JPH0767023A - 複眼撮像装置 - Google Patents

複眼撮像装置

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JPH0767023A
JPH0767023A JP5211778A JP21177893A JPH0767023A JP H0767023 A JPH0767023 A JP H0767023A JP 5211778 A JP5211778 A JP 5211778A JP 21177893 A JP21177893 A JP 21177893A JP H0767023 A JPH0767023 A JP H0767023A
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JP
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video camera
focus
subject
focusing
cameras
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JP5211778A
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English (en)
Inventor
Shigeki Okauchi
茂樹 岡内
Sunao Kurahashi
直 倉橋
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パノラマ撮影時にも合焦検出が確実に行われ
る複眼撮像装置を実現すること。 【構成】 それぞれの絞り、フォーカス、ズームの撮像
条件を設定する機構が少なくともひとつのカメラ制御手
段により制御される第1のビデオカメラ部および第2の
ビデオカメラ部と、第1のビデオカメラ部と第2のビデ
オカメラ部を合体する合体手段と、第1のビデオカメラ
部と第2のビデオカメラ部のフォーカスの状態を検出す
る合焦演算回路と、を有する複眼撮像装置において、合
焦演算回路は、第1のビデオカメラ部と第2のビデオカ
メラ部の光軸が装置前方で交わらない場合には、2つの
ビデオカメラ部でそれぞれ撮像される領域のうちの重複
する領域で合焦検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2台のビデオカメラを
用いた複眼撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複眼撮像装置は、その前
方にて2台のビデオカメラの光軸を交差させて立体映像
を撮影するものがほとんどで、前記光軸の交差角を変更
する機構を利用してパノラマ撮影を可能とする複眼撮像
装置は無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような立体カメ
ラの合焦領域を、そのままパノラマ撮影時にも利用した
場合には、2つのカメラの撮像領域の非重複領域の信号
までもが合焦検出に使用されてしまい、合焦検出が不確
実となるという問題点がある。
【0004】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、パノラマ撮影
時にも合焦検出が確実に行われる複眼撮像装置を実現す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の複眼撮像装置
は、それぞれの絞り、フォーカス、ズームの撮像条件を
設定する機構が少なくともひとつのカメラ制御手段によ
り制御される第1のビデオカメラ部および第2のビデオ
カメラ部と、前記第1のビデオカメラ部と第2のビデオ
カメラ部を合体する合体手段と、前記第1のビデオカメ
ラ部と第2のビデオカメラ部のフォーカスの状態を検出
する合焦演算回路と、を有する複眼撮像装置において、
前記合焦演算回路は、前記第1のビデオカメラ部と第2
のビデオカメラ部の光軸が装置前方で交わらない場合に
は、2つのビデオカメラ部でそれぞれ撮像される領域の
うちの重複する領域で合焦検出を行うことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】2つのビデオカメラ部の光軸が装置の前方で交
わらない場合、2つのカメラで撮像される領域のうちの
重複する領域で合焦検出を行う様に構成したので、合焦
検出が確実になされる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は、本発明による複眼撮像装置の一実
施例の構成を示すブロック図、図2は、本発明の一実施
例の外観斜視図を示している。
【0009】第1のビデオカメラ部Aと第2のビデオカ
メラ部Bはほぼ同一方向にほぼ並列に配置され、合体手
段Cにより一体化されている。第1および第2のビデオ
カメラ部A、Bは本体部、光学部、本体内部の電気回路
