JPH0723429A - 複眼撮像装置 - Google Patents

複眼撮像装置

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JPH0723429A
JPH0723429A JP5165705A JP16570593A JPH0723429A JP H0723429 A JPH0723429 A JP H0723429A JP 5165705 A JP5165705 A JP 5165705A JP 16570593 A JP16570593 A JP 16570593A JP H0723429 A JPH0723429 A JP H0723429A
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JP
Japan
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image
image pickup
observer
units
eyes
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Application number
JP5165705A
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English (en)
Inventor
Nobuo Fukushima
信男 福島
Shigeki Okauchi
茂樹 岡内
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影時に各個人に合わせて画像をとりこめる
ことができ、再生時の、処理の負荷を軽減でき、良好な
立体視を実現できる複眼撮像装置。 【構成】 モードスイッチ2により視点中心の表示が指
示され、注視点位置処理部17R,17Lがビューファ
インダ15R,15Lに視点中心を表示する。観察者は
ビューファインダに表示された視点中心を、視線検出部
16R,16Lを介して両眼で観察する。視線検出部は
観察者の両眼の視軸角度を検出する。モータ22は、視
線検出部がそれぞれ検出する両眼の視軸角度が閾値より
小となるまで、視線検出部の間隔を調節する。間隔の調
節が完了すると、モードスイッチ2により立体画像の表
示が指示され、立体画像を構成するための左右の画像が
それぞれビューファインダに表示され、観察者は立体画
像を自己の両眼に合わせて、良好に観察することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの撮像手段を用いる
複眼撮像装置に関する。特に左右両眼視差をもって立体
視のため撮像データを入力するための複眼撮像装置ある
いはそれぞれの撮像部から得た画像を合成して、画面の
縦横比を変えて(アスペクト変換して)再生表示するた
めの撮像データを入力するための複眼撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の複眼撮像装置の従来例
を示す構成図である。図5において、51は全体の動作
を制御する制御部、52は撮影モードと調整モードを切
り替えるスイッチ、53は調整開始のための押しボタン
スイッチ、54は撮影開始・停止スイッチ、60Rおよ
び60Lは、それぞれ右側および左側の撮像部である。
また、図示してはいないが、撮像部60R,60Lは、
撮像レンズ、絞り、シャッター、イメージセンサ等を備
えた、ムービーカメラまたはスチルカメラの撮像部と同
等なものである。71は、それぞれの撮像部60R,6
0Lはで得られた信号を磁気テープや磁気ディスク等に
記憶するための記録部である。
【0003】上記のような構成の複眼撮像装置により、
仮に点Pを撮影すると左右それぞれの撮像部60R,6
0Lより選られた画像は、角度θの両眼視差を持ったも
のとなり、これを再生時に左右それぞれの目で見ること
により立体的な映像がえられる。この場合、角度θを輻
輳角と言い、2つの撮像部60R,60Lの間隔Lを基
線長という。自然な立体画像を得るためには、この輻輳
角θと基線長Lを最適に設定することが必要である。従
来は、基線長は固定で再生時に処理するか、あるいは、
手動で適当な間隔に調整していた。
【0004】なお、以下に記載した特許公報にこの種の
技術に関連した発明が開示されている。特開平1−93
984号公報、特開平1−93985号公報、特開昭6
4−86129号公報、特開昭62−266535号公
報、特開平1−251990号公報、特開昭60−11
