JP3671784B2 - 自動車のダッシュモジュール搬入装置および搬入方法 - Google Patents

自動車のダッシュモジュール搬入装置および搬入方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種部品が組み付けられたダッシュモジュールを、車体におけるドア開口部から車室内に搬入する自動車のダッシュモジュール搬入装置および搬入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体組立工程において、車体のダッシュ回りの各種部品、すなわち空調ユニット,ダクト,インストルメントパネル,オーディオユニットおよび電装系などは、車体に対して順次個別に組み付ける方法から、近年では、上記各種部品を、あらかじめステアリングメンバを中心としてひとまとめにしてモジュール化したものを、車室内に搬入して組み付ける方法が採用されている。
【0003】
上記したモジュールは、ステアリングメンバ自体が車室内幅寸法とほぼ同程度の長さを有しているのに加え、ステアリングメンバに各種部品が取り付けられた状態であることから重量も増加しており、このため車体製造ラインにおいてコンベアにて搬送される車体の所定位置に搬入するには、車体と同期して移動するアーム式の助力装置を用いる方法が有効である。
【0004】
例えば、特開平6−87476号公報には、天井から吊り下げれられたアームの下端にモジュールを保持するハンドを装着し、作業者がハンドを操作してモジュールが車体に干渉しないように車室内に搬入する装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したモジュールの車室内への搬入作業においては、大型化したモジュールとドア開口部との隙間が狭く、このため相互が干渉しないような煩雑な操作が必要である。特に、ドアが取り付けられた車体に対しては、平面図である図7に示すように、ドア1が車体3に対して全開状態であっても、モジュールMの搬入軌跡が、車体3の図中で上方への搬送移動に伴って、車体3に対して傾いた状態から徐々に図中で時計回りに回転させるという複雑なものとなる。また、コンベア上の車体は、位置がばらつくため、コンベアと同期して移動する助力装置と車体との位置関係が一定ではなく、搬入作業がさらに困難なものとなる。
【0006】
そこで、この発明は、ダッシュ回りの各種部品が組み付けられたモジュールを、ドア付き車体であっても容易に車室内に搬入できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、各種部品が組み付けられたダッシュモジュールを保持し、車体におけるドア開口部から車室内に搬入するハンドを備えた自動車のダッシュモジュール搬入装置において、前記ハンドにより保持されたダッシュモジュールの車幅方向に対応する方向に延長されて前記ハンドと一体化しかつハンドとともに車室内に搬入されるスライドレールと、このスライドレールに対し、スライド移動可能かつ車体における上下方向を中心軸として回転可能で、前記ドア開口部の周縁を固定する固定部とを備えている構成としてある。
【0008】
このような構成の自動車のダッシュモジュール搬入装置によれば、ダッシュモジュールを保持したハンドの先端側を、固定部が先端側に位置しているスライドレールとともに、ドア開口部に接近させた後、固定部をドア開口部の周縁に固定する。このとき、特にドア付き車体の場合には、ダッシュモジュールは、搬入方向後端側が車体後方側となるよう車体に対して傾いた状態で、上記固定作業を行うことでドアとの干渉が回避される。
【0009】
この状態で、スライドレールと一体のハンドを、ダッシュモジュールとともに固定部を中心として車体前方へ向けて回転させつつ固定部に対してスライドさせて、ダッシュモジュールをハンドとともに車室内に押し込んで正規の取付位置に正対させる。その後、固定部によるドア開口部周縁に対する固定を解除し、さらにハンドを前方へ移動させてダッシュモジュールを車体の所定位置にセットする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、固定部は、センタピラー部を固定する構成としてある。
【0011】
上記構成によれば、固定部がセンタピラー部を固定した状態で、この固定部を中心として、ダッシュモジュールが正規の取付位置に正対する向きとなるようハンドを回転させつつ車室内に押し込む。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、固定部は、ドア開口部周縁のフランジをクランプ固定するクランプ機構で構成されている。
【0013】
上記構成によれば、固定部がドア開口部を固定する際には、クランプ機構によってドア開口部のフランジがクランプ固定される。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1の発明の構成において、固定部は、ドアロックを構成するストライカに引掛ける引掛け部を備えている。
【0015】
上記構成によれば、固定部がドア開口部を固定する際には、引掛け部がストライカに引掛かる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、引掛け部は、ストライカと車体側との間の空間に上方から挿入するロケートピンで構成されている。
【0017】
上記構成によれば、ストライカに引掛け部を引掛かける際には、ロケートピンがストライカと車体側との間の空間に上方から挿入される。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明の構成において、ハンドは助力装置に支持され、助力装置は、搬送装置にて搬送される車体に同期して移動可能である。
【0019】
上記構成によれば、助力装置に支持されてダッシュモジュールを保持したハンドが、搬送装置に搬送される車体と同期して移動し、この移動の過程で、スライドレールの先端側に位置している固定部により、ドア開口部の周縁を固定する。
【0020】
請求項7の発明は、各種部品が組み付けられたダッシュモジュールを、ハンドによって保持するとともに、ハンドにより保持されたダッシュモジュールの車幅方向に対応する方向に延長されて前記ハンドと一体化しかつハンドとともに車室内に搬入されるスライドレールの先端に位置している固定部により、車体におけるドア開口部の周縁を固定し、前記スライドレールを、前記固定部を支点として車体における上下方向と直交する面内にて回動させつつ固定部に対してスライドさせて、前記ダッシュモジュールとともに車室内に押し込むダッシュモジュール搬入方法としてある。
【0021】
上記したダッシュモジュール搬入方法によれば、スライドレールにスライド移動可能に設けた固定部により、ドア開口部の周縁を固定した状態で、スライドレールと一体のハンドを車室内に押し込むことで、ダッシュモジュールのドア開口部への干渉が回避される。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、スライドレールにスライド移動可能に設けた固定部により、ドア開口部の周縁を固定した状態で、スライドレールと一体の、ダッシュモジュールを保持するハンドを車室内に押し込むようにしたので、ダッシュモジュールを、ドア開口部に干渉することなく車室内に容易に搬入することができる。
【0023】
請求項2の発明によれば、固定部は、センタピラー部を固定するようにしたので、固定作業部が作業者側に位置し、作業者にとって固定作業が容易となる。
【0024】
請求項3の発明によれば、固定部は、ドア開口部のフランジを挟持固定するクランプ機構で構成されているので、車種によらず固定作業が確実に行える。
【0025】
請求項4の発明によれば、固定部は、ドアロックを構成するストライカに引掛ける引掛け部を備えているので、固定部の車体に対する上下方向の固定位置がストライカによって決定され、ダッシュモジュールの上下方向位置を正しく位置決めすることができる。
【0026】
請求項5の発明によれば、引掛け部は、ストライカと車体側との間の空間に上方から挿入するロケートピンで構成されているので、固定作業が容易なものとなる。
【0027】
請求項6の発明によれば、ハンドは助力装置に支持され、助力装置は、搬送装置にて搬送される車体に同期して移動可能であるので、助力装置に支持されてダッシュモジュールを保持したハンドが、搬送装置に搬送される車体と同期して移動し、この移動の過程で、スライドレールの先端側に位置している固定部により、ドア開口部の周縁を固定することができる。
【0028】
請求項7の発明によれば、スライドレールにスライド移動可能に設けた固定部により、ドア開口部の周縁を固定した状態で、スライドレールと一体の、ダッシュモジュールを保持するハンドを車室内に押し込むようにしたので、ダッシュモジュールをドア開口部に干渉することなく容易に車室内に搬入することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0030】
図1は、この発明の実施の一形態を示す自動車のダッシュモジュール搬入装置により、ダッシュモジュールMを自動車の車室内に搬入している状態を示している。車体5にはドア7が取り付けられており、この車体5のドア開口部9からダッシュモジュールMが搬入される。この搬入作業時には、車体5はその前方側に相当する矢印A方向に向けて、図示しない搬送装置としてのコンベアにより搬送されており、これと同期して、ダッシュモジュールMを保持するハンド11も、ハンド11を支持する助力装置13とともに同方向に移動する。
【0031】
図2は、ドア開口部9側から見た側面図(但し、ドア7は省略してある。)で、上記したダッシュモジュールMは、車室内幅寸法に収まる長さを有しており、その幅方向に延長されるステアリングメンバ15を中心として、空調ユニット17およびダクト19や、図示しないオーディオユニットおよび電装系のほか、インストルメントパネル21などの各種部品が、あらかじめ組み付けられてモジュール化されている。
【0032】
これら各種部品を備えているダッシュモジュールMを保持するハンド11は、図3に斜視図で示すように、ダッシュモジュールMとほぼ同じ長さのメインフレーム23を備えている。メインフレーム23の図3中で右側端部の上面および、同左側端部付近の上面には、ステアリングメンバ把持具27および29がそれぞれ取り付けられている。
【0033】