部などで構成され、撮像素子としてはCCDを用いた半
導体素子が使用されている。また本体にはそれぞれのビ
デオカメラに対応した撮像出力を各々対応するVTR等
の記憶装置に送り、また、外部からの電源供給を受け、
さらにはリモートコントロール信号を供給するためのコ
ネクタ部50、51が設けられている。またこの複眼撮
像装置には片方のビデオカメラの撮像出力を映し出すビ
ューファインダ24が合体手段Cに設けられている。
【0010】ところで、第1、第2のビデオカメラ部
A、Bで撮像した画像を立体視するには、両方からの画
像をスクリーンあるいはブラウン管のスクリーンに重ね
あわせる必要がある。そして、重ねあわせたときに立体
効果を得る必要がある。そのためには、第1、第2のビ
デオカメラ部A、Bの光学軸を被写体側で交差させて撮
像する必要がある。ここで、両カメラの光学軸の交差位
置と被写体の位置との関係は立体効果に大きく影響す
る。たとえば交差位置と被写体が同一であると、立体画
像が表現される位置はスクリーン面とほぼ同じである。
しかし、交差位置が被写体の手前にあると立体の表現位
置はスクリーンの奥にある。逆に、交差位置が被写体の
奥にあると立体の表現位置はスクリーンの手前にあり、
スクリーンから飛び出した位置になる。
【0011】このような立体効果を適切に得るために
は、被写体とカメラ間の距離に応じて、第1、第2のビ
デオカメラ部A、Bの光軸の交差位置を調整しなければ
ならない。本発明による複眼撮像装置においてもこの点
には留意した構成となっている。また、本発明による複
眼撮像装置においては、後述のようにSWを切り替える
ことにより、立体撮影だけでなくパノラマ撮影も可能と
なっている。次に、本発明による複眼撮像カメラの構成
を図1を元に具体的に説明する。
【0012】図1において、右眼用の光は、レンズ群1
を通して右ビデオカメラ部Aの内部の撮像素子2により
撮像され、右眼映像信号として出力される。一方、左眼
用の光は、レンズ群4を通して左ビデオカメラ部Bの内
部の撮像素子5により撮像され、左眼映像信号として出
力される。右眼映像信号および左眼映像信号のそれぞれ
は、後述の処理を経て出力端子50、51に出力され
る。
【0013】各レンズ群1、4を駆動するモータは、ズ
ーム用と合焦用が左右のカメラにそれぞれ設けられ、右
ズームモータ7、右合焦モータ8、及び、左ズームモー
タ9、左合焦モータ10が設けられている。また、各レ
ンズ群1、4には、撮像素子への受光量を調整する絞り
3、6がそれぞれ設けられている。さらに、ズームモー
タ、合焦モータに駆動されるレンズ位置を検出する位置
検出器11、12、13、及び14が設けられ、その出
力は制御部15へ入力されている。第1および第2のビ
デオカメラ部A、Bには、たとえば発光素子と受光素子
で構成され、被写体までの距離を測定して制御部15に
入力する距離検出器33、34が設けられている。この
距離検出器33、34のうちの少なくとも一方は、水平
方向に対して回転可能に構成されていて、制御部15の
命令により指定された方向の被写体の距離を測定するこ
とが可能となっている。16は撮像素子の感度のばらつ
きや左右のレンズ群の固体差、さらには、後述の2つの
カメラの角度や間隔の初期値を製造時に記憶させるEE
PROMである。
【0014】さらに、撮像素子2、5の受光面を略回動
中心として、カメラを水平方向で回動させる右輻輳角モ
ータ17、左輻輳角モータ18が設けられ、また左右の
カメラには回転角検出器19、20がそれぞれ設けら
れ、その出力は制御部15に入力されている。そして、
右ビデオカメラ部Aには、左右のカメラの間隔を調整す
る調整部21と、該調整部21を駆動する調整モータ2
2と、左右のカメラの間隔を検出する間隔検出器23と
が設けられ、その出力は制御部15に入力されている。
【0015】撮像素子2、5は、同期信号発生器36に
より同期して駆動され、素子より出力されるアナログ映
像信号は、不図示のアンプを経てデジタル映像信号に変
換するA/D変換器40、41にそれぞれ入力される。
A/D変換器40、41から出力されるデジタル映像信
号は、前記同期信号発生器36で読み込み及び読みだし
を制御される画像メモリ41、44にそれぞれ記憶さ
れ、画像相関処理部46により各画像メモリ41、44
に記憶されたデジタル映像信号から画像の相関演算を行
う。画像相関処理部46での演算結果は制御部15に入
力され、該演算結果によりメモリから読みだすアドレス
を変えたり、時間軸を変えたりする。47はパノラマ撮
影時に前記画像相関処理部44で得られた演算結果より
合成される画像合成処理部、42、45は、画像メモリ
41、44あるいは画像合成処理部47から出力される
デジタル信号をアナログ映像信号に変換するD/A変換
器で、D/A変換器45に出力される信号は立体−パノ
ラマ切替SW35により、入力を画像メモリ44あるい
