9a,9d,9g,9jをカットしないことによりスルー回路に使用できる。又、異なるリレー2A〜2D間に介在されたジョイント部9b,9c,9e,9f,9h,9iをカットすることにより隣り合うリレー2A〜2D同士を独立の回路として使用でき、上記ジョイント部9b,9c,9e,9f,9h,9iをカットしないことにより隣り合うリレー2A〜2Dを混合の回路として利用できる。従って、バリエーションに富んだ回路を構成できる。
【0055】
又、前記第1実施形態では、スイッチ接続用回路体及びコイル接続用回路体は、バスバーで構成されたスイッチ接続用バスバー5a〜5d,6a〜6d及びコイル接続用バスバー7a〜7d,8a〜8dであるので、搭載回路のバリエーションに対応するのに単一のバスバー成形型を作成すれば良いため、バスバー成形型費の削減等に寄与する。又、各回路体が強度的に強いため、一体的に端子などを形成可能である。
【0056】
又、前記第1実施形態では、各スイッチ接続用バスバー5a〜5d,6a〜6d及び各コイル接続用バスバー7a〜7d,8a〜8dには、各バスバーの一部でコネクタ接続用のリレー端子12a〜12pが形成されているので、リレー2A〜2Dと別にリレー端子を作成する必要がないため、リレーユニット1の構成の単純化、コンパクト化等に寄与する。
【0057】
又、前記第1実施形態では、ユニットケース(図示せず)内に複数のリレー2A〜2Dと、この複数のリレー2A〜2Dに電源を供給する電源供給バスバー3とを内蔵し、この電源供給バスバー3より各ヒューズ16a〜16dを介して各リレー2A〜2Dに電源供給するので、複数のヒューズ16a〜16dが複数のリレー2A〜2Dの近傍で共に内蔵されるリレーユニット1を提供できるため、リレーユニット1をコンパクト化できる。又、各ヒューズ16a〜16dへの電源供給は、電源供給バスバー3で行うため、電線による接続が不要となり、組み付け作業性の向上にもなる。
【0058】
又、前記第1実施形態では、一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dには下流側ヒューズ接続部11a〜11dと共にリレー端子12a,12e,12i,12mをそれぞれ一体的に形成したので、この各リレー端子12a,12e,12i,12mを使用してヒューズ16a〜16dを通さずに各リレー2A〜2Dに電源供給できる。従って、ヒューズ16a〜16dを装着しない時は、独立したリレー2A〜2Dやスルー回路として使用できる。対象回路No.2やNo.9である。
【0059】
又、前記第1実施形態では、一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dの下流側ヒューズ接続部11a〜11dとリレー端子12a,12e,12i,12mとは、それぞれ異なる方向に突設されているので、下流側ヒューズ接続部11a〜11dとリレー端子12a,12e,12i,12mとの突設方向が分散される。従って、ヒューズ装着部とコネクタ装着部とが異なる面に配置され、リレーユニット1の構成の単純化、コンパクト化等に寄与する。尚、前記第1実施形態では、下流側ヒューズ接続部11a〜11dが上方向に、リレー端子12a,12e,12i,12mが下方向に突設されているが、双方の端子が同じ方向に突設されなければ良く、下流側ヒューズ接続部11a〜11dが上方向に、リレー端子12a,12e,12i,12mが横方向に突設されるようにしても良い。
【0060】
又、前記第1実施形態では、一方のスイッチ接続用バスバー5a〜5dより一体的に形成した下流側ヒューズ接続部11a〜11dと、電源供給用バスバー3より一体的に形成した複数の上流側ヒューズ接続部13a〜13dとを対向配置して一対のヒューズ接続部15a〜15dを構成したので、一対のヒューズ接続部15a〜15dを簡単な構造により、且つ、少ない部品点数で作成でき、リレーユニット1の構成の単純化、コンパクト化等に寄与する。
【0061】
又、前記第1実施形態では、リレーユニット1は4組分のリレー2A〜2Dより構成されているが、リレーの数は2つでも3つでも、或いは5つ以上でも良い。
【0062】
又、前記第1実施形態では、リレーユニット1は4組分のリレー2A〜2Dを有し、基本となる対象回路が9通りであるため、9の4乗通りの搭載回路のバリエーションに対応可能である。
【0063】
図9〜図13は本発明にかかるリレーおよび電気接続箱の第2実施形態を示し、図9は電気接続箱の平面図、図10はリレーユニットを正面断面図(a)と側断面図(b)と平面図(c)で示す構成図、図11は電気接続箱の断面図(本発明によるリレーの正面図を含む)、図12は図11の電気接続箱の平面図、図13は図11のリレーとヒューズの接続部分の拡大図である。尚、本明細書において上下左右とは図11を基準にしていうものとする。
【0064】
