JP3672387B2 - 包装体の開封機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエットティッシュなどが収納された包装体に係り、開封動作が容易で、且つ製造コストの低減を可能にした包装体の開封機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7(A)(B)は、シート状繊維素材に薬剤などを含浸させたウエットティッシュを収納する従来の包装体を示す斜視図であり、(A)は蓋材が閉じられている状態を示し、(B)は蓋材が開けられている状態を示している。
包装体1を構成している包材は、例えば表面側から順にPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、アルミニウム箔、シーラント層が積層されたラミネート材料であり、図7に示す包装体1の底面側で縦シールされているとともに、前後両端部分が横シールされて横シール部1b、1bが形成され、ほぼ立方体形状の軟質な密封体が構成され、この密封体内部にウエットティッシュ3が重ねられて収納されている。
【0003】
包装体1の上面には、長円形状の開口部1aが形成されるように、包材にミシン目などが形成され、その上に粘着層を有する蓋材2が粘着されるものとなっている。この蓋材2は、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどのフィルムと印刷基材としてPETフィルムまたはPPフィルムとのラミネート材などにより形成され、その包装体に面する部分には粘着層が形成されている。この蓋材2が剥がされると、前記ミシン目で囲まれた部分の包材が蓋材2側に粘着して一緒に引かれ、前記ミシン目の部分で包材が切断されて前記開口部1aが形成される。
そして、一度開封して開口部1aからウエットティッシュ3を取り出した後は、開口部1aが再び蓋材2で覆われ、蓋材2の粘着層が開口部1aの周辺において包装体に粘着し、開口部1aが閉じられる。このように未使用時に蓋材2で開口部1aを封止することにより、包装体1内のウエットティッシュ3の乾燥を防止できるようになっている。
【0004】
図7に示すものよりも以前の包装体1では、前記蓋材2が包装体1の上面から完全に剥がし取られる構造であったため、開口部1aからウエットティッシュ3を取り出した後、再度蓋材2を開口部1aの位置に合わせて貼り付けることが必要であった。しかし、完全に剥がした蓋材2を開口部1aに再度位置合せして貼り付けるのは手間がかかるのみならず、本来開口部1aの周囲に貼り付けるべき粘着層が、開口部1aから露出しているウエットティッシュ3に貼り付いてしまうなどの問題があった。
【0005】
そこで、図7に示している包装体1では、蓋材2の切り欠き2c、2cよりも基部側の部分が固定端2aとなり、前記切り欠き2cと2cに挟まれた部分がヒンジ部として機能するようになっている。そして、蓋材2の裏面全域に粘着層が形成されて、包装体1の表面に粘着固定されている。この包装体1では、蓋材2の先端の摘まみ部2bを手で摘んで蓋材2を引き剥がし、切り欠き2c、2cで挟まれたヒンジ部の部分まで剥がすと、図7(B)に示すように、蓋材2は固定端2aが包装体1の表面に固定された状態で、開口部1aが開放されるようになる。
開口部1aからウエットティッシュ3を取り出した後は、蓋材2をそのまま包装体1の上面に倒し、蓋材2を開口部1aの周囲に粘着させて、蓋材2により開口部1aを封止できるようにしている。したがって、蓋材2を再度貼着するときには、蓋材2が元の位置へ戻された状態で包装体1の表面に貼着されるため、蓋材2と開口部1aとを位置合せする必要がなくなり、常に蓋材2が包装体1の決められた位置に貼着されるものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この包装体1では、図7(A)の状態から蓋材2の摘まみ部2bを掴んで包装体1から離れる方向へ引き剥したときに、その剥がれが切り欠き2c、2cをの部分で必ず止まるとは限らず、勢い良く蓋材2を引っ張ったときなどに、固定端2aが包装体1の表面から剥がれてしまうことがる。また、剥がれを固定端2aで止まらせるためには、切り欠き2c、2cの切り込み寸法を長くして、切り欠き2c、2cで挟まれた部分のヒンジ機能を向上させる必要がある。しかし、切り欠き2c、2cの切り込み寸法を長くすると、蓋材2のヒンジ部での強度が低くなり、引き剥しを繰り返しているうちに、前記切り欠き2c、2cの部分に亀裂が入ることもある。
また、蓋材は、前述のようにポリエチレンやポリプロピレンなどのフィルムとPETフィルムとのラミネート材により形成されており、このようなシート材を包装体を構成する包材とは別に製造しなくてはならず、蓋材のコストが高いという問題があった。
【0007】
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、開閉動作が容易で、蓋材の固定端での強度を高くでき、また製造コストを従来よりも低減することができる包装体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の開封機構は、内容物を取り出すための開口部と、前記開口部を覆う蓋材とを有する包装体において、
前記包装体は、縦方向に延びる縦シール部と縦方向に間隔を空けた一対の横シール部とでシールされて内容物を収納した状態で封止され、
前記縦シール部の両端が前記横シール部の途中に位置して縦シール部が包装体の表面に現れているとともに、包装体の前記表面には、縦シール部と隣り合う位置に前記開口部が形成可能とされており、
前記縦シール部は、包材の内面どうしが接合されて前記開口部と逆側に向けて倒されており、縦シール部で接合されている包材のうちの、倒された縦シール部の下側位置する包材のみが縦シール部が倒れている方向と逆の側へ向けて折り返され、この包材で前記開口部を覆う位置に延びる蓋材が一体に形成されており、
前記蓋材の縦方向の寸法が、前記縦シール部の長さ寸法よりも短く、前記蓋材の前記開口部を覆う封止部分が、前記開口部の周囲で包装体の表面に粘着層を介して粘着されていることを特徴とするものである。
【0010】
また、包装体の開口部の周縁部は、包材の他の部分よりも厚く形成されていることが好ましい。
【0011】
また、包材の蓋材が折り返されるヒンジ部に、包材から切り離すための切れ込みが入れられる構造とすることが可能である。
【0012】
本発明の包装体は、積層フィルムなどの包材をヒートシールなどして貼り合わせ、所定の形状に成形することにより、製造されるものである。この包装体内には、薬液などが含浸されたウエットティッシュなどが収納されており、前記包装体にはウエットティッシュなどの内容物を取り出すための開口部と、この開口部を覆う蓋材が設けられている。
【0013】
この蓋材の包装体の開口部を覆う封止部分には粘着層が形成されて、この粘着層が開口部の周囲において包装体に接着されることにより、開口部が覆われるものとなっている。前記粘着層は包装体の表面から剥離され蓋材が包装体に対して再度押圧されたときに粘着力を維持できる繰返しの剥離/粘着が可能なものであり、例えば可塑剤を含んだポリ塩化ビニル組成物や、エチレン−酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルモノマーがグラフト重合されたグラフト共重合体などのグラフトマーを主体としたものである。
【0014】
また、包装体を形成する包材には、後に開口部となる部分がミシン目など(パーフォレーション)により切り離し自在とされており、切り離し自在とされている部分およびその周囲に蓋材が粘着層により粘着されている。商品として使用されるときに最初に蓋材が引き剥がされると、前記ミシン目などで囲まれている部分が蓋材に粘着されたまま引き剥がされるため、包装体が前記ミシン目などの部分で切断されて図1(B)に示すように、包装体5に開口部5aが形成され、ミシン目などで切り離された切断片5cは蓋材5Aに貼着されたままとなる。よって、再度蓋材が包装体の表面に倒されると、切断片5cが開口部5aを覆い、蓋材の粘着層は開口部の周囲部分に粘着される。または、包装体5に最初から開口部5aが開口しており、蓋材5Aには前記開口部5aに対面する部分を除いたその周囲にのみ粘着層が形成され、蓋材5Aで開口部が封止されているときに、粘着層が内容物に接しないようにしてもよい。いずれにせよ、蓋材に設けられた粘着層が開口部から内容物に接しないようになっている。
【0015】
前記蓋材は、包材と一体に形成されている。したがって、従来のように蓋材と包材とを別に製造する必要がなく、包装体の製造コストを低減できる。また、別体で製造される蓋材を、包装体の開口部の形成部に位置合わせして貼着する必要はなく、包装体の製造工程を簡略化でき、製造時間も短縮することができる。
【0016】
また、蓋材を包装体から引き剥して開口部を開放するときに、蓋材が包装体から完全に剥されることはなく、また蓋材の基端部の強度も高くできる。
【0017】
さらに、図2(B)に示すように、蓋材を包装体の包材の貼り合わせ部から包装体の表面に沿って開口部とは逆向きになる方向へ延びるよう形成し、この蓋材を貼り合わせ部から180度折り返し、蓋材を包装体の表面に粘着させることにより、蓋材により開口部が封止される。よって、蓋材を包装体の表面から剥がすと、図2(B)に示すように、蓋材が縦シール部の倒れ方向へ倒れやすく、開口部の方向へ戻りにくくなり、一度開封した蓋材を手で押さえていなくても、開口部方向へ倒れることがなくなり、ウエットティッシュなどを連続して取り出しやすくなる。
