JPH10282422A - 実像式ファインダ光学系 - Google Patents

実像式ファインダ光学系

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JPH10282422A
JPH10282422A JP9082750A JP8275097A JPH10282422A JP H10282422 A JPH10282422 A JP H10282422A JP 9082750 A JP9082750 A JP 9082750A JP 8275097 A JP8275097 A JP 8275097A JP H10282422 A JPH10282422 A JP H10282422A
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JP
Japan
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optical system
angle
incident surface
inverting
approximately
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JP9082750A
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Inventor
Kyoichi Miyazaki
恭一 宮崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10282422A publication Critical patent/JPH10282422A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接眼光学系の前方に位置する反転光学系が前
後方向に小さく、かつ、接眼光路長が十分に確保され
た、薄型のコンパクトカメラに好適な実像式ファインダ
光学系を提供する。 【解決手段】 第1反転光学系502は略直角プリズム
光学系であり、第1入射面A1に対して角度略45°を
なす第1反射面R1を有する。第2反転光学系503は
略45°偏角プリズム光学系であり、第2入射面A2に
対して角度略45°をなす第2反射面R2と第2入射面
A2に対して角度略67.5°をなす第3反射面R3を
有する。第3反転光学系504は略45°偏角プリズム
光学系であり、第3入射面A3に対して角度略45°を
なす第4反射面R4と第3入射面A3に対して角度略6
7.5°をなす第5反射面R5を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実像式ファインダ
光学系に関するものであり、特に薄型のコンパクトカメ
ラに適した実像式ファインダ光学系に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、実像式ファインダ光学系は、
虚像式ファインダ光学系に比べて高変倍率化,小型化が
可能なため、特にズームレンズ付きのレンズシャッター
カメラに多く用いられている。また、近年では前後方向
に小さいカメラが望まれており、ファインダ光学系にお
いても前後方向に小さい反転光学系を得ることは、対物
光学系の小型化と同様に重要である。
【0003】図37に、反転光学系としてポロプリズム
を用いた実像式ファインダ光学系を示す。図37におい
て、101は2枚のレンズから成る対物光学系、102
は反転光学系、SCはコンデンサレンズ面、104は視
野枠、105は接眼光学系であり、反転光学系102は
第1ポロプリズム106と第2ポロプリズム107とで
構成されている。このファインダ光学系では、コンデン
サレンズ面SCの近傍に対物光学系101で形成される
物体の倒立像を、反転光学系102で正立させ、接眼光
学系105で観察するようになっている。
【0004】このようにポロプリズムを反転光学系とし
て有する実像式ファインダ光学系は、ポロプリズムの形
状によって上下方向に突出した構成となり、ファインダ
光学系が全体として大型化してしまうという傾向があっ
た。これに対し、反転光学系としてダハプリズムを用い
ることにより、ファインダ光学系の上下方向の突出を抑
えて小型化したファインダ光学系が提案されている。図
38〜図40にその例を示す。
【0005】図38に示すファインダ光学系は、3枚の
レンズから成る対物光学系201と、反転光学系202
と、コンデンサレンズ203(SC:コンデンサレンズ
面)と、視野枠204と、接眼光学系205と、で構成
されており、反転光学系202は1回反射ダハプリズム
206(SD:ダハ反転面)とペンタプリズム207とか
ら成っている。対物光学系201を通った光は、ダハプ
リズム206で上下反転するとともに斜め前方へ反射さ
れ、更にペンタプリズム207で2回反射されて左右反
転し、接眼光学系205で正立像が観察されるようにな
っている。
【0006】図39に示すファインダ光学系は、3枚の
レンズから成る対物光学系301と、反転光学系302
と、視野枠304と、接眼光学系305と、で構成され
ており、反転光学系302はプリズム306と3回反射
ダハプリズム307(SD:ダハ反転面)とから成ってい
る。このファインダ光学系は、視野枠304の近傍に形
成される物体像を、反転光学系302で正立させて接眼
光学系305で観察する構成となっている。
【0007】図40に示すファインダ光学系は、3枚の
レンズから成る対物光学系401と、反転光学系402
と、コンデンサレンズ403(SC:コンデンサレンズ
面)と、視野枠404と、接眼光学系405と、で構成
されており、反転光学系402はプリズム406と2回
反射ダハプリズム407(SD:ダハ反転面)とから成っ
ている。対物光学系401を構成している2つのレンズ
群は、光軸上を移動可能であり、撮影レンズ(不図示)の
ズーミングにあわせて広角位置[W]と望遠位置[T]との
間で矢印m1,m2に沿って移動することにより、ファ
インダ像を変倍するようになっている。また、このファ
インダ光学系は、視野枠404の近傍に形成される物体
