JP4619412B2 - 立体画像記録再生システム - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、立体画像を記録および再生するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、3次元画像を表示する様々な方法が提案されてきた。その中でも一般的に用いられているのは両眼視差を利用する「2眼式」と呼ばれるものである。すなわち、両眼視差を持った左眼用の画像と右眼用の画像(以下、それぞれ「左眼用画像」、「右眼用画像」という)を用意し、それぞれ独立に左右の眼に投影することにより立体視を行うことができる。
【0003】
以下の説明では、3Dは3次元または立体を、2Dは2次元を意味する語としてそれぞれ用い、立体視用の画像データを3D画像データ、通常の2次元画像データを2D画像データとする。
【0004】
ここで、2眼式の代表的な方式のひとつとしてパララクスバリア方式が提案されている。図18は、パララクスバリア方式を説明するための概念図である。図18(a)は、視差が生じる原理を示す図である。一方、図18(b)は、パララクスバリア方式で表示される画面を示す図である。
図18(a)では、図18(b)に示すような左眼用画像と右眼用画像が水平方向1画素おきに交互にならんだ形に配置された画像を、画像表示パネル100に表示し、同一視点の画素の間隔よりも狭い間隔でスリットを持つパララクスバリア101を画像表示パネル100の前面に置くことにより、左眼用画像は左眼102だけで、右眼用画像は右眼103だけで観察することになり、立体視を行うことができる。
【0005】
また、左眼用画像と右眼用画像を撮影し、一枚の合成画像として合成する方法が後述する特許文献1において開示されている。
【0006】
図19は、このような合成画像の記録データ形式の一例を示す概念図である。
図19(a)に示す左眼用画像104と図19(b)に示す右眼用画像105を左右に並べ、図19(c)に示す1枚の合成画像106を作って記録する。再生時にはこの合成画像106を並べ替えることにより、図18(b)に示したような、それぞれの表示形式に適した画像に変換する。
【0007】
特許文献1では、画像の表示されているディスプレイ面に対し、観察者が90度の角度から観察しているが、特許文献2では、ディスプレイ面を水平に配置し、それを観察者が斜め方向から観察する方法について述べられている。
【0008】
また、特許文献2では、基準面に配置した物体に対して、斜め上の方向から左眼用画像と右眼用画像を撮影した後、撮影した画像それぞれに発生する奥行き方向のパースペクティブを補正する方法について述べられており、この方法について図20から図23を用いて簡単に説明する。
【0009】
図20は、このときの左眼用画像と右眼用画像の撮影の様子を示す図である。
図20において、水平面107上に、横幅H、縦幅Vの大きさの基準面108を水平に設置する。この基準面108の上に物体109を配置し、右眼用画像を撮影するためのカメラ110と左眼用画像を撮影するためのカメラ111をそれぞれ、基準面108の斜め上に、カメラ間隔を左右の眼の幅と同じようにして配置する。そして、カメラ110とカメラ111の視線方向を物体109に向けて画像を撮影する。このとき、カメラ110とカメラ111の視線が基準面108に対して、それぞれ同じ角度θ1となるようにする。
【0010】
図21は、このとき撮影した左眼用画像と右眼用画像を示す図である。
図21(a)は左眼用画像であり、図21(b)が右眼用画像であり、それぞれの画像には、基準面108と物体109が撮影されている。このとき、図21(a)の基準面108の四隅の点をそれぞれP1、P2、P3、P4とし、図21(b)の基準面108の四隅の点をそれぞれP5、P6、P7、P8とする。
【0011】
図22は、左眼用画像に対してパースペクティブを補正する様子を示した図である。
図21(a)から基準面108を図22(a)のように切り出し、切り出した基準面108のP1、P2、P3、P4の点をそれぞれ、図22(b)のように、左眼用画像113のP9、P10、P11、P12となるように、基準面108を変形して展開する。このとき、図22(b)の画像の縦横比がH:Vとなるように、つまり実際の基準面108と同じ縦横比になるようにする。
【0012】
図23は、右眼用画像に対してパースペクティブを補正する様子を示した図である。
図22の説明と同様にして、図21(b)から基準面108を図23(a)のように切り出し、切り出した基準面108のP5、P6、P7、P8の点をそれぞれ、図23(b)のように右眼用画像114のP13、P14、P15、P16に展開する。展開された基準面は、基準面の実寸の縦横比と同じ値となるようにする。
【0013】
これにより、斜めから撮影されたことにより画像内に発生したパースペクティブに対する補正がなされた左眼用画像113と右眼用画像114が作成される。
【0014】
図24は、パースペクティブ補正した左眼用画像と右眼用画像を用いて立体視を行う際の様子を示す図である。
【0015】
パースペクティブ補正した左眼用画像と右眼用画像を使い、例えばアナグリフ画像を作成する。アナグリフ画像とは、左眼用画像のRGB画像からR成分のみを、また、右眼用画像のRGB画像からGまたはB成分のみを抜き出し、それぞれを合成して作成した一枚の画像である。観察者は赤青メガネをかけ、この画像を観察することにより立体視ができる。
【0016】
ここで、作成したアナグリフ画像を撮影時の基準面108と同じ大きさにして印刷物115に印刷し、水平面107に配置する。観察者は、この印刷物115に対する右眼117および左眼118の位置および、その視線119と印刷物115のなす角度θ1が、撮影時のカメラと同じになるようにし、赤青メガネを使用して印刷物115をみることにより、印刷物115の上に物体116が浮き出るような立体画像を観察することができる。
【0017】
また、上記特許文献2の説明において、アナグリフを使って立体視する方法について述べたが、左右の眼の画像を作成する際の方法さえ同じであれば、レンチキュラスクリーンや、パララクスバリアや、偏光メガネや、シャッター式メガネを使う方法であっても、同様に立体視を行うことができる。さらにまた、作成した立体画像を印刷物として作成する例について述べているが、ブラウン管や、液晶などによる表示装置であっても同様に立体視を行うことができる。
【特許文献1】
特開2002−125246号公報
【特許文献2】
特許第3579683号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら、前記特許文献2では、観察時に観察者の眼の視線方向と、印刷物上の基準面とのなす観察角度が、撮影時に一意に決まる値であるため、観察者がこの値を知らずに観察し、その結果、異なる観察角度から観察してしまった場合、立体視の際にみえる物体の形が歪んでしまうという問題があった。
