JP3669477B2 - 電話回線/ドアホン切替アダプタ - Google Patents

電話回線/ドアホン切替アダプタ Download PDF

Info

Publication number
JP3669477B2
JP3669477B2 JP23789599A JP23789599A JP3669477B2 JP 3669477 B2 JP3669477 B2 JP 3669477B2 JP 23789599 A JP23789599 A JP 23789599A JP 23789599 A JP23789599 A JP 23789599A JP 3669477 B2 JP3669477 B2 JP 3669477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
telephone
digit
doorphone
telephone line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23789599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001069253A (ja
Inventor
将広 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP23789599A priority Critical patent/JP3669477B2/ja
Publication of JP2001069253A publication Critical patent/JP2001069253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3669477B2 publication Critical patent/JP3669477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線とドアホンとを、電話機に対して切替接続する電話回線/ドアホン切替アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の電話回線/ドアホン切替アダプタ(以下、単に「アダプタ」ともいう)の内部構成の一例を示すブロック図である。図示したアダプタ100は、電話機200を付加接続できるようになっており、また、集合住宅の各住戸に設置されたインターホンで構成され、集合住宅の中央(監視室、警備室など)に設置された監視盤400に通話線L1と制御線L2を介して接続されている。
【0003】
したがって、このアダプタ100自身において、電話回線Lを通じた通話、ドアホン300との通話、監視室や警備室などに設置された監視盤400との通話、監視盤400に更に接続された集合玄関子機500(ロビーインターホン)との通話を可能とするとともに、電話機200においても、アダプタ100の切替制御により、電話回線L、ドアホン300、監視盤400、集合玄関子機500との通話を可能にしている。
【0004】
このアダプタ100には、CPUなどで構成され、以下の各部を制御する制御部110と、電話機200の接続を、電話回線Lとドアホン300等との間で切り替える切替リレー111と、電話回線Lの使用状態を検出する外線使用状態検出回路112と、電話回線Lを通じた呼出を検出する着信検出回路113と、電話機200からのダイヤル信号を検出するダイヤル検出部114と、ドアホン300、監視盤400、集合玄関子機500との通話を制御するドアホン通話制御回路115と、このアダプタ100自身での通話を行うための通話回路116及びハンドセット117と、呼出音を出力する呼出音出力部118及びスピーカSPとを備える。
【0005】
通常は、切替リレー111は、電話機200を電話回線Lに接続しており、ドアホン300、監視盤400、集合玄関子機500のいずれかからの呼出を、ドアホン通話制御回路115が検出すると、制御部110は、切替リレー111を切り替えて、電話機200とドアホン通話制御回路115とを接続し、ドアホン通話制御回路115から電話機200に対して、呼出信号(60Hz、約180Vp−p)を送出する。
【0006】
この呼出に対して、電話機200が受話器を取り上げて応答すると、ドアホン通話制御回路115は呼出信号の送出を停止して、電話機200とドアホン300等との間での通話状態に移行する。
電話機200では、例えば、集合玄関子機500との通話中に、所定のダイヤル操作(例えば「5」をダイヤル)を行うと、ダイヤル検出部114がこれを検出し、制御部110が制御線L2を通じて解錠信号を送出する。すると、集合玄関子機500側の電気錠が解錠できるようになっている。その後、電話機200において受話器を元に戻せば、切替リレー111は、電話機200と電話回線Lを接続するように切り替わる。
【0007】
一方、ドアホン300等から呼出があったときに、外線使用状態検出回路112において、電話機200が電話回線Lを介して外線通話中であることを検出しているときは、制御部110は切替リレー111をドアホン300側に切り替えることをしない。