図9〜図13は、自動車などの車両に搭載されるリレーおよび電気接続箱の一実施形態を示し、第2実施形態では図9,図10に示すようにリレー25にヒューズ接続部50を介してヒューズ24を一体に結合してリレーユニット100を構成し、このリレーユニット100を電気接続箱に収納するようになっている。このリレーユニット100は5組分のリレー25を有し、5組分のリレー25は、前記第1実施形態と略同様に、5組分のリレースイッチ(図示せず)及びリレーコイル(図示せず)と基本バスバー回路体(図示せず)とから構成されている。この基本バスバー回路体(図示せず)の構成については、組数が異なるのみで前記第1実施形態と同様であるため、省略する。
【0065】
前記リレーユニット100の構成および電気接続箱を、図11〜図13によって以下詳述する。即ち、電気接続箱の箱本体21は、合成樹脂製のメインカバー22と、同じく合成樹脂製のアンダーカバー23と、メインカバー22側に収容される複数の既知構成のヒューズ24と、アンダーカバー23側に収容される複数のリレー25と、電源供給用の1対の電源供給バスバー26等とを備えて構成されている。
【0066】
また、箱本体21には、図示省略したバッテリ等から電力が供給される電力供給部27と、リレー25およびヒューズ24に接続される複数のコネクタ接続部28とが形成されている。
【0067】
前記メインカバー22には、前記電力供給部27のフード部29を構成する上壁30および奥壁31と、前記ヒューズ24に対する複数のヒューズキャビティ32と、前記アンダーカバー23に係止される複数のロック部33とが形成されている。
【0068】
そのメインカバー22に形成された上壁30は平板状であって、先端部分内側には、電力供給部27にコネクタ接続される電源供給用のコネクタ34を係止するためのロック35が形成されている。また、上壁30と奥壁31は、上壁30の基端部分内側において直交するように配置形成されている。
【0069】
各ヒューズキャビティ32は、その先端側からヒューズ24が下方に向けて挿入されるようになっている。また、各ヒューズキャビティ32の内部には、端子収容室36が形成されている。更に、各ヒューズキャビティ32は、メインカバー22を上下に貫通するように形成されている。本実施形態のヒューズキャビティ32は、既知のものと同じに形成されている。
【0070】
尚、図11において右から1,3,5番目のヒューズキャビティ32は、特許請求の範囲に記載した他のヒューズキャビティに相当するものとする。これらはスペースを有効に利用するために配置形成されている(リレー25が配置される並びであって、そのリレー25に接続されるヒューズ24同士の間に配置形成される)。
【0071】
ロック部33は可撓性を有しており、ヒューズキャビティ32が形成される壁37の周縁から下方に向けて一体に形成されている。
【0072】
前記アンダーカバー23には、前記フード部29を構成するフード本体38および奥壁39と、前記リレー25に対する複数の収容部40と、その収容部40間に形成される複数の貫通孔41と、前記コネクタ接続部28を構成する複数のフード部42と、嵌合しあうメインカバー22のロック部33を係止する突起状のロック43とが形成されている。
【0073】
このようなアンダーカバー23に形成されたフード本体38は、コ字状(コネクタ34の接続方向から見た場合)に形成されている。また、フード本体38は、メインカバー22に形成された上壁30を適宜手段で係止することができるように形成されている。
【0074】
一方、このようなフード本体38の基端部分に形成された奥壁39は、メインカバー22に形成された奥壁31とともに前記電源供給バスバー26を挟み込んで、その電源供給バスバー26を保持するように形成されている。また、奥壁39は収容部40の一部を構成するとともに(電力供給部27の隣のみ)、後述する基板54の受けとして機能するように形成されている。
【0075】
収容部40は、前記リレー25の外形に応じて形成されており、上方から下方に向けてリレー25を完全に収容することができるようになっている。また、収容部40の底壁には、フード部42の内側に連通する端子挿通孔44が形成されている。尚、その端子挿通孔44と同様に、貫通孔41もフード部42の内側に連通するようになっている。
【0076】
前記ヒューズ24は、既知構成のものであるので詳細な説明は省略するが、タブ状の上流側端子45および下流側端子46と、これらの間に介在する可溶体(図示省略)とを備えて構成されている。
【0077】
前記リレー25は、合成樹脂製の図示省略した基板と、その基板を覆う合成樹脂製の箱形の外カバー47と、これらの内部に設けられる図示省略したリレーコイルと、外カバー47の上壁から導出される一の端子48と、前記基板から導出される3つ(2つのみ図示)の他の端子49とを備えて構成されている。また、本実施形態において、リレー25の一の端子48は上方に、他の端子(第1実施形態のリレー端子12a〜12pに相当)49は下方に向けてそれぞれ真っ直ぐに伸びるように配置されている。