[0019]
また、基準面は必ずしも水平面に平行である必要がないため、例えばデジタルカメラで画像を撮影した際に画像に付加されるEXIF(Exchangeable Image File Format)情報に含まれるレンズの焦点距離や方位角、仰角といったカメラパラメータだけで、上記観察角度を求めることはできないという問題があった。
[0020]
また、上記観察角度は撮影時にしか取得できないため、撮影画像の観察角度が一度分からなくなってしまうと、どの角度で見ればいいかをユーザーが知るのが困難であるという問題があった。
[0021]
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、基準面に対して斜め方向から撮影を行い、撮影時の基準面とカメラの視線方向がなす角度を観察角度として撮影画像データのヘッダに記録し、かつ、撮影した画像データに対して、奥行き方向のパースペクティブをなくすための補正を行った画像データに変換することにより、斜め方向から立体視を行うための画像データを作成する。作成した画像データを再生する際に、ヘッダの観察角度を観察者に提示することにより、観察者が正確な方向から立体視を行うことが可能な立体画像記録再生システムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
【0022】
以上の課題を解決するために、本発明は、複数の視点に対応した複数の画像データより、立体画像データを生成し、記録、再生を行う立体画像記録再生システムであって、撮像手段より撮影する際の視線方向と、被撮影体を配置した基準面とが成す角度についての情報である撮影角度情報を、画像データ及び制御情報とともに出力する3D画像入力手段と、前記画像データに対してパースペクティブ補正を行う画像補正手段と、前記パースペクティブ補正された立体画像を立体視するための表示手段に対する観察角度を、前記撮影角度情報より算出する制御手段を備え、算出した前記観察角度を3D画像制御情報として前記制御情報とともに立体画像データ内に記録する3D画像記録手段と、前記立体画像データを再生するとともに、前記3D画像制御情報を解析して、前記観察角度情報を出力する3D画像再生手段と、を備えることを特徴とする。
[0023]
また、前記3D画像記録手段は、前記撮影角度の値を前記観察角度に代入して観察角度情報を生成することを特徴とする。
[0024]
また、前記3D画像記録手段は、前記基準面が傾いていた場合に、前記基準面と水平線とのなす角度をオフセット角度情報として3D画像制御情報内に記録することを特徴とする。
[0025]
また、前記3D画像再生手段は、前記3D画像制御情報内に含まれた前記観察角度情報を解析し、該観察角度情報を前記表示手段に出力することを特徴とする。
[0026]
また、前記3D画像再生手段は、前記3D画像制御情報内に含まれた前記オフセット角度情報を解析し、該オフセット角度情報を前記表示手段に出力することを特徴とする。
[0027]
[0028]
[発明の効果]
[0029]
本発明によれば、立体画像データの制御情報に観察角度を観察角度情報として記録し、再生手段で立体画像データの制御情報から該観察角度情報を読み取って、出力時にユーザーに該観察角度を提示することにより、観察者が正確な方向から立体視を行うことができるため、歪みのない立体視を行うことができる。
[0030]
また、本発明によれば、記録する3D画像データ内に観察角度情報を記録するため、データの管理や扱いが非常に簡易となる。
[0031]
また、本発明によれば、撮影時のカメラの傾きを計測し、計測したカメラの傾きから、カメラの基準線に対する位置を推定し、カメラの傾きとカメラの基準線に対する位置関係から撮影角度を求めるため、観察角度を容易に求めることができる。
【0032】
また、本発明によれば、3D画像記録手段により記録した3D画像データを用いて立体視を行う際、観察者がディスプレイの中心を見るときの適切な観察角度を、ディスプレイに数値として表示することにより、観察者は適切な観察角度を容易に知ることができ、その結果、観察者は正確な方向から立体視を行うことができるため、想定と異なる角度から観察した際に生じる立体像の歪みを生じることなく、立体視を行うことができる。
【0033】
また、本発明によれば、3D画像データの撮影または記録時に撮影角度にオフセット角度を加えることにより、撮影時の撮影角度から一意に決まる観察角度を任意に設定することができるため、撮影時の撮影角度が小さくても、オフセット角度を加えて観察角度を自由に設定することにより、ディスプレイによっては観察がしづらいまたは観察ができないような3D画像データの作成を防止することができる。
または、入力時もしくは記録時にオフセット角度を観察角度に加えて算出しない場合は、再生時に観察者にオフセット角度を提示することにより、観察者に適切な立体視のための角度を示すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施例の立体画像記録再生システムの構成を示すブロック図である。
【図2】3D画像データのデータ構成の一例を示す図である。
【図3】左眼用画像と右眼用画像の一例を示す図である。
【図4】3D画像データ内の画像データの一例を示す図である。
【図5】3D画像データ内の画像データの一例を示す図である。
【図6】画像縦横比を変更した画像データの一例について説明するための図である。
【図7】3D画像入力手段2の構成を示すブロック図である。
【図8】カメラ傾斜角と撮影角度の関係を示す図である。
【図9】3D画像記録手段3の構成を示すブロック図である。
【図10】3D画像記録手段3の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図11】3D画像再生手段4の構成を示すブロック図である。
【図12】3D画像再生手段4の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図13】復号画像データから表示用画像データを作成する方法について説明する図である。
【図14】撮影角度にオフセット角度を加えた際の、新たな基準線と撮影角度について説明するための図である。
【図15】撮影角度にオフセット角度を加えた際の、新たな基準線と撮影角度について説明するための図である。
【図16】オフセット角度情報を記録した場合の3D画像データのデータ構成の一例を示す図である。
【図17】ディスプレイ面を傾けた場合の観察の様子を示す図である。
【図18】パララクスバリア方式を説明するための概念図である。
【図19】合成画像の記録データ形式の一例を示す概念図である。
【図20】左眼用画像と右眼用画像の撮影の様子を示す図である。
【図21】撮影した左眼用画像と右眼用画像を示す図である。
【図22】左眼用画像に対して、パースペクティブを補正する様子を示した図である。
【図23】右眼用画像に対してパースペクティブを補正する様子を示した図である。
