JP2581730Y2 - 車両用ワークの搬送ハンガー - Google Patents

車両用ワークの搬送ハンガー

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JP2581730Y2
JP2581730Y2 JP8110991U JP8110991U JP2581730Y2 JP 2581730 Y2 JP2581730 Y2 JP 2581730Y2 JP 8110991 U JP8110991 U JP 8110991U JP 8110991 U JP8110991 U JP 8110991U JP 2581730 Y2 JP2581730 Y2 JP 2581730Y2
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transport hanger
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一夫 加藤
浩司 脇本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サイドドアやボンネッ
トやトランクリッドなどの車両用ワークを搬送するのに
好適な車両用ワークの搬送ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車の製造ラインでは、塗装ラ
インから車両組立ラインへ車体を移送する前に、車体か
ら左右のサイドドア及びボンネットを取外し、車室内及
びエンジンルーム内への艤装品の組付作業性を向上する
とともに、サイドドア及びボンネットへの艤装品の組付
作業性を向上してある。通常、前記車体から取外された
左右のサイドドア及びボンネットは、夫々専用の搬送ハ
ンガーに個別に吊持された状態で専用の艤装ラインへ移
送され、艤装ラインに沿って搬送されて必要な艤装品が
順々に組付けられる。一方、特開平2−254075号
公報には、塗装ラインに沿って複数の車両用ワークを搬
送する搬送ハンガーであって、ボンネットと左側の前後
1対のサイドドア及びフロントフェンダを1組とする車
両用ワーク群を縦列状に保持するとともに、この車両用
ワーク群と平行にトランクリッドと右側の前後1対のサ
イドドア及びフロントフェンダを1組とする車両用ワー
ク群を縦列状に保持する搬送ハンガーを設け、自動車1
台分の複数の車両用ワークを同時に搬送し得るように構
成したものが記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のように、車両用
ワークを個別に専用の搬送ハンガーで搬送する場合、多
数の搬送ハンガーを必要とし設備経済的に不利になると
ともに車両用ワークの管理が煩雑化するという問題があ
る。一方、前記公報に記載のように、1つの搬送ハンガ
ーに対して複数の車両用ワークを搬送方向に直列状又は
並列状に保持させることも考えられるが、複数の車両用
ワークを直列状に保持させた場合には、搬送ハンガーが
搬送方向に長くなってストレージのための大きなスペー
スを必要とし、また複数の車両用ワークを並列状に保持
させた場合には、車体から取外した車両用ワークを同一
方向から搬送ハンガーに移載することが困難になるとう
問題がある。
【0004】本考案の目的は、複数の車両用ワークをコ
ンパクトに収容出来且つ車両用ワークの移載作業を大幅
に簡単化し得る車両用ワークの搬送ハンガーを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車両用ワ
ークの搬送ハンガーは、複数の車両用ワークを保持して
搬送可能な車両用ワークの搬送ハンガーにおいて、前記
搬送ハンガーの車両用ワークを搬入する搬入側の部分に
2つの第1車両用ワークを縦向き姿勢で前後に並べて収
容可能な第1収容部を設け、前記第1収容部の下端部に
第1車両用ワークを受ける複数組の第1受具を設け、前
搬送ハンガーの搬入側とは反対側の部分に第1車両用
ワークよりも大型の第2車両用ワークを縦向き姿勢で収
容可能な第2収容部を設け、前記第2収容部の下端部に
第2車両用ワークを受ける複数の第2受具を設け、前記
第1収容部の中央部に下端近傍部を中心にして水平位置
と鉛直位置とに位置切換え可能なセンターステーを設
け、前記センターステーの前後両端部と第1収容部の前
後両端部に第1車両用ワークを固定する為の第1固定具
