JP3668261B2 - 全長の短いカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、広角域の撮影レンズや広角域を含むズームレンズを使用したT.T.Lカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なT.T.Lカメラ(撮影レンズを通して被写体を観察できるカメラ)では、図19に示すような構成を有している。即ち、撮影レンズ1の後方にクイックリターンミラーMが配置され、撮影時には、クイックリターンミラーMが上方に回動しフィルム面Fに被写体像が結像される。又、被写体観察時には、クイックリターンミラーMがほぼ45°の角度で撮影レンズ1とフィルム面Fとの間に配置され、クイックリターンミラーMにより上方向に反射した光が集光板2に結像され、ペンタダハプリズム3により正立像にされた像をルーペ4を通して観察している。
しかしながら、このようなT.T.Lカメラは、撮影レンズ1,クイックリターンミラーM及びフィルム面Fが光軸方向に一直線上に並んで配置されており、又、ペンタダハプリズム3を使用しているため、かかるカメラの全長及び高さを小さく構成するには限界が生じてくる。
【0003】
そこで、この問題点を解決するために、様々な提案がなされている。まず、カメラの高さを低くするものとして、特開平1─295246号公報に記載の光学系がある。この光学系は、図20に示すように、撮影レンズ1の後方に、被写体に向かって光線を図の右方向に反射させるための固定ミラーである第一ミラーM1 と、回転可能な第二ミラーM2 とが配置されている。そして、撮影時には、第一ミラーM1 により右方向に反射された光線が、第二ミラーM2 によって下方向に反射され、フィルム面Fに被写体像が結像される。又、被写体観察時には、第一ミラーM1 により右方向に反射された光線が、撮影時とは反対の上方向に回動した第二ミラーM2 により反射され集光板2に被写体像を結像する。その後、第三ミラーM3 により左方向に、更に、第四ミラーM4 により後方に光路が曲げられて正立像をルーペ4を通して観察できるようになっている。このような構成を可能にするために、フィルム面Fは被写体の方向に対して垂直になるように配置されている。
【0004】
一方、カメラの全長を短くするものとして、特開平3−123329号公報に記載のカメラが提案されている。このカメラの構成を図21に示す。同図において、(a)はカメラの平面断面図、(b)はカメラの側面断面図である。
図21(a)及び(b)に示すように、このカメラは、撮影レンズ1の後方に回転可能な第一ミラーM1 が配置されている。そして、撮影時には、第一ミラーM1 により撮影レンズ1を通過した光線を斜め前方,上方向に反射し、更に、第二ミラーM2 により後方に反射して、被写体像をフィルム面F上に結像できるようになっている。又、被写体観察時には、第一ミラーM1 が上方向に回転し、コンバータレンズ6が挿入され、その後、リレーファインダー系7を通して被写体像を観察している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平1−295246号公報に記載の光学系(図20参照)では、撮影レンズ1の後方に配置された二つの反射面M1 ,M2 によって光線が側方及び下方向に反射される位置にフィルム面Fが配置されているため、カメラの光軸方向の全長は反射面を使用していないものよりも、約フィルム幅分短くすることができる。又、観察系では、ルーペ4(ポロプリズム)によって正立像を得ているため、カメラの高さをペンタダハプリズムを使用したものよりも低くすることができる。
【0006】
しかしながら、撮影レンズ1の後方に二枚の反射面M1 ,M2 を配置するために、撮影レンズ1のバックフォーカスを長くとる必要がある。このため、撮影画角が55°を越える広角域の撮影レンズを使用する場合には、強いレトロフォーカスタイプにする必要があり、レンズの非対称性から軸外収差の劣化を招く原因となる。広角域を含むズームレンズを使用する場合でも状況は同様であり、撮影レンズの光学的性能の劣化は避けられない。
又、フィルム面Fを撮影光軸に対して垂直に配置したことで、カメラボディの光軸方向の厚さがパトローネ5の長さで決まってしまい、更に薄くすることはできない。
【0007】
一方、特開平3−123329号公報に記載のカメラ(図21参照)では、光軸方向の厚さは薄くできるものの、図20に示した光学系と同様に、撮影レンズの後側に二つの反射面を配置されているため、広角域の撮影レンズや広角域を含むズームレンズを使用する場合、前記の光学系と同様の理由で光学的性能の著しい劣化を招く。
【0008】
そこで、本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたもので、カメラの光軸方向の全長を短く且つカメラの高さを低く構成し、更に、広角域の撮影レンズや広角域を含むズームレンズを使用する場合でも良好な光学性能を維持し得るカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成するため、本発明による全長の短いカメラは、光路中に複数の反射面を有し、該反射面のうち少なくとも一面は複数のレンズ間に配置され、前記レンズ間に配置された反射面を含む二つの反射面により光路が折り曲げられように構成されている撮影光学系と、前記複数の反射面のうち一面が可動面或いは光路分割面として構成され、この面によって前記撮影光学系外に導かれた光により被写体像を観察し得る実像式の観察光学系とを備え、前記複数の反射面は、前記複数のレンズのうち最も被写体側に配置されているレンズよりも像面側に配置され、前記レンズ間に配置された反射面は、前記撮影光学系を形成する光路を最初に反射する反射面であることを特徴とする。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記二つの反射面により折り曲げられた光路は、被写体像面に被写体像を結ぶのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記被写体像面は、ほぼ被写体方向を向いているのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラの前記撮影光学系においては、ズームレンズにより構成されているのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるために配置された二つの反射面の間に、前記撮影光学系のズーミング中には位置が固定されるレンズ群を有しているのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラの前記撮影光学系においては、被写体側から順に、正のパワーを有する第一レンズ群,負のパワーを有する第二レンズ群,正のパワーを有する第三レンズ群,正のパワーを有する第四レンズ群及び負のパワーを有する第五レンズ群からなるズーム撮影光学系として構成され、前記二つの反射面により光路が折り曲げられているのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の第三レンズ群と第四レンズ群とを合わせたレンズ構成が、被写体側から順に、正レンズ,負レンズ,正レンズの三枚のレンズからなるのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系を構成する第三レンズ群と第四レンズ群との合成焦点距離をf 34 、前記撮影光学系の低倍端でのFナンバーをF NO. 、前記第三レンズ群と第四レンズ群との合成構成長をD 34 とするとき、以下の条件式を満足するのが好ましい。
