JP3666466B2 - Catvチューナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CATVチューナに関し、特に、たとえば受信信号を高い周波数である第1の中間周波信号に変換し、さらに低い周波数である第2の中間周波信号に変換するアップダウンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のCATVチューナの一例を示す図解図である。CATVチューナ1は、金属製の筐体2を含む。筐体2は、6つの区画室2A,2B,2C,2D,2E,2Fに区画されている。
【0003】
区画室2Aには、データ回路10が納められる。データ回路10は、図5に示すように、第1のローパスフィルタ12と分岐回路14とを含み、入力部INが接続される。入力部INには、ケーブルテレビ局からのケーブルが接続され、受信したRF信号が分岐回路14で分岐される。そして、一方の信号が後段の回路に送られ、他方の信号がCATVチューナ1外に出力するための端子DOWNに送られる。また、第1のローパスフィルタ12は、アップストリーム用の端子UPに接続される。そして、双方向放送などにおいて、CATV局に向けて出力される信号が、第1のローパスフィルタ12を介して入力端INに接続されたケーブルに出力される。
【0004】
区画室2Bには、入力フィルタ回路16が納められる。入力フィルタ回路16は、第1のバンドパスフィルタ18とアッテネータ回路20とを含む。データ回路10を通ったRF信号は、第1のバンドパスフィルタ18でフィルタリングが行われ、アッテネータ回路20で減衰される。アッテネータ回路20には、外部の利得制御回路から端子AGCを介して、制御信号が入力される。この制御信号によって利得が調整されるように、RF信号が減衰される。このようなRF信号の減衰により、第1の増幅器に入力されるRF信号の強度が適切に調整され、チューナで発生する信号の歪みが低減される。
【0005】
区画室2Cには、第1の増幅器22と第1のミキサ回路24とが納められる。アッテネータ回路20で減衰された信号は、第1の増幅器22で増幅され、第1のミキサ回路24で第1の局部発振信号とミキシングされて、RF信号より高い周波数の第1の中間周波信号が得られる。
【0006】
さらに、区画室2Cには、第1のミキサ回路24に第1の局部発振信号を送るための第1の局部発振回路26が納められる。第1の局部発振回路26は、第1のフェイズロックループ回路(以下、PLL回路という。)28と第1の電圧制御発振器30とを含む。第1のPLL回路28には、基準周波数信号を供給するための水晶発振器32が接続される。また、第1のPLL回路28から出力される信号の周波数は、端子SDAから与えられる選局用のデータ信号と、端子SCLから与えられるクロック信号とで調整される。この第1のPLL回路28の出力信号により、電圧制御発振器30の周波数が制御されて、第1の局部発振信号が得られる。この第1の局部発振信号が、第1のミキサ回路24に与えられて、第1のミキサ回路24から第1の中間周波信号が送り出される。第1のミキサ回路24からは、RF信号より高い周波数の第1の中間周波信号が送り出される。
【0007】
区画室2Dには、第1の中間周波回路34が納められる。第1の中間周波回路34は、第2のバンドパスフィルタ36、第2の増幅器38、第3のバンドパスフィルタ40を含む。第1の中間周波回路34においては、第1の中間周波信号のフィルタリングおよび増幅が行われる
【0008】
区画室2Eには、第2のミキサ回路42と第2の中間周波回路44とが納められる。第2の中間周波回路44は、第2のローパスフィルタ46、第3の増幅器48、第4のバンドパスフィルタ50、第4の増幅器52を含む。第2のミキサ回路42では、第3のバンドパスフィルタ40の出力信号と第2の局部発振信号とがミキシングされ、第2の中間周波信号が第2の中間周波回路44に送り出される。
【0009】
第2の局部発振信号を得るための第2の局部発振回路54は、区画室2Fに納められる。第2の局部発振回路54は、第2のPLL回路56と第2の電圧制御発振器58とを含む。第2のPLL回路56に与えられる基準周波数信号は、第1のPLL回路28から分配されて、分配配線60を介して与えられる。ここで、第1のPLL回路28と第2のPLL回路56との間で、基準周波数信号にノイズが混入しやすいため、分配配線60にノイズ除去フィルタ62が取り付けられ、ノイズが除去される。
【0010】