【0018】
また、図5に示すように包装体の開口部の周縁部において、包材の裏面(包装体の内側に向く面)にPETなどの補強シート6をヒートシールして包材に接着して、開口部周辺を他の部分より厚く形成すると、開口部周辺部において包装体の剛性が増して開口部周辺部において包装体の撓みや皺が生じにくくなり、蓋材5Aにより開口部5aを覆うときに蓋材5Aと開口部周辺部がより隙間なく粘着するようになり、蓋材5Aにより外部の空気をより効果的に遮断して開口部5aを覆うことができる。
【0019】
また、図6に示すように、蓋材5Aのヒンジ部(a)に部分的に切れ込み7を入れておくと、この切れ込み7をきっかけにして蓋材5Aを包装体5から完全に剥すことができ、容器内などに入れて使用できる。このように、切れ込み7を入れておくことにより、包装体5をそのままの状態、あるいは容器内に入れて使用する場合のどちらにも使用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の包装体およびその開封機構の基本構造を参考例として示す斜視図であり、(A)は蓋材が開口部を覆っている状態、(B)は蓋材が開口部を開放する方向に倒された状態を示すものである。また、図3は図1(B)のIII−III線の断面図である。
包装体5を構成する包材Fは、図3に示すように、表面からポリエチレンテレフタレート(PET)層f1、アルミニウム箔f2、延伸ポリプロピレン(CPP)などのいわゆるシーラントと呼ばれるヒートシール層f3が、ドライラミネートなどにより順に積層接着された積層フィルム(積層シート)から構成されている。または、PETにアルミニウムまたはシリカまたはアルミナ層が蒸着されたPETにヒートシール層がラミネートされているものでもよい。
【0022】
2軸延伸ポリプロピレンは、熱が加えられると溶融し、この溶融部分どうしが結合するヒートシール性を有するものである。包材Fは、ヒートシール層f3が内側になるように構成されているため、図1(A)(B)の包装体の表面の貼り合わせ部となる縦シール部5dおよび包装体の前後に位置する横シール部5b、5bにおいて、包材Fのヒートシール層f3どうしが合わせられ、押圧され且つ加熱されることにより、それぞれのシール部において包材Fが熱溶着される。なお、ヒートシール強度を向上させるために、CPPとポリエチレン(PE)の2層を貼り合わせたものやPET半体をヒートシール層f3として使用してもよい。
【0023】
アルミニウム箔f2は水や酸素を透過せず、気密性に優れているので、包装体の中に化粧料または薬剤が含浸されたウエットティッシュ3などが入れられたときに、これらの乾燥を防ぐことができる。アルミニウム箔f2の表面には商品のマークや取扱い説明の文字などが印刷されており、PET層f1はこの印刷を保護するためにアルミニウム箔表面にラミネートされ積層されている。
【0024】
図1(B)に示されているように、包装体5の表面にはウエットティッシュ3などの内容物を取り出すための開口部5aが形成されている。図3に示すように、包装体5を形成する前記包材Fには、開口部5aとなる部分が切り取られるように、ミシン目または一定ピッチの切込みなどのパーフォレーションPが形成されており、このパーフォレーションPで囲まれた所定面積Aの部分が切断片5cとなっている。
【0025】
図1(A)(B)に示すように、前記縦シール部5dは▲2▼方向へ倒されており、この縦シール部5dから包材Fの一部分が開口部5a側へ延びて、蓋材5Aが形成されている。図1(A)(B)に示されているものでは、縦シール部5dにおいて上側に重ねられている包材Fの端部が延出して蓋材5Aが形成されているが、下側に重ねられている包材Fから蓋材5Aが延出して形成されているものでもよい。または、上側および下側の両方から包材Fが延出して、対向する面で貼り合わされて蓋材5Aが形成されているものであってもよく、この場合、蓋材5Aの強度が増し、開口部5aの開閉のための繰り返しの引き剥し動作に耐えるものとなる。
【0026】
蓋材5Aの基部すなわち前記縦シール部5dとの境界部がヒンジ部(a)となっており、さらに蓋材5Aの先端部分は、縁部が小円弧形状の摘まみ部5Dとなっている。
蓋材5Aの包装体に対向する面では、前記ヒンジ部(a)および摘まみ部5Dを除くハッチング部分に粘着剤が塗布されて粘着層5Cが形成されている。製造直後の包装体5では図1(A)に示すように、蓋材5Aが開口部5a側へ倒されて粘着層5Cにより包装体5の表面に粘着されている。
【0027】
