JPH08116555A - 立体静止画撮像システム - Google Patents
立体静止画撮像システムInfo
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- JPH08116555A JPH08116555A JP6248070A JP24807094A JPH08116555A JP H08116555 A JPH08116555 A JP H08116555A JP 6248070 A JP6248070 A JP 6248070A JP 24807094 A JP24807094 A JP 24807094A JP H08116555 A JPH08116555 A JP H08116555A
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Abstract
テムを提供する。 【構成】撮影画面の水平線と、撮影光軸の両線軸に対し
ほぼ垂直な回転軸に関して被写体を回動させるターンテ
ーブルと、1回の撮影指令に応動して、タイミングの異
なる少なくとも2回以上のシャッタ駆動信号を発生させ
るシャッタ制御手段18、20aと、シャッタ駆動信号
に対応して得られた少なくとも2つ以上の被写体静止画
像信号から2つの画像信号を選択して1組となし、前記
2つの画像信号の撮影順情報が復元可能に管理された状
態で、静止画像対信号を生成するシステムコントローラ
20と、上記静止画像対信号を、前記2つの画像信号の
撮影順情報が復元可能に管理された状態で1つの静止画
像として記録する記録部14とを具備する。
Description
に関する。
等の電子的な撮像装置が広範に使用されている。このよ
うな撮像装置ではいずれも3次元(立体)の構造を有す
る被写体を、奥行きのない平面の映像に投影して記録か
つ再生している。
奥行き情報も一緒に記録して立体的な映像として観察す
る立体撮像システムが従来より知られており、一部の分
野では現実にそのようなシステムが造られて応用されて
いる。
撮影装置あるいは、通常のビデオムービーやビデオカメ
ラという様な撮影装置で撮影用のカメラを2台使って、
立体撮像をするシステムがある。以下、これについて図
3を用いて簡単に説明する。
て、左眼7L、右眼7Rが丸によって示されている。図
3(a)は人間の顔を想定して、2つの眼で被写体3を
眺めているという様子を、例えば真上から見た場合の模
式的な図であり、左眼7Lと右眼7Rとの間には一定の
距離すなわち基線長dを有している。通常の成人で60
ミリ〜70ミリ程度、標準的には65ミリ程度の左右の
眼の間隔があるとされており、その左右の離れた距離か
ら被写体3を見るためにその被写体3が少し違って見え
る。つまり、左眼から見たときに見える被写体3と右眼
から見たときに見える被写体3はずれて見える。
て説明する。図3(b)において、左側にはカメラ4
L、右側にはカメラ4Rを基線長dだけ離して配置して
これら2台のカメラ4L、4Rで被写体3を撮像するこ
とによって、人間が左右の眼でそれぞれ被写体3を見た
ときと同じような映像を得て、それをなんらかの手段で
人間の眼にもう一度左眼には左から見た画像、右眼には
右から見た画像を与えれば、実際に2つの眼で見たとき
と同じ画像が再現されるので立体的に見えることにな
る。
メラ2台を使って構成されたり、あるいは特殊なもので
は1台のカメラに2つのカメラヘッド(レンズや撮像素
子等でカメラの画像を入力する部分)を1つのカメラに
一体的に組み込んで撮像する様な立体専用の撮像カメラ
等が従来使用されていた。
た撮像システムはカメラを2台配置して被写体を撮像し
ていたので、非常に手間がかかるという欠点があった。
以下このことについて説明する。
には左眼7Lと右眼7Rがある程度、被写体3に対して
寄り眼になり輻輳角θというものが形成される。すなわ
ち、人間が遠くの被写体を見ている時にはほとんど眼は
寄ることはなく両眼は平行になるが、非常に近い被写体
を見たときには眼が寄り眼になることが知られており、
これによって輻輳角θが形成される。ここで輻輳という
のは「寄り集まること」を意味する。厳密には輻輳角は
2θであり、θは半輻輳角であるがここでは便宜上輻輳
角θとする。したがって、図3(b)に示すようにカメ
ラ4L、4Rを基線長dだけ離して配置した場合、被写
体3の距離が変わる場合に輻輳角θを細かく調節する必
要がある。
2台のカメラを配置しなければならないので非常に手間
がかかり、かつ、カメラを2台使用するので大きなシス
テム構成になるという問題があった。また、このような
欠点を有する撮像システムを電子スチルカメラ等に応用
して実用化することは困難であった。
うな課題に着目してなされたものであり、その目的とす
るところは、簡単な構成でかつ実用的な立体静止画撮像
システムを提供することにある。
成するために、第1の発明に係る立体静止画撮像システ
ムは、撮影画面の水平線と、撮影光軸の両線軸に対しほ
ぼ垂直な回転軸に関して被写体を回動させる回動手段
と、1回の撮影指令に応動して、タイミングの異なる少
なくとも2回以上のシャッタ駆動信号を発生させるシャ
ッタ制御手段と、上記シャッタ駆動信号に対応して得ら
れた少なくとも2つ以上の被写体静止画像信号から2つ
の画像信号を選択して1組となし、当該2つの画像信号
の撮影順情報が復元可能に管理された状態で対をなした
静止画像対信号を生成する画像対生成手段と、上記静止
画像対信号を、当該2つの画像信号の撮影順情報が復元
可能に管理された状態で1つの静止画像として記録する
記録手段とを具備する。
ステムは、前記画像対生成手段が選択する2つの画像信
号の各々は、2:1インターレース映像信号における1
フィールド画像に対応しており、前記記録手段が記録す
る1つの静止画像は1フレーム画像に対応する。
ステムは、前記シャッタ制御手段が1回の撮影指令に応
動して同時に記録される静止画像の数を変更する手段を
有する。
ステムは、前記撮影順情報が当該記録に係るフレーム画
像を構成する奇数フィールドと偶数フィールドに対応づ
けられている。
ステムは、前記撮影順情報が、静止画像信号に付随又は
関連するデータ領域に記録される。また、第6の発明に
係る立体静止画撮像システムは、前記撮影順情報が前記
回動手段の回動方向に対応して変更される。
ステムは、前記シャッタ制御手段が、シャッタ駆動信号
発生タイミングを変更可能である。また、第8の発明に
係る立体静止画撮像システムは、前記シャッタ制御手段
が、前記回動手段による被写体回転速度及び/又は被写
体距離及び/又は撮影倍率に対応してシャッタ駆動信号
発現のタイミングを変更する。
ステムは、この立体静止画撮像システムの少なくとも一
部を構成する撮像装置が、独立に通常撮影を行なうのに
適した第1の撮影モードと、前記回動手段と組み合わせ
て立体静止画撮像を行なうのに適した第2の撮影モード
とを有する。
システムは、前記シャッタ制御手段が少なくとも上記第
1の撮影モード時には、2:1インターレース映像信号
における奇数フィールド、偶数フィールドの区別とは無
関係にシャッタ駆動信号発生タイミングを決定するもの
である。
システムは、少なくとも上記第2の撮影モードに於て
は、立体静止画撮像に特有に生じる適正露出制御条件に
従って露出を制御する露出制御手段を有する。
システムは、少なくとも上記第2の撮影モードに於て
は、立体静止画撮像に特有に生じる適正露出制御条件を
充たさない露出制御指示が与えられた場合に警告を発す
る警告手段を有する。
システムは、被写体とともに撮影用背景を回動させる回
動背景手段を有する。また、第14の発明に係る立体静
止画撮像システムは、被写体とともに被写体に対する照
明光源を回動させる回動光源手段を有する。
システムは、光源から被写体に与えられる光を拡散させ
る光拡散手段を有する。また、第16の発明に係る立体
静止画撮像システムは、光源から被写体に与えられる光
を選択的に透過させ、かつその選択部位を被写体ととも
に回動させる回動透過手段を有する。また、第17の発
明に係る立体静止画撮像システムは、前記回動手段が被
写体回動方向及び/または速度を変更する回動変更手段
を有する。
に説明する。本実施例は静止画を撮像する電子スチルカ
メラ等のように静止画撮像の方法を用い、従来のように
2台のカメラを使用せず、カメラ、撮像装置を1台(こ
の場合の1台というのはカメラヘッド自体が1台しかな
いという意味)のみ使用して簡単な構成で立体撮像を行
う。
として見た時にはシングルレンズ)立体撮像の基本的な
考え方について説明する。図4は単眼立体撮像方式の原
理を説明するための図である。ここでは被写体の2つの
状態を時間的に重ねて示しており、図3に示す三角形の
模式的な被写体3が、図の中の矢印の向き、この場合は
右回りあるいは時計回り(クロックワイズ)の方向に回
転していることを示している。具体的には例えばレコー
ドプレーヤーの様なターンテーブルの上に、被写体を載
せて回転させればこのような状態が作れる。そして被写