【0078】
一の端子48には、その一端側にヒューズ24の下流側端子46を接続させるヒューズ接続部50が形成されている(音叉端子として機能するように形成されている)。また、一の端子48の他端側には、外カバー47の内部に位置する接点が形成されている。
【0079】
一方、他の端子49は、3つともその一端側がタブ状に形成されており、コネクタ接続部28を構成するようになっている。
【0080】
尚、一の端子48は、外カバー47の上壁ではなく側壁から導出させてもよいものとする。その場合には、リレー25の例えば左右方向にヒューズ24が並ぶようになり、小型化に関して本実施形態の箱本体21ほどの後述する効果を得ることはないが、後述する作業性の向上は確実に得られるようになる。
【0081】
前記電源供給バスバー26は、電力供給部27を構成するタブ51と、メインカバー22の奥壁31およびアンダーカバー23の奥壁39に挟み込まれる第1中間部52と、リレー25の前記上壁に対して平行に配置される第2中間部53とを備えて構成されている。また、電源供給バスバー26は、その第2中間部53が合成樹脂製の基板54に載置して固定されるようになっている。
【0082】
電源供給バスバー26のタブ51は、フード部29内に突出するように配置されており、そのタブ51を介して電力が供給されるようになっている。また、第2中間部53には、ヒューズ24の上流側端子45を接続させる複数のヒューズ接続部55が形成されている。そのヒューズ接続部55は、リレー25の一の端子48に形成されたヒューズ接続部50と同じ形状に形成されている(ヒューズ接続部55は図11および図13においてヒューズ接続部50の裏側に位置するため、図11および図13ではかっこ書きで符号を付すことにする)。
【0083】
基板54は、奥壁39および収容部40の各端部に載せられるように配置されており、前述の電源供給バスバー26と、これとは別の複数のバスバー56とが固定されている。また、基板54には、各リレー25の一の端子48を挿通させるための複数の貫通孔57と、バスバー56に対する複数の貫通孔58とが形成されている。その貫通孔58は、アンダーカバー23の貫通孔41の位置に一致するように形成されている。
【0084】
電源供給バスバー26とは別に基板54に載置して固定される前記バスバー56の一端側には、図11において右から1,3,5番目のヒューズキャビティ32に挿入されるヒューズ24の下流側端子46を接続させるヒューズ接続部59が形成されている。また、そのバスバー56の他端部には、基板54の貫通孔58とアンダーカバー23の貫通孔41とに跨って挿通されるとともに、リレー25の他の端子49とともにコネクタ接続部28を構成する長いタブ60が形成されている。
【0085】
次に、前記構成に基づき、本発明の電気接続箱の箱本体21がどのようにして組み立てられるかを説明する。
【0086】
まず、第1にアンダーカバー23の各収容部40にリレー25をそれぞれ収容する工程を実施する。すなわち、リレー25は他の端子49側から対応する収容部40内に差し込まれる。そして、リレー25が完全に収容されると、そのリレー25の他の端子49が端子挿通孔44を介してフード部42内に突出する。尚、リレー25の一の端子48のみが収容部40から上方へ突出した状態となる。
【0087】
このような状態から第2に、電源供給バスバー26および56を載置して固定した基板54を各収容部40の端部に載せる工程を実施する。その基板54は、リレー25の一の端子48を貫通孔57に挿通させながら、また、バスバー56のタブ60をアンダーカバー23の貫通孔41に挿通させながら各収容部40の端部に載せていく。そして、基板54が各収容部40の端部に完全に載せられバスバー56のタブ60がフード部42内に突出すると、コネクタ接続部28が構成される。
【0088】
続いて第3に、メインカバー22をアンダーカバー23に嵌合させる工程を実施する。メインカバー22のロック部33がアンダーカバー23のロック43に係止されると、電源供給バスバー26および基板54が、メインカバー22とアンダーカバー23との間に挟まれて保持される。また、リレー25の一の端子48のヒューズ接続部50と電源供給バスバー26のヒューズ接続部55、バスバー56のヒューズ接続部59と電源供給バスバー26のヒューズ接続部55がヒューズキャビティ32の端子収容室36内に収容される。
【0089】
そして、最後に、以上のような状態において、ヒューズ24を各ヒューズキャビティ32に挿入し、その上流側端子45および下流側端子46をリレー25の一の端子48のヒューズ接続部50と電源供給バスバー26のヒューズ接続部55、バスバー56のヒューズ接続部59と電源供給バスバー26のヒューズ接続部55に接続させると、一連の組み立てが完了する。
【0090】
なお、リレーを接続しない場合には、パターン化したバスバーの一部を、別部品のジョイント端子に替えて、ジャンクションコネクタとして使用することもできる。
【0091】
以上説明したように、第2本実施形態の電気接続箱にあっては、図10に示すように、ヒューズ24をヒューズ接続部50を介して一体に結合し、このヒューズ24とともにリレー25をユニット化することによりリレーユニット100を構成したので、リレー25とヒューズ24との間の電線による接続が不要になり、作業性の向上を図ることができるようになる。また、ヒューズ24を本リレー25に対して積層状態で配置できるようになり、それぞれの収納スペースをコンパクトにまとめて電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0092】
また、第2本実施形態のリレー25によれば、図11〜図13に示すように、一の端子48と他の端子49の位置を違えて配置するとともに、一の端子48にヒューズ接続部50を形成していることから、ヒューズ24の下流側端子46を直接接続させることができる。従って、リレー25とヒューズ24との間の従来のような電線による接続が不要となり、ヒューズ24をリレー25の上側に容易に積層させることができるようになり、組付け作業性を向上させることができる。
【0093】
更に、他の端子49の位置が仮にリレー25の下部側であるとすると、一の端子48の位置はリレー25の側部または上部側となって、特にその上部側に一の端子48が配置されると、ヒューズ24が本リレー25に対して積層されるような状態になり、電気接続箱の小型化を図ることができるようになる。
【0094】
次に、本発明の電気接続箱によれば、前記効果を奏するリレー25を備えていることから、そのリレー25のヒューズ接続部50にヒューズ24の下流側端子46を直接に接続させるような電気接続箱にすることができる。すなわち、リレー25を収容部40に収容した状態でヒューズキャビティ32にヒューズ24を挿入すると、そのヒューズキャビティ32に挿入されたリレー25の一の端子48とヒューズ24の下流側端子46とが直接に接続しあうような電気接続箱にすることができる。従って、リレー25とヒューズ24との間の従来ような電線による接続が不要となり作業性を向上させることができる。
【0095】
また、本発明の電気接続箱によれば、前記効果を奏するリレー25を備えていることから、ヒューズ24をリレー25に積層させた状態の電気接続箱にすることができる。従って、このような構成により電気接続箱の小型化を図ることができる。
【0096】
更に、本発明の電気接続箱によれば、コネクタ接続部28を有していることから、リレー25の他の端子49にワイヤーハーネスのコネクタ(図示省略)を一括してコネクタ接続させるような電気接続箱にすることができる。従って、リレー25の他の端子49に対応する位置に電線付き端子を1つ1つ配置させるような面倒な作業が不要となり、作業性を向上させることができる(コネクタ接続部28を形成しない場合にはこの限りでないものとする)。
【0097】
更にまた、本発明の電気接続箱によれば、電源供給バスバー26を有していることから、ヒューズ24の上流側端子45と電力供給部27との間を接続することができる。従って、前記の間を電線によっていちいち接続する必要性が無くなり、作業性を向上させることができる。
【0098】
図14は第3実施形態を示す電気接続箱で、前記第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。この第3実施形態ではリレーユニット100を、これの投影面積が最小となる方向を、電気接続箱の載置面110に対して垂直となる方向に配置して収納するようになっている。
【0099】
即ち、リレー25とヒューズ24とを一体化したリレーユニット100の寸法は、図10(a)に示す長さ方向のa寸法と、図10(b)に示す高さ方向のb寸法および幅方向のc寸法とをそれぞれ比較すると、a>b>cとなっている。
【0100】
従って、リレーユニット100の投影面積が最小となるのは、縦方向(b寸法)と幅方向(c寸法)で囲まれる側面方向であり、図14はこの側面方向を載置面110に対向させて収納した状態の平面図として示してある。つまり、このようにリレーユニット100の側面方向が載置面110に対向されることにより、リレーユニット100の長さ方向(a寸法)は載置面110に対して垂直となり、このリレーユニット100は縦置きとして電気接続箱内に収納されることになる。
【0101】