は画像合成処理部47のいずれかに切り替えられる。
【0016】24はビューファインダでD/A変換器4
2、45を経て得られるアナログ映像信号を見ることが
できるようになっている。またビューファインダ24
は、合体手段Cに回動可能に取りつけられ、この回動に
より右眼だけでなく、180゜回転させることでビュー
ファインダ24の接眼部をカメラ本体の反対側に移動さ
せることにより左眼でも見れるようになっている。ま
た、180゜回転させることでビューファインダ24は
上下逆さまになってしまうが、不図示の機構により回転
可能に構成されており、なんら不具合は発生しないよう
になっている。
【0017】さらに、立体撮影時は、主カメラ選択SW
25によりビューファインダ24へ出力される信号を右
ビデオカメラ部Aからの信号と左ビデオカメラ部Bから
の信号とのどちらかを選択できるようになっている。つ
まり撮影者が右眼でビューファインダ24を覗いている
場合には、主となるカメラを右カメラに、また、左眼で
覗いている場合には主となるカメラを左カメラにするこ
とができる。そして、パノラマ撮影時は、本実施例では
左カメラに切り替えることによって左右のカメラで撮像
された信号から合成されたパノラマ画像をビューファイ
ンダ24で観察できるようになっている。また、ビュー
ファインダ24には視線検出器26が設けられ、視線の
位置を検出できるようになっている。
【0018】また、カメラ本体には操作ボタンあるいは
SWとして、カメラスタンバイボタン27、ズーム操作
ボタン28、被写体選択ボタン29、被写体追尾ボタン
30、ステータス記憶ボタン31、立体−パノラマ切り
替えSW35、そして、初期状態選択SW32があり、
初期状態選択SW32はカメラスタンバイ時のカメラの
状態を初期化状態とするか、あるいは、ステータス記憶
ボタン31が押されたときのカメラの状態を記憶してお
いて、スタンバイ時に自動的にその状態へ復帰するもの
である。
【0019】次に、本実施例におけるズーム合焦系の説
明を行う。
【0020】本実施例では、リアフォーカシングタイプ
のレンズシステムを採用しており、フォーカシングレン
ズ1−aに対して焦点距離の変化に伴う焦点面の移動を
補正する補正レンズの機能とフォーカシングレンズとし
ての機能の両方の機能を持たせている。すなわち、この
タイプのレンズシステムでは、補正レンズがフォーカシ
ングレンズを兼ね備えているので、ズーム中は被写体距
離によって補正レンズの移動軌跡が異なる。そこで上記
複数のフォーカシングレンズ移動軌跡を制御部15に記
憶させ、被写体距離によって軌跡を選択させてフォーカ
シングレンズ1−aを移動させている。
【0021】また、左右のレンズ群のばらつき等により
画角の違いやズーム時の光軸のずれ、さらには、フォー
カシングのタイミングのずれが複眼撮像系の弱点ともな
るため、製造時にEEPROM16の画角と同一とする
ための左右のズームレンズ位置の対応データと、被写体
までの距離とその時の左右のフォーカシングレンズ位置
の対応データが書き込まれている。
【0022】次に、本実施例にて行われる合焦動作につ
いて説明する。
【0023】本実施例の複眼撮像装置では、自動焦点調
節装置の方式として、撮影素子からの映像信号を直接評
価して行う方式のうち、山登り方式を採用している。山
登り方式は合焦精度が高く、特別なセンサーが不要であ
る等の理由から広く利用されている。
【0024】図3は山登り方式による合焦演算回路33
の構成を示すブロック図である。ここでは右ビデオカメ
ラ部Aについて説明するが左ビデオカメラ部Bも同一と
して説明を省略する。
【0025】輝度信号は、帯域通過フィルタ(BPF)
33-cを通過して高域成分(たとえば、1Mhz)の
みが分離され、次段の検波回路33-dにて振幅検波さ
れる。この検波出力は、A/D変換回路33-eにてデ
ジタル値に変換され、ゲート回路33-fで、たとえ
ば、画面中央に設定されたフォーカスエリアの信号だけ
が抜き取られて、積分回路33-gで映像信号のフィー
ルド毎に積分され、現フィールドの焦点評価値が得られ
る。このとき、輝度信号より同期分離回路33-aによ
って分離された垂直及び水平同期信号は、ゲート制御部
33-bに入力される。ゲート制御部33-bは制御部1
5によりフォーカスエリアを画面内の複数の所定の場所
に設定できる様に制御される。たとえば画面中央部分に
長方形のフォーカスエリアを設定し、このエリアの範囲
のみの輝度信号の通過を許容するゲート開閉信号をゲー
ト回路33-fに供給している。この様にして積分回路
33-gより常時、1フィールド分の焦点評価値が出力
される。
【0026】次に、本実施例による複眼撮像装置の合焦
動作を説明する。
【0027】図4は、本実施例の動作を示すフローチャ
ートである。図4に基づいて本実施例の装置の実際の合
焦動作について説明する。
【0028】カメラスタンバイボタンがON状態となる
と(ステップS1)、不図示の測光装置により被写体輝
度が測定され(ステップS18)、山登り方式の合焦手
段及び撮影に適した光電変換素子の電子シャッタースピ
ードが求められ、その後、合焦動作が開始される。
【0029】合焦動作開始直後には、最初の焦点評価値
が最大値メモリ33-hと初期値メモリ33-iに保持さ
せる(ステップS2)。その後、制御部15は、ステッ
ピングモータである右フォーカスモータ8を予め決めら
れた方向に回転させ、フォーカシングレンズ1-aを光
軸方向に変位させる(ステップS3)。合焦演算回路3
3は、右フォーカスモータ駆動後の焦点評価値を出力し
(ステップS4)、初期値メモリ33-iに保持されて
いる初期評価値と比較し、その大小を出力する。
【0030】合焦演算回路33は、最大値メモリ33-
hに保持されているこれまでの最大の焦点評価値と現在
の評価値を比較し、現在の評価値が最大値メモリ33-
hの内容に比べて大きい(第1モード)か、現在の評価
値が最大値メモリ33功の内容に比べて予め設定した第
1の閾値以上減少した(第2モード)かの2状態を示す
比較信号を出力する。
【0031】制御部15は、上記合焦演算回路33が大
または小という出力を発するまで、最初の方向に右フォ
ーカスモータ8を回転させ、出力がなされた場合にはそ
の内容に応じてモータの回転方向を決定する(ステップ
S5)。現在の焦点評価値が初期評価値に比べ大である
という出力がなされた場合にはそのままの回転方向を保
持させ、現在の評価値が初期評価値よりも小さいと判断
された場合には、フォーカスモータの回転方向を逆とし
て、以後、上記と同様に合焦演算回路33の出力を監視
する(ステップS7)。
【0032】ここで最大値メモリ33-hは積算回路3
3-gの出力に基づいて、現在の評価値が最大値メモリ
33-hの内容よりも大きな場合には、その値が更新さ
れ、常に現在までの焦点評価値の最大値が保持される
(ステップS6)。この後、上述したようにフォーカス
モータは同一方向に駆動される(ステップS8)。
【0033】図1に示す12はモータ位置検出回路であ
り、具体的には、合焦動作の開始時点でリセットされ、
ステッピングモータである右フォーカスモータ8のステ
ップ量を、近点方向に正、遠点方向に負としてカウント
アップ、あるいはダウンするアップダウンカウンタで構
成されている。このモータ位置検出回路12は、モータ
位置を記憶する位置メモリでもあり、最大値メモリ33
-hと同様に、制御部15の出力に基づいて最大評価値
となった場合のモータ位置を常時保持するように更新さ
れる(ステップS9)。
【0034】制御部15は、合焦演算回路33の出力に
基づいて決定された方向に右フォーカスモータ8を回転
させながら、合焦演算回路33の出力を監視し(ステッ
プS10)、焦点評価値が最大値に比べて予め設定され
た第1の閾値(M)以上減少したという第2モードが指
示される(ステップS11)と同時に右フォーカスモー
タ8を逆転させる(ステップS12)。
【0035】右フォーカスモータ8の逆転により、フォ
ーカシングレンズ1-aの移動方向は、例えば、撮像素
子2に接近する方向から離れる方向へ、あるいはその逆
に離れる方向から接近する方向に変わる。
【0036】逆転後、モータ位置検出回路12に保持さ
れている最大評価値となったモータ位置と現在のモータ
位置が制御部15にて比較され(ステップS13)、一
致した時、即ちフォーカシングレンズ1-aが焦点評価
値が最大となる位置に戻った時に、右フォーカスモータ
8を停止させるように制御部15がレンズ停止信号を出
力し、フォーカシングレンズ1-aが停止し合焦となる
(ステップS14)上記の山登り合焦動作のレンズ位置
の変化は、図5に示す。
【0037】又、上記のように合焦動作が終了して、レ
ンズ停止信号が発せられると同時に、その時点での焦点
評価値が制御部15に保持される(ステップS19)。
制御部15は、合焦演算回路33の出力を監視し(ステ
ップS16)、保持内容が現在の焦点評価値と比較し、
現在の評価値が保持内容に比較して、予め設定された第
2の閾値以上減少した時、被写体が変化したと判断し、
再び山登り合焦動作をやり直して被写体の変化に追従す
る(ステップS15)。
【0038】上記の様に、この山登り方式の合焦手段
は、光電変換素子2面上での結像状態を毎フィールドご
とに比較する事で合焦を行うため、被写体の変化にもリ
アルタイムに対応でき、かつ、合焦精度が高いものにな
っている。
【0039】続いて、本実施例における視線検出系の説
明を行う。
【0040】本実施例において、ビューファインダ24
には視線検出器が設けられている。視線検出の方法とし
ては、たとえば特開昭61−172552号公報におい
ては、光源からの平行光束を観察者の眼球の前眼部へ投
射し、角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像
位置を利用して視軸を求めている。