像を、反転光学系402で正立させて接眼光学系405
で観察する構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図38,図39に示す
ファインダ光学系では、接眼光学系205,305の前
方に位置するプリズム207,307の前後方向のサイ
ズが大きくなっている。このため、近年のカメラの薄型
化に対応しようとすると、AF(autofocus)ユニット,
AE(Autoexposure)ユニット等をプリズム207,30
7の前方にレイアウトすることが困難になる。図40に
示すファインダ光学系では、接眼光学系405の前方に
位置するプリズム407が前後方向に小さく好ましい反
面、実像面から接眼光学系405までの光路長(すなわ
ち接眼光路長)を適当に設定することが困難である。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、接眼光学系の前方に位置する反転光学
系が前後方向に小さく、かつ、接眼光路長が十分に確保
された、薄型のコンパクトカメラに好適な実像式ファイ
ンダ光学系を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の実像式ファインダ光学系は、物体側よ
り順に、物体像を形成するための対物光学系と、前記物
体像を正立正像とするための反転光学系と、前記物体像
を拡大して観察するための接眼光学系と、を少なくとも
有する実像式ファインダ光学系において、前記反転光学
系が、物体側より光路順に、第1反転光学系,第2反転
光学系及び第3反転光学系を備え、前記第1反転光学系
が、物体側より光路順に、前記対物光学系の光軸に対し
て略直角な第1入射面と、該第1入射面に対して角度略
45°をなす第1反射面と、前記第1入射面に対して角
度略90°をなす第1射出面と、を有する略直角プリズ
ム光学系であり、前記第2反転光学系が、物体側より光
路順に、前記第1射出面に対して略平行な第2入射面
と、該第2入射面に対して角度略45°をなす第2反射
面と、前記第2入射面に対して角度略67.5°をなす
第3反射面と、前記第2反射面と同一平面をなす第2射
出面と、を有する略45°偏角プリズム光学系であり、
前記第3反転光学系が、物体側より光路順に、前記第2
射出面に対して略平行な第3入射面と、該第3入射面に
対して角度略45°をなす第4反射面と、前記第3入射
面に対して角度略67.5°をなす第5反射面と、前記
第4反射面と同一平面をなす第3射出面と、を有する略
45°偏角プリズム光学系であることを特徴とする。
【0011】第2の発明の実像式ファインダ光学系は、
物体側より順に、物体像を形成するための対物光学系
と、前記物体像を正立正像とするための反転光学系と、
前記物体像を拡大して観察するための接眼光学系と、を
少なくとも有する実像式ファインダ光学系において、前
記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、前記第
1反転光学系が、前記対物光学系の光軸に対して角度略
45°をなす第1反射面を有する略直角反射ミラー光学
系であり、前記第2反転光学系が、物体側より光路順
に、前記対物光学系の光軸に対して略直角な第1入射面
と、該第1入射面に対して角度略45°をなす第2反射
面と、前記第1入射面に対して角度略67.5°をなす
第3反射面と、前記第2反射面と同一平面をなす第1射
出面と、を有する略45°偏角プリズム光学系であり、
前記第3反転光学系が、物体側より光路順に、前記第1
射出面に対して略平行な第2入射面と、該第2入射面に
対して角度略45°をなす第4反射面と、前記第2入射
面に対して角度略67.5°をなす第5反射面と、前記
第4反射面と同一平面をなす第2射出面と、を有する略
45°偏角プリズム光学系であることを特徴とする。
【0012】第3の発明の実像式ファインダ光学系は、
物体側より順に、物体像を形成するための対物光学系
と、前記物体像を正立正像とするための反転光学系と、
前記物体像を拡大して観察するための接眼光学系と、を
少なくとも有する実像式ファインダ光学系において、前
記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、前記第
1反転光学系が、物体側より光路順に、前記対物光学系
の光軸に対して略直角な第1入射面と、該第1入射面に
対して角度略22.5°をなす第1反射面と、前記第1
入射面と同一平面をなす第2反射面と、前記第1入射面
に対して角度略45°をなす第1射出面と、を有する略
45°偏角プリズム光学系であり、前記第2反転光学系
が、物体側より光路順に、前記第1射出面に対して略平
行な第2入射面と、該第2入射面に対して角度略22.
5°をなす第3反射面と、前記第2入射面と同一平面を
なす第4反射面と、前記第2入射面に対して角度45°
をなす第2射出面と、を有する略45°偏角プリズム光
学系であり、前記第3反転光学系が、物体側より光路順
に、前記第2射出面に対して略平行な第3入射面と、該
第3入射面に対して角度略45°をなす第5反射面と、
前記第3入射面に対して角度略90°をなす第3射出面
と、を有する略直角プリズム光学系であることを特徴と
する。
【0013】第4の発明の実像式ファインダ光学系は、
物体側より順に、物体像を形成するための対物光学系
と、前記物体像を正立正像とするための反転光学系と、
前記物体像を拡大して観察するための接眼光学系と、を
少なくとも有する実像式ファインダ光学系において、前
記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、前記第
1反転光学系が、物体側より光路順に、前記対物光学系
の光軸に対して略直角な第1入射面と、該第1入射面に
対して角度略22.5°をなす第1反射面と、前記第1
入射面と同一平面をなす第2反射面と、前記第1入射面
に対して角度略45°をなす第1射出面と、を有する略
45°偏角プリズム光学系であり、前記第2反転光学系
が、物体側より光路順に、前記第1射出面に対して略平
行な第2入射面と、該第2入射面に対して角度略22.