なお、電話機200のダイヤル操作の特定の機能には、集合玄関子機500と通話中における電気錠の解錠以外に、電話回線Lを介した外線通話の保留(外線通話中に、例えば「0」をダイヤル)、外線通話の保留状態の解除(外線保留中に、例えば「0」をダイヤル)、外線通話中のドアホン応答及び通話保留(外線通話中のドアホン呼出時に、例えば「4」をダイヤル)、その後のドアホン通話終了及び外線通話の保留状態の解除(ドアホン通話中に、例えば「0」をダイヤル)などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の電話回線/ドアホン切替アダプタでは、電話機のダイヤル操作による特定の機能が勝手に誤動作してしまう場合があった。
この場合、電話機のダイヤル操作には、プッシュボタン操作を含んでおり、また、パルス信号の送出とトーン信号の送出の両方を含んでいるが、通話中に、特定の機能を果たす1桁のトーン信号の周波数に近い周波数成分の音声(例えば、高い女声)が入力されたときには、その音声をトーン信号と誤って認識する場合があった。
【0009】
それによって、ダイヤル操作をしていないにも拘らず、集合玄関の電気錠が解錠したり、ドアホン通話が終了して外線保留状態が解除するといった問題が発生していた。
図5は、上記動作の一例を示すタイムチャートであり、電話機のダイヤル操作によって、集合玄関の解錠を行う場合を示している。電話機では、(a)集合玄関子機との通話中に、(b)「5」をダイヤルすれば、(c)集合玄関の電気錠を解錠できるが、通話中にダイヤル操作をしていないにも拘らず、通話中の音声を誤認識して、電気錠を解錠する場合がある(矢印ア参照)。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電話機においてダイヤル操作をしていないにも拘らず、ダイヤル操作による特定の機能が誤って実行されることがないようにした電話回線/ドアホン切替アダプタを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1〜請求項2には、電話回線と、住戸の玄関口などに設置されたドアホンと、集合住宅の監視室などに設置された監視盤とを接続するとともに、電話機を接続し、電話回線、ドアホン、監視盤のいずれかを切替接続して、電話機による通話を可能とする電話回線/ドアホン切替アダプタの改良を提案する。
【0012】
請求項1では、予め、上記電話機による複数桁のダイヤル操作の各々に対応させ、かつ、1桁のダイヤル操作の各々にも対応させた、特定の機能を登録しており、電話機の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と1桁のダイヤル操作のいずれかに切替可能に設定する設定手段を備え、設定手段により複数桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機の通話中に、電話機から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する一方、設定手段により1桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機の通話中に、電話機から1桁のダイヤル信号を受信したときには、その1桁のダイヤル信号に対応した機能を実行することを特徴とする。
【0013】
請求項では、請求項1において、電話機によるダイヤル操作に対応させて登録された特定の機能は、監視盤による集合玄関の解錠、通話の保留、通話保留の解除、通話の保留及び他の通話開始、通話保留の解除及び他の通話終了のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明の請求項3〜請求項4には、電話回線と、住戸の玄関口などに設置されたドアホンとを接続するとともに、電話機を接続し、電話回線、ドアホンのいずれかを切替接続して、電話機による通話を可能とする電話回線/ドアホン切替アダプタの改良を提案する。
【0014】
請求項3では、予め、上記電話機による複数桁のダイヤル操作の各々に対応させ、かつ、1桁のダイヤル操作の各々にも対応させた、特定の機能を登録しており、電話機の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と1桁のダイヤル操作のいずれかに切替可能に設定する設定手段を備え、設定手段により複数桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機の通話中に、電話機から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する一方、設定手段により1桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機の通話中に、電話機から1桁のダイヤル信号を受信したときには、その1桁のダイヤル信号に対応した機能を実行することを特徴とする。
【0015】
請求項4では、請求項3において、電話機によるダイヤル操作に対応させて登録された特定の機能は、通話の保留、通話保留の解除、通話の保留及び他の通話開始、通話保留の解除及び他の通話終了のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。
図1は、本発明の電話回線/ドアホン切替アダプタの基本動作の一例を示したタイムチャート、図2は、電話回線/ドアホン切替アダプタの構成の一例を示したブロック図である。