【図24】パースペクティブ補正した左眼用画像と右眼用画像を用いて立体視を行う際の様子を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 立体画像記録再生システム
2 3D画像入力手段
3 3D画像記録手段
4 3D画像再生手段
5 ヘッダ
6 画像データ
7 左眼用画像
8 右眼用画像
9 撮像手段
10、22、27 制御手段
11 撮影角度測定手段
12 カメラ
13 カメラの視線方向
14、15 基準線
16 画像切り取り手段
17 画像補正手段
18 画像合成手段
19 圧縮手段
20 ヘッダ情報作成手段
21 多重化手段
23 分離手段
24 復号手段
25 3D制御情報解析手段
26 表示画像作成手段
28 表示手段
29 新たな基準線
30 水平線と平行な線
31 観察者の視線方向
100 画像表示パネル
101 パララクスバリア
102、118 左眼
103、117 右眼
104、113 左眼用画像
105、114 右眼用画像
106 合成画像
107 水平面
108 基準面
109、116 物体
110、111 カメラ
115 印刷物
119 視線
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
【0037】
図1は、本発明の実施例の立体画像記録再生システムの構成を示すブロック図である。
立体画像記録再生システム1は、3D画像入力手段2と、3D画像記録手段3と、3D画像再生手段4とから構成されている。
【0038】
3D画像入力手段2は、複数の視点に対応した複数の画像データを外部から入力し、各視点の入力画像データを撮影した際の角度を示す撮影角度情報、各視点の入力画像データの水平画像サイズ及び垂直画像サイズ、3D画像データ内に含まれる視点数の数を表す水平視点数情報及び垂直視点数情報を画像データの制御情報として生成する。
3D画像記録手段3は、前記3D画像入力手段2より入力された画像データを3D画像データとして記録する。
3D画像再生手段4は、3D画像記録手段3で記録された3D画像データを再生する。
【0039】
ここで、3D画像データとは立体視用の画像データであり、画像データと3D制御情報から構成されたデータとする。前記各手段に関する説明は後述することとし、まず、3D画像データと3D制御情報について説明を行う。
【0040】
図2は、3D画像データのデータ構成の一例を示す図である。
3D画像データは、ヘッダ5と画像データ6から構成されており、ヘッダ5内には、画像データ6の画像サイズ情報や3D制御情報が含まれている。ヘッダ5の例としては、EXIF(Exchangeable Image File Format)ヘッダや、AVI(Audio Video Interleaved)、ASF(Advanced Streaming Format)、WMV(Windows Media Video)、MP4などのファイルフォーマットのヘッダなどがあげられる。また、画像データの例としては、未圧縮の画像データや、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Experts Group)といった圧縮方式で圧縮された圧縮画像データがあげられる。
【0041】
また、3D制御情報とは、3D画像データ内の画像データの構成に関する情報や、3D画像を表示する際に表示を制御するための情報を示し、水平方向及び、垂直方向の視点数、観察角度情報を含んだ構成になっている。
【0042】
ここで、水平方向及び、垂直方向の視点数とは、3D画像データ内に含まれる視点の異なる画像データの数の情報を示す。
【0043】
また、観察者がこの3D画像データを立体視する際、3D画像を表示する表示面に対して、所定の角度から観察すれば歪みのない3D画像を観察することができる。このときの所定の角度の情報を観察角度情報とする。
【0044】
図3は、左眼用画像と右眼用画像の一例について、また、図4、図5は、3D画像データ内の画像データ6の一例について説明するための図である。
【0045】
例えば図3の(a)は左眼用画像を、(b)は右眼用画像を示し、それぞれの水平画像サイズh、垂直画像サイズvとも同じである。この左眼用画像と右眼用画像を、図4のように視点の順どおりに左から水平に並べて、一枚の画像データとする。このときの画像データの視点数は、水平方向が2、垂直方向が1となる。この3D画像データの画像サイズは、水平が2×h、垂直がvとなる。
【0046】
また、例えば図5は、水平方向の視点の数が4、垂直方向の視点の数が2のときの例であり、8つの視点の画像を、図4の説明と同様に、番号1から8のように視点順に左上から右下にラスタスキャンで並べていき、一枚の画像データとしたものである。
【0047】
また、このときの画像データは、画像縦横比を変更することができる。画像縦横比とは、画像データの垂直方向の拡大縮小率を水平方向の拡大縮小率で割った値を表記した情報を示す。
【0048】
図6は、画像縦横比を変更した画像データの一例について説明するための図である。
図4や図5の画像データは、作成時に画像縦横比を変更しなかったので画像縦横比は1となるが、図6の画像データの場合、例えば、図4の画像データの縦の縮尺は変更せず、横の縮尺を2分の1にした画像データであり、その画像サイズは水平がh、垂直がv、画像縦横比が2となる。このとき、画像縦横比情報として前記の値“2”を、3D制御情報に記録してもよい。
【0049】
以下では、説明の簡略化のため画像縦横比は1に固定して説明を行う。
【0050】
次に、3D画像入力手段2と、3D画像入力手段2を構成する各手段の動作について、図面を用いて説明を行なう。
【0051】
図7は3D画像入力手段2の構成を示すブロック図である。
3D画像入力手段2は、撮像手段9と制御手段10、撮影角度測定手段11から構成されている。
【0052】
撮像手段9は、例えば少なくともひとつ以上のCCDカメラのような撮像素子から構成されており、外部の映像を取り込み、入力画像として出力する手段である。
【0053】
制御手段10は、撮像手段9の制御を行い、例えば、撮像手段9の左右の角度や位置を制御する手段であり、図示しないCPU等で実現される。
【0054】
撮影角度測定手段11は、液体センサなどによる一般のデジタル角度計や、一般のジャイロセンサを用いた手段であり、本発明とは関係がないため、詳細な説明は省く。
【0055】
この撮影角度測定手段11により撮像手段9の撮像方向の水平面に対する傾斜角を計測し、計測した値から撮影角度を求め、出力することができる。
【0056】
ここで、図面を用いて撮影角度について説明する。
図8は、カメラ傾斜角と撮影角度の関係を示す図である。
【0057】
