JP3673217B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元映像(3D映像)を表示できる映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
3D映像を表示する映像表示装置は、従来種々提案されているが、映像表示装置で表示される3D映像は、日常と異なる観察状態を作り出すため、見辛さや不自然さを感じることがある。特に視差が大きかったり、被写体が画面から飛び出したりするような急激な視差変化を多く含むコンテンツでは、強い立体効果が得られる反面、より見辛くなり、長時間の視聴は避けるべきと言われている。
【0003】
これを考慮したものとして、例えば特開平11−355808号公報には、入力される3D映像信号の視差量を測定し、その視差量に基づいて観察者に与えるであろう影響度を推測して、観察者へ提示する3D映像の立体度を抑制制御したり、あるいは3D映像を2次元映像(2D映像)に切り替え制御したりすることにより、立体効果を強調した影響度の大きい映像の長時間視聴を避けるようにした映像システムが提案されている。
【0004】
一方、3D映像は、EIAJ CPR−1204で規定されているように、輝度信号の垂直ブランキング期間に重畳された3D情報に基づいてL,Rの情報を区別し、Lの信号はL側のディスプレイに表示し、Rの信号はR側のディスプレイに表示するように提供されることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開平11−355808号公報に開示された映像システムでは、単に3D映像信号の視差量を測定して影響度を推測しているため、視差の急激な変化や測定時のエラー、映像のノイズに対してうまく機能しないおそれがあると共に、観察者の希望に反して強制的に2次元映像に切り替えられてしまうおそれがある。
【0006】
一方、3D映像の提供の仕方として、上述したEIAJで規定されているものがあるが、国内外の現状の3D映像ソフトは、偶数フィールドにL側の信号、奇数フィールドにR側の信号が配置されているものと、それとは逆に偶数フィールドにR側の信号、奇数フィールドにL側の信号が配置されているものとが混在している。
【0007】
このため、提供される3D映像ソフトに合わせて手動でL,Rを切り替えて映像を表示する映像表示装置では、間違った切り替えによって観察者への影響度をより強くしてしまったり、提供される3D映像ソフトによっては3D映像を鑑賞できなくなったりする等の不都合が発生する場合がある。
【0008】
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、観察者への3D映像の影響度を低減でき、映像を常に適切な状態で観察できる映像表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、フィールド順次で交互に供給される立体映像表示可能な左右の映像信号を受けて左右の映像表示素子に映像を表示する映像表示装置において、
上記左右の映像表示素子に供給する左右の映像信号の視差量を検出して観察者へ与える影響度を演算し、その演算した影響度が基準値に達したか否かを判定する3Dプロテクト処理手段と、
上記3Dプロテクト処理手段で上記影響度が上記基準値に達したと判定されたときに、その旨を上記左右の映像表示素子に選択的に表示すると共に、その旨を表示する際には、その表示とともに映像を継続して鑑賞するか否かを上記左右の映像表示素子上で選択可能に表示する表示制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の映像表示装置において、
上記表示制御手段は、映像を継続して鑑賞することが選択されたときは奇数フィールドまたは偶数フィールドの映像信号を上記左右の映像表示素子に供給して映像を強制的に2次元表示させ、映像を継続して鑑賞しないことが選択されたときは、メイン電源を強制的にオフすることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の映像表示装置において、
観察者のパスワードを選択的に入力するパスワード入力手段と、
上記パスワード入力手段からのパスワードを選択的に格納するパスワード格納手段と、
上記パスワード入力手段からのパスワードが上記パスワード格納手段に格納されているか否かを判定するパスワード判定手段とを有し、
上記表示制御手段は、上記パスワード判定手段によりパスワードが格納されていると判定されたときは、上記3Dプロテクト処理手段において上記影響度が上記基準値に達したと判定されてもその旨を上記左右の映像表示素子に表示することなく上記左右の映像表示素子により立体映像を表示させ、上記パスワード判定手段によりパスワードが格納されていないと判定されたときは、上記3Dプロテクト処理手段において上記影響度が上記基準値に達したと判定されたらその旨を上記左右の映像表示素子に表示することを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1,2または3に記載の映像表示装置において、
上記3Dプロテクト処理手段で検出される視差量に基づいて左右の映像信号のフィールドを判別するフィールド判別手段を有し、
上記表示制御手段は、上記フィールド判別手段での判別結果に応じて、左側の映像信号を左側の映像表示素子に、右側の映像信号を右側の映像表示素子にそれぞれ供給することを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の映像表示装置において、
上記フィールド判別手段によるフィールドの判別期間中は、上記表示制御手段は上記左右の映像表示素子による立体映像の表示を禁止すると共に、これら左右の映像表示素子にフィールドの判別期間中である旨を表示することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による映像表示装置の実施の形態を、頭部装着型映像表示装置に適用した場合を例にとって、図面を参照して説明する。
【0016】
図1から図6は本発明の第1の実施形態を示したもので、図1は頭部装着型映像表示装置およびコントローラを前面側から示す斜視図、図2は頭部装着型映像表示装置の映像表示系を組み立てた様子を示す斜視図、図3は図2に示す映像表示系の一部分解斜視図、図4は図1に示す装置本体およびコントローラの要部の回路構成を示すブロック図、図5は図4に示す3Dプロテクト処理部の一例の構成を示すブロック図、図6は図5に示す影響度演算部の一例の構成を示すブロック図である
【0017】