5°をなす第3反射面と、前記第2入射面と同一平面を
なす第4反射面と、前記第2入射面に対して角度45°
をなす第2射出面と、を有する略45°偏角プリズム光
学系であり、前記第3反転光学系が、前記第2射出面に
対して角度略45°をなす第5反射面をする略直角反射
ミラー光学系であることを特徴とする。
【0014】第5の発明の実像式ファインダ光学系は、
上記第1,第2,第3又は第4の発明の構成において、
前記第1反射面、前記第3反射面、前記第5反射面のう
ちの1つの面がダハ反射面であることを特徴とする。
【0015】第6の発明の実像式ファインダ光学系は、
上記第1,第3又は第4の発明の構成において、前記物
体像が前記第1射出面の近傍に形成され、ファインダ視
野を規制するための視野枠を前記第1射出面の近傍に有
することを特徴とする。
【0016】第7発明の実像式ファインダ光学系は、上
記第2の発明の構成において、前記物体像が前記第1入
射面の近傍に形成され、ファインダ視野を規制するため
の視野枠を前記第1入射面の近傍に有することを特徴と
する。
【0017】第8発明の実像式ファインダ光学系は、上
記第6又は第7の発明の構成において、前記視野枠の近
傍に正の屈折力を有する光学面を有することを特徴とす
る。
【0018】第9発明の実像式ファインダ光学系は、上
記第1,第3,第4又は第6の発明の構成において、前
記第2射出面の近傍に正又は負の屈折力を有する接眼補
助光学面を有することを特徴とする。
【0019】第10発明の実像式ファインダ光学系は、
上記第2又は第7の発明の構成において、前記第1射出
面の近傍に正又は負の屈折力を有する接眼補助光学面を
有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した実像式フ
ァインダ光学系を、図面を参照しつつ説明する。以下に
説明する第1〜第36の実施の形態の実像式ファインダ
光学系は、物体側より順に、物体像を形成するための対
物光学系と、物体像を正立正像とするための反転光学系
と、物体像を拡大して観察するための接眼光学系と、を
少なくとも有しており、反転光学系は、物体側より光路
順に、第1反転光学系,第2反転光学系及び第3反転光
学系を備えている。
【0021】《第1〜第9の実施の形態(図1〜図9)》
第1〜第9の実施の形態を示す図1〜図9において、5
01,601,701,801,901,1001,1
101,1201,1301は対物光学系であり、50
2,602,702,802,902,1002,11
02,1202,1302は第1反転光学系であり、5
03,603,703,803,903,1003,1
103,1203,1303は第2反転光学系であり、
504,604,704,804,904,1004,
1104,1204,1304は第3反転光学系であ
り、505,605,705,805,905,100
5,1105,1205,1305は接眼光学系であ
り、506,606,706,806,906,100
6,1106,1206,1306は視野枠であり、S
Dはダハ反射面である。図4〜図6において、807,
907,1007はコンデンサレンズであり、808,
908,1008は接眼補助光学系である。図4〜図9
において、SCはコンデンサレンズ面であり、SEは接
眼補助光学面である。
【0022】対物光学系501,…,1301は、負の
屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第
2レンズ群と、で構成されている。これら2つのレンズ
群は、光軸上を移動可能であり、撮影レンズ(不図示)の
ズーミングにあわせて広角位置[W]と望遠位置[T]との
間で矢印m1,m2に沿って移動することにより、ファ
インダ像を変倍するようになっている。また、接眼光学
系505,…,1305は、正の屈折力を有する1枚の
レンズで構成されている。
【0023】第1反転光学系502,…,1302は、
物体側より光路順に、対物光学系501,…,1301
の光軸に対して略直角な第1入射面A1と、第1入射面
A1に対して角度略45°をなす第1反射面R1と、第
1入射面A1に対して角度略90°をなす第1射出面B
1と、を有する略直角プリズム光学系である。第2反転
光学系503,…,1303は、物体側より光路順に、
第1射出面B1に対して略平行な第2入射面A2と、第
2入射面A2に対して角度略45°をなす第2反射面R
2と、第2入射面A2に対して角度略67.5°をなす
第3反射面R3と、第2反射面R2と同一平面をなす第
2射出面B2と、を有する略45°偏角プリズム光学系
である。第3反転光学系504,…,1304は、物体
側より光路順に、第2射出面B2に対して略平行な第3
入射面A3と、第3入射面A3に対して角度略45°を
なす第4反射面R4と、第3入射面A3に対して角度略
67.5°をなす第5反射面R5と、第4反射面R4と
同一平面をなす第3射出面B3と、を有する略45°偏
角プリズム光学系である。
【0024】第1〜第9の実施の形態のように、接眼光
学系505,…,1305の前方に略45°偏角プリズ
ム光学系504,…,1304を反転光学系として用い
ると、前述したペンタプリズム(図38)や3回反射ダハ
プリズム(図39)を用いた場合に比べて、接眼光学系5
05,…,1305の前方に位置する反転光学系50
4,…,1304を前後方向に小さくできるという効果
がある。しかしながら、そのプリズム光学系504,
…,1304だけでは、前述した2回反射ダハプリズム
(図40)と同様、接眼光路長(実像面から接眼光学系5
05,…,1305までの光路長)が不足するという問
題がある。
【0025】そこで、第1〜第9の実施の形態では、そ
の略45°偏角プリズム光学系504,…,1304と
実像面との間に、もう1つの略45°偏角プリズム光学
系503,…,1303を配置することによって、接眼
光学系505,…,1305に十分な光路長を確保して
いる。これにより、接眼光路長を十分に確保しながら、
接眼光学系505,…,1305の前方に位置する反転
光学系を前後方向に小さくして、薄型のコンパクトカメ
ラに好適な実像式ファインダ光学系を達成している。さ
らに、対物光学系501,…,1301側の反転光学系
として、略直角プリズム光学系(第1反転光学系)50
2,…,1302を用いることにより、反転光学系全体
としても前後方向の小型化を達成している。
【0026】《第10〜第18の実施の形態(図10〜
図18)》第10〜第18の実施の形態を示す図10〜
図18において、1401,1501,1601,17
01,1801,1901,2001,2101,22
01は対物光学系であり、1402,1502,160
2,1702,1802,1902,2002,210
2,2202は第1反転光学系であり、1403,15
03,1603,1703,1803,1903,20
03,2103,2203は第2反転光学系であり、1
404,1504,1604,1704,1804,1
904,2004,2104,2204は第3反転光学
系であり、1405,1505,1605,1705,
1805,1905,2005,2105,2205は
接眼光学系であり、1406,1506,1606,1
706,1806,1906,2006,2106,2
206は視野枠であり、SDはダハ反射面である。図1
3〜図15において、1707,1807,1907は
コンデンサレンズであり、1708,1808,190
8は接眼補助光学系である。図13〜図18において、
SCはコンデンサレンズ面であり、SEは接眼補助光学
面である。
【0027】対物光学系1401,…,2201は、負
の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する
第2レンズ群と、で構成されている。これら2つのレン
ズ群は、光軸上を移動可能であり、撮影レンズ(不図示)
のズーミングにあわせて広角位置[W]と望遠位置[T]と
の間で矢印m1,m2に沿って移動することにより、フ
ァインダ像を変倍するようになっている。また、接眼光
学系1405,…,2205は、正の屈折力を有する1
枚のレンズで構成されている。
【0028】第1反転光学系1402,…,2202
は、対物光学系1401,…,2201の光軸に対して
角度略45°をなす第1反射面R1を有する略直角反射
ミラー光学系である。第2反転光学系1403,…,2
203は、物体側より光路順に、対物光学系1401,
…,2201の光軸に対して略直角な第1入射面A1
と、第1入射面A1に対して角度略45°をなす第2反
射面R2と、第1入射面A1に対して角度略67.5°
をなす第3反射面R3と、第2反射面R2と同一平面を
なす第1射出面B1と、を有する略45°偏角プリズム
光学系である。第3反転光学系1404,…,2204
は、物体側より光路順に、第1射出面B1に対して略平
行な第2入射面A2と、第2入射面A2に対して角度略
45°をなす第4反射面R4と、第2入射面A2に対し
て角度略67.5°をなす第5反射面R5と、第4反射
面R4と同一平面をなす第2射出面B2と、を有する略
45°偏角プリズム光学系である。
【0029】第10〜第18の実施の形態のように、接
眼光学系1405,…,2205の前方に略45°偏角
プリズム光学系1404,…,2204を反転光学系と
して用いると、前述したペンタプリズム(図38)や3回
反射ダハプリズム(図39)を用いた場合に比べて、接眼
光学系1405,…,2205の前方に位置する反転光
学系1404,…,2204を前後方向に小さくできる
という効果がある。しかしながら、そのプリズム光学系
1404,…,2204だけでは、前述した2回反射ダ
ハプリズム(図40)と同様、接眼光路長(実像面から接
眼光学系1405,…,2205までの光路長)が不足
するという問題がある。
【0030】そこで、第10〜第18の実施の形態で
は、その略45°偏角プリズム光学系1404,…,2
204と実像面との間に、もう1つの略45°偏角プリ
ズム光学系1403,…,2203を配置することによ
って、接眼光学系1405,…,2205に十分な光路
長を確保している。これにより、接眼光路長を十分に確
保しながら、接眼光学系1405,…,2205の前方
に位置する反転光学系を前後方向に小さくして、薄型の
コンパクトカメラに好適な実像式ファインダ光学系を達
成している。さらに、対物光学系1401,…,220
1側の反転光学系として、略直角反射ミラー光学系(第
1反転光学系)1402,…,2202を用いることに
より、反転光学系全体としても前後方向の小型化を達成
している。
【0031】《第19〜第27の実施の形態(図19〜
図27)》第19〜第27の実施の形態を示す図19〜
図27において、2301,2401,2501,26
01,2701,2801,2901,3001,31
01は対物光学系であり、2302,2402,250
2,2602,2702,2802,2902,300
2,3102は第1反転光学系であり、2303,24
03,2503,2603,2703,2803,29
03,3003,3103は第2反転光学系であり、2
304,2404,2504,2604,2704,2
804,2904,3004,3104は第3反転光学
系であり、2305,2405,2505,2605,
2705,2805,2905,3005,3105は
接眼光学系であり、2306,2406,2506,2
606,2706,2806,2906,3006,3
106は視野枠であり、SDはダハ反射面である。図2
2〜図24において、2607,2707,2807は
コンデンサレンズであり、2608,2708,280
8は接眼補助光学系である。図22〜図27において、
SCはコンデンサレンズ面であり、SEは接眼補助光学
面である。
【0032】対物光学系2301,…,3101は、負
の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する
第2レンズ群と、で構成されている。これら2つのレン
ズ群は、光軸上を移動可能であり、撮影レンズ(不図示)
のズーミングにあわせて広角位置[W]と望遠位置[T]と
の間で矢印m1,m2に沿って移動することにより、フ
ァインダ像を変倍するようになっている。また、接眼光
学系2305,…,3105は、正の屈折力を有する1
枚のレンズで構成されている。
【0033】第1反転光学系2302,…,3102
は、物体側より光路順に、対物光学系2301,…,3
101の光軸に対して略直角な第1入射面A1と、第1
入射面A1に対して角度略22.5°をなす第1反射面
R1と、第1入射面A1と同一平面をなす第2反射面R
2と、第1入射面A1に対して角度略45°をなす第1
射出面B1と、を有する略45°偏角プリズム光学系で
ある。第2反転光学系2303,…,3103は、物体
側より光路順に、第1射出面B1に対して略平行な第2
入射面A2と、第2入射面A2に対して角度略22.5
°をなす第3反射面R3と、第2入射面A2と同一平面
