JP2002125246A - ステレオ画像撮影アダプタ、ステレオ画像撮影用カメラ、および、ステレオ画像処理装置 - Google Patents

ステレオ画像撮影アダプタ、ステレオ画像撮影用カメラ、および、ステレオ画像処理装置

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JP2002125246A
JP2002125246A JP2000315715A JP2000315715A JP2002125246A JP 2002125246 A JP2002125246 A JP 2002125246A JP 2000315715 A JP2000315715 A JP 2000315715A JP 2000315715 A JP2000315715 A JP 2000315715A JP 2002125246 A JP2002125246 A JP 2002125246A
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stereo
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数種類の立体視の方法はそれぞれ一長一短が
あり、たとえばインターネットを通じて立体画像を公開
する場合、これにアクセスする端末がどのような方式で
立体視するかを予め知ることができず、画像のレイアウ
トや画像の表示方法を決定することができないという問
題点があった。 【解決手段】左眼の視点で撮影された左画像と右眼の視
点で撮影された右画像を表示するとき、裸眼立体視モー
ド、3Dスコープモード、2色メガネモード、液晶シャ
ッタメガネモードのどのモードが選択されているかを判
断し、その選択されているモードに合わせた配置,色,
切換方式を設定して、ディスプレイに表示する。これに
より、利用者は持っている器具や能力に合わせて立体視
をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、疑似的に立体視
するためのステレオ画像を撮影するためのステレオ画像
撮影アダプタ、ステレオ画像撮影用カメラ、および、ス
テレオ画像を用いて立体視を可能にしたステレオ画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを用いた商取引、いわゆ
るEコマースにおいては、実際に商品を手に取ってみる
ことができないため、画面上で商品を立体視させること
は非常に有効である。そして、従来より、平面の画像を
用いて疑似的に立体視する方法やそのような画像が種々
提案されている。たとえば:左右の視角からみた2枚の
画像を並置し、利用者が右視野の画像を右目で、左視野
の画像を左目で見ることにより自分の能力で立体視する
裸眼立体視 左右の視角から見た2枚の画像を並置し、鏡などを用い
て、右視野の画像を右目に導き、左視野の画像を左視野
に導く3Dスコープを用いた立体視 左右の視角から見た画像データを所定の演算によってそ
れぞれ赤色および青色の画像にし、利用者が左右のレン
ズがそれぞれ青色・赤色(前記青色の2倍の濃さの赤
色)のメガネを掛けて鑑賞する2色メガネ立体視 左右の視角の画像データを10ms程度の周期で切り換
えて表示し、この表示切換に同期して左右を視野を開閉
する液晶メガネでみる液晶メガネ立体視 などがあり、それぞれ長所・短所がある。
【0003】最も自然に立体視が可能なのが液晶メガネ
立体視であるが、左右に液晶シャッターがついた液晶メ
ガネが必要であり、画像を表示するパソコンもこれを制
御する機能が必要であり、高級なシステムでなければこ
の立体視はできない。また、2色メガネによる立体視も
誰でも容易に見ることができるが、左右のレンズの色が
補色関係の異なる色であるため、長時間の鑑賞がきびし
く、且つ見にくいカラー表示になるという欠点があっ
た。3Dスコープは比較的簡易なシステムでカラーの立
体視をすることができるが、メガネとちがって視野が狭
いという欠点があった。また、裸眼立体視は器具を必要
としないため最も簡易であるが、小さい画像しか見るこ
とができないうえ、利用者の能力による部分が大きくだ
れでも立体視できるというわけではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ように複数種類の
立体視の方法はそれぞれ一長一短があり、たとえばイン
ターネットを通じて立体画像を公開する場合、これにア
クセスする端末がどのような方式で立体視するかを予め
知ることができず、画像のレイアウトや画像の表示方法
を決定することができないという問題点があった。
【0005】また、立体視は、左右の視角の画像を必要
とするが、この左右の画像は、正確に水平な2点で撮影
され、同じ画角且つ同じ倍率であることが正確な立体視
の条件である。しかし、従来実用化されている通常のカ
メラでこれを実現することは困難であり、また、撮影さ
れた複数の画像のうち、どれがステレオの左右の画像で
あるかを後で判断することが困難な場合があった。ま
た、撮影時に立体感の強弱を付けることが困難な場合が
多かった。
【0006】この発明は、正確なステレオ画像を撮影可
能なステレオ画像撮影アダプタ、ステレオ画像撮影用カ
メラ、および、種々の方式で立体視を可能にしたステレ
オ画像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のステレオ画像
撮影アダプタは、カメラに取り付けられるアダプタであ
って、カメラが撮影する画像の左端または右端にマーク
画像を写し込むキーを備えたことを特徴とする。この発
明のステレオ画像撮影アダプタは、スライドレールおよ
び該スライドレール上を摺動するカメラ台を備え、前記
カメラ台は前記スライドレールに対して直角の方向にカ
メラが取り付けられることを特徴とする。この発明のス
テレオ画像撮影アダプタは、前記発明において、前記カ
メラ台がスライドレールの左端に移動したとき、該カメ
ラ台に取り付けられたカメラが撮影する画像の左端にマ
ーク画像を写し込むキーを備えたことを特徴とする。こ
の発明のステレオ画像撮影アダプタは、前記発明におい
て、前記カメラ台がスライドレールの右端に移動したと
き、該カメラ台に取り付けられたカメラが撮影する画像
の右端にマーク画像を写し込むキーを備えたことを特徴
とする。
【0008】上記発明において、キーはたとえばカメラ
のレンズ(視野)に突出する棒のようなもので構成され
る。これを画像左端または右端に写し込むことによっ
て、ステレオ画像の左画像であるか右画像であるかを利
用者が容易に判断することができ、また、自動識別処理
も容易になる。また、カメラをスライドレール上で左右
に摺動させるようにしたことにより、同じ高さで同じ向
きのステレオ画像を確実に撮影できるようになる。な
お、上記発明において左右を反転させても同一構成であ
り、同一の効果を奏することができる。したがって、上
記発明の左右を反転させた発明も実質的に上記発明と同
一であって本願上記発明の技術的範囲に含まれるもので
ある。
【0009】この発明のステレオ画像撮影用カメラは、
左画像または右画像であることを入力する操作子を備
え、該操作子が操作された状態でシャッタがオンされた
とき、該シャッタのオンで撮影された画像がステレオの
左画像または右画像である旨を記録することを特徴とす
る。この発明のステレオ画像撮影用カメラは、筐体の左
右にそれぞれシャッタを備え、左側のシャッタがオンさ
れたとき、該シャッタのオンで撮影された画像がステレ
オの左画像である旨を記録し、右側のシャッタがオンさ
れたとき、該シャッタのオンで撮影された画像がステレ
オの右画像である旨を記録することを特徴とする。この
発明のステレオ画像撮影用カメラは、筐体の背面右側に
物体検出センサを備え、該物体検出センサが物体を検出
している状態でシャッタがオンされたとき、該シャッタ
のオンで撮影された画像がステレオの左画像または右画
像である旨を記録することを特徴とする。
【0010】この発明では、ステレオ画像の左画像を撮
影するときと右画像を撮影するときとで、利用者に別の
操作をさせることにより、撮影された画像が右画像であ
るか左画像であるかを識別する。すなわち、左画像を撮
影するときは操作子を操作させるまたは左シャッタをオ
ンさせる。また、左右の画像をそれぞれ左右の眼でファ
インダを覗いて撮影させる。左の眼でファインダを覗く
と顔が相対的に右に移動して筐体の右側に設けられてい
る物体検出センサに検出される。上記の操作により、そ
のとき撮影された画像が左画像であることが識別され
る。なお、上記発明において左右を反転させても同一構
成であり、同一の効果を奏することができる。したがっ
て、上記発明の左右を反転させた発明も実質的に上記発
明と同一であって本願上記発明の技術的範囲に含まれる
ものである。
【0011】この発明のステレオ画像撮影アダプタは、
スライドレールと、該スライドレール上に固定された左
カメラ台と、該左カメラ台の右側のスライドレール上を
摺動する右カメラ台と、該左および右のカメラ台に取り
付けられたカメラのシャッタを同時にオンする同時シャ
ッタオン手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】この発明のステレオ画像撮影アダプタは、
前記発明において、前記同時シャッタオン手段は、前記
カメラのシャッタをリモートで動作させる赤外線リモコ
ンの光を前記2台のカメラに同時に入光させる反射板で
あることを特徴とする。この発明のステレオ画像撮影ア
ダプタは、前記発明において、前記同時シャッタオン手
段は、両方のカメラのシャッタボタンに当接するシャッ
タキューと、このシャッタキューを同時に押し下げる押
下機構とを有することを特徴とする。この発明のステレ
オ画像撮影アダプタは、前記発明において、前記左カメ
ラ台に取り付けられたカメラが撮影する画像の左端にマ
ーク画像を写し込むキーを備えたことを特徴とする。こ
の発明のステレオ画像撮影アダプタは、前記発明におい
て、前記右カメラ台がスライドレールの右端に移動した
とき、該カメラ台に取り付けられたカメラが撮影する画
像の右端にマーク画像を写し込むキーを備えたことを特
徴とする。
【0013】上記発明において、キーはたとえばカメラ
のレンズ(視野)に突出する棒のようなもので構成され
る。これを画像左端または右端に写し込むことによっ
て、ステレオ画像の左画像であるか右画像であるかを利
用者が容易に判断することができ、また、自動識別処理
も容易になる。また、右カメラをスライドレール上で左
右に摺動させるようにしたことにより、右画像を左画像
との間隔を変えて複数枚撮影することができ、立体感の
強弱を調節しながら同じ向き、同じ高さの複数種類のス
テレオ画像を得ることができる。なお、上記発明におい
て左右を反転させても同一構成であり、同一の効果を奏
することができる。したがって、上記発明の左右を反転
させた発明も実質的に上記発明と同一であって本願上記
発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0014】この発明のステレオ画像撮影用カメラは、
レンズおよび撮像手段を有する左右のカメラ部と、該左
右のカメラ部に対して画像の撮影を同時に指示するシャ
ッタ手段と、前記左右のカメラ部の間隔を変化させる間
隔調節手段と、を備えたことを特徴とする。この発明の
ステレオ画像撮影用カメラは、前記発明において、前記
間隔調節手段は、左右のカメラ部を接続するヒンジ機構
を含むことを特徴とする。この発明のステレオ画像撮影
用カメラは、前記発明において、前記間隔調節手段は、
一方のカメラ部に対して他方のカメラ部水平に移動させ
る摺動機構を含むことを特徴とする。この発明のステレ
オ画像撮影用カメラは、前記発明において、前記左右の
カメラ部に入射している映像をリアルタイムで表示する
左右それぞれのファインダディスプレイを備えるととも
に、前記左右のカメラ部が同時に撮影した画像を前記フ
ァインダディスプレイに表示する再生手段を備えたこと
を特徴とする。
【0015】この発明では、左右のカメラ部を設けたこ
とにより、同時にステレオの左右の画像を同時に撮影す
ることを可能にした。そして間隔調節手段で左右のカメ
ラ部の間隔を調整することにより、撮影されたステレオ
画像の立体感を調節することができる。また、左右のフ
ァインダディスプレイを設けたことにより、そのとき左
右のカメラに入射している映像をリアルタイムに立体視
することができ、撮影する画像を的確に決定することが
できる。また、既に撮影した画像をこのファインダディ
スプレイに表示することにより、撮影済の画像を立体視
して確認することも可能になる。
【0016】この発明のステレオ画像処理装置は、複数
の画像データのうち、左端または右端にマーク画像が写
し込まれている画像データをステレオの左画像または右
画像と判断する判定手段を備えたことを特徴とする。こ
の発明のステレオ画像処理装置は、左右の画像からなる
ステレオ画像を供給するステレオ画像供給手段と、該ス
テレオ画像の出力モードを選択する出力モード選択手段
と、選択された出力モードで前記ステレオ画像を出力す
る出力手段と、を備えたことを特徴とする。この発明の
ステレオ画像処理装置は、前記発明において、前記ステ
レオ画像の出力モードは、左右の画像を人間の両眼の間
隔で出力する裸眼立体視モード、左右に別々の画像を入
射させる3Dスコープに合わせた位置に左右の画像を出
力する3Dスコープモード、左右の画像を別々の色で描
画された映像で重ねて出力する2色メガネモード、およ
び、左右の画像を人間の知覚可能な時間未満の間隔で交
互に切り換えて表示し、この表示の切り換えに同期した
信号を出力するシャッタメガネモードの全部または一部
であることを特徴とする。
【0017】この発明では、ステレオ撮影された画像を
取り込んで左右の判断および立体視のための出力を行
う。ここで、出力は、ディスプレイへの表示、プリント
アウト、立体視用画像ファイルとして保存することを含
む。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
左画像識別アダプタの外観図である。この左画像識別ア
ダプタは、ステレオ画像を撮影するときに使用されるも
のであり、左眼の視点から撮影される左画像を撮影する
ときに左画像である旨のキーマークを画像ファイルに写
し込むためのものである。ステレオ画像は上記左眼用の
左画像と右眼用の右画像からなる組画像である。左画像
識別アダプタ10は、I字形をしたI金具11、L字形
をしたL金具12、I金具11とL金具12を接続する
ネジ13、カメラにマーク画像を写し込むキー14、キ
ー14とL金具12とを接続するヒンジ金具15、この
アダプタおよびカメラ水平を検出する気泡水準器16な
どで構成される。I金具11には長手方向に長穴11a
が開設されており、この長穴11aに前記ネジ13およ
びカメラ(不図示)の三脚用ネジ穴に螺合するネジ(不
図示)が貫通している。長穴11aはI金具11の長手
方向のほぼ全体にわたって開設されているため、カメラ
およびL金具12の固定位置は自由である。また、L金
具12の垂直部12aおよび水平部12bにも長穴12
c,12dが開設されており、前記ネジは水平部12b
の長穴12dを貫通している。長穴12dは水平部12
bのほぼ全域にわたって開設されているため、L金具1
2がI金具11と交わる位置は自由である。ヒンジ金具
14は、細長い棒状であるキーを支持するとともに、垂
直部12aの長穴12cに固定され、90度揺動可能で
ある。L金具12およびヒンジはキー14をカメラのレ
ンズの前に移動させたり、レンズの前から外したりする
ことができる。利用者は、カメラの大きさやバランスを
考慮して、長穴11aの適当な部分にカメラおよびL字
金具12をネジ固定し、ヒンジ15の固定位置やキー1
4の固定位置を調節してキー14の先端部がカメラのレ
ンズの左端に掛かるようにする。液晶ディスプレイを備
えたデジタルカメラ、デジタルビデオカメラであれば、
この液晶ディスプレイに写る映像でキーの位置を確認す
ることができる。
【0019】利用者が、1台のカメラを用いて立体視用
のステレオ組画像を撮影する場合、左画像と右画像を順
次撮影するが、左画像を撮影するとき前記キー14をレ
ンズの前にかかるようにして撮影し、右画像を撮影する
とき、ヒンジ15を視点に前記キー14を回動させ、キ
ー14の先端部がレンズにかからないようにして撮影す
る。これにより、図5(D)の左側の画像のように、画
像の左端にマークが写し込まれ、左右の画像の識別が容
易になる。
【0020】なお、この左画像識別アダプタ10は手持
ち撮影で用いてもよいし、三脚等に固定した撮影に用い
てもよい。また、この左識別アダプタ10にカメラを取
り付けて三脚に固定し、もう一つのカメラを別の三脚に
固定して前記カメラの右側に設置することにより、2台
のカメラを用いて同時にステレオ撮影をすることも可能
である。
【0021】次に、図2に、この発明の他の実施形態で
あるスライド式撮影アダプタを示す。このスライド式撮
影アダプタは、カメラをスライドさせることによって左
右の画像を撮影することができるものである。同図にお
いて、このスライド式撮影アダプタ20は、撮影方向に
直角に設置されるスライドレール21、このスライドレ
ール21に摺動自在に嵌合し、カメラが固定されるカメ
ラ台22、スライドレール21の両端に設けられる左右
のエンドピース23,24、および、スライドレールを
三脚に固定するための固定部25を有している。エンド
ピース23,24はスライドレール21の両端に固定さ
れており、カメラ台22がスライドレール21から外れ
ないようにしている。カメラ台22および左側のエンド
ピース23上にはI金具11(図1参照)が取り付けら
れており、この上にカメラまたはL金具12を取り付け
られるようになっている。また、エンドピース23上に
設けられたI金具11には気泡水準器16が設けられて
おり、このスライド式撮影アダプタが水平に設置されて
いるかを判定することができる。
【0022】カメラはカメラ台22上のI金具11の長
穴11aに取り付ける。そして、スライドレール21の
左端に移動させて左画像を撮影し、所定の長さ右に移動
させて右画像を撮影する。右画像は1枚でもよく、左画
像の撮影位置との間隔を変えて複数枚撮影してもよい。
【0023】図3は図2のスライド式撮影アダプタに左
画像識別用のキー14を設けた実施形態を示す。同図に
おいて、左エンドピース23上に取り付けられているI
金具11にネジ13を用いてL金具12を取り付け、こ
のL金具12の垂直部12aにキー14を固定してい
る。このキー14を左画像を撮影する位置のカメラのレ
ンズに掛かるように設けることにより、左画像の左端部
にマークを写し込むことができ、識別が容易になる。
【0024】なお、図2、図3のスライド式撮影アダプ
タにおいて、1枚の左画像と1枚の右画像からなる組画
像をペア画像といい、1枚の左画像と、この左画像の視
点から距離を変化させて撮影した複数枚の右画像からな
る組画像をシリーズ画像という。これは、左画像と右画
像の視点の距離が変化すると、距離感・立体感が変化す
るため、立体視したときの距離感や立体感を変化させた
いとき、右画像を複数枚撮影してこれを切り換えながら
鑑賞する。
【0025】この場合、図4(A)に示すように光軸を
並行にしたまま複数枚の画像を撮影してもよい(この場
合、視線は常に無限遠を向いている)が、同図(B)に
示すように特定のオブジェクトを視線を向けてカメラの
向きを変化させるようにしてもよい。これはカメラの取
り付け角度を変えてカメラの向きを変化させてもよい
が、カメラ台を回動可能なものに構成し、カメラ台を回
転させることでカメラの向きを変化させるようにしても
よい。回転可能なカメラ台については後述する。
【0026】ここで、1枚の左画像、1枚の右画像から
なるペア画像、および、1枚の左画像、複数枚の右画像
からなるシリーズ画像の画像ファイル群の配列のしかた
について、図5を参照して説明する。同図(A)は一般
的なペア画像の配列の例を示し、同図(B)は一般的な
シリーズ画像の配列の例を示す図である。このような画
像の配列では組画像の区切りや左画像がどれかが分から
ないため内容を比較して決定する必要がある。一方、同
図(D)、(I)のペア画像や同図(E)〜(H)のシ
リーズ画像のように左画像にマークを写し込んでおくこ
とにより、左画像および組画像の開始点を容易に判断す
ることができる。なお、この図において(C)、(E)
〜(H)の黒い画像ファイルはシリーズ画像の区切り
(終了または開始)を表す画像ファイルであり、カメラ
(デジタルカメラ)の場合レンズをマスクして撮影する
ことによって作成することができる。すなわちシリーズ
画像を撮影し終わったとき、または、シリーズ画像を撮
影する前にマスク撮影して黒い画像ファイルを作成して
おくことにより、シリーズ画像の区切りを容易に判断す
ることができる。また、同図(G)〜(H)の右画像の
右端にもマークが写し込まれている。これは図6に示す
ように右側のエンドピース24にもキー14を設けて撮
影したものである。これにより、左画像には左側のキー
画像が写し込まれ、右画像には右側のキー画像が写し込
まれ、識別が容易になる。また、シリーズ画像の場合に
は、左画像と右端の右画像にそれぞれキーが写し込まれ
るため、シリーズの最初と最後が分かりやすい。
【0027】図6において、このスライド式撮影アダプ
タは、図3のスライド式撮影アダプタに更に右側のキー
14を設けた実施形態を示している。右側のキー14の
取付機構は左側のキーの取付機構と左右対称であるため
説明を省略する。
【0028】上記実施形態では、1台のカメラを右に移
動させて左右の画像を別々の画像ファイルとして撮影す
る場合に使用するアダプタを示したが、次に1つの画像
ファイルに左右の画像を写し込むステレオアダプタ、お
よび、2台のカメラを取り付けて同時に左右の画像ファ
イルを撮影するアダプタについて説明する。
【0029】図7は、1つの画像ファイルに左右画像を
写し込む単眼カメラ用ステレオアダプタを示す図であ
る。この単眼カメラ用ステレオアダプタ30は、図1の
アダプタと同様、I金具11上にL金具12とカメラ
(不図示)とを固定するようになっている。L金具の垂
直部12aに取付金具32を介してステレオミラー31
が取り付けられている。ステレオミラー30は、内部に
鏡やプリズムを内蔵し、撮像素子を横に2等分した左右
のエリアに左右の画像を別々に結像させる光学機械であ
る。左右の画像は約6cm離れている。この単眼カメラ
用ステレオアダプタ30を用いて撮影した画像ファイル
は、図5(J)のようになり、1枚でステレオのペア画
像となる。なお、I金具11の後端部には気泡水準器1
6が設けられている。
【0030】また、図8は、上記単眼カメラ用ステレオ
アダプタ30において、ステレオミラー31を垂直部1
2aに取り付ける取付金具をヒンジ金具33とした例を
示している。ヒンジ金具33を中心としてステレオミラ
ー31を最大270度回動させることができ、ステレオ
画像を撮影しない通常の撮影時にも、この単眼カメラ用
ステレオアダプタ30からカメラを取り外すことなく、
ステレオミラー31を回動させて、カメラのレンズにス
テレオミラー31がかからないようにして、通常の撮影
を可能にしている。
【0031】図40、図41は、1つの画像ファイルに
左右画像を写し込む単眼カメラ用ステレオアダプタの他
の実施形態を示す図である。この単眼カメラ用ステレオ
アダプタは、固定ベルト94および固定金具95を用い
てカメラに直接取り付けられる。固定金具95はカメラ
の三脚穴に固定されアダプタの本体90をカメラに対し
て下から支持する。そして、固定ベルト94は、バネに
よって本体内部に巻き取り式になっており、これを繰り
出してカメラの上から固定金具95に係止する。
【0032】本体90は四角錐台形状をしておりその底
面が開口していてその開口部にカメラのレンズが挿入さ
れる。本体90の内部には2枚の内部鏡92R,92L
が設けられている。2枚の内部鏡92R,92Lは挿入
されるレンズの中央で当接し、左右に90度の開角でレ
ンズに向けて設けられている。各内部鏡92R,92L
は、レンズに向けて45度の角度で対向する。本体の両
側面には外部鏡91R,91Lが設けられており、前記
底面の両側の辺部に設けられたヒンジを支点に揺動自在
に支持されている。持ち運び時や収納時には、この外部
鏡91R,91Lは、本体90の側面に沿うようにたた
まれている。外部鏡91R,91Lの先端にはこの鏡を
本体90に係止するためのフックが設けられている。使
用時には、外部鏡91R,91Lは、前記ヒンジを中心
に開かれる。開いて状態で固定される角度は、左右の内
部鏡92R,92Lと並行になる角度である。これによ
り、レンズの右半分にはカメラの中心よりも右側の映像
が入射し、レンズの左半分にはカメラの中心よりも左側
の映像が入射する。したがって、このカメラで撮影した
画像は図5(J)のようになり1枚で左右のステレオ画
像となる。
【0033】図9は、左識別ボタン付のデジタルカメラ
を示す図である。このカメラは、左識別ボタン36を備
え、左画像の撮影時にシャッターボタン38とは別に左
識別ボタン36を押すようにする。左識別ボタン36が
押された状態でシャッターボタン38が押されると、こ
のとき撮影した画像データに左識別情報を自動で付加
(記録)する。また左識別ボタン36が押されたとき
に、音声やファインダ37内のランプ等で左識別ボタン
36が押されたことを自動告知する。さらに、モード選
択スイッチ39でステレオモードが選択されているとき
に、左識別ボタン36が押されなかった場合は、右画像
であるという自動告知を行う。これにより、利用者の運
用の誤りを無くすことができる。さらにファイダ37内
に左画像が撮影済のときに点灯するランプを設け、ステ
レオモード時に左画像が撮影済であるか否かを告知でき
るようにする。
【0034】このようにモード設定スイッチ39で種々
の撮影モードを設定できるようにし、そのなかにステレ
オモードを設けて、ステレオ画像の撮影に適したカメラ
設定、たとえば、時刻設定、各種撮影状態の設定などを
自動設定するか、または、音声、ファインダ37内のラ
ンプ等で半自動警告する機能を装備することで、より一
層利用者の操作を確実なものにすることができる。ま
た、ステレオ撮影モードで撮影された画像データにその
旨の識別情報を自動的に付加することにより、後の画像
処理が容易になる。
【0035】また、カメラに液晶ディスプレイが搭載さ
れている場合には左画像の撮影と同時にディスプレイの
左半分に左画像を表示させる。右側も同様に、右画像の
撮影と同時にディスプレイの右半分に右画像を表示させ
る。これにより、左右の間違いやモード違いなどを確認
することができ、利用者の運用の誤りを無くすことがで
きる。また、左右同時にディスプレイに表示させること
で、いわゆる裸眼立体視が可能になり、撮影結果の確認
を即座に行うことができるという利点がある。なお、同
図(A)は気泡水準器を設けたタイプ、同図(B)は電
子水平センサを設けたタイプを示しており、このように
電子水平センサまたは気泡水準器を設けたことにより、
撮影時の水平確認が容易になる。
【0036】図10は、左右にシャッターボタンを装備
したデジタルカメラを示す図である。このカメラは左右
にシャッターボタン38R,38Lを装備しており、左
画像を撮影する場合には左シャッターボタン38L、右
画像を撮影する場合には右シャッターボタン38Rをオ
ンする。左シャッターが押されると、そのとき撮影した
画像データに左画像であることを示す左識別情報を自動
で付加(記録)する。同様に、右シャッターが押される
と、そのとき撮影された画像データに右画像であること
を示す右識別情報を自動的に付加(記録)する。また、
左右のシャッターボタンが重複してオンされた場合には
撮影を行わず、これを自動告知して利用者の運用の誤り
を正す。
【0037】また、このカメラは、モード設定スイッチ
39で種々の撮影モードを設定できるようにし、そのな
かにステレオモードを設けて、ステレオ画像の撮影に適
したカメラ設定、たとえば、時刻設定、各種撮影状態の
設定などを自動設定するか、または、音声、ファインダ
37内のランプ等で半自動警告する機能を装備すること
で、より一層利用者の操作を確実なものにすることがで
きる。また、ステレオ撮影モード自体も付加情報として
自動記録する。
【0038】また、カメラに液晶ディスプレイが搭載さ
れている場合には左画像の撮影と同時にディスプレイの
左半分に左画像を表示させる。右側も同様に、右画像の
撮影と同時にディスプレイの右半分に右画像を表示させ
る。これにより、左右の間違いやモード違いなどを確認
することができ、利用者の運用の誤りを無くすことがで
きる。また、左右同時にディスプレイに表示させること
で、いわゆる裸眼立体視が可能になり、撮影結果の確認
を即座に行うことができるという利点がある。なお、同
図(A)は気泡水準器を設けたタイプ、同図(B)は電
子水平センサを設けたタイプを示しており、このように
電子水平センサまたは気泡水準器を設けたことにより、
撮影時の水平確認が容易になる。
【0039】図11は、筐体の右側に赤外線の物体感知
センサ41を装備したデジタルカメラを示す図である。
このカメラでは、カメラ筐体の右側に赤外線の物体感知
センサ41を装備している。利用者は、右画像撮影時に
は右目でファインダ37を覗き、左画像撮影時には左目
でファインダ37を覗くようにする。そうすると、左目
でファインダ37を覗く場合には顔がカメラに対して相
対的に右に移動して物体感知センサ41に被さってオン
する。この物体感知センサ41がオンしたときに撮影さ
れた画像ファイルに対して左画像である旨の左識別情報
を付加(記録)する。逆に、物体感知センサ5が物体を
感知しない場合には、そのとき撮影された画像ファイル
に対して右画像である旨の右識別情報を付加(記録)す
る。
【0040】また、このカメラを横に倒し、縦長の画像
を撮影する場合には、同図(B)に示すように上記物体
感知センサ41のアームを立ててカメラの右側にセンサ
部41が来るようにする。このようにすることによっ
て、カメラの構えかたが違っても左右どちらの目でファ
インダーを覗いているか、すなわち、右画像,左画像の
どちらを撮影しているかを検出することができる。
【0041】また、このカメラは、モード設定スイッチ
39で種々の撮影モードを設定できるようにし、そのな
かにステレオモードを設けて、ステレオ画像の撮影に適
したカメラ設定、たとえば、時刻設定、各種撮影状態の
設定などを自動設定するか、または、音声、ファインダ
37内のランプ等で半自動警告する機能を装備すること
で、より一層利用者の操作を確実なものにすることがで
きる。また、ステレオ撮影モード自体も付加情報として
自動記録する。
【0042】また、カメラに液晶ディスプレイが搭載さ
れている場合には左画像の撮影と同時にディスプレイの
左半分に左画像を表示させる。右側も同様に、右画像の
撮影と同時にディスプレイの右半分に右画像を表示させ
る。これにより、左右の間違いやモード違いなどを確認
することができ、利用者の運用の誤りを無くすことがで
きる。また、左右同時にディスプレイに表示させること
で、いわゆる裸眼立体視が可能になり、撮影結果の確認
を即座に行うことができるという利点がある。また、電
子水平センサまたは気泡水準器を設ければ、撮影時の水
平確認が容易になる。
【0043】次に、2台のカメラを用いてステレオ撮影
するときに用いるアダプタについて説明する。図12
は、単眼カメラを2台取り付けて同時にステレオ画像を
撮影するスライド式撮影アダプタを示す図である。この
アダプタにおいて、図2に示したアダプタと同一構成の
部分は同一番号を付して説明を省略する。
【0044】このスライド式撮影アダプタでは、左エン
ドピースを左カメラ台23とし、ここに左カメラを固定
的に取り付け、レール21上をスライド可能なカメラ台
22に右カメラを取り付ける。そして、両手で両方のカ
メラのシャッタを同時に押し下げるか、または、赤外線
リモコンを用いて両方のカメラを同時に駆動して撮影す
る。赤外線リモコンを用いる場合、リモコンは後方から
操作されるため、固定部25の前方に反射板26を取り
付ける。この反射板26は後方から照射される赤外線を
反射してカメラの赤外線受光部に入光させるものであ
る。また、カメラ台23の右側約6cmのレール21上
にスライドストッパ27が取り付けられている。このス
ライドストッパ27は、右カメラ台22が左カメラ台2
3に接近しすぎないように規制するためのものである。
【0045】図13は上記スライド式撮影アダプタに左
識別キー14を設けた例を示している。同図において、
左カメラ台23上に取り付けられているI金具11にネ
ジ13を用いてL金具12を取り付け、このL金具12
の垂直部12aにキー14を固定している。L金具12
とカメラのI金具11への取り付け位置は適宜決定すれ
ばよい。このキー14を、この左カメラ台23に取り付
けられた左画像を撮影するカメラのレンズに掛かるよう
に設けることにより、左画像の左端部にマークを写し込
むことができ、識別が容易になる。
【0046】図14は、上記スライド式撮影アダプタに
左右の識別キー14を設けた例を示している。右の識別
キー14は右のエンドピース24上にI金具11、L金
具12を介して取り付けられており、右カメラ台22が
右に移動したとき右カメラのレンズがキー14の先端に
掛かるようになっている。これにより、右画像の識別が
容易になるとともに、シリーズ画像を撮影したとき右端
の画像すなわちシリーズの終了の判断が容易になる。
【0047】図15(A)および図19は、図12のス
ライド式撮影アダプタにメカニカルな同時シャッタアタ
ッチメント50を設けた図を示している。同時シャッタ
アタッチメント50は、図16に示すような構成をして
おり、シャッタキュー53をカメラのシャッタに当接さ
せたのち、可動側機構部51全体を押し下げることによ
り左右両方のカメラのシャッタを同時に押すことができ
る。
【0048】図16において、同時シャッタアタッチメ
ント50は、スライド式撮影アダプタ20の固定部25
に取付固定される固定側機構部52と、この固定側機構
部に上下動可能に係止される可動側機構部51からなっ
ている。固定側機構部52は、固定部25に差し込まれ
るアーム55、および、スプリングを内蔵し可動側機構
部51を係止する係止部56を有している。係止部56
は、上記スプリングにより上方に付勢されている。可動
側機構部51は、前記係止部56に係止される逆L形の
支柱60、支柱60に取り付けられ複数のシャッタキュ
ー金具62が取り付けられるアーム61、および、先端
にピン状のシャッタキュー53を有するシャッタキュー
金具62からなっている。支柱60、アーム61、シャ
ッタキュー金具62は、それぞれ長穴を有しており、カ
メラの形状や高さに合わせて適宜位置合わせして互いに
ネジ固定される。
【0049】図12〜図14のスライド式撮影アダプタ
20に、予め固定側機構部52を取り付けておく。そし
て、左右のカメラ台22,23に左右のカメラを取り付
けたのち、上から可動側機構部51を被せ、この可動側
機構部51の先端のシャッタキュー53が左右のカメラ
のシャッタ位置にくるように、各機構部品の接続位置を
調整する。こののち、利用者が可動側機構部51を押し
下げると、先端のシャッタキュー53が左右のカメラの
シャッタを押し下げ、同時に左右画像が撮影される。
【0050】なお、左右のカメラとも同じカメラであれ
ば問題はないが、左のカメラと右のカメラとが異なる種
類のカメラであった場合、シャッタ位置やレンズ位置が
異なる場合がある。このような場合には図17(A)に
示すようなカメラ高さ調整アタッチメントをカメラ台に
取り付け、この上にカメラを載置固定することにより、
レンズの高さを同じにすることができる。また、シャッ
タの高さが異なる場合には図17(B)に示すようにシ
ャッタキュー53を有するシャッタキュー金具62のア
ーム61に対する高さを調整することによって左右2台
のカメラのシャッタを同時に押し下げられるようにす
る。
【0051】また、カメラを横に倒して固定し、縦長の
画像を撮影する場合には、図17(C)に示すような縦
カメラ取付アタッチメント65をI金具11に代えてカ
メラ台22,23に取り付け、この縦カメラ取付アタッ
チメント65に横向きにカメラを固定する。その場合に
おいて、同時シャッタアタッチメントを使用する場合
は、固定側機構部52を用いず、可動側機構部51のみ
を用いる。すなわち、図18,図20に示すように、可
動側機構部51の支柱60を固定部25に差し込み、支
柱60とアーム61との接続部を緩めることでアーム6
1を左右に移動可能にし、アーム61を左に移動させる
ことによって、シャッタキュー53の側面の突起がカメ
ラのシャッタを同時に押し下げるようにする。
【0052】なお、図21にこのスライド式撮影アダプ
タに使用される各部品の外観を示しておく。同図(A)
は、スライドストッパ27を示す図である。このスライ
ドストッパは、スライドレール21上をスライド可能な
カメラ台22をスライドレール21上で規制するための
ストッパであり、スライドレール21に嵌合させて前後
のネジを締めることによってレール21に固定される。
同図(B)は、カメラの底板であるI金具11の外観図
である。長穴11aにカメラの三脚ネジに螺合するネジ
が嵌合している。また、同図(C)はこのI金具11の
後端部に気泡水準器16を設けたものを示している。ま
た、同図(D)はレール21上をスライド可能なカメラ
台22を示す図であるが、このカメラ台22は、I金具
と係合するシューの部分がレール上を摺動する基台部に
対して回動可能になっている。これを用いて、レールに
垂直以外の方向の撮影も可能になる。
【0053】上記の同時シャッタアタッチメント50
は、機構的にシャッタの同時押しを実現したが、電子的
にシャッタを切ることのできるカメラ(デジタルカメラ
(ビデオカメラを含む))であって、外部に同期端子が
設けられているものを用いる場合、図22に示すように
このカメラを2台並べて設置し、ケーブルまたは赤外線
で同期させて同時にシャッタが切れるようにすることも
できる。なお、2台並べて配置する場合、何らかの台の
上に並べて設置してもよく、利用者が両手に1台ずつ持
ってもよい。
【0054】ここで、赤外線を用いた連動カメラの構成
について説明する。
【0055】カメラ本体の左側に赤外線受光部、右側
に赤外線発光部を組み込む。 上記のカメラを2台並べてステレオ撮影する際に、
左側に位置するカメラでしかシャッタが切れないように
しておく。 左側のカメラのシャッタを軽く押すと、2台のカメラ
の状態同期設定を指示する赤外線情報が左側のカメラか
ら右側のカメラに送信される。右側のカメラはこの情報
を受信して両方のカメラが同じ状態に設定される。 左側のカメラのシャッタをさらに押し込むと、シャッ
タを切る旨の情報が左側のカメラから右側のカメラに向
けて送信され、2台のカメラのシャッタが同期して切ら
れて、同期したステレオ画像が撮影される。デジタルカ
メラの場合、撮影された画像のファイル名に右側画像,
左側画像を示す情報が記載される。
【0056】2台のカメラをケーブルで接続した場合で
も上記と同様の連動をさせることが可能である。
【0057】カメラ本体にコネクタを組み込む。 上記のカメラを2台並べてステレオ撮影する際に、
コネクタをケーブルで接続して、それぞれのカメラに右
側、左側の設定をする。 左側のカメラのシャッタを軽く押すと、2台のカメラ
の状態同期設定を指示する信号が左側のカメラから右側
のカメラに送信される。右側のカメラはこの信号を受信
して両方のカメラが同じ状態に設定される。 左側のカメラのシャッタをさらに押し込むと、シャッ
タを切る旨の信号が左側のカメラから右側のカメラに向
けて送信され、2台のカメラのシャッタが同期して切ら
れて、同期したステレオ画像が撮影される。デジタルカ
メラの場合、撮影された画像のファイル名に右側画像,
左側画像を示す情報が記載される。
【0058】また、デジタルカメラを用いた場合には、
2台のカメラが写している画像を一方のファインダディ
スプレイに重ねて表示することにより、撮影する画像の
位置を確認することができるとともに、2台のカメラの
位置合わせが楽になる。
【0059】図23および図24にステレオ画像の撮影
が可能な2眼カメラの例を示す。この2眼カメラ70
は、レンズ、撮像素子、ファインダ等からなる左右のカ
メラ部71,72を1筐体に2つ組み込んだものであ
る。図23(A)は同カメラの正面側の斜視図、同図
(B)は同カメラの背面側の斜視図である。右カメラ部
71、左カメラ部72は、下端部でヒンジ73によって
接合されており、このヒンジ73を中心として図24
(A)のように開くことができる。開く角度は図23の
完全に閉じた状態(0度)から図24(A)の完全に開
いた(180度)までの間の任意の角度にすることがで
きる。各カメラ部のレンズ、撮像素子、ファインダ等
は、カメラ部がどの角度に開かれても筐体内でその開角
分だけ逆に回動し、常に正立状態を保つようにされてい
る。そして、撮影された画像ファイルにこの開角に応じ
たレンズ間隔が付加情報として記憶される。また、左カ
メラ部72は、図24(B)に示すように水平に270
度回転させることができる。
【0060】このカメラは、ストロボ、デジタル・アナ
ログ出力用コネクタ、水平センサを備えているほか、閉
じたとき用・開いているとき用の2つのシャッタ、閉じ
たとき用・開いているとき用の2つの三脚穴、および、
撮影モードスイッチを備えている。
【0061】さらに、確認用液晶ディスプレイ76,7
7が左右の筐体の背面に設けられており、撮影時のモー
ドに対応した左右の映像を確認することができ、撮影済
の画像データを裸眼立体視表示用に表示することなどが
可能である。また、100ヘルツ以上の垂直リフレッシ
ュレートの映像出力インタフェースおよびこれに同期し
た液晶シャッタメガネを接続するインタフェースを設け
てもよい。
【0062】このカメラは、撮影モードスイッチを切り
換えることにより、以下の8つの撮影モードを設定する
ことができる。
【0063】ノーマルモード:片目のレンズだけを用い
た普通の撮影モード ステレオ同時モード:左右の各1枚を同時にステレオ撮
影するモード パノラマ同時モード:左右の各1枚を同時にパノラマ撮
影するモード、また、この場合、片方のレンズが電動で
左右に首振りできるようにして自動で左右の画像を比較
してパノラマ撮影に適した撮影角度を決められるように
してもよい ノーマル連写:片目だけで撮影して数秒間隔で同じ位置
を連写するモード ステレオ連写:2眼を利用して高速に同じ位置を連写す
るモード(通常の車などの移動体に乗っていてステレオ
撮影する場合に適する) パノラマ連写:2眼を利用して数秒間隔で同じ位置をパ
ノラマ連写するモード(非常に遅い移動体に乗っている
とき、この移動による視点の移動を利用してパノラマの
ステレオ撮影をする場合に適する) パノラマ180:2眼を利用してパノラマ撮影したの
ち、片方レンズ筐体を回転させて180度の広いパノラ
マ風景撮影を行う。電動で自動で片方のレンズが回転す
る機構であってもよい パノラマ270:2眼を利用してパノラマ撮影したの
ち、片方レンズ筐体を回転させて270度の広いパノラ
マ風景撮影を行う。電動で自動で片方のレンズが回転す
る機構であってもよい。
【0064】また、左右のカメラ部背面に液晶ディスプ
レイ76,77が設けられているため、左画像の撮影と
同時にディスプレイの左半分に左画像を表示させる。右
側も同様に、右画像の撮影と同時にディスプレイの右半
分に右画像を表示させる。これにより、左右の間違いや
モード違いなどを確認することができ、利用者の運用の
誤りを無くすことができる。また、左右同時にディスプ
レイに表示させることで、いわゆる裸眼立体視が可能に
なり、撮影前の画像の確認や撮影結果の確認を即座に行
うことができるという利点がある。また、電子水平セン
サ、気泡水準器などの水平検出手段を設けることによ
り、撮影時の水平確認が容易になる。
【0065】図25および図26は、ステレオ画像の撮
影が可能な2眼カメラの他の例を示す図である。この2
眼カメラ80は、本体81に左カメラ部を備え、この本
体に対して摺動可能な棒83で接続されている別体82
に右カメラ部を備えている。各カメラ部は、レンズ、撮
像素子、ファインダ等からなっている。図25(A)は
同カメラの正面側の斜視図、同図(B)は同カメラの背
面側の斜視図、同図(C)は、棒の端部の第2ストッパ
83bを収納した状態を示す正面側の一部斜視図であ
る。図25に示す状態で左カメラ部と右カメラ部のレン
ズの距離が、人間の両眼の間隔である6cmになるよう
に設計されている。そして、棒83を摺動させて別体8
2と本体81との距離を離し、第1ストッパ83aが本
体81に当接する位置で停止させると左右のカメラ部の
距離は両眼の間隔の2倍(12cm)になる(図26
(A)参照)。また、棒の端部に設けられている太い部
分である第2ストッパ83bが本体81内部で壁に当接
し、それ以上引き出せなくなるところで停止させると左
右のカメラ部の距離は両眼の間隔の3倍(18cm)に
なる(図26(B)参照)。なお、別体82を本体81
と合体させた図25の状態では第2ストッパ83bがカ
メラの側面から突出するが(図25(A)参照)、これ
を折り曲げて同図(C)のように収納することができ
る。そして、撮影された画像ファイルに棒83が引き出
された長さに応じたレンズ間隔が付加情報として記憶さ
れる。また、別体82の右カメラ部は、図26に示すよ
うに水平に360度回転させることができる。なお、一
般的に左右のレンズ間の距離を、被写体からの距離の1
/20〜1/50に設定すると適当な立体感を得ること
ができる。
【0066】このカメラは、シャッタ、ストロボ、三脚
穴、デジタル・アナログ出力用コネクタ、水平センサを
備えているほか、撮影モードスイッチを備えている。
【0067】さらに、確認用液晶ディスプレイ83が本
体81の背面に設けられており、撮影時のモードに対応
した左右の映像を確認することができ、撮影済の画像デ
ータを裸眼立体視表示用に表示することなどが可能であ
る。これにより、左右の間違いやモード違いなどを確認
することができ、利用者の運用の誤りを無くすことがで
きる。また、裸眼立体視を可能にすることで撮影前の画
像の確認や撮影結果の確認を即座に行うことができると
いう利点がある。また、100ヘルツ以上の垂直リフレ
ッシュレートの映像出力インタフェースおよびこれに同
期した液晶シャッタメガネを接続するインタフェースを
設けてもよい。また、電子水平センサ、気泡水準器など
の水平検出手段を設けることにより、撮影時の水平確認
が容易になる。
【0068】このカメラは、撮影モードスイッチを切り
換えることにより、以下の8つの撮影モードを設定する
ことができる。
【0069】ノーマルモード:片目のレンズだけを用い
た普通の撮影モード ステレオ同時モード:左右の各1枚を同時にステレオ撮
影するモード パノラマ同時モード:左右の各1枚を同時にパノラマ撮
影するモード、また、この場合、片方のレンズが電動で
左右に首振りできるようにして自動で左右の画像を比較
してパノラマ撮影に適した撮影角度を決められるように
してもよい。
【0070】ノーマル連写:片目だけで撮影して数秒間
隔で同じ位置を連写するモード ステレオ連写:2眼を利用して高速に同じ位置を連写す
るモード(通常の車などの移動体に乗っていてステレオ
撮影する場合に適する) パノラマ連写:2眼を利用して数秒間隔で同じ位置をパ
ノラマ連写するモード(非常に遅い移動体に乗っている
とき、この移動による視点の移動を利用してパノラマの
ステレオ撮影をする場合に適する) パノラマ180:2眼を利用してパノラマ撮影したの
ち、片方レンズ筐体を回転させて180度の広いパノラ
マ風景撮影を行う。電動で自動で片方のレンズが回転す
る機構であってもよい。
【0071】パノラマ360:2眼を利用してパノラマ
撮影したのち、片方レンズ筐体を回転させて360度の
広いパノラマ風景撮影を行う(図29参照)。電動で自
動で片方のレンズが回転する機構であってもよい。
【0072】そして、片方のカメラ部(図示では左カメ
ラ部)がパノラマ、ステレオ撮影用に360度横回転す
るようになっている。
【0073】また、図27および図28は、さらに他の
ステレオ画像の撮影が可能な2眼カメラを示す図であ
る。この2眼カメラ80′は、上記図25、図26に示
した2眼カメラの棒83に代えて2段の角パイプ85を
備えたものである。図25,図26の2眼カメラと同一
構成の部分は説明を省略する。図27(A)は同カメラ
の正面側の斜視図、同図(B)は同カメラの背面側の斜
視図である。図25に示す状態で左カメラ部と右カメラ
部のレンズの距離が、人間の両眼の間隔である6cmに
なるように設計されている。そして、図28(A)に示
すように、角パイプ85を1段引き出すと、左右のカメ
ラ部の距離は両眼の間隔の2倍(12cm)になる。さ
らに、図28(B)に示すように、角パイプ85を2段
引き出すと、左右のカメラ部の距離は両眼の間隔の3倍
(18cm)になるそして、撮影された画像ファイルに
棒83が引き出された長さに応じたレンズ間隔が付加情
報として記憶される。また、別体82の右カメラ部は、
図26に示すように水平に360度回転させることがで
きる。なお、一般的に左右のレンズ間の距離を、被写体
からの距離の1/20〜1/50に設定すると適当な立
体感を得ることができる。
【0074】このカメラは、シャッタ、ストロボ、三脚
穴、デジタル・アナログ出力用コネクタ、水平センサ、
および、撮影モードスイッチを備えている。
【0075】さらに、確認用液晶ディスプレイ83が本
体81の背面に設けられており、撮影時のモードに対応
した左右の映像を確認することができ、撮影済の画像デ
ータを裸眼立体視表示用に表示することなどが可能であ
る。また、100ヘルツ以上の垂直リフレッシュレート
の映像出力インタフェースおよびこれに同期した液晶シ
ャッタメガネを接続するインタフェースを設けてもよ
い。
【0076】このカメラは、撮影モードスイッチを切り
換えることにより、以下の8つの撮影モードを設定する
ことができる。
【0077】ノーマルモード:片目のレンズだけを用い
た普通の撮影モード ステレオ同時モード:左右の各1枚を同時にステレオ撮
影するモード パノラマ同時モード:左右の各1枚を同時にパノラマ撮
影するモード、また、この場合、片方のレンズが電動で
左右に首振りできるようにして自動で左右の画像を比較
してパノラマ撮影に適した撮影角度を決められるように
してもよい。
【0078】ノーマル連写:片目だけで撮影して数秒間
隔で同じ位置を連写するモード ステレオ連写:2眼を利用して高速に同じ位置を連写す
るモード(通常の車などの移動体に乗っていてステレオ
撮影する場合に適する) パノラマ連写:2眼を利用して数秒間隔で同じ位置をパ
ノラマ連写するモード(非常に遅い移動体に乗っている
とき、この移動による視点の移動を利用してパノラマの
ステレオ撮影をする場合に適する) パノラマ180:2眼を利用してパノラマ撮影したの
ち、片方レンズ筐体を回転させて180度の広いパノラ
マ風景撮影を行う。電動で自動で片方のレンズが回転す
る機構であってもよい。
【0079】パノラマ360:2眼を利用してパノラマ
撮影したのち、片方レンズ筐体を回転させて360度の
広いパノラマ風景撮影を行う。電動で自動で片方のレン
ズが回転する機構であってもよい。
【0080】そして、片方のカメラ部(図示では左カメ
ラ部)がパノラマ、ステレオ撮影用に360度横回転す
るようになっている(図29参照)。
【0081】さらに、確認用液晶ディスプレイ83が本
体81の背面に設けられており、撮影時のモードに対応
した左右の映像を確認することができ、撮影済の画像デ
ータを裸眼立体視表示用に表示することなどが可能であ
る。これにより、左右の間違いやモード違いなどを確認
することができ、利用者の運用の誤りを無くすことがで
きる。また、裸眼立体視を可能にすることで撮影前の画
像の確認や撮影結果の確認を即座に行うことができると
いう利点がある。
【0082】また、100ヘルツ以上の垂直リフレッシ
ュレートの映像出力インタフェースおよびこれに同期し
た液晶シャッタメガネを接続するインタフェースを設け
てもよい。また、電子水平センサ、気泡水準器などの水
平検出手段を設けることにより、撮影時の水平確認が容
易になる。また、左右のレンズで撮影された左右情報を
同時に記録し、あとで編集、鑑賞時に利用できるように
してもよい。
【0083】≪立体視画像作成システムの実施形態≫図
30はこの発明の実施形態である立体視画像作成表示シ
ステムの概略構成図である。この疑似立体視システム
は、上述したカメラで撮影されたステレオ画像を取り込
んで立体視表示するシステムである。なお、取り込む画
像は上述のカメラで撮影されたものに限定されずスキャ
ナで読み込んだ画像やネットワークを介して受信した画
像などを用いてもよい。
【0084】この立体視画像作成表示システムは、パー
ソナルコンピュータ1、ディスプレイ2、入力デバイス
3、画像入力機器4、液晶シャッタメガネ5を有してい
る。なお、液晶シャッタメガネ5はなくてもよい。入力
デバイス3はキーボードやマウスで構成されており、画
像入力機器4は、アダプタを用いてステレオ画像を撮影
したデジタルカメラ(デジタルビデオカメラを含む)を
用いる。また、上記アダプタを用いてステレオ画像を撮
影したカメラが銀塩カメラの場合には、現像されたフィ
ルムをスキャンするフィルムスキャナまたはプリントさ
れた印画紙をスキャンするスキャナが用いられる。パー
ソナルコンピュータ1は、利用者の入力デバイス3の操
作に応じて画像入力機器4から画像を取り込む。そし
て、内部の処理によって立体視の組画像を作成する。そ
して、利用者の入力デバイス3の操作に応じてディスプ
レイ2にこれを表示する。
【0085】以下、立体視画像作成表示システムの処理
動作について説明する。図31,図32および図43,
図44は同パーソナルコンピュータの動作を示すフロー
チャートである。図31において、s1で画像入力機器
から画像データを取り込む。このなかから、どの画像が
左画像であり、右視角の画像であるかを識別して左右画
像からなるステレオ組画像を抽出する(s2)。
【0086】以下、ステレオ組画像の抽出について説明
する。図5(C)〜(I)に示すように複数の画像ファ
イルが何らかの識別画像を写し込んで撮影されている場
合は、この識別子に基づいて組画像を抽出する。ここ
で、組画像は左画像、右画像1枚ずつのペア画像、また
は、1枚の左画像および間隔を変えて撮影された複数枚
の右画像からなるシリーズ画像である。図5(C)にお
いて連続する画像ファイルの両端の黒い画像ファイルは
シリーズの開始と終了を示すために故意にマスクして撮
影された画像ファイルである。黒い画像ファイルが発見
されると、そこがシリーズ画像の区切りであると判断さ
れる。また、同図(D)〜(I)の画像ファイルの左端
または右端に写し込まれている黒画像は、図2などに示
すキー14によるマーク画像である。マーク画像を左端
に有する画像ファイルは左画像であると判断され、マー
ク画像を右端に有する画像ファイルは右画像である、ま
たは、シリーズ画像の場合には右端の画像であると判断
される。
【0087】また、ファイル名や各画像ファイルに添付
されているデータなどに基づき、画像ファイルそのもの
を開かなくても判断できる場合には、そのファイル名や
データでステレオ組画像を抽出する。
【0088】また、図5(A)、(B)のように、画像
ファイルにマークがなく、且つファイル名やデータで組
画像を判断できない場合には、画像そのものの特徴に基
づいて組画像を抽出する。これは、たとえば、画像の色
のヒストグラムをとりその類似性で判断するなどの手法
を用いる。画像全体のヒストグラムをとると処理量が膨
大になるため、画像の縦横の所定の数ラインのヒストグ
ラムをとり、これを比較する。
【0089】また、図5(J)に示すような1枚を画像
ファイルを左右画像に分割したものであった場合には
(s3)、これを左右の画像に分割する(s4)。この
ようにして、抽出・作成された左右の画像データに対し
て、左右のステレオ画像であることを表示する新たなフ
ァイル名を付与する(s5)。
【0090】そしてこの左右のステレオ画像を、大きさ
や位置関係が立体視可能になるように加工(自動立体化
処理)する(s6)。この自動立体化処理の手順を図3
3〜図35に示す。立体化の処理は、基本的に図33
(B)の手法のように、最も近距離の画像が左右で一致
するように重ね合わせる処理である。これは立体視した
ときの遠近感が画面から奥に向かって生じるようにする
ためである。同図(A)の手法のように、遠景が一致す
るように左右の画像を合成した場合、立体視したとき遠
近感が画面の手前に生じて画像が画面から飛び出してい
るように見え、鑑賞しづらくなる。このように画像を合
成する場合、左右の画像は同じ倍率且つ同じ角度(水
平)の画像である必要がある。このため、図34に示す
ように、基準となる左画像Lに対して右画像Rの条件が
種々異なっていた場合、これを左画像に合わせて修正す
る。左右の画像のヒストグラムを取ると左右の輝度、色
相、コントラストの相違が分かる。これが極端に異なっ
ている場合には自然な立体視ができない。そこで、右画
像をこれに合わせて修正する。すなわち、輝度、色相、
コントラストのヒストグラムがほぼ一致するように画像
処理する。そして、遠近(倍率)、画像サイズ、傾き、
左右ズレ、縦横が異なっている場合には、それぞれ同じ
倍率、同じサイズ、同じ角度、同じ方向の画像になるよ
うに画像ファイルを修正する。この場合において、図4
2に示すように左右の画像上で共通の3点をそれぞれ指
定しすることにより、自動で画像の回転、拡大、左右決
定をしてステレオ画像を作成するようにすることもでき
る。
【0091】このようにして合成された画像ファイルに
前記マーク画像が写し込まれている場合、図35(A)
示すように画像の合成部分からこのマーク画像は外れて
いるため、表示するときにこれを削除するようにしても
よく、また同図(B)に示すように画像ファイルからこ
のマーク画像を含む左右画像の不要部分を切り取って保
存するようにしてもよい。
【0092】図31において、上記の処理により立体視
可能に処理されたステレオ組画像データを利用者の要求
に応じた方式で出力する(s7〜s10)。出力の方式
としては、ディスプレイへの表示(s8)、画像ファイ
ルとして出力(s9)、紙への印刷出力(s10)があ
る。
【0093】図32は上記s8の表示動作を詳細に説明
するフローチャートである。まず利用者が表示モードを
選択する(s13)。表示モードは、図36に示すよう
に、裸眼立体視モード、3Dスコープを用いた3Dスコ
ープモード、2色メガネを用いた2色メガネモード、液
晶シャッタメガネを用いたインタレース3Dモードの4
種類である。s14でどの表示モードが選択されたかを
判断する。裸眼立体視モードが選択された場合には、左
右の画像を人間の左右の眼の間隔である6cmの間隔に
配置して画面を構成し(s15)、これを表示する(s
16)。利用者は左画像を左眼で見るとともに右画像を
右眼で見て自分の能力で小さな画像を立体視する。3D
スコープモードが選択された場合には、3Dスコープの
対物鏡の間隔に合わせて画像を配置し(s17)、これ
を表示する(s18)。利用者は鏡を用いて左右の眼に
別々の画像を入力する3Dスコープを用いてこの画面を
見ることによって大きな画像を立体視する。2色メガネ
モードが選択された場合には、左画像を赤色に変換し、
右画像を青色に変換する(s19)。そしてこれらの画
像を図33Bの関係になるように合成して表示する(s
20)。
【0094】一方、インタレース3Dモードが選択され
た場合には、図33Bの位置関係になるように左右の画
像を交互に表示する。すなわち、まず左画像を表示する
とともに(s21)、インタフェース1aから左眼オン
信号を出力する(s22)。この信号は液晶シャッタメ
ガネ5に伝達される。この状態で10ms待機したのち
(s23)、表示を右画像に切り換えるとともに(s2
4)、インタフェース1aから右眼オン信号を出力する
(s25)。そして、この状態で10ms待機したのち
(s26)、s21にもどりこの動作を繰り返す。これ
により、画面の表示切り換えタイミングと液晶シャッタ
の切り換えタイミングが同期し、自然に大きな画像を立
体視することができる。なお、パーソナルコンピュータ
1に液晶シャッタメガネが接続されている場合には、自
動的に液晶シャッタメガネのモードが選択されるように
してもよい。
【0095】各鑑賞モードで眼の疲れを防ぐために一定
時間毎に例えばアラーム音を発生するなどの警告を行う
ようにしてもよい。また、一定時間で強制的に立体視の
表示モードを解除してしまうようにしてもよい。また、
各モードの鑑賞時間を記録して利用時間を参照できるよ
うにしてもよい。
【0096】なお、液晶シャッタメガネや2色メガネを
用いて立体視する場合、図30に示したパーソナルコン
ピュータシステムのディスプレイを用いる方式以外に、
図37(A)に示すようにデジタルカメラに付属したデ
ィスプレイをそのまま用いて表示する方式や、同図
(B)に示すようにデジタルカメラを大型ディスプレイ
やテレビに接続し、これら大型ディスプレイやテレビに
表示させる方式を採用することができる。この場合、上
記組画像の抽出処理や合成処理はデジタルカメラが行
う。
【0097】また、画像データのソースとしては、図3
8に示すようにデジタルカメラ、デジタルカメラ等にセ
ットされるメモリカード、ネットワーク、MO,フロッ
ピィディスク,CD−ROM等のリムーバブルメディ
ア、イメージスキャナ等を用いることができ、また、図
39に示すようにパーソナルコンピュータを含む各種機
器をセットトップボックスを介して接続するようにして
もよい。
【0098】また、液晶シャッタメガネは光の透過率が
低いため、液晶シャッタメガネのモードが選択された場
合にはディスプレイの輝度を若干高くする自動処理を行
ってもよい。また、100Hz以上で画面を切り換える
性能を発揮できる解像度や表示タイミングに自動切り換
えするようにしてもよい。
【0099】また、ステレオ画像を表示しているとき、
マウスのポインタもこのステレオ画像と一緒に立体視で
きるように左右画像に合わせて表示するようにしてもよ
い。すなわち、左眼用ポインタ画像と右眼用ポインタ画
像を別々に構成する。
【0100】また、ステレオ画像の左右のずれを利用し
て撮影されているオブジェクトの奥行き情報を得ること
もできる。そして、この奥行き情報を利用して等高線画
像を表示することもでき、または色の濃さで高さを表現
した画像を表示することもできる。
【0101】図43は出力モードとしてファイル出力モ
ードを選択した場合の詳細動作を示している。まず利用
者がファイル出力の形式(モード)を選択する(s3
0)。ファイル出力モードは表示と同様に、裸眼立体視
モード、3Dスコープモード、2色メガネモード、イン
タレース3Dモードの4種類である。s31でどのファ
イル出力モードが選択されたかを判断する。裸眼立体視
モードが選択された場合には、左右の画像を人間の左右
の眼の間隔である6cmの間隔に配置して画面を構成し
(s32)、これを合成して1つの画像ファイルにして
出力する(s33)。ファイル出力は具体的にはハード
ディスクへの保存、ネットワークを介して他の端末装置
への送信などがある。3Dスコープモードが選択された
場合には、3Dスコープの対物鏡の間隔に合わせて画像
を配置し(s34)、これを1つの画像ファイルにして
出力する(s35)。2色メガネモードが選択された場
合には、左画像を赤色に変換し、右画像を青色に変換す
る(s36)。そしてこれらの画像を図33Bの関係に
なるように合成してファイルに出力する(s37)。一
方、インタレース3Dモードが選択された場合には、図
32のs21からs26の動作をするように画像切換の
シーケンスデータと画像データを組み合わせたファイル
を作成して出力する。このファイルを再生すればインタ
レース3Dモードで画像を再生することができる。
【0102】図44は出力モードとして印刷モードを選
択した場合の詳細動作を示している。まず利用者が印刷
形式(モード)を選択する(s40)。印刷モードは、
裸眼立体視モード、3Dスコープモード、2色メガネモ
ードの3種類である。印刷物ではインタレース3D表示
は不可能であるのでそのモードは存在していない。s4
1でどの印刷モードが選択されたかを判断する。裸眼立
体視モードが選択された場合には、左右の画像を人間の
左右の眼の間隔である6cmの間隔に配置して画面を構
成し(s42)、これを合成して1枚の用紙上に印刷す
る(s43)。3Dスコープモードが選択された場合に
は、3Dスコープの対物鏡の間隔に合わせて画像を配置
し(s44)、これを1枚の用紙上に印刷する(s4
5)。2色メガネモードが選択された場合には、左画像
を赤色に変換し、右画像を青色に変換する(s46)。
そしてこれらの画像を図33Bの関係になるように合成
して1枚の用紙上に印刷する(s47)。
【0103】なお、この実施形態では画像データ処理装
置としてパーソナルコンピュータを用いているが、ゲー
ム機やセットトップボックスを用いることもできる。
【0104】≪液晶シャッタメガネのモード制御の実施
形態≫ディスプレイ2に表示される画像のモード等に応
じて液晶シャッタメガネ5の動作モードを切り換える必
要があるが、これをパーソナルコンピュータ1側から行
うことができるようにした実施形態を図45に示す。図
45のブロック図は、図30のインタフェース1a付近
の詳細図である。この図の構成では、液晶シャッタメガ
ネの専用コントロールボックスのほか、パーソナルコン
ピュータ1のキーボードまたはソフトウェアから液晶シ
ャッタメガネの制御ができるようになっている。
【0105】同図において、パーソナルコンピュータ1
にはビデオカード(VGA CARD)110が接続さ
れており、このビデオカード110にモニタ111およ
びLCDコントローラ113が接続されている。
【0106】ビデオカード110とモニタ111との間
は、映像信号が伝送されるPGB線,Sync線のほ
か、制御信号が送受信されるSDA線および制御信号の
同期用クロック信号が伝送されるSCL線が接続されて
いる。また、LCDコントローラ113には、上記SD
A,SCL,Sync線が接続されている。
【0107】ビデオカード110は、SDA線を介して
モニタ111に対してモニタの種類を確認する信号を送
信する。これに対してモニタ111は、モニタの種類を
示すデータを返信してくる。この信号は、バッファ11
4を介してLCDコントローラ113にも入力される。
バッファ114は、信号の波形を整形するための回路で
ある。
【0108】LCDコントローラ113には、LCDド
ライバ116、赤外線信号発生部118が接続されてい
るとともに、リモートコントロールボックス115が接
続されている。LCDドライバ116には1または複数
の液晶シャッタメガネ117が接続されている。また、
赤外線信号発生部(IR Generator)118
には赤外線送信部(IR Transmitter)1
19が接続されている。赤外線信号は、赤外線で制御さ
れるワイヤレスの液晶シャッタメガネ120に送信され
る。液晶シャッタメガネ120は送られてくる赤外線信
号に基づいて右目,左目のシャッタの開閉を制御する。
【0109】リモートコントロールボックス115は、
ユーザが手動で動作モードなどを切り換えるためのボタ
ンスイッチなどが設けられている。設けられているボタ
ンスイッチとしては、電源オン/オフスイッチ、インタ
ーレース/ノンインターレースモードスイッチ、左右切
り換えスイッチなどがある。
【0110】また、LCDコントローラ113は、リモ
ートコントローラ115のスイッチ操作でモードが切り
換えられるのみでなく、ビデオカード110から出力さ
れる制御信号の回数でモードを切り換える。制御信号と
してはREAD EDIDの信号を用い、この信号を2
秒間に何回送信したかでモードを切り換える。すなわ
ち、この信号はモニタ111のIDを確認する信号であ
るためこれを何度送信してもモニタ111の設定自体に
影響はない。そこで、これを複数回連続して送信するこ
とをLCDコントローラに対するコマンドとしている。
【0111】READ EDIDを2秒間に3回送信す
ると、ターンオフコマンドとなり、LCDコントローラ
113は接続している液晶シャッタメガネ117(およ
び120)シャッタ切り換えを停止する。これにより、
アプリケーションから長時間の液晶シャッタメガネの使
用を制限することができるようになる。また、READ
EDIDを2秒間に4回送信すると、インタレース偶
数フレームコマンドとなり、偶数ラインが右画像(奇数
ラインが左画像)となっているインタレース映像を見る
モードに液晶シャッタの開閉タイミングが設定される。
また、READEDIDを2秒間に5回送信すると、イ
ンタレース奇数フレームコマンドとなり、奇数ラインが
右画像(偶数ラインが左画像)となっているインタレー
ス映像を見るモードに液晶シャッタの開閉タイミングが
設定される。ここで、インタレース映像とは図47に示
すような1ラインおきに右映像と左映像がはめ込まれた
合成映像である。このような映像がビデオカード110
から出力された場合、LCDコントローラ113は、1
ライン毎にアナログスイッチ112をオン/オフして奇
数フレームは奇数ラインのみ、偶数フレームは偶数ライ
ンのみを表示するようにして1フレーム毎に右画像のみ
と左画像のみが交互に表示されるようにし、液晶シャッ
タメガネを1フレーム毎に交互に開閉する。
【0112】READ EDIDを2秒間に6回送信す
ると、ノンインタレース偶数フレームコマンドとなり、
偶数フレームが右画像(奇数フレームが左画像)となっ
ているノンインタレース映像を見るモードに液晶シャッ
タの開閉タイミングが設定される。また、READ E
DIDを2秒間に7回送信すると、ノンインタレース奇
数フレームコマンドとなり、奇数フレームが右画像(偶
数フレームが左画像)となっているノンインタレース映
像を見るモードに液晶シャッタの開閉タイミングが設定
される。ここで、ノンインタレース映像とは1フレーム
ずつ右(左)画像と左(右)画像が交互に表示されるモ
ードである。このような映像がビデオカード110から
出力された場合、LCDコントローラ113は、アナロ
グスイッチ112を常時オンにし、液晶シャッタメガネ
を1フレーム毎に交互に開閉する。
【0113】なお、従来のLCDコントローラは上記の
ような機能がなく、液晶シャッタメガネのモード切り換
えをリモートコントローラ115のボタンスイッチのみ
で行っていた。このため、パソコンのキーボードで切り
換えることやソフトウェアで自動制御することができ
ず、長時間液晶シャッタを開閉させて立体視鑑賞をして
いると目が疲れたり痛くなる場合があったが、このよう
な場合でも自分で手動でオフするしかなく、液晶メガネ
にチラツキが発生する場合、子供が誤って見ると問題が
ある可能性があり、PL問題に発展する可能性があっ
た。しかし、図45の構成およびSDAを用いたコマン
ド制御により、ユーザは、手元にボックスを置かなくて
もパーソナルコンピュータのキーボードなどから遠隔制
御でき、加えて、アプリケーションプログラムから自動
で制御できるため、間違った使い方を防ぐことも可能に
なる。また、上記PL問題解決も可能で、自動的にある
一定時間が経過すると立体視の外付けハードウェアの機
能がオフになったり、ユーザの希望で鑑賞延長できたり
自由に制御が可能になる。
【0114】≪左右画像の合わせ方の実施形態≫以下、
ステレオの左右画像の位置合わせを、利用者が効率的に
行うことができるようにした処理方式について説明す
る。この実施形態では利用者の以下の操作を実現してい
る。手動で画面上で2枚の画像を重ね合わせる場合、一
方の画像を画面上で固定し、他方の画像の一部分(マウ
ス等で範囲指定した区画)のみをリアルタイムでずらし
て一方の画像と重ね合わせ、好みの位置が決まったの
ち、他方の画像の全体を移動して重ね合わせる。また、
2枚の画像が重なっても両方とも透けて見えるようにな
っており、マウス等で範囲指定された区間も透けてお
り、重ね合わせの状態を視覚的、直観的に判断すること
ができる。
【0115】なお、従来の2枚の画像を手動で重ね合わ
せる場合、一方の画像を画面上で固定し、他方の画像の
全体をリアルタイムでずらして重ね合わせして、好みの
位置を決めていた。このため、大きい画像の場合、画像
の書き換え表示の処理が重くなって、利用者の操作に追
従できなくなり、画像のズレの微調整の場合など作業効
率が極端に落ちるという欠点があり、また、画像全体が
同時にズレるため、2枚の画像のどちらをずらしている
のかが、すぐに判断できないという欠点があった。
【0116】以下、図面を参照してこの実施形態(パー
ソナルコンピュータ1)の処理手順について説明する。
【0117】図46は、同パーソナルコンピュータ1の
処理の流れを示す図である。まず、画像合成表示用のウ
ィンドウを表示し(s101)、このウィンドウに左右
の画像ファイルのデータを読み込む(s102)。左右
の画像ファイルは所定の縦サイズ×横サイズの画像デー
タであるが、これを図47に示すように、インタレース
合成処理(左画像を奇数ラインのみ、右画像を偶数ライ
ンのみ(左右の奇偶は逆でもよい))を行う(s10
3)。これにより、左右画像の両方が透けて見える1枚
の画像となる。そして、この左右画像のうち一方を固定
画像とし、他方を移動可能な画像と設定する(s10
4)。そして、合成された画像をディスプレイ上に表示
する(s105)。この表示例を図48に示す。同図に
示すように、ディスプレイには左右の画像が両方見える
ように重なって表示される。この表示のとき、利用者
が、マウス等のポインティングデバイス(以下マウスと
いう)でドラッグして小領域を指定するので、その小領
域の区切り線を表示する(s106)。利用者は、この
領域をマウスで持って任意の最適な位置へ移動させる。
これをその移動中の位置でインタレース表示する(s1
07:図49)。移動された領域は小領域であるため、
このインタレース表示の書き換えもリアルタイムで可能
である。マウスが開放されたとき(s108:図5
0)、移動位置がその位置に決定されたものとして移動
画像の全体をその位置に移動させて表示する(s10
9:図51)。この状態で保存操作がされればこの画像
ファイルを保存して(s110)動作を終了する。移動
位置が最適でなかった場合には、利用者がs106以下
の操作をやり直す。
【0118】上記のように、マウスでドラッグして少し
だけ小領域をズラせば、すぐに、重なっている画像のう
ちどちらの画像をドラッグしたかも直観的にわかり、ま
た、小領域として特徴的な画像部分を選択し、この小領
域を最適な位置に移動させながら重ね合わせることによ
り、効率的に最適位置を探すことができる。そして、最
適位置が見つかったとき、マウスドラッグを開放すれば
画像全体がその位置に移動するため、インタレース合成
処理の負担を少なく最適位置への移動合成処理を行うこ
とができる。
【0119】≪ステレオ画像の自動合成処理の実施形態
≫この実施形態では、ステレオ撮影された2枚の画像を
自動的に最適位置に合成する処理を提案する。この処理
は、利用者が、撮影された画像内の物体のなかから画面
の半分くらいを占める上下に長い棒状物体または上下に
長い物体の縦ラインを探してこれを指定することによ
り、パーソナルコンピュータ1がこの棒状物体または縦
ラインに基づいて左右画像を自動的に合成するものであ
る。指定する棒状物体は、その両端(全体)が撮影者か
らほぼ同じ距離のものであることが望ましい。利用者
は、左右2枚の画像に撮影されている棒状物体(縦ライ
ン)の上下の頂点、すなわち4点の指定を行うのみでよ
い。パーソナルコンピュータ1は左右画像に撮影されて
いる棒状物体(縦ライン)の両端の2点の距離、角度、
傾き、位置を計算し、これを一致させることで2枚のス
テレオ画像の自動重ね合わせを行う。
【0120】また、この自動重ね合わせを行ったのちの
2つの画像の位置関係でどちらが左画像でどちらが右画
像であるかを自動決定することも可能である。すなわ
ち、両方の画像が重なり合っている範囲から左側にはみ
出している画像が左画像であり、逆に右側にはみ出して
いる画像が右画像であると決定することができる。
【0121】なお、従来は、ステレオ撮影された類似の
2枚画像の重ね合わせは、手動で量画像を比較して単純
に見ながら、画像回転、拡大縮小、上下左右移動、左右
指定の各作業を1つずつ行っており非常に効率が悪かっ
た。
【0122】以下、図52のフローチャートを参照して
このステレオ画像の自動合成処理について詳細に説明す
る。まず、ディスプレイの全体を使って左右に2分割し
たウィンドウを表示する(s111)。ステレオ撮影さ
れた左右画像を読み込んで(s112)、上記左右ウィ
ンドウ内に読み込んだ左右の各画像を表示する(s11
3)。このときは、画像の左上端をウィンドウの左上端
に合わせて表示する。画像サイズがウィンドウサイズよ
りも大きい場合は上下、左右のスクロールバーを表示す
る。このとき、画像が大きくて画面からはみ出した場合
でも、見やすくなるように画像を縮小するなどの処理を
しない。このほうが、位置計算を正確に行うことができ
るためである。この表示とともに、左右のウィンドウの
中心にウィンドウの縦サイズの2/3程度の長さの直線
(バーポインタ)を表示する(s114:図53)。バ
ーポインタは、図53に示すように上端および下端にハ
ンドル(小四角形)を有している。
【0123】この状態で、スクロールバーを操作するこ
とにより、画像をウィンドウ内で上下左右にスクロール
することができ、一方の画像をスクロールしたとき他方
の画像も同期して同じ方向に同じだけスクロールされる
が(s115)、画像のスクロールにかかわらずバーポ
インタはウィンドウ内で同じ位置である(s116:図
54参照)。
【0124】画像が適当な位置にスクロールされると、
利用者は、一方のウィンドウ上でバーポインタの上端の
ハンドルをマウスのドラッグで移動させる(s11
7)。この移動に合わせてバーポインタを伸縮表示する
(s118)。なお、バーポインタの上端ハンドルの移
動範囲はウィンドウの上半分に制限する。これは、バー
ポインタが短くなりすぎて自動合成処理が不正確になる
のを防止するためである。そして、マウスのドラッグが
解除されるとそのときのマウス位置に上端ハンドルの位
置を決定し、この上端ハンドルの色または形状を変えて
表示する(s119)。上記s117、s118、s1
19の処理を他方のウィンドウ上で同様に行う(s12
0:図55)。左右画像上における上端ハンドルの位置
は、撮影されている同じ物体の同じ位置になるように指
定される。
【0125】バーコードポインタの上下頂点の2点は、
指定する2点となるため丸い小さなリングにしてマウス
でドラッグしやすい形状として位置決定後は丸い小さな
リング内の色または形状が変わるようにする。
【0126】次に、バーポインタの下端ハンドルを指定
するために画像を下方向にスクロールした場合でも(s
121)、下端ハンドルの位置はまだ決定されていない
ため、画像のスクロールにかかわらずウィンドウ上で固
定されている(図56参照)。なお、上端ハンドルの画
像上の位置は既に決定されているため、画像とともにス
クロールしている。
【0127】画像が適当な位置にスクロールされると、
利用者は、一方のウィンドウ上でバーポインタの下端の
ハンドルをマウスのドラッグで移動させる(s12
2)。この移動に合わせてバーポインタを伸縮表示する
(s123)。なお、バーポインタの下端ハンドルの移
動範囲はウィンドウの下半分に制限する。これは、バー
ポインタが短くなりすぎて自動合成処理が不正確になる
のを防止するためである。そして、マウスのドラッグが
解除されるとそのときのマウス位置に下端ハンドルの位
置を決定し、この下端ハンドルの色または形状を変えて
表示する(s124)。上記s122、s123、s1
24の処理を他方のウィンドウ上で同様に行う(s12
5:図57)。左右画像上における下端ハンドルの位置
は、撮影されている同じ物体の同じ位置になるように指
定される。
【0128】なお、上端ハンドル、下端ハンドルの位置
決定がうまくいかなかった場合には、これをやり直すこ
とも可能である。
【0129】左右画像の上端ハンドル、下端ハンドルの
位置が決定されると、左右の画像のバーポインタが重な
るように両画像全体の伸縮・回転・上下左右の移動を行
う(s126)。このとき、一方の画像を固定して、他
方をこの一方の画像に合わせるように伸縮・回転・上下
左右の移動を行うようにしてもよく、両画像の中間値を
とるように伸縮・回転・上下左右の移動を行うようにし
てもよい。
【0130】上記処理で重ね合わされた左右画像をイン
タレース合成して表示し、利用者がその重なり具合を確
認できるようにする(s127)。この表示状態で重な
り具合に問題があればs115にもどって処理をやり直
す。重なり具合が問題なければ、左端が重なっていない
画像を左画像、右端が重なっていない画像を右画像とし
てファイル名を付け、左右画像を保存して(s12
8)、処理を終える。
【0131】≪左右画像の表示ウィンドウの制御を同期
させる実施形態≫以下、ステレオ撮影された左右の画像
をそれぞれ別々のウィンドウに表示したとき、そのウィ
ンドウサイズやスクロール位置を1組のスクロールバー
だけで同期して変えられるようにした実施形態について
説明する。
【0132】これにより、スレオスコープで立体鑑賞す
る際、サイズ、解像度が異なるディスプレイでも、2枚
の立体視画像を画面いっぱいに表示させ、もし、画像が
大きくて表示ウィンドウから読み出した場合でも、常に
同じ部分が表示させるようにすることにより、迫力ある
画像を楽しむことができるようになる。
【0133】また、ステレオスコープ無しで裸眼のみで
ステレオ画像を鑑賞する際は、縦方向はステレオ鑑賞で
の制限はないが、横方向は、個人の能力によって鑑賞範
囲が制限される。このため、横方向のみ左右のウィンド
ウを最適な距離で表示調整できるようにする必要があ
る。この実施形態では、ディスプレイの縦中心から左右
の表示ウィンドウを同期をとって横方向に縮ませたり伸
ばしたりできるようにすることにより、鑑賞者の能力に
応じた表示範囲を容易に設定できるようにした。
【0134】なお、従来は、2つのウィンドウを左右に
並べて表示させることは可能であったが、画像が大きく
てウィンドウからはみ出した場合、左右のウィンドウに
表示されている画像を別々にスクロールして位置合わせ
する必要があり、操作が極めて面倒であり、左右画像の
位置関係をスクロールしても同じにしておくことが困難
であったため、位置が移動するごとに立体感が異なり、
全体を同じ感じで鑑賞することが困難であった。また、
ウィンドウの大きさを変える場合でも各ウィンドウを個
々に縮めたり伸ばしたりする必要があり、このとき画像
のスクロールも個別に行う必要があり、手間と根気が必
要であった。
【0135】以下図面を参照してこの実施形態のウィン
ドウ制御処理について説明する。図58および図59は
立体視スコープ(3Dスコープ)用のウィンドウ制御処
理を説明する図である。図58のフローチャートにおい
て、まずステレオの左右画像を読み込む(s131)。
つぎに、ディスプレイの最大表示エリア(縦横ピクセル
数)を算出し(s132)、これを左右に2分割して2
つのウィンドウを表示し(s133)、各ウィンドウ
に、立体視鑑賞できるように算出済み位置関係で左右画
像を表示する(s134:図59)。左右のウィンドウ
には、それぞれ左右スクロールバー、上下スクロールバ
ーが表示されているが、一方のウィンドウ(たとえば左
ウィンドウ)のスクロールバーを移動させるとこれに同
期して他方のウィンドウ(たとえば右ウィンドウ)のス
クロールバーも移動し、利用者が好みの位置を決定する
ことができる(s135)。利用者は好みの位置を決定
したのち立体視スコープ鑑賞する(s136)。
【0136】図60および図61は裸眼による立体視用
のウィンドウ制御処理を説明する図である。図60のフ
ローチャートにおいて、まずステレオの左右画像を読み
込む(s141)。つぎに、ディスプレイの最大表示エ
リア(縦横ピクセル数)を算出し(s142)、ディス
プレイを中心から左右に2分割して2つのウィンドウを
表示し横方向のみウィンドウサイズを可変にする(s1
43)。なお、縦方向はディスプレイの表示可能最大サ
イズで固定する。各ウィンドウに、立体視鑑賞できるよ
うに算出済み位置関係で左右画像を表示する(s14
4:図61)。左右のウィンドウは横方向に伸縮可能で
あり、一方のウィンドウを伸縮させると他方のウィンド
ウも同期して同じサイズに伸縮される。なお、右側のウ
ィンドウは右辺が左右に移動することによって伸縮し、
左側のウィンドウは左辺が左右に移動することによって
伸縮する。また、左右のウィンドウには、それぞれ左右
スクロールバー、上下スクロールバーが表示されている
が、一方のウィンドウ(たとえば左ウィンドウ)のスク
ロールバーを移動させるとこれに同期して他方のウィン
ドウ(たとえば右ウィンドウ)のスクロールバーも移動
し、利用者が好みの位置を決定することができる(s1
45)。利用者は、好みのウィンドウサイズ、好みの位
置を決定したのち裸眼で立体視鑑賞する(s146)。
【0137】≪ステレオ画像の奥行き情報を表示する実
施形態≫人間の眼の左右視差を利用して立体視鑑賞でき
るように、一方の画像(左画像または右画像)に対する
他方の画像(右画像または左画像)の画像を作成する際
に、画面の縦横カーソルの位置とカーソルの長さに合わ
せて、その画像断面の奥行き具合を、リアルタイムに画
像の表示ウィンドウの上端の帯枠内と左端の帯枠内でグ
ラフ表示させる。
【0138】図62のフローチャートおよび図63のデ
ィスプレイの表示例を参照して奥行き情報表示動作につ
いて説明する。図62のフローチャートにおいて、ま
ず、ディスプレイにメインウィンドウ、奥行き表示ウィ
ンドウ、奥行きポイント表示ウィンドウを表示する(s
151)。メインウィンドウは合成されたステレオ画像
を表示するウィンドウである。奥行き表示ウィンドウ
は、メインウィンドウの左辺,上辺に沿って2つ表示さ
れるウィンドウであり、メインウィンドウに表示される
十字カーソル(縦ラインカーソル、横ラインカーソル)
上の画像の奥行きを表示するためのウィンドウである。
また、奥行きポイント表示ウィンドウは、上記十字カー
ソルの交点の奥行きを奥行きバーおよび数値で表示する
ためのウィンドウである。
【0139】ウィンドウを表示すると、メインウィンド
ウに疑似立体視画像を読み込み(s152)、メインウ
ィンドウ上に縦ラインカーソル、横ラインカーソルから
なるクロスラインカーソルを表示する(s153)。ク
ロスラインカーソルの交点の奥行き値を計算し、これを
奥行き表示ウィンドウの奥行きバーおよび数値で表示す
る(s154)。また、逆に奥行きバーまたは数値で指
定ポイント(クロスラインカーソルの交点)の奥行き値
を指定して、指定ポイントの奥行き値がそうなるように
画像を修正することもできる。
【0140】つぎに、縦ラインカーソルに沿って一連の
奥行き情報を縦ラインの奥行き表示ウィンドウにグラフ
表示する(s155)とともに、横ラインカーソルに沿
って一連の奥行き情報を横ラインの奥行き表示ウィンド
ウにグラフ表示する(s156)。クロスラインカーソ
ルはマウス操作によって任意の位置に移動させることが
できる(s157)。所望の奥行きになったところでフ
ァイルを保存する(s158)。これにより、疑似立体
視の奥行き感を任意に最適に設定することができる。
【0141】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、左右の
組画像であるステレオ画像を容易な操作で確実に撮影す
ることができ、撮影後の左右の識別処理も容易になると
いう利点がある。
【0142】また、ステレオ画像を用いて立体視するに
は種々の方式があるが、この発明によれば、選択された
方式に合わせてステレオ画像を表示することができ、利
用者が有する器具の種類や能力に合わせた立体視が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影ア
ダプタを示す図
【図2】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影ア
