JP3674709B2 - スーパーツィスト液晶ディスプレイ - Google Patents
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Description
理論としてのSTNディスプレイは、例えばEP0,131,216B1;DE3,423,993A1;EP0,098,070A2;M. SchadtおよびF. Leenhoutsによる17th;液晶に係わるフライブルク会議(Freiburg conference on liquid crystals)(8-10.04.87);K. Kawasaki等によるSID87 Digest391(20.6);M. SchadtおよびF. LeenhoutsによるSID87 Digest372(20.1);K. Katoh等によるJapanese Journal of Applied Physics, Vol. 26, No. 11, L1784〜L1786(1987);F. Leenhouts等によるAppl. Phys. Lett., 50(21), 1468(1987);H. A. van SprangおよびH. G. KoopmanによるJ. Appl. Phys., 62(5), 1734(1987);T. J. SchefferおよびJ. NehringによるAppl. Phys. Lett., 45(10), 1021(1984);M. SchadtおよびF. LeenhoutsによるAppl. Phys. Lett., 50(5), 236(1987)およびE. P. RaynesによるMol. Cryst. Liq. Cryst. Letters, Vol. 4(1), 1〜8頁(1986)から知られている。本明細書において、SFAの用語は、160°〜720°のチルト角値を有する比較的大きいツィスト角を有する表示素子の全部を包含するものとし、このような表示素子には、例えばWaters等の表示素子(C. M. Waters等によるProc. Soc. Inf. Disp. (New York)(1985)(3rd Intern. Display Conference, Kobe, Japan))、STN-LCDs(DEOS3,503,259);SBE-LCDs(T. J. SchefferおよびJ. NehringによるAppl. Phys. Lett., 45(1984),1021);OMI-LCDs(M. SchadtおよびF. LeenhoutsによるAppl. Phys. Lett., 50(1987), 236);DST-LCDs(EPOS0,246,842)またはBW-STN-LCDs(K. Kawasaki等によるSID87 Digest391(20.6))がある。
標準型TNディスプレイに比較して、この種のSTNディスプレイは、電気光学特性の格別に良好な急峻性、およびこれに伴う、良好なコントラスト値の点で、およびまたコントラストの格別に小さい角度依存性の点で、際立っている。比較的低温において、格別に短いスィッチング時間を有するSTNディスプレイは特に重要である。従来技術によって短いスィッチング時間を得るためには、粘度、特に液晶混合物の粘度を、液晶成分の通常の最適組合わせによって、およびまた場合により、比較的高い蒸気圧を有するモノトロピック添加剤を使用して最適化していた。しかしながら、達成されたスィッチング時間は、あらゆる用途に適するものではなかった。
より短いスィッチング時間はまた、STNディスプレイのLC層の厚さを減少させることにより、およびまたより大きい複屈折Δnを有する液晶混合物の使用によって達成することができる。
しかしながら、これらのより短いスィッチング時間に係わる試みは、このような液晶混合物があらゆる用途に対して適当ではないことから、依然として完了していない。
ヨーロッパ特許EP0,366,985には、4−アルキル−4′−アルコキシビシクロヘキシル化合物の使用に基づく、180°のツィスト角を有する比較的短いスィッチング時間を有するSTNディスプレイが開示されている。しかしながら、これらのスィッチング時間にはまだ改善の余地がある。
STNディスプレイにはまた、大きいマルチプレックスキャパシティ、小さいしきい電圧および急峻な特性曲線が要求される。
しかしながら、誘電性および弾性物性などの種々の材料パラメーターが相反する影響を及ぼすことから、前記物性の全部を同時に得ることはできない。
従って、短いスィッチング時間を有し、同時に広い動作温度範囲、高い特性曲線急峻性、コントラストの良好な視角依存性および小さいしきい電圧を有する改良されたSTNディスプレイに対する多大の要求が継続している。
本発明の目的は、前記欠点を小さい程度でのみ有するか、または全く有しておらず、同時に、非常に有用な総合的性質を有するSTNディスプレイを提供することにある。
本発明により、下記式I1、I2、II1およびII2から選択される化合物の1種または2種以上を含有するネマティック液晶混合物を使用すると、この目的を達成することができることが見出された:
各式中、R3およびR4はそれぞれ独立して、C原子1〜8個を有するアルキルである;
式中、R1はC原子1〜8個を有するアルキルまたはアルコキシである;
式中R2は、8個までのC原子を有するアルケニルまたはオキサアルキルである。
本発明のネマティック液晶混合物は好ましくは、少なくとも60℃のネマティック相範囲、35mPa.sより大きくない粘度および少なくとも+1の誘電異方性を有する(これらの化合物の誘電異方性および当該ネマティック液晶混合物に関連するパラメーターは20℃の温度に基づくものである)。
従って、本発明はまた、
フレームとともに、セルを形成している2枚の面平行の外側基板、
セル中に存在する正の誘電異方性を有するネマティック液晶混合物、
上記外側基板の内側上に積重されている配向層を備えた電極層、
上記外側基板の表面の分子の長軸と外側基板との間の約1度〜30度のプレチルト角および
100〜600°の値を有する配向層から配向層までのセル内の液晶混合物のツィスト角、
を有し、上記ネマティック液晶混合物が、
a)+1.5より大きい誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含有する液晶成分Aを20〜90重量%含有し、
b)−1.5〜+1.5の誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含有する液晶成分Bを10〜65重量%含有し、
c)−1.5以下の誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含有する液晶成分Cを0〜20重量%含有し、およびまた
d)層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とカイラルネマティック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が約0.2〜1.3であるような量の光学活性成分Dを含有し、かつまた当該ネマティック液晶混合物が少なくとも60℃のネマティック相範囲、35mPa.sより大きくない粘度および少なくとも+1の誘電異方性を有する(これらの化合物の誘電異方性および当該ネマティック液晶混合物に関連するパラメーターは20℃の温度に基づくものである)、STNディスプレイに関するものであり、このSTNディスプレイは、上記成分Bが、下記式I1および(または)I2で表わされる化合物の少なくとも1種を含有しており:
