JPH1090814A - 複眼カメラ及び画像処理方法 - Google Patents

複眼カメラ及び画像処理方法

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JPH1090814A
JPH1090814A JP8261207A JP26120796A JPH1090814A JP H1090814 A JPH1090814 A JP H1090814A JP 8261207 A JP8261207 A JP 8261207A JP 26120796 A JP26120796 A JP 26120796A JP H1090814 A JPH1090814 A JP H1090814A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 撮像中に常に立体映像が表示でき、これによ
り撮像しながら映像の立体感の調整ができ、また2次元
映像と互換性を持つ複眼カメラ及び画像処理方法を提供
する。 【解決手段】 信号変換器36ではCPU37から送信さ
れる書き込み用制御信号と読み出し用制御信号とは常に
立体ディスプレイ39の1画面分の映像に該当する2次
元映像信号の1周期分だけずれることになり、また、読
み出し用制御信号がFIF034a,34bに同時に与えら
れることから、上記2次元映像信号が書き込まれる速度
の2倍の速度でFIF034a,34b中の右側映像信号又
は左側映像信号を交互に読み込み、撮像時のフレーム落
ちを発生させずに順次処理を行う。この処理により、信
号変換器36は、右側映像信号又は左側映像信号のどち
らか一方の映像信号の大きさに等しいサイズの立体映像
信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複眼カメラ及び画
像処理方法、特に立体映像又は2次元映像の撮像及び表
示が可能な複眼カメラ及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】立体映像を撮像及び表示する場合、これ
までに考えられた立体映像撮像用のカメラでは、基本的
に複数のカメラから視差を持った一組の映像を得て、こ
れをそのカメラ専用の立体映像表示装置により操作者に
立体映像を提供していた(特開昭62−21396号公
報)。
【0003】また、この立体映像撮像用のカメラでは、
現在の映像の主流である2次元映像との互換性について
は考慮されておらず、立体映像撮像用のカメラと2次元
映像撮像用のカメラとは分離されてそれぞれ独立してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この立
体映像撮像用のカメラでは、撮像を行うカメラと、立体
映像を表示する立体ディスプレイとが分離しているた
め、映像が立体的に表示できない場合があり、映像を見
ながらカメラの調整を行うことが難しかった。
【0005】また、この立体映像撮像用のカメラでは、
現在の映像の主流である2次元映像との互換性がないた
め、個人が立体映像を撮像しようとした場合、改めて立
体映像用カメラを購入する必要があり負担が大きかっ
た。
【0006】よって、本発明の目的は、撮像中に常に立
体映像が表示でき、これにより撮像しながら映像の立体
感の調整ができ、また2次元映像と互換性を持つ複眼カ
メラ及び画像処理方法を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、被写体光を集光して被写体を撮
像する複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段により撮
像された前記被写体の複数の映像信号を表示する表示手
段とを備える複眼カメラにおいて、前記複数の撮像手段
によって撮像された前記被写体の複数の映像信号を立体
映像信号として視認できるように合成する立体映像信号
合成手段と、前記立体映像信号合成手段により合成され
た立体映像信号を表示する合成映像信号表示手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の複眼カ
メラにおいて、前記複数の撮像手段によって撮像された
前記被写体の複数の映像信号を2次元映像信号として視
認できるように合成する2次元映像信号合成手段を備
え、前記合成映像信号表示手段が、さらに、前記2次元
映像信号合成手段により合成された2次元映像信号を表
示することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の複眼カ
メラにおいて、前記立体映像信号合成手段と前記2次元
映像信号合成手段とを択一的に選択する第1選択手段を
備えることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項2又は3記載の
複眼カメラにおいて、前記合成映像信号表示手段での前
記立体映像信号の表示周期が前記2次元映像信号の表示
周期に比べ2倍にすることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れか1項記載の複眼カメラにおいて、前記合成映像信号
表示手段がレンチキュラーレンズを備えることを特徴と
する。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至4のいず
れか1項記載の複眼カメラにおいて、前記合成映像信号
表示手段がパララックスバリヤを備えることを特徴す
る。
【0013】請求項7の発明は、請求項2乃至4のいず
れか1項記載の複眼カメラにおいて、前記合成映像信号
表示手段での前記2次元映像信号の表示周期に同期して
動作するシャッター付き眼鏡を備えることを特徴とす
る。
【0014】請求項8の発明は、請求項2乃至7いずれ
か1項記載の複眼カメラにおいて、前記複数の撮像手段
中の1つの撮像手段を選択する第2選択手段を備え、前
記第2選択手段によって選択された前記1つの撮像手段
で前記被写体を撮像することを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項2乃至8のいず
れか1項記載の複眼カメラにおいて、前記複数の撮像手
段が前記合成映像信号表示手段に対してそれぞれ回動で
きるように保持され、前記複数の撮像手段の前記合成映
像信号表示手段に対するそれぞれの回動角を検知する回
動角検知手段を備えることを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項9記載の複眼
カメラにおいて、前記回動角検知手段により検知された
回動角に基づいて前記2次元映像信号合成手段と前記立
体映像信号合成手段とを択一的に選択する第3選択手段
を備えることを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、被写体光を集光して
被写体を撮像する複数の撮像工程と、前記複数の撮像工
程により撮像された前記被写体の複数の映像信号を表示
する表示工程とを含む画像処理方法において、前記複数