まず、撮影角度を、カメラの視線方向と基準線とがなす角αn(nは1から4までの整数)とし、その値の範囲は0から90度までの値と定義する。ここで、基準線は水平線に平行な線とする。カメラを傾ける角度βn(nは1から4までの整数とし、以下、該角度を「カメラ傾斜角」という)を、デジタル角度計や、ジャイロセンサを用いて測定した場合、得られるカメラ傾斜角βnの値は0から360度未満の値までとなる。このときの測定された値から撮影角度を算出する方法について述べる。
【0058】
以下では、カメラを基準線に平行かつ、撮影した画像の上下がひっくり返っていない状態のカメラ傾斜角βnを0度とし、カメラと基準線を横から見て、カメラの中心を軸に時計回りにカメラを回転させるに従い、カメラ傾斜角が増加することとし、360度で一回転して、0度の状態になるものとする。
【0059】
図8(a)に、カメラ傾斜角β1が0度以上、かつ、90度以下の場合の撮影角度α1との関係を示す。この場合、カメラ12の視線方向13と基準線14のなす角である撮影角度α1は、カメラ傾斜角β1と一致する。ここで、図8中のカメラ12の黒い部分は、カメラ12の上部とする。
【0060】
図8(b)に、カメラ傾斜角β2が90度より大きく、かつ、180度以下の場合の撮影角度α2を示す。この場合、カメラ12の視線方向13と基準線14のなす角である撮影角度α2は、(180−β2)となる。
【0061】
以下、図8(c)や図8(d)のようなカメラ傾斜角β3、β4が180度より大きく、かつ、360度未満の場合は、図8(a)や図8(b)で説明した基準線14よりも上で撮影を行うので、基準線14が撮影画像に含まれない。よって、基準線14に平行で、かつ、カメラより上にある基準線15を新たな基準線とする。
【0062】
図8(c)に、カメラ傾斜角β3が180度より大きく、かつ、270度以下の場合の撮影角度α3を示す。基準線15とカメラ12の視線方向13とがなす角を撮影角度α3とする。このときのα3の値は、(β3−180)となる。
【0063】
図8(d)に、カメラ傾斜角β4が270度より大きく、かつ、360度(これは0度と同じ)より小さい場合の撮影角度α4を示す。図8(c)で説明した場合と同様、基準線15と、カメラ12の視線方向13とがなす角を撮影角度α4とする。このときのα4の値は、(360―β4)となる。
【0064】
このようにして、撮影角度測定手段11は、撮影時のカメラの傾きを計測し、計測したカメラの傾きから、カメラの基準線に対する位置を推定し、カメラの傾きとカメラの基準線に対する位置関係から、撮影角度を求めることにより、撮影に使ったカメラの視線方向と、撮影画像内の、基準線および基準線を含む基準面のなす角度を出力することができる。
【0065】
また、上記で求めた撮影角度は、歪みのない立体視を行うのに必要な観察角度を求める際に使用する情報であり、この観察角度の求め方については後述する。
【0066】
以下では、説明を簡単にするため、撮像手段9を2つのCCDカメラとし、左眼用画像データと右眼用画像データをそれぞれ出力するものとし、また、各視点の画像データの画像サイズは同じものとする。
【0067】
図7において、撮像手段9は、2つのCCDカメラが撮像した画像データを入力画像データとして出力する。
【0068】
このとき、図20で説明したように撮影対象物の下に水平線に対して平行になるよう、四角形の基準面を紙などで設置し、撮像した画像を見ながらその基準面に撮影対象物が納まるようにして撮影を行う。また、基準面の代わりに、基準面の4隅に当たる位置に特定のマークを設置し、それらのマークを頂点とする四角形をあらたな基準面として、撮影対象物がその基準面内に納まるように撮影を行ってもよい。さらにこのとき、この基準面とマークの両方を設置して、撮像する画像内に両方を含むようにして撮影を行ってもよい。
【0069】
また、上記のマークや、基準面を構成する外側の枠を、所定の画像として、あらかじめ決めていた入力画像のある所定の位置に上書きし、それを新たな入力画像として出力してもよいし、それらマークの位置や基準面の枠の大きさと、基準面内の特定の点(例えば、中心や、枠を構成する4隅の点のいずれかなど)の位置をユーザーが外部から自由に入力できるようにしてもよい。
【0070】
また、マークや基準面の上書きを行わず、マークの位置や基準面の枠の大きさと位置の情報のみを、画像データとともに出力してもよい。これらの情報は、後段の3D画像記録手段において、画像内の基準面の大きさと位置を判定するのに使うことができる。
【0071】
また、撮影対象である基準面の実寸サイズの縦横比が、撮影する画像データの縦横比と同じになるように、基準面もしくはマークの位置を設定してもよいし、基準面の実寸サイズの縦横比が特定の値となるように、基準面もしくはマークの位置を設定してもよい。
【0072】
またこのとき、上記の基準面の中心を通る、横方向の線上に、撮影した画像の中心が位置するようにして撮影を行う。
【0073】
入力画像データを出力すると同時に、制御手段10は、そのときの入力画像の水平画像サイズ、垂直画像サイズ、及び、水平方向の視点数を2、垂直方向の視点数を1としてそれぞれ出力する。
【0074】
これと同時に撮影角度測定手段11は、このときの撮影角度を撮影角度情報として出力する。
【0075】
また、上記では、撮影角度測定手段11により自動的に撮影角度を測定し、出力するようにしたが、この撮影角度測定手段11の代わりに、撮影角度入力手段を設置して、撮影角度を撮影者が外部から数値入力してもよい。
【0076】
また、ここで、3D画像入力手段2は、撮像手段9の代わりに、ビデオ信号などを入力とする画像信号入力装置、TV信号を受信して表示する画像表示装置、ビデオやDVDなどを再生する画像再生装置、スキャナなどの画像読み取り装置、画像データファイル読み取り装置など、画像データを出力する装置であればよく、これらに限定されない。この場合、前述したように撮影角度情報はユーザーが外部から入力するものとする。
【0077】
以上のようにして、3D画像入力手段2は、3Dの撮影画像データとして、複数の視点に対応した複数の画像データ、及び、撮影角度情報、水平画像サイズ、垂直画像サイズ、水平方向の視点数、垂直方向の視点数をそれぞれ出力することができる。
【0078】
上記では、水平方向の視点数が2、垂直方向の視点数が1の場合について説明を行ったが、垂直方向の視点数が3以上ある場合でも、撮影角度情報は、同様にして算出できる。また、垂直方向の視点数が2以上ある場合は、同じ垂直方向にある画像データの組それぞれに1つずつに対して撮影角度情報を、同様にして算出すればよく、この場合、撮影角度情報として垂直方向の視点数分を算出し、出力する。
【0079】
次に、3D画像記録手段3と、3D画像記録手段3を構成する各手段の動作について、図面を用いて説明を行う。
【0080】
図9は3D画像記録手段3の構成を示すブロック図である。
【0081】