9191号公報。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】上述した従来の複
眼撮像装置のように撮影時に基線長を固定した場合、個
人によって撮影時の基線長の幅では、左右それぞれの画
像の視野間隔が広すぎ(あるいは狭すぎ)て再生時に画
像が立体的に見えない(二重像にみえたりする)などの
問題があった。そのため、再生時に画像処理して、基線
長を擬似的に変えて再生することも考えられるが、個人
の特性をどのようにして、計測し、補正するかが問題で
あった。さらに再生の処理負荷も増大し、機器の小型
化、低コスト化の妨げとなっていた。また、手動で基線
長を調整するのは、面倒であり、同一条件で調整が困難
で、同じ人物でも同じ調整結果が得られるとは限らなか
った。
【0006】本発明は上記問題に鑑み、撮影時に基線長
を各個人に最適なものにして画像をとりこめることがで
き、再生時の、処理の負荷を軽減でき、良好な立体視を
実現できる複眼撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複眼撮像装置
は、観察者の両眼のそれぞれに対応するように設けら
れ、間隔が調節可能にされ、観察する観察者の両眼の視
軸角度をそれぞれ検出する第1,第2の視線検出部と、
第1,第2の視線検出部のそれぞれと一体化され、第
1,第2の視線検出部を介して観察者のそれぞれ一方の
眼で独立して観察可能にされている第1,第2のビュー
ファインダと、第1,第2のビューファインダのそれぞ
れに視点中心または立体画像を選択表示できる画像表示
部と、画像表示部に対し第1,第2のビューファインダ
のそれぞれに視点中心または立体画像を選択表示するよ
うに指示する表示指示部と、表示指示部の指示により、
画像表示部が第1,第2のビューファインダに視点中心
を表示すると、第1,第2の視線検出部がそれぞれ検出
する両眼の視軸角度が閾値より小となるまで、第1,第
2の視線検出部の間隔を調節する調節部とを有する。
【0008】この場合、前記調節部は手動で操作される
ものでも、自動で動作するものでもよく、正しい基線長
が検出されたとき、そのことが分かるか、そこで設定さ
れるようになっていればよい。また、前記調節部は、予
め検出された各観察者に適合する前記基線長のデータを
メモリに格納し、観察者の指定があるとメモリより指定
された観察者に関する前記基線長のデータを読み出し、
読み出したデータに合致するように、第1,第2の視線
検出部の間隔をモータ駆動により自動的に調節し、その
後、所望の画像を第1,第2のビューファインダに表示
するのが好ましい。
【0009】さらに、立体モードとパノラマモードとの
モード選択手段を設け、立体モードが選択されたとき
は、前記調節部は、予め検出された各観察者に適合する
前記基線長の第1のデータとパノラマモード基線長の第
2のデータとをメモリに格納し、立体モードが選択され
た場合には、観察者の指定があるとメモリより、指定さ
れた観察者に関する第1のデータを読み出し、パノラマ
モードが選択された場合には、第2のデータを読み出
し、読み出した第1,第2のデータに合致するように、
第1,第2の視線検出部の間隔をモータ駆動により自動
的に調節するのも好ましい。
【0010】
【作用】まず、表示指示部により視点中心の表示が指示
され、画像表示部が第1,第2のビューファインダのそ
れぞれに視点中心を表示する。観察者は第1,第2のビ
ューファインダに表示された視点中心を、第1,第2の
視線検出部を介して両眼で観察する。第1,第2の視線
検出部は観察者の両眼の視軸角度を検出する。調節部
は、第1,第2の視線検出部がそれぞれ検出する両眼の
視軸角度が閾値より小となるまで、第1,第2の視線検
出部の間隔を調節する。
【0011】前記間隔の調節が完了すると、表示指示部
により立体画像の表示が指示され、立体画像を構成する
ための左右の画像がそれぞれ第1,第2のビューファイ
ンダに表示され、観察者は立体画像を自己の前記間隔に
合わせて、良好に観察することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の複眼撮像装置の一実施例を
示す構成図である。図1において、1は全体の動作を制
御する制御部、2は撮影モードと調整モードを切り替え
るモードスイッチ、3は調整開始のための押しボタンス
イッチ、4は撮影開始・停止スイッチ、5はカメラへ電
源を供給するための電池、6は電池の電圧をマイコン等
で計測するため、電池電圧をディジタル値に変換するた
めのA/D変換器、7はカメラの各種パラメータ等を記
憶しておくためのEEPROM等の不揮発性のメモリ、
8は被写体を照明するための照明手段、9Rおよび9L
は、一対の撮像部の輻輳角を変化させるための駆動モー
タで、ここでは右側の撮像部を駆動モータ9Rで、左側
の撮像部を駆動モータ9Lで駆動するようにしている。
【0013】また、10Rおよび10Lは、それぞれ右
側、左側の撮像部でり、撮像レンズ、絞り、シャッタ
ー、イメージセンサ等を具備し、ムービーカメラまたは
スチルカメラの撮像部と同等なものとなっている。11
R,11Lは、左右それぞれ、撮像部の露光量を制御す
るための露出制御部。12R,12Lは、左右それぞ
れ、撮像部が最適な焦点となるよう制御するオートフォ
ーカス制御部、13R,13Lは、それぞれ撮像部10
R,10Lからの出力信号をもとにカラー処理等フィル
タ処理等を行う信号処理部、14R,14Lは、それぞ
れ撮像部10R,10Lの画像をEVF(Electric Vie
wfinder)に出力するための再生信号処理部、15R,
15Lは、それぞれ撮像部10R,10Lで得られた画
像を確認するためのEVF等の表示部である。
【0014】さらに、16R,16Lは、左右それぞれ
の目の視線を検知するための視線検出部、17R,17
Lは、左右それぞれの視線検出部からの信号から、注視
点を判断し、その位置をEVFに画像とともに重畳して
表示するための注視点信号を発生させる注視点位置処理
部、20は2つの撮像部10R,10Lの基線長を可変
させるために、撮像部10R,10Lを駆動するための
モータである。21は、それぞれの撮像部10R,10
Lで得られた信号を磁気テープや磁気ディスク等に記憶
するための記録部である。22は、基線長の可変駆動に
連動して、左右のEVFと視線検出部との組み(破線で
囲まれた部分)の間隔を可変駆動するためのモータであ
る。
【0015】図2は視線検知方法の原理説明図である。
詳しくは特開平5−68188号公報に記述されている
ので、ここでは簡単に述べる。図2(A)で、300は
眼球、301は角膜、303は虹彩を示している。一点
破線で囲まれたブロック16は、図1の16Rまたは1
6Lの視線検知部である。また、17は図1の17Rま
たは17Lの注視点位置処理部である。また、ここでは
右側および左側ともにほぼ同一のものとして説明する。
165は赤外光を投光する発光ダイオード等の光源、1
63は投光レンズ、162はハーフミラー、164は受
光レンズ、166は光電素子である。
【0016】光源165が発光した赤外光は、投光レン
ズ163により平行光となり、ハーフミラー162で反
射し、眼球300の角膜301を照明する。このとき、
角膜301の表面で反射した赤外光の一部による角膜反
射像dは、ハーフミラー162を透過し、受光レンズ1
64により集光されて光電素子166上の位置Zddに
再結像する。また、虹彩303の端部a,bからの光束
は、ハーフミラー162、受光レンズ164を介して、
光電素子166上の位置Zaa,Zbbに結像する。
【0017】受光レンズ164の光軸Aに対する眼球3
00の光軸Bの回転角θbが小さい場合、虹彩303の
端部a,bのZ軸座標をZa,Zbとすると、虹彩30
3の中心位置座標Zcは、 Zc≒(Za+Zb)/2 …… (1) と表される。
【0018】また、図2(B)に示されるように角膜反
射像の発生位置dのZ軸方向の座標をZd、角膜301
の曲率中心Oと虹彩303の中心Cまでの距離をOCと
すると、眼球光軸Bの回転角θbは、 OC×SIN(θb)≒Zc−Zd の関係式を満足する。ここで、角膜反射像の位置dのZ
座標Zdと角膜301の曲率中心OのZ座標Zdとは一
致している。このため、注視点位置処理部17におい
て、光電素子上に投影されたZaa,Zbbの位置を検
出することにより、眼球光軸Bの回転角θbをもとめる
ことができる。
【0019】この時、式(1)は、 β×OC×SIN(θb)≒(Zaa+Zbb)/2−Zdd …(2) と書き換えられる。ただし、βは角膜反射像の発生位置
dと受光レンズ164との距離L1と、受光レンズ16
4と光電素子166との距離L0とで決まる倍率で、通
常略一定となっている。以上のようにして、角度θbを
もとめることができる。ここでは以下、受光レンズ16
4の光軸Aに対する眼球300の光軸Bの回転角θbを
視軸角度として、以下の説明を行なう。
【0020】次に図1の実施例の調整のための動作につ
いて図3のフローチャートを参照してを説明する。ま
ず、予め、撮影モードと調整モードを切り替えるスイッ
チ2は調整モードにしておく。そして、調整開始のため
の押しボタンスイッチ3が押されたものとする。まず、
輻輳角を初期化する(ステップS1)。ここでは、輻輳
角に関する調整はしないので、モータ9R,9Lを駆動
して、2つの撮像部のなす角度を、予め所定の角度に設
定する。モータ20を駆動して、基線長を所定の長さに
初期設定する(ステップS2)。例えばここでは、基線
長駆動範囲を予め設定して、初期状態では、最大長にな
るように駆動する。このときこれに連動して、図4に示
すように、左右のEVFの視点中心(及び視線検出部中
心)LP,RPの間隔Lが撮像部の光学中心の間隔と等
しくなるよう駆動される。従ってここで基線長即ち、左
右の撮像部の撮像光学中心の間隔、左右のEVFの視点
中心間隔、さらには視線検出部中心間隔とほぼ同一の距
離となる。次に、EVF15R,15Lに図4で示され
るような調整用基準注視点を表示する(ステップS
3)。調整用基準注視点とは、基線長を調整のために、
2つのEVFを両眼でみる際の基準となる視点で、EV
F観察者は、調整中この点、左目はLP,右目はRPに
視点を合わせて見てもらう。したがって、視点が決まり
やすいように、EVFについては、観察者の注意をそら
すような調整用基準注視点以外のもの、例えば、画像等
は、表示しないようにしている。ただし、調整時以外
は、通常のビデオカメラのEVFのように画像や各種情
報が表示される。
【0021】ステップS3の後、基線長を所定量だけ駆
動する。すなわち、ステップS2で、最大巾に初期化し
たので、ここでは、基線長を短くする方向に駆動するこ
とになる。ここで、基線長を駆動する所定量は、最大巾
と最小巾をいくつに分解するかによる。細かい調整が必
要であれば、該所定量を小さくすればよい(ステップS
4)。視線検出部16R,16Lより、観察者がどの角
度で基準注視点を見ているかを視軸角度として、視線検
出部により計測する(ステップS5)。 ステップS5
で計測したときの基線長と視軸角度を記憶しテーブルを
作成する(ステップS6)。このステップS6は調整終
了までに何度か実行される処理ルーチンである。ここで
の目的は、調整終了時に、最大基線長巾から最小基線長
巾まで、それぞれの長さに対応する視軸の角度を記憶し
たテーブルが作成されることである。したがって、ステ
ップS6を実行する毎に順に記憶領域を設定して、デー
タを記憶しテーブルを作成していく。
【0022】次に、ステップS5で計測した両眼のそれ
ぞれの視軸の角度である視軸角が所定値θ1以下である
か調べる。両眼とも所定値θ1以下であれば、この基線
長の時に観察者は、基準注視点を無理のない角度で見て
いるとし、この基線長を調整基線長として記憶し、さら
に調整基線長が得られたことを記憶しておくために完了
フラグをセットする(ステップS8)。視軸角が両眼と
も所定値θ1以下でなければ、基線長が最小値になった
かを判断する(ステップS9)。基線長が最小値でなけ
れば、ステップS4に戻る。ステップS9において、基
線長が最小値であれば、完了フラグがセットされている
か否か判断する(ステップS10)。
【0023】ステップS10において、完了フラグがセ
ットされていれば、基線長を先に記憶した調整値になる
よう駆動し(ステップS11)、調整を終了する。ステ
ップS10において、完了フラグがセットされていなけ
れば、調整ができなかったことを警告する(ステップS
12)。警告は音でもよいし、EVF等に表示してもよ
い。警告の後、それまでの調整ルーチンでは、調整基線
長が得られなかったので基線長を規定値に駆動する。こ
の規定値は、一般に人に標準的な目の間隔にしてもよ
い。あるいは、画像取り込み後の画像処理がしやすいよ
うに、基線長を最大値に設定してもよい(ステップS1
3)。
【0024】以上の説明において、記憶する動作が含ま
れているが、これは、図1のメモリ7(EEPROM等
の不揮発性のメモリ)に記憶すると考えればよい。ま
た、光学的、機械的な機構に関しては、一般のムービー
カメラやスチルカメラで公知であるので、詳しい説明を
省いたが、複眼撮像に特有の内容に関して、以下に説明
を加える。これまでの、複眼撮像カメラの多くは、基線
長は固定であるか、可変であっても手動であった。ま
た、特に撮影者や、後で画像を観察する人の目の間隔に
合わせるものではなかった。従って、基線長の駆動範囲
もレンズの口径も特に規制はなかった。
【0025】ところで、本発明では、基線長を自動調整