各式中、R3およびR4はそれぞれ独立して、C原子1〜8個を有するアルキルである;
および(または)
上記成分Aが、下記式II1および(または)III1で表わされる化合物の少なくとも1種を含有している:
式中、R1はC原子1〜8個を有するアルキルまたはアルコキシである;
式中R2は、8個までのC原子を有するアルケニルまたはオキサアルキルである、
ことを特徴とするものである。
好ましくは、成分Bは式I1および(または)I2で表わされる化合物の少なくとも1種を含有し、および(または)成分Aは下記式IIおよびIIIで表わされる化合物を含有する:
各式中、
Rは、12個までのC原子を有するアルキル、アルコキシ、オキサアルキル、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、
はそれぞれ独立して、
または
であり、
L1〜L6はそれぞれ独立して、HまたはFであり、
Z1は、-COO-、-CH2CH2-または単結合であり、
Z2は、-COO-、-CH2CH2-、
または単結合であり、
Qは、CF2、OCF2、CFH、OCFHまたは単結合であり、
Yは、FまたはClであり、
mは、1または2であり、そして
nは、0または1である。
成分Aは特に、下記式IIa〜IIdおよび(または)式IIIa〜IIIhから選択される:
各式中、R、L1、L3およびQは前記の意味を有する。
好ましくは、成分Bは、IV〜Vからなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
式中、R5およびR6はRに係わる前記意味を有し、そして
L1は式IIまたは式IIIに係わる前記意味を有し、そしてZ3は-COO-、-CH2CH2-、-CH=CH-または単結合であり、Z4は-COO-または単結合である。
特に好適な態様において、成分Bは少なくとも1種の式I1で表わされる化合物および少なくとも1種の下記式V1:
式中、R5およびR6はそれぞれ独立して、C原子1〜8個を有するアルキルであり、
L0はHまたはFであり、そして
kおよびlはそれぞれ独立して、0または1であり、
特に、L0はFであり、そしてkはlであり、そしてnは0であり、そして(または)
で表わされる化合物および(または)式V1において、L0はHであり、kは0であり、そしてnは0または1である化合物を含有する。
好ましくは、成分Bは式I1aで表わされる化合物を含有する:
式中、oおよびpはそれぞれ、0〜7の整数であり、そしてo+pの合計は1〜7の整数である。
本発明はまた、相当する液晶混合物に関する。
本発明のもう一つの態様は、下記式I1、I2、II1および(または)III1で表わされる化合物を、STNディスプレイのスイッチング時間および(または)電気光学急峻性の改良に使用することにある:
各式中、R1、R2、R3およびR4は前記意味を有する。
式I1、I2、II1およびIII1で表わされる化合物は一部が公知であり、そして一部は新規である。従って、本発明はまた、以下に示すこれらの新規化合物に関する:
a)式I2aにおいて、q+vの合計が0または1である化合物;
b)式II1aで表わされる2′−フルオロ−4−シアノビフェニル化合物:
式中、Q1はO、CH2または単結合である。
本発明のもう一つの態様は、少なくとも2種の式I1およびI2で表わされる化合物の組成物をSTNディスプレイのスイッチング時間の改良に使用することにある:
式中、R1、R2、L0、kおよびlは前記意味を有する。
本発明はまた、式Iで表わされる2′−フルオロ−4−シアノビフェニル化合物の改良された製造方法に関し、この改良は、式A:
式中、R1は前記意味を有する、
で表わされる化合物を、触媒量のホスフィンリガンドに結合した遷移金属の存在の下に、式B:
式中、HalはClまたはBrである、
で表わされるp−ハロゲンベンゾニトリル化合物と反応させることからなる。
式I1、I2、II、II1、IIIおよびIII1で表わされる各化合物および本発明によるSTNディスプレイに使用できるその他の化合物は、公知であるか、または公知化合物と同様にして製造することができる。
式I1で表わされる化合物は、日本国公開特許出願JP60-1857-Aから公知であり;式I1で表わされる化合物は、DE29277277から一部が公知であり;式II1で表わされる化合物は、J. E. Fearon等によるMol. Cryst. Liq. Cryst. 1985, Vol. 124, 89〜103頁から一部が公知であり;式III1で表わされる化合物は、DE3732284から公知であり;そして式V1で表わされる化合物は、ドイツ国公開特許出願DE2933563およびDE3211306から公知であるが、これらの刊行物の中で、これらの化合物を使用することによってSFAのスイッチング時間および急峻性が改良されることを示唆しているものはない。
本発明の混合物は、大きいマルチプレックス比、広い動作温度範囲、小さいしきい電圧(3ボルト以下、好ましくは1.25〜2.80ボルト、特に1.60〜2.20ボルト)および急峻な特性曲線を有するSTNディスプレイの実現を可能にする。
式I1、I2、II1およびIII1で表わされる化合物は、
改良されたSTN組成物に、特に高い透明点を付与する;式I1およびII2で表わされる化合物は、低い回転粘性率値を有し、従って短いスイッチング時間を導き;式I2およびIII1で表わされる化合物は、大きい弾性率比(K3/K1)値を有し、従って大きい急峻性を導く。
本発明による混合物は、0.120より大きい、好ましくは0.130〜0.170、特に0.130〜0.160の光学異方性(Δn)を有する。
本発明による混合物は好ましくは、下記群から選択される三環を有する式IIIで表わされる化合物の1種または2種以上を含有する:
好適混合物は、式I1、I2、II1、III1、IIa、IIb、IIc、IId、IIIbおよびIIIcで表わされる化合物の1種または2種以上、特に1種または2種以上の式IIIbで表わされる化合物および2〜4種の式I1/I2で表わされる化合物および1〜3種の式IIbおよびIIcから選択される化合物を含有する。
本発明に従い使用することができる好適液晶混合物は、グループAからの1種または2種以上の化合物を、好ましくは20%〜90%の割合で、特に好ましくは35%〜80%の割合で含有する。グループAからのこれらの化合物またはこの化合物は、+8より大きい(好ましくは+12より大きい)誘電異方性を有し、本発明のLC混合物の成分Aを構成する。
好適なグループAは、下記群から選択される追加の化合物を包含する:
各式中、Rは前記意味を有し、
Q1は式
または
であり、
Z1は
単結合、-CH2CH2-、-CO-O-または-O-CO-であり、そして
は、
または
である。
好ましくは本発明の混合物は、式AIで表わされる化合物の1種または2種以上を、5〜50%の範囲で含有する。式AIにおいて、Z1が単結合、-CH2CH2-または-CO-O-を表わす化合物が好適であり、特に下記の化合物が好ましい:
また、下記の化合物も好適である:
グループAは好ましくは、式II1、III1、IIb1〜IIc1から選択される化合物の1種または2種以上および場合によりまた、式IIc2で表わされる化合物の1種または2種以上を包含する。
好ましくは、本発明の混合物は、高い透明点を有する極性化合物の1種または2種以上をまた含有し、この種の化合物は例えば、下記の化合物から選択される:
上記4種の化合物において、1,4−フェニレン環はまた、下記化合物のように1個のフッ素原子によりラテラルに置換されていてもよい:
高い透明点を有する、これらの極性化合物は好ましくは、2〜25%の範囲で使用される。
もう一つの好適態様において、本発明の混合物は非常に大きい誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含有する。このような化合物は好ましくは、2〜50%の範囲で使用される。この種の好適化合物は式I、IIc2およびIIj1で表わされる化合物である。
好適液晶混合物はグループBからの化合物の2種または3種以上を、好ましくは10%〜40%の割合で含有する。グループBからのこれらの化合物またはこの化合物は、<150mPa.sの小さい回転粘性率値(γ1)を有するか、または120°よりも高い透明点を有しており、かつまた誘電的にニュートラルであるか((Δε)<2)または中程度の極性(+2〜+10、好ましくは+4〜+8のΔε)を有し、本発明のLC混合物の成分Bを構成する。
好ましくは、成分Bは式I1および式I2で表わされる化合物に加えて、好ましくは二環を有する下記式IV1〜IV8からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有し:
各式中、R5およびR6はRについて上記した意味を有する、
および(または)三環を有する式IV9〜IV25からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有し:
各式中、R5およびR6は前記意味を有し、IV9〜IV18およびIV22およびIV23中に存在する1,4−フェニレン基はそれぞれ相互に独立して、また置換基として1個または2個以上のフッ素を有していてもよい、
および(または)式IV26〜IV31からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
(各式中、R5およびR6は上記の意味を有し、IV26〜IV31中に存在する1,4−フェニレン基はそれぞれ相互に独立して、また置換基として1個または2個以上のフッ素を有していてもよい)。
本発明のLC混合物はまた、光学活性成分Cを含有し、この成分の含有量はカイラルネマティック液晶混合物のナチュラルピッチと層厚さ(面平行担持基板の隔たり)との比が所望のツィスト角に適する0.2より大きくなるような量である。
適当なドーピング剤は広く種々の公知カイラル物質および市販のドーピング剤、例えばコレステリルノナノエート、S811(E. Merck, Darmstadt, FRG)およびCB15(BDH, Poole, UK)から選択することができる。その選択にはそれ自体制限はない。
好ましくは、本発明の混合物は下記式B1I〜B1IVで表わされる化合物からなるグループB1からの化合物の1種または2種以上:
各式中、R5およびR6はそれぞれ相互に独立して、Rについて定義したとおりであり、Z2は-CH2CH2-、-CO-O-、-O-CO-または単結合であり、そしてBは
または
である、
および(または)式B1V〜B1VIIで表わされる化合物からなるグループB2から選択される化合物の少なくとも1種:
各式中、R5はRについて定義されているとおりであり、Z0は-CH2CH2-または単結合であり、そしてQ2は
または
であり、
ここで、nは1〜9であり、XはCNまたはFであり、そしてYはHまたはFであり、
および(または)式BVIII、BIXおよびBXで表わされる化合物からなるグループB3から選択される成分の少なくとも1種:
各式中、R5およびR6はそれぞれ相互に独立して、Rについて定義したとおりであり、XはClまたはFであり、そして
は
または
、好ましくは
である、を含有する。
もう一つの好適な態様において、本発明のLC混合物は、式T1およびT2で表わされる化合物からなるグループTから選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
各式中、Q3は
または
であり、
は
または
、好ましくは
であり、L3〜L6、QおよびYは式IIIで表わされる化合物について定義したとおりである。
R9およびR10それぞれ相互に独立して、それぞれRであり、
XはF、ClまたはOCF3であり、そして
Z0は-COO-、-CH2CH2-または単結合である。
グループTからの成分(1種または2種以上)の割合は好ましくは、5%〜30%、特に5%〜20%である。
好ましくは、成分Bは、X〜XIIからなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
各式中、R9およびR10は前記意味を有し、特にR2はC原子1〜4個、最も好ましくはC原子1個または2個を有するアルキルであり、そしてR3はC原子1〜4個、最も好ましくはC原子1個または2個を有するアルコキシである。
グループB1からの成分(1種または2種以上)の割合は好ましくは、10%〜50%、特に好ましくは約15%〜40%である。式B1IIIおよび式B1IVで表わされる化合物は好適である。式B1IIIで表わされる特に好適な化合物は下記付属式で表わされる化合物である:
各式中、R11はCH3-(CH2)n-O-、トランス-H-(CH2)r-CH=CH-(CH2CH2)s-CH2O-またはトランス-H-(CH2)r-CH=CH-(CH2CH2)s-であり、
R12はCH3-(CH2)t-であり、特にR11はCH3-(CH2)n-O-であり、ここでnは0〜4の整数であり、そしてtは0〜4の整数であり、
nは0〜8であり、
tは0〜8である。
さらにまた好ましい化合物には、下記の付属式で表わされる化合物がある:
式中、R11およびR12は前記定義のとおりである)。
前記付属式の式B1IIIで表わされる化合物の割合は好ましくは、約5%〜45%、特に好ましくは約10%〜35%である。式B1IVで表わされる特に好適な化合物は、下記付属式で表わされる化合物である:
式中、R13はCH3-(CH2)n-O-またはトランス-H-(CH2)r-CH=CH-(CH2CH2)s-CH2O-であり、そしてR14はCH3-(CH2)t-であり、ここでnは1、2、3または4であり、rは0、1、2または3であり、sは0または1であり、そしてtは1、2、3または4である。
式B1IVで表わされる、これらの化合物またはこの化合物の割合は好ましくは、約5%〜40%、特に好ましくは約10%〜35%である。
特に好適な態様において、本発明の混合物は同時に、式B1IIIで表わされる化合物と式B1IVで表わされる化合物とを含有し、その総合割合はグループB1の成分に係わる総合割合に従う。
式B1Iで表わされる化合物および式B1IIIで表わされる化合物が存在する場合に、R5およびR6は好ましくは、それぞれ相互に独立して、C原子1〜7個を有するn−アルキルまたはC原子3〜7個を有する(トランス)−n−アルケニルである。Z2は好ましくは、単結合である。BIは特に好適である。
さらにまた、本発明の好適混合物は、式B1IVにおいて、
が、
または
であり、そしてR5およびR6は前記の好適な意味の一つを有し、特に好ましくはC原子1〜7個を有するn−アルキルである化合物の1種または2種以上を含有する。
全部の場合に、その総合割合はグループB1の成分の総合割合に従う。
グループB2の化合物の割合は好ましくは、約10%〜45%、特に好ましくは10%〜20%である。B1V〜B1VIIに係わる割合(好適範囲)は下記のとおりである:
B1V:約10%〜30%、好ましくは10%〜15%;
B1VIおよびB1VIIの合計:約10%〜25%、好ましくは10%〜20%。
グループB2の好適化合物を以下に挙げる:
R5は好ましくは、C原子1〜7個を有するn−アルキルまたはC原子3〜7個を有する(トランス)−n−アルケニルであり、Z0は好ましくは単結合である。R6は好ましくは、Rについて前記した好適意味を有するか、またはフッ素である。Yは好ましくは、フッ素である。
本発明による混合物は好ましくは、B1V3、B1VI1およびB1VII1からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を、約10〜35%の総合割合で含有する。
特に好ましい態様において、本発明による混合物は、B1V3、B1VI1、B1VII1およびB1V2(R=F)以外に、末端がフッ素化されている化合物、例えば下記の群から選択される化合物をさらに含有する:
各式中、Rは好ましくは、C原子1〜7個を有するn−アルキルまたはC原子3〜7個を有する(トランス)−n−アルケニルであり、xは1または2であり、yは0または1であり、そしてYはHまたはFである。
末端がいずれもフッ素置換されている化合物の総割合は、好ましくは約5%〜65%、特に約15%〜40%である。
グループB3からの化合物の割合は好ましくは、約10%〜30%、特に好ましくは約10%〜20%である。R2は好ましくは、それぞれC原子1〜9個を有するn−アルキルまたはn−アルコキシである。しかしながら、アルケニルまたはアルケニルオキシ基を含有する類似化合物を使用することもできる。式BVIIIで表わされる化合物が好適である。
本発明の混合物は好ましくは、式I1で表わされる化合物および(または)式I2で表わされる化合物およびまたグループB1、B2およびB3の少なくとも1種からの化合物を含有する。これらは好ましくは、B1からの化合物の1種または2種以上およびグループB2および(または)グループB3からの化合物の1種または2種以上を含有する。
式I1で表わされる化合物の少なくとも1種および式I2で表わされる化合物の少なくとも2種を含有する、本発明による混合物は特に好ましい。
式I1で表わされる化合物および式I2で表わされる化合物の割合は好ましくは、約10%〜45%、特に15%〜40%である。
式I1で表わされる化合物の割合は好ましくは、5%〜20%、特に8%〜18%である。式I2で表わされる化合物の割合は好ましくは、2%〜30%、特に5%〜25%である。
成分Cの化合物の割合は好ましくは、約0%〜20%、特に約0%〜10%である。当業者は、所望のしきい電圧を得るために、この割合を容易に調節することができ、原則として、Δε<−1.5である慣用の液晶化合物をいずれも使用することができる。
特に好適な態様において、本発明による混合物は好ましくは、−2より小さい誘電異方性を有する化合物(成分C)の1種または2種以上を含有する。この種の化合物、例えばDE-OS3,231,707またはDE-OS3,407,013に記載されているような、構造
を有するシクロヘキサン誘導体または2,3−ジシアノハイドロキノン誘導体は公知である。
しかしながら、構造要素2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレンを含有する化合物、例えばDE-OS3,807,801、同3,807,861、同3,807,863、同3,807,864または同3,807,908に記載の化合物を選択すると好ましい。特に好適な化合物は、国際特許出願PCT/DE 88/00133に記載されているような、このような構造要素を有するトラン化合物、特に下記式で表わされる化合物である:
(各式中、R15およびR16はそれぞれ相互に独立して、好ましくはC原子1〜7個を有するn−アルキルまたはC原子3〜7個を有するn−アルケニルであり、そしてZ0は-CH2CH2-または単結合である)。
特に好適な化合物にはまた下記式で表わされるフェニルシクロヘキシルカルボキシレート化合物がる:
請求の範囲1〜6の少なくとも一つに記載のディスプレイは、その成分CがV〜IXからなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
各式中、R2およびR3は前記意味を有し、そしてsは0または1である。
好適成分Bは、Xa〜XIIaからなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
各式中、alkylおよびalkoxyは、C原子1〜7個を有するアルキルおよびアルコキシを表わす。
成分Cは特に、特性曲線の急峻性を改良をもたらす。
特に好適な態様において、混合物は約5%〜35%、特に好ましくは約10%〜20%の液晶トラン化合物を含有する。これらの化合物は、より小さいセル厚さ(約5〜6μm)での操作を可能にし、このようなセル厚さはスイッチング時間を格別に短縮する。特に好適なトラン化合物を以下に示す:
上記式において、R9は好ましくは、C原子1〜7個を有するn−アルキルであり、
Z0は-CH2CH2-または単結合であり、
は
または
、好ましくは
であり、
Q3は
または
であり、
ここでR10はそれぞれC原子1〜7個を有するn−アルキルまたはn−アルコキシ、あるいはそれぞれC原子3〜7個を有するn−アルケニルまたはn−アルケニルオキシである。
好ましくは、成分Aは下記式T1bで表わされる化合物の1種または2種以上を含有する:
式中、R11は-CnH2n+1,-OCnH2n+1,
または
であり、
nは1〜15の整数であり、
L3〜L6はそれぞれ相互に独立して、HまたはFであり、そして
XはF、ClまたはOCF3である。
好適態様において、本発明のネマティック混合物は下記の成分を含有する:
5〜25%の式I1で表わされる化合物の1種または2種以上;
20〜35%の式X、XI、XIIおよびT1bから選択される化合物の2種または3種以上;
10〜30%の式IIaで表わされる化合物の2種または3種以上。
これらの混合物は、100msよりも短い、非常に短いスイッチング時間、1.07〜1.15の急峻性、0.160〜0.180の複屈折および2.0〜2.5ボルトのしきい電圧を示す。
これらの混合物は、その各画素が垂直方向周波数方式(orthogonal row wave form)によりアドレスされる高度マルチプレックス駆動STN−ディスプレイ[例えば、アクティブアドレッシング(Active AddressingTM)、T. H. Scheffer等によるDisplays, Vol. 14(2), 1993, 74〜83頁]に特に適している。
もう一つの特に好ましい態様において、この混合物は下記の成分を含有する:
1−シアノ−トランス−1,4−シクロヘキシレン基または2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン基を有する化合物の1種または2種以上を含有する成分C;
式AIIIまたは式AVで表わされる化合物の少なくとも2種;
式AIIIで表わされる化合物および式AVで表わされる化合物;
下記群からの化合物の少なくとも1種:
(各式中、alkylはC原子2〜7個を有する直鎖状アルキル基であり、そしてXはHまたはFである);