3D画像記録手段3は、入力画像データから画像の一部を切り取り、この切り取った画像データである切り取り画像データを出力する画像切り取り手段16と、切り取り画像データに対して奥行き方向のパースペクティブを補正し、補正画像データを出力する画像補正手段17と、補正画像データを合成し、合成画像データを出力する画像合成手段18と、合成画像データを圧縮符号化データに圧縮符号化する圧縮手段19と、入力された水平画像サイズ、垂直画像サイズ、水平視点数情報、垂直視点数情報、撮影角度情報からヘッダ情報を作成し、出力するヘッダ情報作成手段20と、圧縮符号化データとヘッダ情報を多重化し、3D画像データを作成する多重化手段21と、制御手段22から構成されている。
【0082】
ここで、制御手段22は図示しないCPU等で実現され、3D画像記録手段3内の各手段を制御する手段である。例えば、制御手段22は、入力された情報を用いて、制御手段22に接続された各手段をそれぞれ制御して、3D画像の画像符号化データと3D制御情報を含むヘッダを作成する。
【0083】
次に、3D画像記録手段3の動作について、フローチャート図を用いて説明する。
【0084】
図10は、3D画像記録手段3の動作を説明するためのフローチャート図である。
以下では説明の簡略化のため、水平視点数情報は2、垂直視点数情報は1、入力画像データは左右の眼用の2枚の画像データとして説明を行う。
【0085】
ステップS1において、3D画像記録手段3は、3D画像の記録処理を開始し、ステップS2へ進む。
【0086】
判定ステップS2において、3D画像記録手段3に入力画像データ及び制御情報が入力されたか否かを制御手段22が判定し、入力されていなければ判定ステップS2へ戻り、そうでなければ、3D画像記録手段3に入力画像データ、制御情報としての各視点の入力画像データの水平画像サイズ、垂直画像サイズ、水平視点数情報、垂直視点数情報および、撮影角度情報が入力され、ステップS3へ進む。このとき、3D画像記録手段3内部では、入力画像データが画像切り取り手段16に、水平画像サイズ、垂直画像サイズ、水平視点数情報、垂直視点数情報、撮影角度情報が制御手段22にそれぞれ入力される。
【0087】
以下で説明するステップS3からS6の処理により、入力された画像データから、画像符号化データを作成する。また、これらのステップで述べる画像切り取り手段16および画像補正手段17で行われる画像の切り取りの方法や補正の方法は、特許文献2で示される方法と同じであり、本発明とは関係がないため、それらの詳細な説明は省略する。
【0088】
ステップS3において、画像切り取り手段16に、左右の視点の入力画像データがそれぞれ入力される。画像切り取り手段16は、各視点の入力画像データごとに処理を行う手段である。画像切り取り手段16は、これらの入力画像データから、画像マッチングなどにより、特定の基準面を求める。基準面の代わりにマークを撮影した場合は、マークを同じくマッチングなどで求め、4つのマークを含むような四角形の内部を基準面とする。
【0089】
このようにして基準面を求めた後は、図22(a)や、図23(a)のように、基準面を切り出した画像を切り出し画像として、左右の視点ごとにそれぞれ出力し、ステップS4へ進む。このとき、画像内にマークや基準面がない場合は、特定の領域を基準面として切り出すようにしてもよいし、ユーザーが外部から基準面を直接入力するようにしてもよいし、また、異なる基準面を複数用意しておき、ユーザーが外部からどの基準面を使用するかを選択するようにしてもよい。また、3D画像入力手段2の説明で述べたマークの位置もしくは、基準面の枠の大きさや位置などが入力された場合は、それらの情報から基準面を求めてもよい。
【0090】
ステップS4において、画像補正手段17に、左右の視点の画像データが入力される。画像補正手段17は、各視点の入力画像データごとに処理を行う手段である。画像補正手段17は、図22(a)または図23(a)にある切り出し画像に対して、図22(b)または図23(b)と同じく、展開された基準面が、基準面の実寸の縦横比(以下、「基準面縦横比」という)と同じ値となるように展開変形を行う。このようにして、CCDカメラを基準面に対して斜め方向に向けて撮影したことにより発生した奥行き方向の歪み(パースペクティブ)が補正される。このときの基準面縦横比の値は、入力画像データの縦横比でもよいし、あらかじめ設定していてもよく、また、ユーザーが外部より入力するようにしてもよい。
【0091】
またここで、基準面縦横比の値を、あらかじめ立体画像記録システムに設定されている特定の値として扱ってもよい。この場合は、撮影対象である基準面の実寸サイズの縦横比が、この基準面縦横比の値と同じになるように、基準面もしくはマークの位置を撮影時に調節しておく。
【0092】
このようにして、画像補正手段17は補正された左右の視点用の補正画像データをそれぞれ出力し、ステップS5へ進む。
【0093】
ステップS5において、画像合成手段18は、入力画像データから3D画像データを合成する処理を行う。ここで、画像合成手段18は、水平視点数情報、垂直視点数情報から、各視点の画像データである入力画像データを、図4、図5、図6で説明したものと同様にして配置し、画像データを作成する手段である。ここでは、水平視点数情報は2、垂直視点数情報は1であり、入力画像データは左右の眼用の2枚の補正画像データである。
【0094】
まず、補正画像データが、画像合成手段18に入力される。それと同時に、制御手段22は、水平視点数情報、垂直視点数情報を画像合成手段18に伝送し、画像合成手段18が3D画像データを合成するように制御する。合成と同時に、画像縦横比情報を作成する。ここでは、図5で説明したように、画像縦横比が1となるように合成し、画像縦横比情報を1とする。
【0095】
画像合成手段18は、作成した3D画像データを圧縮手段19に、3D画像データの水平画像サイズと垂直画像サイズ、画像縦横比情報をそれぞれ制御手段22にそれぞれ出力し、ステップS6へ進む。
【0096】
ステップS6において、圧縮手段19は、入力画像データをJPEGやMPEGなどの符号化手法による符号化を行い、符号化データを出力する処理を行う。圧縮手段19は汎用の圧縮手段で構成されており、本発明に関係がないため、その構成は省略する。
【0097】
まず、3D画像データが圧縮手段19に入力される。圧縮手段19は、入力画像データを符号化し、符号化データを出力し、ステップS7へ進む。
【0098】
上記では圧縮手段19で圧縮するとしているが、この圧縮手段19を省き、未圧縮のデータを作成するようにしてもかまわない。
【0099】
ステップS7において、制御手段22は、ヘッダを作成するのに必要な情報として、符号化した画像全体の水平画像サイズ、垂直画像サイズ、水平の視点数情報、垂直の視点数情報、撮影角度情報、画像縦横比情報などを含む情報をヘッダ情報作成手段20に伝送する。ヘッダ情報作成手段20は、制御手段22から入力された情報を用いて、図2で説明したように、3D制御情報を含むヘッダ5を作成し、出力する。
【0100】
このとき、3D制御情報を構成する観察角度には、撮影角度を代入して、3D制御情報を作成する。このようにして、撮影角度から観察角度情報を求め、3D制御情報として記録することにより、観察者は3D画像データごとに観察角度を容易に管理することができる。