を夫々設け、前記第2収容部の前後両端部に第2車両用
ワークを固定するための第2固定具を夫々設けたもので
ある。
【0006】請求項2に係る車両用ワークの搬送ハンガ
ーは、請求項1に記載の車両用ワークの搬送ハンガーに
おいて、前記第1車両用ワークはサイドドアで、第2車
両用ワークはボンネット或いはトランクリッドであるも
のである。
【0007】請求項3に係る車両用ワークの搬送ハンガ
ーは、請求項1に記載の車両用ワークの搬送ハンガーに
おいて、前記第1受具及び第2受具が遊転ローラで構成
され、前記第1収容部の前後両端部に設けられた第1固
定具をセンターステー側の使用位置と反対側の退避位置
とに亙って移動可能に支持する1対の第1支持機構を設
け、前記第2固定具のうちの少なくとも一方を他方の第
2固定具側の使用位置と反対側の退避位置とに亙って移
動可能に支持する第2支持機構を設けたものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る車両用ワークの搬送ハンガーに
おいては、搬送ハンガーの車両用ワークを搬入する搬入
側の部分に、2つの第1車両用ワークを縦向き姿勢で前
後に並べて収容可能な第1収容部が設けられ、第1車両
用ワークは第1収容部の下端部に設けられた複数の第1
受具を介して受止められるとともに、第1収容部の中央
部に設けられたセンターステーの前後両端部と第1収容
部の前後両端部とに夫々設けられた第1固定具を介して
第1収容部に固定保持され、搬送ハンガーの搬入側とは
反対側の部分には、第1車両用ワークよりも大型の第2
車両用ワークを縦向き姿勢で収容可能な第2収容部が設
けられ、第2車両用ワークは第2収容部の下端部に設け
られた複数の第2受具を介して受止めらるとともに、第
2収容部の前後両端部に設けられた第2固定具を介して
第2収容部に固定保持されるので、3つの車両用ワーク
を搬送ハンガーに対してコンパクトに収容することが出
来る。しかも、第1収容部の中央部に設けられたセンタ
ーステーが、その下端部を中心に水平位置と鉛直位置と
に位置切換え可能に構成されているので、センターステ
ーを水平位置に位置切換えした状態で第2車両用ワーク
を第2収容部にセットし、その後センターステーを鉛直
姿勢に位置切換えして第1車両用ワークを第1収容部に
セットすることが出来、簡単な操作でこれら複数の車両
用ワークを同じ方向から搬送ハンガーに対して搬入出来
る。
【0009】請求項2に係る車両用ワークの搬送ハンガ
ーにおいては、請求項1と同様の作用が得られるが、第
1車両用ワークはサイドドアで、第2車両用ワークはボ
ンネット或いはトランクリッドであり、ボンネット或い
はトランクリッドはその外面を吸着パッドなどで保持し
て搬送ハンガーに移載することで、インナパネルが外側
へ向くようにセット出来、またサイドドアはそのインナ
パネルを保持して搬送ハンガーに移載することで、イン
ナパネルが外側へ向くように搬送ハンガーにセット出来
るので、搬送ハンガーにセットされたサイドドア及びボ
ンネットに対する艤装品の組付作業を大幅に簡単化出来
る。
【0010】請求項3に係る車両用ワークの搬送ハンガ
ーにおいては、請求項1と同様の作用が得られるが、第
1受具及び第2受具が遊転ローラで構成され、第1収容
部の前後両端部に設けられた第1固定具が第1支持機構
を介してセンターステー側の使用位置と反対側の退避位
置とに亙って移動可能に支持され、第2固定具のうちの
少なくとも一方が第2支持機構を介して他方の第2固定
具側の使用位置と反対側の退避位置とに亙って移動可能
に支持されているので、第1支持機構及び第2支持機構
に支持された第1固定具及び第2固定具の位置を調節す
ることで、サイズの異なる車両用ワークでも容易に保持
することが出来、車種毎に複数の搬送ハンガーを設ける
必要がないので設備経済的に大変有利になる。
【0011】
【考案の効果】前記作用の項で説明したように次のよう
な効果が得られる。請求項1に係る車両用ワークの搬送
ハンガーによれば、第1車両用ワークを第1収容部に縦
向き姿勢で前後に並べて収容するとともに、第1車両用
ワークよりも大型の第2車両用ワークを第1収容部の側
方に設けられた第2収容部に縦向き姿勢で収容するの
で、搬送ハンガーを搬送方向に大型化することなく3つ
の車両用ワークをコンパクトに収容出来る。しかも、セ