体を回転させると、ある時刻には被写体3′という位置
にこの被写体3が位置し、それより少し時間が経過した
時点では被写体3″という位置に位置することになる。
のカメラ4で撮像することを考えると、被写体3が被写
体3′の位置にある時のカメラ4と被写体の位置関係
は、図3でカメラ4Lが被写体3を向いている時と同じ
関係、また被写体3が被写体3″の位置にきたときのカ
メラと被写体との関係は、図3でカメラ4Rが被写体3
を向いている時の位置関係とそれぞれ同じ関係になって
いることがわかる。
物のように動いているものではなく、それ自体は動かな
いことを仮定し、このような被写体が単テーブルに載せ
られて移動していく時に、所定のタイミングで3′、
3″で表される2枚の絵を次々と撮影する。このような
撮影によって図3に示す両眼の左眼7L、右眼7Rの情
報が、1台のカメラで取り込まれることになる。以上が
単眼立体撮像の原理である。
写体を傾けて撮像することでこの立体視と等価な被写体
映像が得られるが、この事実だけでいうと従来のフィル
ムカメラ等を使った立体写真の撮影技術と同様である。
しかし、本実施例のシステムでは後述するように、撮影
を簡単に行うために被写体をターンテーブルに載せて回
転させる。そして回転させている被写体を1台のカメラ
で1回ボタンを押すことで次々と自動的に2枚の撮影を
所定のタイミングで行い、必要な2つの絵を簡単に撮影
することを特徴とする。
この実施例の基本的な構成を図1に示す。図1は本実施
例の立体静止画撮像システム全体を横から見た図であ
り、被写体3を載せて回転させるためのターンテーブル
1と、被写体3を撮影するためのカメラ4と、ターンテ
ーブル1とカメラ4とを支持する支持アーム5と、ター
ンテーブル1を回転駆動させるモーター2とから構成さ
れている。なお、図示していないが、上記の構成の他
に、電源等の細かいコントロールスイッチ等を備え、こ
のスイッチがONされることでモーター2が回転して回
動手段としてのターンテーブル1が連動して回り、この
ターンテーブル1の上に配置された被写体3が回転す
る。この時、支持アーム5はターンテーブル1の回動軸
とカメラ4とを所定の角度関係に維持しており、かつ、
モーター2の回転軸6に対してカメラ4の光軸が垂直を
なしているものとする。
合、カメラ4が通常のカメラであるならば撮影される画
面は長方形をなしており、縦に比較して横が長い撮影画
面となる。ここでは、このような場合の横方向を水平方
向と呼ぶことにする。すなわち、図1に示すカメラ4は
横方向の撮影をするべくセットしてあり、かつ、カメラ
4のレンズ部から左側に伸びた矢印(撮影光軸)とモー
ター2の回転軸6とが垂直になるように支持アーム5に
よって取り付けられている。ここで、カメラ4が最終的
に撮影しようという位置が縦位置(撮られる位置方形の
撮影画枠の縦が長く、横が短い状態)の状態で撮影しよ
うとした時にはカメラ4を90度だけ回転(光軸に対し
て)させて縦位置にするだけでよい。すなわち、本実施
例において撮影画面の水平線はカメラ4だけで完全に決
まってしまうものではなく、最終的にカメラ撮影しよう
とする撮影画面に対して水平と考えている向きを表して
いる。
明する。図2は典型的な電子スチルカメラの本実施例に
関係する部分を抜き出して書いた図であり、通常の電子
カメラに含まれるべき電源部や、オートフォーカス、ス
トロボ、ファインダー装置等については図示していない
が、当然備えているものとする。
れた光は絞り11によって規制されて例えばCCD等の
撮像素子(イメージャ)12に照射される。このとき出
力される被写体光電変換信号は、撮像部13によって適
当な信号処理が施された後に記録部14に送られる。こ
の実施例では従来の電子カメラと同様に、電気信号をデ
シタル化してデジタル記録している。記録部14では撮
像部13からの信号に対してデジタル変換を行い、デジ
タル化された画像信号はカードインタフェース(I/
F)15を通じてメモリカード16に書き込まれる。
ではないのでここでは説明を省略するが、再生機能を有
する場合には、メモリカード16からの信号を再生する
再生部や、この再生部から外部に出力された信号を表示
するディスプレイ等が必要になることは勿論である。
16に到る部分が記録時の画像信号の流れであるが、こ
れらの各部とこの他に図示しない部分も含めてカメラ全
体をコントロールするシステムコントローラ20を具備
している。システムコントローラ20は通常さまざまな
処理を行うためにマイクロコンピュータから構成されて
いるが、この実施例でもマイクロコンピュータを主な構
成要素としている。特に本実施例は露出制御に係る制御
が行われるので、そのための露出制御部20aを具備し
ている。
ためのイメージャドライバ18を具備している。このイ
メージャドライバ18や、撮像部13、記録部14、さ
らにその他の部分は特に図示しないがクロックジェネレ
ータあるいは、シンクロナスシグナルジェネレータ(S
SGとも呼ばれる)と呼ばれる同期信号生成装置からの
同期信号に基づいて動作される。特に、システムコント
ローラ20の露出制御部20aからの露出制御指令によ
って、イメージャドライバ18に対して例えば図示せぬ
電子シャッターを駆動せよという指令が与えられるとこ
のイメージャドライバ18はイメージャ12に対して上
記電子シャッターをコントロールするシャッター駆動信
号を与え、イメージャ12に電気的な指令だけでシャッ
ター動作を行わせる。ここで、上記したイメージャドラ
イバ18と露出制御部20aとはシャッター制御手段を
構成し、イメージャドライバ18から出力される信号が
シャッター駆動信号である。露出制御部20aはさらに
アイリスドライバー17を通して絞り11の制御を行っ
ている。
キー21を具備している。これはカメラ本体の適当な場
所に設けられるキーであり、例えば押しボタンスイッチ
あるいはスライドスイッチからなり、この入力キー21
を操作する事でシステムコントローラ20に対して色々
な設定を行うことができる。その具体例については後述
する。
流れを説明したが、本実施例ではNTSCフォーマット
の画像信号を取り込むので2フィールドで1フレームを
構成する。以下これについて説明する。
ーム)の画像が走査線525本で構成されているが、こ
の1フレームの画像は走査線525本を1本おきに走査
する、いわゆる飛び越し操作(インターレース)を行な
うことによって得られる2つのフィールドから構成され
ている。このような2枚のフィールド画像が1枚のフレ
ーム画像として記録される。すなわち、2:1インタレ
ース映像信号における2つの1フィールド画像が1つの
静止画像として記録部14に記録される。
ルド画像信号を示しており、順に奇数を表すOddとい
うフィールドと、偶数を表わすEvenというフィール
ドが次々に繰り返し出力される。ここでは単純化された
例である図5(a)について説明し、図5(b)につい
ては後述する。撮像部13から記録部14に出力される
Odd、Evenのフィールド信号が交互に(O、E、
O、E)、かつ各フィールド毎に1/60秒の時間間隔
で出力される。これらのフィールド信号はメモリカード
16に実際に記録される前に、時間的に順番に出力され
るOdd、Evenの信号の中から実際に1枚のフレー
ム画像として記録するフィールド信号が選択されて記録
部16内のフレームバッファ23に取り込まれる。図5
(a)はOdd、Evenのフィールド信号がフレーム
バッファ23の各領域、オッド領域(O)、イーブン領
域(E)に記録される様子を示している。
力される信号のどれを記録するかを指示するためにシス
テムコントローラ20によって記録部14に指示信号が
供給される。そして、これらのフィールド信号がフレー
ムバッファ23に記憶された後は、Odd、Evenフ
ィールド信号は合わせて1つのフレームとしてカードI
/F15を介してメモリカード16に記録される。
の信号がいったんフレームバッファ23に記録されるの
は、通常の電子スチルカメラでは記録されるデータ量を
できるだけ少なくするために情報の圧縮を行なうためで
ある。すなわち、本実施例ではフレームバッファ23に
各々記録されたOdd、Evenのフィールド信号は合
成されて1枚のフレーム画像とされた状態で圧縮され、
メモリーカード16に記録される。このような状態で画
像圧縮を行なうことは必ずしも必須の用件ではなく、実
際、Odd、Evenのフィールド画像を個々に圧縮す
ることもできる。しかしながら、従来の多くの電子スチ
ルカメラで用いられている圧縮方法は1フレームの画像
を形成した後で圧縮を行っているので、本実施例ではこ
の方法を用いている。
から出力される2つのフィールド信号を1つの静止画像
としてフレームバッファ23に取り込む。この時の2つ
の画像取り込みのタイミングはシャッター信号が出力さ
れるタイミングに依存しており、シャッター開閉のタイ
ミングと、画像をフレームバッファ23に取り込むため
の制御信号が記録部14に対してどういうタイミングで
出力されるかは、通常の場合は1:1で対応する。した
がって、例えば、図5(a)に示すように、2つのフィ
ールド信号のうち、Oddの画像情報を所定のタイミン
グでフレームバッファ23に取り込んだ後、Evenの
画像情報については所定の時間が経過した後にフレーム
バッファ23に取り込むことによって、時間間隔の異な
る2つのフィールド信号から1つのフレーム画像を形成
することができる。
ャートを参照して説明する。このフローチャートは本実
施例のシステムによる立体静止画撮影という処理の流れ
を示すものである。まずステップS1で設定入力があっ
たか否かを判定する。これは後の実施例で述べる各種設
定を行なうために用意されたものであり、ここでは特に
設定入力というものが無いことを仮定して次のステップ
S3に移行する。
かどうかを判別し、トリガーが入力されるまで待機す
る。そしてトリガーが入力されると次のステップS4に
進む。ステップS4はデフォールト処理を行なう。これ
は前記した設定入力の動作に関連しており、ここでは設
定入力がないことを仮定しているので、ここでは設定が
ない場合の処理をデフォールト処理として実行する。デ
フォールト処理を行なう場合のデフォールト条件は、図
7に示すようにフレーム画像を撮影するときの撮影枚数
n=1、シャッター間隔Δt=1/60(1フィール
ド)、撮影順情報はOdd、Evenの順であり、先に
Oddのフィールド信号が記録される。
ォールト条件が設定された後は次のステップS5に進
む。このステップではVD信号(垂直駆動信号)がある
か否かを判断する。ここでVD信号は垂直同期信号Vs
yncと言われるものとほぼ同様のものであり、1枚の
画像処理タイミングを判断するための信号である。ここ
ではVD信号の立ち下がりを処理タイミングとしてい
る。ステップS5ではこのVD信号が発生するまで待機
し、VD信号の立ち下がりを検出したときにステップS
6に進んでフィールドの判別がOKが否かを判断する。
フィールドの判別はステップS4においてデフォールト
条件の1つとして与えられた撮影順情報に関連してい
る。
報は先にOddという条件が与えられているので、現在
のフィールドがOddである場合はステップS6におけ
るフィールド判別はOKとなり、次のステップS8に進
む。一方、Oddでない場合、すなわちEvenの場合
はステップS7に移行してここでもう1度VD信号の立
ち下がりを検出するまで待機する。ここで、NTSC信
号においてはOddとEvenフィールドが交互に到来
するので、ある時点でOddでない場合でももう1度次
のVD信号を待てば必ずOddとなる。したがって、ス
テップS8に移行するのはOdd信号が検出された場合
である。
シャッター駆動が行われる。ここでは、前記したシャッ
ター間隔Δt=1/60が1フィールドであることを考
慮して、連続2フィールドのシャッター駆動を行い、次
にステップS9に移行して条件に合わせて記録を行な
う。すなわち、ここではステップS8で連続2フィール
ド分のシャッター駆動によって取り込まれた画像信号に
対応するフィールド信号が記録される。ここでは上記の
デフォールト条件(撮影枚数n=1)に従って1枚の画
像のみが記録される。ここでタイミングの制御について
は、シャッターが駆動された場合は当然それに対応して
記録が行われるという仮定に依っている。
venという順番で連続する2フィールドの信号が1/
60秒間隔で取り込まれ、取り込まれた2フィールドの
信号が次のステップS9で1つの1フレーム画像として
記録される。
れに対して上記の条件に合わせてシャッター駆動が複数
回行われ、この駆動に対応して1枚のフレーム画像が記
録される。ステップS9ではこの動作を終了するか否か
を判断しYESの場合はリターンしてメインルーチンに
戻るが、もう1枚静止画撮影を行なう場合には最初のス
テップS1に戻ってトリガがあるまで待機する。このよ
うに、トリガを1回押したときに上記した工程を実行す
ることにより1フレームの立体静止映像が記録部14に
取り込まれる。
画像を再生する場合について説明する。上記の方法で取
り込まれた画像は被写体の回転の向きが右回り、つまり
図1のターンテーブル1が右回り回転をしている仮定し
ているので、あたかも被写体3を左から見たものと等価
な絵が取り込まれて、その後1/60秒後に続いて取り
込まれた画像は相対的に右側から被写体3を見たものと
等価な画像が記録されていることになる。
30に表示された状態を示している。ここで、TVモニ
タ30には2つの画像が同時に表示されるのではなく、
異なるタイミングで表示される。また、左眼7L、右眼
7RとTVモニタ30との間には液晶シャッタ眼鏡31
が設けられている。この液晶シャッター眼鏡31の白抜
きの部分は光を通す透過状態にあることを示し、黒で塗
りつぶしてある部分は光を遮断する状態にあることを示
す。したがって、図8(a)は左眼7Lの前の液晶シャ
ッタ眼鏡31Lが透過状態で、右側の液晶シャッタ眼鏡
31Rが遮断状態になっており、この場合左眼7Lのみ
がTVモニタ30の画像を見ることができる。また、図
8(b)は別のタイミングで液晶シャッター眼鏡31の
右と左を切り換えた状態を示しており、この場合は右眼
7Rが透過状態、左眼7Lが遮断状態となるので、右眼
7RだけがTVモニタ30の画像を見ることができる。
したがって、再生時において、NTSC信号のEven
のフィールド信号と、Oddのフィールド信号とを左右
の眼に対応づけた場合は、各フィールドに合わせて液晶
シャッタ眼鏡31を1/60秒毎に透過と遮断を切り換
えれば、左眼7Lは常にあるタイミングでしか画像を見
ることができず、右眼7Rは別のタイミングでしか画像
が見れない。したがって、それぞれ左眼用の画像と右眼
用の画像が選択的に見れることになる。
6に記憶された画像を正しく再生する方法を図9及び図
10を用いて説明する。図9において、VDは垂直同期
信号であり、F/Iはフィールドインデックス信号であ
り、前記したOdd、Evenのフィールド信号をF/
I信号のハイ、ロウで表現している。
用の眼鏡の液晶はOddフィールドの時に透過状態にな
り、Evenフィールドの時に遮断状態になるというこ
とを順次繰り返している。右眼はその逆になっている。
したがって、左眼7LはOddフィールドの画像しか見
ることが出来ず、右眼7RはEvenフィールドの画像
しか見ることが出来ない。ここで、撮影のときにはOd
dフィールドには必ず左眼7Lの位置から見た画像Lが
入力され、Evenフィールドには右眼7Rから見た画
像Rが入力されるように設定すれば左と右の画像が正し
く見れることになり、これによって、立体画像として正
しく再生できたことになる。
ルド判別の結果、Oddフィールド信号が必ず先に取り
込まれる。図10はこの場合も含めて、被写体3の回転
の向きとOdd、Evenのフィールド信号との関係を
示している。同図に示すように、ターンテーブル1が右
回り(時計方向)の回転を行なったときは、必ず左の方
から見た画像Lが先に入力され、その後に右の方から見
た画像Rが入力される。ここで、先に入力された画像L
に対してOddフィールドの信号を割当て、後に入力さ
れた画像Rに対してEvenフィールドの信号を割り当
てれば、結果的に画像LがOdd、RがEvenという
対応関係をなすことになり、正しい再生を行なうことが
できる。したがって、上記した実施例では被写体が右回
り回転をしていれば、システムとして正しい動作が行わ
れる。
右の向きは、本システムを上から見下ろしたときの回転
方向で定義しており、従って図面もそのように描いてあ
る。また、左眼用、右眼用の画像信号について前記した
が、左、右というのはあくまでも人間の眼が見たときに
左眼相当の画像はL、右眼相当の画像はRであることを
意味し、例えば被写体3に対して人間が動いて右の方か
ら見たとしても、1個の人間に関していえば同時には必
ず左眼は右眼よりは左から見ており、右眼は左眼より右
から見るという関係が常に成り立つ。
の実施例は1回の撮影指令に応動して同時に記録される
静止画像の数を変更し得ることを特徴としている。第1
実施例では、設定入力が無いという前提で撮影枚数=1
に設定されていたが、第2実施例では、撮影指令に応動
して記録の枚数を変えることができるようにしている。
以下にこれについて説明する。
を具備している。この入力キー21の中の適当なキーに
枚数設定キーが割り振られており、この入力キー21か
ら所定の枚数が入力できる。ここで、例えば2枚のフレ
ーム画像を記録することが指定されたことを仮定する。
このとき、図6のフローチャートのステップS1におい
て設定入力が有りと判断されてステップS2において撮
影枚数n=2が入力される。これ以降は基本的には第1
実施例で述べた通りの工程が実行されるが、ステップS
4のデフォールト処理では、いま設定入力があったn=
2という設定が優先された残りの設定のないものについ
てデフォールト処理が行われる点が異なる。すなわち、
この場合はステップS8のシャッター駆動において、こ
こではn=2が有効になるのでシャッター駆動はこの場
合4回行われる。しかしながら、シャッター駆動は必ず
しも4回に限定されないことは勿論である。
の動作を図5(b)を用いて説明する。ここで図5
(b)は一般的な形で描かれており、ここでは記録部1
4のバッファーメモリは2つのバッファメモリ23、2
3′から構成されている。このうちバッファメモリ2
3′は最大何枚の画像を取り込むかによって仕様が変わ
るが、ここでは充分な容量のメモリを有しているものと
する。また、フレームバッファ23は第1実施例と同様
な1フレームバッファであり、同時に何枚の指令が来て
もそのバッファー23′の許す限り、Odd、Even
の順に逐次出力されてくる画像信号をいったんこのバッ
ファー23′に収納し、その後必要な1フレーム画像信
号をフレームバッファ23に読み出すことによりメモリ
カード16に記録することができるものとする。
り最初の4フィールドO、E、O、E分の画像をフレー
ムバッファ23′に取り込むためにステップS8におい
てシャッター駆動が行われ、続いてステップS9では2
枚のフレーム画像が記録される。すなわち、フレームバ
ッファ23の中に4フィールド分の画像信号が記録さ
れ、そのうち最初のOdd、Evenの2フィールド分
の画像に対して必要に応じて圧縮処理等の処理が施され
た上でメモリカード16に記録される。その次に残った
2フィールドの画像が1フレームとして読み出されてメ
モリカード16に記録される。このように第1実施例と
同じデフォールト条件のシャッター間隔=1/60秒で
画像が入力されて結果的に2フレームの画像がメモリカ
ード16に記録される。以降は第1実施例と同様にステ
ップS10で終了するか否かを判断する。
連続して得られる4つのフィールドを指定したがこれに
限定されず、例えば、最初の2フィールドから1枚のフ
レーム画像を得たら、次に記録すべきもう1枚のフレー
ム画像は所定時間経過後のタイミング、例えば図5
(b)で*で示されている2つのメモリから取り込んで
もよいことは勿論である。
更するのは、被写体3を回転させながらシャッタートリ
ガを押したときに必ずしも最適なタイミングで1つの画
像が得られるとは限らないからである。つまり、被写体
3がカメラ4以外の方向を向いているときに撮影しまう
ことがあるので、あらかじめいくつかのタイミングで立
体静止画映像を得ておき、後で選択できるようにしてい
る。その時に、例えば2枚の画像の取り込むタイミング
を、シャッター間隔とは無関係に入力キー21を介して
任意に設定できるようにしてもよい。また、この場合の
取り込む撮影枚数を複数にする場合、シャッター間隔の
変更との組み合わせで指定することも可能であるがこれ
については後述する。
して説明する。第1、第2実施例では、左眼と右眼の情
報というのは図9とか図10を使って説明したように、
記録される画像のフィールドと対応づけられている。し
たがって、いったんそのような規則に従って記録するよ
うにすれば、現在どういう方法で記録されているかに関
するデータは不要であると言える。しかしながら、その
ような付随データを必要とする場合もあり、第3実施例
ではこの場合の対応を考慮したものである。
るが、付随データをどのように記録するかで図11
(a)、(b)の2通りの方法が考えられる。この図は
メモリカード16に記録された画像ファイルのデータ構
造を示している。各方法の説明に先立ち共通事項につい
て述べると、例えば1枚の画像データというのは1つの
画像ファイルといったような形式になってデータとして
記録されているが、1つの画像ファイルには画像データ
を直接この部分の明るさは幾つ色は幾つという形で記録
している画像データの部分と、それに付随してこのデー
タはどういった記録フォーマットで記録されているかと
いった様々な付随データの部分とに分けられる。このよ
うな付随データの例としてファイルヘッダあるいは単に
ヘッダと呼ばれるものが知られており、各実施例では立
体静止画としてのフレームフィールドや撮影の順番に関
するデータをヘッダの一部として記録している。
自身はデータとしてはただの画像データであるがこれを
読み出して使用するときには、NTSCのようなフレー
ム構造を有する画像データを前提にしている。したがっ
て、このときにOddとEvenのうちどちらが先にな
って記録されているのかを示すデータを定義して、記録
自体はどういう順番で行われていても、このデータを後
で読み取ることで再生できる。例として、ヘッダ内にス
テレオビットデータを1ビット確保し、このビットが0
の場合には順向きで例えばOddが先でEvenが後で
あると見なし、ビットデータが1の時には逆順記録、す
なわちEvenが先でOddが後であると見なすことが
できる。このようなビットデータを使用することによ
り、例えば、前記した実施例では回転方向によってOd
d、Evenの順番を決めておく必要があったが、この
場合は被写体3の回転方向に応じて記録手順を決める必
要がなく、ただ現在どのような形で記録されているとい
うことを管理するためにステレオビットデータとして0
または1を設定しておくことにより、最終的にこれを用
いて今どういう順番で記録されているから液晶シャッタ
ーの駆動はどのようにすべきであるかに関する情報を得
ることができる。
る。この場合は画像データの記録のしかたとしては、必
ずしもNTSC方式のような従来のフォーマットに一致
させる必要はなく、コンピュータ上で取り扱う画像デー
タが幾つかあって、それら相互の時間的な関係を示すデ
ータを持たせるようにしてもよい。すなわち、それぞれ
取り込まれた画像がどういうタイミングで取り込まれた
かを示すタイミングデータを持たせる実施例である。こ
の場合、再生時に1つの立体画像を形成するのはAとB
という組合わせでもいいし、AとCという組合せでもよ
い。また、BとCという組合せでもよい。ここでは1回
のシャッター駆動によって取り込まれた画像データを
A、B等として表現している。したがって、前記した実
施例ではAとBを組み合わせて1フレームとして記録し
たが、ここではそういうものを区別せずに、あるいはO
dd、Evenを区別せず、例えばAはいつ取り込んだ
ものか、Aが一番最初に取り込まれたものだとするとそ
れをタイミングの基準にとってBはそれよりどれだけ、
Cはそれよりどれだけ後かといったタイミングデータを
持たせるかあるいは、その時の被写体3の回転の向きに
関するデータを持たせておき、これらのデータに基づい
て再生を行うようにする。この場合は、データ量は1ビ
ットでは不足するが、必要なビット数をヘッダ内に確保
できることは勿論である。
例を説明する。この実施例は被写体の回転方向の管理に
係わる。図9を参照して説明したように、被写体3の回
転が右回りの場合はOddフィール信号を先にEven
フィールド信号を後に取り込み、被写体3の回転が左回
りの場合はEvenフィールド信号を先にOddフィー
ルド信号を後に取り込んでおり、被写体3の回転に応じ
て撮影時に取り込むべき画像信号の順番を変えていた。
がどうなっているかという具体的なビット情報を含む
が、ここでは信号を記録するときにフィールドをどのよ
うに管理するかという概念そのものをも含むものとす
る。したがって、ある設定の条件を満たしている、例え
ば被写体3が右回りに回転しているときはOddフィー
ルド信号の方を先に記録するという判断をも撮影順情報
になり得る。逆に被写体3を反転させてEvenフィー
ルド信号を先に記録するときは撮影順情報を変更するこ
とになる。このことを図10を参照して述べると、被写
体3が右回りの時にはOddフィールド信号を先に記録
し、左回りの時にはEvenフィールド信号を先に記録
しなければならないことを示している。
ら被写体3の回転が右回りか左回りであるかということ
を使用者が入力する。ここについては変形例も考えら
れ、例えば、カメラ4とターンテーブル1とを一体的に
構成し、被写体3の回転方向に関する情報が自動的にカ
メラ4に入力されるシステムとしても良い。しかしここ
では説明を分かりやすくするために人間が入力キー21
を操作して入力するものとする。
ラ20は右回りか左回りかの条件を検出できるので、右
回りの時であれば図7に示すデフォールト条件と同じで
あるが、左回りである旨の情報が入力された場合には図
6のフローチャートのステップS2で左回りであるとい
う情報が入力されたことになる。この場合はステップS
6のフィールド判別がOKか否かの判断では前記したデ
フォールトの場合とは逆の条件が適用される。すなわち
撮影順情報が変更されたため、フィールド判別はEve
nの時にOKとなることになる。以上のことを図5
(a)を参照して述べると、この場合はEvenフィー
ルド信号が先に取り込まれ、それに続く(図では矢印の
ない)Oddフィールド信号が後に取り込まれることに
なるので、もし描き足すとすれば、矢印が交差するよう
な状態でフレームバッファ23に記憶される。