第2のPLL回路56から出力される信号の周波数は、第1のPLL回路28に接続されていない端子SDAを介して与えられるデータ信号と、端子SCLを介して与えられるクロック信号とで調整される。この第2のPLL回路56の出力信号により、第2の電圧制御発振器58の周波数が制御されて、第2の局部発振信号が得られる。この第2の局部発振信号が、第2のミキサ回路42に与えられて、第2のミキサ回路42から第2の中間周波信号が送り出される。第2のミキサ回路42からは、RF信号より低い周波数の第2の中間周波信号が送り出される。第2の中間周波信号は、第2の中間周波回路44でフィルタリングおよび増幅が行われ、出力端子OUTに送り出される。
【0011】
筐体2は、図6に示すように、区画されたフレーム3を含み、その上下に金属製のカバー4a,4bが被せられる。さらに、フレーム3とカバー4a,4bの間には、シールド性を高めるために、金属プレート5a,5bが挟み込まれる。また、筐体2から外方に突き出すように、CATVチューナ1と外部回路とを接続するために、端子SDAや端子SCLなどを含む複数の端子6が形成される。ここで、端子6を経由して第1の局部発振回路26および第2の局部発振回路54の各成分が漏洩して干渉しないように、端子6が貫通するようにして、貫通コンデンサがフレーム3に半田付けされる。
【0012】
CATVチューナにおいては、受信するRF信号の周波数範囲が、たとえば55MHz〜860MHzと非常に広いため、まず周波数可変の第1の局部発振回路26から出力される第1の局部発振信号(たとえば、1.28GMHz〜2.1GHz)とミキシングさせることにより、RF信号より高い第1の中間周波信号(たとえば、中心周波数1.23GHz、帯域6MHz)に変換される。このとき、第1のPLL回路28に与えられるデータ信号によって、チャンネル選択も行われる。
【0013】
第1の中間周波信号は、第2のミキサ回路42において、第2の局部発振回路54から出力される第2の局部発振信号(たとえば、1.185GHz固定)とミキシングされ、RF信号より低い周波数である第2の中間周波信号(中心周波数44MHz、帯域6MHz)に変換される。このように、RF信号が高い周波数の第1の中間周波信号に変換され、さらに低い周波数の第2の中間周波信号に変換されるため、CATVチューナはアップダウンチューナと呼ばれる。
【0014】
このようなCATVチューナは、RF信号が隣接チャンネルを含むいわゆるベタ送りの場合でも歪の劣化を抑えるよう、第1のミキサ回路にはSBM(シングル・バランスド・ミキサ)やDBM(ダブル・バランスド・ミキサ)が用いられる。これらのミキサにはRF信号に対して数百倍の電力の局部発振信号が入力されるため、第1の局部発振回路26の基本波および高調波と第2の局部発振回路54の基本波および高調波がミキサ回路などに漏れると、その和や差の周波数成分の信号(妨害波)が発生する可能性がある。
【0015】
妨害波の発生を防ぐために、第1の局部発振回路26と第2の局部発振回路54の出力信号の干渉を防ぐ必要がある。そのため、CATVチューナにおいては、第1の局部発振回路26や第2の局部発振回路54などの回路ブロックごとにシールド性のある仕切りで遮蔽された区画室に配置するという構成が採られている。なお、地上波を受信するチューナなどのような単なるダウンコンバータの場合には、CATVチューナのような区画室は必ずしも採用されない。
【0016】
このように、区画室に回路ブロックを配置して遮蔽しても、第1の局部発振回路26と第2の局部発振回路54とが隣接していると、十分に干渉を抑えることが困難である。そこで、第1の局部発振回路26と第2の局部発振回路54の区画室が隣接せず、できるだけ離れるように配置し、間に他の回路ブロックを納めた区画室が配置されるようにしていた。さらに、金属プレート5a,5bによって区画室とカバー4a,4bとの間の隙間を塞ぎ、隙間を介して発生する干渉を防いでいる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のCATVチューナでは、第1のPLL回路と第2のPLL回路とが離れているため、第1のPLL回路の基準周波数信号を第2のPLL回路に分配するための分配配線にノイズが混入しやすく、それを除去するためのノイズ除去フィルタを取り付ける必要がある。また、第1のPLL回路および第2のPLL回路のそれぞれにクロック信号およびデータ信号を与えるための端子が必要であり、端子の数が増えて大型化するという問題がある。
【0018】
また、端子を介して第1の局部発信回路や第2の局部発振回路から信号が漏れないように、貫通コンデンサが取り付けられるが、部品価格が高くなるとともに、取り付け作業が必要となるため、コストアップの要因となっている。さらに、区画室とカバーとの間の隙間を塞ぐために金属プレートが用いられているが、これもコストアップの要因となっている。
【0019】
それゆえに、この発明の主たる目的は、第1の局部発振回路と第2の局部発振回路の信号の干渉による妨害波を防ぐことができ、安価で小型のCATVチューナを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ケーブルテレビ局との間で信号の送受信を行うためのデータ回路と、データ回路で受信した信号のフィルタリングを行うための入力フィルタ回路と、入力フィルタ回路を通った信号と第1の局部発振信号とをミキシングして第1の中間周波信号を得るための第1のミキサ回路と、第1のミキサ回路に第1の局部発振信号を送るために用いられる第1のフェイズロックループ回路と第1の電圧制御発振器とからなる第1の局部発振回路と、第1の中間周波信号のフィルタリングおよび増幅を行うための第1の中間周波回路と、第1の中間周波回路の出力信号と第2の局部発振信号とをミキシングして第2の中間周波信号を得るための第2のミキサ回路と、第2のミキサ回路に第2の局部発振信号を送るために用いられる第2のフェイズロックループ回路と第2の電圧制御発振器とからなる第2の局部発振回路と、第2の中間周波信号のフィルタリングおよび増幅を行うための第2の中間周波回路と、データ回路、入力フィルタ回路、第1のミキサ回路、第1の局部発振回路、第1の中間周波回路、第2のミキサ回路、第2の局部発振回路、第2の中間周波回路を収納し、回路ブロックごとに納めるための区画室が設けられた金属製の筐体を含むアップダウンチューナであって、第2のミキサ回路をダブルバランス型ミキサとするとともに、第2のミキサ回路と第2のフェイズロックループ回路と第2の電圧制御発振器を構成する回路が1チップICとして構成され、第1の局部発振回路と第2の局部発振回路とが隣接する区画室に納められ、かつ第1のフェイズロックループ回路および第2のフェイズロックループ回路のクロック用端子およびデータ用端子が共通であることを特徴とする、CATVチューナである。
このようなCATVチューナにおいて、筐体は、金属製のフレームとフレームの上下を覆うカバーとで構成され、それぞれのカバーが1枚の金属板で構成される
さらに、外部回路との接続のために筐体から外側に突出するようにして、貫通コンデンサを含まない端子が形成される。
【0021】
第2のミキサ回路と第2のフェイズロックループ回路と第2の電圧制御発振器とが1チップICとして構成されることにより、これらの回路の間の信号経路が全てIC内部に限定されるため、回路間の配線から外部に信号が漏れにくくなる。また、これらの回路をIC化することにより、各回路を個別に配置するときのような余裕を持たせた出力レベルにする必要がなく、第2の局部発振回路の出力レベルの最適化を図ることができる。その結果として、IC外部への信号の漏れを少なくすることができる。
さらに、第2のミキサ回路としてダブルバランス型ミキサを採用することにより、回路構成上の特性としてミキサ回路から第2の局部発振回路の周波数が出力されないため、この点においても信号の漏れを少なくすることができる。
このように、局部発振回路からの漏れが少なくなるため、第1の局部発振回路と第2の局部発振回路とを隣接させることができ、各局部発振回路のためのPLL回路へのクロック信号の配線やデータ信号の配線を短くすることができる。そのため、2つのPLL回路にクロック信号やデータ信号を入力するための端子を共通化することができる。
さらに、2つのPLL回路を隣接させることにより、基準周波数信号の分配配線を短くすることができ、ノイズが混入しにくくなる。そのため、ノイズ除去フィルタを用いることなく、基準周波数信号を分配することができる。
また、局部発振回路からの信号の漏れが少なくなるため、端子に貫通コンデンサを取り付けたり、区画室とカバーとの間に金属プレートを入れる必要がなくなる。
【0022】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明のCATVチューナの一例を示す図解図であり、図2はその回路を示すブロック図である。なお、図1および図2において、従来のCATVチューナと同じ構成のものは、図4および図5と同じ符号を付した。
【0024】
CATVチューナ100は、金属製の筐体102を含む。筐体102は、シールド性のある仕切りで、5つの区画室102A,102B,102C,102D,102Eに分割されている。区画室102Aには、第1のローパスフィルタ12と分岐回路14とからなるデータ回路10が納められる。また、区画室102Bには、第1のバンドパスフィルタ18およびアッテネータ回路20からなる入力フィルタ回路16が納められる。
【0025】
さらに、区画室102Cには、第1の増幅器22、第1のミキサ回路24、および第1のPLL回路28と第1の電圧制御発振器30とからなる第1の局部発振回路26が納められる。さらに、区画室102Dには、第2のバンドパスフィルタ36と第2の増幅器38と第3のバンドパスフィルタ40とからなる第1の中間周波回路34が納められる。
【0026】
また、区画室102Eには、IC104と第2の中間周波回路106とが納められる。IC104内には、第2のPLL回路56と第2の電圧制御発振器58とからなる第2の局部発振回路54、および第2のミキサ回路42が形成される。また、第2の中間周波回路106は、第2のローパスフィルタ46と第3の増幅器48とで構成される。
【0027】
このCATVチューナ100では、第1の局部発振回路26が納められた区画室102CとIC104が納められた区画室102Eとが隣接して配置される。そして、水晶発振器32によって得られた第1のPLL回路28の基準周波数信号が、分配用配線60を介して第2のPLL回路56に与えられる。また、クロック信号が、第1のPLL回路28および第2のPLL回路56に共通の配線108を介して共通の端子SCLから入力される。さらに、データ信号が、第1のPLL回路28および第2のPLL回路56に共通の配線110を介して共通の端子SDAから入力される。
【0028】
筐体102は、図3に示すように、複数の企画室に分割された金属製のフレーム112と、その上下に被せられるカバー114a,114bとを含む。カバー114a,114bは、たとえば金属製のプレートを折り曲げて形成される。筐体102から外方に突出するようにして、複数の端子116が形成される。これらの端子116は、合成樹脂などの絶縁体に保持されて、筐体102内部の回路に接続される。これらの端子116は、端子SDAや端子SCLなどを含み、CATVチューナ100と外部回路との接続用として用いられる。このCATVチューナ100の動作は、図4や図5に示した従来のCATVチューナと同様である。
【0029】
このCATVチューナ100では、1チップIC104の中に、第2のミキサ回路42、第2のPLL回路56、第2の電圧制御発振器58が形成されているため、これらの回路間の信号経路が全てIC内部に限定され、信号が回路間の配線から外部に漏れる可能性が小さくなる。また、これらの回路をIC化することにより、各回路を個別に配置する場合のような余裕をもたせた出力レベルにする必要がなくなり、第2の局部発振回路54の出力レベルの最適化を図ることができる。その結果として、IC104外部への信号の漏れを少なくすることができる。
【0030】
さらに、第2のミキサ回路42として、ダブルバランス型ミキサを採用することにより、回路構成上の特性として、ミキサ回路から第2の局部発振回路の周波数が出力されないため、この点においても信号の漏れが少なくなるというメリットがある。
【0031】
このように、このCATVチューナ100では、局部発振回路からの信号漏れが少ないため、第1の局部発振回路26が納められた区画室102Cと第2の局部発振回路54を含むIC104が納められた区画室102Eとを隣接して配置することができる。そのため、第1のPLL回路28で用いられる基準周波数信号を第2のPLL回路56に分配するための分配配線60を短くすることができる。そのため、分配配線60にノイズが混入しにくく、分配配線60にノイズ除去用フィルタを取り付ける必要がない。したがって、部品コストや作業コストを下げることができる。
【0032】
また、クロック信号やデータ信号が、共通の配線108,110を介して第1のPLL回路28および第2のPLL回路56に与えらるため、これらの信号を入力するための端子も共通にすることができる。そのため、端子を形成するためのスペースを小さくすることができ、CATVチューナ100を小型化することができる。
【0033】
さらに、局部発振回路からの信号漏れを少なくすることができるため、区画室102A〜102Eとカバー114a,114bとの間に金属プレートを挟み込む必要がない。また、端子116からの信号漏れを少なくすることができるため、端子に貫通コンデンサを取り付ける必要がない。そのため、部品コストを下げることができるとともに、シールド用の金属プレートや貫通コンデンサの取り付け作業を省略することができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば、第2の局部発振回路と第2のミキサ回路とを1チップICの内部に形成することにより信号漏れを少なくすることができる。それにより、2つの局部発振回路を隣接した区画室に配置することができ、配線や端子の共通化を図ることができるため、CATVチューナの小型化を図ることができる。また、配線や端子を共通化したり、信号漏れ対策を省略することができるため、部品数を減らすことができるとともに、作業工数を減らすことができ、安価なCATVチューナを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のCATVチューナの一例を示す図解図である。
【図2】図1に示すCATVチューナの回路を示すブロック図である。
【図3】図1に示すCATVチューナに用いられる筐体を示す側面図である。
【図4】従来のCATVチューナの一例を示す図解図である。
【図5】図4に示す従来のCATVチューナの回路を示すブロック図である。
【図6】図4に示す従来のCATVチューナに用いられる筐体を示す側面図である。
【符号の説明】
10 データ回路
16 入力フィルタ回路
24 第1のミキサ回路
26 第1の局部発振回路
28 第1のPLL回路
30 第1の電圧制御発振器
34 第1の中間周波回路
42 第2のミキサ回路
54 第2の局部発振回路
56 第2のPLL回路
58 第2の電圧制御発振器
60 分配用配線
100 CATVチューナ
102 筐体
102A〜102E 区画室
104 IC
106 第2の中間周波回路
112 フレーム
114a,114b カバー
116 端子

Claims (3)

  1. ケーブルテレビ局との間で信号の送受信を行うためのデータ回路、
    前記データ回路で受信した信号のフィルタリングを行うための入力フィルタ回路、
    前記入力フィルタ回路を通った信号と第1の局部発振信号とをミキシングして第1の中間周波信号を得るための第1のミキサ回路、
    前記第1のミキサ回路に前記第1の局部発振信号を送るために用いられる第1のフェイズロックループ回路と第1の電圧制御発振器とからなる第1の局部発振回路、
    前記第1の中間周波信号のフィルタリングおよび増幅を行うための第1の中間周波回路、
    前記第1の中間周波回路の出力信号と第2の局部発振信号とをミキシングして第2の中間周波信号を得るための第2のミキサ回路、
    前記第2のミキサ回路に前記第2の局部発振信号を送るために用いられる第2のフェイズロックループ回路と第2の電圧制御発振器とからなる第2の局部発振回路、
    前記第2の中間周波信号のフィルタリングおよび増幅を行うための第2の中間周波回路、および
    前記データ回路、前記入力フィルタ回路、前記第1のミキサ回路、前記第1の局部発振回路、前記第1の中間周波回路、前記第2のミキサ回路、前記第2の局部発振回路、前記第2の中間周波回路を収納し、回路ブロックごとに納めるための区画室が設けられた金属製の筐体を含むアップダウンチューナであって、
    前記第2のミキサ回路をダブルバランス型ミキサとするとともに、前記第2のミキサ回路と前記第2のフェイズロックループ回路と前記第2の電圧制御発振器を構成する回路が1チップICとして構成され、
    前記第1の局部発振回路と前記第2の局部発振回路とが隣接する区画室に納められ、かつ
    前記第1のフェイズロックループ回路および前記第2のフェイズロックループ回路のクロック用端子およびデータ用端子が共通であることを特徴とする、CATVチューナ。
  2. 前記筐体は、金属製のフレームと前記フレームの上下を覆うカバーとで構成され、それぞれの前記カバーが1枚の金属板で構成される、請求項1に記載のCATVチューナ。
  3. 外部回路との接続のために前記筐体から外側に突出するようにして、貫通コンデンサを含まない端子が形成された、請求項1または請求項2に記載のCATVチューナ。
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