このように、この第3実施形態では、リレーユニット100が縦置きとして電気接続箱に収納されるため、図14に示すように、電気接続箱への収納面積を小さくし、ひいては電気接続箱の小型化が図られる。このことによって、この実施形態の電気接続箱は、その平面形状が図9では正矩形状であったが、リレーユニット100が縦置きされることにより、図14に示すように、P部分に空きスペースを作り出すことができ、この空きスペースに他の電子部品や回路を配置できるようになって、電気接続箱の全体的な平面面積を小さくすることができる。このことは、電気接続箱を狭いエンジンルーム内やダッシュボード下に取り付ける際に、そのレイアウトを容易にすることができる。
【0102】
図15は第4実施形態を示す断面図で、前記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。この第4実施形態の電気接続箱は、箱本体61とロアカバー62とを備えており、箱本体61に形成されたコネクタ接続部63がロアカバー62の底面64から所定の間隔を有するようにこれらが取り付けられている。尚、箱本体61とロアカバー62はロックなどの適宜固定手段で固定されるものとする。
【0103】
前記構成についてもう少し詳しく説明すると、前記箱本体61は、メインカバー65と前記ヒューズ24と前記リレー25と前記電源供給バスバー26とを備えている。また、そのメインカバー65には、フード部66と収容部67とヒューズキャビティ68とがロアカバー62の底面64側から順に形成されている。そして、収容部67には、スリット69が形成されており、リレー25に形成されたロック70がそのリレー25を収容した際に係止され、リレー25の抜けが防止されるようになっている。
【0104】
尚、前記ヒューズ24と前記リレー25と前記バスバー26との電気的接続に関しては、前記実施形態と同じであるものとする。従って、その説明は省略する。
【0105】
前記構成において、リレー25が収容部67に収容されるとそのリレー25の他の端子49がフード部66内に突出し、これによりコネクタ接続部63が形成される。そして、そのコネクタ接続部63にはコネクタ71がコネクタ接続される。
【0106】
コネクタ接続部63は、ロアカバー62の底面64から所定の間隔を有して配置されるようになることから、ワイヤハーネス72に設けられたコネクタ71のコネクタ接続に係るスペースの確保と、ワイヤハーネス72等の収納性を向上させることができる。従って、これにより作業性を向上させることができる(その他の効果は前記実施形態の効果と同様である)。
【0107】
尚、ロアカバー62の底面64に予めコネクタ71を係止させておけば、組付けの際にコネクタ接続部63を待ち受けることができ、この場合においても作業性を向上させることができる。
【0108】
その他、本発明は発明の主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、一の端子48にヒューズ接続部50を形成せずにタブ状のままとし、既知構成の雄雌中継端子を介してヒューズ24の下流側端子46と間接的に接続させることも可能である。その場合、本発明のリレーを以下のように特徴付けても良いものとする。
【0109】
(1)ヒューズの下流側端子に対応する一の端子を他の端子の伸びる方向とは異なる方向に伸びるように位置を違えて配置したこと
を特徴とするリレー。
【0110】
(2)前記(1)に記載のリレーにおいて、
前記一の端子に前記ヒューズの前記下流側端子を直接に接続させるヒューズ接続部を形成したこと
を特徴とするリレー。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、リレースイッチが介在される一対のスイッチ接続用回路体とリレーコイルが介在される一対のコイル接続用回路体とを有するリレーを複数設け、各スイッチ接続用回路体及び各コイル接続用回路体の間を切断可能なジョイント部を介してそれぞれ電気的に接続し、この複数のジョイント部の適所を適宜カットして目的の搭載回路を構成したので、複数のジョイント部のカット箇所によって異なる回路パターンが種々構成されるため、単にジョイント部の適所をカットするだけで搭載回路のバリエーションに容易に対応できる。又、双方の回路体同士をジョイントしたい場合には、双方の回路体同士を接続するジョイント部をカットしなければ良いため、回路体同士のジョイント吸収、ひいてはワイヤーハーネスのジョイント吸収を容易に行うことができる。
【0112】
請求項2の発明によれば、請求項1記載のリレーユニットであって、複数のジョイント部は、同一のリレー内では一方のスイッチ接続用回路体と一方のコイル接続用回路体との間に介在され、異なるリレー間では隣り合うリレーの一対のスイッチ接続用回路体と一方のスイッチ接続用回路体との間に介在されているので、請求項1の発明の効果に加え、同一リレー内に配置されたジョイント部をカットすることにより一対のコイル接続用端子を制御端子に使用でき、上記ジョイント部をカットしないことによりスルー回路に使用できる。又、異なるリレー間に介在されたジョイント部をカットすることにより隣り合うリレー同士を独立の回路として使用でき、上記ジョイント部をカットしないことにより隣り合うリレーを混合の回路として利用できる。従って、バリエーションに富んだ回路を構成できる。
