JP3669524B2 - 車両用距離測定装置及び距離測定方法 - Google Patents

車両用距離測定装置及び距離測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、車両に搭載され自車両と自車両の周囲に存在する障害物との距離を測定する車両用距離測定装置とその距離測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来の車両用距離測定装置の構成を示すブロック図である。図において1は光を発生すべく送光指令を出力する送光ドライバ、2は送光ドライバ1の送光指令を受け図示しないレーザダイオード等の発光素子を発光させその光を所定の方向に向けて送光する発光回路、3は光が送光された方向に存在し、発光回路2からの光を反射する車両あるいはその他の障害物、4は障害物3によって反射された反射光を受光してその反射光の強度に応じて受光信号を発生する受光回路、5は発光回路1が送光してから受光回路4が反射光を受光するまでの伝播遅延時間を計時する伝播遅延時間測定手段で、送光ドライバ1からは送光時点の情報が入力されていると共に受光回路4からは受光信号が入力されている。6は複数回数測定した伝播遅延時間の平均化を行う平均化手段、7は平均化手段6で演算された伝播遅延時間の平均値に基づいて自車両と障害物3との距離を演算する距離演算手段、8は送光ドライバ1、伝播遅延時間測定手段5、平均化手段6及び距離演算手段7を包含するマイクロコンピュータである。なお、距離演算手段7で演算された検出距離は、マイクロコンピュータ8の他の処理に用いられたり、あるいは図示しない他のマイクロコンピュータに送られるなど様々の用途に用いられる。
【0003】
図14は従来装置の動作を示すフローチャート、図15は従来装置の動作を示すタイムチャートである。ステップS1では送光ドライバ1が送光指令を出力したことを検出し、これを受けてステップS2では図示しないカウンタによる計時が開始される。このカウンタの計数は、所定の周波数を有するパルス列を検出する毎に1増加することにより為される。ステップS3では、受光回路4で発生した受光信号と予め定められたスレッショルドレベルとが比較され、受光信号がスレッショルドレベル以上になった時点を受光検出時点として検出する。ここで、障害物3までの真の距離は受光時点までの伝播遅延時間により表されるが、ノイズなどによる影響を考慮してスレッショルドレベルを設定し、受光信号がこれ以上になった時点を受光検出時点としこの受光検出時点までの伝播遅延時間に基づき障害物3までの距離が演算される。ステップS4では受光検出時点を検出したことによりカウンタの計数動作を停止し、カウンタの計数値を伝播遅延時間として記憶すると共に、次回の計数動作に備えてカウンタをクリアする。ステップS5では伝播遅延時間の測定が所定回数、例えば10回行われたか否かを判定し、10回未満であればステップS1に戻ると共に、10回に達していればステップS6に進んで、10回分の伝播遅延時間を平均化する。ステップS7では平均化された伝播遅延時間に基づき障害物3との距離を演算する。この演算は、伝播遅延時間と光速とに基づいて演算する、あるいは伝播遅延時間に対応して距離を格納したテーブル等を用いて行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置の受光検出時点の検出は上述のように行っていたので霧などの外乱により障害物までの距離を誤検出することがあった。これを図を用いて説明する。図16、図17は従来の問題点を説明するための説明図で、図16は霧9が発生したときの測定動作を示し、図17はそのときの受光検出時点の検出を示す。霧9が発生していない場合は、図16に実線で示した如く発光回路2から送光された光は障害物3まで到達し、これに反射された光が受光回路4に戻ってくる。このときの受光検出時点は図17に示すようにt2となる。これに対し霧9が発生している場合は、図16に破線で示した如く発光回路2から送光された光は障害物3まで到達することなく霧9で反射されて受光回路4に戻ってくる。従って、伝播遅延時間は霧9が発生していない場合に比し非常に短くなり図17にt1で示す時点を受光検出時点として検出してしまう。これを防止するためにスレッショルドレベルを図17に実線で示すレベルから破線で示すレベルに引き上げることも考えられる。しかしながら障害物3が遠距離であれば反射光も弱くなりこれに応じて受光信号も小さくなる。従って図17に破線で示す信号強度の強い信号を検出しないようにすると、遠距離にある障害物を検出できなくなるという新たな問題点を生じてしまう。
【0005】