の撮像工程によって撮像された前記被写体の複数の映像
信号を立体映像信号として視認できるように合成する立
体映像信号合成工程と、前記立体映像信号合成工程によ
り合成された立体映像信号を表示する合成映像信号表示
工程とを含むことを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項11記載の画
像処理方法において、前記複数の撮像工程によって撮像
された前記被写体の複数の映像信号を2次元映像信号と
して視認できるように合成する2次元映像信号合成工程
を含み、前記合成映像信号表示工程が、さらに、前記2
次元映像信号合成工程により合成された2次元映像信号
を表示する工程を含むことを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項12記載の画
像処理方法において、前記立体映像信号合成工程と前記
2次元映像信号合成工程とを択一的に選択する第1選択
工程を含むことを特徴とする。
【0020】請求項14の発明は、請求項12又は13
記載の画像処理方法において、前記合成映像信号表示工
程での前記立体映像信号の表示周期が前記2次元映像信
号の表示周期に比べ2倍にすることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
複眼カメラを図面を参照して説明する。
【0022】(第1の実施の形態)以下、図1(A)、
図1(B)及び図2を参照しながら本発明の第1の実施
の形態に係る複眼カメラの構成を説明する。ここで、図
1(A)は本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラ
の正面図であり、図1(B)は本発明の第1の実施の形
態に係る複眼カメラの背面図であり、図2は本発明の第
1の実施の形態に係る複眼カメラの斜視図である。
【0023】まず、図1(A)及び図1(B)に示すよ
うに、本複眼カメラは、カメラ本体1と、カメラ本体1
の左右に取り付けられ、表側に2つのレンズ3a,3b
をそれぞれ有する2つのカメラヘッド2a,2bと、カ
メラ本体1の裏側に設けられた立体ディスプレイ4とを
備える。ここで、カメラヘッド2a,2bは撮像手段を
構成し、立体ディスプレイ4は表示手段を構成する。
【0024】カメラヘッド2a,2bは映像の立体感を
出すためにカメラ本体1の左右にそれぞれ配置され、基
線長を長く取る構成になっている。また、立体ディスプ
レイ4は左右のカメラヘッド2a,2bに含まれるレン
ズ3a,3bのそれぞれから得られた映像を立体的に表
示する。立体ディスプレイ4の方式は多くの方式が考え
られるが、ここではシャッター付き眼鏡等の特殊な器具
を必要としないレンチキュラー方式とする。
【0025】図2に示すように、撮影時は、操作者はレ
ンズ3a,3bにより撮像された立体映像を立体ディス
プレイ4によって立体的に観察することができる。この
とき、レンズ3a,3bは立体ディスプレイ4に対し
て、被写体にあわせて回転させることができる。また、
レンズ3a,3bの位置を被写体にあわせて固定し、立
体ディスプレイ4を操作者にあわせるように回転しても
よい。
【0026】次に、図3を参照しながら、本発明の第1
の実施の形態に係る複眼カメラの構成を説明する。ここ
で、図3は本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラ
の構成のブロック図である。
【0027】本複眼カメラは、レンズ31a,31b、
2つの撮像素子32a,32b、2つのA/D変換器33
a,33b、2つのFIF034a,34b、タイミングジ
ェネレータ35、信号変換器36、メモリを内部に含む
CPU37、表示制御部38、立体ディスプレイ39、記
録制御部40、記録媒体41、及びカメラ制御部42か
らなる。ここで、信号変換器36は、立体映像信号合成
手段、2次元映像信号合成手段、及び第1選択手段を構
成し、立体ディスプレイ39は合成映像信号表示手段を
構成し、カメラ制御部42は第2選択手段を構成する。
【0028】撮像素子32a,32b、A/D変換器33
a,33b、FIF034a,34bはそれぞれ直列的に接
続されており、さらに信号変換器36が接続されてい
る。立体ディスプレイ39は表示制御部38を介して信
号変換器36に接続されており、また、記録媒体41は
記録制御部40を介して信号変換器36に接続されてい
る。A/D変換器33a,33bは直接CPU37に接続さ
れており、FIF034a,34bはタイミングジェネレー
タ35を介してCPU37に接続されている。表示制御部
38、記録制御部40、及びカメラ制御部42はCPU3
7にそれぞれ接続されている。
【0029】撮像素子32a,32bは、CCD等からな
り、レンズ31a,31bにより撮像された映像を光電
効果により電気信号に変換し、A/D変換器33a,33
bはこの電気信号をデジタル信号に変換する。このデジ
タル信号は2次元の映像信号である。FIF034a,34
bは、当該2次元映像信号を後述する立体映像信号生成
のため一時保存する。タイミングジェネレータ35は書
き込み用制御信号をFIFO34a,34bに供給する。CP
U37はA/D変換器33a,33b、FIFO34a,34
b、タイミングジェネレータ35、信号変換器36、表
示制御部38、記録制御部40、及びカメラ制御部42
を制御する。信号変換器36はFIF034a,34bに書
き込まれた2次元映像信号を立体映像信号に変換し、表
示制御部38は信号変換器36で生成された立体映像信
号を立体ディスプレイ39に表示する。記録制御部40
はカメラで使用する記録媒体41へ立体映像信号の書き
込みを行い、カメラ制御部42は操作者からの入力され
た内容の入力信号をCPU37に送信する。
【0030】まず、操作者が映像の記録又は再生等の操
作をカメラ制御部42に対して入力すると、この入力に
対する信号がカメラ制御部42からCPU37へ送られ、C
PU37により各部の制御が行われる。本実施の形態では
カメラ制御部42で立体映像撮像モードが選択されたと
する。操作者がレンズ31a,31bより撮像した映像
は、撮像素子32a,32b上に結像される。さらに、
撮像素子32a,32b上に結像された映像は光電変換
により電気信号に変換され、続けてA/D変換器33a,
33bによりデジタル信号に変換される。このデジタル
信号は、2次元の映像信号である。このとき左右の2次
元映像信号はCPU37の制御により互いに同期して駆動
されるので、常に左右同じ位置の信号が処理される。2
次元映像信号は後述する立体映像信号生成のため、一時
的にFIF034a,34bへ書き込まれる。このFIF034
a,34bは立体ディスプレイ39の2画面分の映像に
該当する2次元映像信号を記憶する領域を持っており、
FIFO34a,34bの先頭に立体ディスプレイ39の1
画面分の映像に該当する2次元映像信号が書き込まれた
後、続けてFIFO34a,34bの後部に立体ディスプレ
イ39の1画面分の映像に該当する2次元映像信号が書
き込まれる。立体ディスプレイ39の2画面分の映像に