ステアリングメンバ把持具27,29は、図1にて車体前方側に向けて突出してL字形状を呈するアーム部31,33と、アーム部31,33の上端に設けられてステアリングメンバ15の両端付近を把持する把持部35,37とから構成されている。把持部35,37は、ステアリングメンバ15を収容する凹部35a,37aをそれぞれ備えている。
【0034】
メインフレーム23のステアリングメンバ把持具27寄りの車体前方側の側面には、ステアリングメンバ把持具27,29によって把持されたダッシュモジュールMに対し、ステアリングメンバ15を中心とした図2中で反時計方向の回転を規制して正規の姿勢を保持するために、空調ユニット17の下部を支える支持部39が取り付けられている。支持部39は、L字形状の支持板41の先端上面に縦板43が固定され、縦板43前方の支持板41上にて空調ユニット17を支持する。
【0035】
メインフレーム23の図1にて車体後方側の側面には、その全長にわたってスライドレール45が一体化して設けられている。このスライドレール45には、図2に示すように、スライド嵌合具47がスライド移動可能に嵌合しており、スライド嵌合具47にL字形状のブラケット49を介して固定部としての車体クランプ部51が取り付けられている。
【0036】
車体クランプ部51は、車体5のセンタピラー部53におけるフランジ53aをクランプ固定するもので、フランジ53aをクランプ固定した状態で、スライドレール45と一体のメインフレーム23が、保持しているダッシュモジュールMとともに、車体クランプ部51すなわち車体5に対し図1にて矢印Bで示す方向に移動可能となる。
【0037】
また、車体クランプ部51は、内蔵するシリンダ機構により一対のクランプ片55が互いに接近離反する方向に移動可能であり、これによりフランジ53aに対してクランプおよびアンクランプ動作が可能となる。さらに、車体クランプ部51は、ブラケット49に対し、図2および図3中で上下方向に延長される回転支持ピン57を中心として回転可能である。
【0038】
メインフレーム23の長手方向中央部よりややステアリングメンバ把持具27寄りの上部には、ハンド11を作業者が操作するために掴む操作バー59が、一対の保持ブロック61を介して取り付けられている。
【0039】
上記したハンド11の図1中で左側の端部上面には、連結ロッド63の下端が固定され、連結ロッド63の上端は、前述した助力装置13における二次アーム65の一端が、連結ロッド63の延長方向を中心軸として回転可能に連結されている。二次アーム65の他端は、一次アーム67の下端が図中で上下方向を中心軸とする回転連結軸69を介して回転可能に連結されている。そして、一次アーム67の上端は、助力装置本体71の上部に上下方向に回動可能に連結されている。
【0040】
上記したようなダッシュモジュール搬入装置により、ダッシュモジュールMを車体5の車室内に搬入する際には、車体5にドア7が取り付けられていることから、前記した図7に示す従来とほぼ同様な複雑な搬入軌跡が必要となる。この搬入作業時には、車体クランプ部51は、スライドレール45のドア開口部9に対する搬入方向先端側に移動させておき、作業者が操作バー59を掴み、ダッシュモジュールMを保持した状態のハンド11を助力装置13に対し、後述する搬入軌跡となるよう適宜方向に移動させる。
【0041】
図4は、その搬入軌跡を示しており、ダッシュモジュールMが車体5に対して傾いた状態の位置M1から、徐々に図4中で時計方向に回転させて位置M2,M3とし、位置M3となった時点付近で、車体クランプ部51により、センタピラー部53におけるフランジ53aのあらかじめ決められた上下方向位置、すなわちダッシュモジュールMの上下高さ位置が車体5への組み付け位置に整合する状態となる位置をクランプ固定する。これにより、車体5に対するハンド11の位置決めがなされる。
【0042】
クランプ固定後は、図5の簡略図で示すように、車体クランプ部51でフランジ53aをクランプ固定している状態の位置M3から、位置M4,M5,M6に至る間に、ダッシュモジュールMを、車体クランプ部51における回転支持ピン57を中心としてと徐々に時計方向に回転させると同時に、スライドレール45を車体クランプ部51に対してスライドさせて、ダッシュモジュールMをハンド11とともに車室内に押し込む。なお、図5において、上下方向の二点鎖線Lより右側が車室内である。
【0043】
ダッシュモジュールMが、車室内に完全に押し込まれ、かつ車体5の正規の取付位置に正対する位置M6に達すると、車体クランプ部51によるフランジ53aに対するクランプ固定を解除する。この状態で、ダッシュモジュールMをハンド11とともに前方に移動させて車体5の正規の取付位置、すなわち図4における位置M7に相当する位置セットし、所定の固定作業を行う。
【0044】
ダッシュモジュールMが車体5に固定されたら、ハンド11を、下降させかつ車体後方へ移動させて、ダッシュモジュールMおよびドア開口部9に干渉しないように、ドア開口部9から車外に退避させる。ハンド11が車外に退避した後の助力装置13は、次の車体に対するダッシュモジュールの搬入作業のために、車体5の搬送方向と反対方向に待機位置まで後退する。
【0045】
上記したダッシュモジュール搬入装置によれば、ダッシュモジュールMの車室内への搬入方向先端部付近が、ドア開口部9に若干入り込んだ状態で、車体クランプ部51により、車体5側のフランジ53aを固定して車体5に対して位置決めするので、その後のダッシュモジュールMの車室内への押し込み作業をする過程で、ドア7が取り付けられた車体5であっても、ドア開口部9の周縁に干渉することはなく、搬入作業が容易に行える。
【0046】
また、この場合、図示しないコンベア上の車体5の位置にばらつきがあっても、車体クランプ部51によってフランジ53aの所定位置をクランプすることで、搬入作業に支障を来すことはない。
【0047】
なお、上記実施の形態では、車体クランプ部51によりフランジ53aをクランプ固定する構成としたが、固定部として車体クランプ部51に代えて、図2に示されているドアロック機構のストライカ73に対し、図6に示すような引掛け部となるロケートピン75を、ストライカ73と車体5側との間の空間77に上方から挿入して位置決めするようにしてもよい。この場合には、ストライカ73の車体5に対する取付上下位置が決まっているので、ハンド11の車体5に対する上下方向の位置決め動作が上記ストライカ73によって確実に行える。
【0048】
また、ハンド11に対し助力装置13を図1と反対側の車体側方に取り付ける構成とすることで、図1とは車体5の反対側のドア開口部からの搬入作業も行うことができる。
【0049】
さらに、ドアが取り付けられていない車体に対しても、また2ドア車、4ドア車に関係なく、搬入作業が容易に行えることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す自動車のダッシュモジュール搬入装置により、ダッシュモジュールを自動車の車室内に搬入している状態を示す斜視図である。
【図2】図1の車体のドア開口部側から見た側面図である。
【図3】図1のダッシュモジュール搬入装置におけるハンドの斜視図である。
【図4】図1のダッシュモジュール搬入装置によるダッシュモジュールの車室内への搬入軌跡を示す動作説明図である。
【図5】図4にてダッシュモジュールの搬入方向先端側がドア開口部に入り込んだ位置付近からの搬入軌跡を示す簡略化した動作説明図である。
【図6】ダッシュモジュール搬入装置の車体への固定部の他の例を示す斜視図である。
【図7】ドア付き車体に対するダッシュモジュールの車室内への搬入軌跡を示す説明図である。
【符号の説明】
M ダッシュモジュール
5 車体
7 ドア
9 ドア開口部
11 ハンド
13 助力装置
15 ステアリングメンバ(各種部品)
17 空調ユニット(各種部品)
19 ダクト(各種部品)
21 インストルメントパネル(各種部品)
45 スライドレール
51 車体クランプ部(固定部)
53 センタピラー部
53a フランジ
73 ストライカ
75 ロケートピン(引掛け部、固定部)
77 空間

Claims (7)

  1. 各種部品が組み付けられたダッシュモジュールを保持し、車体におけるドア開口部から車室内に搬入するハンドを備えた自動車のダッシュモジュール搬入装置において、前記ハンドにより保持されたダッシュモジュールの車幅方向に対応する方向に延長されて前記ハンドと一体化しかつハンドとともに車室内に搬入されるスライドレールと、このスライドレールに対し、スライド移動可能かつ車体における上下方向を中心軸として回転可能で、前記ドア開口部の周縁を固定する固定部とを備えていることを特徴とする自動車のダッシュモジュール搬入装置。
  2. 固定部は、センタピラー部を固定することを特徴とする請求項1記載の自動車のダッシュモジュール搬入装置。
  3. 固定部は、ドア開口部周縁のフランジをクランプ固定するクランプ機構で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動車のダッシュモジュール搬入装置。
  4. 固定部は、ドアロックを構成するストライカに引掛ける引掛け部を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動車のダッシュモジュール搬入装置。
  5. 引掛け部は、ストライカと車体側との間の空間に上方から挿入するロケートピンで構成されていることを特徴とする請求項4記載の自動車のダッシュモジュール搬入装置。
  6. ハンドは助力装置に支持され、助力装置は、搬送装置にて搬送される車体に同期して移動可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の自動車のダッシュモジュール搬入装置。
  7. 各種部品が組み付けられたダッシュモジュールを、ハンドによって保持するとともに、ハンドにより保持されたダッシュモジュールの車幅方向に対応する方向に延長されて前記ハンドと一体化しかつハンドとともに車室内に搬入されるスライドレールの先端に位置している固定部により、車体におけるドア開口部の周縁を固定し、前記スライドレールを、前記固定部を支点として車体における上下方向と直交する面内にて回動させつつ固定部に対してスライドさせて、前記ダッシュモジュールとともに車室内に押し込むことを特徴とする自動車のダッシュモジュール搬入方法。
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