図1に示すように、本実施の形態の頭部装着型映像表示装置1は、前カバー5aと後カバー5bとにより内蔵する映像表示系を覆ってなる装置本体5と、この装置本体5の左右にそれぞれ固定されたジョイント部材6L,6Rと、これらのジョイント部材6L,6Rに折り畳み可能となるように枢支された頭部支持フレーム7L,7Rと、この頭部支持フレーム7L,7Rの後述するインナーホン保持部7bに必要に応じてそれぞれ収納され得る左右のインナーホン9L,9Rと、これらのインナーホン9L,9Rへ音声信号をそれぞれ伝送するインナーホンケーブル9aと、頭部支持フレーム7L,7Rとジョイント部材6L,6Rの間にスライドして挿入され得るスライド式アジャスタ8とを有している。さらに、図示はしないが、装置本体5から伸縮可能に延出され、使用者の鼻梁に当接して頭部支持フレーム7L,7Rともに装置本体5の支持を行う鼻当て部材も備えている。
【0018】
ジョイント部材6L,6Rは、頭部支持フレーム7L,7Rを回動自在に支持するための枢支受け部6aを有すると共に、外側面側にはインナーホンケーブル9aを挿入するための溝6bが形成されている。
【0019】
頭部支持フレーム7L,7Rは、ジョイント部材6L,6Rの枢支受け部6aに係合するための枢支部7aと、この枢支部7aとは反対側の端部に形成されたインナーホン9L,9Rを必要に応じて収納して保持するためのインーホン保持部7bと、インナーホンケーブル9aを挿入するために外側面側に形成された溝7eと、スライド式アジャスタ8を挿入位置と退避位置とに規定するべくリブ等により区切られてなる挿入位置係止部7cおよび退避位置係止部7dとを有している。
【0020】
スライド式アジャスタ8は、頭部支持フレーム7L,7Rの挿入位置係止部7cと退避位置係止部7dとに選択的に係合する係止爪8aと、この係止爪8aが挿入位置係止部7cに係合した際に、ジョイント部材6L,6Rの枢支受け部6aと頭部支持フレーム7L,7Rの枢支部7aとの間に挿入されて頭部支持フレーム7L,7Rの開き角度を狭くするように規制する回転角規制爪部8bとを有すると共に、一部には軽量化を図るための矩形孔8cが形成されている。
【0021】
このスライド式アジャスタ8は、頭部支持フレーム7L,7Rに対して外側面側に着脱自在に取り付けられるようになっており、溝7eに沿って収納されるインナーホンケーブル9aの外側から取り付けることにより、インナーホンケーブル9aやさらにはインナーホン9L,9Rが眼前に垂れ下がることのないように側頭部側で保持する機能を兼ね備えたものとなっている。
【0022】
また、ジョイント部材6Lの下側からは、この頭部装着型映像表示装置1に映像信号や音声信号等を送信するメインケーブル2が一体的に延出されており、該メインケーブル2を介して頭部装着型映像表示装置1の映像や音声の制御等を行うコントローラ3が接続されるようになっている。
【0023】
コントローラ3は、頭部装著型映像表示装置1から延出されるメインケーブル2に一体杓に接続されていて、上カバー31と下カバー32とを嵌合させることにより外装が構成され、さらに、外部装置に接続するための接続用ケーブル4が一体に延出されている。なお、接続用ケーブル4は、コントローラ3にコネクタ端子を設けて着脱自在に接続するよう構成してもよい。
【0024】
コントローラ3には、メニューの表示や着目する項目の移動、着目項目に係る設定値の変更、設定した項目の確定などを行うための操作ボタン34や、電源を投入するための電源スイッチ36(図4参照)、電源投入時に発光してその旨を視覚的に告知する電源ランプ35などが設けられている。
【0025】
操作ボタン34は、非操作時の中心位置から上下左右の4方向に倒す操作が可能であるとともに、さらに押圧操作ができるようになっていて、このコントローラ3の外装の、操作ボタン34が露呈する開口の近傍は、他の上面部31aよりも低くなる下段部31bとして形成され、操作ボタン34がこの下段邸31bから露呈して突出する高さは、上面部31aの高さよりも低くなっている。
【0026】
さらに、操作ボタン34は、上面部31aの下段部31b側の角部と、下段部31bの表面とを結んだ直線よりも下側に位置するように配置されており、コントローラ3が置かれる状態に関係なく、操作ボタン34が、置かれた面に触れることがないようになっている。こうして、コントローラ3が机上等に例えば斜めに載置されたとしても、操作ボタン34が不用意に押圧されることはない。
【0027】
次に、頭部装着型映像表示装置1における映像表示系の構成について、図2および図3を参照して説明する。
【0028】
この映像表示系は、それぞれ白色平面発光型LEDユユットからなる左右のバックライト17L,17Rと、供給された映像信号に対応した映像を発現するための左右の映像表示素子たる液晶表示素子(LCD)15L,15R(図4参照)と、これらLCD15L,15Rにより発現され対応するバックライト17L,17Rにより照明された映像による光束を使用者の左右の眼球に向けて導くためのプリズム11L,11Rとを光学系保持部材12に取り付け、さらにLCD15L,15Rを制御するための制御回路およびバックライト17L,17Rを制御するための制御回路を実装する回路基板18を光学系保持部材12に取り付けて構成されている。
【0029】
光学系保持部材12は、左眼側の光学系保持部12Lと右眼側の光学系保持部12Rとを連結部12bにより一体に繋いでなり、連結部12bのほぼ中央部に設けられた締結部12aにビス等を螺合することにより、後カバー5bに対して固定されるようになっている。
【0030】
光学系保持部材12には、光学系保持部12L,12Rのそれそれに矩形孔からなる光束通過窓12dが形成されており、その周辺の左右の角部に係止突起12cが、また周辺の係止突起12cに対向する辺の中央部に他の係止突起12jがそれぞれ設けられている。
【0031】
また、右眼側の光学系保持部12Rの連結部12b側となる2つの角部には、回路基板18を位置決めして固定するための位置規定ピン12eが突設されている。
【0032】
さらに、光学系保持部材12の左右の端部には、プリズム11L,11Rの後述する係合用凸部11aが嵌入される受部12hがそれぞれ形成されており、これらの受部12hの上面側にはボス12gがそれそれ突設されている。ボス12gの内部はねじが螺刻されたビス孔となっている。
【0033】
同様に、光学系保持部材12の連結部12bの下面側の左右の端部にも、プリズム11L,11Rの係合用凸部11aがそれぞれ嵌入される形状部分が形成されている。
【0034】
プリズム11L,11Rは、小型軽量化を図りながら高い光学性能を確保することができる自由曲面を採用したいわゆるフリーシェイプトプリズムで構成されており、対応するLCD15L,15Rによる映像の光束を2回反射した後に、使用者の眼球に向けて射出するようになっている。
【0035】
プリズム11L,11Rは、その左右上端部に系合用凸部11aが突設されて、そこにビスを螺合するためのU溝11bが刻設されており、係合用凸部11aを受部12hや連結部12bに嵌合して、ボス12gの内部や連結部12bの下面側に螺刻されたビス孔にビスを締結することにより、光学系保持部材12に固定されるようになっている。