該当する2次元映像信号がFIFO34a,34bに書き込
まれると、再びFIFO34a,34bの先頭に立体ディス
プレイ39の1画面分の映像に該当する2次元映像信号
が上書きされていく。書き込み用制御信号は、CPU7によ
って制御されるタイミングジェネレータ35によって供
給される。
【0031】FIF034a,34bに書き込まれた2次元
映像信号は、信号変換器36で立体映像信号に変換され
る。2次元映像信号の立体映像信号への変換とは、図4
に示すように、FIF034a,34bに書き込まれた2次
元映像信号である右側映像信号(図4(A))及び左側
映像信号(図4(B))を縦1ラインごとに交互に配置
し(図4(C))、1つの立体映像信号を生成すること
である。ここで、図4は2次元映像信号の立体映像信号
への変換の説明図であり、(A)は右側映像信号を示
し、(B)は左側映像信号を示し、(C)は立体映像信
号を示す。
【0032】信号変換器36で単純に右側映像信号及び
左側映像信号の全ての領域を変換した場合、生成される
立体映像信号は元の右側映像信号又は左側映像信号に比
べて横幅が2倍になってしまうため、生成される立体映
像信号を横方向に半分に間引くか、若しくは右側映像信
号又は左側映像信号の一部を用いて立体映像信号を生成
する必要がある。ここでは生成される立体映像信号の中
央部分のみを表示のために使用して実質的な映像信号の
アスペクト比が変化しないようにしている。
【0033】この信号変換器36はCPU37の制御によ
り、FIFO34a,34bの先頭に立体ディスプレイ39
の1画面分の映像に該当する2次元映像信号が書き込ま
れた後、かかる2次元映像信号を読み出すのと同時にFI
FO34a,34bの後部に立体ディスプレイ39の1画
面分の映像に該当する2次元映像信号が書き込まれるの
で、CPU37から送信される書き込み用制御信号と読み
出し用制御信号とは常に立体ディスプレイ39の1画面
分の映像に該当する2次元映像信号の1周期分だけずれ
ることになる。この様子は図5の制御信号の説明図に示
している。また、信号変換器36では、読み出し用制御
信号がFIF034a,34bに同時に与えられることか
ら、上記2次元映像信号が書き込まれる速度の2倍の速
度でFIF034a,34b中の右側映像信号又は左側映像
信号を交互に読み込み、撮像時のフレーム落ちを発生さ
せずに順次処理を行う。この処理により、信号変換器3
6は、右側映像信号又は左側映像信号のどちらか一方の
映像信号の大きさに等しいサイズの立体映像信号を生成
する。
【0034】信号変換器36で生成された立体映像信号
は、CPU37の制御により表示制御部38を介して記録
制御部40へ送られ記録される。表示制御部38では生
成された立体映像信号を立体ディスプレイ39に表示す
る。
【0035】図6(A)及び図6(B)は立体映像信号
を表示した立体ディスプレイ39を上部から見た状態の
説明図であり、右側映像信号及び左側映像信号を縦1ラ
インごとに交互に配置した立体映像信号をそのまま表示
している。立体ディスプレイ39の前面には立体映像信
号を操作者の左右の目に別々に入射するように立体映像
用アダプタがあらかじめ付けられている。この立体映像
用アダプタには数種類のものが考えられるが、図6
(A)は立体映像用アダプタとしてレンチキュラーレン
ズ61を配置したもの示し、図6(B)は立体映像用ア
ダプタとしてパララックスバリヤ62を配置したものを
示している。尚、レンチキュラーレンズ61及びパララ
ックスバリヤ62のピッチは、立体ディスプレイ39の
画素ピッチ及び操作者の観察位置から計算されるピッチ
に予め合わせてある。また、2次元映像信号との互換性
を考え、このアダプタを取りはずすこともできる。
【0036】記録制御部40は、本複眼カメラで使用す
る記録媒体41への立体映像信号の書き込みを行う。記
録媒体41の種類は磁気テープ、磁気ディスク、光ディ
スク、半導体メモリ等であり、この記録媒体41を用
い、記録制御部40は記録媒体41の空き領域に立体映
像信号をデジタル形式のままファイルとして保存する。
【0037】記録媒体41への記録の開始又は終了は、
操作者がカメラ制御部42へ希望の操作を入力すること
により行われる。尚、操作者は記録動作を行わずに、立
体ディスプレイ39で立体映像信号の観察のみを行うこ
ともできる。
【0038】次に、記録媒体41に記録された立体映像
信号の再生時の複眼カメラでの処理について説明する。
記録媒体41には複数のファイルがあり、その中に立体
映像信号が記録されているため、まず記録制御部40は
記録媒体41内の領域を調べ、記録されている複数のフ
ァイルをCPU37に送る。CPU37では立体映像信号とし
て再生可能なファイルを選択し、選択されたファイル名
の一覧を任意の表示フォーマットに整え、表示制御部3
8へ送り、立体ディスプレイ39で表示する。操作者は
表示されたファイル名の一覧から再生したいファイルを
選択し、カメラ制御部42へ入力する。カメラ制御部4
2は操作者に選択されたファイル名をCPU37に送信す
る。選択されたファイルはCPU37により記録制御部4
0を介して記録媒体41から読み出され、表示制御部3
8により立体映像信号として立体ディスプレイ39に表
示される。このように、特別な機器を必要とせずに、撮
像された立体映像信号を簡単に再生することができる。
【0039】また、図10の本発明の第1の実施の形態
に係る複眼カメラの外観図に示すように、カメラヘッド
2a,2bの正面にマイク5a,5bを配置すること
で、映像と共に音声に対しても、より立体的な効果が得
られる。
【0040】次に、2次元映像信号生成までの複眼カメ
ラでの処理及び2次元映像信号の再生時の複眼カメラで
の処理について説明する。この場合の2次元映像信号の
記録又は表示はレンズ31a,31bのうち片側のみの
映像信号を処理することになる。このレンズの選択は、
操作者がカメラ制御部42へ入力を行うことで選択でき
る。
【0041】2次元映像信号生成までの複眼カメラでの
処理が、立体映像信号生成までの複眼カメラでの処理と
異なるのは、信号変換器36がFIF034a,34bに書
き込まれた2次元映像信号を立体映像信号に変換せずに
処理なしで表示制御部38又は記録制御部40へ送るセ
レクタとして動作する点である。それ以外の処理は、上
述した処理と同様である。
【0042】尚、2次元映像信号の記録中に、操作者が
カメラ制御部42へ撮像するレンズを切り替える入力を
行った場合、記録する2次元映像信号がレンズ31a,
31bの切り替えによって一時的に乱れるというような
影響を避けるため、CPU37ではレンズ31a,31b
の切り替えを2次元映像信号の取り込みに同期して行
う。
【0043】2次元映像信号の再生時の複眼カメラでの
処理は、立体映像信号の再生時の複眼カメラでの処理と
同様であり、この場合は2次元映像信号のファイル名を
操作者に対して表示し、選択されたファイルを立体ディ
スプレイ39へ表示する。
【0044】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、操作者は複眼カメラにより撮像された立体映像信号