【0041】図6は、視線検出の原理説明図で、(a)
は視線検出光学系の概略図、(b)は光電素子列66の
出力強度図である。
【0042】同図において、65は観察者に対して不感
の赤外光を放射する発光ダイオード等の光源であり、投
光レンズ63の焦点面に配置されている。光源65より
放射された赤外光は投光レンズ63により平行光とさ
れ、ハーフミラー62で反射し、眼球の角膜67を照明
する。このとき角膜67の表面で反射した赤外光の一部
による角膜反射像(虚像)dは、ハーフミラー62を透
過し、受光レンズ64により集光されて光電素子列66
上の位置Zd′に投影される。また虹彩69の端部a、
bからの光束は、受光レンズ64を介して光電素子列6
6上のa′、b′に該端部a′、b′の像を結像する。
受光レンズ64の光軸(光軸ア)に対する眼球の光軸イ
の回転角θが小さい場合、虹彩69の端部a、bのZ座
標をZa、Zbとすると瞳孔の中心位置cの座標Zc
は、 Zc≒(Za+Zb)/2 と表される。
【0043】また、角膜反射像dのZ座標と角膜67の
曲率中心OのZ座標とは一致するため、角膜反射像の発
生位置dのZ座標をZd、角膜67の曲率中心Oと瞳孔
の中心Cまでの距離をOcとすると眼球の光軸イ回転角
θは、 Oc×SINθ≒Zc−Zd・・・・・・(1) の関係式を満足する。このため演算処理装置60におい
て、図6(b)のごとく光電素子列66上に投影された
各特徴点(角膜反射像d及び虹彩の瑞部a、b)の位置
を検出することにより、眼球の光軸イの回転角θを求め
ることができる。この時、(1)式は、 γ×Oc×SINθ≒(Za′+Zb′)/2−Zd′・・・・・・(2) と書き換えられる。ただし、γは受光レンズ64に対す
る眼球の位置により決まる倍率である。
【0044】さらに、観察者の眼球光軸の回転角θが算
出されると、眼球の光軸と視軸の補正をすることにより
観察者の視線が求められる。
【0045】また図6においては、観察者の眼球がZ−
X平面(たとえば水平面)内で回転する例を示している
が、観察者の眼球がX−Y平面(たとえば垂直面)内で
回転する場合においても同様に検出可能である。
【0046】次に、本実施例における複眼撮像装置の動
作を説明する。
【0047】本実施例では、撮影モードを立体−パノラ
マ切替SW35により選択可能になっており、以下立体
撮影モード、パノラマ撮影モードの順番で説明を行う。
【0048】図7は立体撮影モード時のフォーカスエリ
アを示す図で、3×5の領域に分割されている。画面中
央部のフォーカスエリアは、被写体が中央で捕らえる場
合が通常多いことを考慮し、周辺部に比べて広く設定さ
れている。この画面中央部のフォーカスエリア90は初
期状態におけるフォーカスエリアとされている。
【0049】カメラスタンバイボタン27が押される
と、まず初期化が行われる。具体的には、2つのカメラ
のズーム光学系を初期値に設定した後に2つのカメラの
間隔を所定の初期値になるように詞整モータ22をを駆
動し、その後2つのカメラがそれぞれの回転中心を結ぶ
線に垂直で、かつ、2つのカメラが平行になるように駆
動される。これらの状態設定は、製造時に角度検出器2
9、20の基準値から上記状態とするために測定され、
EEPROM16に書き込まれている角度オフセット値
に基づいて行われる。
【0050】その後、主カメラ選択SW25により選択
された、たとえば、右ビデオカメラ部Aの撮像画面のフ
オーカスエリア90の輝度信号に基づき、前記山登り方
式にて合焦動作を行い、その時のフォーカシングレンズ
1-aの位置検出回路12の値から被写体までの距離l
0をEEPROM16から読みだす。
【0051】図8に示すように測距結果をl0、カメラ
間隔をe0とすると、カメラ角度θ0は、 θ0=ATAN(2×l0/e0) (以下、ATANはTANの逆関数を表すものとする) と求められ、制御部15によりそれぞれのカメラが被写
体に向けられる。すなわち2つのカメラの回動中心を結
ぶ線の垂直二等分線上の被写体に自動的に向けられ、そ
こで再度合焦動作を行う。このとき左右のカメラは左右
対称の配置となる、ため被写体までの距離が左右のカメ
ラとも同じであるので左ビデオカメラ部Bの合焦動作は
右ビデオカメラ部Aの合焦動作と同期して行われる。す
なわち、制御部15から右フォーカスモータ8に対する
駆動命令が左フォーカスモータ9にも同じく与えられ
る。この駆動方法により左右のカメラのフオーカシング
のタイミングを同じにすることができ、観察者に違和感
を与えない。
【0052】なお、本実施例ではカメラ間隔をたかだか
10cm程度のものを想定しているため、前記垂直二等
分線上の被写体として右ビデオカメラ部Aに正対する被
写体を使用してもなんら問題はない。また、もっと大掛
かりなシステム、たとえば、2つのカメラの間隔が数十
センチ以上離れたシステムを想定した場合には、時によ
ってカメラに正対した被写体でもフォーカスエリア90