をなす第4反射面R4と、第2入射面A2に対して角度
45°をなす第2射出面B2と、を有する略45°偏角
プリズム光学系である。第3反転光学系2304,…,
3104は、物体側より光路順に、第2射出面B2に対
して略平行な第3入射面A3と、第3入射面A3に対し
て角度略45°をなす第5反射面R5と、第3入射面A
3に対して角度略90°をなす第3射出面B3と、を有
する略直角プリズム光学系である。
【0034】第19〜第27の実施の形態のように、接
眼光学系2305,…,3105の前方に略直角プリズ
ム光学系2304,…,3104を反転光学系として用
いると、前述したペンタプリズム(図38)や3回反射ダ
ハプリズム(図39)を用いた場合に比べて、接眼光学系
2305,…,3105の前方に位置する反転光学系2
304,…,3104を前後方向に小さくできるという
効果がある。しかしながら、そのプリズム光学系230
4,…,3104だけでは、前述した2回反射ダハプリ
ズム(図40)と同様、接眼光路長(実像面から接眼光学
系2305,…,3105までの光路長)が不足すると
いう問題がある。
【0035】そこで、第19〜第27の実施の形態で
は、その略直角プリズム光学系2304,…,3104
と実像面との間に、1つの略45°偏角プリズム光学系
2303,…,3103を配置することによって、接眼
光学系2305,…,3105に十分な光路長を確保し
ている。これにより、接眼光路長を十分に確保しなが
ら、接眼光学系2305,…,3105の前方に位置す
る反転光学系を前後方向に小さくして、薄型のコンパク
トカメラに好適な実像式ファインダ光学系を達成してい
る。さらに、対物光学系2301,…,3101側の反
転光学系として、もう1つの略45°偏角プリズム光学
系(第1反転光学系)2302,…,3102を用いるこ
とにより、反転光学系全体としても前後方向の小型化を
達成している。
【0036】《第28〜第36の実施の形態(図28〜
図36)》第28〜第36の実施の形態を示す図28〜
図36において、3201,3301,3401,35
01,3601,3701,3801,3901,40
01は対物光学系であり、3202,3302,340
2,3502,3602,3702,3802,390
2,4002は第1反転光学系であり、3203,33
03,3403,3503,3603,3703,38
03,3903,4003は第2反転光学系であり、3
204,3304,3404,3504,3604,3
704,3804,3904,4004は第3反転光学
系であり、3205,3305,3405,3505,
3605,3705,3805,3905,4005は
接眼光学系であり、3206,3306,3406,3
506,3606,3706,3806,3906,4
006は視野枠であり、SDはダハ反射面である。図3
1〜図33において、3507,3607,3707は
コンデンサレンズであり、3508,3608,370
8は接眼補助光学系である。図31〜図36において、
SCはコンデンサレンズ面であり、SEは接眼補助光学
面である。
【0037】対物光学系3201,…,4001は、負
の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する
第2レンズ群と、で構成されている。これら2つのレン
ズ群は、光軸上を移動可能であり、撮影レンズ(不図示)
のズーミングにあわせて広角位置[W]と望遠位置[T]と
の間で矢印m1,m2に沿って移動することにより、フ
ァインダ像を変倍するようになっている。また、接眼光
学系3205,…,4005は、正の屈折力を有する1
枚のレンズで構成されている。
【0038】第1反転光学系3202,…,4002
は、物体側より光路順に、対物光学系3201,…,4
001の光軸に対して略直角な第1入射面A1と、第1
入射面A1に対して角度略22.5°をなす第1反射面
R1と、第1入射面A1と同一平面をなす第2反射面R
2と、第1入射面A1に対して角度略45°をなす第1
射出面B1と、を有する略45°偏角プリズム光学系で
ある。第2反転光学系3203,…,4003は、物体
側より光路順に、第1射出面B1に対して略平行な第2
入射面A2と、第2入射面A2に対して角度略22.5
°をなす第3反射面R3と、第2入射面A2と同一平面
をなす第4反射面R4と、第2入射面A2に対して角度
45°をなす第2射出面B2と、を有する略45°偏角
プリズム光学系である。第3反転光学系3204,…,
4004は、第2射出面B2に対して角度略45°をな
す第5反射面R5をする略直角反射ミラー光学系であ
る。
【0039】第28〜第36の実施の形態のように、接
眼光学系3205,…,4005の前方に略直角反射ミ
ラー光学系3204,…,4004を反転光学系として
用いると、前述したペンタプリズム(図38)や3回反射
ダハプリズム(図39)を用いた場合に比べて、接眼光学
系3205,…,4005の前方に位置する反転光学系
3204,…,4004を前後方向に小さくできるとい
う効果がある。しかしながら、そのミラー光学系320
4,…,4004だけでは、前述した2回反射ダハプリ
ズム(図40)と同様、接眼光路長(実像面から接眼光学
系3205,…,4005までの光路長)が不足すると
いう問題がある。
【0040】そこで、第28〜第36の実施の形態で
は、その略直角反射ミラー光学系3204,…,400
4と実像面との間に、1つの略45°偏角プリズム光学
系3203,…,4003を配置することによって、接
眼光学系3205,…,4005に十分な光路長を確保
している。これにより、接眼光路長を十分に確保しなが
ら、接眼光学系3205,…,4005の前方に位置す
る反転光学系を前後方向に小さくして、薄型のコンパク
トカメラに好適な実像式ファインダ光学系を達成してい
る。さらに、対物光学系3201,…,4001側の反
転光学系として、もう1つの略45°偏角プリズム光学
系(第1反転光学系)3202,…,4002を用いるこ
とにより、反転光学系全体としても前後方向の小型化を
達成している。
【0041】《第1〜第36の実施の形態》第1,第
4,第7,第10,第13,第16,第19,第22,
第25,第28,第31,第34の実施の形態では第1
反射面R1がダハ反射面であり、第2,第5,第8,第
11,第14,第17,第20,第23,第26,第2
9,第32,第35の実施の形態では第3反射面R3が
ダハ反射面であり、第3,第6,第9,第12,第1
5,第18,第21,第24,第27,第30,第3
3,第36の実施の形態では第5反射面R5がダハ反射
面である。このように、第1反射面R1、第3反射面R
3、第5反射面R5のうちの1つの面をダハ反射面SD
とすれば、ポロプリズムを用いた場合(図37)のように
カメラを上下方向に大型化することなく、正立正像を得
ることができる。
【0042】第1〜第9,第19〜第36の実施の形態
では、物体像が第1射出面B1の近傍に形成され、ファ
インダ視野を規制するための視野枠506,…,130
6;2306,…,4006が第1射出面B1の近傍に
配置されている。また、第10〜第18の実施の形態で
は、物体像が第1入射面A1の近傍に形成され、ファイ
ンダ視野を規制するための視野枠1406,…,220
6が第1入射面A1の近傍に配置されている。このよう
にいずれの実施の形態においても、第1反転光学系50
2,…,4002と第2反転光学系503,…,400
3との間に配置された視野枠506,…,4006の近
傍に、物体像が対物光学系501,…,4001によっ
て形成される構成となっている。
【0043】対物光学系の焦点距離をFtとし、接眼光学
系の焦点距離をFeとすると、ファインダ倍率ΓはΓ=Ft
/Feで近似的に表すことができる。カメラのファインダ
光学系の倍率Γは、広角領域において1未満に設定され
ることが多いので、対物光学系のレンズバック(すなわ
ち、対物光学系から実像面までの光路長)よりも接眼光
学系のレンズバック(すなわち、接眼光路長)の方を長く
設定することが好ましい。第1〜第36の実施の形態で
は、上述したように第1反転光学系502,…,400
2と第2反転光学系503,…,4003との間に配置
された視野枠506,…,4006の近傍に物体像が形
成される構成となっているため、接眼光路長を対物光学
系のレンズバックより長く設定することができるのであ
る。
【0044】《第4〜第9,第13〜第18,第22〜
第27,第31〜第36の実施の形態》第4〜第9,第
13〜第18,第22〜第27,第31〜第36の実施
の形態では、視野枠806,…,1306;1706,
…,2206;2606,…,3106;3506,
…,4006の近傍に正の屈折力を有する光学面(すな
わち、コンデンサレンズ面)SCが配置されている。コ
ンデンサレンズ面SCは、第4〜第6,第13〜第1
5,第22〜第24,第31〜第33の実施の形態では
コンデンサレンズ807,907,1007;170
7,1807,1907;2607,2707,280
7;3507,3607,3707のレンズ面であり、
第7〜第9の実施の形態では第1射出面B1及び第2入
射面A2であり、第16〜第18の実施の形態では第1
入射面A1であり、第25〜第27,第34〜第36の
実施の形態では第1射出面B1である。
【0045】また、第4〜第9,第22〜第27,第3
1〜第36の実施の形態では、第2射出面B2の近傍に
正の屈折力を有する接眼補助光学面SEが配置されてお
り、第13〜第18の実施の形態では、第1射出面B1
の近傍に正の屈折力を有する接眼補助光学面SEが配置
されている。接眼補助光学面SEは、第4〜第6,第1
3〜第15,第22〜第24,第31〜第33の実施の
形態では接眼補助光学系808,908,1008;1
708,1808,1908;2608,2708,2
808;3508,3608,3708のレンズ面であ
り、第7〜第9の実施の形態では第3入射面A3であ
り、第16〜第18の実施の形態では第2入射面A2で
あり、第25〜第27の実施の形態では第2射出面B2
及び第3入射面A3であり、第34〜第36の実施の形
態では第2射出面B2である。
【0046】上記のようにコンデンサレンズ面SCを設
けることによって、ケラレを防止したり最も収差性能の
良い光束を選択的に観察者の瞳に導いたりする、コンデ
ンサレンズの効果が得られる。上記接眼補助光学面SE
は正の屈折力を有しているが、負の屈折力を有するもの
であってもよい。接眼補助光学面SEを設けると、接眼
光学系のパワーが分離されるため設計の自由度が向上
し、特に像面湾曲等の収差補正効果を得ることができ
る。また、接眼補助光学面SEをアルバダ系等に利用す
れば、ファインダ内表示(AF等のフレーム表示)を行う
ことも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
眼光学系の前方に位置する反転光学系が前後方向に小さ
く、かつ、接眼光路長が十分に確保された実像式ファイ
ンダ光学系を実現することができる。この実像式ファイ
ンダ光学系は薄型のコンパクトカメラに好適であり、こ
れを用いればカメラを前後方向に小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図2】第2の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図3】第3の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図4】第4の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図5】第5の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図6】第6の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図7】第7の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図8】第8の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図9】第9の実施の形態を断面で示す光学構成図。
【図10】第10の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図11】第11の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図12】第12の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図13】第13の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図14】第14の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図15】第15の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図16】第16の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図17】第17の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図18】第18の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図19】第19の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図20】第20の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図21】第21の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図22】第22の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図23】第23の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図24】第24の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図25】第25の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図26】第26の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図27】第27の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図28】第28の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図29】第29の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図30】第30の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図31】第31の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図32】第32の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図33】第33の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図34】第34の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図35】第35の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図36】第36の実施の形態を断面で示す光学構成
図。
【図37】ポロプリズムを有する従来のファインダ光学
系の斜め外観を示す光学構成図。
【図38】1回反射ダハプリズムを有する従来のファイ
ンダ光学系を断面で示す光学構成図。
【図39】3回反射ダハプリズムを有する従来のファイ
ンダ光学系を断面で示す光学構成図。
【図40】2回反射ダハプリズムを有する従来のファイ
ンダ光学系を断面で示す光学構成図。
【符号の説明】
501,…,4001:対物光学系 502,…,4002:第1反転光学系 503,…,4003:第2反転光学系 504,…,4004:第3反転光学系 505,…,4005:接眼光学系 506,…,4006:視野枠 807,907,1007:コンデンサレンズ 1707,1807,1907:コンデンサレンズ 2607,2707,2807:コンデンサレンズ 3507,3607,3707:コンデンサレンズ 808,908,1008:接眼補助光学系 1708,1808,1908:接眼補助光学系 2608,2708,2808:接眼補助光学系 3508,3608,3708:接眼補助光学系 A1:第1入射面 A2:第2入射面 A3:第3入射面 B1:第1射出面 B2:第2射出面 B3:第3射出面 R1:第1反転面 R2:第2反転面 R3:第3反転面 R4:第4反転面 R5:第5反転面 SD:ダハ反転面 SC:コンデンサレンズ面 SE:接眼補助光学面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、物体像を形成するため
    の対物光学系と、前記物体像を正立正像とするための反
    転光学系と、前記物体像を拡大して観察するための接眼
    光学系と、を少なくとも有する実像式ファインダ光学系
    において、 前記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
    系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、 前記第1反転光学系が、物体側より光路順に、前記対物
    光学系の光軸に対して略直角な第1入射面と、該第1入
    射面に対して角度略45°をなす第1反射面と、前記第
    1入射面に対して角度略90°をなす第1射出面と、を
    有する略直角プリズム光学系であり、 前記第2反転光学系が、物体側より光路順に、前記第1
    射出面に対して略平行な第2入射面と、該第2入射面に
    対して角度略45°をなす第2反射面と、前記第2入射
    面に対して角度略67.5°をなす第3反射面と、前記
    第2反射面と同一平面をなす第2射出面と、を有する略
    45°偏角プリズム光学系であり、 前記第3反転光学系が、物体側より光路順に、前記第2
    射出面に対して略平行な第3入射面と、該第3入射面に
    対して角度略45°をなす第4反射面と、前記第3入射
    面に対して角度略67.5°をなす第5反射面と、前記
    第4反射面と同一平面をなす第3射出面と、を有する略
    45°偏角プリズム光学系であることを特徴とする実像
    式ファインダ光学系。
  2. 【請求項2】 物体側より順に、物体像を形成するため
    の対物光学系と、前記物体像を正立正像とするための反
    転光学系と、前記物体像を拡大して観察するための接眼
    光学系と、を少なくとも有する実像式ファインダ光学系
    において、 前記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
    系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、 前記第1反転光学系が、前記対物光学系の光軸に対して
    角度略45°をなす第1反射面を有する略直角反射ミラ
    ー光学系であり、 前記第2反転光学系が、物体側より光路順に、前記対物
    光学系の光軸に対して略直角な第1入射面と、該第1入
    射面に対して角度略45°をなす第2反射面と、前記第
    1入射面に対して角度略67.5°をなす第3反射面
    と、前記第2反射面と同一平面をなす第1射出面と、を
    有する略45°偏角プリズム光学系であり、 前記第3反転光学系が、物体側より光路順に、前記第1
    射出面に対して略平行な第2入射面と、該第2入射面に
    対して角度略45°をなす第4反射面と、前記第2入射
    面に対して角度略67.5°をなす第5反射面と、前記
    第4反射面と同一平面をなす第2射出面と、を有する略
    45°偏角プリズム光学系であることを特徴とする実像
    式ファインダ光学系。
  3. 【請求項3】 物体側より順に、物体像を形成するため
    の対物光学系と、前記物体像を正立正像とするための反
    転光学系と、前記物体像を拡大して観察するための接眼
    光学系と、を少なくとも有する実像式ファインダ光学系
    において、 前記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
    系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、 前記第1反転光学系が、物体側より光路順に、前記対物
    光学系の光軸に対して略直角な第1入射面と、該第1入
    射面に対して角度略22.5°をなす第1反射面と、前
    記第1入射面と同一平面をなす第2反射面と、前記第1
    入射面に対して角度略45°をなす第1射出面と、を有
    する略45°偏角プリズム光学系であり、 前記第2反転光学系が、物体側より光路順に、前記第1
    射出面に対して略平行な第2入射面と、該第2入射面に
    対して角度略22.5°をなす第3反射面と、前記第2
    入射面と同一平面をなす第4反射面と、前記第2入射面
    に対して角度45°をなす第2射出面と、を有する略4
    5°偏角プリズム光学系であり、 前記第3反転光学系が、物体側より光路順に、前記第2
    射出面に対して略平行な第3入射面と、該第3入射面に
    対して角度略45°をなす第5反射面と、前記第3入射
    面に対して角度略90°をなす第3射出面と、を有する
    略直角プリズム光学系であることを特徴とする実像式フ
    ァインダ光学系。
  4. 【請求項4】 物体側より順に、物体像を形成するため
    の対物光学系と、前記物体像を正立正像とするための反
    転光学系と、前記物体像を拡大して観察するための接眼
    光学系と、を少なくとも有する実像式ファインダ光学系
    において、 前記反転光学系が、物体側より光路順に、第1反転光学
    系,第2反転光学系及び第3反転光学系を備え、 前記第1反転光学系が、物体側より光路順に、前記対物
    光学系の光軸に対して略直角な第1入射面と、該第1入
    射面に対して角度略22.5°をなす第1反射面と、前
    記第1入射面と同一平面をなす第2反射面と、前記第1
    入射面に対して角度略45°をなす第1射出面と、を有
    する略45°偏角プリズム光学系であり、 前記第2反転光学系が、物体側より光路順に、前記第1
    射出面に対して略平行な第2入射面と、該第2入射面に
    対して角度略22.5°をなす第3反射面と、前記第2
    入射面と同一平面をなす第4反射面と、前記第2入射面
    に対して角度45°をなす第2射出面と、を有する略4
    5°偏角プリズム光学系であり、 前記第3反転光学系が、前記第2射出面に対して角度略
    45°をなす第5反射面をする略直角反射ミラー光学系
    であることを特徴とする実像式ファインダ光学系。
  5. 【請求項5】 前記第1反射面、前記第3反射面、前記
    第5反射面のうちの1つの面がダハ反射面であることを
    特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4
    に記載の実像式ファインダ光学系。
  6. 【請求項6】 前記物体像が前記第1射出面の近傍に形
    成され、ファインダ視野を規制するための視野枠を前記
    第1射出面の近傍に有することを特徴とする請求項1,
    請求項3又は請求項4に記載の実像式ファインダ光学
    系。
  7. 【請求項7】 前記物体像が前記第1入射面の近傍に形
    成され、ファインダ視野を規制するための視野枠を前記
    第1入射面の近傍に有することを特徴とする請求項2に
    記載の実像式ファインダ光学系。
  8. 【請求項8】 前記視野枠の近傍に正の屈折力を有する
    光学面を有することを特徴とする請求項6又は請求項7
    に記載の実像式ファインダ光学系。
  9. 【請求項9】 前記第2射出面の近傍に正又は負の屈折
    力を有する接眼補助光学面を有することを特徴とする請
    求項1,請求項3,請求項4又は請求項6に記載の実像
    式ファインダ光学系。
  10. 【請求項10】 前記第1射出面の近傍に正又は負の屈
    折力を有する接眼補助光学面を有することを特徴とする
    請求項2又は請求項7に記載の実像式ファインダ光学
    系。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6252729B1 (en) 1998-12-03 2001-06-26 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Real image type finder optical system
US6603603B2 (en) 1999-11-18 2003-08-05 Nikon Corporation Real image viewfinder optical system
US6847482B2 (en) 2001-12-04 2005-01-25 Pentax Corporation Image-erecting viewing optical system

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