5実施例はシャッター制御手段がシャッター駆動信号の
発生タイミングを変更できることを特徴とする。ここで
シャッター駆動タイミングとは図7ではシャッター間隔
Δtに対応しており、例えば被写体3の回転スピードが
速いときはこのシャッター間隔は短い方が良く、回転が
ゆっくりのときはシャッター間隔もゆっくりの方が良い
ことになる。
画を得るために2回シャッターを切るがその間に被写体
3が動くので、人間の眼の間隔で見たのと等価な画像が
得られることを図2に関して述べた。ここで、人間の眼
の距離間隔はほぼ決まっているので、例えば同じ時間間
隔で2枚の画像を撮影するときに被写体3を速く回転さ
せると被写体3がシャッター間隔の間に動く量、あるい
は角度が極端に大きくなって実際に人間が見ているより
も大きな角度で被写体3を見ることになり、両眼の間隔
が極端に広い顔の人が被写体3を見ていることになって
しまう。
は例えば停止している場合を考えると、立体視に相当す
る左右の眼に相当する効果がなくなってしまう。そこ
で、このような点を考慮して本実施例ではシャッター駆
動信号発生タイミングを変更可能にして被写体3の回転
のスピードに合わせた適当な2枚の画像の撮影時間間隔
を設定できるようにしている。すなわち、使用者はター
ンテーブル1のスピードはどの位であるということを判
断して2枚の撮影間隔を入力キー2を介して入力する。
この場合、NTSC方式に従っているので2枚の画像を
得るタイミングは1/60秒刻みであり、かつ片方の画
像はOddフィールド、もう片方の画像はEvenフィ
ールドに対応させて記録されるように撮影間隔が決定さ
れ、最低1/60秒間隔に対してフィールド数を変えて
記録する。通常のNTSC方式に従う場合は2・m+1
フィールド(mは非負の整数)間隔しか実現できないが
1枚目撮影後に、一時的に全Oddフィールド駆動と全
Evenフィールド駆動とを切り換えることによって任
意のmフィールド間隔まで実現できる。
ドは約1/6秒)で画像を記録したいということを入力
キー21で入力するとシステムコントローラ20はこの
ことを検出して、シャッター間隔すなわち駆動信号の発
生タイミングを設定して入力する(図6に示すフローチ
ャートのステップS2)。この場合、ステップS8で
は、シャッター間隔が前記した1/60秒間隔でなく、
10フィールドという時間(約1/6秒)の間隔で2回
シャッターが駆動されて、それぞれ後の記録に合うよう
にOddフィールド、Evenフィールドという順番で
シャッターが駆動され、図5(a)に示すフレームバッ
ファ23に画像が取り込まれる。
変える場合はよいが、通常のNTSC方式を保ちたい場
合には2・m+1フィールドしか実現できないため、9
又は11フィールドに値を変えて実行するが、ここでは
切り上げて11フィールドで実行する。これは図5
(a)で点線で示しているEvenフィールドが11フ
ィールド目であることを意味する。取り込まれた画像は
ステップS9でメモリカード16に記録される。
する。この変形例では複数の枚数を記録するものとし、
このことと前記したシャッター駆動のタイミングを変更
することとを組み合わせる。すなわち、シャッター駆動
回数を複数回とし適当なタイミングでフレームバッファ
23に画像を取り込むにあたって、Oddフィールド信
号とEvenフィールド信号との組み合わせを隣り合う
2枚のみではなく、いろいろな間隔で取り込むようにす
る。以下、図5(b)を参照してより具体的に説明す
る。
れる信号のタイミングすべてでシャッターを切って得ら
れた画像をすべてあらかじめ準備されたフレームバッフ
ァに記録する。そして、例えばバッファーメモリ23′
の左側2枚のOとEから1枚の画像を取り出した場合は
前記した実施例と同じになるが、本実施例ではこれと同
時に例えば1枚目のOと一定期間後のEとをも組み合わ
せるようにする。これによって、LとRの画像のタイミ
ングが非常に開いた、従って両眼視差(左眼で見た画像
と右眼で見た画像との相違の度合い)が大きくなった絵
をも同時に撮影することができる。
せれば、例えば1枚の画像におけるシャッタータイミン
グを変えた、従って両眼視差を変えた複数の画像を取り
込むことができ、逆に同じ視差で被写体3の回転に従っ
ていろいろいなタイミングで画像を取り込んだりといっ
た、任意の組み合わせで画像を得ることができる。その
時、メモリカード記録枚数もまた入力キー21によって
別途指定しておけば任意の記録が可能になる。ただしこ
の場合、実際にどういう間隔でどういう枚数を取り込む
かということは設計事項であるが、システムの複雑さに
関係するので、複雑にならないようにある程度統合して
使いやすくすることが必要である。
ャッター制御手段は2枚の画像の取り込みタイミングを
変更可能であるが、この変更が上記した実施例のように
手動の入力キーから入力するのではなく、被写体の回転
速度や撮影レンズ系が実際に撮影している被写体の距離
や、その時に被写体が撮影されている倍率等に応じて自
動的に必要なシャッター制御を行うようにすることもで
きる。
体距離や撮影倍率を検出し、撮影レンズ10が被写体3
のどの距離にピントが合っているかという情報を得た
り、撮影レンズ10でズーム倍率がわかっているときは
被写体3の倍率に関する情報を得ることができるので、
システムコントローラ20に対する情報入力手段として
機能する。すなわち、システムコントローラ20には入
力キー21からの情報や、あるいは必要に応じてAF・
レンズ制御部19からの被写体の回転速度及び/または
被写体距離、撮影倍率に関する情報が入力される。
すると、図6に示す工程はAFレンズ制御については特
に触れていないが、情報が入力されるという点において
は、設定入力の工程と実質的に同じであり、これは図6
のステップS2に相当する。そして、この入力値に応じ
て回転速度に関しては回転速度が速ければ速い程、シャ
ッターの駆動時間間隔(駆動信号発生タイミング)をよ
り短くしてやる必要がある。一方、被写体距離及び、被
写体倍率の設定については、被写体3の距離が一般に遠
くなればなる程、シャッターの間隔を長くしてやる必要
があり、被写体倍率が高くなればなる程シャッターの間
隔を遅くする必要がある。
ムなので被写体3を見込んでいる角度は前述のごとく回
転数が速ければシャッター間隔を速くしなければならな
いが、逆に同じ回転数、同じシャッタ間隔の場合にはL
とRの画像の角度の違い、すなわちLとRの画像間の輻
輳角に相当する回転角は同じになる。すなわち、図4に
おいて、輻輳角θは回転数とシャッタ間隔が一定ならば
常に一定になることを意味する。しかし、人が実際の被
写体3を見る時、輻輳角θは、基線長が一定なので被写
体3が遠くにあればあるほど小さくなり、近くにあれば
有るほど大きくなる。したがって、このことを考慮して
被写体距離が遠ければ遠いほど、シャッター間隔の期間
内における回転角度は小さくする必要がある。逆に同じ
スピードで被写体3が回転しているときはシャッターの
間隔を短くすることが必要である。倍率について述べる
と、被写体3を近くにしたり遠ざけたりしたときに結果
として遠くなれば被写体倍率は下がって、近くにくれば
倍率が上がることを意味し、ズームを利用すれば同じ被
写体距離であっても、ズーム倍率を上げると被写体3が
大きく写りズーム倍率を下げると被写体3は小さく写る
ことになる。これより、倍率を上げるということはあた
かも被写体3を近くに持ってきたのと同じようにイメー
ジャ12に撮影されることになる。従ってそれを観察す
る時も近づいたように感じるということを意味し、逆に
倍率を下げる場合は被写体3に対して遠ざかったという
ふうに見える。
近づいたように見える場合は輻輳角θは大きくなければ
ならず、逆に遠ざかったように見えるときは輻輳角θは
小さくならなければならないので、倍率が上がった場合
に角度が大きくなる、すなわち、シャッター間隔が長く
なるという制御をしなければならない。また、被写体3
から遠くなったときは上記と逆の制御を行なう必要があ
る。
や被写体距離、撮影倍率に対応して図6のステップS8
でシャッター駆動の制御を行ない、例えば被写体3の回
転速度が速ければ速いほどシャッター間隔が短くなり、
被写体距離が遠くなればなるほどシャッター間隔は短く
なるように制御される。また、撮影倍率に関しては、そ
れが低くなればなるほどシャッター間隔は速くなるよう
にステップS8においてシャッター駆動が制御される。
ここで、それぞれの場合の絶対値はそのシステムに適し
た値に設定される。
を説明する。この実施例では図2の入力キー21の中に
モード切り換えスィッチというものを定義する。これは
どんなスイッチでもよいが、例えばスライドスイッチで
構成されており、一方向に倒すとそれが通常撮影モード
(第1の撮影モード)、他方向に倒すと立体撮影モード
(第1の撮影モード)というふうに切り換えられるよう
なスイッチを使用する。
ついて説明したが、本実施例は、使われる撮像装置、カ
メラとしては必ずしも立体撮影専用でなくともよい。例
えば、単体で通常のカメラとして使用出来てそれが被写
体回転システムと組み合わさって、全体として立体静止
画も撮影できるシステムを用い、切り換えスイッチによ
って上記した2つのモードの切り換えを行なう。以下、
このようなモード制御について説明する。
えると、従来の一般撮影に使う電子カメラではフィール
ド記録というモード、フレーム記録というモードがあ
り、フィールド記録の場合には、1フレームの情報は使
わずに1フィールドだけの情報で記録するようにしてい
る。現在最も一般的な補色モザイクフィルタ型イメージ
ャを使用したカメラでは、メカシャッタを用いずにスト
ロボ撮影を行うためにはフィールドモードを使用する必
要がある。これに対して、2フィールドからなる1フレ
ームを記録するフレームモードは垂直解像度が高いとい
う特長がある。
に、このような撮影の仕方をするカメラでは、第2の撮
影モードとしての立体撮影モードは多くの場合フレーム
モードが適している。これに対して第1の撮影モード、
つまり通常撮影のモードではフィールドモードであれ、
フレームモートであれ、どちらでも使用可能である。そ
こで、立体撮影モードでは自動的にフレームモードにな
るが、通常モードではその時の事情に適したものを選択
できるというような構成のカメラを提案できる。すなわ
ち、通常撮影用に適したモードと立体静止画の時のモー
ドは別に設定するようにする。
8実施例を説明する。本実施例は、図2に示す入力キー
21で、通常撮影のモードが設定されている場合と、立
体撮影が設定されている場合とで、シャッターの駆動信
号の発生タイミングを切り換えることを特徴とする。こ
れはトリガボタンを押してから実際に画像が記録される
までのタイムラグを少しでも短くするためである。
影に対応しているのでこの実施例でもステレオ撮影モー
ドを先に説明する。図6に示すフローチャートのステッ
プS6においてフィールド判別を行っているが、ここで
OKのときはそのまま次のシャッター駆動に進むが、フ
ィールド判別がNOとなった場合には次のステップS7
でもう1フィールド、つまり、次のVD信号がくるまで
待機する。上記した実施例では立体撮影を行っているの
でこのような判別が必ず必要であり、この判別によりN
Oの場合は1フィールド待機しなければならなかった。
このときの確率はEvenとOddフィールド信号の交
互に繰り返されるので1/2となる。
うなフィールド判別は不要であり、フレーム画の場合で
もどちらを先に記録しても構わない。さらに、フィール
ド画像を記録するときには1フィールド分待機する必要
はまったくない。つまりシャッターのトリガ信号に対し
てシャッター駆動までの時間を短くするという観点から
見ると、ステップS7を実行することが1つの欠点にな
る。
定が第1のモード、つまり通常撮影モードに切り換わっ
ている時にはステップS6の判定をジャンプして、ステ
ップS5の次にただちにステップS8に進むことによっ
て、トリガからシャッター駆動までのタイムラグをそれ
ぞれの場合において極小にしている。
まで説明した実施例では撮影時間間隔が1/60秒で2
枚の絵を取り込み、さらに撮影時間間隔は自由に設定で
きる説明をしたが、このシステムが静止画に適応される
場合であっても被写体が静止しているか静止していない
かということは考え方によって相対的なものであり、ゆ
っくり動いているようなものを素速く2枚撮影すれば実
際には止まっていると見なせる場合がある。例えば、人
物撮影等を行なう場合は被写体が完全に静止していれば
静止画として撮影出来るが、長時間の間静止することは
不可能である。
/60秒間隔で2枚撮るという形態が用いられた。しか
しながら、その場合は逆に1/60秒の間に被写体3を
回転させて、2枚の違う場所から見た画像として撮影す
る必要があり、シャッタースピード(1枚の画像を撮影
するのにシャッターが開になっている時間)を考慮する
と、今度は長い時間シャッターを開いているとその間に
被写体3を回転させているためにぶれた画像になってし
まう欠点が生じる。これは通常の撮影の時にはまったく
生じない、立体静止画撮像に特有の問題である。
2枚撮影した時にはそれぞれの画像が静止している為に
は、1/250秒よりも速いシャッタースピードが通常
要求される。これは絶対的な要件ではなくもう少しシャ
ッタースピードを遅くできる場合もあるが、望ましくは
1/250、あるいは1/360あるいは1/500と
いった速度が適当である。
を速くする制御をしなければいけないが、一方では被写
体の大きさや撮影条件によっても撮影条件が変わる。す
なわち、立体撮影の時にはあまりピントがぼけないよう
にする必要がある。これは通常の画像でもピントがぼけ
てはいけないが通常の写真の場合には1点にしっかりピ
ントが合わせ、残りを故意にぼかしたりといった撮影が
使われる場合が多々ある。これに対して、立体撮影の場
合には再生の際、手前から奥までの立体全体を観察する
ことが多いので、むしろぼけている部分が出来るとそこ
を見た時にピントが合わなくなってあたかも普通の写真
でいうピンぼけと同じような状態が起きてしまい望まし
くない。つまり、手前から奥まで被写体のどこにもピン
トが合うようないわゆる被写界深度が深い撮影の方が望
ましいと一般に考えられており、絞りを絞るというよう
なことが通常は望ましい。したがって、シャッタースピ
ードが速くかつ、絞りを絞る方が望ましいが、これにつ
いては限界もあり、その被写体の条件によっても変わ
る。
の場合は撮像系の感度条件を変えるようにすることが考
えられる。例えば、ISO感度100で撮影しているカ
メラをISO200、400と上げていくことは、画質
が悪くなるということが多いので通常はあまり好ましく
ないが、例えば立体静止画撮像では、先ほど述べたよう
に少しでも速いシャッタースピード、少しでも被写界深
度を深くするために絞りを絞る必要があるので、普通の
撮影のときよりも感度を上げ気味にして撮影するといっ
たようなことも好適な実施例となる。
の制御とシャッターの制御では、ブレない画像を得るた
めにはシャッターの制御の方が重要視される。このた
め、本実施例では、図2のシステムコントローラ20の
中に露出制御部20aを設け、この露出制御部20aか
らの信号がイメージャドライバ18とアイリスドライバ
17に供給されるようにしている。さらに、撮像部13
にもシステムコントローラ20からの信号が出力され
る。ここで、通常の撮影の時には従来なんらかのプログ
ラム制御といったものが行われているが、この実施例に
おいては立体撮影時には特にシャッタースピードを最悪
でも1/250秒に保つようにアイリスドライバ17あ
るいは撮像部13の感度を制御する。
限界があり、アイリスドライバ17については絞りを最
大に開けばそれ以上は開けず、撮像部13についてもノ
イズの発生を許容しても限界がある。例えば、ISO1
00のものをISO400まで上げることも考えられ、
被写体の明るさが足りない場合には、シャッターのスピ
ードは1/251秒よりも長くはせず、絞り11を開い
たり撮像部13の感度を上げる。ここで、被写体3をも
う少し明るい照明で照射すればある程度の撮影が行える
条件が増えてくる。そこで別の考え方としては、シャッ
タースピードを1/251に固定して焦点絞りの深度を
できるだけ深くする為に絞り11を絞って撮像部13の
感度を犠牲にするような制御も考えられる。
のは第2の撮影モード、すなわち立体撮影モードの時で
あり、図2の入力キー21で立体撮影モードが設定され
ている時には上記したような制御を行い、入力キー21
が通常撮影モードにある時には上記したような制御を行
わないで従来行われている制御を行うようにしている。
感度アップも行う必要はなく、全条件が実現できるこ
と、あるいは実施例として感度アップは行わない場合も
あり得る事等を蛇足ながら明記しておく。
現実には被写体3の照明を十分に明るくしないと、シャ
ッターのスピードを速くしてしかも絞り11を絞り込む
という条件が満たされない場合が多い。そこで上記した
ような条件で撮影する場合は、被写体3を明るく照明
し、望ましいシャッタースピード、例えば前記したよう
に最悪でも1/251程度、望ましくは1/500以上
に絞り11を絞る必要がある。
されている場合に、この条件が満たされていないときは
感度を上げることが考えられる。しかしながら、実際上
は撮像部13の感度も上げない方が好ましい。そこで本
実施例では上記した条件を満たしていないことを警告す
るようにしている。警告手段としては例えば、LEDラ
ンプをカメラの適当な場所、例えば図2でいうと入力キ
ー21のやや上部にLEDランプ22を設け、このLD
ランプ22を発光させることで警告を行う。
の第11実施例を説明する。この実施例では図1に示す
被写体3を載せるターンテーブル1の構成を具体的に述
べる。ここで詳細な説明に入る前に単眼立体撮像方式の
原理図について説明する。被写体を撮影すると時間的に
ズレがあるが、得られる画像としては左眼相当のLと右
眼相当のRとでそれぞれ全く同じものが得られることを
図3及び図4に関して説明した。
ンテーブル1に載って回転している被写体3についてだ
けであり、撮影時にカメラの中に写るのは回転する被写
体3及びターンテーブル1だけではなく被写体3の後ろ
にある背景(バック)と言われるものも一緒に撮影され
る。すなわち、背景は回転していないのでこういった撮
影方式で背景がそのまま写ってしまうと、その部分だけ
は本来の両眼立体視の条件を崩して違う条件で撮影され
ることになって、非常に不自然な映像が得られてしま
う。
れるような光の方向性が均一な照明で照らされている時
には、とくに表面に光沢が出るようなことがないので、
被写体3に対して立体撮像に関して特に影響は与えない
が、スポットランプのようなもので照らされることを考
えると、その被写体3で表面反射を起こす。この表面反
射は程度が弱いとただのつやのように見えるが、程度が
強いときは表面が白く光って光のようなもの(テカリ)
になって観察される。被写体3が回転したときにある程
度は回転に伴ってつややテカリの出方は動くが、光源の
方は停止しているので本来の撮影の両眼立体視の条件と
は異なる。この場合、図4で説明しているような単眼立
体撮像が、完全に成り立つためには背景もターンテーブ
ルと一緒に回転する必要があり、被写体3に与える光源
も同様に被写体3と共に回転しない場合はもとの両眼立
体視の条件とは微妙に違ってしまう。
しい立体映像が得られるようにしたものであり、以下、
図12を参照して詳細に説明する。図12の(a)と
(b)はどちらも1つの例を説明しているが、(a)の
方は斜視図であり、(b)は側面図である。この実施例
は単眼撮像した時、固定された背景板が被写体とともに
撮影された場合に不自然な画像となってしまう。そこ
で、本実施例は背景板を回転可能にすることによって自
然な画像を得るものである。
うなものであれば何でもよいが、通常は背景板50の表
面につや消しの塗装がしてあるものを使用する。背景板
50は適当な金具52で(b)に示すようにターンテー
ブル1に取りつけてあるので、ターンテーブル1を回転
させるとこの背景板50が被写体3と一緒に回動する。
ここで、背景板50はつや消しの塗装を施したものを背
景として使用することも可能であり、さらにその背景板
50に図12に示すような交換(追加)用クリップ51
のような固定具が取り付けてある。このクリップ51に
よって適当な背景を有する紙等を張りつけて使用するこ
ともできる。例えば風景の写真等を張りつければ、被写
体3よりもより後にある背景を真の背景として撮影した
ような効果が得られる。
を説明する。この変形例ではターンテーブル1上に適当
なアーム55が立ててあり、そのアーム55の適当な場
所に照明用のランプ53が取り付けてある。ここで被写
体回転中のどのタイミングでシャッターを切ってもよい
ので、図ではどちらからターンテーブル1を撮影すると
いうことは特に示していないが、通常は順光撮影(カメ
ラとランプが被写体に対して同じ側にあるような撮影)
を行うことが多い。したがって本実施例でも図13の
(a)、(b)の右側の方からカメラで撮影すべくシャ
ッターを押す。そして、ランプ53を点灯させる為にア
ーム55には配線56が巻かれている。また、ターンテ
ーブル1と一緒に光源としてのランプ53を回転させる
ために、配線56の端部に接続された電池等の電源装置
54やスイッチがターンテーブル1上に設けられてい
る。これによって被写体3を照らしているランプ53が
一緒にターンテーブル1上で回転することになり、照明
と被写体の撮影の関係は実際の撮影の時と全く同じにな
る。すなわち、普通の両眼で見たときと同じようにつや
等が出ることになり、非常に自然な立体感が得られる。
を図14を参照して説明する。この変形例は前記のよう
に照明の反射に着目したものであるが、前記の例のよう
にランプ53をターンテーブル1上で回転させることは
実際には設置が難しくシステムが大型化する欠点があ
る。そこでこの変形例ではもっと小型化しつつ比較的良
い照明条件を得ようとするものである。
プ53′をシステムの外部に設けて外部から強力に照明
を行うようにしている。また、乳白の拡散版アクリル等
で作った乳白拡散板(光拡散手段)55をターンテーブ
ル1の天井部分に取付け、外からの光が直接透過しない
ようにし、この拡散板55で1度拡散されてから被写体
3を照明する。この場合は、スポットランプ53′のよ
うな点光源性が強く指向性の強い光を使っても被写体3
に当たる光は拡散された光なのでツヤとかテカリ等が発
生しにくくなり、反射光による不自然感が出ない。
を説明する。図15に示すようにこの変形例では、乳白
拡散板55の一部に穴56を設けた構造を使用する。図
15の(b)に示すような外部に設けられた強いスポッ
トランプ53′と組み合わせて使用する場合に穴56が
ターンテーブル1の回転と一緒に移動するが、この場
合、光は選択的に透過、すなわち穴56のみを通るので
光の利用効率は低下する。しかしながら、このような構
成によれば光源が動いているのと同じような効果を被写
体3に対して与えることが出来る。したがって、図13
で説明した例と類似の効果が得られ、見かけ上の光源の
位置が被写体と一緒に回転することになって好適な画像
が得られる。
して述べてきたが、この4つの実施例はそれぞれ必ずし
も単独だけで用いられるということではなく、例えば背
景板を設けて乳白拡散板で光を拡散させ、その内の一部
には穴を開けて外からのツヤやテカリも出して光量を確
保しながら好適な立体撮影を行ったり、背景を乳白拡散
板と被写体と一緒に移動させる等、任意の組み合わせの
中の1つか2つを選んで使ったり、全部を組み合わせる
ことも可能である。 さらに、上記した実施例では実用
上最も効率的なように背景板や天井板の拡散板や穴あき
板、ランプはすべてターンテーブルの上に一体的に構成
して一緒に回転させたが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、これと同様の効果が得られればターンテー
ブルとは別体に設けてそれぞれのものを個々に移動させ
るようにしてもよいことは勿論である。
すでに第4〜第6実施例において説明したように、本シ
ステムにおいては被写体の回動方向、速度、及び被写体
距離・撮影倍率に対して、撮影時の撮影順情報、シャッ
タ駆動信号発生タイミングを調節して最適化を行なうこ
とが有効であったが、これはすなわち、与えられた撮影
順情報に対しては適当な回動方向を選択し、また、与え
られた被写体距離、撮影倍率、シャッタ駆動信号発生タ
イミングに対しては回動速度を調節することによって記
録される立体静止画像を最適化し得ることを示してい
る。
向の切り替え手段と、回動速度調節手段を設けたもので
ある。具体的には、図16に示すように切り替えスイッ
チ8と速度調節つまみ9が支持アーム5上に設置されて
おり、これにより回動方向の切り替えと回動速度の調節
が行えるように構成されている。回路的にはいずれも公
知のもので足りるので詳述は避けるが、例えば、速度調
節つまみ9はモータの定電圧駆動回路における電圧設定
ボリウム又はモータの定速制御サーボ回路における速度
設定ボリウムに取り付けられている。また、切り替えス
イッチ8はモータ正逆転用トランジスタブリッジ回路を
制御するロジック回路中の正逆転制御入力端子にH、L
信号を入力可能なように接続されている。なお、この切
り替えスイッチ8と速度調節つまみ9とは各々単独で用
いられても良いことは勿論である。
カメラのみを使用するので調節も簡単であり、専門的な
撮影技術を必要とせずだれでもボタンを押すだけで立体
静止画像が撮影できるようになる。また、安価である。
つの立体静止画像を構成するL、R、2枚の静止画像を
1枚(1組)の画像として取り扱うに際して、新たな規
格等を設けることなく既存のフレーム静止画像として取
り扱うことができる。
タンを押すだけの簡単な操作で複数の立体静止画像を得
ることができる。また、それにより、失敗(シャッター
チャンスミス)のない撮影ができる。
影時に、被写体の回動方向と撮影順とを対応付けておく
ことで、L、Rとフィールドの奇偶が対応付けられるた
め、新たにL、Rに関するコードを設ける必要がなく、
かつ既存の動画立体再生システムを利用して再生を行な
うことができる。
ンタレース等の記録フォーマットに影響されることなく
立体静止画像を記録することができる。また、請求項6
に記載の発明によれば、被写体の回動方向の如何にかか
わらず、立体静止画像を記録することができる。
写体の回動速度の如何にかかわらず、最適な立体静止画
像を記録することができる。また、請求項8に記載の発
明によれば、被写体の条件が変わった場合にも、自然な
立体感の立体静止画像を記録することができる。
体専用のカメラが不要となり、使用者にとっての利便性
が上がり、また、システムコストが下がる。また、請求
項10に記載の発明によれば、専用カメラであっても、
兼用化による不具合(シャッタータイムラグの増加)が
生じない。
通常撮影時と立体撮影時とでそれぞれに最適な露出制御
を行なうことができる。また、請求項12に記載の発明
によれば、立体撮影時に特有に生じる可能性のある露出
制御不良の撮影を未然に防止することができる。
背景による妨害が生じない。また、請求項14に記載の
発明によれば、光源光の反射による妨害を、つややきら
めきを生かしたまま防止できる。
光源光の反射による妨害を簡単に防止できる。また、請
求項16に記載の発明によれば、光源光の反射による妨
害を、つややきらめきをある程度生かしたまま簡単に防
止できる。
撮影装置側の条件をあらかじめ与えておいて、回動手段
側の変更のみで正しい立体静止画像を記録することがで
きる。特に、回動速度の調節によっては従来のカメラ2
台のシステムではきわめて困難であったズームに対する
調節等も極めて簡単に行える。
る。
示す図である。
ある。
号が順にフレームバッファに記録されるようすを示す図
である。
示す図である。
示す図である。
す図である。
する方法を説明するための図である。
生する方法を説明するための図である。
説明するための図である。
ある。
る。
ある。
ある。
る。
カメラ、5…支持アーム、6…回転軸、10…撮影レン
ズ、11…絞り、12…イメージャ、13…撮像部、1
4…記録部、15…カードI/F、16…メモリーカー
ド、17…アイリスドライバ、18…イメージャドライ
バ、19…AF・レンズ制御部、20…システムコント
ローラ、20a…露出制御部、21…入力キー、22…
LEDランプ。
Claims (17)
- 【請求項1】 撮影画面の水平線と、撮影光軸の両線軸
に対しほぼ垂直な回転軸に関して被写体を回動させる回
動手段と、 1回の撮影指令に応動して、タイミングの異なる少なく
とも2回以上のシャッタ駆動信号を発生させるシャッタ
制御手段と、 上記シャッタ駆動信号に対応して得られた少なくとも2
つ以上の被写体静止画像信号から2つの画像信号を選択
して1組となし、当該2つの画像信号の撮影順情報が復
元可能に管理された状態で対をなした静止画像対信号を
生成する画像対生成手段と、 上記静止画像対信号を、当該2つの画像信号の撮影順情
報が復元可能に管理された状態で1つの静止画像として
記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする立体静止画撮像システム。 - 【請求項2】 前記画像対生成手段が選択する2つの画
像信号の各々は、2:1インターレース映像信号におけ
る1フィールド画像に対応しており、前記記録手段が記
録する1つの静止画像は1フレーム画像に対応したもの
であることを特徴とする請求項1記載の立体静止画撮像
システム。 - 【請求項3】 前記シャッタ制御手段は、1回の撮影指
令に応動して同時に記録される静止画像の数を変更する
手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の立
体静止画撮像システム。 - 【請求項4】 前記撮影順情報が当該記録に係るフレー
ム画像を構成する奇数フィールドと偶数フィールドに対
応づけられていることを特徴とする請求項2又は3記載
の立体静止画撮像システム。 - 【請求項5】 前記撮影順情報が、静止画像信号に付随
又は関連するデータ領域に記録されることを特徴とする
請求項1又は3記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項6】 前記撮影順情報が前記回動手段の回動方
向に対応して変更されることを特徴とする請求項1、4
又は5記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項7】 前記シャッタ制御手段は、シャッタ駆動
信号発生タイミングを変更可能なことを特徴とする請求
項1〜6のいずれかに記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項8】 前記シャッタ制御手段は、前記回動手段
による被写体回転速度及び/又は被写体距離及び/又は
撮影倍率に対応してシャッタ駆動信号発現のタイミング
を変更することを特徴とする請求項7記載の立体静止画
撮像システム。 - 【請求項9】 前記立体静止画撮像システムの少なくと
も一部を構成する撮像装置が、独立に通常撮影を行なう
のに適した第1の撮影モードと、前記回動手段と組み合
わせて立体静止画撮像を行なうのに適した第2の撮影モ
ードとを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれ
かに記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項10】 前記シャッタ制御手段は、少なくとも
上記第1の撮影モード時には、2:1インターレース映
像信号における奇数フィールド、偶数フィールドの区別
とは無関係にシャッタ駆動信号発生タイミングを決定す
るものであることを特徴とする請求項9記載の立体静止
画撮像システム。 - 【請求項11】 少なくとも上記第2の撮影モードに於
ては、立体静止画撮像に特有に生じる適正露出制御条件
に従って露出を制御する露出制御手段を有することを特
徴とする請求項9又は10記載の立体静止画撮像システ
ム。 - 【請求項12】 少なくとも上記第2の撮影モードに於
ては、立体静止画撮像に特有に生じる適正露出制御条件
を充たさない露出制御指示が与えられた場合に警告を発
する警告手段を有することを特徴とする請求項9又は1
0記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項13】 被写体とともに撮影用背景を回動させ
る回動背景手段を有することを特徴とする請求項1〜1
2のいずれかに記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項14】 被写体とともに被写体に対する照明光
源を回動させる回動光源手段を有することを特徴とする
請求項1〜13のいずれかに記載の立体静止画撮像シス
テム。 - 【請求項15】 光源から被写体に与えられる光を拡散
させる光拡散手段を有することを特徴とする請求項1〜
14のいずれかに記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項16】 光源から被写体に与えられる光を選択
的に透過させ、かつその選択部位を被写体とともに回動
させる回動透過手段を有することを特徴とする請求項1
〜15のいずれかに記載の立体静止画撮像システム。 - 【請求項17】 前記回動手段は、被写体回動方向及び
/または速度を変更する回動変更手段を有することを特
徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の立体静止画
撮像システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24807094A JP3568252B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 立体静止画撮像システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24807094A JP3568252B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 立体静止画撮像システム |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004010637A Division JP4212485B2 (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | 立体撮像が可能な電子カメラ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116555A true JPH08116555A (ja) | 1996-05-07 |
JP3568252B2 JP3568252B2 (ja) | 2004-09-22 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1994
- 1994-10-13 JP JP24807094A patent/JP3568252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8743175B2 (en) | 2005-07-19 | 2014-06-03 | Olympus Imaging Corp. | 3D image file, photographing apparatus, image reproducing apparatus, and image processing apparatus |
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