また図18に示すように障害物3までの距離が同じであっても受光信号の強度により測定した距離に誤差が生じるという問題点があった。図において、t3は受光回路4が反射光を受光した受光時点、t4は受光信号の信号強度が強い場合の受光検出時点、t5は受光信号の信号強度が弱い場合の受光検出時点である。なお、受光信号の信号強度の変化は、障害物が光を反射しやすいものであるか否か、あるいは経時変化や劣化、汚損によって発光回路2あるいは受光回路4の能力が当初よりも低下した場合、もしくは霧、雨による送光の散乱などが挙げられる。
【0006】
この発明は上述のような問題点を解決すべく為されたものであって、障害物までの距離を誤検出することなく、正確に測定することができる車両用距離測定装置を得ることを目的としている。
【0007】
また、この発明は、障害物までの距離を誤検出することなく、正確に測定することができる距離測定方法を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車両用距離測定装置は、電磁波を発生し照射する照射手段と、電磁波が障害物に反射した反射を受してこの反射の強度に応じて受信信号を発生する受信手段と、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値を有し、受信信号と比較値とを比較して受信信号が比較値以上になった時点を受信検出時点として認識すると共に、照射手段が照射した時点から受信検出時点までの伝播遅延時間を計時する伝播遅延時間測定手段と、受信信号の信号強度を検出する信号強度検出手段と、信号強度と伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を有し、この補正値を用いて伝播遅延時間を補正する補正手段と、この補正された伝播遅延時間に基づき障害物と自車両との距離を演算する距離演算手段とを備えたものである。
【0009】
また、この発明に係る距離測定方法は、電磁波を照射してから該電磁波が障害物によって反射された反射波を受信するまでの伝播遅延時間に基づいて障害物までの距離を測定する距離測定方法であって、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値と、反射を受してこの反射の強度に応じて発生する受信信号とを比較して、受信信号が比較値以上になった時点を受信検出時点として認識するステップと、電磁波を照射した時点から受信検出時点までの伝播遅延時間を計時するステップと、受信信号の信号強度を検出するステップと、信号強度と伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を有し、この補正値を用いて伝播遅延時間を補正するステップと、この補正された伝播遅延時間に基づき障害物と自車両との距離を演算するステップとを有するものである。
【0010】
【作用】
この発明に係る車両用距離測定装置は、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値を有し、受信信号と比較値とを比較して受信信号が比較値以上になった時点を受信検出時点として認識し、照射手段が照射した時点から受信検出時点までの伝播遅延時間を計時し、受信信号の強度と伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を用いて伝播遅延時間を補正し、この補正された伝播遅延時間に基づき障害物と自車両との距離を演算する。
【0011】
また、この発明に係る距離測定方法は、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値と、反射を受することによって発生する受信信号とを比較して、受信信号が比較値以上になった時点を受信検出時点として認識し、電磁波を照射した時点から受信検出時点までの伝播遅延時間を計時し、受信信号の強度と伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を用いて伝播遅延時間を補正し、この補正された伝播遅延時間に基づき障害物と自車両との距離を演算する。
【0012】
【実施例】
実施例1.
