JP3664952B2 - 水素吸蔵合金負極及びその製造方法 - Google Patents

水素吸蔵合金負極及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニッケル水素化物電池に使用される水素吸蔵合金負極及びその製造方法に係り、特に、充放電サイクルの初期での放電特性、充電時におけるガス吸収性、及びサイクル寿命初期特性に優れた水素吸蔵合金負極及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、繰り返し充電が可能な二次電池が多く使用されている。二次電池の代表種であるニッケル水素化物電池は、電池容器中に充填されたアルカリ電解液と、水素吸蔵合金を主成分とする水素吸蔵合金負極と、金属酸化物を主成分とする正極と、水素吸蔵合金負極と正極との間に配設されたセパレータとから構成されている。
【0003】
このようなニッケル水素化物電池に求められる特性として、充放電サイクルの初期での放電特性、充電時におけるガス吸収性、及びサイクル寿命が優れていることが挙げられある。
【0004】
これらの特性を改良するために多くの提案がなされている。例えば、特開平6−290775号公報には、水素吸蔵合金粉末をアルカリ溶液に浸漬して表面を改質し、さらに水素吸蔵合金負極を構成した状態で再びより高い温度でアルカリ処理し、これにより、初期放電特性、充電時のガス吸収性、サイクル寿命を向上させた水素吸蔵合金極の製造方法が記載されている。
【0005】
しかしながら、この公報に記載された水素吸蔵合金負極は、複数回に渡ってアルカリ処理する必要があるため製造に手間がかかりすぎるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このため、複雑な製造工程を要せずに、初期放電特性、充電時のガス吸収性、サイクル寿命について優れた性能を有する水素吸蔵合金極が望まれていた。
【0007】
そこで本発明の目的は、上記従来技術の有する問題を解消し、複雑な製造工程を必要とせずに、充放電サイクルの初期での放電特性、充電時におけるガス吸収性、及びサイクル寿命のいずれにおいても優れた水素吸蔵合金負極及びその製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、負極板の表面部が所定の撥水率を有するとともに複数の凸部を有するようにすることに着目し、この知見に基づいて完成したものである。
【0009】
すなわち、上記目的を達成するために、本発明の水素吸蔵合金負極は、ニッケル水素化物電池に使用される水素吸蔵合金負極であって、基板と、水素吸蔵合金粉末と導電剤と結着剤と分散剤とを有する水素吸蔵合金組成物を前記基板に塗着して形成される負極板とを備え、前記負極板は、所定の撥水率を有するとともに複数の凸部が形成されてなる表面部を有し、前記凸部は、前記水素吸蔵合金組成物における前記水素吸蔵合金粉末と前記導電剤と前記結着剤と前記分散剤との間の比重差に基づいて形成されており、前記所定の撥水率は、40%より大きくあり、前記凸部は、15〜55μmの高さを有し、隣接する前記凸部の間の距離が1.3〜4.8mmであることを特徴とする。
【0010】
前記表面部は、充放電サイクルの繰り返しに伴い生じる体積膨張分を吸収し前記凸部を消失して平坦化可能であることを特徴とする。
【0013】
前記導電剤はカーボン粉であり、前記結着剤はポリテトラフルオロエチレンであり、前記分散剤は水であることを特徴とする。
【0014】
前記凸部は、主に前記導電剤と前記結着剤とからなることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の水素吸蔵合金負極の製造方法は、ニッケル水素化物電池に使用される水素吸蔵合金負極の製造方法であって、塗布台上に基板を載置する工程と、水素吸蔵合金粉末と導電剤と結着剤と分散剤とを有するペースト状の水素吸蔵合金組成物を生成する工程と、前記水素吸蔵合金組成物を前記基板に塗布し、乾燥させ、その後プレスして負極板を形成する工程と、を備え、前記水素吸蔵合金組成物を生成する工程では、前記負極板は、撥水性を有するとともに複数の凸部が形成されてなる表面部を有するように、前記分散剤の前記水素吸蔵合金粉末に対する重量部が所定重量部に設定されていることを特徴とする。