するために、基線長の可変巾を人間の標準的な値(約4
cmから約7cm)に制限した。さらに複数のレンズの
うち少なくとも片方のレンズの口径を最小基線長の以下
にした。これにより、機器が大型化するのを防ぐととも
に、撮像部の基線長方向の無駄な駆動を無くし、機器の
磨耗等を防止した。 〔他の実施例〕前記実施例では、撮影者と再生画の観察
者が同一人物であるものとして説明したが、ここでは、
撮影者と観察者が異なる場合について説明することとす
る。この場合には、予め観察者の基線長データを記憶し
ておき、撮影時には、その観察者の基線長調整値になる
よう基線長巾を調整すればよい。例えばメモリ7(EE
PROM)に複数人数分のデータを記憶しておく。そし
て、撮影するときにこのデータを読みだして、調整駆動
すればよい。
【0026】複数人数の中から特定の個人のデータを選
択する方法としては、EVFや外部の表示部に候補のリ
ストを表示し、選択カーソル等で選べばよい。あるい
は、メモリカードに読み書きできるようなインターフェ
ースを設け、個人別にカードを差し替えてもよい。
【0027】予め、観察者のデータを記憶する方法は、
前記実施例のように個人毎に調整し、その都度EEPR
OMやカードに記憶すればよい。あるいは、統計的に代
表的なデータを別の手段で得て、それを記憶させておい
てもよい。また、撮影時には、基線長の調整を行わず
に、再生時に信号処理で合わせてもよい。この場合に予
め記憶しておいた観察者毎のデータをもとに、再生表示
処理を変えてもよい。あるいは、電池の残量が低下した
ら輻輳角制御、基線長は制御を停止し、同様にして再生
時に処理してもよい。
【0028】また、立体モード(3Dモード)とパノラ
マモード(立体視ではなく、広い範囲を2つのカメラで
撮影し、再生のときに合成し、ワイド画面にするモー
ド)を有す場合、3Dモードの時は個人毎に基線長を調
整し、パノラマモードでは基線長を所定の値にするよう
にしてもよい。前記例では、2つの撮像部それぞれの輻
輳角を制御するシステムで本発明を実施した場合で説明
したが、輻輳角は、一方の撮像部を固定し、片方のみ駆
動するタイプのシステムでも、勿論実施可能である。ま
た、撮像部もオートフォーカスでも、固定焦点でもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、個人差に応じて基
線長を調整し、個人毎のデータを記憶するよう構成し、
撮影時に個人毎に最適な基線長にして画像をとりこめる
ようになった。そのために、再生時の、処理の負荷を軽
減し、自然なパノラマ、立体視ができるシステムが容易
に実現できる。さらに、基線長の調整範囲やそれに伴う
撮像レンズの口径も個人の目の間隔をもとに規制するこ
とにより、機器の小型、軽量、耐久性の向上を図ること
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複眼撮像装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】(A),(B)は視線検出部が視軸角度を検出
する原理を示す図である。
【図3】図1の実施例における基線長の調整動作を説明
するフローチャートである。
【図4】図1の実施例のEVFに表示された調整用基準
となる注視点を示す図である。
【図5】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 モードスイッチ 3 押しボタンスイッチ 4 撮影開始・停止スイッチ 5 電池 6 A/D変換器 7 メモリ 8 照明手段 9R,9L,20,22 モータ 10R,10L 撮像部 11R,11L 露出制御部(AE) 12R,12L オートフォーカス制御部(AF) 13R,13L 信号処理部 14R,14L 再生信号処理部 15R,15L EVF 16R,16L 視線検出部 17R,17L 注視点位置処理部 21 記憶部 162 ハーフミラー 163 投光レンズ 164 受光レンズ 165 光源 166 光電素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の両眼のそれぞれに対応するよう
    に設けられ、間隔が調節可能にされ、観察する観察者の
    両眼の視軸角度をそれぞれ検出する第1,第2の視線検
    出部と、 第1,第2の視線検出部のそれぞれと一体化され、第
    1,第2の視線検出部を介して観察者のそれぞれ一方の
    眼で独立して観察可能にされている第1,第2のビュー
    ファインダと、 第1,第2のビューファインダのそれぞれに視点中心ま
    たは立体画像を選択表示できる画像表示部と、 画像表示部に対し第1,第2のビューファインダのそれ
    ぞれに視点中心または立体画像を選択表示するように指
    示する表示指示部と、 表示指示部の指示により、画像表示部が第1,第2のビ
    ューファインダに視点中心を表示すると、第1,第2の
    視線検出部がそれぞれ検出する両眼の視軸角度が閾値よ
    り小となるまで、第1,第2の視線検出部の間隔を調節
    する調節部とを有する複眼撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記調節部は、前記基線長を手動で調節
    できるようにされている請求項1記載の複眼撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示部は、前記表示指示部の指
    示により、第1,第2の撮像部により撮影した画像また
    は第1,第2の画像再生部により再生された画像をそれ
    ぞれ第1,第2のビューファインダに表示する請求項1
    記載の複眼撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示部は、前記表示指示部の指
    示により、第1,第2の撮像部により撮影した画像また
    は第1,第2の画像再生部により再生された画像をそれ
    ぞれ第1,第2のビューファインダに表示する請求項2
    記載の複眼撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記調節部は、予め検出された各観察者
    に適合する前記基線長のデータをメモリに格納し、観察
    者の指定があるとメモリより指定された観察者に関する
    前記基線長のデータを読み出し、読み出したデータに合
    致するように、第1,第2の視線検出部の間隔をモータ
    駆動により自動的に調節する請求項1または3記載の複
    眼撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示部は、第1,第2の視線検
    出部が検出する観察者の両眼の視軸角度が閾値より小と
    なるまで、前記基線長が調節されたとき、その旨を第
    1,第2のビューファインダに表示する請求項2記載の
    複眼撮像装置。
  7. 【請求項7】 各部を駆動する電池の残量が低下した
    ら、輻輳角制御、基線長の制御を停止する請求項3また
    は4記載の複眼撮像装置。
  8. 【請求項8】 立体モードとパノラマモードとのモード
    選択手段を有し、立体モードが選択されたときは、前記
    調節部は、予め検出された各観察者に適合する前記基線
    長の第1のデータとパノラマモード基線長の第2のデー
    タとをメモリに格納し、立体モードが選択された場合に
    は、観察者の指定があるとメモリより、指定された観察
    者に関する第1のデータを読み出し、パノラマモードが
    選択された場合には、第2のデータを読み出し、読み出
    した第1,第2のデータに合致するように、第1,第2
    の視線検出部の間隔をモータ駆動により自動的に調節す
    る請求項1または3記載の複眼撮像装置。
  9. 【請求項9】 複数の撮像部の中から適宜に2つの撮像
    部を使用する請求項3または4記載の複眼撮像装置。
  10. 【請求項10】 複数の撮像部と、 観察者の両眼の間隔を検出する検出部と、 前記検出部からの情報に応じて前記複数の撮像部の間隔
    を調節する調節部とを有することを特徴とする複眼撮像
    装置。
  11. 【請求項11】 前記検出部は、前記観察者の両眼の視
    軸角度をそれぞれ検出する第1,第2の視線検出部を有
    することを特徴とする請求項10記載の複眼撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の撮像部と一体的に設けられ
    た複数のビューファインダを有し、前記撮像部の調節に
    連動して前記複数のビューファインダの間隔を調節さ
    せ、前記観察者の両眼のの間隔にほぼ一致せしめること
    を特徴とする請求項10記載の複眼撮像装置。
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