実施例1は、霧、雨などの外乱によって障害物を誤検出することがないと共に、障害物が遠距離にあっても確実に距離を測定することができる車両用距離測定装置及び距離測定方法を提供するものである。図1に実施例1の構成をブロック図で示す。図において1は電磁波の一種である光を発生すべく送光指令を出力する送光ドライバ、2は送光ドライバ1の送光指令を受け図示しないレーザダイオード等の発光素子を発光させその光を所定の方向に向けて送光する照射手段としての発光回路、3は光が送光された方向に存在し、発光回路2からの光を反射する車両あるいはその他の障害物、4は障害物3によって反射された反射波である反射光を受光してその反射光の強度に応じて受信信号である受光信号を発生する受信手段としての受光回路、10は発光回路1が送光してから受光回路4が反射光を受光するまでの伝播遅延時間を計時する伝播遅延時間測定手段で、送光ドライバ1からは送光時点の情報が入力されていると共に受光回路4からは受光信号が入力されている。6は複数回数測定した伝播遅延時間の平均化を行う平均化手段、7は平均化手段6で演算された伝播遅延時間の平均値に基づいて自車両と障害物3との距離を演算する距離演算手段、8は送光ドライバ1、伝播遅延時間測定手段、平均化手段6及び距離演算手段7を包含するマイクロコンピュータである。なお、距離演算手段7で演算された検出距離は、マイクロコンピュータ8の他の処理に用いられたり、あるいは図示しない他のマイクロコンピュータに送られるなど様々の用途に用いられる。
【0013】
実施例1の動作は従来装置と略同様で、受信検出時点としての受光検出時点の検出の仕方が異なっている。図2は実施例1の伝播遅延時間測定手段10の動作を説明する説明図である。この伝播遅延時間測定手段10において設定された比較値としてのスレッショルドレベルは、伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が、即ち、図示左側ほど大きくなるように設定されている。これは、例えばRC直列回路から成る積分回路の放電曲線を利用しており、その曲線の選択はRC直列回路の時定数を変更することにより為される。
【0014】
図2において、霧、雨などの外乱による受光信号を破線で示す。外乱による受光信号は伝播遅延時間が比較的に短い部分で発生し、その位置はほぼ決まっている。また、外乱による反射は障害物3に反射した光に比しその強度が小さい。従って、図2の如くスレッショルドレベルを設定すれば、外乱による受光信号がスレッショルドレベルを超えることがないので、外乱による受光信号を障害物3による受光信号であると誤認することがない。また、実際に、近距離に障害物3がある場合には送光した光の散乱が少ないために比較的に大きな信号強度の受光信号が発生する。この場合には図示した如く受光信号はスレッショルドレベルよりも充分大きくなり、伝播遅延時間測定手段10は受光信号がスレッショルドレベル以上になった時点を受光検出時点として認識する。よって、伝播遅延時間が短い部分のスレッショルドレベルを大きくしても障害物3を検出できなくなると言うことはない。更に、障害物3が遠距離にある場合は、近距離にある場合に比し受光信号の信号強度が小さくなっている。しかしながら、図示した如く、伝播遅延時間が比較的に長い部分ではスレッショルドレベルを充分小さくしているので障害物3を確実に検出することができる。
【0015】
よって、実施例1によれば、外乱による反射光を障害物であると誤認することが無いと共に、障害物が遠距離にあったとしてもその距離を測定することができる。
【0016】
また、上記実施例ではスレッショルドレベルをRC直列回路で簡単に作成できる左上がりの曲線としたが、これに限られることなく伝播遅延時間が短い領域では検出レベルが比較的に大きく、且つ伝播遅延時間が長い領域では検出レベルが比較的に小さいものであればよい。例えば、図2に示す如く、1点鎖線aのように曲線を複数本の直線で近似するもの、2点鎖線bのように左上がりの階段波形とするもの、3点鎖線cのように伝播遅延時間が比較的に短い部分は左上がりの直線としそれ以降を水平線とするもの、4点鎖線dのように伝播遅延時間が比較的に短い部分では比較値の値が大きく且つ伝播遅延時間が比較的に長い部分では比較値の値が小さいものなど様々の手法が考えられる。
【0017】
実施例2.
実施例2は受光信号の信号強度の違いにより測定距離に誤差が生じることを無くする車両用距離測定装置及び距離測定方法を得るものである。図3は受光信号の信号強度の違いにより誤差が生じることを説明する説明図である。これは例えば、障害物3までの距離が同じであっても、障害物3の反射率あるいは大きさが異なる場合を示している。受光信号の信号強度は反射光の強度に応じたものとなっているため、障害物3の反射率が大きいあるいは外形が大きい場合には信号強度が強くなると共に、障害物3の反射率が小さいあるいはその外形が小さい場合には信号強度が弱くなる。
【0018】
