JP3642879B2 - 包装体の開封機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、ウエットティッシュなどが収納された包装体に係り、特に内容物を取り出すための開口部を覆う蓋材を繰返して開閉できるようにした開封機構に関する。
【従来の技術】
【0003】
図3(A)(B)は、シート状繊維素材に薬剤などを含浸させたウエットティッシュを収納する従来の包装体を示す斜視図であり、(A)は蓋材が閉じられている状態を示し、(B)は蓋材が開けられている状態を示している。
【0004】
包装体1を構成している包材は、例えば表面側からPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、アルミニウム箔、シーラント層が積層されたラミネート材料であり、図3に示す包装体1の底面側で縦シールされているとともに、前後両端部分に横シール部1b、1bが形成され、ほぼ立方体形状の軟質な密封体が構成され、内部には複数枚のウエットティッシュ3が重ねられて収納されている。
【0005】
包装体1の上面には、長円形状の開口部1aが形成されるように、包材にミシン目などが形成され、その上に粘着層を有する蓋材2が粘着されるものとなっている。この蓋材2が剥がされると、前記ミシン目で囲まれた部分の包材が蓋材2側に粘着して一緒に引かれ、前記ミシン目の部分で包材が切断されて前記開口部1aが形成される。
【0006】
この包装体1では、内容物であるウエットティッシュが乾燥しないように、一度開封して開口部1aからウエットティッシュを取り出した後に、開口部1aを封止する必要がある。従来は、前記蓋材2が包装体1の上面から完全に剥がし取られる構造であったため、開口部1aからウエットティッシュ3を取り出した後、再度、蓋材2を開口部1aの位置に合わせて貼り付けることが必要であった。しかし、完全に剥がした蓋材2を開口部1aに再度位置合せして貼り付けるのは手間がかかるのみならず、本来開口部1aの周囲に貼り付けるべき粘着層が、開口部1aから露出しているウエットティッシュ3に貼り付いてしまうなどの問題があった。
【0007】
そこで、図3に示している包装体1では、蓋材2の切欠き2c、2cよりも基部側の部分が固定端2aとなり、前記切欠き2cと2cに挟まれた部分がヒンジ部として機能するようになっている。そして、蓋材2の裏面全域に粘着層が形成されて、包装体1の表面に粘着固定されている。この包装体1では、蓋材2の先端の摘まみ部2bを手で保持して蓋材2を引き剥がし、切欠き2c、2cで挟まれたヒンジ部の部分まで剥がすと、図3(B)に示すように、蓋材2は固定端2aが包装体1の表面に固定された状態で、開口部1aが開放されるようになる。
【0008】
開口部1aからウエットティッシュ3を取り出した後は、蓋材2をそのまま包装体1の上面に倒し、蓋材2を開口部1aの周囲に粘着させて、蓋材2により開口部1aを封止できるようにしている。したがって、蓋材2を再度貼着するときには、蓋材2が元の位置へ戻された状態で包装体1の表面に貼着されるため、蓋材2と開口部1aとを位置合せする必要がなくなり、常に蓋材2が包装体1の決められた位置に貼着されるものとなる。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、この包装体1では、図3(A)の状態から蓋材2の摘まみ部2bを掴んで包装体1から離れる方向へ引き剥がしたときに、その剥がれが切欠き2c、2cの部分で必ず止まるとは限らず、蓋材2を引き剥がすときに固定端2aが包装体1の表面から剥がれてしまうことがあった。また、蓋材2の剥がれが固定端2aの部分に及ばないようにするためには、切欠き2cと2cの切り込み寸法を長くして、切欠2cと2cで挟まれた部分のヒンジ機能を向上させる必要がある。しかし、切欠き2c、2cの切り込み寸法を長くすると、蓋材2の強度が低下し、引き剥がしを繰返しているうちに、前記切欠き2c、2cの部分に亀裂が入ることもある。
【0010】
さらに、図3(B)に示すように、蓋材2を開口部1aの部分から剥がした後に、蓋材2から手を離すと、蓋材2がそのまま開口部1aを覆う方向へ倒れやすい欠点がある。すなわち、蓋材2はある程度の剛性を有しており、特にPETフィルムを主体として形成されているものでは、その剛性が高いため、図3(B)の開放状態から手を離すと、蓋材2が開口部1aを覆う方向へ倒れやすい。
【0011】
手を離した直後に、蓋材2が開口部1aを覆う方向へ倒れてしまうと、蓋材2の下面の粘着層により包装体1の表面に粘着されてしまうため、継続してウエットティッシュ3を取出したいときには、再び蓋材2を包装体1から引き剥がす操作が必要になる。したがって、例えば乳児のお尻を拭いているときに、蓋材2から手を離すと蓋材2が倒れてしまうため、さらに拭きたいときには、手を乳児から離して、両手を使って包装体1から蓋材2を引き剥がさなくてはならなくなる。あるいは常に片手で蓋材2が開口部1aの方向へ戻らないように押さえていなくてはならず、非常に不便である。