ダプタを示す図
【図3】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影ア
ダプタを示す図
【図4】ステレオ画像の左画像と右画像の撮影範囲を説
明する図
【図5】ステレオのペア画像およびシリーズ画像に対し
て付されるマークの種類を説明する図
【図6】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影ア
ダプタを示す図
【図7】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影ア
ダプタを示す図
【図8】上記ステレオ画像撮影アダプタの他の実施形態
を示す図
【図9】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影用
カメラを示す図
【図10】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
用カメラを示す図
【図11】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
用カメラを示す図
【図12】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
アダプタを示す図
【図13】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
アダプタを示す図
【図14】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
アダプタを示す図
【図15】上記ステレオ画像撮影アダプタに設けられる
同時シャッタアタッチメントを示す図
【図16】上記ステレオ画像撮影アダプタに設けられる
同時シャッタアタッチメントを示す図
【図17】上記ステレオ画像撮影アダプタに設けられる
同時シャッタアタッチメントを示す図
【図18】上記ステレオ画像撮影アダプタに設けられる
同時シャッタアタッチメントを示す図
【図19】上記ステレオ画像撮影アダプタに設けられる
同時シャッタアタッチメントを示す図
【図20】上記ステレオ画像撮影アダプタに設けられる
同時シャッタアタッチメントを示す図
【図21】上記ステレオ画像撮影アダプタの構成部品を
示す図
【図22】2台のデジタルカメラでシャッタ同期をとる
方式を示す図
【図23】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
用カメラを示す図
【図24】上記ステレオ画像撮影用カメラの使用状態を
示す図
【図25】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
用カメラを示す図
【図26】上記ステレオ画像撮影用カメラの使用状態を
示す図
【図27】この発明の実施形態であるステレオ画像撮影
用カメラを示す図
【図28】上記ステレオ画像撮影用カメラの使用状態を
示す図
【図29】パノラマ撮影の方式を説明する図
【図30】この発明の実施形態であるステレオ画像処理
装置のブロック図
【図31】同ステレオ画像処理装置の処理動作を示すフ
ローチャート
【図32】同ステレオ画像処理装置の処理動作を示すフ
ローチャート
【図33】同ステレオ画像処理装置の画像合成方式を説
明する図
【図34】ステレオ画像の左右の画像が異なる場合の組
み合わせ例を示す図
【図35】上記ステレオ画像処理装置のマークの消し込
み処理を説明する図
【図36】立体視の種々の方式を説明する図
【図37】ステレオ画像表示システムの例を示す図
【図38】ステレオ画像処理システム他の構成例を示す
【図39】ステレオ画像処理システム他の構成例を示す
【図40】単眼カメラステレオアダプタの他の実施形態
を示す図
【図41】単眼カメラステレオアダプタの他の実施形態
を示す図
【図42】ステレオ画像の左右の画像の角度が異なる場
合の回転方法を説明する図
【図43】ステレオ画像処理装置のファイル出力動作を
示すフローチャート
【図44】ステレオ画像処理装置の印刷動作を示すフロ
ーチャート
【図45】ステレオ画像処理装置の液晶シャッタメガネ
の制御部のブロック図
【図46】ステレオ画像の左右の画像を手動で重ね合わ
せる手順を説明する図
【図47】インタレース合成の概念図
【図48】ステレオ画像の左右の画像を手動で重ね合わ
せる際のディスプレイの表示例を示す図
【図49】ステレオ画像の左右の画像を手動で重ね合わ
せる際のディスプレイの表示例を示す図
【図50】ステレオ画像の左右の画像を手動で重ね合わ
せる際のディスプレイの表示例を示す図
【図51】ステレオ画像の左右の画像を手動で重ね合わ
せる際のディスプレイの表示例を示す図
【図52】ステレオ画像の自動合成処理の手順を説明す
る図
【図53】ステレオ画像の自動合成処理の手順における
ディスプレイの表示例を示す図
【図54】ステレオ画像の自動合成処理の手順における
ディスプレイの表示例を示す図
【図55】ステレオ画像の自動合成処理の手順における
ディスプレイの表示例を示す図
【図56】ステレオ画像の自動合成処理の手順における
ディスプレイの表示例を示す図
【図57】ステレオ画像の自動合成処理の手順における
ディスプレイの表示例を示す図
【図58】立体視スコープモード時のウィンドウ制御手
順を説明する図
【図59】立体視スコープモード時のウィンドウ表示例
を示す図
【図60】裸眼立体視モード時のウィンドウ制御手順を
説明する図
【図61】裸眼立体視モード時のウィンドウ表示例を示
す図
【図62】疑似立体画像の奥行き情報のディスプレイ表
示手順を説明する図
【図63】奥行き表示ウィンドウの表示例を示す図
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ、1a…インタフェース、
2…ディスプレイ、3…入力デバイス、4…画像入力機
器、5…液晶シャッタメガネ、10…ステレオ画像撮影
アダプタ、11…I金具、12…L金具、14…キー、
16…水準器、20…ステレオ画像撮影アダプタ、21
…スライドレール、22…カメラ台、23、24…エン
ドピース、30…ステレオ画像撮影アダプタ、31…ス
テレオミラー、36…左識別ボタン、38L,38R…
(左右の)シャッタボタン、41…物体検出センサ、2
6…(赤外線リモコンの光を反射する)反射板、50…
同時シャッタアタッチメント、51…可動側機構部、5
2…固定側機構部、53…シャッタキュー、71,7
2、81,82…左右のカメラ部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに取り付けられるアダプタであっ
    て、カメラが撮影する画像の左端または右端にマーク画
    像を写し込むキーを備えたステレオ画像撮影アダプタ。
  2. 【請求項2】 スライドレールおよび該スライドレール
    上を摺動するカメラ台を備え、前記カメラ台は前記スラ
    イドレールに対して直角の方向にカメラが取り付けられ
    るステレオ画像撮影アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記カメラ台がスライドレールの左端に
    移動したとき、該カメラ台に取り付けられたカメラが撮
    影する画像の左端にマーク画像を写し込むキーを備えた
    請求項2に記載のステレオ画像撮影アダプタ。
  4. 【請求項4】 前記カメラ台がスライドレールの右端に
    移動したとき、該カメラ台に取り付けられたカメラが撮
    影する画像の右端にマーク画像を写し込むキーを備えた
    請求項2または請求項3に記載のステレオ画像撮影アダ
    プタ。
  5. 【請求項5】 左画像または右画像であることを入力す
    る操作子を備え、該操作子が操作された状態でシャッタ
    がオンされたとき、該シャッタのオンで撮影された画像
    がステレオの左画像または右画像である旨を記録するス
    テレオ画像撮影用カメラ。
  6. 【請求項6】 筐体の左右にそれぞれシャッタを備え、
    左側のシャッタがオンされたとき、該シャッタのオンで
    撮影された画像がステレオの左画像である旨を記録し、
    右側のシャッタがオンされたとき、該シャッタのオンで
    撮影された画像がステレオの右画像である旨を記録する
    ステレオ画像撮影用カメラ。
  7. 【請求項7】 筐体の背面右側に物体検出センサを備
    え、該物体検出センサが物体を検出している状態でシャ
    ッタがオンされたとき、該シャッタのオンで撮影された
    画像がステレオの左画像または右画像である旨を記録す
    るステレオ画像撮影用カメラ。
  8. 【請求項8】 スライドレールと、該スライドレール上
    に固定された左カメラ台と、該左カメラ台の右側のスラ
    イドレール上を摺動する右カメラ台と、該左カメラ台よ
    び右カメラ台に取り付けられた2台のカメラのシャッタ
    を同時にオンする同時シャッタオン手段と、を備えたス
    テレオ画像撮影アダプタ。
  9. 【請求項9】 前記同時シャッタオン手段は、前記カメ
    ラのシャッタをリモートで動作させる赤外線リモコンの
    光を前記2台のカメラに同時に入光させる反射板である
    請求項8に記載のステレオ画像撮影アダプタ。
  10. 【請求項10】 前記同時シャッタオン手段は、両方の
    カメラのシャッタボタンに当接するシャッタキューと、
    このシャッタキューを同時に押し下げる押下機構と、を
    有する請求項8に記載のステレオ画像撮影アダプタ。
  11. 【請求項11】 前記左カメラ台に取り付けられたカメ
    ラが撮影する画像の左端にマーク画像を写し込むキーを
    備えた請求項8、請求項9または請求項10に記載のス
    テレオ画像撮影アダプタ。
  12. 【請求項12】 前記右カメラ台がスライドレールの右
    端に移動したとき、該カメラ台に取り付けられたカメラ
    が撮影する画像の右端にマーク画像を写し込むキーを備
    えた請求項8乃至請求項11のいずれかに記載のステレ
    オ画像撮影アダプタ。
  13. 【請求項13】 レンズおよび撮像手段を有する左右の
    カメラ部と、該左右のカメラ部に対して画像の撮影を同
    時に指示するシャッタ手段と、前記左右のカメラ部の間
    隔を変化させる間隔調節手段と、を備えたステレオ画像
    撮影用カメラ。
  14. 【請求項14】 前記間隔調節手段は、左右のカメラ部
    を接続するヒンジ機構を含む請求項13に記載のステレ
    オ画像撮影用カメラ。
  15. 【請求項15】 前記間隔調節手段は、一方のカメラ部
    に対して他方のカメラ部を水平に移動させる摺動機構を
    含む請求項13に記載のステレオ画像撮影用カメラ。
  16. 【請求項16】 前記左右のカメラ部に入射している映
    像をリアルタイムで表示する左右それぞれのファインダ
    ディスプレイを備えるとともに、 前記左右のカメラ部が同時に撮影した画像を前記ファイ
    ンダディスプレイに表示する再生手段を備えた請求項1
    3、請求項14または請求項15に記載のステレオ画像
    撮影用カメラ。
  17. 【請求項17】 複数の画像データのうち、左端または
    右端にマーク画像が写し込まれている画像データをステ
    レオの左画像または右画像と判断する判定手段を備えた
    ステレオ画像処理装置。
  18. 【請求項18】 左右の画像からなるステレオ画像を供
    給するステレオ画像供給手段と、該ステレオ画像の出力
    モードを選択する出力モード選択手段と、選択された出
    力モードで前記ステレオ画像を出力する出力手段と、を
    備えたステレオ画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記ステレオ画像の出力モードは、左
    右の画像を人間の両眼の間隔で出力する裸眼立体視モー
    ド、左右に別々の画像を入射させる3Dスコープに合わ
    せた位置に左右の画像を出力する3Dスコープモード、
    左右の画像を別々の色で描画された映像で重ねて出力す
    る2色メガネモード、および、左右の画像を人間の知覚
    可能な時間未満の間隔で交互に切り換えて表示し、この
    表示の切り換えに同期した信号を出力するシャッタメガ
    ネモードの全部または一部である請求項18に記載のス
    テレオ画像処理装置。
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