図3においては、受光時点までの時間、即ち障害物3までの距離が同じであることが示されている。しかしながら、上述したように障害物3までの距離は、送光時点から受光検出時点までの伝播遅延時間に基づいて演算されている。即ち、測定距離として演算された値には、受光時点から受光検出時点までの時間に相当する距離が誤差として含まれている。ここで、受光信号の信号強度が異なる場合を比較してみると信号強度が弱い受光信号の場合はその立ち上がりが緩やかになっているためスレッショルドレベルに達するまでに時間を要しており、このため信号強度が強い場合に比しその誤差が大きくなっている。実施例2はこのような問題点を解決し、受光信号の信号強度に関わらず、正確に障害物までの距離を検出するものである。
【0019】
図4は実施例2の構成を示すブロック図、図5は実施例2の動作を示すフローチャートである。図において、前出と同一符号を付しているものは前出と同一あるいは相当部分を示す。図において、11は受光回路4で発生した受光信号の信号強度即ち受光レベルを検出する信号強度検出手段としての受光レベル検出手段、12は複数回数測定した伝播遅延時間及び受光レベルを平均化処理する平均化手段、13は平均化を行った受光レベルに応じて第1の補正値としての補正値を決定する補正値決定手段、14は決定した補正値によって平均化手段12で平均化された伝播遅延時間を補正する補正手段であって、補正値決定手段13と補正手段14とは第1の補正手段を構成している。
【0020】
次に図5を用いて実施例2の動作を説明する。ステップS11では送光ドライバ1が送光指令を出力したことを検出し、これを受けてステップS12では図示しないカウンタによる計時が開始される。このカウンタの計数は、所定の周波数を有するパルス列を検出する毎に1増加することにより為される。ステップS13では、受光回路4で発生した受光信号と予め定められたスレッショルドレベルとが比較され、受光信号がスレッショルドレベル以上になった時点を受光検出時点として検出する。ここで、障害物3までの真の距離は受光時点までの伝播遅延時間により表されるが、ノイズなどによる影響を考慮してスレッショルドレベルを設定し、受光信号がこれ以上になった時点を受光検出時点としこの受光検出時点までの伝播遅延時間に基づき障害物3までの距離が演算される。ステップS14では受光検出時点を検出したことによりカウンタの計数動作を停止し、カウンタの計数値を伝播遅延時間として記憶すると共に、次回の計数動作に備えてカウンタをクリアする。ステップS15では受光信号の受光レベル、即ち図3に示す信号レベルを検出する。ステップS16では伝播遅延時間の測定が所定回数、例えば10回行われたか否かを判定し、10回未満であればステップS11に戻ると共に、10回に達していればステップS17に進んで、10回分の伝播遅延時間を平均化する。同様にステップS18では10回分の受光レベルが平均化される。
【0021】
ステップS19では平均化された受光レベルに応じて補正値が決定される。この補正値は図3に示すように、平均化された受光レベルがh1であったときは誤差d1に対応する補正値、平均化された受光レベルがh2であったときは誤差d2に対応する補正値が決定される。なお、これらの補正値は誤差に相当する時間のデータで与えられている。このデータは受光レベルに対応して複数段に設定されたテーブルに記憶されており、平均化された受光レベルの値に応じてテーブルの値が読み出される。
【0022】
ステップS20では、ステップS17で平均化された伝播遅延時間にステップS19で決定された補正値が加算される。ステップS21では補正された伝播遅延時間に基づき障害物3との距離が演算される。この演算は、伝播遅延時間と光速とに基づいて演算する、あるいは伝播遅延時間に対応して距離を格納したテーブル等を用いて行われる。
【0023】
従って、実施例2によれば、受光信号の信号強度によって障害物までの測定距離に誤差が生じるということがない。
【0024】
なお、実施例2では補正値を複数個設定してテーブルから読み出すようにしたが、関数などを有しておいてその関数に基づいて補正値を連続的に演算するようにしても良い。
【0025】
また、実施例2では、補正値を時間データとしたが距離データとしても良い。即ち、まず平均化した伝播遅延時間に相当する距離を演算する。ここで補正値は、図3に示す誤差d1あるいはd2の時間に相当する距離のデータとして設定されている。従って、信号強度に応じて距離データとして設定された補正値を読み込み、この補正値と平均化した伝播遅延時間に相当する距離とを演算すればよい。
【0026】
また、実施例2では信号強度の判定に受光信号のピークレベルを用いたが、これは信号の強度を表すものであればどのようなものを使用しても良く、例えば受光信号を積分してその積分値により判定するようにしても良い。
【0027】
実施例3.
実施例3は実施例1の改良に関するものであって、障害物までの距離に応じて測定距離を補正するというものである。図6は実施例1の更なる課題を示す説明図であって、受光信号の信号強度が同じであるがその距離が異なる場合を示している。実施例1では外乱による誤検出を防止するためにスレッショルドレベルを左上がりとし、伝播遅延時間が比較的に短い部分の検出感度を下げた。しかしながら、図6に示すように同じ信号強度の受光信号であっても伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が、即ち障害物3までの距離が短いほど誤差が大きくなる。そこで実施例3では、測定した距離に応じて補正値を決定し測定距離を補正するようにしている。
【0028】
図7は、実施例3の構成を示すブロック図である。図において前出と同一あるいは相当部分には同一符号を付している。15は距離演算手段7により演算された測定距離に基づき第2の補正値である補正値を決定する補正値決定手段、16は補正値決定手段15により決定された補正値に基づき測定距離を補正する補正手段であって、補正値決定手段15及び補正手段16は第2の補正手段を構成している。
【0029】
図8は実施例3の動作を示すフローチャートであって、この図を用いて実施例3の動作を説明する。ステップS31では送光ドライバ1が送光指令を出力したことを検出し、これを受けてステップS32では図示しないカウンタによる計時が開始される。このカウンタの計数は、所定の周波数を有するパルス列を検出する毎に1増加することにより為される。ステップS33では、受光回路4で発生した受光信号と予め定められた左上がりのスレッショルドレベルとが比較され、受光信号がスレッショルドレベル以上になった時点を受光検出時点として検出する。ステップS34では受光検出時点を検出したことによりカウンタの計数動作を停止し、カウンタの計数値を伝播遅延時間として記憶すると共に、次回の計数動作に備えてカウンタをクリアする。ステップS35では伝播遅延時間の測定が所定回数、例えば10回行われたか否かを判定し、10回未満であればステップS31に戻ると共に、10回に達していればステップS36に進んで、10回分の伝播遅延時間を平均化する。
【0030】
ステップS37ではステップS36で得られた平均化された伝播遅延時間に応じて補正値が決定される。この補正値は図6に示すように、平均化された伝播遅延時間がL1であったときは誤差d3に対応する補正値、平均化された伝播遅延時間がL2であったときは誤差d4に対応する補正値が決定される。なお、これらの補正値は誤差に相当する時間のデータで与えられている。このデータは平均化された伝播遅延時間に対応して複数段に設定されたテーブルに記憶されており、平均化された伝播遅延時間の値に応じてテーブルの値が読み出される。
【0031】
ステップS38では、平均化された伝播遅延時間とステップS37で決定された補正値とが加算される。ステップS39ではステップS38で補正された伝播遅延時間に基づき障害物との距離を演算する。
【0032】
よって、実施例3によれば、障害物と自車両との距離が異なっても正確に障害物までの距離を測定することができる。
【0033】
なお、実施例3では補正値を複数個設定してテーブルから読み出すようにしたが、関数などを有しておいてその関数に基づいて補正値を連続的に演算するようにしても良い。
【0034】
また、実施例3では、補正値を時間データとしたが距離データとしても良い。即ち、まず平均化した伝播遅延時間に相当する距離を演算する。ここで補正値は、図3に示す誤差d3あるいはd4の時間に相当する距離のデータとして設定されている。従って、平均化した伝播遅延時間に基づいて演算された障害物までの距離に応じて距離データとして設定された補正値を読み込み、この補正値と該障害物までの距離とを加算すればよい。
【0035】
実施例4.
実施例4は、実施例1乃至3を組み合わせたものである。図9は実施例4の構成を示すブロック図である。図において前出と同一あるいは相当部分には同一符号を付している。17は、2つの補正値によって補正を行う補正手段である。送光ドライバ1から送光指令が出力されると、発光回路2がこれを受けて所定の方向に光を送光する。この光は障害物3に反射されてその反射光の一部が受光回路4に受光される。反射光を受けた受光回路4はその反射光の強度に応じた受光信号を発生し伝播遅延時間測定手段10に与える。伝播遅延時間測定手段10は、伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値がそのレベルを大きく設定されたスレッショルドレベルと受光信号とを比較し、受光信号がスレッショルドレベル以上になった時点を受光検出時点として認識し、送光指令出力時点から受光検出時点までの時間を伝播遅延時間として測定する。また、受光レベル検出手段11では、受光信号の信号レベルが検出される。伝播遅延時間と受光レベルとはそれぞれ複数回数、例えば10回測定され、平均化手段12で各々平均化される。補正値決定手段13では平均化手段12で平均化された受光レベルに基づいて第1の補正値が決定される。また、補正値決定手段15では、平均化手段12で平均化された伝播遅延時間に基づいて第2の補正値が決定される。補正手段17では決定された、第1及び第2の補正値により伝播遅延時間を補正し、距離演算手段7ではこの補正された伝播遅延時間に基づいて障害物3との距離が演算され出力される。なお、実施例4において、補正値決定手段13及び補正手段17は第1の補正手段を構成していると共に、補正値決定手段15及び補正手段17は第2の補正手段を構成している。
【0036】
図10は、実施例4の動作を示すフローチャートである。ステップS41では送光ドライバ1が送光指令を出力したことを検出し、これを受けてステップS42では図示しないカウンタによる計時が開始される。このカウンタの計数は、所定の周波数を有するパルス列を検出する毎に1増加することにより為される。ステップS43では、受光回路4で発生した受光信号と予め定められた左上がりのスレッショルドレベルとが比較され、受光信号がスレッショルドレベル以上になった時点を受光検出時点として検出する。ステップS44では受光検出時点を検出したことによりカウンタの計数動作を停止し、カウンタの計数値を伝播遅延時間として記憶すると共に、次回の計数動作に備えてカウンタをクリアする。ステップS45では受光信号の受光レベル、即ち図3に示す信号レベルを検出する。ステップS46では伝播遅延時間の測定が所定回数、例えば10回行われたか否かを判定し、10回未満であればステップS41に戻ると共に、10回に達していればステップS47に進んで、10回分の伝播遅延時間を平均化する。同様にステップS48では10回分の受光レベルが平均化される。
【0037】
ステップS49では平均化された受光レベルに応じて補正値が決定される。この補正値は図3に示すように、平均化された受光レベルがh1であったときは誤差d1に対応する補正値、平均化された受光レベルがh2であったときは誤差d2に対応する補正値が決定される。なお、これらの補正値は誤差に相当する時間のデータで与えられている。このデータは受光レベルに対応して複数段に設定されたテーブルに記憶されており、平均化された受光レベルの値に応じてテーブルの値が読み出される。
【0038】
ステップS50ではステップS47で得られた平均化された伝播遅延時間に応じて補正値が決定される。この補正値は図6に示すように、平均化された伝播遅延時間がL1であったときは誤差d3に対応する補正値、平均化された伝播遅延時間がL2であったときは誤差d4に対応する補正値が決定される。なお、これらの補正値は誤差に相当する時間のデータで与えられている。このデータは平均化された伝播遅延時間に対応して複数段に設定されたテーブルに記憶されており、平均化された伝播遅延時間の値に応じてテーブルの値が読み出される。
【0039】
ステップS51では、ステップS47で平均化された伝播遅延時間にステップS49で決定された補正値とステップS50で決定された補正値とがそれぞれ加算される。ステップS52では補正された伝播遅延時間に基づき障害物3との距離が演算される。
【0040】
従って、実施例4によれば、霧、雨などの外乱による誤検出の防止、受光信号の信号強度あるいは障害物までの距離の差による測定誤差の縮小が図れ、信頼性が高く、且つ正確な距離測定が可能な車両用距離測定装置及び距離測定方法が得られる。
【0041】
実施例5.
実施例5は実施例4の簡略化を図ったものである。実施例4では第1の補正手段による補正と第2の補正手段による補正とを時系列的に行ったが、実施例5ではこれを第3の補正手段により一括して行う。図11に実施例5の構成をブロック図で示す。図において前出と同一あるいは相当部分には同一符号を付している。18は第3の補正手段としての補正手段であって、実施例4で言えば補正値決定手段13、15及び補正手段17がこれに相当し、実施例5ではこれを単一の手段で構成している。
【0042】
図12は、実施例5の動作を示す説明図である。なお、実施例5の基本的な動作は実施例4と同様である。上述にて説明したように、平均化手段12からは平均化された伝播遅延時間と平均化された受光レベルとが出力される。補正手段18はこの2つの情報を受け第3の補正値としての補正値を演算する。即ち、平均化された伝播遅延時間により図12に示された補正値テーブルL1乃至Lnのうちの何れかを選択すると共に、平均化された受光レベルにより該補正値テーブルの内の何れのアドレスに格納された値を使用するかを決定する。これにより得られた補正値は平均化された伝播遅延時間と加算される。そして、距離演算手段7は、補正された伝播遅延時間に基づいて障害物までの距離を演算する。
【0043】
従って、実施例5によれば、装置の簡略化が可能であると共に、演算の簡略化が図れる。
【0044】
なお、実施例5では複数の補正値テーブルを用意しこれを選択して使用するようにしたが、伝播遅延時間と受光レベルとをパラメータとする2次元テーブルに補正値を格納し1度の読み出し処理で補正値を得るようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】
従って、この発明に係る車両用距離測定装置によれば、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値を有し、受信信号と比較値とを比較して受信信号が比較値以上になった時点を受信検出時点として認識すると共に、照射手段が照射した時点から受信検出時点までの伝播遅延時間を計時する伝播遅延時間測定手段と、受信信号の信号強度を検出する信号強度検出手段と、信号強度と伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を有し、この補正値を用いて伝播遅延時間を補正する補正手段と、この補正された伝播遅延時間に基づき障害物と自車両との距離を演算する距離演算手段とを備えたので、障害物を誤検出することがなくしかも正確な距離を測定でき、装置の簡略化を図ることができる。
【0046】
また、この発明に係る距離測定方法によれば、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値と、反射を受してこの反射の強度に応じて発生する受信信号とを比較して、受信信号が比較値以上になった時点を受信検出時点として認識するステップと、電磁波を照射した時点から受信検出時点までの伝播遅延時間を計時するステップと、受信信号の信号強度を検出するステップと、信号強度と伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を有し、この補正値を用いて伝播遅延時間を補正するステップと、この補正された伝播遅延時間に基づき障害物と自車両との距離を演算するステップとを有するので、外乱による障害物の誤検出がないと共に障害物までの距離を正確に測定でき、演算を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例1の伝播遅延時間測定手段10の動作を説明する説明図である。
【図3】 受光信号の信号強度の違いにより誤差が生じることを説明する説明図である。
【図4】 実施例2の構成を示すブロック図である。
【図5】 実施例2の動作を示すフローチャートである。
【図6】 実施例1の更なる課題を示す説明図である。
【図7】 実施例3の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施例3の動作を示すフローチャートである。
【図9】 実施例4の構成を示すブロック図である。
【図10】 実施例4の動作を示すフローチャートである。
【図11】 実施例5の構成を示すブロック図である。
【図12】 実施例5の動作を示す説明図である。
【図13】 従来の車両用距離測定装置を示すブロック図である。
【図14】 従来装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 従来装置の動作を示すタイムチャートである。
【図16】 従来装置の問題点を説明する説明図である。
【図17】 従来装置の問題点を説明する説明図である。
【図18】 従来装置の問題点を説明する説明図である。
【符号の説明】
1:送光ドライバ、2:発光回路、3:障害物、4:受光回路、5:伝播遅延時間測定手段、6:平均化手段、7:距離演算手段、8:マイクロコンピュータ、9:霧、10:伝播遅延時間測定手段、11:受光レベル検出手段、12:平均化手段、13:補正値決定手段、14:補正手段、15:補正値決定手段、16:補正手段、17:補正手段、18:補正手段

Claims (2)

  1. 電磁波を発生し照射する照射手段と、前記電磁波が障害物に反射した反射を受してこの反射の強度に応じて受信信号を発生する受信手段と、前記照射から前記受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値を有し、前記受信信号と前記比較値とを比較して前記受信信号が前記比較値以上になった時点を受信検出時点として認識すると共に、前記照射手段が照射した時点から前記受信検出時点までの伝播遅延時間を計時する伝播遅延時間測定手段と、前記受信信号の信号強度を検出する信号強度検出手段と、前記信号強度と前記伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を有し、この補正値を用いて前記伝播遅延時間を補正する補正手段と、この補正された伝播遅延時間に基づき前記障害物と自車両との距離を演算する距離演算手段とを備えたことを特徴とする車両用距離測定装置。
  2. 電磁波を照射してから該電磁波が障害物によって反射された反射波を受信するまでの伝播遅延時間に基づいて前記障害物までの距離を測定する距離測定方法であって、照射から受信までの伝播遅延時間が長い場合に比し短い場合の方が比較の基準とされる値が大きくなるよう設定された比較値と、前記反射を受してこの反射の強度に応じて発生する受信信号とを比較して、前記受信信号が前記比較値以上になった時点を受信検出時点として認識するステップと、電磁波を照射した時点から前記受信検出時点までの伝播遅延時間を計時するステップと、前記受信信号の信号強度を検出するステップと、前記信号強度と前記伝播遅延時間との両方に応じて設定された補正値を有し、この補正値を用いて前記伝播遅延時間を補正するステップと、この補正された伝播遅延時間に基づき前記障害物と自車両との距離を演算するステップとからなる距離測定方法。
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