【0012】
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、蓋材を包装体から引き剥がすときに、剥がれが固定端の部分で確実に止まることができる包装体の開封機構を提供することを目的としている。
【0013】
さらに本発明は、包装体に形成された開口部を覆う蓋材が開口部が開放する方向に引かれた後、蓋材から手を離しても、蓋材が開口部を覆う方向に戻らず、開口部を開放状態に維持できるようにした包装体の開封機構を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、内容物を取り出すための開口部が形成される包装体と、この包装体の前記開口部を覆う蓋材とを有する包装体の開封機構において、
前記蓋材は、前記開口部以外の領域で包装体の表面に固着される固定端と、前記固定端から折り返され前記開口部を覆う封止部と、前記固定端と前記封止部との折返し部であ るヒンジ部とを有し、前記固定端と封止部およびヒンジ部とが一体に形成されているとともに、前記封止部に剛性を高める層が積層されてこの層は前記固定端と封止部に積層されておらず、
前記固定端が包装体の表面に固定され、剛性を高める前記層が積層された封止部の内面が、前記開口部の周囲包装体の表面に粘着層を介して粘着されていることを特徴とするものである。
【0015】
本発明では、積層フィルムなどにより形成された包装体の内部に、薬液または化粧料が含浸されたウエットティッシュなどが収納され、包装体には前記ウエットティッシュなどを取出すための開口部が形成されているとともに、この開口部を閉鎖する蓋材が設けられている。
【0016】
前記蓋材は、包装体の表面に粘着層を介して固着される。蓋材は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのフィルムとPETフィルムとのラミネート材などにより形成され、その包装体に面する部分には粘着層が形成され、この粘着層により包装体の表面に粘着されるものとなっている。前記粘着層は包装体の表面から剥離され蓋材が包装体に対して再度押圧されたときに粘着力を維持できる繰返しの剥離/粘着が可能なものであり、例えば可塑剤を含んだポリ塩化ビニル組成物や、エチレン−酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルモノマーがグラフト重合されたグラフト共重合体などのグラフトマーを主体としたものである。
【0017】
また、包装体を形成する包材には、後に開口部となる部分がミシン目など(パーフォレーション)により切り離し自在とされており、切り離し自在とされている部分およびその周囲に蓋材が粘着層により粘着されている。商品として使用されるときに最初に蓋材が引き剥がされると、前記ミシン目などで囲まれている部分が蓋材に粘着されたまま引き剥がされるため、前記ミシン目などの部分で切断されて図1(B)に示すように、包装体1に開口部1aが形成され、ミシン目などで切り離された切断片1cは蓋材2に貼着されたままとなる。よって、再度蓋材が包装体の表面に倒されると、切断片1cが開口部1aを覆い、蓋材の粘着層は開口部の周囲部分に粘着される。または、包装体1に最初から開口部1aが開口しており、蓋材2には前記開口部1aに対面する部分を除いたその周囲にのみ粘着層が形成され、蓋材2で開口部が封止されているときに、粘着層が内容物に接しないようにしてもよい。いずれにせよ、蓋材に設けられた粘着層が開口部から内容物に接しないようになっている。
【0018】
本発明では、蓋材の封止部が前記粘着層により包装体の表面に粘着固定されるとともに、その固定端が180度折り返され、折り返された部分が包装体1の表面に固着されている。この固定端と包装体との固着は、前記と同様に粘着層によるものであってもよく、あるいはさらに固着力の強い接着剤による接着固定であってもよい。
【0019】
蓋材の固定端は180度折り返された状態で包装体の表面に固着しているため、蓋材が包装体の表面から引き剥がされるときに、前記固定端の部分に包装体からの剥離力が作用しにくい。よって蓋材の剥がれが、折り返し部(ヒンジ部)で止まりやすくなり、固定端が包装体の表面から剥がれることがない。また180度の折り返し部分がヒンジ部(a)として機能するため、図3に示した従来例のように切欠き2c、2によりヒンジ部を形成する必要がない。そのため、蓋材のヒンジ部での強度を高くできる。
【0020】
また開口部を開けるために蓋材が剥がされると、蓋材の封止部と前記固定端との間のヒンジ部(a)では平面的に伸びようとする力が働くため、図1(B)に示すように、蓋材2が開口部1aの反対側へ倒れやすく、蓋材2が開口部の方向へ戻されにくくなる。したがって、包装体内のウエットティッシュを取り出すときに、開口部側に倒れないように蓋材を手で押さえる必要はなく、ウエットティッシュを取り出しやすいものとなる。
【0021】
また、図1(A)において、蓋材の固定端と封止部との境界にて折曲げられるヒンジ部(a)が他の部分よりも軟質であるため、図1(B)に示す蓋材が開口部と逆の方向へ倒れている状態から図1(A)に示すように蓋材を開口部を覆う方向へ倒しやすくなる。また図1(A)に示すように、蓋材2が包装体1の表面にて開口部を覆っているときに、蓋材2が浮き上りにくくなり、蓋材が包装体の表面に確実に粘着され、開口部を封止している状態が安定する。
【発明の実施の形態】
【0022】
以下本発明を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の包装体およびその開封機構の実施形態を示す斜視図であり、(A)は蓋材が開口部を覆っている状態、(B)は蓋材が開口部を開放する方向に倒された状態を示すものである。また、図2は図1(A)のIII−III線の断面図である。
【0023】
包装体1を構成する包材Fは、図2に示すように、表面からポリエチレンテレフタレート(PET)層f1、アルミニウム箔f2、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)などのいわゆるシーラントと呼ばれるヒートシール層f3が、ドライラミネートなどにより順に積層接着された積層フィルム(積層シート)から構成されている。または、PETにアルミニウム層が蒸着されたボリュームPETにヒートシール層がラミネートされているものでもよい。
【0024】
2軸延伸ポリプロピレンは、熱が加えられると溶融し、この溶融部分どうしが結合するヒートシール性を有するものである。包材Fは、ヒートシール層f3が内側になるように構成されているため、図1(A)(B)の底部側に位置する縦シール部および包装体の前後に位置する横シール部1b、1bにおいて、包材Fのヒートシール層f3どうしが合わせられ、押圧され且つ加熱されることにより、それぞれのシール部において包材Fが熱溶着される。なお、ヒートシール強度を向上させるために、OPPとポリエチレン(PE)の2層を貼り合わせたものをヒートシール層f3として使用してもよい。
【0025】
アルミニウム箔f2は水や酸素を透過せず、気密性に優れているので、包装体の中に化粧料または薬剤が含浸されたウエットティッシュ3などが入れられたときに、これらの乾燥を防ぐことができる。アルミニウム箔f2の表面には商品のマークや取扱い説明の文字などが印刷されており、PET層f1はこの印刷を保護するためにアルミ箔表面にラミネートされ積層されている。
【0026】
図1(B)に示されているように、包装体1の表面にはウエットティッシュ3などの内容物を取り出すための開口部1aが形成できるようになっている。図2に示すように、包装体1を形成する前記包材Fには、開口部1aとなる部分が切り取られるように、ミシン目または一定ピッチの切込みなどのパーフォレーションPが形成されており、このパーフォレーションで囲まれた所定面積Aの部分が切断片1cとなっている。
【0027】
包装体1の表面(上面)には蓋材4が粘着固定される。蓋材4は固定端4aが180度折り返されており、この固定端4aから折り返されて開口部1aを覆う部分が封止部4bである。また封止部4bの先端部分は、縁部が小円弧形状の摘まみ部4dとなっている。
【0028】
図2に示すように、蓋材4は、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)などの合成樹脂フィルム層faを主体として構成されており、前記固定端4aおよび折り返されたヒンジ部(a)を除く封止部4bの部分では、表面にPET層fbがラミネートされている。したがって、この蓋材4は、封止部4bの部分はPPまたはPEとPETとが積層されて剛性が高くなっているが、ヒンジ部(a)では、PPやPEのみとなり、封止部4bよりも薄肉で且つ軟質になっている。
【0029】
また、封止部4bの包装体1への対向面では、摘まみ部4dを除いた全面に粘着剤が塗布されて粘着層4cが形成されている。この粘着層4cの面積(図1(B)のハッチング部分)は、図2にて面積Aで示す開口部1aとなる部分およびその周囲の所定面積を覆うことができる広さを有している。また、固定端4aでは、180度折り返された面に粘着層4eが形成されている。そして、前記粘着層4cおよび粘着層4eが、包装体1の表面に粘着固定されている。
【0030】
包装体1の製造工程では、PET層f1、アルミニウム箔f2、ヒートシール層f3がラミネートされた包材Fに対し、予めパーフォレーションPが切り込まれて、このパーフォレーションPで囲まれた部分が切断片1cとなり、これが切り取られると開口部1aが形成されるようになっている。そして包材Fの前記パーフォレーションPで囲まれた領域およびその周囲の表面に、図2に示すように、蓋材4が粘着層4cと粘着層4eにより粘着固定される。
【0031】
その後に、内容物となる折り重ねられたウエットティッシュが包材Fで包まれ、熱シールによりヒートシール層f3どうしが溶着されて、縦シール部が形成されるとともに、横シール部1b、1bにてヒートシール層f3どうしが熱溶着され、図1(A)に示す包装体1が完成する。
【0032】
最初にこの包装体1を使用するときに、摘まみ部4dを摘まんで蓋材4を引っ張ると、蓋材4の裏面の粘着層4cが包装体1の表面から剥がされるが、このとき面積Aの部分の切断片1cが粘着層4cに粘着されたまま剥がされ、パーフォレーションPの部分で包材Fが切断される。よって、図1(B)に示すように、切断片1cが蓋材4側に貼り付き、且つ包装体1には開口部1aが形成される。
【0033】
蓋材4が剥がされるとき、180度折り返された固定端4aには包装体1の表面からの剥離力が作用しにくく、よって固定端4aが包装体1の表面から剥がれにくい。またヒンジ部(a)に切欠きなどを形成しなくても、蓋材4の剥がれがヒンジ部(a)で止まりやすくなるため、蓋材4の強度が高くなる。
【0034】
また、図1(B)で示したように蓋材4が開かれた状態で、開口部1aからウエットティッシュ3を引き出すことができるが、このとき、蓋材4のヒンジ部(a)では樹脂フィルム層faが平面的に展開しようとするため、蓋材4の封止部4bが、開口部1aと逆の側に倒れやすく、開口部1aの方向へ戻りにくくなる。よって、蓋材4は図1(B)に示す状態に維持され、手で蓋材4を押さえなくても、開口部1aは開放されたままである。したがって開口部1aからウエットティッシュ3を続けて取り出すことができる。
【0035】
ウエットティッシュ3の取出しが終了したら、蓋材4を図1(A)に示す向きに倒し開口部1aを閉鎖するが、このときヒンジ部(a)ではPET層fbが形成されておらず、ヒンジ部(a)が軟質であるため、このヒンジ部(a)にて樹脂フィルム層faを容易に折り返すことができる。そして粘着層4cが包装体1の表面に粘着されるが、このときヒンジ部(a)が軟質であるため、蓋材4の封止部4bが包装体1の表面から浮き上りにくくなり、開口部1aを確実に封止できる。また、蓋材4を閉じたときに、切断片1cが開口部1aに一致するため、蓋材4の粘着層4cがウエットティッシュ3に接することがない。
【発明の効果】
【0036】
以上のように、本発明の包装体の封止機構では、蓋材を包装体の表面から剥がすときに、蓋材の固定端が包装体から剥がれにくくなる。また蓋材の折り返し部がヒンジとして機能するため、ヒンジ部に切欠きを形成する必要が無くなり、蓋材の強度が高くなる。
【0037】
また、蓋材を包装体の開口部から剥がすと、蓋材が開口部と逆の方向へ倒れるようになって開口部の方向へ戻りにくくなる。よって、蓋材を開放した後に手を離しても、蓋材が開口部を塞ぐ方向へ勝手に倒れることがなく、ウエットティッシュなどの内容物を片手で連続して取り出すことができる。
【0038】
また内容物を取り出した後には、蓋材により開口部を確実に封止できる。特に蓋材の折り返し部分を他の部分よりも軟質に形成しておくことにより、蓋材を開口部を塞ぐ方向へ倒しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の包装体の封止機構の実施形態を示す斜視図で、(A)は蓋材により開口部が覆われている状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放されている状態を示す、
図2】図1(A)のIII−III線の断面図、
図3】従来の包装体の斜視図であり、(A)は蓋材により開口部が覆われている状態、(B)は蓋材が開けられ開口部が開放されている状態を示す、
【符号の説明】
【0040】
1 包装体
1a 開口部
3 ウエットティッシュ
4 蓋材
4a 固定端
4b 封止部
4c 粘着層
4d 摘まみ部

Claims (3)

  1. 内容物を取り出すための開口部が形成される包装体と、この包装体の前記開口部を覆う蓋材とを有する包装体の開封機構において、
    前記蓋材は、前記開口部以外の領域で包装体の表面に固着される固定端と、前記固定端から折り返され前記開口部を覆う封止部と、前記固定端と前記封止部との折返し部であるヒンジ部とを有し、前記固定端と封止部およびヒンジ部とが一体に形成されているとともに、前記封止部に剛性を高める層が積層されてこの層は前記固定端と封止部に積層されておらず、
    前記固定端が包装体の表面に固定され、剛性を高める前記層が積層された封止部の内面が、前記開口部の周囲包装体の表面に粘着層を介して粘着されていることを特徴とする包装体の開封機構。
  2. 前記剛性を高める層は、前記封止部の外面側に積層されている請求項1記載の包装体の開封機構。
  3. 前記剛性を高める層は、PETフィルムである請求項1または2記載の包装体の開封機構。
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