0.1<f 34 /(F NO. × D 34 )<0.8
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系を構成する第五レンズ群の前後の位置に夫々反射面を有し、この二つの反射面により、前記撮影光学系内の光路が折り曲げられるのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系において、低倍端から高倍端への変倍時に、第一レンズ群,第三レンズ群及び第四レンズ群は被写体側へ、第二レンズ群は像面側へ夫々移動し、又、第5レンズ群は固定されて、前記各レンズ群の間隔を変化させるのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系内の光路を折り曲げるための反射面は前記第五レンズ群の前後の位置に夫々配置され、又、被写体像面はほぼ被写体の方向に向けて配置されのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるための二つの反射面は、夫々前記撮影光学系のズーミング中は固定されるのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面のうち、最も被写体側に配置された反射面により、光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにするのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面のうち、最も像面側に配置された反射面により、光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにするのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面の回動により、光路を前記撮影光学系の光路と観察光学系の光路とに分割するのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるために配置された反射面の位置よりも被写体側に更に一つの反射面を設け、この反射面によって光を前記撮影光学系の外に射出し前記観察光学系に導くようにするのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面よりも被写体側で、且つ、前記第二レンズ群よりも像面側に配置されたレンズ群中に更に一つの反射面を設け、この反射面によって光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにするのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記観察光学系に光を導くための反射面をビームスプリッタにより形成するのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記ビームスプリッタは、50%以上の光量を透過し、残りを反射するように構成するのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記ビームスプリッタは、二つのプリズムの接合面により構成されているのが好ましい。
また、本発明の全長の短いカメラにおいては、前記観察光学系へ光を導くための反射面は、第三レンズ群と第四レンズ群との間の光路中に配置されているのが好ましい。
【0010】
従って、本発明によれば、無理なくカメラの光軸方向の全長を短く且つカメラの高さを低く構成することができる。更に、広角域の撮影レンズや広角域を含むズームレンズを使用する場合でも、撮影レンズの光学性能を良好に維持できる。又、本発明において、フィルム面Fと撮影レンズへの入射光軸とのなす角をθとすると、以下の条件式(α)を満足することが望ましい。
|θ|<30° ・・・・(α)
もし、|θ|の値が30°を越えてしまうと、カメラを小型化する効果が十分に発揮されなくなり、好ましくない。
【0011】
【実施例】
以下、図示した実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
第一実施例
図1(a)は本実施例にかかるカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、同図(b)は本実施例にかかるカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0012】
本実施例のカメラに使用される撮影光学系は、図1(a)に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12,撮影系の第二ミラーM2 及びフィルム面Fが夫々配置されて構成されている。第一ミラーM1 は撮影レンズを構成している第一レンズユニット11と第二レンズユニット12との間に配置され、又、第二ミラーM2 は第二レンズユニット12の後方に配置されている。
一方、観察光学系は、図1(b)に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,観察系の第一ミラーM1 ’,フィールドレンズ13,観察系の第二ミラーM2 ’,観察系の第三ミラーM3 ’及びルーペ14が夫々配置され、フィールドレンズ13の近傍に実像を結ぶようにした実像式ファインダーとして構成されている。
ここで、第一レンズユニット11は、撮影光学系及び観察光学系において共通に使用されるものである。又、第一ミラーM1 は回動により光路を切換えることができるように配置され、第一ミラーM1 以降の光路(図の第一ミラーM1 より右側)は撮影光学系の光路と観察光学系の光路とは別個に形成されている。
【0013】
次に、前記撮影光学系及び観察光学系を搭載したカメラの構成を図2に示す。図のように、本実施例のカメラは、まず、第一レンズユニット11を透過した光線は第一ミラーM1 に到達する。この第一ミラーM1 はミラーのほぼ中心を縦軸部材Aにより軸支されており、第一ミラーM1 はこの縦軸部材Aを中心として回動可能になっている。そして、第一ミラーM1 を回動させることにより、被写体に向かって右或いは左方向に光路を切換えることができるようになっている。
撮影光学系は、第一ミラーM1 によりその光路が被写体に向かって右方向に曲げられ、第二レンズユニット12を透過後、光路は固定されている撮影系の第二ミラーM2 により後方に曲げられてフィルム面Fに到達するように構成されている。
一方、観察光学系は、まず光路が第一ミラーM1 により撮影光学系の方向とは反対の方向に曲げられ、その後、観察系の第一ミラーM1 ’により上方向に曲げられ、フィールドレンズ13近傍に被写体像を結像する。更に、フィルードレンズ13により伝送された前記の像は、観察系の第二ミラーM2 ’により光路を右方向に曲げられ、観察系の第三ミラーM3 ’により後方に曲げられ、ルーペ14を通して被写体像が観察できるように構成されている。
【0014】
本実施例のカメラでは、第一レンズユニット11の後方で横方向に、又、第二レンズユニット12の後方で後側方向に撮影光学系の光路を折り曲げたことにより、カメラの光軸方向の全長を短くすることができる。又、観察光学系は、ペンタダハプリズムを使用せず、ポロミラーを使用したことにより、カメラの高さを低く抑えることができる。更に、カメラボディの光軸方向の厚さも薄くできる。 又、撮影光学系は、撮影レンズを構成しているレンズ間で一回の反射、更に撮影レンズの後方で一回の反射が起きるように構成されているため、ックフォーカスを無理に長くとる必要がなく、広角域の撮影レンズや広角域を含むズームレンズを用いる場合でも、光学的性能を維持する上で無理のないレンズ構成が可能になる。
又、一般に,高変倍比のズームレンズを撮影レンズに使用して光軸方向のボディ厚を薄くした場合、撮影レンズはかかるカメラボディから大きく前へ飛び出した状態となる。よって、レンズを保持する部分の強度を強める必要が生じ、カメラの大型化を招くことになるが、本実施例のカメラでは、撮影レンズの前方への飛び出しを小さくすることができるため、かかるカメラの小型化に非常に有利である。
【0015】
第二実施例
図3(a)は本実施例にかかるカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、同図(b)は本実施例にかかるカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0016】
本実施例のカメラに使用される撮影光学系は、図3(a)に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12,第二ミラーM2 及びフィルム面Fが夫々配置されて構成されている。第一ミラーM1 は撮影レンズを構成している第一レンズユニット11と第二レンズユニット12との間に配置され、又、第二ミラーM2 は第二レンズユニット12の後方に配置されている。
一方、観察光学系は、図3(b)に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12,第二ミラーM2 ,フィールドレンズ13,観察系の第一ミラーM1 ’,観察系の第二ミラーM2 ’及びルーペ14が夫々配置され、フィールドレンズ13の近傍に実像を結ぶようにした実像式ファインダーとして構成されている。
ここで、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12及び第二ミラーM2 は、撮影光学系及び観察光学系において共通に使用されるものである。又、第二ミラーM2 は回動により光路を切換えることができるように配置され、第一ミラーM1 以降の光路(図の第一ミラーM1 より右側)は撮影光学系の光路と観察光学系の光路とは別個に形成されている。
【0017】
次に、前記撮影光学系及び観察光学系を搭載したカメラの構成を図4に示す。図のように、本実施例にかかるカメラは、まず、第一レンズユニット11を透過した光線は第一ミラーM1 により、被写体に向かって右方向に曲げられ、第二レンズユニット12を透過後、第二ミラーM2 に到達する。この第二ミラーM2 はミラーのほぼ中心を縦軸部材Aにより軸支されており、第二ミラーM2 はこの縦軸部材Aを中心として回動可能になっている。そして、第二ミラーM2 を回動させることにより、被写体に向かって前或いは後方向に光路を切換えることができるようになっている。
撮影光学系は、第二ミラーM2 によりその光路が被写体に向かって後方向に曲げられ、フィルム面Fに到達するように構成されている。
一方、観察光学系は、光路が第二ミラーM2 により撮影光学系とは反対の前方向に曲げられ、フィールドレンズ13近傍に被写体像を結像する。更に、フィルードレンズ13により伝送された前記の像は、観察系の第一ミラーM1 ’により光路を上方向に曲げられ、観察系の第二ミラーM2 ’により後方に曲げられ、ルーペ14を通して被写体像が観察できるように構成されている。
尚、この観察光学系の四つのミラー(M1 ,M2 ,M1 ’及びM2 ’)は夫々ポロミラーを構成しており、被写体の正立像を観察することができる。
【0018】
本実施例のカメラでは、第一レンズユニット11の後方で横方向に、第二レンズユニット12の後方で後側方向に撮影光学系の光路を折り曲げたことにより、カメラの光軸方向の全長を短くすることができる。又、観察光学系は、ペンタダハプリズムを使用せず、ポロミラーを使用したことにより、カメラの高さを低くすることができる。更に、カメラボディの光軸方向の厚さも薄くできる。
又、撮影光学系は、撮影レンズを構成しているレンズ間で一回の反射、更に撮影レンズの後方で一回の反射が起きるように構成されているため、バックフォーカスを無理に長くとる必要がなく、広角域の撮影レンズや広角域を含むズームレンズを用いる場合でも、光学的性能を保持する上で無理のないレンズ構成が可能になる。
又、一般に,高変倍比のズームレンズを撮影レンズに使用して光軸方向のボディ厚を薄くした場合、撮影レンズはかかるカメラボディから大きく前へ飛び出した状態となる。よって、レンズを保持する部分の強度を強める必要が生じ、カメラの大型化を招くことになるが、本実施例のカメラでも、撮影レンズの前方への飛び出しを小さくすることができるため、かかるカメラの小型化に非常に有利である。
【0019】
第三実施例
図5(a)は本実施例にかかるカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、同図(b)は本実施例にかかるカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【0020】
本実施例のカメラに使用される撮影光学系は、図5(a)に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,ビームスプリッタB,第二レンズユニット12,撮影系の第一ミラーM1 ,第三レンズユニット15,撮影系の第二ミラーM2 及びフィルム面Fが夫々配置されて構成されている。撮影系の第一ミラーM1 は撮影レンズを構成している第二レンズユニット12と第三レンズユニット15との間に配置され、又、撮影系の第二ミラーM2 は第二レンズユニット12の後方に配置されている。
一方、観察光学系は、図5(b)に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,ビームスプリッタB,観察系の第一ミラーM1 ’,観察系の第二レンズユニット16,プリズムP及びルーペ14が夫々配置され、プリズムPの近傍に実像を結ぶようにした実像式ファインダーとして構成されている。
尚、プリズムPは、観察系の第二ミラーM2 ’,第三ミラーM3 ’,第四ミラーM4 ’及び第五ミラーM5 ’の四つの反射面を含むポロプリズムであり、被写体像を観察できるように構成されている。
【0021】
ここで、第一レンズユニット11は、撮影光学系及び観察光学系において共通に使用されている。又、ビームスプリッタBは光を透過及び反射することにより光量を分割しており、透過光を撮影光学系へ、又、反射光を観察光学系へ、夫々導いて分割光路を形成している。よって、ビームスプリッタB以降の光路(図のビームスプリッタBより右側)は撮影光学系の光路と観察光学系の光路とは別個に形成されている。
【0022】
次に、前記撮影光学系及び観察光学系を搭載したカメラの構成を図6に示す。図のように、本実施例のカメラは、まず、第一レンズユニット11を透過した光線は、ビームスプリッタBにより光路が撮影光学系方向と観察光学系方向とに夫々分割される。
撮影光学系では、ビームスプリッタBを透過し、更に第二レンズユニット12を透過した光線は、撮影系の第一ミラーM1 により被写体側に向かって右方向に曲げられる。次に、第三レンズユニット15を透過した光線は、撮影系の第二ミラーM2 によって後方に曲げられてフィルム面Fへ到達するようになっている。
【0023】
一方、観察光学系では、まず光線はビームスプリッタBにより反射されて上方向に曲げられる。その後、観察系の第一ミラーM1 により後方に曲げられ、観察系の第二レンズユニット16を透過後、プリズムPの入射面近傍に被写体像を結像する。そして、この像はプリズムPに入射した後、観察系の第二ミラーM2 ’により前記被写体に向かって左方向に光路が曲げられ、更に、観察系の第三ミラーM3 ’により上方向に曲げられる。この後、更に、光路は、観察系の第四ミラーM4 ’により右方向に曲げられ、最後に、観察系の第五ミラーM5 ’により後方に曲げられて、プリズムPより射出される。この後、ルーペ14を通して被写体像を観察できる。
又、第一レンズユニット11と観察系の第二レンズユニット16との合成焦点距離は、前記撮影光学系の焦点距離よりも短くなるように、観察系の第二レンズユニット16の焦点距離が設定されている。これにより、観察光学系の中間結像のサイズは、フィルムのサイズよりも小さくなるようにしている。
【0024】
本実施例のカメラでは、第二レンズユニット12の後方で横方向に、又、第三レンズユニット15の後方で後側方向に撮影光学系の光路を折り曲げたことにより、カメラの光軸方向の全長を短くすることができる。又、カメラボディの光軸方向の厚さも薄くできる。
又、撮影光学系の中間結像サイズをフィルムのサイズよりも小さくなるように観察系の第二レンズユニット16の焦点距離を設定したことで、プリズムPを小型化でき、かかるカメラの高さを低く構成することが可能になり、カメラの小型化を実現できる。
又、一般に,高変倍比のズームレンズを撮影レンズに使用して光軸方向のボディ厚を薄くした場合、撮影レンズはかかるカメラボディから大きく前へ飛び出した状態となる。よって、レンズを保持する部分の強度を強める必要が生じ、カメラの大型化を招くことになるが、本実施例のカメラでも、撮影レンズの前方への飛び出しを小さくできるため、かかるカメラの小型化に非常に有利である。
【0025】
第四実施例
本実施例のカメラは第一実施例において示したカメラの撮影光学系及び観察光学系を夫々ズームレンズにより構成したものである。図7は本実施例にかかるカメラに使用される撮像光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示す図である。又、図8は本実施例にかかるカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示す図である。
【0026】
本実施例のカメラに使用される撮影光学系では、図7に示すように、第一レンズユニット11は、図示しない被写体側から順に、第一レンズ群G1 ,第二レンズ群G2 ,第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 が夫々配置されて構成されている。又、第二レンズユニット12は第五レンズ群G5 単体により構成されている。第一レンズ群G1 は、負レンズL1 と正レンズL2 との接合レンズと、正レンズL3 とからなり、正のパワーを有している。第二レンズ群G2 は、負レンズL4 と、負レンズL5 と、正レンズL6 と、負レンズL7 とからなり、負のパワーを有している。第三レンズ群G3 は、正レンズL8 と、負レンズL9 とからなり、正のパワーを有している。第四レンズ群G4 は、正レンズL10一枚からなる。更に、第五レンズ群G5 は、正レンズL11と負レンズL12とからなり、負のパワーを有している。
尚、低倍端から高倍端への変倍の際、第一レンズ群G1 ,第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 は被写体側(図の左側)へ移動し、第二レンズ群G2 は像面側(図の右側)へ移動する。又、その際、第一レンズ群G1 乃至第四レンズ群G4 は夫々が独立に移動するようになっている。第五レンズ群G5 は固定されている。
【0027】
この撮影光学系においても、第一レンズユニット11と第二レンズユニット12との間には第一ミラーM1 が配置され、第二レンズユニット12の後方には撮影系の第二ミラーM2 が配置されており、全体として、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12,撮影系の第二ミラーM2 及びフィルム面Fが夫々配置されて構成されている。
但し、第一ミラーM1 及び第二ミラーM2 の位置は、撮影光学系のズーミング中は固定状態となる。
【0028】
又、観察光学系は、図8に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズ群G1 乃至第四レンズ群G4 からなる前記撮影光学系と共通に使用される第一レンズユニット11と、第一ミラーM1 と、観察系の第一ミラーM1 ’と、フィールドレンズ(正レンズ)13と、観察系の第二ミラーM2 ’と、観察系の第三ミラーM3 ’と、ルーペ14とが配置されて構成されている。又、フィールドレンズ13の光の入射面はスクリーンマット面が形成されており、この面に被写体像が結像され、ルーペレンズ14によりかかる像を観察できるようになっている。
但し、第一ミラーM1 ,観察系の第一ミラーM1 ’,フィールドレンズ13,観察系の第二ミラーM2 ’,観察系の第三ミラーM3 ’及びルーペレンズ14は、夫々ズーミング中は固定状態となる。
又、第一ミラーM1 は回動により光路の切り換えができるようになっており、第一ミラーM1 以降の光路が撮影光学系と観察光学系とでは別個に形成されている。
【0029】
第一レンズユニット11の第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 は、特に光線の集中する部分であるため、球面収差,コマ収差への関与が非常に大きい部分である。本実施例では、第一レンズユニット11の第三群G3 を二枚のレンズで、又、第四レンズ群G4 を単体のレンズで夫々構成して、使用するレンズの枚数を低減している。更に、この第一レンズユニット11の第三群レンズG3 及び第四レンズ群G4 を合わせて、被写体側から正レンズ,負レンズ,正レンズの構成とし、そのうち一つ以上の面に非球面を使用したことにより、少ないレンズでも球面収差及びコマ収差収差を良好に補正することができる。又、この少ないレンズ構成により、第一ミラーM1 を配置するための空間を十分に確保できるようになっている。
【0030】
又、低倍端における第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成焦点距離をf34、低倍端における撮影光学系のFナンバーをFNO. 、低倍端における第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成構成長をD34とすると、以下に示す条件式を満足することが好ましい。
0.1<f34/(FNO. ×D34)<0.8 ・・・・(1)
この条件式(1)は、低倍端における第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 の有効径の大きさと、第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成構成長との比率を示したものである。