【0036】
一方、光学系保持部材12の左右の光学系保持部12L,12Rには、光束が含む周波数成分の内の不要な高周波側の成分を除去するローパスフィルタ13L,13Rと、矩形孔14aを備えてフレア等の不要な光の通過を制限するマスク部材14L,14Rと、LCD15L,15Rとが、LCD15L,15Rを保護して覆いながら所定位置に固定されていると共に、バックライト17L,17Rを取り付けるためのバックライト保持枠16L,16Rと、バックライト17L,17Rとが下から上に向かって順に取り付けられている。
【0037】
ローパスフィルタ13L,13Rやマスク部材14L,14Rは、その4つの角部の内の1つが斜めに切り欠かれていて、間違った向きに装着されることがないように構成されている。なお、ローパスフィルタ13R、マスク部材14Rは、図示を省略してある。
【0038】
バックライト保持枠16L,16Rは、それぞれ透明な樹脂等で形成されていて、光透過面16aと、光学系保持部材12の係止突起12jに係合するための先端係合部16bと、光学系保持部材12の係止突起12cに係合するための左右一対の基端系合部16cと、対応するバックライト17L,17Rを左右一対に挟み込んで係止するための係止爪16dと、回路基板18の一端側を光学系保持部12Rの上端面12fとの間で挟み込んで固定するための固定形状部16eと、回路基板18の他端側を光学系保持部12Lの上端面との間で挟み込んで固定するための固定形状部16fとを有して構成されている。
【0039】
バックライト保持枠16L,16Rは、同一形状の部材となっており、このように左右を同一の型で成形することで、コストの削減を図り、かつ組立作業を容易に行うことができるようになっている。
【0040】
そして、各バックライト保持枠16L,16Rに対してその発光面となる下面17dを光透過面16aに対向させるようにして、対応するバックライト17L,17Rが左右を係止爪16dに挟み込まれて固定されるようになっている。
【0041】
バックライト17L,17Rは、それぞれ側方から見たときに、一方側が肉薄、他方側が肉厚となる略テーパ状の筐体17aを備えており、この筐体17aの肉厚となる背面17bの側に光源としてのLEDが配設され、筐体17aの上面17c(より詳しくはその内面)がLEDにより発光された光を均一化して反射させるための傾斜反射面となり、筐体17aの下面17dが均一化された照明光を外部に射出するための発光面となっている。
【0042】
このように、LEDを光源としてバックライト17L,17Rを構成したために、蛍光管を光源としたものに比して、低消費電力を達成することが可能となっている。
【0043】
LEDは、筐体17a内に、1つ、あるいは複数並んで配設されており、例えば、比較的波長の短い光(青色光など)を発光する光源として構成すると共に、傾斜反射面を蛍光散乱反射面として構成することにより、均一な白色光に変換して反射するようになっている。
【0044】
LCD15L,15Rからはフレキシブルプリント基板19が延出されると共に、バックライト17L,17Rからは複数のリード線20が固定テープ22により一旦固着された後に延出されており、これらの先端部は、回路基板18に実装されたコネクタ19aとリード線接続部20aにそれぞれ接続されるようになっている。
【0045】
この回路基板18は、例えば符号21で示すようなLCD15L,15Rの制御回路やバックライト17L,17Rの制御回路を実装するリジツド基板等からなり、さらに、インナーホンケーブル9aやメインケーブル2が接続されている。
【0046】
回路基板18は、極力小型化を図ったものとなっており、左側の光学系保持部12Lと右側の光学系保持部12Rとの間となる連結部12b上に載置して固定されるようになっている。
【0047】
すなわち、回路基板18の光学系保持部12R側となる2つの角部には、位置規定ピン12eにそれぞれ係入する孔18aおよび長孔18bが穿設されていて、これらを挿入することにより位置決めがなされるようになっている。
【0048】
回路基板18は、さらに、光学系保持部12R側においてその上端面12fと固定形状部16eとにより挟み込まれ、光学系保持部12L側においてその上端面と固定形状部16fとにより挟み込まれることで、光学系保持部材12に対して固定されるようになっている。
【0049】
上述した映像表示系は、前カバー5aと後カバー5bとにより覆われて、装置本体5内に収納される。
【0050】
この際、バックライト17L,17Rのさらに外側となる部分には、帯電防止フィルム(図示せず)が装着される。これにより、外部からの静電気を防いで、内部の回路を保護することができるようになっている。
【0051】
また、後カバー5bには接眼窓(図示せず)が形成されて透明板(図示せず)が嵌装されており、プリズム11L,11Rから出射される映像を、接眼窓を介して観察するようになっている。
【0052】
さらに、前カバー5aが前方に向かって緩やかな斜面形状をなしているのに合わせて、上述したようなテーパ状をなすバックライト17L,17Rをその肉薄側が前方となり、肉厚側(LEDが配設された側)が後方(つまり接眼側)となるように配設している。
【0053】
次に、図4を参照して本実施の形態による頭部装着型映像表示装置の要部の回路構成について説明する。
【0054】
コントローラ3は、YC分離回路40、デコーダ41、A/D変換回路42、同期分離回路43、3Dプロテクト処理部44、外部メモリ45、操作ボタン34、マイコン47、音声プリアンプ48、音声メインアンプ49、電源部51、電源スイッチ36を有している。また、装置本体5は、上述したように制御回路21、左右のLCD15L,15R、左右のインナーホン9L,9Rを有している。
【0055】
外部装置からフィールド順次で交互に出力される3D映像表示可能な左右の映像信号を含むアナログのコンポジット映像信号は、コントローラ3においてYC分離回路40に供給して輝度信号Yと色信号Cとに分離し、さらにデコーダ41でアナログのRGB映像信号に変換して装置本体5の制御回路21に供給して、この制御回路21から左右のLCD15L,15Rに供給する。
【0056】
左右のLCD15L,15Rは、制御回路21によりコントローラ3のマイコン47からの指令に基づいて駆動制御する。例えば、3D観察モードでは、フィールドに同期して左右のLCD15L,15Rを交互に駆動し、これにより左目用のLCD15Lに例えば偶数フィールドの映像信号を表示し、右目用のLCD15Rに例えば奇数フィールドの映像信号を表示して、これら左右の映像を観察者において融像することで3D映像を観察する。また、2次元映像(2D)観察モードでは、左右のLCD15L,15Rを同時に駆動して、左右のLCD15L,15Rに両フィールドの同一の映像信号を表示する。
【0057】
なお、3Dまたは2D観察モードの選択は、操作ボタン34の所定の操作によりマイコン47から制御回路21を介して左右のLCD15L,15Rに3D・2D選択用画面のOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)信号を供給して表示し、そのOSD画面上で操作ボタン34の操作により選択する。
【0058】
また、外部装置からコンポジット映像信号とともに供給される左右の音声信号は、コントローラ3の音声プリアンプ48で増幅し、さらに音声メインアンプ49で増幅して、装置本体5の左右のインナーホン9L,9Rから出力する。
【0059】
一方、コントローラ3において、YC分離回路40で分離した輝度信号Yは、A/D変換回路42でデジタル信号に変換して3Dプロテクト処理部44に供給する。また、この輝度信号Yは、同期分離回路43にも供給し、ここで輝度信号Yから垂直同期信号を分離してフィールド同期信号を生成し、そのフィールド同期信号を3Dプロテクト処理部44に供給する。なお、コントローラ3はS端子を有しており、このS端子に入力される輝度信号Yはデコーダ41、A/D変換回路42および同期分離回路43に供給し、色信号Cはデコーダ41に供給する。
【0060】
3Dプロテクト処理部44は、図5に示すように、メモリ制御部61、影響度演算部62および影響度判定部63を有して構成する。この3Dプロテクト処理部44では、A/D変換回路42からの順次のフィールドのデジタル映像信号を、同期分離回路43からのフィールド同期信号に同期して、メモリ制御部61を介して外部メモリ45に複数フィールド分(ここでは、順次の4フィールド分)、順次更新しながら書き込むと共に、この外部メモリ45に書き込まれた順次の2フィールド(ODDフィールドと次のEVENフィールド)の映像信号を同様にフィールド同期信号に同期してメモリ制御部61を介して読み出し、その読み出した順次のフィールドの映像信号に基づいて影響度演算部62で、例えば公知のブロックマッチング法により水平および垂直方向等の視差量を検出して、その順次検出される視差量に基づいて観察者へ与える影響度を演算し、その影響度が基準値に達したか否かを影響度判定部63で判定して、その判定結果をマイコン47に出力する。
【0061】
影響度演算部62は、図6に示すように、前処理部65、視差測定部66、評価部67、エラーコード設定部68および評価値累積部69を有して構成し、評価部67は静的視差評価部67−1および動的視差評価部67−2を有して構成する。
【0062】
メモリ制御部61により外部メモリ45から読み出された順次のフィールドの映像信号は前処理部65に供給し、ここで所定のタイミングで順次の2フィールドの画像を各々前処理部65のメモリに格納して解像度変換、スムージングなどの前処理を施す。
【0063】
視差測定部66では、前処理済みの画像から立体画像に含まれる視差量を測定して視差統計量を算出する。ここで、視差統計量とは、立体画像に含まれる視差量の最小値や最頻値などの統計データである。
【0064】
評価部67では、視差統計量を予め設定した規則に基づいて評価値に換算する。この規則は、人の視覚特性を考慮して定められる。評価部67のうち、静的視差評価部67−1は視差量の静的評価を行うもので、視差統計量の値に応じて評価値を設定する。画像に大きな視差があれば大きな評価値を設定する。一方、動的視差評価部67−2は視差量の動的評価を行うもので、視差統計量の時間変化に応じて評価値を設定する。
【0065】
ここで、入力3D映像の性質によっては、視差測定の精度が十分に得られず、算出した視差統計量の信頼性が低い場合がある。そのため、エラーコード設定部68によりエラー状況を記録しておき、評価値設定の際にエラーコード設定部68を参照して必要に応じて評価値を変更する。
【0066】
評価値累積部69では、評価部67で得られた評価値を統合して、それまでの累積値に加算し、その累積値を影響度として影響度判定部63に供給して、影響度判定部63により影響度が基準値に達したか否かを判定し、その判定結果をマイコン47に供給して、マイコン47により影響度判定部63での判定結果に基づいて制御回路21による左右のLCD15L,15Rの表示動作を制御する。
【0067】
なお、コントローラ3および装置本体5の各部には、コントローラ3に設けた電源部51から電源スイッチ36のオン下において所要の電源を供給する。
【0068】
以下、上記構成の映像表示装置において、本発明とともに開発した参考例の動作図7に示すフローチャート、図8および図9に示すOSDの表示例を参照しながら説明する。
【0069】
先ず、電源スイッチ36がオンされたら(ステップS1)、マイコン47は制御回路21を介して左右のLCD15L,15Rに、図8に示すような2Dまたは3Dの観察モードを選択させるための選択画面をOSD表示し、その選択画面上で観察者による操作ボタン34の操作のもとにカーソルを移動させて2Dまたは3Dを選択させる(ステップS2)。
【0070】
ステップS2において、2D観察モードが選択された場合には、ステップS3で通常のルーチンで、上述したように左右のLCD15L,15Rを同時に駆動して、左右のLCD15L,15Rに両フィールドの同一の映像信号を表示する。
【0071】
これに対し、ステップS2で3D観察モードが選択された場合には、3Dプロテクト処理部44への3D映像信号の入力を開始し(ステップS4)、影響度演算部62においてブロックマッチング法により全ブロックについてブロック毎に水平および垂直方向等の視差量を検出して(ステップS5)、その視差量に基づいて評価値を演算し(ステップS6)、ステップS7において全ブロックについての視差検出および視差評価の測定が終了したのを検出したら、全ブロックの評価値を統合してそれまでの累積値に加算し(ステップS8)、その累積値を影響度として影響度判定部63に供給して基準値に達したか否かを判定する(ステップS9)。
【0072】
ステップS9で、影響度が基準値に達していなければステップS8に戻って、次の順次のフィールドにおける視差評価値を累積し、影響度が基準値に達した場合には、その時点でステップS10においてマイコン47により制御回路21を介して左右のLCD15L,15Rに、例えば図9(a)に示すような警告画面をOSD表示し、その後、例えば図9(b)に示すような通知画面をOSD表示してから、電源スイッチ36を自動的にオフにして3D映像の観察を強制的に中止させる。
【0073】
このように、3D観察モードでは3Dプロテクト処理部44において、視差量を検出してその評価値を累積し、その累積値(影響度)が基準値に達したら警告画面をOSD表示して観察者に警告して電源スイッチ36を自動的にオフにすれば、3D映像観察による観察者への影響を確実に低減することができる。
【0074】
図10(a)、(b)および(c)は、本発明の第1実施の形態を説明するための図で、それぞれOSDの表示例を示すものである。
【0075】