Rがトランス−アルケニル基またはトランス−アルケニルオキシ基である化合物の1種または2種以上;
下記群からの化合物の1種または2種以上、ただしこれらの化合物の割合は0%〜25%、好ましくは約5%〜15%である:
(各式中、R5およびR6は成分Bの場合について前記した好適意味を有し、そして2個の1,4−フェニレン基のうちの1個はまたフッ素により置換されていてもよい)。
もう一つの特に好ましい態様において、この混合物は下記の成分を含有する:
式IIId、IIIb、IIIiおよびIIIpから選択される化合物の1種または2種以上、特に1種、2種、3種または4種;
式IIb1、IIc1またはIIc2から選択される化合物の少なくとも2種;
式B1IVで表わされる化合物の1種または2種以上;
式T1またはT2で表わされる化合物の1種または2種以上;
あるいは下記群から選択される化合物の1種または2種以上:
(各式中、R2およびR3は式IIIで表わされる化合物について定義されているとおりである)。
一般に、成分Bは3〜10種、好ましくは4〜9種の相違する化合物を含有する。
好適態様において、成分Bは基本的に、下記の成分からなる:
式I1および(または)式I2で表わされる化合物の少なくとも1種;
式IV2、IV6、IV8、IV11、IV14、IV17、IV23、IV26、IV31、V1、BVIII、XおよびXIから選択される化合物の少なくとも1種、特に下記群から選択される化合物の少なくとも1種:
成分Bは好ましくは、3〜10種の化合物からなり、特に式I1で表わされる化合物の1種、2種または3種を、5〜60%、特に15%〜55%の割合で含有し、および(または)
10〜40%、特に15%〜30%の式I2で表わされる化合物の1種、2種または3種、およびまた
0〜45%、特に5〜30%の、少なくとも1種のECCP-nm;
0〜60%、特に10〜50%の、少なくとも1種のPCH-nOm;
0〜25%、特に1〜20%の、少なくとも1種のPTP-nOm;
0〜70%、特に15〜60%の、少なくとも1種のCPTP-nOm;
0〜20%、特に1〜15%の、少なくとも1種のBCH-nm;
0〜15%、特に5〜10%の、少なくとも1種のCCP-nm;
0〜40%、特に5〜30%の、少なくとも1種のCP-nmF;
0〜20%、特に1〜15%の、D-nOmおよびCP-nmから選択される化合物の少なくとも1種;
0〜20%、特に3〜17%の、少なくとも1種、好ましくは1種または2種のPYP-nm;
0〜20%、特に5〜16%の、少なくとも1種、好ましくは1種、2種または3種のCBC-nm、CBC-nmFおよびCCPC-nmから選択される化合物;
からなる。
一般に、成分Aは2〜9種、好ましくは4〜7種の化合物からなる。好適態様において、成分Aは基本的に、式II1、III1、IIa、IIb、IIc、IIh、IIj、IIIb、IIIcにおいて、QがOCF2である化合物、式IIIdmにおいて、Qが単結合である化合物、式IIIhにおいて、Qが単結合である化合物、式IIIfにおいて、QがOCF2である化合物、および式T1bで表わされる化合物から選択される化合物の少なくとも1種、特に下記の式で表わされる化合物から選択される化合物の少なくとも1種を含有する:
成分Aは好ましくは、下記の化合物からなる:
20%〜100%、特に25%〜80%のPCH-nおよびK3nから選択される化合物の少なくとも1種;
0%〜40%、特に15%〜25%の式B-nO.FNで表わされる化合物の少なくとも1種;
10%〜60%、特に15%〜40%のCCP-nOCF3およびCP-nOCF3から選択される化合物の少なくとも1種;
0%〜25%、特に5%〜25%のCCP-nV-OTおよびCCP-nE3OCF3から選択される化合物の少なくとも1種;
0%〜50%、特に5%〜30%のMenN、ME-nN.FおよびHP-nN.Fから選択される化合物の少なくとも1種;
0%〜30%、特に5%〜25%の少なくとも1種のPTP-nOF;
0%〜50%、特に10%〜25%の少なくとも1種のCPTP-nOCF3;
0%〜30%、特に5%〜25%の少なくとも1種のPYP-nF;
0%〜60%、特に10%〜25%のBCH-nF.F、ECCP-nF.FおよびECCP-nFから選択される化合物の少なくとも1種;および
0%〜20%、特に5%〜15%の少なくとも1種のECCP-n。
好ましくは、成分Bは少なくとも1種の式I1で表わされる化合物および少なくとも1種のトラン誘導体を含有し、特にトラン誘導体1部に対して2〜0.5部の式I1で表わされる化合物を含有する。
好適態様において、成分Bは基本的に下記の化合物からなる:
5%〜60%、特に15%〜55%の式I1で表わされる化合物の少なくとも1種;
0%〜20%、特に5%〜18%の少なくとも1種のPTP-nOm;
1%〜70%、特に15%〜60%の少なくとも1種のCPTP-nOm;および
0%〜60%、特に5%〜30%の他のニュートラル化合物、特にPCH-nOm、BCH-nOmおよびCP-nmFから選択される化合物の少なくとも1種。
偏光子、電極基板およびそれぞれそこに隣接している液晶分子の好適配向(ディレクター)が通常、一方の電極と他方の電極との間で、160°〜720°の数値で相互にねじれているように処理されている表面を有する電極からの本発明による液晶表示素子の構造は、この種の表示素子に慣用の構造に相当する。220°〜270°のツィスト角を有するディスプレイは好適である。本明細書において、慣用の構造の用語は、広い意味で使用されており、またスーパーツィストセル、特にマトリックス表示素子から誘導されるものおよび修正されたものの全部を包含するものとする。2枚の支持基板の表面チルト角は同一であっても、または相違していてもよい。同一のチルト角が好適である。
しかしながら、本発明による表示素子とねじれネマティックセルに基づく従来慣用の表示素子との相違点は、その液晶層における液晶成分の選択にある。
本発明に従い使用することができる液晶混合物は、それ自体慣用の方法で製造される。一般に、比較的少量で使用される成分の所望量を基本成分を構成する成分中に、有利には高められた温度で溶解させる。成分の有機溶剤、例えばアセトン、クロロホルムまたはメタノール中の溶液を混合し、次いで混合後に、例えば蒸留により溶剤を再除去することもできる。
誘電体はまた、当業者に公知であって、刊行物に記載されている追加の添加剤を含有することができる。例えば、0〜15%の多色性染料を添加することができる。
追加の技術を使用することなく、当業者は前記の説明を使用して、本発明をその全体にわたり利用することができるものと信じる。従って、好適な特定の態様は単に説明のためのものであって、これらの記載はいずれの点でも制限しようとするものではない。
本明細書全体にわたり引用されている、全部の出願、特許および刊行物の記載の全部およびまた下記の相当するヨーロッパ特許出願の記載の全部を引用してここに組入れる:
EP 93112879.7 1993年8月11日出願
EP 93113898.6 1993年8月31日出願
EP 93118378.4 1993年11月12日出願
EP 94103199.9 1994年3月3日出願。
下記の例は、本発明を説明しようとするものであって、制限しようとするものではない。
略語は下記の意味を有するものとする:
SFAはマルチプレックス動作でアドレスされる(マルチプレックス比:1:240、バイアス:1:15)。
本明細書全体にわたり、温度はいずれも℃で示されている。パーセンテージは重量パーセントである。スイッチング時間および粘度に関する数値は20℃における数値である。
本特許出願および下記の例において、LC化合物の化学構造はいずれも、以下に示されているように、化学式中にその変形が頭文字で示されている。残基CnH2n+1およびCmH2m+1はいずれも、n個またはm個の炭素原子をそれぞれ有する直鎖状アルキル基である。表Bのコードは自明である。表Aにおいて、幹構造に関わる頭文字のみが示されている。完全化合物では、この頭文字の後にダッシュが示されており、置換基R1、R2、L1およびL2に関するコードは下記のとおりである:
例1
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%の
によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有し、
のパラメーターを有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例2
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例3
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例4
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.82%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例5
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.78%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例6
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.79%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例7
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例8
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例9
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例10
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例11
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例12
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例13
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例14
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例15
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有しており、下記のパラメーター:
を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
比較例1
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例8に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
この比較は、式I1で表わされるビシクロヘキサニル化合物および(または)式I2で表わされるシクロヘキシルビフェニル化合物の使用により、スイッチング時間を格別に改善できることを明確に示している。
例16
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
比較例2
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例16に記載のSTNディスプレイは、下記の特性を示す:
例17
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有し、下記のパラメーター:
を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例18
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例19
の製造
4−ブロモベンゾニトリル0.3モル、2−フルオロ−4−メトキシフェニルホウ酸0.33モル、トルエン75ml、エタノール350ml、2m炭酸ナトリウム溶液490mlおよびテトラキス(トリフェニル(ホスフィン))パラジウム(O)9.1gの混合物を、還流の下に3.5時間、加熱する。慣用の仕上げ処理に付し、次いでエタノールから結晶化させた後に、純粋な生成物が得られる、K 82 N(45.3)I。
同様にして、下記の化合物が得られる:
例20
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有し、下記のパラメーター:
を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例21
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例22
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例23
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
比較例3
からなり、かつまた0.61%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
この比較は、シアノフェニルベンゾエート化合物(ME-nN.F)の代りに、ラテラルにフッ素置換されているシアノビフェニル化合物(B-nO.FN)を使用すると、さらに良好な急峻性および(または)さらに短いスイッチング時間が得られることを明確に証明している。
例24
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまた0.85%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有し、下記のパラメーター:
を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
比較例4
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまた0.86%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例24に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
この比較は、B-nO.FNの使用によって、スイッチング時間および急峻性が改良できることを明確に証明している。
例25
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまた0.75%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
比較例5
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまた0.73%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例25に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例26
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
比較例6
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例26に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例27
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例20に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例28
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.95%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有し、下記のパラメーター:
を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例29
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.97%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例30
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.92%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例31
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.92%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有している例28に記載のSTNディスプレイであって、5.9μmのセル間隔を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例32
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.85%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイであって、6.3μmのセル間隔を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例33
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.86%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイであって、6.3μmのセル間隔を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例34
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.86%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイであって、6.3μmのセル間隔を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
例35
下記の非カイラル性基材混合物:
からなり、かつまた0.86%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイであって、6.3μmのセル間隔を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
比較例7
からなり、かつまた0.86%のS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例35に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチングパラメーターを示す:
この比較は、式I1で表わされるビシクロヘキサニル化合物および(または)式I2で表わされるフェニルビシクロヘキシルカルボキシレート化合物を使用すると、スイッチング時間が格別に改良されることを明確に証明している。
例36
の非カイラル性基材からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
比較例8
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイは、下記の特性を示す:
比較例9
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイは、下記の特性を示す:
例37
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例28に記載のSTNディスプレイであって、d=8μmを有するSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例38
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例39
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例40
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
比較例10
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
この比較は、CCP-nOCF3の代りに、CCP-nV-OTまたはCCP-nE3OCF3(例38〜40)を使用すると、電気光学的急峻性(V90/V10)が格別に改良されることを証明している。
例41
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例42
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例43
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例44
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例45
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例46
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例47
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例48
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例49