包装体5の製造工程では、PET層f1、アルミニウム箔f2、ヒートシール層f3がラミネートされた積層体の縦方向の一方の端部に一定の間隔をあけて蓋材5Aとなる突出部が形成されるよう、前記積層体が所定の形状に切断されて包材Fが形成される。そして、この蓋材5Aの突出方向と平行な位置にて包材Fに予めパーフォレーションPが切り込まれる。
その後に、内容物となる折り重ねられたウエットティッシュ3が包材Fで包まれ、包材Fの縦方向の端部どうしがヒートシール層f3が互いに向かいあうよう合わされて、蓋材5Aの延出部分よりも内側において熱シールによりヒートシール層f3どうしが溶着されて、縦シール部5dが形成される。
【0028】
また前記のいずれかの工程において、蓋材5Aの包装体5と対向する片面全面に粘着層5Cが形成される。縦シール部5dが形成された後に、この縦シール部5dが▲2▼方向へ倒されて蓋材5Aが包材Fの前記パーフォレーションPで囲まれた部分に粘着され、さらに横シール部5b、5bにてヒートシール層f3どうしが熱溶着され、図1(A)に示す包装体1が完成する。
このようにして形成された包装体5では、蓋材5Aは包材Fと一体に形成されているため、蓋材5Aを包材Fと別に製造するものに比べ製造コストを低くすることができる。また、蓋材5Aの引き剥し動作のときに蓋材5Aが包装体5から剥されることはなく、蓋材5Aは常に包装体5に固定されるものとなる。
【0029】
最初にこの包装体5を使用するときに、摘まみ部5Dを摘まんで蓋材5Aを▲1▼方向へ引くと、蓋材5の裏面の粘着層5Cが包装体5の表面から剥がされるが、このとき面積Aの部分の切断片5cが粘着層5Cに粘着されたまま剥がされ、パーフォレーションPの部分で包材Fが切断される。よって、図1(B)に示すように、切断片5cが蓋材5A側に貼り付き、且つ包装体5には開口部5aが形成される。したがって、ウエットティッシュ3の取出しが終了し蓋材5Aを図1(A)に示す向きに倒し開口部5aを閉鎖するとき、切断片5cの位置が開口部5aの位置に一致し、開口部5aから現れているウエットティッシュに粘着層5Cが接することはない。
【0030】
また、包装体5に最初から開口部5aが開口しており、蓋材5Aの前記開口部5aに対面する部分を除いたその周囲にのみ粘着層を部分的に形成し、蓋材5Aで開口部が封止されているときに、粘着層が内容物に接しないようにしてもよい。このとき、粘着層が形成されていない部分の面積を開口部5aの面積よりも大きくできるので、粘着層がウエットティッシュに付きにくくなる。
また、蓋材5Aは縦シール部の先部(a)において折り返されて開口部5aを開放するものであり、(a)がヒンジ部となるものであるが、このヒンジ部(a)を他の部分よりも薄肉で且つ軟質に形成すると、蓋材5Aを持ち上げやすくなる。
【0031】
図2(A)(B)は、本発明の実施形態の包装体およびその開封機構を示す斜視図であり、(A)は蓋材が閉じられている状態を示し、(B)は蓋材が開けられて包装体の開口部が開放されている状態を示している。また図4は図2(B)のIV−IV線の断面図である。
包装体5は、前述したようにPET層f1、アルミニウム箔f2、ヒートシール層f3がラミネートされた包材Fにより形成されている。この包装体5は、包材Fにより内容物であるウエットティッシュ3が包まれ、縦シール部5dにて包材Fのヒートシール層f3どうしが熱溶着されるとともに、前後の横シール部5b、5bにてヒートシール層f3どうしが熱溶着されて、包装体5が構成されている。
【0032】
ただし、図4に示すように、前記縦シール部5dでの貼り合わせ部は▲1▼方向へ倒されており、この貼り合わせ部から包材Fの一部分が▲1▼方向へ延びて蓋材5Aが一体に形成されている。そして蓋材5Aは、前記縦シール部5dの先部が、ヒンジ部(a)となって、180度折り返し可能となっている。また蓋材5Aの先端は摘まみ部5Dとなっている。
また蓋材5Aの前記ヒンジ部(a)および摘まみ部5Dを除くハッチング部分は粘着剤が塗布されて粘着層5Cとなっている。製造直後の包装体5では図2(A)に示すように、蓋材5Aがヒンジ部(a)にて180度折り返されて粘着層5Cにより包装体5の表面に粘着されている。
【0033】
最初に使用するときに、摘まみ部5Dを摘まんで蓋材5Aを引き剥がすと、切断片5cが蓋材5A側に粘着されて引かれ、前述したパーフォレーションにより包材Fが切断されて開口部5aが開口する。図2(B)の開放状態では、蓋材5Aが▲1▼方向へ倒れようとし、開口部5aの方向へ戻らないため、蓋材5Aにより開口部5aが閉じられることがなく、また手で開放状態の蓋材5Aを押さえておく必要もない。
開口部5aからウエットティッシュ3を取り出した後に、蓋材5Aを180度折り返して、開口部5aの外周に粘着させて封止する。このとき、蓋材5Aを180度折り返しやすくするために、ヒンジ部(a)の部分を蓋材5Aよりも薄肉で且つ軟質に構成しておいてもよい。
【0034】
また、開口部5aの周辺部において包材Fを厚く形成すると、開口部周辺部において包装体に皺や撓みが生じにくくなり、蓋材5Aを閉じたときの包装体5の気密性をさらに高くすることができる。図5に示されている参考例では、開口部5a周辺部において包材Fのヒートシール層f3にPETなどの補強シート6が接着されている。
このように構成することにより、開口部周辺部において包装体の剛性が増して撓みや皺ができにくくなり、蓋材5Aが包装体5と開口部5aの周辺部においてより隙間なく接着することができるので、蓋材5Aを閉じたときの包装体5の気密性をさらに高くすることができ、ウエットティッシュ3の乾燥をより効果的に防ぐことができる。
【0035】
また、図6の他の参考例に示すように蓋材5Aのヒンジ部(a)に切れ込み7を入れると、包装体5を容器内などに入れて使用するときに、この切れ込みをきっかけにして蓋材5Aを完全に包装体から切り離すことができる。したがって、同一の包装体を容器内に入れて使用することも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明の包装体の封止機構では、蓋材が包装体と一体に形成されているため、蓋材を包装体と別に製造するものに比べて、包装体の製造コストを抑えることができる。また、蓋材を包装体から引き剥して開口部を開放するとき、蓋材が包装体から完全に引き剥されることはないので、蓋材の基端部の強度を高くできる。
【0037】
また、前記蓋材を開口部と逆の方向へ延出するように形成すると、蓋材が開口部の逆側に倒れるようになって開口部の方向へ戻りにくくなる。よって、蓋材を開放した後に手を離しても、蓋材が開口部を塞ぐ方向へ勝手に倒れることがなく、ウエットティッシュなどの内容物を片手で連続して取り出すことができる。
【0038】
また開口部周辺にPETフィルムなどを接着して、開口部周辺部において包装体を部分的に厚くすると、開口部周辺において包装体に皺や撓みが生じにくくなり、蓋材を包装体により確実に接着することができる。
【0039】
さらに、蓋材のヒンジ部の近くに切れ込みを入れると、この切れ込みをきっかけにして蓋材を完全に剥すことができるので、包装体を容器に入れて使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の封止機構の参考例を示す斜視図で、(A)は蓋材により開口部が覆われている状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放されている状態を示す、
【図2】本発明の包装体の封止機構の実施形態を示す斜視図であり、(A)は蓋材により開口部が覆われている状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放されている状態を示す、
【図3】図1(B)のIII−III線の断面図、
【図4】図2(B)のIV−IV線の断面図、
【図5】本発明の包装体の参考例を示す斜視図、
【図6】本発明の包装体の他の参考例を示す斜視図、
【図7】従来の包装体の斜視図であり、(A)は蓋材により開口部が覆われている状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放されている状態を示す、
Claims (2)
- 内容物を取り出すための開口部と、前記開口部を覆う蓋材とを有する包装体において、
前記包装体は、縦方向に延びる縦シール部と縦方向に間隔を空けた一対の横シール部とでシールされて内容物を収納した状態で封止され、
前記縦シール部の両端が前記横シール部の途中に位置して縦シール部が包装体の表面に現れているとともに、包装体の前記表面には、縦シール部と隣り合う位置に前記開口部が形成可能とされており、
前記縦シール部は、包材の内面どうしが接合されて前記開口部と逆側に向けて倒されており、縦シール部で接合されている包材のうちの、倒された縦シール部の下側に位置する包材のみが縦シール部が倒れている方向と逆の側へ向けて折り返され、この包材で前記開口部を覆う位置に延びる蓋材が一体に形成されており、
前記蓋材の縦方向の寸法が、前記縦シール部の長さ寸法よりも短く、前記蓋材の前記開口部を覆う封止部分が、前記開口部の周囲で包装体の表面に粘着層を介して粘着されていることを特徴とする包装体の開封機構。 - 前記蓋材の基部に、包材から切り離すための切れ込みが形成されている請求項1に記載の包装体の開封機構。
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