ンターステーを水平姿勢と鉛直姿勢とに位置切換え可能
に構成してあるので、第2車両用ワークを第1車両用ワ
ークと同じ方向から搬入することが出来、搬送ハンガー
に対する車両用ワークの移載作業を大幅に簡単化出来
る。
【0012】請求項2に係る車両用ワークの搬送ハンガ
ーによれば、請求項1と同様の効果が得られるが、第1
車両用ワークはサイドドアで、第2車両用ワークはボン
ネット或いはトランクリッドであり、ボンネット或いは
トランクリッドはその外面を吸着パッドなどで保持して
搬送ハンガーに移載することで、インナパネルが外側へ
向くようにセット出来、またサイドドアはそのインナパ
ネルを保持して搬送ハンガーに移載することで、インナ
パネルが外側へ向くように搬送ハンガーにセット出来る
ので、搬送ハンガーにセットされたサイドドア及びボン
ネットに対する艤装品の組付作業を大幅に簡単化出来
る。
【0013】請求項3に係る車両用ワークの搬送ハンガ
ーによれば、請求項1と同様の効果が得られるが、第1
受具及び第2受具が遊転ローラで構成され、第1収容部
の前後両端部に設けられた第1固定具が第1支持機構に
介してセンターステー側の使用位置と反対側の退避位置
とに亙って移動可能に支持され、第2固定具のうちの少
なくとも一方が第2支持機構を介して他方の第2固定具
側の使用位置と反対側の退避位置とに亙って移動可能に
支持されているので、第1固定具及び第2固定具の位置
を調節することで、サイズの異なる車両用ワークでも容
易に固定保持することが出来、車種毎に複数の搬送ハン
ガーを用意する必要がないので設備経済的に大変有利に
なる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、4ドアタイプの自動車の製造ライン
のうちの塗装ラインの下流端で受取ったボンネットと左
側の前後1対のサイドドアとを専用の艤装ラインに沿っ
て搬送する為の搬送ハンガーに本考案を適用した場合の
ものである。尚、本実施例では、搬送ハンガーの搬送方
向を基準に前後方向を定義して説明する。図1〜図3に
示すように、搬送ハンガー1は、ボンネット2(第2車
両用ワークに相当する)と車体の左側の前後1対のサイ
ドドア3・4(第1車両用ワークに相当する)を保持す
るハンガー本体5と、ハンガー本体5を搬送レール6に
沿って移動可能に支持する自走機構7とを備え、サイド
ドア3・4及びボンネット2は搬送ハンガー1の左方か
ら搬送ハンガー1に移載される。前記自走機構7につい
て説明すると、図1〜図4に示すように、搬送レール6
の下方には搬送方向に延びるベースフレーム8が設けら
れ、ベースフレーム8には前後1対のトロリブラケット
9が設けられ、トロリブラケット9には正面視略C型の
保持部材10が上下方向向きの軸心回りに回転自在に設
けられ、ベースフレーム8は保持部材10に設けられた
複数のガイド輪11を介して搬送レール6に沿って搬送
方向に移動自在されるとともに、前側の保持部材10に
設けられた移動駆動機構12を介して搬送方向に移動駆
動される。
【0015】前記ベースフレーム8には搬送方向に対し
て所定角度をなして左右両側方に斜めに延びる前後1対
の略水平な規制フレーム13が設けられ、ベースフレー
ム8の前後両端部及び規制フレーム13の前後両端部に
は夫々弾性部材14が設けられ、ベースフレーム8の前
端近傍部及び前側の規制フレーム13の前端近傍部には
その前端部よりも前方へ延びる支持ブラケット15・1
6が設けられ、支持ブラケット15には発光素子17が
設けられ、支持ブラケット16には発光素子17からの
光を受止める受光素子18が設けられ、ベースフレーム
8の後端近傍部にはその後端部よりも後方へ延びる第1
遮光板19が設けられ、前側の規制フレーム13の後端
近傍部にはその後端部よりも後方へ延びる第2遮光板2
0が設けられている。前記搬送レール6は、図5に示す
ように、搬送ハンガー1のストレージステーションST
において所定距離隔てて平行な左右1対の分岐搬送レー
ル6Aに分岐され、このステーションSTにおいて搬送
ハンガー1は、規制フレーム13の長手方向が搬送方向
となるように搬送され、搬送レール6に沿って搬送され
ている間において搬送ハンガー1は、隣接する前側の搬
送ハンガー1の第1遮光板19で発光素子17からの光
が遮られないように、つまり前側の搬送ハンガー1に衝
突しないように搬送され、分岐搬送レール6Aに沿って