本実施の形態は、図1乃至図6に示した構成において、3D観察モードでの映像観察時に影響度が基準値に達したら、マイコン47により制御回路21を介して左右のLCD15L,15Rに、例えば図10(a)に示すような警告画面をOSD表示して、観察者においてこのまま映像観察を「継続する」か「継続しない」かを、操作ボタン34の操作により選択させ、「継続する」が選択された場合には、例えば図10(b)に示すような通知画面をOSD表示して、2D観察モードに強制的に切り換えて通常のルーチンで映像の観察を継続させ、「継続しない」が選択された場合には、例えば図10(c)に示すような通知画面をOSD表示してから、電源スイッチ36を自動的にオフにして3D映像の観察を強制的に中止させる。
【0076】
このようにすれば、上記参考例の場合と同様に3D映像観察による観察者への影響を確実に低減することができる他、映像観察を「継続する」が選択された場合には2D観察モードに自動的に切り換えられるので、観察者は映像を最後まで観察することができる。
【0077】
ところで、従来の頭部装着型映像表示装置では、一般に16歳未満への使用を禁止しており、パスワードを登録するようにしているものがある。このような映像表示装置は、パスワードを登録した場合には個人専用となり、人によっては3D観察モードで影響度が基準値に達した後、継続して3D映像を観察しても何ら影響を受けない人もいる。
【0078】
そこで、本発明の第2実施の形態では、パスワードを登録可能とし、パスワードを登録しなくても映像の観察は可能であるが、装置の使用に際して既に登録されているパスワードが入力された場合には、3D観察モードにおいて影響度が基準値に達した後も、継続して3D映像を観察可能にする。
【0079】
図11は、かかる第2実施の形態の要部の回路構成を示すブロック図である。この頭部装着型映像表示装置は、図4に示す構成において、マイコン47に接続してパスワードを格納するパスワードメモリ71を設けたもので、その他の構成は図4と同様であるので、図4と同一構成要素には同一参照番号を付してその説明を省略する。
【0080】
本実施の形態では、パスワードメモリ71に装置使用者のパスワードを操作ボタン34の操作により予め入力して格納しておき、装置使用時にパスワードが設定されたか否か、すなわちパスワードが入力されたか否か、またパスワードが入力された場合にその入力パスワードがパスワードメモリ71に登録されているか否かに応じて、マイコン47により制御回路21を介して左右のLCD15L,15Rへの映像の表示を制御する。
【0081】
すなわち、3D観察モードにおいて、図7に示すステップS9で影響度が基準値に達したと判定されたら、次に図12にフローチャートを示すように、パスワードが設定されたか否かをマイコン47で判定する(ステップS11)。
【0082】
ここで、パスワードが設定されていると判定された場合、すなわち装置使用時にパスワードが入力され、その入力パスワードがパスワードメモリ71に登録されているパスワードと一致することがマイコン47で確認された場合には、制御回路21を介して左右のLCD15L,15Rに、例えば図13(a)に示すような警告画面をOSD表示して、観察者においてこのまま3D映像観察を「継続する」か「継続しない」かを、操作ボタン34の操作により選択させ(ステップS12)、「継続する」が選択された場合には、例えば図13(b)に示すような通知画面をOSD表示して、図7に示したステップS5に戻り、そのまま3Dの映像表示を継続させる。
【0083】
なお、この場合、図13(a)に示す警告画面を一度表示したら、以後はこの警告画面を表示することなく、観察者において例えば電源スイッチ36がオフされるまで3D観察モードを継続させるようにするか、あるいは図12のステップS12から図7のステップS5に戻った時点で、それまでに累積した影響度をリセットして新たに影響度の演算を開始し、影響度が基準値に達する毎に図13(a)に示す警告画面を表示して3D観察モードを継続するか否かを選択させるようにする。
【0084】
これに対し、ステップS12において図13(a)に示す警告画面上で、「継続しない」が選択された場合には、例えば図13(c)に示すような通知画面をOSD表示してから、電源スイッチ36を自動的にオフにして3D映像の観察を中止させる。
【0085】
一方、図12のステップS11において、パスワードが設定されていないと判定された場合、すなわち装置使用時にパスワードが入力されなかった場合や、パスワードが入力されてもその入力パスワードがパスワードメモリ71に登録されていないことがマイコン47で確認された場合には、例えば図10(a)に示したような警告画面をOSD表示して、観察者においてこのまま映像観察を「継続する」か「継続しない」かを選択させ(ステップS13)、「継続する」が選択された場合には、例えば図10(b)に示すような通知画面をOSD表示して、2D観察モードに強制的に切り換えて通常のルーチンで映像の観察を継続させ(ステップS14)、「継続しない」が選択された場合には、例えば図10(c)に示すような通知画面をOSD表示してから、電源スイッチ36を自動的にオフにして3D映像の観察を強制的に中止させる。
【0086】
本実施の形態によれば、パスワードを予め登録し、装置使用の際に登録したパスワードを入力することで、3Dの映像ソースを最後まで3D観察モードで観察することが可能となるので、満足した映像観察が可能となる。
【0087】
なお、第2実施の形態では、パスワードを登録しなくても映像観察を可能としたが、パスワードを登録し、使用の際に登録したパスワードを入力しなければ映像を観察できないようにすることもできる。この場合には、図12のステップS11を省略して、影響度が基準値に達した時点でステップS12を実行するか、あるいは影響度の演算や警告表示を行なわないように設定して3D映像を観察することができる。
【0088】
図14は、本発明の第3実施の形態の要部の回路構成を示すブロック図である。この頭部装着型映像表示装置は、図4に示す構成において、3D観察モード時に3Dプロテクト処理部44で検出される視差量に基づいて左右の映像信号のフィールドを判別するフィールド判別部75を設け、このフィールド判別部75での判別結果に応じてマイコン47により制御回路21を制御して、左側の映像信号を左側のLCD15Lに、右側の映像信号を右側のLCD15Rにそれぞれ供給するようにしたもので、その他の構成は図4と同様であるので、図4と同一構成要素には同一参照番号を付してその説明を省略する。
【0089】
すなわち、上述したようにフィールド順次の3D映像信号は、EIAJで規定されているものがあるが、国内外の現状の3D映像ソフトは、偶数フィールドにL側の信号、奇数フィールドにR側の信号が配置されているものと、それとは逆に偶数フィールドにR側の信号、奇数フィールドにL側の信号が配置されているものとが混在しているため、例えば偶数フィールドの映像信号をL側のLCD15Lに、奇数フィールドの映像信号をR側のLCD15Rに固定的に表示しようとすると、提供される3D映像ソフトが偶数フィールドがR側の映像信号で、奇数フィールドがL側の映像信号の場合には、観察者への影響度をより強くしてしまったり、3D映像を鑑賞できなくなったりする等の不都合が発生することになる。