【0017】
前記分散剤は水であり、前記所定重量部は、水素吸蔵合金粉末が100重量部に対し、30乃至60重量部であることを特徴とする。
【0018】
前記塗布台上に基板を載置する工程において、前記基板は前記塗布台上に水平に載置されていることを特徴とする。
【0019】
上述の発明において、負極板の表面部は、所定の撥水率を有するとともに複数の凸部が形成されてなる。このように、負極板の表面部が所定の撥水率を有するとともに複数の凸部が形成されてなるようにすることは、水素吸蔵合金組成物を構成する構成物質の間の比重差を利用し、分散剤の水素吸蔵合金粉末に対する重量部が所定重量部に設定することによって、複雑な製造工程を要せずに、水素吸蔵合金負極を提供することができる。
【0020】
充電の最終段階と過充電時には正極で酸素ガスが生成されるが、この酸素ガスはセパレータを通って水素吸蔵合金負極に向かって拡散される。この場合、水素吸蔵合金負極の表面部が高い撥水性を有することによって、表面部は酸素ガスをトラップしやすくなり、表面部にトラップされた酸素ガスは水素吸蔵合金負極に吸蔵された水素原子と再結合して水を生成し、電池容器中の内圧の上昇を抑制する。
【0021】
また、充電を開始すると時間とともに電圧が上昇するが、充電の最終段階では、最大充電電圧に達し充電電圧の上昇は止まる。ここで、水素吸蔵合金負極において酸素ガスと水素原子との再結合が有効に生じる場合には、発熱し電池容器中の温度は上昇することによって、最大充電電圧に達した直後に充電電圧が降下するという現象が生じる。この現象を利用することにより、最大充電電圧に達する充電時間を検出することが極めて確実で容易になる。従って、水素吸蔵合金負極において酸素ガスと水素原子との再結合を有効に生じさせることにより、最大充電電圧を確実に検出してタイムリーに充電の終了制御を行うことができ、この結果、過充電を回避でき、サイクル寿命を長くすることができる。
【0022】
また、充放電サイクルを繰り返して水素吸蔵合金中に放電に寄与しない多量の水素原子が蓄積されるようになるが、水素吸蔵合金負極の表面部に存在する複数の微細な凸部によって、体積膨張を吸収し、電極厚さが増加しないようになり、電池容器中においてセパレータはその厚み方向に押圧されてつぶされることが抑制され、正極と水素吸蔵合金負極との間に介在する電解液の量、すなわちセパレータ中に含まれる電解液の量が減少しないようにでき、この結果、放電電圧の低下を抑制できサイクル寿命を長くすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
ニッケル水素化物電池は、電池容器中に充填されたアルカリ電解液と、水素吸蔵合金を主成分とする水素吸蔵合金負極負極と、金属酸化物を主成分とする正極と、水素吸蔵合金負極と正極との間に配設されたセパレータとから構成されている。図3に示すように水素吸蔵合金負極負極1と、セパレータ21と、正極22とは積層されている。このように積層されたものが渦巻き状に巻かれて電池容器中に配設される。
【0025】
図1は、充放電サイクルを繰り返す前の初期の水素吸蔵合金負極1の一例を示す部分断面図である。図1に示すように、水素吸蔵合金負極1は、間断的に貫通孔の形成されたパンチングメタルからなるNi基板2と、Ni基板2の両側にペースト状の水素吸蔵合金組成物を塗布して形成される負極板3とから構成されている。
【0026】
水素吸蔵合金組成物は水素吸蔵合金粉末と導電剤と結着剤と分散剤とを混練して形成される。負極板3の表面部4は撥水性を有する物質から形成されており、また、表面部4には複数の微細な凸部5が形成されている。表面部4は撥水性を有する物質から形成されているため、表面部4は所定の高い撥水性を有する。ここで、表面部4を形成する撥水性を有する物質としては、主に導電剤と結着剤からなるものであり、例えば結着剤してのカーボン粉と結着剤としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。