搬送されている間において搬送ハンガー1は、隣接する
前側の搬送ハンガー1の第2遮光板20で発光素子17
からの光が遮られないように、つまり前側の搬送ハンガ
ー1に衝突しないように搬送される。
【0016】前記ハンガー本体5について説明すると、
図1〜図3に示すように、ベースフレーム8には前後1
対の支持プレート21が右方へ向けて突出状に設けら
れ、支持プレート21には下方へ延びる前後1対の支持
フレーム22が設けられ、ベースフレーム8の下方には
両端部が右方へ屈曲されて支持フレーム22の下端部に
接続された下部フレーム23が略平行に設けられ、ベー
スフレーム8と下部フレーム23とがなす面を境にして
ハンガー本体5の左側にはサイドドア3・4を縦向き姿
勢で且つその車体前後方向が搬送方向となるように前後
に並べた状態に保持可能な第1収容部24が形成され、
右側にはボンネット2を縦向き姿勢で且つその車幅方向
が搬送方向となるように保持可能な第2収容部25が形
成され、第1収容部24及び第2収容部25には左方か
らサイドドア3・4及びボンネット2が搬入されてセッ
トされる。
【0017】前記サイドドア3・4を第1収容部24に
固定保持するため、第1収容部24の下端部にはサイド
ドア3・4の下端部を受止める4つの第1ローラ26
(第1受具に相当する)が設けられ、第1ローラ26は
下部フレーム23に設けられたブラケット27に対して
左右方向向きの軸心回りに回転自在に支持され、第1ロ
ーラ26の外周部にはV型の溝部26aが形成され、第
1収容部24の略中段部には前後のサイドドア3・4の
中段部を保持する4つの第1固定具28が設けられ、サ
イドドア3・4は前側1対の第1ローラ26及び後側1
対の第1ローラ26を介して搬送方向に移動可能に夫々
受止められ、前側1対の第1固定具28及び後側1対の
第1固定具28を介して左右方向に倒れ込まないように
夫々受止められる。前記第1固定具28は、図6に示す
ように、弾性部材で構成された固定具本体29と、固定
具本体を保持する第1のホルダ部材30とを備え、第1
固定具28にはサイドドア3・4の左右方向への倒れ込
みを防止する左右1対の規制部28aが突出状に形成さ
れている。
【0018】前記第1固定具28のうちの内側1対の第
1固定具28は、下部フレーム23の略中央部に後述の
位置切換え機構31を介して支持された略T型のセンタ
ーステー32の両端部に固定され、外側1対の第1固定
具28はサイドドア3・4のサイズに応じてその前後方
向位置を調整する為の前後1対の第1支持機構33を介
して、図1に実線で図示のセンターステー32側の使用
位置と仮想線で図示の退避位置とに亙って夫々移動可能
に支持されている。前記前後の第1支持機構33は、略
対称の構成なので前側の第1支持機構33について説明
すると、図6〜図8に示すように、前側の支持フレーム
22の下段部にはベース部材34が左方へ突出状に設け
られ、ベース部材34の前後両端部には上方へ延びるブ
ラケット35が設けられ、前後のブラケット35間には
上下1対のガイドロッド36が所定距離隔てて設けら
れ、ガイドロッド36には第2のホルダ部材37が前後
方向に移動自在に支持され、第1固定具28は第2の
ルダ部材37の上端部に後方へ向けて突出状に固定さ
れ、第2のホルダ部材37内には上側のガイドロッド3
6を挟持して第2のホルダ部材3を固定するためのク
ランプ装置38が設けられている。前記クランプ装置3
8は、図8に仮想線で図示のように、操作レバー39で
偏平なカム部材40を縦向きに回動操作することによ
り、一端部が軸部材41に回転自在に支持された上下1
対のクランプレバー42の他端部が開いてアンクランプ
状態になり、実線で図示のように、カム部材40を横向
きに回動操作することにより、バネ部材43の付勢力で
クランプ状態になる一般的な構成のクランプ装置であ
る。
【0019】前記ボンネット2を第2収容部25に固定
保持するため、図1〜図3に示すように、第2収容部2
5の下端部には前後1対の第2ローラ44(第2受具に
相当する)が設けられ、第2ローラ44は下部フレーム
23に設けられたブラケット45に左右方向向きの軸心
回りに回転自在に支持され、第2ローラ44の外周部に
はV型の溝部44aが形成され、第2収容部25の略中
段部には前後1対の第2固定具46が設けられ、ボンネ
ット2は前後1対の第2ローラ44を介して搬送方向に