【0101】
ステップS8において、多重化手段21は、入力された符号化データとヘッダを多重化する処理を行う。多重化手段21は、圧縮手段19から入力された符号化データとヘッダ情報作成手段20から入力されたヘッダを多重化して多重化データを作成し、3D画像データとして出力して、ステップS9へ進む。
【0102】
ステップS9において、多重化手段21で作成した3D画像データの記録を行う。
【0103】
ここで、立体画像記録再生システム1は、内部に図示しないデータ記録再生手段を備えている。このデータ記録再生手段は、3D画像記録手段3内の多重化手段21が出力した3D画像データを、データとして記録することのできる、例えばカードなどのリムーバムルメディアやハードディスクや光ディスク、磁気テープなどといった記録媒体に記録したり、記録媒体からデータを読み出したりできる手段である。記録再生手段自体は一般のものであり、その構成は本発明とは関係がないので説明を略する。
【0104】
また、上記では、立体画像記録再生システム1の内部にデータ記録再生手段を含むと説明したが、このデータ記録再生手段は外部に設置してもよい。例えばデータ記録再生手段が、データを外部とやりとりのできるような機器、つまり、一般のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)向けの外付けハードディスク、光ディスク記録再生装置、カードリーダーであってもよいし、PC自体であってもよい。さらにまた、デジタルビデオカメラやデジタルビデオなどでもよい。また、伝送経路をインターネットと考え、データ記録再生手段をインターネットに接続しているサーバーとしてもよい。また、データ記録再生手段に記録されたデータは、3D画像再生手段4により自由に読み出すことができる。
【0105】
ステップS9において、3D画像データは、上記のデータ記録再生手段によって記録され、判定ステップS10へ進む。
判定ステップS10において、3D画像記録手段3の記録処理を終了するか否かを判定し、記録処理を終了すると判定された場合は、ステップS11に進み、3D画像記録手段3の記録処理を終了し、そうでなければ、ステップS2へ戻り、3D画像の記録処理を継続する。
【0106】
またここで、判定ステップS10が記録を終了すると判定する要因は通常の記録装置と同じく、例えばユーザーの中断操作や記録媒体の容量不足、バッテリー切れといった電力供給の途絶えや、断線などの故障といったアクシデントなどがあげられる。
【0107】
このようにして、3D画像記録手段3は、3D画像データを記録することができる。
【0108】
次に、3D画像再生手段4と、3D画像再生手段4を構成する各手段の動作について、図面を用いて説明を行う。
【0109】
図11は3D画像再生手段4の構成を示すブロック図である。
【0110】
3D画像再生手段4は、3D画像データをヘッダと画像の符号化データとに分離し、出力する分離手段23と、入力された符号化データから画像データを復号し、表示画像作成手段26に出力する復号手段24、3D制御情報を解析し、制御手段27に出力する3D制御情報解析手段25、復号された画像データから表示用の画像を作成し、出力する表示画像作成手段26、表示画像作成手段26及び表示手段28をそれぞれ制御する制御手段27、並びに、入力された3D画像データを表示する表示手段28から構成されている。
【0111】
ここで、表示手段28は例えば、図18で示したようなパララクスバリアを用いて立体表示を行う手段とする。
【0112】
次に、3D画像再生手段4の動作についてフローチャート図を用いて説明する。
【0113】
図12は、3D画像再生手段4の動作を説明するためのフローチャート図である。
【0114】
ステップS12において、3D画像再生手段4は再生処理を開始する。このとき、3D画像再生手段4は、3D画像記録手段3で説明したデータ記録再生手段にアクセスし、3D画像データの読み出しを開始し、判定ステップS13に進む。
【0115】
判定ステップS13において、3D画像再生手段4に3D画像データが入力されているか否かを判定し、入力されている場合はステップS14に進み、そうでない場合は、ステップS13に戻る。
【0116】
ステップS14において、分離手段23に3D画像データが入力される。分離手段23は、入力された3D画像データから、符号化データと、ヘッダに分離して、符号化データを復号手段24に、ヘッダを3D制御情報解析手段25にそれぞれ出力し、ステップS15に進む。
【0117】
ステップS15において、復号手段24に符号化データが入力され、復号手段24は入力された符号化データを復号し、復号画像データを表示画像作成手段26に出力し、ステップS16に進む。
【0118】
このとき、復号手段24は、入力された符号化データ、例えばJPEGやMPEGなどを復号し、復号画像データを出力する手段である。復号手段24は汎用の復号手段で構成されており、本発明に関係がないため、その構成は省略する。
【0119】
ステップS16において、3D制御情報解析手段25にヘッダが入力される。3D制御情報解析手段25は、ヘッダに含まれる3D制御情報を解析し、水平方向の視点数、垂直方向の視点数、画像縦横比情報、および、観察角度情報を含む3D制御情報を制御手段27に出力し、ステップS17に進む。
【0120】
ステップS17において、表示画像作成手段26に、復号画像データが入力される。これと同時に制御手段27から、水平方向の視点数、垂直方向の視点数、および画像縦横比情報が入力される。表示画像作成手段26はこれらの視点数の情報を用いて復号画像データに対して変換を行い、表示用画像データを作成する。このときの水平方向の視点数は2、垂直方向の視点数は1、画像縦横比情報は1であるとする。
【0121】
図13は、復号画像データから表示用画像データを作成する方法について説明する図である。図13(a)は、水平方向の視点数は2、垂直方向の視点数は1、画像縦横比情報は1であるような復号画像データである。復号画像データの左半分は左眼用画像データ、右半分は右眼用画像データであり、これらの各視点の画像が、視点の順に水平に並ぶようにして構成されている。
【0122】
表示画像作成手段26は、水平方向の視点数と垂直方向の視点数から、この構造を解釈し、各視点の画像データのそれぞれにおいて、縦の長い短冊状に分割し、各視点で分割した短冊のうち左端のものから、図13(b)のように、左、右というように視点の順に並べ替えて、表示用画像データを作成し、表示手段28に出力し、ステップS18に進む。
【0123】
ステップS18において、表示手段28に、表示画像作成手段26から表示用画像データが、制御手段27から観察角度情報が、それぞれ入力される。表示手段28は、ディスプレイと、パララクスバリアから構成されており、図18(a)で説明したように、表示用画像データを立体表示し、判定ステップS19に進む。
【0124】
このとき、表示手段28は、入力された観察角度情報を、表示手段28のディスプレイに、数値として表示してもよい。これにより、観察者は、表示手段28のディスプレイの中心を見る際の適切な観察角度を簡易に知ることができ、その結果、正確な方向から立体視を行うことができるため、想定と異なる角度から観察した際に生じる歪みを生じることなく、立体視を行うことができる。
【0125】
また、上記では、観察角度情報をディスプレイ面に数値として表示することについて説明したが、例えば、表示手段28の前面に水平なスリットやレンチキュラシートなどを用意して、適切な観察角度から観察者が観察したときのみ観察できるような特定の画像パターンを表示するようにしてもよい。これにより、観察者は、適切な観察位置を、より簡易に知ることができる。
【0126】
さらにまた、複数の指向性のあるバックライト、もしくはその角度を切り替えることのできるバックライトを用意し、これらのバックライトを切り替えるためのバックライト切り替え手段を、3D画像再生手段4に設置し、制御手段27により、このバックライト切り替え手段を制御して、観察角度情報が示す方向にのみ光を照射するようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザーは、適切な観察位置をより簡易に知ることができる。
【0127】
判定ステップS19において、3D画像再生手段4の再生処理を終了するか否かを判定し、再生処理を終了すると判定された場合は、ステップS20に進み、3D画像再生手段4の再生処理を終了し、そうでなければ、ステップS13へ戻り、3D画像の再生処理を継続する。またここで、判定ステップS20が再生を終了すると判定する要因は通常の再生装置と同じく、例えばユーザーの中断操作や、バッテリー切れといった電力供給の途絶え、断線などの故障や、壊れたデータが入力されていたなどといったアクシデントなどがあげられる。ステップS20において、3D画像再生手段4は再生処理を終了する。
【0128】
このようにして、3D画像再生手段4は3D画像データを再生し、立体表示することができる。
【0129】
また、上記の3D画像再生手段4に、ディスプレイとそれを支える台、および、ディスプレイ面の角度を変更するための可動手段を追加してもよい。また、このときの可動手段をモータなどで構成し、ディスプレイ面の角度を観察角度情報に応じて制御手段27が自動的に変更できるようにしてもよい。
【0130】
例えば、観察角度情報が0度のときには、ディスプレイ面が垂直になるように、また、観察角度情報が90度のときには、ディスプレイ面が水平になるように、さらにまた、観察角度情報がA(0≦A≦90)度のときには、ディスプレイ面が垂直な状態から、ディスプレイ面の上部を(90−A)度傾けるように、それぞれ制御を行ってもよい。このようにして、観察角度情報に応じて、ディスプレイ面の角度を自動的に変えてやることにより、ユーザーは、操作の必要なく適切な観察角度から観察することができ、非常に簡易性の高い立体表示が可能となる。
【0131】
さらにまた、上記で、ディスプレイ面が垂直となる状態から(90−A)度傾けるようにするとしたが、観察角度情報が90度でない場合はすべて、ディスプレイ面を水平にし、観察角度情報を表示するようにしてもよい。さらにこのとき、前述した可動手段に、回転だけではなく、上下に変動させる仕組みを備えるようにして、水平にした場合は自動的にディスプレイ面を下げるようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザーは、適切な観察角度や位置から観察することができる。
【0132】
このようにして、本発明の立体画像記録再生システムによれば、上記の観察角度情報を画像データのヘッダ領域に記録、伝送、再生するため、データの管理や扱いが非常に簡易となる。
【0133】
また、上記では、撮影角度の定義の際に基準線を水平線に平行な線としたが、そうでなくても構わない。例えば、3D画像入力手段2内部の撮影角度測定手段11が出力する撮影角度情報に、ユーザーが外部からオフセット角度ηを加えても構わない。
【0134】
オフセット角度ηの絶対値は、水平線とオフセット角度を加えて変更した新たな基準線のなす角度を示し、ηの値が負の値の場合は、カメラから見て、新たな基準線の手前の部分がカメラに近くなり、逆にηの値が正の値の場合は、遠くなる。またここで、新たな基準線とカメラの視線方向がなす角が、0から90度の間の値になるようにするため、ηの値には制限を設ける。
【0135】
図14および図15は、撮影角度にオフセット角度を加えた際の、新たな基準線と撮影角度について説明するための図である。図14(a)は、ηが負の値のときの撮影角度の変化を、図14(b)はηが正の値のときの撮影角度の変化をそれぞれ示す図である。
【0136】
カメラ12の視線方向13と、水平線がなす角度を初期撮影角度α1とした場合、オフセット角度ηを加えた新たな撮影角度α'1は、α1+ηとなる。このとき、撮影角度α'1が0から90度の値に収まるようにするため、ηの値を、
−α1≦η≦(90−α1)
となるように制限してもよい。
【0137】
ここで撮影角度についての説明を簡単に示すために、図14より、水平線14を除き、カメラ12及びカメラの視線方向13、新たな基準線29、並びに、撮影角度α'1のみを図15に記す。
【0138】
図15(a)は図14(a)に、図15(b)は図14(b)に、それぞれ対応している。これらの図15(a)および図15(b)は、図8(a)で説明したものと比べて、撮影角度α1がα'1になっただけであり、同様のものである。したがって、3D画像記録手段3と、3D画像再生手段4における動作は前述したものと変わらないため、その説明は省略する。
【0139】
また、上記では、3D画像入力手段2においてオフセット角度ηの入力を行う場合について説明したが、3D画像記録手段3において、ユーザーが外部から入力できるようにしてもかまわない。このとき、撮影角度情報は、3D画像入力手段2の場合と同様に、3D画像記録手段3の制御手段22で更新され、更新された撮影角度情報を元に観察角度を求め、3D画像データを記録する。
【0140】
このようにして、3D画像データの撮影または記録時に撮影角度にオフセット角度を加えることにより、ユーザーは、撮影時の撮影角度から一意に決まる観察角度を自由に設定することができ、また、撮影の際の自由度もあがる。
【0141】
例えば、外部環境といった要因により非常に小さい撮影角度でしか撮影できない場合に、オフセット角度を加えなければ、表示の際の観察角度も小さくなる。観察角度が極端に小さくなると、ユーザーは非常に観察しづらく、視野角の小さいディスプレイでは、像を表示することすらできなくなるが、上記のようにオフセット角度を加えて観察角度を自由に設定することにより、ディスプレイによっては観察がしづらいまたは観察ができないような3D画像データの作成を防ぐことができる。
【0142】