【0113】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2記載のリレーユニットであって、スイッチ接続用回路体及びコイル接続用回路体は、バスバーで構成されたスイッチ接続用バスバー及びコイル接続用バスバーであるので、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、搭載回路のバリエーションに対応するのに単一のバスバー成形型を作成すれば良いため、バスバー成形型費の削減等に寄与する。又、各回路体が強度的に強いため、一体的に端子などを形成可能である。
【0114】
請求項4の発明によれば、請求項3記載のリレーユニットであって、各スイッチ接続用バスバー及び各コイル接続用バスバーには、各バスバーの一部でコネクタ接続用のリレー端子が形成されているので、請求項4の発明の効果に加え、リレーと別にリレー端子を作成する必要がないため、構成の単純化、コンパクト化等に寄与する。
【0115】
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4記載のリレーユニットを搭載したことを特徴とする電気接続箱であるので、請求項1〜請求項4の発明と同様の作用を有する電気接続箱を提供できる。
【0116】
請求項6に記載の発明によれば、ヒューズをヒューズ接続部を介して一体に結合し、このヒューズとともにリレーをユニット化したので、リレーとヒューズとの間の電線による接続が不要になり、作業性の向上を図ることができるようになるとともに、ヒューズを本リレーに対して積層状態で配置できるため、その収納スペースを小さくして電気接続箱の小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0117】
請求項7に記載の発明によれば、一の端子と他の端子の位置を違えて配置するとともに、一の端子にヒューズ接続部を形成していることから、ヒューズの下流側端子を直接に接続させることができるようになり、リレーとヒューズとの間の電線による接続が不要となり、また、本リレーに対してヒューズを無理なく積層できるようになり、組付け作業性を向上させることができるという効果を奏する。
【0118】
請求項8に記載の発明によれば、ヒューズとユニット化したリレーを、これの投影面積が最小となる方向を、載置面に対して垂直となる方向、つまり、縦置きとして収納したので、この電気接続箱への収納面積を小さくし、ひいては電気接続箱の小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0119】
請求項9に記載の発明によれば、リレーはヒューズと一体化されているため、そのリレーのヒューズ接続部にヒューズの下流側端子を直接接続させるような電気接続箱にすることができる。すなわち、リレーを収容部に収容した状態でヒューズキャビティにヒューズを挿入すると、そのヒューズキャビティに挿入された一の端子とヒューズの下流側端子とが直接接続される電気接続箱とすることができる。従って、リレーとヒューズとの間の電線により接続が不要になり、組付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果を奏する。また、請求項2に記載のリレーを備えることにより、ヒューズをリレーに積層させた状態に箱本体を構成することが可能になることから、その場合において、電気接続箱の小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0120】
請求項10に記載の発明は、前記リレーの前記一の端子をこのリレーの他の端子の反対側に配置し、前記ヒューズを前記リレーの前記一の端子側に積層するような状態で前記箱本体を構成したので、リレーの他の端子の位置をリレーの下部側に配置できるようになるため、一の端子の位置はリレーの上部側になることから、前記の如く電気接続箱の小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0121】
請求項11に記載の発明によれば、リレーの他の端子にワイヤハーネスのコネクタを一括してコネクタ接続することができる。従って、リレーの他の端子に対応する位置に電線付き端子を1つ1つ配置させるような作業が不要となり、作業性を向上させることができるという効果を奏する。
【0122】
請求項12に記載の発明によれば、ワイヤハーネスに設けられるコネクタのコネクタ接続に係るスペースの確保と、ワイヤハーネス等の収納性を向上させることができる。従って、これにより作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、ロアカバーの底面に予めワイヤハーネスのコネクタを係止させておけば、組付けの際にコネクタ接続部を待ち受けることができる。従って、この場合においても作業性を向上させることができるという効果を奏する。
【0123】
請求項13に記載の発明によれば、リレーとヒューズの大きさの違いによって各リレーに接続されるヒューズ同士の間に生じるスペースを有効に利用することができる。従って、これにより電気接続箱の小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0124】
請求項14に記載の発明によれば、少なくともヒューズの上流側端子と電力供給部との間をバスバーによって接続することができる。従って、前記の間を電線によっていちいち接続する必要性が無くなり、作業性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、リレーユニットの基本バスバー回路体及び電源供給バスバーの構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、基本バスバー回路体のジョイント部の切断前におけるリレーユニットの回路図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、基本バスバー回路体のジョイント部のカットにより構成できる対象回路No.1〜No.4の回路図と、その基本バスバー回路体の切り分け状態及び通電パターンを示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、基本バスバー回路体のジョイント部を切断することにより構成できる対象回路のNo.5及びNo.6の回路図と、その基本バスバー回路体の切り分け状態及び通電パターンを示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、基本バスバー回路体のジョイント部を切断することにより構成できる対象回路のNo.7及びNo.8の回路図と、その基本バスバー回路体の切り分け状態及び通電パターンを示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示し、基本バスバー回路体のジョイント部を切断することにより構成できる対象回路のNo.9の回路図と、その基本バスバー回路体の切り分け状態及び通電パターンを示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態を示し、実際の搭載回路の一具体例を示す回路図である。
【図8】本発明の第1実施形態を示し、実際の搭載回路を形成する基本バスバー回路体の切り分け状態と通電パターンを示す図である。
【図9】本発明にかかる電気接続箱の第2実施形態を示す平面図である。
【図10】本発明にかかるユニット化したリレーの第2実施形態を正面断面図(a)と側断面図(b)と平面図(c)とで示す構成図である。
【図11】本発明にかかる電気接続箱の第2実施形態を示す断面図(本発明によるリレーの正面図を含む)である。
【図12】図11の電気接続箱の平面図である。
【図13】図11のリレーとヒューズの接続部分の拡大図である。
【図14】本発明にかかる電気接続箱の第3実施形態を示す平面図である。
【図15】本発明にかかる電気接続箱の第4実施形態を示す断面図である。
【図16】従来例のリレーボックスの平面図である。
【符号の説明】
1 リレーユニット
2A〜2D リレー
3 電源供給バスバー
4 基本バスバー回路体
5a〜5d 一方のスイッチ接続用バスバー(一方のスイッチ接続用回路体)6a〜6d 他方のスイッチ接続用バスバー(他方のスイッチ接続用回路体)
7a〜7d 一方のコイル接続用バスバー(一方のコイル接続用回路体)
8a〜7d 他方のコイル接続用バスバー(他方のコイル接続用回路体)
9a〜9j ジョイント部
11a〜11d 下流側ヒューズ接続部
12a〜12p リレー端子
13a〜13d 上流側ヒューズ接続部
14 電源供給用端子
15a〜15d 一対のヒューズ接続部
16a〜16d ヒューズ
SW リレースイッチ
L リレーコイル
21 箱本体
22 メインカバー
23 アンダーカバー
24 ヒューズ
25 リレー
26 電源供給バスバー
27 電力供給部
28 コネクタ接続部
29 フード部
32 ヒューズキャビティ
40 収容部
45 上流側端子
46 下流側端子
48 一の端子
49 他の端子(リレー端子)
50 ヒューズ接続部
54 基板
56 バスバー
61 箱本体
62 ロアカバー
63 コネクタ接続部
64 底面
67 収容部
68 ヒューズキャビティ
71 コネクタ
100 リレーユニット
110 載置面

Claims (14)

  1. リレースイッチ(SW)が介在される一対のスイッチ接続用回路体とリレーコイルが介在される一対のコイル接続用回路体とを有するリレーを複数設け、この複数のリレーを構成する前記各スイッチ接続用回路体及び前記各コイル接続用回路体の間を切断可能なジョイント部を介してそれぞれ電気的に接続し、この複数のジョイント部の適所を適宜カットして目的の搭載回路を構成したことを特徴とするリレーユニット。
  2. 請求項1に記載のリレーユニットであって、
    複数の前記ジョイント部は、同一の前記リレー内では一方の前記スイッチ接続用回路体と一方の前記コイル接続用回路体との間に介在され、異なる前記リレー間では隣り合う前記リレーの一対の前記スイッチ接続用回路体と一方の前記スイッチ接続用回路体との間にそれぞれ介在されたことを特徴とするリレーユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリレーユニットであって、
    前記スイッチ接続用回路体及び前記コイル接続用回路体は、バスバーで構成されたスイッチ接続用バスバー及びコイル接続用バスバーであることを特徴とするリレーユニット。
  4. 請求項3に記載のリレーユニットであって、
    前記各スイッチ接続用バスバー及び前記各コイル接続用バスバーには、前記各バスバの一部でコネクタ接続用のリレー端子が形成されていることを特徴とするリレーユニット。
  5. 請求項1〜請求項4に記載のリレーユニットを搭載したことを特徴とする電気接続箱。
  6. 請求項1〜請求項4に記載のリレーユニットのリレーであって、
    前記一対のスイッチ接続用回路体の一方にヒューズ接続部を一体に形成し、このヒューズ接続部にヒューズを結合し、このヒューズとともにユニット化したこと
    を特徴とするリレー。
  7. 請求項6に記載のリレーにおいて、
    前記ヒューズ接続部は、前記一方のスイッチ接続用回路体の一の端子に形成され、このヒューズ接続部にヒューズの下流側端子を接続させるとともに、前記一の端子を他の端子の伸びる方向とは異なる方向に伸びるように位置を違えて配置したこと
    を特徴とするリレー。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のリレーを、これの投影面積が最小となる方向を、載置面に対して垂直となる方向に配置して収納したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  9. 請求項8に記載の電気接続箱において、
    リレーと、このリレーの一の端子に形成されたヒューズ接続部に下流側端子が接続されるヒューズと、を少なくとも備えて箱本体を構成し、
    この箱本体には、前記リレーに対する収容部と、前記一の端子が挿入される前記ヒューズに対してのヒューズキャビティとを形成したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  10. 請求項9に記載の電気接続箱において、
    前記リレーの前記一の端子をこのリレーの他の端子の反対側に配置し、前記ヒューズを前記リレーの前記一の端子側に積層するような状態で前記箱本体を構成したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  11. 請求項10に記載の電気接続箱において、
    前記箱本体に、前記リレーの前記他の端子を用いてワイヤハーネスに設けられるコネクタに対する接続用のコネクタ接続部を形成したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  12. 請求項11に記載の電気接続箱において、
    前記箱本体を、前記コネクタ接続部がロアカバーの底面から所定間隔を有するように前記ロアカバーに取り付けたこと
    を特徴とする電気接続箱。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の電気接続箱において、
    前記リレーが配置される並びであって、このリレーに接続される前記ヒューズ同士の間に、前記リレーとの接続のない他のヒューズを接続させるための他のヒューズキャビティを配置、形成したこと
    を特徴とする電気接続箱。
  14. 請求項9〜13のいずれかに記載の電気接続箱において、少なくとも前記ヒューズの上流側端子と、電力の供給を外部から受ける電力供給部との間を接続するバスバーを更に備えたこと
    を特徴とする電気接続箱。
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