をリアルタイムで立体的に観察できる。また、立体ディ
スプレイ39が両眼で見られることから、撮像時の姿勢
の自由度が大きく、撮像中複眼カメラを持って移動する
場合でも立体感を確認することができる。このときの被
写体の立体感調整は、例えば、図4で示される右側映像
信号及び左側映像信号の変換に使用する部分を左右にず
らすことでもできるが、撮像時の被写体と複眼カメラと
の間の距離の変更又はレンズ31a,31bのズーム操
作等の簡単な操作で調整を行うことができる。また、従
来の単眼による撮像との切り替えも容易に行うことがで
きる。
【0045】尚、第1の実施の形態に係る複眼カメラ
は、動画像及び静止画像のいずれの画像の撮像にも使用
することができる。
【0046】(第2の実施の形態)以下、図7及び図8
を参照しながら本発明の第2の実施の形態に係る複眼カ
メラの構成を説明する。ここで、図7(A)は本発明の
第2の実施の形態に係る複眼カメラの正面図であり、図
7(B)は本発明の第2の実施の形態に係る複眼カメラ
の背面図であり、図8は本発明の第2の実施の形態に係
る複眼カメラの斜視図である。
【0047】まず、図7(A)及び図7(B)に示すよ
うに、本複眼カメラはカメラ本体70と、カメラ本体7
0の上に取り付けられ、表側にレンズ75a,75bを
有する1つのカメラヘッド71と、立体映像観察のため
のシャッター付き眼鏡74をカメラ本体70に接続すべ
くカメラ本体70の裏側に設けられたコネクタ72と、
カメラ本体70の裏側に設けられた立体ディスプレイ7
3とを備える。
【0048】カメラヘッド71は、図8に示すように撮
像時に垂直軸のまわりに回転できるように構成されてい
る。また、シャッター付き眼鏡74は、立体ディスプレ
イ73での映像信号表示に同期して左右のシャッターが
開閉し、右側映像信号と左側映像信号とを操作者の左右
の目に別々に表示することができる。このため、立体映
像信号撮像時では映像信号の表示周期が2次元映像信号
表示時の2倍となる。
【0049】以下、図9を参照しながら、本発明の第2
の実施の形態に係る複眼カメラの構成を説明する。ここ
で、図9は本発明の第2の実施の形態に係る複眼カメラ
の構成のブロック図である。
【0050】本複眼カメラは、2つのレンズ91a,9
1b、2つの撮像素子92a,92b、2つのA/D変換
器93a,93b、スイッチ94、ユニット95、FIF0
96、表示制御部97、立体ディスプレイ98、記録制
御部99、記録媒体100、カメラ制御部101、シャ
ッター制御部102、絞り103a,103b、絞り制
御部104a,104b、フォーカス制御部105a,
105b、及びメモリを内部に含むCPU106からな
る。
【0051】撮像素子92a,92bは、A/D変換器9
3a,93b及びスイッチ94を介してユニット95に
接続されている。ユニット95はFIFO96及び記録制御
部99にそれぞれ接続されている。FIF096、表示制御
部97、及び立体ディスプレイ98は直列的に接続され
ており、記録制御部99は記録媒体100に接続されて
いる。FIF096、表示制御部97、記録制御部99、カ
メラ制御部101、シャッター制御部102、絞り制御
部104a,104b、及びフォーカス制御部105
a,105bはCPU106にそれぞれ接続されている。
【0052】撮像素子92a,92bは、CCD等からな
り、レンズ91a,91bにより撮像された映像を光電
効果により電気信号に変換し、A/D変換器93a,93
bはこの電気信号をデジタル信号に変換する。このデジ
タル信号は2次元の映像信号である。スイッチ94は左
右のA/D変換器93a,93bより入力された2次元映
像信号をユニット95に左右交互に送信するのに使用す
る。ユニット95は、AF(オートフォーカス)、AE(オ
ートイクスポージャー)のための演算及びホワイトバラ
ンス調整を行う。FIF096は立体ディスプレイ98で表
示する2次元映像信号を一時保存し、表示制御部97は
FIFO96に記憶された2次元映像信号を立体ディスプレ
イ98で表示する。記録制御部99は2次元映像信号を
記録媒体100へ書き込む。カメラ制御部101は操作
者からの入力された内容の入力信号をCPU37に送信
し、シャッター制御部102はシャッター付き眼鏡74
の駆動を制御する。絞り制御部104a,104bは絞
り103a,103bを制御し、フォーカス制御部10
5a,105bはレンズ91a,91bの位置を制御す
る。CPU106はFIF096、表示制御部97、記録制御
部99、カメラ制御部101、シャッター制御部10
2、絞り制御部104a,104b、及びフォーカス制
御部105a,105bをそれぞれ制御する。
【0053】まず、操作者は立体映像モード又は通常映
像モードのモード選択を行い、所望の映像モードをカメ
ラ制御部101へ入力する。ここでは立体映像モードが
選択されたものとする。モード選択の結果はカメラ制御
部101からCPU106へ伝えられ、CPU106により各
部の制御が行われる。操作者がレンズ91a,91bよ
り撮像した映像は、撮像素子92a,92b上に結像さ
れる。さらに、撮像素子92a,92b上に結像された
映像は光電変換により電気信号に変換され、続けてA/D
変換器93a,93bによりデジタル信号に変換され
る。このデジタル信号は、2次元の映像信号である。ス
イッチ94は、左右の2次元映像信号を別々にユニット
95に送るので、立体映像信号表示時では映像信号の表
示周期が2次元映像信号表示時の2倍となる。従って、
立体映像信号撮像時のA/D変換器93a,93bによる
撮像素子92a,92bからの電気信号の読み出し速度
は、2次元映像撮像時のA/D変換器93a,93bによ
る撮像素子92a,92bからの電気信号の読み出し速
度に比ベて2倍の速さであり、また電気信号の読み出し
は、まず左右の撮像素子92a,92bのどちらか一方
の電気信号をすべて読み出し、その後他方の電気信号を
読み出す。これら各部の制御はCPU106により行われ
る。
【0054】ユニット95に送られた左右の2次元映像
信号は、AF(オートフォーカス)、AE(オートイクスポ
ージャー)のための演算及びホワイトバランス調整が行
われる。AF(オートフォーカス)、AE(オートイクスポ
ージャー)を行うための演算は、画像中の一定領域の映
像信号輝度値を用いて行われ、その結果はCPU106へ
送られる。
【0055】CPU106ではユニット95からの演算結
果と、保持している現在の絞り103a,103bの状
態及びレンズ91a,91bの位置より、適当な制御量
を決定し、絞り制御部104a,104b及びフォーカ
ス制御部105a,105bへこの制御量を送る。絞り
制御部104a,104bでは、この制御量に基づき絞
り103a,103bを調整し、フォーカス制御部10
5a,105bでは、この制御量に基づきレンズ91
a,91bの位置を調整する。
【0056】ユニット95へは左右の2次元映像信号が
交互に入力されるので、絞り制御部104a,104b
及びフォーカス制御部105a,105bの制御もこれ