{f34/(FNO. ×D34)}の値が条件式(1)の取り得る値の範囲の上限を越えると、球面収差とコマ収差とのバランスが崩れ補正が困難になる。又、その値が条件式(1)の取り得る値の範囲の下限を下回れば、光学系の全長を短く構成した上で第一ミラーM1 を配置するための空間を確保することが困難になる。
【0031】
又、第二レンズユニット12を構成する第五レンズ群G2 に負のパワーを有するレンズを採用したことで、観察光学系の中間結像フィルムのサイズよりも小さくできるようにしている。これにより、観察光学系のサイズを小さくすることができ、カメラの小型化を実現できる。
尚、本実施例では、ファインダーの視野率を85%に設定した場合、中間結像サイズは、フィルムサイズの約0.6倍となる。
【0032】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
〔撮影光学系〕
焦点距離=28.8(低倍端),57.9(中間倍率),116.3(高倍端)
画角(2ω)=64.1°(低倍端),32.5°(中間倍率),16.3°(高倍端)
Fナンバー=4.8(低倍端),5.3(中間倍率),5.8(高倍端)
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
非球面係数
第14面
P=2.5687
E=-0.39066×10-4, F=-0.22909×10-6
G=-0.92040×10-10 ,H=-0.12108×10-10
第18面
P=6.5404
E=-0.50437×10-4, F=-0.12402×10-6
G=-0.25021×10-9, H=-0.68127×10-11
【0039】
又、本実施例の撮影光学系において、上記条件式(1)の値は、
34/(FNO. ×D34)=0.309
である。
【0040】
〔観察光学系〕
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
非球面係数
第14面
P=2.5687
E=-0.39066×10-4, F=-0.22909×10-6
G=-0.92040×10-10 ,H=-0.12108×10-10
第18面
P=6.5404
E=-0.50437×10-4, F=-0.12402×10-6
G=-0.25021×10-9, H=-0.68127×10-11
第22面
P=-21.4426
E=0 ,F=0 ,G=0 ,H=0
【0046】
尚、図9は本実施例のカメラの撮影光学系における収差曲線図であり、(a)は高倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示している。又、図10は本実施例のカメラの観察光学系の対物レンズ系における収差曲線図であり、(a)は高倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示している。図11は、前記観察光学系の接眼レンズ系における収差曲線図(逆追跡での物点は2m)である。
【0047】
第五実施例
本実施例のカメラは、第二実施例において示したカメラの撮影光学系及び観察光学系を夫々ズームレンズにより構成したものである。図12は本実施例にかかるカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍率端ので状態を夫々示す図である。又、図13は本実施例にかかるカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍率端ので状態を夫々示す図である。
【0048】
本実施例のカメラに使用される撮影光学系は、図12に示したように、第四実施例において示したものと同様に構成されている。従って、この撮影光学系を構成するレンズ群の移動する様子も第四実施例と同様である。
又、本実施例のカメラに使用される観察光学系は、図13に示したように、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12,第二ミラーM2 ,フィールドレンズ13,観察系の第一ミラーM1 ’,観察系の第二ミラーM2 ’及びルーペ14が配置されて構成されている。又、第一ミラーM1 ,第二レンズユニット12,第二ミラーM2 ,フィールドレンズ13,観察系の第一ミラーM1 ’,観察系の第二ミラーM2 ’及びルーペ14は、ズーミング中は全て固定される。フィールドレンズ13の光の入射面には、スクリーンマット面が形成されており、この面に被写体像が結像され、ルーペ14によりその像を観察できるようになっている。
【0049】
本実施例のカメラでは、第一レンズ群G1 乃至第四レンズ群G4 からなる第一レンズユニット11と、第一ミラーM1 と、第五レンズ群G5 からなる第二レンズユニット12とが、撮影光学系及び観察光学系において共通に使用されている。そして、第二ミラーM2 の回動により、光路を切り換えることができ、第二ミラーM2 以降の光路は、撮影光学系と観察光学系とでは別個に形成されている。
【0050】
第一レンズユニット11の第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 は、特に光線の集中する部分であるため、球面収差,コマ収差への関与が非常に大きい部分である。本実施例では、第一レンズユニット11の第三群レンズG3 を二枚のレンズで、又、第四レンズ群G4 を単体のレンズで夫々構成して、使用するレンズの枚数を低減している。更に、この第一レンズユニット11の第三群レンズG3 及び第四レンズ群G4 を合わせて、被写体側から正レンズ,負レンズ,正レンズの構成とし、そのうち一つ以上の面に非球面を使用したことにより、少ないレンズでも球面収差及びコマ収差を良好に補正することができる。又、この少ないレンズ構成により、第一ミラーM1 を配置するための空間を十分に確保できるようになっている。
【0051】
又、低倍端における第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成焦点距離をf34、低倍端における撮影光学系のFナンバーをFNO. 、低倍端における第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成構成長をD34とすると、以下に示す条件式を満足することが好ましい。
0.1<f34/(FNO. ×D34)<0.8 ・・・・(1)
この条件式(1)は、低倍端における第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 の有効径の大きさと、第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成構成長との比率を示したものである。{f34/(FNO. ×D34)}の値が条件式(1)の取り得る値の範囲の上限を越えると、球面収差とコマ収差とのバランスが崩れ補正が困難になる。又、{f34/(FNO. ×D34)}の値が条件式(1)の取り得る値の範囲の下限を下回れば、光学系の全長を短く構成した上で第一ミラーM1 を配置するための空間を確保することが困難になる。
【0052】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
尚、撮影光学系の構成は第四実施例において示したものと同様であるため、そのデータは省略する。
〔観察光学系〕
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
非球面係数
第14面
P=2.5687
E=-0.39066×10-4, F=-0.22909×10-6
G=-0.92040×10-10 ,H=-0.12108×10-10
第18面
P=6.5404
E=-0.50437×10-4, F=-0.12402×10-6
G=-0.25021×10-9, H=-0.68127×10-11
第26面
P=-32.9042
E=0 ,F=0 ,G=0 ,H=0
【0059】
尚、図14は、本実施例のカメラに使用される観察光学系の接眼レンズ系における収差曲線図(逆追跡での物点は2m)である(観察光学系の対物レンズ系における収差曲線図は図10と同様であるため省略した)。
【0060】
第六実施例
本実施例のカメラは、第三実施例において示したカメラの撮影光学系及び観察光学系を夫々ズームレンズにより構成したものである。図15は本実施例にかかるカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示す図である。又、図16は本実施例にかかるカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示す図である。
【0061】
本実施例のカメラに使用される撮影光学系では、図15に示すように、第一レンズユニット11は、図示しない被写体側から順に、第一レンズ群G1 ,第二レンズ群G2 及び第三レンズ群G3 が配置されて構成されている。第二レンズユニット12は第四レンズ群G4 単体により、又、第三レンズユニット15は第五レンズ群G5 により夫々構成されている。第一レンズ群G1 は、負レンズL1 と正レンズL2 との接合レンズと、正レンズL3 とからなり、正のパワーを有している。第二レンズ群G2 は、負レンズL4 と、負レンズL5 と、正レンズL6 と、負レンズL7 とからなり、負のパワーを有している。第三レンズ群G3 は、正レンズL8 と、負レンズL9 とからなり、正のパワーを有している。第四レンズ群G4 は、正レンズL10一枚からなる。更に、第五レンズ群G5 は、正レンズL11と負レンズL12とからなり、負のパワーを有している。
尚、低倍端から高倍端への変倍の際、第一レンズ群G1 ,第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 は夫々被写体側(図の左側)へ移動し、第二レンズ群G2 は像面側(図の右側)に移動する。又、その際、第一レンズ群G1 乃至第四レンズ群G4 は夫々が独立に移動するようになっている。第五レンズ群G5 は固定される。
【0062】
更に、第一レンズユニット11と第二レンズユニット12との間には、プリズムP1 及びP2 が配置されている。そして、このプリズムP1 とプリズムP2 とが約45°の角度を以て接合され、この接合面にコーティングが施されて、ビームスプリッタBが形成されている。
本実施例のカメラでは、このビームスプリッタBにより、光量の50%以上を透過させ、又、残りを反射させて、光路の分割を行っている。そして、本実施例のカメラでは、透過光を撮影光学系の光路,反射光を後述する観察光学系の光路へ夫々導くように構成されている。
更に、第二レンズユニット12の後方には第一ミラーM1 が配置され、第三レンズユニット15の後方には第二ミラーM2 が配置されている。そして、本実施例のカメラにおける撮影光学系も、全体として、図示しない被写体側から順に、第一レンズユニット11,ビームスプリッタB,第二レンズユニット12,第一ミラーM1 ,第三レンズユニット15,第二ミラーM2 及びフィルム面Fが配置されて構成されているのは、第三実施例のものと同様である。
但し、第一ミラーM1 及び第二ミラーM2 の位置は、撮影光学系のズーミング中は固定状態となる。
【0063】
一方、観察光学系は、図16に示すように、図示しない被写体側から順に、第一レンズ群G1 乃至第三レンズ群G3 からなる前記撮影光学系と共通に使用される第一レンズユニット11と、プリズムP1 と、プリズムP3 と、観察系の第二レンズユニット16と、プリズムPと、ルーペ14とが配置されて構成されている。
プリズムP1 とプリズムP3 とは、前記撮影光学系の場合と同様に、接合されてビームスプリッタBを形成し、更に、プリズムP3 は観察系の第一ミラーM1 ’を備えている。
【0064】
第二レンズユニット12は、正レンズL13からなる第六レンズ群G6 と、正レンズL14及び負レンズL15からなる第七レンズ群G7 とから構成されている。第六レンズ群G6 は、低倍端から高倍端への変倍時に、被写体側(図の左側)へ移動し、又、第七レンズ群G7 は、変倍時に、第七レンズ群G7 を構成している二枚のレンズが一体となって、像面(図の右側)へ移動するようになっている。この第六レンズ群G6 及び第七レンズ群G7 の移動により、観察光学系の低倍端から高倍端までの変倍比は、前記撮影光学系のそれとほぼ同一に保持され、しかも、前記撮影光学系によるものよりも小さい被写体像をプリズムPの入射面近傍に結像できる。
又、プリズムPは、観察系の第二ミラーM2 ’,観察系の第三ミラーM3 ’,観察系の第四ミラーM4 ’及び観察系の第五ミラーM5 ’を備えており、ポロプリズムを構成している。
ルーペ14は、正レンズL16と負レンズL17とにより、このレンズの合成パワーが正のパワーとなるように構成されている。
【0065】
以上のように、本実施例のカメラに使用される観察光学系は、第一レンズユニット11,プリズムP1 ,プリズムP3 及び観察系の第二レンズユニット16を対物レンズ系とし、又、プリズムP及びルーペ14を接眼レンズ系として、実像式ファインダーとして構成されている。
又、第一レンズユニット11とプリズムP1 とは、撮影光学系及び観察光学系において、共通に使用される。
【0066】
第一レンズユニット11の第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 は、特に光線の集中する部分であるため、球面収差,コマ収差への関与が非常に大きい部分である。本実施例では、第一レンズユニット11の第三群G3 を二枚のレンズで、又、第四レンズ群G4 を単体のレンズで夫々構成して、使用するレンズの枚数を低減している。更に、この第一レンズユニット11の第三群レンズG3 及び第四レンズ群G4 を合わせて、被写体側から正レンズ,負レンズ,正レンズの構成とし、そのうち一つ以上の面に非球面を使用したことにより、少ないレンズでも球面収差及びコマ収差を良好に補正することができる。又、この少ないレンズ構成により、第一ミラーM1 を配置するための空間を十分に確保できるようになっている。
【0067】
又、低倍端における第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成焦点距離をf34、低倍端における撮影光学系のFナンバーをFNO. 、低倍端における第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成構成長をD34とすると、以下に示す条件式を満足することが好ましい。
0.1<f34/(FNO. ×D34)<0.8 ・・・・(1)
この条件式(1)は、低倍端における第三レンズ群G3 及び第四レンズ群G4 の有効径の大きさと、第三レンズ群G3 と第四レンズ群G4 との合成構成長との比率を示したものである。{f34/(FNO. ×D34)}の値が条件式(1)の取り得る値の範囲の上限を越えると、球面収差とコマ収差とのバランスが崩れ補正が困難になる。又、{f34/(FNO. ×D34)}の値が条件式(1)の取り得る値の範囲の下限を下回れば、光学系の全長を短く構成した上で第一ミラーM1 を配置するための空間を確保することが困難になる。
【0068】
又、観察光学系の中間結像面の被写体像の大きさは、撮影光学系のものよりも小さくなるように設定されているため、観察光学系を小さく構成することができ、カメラの小型化を図ることができる。
尚、本実施例では、ファインダーの視野率を85%に設定した場合、中間結像サイズは、フィルムサイズの約0.35倍となる。
又、本実施例では、撮影光学系の光路と観察光学系の光路とをビームスプリッタにより分割したが、可動のミラーを用いてかかる光路の切り換えを行っても差し支えない。この場合、ミラーの大きさは、撮影光学系の有効径全体をカバーする必要はなく、観察光学系の有効径がカバーされていれば、本発明の目的は達成される。
【0069】
以下、本実施例の光学系におけるレンズの数値データを示す。
〔撮影光学系〕
焦点距離=28.8(低倍端),57.9(中間倍率),116.3(高倍端)
画角(2ω)=64.1°(低倍端),32.7°(中間倍率),16.3°(高倍端)
Fナンバー=4.8(低倍端),5.3(中間倍率),5.8(高倍端)
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
非球面係数
第14面
P=2.6177
E=-0.37456×10-4, F=-0.15014×10-6
G=0.15456 ×10-9, H=-0.11587×10-10
第20面
P=6.5402
E=-0.31824×10-4, F=0.13337 ×10-8
G=-0.92158×10-9, H=0.47833 ×10-11
【0076】
又、本実施例の撮影光学系において、上記条件式(1)の値は、
34/(FNO. ×D34)=0.195
である。
【0077】
〔観察光学系〕
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
非球面係数
第14面
P=2.6177
E=-0.37456×10-4, F=-0.15014×10-6
G=0.15456 ×10-9, H=-0.11587×10-10
第20面
P=4.0000
E=-0.39070×10-4, F=0.18392 ×10-7
G=-0.45943×10-8, H=0.39774 ×10-10
第25面
P=1.0000
E=0.41755 ×10-4, F=-0.10121×10-5
G=-0.15957×10-10 ,H=0.86447 ×10-10
第30面
P=1.0000
E=-0.70004×10-4, F=0.10355 ×10-6
G=-0.44459×10-7, H=0
【0084】
尚、図17は本実施例のカメラの撮影光学系における収差曲線図であり、(a)は高倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示している。又、図18は本実施例のカメラの観察光学系における対物レンズ系の収差曲線図であり、(a)は高倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示している。
【0085】
但し、上記各実施例において、r1 ,r2 ,・・・・は各レンズの曲率半径、d1 ,d2 ,・・・・は各レンズの肉厚又は間隔、n1 ,n2 ,・・・・は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・・は各レンズのアッベ数、Pは円錐係数、E,F,G,Hは非球面係数である。
又、上記非球面形状は、上記各非球面係数を用いて、以下の式によって示される。但し、光軸方向の座標をX、光軸に垂直な方向の座標をYとする。
X=(Y2 /r)/〔1+{1−P(Y/r2 )}1/2 〕+EY4 +FY6 +GY8 +HY10
【0090】
【発明の効果】
上述のように、本発明の全長の短いカメラは、撮影光学系の光学性能を良好に保持しながら、カメラの光軸方向の全長を短く、又、カメラの高さを低く構成してカメラ全体の小型化を達成できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施例のカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は同カメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図2】本発明の第一実施例のカメラの構成図である。
【図3】(a)は本発明の第二実施例のカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は同カメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図4】本発明の第二実施例のカメラの構成図である。
【図5】(a)は本発明の第三実施例のカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は同カメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図である。
【図6】本発明の第三実施例のカメラの構成図である。
【図7】本発明の第四実施例のカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図8】本発明の第四実施例のカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図9】図7に示した撮影光学系における収差曲線図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は項倍端での状態を夫々示した図である。
【図10】図8に示した観察光学系の対物レンズ系における収差曲線図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図11】図8に示した観察光学系の接眼レンズ系における収差曲線図である。
【図12】本発明の第五実施例のカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図13】本発明の第五実施例のカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図14】図13に示した観察光学系の接眼レンズ系における収差曲線図である。
【図15】本発明の第六実施例のカメラに使用される撮影光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図16】本発明の第六実施例のカメラに使用される観察光学系の構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図17】図15に示した撮影光学系における収差曲線図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図18】図16に示した観察光学系における収差曲線図であり、(a)は低倍端,(b)は中間倍率,(c)は高倍端での状態を夫々示した図である。
【図19】一般的なT.T.Lカメラの構成図である。
【図20】従来のT.T.Lカメラの構成図である。
【図21】従来のT.T.Lカメラの構成を示し、(a)はカメラの平面断面図,(b)はカメラの側面断面図である。