内に被写体を捕えられない場合が生じる。このような場
合、すなわち、フォーカスエリア90での合焦動作で無
限遠と判定された時には、もう一方のカメラ側に近くな
る方向にフォーカスエリアをたとえばフォーカスエリア
91に移動させて合焦動作を行うことでこの問題は解決
できる。また、他の方法としては、フォーカスエリア9
0での合焦動作で無限遠と判定された時に左右のカメラ
のズームレンズを広角側に駆動して行きながら合焦動作
を行っても良い。またさらには、フォーカスエリア90
での合焦動作で無限遠と判定された時には、カメラの光
軸が交差する交差角(輻輳角)が大きくなる方向に左右
のカメラを回動させていきながら合焦動作を行わせてい
くことによっても可能である。
【0053】立体撮影モードの初期化が終了すると実際
の撮影状態になる。撮影中に被写体が合焦の範囲で移動
してもカメラの輻輳角は変更しないが、被写体あるいは
カメラが移動して再合焦動作が必要となった場合には、
右ビデオカメラ部Aの合焦動作に同期して左ビデオカメ
ラ部Bを駆動し、そこで得られた距離情報により輻輳角
を変更する。
【0054】また、被写体が必ずしも画面中央付近のみ
にあるとは限らないので、その場合は本実施例では視線
検出を利用して被写体の選択を行う。
【0055】被写体選択について図9を参照して説明す
る。
【0056】図9は、右ビデオカメラ部Aと左ビデオカ
メラ部Bと被写体の関係を模式的に表したもので、被写
体70、71と右ビデオカメラ部Aを結んだ線を72、
73、被写体70を通り線72に垂直な線を74する。
また、被写体70、71と左ビデオカメラ部Bを結んだ
線を75、76、被写体70を通り線75に垂直な線を
77とする。線74、線77を複数に分割する様に設け
られた線85は前記フォーカスエリアに対応するもので
ある。被写体70は左右のカメラの光軸の交差する位置
にあり、現在被写体70に焦点があっているとする。右
ビデオカメラ部Aと左ビデオカメラ部Bの回転中心を結
ぶ線を80とし、中心間の距離をe1、右ビデオカメラ
部A,左ビデオカメラ部Bと被写体70までの距離をl
1(被写体70が線80の垂直二等分線上にあるとし
た)、右ビデオカメラ部Aと被写体71との距離をl
2、線76と線77の交点を79とした時の画面中心
(図9では被写体70)と交点79との距離をl3、左
ビデオカメラ部Bと被写体71との距離をl4、線80
と線72、75のなす角をθ1、線73と線72のなす
角をθ2、線76と線80のなす角をθ3とすると、 θ3=ATAN(l2×SIN(θ1+θ2)/(e1+l2×COS(θ1 +θ2)))・・・・・・(1) l3=l1×TAN(θ1−θ2)・・・・・・(2) l3=l2×SIN(θ1+θ2)/SINθ3・・・・・・(3) と表すことができる。ここで、l3が分かる事によって
左ビデオカメラ部Bにおける被写体71に対応するフォ
ーカスエリアが分かるのである。
【0057】ここで、e1は調整部21の間隔検出器の
データ、11は合焦時のフォーカシングレンズ1-aの
位置に対応した距離情報をEEPROM16から読みだ
す事により、またθ1は角度検出器19あるいは20か
ら、そしてθ2は視線検出器26から得られる。被写体
71が図7におけるフォーカスエリア92にあったと仮
定すると、撮影者はファインダ24内の被写体を注視し
た状態で被写体選択ボタン29を押す事により選択を行
う。
【0058】制御部15はその時の視線の位置とフォー
カスエリアを対応させることにより、フォーカスエリア
92が選択されたと判断し、合焦演算回路33のゲート
制御部33-bに命令を出し、フォーカスエリア92の
輝度信号の情報をもとに合焦動作を行わせ、その結果l
2を得ることができる。よってl1、l2、θ1、θ2
および上記の式によりl3、l4が求まり、左ビデオカ
メラ部Bのフォーカシングレンズ4-aはl4に対応し
た位置に駆動され、l3から求まる被写体71が対応す
る左ビデオカメラ部Bのフォーカスエリア93にて合焦
動作が行われる。
【0059】この時、左ビデオカメラ部Bにおける被写
体71に対応するフォーカスエリア、と左ビデオカメラ
部Bと被写体71との距離l4は、右ビデオカメラ部A
と被写体71までの距離l2を合焦動作によって求めた
後で無いと分からないために左右のカメラでフォーカス
のタイミングを合わせるのは不可能だが、被写体までの
距離l4にに対応する距離にフォーカシングレンズ4-
aを駆動した後に合焦動作に入ることにより、フォーカ
スのタイミングのずれが最小限に押さえられる。
【0060】本実施例の装置では、立体撮影モードにお
いて被写体追尾ボタン30を押す事によって視線で検知
された被写体を自動的に画面中央に移動させることがで
きる様に構成されている。撮影者がファインダ24内の
被写体を注視した状態で被写体選択ボタン29を押す
と、制御部15は、その時の視線の位置とフォーカスエ