【0027】
このように、本発明においては、表面部4が撥水性を有するように形成され、かつ表面部4が複数の微細な凸部5を有するように形成されているのであり、このような表面部4は、後述するように、ペースト状の水素吸蔵合金組成物をNi基板2に塗布する工程で、水素吸蔵合金粉末と導電剤と結着剤と分散剤との間に存在する比重差を利用して形成することができるのである。
【0028】
表面部4は後述するように40%より大きい高い撥水性、好ましくは50%以上、さらに好ましくは60%以上の撥水率を有する。一般的に、充電の最終段階と過充電時には正極22で酸素ガスが生成されるが、この酸素ガスはセパレータ21を通って水素吸蔵合金負極1に向かって拡散される。この場合、水素吸蔵合金負極1の表面部4が高い撥水性を有することによって、表面部4は酸素ガスをトラップしやすくなる。表面部4にトラップされた酸素ガスは、水素吸蔵合金負極1において反応し、水素吸蔵合金負極1に吸蔵された水素原子と再結合して水を生成する。このように、表面部4に酸素ガスがトラップされやすいことによって、充電の最終段階と過充電時において、電池容器中の内圧の上昇を抑制することが可能になる。
【0029】
また、充電を開始すると時間とともに電圧が上昇するが、充電の最終段階では、最大充電電圧に達し充電電圧の上昇は止まる。ここで、水素吸蔵合金負極において酸素ガスと水素原子との再結合が有効に生じる場合には、発熱し電池容器中の温度は上昇することによって、最大充電電圧に達した直後に充電電圧が降下するという現象が生じる。この現象を利用することにより、最大充電電圧に達する充電時間を検出することが可能であるが、本願発明においては酸素ガスと水素原子との再結合が有効に生じるので、最大充電電圧に達した直後に充電電圧が降下するという現象が極めて確実に生じるので、最大充電電圧を確実に検出してタイムリーに充電の終了制御を行うことができ、過充電を確実に回避することが可能になる。
【0030】
図2は、充放電サイクルを繰り返して水素吸蔵合金中に不可逆的に多量の水素が吸蔵されてサイクル寿命を迎えた水素吸蔵合金負極10を示す部分断面図である。図2に示すように、サイクル寿命を迎えた水素吸蔵合金負極10の表面には、水素吸蔵合金負極1の表面部4に存在していた複数の微細な凸部5が消失して表面部4が平坦化された平坦化部8が形成されている。一般的に、充放電サイクルを繰り返えすと水素吸蔵合金負極の水素吸蔵合金中に放電に寄与しない多量の水素原子が蓄積されるようになり、水素吸蔵合金粉末微粒子が割れたりし体積膨張が生じ、電極厚さが増加し、電池容器中において水素吸蔵合金負極負極1のひび割れが生じ得る。これに対し、本発明においては、充放電サイクルの初期においては図3に示すように水素吸蔵合金負極1の表面部4とセパレータ21の表面との間には複数の微細な凸部5によって隙間23が形成されており、これらの隙間23によって、充放電サイクルの繰り返えしに伴う体積膨張を吸収することができる。この結果、電池容器中においてセパレータはその厚み方向に押圧されてつぶされることが抑制され、正極と水素吸蔵合金負極との間に介在する電解液の量、すなわちセパレータ中に含まれる電解液の量が減少しないようにでき、この結果、放電電圧の低下を抑制できサイクル寿命を長くすることができる。
【0031】
次に、水素吸蔵合金負極1の製造方法について説明する。
まず図示しない塗布台上にNi基板2を水平に載置する。次に、水素吸蔵合金粉と、導電剤としてのカーボン粉と、結着剤としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)と、必要に応じて用いられる増粘剤と、分散剤としての水とを混練してペースト状の水素吸蔵合金組成物を生成する。次に、この水素吸蔵合金組成物をNi基板2上に塗布し、乾燥させ、負極板3を形成する。その後、負極板3をロールプレスして圧延することにより、表面部4に複数の微細な凸部5が形成される。
【0032】
ペースト状の水素吸蔵合金組成物をNi基板2上に塗布する過程及び乾燥する過程において、分散剤としての水の量を適量に調整することによってカーボン粉とPTFEを水素吸蔵合金との比重差を用いて負極板3の表面に偏在させる。導電剤としてのカーボン粉と結着剤としてのPTFEとはともに高い撥水性を有する物質であるので、負極板3の表面にカーボン粉とPTFEを偏在させることによって、負極板3の表面に高い撥水性を持たせることが可能になる。
【0033】
カーボン粉及びPTFEを表面部4に偏在させることは、カーボン粉及びPTFEと水素吸蔵合金との間の比重差を用いて行われる。カーボン粉及びPTFEの偏在の程度は、ペースト状の水素吸蔵合金組成物を調製する時の分散剤としての水分量を調節することによって行われる。ペースト状の水素吸蔵合金組成物を調製する時の水分量は、水素吸蔵合金粉末100重量部に対し、30〜60重量部であることが好ましい。
【0034】
また、カーボン粉及びPTFEの偏在の程度は、ペースト状の水素吸蔵合金組成物を塗布方法を調節することによっても調整することができる。塗布方法には、例えば、水平塗りと垂直塗りとがある。ここで、水平塗りとは塗布台に対し水平方向にNi基板2を載置してペーストを塗布する方法であり、垂直塗りとは塗布台に対し垂直方向にNi基板2を載置してペーストを塗布する方法である。
【0035】
後述するように、水平塗りでペーストを塗布する方が、表面部4に凸部5を分布形成させるのにより有効である。但し、垂直塗りでもペースト状の水素吸蔵合金組成物を調製する時の水分量を水素吸蔵合金粉末100重量部に対し、50%〜60%重量部にすることによって、表面部4に凸部5を分布形成させるとともに高い撥水性を持たせることが可能である。
【0036】
凸部5は、その高さHが15〜55μmであることが好ましく、より好ましくは15〜40μmであることが好ましく、隣接する凸部5間の距離Lが1.3〜4.8mmであることが好ましく、より好ましくは1.5〜3.5mmであることが好ましい。高さHが15μm未満である場合、又は55μmを超える場合、距離Lが1.3mm未満である場合、又は4.8mmを超える場合であると、実験結果によれば、表面部4には充分な撥水性が得られないか、または表面部4とセパレータ21の表面との間の隙間23は充放電サイクルの繰り返えしに伴う電極板3の体積膨張を十分には吸収することができなくなることがわかっている。ここで、凸部5の高さとは、電極板3の平坦部から凸部5頂点までの長さであり、凸部5間の距離とは、隣り合った凸部5の頂点間の距離を示す。このような凸部5は、実験結果によれば、高い撥水性と効率的な体積膨張分の吸収性を得る上で、負極板3の表面部4に50〜70個/cm2 の面積密度で形成されることが好ましい。
【0037】
また、ここでいう撥水性(%)は、表面部4の表面に後述するように電解液を滴下して球状の液滴を形成し、この液滴に対して球形の高さと球形の直径を測定して得た比、(球形の高さ/球形の直径)をいう。
【0038】
上述の実施の形態の水素吸蔵合金負極1によれば、凸部5の形成されている表面部4を除いた負極版3の内部では、水素吸蔵合金粉粒子の充填密度が高くまた導電剤としてのカーボン粉と結着剤としてのPTFEが最適量になるため、水素吸蔵合金粉同士の結着性や水素吸蔵合金粉とNi基板2との結着性が良好になり、接触電気抵抗が小さくなる。また、負極版3の内部では、高い撥水性を有するカーボン粉及びPTFEが過剰に局在したりすることがなくなるため、PTFE等の有する高い撥水性によって負極版3が電解液と接触しにくくなることがなく、負極版3は電解液中の水素イオンを有効にとりこむことができる。これらの結果、充放電サイクルの初期での放電特性が良好になる。
【0039】
また、表面部4は高い撥水性を有するので、充電時におけるガス吸収性がよくなり、充電時の水素ガス吸収速度及び過充電時の酸素ガス消費速度を向上させることができる。そして、表面部4は効率的に酸素ガスをトラップすることができ、水素吸蔵合金負極1に吸蔵された水素原子との間で効率的に再結合させることができ、電池容器中の内圧の上昇を抑制することが可能になる。また、再結合による発熱によって、最大充電電圧を確実に検出してタイムリーに充電の終了制御を行うことができる。
【0040】
また、表面部4には複数の微細の凸部5が形成されているので、表面部4とセパレータ21の表面との間に形成される隙間23によって充放電サイクルの繰り返えしに伴う負極板3の体積膨張を吸収することができ、負極板3の厚さには殆ど変化がないようにすることができる。このため、充電時にセパレータ21が潰れて電解液が枯渇するようなことを防止することができ、サイクル寿命を非常に良好にすることができる。
【0041】
さらに、負極板3の厚さには殆ど変化がないようにすることができるので、従来の水素吸蔵合金負極における場合のように、負極板の膨張を見越して負極とセパレータと正極とを巻き付けるときの緊圧を下げて巻き付ける必要もなくなり、緊圧を下げることによって生じていた負極板のひび割れを無くすることもできる。この結果、電池容器中において水素吸蔵合金負極負極1が圧迫されてひび割れが生じることを回避でき、サイクル寿命を長くすることができる。
【0042】
【実施例】
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によって限定されるものではない。
【0043】
実施例1
Mm(ミッシュメタル),Ni,Co,Mn,Alの各試料を所定量秤量し、混合した後、アーク溶解法にて溶解して、合金組成がMmNi4.0 CO0.4 Mn0.3 Al0.3 の水素吸蔵合金を作製した。この合金を1000℃のAr雰囲気中で、10時間加熱処理を施し、機械粉砕によって平均粒径34μmの粉体とした。この水素吸蔵合金粉末100重量部に対し、導電剤としてカーボン粉1重量部、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウム塩(CMC)を適当量、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)5重量部、及び分散媒として水を60重量部添加、混練して水素吸蔵合金組成物のペーストを作製した。
【0044】
ここで、水素吸蔵合金粉末、導電剤としてカーボン粉、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウム塩(CMC)、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及び分散媒として水のうち、水素吸蔵合金粉末等に比べてカーボン粉及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は小さい比重を有する。また、前述したように、カーボン粉及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は固化したときに高い撥水性を有する物質である。
【0045】
このようなペーストを、導電性支持体であるパンチングメタルのNi基板2(孔径1.0mm、厚さ0.1mm)の両面に水平塗りで塗布した。そして、80℃の温度環境で乾燥した。これによって、負極板の表面部4にカーボン粉及びPTFEが比重差により偏在させられる。この段階で、乾燥した負極板の表面部4には、カーボン粉及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる多数の凸部5が形成されているが、同時に、分散剤としての水が抜けることによって生じる孔も形成されている。次に、乾燥した負極板の表面部4にロールプレス機によって圧延する。これによって、分散剤としての水が抜けることによって生じた孔を埋め、負極板3の表面部4に60個/cm2 の面積密度で凸部5を分布形成し、厚さ0.37mmの水素吸蔵合金負極を作製した。凸部の高さは15〜40μm、凸部間の距離は1.5〜3.5mmであった。また水素吸蔵合金密度は5.0g/ccであった。
【0046】
次に、水素吸蔵合金組成物の合金密度と、得られた水素吸蔵合金負極の表面の撥水率を測定し、表1に示した。表1において、電極厚さ(mm)は凸部5の高さをも考慮した見掛け上の厚さであり、また、合金密度(g/cc)は見掛け上の合金密度である。