【符号の説明】
11 第一レンズユニット
12 第二レンズユニット
13 フィールドレンズ
14 ルーペ
15 第三レンズユニット
16 観察系の第二レンズユニット
A 縦軸部材
B ビームスプリッタ
F フィルム面
1 第一レンズ群
2 第二レンズ群
3 第三レンズ群
4 第四レンズ群
5 第五レンズ群
6 第六レンズ群
7 第七レンズ群
1 〜L12 レンズ
1 第一ミラー
2 第二ミラー
1 ’ 観察系の第一ミラー
2 ’ 観察系の第二ミラー
3 ’ 観察系の第三ミラー
4 ’ 観察系の第四ミラー
5 ’ 観察系の第五ミラー
P,P1 ,P2 ,P3 プリズム

Claims (21)

  1. 光路中に複数の反射面を有し、該反射面のうち少なくとも一面は複数のレンズ間に配置され、前記レンズ間に配置された反射面を含む二つの反射面により光路が折り曲げられように構成されている撮影光学系と、前記複数の反射面のうち一面が可動面或いは光路分割面として構成され、この面によって前記撮影光学系外に導かれた光により被写体像を観察し得る実像式の観察光学系とを備え
    前記複数の反射面は、前記複数のレンズのうち最も被写体側に配置されているレンズよりも像面側に配置され、前記レンズ間に配置された反射面は、前記撮影光学系を形成する光路を最初に反射する反射面であることを特徴とする全長の短いカメラ。
  2. 前記二つの反射面により折り曲げられた光路は、被写体像面に被写体像を結ぶことを特徴とする請求項1に記載の全長の短いカメラ。
  3. 前記被写体像面は、ほぼ被写体方向を向いていることを特徴とする請求項2に記載の全長の短いカメラ。
  4. 前記撮影光学系はズームレンズにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  5. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるために配置された二つの反射面の間に、前記撮影光学系のズーミング中には位置が固定されるレンズ群を有していることを特徴とする請求項4に記載の全長の短いカメラ。
  6. 前記撮影光学系は、被写体側から順に、正のパワーを有する第一レンズ群,負のパワーを有する第二レンズ群,正のパワーを有する第三レンズ群,正のパワーを有する第四レンズ群及び負のパワーを有する第五レンズ群からなるズーム撮影光学系として構成され、前記二つの反射面により光路が折り曲げられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  7. 前記撮影光学系の第三レンズ群と第四レンズ群とを合わせたレンズ構成が、被写体側から順に、正レンズ,負レンズ,正レンズの三枚のレンズからなることを特徴とする請求項6に記載の全長の短いカメラ。
  8. 前記撮影光学系を構成する第三レンズ群と第四レンズ群との合成焦点距離をf 34 、前記撮影光学系の低倍端でのFナンバーをF NO. 、前記第三レンズ群と第四レンズ群との合成構成長をD 34 とするとき、以下の条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項6又は7に記載の全長の短いカメラ。
    0.1<f 34 /(F NO. × D 34 )<0.8
  9. 前記撮影光学系を構成する第五レンズ群の前後の位置に夫々反射面を有し、この二つの反射面により、前記撮影光学系内の光路が折り曲げられるようにしたことを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  10. 前記撮影光学系において、低倍端から高倍端への変倍時に、第一レンズ群,第三レンズ群及び第四レンズ群は被写体側へ、第二レンズ群は像面側へ夫々移動し、又、第5レンズ群は固定されて、前記各レンズ群の間隔を変化させるようにしたことを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  11. 前記撮影光学系内の光路を折り曲げるための反射面は前記第五レンズ群の前後の位置に夫々配置され、又、被写体像面はほぼ被写体の方向に向けて配置されていることを特徴とする請求項6〜10の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  12. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるための二つの反射面は、夫々前記撮影光学系のズーミング中は固定されることを特徴とする請求項6〜11の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  13. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面のうち、最も被写体側に配置された反射面により、光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにしたことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  14. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面のうち、最も像面側に配置された反射面により、光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにしたことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  15. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面の回動により、光路を前記撮影光学系の光路と観察光学系の光路とに分割するようにしたことを特徴とする請求項13又は14に記載の全長の短いカメラ。
  16. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるために配置された反射面の位置よりも被写体側に更に一つの反射面を設け、この反射面によって光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにしたことを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  17. 前記撮影光学系の光路を折り曲げるための反射面よりも被写体側で、且つ、前記第二レンズ群よりも像面側に配置されたレンズ群中に更に一つの反射面を設け、この反射面によって光を前記撮影光学系の外に射出して前記観察光学系に導くようにしたことを特徴とする請求項6〜16の何れかに記載の全長の短いカメラ。
  18. 前記観察光学系に光を導くための反射面をビームスプリッタにより形成したことを特徴とする請求項16又は17に記載の全長の短いカメラ。
  19. 前記ビームスプリッタは、50%以上の光量を透過し、残りを反射するように構成することを特徴とする請求項18に記載の全長の短いカメラ。
  20. 前記ビームスプリッタは、二つのプリズムの接合面により構成されていることを特徴とする請求項18又は19に記載の全長の短いカメラ。
  21. 前記観察光学系へ光を導くための反射面は、第三レンズ群と第四レンズ群との間の光路中に配置されていることを特徴とする請求項16乃至20の何れかに記載の全長の短いカメラ。
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