リアを対応させてフォーカスエリア92が選択されたと
判断し、合焦演算回路33のゲート制御部33-bに命
令を出す。この結果、フォーカスエリア92の輝度信号
の情報をもとに合焦動作が行われ、l2を得ることがで
きる。よってl1、l2、θ1、θ2より上記の式によ
りl3、l4が求まり、左ビデオカメラ部Bのフォーカ
シングレンズ4-aはl4に対応した位置に駆動され、
l3から求まる被写体71が対応する左ビデオカメラ部
Bのフォーカスエリア93にて合焦動作が行われる。両
カメラとも被写体71に合焦させたあと、右ビデオカメ
ラ部Aと左ビデオカメラ部Bを角度θ2、θ3に基づい
て時計回りに回転させる。これにより被写体71は自動
的に画面中央に移動する、この時被写体71はフォーカ
スエリア90にあるので左右のカメラともフォーカスエ
リア90で合焦の監視が行われる。
【0061】このように撮像された立体映像は画像メモ
リ41、44に一端記憶され、画像相関処理部46によ
り左右が像の縦ずれ等を補正され、D/A変換器42、
45を経て出力される。
【0062】次に、本実施例のパノラマ撮影モードでの
動作について説明を行う。
【0063】図10はパノラマモードにおいて右ビデオ
カメラ部Aに対応するフォーカスエリアを示す図であ
る。フォーカスエリア95は初期状態におけるフォーカ
スエリアで、左右の撮像画面の重複領域となっている。
【0064】パノラマ撮影時、2つのカメラは2つのカ
メラの回転中心を結んだ線の垂直二等分線に対して対称
に回動する様に設定され、カメラスタンバイボタン27
がON状態となることにより初期化される。具体的には
立体撮影モードが選択されている場合と同様に、2つの
カメラがそれぞれの回転中心を結ぶ線に垂直で、かつ、
2つのカメラが平行になるように駆動される。この後、
右ビデオカメラ部Aの撮像画面のフォーカスエリア95
の輝度信号に基づいて合焦動作が行われる。
【0065】上記の合焦動作時も、左右のカメラは左右
対称の配置とされ、被写体までの距離が左右のカメラと
も同じとなるので、左ビデオカメラ部Bの合焦動作は右
ビデオカメラ部Aの合焦動作と同期して行われる。すな
わち、制御部15から右フォーカスモータ8に対する駆
動命令が左フォーカスモータ9にも同じく与えられる。
ここでも、上記の駆動方法により左右のカメラのフォー
カシングのタイミングを同じにすることができ、観察者
に違和感を与えない。また、アスペクト比変更ボタン3
7により複数種のアスペクト比を選択できる様に構成さ
れており、その選択されたアスペクト比により両カメラ
で撮像された映像の重なる度合いが決まるのである。
【0066】図11は、右ビデオカメラ部Aにおける左
ビデオカメラ部Bと重なる領域を示したもので、ここで
は4段階(typIからtypeIVまで)に変更できる様になっ
ている。この時のフォーカスエリアと重複領域との関係
は、typIがフォーカスエリア95,typIIがフォーカス
エリア96といった具合に必ず重複領域内にフォーカス
エリアが設定されている。ところで被写体までの距離が
カメラ間隔に対して十分大きければ、両カメラの画角の
うちで重なる領域の画角に対する比率κは、カメラのパ
ノラマ撮影モードの初期状態からのカメラ角度をα、ズ
ーム倍率から決まる水平画角の半分の角度をβとする
と、 κ=1/(1+TANα×TAN(α+β))/(2×((1/(1+TAN α×TAN(α−β))−(COSα)^2))・・・・・・(4) と表され、被写体距離には関係なくズーム倍率とカメラ
角度で決まることが分かる。逆に比率κが選択され、そ
の時のズーム倍率が分かればカメラ角度は式(4)より
算出できるから、たとえばtypIIが選択されるとその重
なる領域に対応するカメラ角度が算出され2つのカメラ
が回動させられフォーカスエリア96において合焦動作
が行われる。
【0067】ここで、フォーカスエリアは重複領域内で
あればどこの領域を使用しても構わないし、アスペクト
比から分かる重複領域全体をフォーカスエリアとして合
焦動作を行っても構わない。
【0068】ただ、重複領域に対応したフォーカスエリ
アのみで合焦させるだけでは背景とは別のたとえば手前
にある被写体を一緒に撮影しようとした場合に、手前に
ある被写体がぼけてしまうという問題も発生する。この
様な場合には合焦させたい被写体を注視した状態で被写
体選択ボタン29を押す事によって、視線検出器26の
出力によって視線に対応した、たとえばフォーカスエリ
ア97を選択して合焦動作を行って、初期設定のフォー
カスエリア96と、視線によるフォーカスエリア97で
合焦動作を行って得られた結果から、背景と被写体とも
に合焦できるレンズ位置と絞り値が制御部15により演
算され、左右のカメラの絞りとフォーカシングレンズが
駆動されるのである。この一連のレンズ駆動も同期して
行われ、左右のフォーカシングのタイミングのずれが除
かれている。
【0069】また、被写体あるいはカメラ側が移動して
再合焦動作が必要となった場合、上記設定のままだと指
定されたフォーカスエリア96、97の信号に基づいた
合焦動作が行われる。さらに、被写体が他のフォーカス
エリアに移動していた場合には、再度被写体選択ボタン
29を押す事によって新たなフォーカスエリアと初期設
定のフォーカスエリアの信号をもとに合焦動作が行われ
る。
【0070】そして、撮像されたデジタル映像信号は、
画像メモリ41、44にそれぞれ記憶され、画像相関処
理部46により各画像メモリ41、44に記憶されたデ
ジタル映像信号から画像の相関演算を行う。そして、た
とえばマッチング法により、パノラマ撮影時に重なる領
域の画面に対する位置を測定し、そこが重なる様に画像
合成処理部47に記憶させる。
【0071】画像合成処理部47に記憶された画像情報
は通常の1画面分の情報より多く、水平方向ではメモリ
のデータが通常より多いため、これを通常のモニタで見
ようとすれば、同期信号発生器36により読み出す周期
を速くする、また、水平、垂直の倍率を同じにするため
には、垂直方向は画面の上下をトリミングし、かつ、圧
縮あるいは間引きなどをして読みだせば良い。
【0072】画像合成処理部47からの出力は、立体−
パノラマ切替SW35により切り替えられ、D/A変換
器45を経て、出力端子51に出力される。D/A変換
器45の出力はアナログ映像信号であるから、この信号
はビューファインダ24でも観察するkとおができるの
で、ビューファインダ24を観察しながらアスペクト比
を変更することも可能である。このときアスペクト比変
更ボタンを押すと、カメラ角度が設定され、合焦動作が
完了するまで画面は、画像合成処理部47に記憶された
画像が出力される様に構成されており、カメラの動作中
の乱れた映像は出力されない。
【0073】上記実施例では、立体撮影モード時とパノ
ラマ撮影モード時とフォーカスエリアの形状を変えて設
定しているが、同一形状たとえば立体撮影モード時のフ
ォーカスエリアをパノラマ時と同一にしても良い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、合
焦検出が確実な複眼撮像装置を提供することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複眼撮像装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明による複眼撮像装置の外観斜視図であ
る。
【図3】本発明による合焦演算回路の構成ブロック図で
ある。
【図4】本発明による合焦動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】山登り合焦動作のレンズ位置の変化を示す図で
ある。
【図6】視線検出の原理図である。
【図7】立体撮影モード時のフォーカスエリアを示す図
である。
【図8】立体撮影モードにおける初期のカメラ角度を設
定するための摸式図である。
【図9】本発明による複眼撮像装置に視線検出を採用し
た場合の合焦動作並びに輻輳角制御を説明する模式図で
ある。
【図10】パノラマ撮影モード時のフォーカスエリアを
示す図である。
【図11】パノラマ撮影モードにおけるアスペクト比の
選択を説明する図である。
【符号の説明】
A 第1のビデオカメラ部 B 第2のビデオカメラ部 C 合体手段、 1,4 レンズ群 2,5 撮像素子 15 制御部 16 EEPROM l7,18 輻輳角モータ 19,20 角度検出器 24 ビューファインダ 26 視線検出器 33,34 距離検出器 35 立体ーパノラマ切り替えSW 36 同期信号発生器 41,44 画像メモリ 46 画像相関処理部 47 画像合成処理部 90、91、92、93、95、96 フォーカスエ
リア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの絞り、フォーカス、ズームの
    撮像条件を設定する機構が少なくともひとつのカメラ制
    御手段により制御される第1のビデオカメラ部および第
    2のビデオカメラ部と、 前記第1のビデオカメラ部と第2のビデオカメラ部を合
    体する合体手段と、 前記第1のビデオカメラ部と第2のビデオカメラ部のフ
    ォーカスの状態を検出する合焦演算回路と、 を有する複眼撮像装置において、 前記合焦演算回路は、前記第1のビデオカメラ部と第2
    のビデオカメラ部の光軸が装置前方で交わらない場合に
    は、2つのビデオカメラ部でそれぞれ撮像される領域の
    うちの重複する領域で合焦検出を行うことを特徴とする
    複眼撮像装置。
JP5211778A 1993-08-26 1993-08-26 複眼撮像装置 Pending JPH0767023A (ja)

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