【0047】
なお、負極板3の表面部4の撥水率を以下のようにして測定した。
【0048】
水素吸蔵合金負極の負極板3の表面部4に8NKOH溶液を滴下した。このとき表面部4上の液滴の形状は、表面部4の撥水性が高いほど、液滴の径に対する高さの比率が大きくなるため、液滴の高さ(a)及び径(b)を測定し、
撥水率=〔(a)/(b)〕×100%とした。
【0049】
得られた表面部4に分布形成された凸部5の数、凸部5の高さ、凸部5間の距離、電極厚さ、合金密度、撥水率を測定した結果を表1に示す。
【0050】
比較例1
実施例1においてペースト状の水素吸蔵合金組成物を水平塗りしたのに代えて、垂直塗りで塗布し、それ以外は、実施例1の場合と同様にして水素吸蔵合金負極を作製した。実施例1の場合と同様にして得られた負極の凸部5の数、凸部5の高さ、凸部5間の距離、電極厚、合金密度、及び撥水率を測定した結果を表1に示す。
【0051】
比較例2
分散媒の水の量を30重量部としてペーストを作製しペーストを垂直塗りで塗布した以外は、実施例1における場合と同様にして水素吸蔵合金負極を作製した。得られた負極には凸部が形成されていることは見られず平坦であった。実施例1における場合と同様にして、得られた負極の電極厚、合金密度、撥水率を測定した結果を表1に示す。
【0052】
比較例3
比較例2における場合と同様に分散媒の水の量を30重量部と少なくした。ただし、比較例2における場合と比べて、合金密度(g/cc)を6にし1.2倍の合金粉末を含有させたペーストを塗布した。分散媒である水の量を30重量部と同じであるので、合金密度が大きい分だけ、比較例2に比べて比較例3の方が、カーボン粉及びPTFEが相対的に比重差により偏在させられやすいとも考えられるが、実際は、得られた負極板には凸部が形成されていることは認められず、表面部は平坦であった。従って、分散媒の水の重量部を30重量部と少なくした場合には、合金密度を多少、高くしたとしても有効でないといえる。実施例1と同様にして、得られた負極の電極厚、合金密度、撥水率を測定した結果を表1に示す。
【0053】
比較例4
実施例1における場合と比べて、分散媒である水の量を40重量部とした以外は、同様にして水素吸蔵合金負極を作製した。得られた負極には凸部が形成されておらず表面部は平坦であった。実施例1と同様にして、得られた負極の電極厚、合金密度、撥水率を測定した結果を表1に示す。
【0054】
比較例5
比較例4における場合と比べて、ペーストを垂直塗りで塗布した以外は同様にして水素吸蔵合金負極を作製した。 凸部5の程度が小さく、また撥水性がより低いのは、比較例4における水平塗りとの差異がでたためと思われる。実施例1と同様にして、得られた負極の電極厚、合金密度、撥水率を測定した結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
Figure 0003664952
表1に示した結果からわかるように、ペースト調製時に分散剤である水の分量を合金粉末100重量部に対して60重量部とした実施例1と比較例1の場合に、表面部4に凸部5が充分に形成された。
【0056】
実施例1と比較例1とでは、ペースト塗布方法が水平塗りか垂直塗りかの違いによるものであるが、比較例1の表面部4には実施例1の場合に比べ凸部5の数が少なく形成され、凸部5の高さもより低く形成された。これは、ペーストの塗布時と乾燥時に、実施例1における場合のようにペーストを水平塗りで塗布する方が、垂直塗りに比べて、ペースト中における構成成分の比重差が顕在化しやすく、比重の小さいカーボン粉及びポリテトラフルオロエチレンが負極板3の表面部4に浮き出て偏在しやすいことによる。
【0057】
また、ペースト調製時の水分量を合金粉末100重量部に対して40重量部とした比較例4の場合、実施例1に比べ、凸部5が形成されたものの凸部5の数が少なく形成され、凸部5の高さもより低く形成された。これは、ペースト中の各構成成分間の比重差に基づいてカーボン粉及びPTFEを表面部に偏在させようとする場合に、実施例1における場合と比べて分散媒である水の重量部を少なくしたため、偏在化の程度が低くなったためと思われる。