【0090】
そこで、本実施の形態では、3Dプロテクト処理部44の影響度演算部62(図6参照)で検出される視差量に基づいてフィールド判別部75で左右の映像信号のフィールドを判別し、その判別結果に応じて左側の映像信号が供給されるフィールド期間は左側のLCD15Lを駆動し、右側の映像信号が供給されるフィールド期間は右側のLCD15Rを駆動するように、マイコン47により制御回路21を制御して、左側の映像信号を左側のLCD15Lに、右側の映像信号を右側のLCD15Rにそれぞれ表示させる。
【0091】
ここで、フィールド判別部75での視差量に基づくフィールド判別は、以下の1)、2)および3)の3つの特性から総合的に判別する。
【0092】
1)一方の極性に大き過ぎる視差が多ければ逆の可能性がある。
この点について、図15(a),(b)および図16を参照して説明する。図15(a)および(b)は、3D映像信号における視差量を説明するための図で、図15(a)は球体が飛び出して見える3D映像の観察態様を示しており、図15(b)はその際に左右のLCD15L,15Rに表示される映像を示している。図15(b)において、△印は無限遠の像を、○印は3D表示(飛び出し表示)される球体をそれぞれ示しており、XLはL映像の球体の水平位置を、XRはR映像の球体の水平位置をそれぞれ示しており、これらXLおよびXRは等しくなく、中央値より右寄りあるいは左寄りにずれている。
【0093】
図15(a)に示すように、左右のLCD15L,15Rに図15(b)に示す映像をそれぞれ表示して、左右のレンズ81L,81Rを経て左右の眼球82L,82Rで観察すると、球体は左右の眼球82L,82Rのピントが合う虚像位置83に表示され、この虚像位置83に表示される2つの像が融像位置84において1つの像として融像されて観察される。ここで、左右のレンズ81L,81Rの位置から融像位置84までの距離は輻輳距離、左右のレンズ81L,81Rの位置から虚像位置83までの距離は視距離と呼ばれ、水平視差量は左右の映像の水平位置の差、例えば(XL−XR)で表わされ、この視差量は輻輳距離に対応し、視差量が大きいと手前への飛び出し度が大きいことを意味している。
【0094】
ところが、図16に示すように、L側のLCD15LにR側の映像が、R側のLCD15RにL側の映像が表示されると、R側のLCD15Rに表示される映像のXRが大きくなり、球体は画面中央から右側にずれ、視差量はマイナスになる。
【0095】
このように、3D映像に含まれる多くの画像が上記の関係になっているときは、左右の映像が逆に表示されていると判断する。なお、上記の例では(XL−XR)から水平視差量を検出することから、左右映像が逆の場合にはマイナスに大きくなるが、(XR−XL)から水平視差量を検出する場合には、逆にプラスに大きくなる。
【0096】
2)画面上半分と下半分とでは概ね下の方が視差が大きい。
通常の風景の場合、画面の下部は近景、上部は遠景であることが多く、例えば図17に示すようにテーブル上の物体を斜め上から俯瞰するような画像では手前が下にくることになる。
【0097】
このことを考慮すると、例えば、図18(a)に示すように、壁面85の手前にある球状物体86を左右のカメラ87L,87Rで俯瞰して撮像した場合には、左右の映像は図18(b)に示すようになり、これが左右のLCD15L,15Rに逆に表示されると図19に示すようになって、上記1)の場合と同様の現象が生じる。したがって、画面下半分で視差が逆方向に大きい場合には、左右の映像が逆に表示されていると判断する。
【0098】
3)画面端で垂直視差が発生している場合、右上端なら右画像の方が上、右下端なら右画像が下にずれている。
すなわち、図20(a)に示すように、壁面85を左右のカメラ87L,87Rで撮像した場合には、左右の映像は図20(b)に示すようになる。ここで、左右の画面に表示される壁面の右上端A,A′に注目すると、左画像の右上端Aの位置よりも右画像の右上端A′の位置の方がh分上にずれており、右下端B,B′に注目すると、左画像の右下端Bの位置よりも右画像の右下端B′の位置の方が下にずれている。
【0099】
これに対し、図20(b)に示す画像が、図21に示すように、左右のLCD15L,15Rに逆に表示されると、上記の関係が逆になる。したがって、このような垂直視差が発生している場合には、左右の映像が逆に表示されていると判断する。
【0100】
フィールド判別部75では、3Dプロテクト処理部44で検出される視差量に基づいて上記の3つの特性から左右の映像信号のフィールドを判別し、左右のLCD15L,15Rに表示される映像信号が逆の場合には、左側の映像信号が左側のLCD15Lに、右側の映像信号が右側のLCD15Rに正しく表示されるように、マイコン47を介して制御回路21による左右のLCD15L,15Rの駆動を切り替えると共に、3Dプロテクト処理部44のメモリ制御部61(図5参照)による外部メモリ45からの順次のフィールドの映像信号の読み出し順序を逆に切り替える。
【0101】
上記のフィールド判別部75によるフィールドの期間中は、左右のLCD15L,15Rに外部装置からの映像信号を表示することなく、ブルーバックあるいはブラックバック等に「検出中」等のフィールド判別中を表わす旨をOSD表示し、判別が終了したら、上述したように左側の映像信号を左側のLCD15Lに、右側の映像信号を右側のLCD15Rに正しく表示するように、マイコン47により制御回路21を制御して3D映像を表示する。以後は、第1実施の形態あるいは第2実施の形態と同様に動作させる
【0102】
このように、本実施の形態では、3D観察モード時に3Dプロテクト処理部44で検出される視差量に基づいてフィールド判別部75で左右の映像信号のフィールドを判別し、左側の映像信号は左側のLCD15Lに、右側の映像信号は右側のLCD15Rに正しく表示するように制御するようにしたので、提供される3D映像ソフトの左右の映像信号の順序に影響されることなく、3D映像を正規の状態で鑑賞することができる。
【0104】
図22は本発明の第4実施の形態の要部の回路構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記第1〜第3の各実施の形態において3Dプロテクト処理部44の機能をデジタル画像処理ユニットに持たせた点が基本的に異なるものである。
【0105】