にあわせて交互に行われる。
【0057】ユニット95からホワイトバランス調整を
受けた2次元映像信号は、立体ディスプレイ98での表
示及び記録媒体100への記録に用いられる。
【0058】カメラ制御部101では立体ディスプレイ
98で立体映像信号の表示、右側映像信号の表示、又は
左側映像信号の表示のいずれの表示をするかの選択がな
され、選択された結果がCPU106に送られる。
【0059】カメラ制御部101で立体映像信号の表示
が選択された場合は、左右の2次元映像信号はFIF096
を介して表示制御部97へ順次送られ、立体ディスプレ
イ98上に左右の2次元映像信号が左右交互に表示され
る。この2次元映像信号の左右切り替えのタイミングに
あわせてCPU106からは同期信号がシャッター制御部
102に送られ、当該シャッター制御部102でシャッ
ター付き眼鏡74を駆動するための信号が生成され、外
部端子72を介してシャッター付き眼鏡74に送られ
る。シャッター付き眼鏡74は駆動信号により、立体デ
ィスプレイ98での2次元映像信号の表示に同期して左
右のシャッターの開閉を交互に切り替える。これにより
操作者に対して立体映像信号を表示する。
【0060】カメラ制御部101で右側映像信号の表示
が選択された場合は、CPU106は右側映像信号のみを
立体ディスプレイ98上に表示するようにFIF096の制
御を行う。CPU106はFIF096に対して読み出し用制
御信号を送る。ユニット95からFIFO96に送られられ
てくる2次元映像信号が右側映像信号の場合には、CPU
106はFIF096に対して書き込み用制御信号を送り、
FIFO96は右側映像信号を記録し、その後に記録された
右側映像信号を順次表示制御部97に出力する。FIF09
6から出力された右側映像信号は、表示制御部97を介
して立体ディスプレイ98に表示される。一方、ユニッ
ト95からFIFO96に送られられてくる2次元映像信号
が左側映像信号の場合には、CPU106はFIF096に読
み出し用制御信号のみを送る。FIF096には左側映像信
号が記録されず直前に送られてきた右側映像信号が記録
されているので、FIF096は再び直前の右側映像信号を
表示制御部97に出力する。FIF096から出力された右
側映像信号は、表示制御部97を介して立体ディスプレ
イ98に表示される。
【0061】カメラ制御部101で左側映像信号の表示
が選択された場合は、右側映像信号の表示が選択された
場合と同様にCPU106は左側映像信号のみをディスプ
レイ98上に表示するようにFIF096の制御を行う。
【0062】このように、FIF096の制御により、立体
映像表示と2次元映像表示との切り替えが簡単に行え
る。また、操作者は、立体映像信号を立体ディスプレイ
98に一端表示させた後に、表示を切り換えて2次元映
像信号を立体ディスプレイ98に表示させることもでき
る。従って、立体映像信号で立体感を調整した後に、2
次元映像信号でフレーミングの調整を行うこともでき
る。
【0063】尚、2次元映像信号表示時の表示周期は実
質的に立体映像信号表示時の表示周期の半分である。
【0064】立体映像信号の再生は、第1の実施の形態
と同様である。また、左右片側のレンズからの2次元映
像信号を表示し記録する場合は、スイッチ94が切り替
わることで片側レンズのみの2次元映像信号を表示し記
録することができる。また、この場合は、2次元映像信
号の処理周期が立体映像信号の処理周期の半分になるよ
うにCPU106は各部を制御する。尚、シャッター制御
部102へはCPU106より駆動信号が送られず、シャ
ッター付き眼鏡74の駆動は止められる。
【0065】上述したように、第2の実施の形態によれ
ば、立体映像信号又は2次元映像信号の表示又は記録を
行うことができる。また、2次元映像信号を記録してい
る場合でも、立体映像信号として観察する必要がない場
合には2次元映像信号を表示できるため、立体ディスプ
レイ98に表示中、シャッター付き眼鏡74をはずして
も、ちらつきのない2次元映像信号を観察することがで
きる。
【0066】尚、第2の実施の形態に係るカメラは、動
画像及び静止画像のいずれの画像の撮像にも使用するこ
とができる。
【0067】(第3の実施の形態)以下、図11を参照
しながら、本発明の第3の実施の形態に係る複眼カメラ
の構成を説明する。ここで、図11は本発明の第3の実
施の形態に係る複眼カメラの構成のブロック図である。
【0068】第3の実施の形態に係る複眼カメラは、カ
メラヘッド113a,113b、及び複眼カメラ本体1
20からなる。カメラヘッド113a,113bはレン
ズ111a,111b、及び撮像素子112a,112
bを備えており、複眼カメラ本体120は、第3選択手
段としての信号合成手段114、回動角検知手段として
の角度検知手段115a,115b、表示手段116、
記録手段117、システムコントローラ118、及びレ
リーズボタン119を備える。
【0069】撮像素子112a,112b、表示手段1
16、記録手段117、及びシステムコントローラ11
8は信号合成手段114にそれぞれ接続されている。カ
メラヘッド113a,113bは角度検知手段115
a,115bにそれぞれ接続されており、角度検知手段
115a,115b、及びレリーズボタン119はシス
テムコントローラ118に接続されている。
【0070】複眼カメラの構成を詳述すると、レンズ1
11a,111bは、図示しないピント調整手段、絞り
調整機構を有している。撮像素子112a,112b
は、それぞれ前記レンズ111a,111bで結像され
た光学像を電気的な映像信号に変換する。カメラヘッド
113a,113bは、複眼カメラ本体120に対して
回動可能に支持されている。図12は本発明の第3の実
施の形態に係る複眼カメラの外観図で、同図からわかる
ように本実施の形態ではカメラヘッド113a,113
bは複眼カメラ本体120に対して水平軸のまわりに回
転可能になっている。
【0071】信号合成手段114は、撮像素子112
a,112bで得られた映像信号から2次元映像信号又
は立体映像信号を生成する。角度検知手段115a,1
15bは、それぞれカメラヘッド113a,113bの
回動角を検知する。尚、本実施の形態では、角度検知手
段115a,115bとしてロータリーエンコーダを用
いている。
【0072】表示手段116は、信号合成手段114に
より得られた2次元映像信号又は立体映像信号を表示す
る。ここで、図13は表示手段116の構成を示した図
であり、同図において液晶パネル131は多数の表示画
素を有しており、レンチキュラレンズ132は液晶パネ
ル131の前面側に配置され、かまぼこ状のレンズ群を
有しており、バックライト133は液晶パネル131の
背面側に配置されている。表示手段116はこのような
構成になっているので、図14の2次元映像信号の合成
図に示すように所定の視差を有する2次元映像信号14
1,142をレンチキュラレンズ132のピッチに応じ
て交互に配列させ合成した立体映像信号143を液晶パ
ネル131に表示することが可能である。
【0073】尚、このようなレンチキュラレンズ132
を用いた立体映像表示装置は特開平3−65943号公
報等に示されているように公知なので、詳しい説明は省
略する。また、ステレオ立体視が可能な方式にはレンチ
キュラレンズ132の代りにパララックスバリアを用い
るものや、左目用の映像信号と右目用の映像信号とを交
互に時分割的に表示し、それに同期したシャッター機能
つき眼鏡を視聴者がかけることにより左目用の映像信号
は左目だけに、右目用の映像信号は右目だけに見えるよ
うにして立体視ができるようにしたものがあるが、既に
公知なので詳しい説明は省略する。
【0074】再び図11に戻って、記録手段117は信
号合成手段114により得られた映像信号を記録する。
システムコントローラ118は本複眼カメラ全体の制御
を行う。レリーズボタン119は操作者に操作されるこ
とにより映像信号の記録開始のための信号を発する。
【0075】以下、図15を参照しながら、本発明の第
3の実施の形態に係る複眼カメラの撮像動作を説明す
る。ここで、図15は本発明の第3の実施の形態に係る
複眼カメラの撮像動作を示すフローチャートである。
尚、特に断らない場合は、第3の実施の形態に係る複眼
カメラの動作は全てシステムコントローラ118が行う
ものとする。
【0076】まず、図示しない複眼カメラの電源スイッ
チが投入されると(ステップS100)、被写体に対し
てピント調整及び絞り調整が行われる(ステップS10
1)。
【0077】次に、角度検知手段115a,115bに
よりカメラヘッド113a,113bのそれぞれの回動
角を検知する(ステップS102)。
【0078】そして、ステップS103において、カメ
ラヘッド113a,113bのそれぞれの回動角の相対
的なずれ量が所定の範囲内であるか否かを判別する。
【0079】ステップS103において、カメラヘッド
113a,113bのそれぞれの回動角の相対的なずれ
量が所定の範囲内である場合には、図14に示すように
撮像素子112a,112bで得られた2次元映像信号
141,142を信号合成手段114によって櫛歯状に
交互に並んだ1つの立体映像信号143に合成し(ステ
ップS104)、そして合成された立体映像信号143
は表示手段116によって表示され、操作者は被写体を
立体的に視認することができる(ステップS105)。
【0080】次に、ステップS106でレリーズボタン
119が操作者によってオンにされているか否かを判別
する。ステップS106でレリーズボタン119が操作
者によってオンにされている場合には、信号合成手段1
14によって合成された立体映像信号143を記録手段
117に記録し(ステップS107)、その後、ステッ
プS108において、本複眼カメラの撮像動作を終了す
るか否かを判別し、撮像動作を終了する場合には複眼カ
メラの電源スイッチが切断され、撮像動作を終了しない
場合にはステップS101に戻る。
【0081】尚、ステップS103において、カメラヘ
ッド113a,113bのそれぞれの回動角の相対的な
ずれの量が所定の範囲内でない場合には、図16(A)
の2次元映像信号の合成図に示すように撮像素子112
a,112bで得られた2次元映像信号161、162
を、信号合成手段114によってそれぞれ独立した映像
のまま1つの2次元映像信号163として合成し(ステ
ップS109)、ステップS105に進む。
【0082】また、ステップS106でレリーズボタン
119が操作者によってオンにされていない場合には、
ステップS101に戻る。
【0083】以上で、第3の実施の形態に係る複眼カメ
ラの撮像動作1回を終了する。
【0084】上述したように第3の実施の形態では、表
示手段116にレンチキュラレンズ132を用いている
ので、立体映像信号を表示する場合でも操作者に偏光眼
鏡等の特殊な眼鏡が必要ないといったメリットがある。
【0085】(第4の実施の形態)以下、図17を参照
しながら、本発明の第4の実施の形態に係る複眼カメラ
の外観を説明する。ここで、図17は本発明の第4の実
施の形態に係る複眼カメラの外観図である。
【0086】同図において、上述した第3の実施の形態
の図12に示した複眼カメラの外観図と異なるのは、カ
メラヘッド113a,113bを複眼カメラ本体120
の左右それぞれに配置するのに代えて、カメラヘッド1
13a,113bを複眼カメラ本体120の上部にそれ
ぞれ配置するように構成した点である。これにより、カ
メラヘッド113a,113bは垂直軸のまわりに回転
する。尚、複眼カメラの構成は、上記図11と同様であ
る。
【0087】以下、図18を参照しながら、本発明の第
4の実施の形態に係る複眼カメラの撮像動作を説明す
る。ここで、図18は本発明の第4の実施の形態に係る
複眼カメラの撮像動作を示すフローチャートである。
尚、特に断らない場合は、第4の実施の形態に係る複眼
カメラの動作は全てシステムコントローラ118が行う
ものとする。
【0088】まず、図示しない複眼カメラの電源スイッ
チが投入されると(ステップS200)、被写体に対し
てピント調整及び絞り調整を行う(ステップS20
1)。
【0089】次に、角度検知手段115a,115bに
よりカメラヘッド113a,113bのそれぞれの回動
角を検知する(ステップS202)。
【0090】そして、ステップS203において、カメ
ラヘッド113a,113bのそれぞれの回動角とレン
ズ111a,111bの焦点距離、合焦距離、及び撮像
光軸間距離等からカメラヘッド113a,113bで得
られる2次元映像信号のオーバーラップ量を求め、その
オーバーラップ量が所定の範囲よりも大きいか否かを判
別する。
【0091】ステップS203において、オーバーラッ
プ量が所定の範囲よりも大きい場合には、図14に示す
ように撮像素子112a,112bで得られた2次元映
像信号141,142を信号合成手段114によって櫛
歯状に交互に並んだ1つの立体映像信号143に合成し
(ステップS204)、そして合成された立体映像信号
143を表示手段116によって表示し、操作者はより
ワイドなパノラマ映像又は異なる2方向の映像を視認す
ることができる(ステップS205)。
【0092】次に、ステップS206でレリーズボタン
119が操作者によってオンにされているか否かを判別
する。ステップS206でレリーズボタン119が操作
者によってオンにされている場合には、信号合成手段1
14によって合成された立体映像信号143は記録手段
117に記録される(ステップS207)。
【0093】その後、ステップS208において、本複
眼カメラの撮像動作を終了するか否かを判別し、撮像動
作を終了する場合には複眼カメラの電源スイッチが切断
され、撮像動作を終了しない場合にはステップS101
に戻る。
【0094】上記ステップ203において、オーパーラ
ップ量が所定の範囲よりも小さい場合には、ステップS
209に進み、オーバーラップ量の有無を判別する。
【0095】ステップS209において、オーバーラッ
プ量がある場合には、図16(B)の2次元映像信号の
合成図に示すように撮像素子112a,112bで得ら
れた2次元映像信号164,165を、信号合成手段1
14によって連続した1つの2次元映像信号166に合
成し(ステップS210)、ステップS205に進む。
【0096】ステップS209において、オーバーラッ
プ量がない場合には、図16(A)に示すように撮像素
子112a,112bで得られた2次元映像信号16
1,162を、信号合成手段114によってそれぞれ独
立した映像のまま1つの2次元映像信号163として合
成し(ステップS211)、ステップS205に進む。
【0097】また、ステップS206でレリーズボタン
119が操作者によってオンにされていない場合には、
ステップS201に戻る。
【0098】以上で、第4の実施の形態に係る複眼カメ
ラの撮像動作1回を終了する。
【0099】上述したように第4の実施の形態では、カ
メラヘッド113a,113bの回動方向を垂直軸まわ
りにすることによってパノラマ映像も撮像可能になると
いったメリットがある。
【0100】尚、第3の実施の形態、第4の実施の形
態、共に静止画像の撮像について述べられているが、動
画像についても本発明は有効である。また、第3の実施
の形態、第4の実施の形態、共に信号合成手段114に
よって合成された映像信号を記録しているが、合成前の
映像信号を記録するようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、複数の撮像手段によって撮像された被写
体の複数の映像信号を立体映像信号として視認できるよ
うに合成する立体映像信号合成手段と、立体映像信号合
成手段により合成された立体映像信号を表示する合成映
像信号表示手段とを備えるので、複数の撮像手段によっ
て撮像された被写体の複数の映像信号を立体映像信号に
合成でき、また、撮像中に常に立体映像信号が表示で
き、これにより撮像しながら映像の立体感の調整をする
ことができる。
【0102】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
複眼カメラにおいて、複数の撮像手段によって撮像され
た被写体の複数の映像信号を2次元映像信号として視認
できるように合成する2次元映像信号合成手段を備え、
合成映像信号表示手段が、さらに、2次元映像信号合成
手段により合成された2次元映像信号を表示できるの
で、現在の映像の主流である2次元映像信号と互換性を
有し、立体映像信号のみならず2次元映像信号の合成及
び表示をすることができる。
【0103】請求項3の発明によれば、請求項2記載の
複眼カメラにおいて、立体映像信号合成手段と2次元映
像信号合成手段とを択一的に選択する第1選択手段を備
えるので、複数の撮像手段によって撮像された被写体の
複数の映像信号を操作者の所望の立体映像信号又は2次
元映像信号に合成することができる。
【0104】請求項5の発明によれば、請求項1乃至4
のいずれか1項記載の複眼カメラにおいて、合成映像信
号表示手段がレンチキュラーレンズを備えるので、操作
者の所望の立体映像信号を表示することができる。
【0105】請求項6の発明によれば、請求項1乃至4
のいずれか1項記載の複眼カメラにおいて、合成映像信
号表示手段がパララックスバリヤを備えるので、操作者
の所望の立体映像信号を表示することができる。
【0106】請求項7の発明によれば、請求項2乃至4
のいずれか1項記載の複眼カメラにおいて、合成映像信
号表示手段での2次元映像信号の表示周期に同期して動
作するシャッター付き眼鏡を備えるので、操作者の所望
の立体映像信号を表示することができる。
【0107】請求項8の発明によれば、請求項2乃至7
いずれか1項記載の複眼カメラにおいて、複数の撮像手
段中の1つの撮像手段を選択する第2選択手段を備え、
第2選択手段によって選択された1つの撮像手段で被写
体を撮像するので、2次元映像を撮像することができ
る。
【0108】請求項9の発明によれば、請求項2乃至8
のいずれか1項記載の複眼カメラにおいて、複数の撮像
手段が合成映像信号表示手段に対してそれぞれ回動でき
るように保持され、複数の撮像手段の合成映像信号表示
手段に対するそれぞれの回動角を検知する回動角検知手
段を備えるので、回動角に応じて適切な立体映像又は2
次元映像で撮像することができる。
【0109】請求項10の発明によれば、請求項9記載
の複眼カメラにおいて、回動角検知手段により検知され
た回動角に基づいて2次元映像信号合成手段と立体映像
信号合成手段とを択一的に選択する第3選択手段を備え
るので、回動角に応じて適切な立体映像又は2次元映像
で撮像することができる。
【0110】請求項11の発明によれば、複数の撮像工
程によって撮像された被写体の複数の映像信号を立体映
像信号として視認できるように合成する立体映像信号合
成工程と、立体映像信号合成工程により合成された立体
映像信号を表示する合成映像信号表示工程とを含むの
で、複数の撮像工程によって撮像された被写体の複数の
映像信号を立体映像信号に合成でき、また、撮像中に常
に立体映像信号が表示でき、これにより撮像しながら映
像の立体感の調整をすることができる。
【0111】請求項12の発明によれば、請求項11記
載の画像処理方法において、複数の撮像工程によって撮
像された被写体の複数の映像信号を2次元映像信号とし
て視認できるように合成する2次元映像信号合成工程を
含み、合成映像信号表示工程が、さらに、2次元映像信
号合成工程により合成された2次元映像信号を表示する
工程を含むので、現在の映像の主流である2次元映像信
号と互換性を有し、立体映像信号のみならず2次元映像
信号の合成及び表示をすることができる。
【0112】請求項13の発明によれば、請求項12記
載の画像処理方法において、立体映像信号合成工程と2
次元映像信号合成工程とを択一的に選択する第1選択工
程を含むので、複数の撮像工程によって撮像された被写
体の複数の映像信号を操作者の所望の立体映像信号又は
2次元映像信号に合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る複眼
カメラの正面図であり、(B)は本発明の第1の実施の
形態に係る複眼カメラの背面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラの
斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラの
構成のブロック図である。
【図4】2次元映像信号の立体映像信号への変換の説明
図であり、(A)は右側映像信号を示し、(B)は左側
映像信号を示し、(C)は立体映像信号を示す。
【図5】制御信号の説明図である。
【図6】(A)は立体映像用アダプタとしてレンチキュ
ラーレンズ61を配置した説明図であり、(B)は立体
映像用アダプタとしてパララックスバリヤ62を配置し
た説明図である。
【図7】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る複眼
カメラの正面図であり、(B)は本発明の第2の実施の
形態に係る複眼カメラの背面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る複眼カメラの
斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る複眼カメラの
構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラ
の外観図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る複眼カメラ
の構成のブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る複眼カメラ
の外観図である。
【図13】表示手段116の構成を示した図である。
【図14】2次元映像信号の合成図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る複眼カメラ
の撮像動作を示すフローチャートである。
【図16】(A)は2次元映像信号の合成図であり、
(B)も2次元映像信号の合成図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る複眼カメラ
の外観図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る複眼カメラ
の撮像動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
31a,31b,111a,111b レンズ 32a,32b,112a,112b 撮像素子 33a,33b A/D変換器 34a,34b FIF0 35 タイミングジェネレータ 36 信号変換器 37 CPU 38 表示制御部 39 立体ディスプレイ 40 記録制御部 41 記録媒体 42 カメラ制御部 113a,113b カメラヘッド 114 信号合成手段 115a,115b 角度検知手段 116 表示手段116 117 記録手段 118 システムコントローラ 119 レリーズボタン 120 複眼カメラ本体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光を集光して被写体を撮像する複
    数の撮像手段と、前記複数の撮像手段により撮像された
    前記被写体の複数の映像信号を表示する表示手段とを備
    える複眼カメラにおいて、前記複数の撮像手段によって
    撮像された前記被写体の複数の映像信号を立体映像信号
    として視認できるように合成する立体映像信号合成手段
    と、前記立体映像信号合成手段により合成された立体映
    像信号を表示する合成映像信号表示手段とを備えること
    を特徴とする複眼カメラ。
  2. 【請求項2】 前記複数の撮像手段によって撮像された
    前記被写体の複数の映像信号を2次元映像信号として視
    認できるように合成する2次元映像信号合成手段を備
    え、前記合成映像信号表示手段が、さらに、前記2次元
    映像信号合成手段により合成された2次元映像信号を表
    示することを特徴とする請求項1記載の複眼カメラ。
  3. 【請求項3】 前記立体映像信号合成手段と前記2次元
    映像信号合成手段とを択一的に選択する第1選択手段を
    備えることを特徴とする請求項2記載の複眼カメラ。
  4. 【請求項4】 前記合成映像信号表示手段での前記立体
    映像信号の表示周期が前記2次元映像信号の表示周期に
    比べ2倍にすることを特徴とする請求項2又は3記載の
    複眼カメラ。
  5. 【請求項5】 前記合成映像信号表示手段がレンチキュ
    ラーレンズを備えることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項記載の複眼カメラ。
  6. 【請求項6】 前記合成映像信号表示手段がパララック
    スバリヤを備えることを特徴する請求項1乃至4のいず
    れか1項記載の複眼カメラ。
  7. 【請求項7】 前記合成映像信号表示手段での前記2次
    元映像信号の表示周期に同期して動作するシャッター付
    き眼鏡を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいず
    れか1項記載の複眼カメラ。
  8. 【請求項8】 前記複数の撮像手段中の1つの撮像手段
    を選択する第2選択手段を備え、前記第2選択手段によ
    って選択された前記1つの撮像手段で前記被写体を撮像
    することを特徴とする請求項2乃至7いずれか1項記載
    の複眼カメラ。
  9. 【請求項9】 前記複数の撮像手段が前記合成映像信号
    表示手段に対してそれぞれ回動できるように保持され、
    前記複数の撮像手段の前記合成映像信号表示手段に対す
    るそれぞれの回動角を検知する回動角検知手段を備える
    ことを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項記載の
    複眼カメラ。
  10. 【請求項10】 前記回動角検知手段により検知された
    回動角に基づいて前記2次元映像信号合成手段と前記立
    体映像信号合成手段とを択一的に選択する第3選択手段
    を備えることを特徴とする請求項9記載の複眼カメラ。
  11. 【請求項11】 被写体光を集光して被写体を撮像する
    複数の撮像工程と、前記複数の撮像工程により撮像され
    た前記被写体の複数の映像信号を表示する表示工程とを
    含む画像処理方法において、前記複数の撮像工程によっ
    て撮像された前記被写体の複数の映像信号を立体映像信
    号として視認できるように合成する立体映像信号合成工
    程と、前記立体映像信号合成工程により合成された立体
    映像信号を表示する合成映像信号表示工程とを含むこと
    を特徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の撮像工程によって撮像され
    た前記被写体の複数の映像信号を2次元映像信号として
    視認できるように合成する2次元映像信号合成工程を含
    み、前記合成映像信号表示工程が、さらに、前記2次元
    映像信号合成工程により合成された2次元映像信号を表
    示する工程を含むことを特徴とする請求項11記載の画
    像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記立体映像信号合成工程と前記2次
    元映像信号合成工程とを択一的に選択する第1選択工程
    を含むことを特徴とする請求項12記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記合成映像信号表示工程での前記立
    体映像信号の表示周期が前記2次元映像信号の表示周期
    に比べ2倍にすることを特徴とする請求項12又は13
    記載の画像処理方法。
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