【0058】
負極板3の表面部4の撥水率については、水素吸蔵合金の密度が同一である実施例1、比較例1、2、4及び5のうちの凸部5の高さがより高い実施例1の場合が、比較例1、2、4及び5の場合に比べて、より高い撥水率を示している。
【0059】
これは、高い撥水性を示すことは乾燥して固化した場合に高い撥水性を有するカーボン粉及びPTFEが表面部4により多く偏在していることを示すとともに、表面部4にカーボン粉及びPTFEがより多く偏在すると凸部5がより形成しやすくなる、と考えることができる。
【0060】
また、比較例3の場合は水素吸蔵合金の密度が実施例1の場合に比べより高いものの凸部を有しない。この一方、実施例1の場合は、比較例3の場合に比べてより高い撥水率を有することを示している。このことは、合金密度を大きくすることよりも、分散媒の水の重量部を多くするとともに水平塗りにして、ペースト中の構成成分間の比重差を顕在化させることが有効であることを示す。
【0061】
次に、実施例1及び比較例1〜3の各負極をセパレータを介してペースト式正極2枚で挟んで一定の圧力を加えて固定し、8NKOH溶液に浸漬し、水素吸蔵合金負極に対し、単極評価を行った。単極試験の内容は、充放電を繰り返すサイクル数に対する放電容量を測定する初期活性試験及び電流密度に対する放電容量を測定する高率放電試験である。それぞれの結果を図4、図5に示す。
【0062】
図4に示すように、初期活性試験の結果では、水素吸蔵合金の密度が同じ実施例1、比較例1、比較例2の各負極を比較した場合、実施例1の負極が最も活性化が早く初期特性が優れていた。これは、負極板3の表面部4にカーボン及びPTFEの偏在量が多くなり、負極板3の内部では導電剤であるカーボンが適量だけ存在して水素吸蔵合金粉同士の結着性及び水素吸蔵合金粉とNi基板2との結着性が良好になって接触電気抵抗が小さくなり、負極板3の内部抵抗が低くなったためである。
【0063】
図5に示す高率放電試験の結果では、実施例1の負極は、水素吸蔵合金の密度の高い比較例3の電極に比べ放電率は低いものの、水素吸蔵合金の密度が同じ比較例1、比較例2の電極より高い放電率を示している。これは、負極板3の内部では水素吸蔵合金粉同士の結着性や水素吸蔵合金粉とNi基板2との結着性が良好になり、負極板3の内部抵抗が低くなったことことによる。また、PTFE等は負極板3の表面部に局在するので負極板3の内部ではPTFE等の有する高い撥水性によって負極板3が電解液と接触しにくくなることがなくなり、負極板3は電解液中の水素イオンを有効にとりこむことができ負極板3の内部抵抗が低くなったことによる。
【0064】
次に、実施例1、比較例1〜3の各負極をセパレータを介して対向させ電極を巻き取り、円筒型容器に入れリードを接続して8NKOH溶液を注入して密閉し、円筒電池によるサイクル特性試験を行った。充放電のサイクルに伴う電池内圧変化、内部抵抗、電池重量減、利用率の結果を図6〜図9に示す。
【0065】
図6に示すように、実施例1の場合がサイクルに対する内圧上昇は最も小さい。これは、実施例1の負極板3の表面部4は、他の負極に比べて最も高い撥水性を有することと、実施例1の負極板3の表面部4は、他の負極に比べて最も適正に凸部5を有する(表1参照)こととによる。
【0066】
すなわち、表面部4が高い撥水性を有するので、充電の最終段階と過充電時には正極22で生成されセパレータ21を通って水素吸蔵合金負極1に向かって拡散されるが、表面部4は高い撥水性を有するため効率的に酸素ガスをトラップでき、トラップされた表面部4の酸素ガスは水素原子と再結合して水を生成し、電池容器中の内圧の上昇することを抑制することができるからである。
【0067】
また、充放電サイクルの繰り返えしに伴い水素吸蔵合金粉末粒子中に放電に寄与しない水素原子が蓄積されて次第に体積膨張するが、表面部4には複数の微細の凸部5が形成されているので、表面部4とセパレータ21の表面との間に形成される隙間23によって充放電サイクルの繰り返えしに伴う体積膨張を吸収することができ、負極板3の厚さが変化しないので、セパレーター21中の電解液を押し出すことがなく、電池容器中においてセパレータ21はその厚み方向に押圧されてつぶされることが抑制されるからである。