図22において、コントローラ300は、A/V入力端子101から入力されるコンポジット映像信号VBSを輝度信号Yと色信号Cとに分離するYC分離回路402と、A/V入力端子101またはS映像入力端子103の何れに接続がなされているかに応じて接続されている端子からの信号を選択して出力するスイッチ104と、このスイッチ104からの輝度信号Yと色信号Cとを赤(R),緑(G),青(B)の各色の信号に変換するとともに垂直同期信号VD、水平同期信号HD、フィールド信号E/Oを抽出するデコーダ105と、このデコーダ105から出力されるRGB信号とコンピュータ等の外部装置からRGB入力端子107に入力されるRGBのPC映像信号とを切り替える切り替えスイッチ108と、この切り替えスイッチ108からのRGB信号を通常の2倍のサンプリング周波数でサンプリングしてデジタル信号にそれぞれ変換するA/D変換器109R,109G,109Bと、これらA/D変換器109R,109G,109Bによりデジタル化された映像信号に基づいて上記実施の形態で説明した3Dプロテクト処理を行なうと共に、映像信号を4点シフトの画素ずらし(ウォブリング)に対応したLCD表示をするためのデジタル的な画像処理、および画像のマスク処理を行うデジタル画像処理ユニット110と、このデジタル画像処理ユニット110の作業用メモリとしてのDRAM111と、デジタル画像処理ユニット110から出力されるデジタルのRGB信号をアナログ信号にそれぞれ変換するD/A変換器112R,112G,112Bと、A/V入力端子101から入力される音声信号および音声入力端子113から入力される音声信号を切り替えるとともにその切り替えに応じて音量や音質を調整する音声ユニット114と、RGB入力端子107から入力される垂直同期信号VDおよび水平同期信号HDを波形整形する波形整形回路115と、コントローラ300の各部および装置本体150の各部に所要の電源を供給する電源回路116と、この電源回路116の電源電圧を検出する電源電圧検出回路117と、EPROM118と、電源ボタン,メニューボタンおよび選択ボタン等を有する操作ボタン119と、デコーダ105からの垂直同期信号VD、水平同期信号HD、フィールド信号E/O、波形整形回路115からの垂直同期信号VD、水平同期信号HD、電源電圧検出回路117からの検出電圧、EPROM118の記憶内容、操作ボタン119の操作等に基づいて各部の動作を制御するCPU120と、を有している。
【0106】
ここで、EPROM118には、映像/音声等に関する各種の設定値や初期値を映像ソースに関連して記憶すると共に、映像ソースに関連して使用者が任意に設定した調整値を記憶するようにする。本実施の形態では、映像ソースとして、AVモードであるNTSC方式およびPAL方式の各コンポジット映像信号およびS映像信号の4種類の映像信号と、PCモードであるコンピュータ等の外部装置からのPC映像信号との合計5種類の映像ソースを選択可能とし、これら各映像信号に対して独立して映像に関する調整、例えばAVモードの各映像信号については、コントラスト、ブライト、色の濃さ、色あい、シャープネス、ホワイトバランス赤、ホワイトバランス青の各項目を、またPCモードのPC映像信号については、コントラスト、ブライトの各項目を調整可能とする。また、音声信号に関しては、AVモードとPCモードとで独立して、例えば音量、バス、トレブル、バランス、サラウンド等の各項目を調整可能とする。また、3D観察モードにおける影響度の基準値も、観察者において適宜設定変更してEPROM118に格納する。
【0107】
また、装置本体150は、左右のLCD151L,151R、左右のバックライト(BL)152L,152Rおよび左右のウォブリング素子(WB)153L,153Rの他に、コントローラ300からのアナログRGB信号によりLCD151L,151Rを駆動するLCD駆動回路154と、バックライト152L,152Rを駆動する左右のバックライト(BL)駆動回路155L,155Rと、ウォブリング素子153L,153Rを駆動する左右のウォブリング素子(WB)駆動回路156L,156Rと、EPROM157と、このEPROM157の記憶内容およびコントローラ300のCPU120からの信号等に基づいてLCD151L,151R、バックライト駆動回路155L,155Rおよびウォブリング素子駆動回路156L,156R等の動作を制御するタイミングジェネレータ(TG)ユニット158と、左右のインナーホン159L,159Rと、を有している。
【0108】
ここで、EPROM157には、各バックライト駆動回路155L,155R毎に、対応するバックライト152L,152Rをほぼ同一の所定の照明輝度で駆動するための電源電圧に対応する制御データ、例えば電源電圧が基準電圧にあるときの初期データに対するオフセットデータを予め格納しておく。
【0109】
本実施の形態では、操作ボタン119の操作によるOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)によってAVモードとPCモードとを切り替え選択し、このOSDのスイッチにより切り替えスイッチ108でAV入力かPC入力かを選択する。なお、スイッチ104は、S映像入力端子103が接続されると、S優先となるようにスイッチ切り替えがなされるようにする。
【0110】
また、CPU120により映像ソースに応じた映像設定を行い、その映像設定に応じて入力映像信号をデコーダ105、デジタル画像処理ユニット110、LCD駆動回路154において画像処理して左右のLCD151L,151Rに表示すると共に、AVモードまたはPCモードに応じて音声設定を行い、その音声設定に応じて音声ユニット114において入力音声信号を音声処理して左右のインナーホン159L,159Rから出力する。
【0111】
すなわち、映像設定においては、映像ソースを確認してEPROM118から該当する映像ソースの調整値を読み出し、その読み出した各調整値を対応する回路部、例えばデコーダ105、デジタル画像処理ユニット110、LCD駆動回路154およびタイミングジェネレータユニット158に書き込む。これにより、入力映像信号を、設定された各調整値に応じて処理して、左右のLCD151L,151Rに表示する。なお、映像ソースがPC映像信号の場合には、デコーダ105での処理は行わない。
【0112】
また、音声設定においては、映像ソースを確認してAVモードまたはPCモードに応じてEPROM118から該当するモードの調整値を読み出し、その読み出した各調整値を音声ユニット114に書き込み、これにより入力音声信号を設定された各調整値に応じて処理して左右のインナーホン159L,159Rから出力する。
【0113】
このように、EPROM118に、映像ソースに関連して映像/音声等に関する各種の設定値や初期値を記憶すると共に、使用者が任意に設定した調整値を記憶して、入力された映像ソースに基づいてEPROM118に記憶されている対応する映像ソースのデータにより入力映像/音声信号を処理することにより、映像ソース毎に微妙な映像の違いをそれぞれデータとして設定することができると共に、呼び出し操作を要することなく入力映像/音声信号を自動的に処理することができる。したがって、映像ソースを変えても、何らの操作を行うことなく、常に所望の状態で映像を観察することができ、使い勝手を向上することが可能となる。