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例50
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例51
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例52
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例53
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例54
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例55
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例56
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例57
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例58
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイであって、d=7.5μmを有するSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例59
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例58に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例60
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイであって、d=5.2μmを有するSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例61
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例60に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例62
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例63
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例64
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例51に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例65
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例1に記載のSTNディスプレイであって、6.56μmのセル間隔を有するSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例66
下記の非カイラル性基材:
からなり、かつまたS-811によりドーピングされており、下記の物性:
を有する液晶媒体を含有する、例17に記載のSTNディスプレイは、下記のスイッチング特性を示す:
例67
下記のパラメーター:
を有する、EP0366985の例1に記載のSTNディスプレイにおいて、液晶媒体として、9.8%のトランス,トランス−4−メトキシ−4′−プロピルシクロヘキシル−シクロヘキサン(CCH-301)の代りに、トランス,トランス−4−メチル−4′−プロピルシクロヘキシル−シクロヘキサン(CCH-31)を使用した媒体を用いた。得られるディスプレイの特性を表1で比較する。
この比較は、約10%のCCH-301の代りに約10%のCCH-31を使用することのみによって、その他の重要な性質を悪化させることなく、スイッチング時間の改良が得られることを証明している。
Claims (11)
- スーパーツィスト液晶ディスプレイであって、
−フレームとともに、セルを形成している2枚の面平行の外側基板、
−このセル中に存在する正の誘電異方性を有するネマティック液晶混合物、
−上記外側基板の内側上に積重されている配向層を備えた電極層、
−上記外側基板の表面の分子の長軸と外側基板との間の約1度〜30度のピッチ角、および100〜600°の値を有する配向層から配向層までのセル内の液晶混合物のツィスト角、
を有し、上記ネマティック液晶混合物が、
a)+1.5より大きい誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含有する液晶成分Aを30〜90重量%含有し、
b)−1.5〜+1.5の誘電異方性を有する成分の1種または2種以上を含有する液晶成分Bを10〜65重量%含有し、
c)−1.5以下の誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含有する液晶成分Cを0〜20重量%含有し、およびまた
d)層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とカイラルネマティック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が約0.2〜1.3であるような量の光学活性成分Dを含有し、かつまた当該ネマティック液晶混合物が少なくとも60℃のネマティック相範囲、35mPa.sよりも大きくない粘度および少なくとも+1の誘電異方性を有する(これらの化合物の誘電異方性および当該ネマティック液晶混合物に関連するパラメーターは20℃の温度に基づくものである)、スーパーツィスト液晶ディスプレイにおいて、
上記成分Bは、式I1および(または)I2:
各式中、R3およびR4はそれぞれ独立して、C原子1〜8個を有するアルキルである;
で表される化合物の少なくとも1種を含有しており、かつまた
上記成分Aは、式II1およびIII:
各式中、
Rは、12個までのC原子を有するアルキル、アルコキシ、オキサアルキル、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、R1はC原子1〜8個を有するアルコキシであり、
L1〜L6はそれぞれ独立して、HまたはFであり、
Z1は、−COO−、−CH2CH2−または単結合であり、
Z2は、−COO−、−CH2CH2−、
または単結合であり、
Qは、CF2、OCF2、CFH、OCFHまたは単結合であり、
Yは、FまたはClであり、
mは、1または2であり、そして
nは、0または1である、
で表される化合物のそれぞれを少なくとも1種以上ずつ含有している、
ことを特徴とするスーパーツィスト液晶ディスプレイ。 - 成分Bが、式I2で表される化合物の少なくとも1種を含有する、請求項1に記載のディスプレイ。
- 上記ネマティック混合物が、
5〜25%の式I1で表わされる化合物の1種または2種以上;
20〜35%の式X、XI、XIIおよびT1bから選択される化合物の2種または3種以上;および
10〜30%の式IIaで表わされる化合物の2種または3種以上;
を含有することを特徴とする、請求項7または8に記載のディスプレイ。 - 請求項1〜9のいずれか1項に定義されている組成を有する液晶混合物。
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