【0068】
同様の理由により、図7に示す内部電気抵抗の変化、及び図8に示す電池重量減の変化に関しては、実施例1の負極が最も低い。また、図9に示す利用率の変化に関しては、実施例1の負極が最も高く優れた特性を示していた。
【0069】
サイクル特性試験において、試験前後の負極の厚さを測定した。その結果を表2に示す。
【0070】
【表2】
Figure 0003664952
表2に示したように、実施例1の負極は、比較例1、2の負極と同様に充放電サイクル前後で負極板の厚みにほとんど変化がなかった。凸部の形成されていない比較例2の負極では体積膨張による極板のゆるみは極板内部で吸収されたのに対して、実施例1では、図2で示したように平坦化されて表面8に吸収されたと考えることができる。凸部の形成されていない比較例3では合金密度が高すぎたため、体積膨張による極板のゆるみが吸収されず、従って負極版の厚みが厚くなったと考えることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の構成によれば、負極板の表面部は、所定の撥水率を有するとともに複数の凸部が形成されてなるので、複雑な製造工程を要せずに、初期放電特性、充電時のガス吸収性、サイクル寿命について優れた性能を有する水素吸蔵合金極を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水素吸蔵合金負極の一実施形態を示す断面図であり、サイクル寿命を迎える前のものを示す図。
【図2】本発明の水素吸蔵合金負極の一実施形態を示す断面図であり、充放電サイクルを繰り返してサイクル寿命を迎えたものを示す図。
【図3】本発明の水素吸蔵合金負極とセパレータと正極とを積層した状態を示す断面図。
【図4】実施例の初期活性試験における、サイクル数に対する放電率の関係を示す図である。
【図5】実施例の高率放電試験における、電流密度に対する放電率の関係を示す図である。
【図6】実施例の高率充電試験における、電池内部圧力変化を示す図である。
【図7】実施例のサイクル特性試験における、電池内部抵抗変化を示す図である。
【図8】実施例のサイクル特性試験における、電池重量変化を示す図である。
【図9】実施例のサイクル特性試験における、電池利用率変化を示す図である。
【符号の説明】
1 水素吸蔵合金負極
2 Ni基板
3 負極版
4 表面部
5 凸部
8 平坦化部
10 サイクル寿命を迎えた水素吸蔵合金負極
21 セパレータ
22 正極
23 隙間

Claims (4)

  1. ニッケル水素化物電池に使用される水素吸蔵合金負極であって、基板と、水素吸蔵合金粉末と導電剤と結着剤と分散剤とを有する水素吸蔵合金組成物を前記基板に塗着して形成される負極板とを備え、
    前記負極板は、所定の撥水率を有するとともに複数の凸部が形成されてなる表面部を有し、
    前記凸部は、前記水素吸蔵合金組成物における前記水素吸蔵合金粉末と前記導電剤と前記結着剤と前記分散剤との間の比重差に基づいて形成されており、
    前記所定の撥水率は、40%より大きくあり、
    前記凸部は、15〜55μmの高さを有し、隣接する前記凸部の間の距離が1.3〜4.8mmである
    ことを特徴とする水素吸蔵合金負極。
  2. 前記表面部は、充放電サイクルの繰り返しに伴い生じる体積膨張分を吸収し前記凸部を消失して平坦化可能であることを特徴とする請求項1に記載の水素吸蔵合金負極。
  3. 前記導電剤はカーボン粉であり、前記結着剤はポリテトラフルオロエチレンであり、前記分散剤は水であることを特徴とする請求項1に記載の水素吸蔵合金負極。
  4. 前記凸部は、主に前記導電剤と前記結着剤とからなることを特徴とする請求項1に記載の水素吸蔵合金負極。
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