【0114】
なお、デジタル画像処理ユニット110での3Dプロテクト処理は、上記第1、第2または第3実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば、3D観察モード時に、3Dプロテクト処理手段により左右の映像表示素子に供給される左右の映像信号の視差量を検出し、その検出した視差量に基づいて観察者へ与える影響度を演算して、その演算した影響度が基準値に達したか否かを判定し、影響度が基準値に達したと判定されたときは、その旨を表示制御手段により左右の映像表示素子に選択的に表示すると共に、その旨を表示する際には、その表示とともに映像を継続して鑑賞するか否かを左右の映像表示素子上で選択可能に表示するようにしたので、観察者への3D映像の影響度を低減することができ、映像を常に適切な状態で観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における頭部装着型映像表示装置およびコントローラを前面側から示す斜視図である。
【図2】 図1に示す頭部装着型映像表示装置の映像表示系を組み立てた様子を示す斜視図である。
【図3】 図2に示す映像表示系の一部分解斜視図である。
【図4】 第1実施の形態における要部の回路構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す3Dプロテクト処理部の一例の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5に示す影響度演算部の一例の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明とともに開発した参考例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】 同じく、参考例におけるOSD表示例を示す図である。
【図9】 同じく、参考例におけるOSD表示例を示す図である。
【図10】 本発明の第1実施の形態を説明するためのOSD表示例を示す図である。
【図11】 本発明の第2実施の形態における要部の回路構成を示すブロック図である。
【図12】 第2実施の形態における要部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】 第2実施の形態におけるOSD表示例を示す図である。
【図14】 本発明の第3実施の形態における要部の回路構成を示すブロック図である。
【図15】 第4実施の形態を説明するための図である。
【図16】 同じく、第3実施の形態を説明するための図である。
【図17】 同じく、第3実施の形態を説明するための図である。
【図18】 同じく、第3実施の形態を説明するための図である。
【図19】 同じく、第3実施の形態を説明するための図である。
【図20】 同じく、第3実施の形態を説明するための図である。
【図21】 同じく、第3実施の形態を説明するための図である。
【図22】 本発明の第4実施の形態における要部の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 コントローラ
5 装置本体
9L,9R インナーホン
15L,15R 液晶表示素子(LCD)
21 制御回路
34 操作ボタン
36 電源スイッチ
40 YC分離回路
41 デコーダ
42 A/D変換回路
43 同期分離回路
44 3Dプロテクト処理部
45 外部メモリ
47 マイコン
48 音声プリアンプ
49 音声メインアンプ
51 電源部
61 メモリ制御部
62 影響度演算部
63 影響度判定部
71 パスワードメモリ
75 フィールド判別部

Claims (5)

  1. フィールド順次で交互に供給される立体映像表示可能な左右の映像信号を受けて左右の映像表示素子に映像を表示する映像表示装置において、
    上記左右の映像表示素子に供給する左右の映像信号の視差量を検出して観察者へ与える影響度を演算し、その演算した影響度が基準値に達したか否かを判定する3Dプロテクト処理手段と、
    上記3Dプロテクト処理手段で上記影響度が上記基準値に達したと判定されたときに、その旨を上記左右の映像表示素子に選択的に表示すると共に、その旨を表示する際には、その表示とともに映像を継続して鑑賞するか否かを上記左右の映像表示素子上で選択可能に表示する表示制御手段とを有することを特徴とする映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像表示装置において、
    上記表示制御手段は、映像を継続して鑑賞することが選択されたときは奇数フィールドまたは偶数フィールドの映像信号を上記左右の映像表示素子に供給して映像を強制的に2次元表示させ、映像を継続して鑑賞しないことが選択されたときは、メイン電源を強制的にオフすることを特徴とする映像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の映像表示装置において、
    観察者のパスワードを選択的に入力するパスワード入力手段と、
    上記パスワード入力手段からのパスワードを選択的に格納するパスワード格納手段と、
    上記パスワード入力手段からのパスワードが上記パスワード格納手段に格納されているか否かを判定するパスワード判定手段とを有し、
    上記表示制御手段は、上記パスワード判定手段によりパスワードが格納されていると判定されたときは、上記3Dプロテクト処理手段において上記影響度が上記基準値に達したと判定されてもその旨を上記左右の映像表示素子に表示することなく上記左右の映像表示素子により立体映像を表示させ、上記パスワード判定手段によりパスワードが格納されていないと判定されたときは、上記3Dプロテクト処理手段において上記影響度が上記基準値に達したと判定されたらその旨を上記左右の映像表示素子に表示することを特徴とする映像表示装置。
  4. 請求項1,2または3に記載の映像表示装置において、
    上記3Dプロテクト処理手段で検出される視差量に基づいて左右の映像信号のフィールドを判別するフィールド判別手段を有し、
    上記表示制御手段は、上記フィールド判別手段での判別結果に応じて、左側の映像信号を左側の映像表示素子に、右側の映像信号を右側の映像表示素子にそれぞれ供給することを特徴とする映像表示装置。
  5. 請求項4に記載の映像表示装置において、
    上記フィールド判別手段によるフィールドの判別期間中は、上記表示制御手段は上記左右の映像表示素子による立体映像の表示を禁止すると共に、これら左右の映像表示素子にフィールドの判別期間中である旨を表示することを特徴とする映像表示装置。
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