移動可能に受止められるとともに、前後1対の第2固定
具46を介して左右方向に倒れ込まないように受止めら
れる。尚、前記第2固定具46は第1固定具28と略同
じ構成なのでその説明を省略する。前記前後の第2固定
具46のうちの、後側の第2固定具46は支持フレーム
22の略中段部にブラケット47を介して固定され、前
側の第2固定具46はボンネット2のサイズに応じてそ
の前後方向位置を調整する為の第2支持機構48を介し
て、図1に実線で図示の使用位置と仮想線で図示の退避
位置とに亙って回動により移動可能に支持されている。
【0020】前記第2支持機構48について説明する
と、前側の支持フレーム22の下段部にはブラケット4
9が設けられ、ブラケット49の後端部には上方へ延び
る回動アーム50がその下端部を中心に左右方向軸心回
りに回動自在に支持され、第2固定具46は回動アーム
50の後端部に固定され、前側の支持フレーム22の中
段部には第3のホルダ部材51が回動自在に設けられ、
第3のホルダ部材51にはロッド部材52が挿通され、
ロッド部材52の前端部は回動アーム50の中段部に回
動自在に連結され、回動アーム50は図1に1点鎖線で
図示の使用位置から2点鎖線で図示の退避位置まで回動
可能に支持されている。前記第3のホルダ部材51内に
はロッド部材52を第3のホルダ部材51に対して固定
して回動アーム50をボンネット2のサイズに応じた所
定の回動位置で固定するためのクランプ装置が内装され
ている。尚、このクランプ装置は前記クランプ装置38
と同様の構成なのでその詳細な説明を省略する。
【0021】前記位置切換え機構31は、ボンネット2
を第2収容部25にセットするときにセンターステー3
2を退避させる為のもので、図9〜図11に示すよう
に、下部フレーム23の略中央部にはブラケット53が
設けられ、ブラケット53には略円筒状の固定スリーブ
54が立設され、固定スリーブ54の下端近傍部には係
止ピン55が装着され、固定スリーブ54の上端近傍部
には枢支ピン56が装着され、センターステー32の下
端部には下方へ延びる断面コ字状の係合部材57が設け
られ、係合部材57は固定スリーブ54に外嵌状に装着
され、係合部材57の中段部には枢支ピン56の両端部
が挿通する上下方向に細長い長孔57aが形成され、係
合部材57の下端部には係止ピン55の両端部と係合す
る1対の係合切欠部57bが形成され、センターステー
32は位置切換え機構31を介して、図9に実線で図示
のように、係合ピン55を係合切欠部57bに係合させ
た鉛直姿勢と、センターステー32を上側に持上げて係
合切欠部57aを係合ピン55から分離した後、枢支ピ
ン56を中心に水平方向に回動させた仮想線で図示の水
平姿勢とに位置切換え可能に支持されている。
【0022】次に、前記搬送ハンガー1の作用について
説明する。サイドドア3・4を第1収容部24に縦向き
姿勢で前後に並べて収容するとともに、ボンネット2を
第1収容部24の側方に設けられた第2収容部25に縦
向き姿勢で収容するので、搬送ハンガー1を搬送方向に
大型化することなくサイドドア3・4及びボンネット2
をコンパクトに収容出来る。しかも、センターステー3
2を水平姿勢と鉛直姿勢とに位置切換え可能に構成して
あるので、水平姿勢に位置切換えした状態でボンネット
2をサイドドア3・4と同じ方向から搬入することが出
来、搬送ハンガー1に対するボンネット2の移載作業を
大幅に簡単化出来る。更に、ボンネット2はその外面を
吸着パッドなどで保持して左方から搬送ハンガー1の右
側の第2収容部25に移載され、インナパネルが外側へ
向くようにセット出来、またサイドドア3・4はロボッ
トなどによりそのインナパネルを保持して左方から搬送
ハンガー1の左側の第1収容部24に移載され、インナ
パネルが外側(左側)へ向くようにセット出来るので、
搬送ハンガー1にセットされたボンネット2及びサイド
ドア3・4に対する艤装品の組付作業を大幅に簡単化出
来る。更に、第1固定具28及び第2固定具46の位置
を調節することで、サイズの異なるボンネット2及びサ
イドドア3・4でも容易に固定保持することが出来、車
種毎に複数の搬送ハンガー1を用意する必要がないので
設備経済的に大変有利になる。
【0023】以上のように、搬送ハンガー1を搬送方向
に大型化することなくボンネット2及びサイドドア3・
4をコンパクトに収容出来ること、搬送ハンガー1に対
するボンネット2の移載作業を大幅に簡単化出来るこ
と、搬送ハンガー1にセットされたボンネット2及びサ
イドドア3・4に対する艤装品の組付作業を大幅に簡単
化出来こと、サイズの異なるサイドドア3・4及びボン
ネット2でも容易に固定保持することが出来、車種毎に
複数の搬送ハンガー1を用意する必要がないので設備経
済的に大変有利になること、などの効果が得られる。
【0024】尚、前記ボンネット2に代えてトランクリ
ッドやバックアを第2収容部に25にセットし、トラ
ンクリッドやバックドアを前後のサイドドア3・4とと
もに搬送するようにしてもよい。また、2ドアタイプの
自動車においては、サイドドア4に代えてトランクリッ
ドやバックドアを第1収容部24にセットし、トランク
リッドやバックドアをボンネット2とフロントサイドド
アとともに搬送するようにしてもよい。尚、前記第1支
持機構33及び第2支持機構48を省略し、これらに設
けられていた第1固定具28及び第2固定具46を支持
フレーム22に固定的に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送ハンガーの側面図である。
【図2】搬送ハンガーの平面図である。
【図3】搬送ハンガーの正面図である。
【図4】受光素子及び発光素子付近の要部平面図であ
る。
【図5】ストリージステーション付近の平面図である。
【図6】第1支持機構の平面図である。
【図7】第1支持機構の側面図である。
【図8】図8の8−8線縦断面図である。
【図9】センターステー付近の要部側面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【符号の説明】
1 搬送ハンガー 2 ボンネット 3・4 サイドドア 24 第1収容部 25 第2収容部 26 第1ローラ 28 第1固定具 32 センターステー 33 第1支持機構 44 第2ローラ 46 第2固定具 48 第2支持機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 17/20 B62D 65/00 B23P 19/00 B23P 21/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車両用ワークを保持して搬送可能
    な車両用ワークの搬送ハンガーにおいて、 前記搬送ハンガーの車両用ワークを搬入する搬入側の部
    分に2つの第1車両用ワークを縦向き姿勢で前後に並べ
    て収容可能な第1収容部を設け、 前記 第1収容部の下端部に第1車両用ワークを受ける複
    数組の第1受具を設け、 前記搬送ハンガーの搬入側とは反対側の部分に第1車両
    用ワークよりも大型の第2車両用ワークを縦向き姿勢で
    収容可能な第2収容部を設け、 前記 第2収容部の下端部に第2車両用ワークを受ける複
    数の第2受具を設け、 前記第1収容部の中央部に下端近傍部を中心にして水平
    位置と鉛直位置とに位置切換え可能なセンターステーを
    設け、 前記センターステーの前後両端部と第1収容部の前後両
    端部に第1車両用ワークを固定する為の第1固定具を夫
    々設け、 前記第2収容部の前後両端部に第2車両用ワークを固定
    するための第2固定具を夫々設けたことを特徴とする車
    両用ワークの搬送ハンガー。
  2. 【請求項2】 前記第1車両用ワークはサイドドアで、
    第2車両用ワークはボンネット或いはトランクリッドで
    あることを特徴とする請求項1に記載の車両用ワークの
    搬送ハンガー。
  3. 【請求項3】 前記第1受具及び第2受具が遊転ローラ
    で構成され、 前記第1収容部の前後両端部に設けられた第1固定具を
    センターステー側の使用位置と反対側の退避位置とに亙
    って移動可能に支持する1対の第1支持機構を設け、 前記第2固定具のうちの少なくとも一方を他方の第2固
    定具側の使用位置と反対側の退避位置とに亙って移動可
    能に支持する第2支持機構を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用ワークの搬送ハンガー。
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