【0017】
図2に示すように、電話回線/ドアホン切替アダプタ1は、電話回線Lと、住戸の玄関口などに設置されたドアホン3と、集合住宅の監視室などに設置された監視盤4とを接続するとともに、電話機2を接続し、電話回線L、ドアホン3、監視盤4のいずれかを切替接続して、電話機2による通話を可能とする。なお、アダプタ1と監視盤4とは、通話線L1と、多重伝送を行う制御線L2とを介して接続されており、監視盤4には更に、集合住宅の共同玄関に設置された集合玄関子機5(ロビーインターホン)を接続している。
【0018】
アダプタ1には、予め、電話機2による複数桁のダイヤル操作の各々に対応させて、特定の機能を登録しており、電話機2の通話中に、電話機2から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応して登録された機能を実行するようになっている。
図1は、その動作の一例を示すタイムチャートであり、電話機2のダイヤル操作によって、集合玄関の解錠を行う場合を示している。電話機2では、(a)集合玄関子機5との通話中に、(b)予め定められた複数桁のダイヤル(例えば、「*」「*」「5」)をすれば、(c)集合玄関の電気錠を解錠できる(矢印Aを参照)。したがって、従来のように、通話中にダイヤル操作をしていない状態で、通話中の音声を1桁のダイヤル操作による信号と誤認識しても、電気錠を解錠するような場合がない(矢印B参照)。また、1桁のダイヤル操作によって、特定の機能が実行されることもない(矢印C参照)。
【0019】
なお、このような動作は、電話機2のダイヤル操作によって、トーン信号の送出する場合のみに限定してもよい。パルス信号であれば誤認識することがなく、また、パルス信号を送出する場合に複数桁の操作を必要とすれば、操作時間が長くなり操作が面倒になるからである。また、図1では、3桁のダイヤル操作の場合を例示したが、これには限定されず、2桁や4桁以上の操作であってもよい。
【0020】
図2に示したアダプタ1は、集合住宅の各住戸に設置されたインターホンで構成されており、このアダプタ1自身において、ドアホン3との通話、監視盤4との通話、監視盤4に更に接続された集合玄関子機5との通話を可能としている。なお、ここでは、ダイヤル操作部を備えずに、アダプタ1自身では、電話回線Lを通じた通話機能(外線通話機能)は備えていないものとしているが、これに限定されるものではない。
【0021】
このアダプタ1には、図4に示した従来の構成と同様に、CPUなどで構成され、以下の各部を制御する制御部10と、電話機2の接続を、電話回線Lとドアホン3等との間で切り替える切替リレー11と、電話回線Lの使用状態を検出する外線使用状態検出回路12と、電話回線Lを通じた呼出を検出する着信検出回路13と、電話機2からのダイヤル信号を検出するダイヤル検出部14と、ドアホン3、監視盤4、集合玄関子機5との通話を制御するドアホン通話制御回路15と、このアダプタ1自身での通話を行うための通話回路16及びハンドセット17と、呼出音を出力する呼出音出力部18及びスピーカSPとを備えている。なお、アダプタ1は、ハンドセット17を備えずに、マイクとスピーカとを備えてハンズフリー通話を可能とする構成であってもよい。
【0022】
通常は、切替リレー11は、電話機2を電話回線Lに接続しており、電話機2での電話回線Lを介した通話(外線通話)ができるようになっている。ドアホン通話制御回路15は、電圧降下などでドアホン3からの呼出を検出するとともに、制御線L2を通じた呼出信号の受信により、監視盤4又は集合玄関子機5からの呼出を検出できるようになっており、このドアホン通話制御回路15が呼出を検出すると、制御部10は、切替リレー11を切り替えて、電話機2とドアホン通話制御回路15とを接続し、ドアホン通話制御回路15から電話機2に対して、呼出信号(60Hz、約180Vp−p)を送出する。
【0023】
この呼出に対して、電話機2において受話器を取り上げる等で応答すると、ドアホン通話制御回路15は呼出信号の送出を停止して、電話機2とドアホン3等との間で通話状態に移行する。
電話機2では、上記したように、例えば、集合玄関子機5との通話中に、電気錠解錠をするために予め定められた複数のダイヤル操作を行うと、ダイヤル検出部14がこれを検出し、制御部10が制御線L2を通じて解錠信号を送出する。すると、集合玄関子機5側の共同玄関の電気錠が解錠される。その後、電話機2において受話器を元に戻す等で通話を終了すれば、切替リレー11は、電話機2と電話回線Lを接続するように切り替わる。
【0024】
一方、ドアホン3等から呼出があったときに、外線使用状態検出回路12において、電話機2が電話回線Lによって通話中(外線通話中)であることを検出しているときは、制御部10は切替リレー11をドアホン3側に切り替えることをしない。
なお、以上には、電話機2のダイヤル操作の特定の機能として、集合玄関子機5との通話中における電気錠の解錠について説明したが、これ以外に、通話の保留、通話保留の解除、通話の保留及び他の通話開始、通話保留の解除及び他の通話終了などがあり、本発明のアダプタ1は、これらのうちの少なくとも1つを備えている。
【0025】
通話の保留機能、通話の保留解除機能を実行可能とする通話には、電話回線Lを介した通話(外線通話)、ドアホン3との通話、監視盤4との通話、集合玄関子機5との通話のうちの少なくとも1つがある。
また、通話の保留及び他の通話開始機能、通話保留の解除及び他の通話終了機能を実行可能とする、通話と他の通話の組み合わせには、外線通話とドアホン3との通話、外線通話と監視盤4又は集合玄関子機5との通話、ドアホン3との通話と監視盤4又は集合玄関子機5との通話のうちの少なくとも1つがある。なお、これらの組み合わせには、先に開始している通話と、後から開始する通話(他の通話)を入れ替えた組み合わせも含まれる。
【0026】
電話機2において外線通話中に、ドアホン3、監視盤4、集合玄関子機5のいずれかから呼出があったときには、呼出音出力部18によりスピーカSPから呼出音を出力する。
電話機2においてドアホン通話中に、外線から呼出があったときには、ドアホン通話制御回路15によって呼出音を作成して、通話中の信号に重畳させる。電話機2においてドアホン通話中に、監視盤4から呼出があったときには、強制的に監視盤4との通話に切り替える。電話機2においてドアホン通話中に、集合玄関子機5から呼出があったときには、呼出音出力部18によってスピーカSPから呼出音を出力する。
【0027】
電話機2において監視盤4又は集合玄関子機5と通話中に、外線から呼出があったときには、ドアホン通話制御回路15によって呼出音を作成して、通話中の信号に重畳させる。電話機2において監視盤4又は集合玄関子機5と通話中に、ドアホン3から呼出があったときには、呼出音出力部18によってスピーカSPから呼出音を出力する。
【0028】
なお、図2に示したアダプタ1では、アダプタ1自身でも通話機能を備えているため、ハンドセット17によってドアホン通話中に、外線から呼出があったときには、電話機2において呼出音が出力される。また、監視盤4又は集合玄関子機5と通話中に、外線から呼出があったときも、電話機2において呼出音が出力される。
【0029】
以上のようにして呼出音が出力されたときに、アダプタ1に保留機能が備わっていれば、一旦、他の通話に切り替えることが可能になるが、保留機能が備わっていなければ、通話をしていないハンドセット17又は電話機2で応答するか、通話を終了してから応答することが出来る。
また、図2に示したように、アダプタ1には、電話機2の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と、1桁のダイヤル操作のいずれかに設定する設定手段として、スイッチ部19を備えることができる。
【0030】
この場合、アダプタ1には、従来と同様に、予め、電話機2による1桁のダイヤル操作の各々に対応させて、特定の機能を更に登録しており、スイッチ部19により複数桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機2の通話中に、電話機2から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する一方、スイッチ部19により1桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機2の通話中に、電話機2から1桁のダイヤル信号を受信したときには、その1桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する。
【0031】
これによって、誤動作の問題が生じないような場合、例えば、声の高い女声が通話することがない場合には、従来通り、1桁のダイヤル操作で、特定の機能を実行することができるため、操作を簡単にできる。
次に、電話回線/ドアホン切替アダプタの別の構成の一例を図3にブロック図で示す。このアダプタ1Aは、電話回線Lと、住戸の玄関口などに設置されたドアホン3とを接続するとともに、電話機2を接続しており、図2に示した構成とは、監視盤4、集合玄関子機5に接続されていない点でのみ異なっている。したがって、このアダプタ1Aは、集合住宅の住戸には限定されず、一戸建ての住戸においても適用可能である。
【0032】
アダプタ1Aは、電話回線L、ドアホン3のいずれかを切替接続して、電話機2による通話を可能とする。アダプタ1Aには、予め、電話機2による複数桁のダイヤル操作の各々に対応させて、特定の機能を登録しており、電話機2の通話中に、電話機2から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応して登録された機能を実行するようになっている。
【0033】
アダプタ1Aは、図2に示した構成と同様に、インターホンで構成されており、このアダプタ1A自身においても、ドアホン3との通話を可能とする。このアダプタ1Aには、図2に示した構成と同様に、制御部10と、電話機2の接続を、電話回線Lとドアホン3との間で切り替える切替リレー11と、電話回線Lの使用状態を検出する外線使用状態検出回路12と、電話回線Lを通じた呼出を検出する着信検出回路13と、電話機2からのダイヤル信号を検出するダイヤル検出部14と、ドアホン3との通話を制御するドアホン通話制御回路15と、このアダプタ1A自身での通話を行うための通話回路16及びハンドセット17と、呼出音を出力する呼出音出力部18及びスピーカSPとを備えている。なお、アダプタ1Aは、ハンドセット17を備えずに、ハンズフリー通話を可能とする構成であってもよい。
【0034】
通常は、切替リレー11は、電話機2と電話回線Lを接続しており、電話機2での電話回線Lを介した通話(外線通話)ができるようになっている。ドアホン通話制御回路15は、電圧降下などでドアホン3からの呼出を検出すると、制御部10は、切替リレー11を切り替えて、電話機2とドアホン通話制御回路15とを接続し、ドアホン通話制御回路15から電話機2に対して、呼出信号(60Hz、約180Vp−p)を送出する。
【0035】
この呼出に対して、電話機2が受話器を取り上げる等で応答すると、ドアホン通話制御回路15は呼出信号の送出を停止して、電話機2とドアホン3との間で通話状態に移行する。
電話機2では、例えば、ドアホン3との通話中に、通話を保留するために予め定められた複数のダイヤル操作を行うと、ダイヤル検出部14がこれを検出し、制御部10が、電話機2とドアホン3との通話を保留状態にする。また、同様の操作によって保留状態を解除することができ、その後、通話が終って、電話機2において受話器を元に戻す等の操作をすれば、切替リレー11は、電話機2と電話回線Lを接続するように切り替わる。
【0036】
一方、ドアホン3から呼出があったときに、外線使用状態検出回路12において、電話機2が電話回線Lによって通話中(外線通話中)であることを検出しているときは、制御部10は切替リレー11をドアホン3側に切り替えることをしない。
なお、電話機2のダイヤル操作の特定の機能には、通話の保留、通話保留の解除、通話の保留及び他の通話開始、通話保留の解除及び他の通話終了などがあり、これらのうちの少なくとも1つを備えている。
【0037】
通話の保留機能、通話の保留解除機能を実行可能とする通話には、電話回線Lを介した通話(外線通話)、ドアホン3との通話(ドアホン通話)のうちの少なくとも1つがある。また、通話の保留及び他の通話開始機能、通話保留の解除及び他の通話終了機能を実行可能とする、通話と他の通話の組み合わせには、外線通話とドアホン3との通話、ドアホン3の通話と外線通話のうちの少なくとも1つがある。
【0038】
電話機2において外線通話中に、ドアホン3から呼出があったときには、呼出音出力部18によってスピーカSPから呼出音を出力する。電話機2においてドアホン通話中に、外線から呼出があったときには、ドアホン通話制御回路15によって呼出音を作成して、通話信号に重畳させる。
なお、このアダプタ1Aは、アダプタ1A自身でも通話機能を備えているため、ハンドセット17によってドアホン通話中に、外線から呼出があったときには、電話機2において呼出音が出力される。
【0039】
以上のようにして呼出音が出力されたときに、特定の機能として、保留機能が備わっていれば、一旦、他の通話に切り替えることが可能であるが、保留機能が備わっていなければ、通話をしていないハンドセット17又は電話機2で応答するか、通話を終了してから応答することが出来る。
また、図3に示したように、アダプタ1Aには、電話機2の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と、1桁のダイヤル操作のいずれかに設定する設定手段として、スイッチ部19を備えることができる。
【0040】
この場合、アダプタ1Aには、従来と同様に、予め、電話機2による1桁のダイヤル操作の各々に対応させて、特定の機能を更に登録しており、スイッチ部19により複数桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機2の通話中に、電話機2から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する一方、スイッチ部19により1桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、電話機2の通話中に、電話機2から1桁のダイヤル信号を受信したときには、その1桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する。
【0041】
これによって、誤動作の問題が生じないような場合、例えば、声の高い女声が通話することがない場合には、従来通り、1桁のダイヤル操作で、特定の機能を実行することができるため、操作を簡単にできる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1〜請求項2に記載の電話回線/ドアホン切替アダプタでは、電話回線、ドアホン、監視盤のいずれかを切替接続して、電話機による通話を可能とする構成において、電話機の通話中における特定機能のためのダイヤル操作を、複数桁で構成しているので、従来のように、通話中にダイヤル操作をしていないにも拘らず、通話中の音声を誤認識して、特定の機能を実行することがない。
【0043】
また、電話機の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と、1桁のダイヤル操作のいずれかに設定することができるので、誤動作の問題が生じないような場合には、従来通り、1桁のダイヤル操作で特定の機能を実行することにより、操作を簡単にすることができる。
請求項3〜請求項4に記載の電話回線/ドアホン切替アダプタでは、電話回線とドアホンとを切替接続して、電話機による通話を可能とする構成において、電話機の通話中における特定機能のためのダイヤル操作を、複数桁で構成しているので、従来のように、通話中にダイヤル操作をしていないにも拘らず、通話中の音声を誤認識して、特定の機能を実行することがない。
【0044】
また、電話機の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と、1桁のダイヤル操作のいずれかに設定することができるので、誤動作の問題が生じないような場合には、従来通り、1桁のダイヤル操作で特定の機能を実行することにより、操作を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話回線/ドアホン切替アダプタの動作の一例を示すタイムチャートである。
【図2】本発明の電話回線/ドアホン切替アダプタの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の電話回線/ドアホン切替アダプタの他の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】従来の電話回線/ドアホン切替アダプタの構成の一例を示すブロック図である。
【図5】従来の電話回線/ドアホン切替アダプタの動作の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1,1A 電話回線/ドアホン切替アダプタ
10 制御部
11 切替リレー
12 外線使用状態検出回路
13 着信検出回路
14 ダイヤル検出部
15 ドアホン通話制御回路
19 スイッチ部
2 電話機
3 ドアホン
4 監視盤
5 集合玄関子機
L 電話回線

Claims (4)

  1. 電話回線と、住戸の玄関口などに設置されたドアホンと、集合住宅の監視室などに設置された監視盤とを接続するとともに、電話機を接続し、上記電話回線、ドアホン、監視盤のいずれかを切替接続して、上記電話機による通話を可能とする電話回線/ドアホン切替アダプタにおいて、
    予め、上記電話機による複数桁のダイヤル操作の各々に対応させ、かつ、1桁のダイヤル操作の各々にも対応させた、特定の機能を登録しており、
    上記電話機の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と1桁のダイヤル操作のいずれかに切替可能に設定する設定手段を備え、
    上記設定手段により複数桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、上記電話機の通話中に、上記電話機から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する一方、上記設定手段により1桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、上記電話機の通話中に、上記電話機から1桁のダイヤル信号を受信したときには、その1桁のダイヤル信号に対応した機能を実行することを特徴とする電話回線/ドアホン切替アダプタ。
  2. 上記電話機によるダイヤル操作に対応させて登録された特定の機能は、上記監視盤による集合玄関の解錠、通話の保留、通話保留の解除、通話の保留及び他の通話開始、通話保留の解除及び他の通話終了のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の電話回線/ドアホン切替アダプタ。
  3. 電話回線と、住戸の玄関口などに設置されたドアホンとを接続するとともに、電話機を接続し、上記電話回線、ドアホンのいずれかを切替接続して、上記電話機による通話を可能とする電話回線/ドアホン切替アダプタにおいて、
    予め、上記電話機による複数桁のダイヤル操作の各々に対応させ、かつ、1桁のダイヤル操作の各々にも対応させた、特定の機能を登録しており、
    上記電話機の通話中に有効なダイヤル操作を、複数桁のダイヤル操作と1桁のダイヤル操作のいずれかに切替可能に設定する設定手段を備え、
    上記設定手段により複数桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、上記電話機の通話中に、上記電話機から複数桁のダイヤル信号を受信したときには、その複数桁のダイヤル信号に対応した機能を実行する一方、上記設定手段により1桁のダイヤル操作が有効に設定されている状態において、上記電話機の通話中に、上記電話機から1桁のダイヤル信号を受信したときには、その1桁のダイヤル信号に対応した機能を実行することを特徴とする電話回線/ドアホン切替アダプタ。
  4. 上記電話機によるダイヤル操作に対応させて登録された特定の機能は、通話の保留、通話保留の解除、通話の保留及び他の通話開始、通話保留の解除及び他の通話終了のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項3に記載の電話回線/ドアホン切替アダプタ。
JP23789599A 1999-08-25 1999-08-25 電話回線/ドアホン切替アダプタ Expired - Fee Related JP3669477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23789599A JP3669477B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 電話回線/ドアホン切替アダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23789599A JP3669477B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 電話回線/ドアホン切替アダプタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001069253A JP2001069253A (ja) 2001-03-16
JP3669477B2 true JP3669477B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=17022026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23789599A Expired - Fee Related JP3669477B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 電話回線/ドアホン切替アダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3669477B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6471264A (en) * 1987-09-11 1989-03-16 Taiko Electric Works Ltd Telephone/facsimile switching equipment
JPH02113795A (ja) * 1988-10-24 1990-04-25 Matsushita Electric Works Ltd 電話システム
JPH02188092A (ja) * 1989-01-14 1990-07-24 Matsushita Electric Works Ltd 電話システム
JPH0376362A (ja) * 1989-08-17 1991-04-02 Fujitsu General Ltd 電話・インターホン切換装置
JP2585817B2 (ja) * 1989-11-30 1997-02-26 アイホン株式会社 集合住宅用電話機
JPH0530227A (ja) * 1991-07-25 1993-02-05 Matsushita Electric Works Ltd 家庭用電話交換システム
CA2195260A1 (en) * 1996-02-22 1997-08-22 Marc Andrew Levy Remote control of videocassette recorder operations over telephone lines

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001069253A (ja) 2001-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3669477B2 (ja) 電話回線/ドアホン切替アダプタ
WO1993010620A1 (en) Telephone interface circuit
KR19990086591A (ko) 인터폰과 외부 전화기 자동 연결장치 및 그 방법
JPH0530227A (ja) 家庭用電話交換システム
JPH0586756A (ja) 電気錠操作制御ユニツトおよびこれを用いた電気錠制御機能を有したインターホンシステム
JP2880588B2 (ja) 多機能電話機システム
JP2607465Y2 (ja) 集合住宅用通話システム
JPH09242394A (ja) 集合インターホン装置
JP2001156924A (ja) 集合住宅通話システム
KR100710687B1 (ko) 콜어댑터 및 이를 이용한 호전환 및 내선통화 알림방법
KR100218692B1 (ko) 훅크 스위치 자동 온/오프 전환기능을 갖춘 전화기
JP2546060Y2 (ja) 集合住宅用監視通話装置
JP3702725B2 (ja) 電話回線/ドアホン切替アダプタ
JP3196037B2 (ja) ホームバスシステム
JPS61240742A (ja) 電話機付属装置
JPH02166870A (ja) ハンズフリー機能を有する電話端末装置の通話終了制御方式
JPH01261066A (ja) ボタン電話装置
JPH05308667A (ja) 電話システム
JP2001094672A (ja) 電話回線/ドアホン切替アダプタ
JPH09233203A (ja) 共同玄関システム
JPH11355830A (ja) 構内無線通信システムの外線接続方法
JPH03158057A (ja) 電話装置
JPS62100065A (ja) バス式電話装置
JPH05167664A (ja) コードレス電話機
JPH0531418U (ja) 電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees