JP3665948B2 - ドアホン - Google Patents
ドアホン Download PDFInfo
- Publication number
- JP3665948B2 JP3665948B2 JP34141998A JP34141998A JP3665948B2 JP 3665948 B2 JP3665948 B2 JP 3665948B2 JP 34141998 A JP34141998 A JP 34141998A JP 34141998 A JP34141998 A JP 34141998A JP 3665948 B2 JP3665948 B2 JP 3665948B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection terminal
- cover
- circuit board
- printed circuit
- test terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は住戸の玄関先等に設置されるドアホンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平10−269483号公報に開示されている従来のドアホンにおいては、呼び出しのための呼出ボタンが下部に設けられており、また、戸外からドアホンに接続された火災感知器の動作点検を行うための試験端子が上部の位置に設けられている。さらに、呼出ボタンが前面の周囲から単独に突出するように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のドアホンでは、本体の表面上に呼出ボタンと試験端子の両方が存在するため、試験端子の存在が誰にでもわかってしまい、点検者以外の者が試験端子を悪戯する恐れがあるという問題点がある。また表面のスペースも限られているので、美観上好ましくない。更に呼出ボタンは表面から突出しているため、ボールなどがぶつかったりするなどして、簡単に誤動作を起こしてしまうという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、住戸の玄関等に設置され、呼出ボタン及び試験端子を有するドアホンであって、本体内の前記試験端子を覆うように試験端子カバーを設け、該試験端子カバーで前記呼出ボタンの周囲を囲繞する構成としたものである。
【0005】
また、上記の試験端子カバーに、四角形の開口を設け、前記呼出ボタンが前記開口に嵌り込んで同一平面になるように構成し、前記開口の上下部に、凹部を形成した。
【0007】
また、上記の本体に長方形の凹陥部を設け、該凹陥部に前記試験端子及び呼出ボタンを配置し、前記凹陥部に試験端子カバーに形成した支持体を回動可能に枢支させた。
【0009】
また、上記の本体に取り付けられ、内部にプリント基板を収容する裏カバーと、前記プリント基板に設けられ、配線が接続される配線挿入孔を有する接続端子とを備え、前記裏カバーに、前記接続端子を露出する開口部と接続端子の少なくとも上方を覆う防水壁とを設け、前記接続端子の配線挿入孔がほぼ真下を向くように、前記接続端子を前記プリント基板に取付けた。
【0011】
本発明は、住戸の玄関等に設置され、呼出ボタンを有するドアホンであって、本体に取り付けられ、内部にプリント基板を収容する裏カバーと、前記プリント基板に設けられ、配線が接続される配線挿入孔を有する接続端子とを備え、前記裏カバーに、前記接続端子を露出する開口部と接続端子の少なくとも上方を覆う防水壁とを設け、前記接続端子の配線挿入孔がほぼ真下を向くように、前記接続端子を前記プリント基板に取付けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は本発明の実施の形態を示す正面図、背面図、側面図、平面図および底面図である。図において、1はドアホンの正面部分を構成する方形の本体、2は本体1に取り付けられ部品類を内装して保護する裏カバー、3は本体の裏側と一体化するベースで何れも合成樹脂成型品である。
【0014】
前記本体1は、表側に横長に複数本の音響用の凹溝1aが設けられている。また、前記凹溝1aの中央の1本には、大きさが凹溝1aと同幅の高さで例えば2倍の幅に形成された透明な樹脂製のLEDカバー6が、所望間隔に本体1の表側から突出するように、通電確認用および警報表示用として2個填め込まれている。
さらに、前記本体1はほぼ中間の位置から下端部にかけての中央へ縦長に形成した長方形の凹陥部1bが設けられ、試験端子7および呼出ボタン5を縦列配置しているが、この凹陥部1bに試験端子カバー4を配設している。
【0015】
前記裏カバー2は、プリント基板等の部品類を格納保護し、本体1の裏側に取り外し可能にネジ2bで固定される。この裏カバー2の下部には、視認可能に設けられている複数の接続端子2aの周囲を囲繞するように突き出した部分の上端面2cが、斜面で屋根状に形成され、落下する雨露を両側に振り分けて流し去り、前記接続端子2aを雨露から保護するようになっている。
即ち、裏カバー2の下部には、接続端子2aだけを露出できる開口部2eと、開口部2eの上方及び側方に設けられ、接続端子2aを覆う防水壁2fとが設けられている。
【0016】
裏カバー2の内側には、プリント基板10(図6の点線部分)が収容され、接続端子2aはプリント基板10に設けられる。接続端子2aは、配線Hが接続される配線挿入孔2gを有するものであり、この配線挿入孔2gがほぼ真下を向くように、接続端子2aは、プリント基板10に取付られている。このようにすることで、配線Hは、本体1と平行に配設され、防水壁2fからはみださないので、水滴が配線Hを伝って、接続端子2aなどに浸入するのを防止できる。
なお、プリント基板10には、通電確認用と警報表示用のLED10aが取り付けられており、これらLED10aは、凹溝1aの本体内側に位置するように、プリント基板10に設けられる。
【0017】
前記ベース3は、本体1の周囲と整合する枠状に成形され、前記裏カバー2が通り抜けられるようになっており、本体1の上部を爪1cで掛け、下部をネジ穴1dにビスをねじ込み、取り外し可能に固定する。前記ネジ穴1dにねじ込んだビスは試験端子カバー4で隠蔽される位置に設けられている。
このベース3は、家屋等の建築物の所望位置へ、ネジ穴3aに通したビス等で固定する。
【0018】
前記試験端子カバー4は、表面が本体1の表側から突出するように設けられ、開口4aが四角形に設けられ、呼出ボタン5が開口4aに嵌り込んで同一平面となるようように構成されている。すなわち、呼出ボタン5は試験端子カバー4で周囲を囲繞する状態が形成される。
なお、前記開口4aの上下部は、円弧にすくい取って図6に示すような凹部4bが形成されているので、呼出ボタン5の意識的に実行される押圧動作に、違和感が生じないように構成されている。
【0019】
前記試験端子カバー4は、表面が本体1の表側から突出しているが、上側がくの字状に屈曲して本体1の表側から没するようになっており、雨露が裏側に回り込むのを防止できる。
また、試験端子カバー4は、試験端子7と対峙する位置に軟質発泡樹脂4d例えばポリウレタンを貼付して試験端子を封止するようにしている。
さらに、試験端子カバー4は、上部の屈曲位置に隣接して内部に向かって鉤の手状に伸びる支持体4cの先端部を前記凹陥部1bの側壁に回動可能に枢支し、回動させて開いたとき、上端が凹陥部1bの底に設けた突起1eを乗り越えさせて戻りを防止している。
また試験端子カバー4の下端には、突起4eが設けられ、その突起4eは、試験端子カバー4が閉じている状態においては、本体1の下端に設けた窪みに係止しており、何らかの衝撃がかかっても、開いたりすることがなく、試験端子7を保護できる。
【0020】
なお、試験端子カバー4は、回動限界では凹陥部1bの底と壁とが交叉する角部に当接するとともに、支持体4cの付け根から離れた位置が凹陥部1bの開口縁部に当接する3点で支えるように構成して破損し難いものとしている。
上記のように開閉を上開きとした試験端子カバー4は、試験時に試験器から伸びるコードで押し下げて破損するのを回避できる。
また試験端子カバー4を手で抑える必要がないので、試験作業を行いやすい。
【0021】
前記凹溝1aのほぼ中央の1本へ本体1の表側から突出して、所望間隔に2個填め込まれ、大きさが凹溝1aと同幅の高さでほぼ2倍の幅に透明な樹脂で構成されているLEDカバー6は、光が表側に突出した部分からだけでなく、凹溝1a内に至る部分からも発光するので、内部のLED10aから発した光量が増すばかりでなく、側方からの視認性も良好である。
【0022】
前記LEDカバー6を埋め込むために凹溝1aへ設けた開口は、図7のH−H断面に示すように凹溝1aを掘り下げた据え付け座および裏側へ所望長さに延在させたガイド部1fを設けている。前記凹溝1aに埋め込まれるLEDカバー6は、詳細を図8に示すように平行している脚部6aの中間へ、付け根に向かって外側に厚くなる楔状段部を設けている。
従って、LEDカバー6は、図9に示すように凹溝1aへ設けた開口に、脚部6aを差し込むと、ガイド部1f端と段部6bとが噛み合って係止される。
なお、LEDカバー6は、プリント基板10に取り付けられたLED10aに対向するように、凹溝1a内に埋め込まれ、かつその先端が本体表側から突出するように設けられる。このようにLEDカバー6を設けることで、LEDカバー6がライトガイドの作用をなし、確実にLED10aの光を本体表側に導くことができる。
【0023】
前記本体1の表側に横長に設けられた複数本の凹溝1aの一部は、図10に示すように音声伝達用として裏側と連通している。この連通している開口は、クランク状断面を縦に連ねた上下端部間に設けた隙間構造としたので、開口1aが内部に堰を設けた状態となる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1)本体内の試験端子を覆うように設けられた試験端子カバーで呼出ボタンの周囲を囲繞する構成としたので、不用意に押圧されても、押圧力が阻止されるので、誤動作を防止できる。
(2)プリント基板に配線が接続される配線挿入孔を有する接続端子を設け、裏カバーにこの接続端子を露出する開口部と接続端子の上方を覆う防水壁を設け、接続端子の配線挿入孔がほぼ真下を向くように接続端子をプリント基板に設置したので、防水壁によって接続端子に水滴が直接ふりかかるのを防止できる。また配線挿入孔に接続される配線は真下に延びるので、配線を伝って間接的に水滴が接続端子などに侵入するのも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す背面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す底面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の本体を示す正面図および各部横断面図である。
【図8】LEDカバーを示す正面図、側面図、平面図および底面図である。
【図9】図6のA−A矢視を示す断面図である。
【図10】図7のA部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 本体
1a 凹溝
1b 凹陥部
1c 爪
1d ネジ穴
1e 突起
1f ガイド部
2 裏カバー
2a 接続端子
2b ネジ
2c 上端面
2e 開口部
2f 防水壁
2g 配線挿入口
3 ベース
3a ネジ穴
4 試験端子カバー
4a 開口
4b 凹部
4c 支持体
4d 軟質発泡樹脂
4e 突起
5 呼出ボタン
6 LEDカバー
10 プリント基板
H 配線
Claims (5)
- 住戸の玄関等に設置され、呼出ボタン及び試験端子を有するドアホンであって、
本体内の前記試験端子を覆うように試験端子カバーを設け、該試験端子カバーで前記呼出ボタンの周囲を囲繞する構成としたことを特徴とするドアホン。 - 前記試験端子カバーに、四角形の開口を設け、前記呼出ボタンが前記開口に嵌り込んで同一平面になるように構成し、前記開口の上下部に、凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のドアホン。
- 前記本体に長方形の凹陥部を設け、該凹陥部に前記試験端子及び呼出ボタンを配置し、前記凹陥部に試験端子カバーに形成した支持体を回動可能に枢支させたことを特徴とする請求項1記載のドアホン。
- 前記本体に取り付けられ、内部にプリント基板を収容する裏カバーと、前記プリント基板に設けられ、配線が接続される配線挿入孔を有する接続端子とを備え、前記裏カバーに、前記接続端子を露出する開口部と接続端子の少なくとも上方を覆う防水壁とを設け、前記接続端子の配線挿入孔がほぼ真下を向くように、前記接続端子を前記プリント基板に取付けたことを特徴とする請求項1記載のドアホン。
- 住戸の玄関等に設置され、呼出ボタンを有するドアホンであって、
本体に取り付けられ、内部にプリント基板を収容する裏カバーと、前記プリント基板に設けられ、配線が接続される配線挿入孔を有する接続端子とを備え、
前記裏カバーに、前記接続端子を露出する開口部と接続端子の少なくとも上方を覆う防水壁とを設け、前記接続端子の配線挿入孔がほぼ真下を向くように、前記接続端子を前記プリント基板に取付けたことを特徴とするドアホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34141998A JP3665948B2 (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | ドアホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34141998A JP3665948B2 (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | ドアホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000174912A JP2000174912A (ja) | 2000-06-23 |
JP3665948B2 true JP3665948B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=18345934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34141998A Expired - Fee Related JP3665948B2 (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | ドアホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3665948B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186111A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Yamatake Corp | 壁面据付型コントローラ装置 |
JP5878805B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-03-08 | アイホン株式会社 | インターホン機器の防雨構造 |
CN114142882B (zh) * | 2021-12-14 | 2024-02-02 | 中晨科技(深圳)有限公司 | 一种恶劣环境下使用的小巧型智能对讲机 |
-
1998
- 1998-12-01 JP JP34141998A patent/JP3665948B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000174912A (ja) | 2000-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09204842A (ja) | コネクタ付きスイッチボックス | |
JP4585397B2 (ja) | 電子機器 | |
JP4286794B2 (ja) | スイッチ装置 | |
US7550690B2 (en) | Electric-circuit-containing box | |
JP2006099550A (ja) | 電子機器 | |
JP3665948B2 (ja) | ドアホン | |
US6512433B1 (en) | Protection relay and protected control set with front wiring | |
JP2007124081A (ja) | ドアホン装置 | |
JP2000102660A (ja) | 遊技機における回路基板収納ボックス | |
JPH11237270A (ja) | 自動検針用ガスメーター | |
JP3663530B2 (ja) | 火災受信機 | |
JPH0210695Y2 (ja) | ||
JP2006236738A (ja) | スイッチの防水構造及び電動シャッター | |
JPH09185921A (ja) | スイッチの排水構造 | |
JP2001177615A (ja) | インターホン・電話機の端子部構造 | |
JP3613136B2 (ja) | 照明ユニット | |
JP3050845B2 (ja) | 防水コンセント | |
JP3331905B2 (ja) | 試験端子付き戸外表示器 | |
JP4690138B2 (ja) | 筐体 | |
JP2022180808A (ja) | 電力量計 | |
JPS58828B2 (ja) | 配線器具 | |
JPH05144506A (ja) | 防雨形ジヨイントボツクス | |
JPH0724187A (ja) | 洗濯機 | |
JP3030720B2 (ja) | 防滴型ロビーインターホン | |
JPH09171763A (ja) | 漏電表示ボタン付き漏電遮断器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |