JP2001330876A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】撮影光学系と撮像素子と、ファインダー光学系を有し、前記撮影光学系が光束を反射偏向させる面を1面のみ有し、無限遠物点合焦時における前記撮影光学系の最も物体側面から前記の光束を反射偏向させる面までの光軸上の長さをLF、前記の光束を反射偏向させる面から前記撮像素子の撮像面までの光軸上の長さをLRとした時下記条件(1)を満足し、前記ファインダー光学系の入射面と射出面がほぼ平行になるようにしたことを特徴とする撮像装置。
(1) 1<LR/LF
【請求項2】撮影光学系と撮像素子と、ファインダー光学系を有し、前記撮影光学系が光束を反射偏向させる面を1面のみ有し、フォーカシングの際に少なくとも反射偏向させる面を撮像素子に垂直な方向に移動させ、前記ファインダー光学系の入射面上の光軸と前記撮像光学系の入射面上の光軸との間隔が下記条件(2)を満足することを特徴とする撮像装置。
(2) AI≧AL
ただし、AIは遠距離の物体に合焦した時の前記の光軸の間隔、ALは近距離の物体に合焦した時の前記の光軸の間隔である。
【請求項3】撮影光学系と撮像素子とファインダー光学系とを有し、前記撮影光学系が光束を反射偏向させる面を1面のみ有し、無限遠合焦時の前記撮影光学系の最も物体側面から前記の光束を反射偏向させる面までの光軸上の長さをLF、前記の光束を反射偏向させる面から前記撮像素子の撮像面までの光軸上の長さをLRとした時下記条件(1)を満足し、ズーミング時又はフォーカシング時に前記撮影光学系の入射面における光軸と前記ファインダー光学系の入射面における光軸との距離が一定であることを特徴とする撮像装置。
(1) 1<LR/LF
【請求項4】前記ファインダー光学系が入射面と射出面とがほぼ平行であり、前記撮影光学系の撮影範囲が物点距離5mにおける撮影範囲の外接円の半径をRとした時、下記(3)を満足する領域を含むことを特徴とする請求項1の撮像装置。
(3) 0.5m<|R−2.1m|
ただし、外接円の半径Rの単位はmである。
【請求項5】前記撮影光学系が負の屈折力を有する前群と正の屈折力を有する後群とよりなり、前群と後群との間に光束を反射偏向させる面が配置されていることを特徴とする請求項1の撮像装置。
【請求項6】前記ファインダー光学系が負の前群と正の後群とよりなるガリレイ型ファインダーであることを特徴とする請求項1の撮像装置。
【請求項7】前記ファインダー光学系の前群と後群の間に配置されたハーフミラーと物体側からの光により表示される視野枠面を有し、視野枠面を発した光束が反射面(ハーフミラー)にて反射されて、ファインダー光学系の後群を経て観察されることを特徴とする請求項6の撮像装置。
【請求項8】前記ファインダー光学系が正のパワーの対物光学系と正のパワーの接眼光学系を有する実像式ファインダーであることを特徴とする請求項1の撮像装置。
更には、条件(1)の代りに次の条件(1−2)を満足すればより好ましい。
(1−2)2.5<LR/LF
本発明の撮像装置において、両光軸間の距離を一定にし、つまりAI=AL=一定にし、これにより撮像装置の被写体側外装部の開口部を小さくすることが出来る。即ち、前記の両光軸間の間隔が変化すると光軸が移動しても必要な光束を撮影光学系とファインダー光学系に導くことが必要になり、開口部を大きくする必要がある。
一方、撮像装置の被写体側外装部の開口部を光軸の変化にしたがって移動させるのは、二つの外装部の開口を別々に移動させたり、一方のみを移動させたりしなければならず、そのために外装部の構成部品が増加する等のため好ましくない。
また、本発明の撮像装置において、撮影光学系がズームレンズである場合、この撮影光学系の入射面における光軸とファインダー光学系の光軸との距離が広角端よりも望遠端において小さくなるようにすれば、望遠端において影響のでやすいパララックスを緩和し得る。またズーミングを行なうときやフォーカシングを行なうときのいずれかにおいて撮影光学系に入射する光軸とファインダーの光軸との距離が変化しないようにすれば、前述のように、近距離物体に合焦した時のパララックスを緩和し得る。
上記実施の形態にて用いられる撮影光学系1は下記レンズデータを有する。f=9.25 mm ,Fナンバー=2.8 ,2ω=62.3°
1 =-98.394 (非球面)d1 =1.80 n1 =1.58913 ν1 =61.28
2 =10.805 d2 =18.20
3 =絞り d3 =2.55
4 =13.958 d4 =2.75 n2 =1.69350 ν2 =53.20
5 =-26.756 (非球面)d5 =2.54
6 =9.820 d6 =4.56 n3 =1.60311 ν3 =60.64
7 =-64.950 d7 =1.00 n4 =1.84666 ν4 =23.78
8 =5.859 d8 =5.79
9 =18.845 d9 =4.55 n5 =1.58913 ν5 =61.28
10=-13.015 (非球面)d10=1.50
11=∞ d11=1.00 n6 =1.51633 ν6 =64.14
12=∞ d12=1.60 n7 =1.54771 ν7 =62.84
13 =∞
LF =11.8mm ,LR=36.04mm ,AI=30.00mm ,AL=29.00mm
R=3 m, LR/LF=3.05
ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚、n1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・ は各レンズのアッベ数である。
図において、1は撮影光学系、2は撮像素子、4は反射面で、これらは図1の撮像装置と実質上同じである。10はファインダー光学系で、対物レンズ11と像正立系12と接眼レンズ13とよりなり対物レンズ11の入射光軸と接眼レンズ13の射出光軸が撮影光学系1の前群GFの光軸と平行である。
また、像正立系12は、例えば二つの直角プリズムを用いたポロプリズムにて構成されたものや、ダハプリズムを用いたもの等が用いられる。
この図2に示す実施の形態の撮像装置における無限遠物点合焦時における撮影光学系の最も物体側の面から光束を反射偏光させる面までの光軸上の長さLF、光束を反射偏光させる面から撮像面までの光軸の長さLR、遠距離物体に合焦した時のファインダー光学系の入射面上の光軸と撮影光学系の入射面上の光軸との間隔AI、近距離物体に合焦した時のファインダー光学系の入射面上の光軸と撮影光学系の入射面上の光軸との距離ALは夫々図に示す通りである。この実施の形態では、前記のように近距離物体に合焦する時に反射面は移動させず、撮像素子2の位置を移動させるためAI=ALである。
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