また、このときのオフセット角度ηを、3D画像記録手段3において、オフセット角度情報として3D画像データ内に記録し、3D画像再生手段4は、再生時に、該オフセット角度情報を用いて3D画像データを再生し、立体表示するようにしてもよい。
【0143】
図16は、このときのオフセット角度情報を記録した場合の3D画像データの構造を示す図である。図16のように、オフセット角度情報は、視点数や観察角度情報などと同じように、ヘッダ5にある3D制御情報に記録してもよい。
【0144】
上記のように3D画像データ内にオフセット角度ηを記録した場合、3D画像再生手段4がこの3D画像データを再生する際の動作は、前述したものと若干異なる。以下では、3D制御情報内にオフセット角度情報が記録された3D画像データを再生する場合における3D画像再生手段4の動作について述べる。
【0145】
この場合の3D画像再生手段4に関して、内部の構成は図11と変わらず、また、各手段の動作も3D制御情報解析手段25と制御手段27、表示手段28以外は図11で説明した場合と同じ動作をするため、分離手段23、復号手段24、表示画面作成手段26の説明は省略し、3D制御情報解析手段25、制御手段27、および表示手段28の動作のみについて説明する。
【0146】
3D制御情報解析手段25は図11で説明した動作に加え、3D制御情報からオフセット角度情報も解析し、制御手段27に出力する。
【0147】
また、制御手段27は、同じく図11で説明した動作に加え、再生する立体像における水平面が、現実の水平面に平行となるようにするために、オフセット角度分だけディスプレイ面を傾ける旨を通知するメッセージを表示手段28上に表示してもよいし、前述したように、ディスプレイ面を傾ける可動手段を3D画像再生手段4に設け、自動的にオフセット角度分だけディスプレイ面を傾けるようにしてもよい。
【0148】
図17は、このときのディスプレイ面を傾けた場合の観察の様子を示す図である。例えば、3D画像再生手段4において再生される3D画像データは、図20のように基準面108の上に立方体109が設置されているものを撮影し、オフセット角度ηを加えて作成した3D画像データとする。図17において、観察者は、ディスプレイ面を現実の水平線と平行な線30からオフセット角度η分傾け、観察者の視線方向31とディスプレイ面のなす角度が角度α‘1となるような位置から観察を行う。
【0149】
3D画像記録手段3でオフセット角度を加えて作成された3D画像データを、3D画像再生手段4で再生し、ディスプレイ面を水平にして立体表示する際、表示される立体像における水平面は、現実の水平面よりもオフセット角度分傾いて表示される。しかし、上記のように、この傾きを打ち消すような方向に、ディスプレイ面をオフセット角度分だけ傾けて観察することにより、観察者は、基準面108が水平線と平行な線30に平行となり、基準面108の立方体109は、現実の配置と同じように観察することができる。このとき、オフセット角度分だけ、ディスプレイ自体を傾けるよう通知する、もしくは、自動的に傾けるようにして、立体像における水平面が現実の水平面になるようにしてもよい。
【0150】
このようにして、3D画像データ内のオフセット角度情報を参照して、3D画像再生手段4のディスプレイ面を傾けて表示することにより、立体像は、撮影時の現実と同じような配置で表示される。つまり、3D画像再生手段4に表示される立体像における基準面が、現実の水平線と平行になるため、観察者は、非常にリアリティのある像を観察することができる。
【0151】
また、以上の説明では、説明の簡単化のため、2つの視差を有する画像を用いて3D画像データを作成する場合について述べたが、3つ以上の視差を有する画像であっても、観察角度情報の求め方は変わらないため、簡単に適用できる。
【0152】
また、前述したように、垂直方向の視点数が増える場合、カメラの撮影角度が異なるため、垂直方向の視点数分、それぞれ観察角度情報を求め、記録するようにしてもよい。例えば図5の視点1から4まででひとつの観察角度情報を記録し、視点5の8までで別の観察角度情報を記録するようにしてもよい。
【0153】
なお、本発明の立体画像記録再生システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0154】
以上のように、本発明によれば、基準面に対して斜め方向から撮影を行い、撮影時の基準面とカメラの視線方向がなす角度を観察角度として撮影画像データのヘッダに記録し、かつ、撮影した画像データに対して、奥行き方向のパースペクティブをなくすための補正を行った画像データに変換することにより、斜め方向から立体視を行うための画像データを作成する。作成した画像データを再生する際に、ヘッダの観察角度を観察者に提示することにより、観察者が正確な方向から立体視を行うことが可能になる。

Claims (5)

  1. 複数の視点に対応した複数の画像データより、立体画像データを生成し、記録、再生を行う立体画像記録再生システムであって、
    撮像手段より撮影する際の視線方向と、被撮影体を配置した基準面とが成す角度についての情報である撮影角度情報を、画像データ及び制御情報とともに出力する3D画像入力手段と、
    前記画像データに対してパースペクティブ補正を行う画像補正手段と、前記パースペクティブ補正された立体画像を立体視するための表示手段に対する観察角度を、前記撮影角度情報より算出する制御手段を備え、算出した前記観察角度を3D画像制御情報として前記制御情報とともに立体画像データ内に記録する3D画像記録手段と、
    前記立体画像データを再生するとともに、前記3D画像制御情報を解析して、前記観察角度情報を出力する3D画像再生手段と、を備えることを特徴とする立体画像記録再生システム。
  2. 前記3D画像記録手段は、前記撮影角度の値を前記観察角度に代入して観察角度情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の立体画像記録再生システム。
  3. 前記3D画像記録手段は、前記基準面が傾いていた場合に、前記基準面と水平線とのなす角度をオフセット角度情報として3D画像制御情報内に記録することを特徴とする請求項1又は請求項に記載の立体画像記録再生システム。
  4. 前記3D画像再生手段は、前記3D画像制御情報内に含まれた前記観察角度情報を解析し、該観察角度情報を前記表示手段に出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の立体画像記録再生システム。
  5. 前記3D画像再生手段は、前記3D画像制御情報内に含まれた前記オフセット角度情報を解析し、該オフセット角度情報を前記表示手段に出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の立体画像記録再生システム。
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