JP3663342B2 - 輸送管理装置、輸送管理方法およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体 - Google Patents

輸送管理装置、輸送管理方法およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラックを用いた輸送システムに関し、特に、トラックを効率よく配車する輸出入品の輸送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
商品の生産工場と流通倉庫との間、流通倉庫と商品の販売店舗との間においては、トラックなどの多数の車両を用いた輸送システムにより、商品が輸送されている。
【0003】
このような輸送システムにおいて配車すべき車両の総台数を最小限に抑えて物流効率を向上させることを目的とする各種の技術がある。この技術の1つとして、特開平11−328573号公報に開示される配車装置がある。この公報に開示された配車装置は、多品種の荷物の積込み・積卸しを行なう複数の物流拠点と、複数の物流拠点間で多品種の荷物を複数の車両によって輸送する複数の輸送拠点とを含む物流システムにおいて、多品種の荷物の複数の荷主からの輸送依頼に応じて、複数の車両を運行する配車装置であって、多品種の荷物群に関する品目データと、複数の物流拠点に関する物流拠点データと、複数の輸送拠点において所管する複数の車両およびこれらの車両が発着する車庫に関する車両および車庫データとを少なくとも管理するマスタ管理部と、マスタ管理部の中の少なくとも品目データと物流拠点データと車両および車庫データとに基づいて、複数の荷主からの輸送依頼に応じた、配車すべき車両の総台数を最小にするような複数の車両の運行ルートの設定を行なう運行ルート設定部とを含む。
【0004】
この公報に開示された配車装置によると、運行ルート設定部は、マスタ管理部が管理するデータに基づいて、配車すべき車両の総台数が最小になるように運行ルートを設定することができる。これにより、物流システムにおける配車総台数を削減することができ、物流効率を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の公報に開示された配車装置は、複数の荷主からの輸送依頼に応じて複数の車両の運行計画を立案することにより、輸送業者が個別的に行なっていた配車計画を統合させて、配車の総台数が最小になるようにしたものにすぎない。そのため、輸入貨物および輸出貨物の国内輸送を行なう輸送業者がこの配車装置を用いて運行計画を立案した場合、以下のような問題点がある。輸入貨物および輸出貨物は、税関における通関手続きにより、輸入貨物を税関から搬出できる日時および輸出貨物を税関に到着させる日時が変動するという要因を含む。したがって、税関からの輸入許可または輸出許可を待って、輸入貨物または輸出貨物の輸送依頼をしなければならない。税関からの許可を待って輸送依頼をしていたのでは、税関が許可した直後にトラックが手配できず、納入先への到着が遅れる。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、輸入貨物および輸出貨物の少なくとも一方を国内において輸送するトラックをタイミング良く、かつ、効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置、輸送管理方法およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る輸送管理装置は、税関と輸入品の納入場所との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理装置であって、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを記憶するための輸入品記憶手段と、記憶手段と輸入品記憶手段とに接続され、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、輸入申請毎に、輸入許可情報を受信するための受信手段と、仮決定手段と受信手段とに接続され、輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定するための確定手段とを含む。
【0008】
第1の発明によると、記憶手段は、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を記憶する。輸入品記憶手段は、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを記憶する。仮決定手段は、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。受信手段は、輸入申請毎に、輸入許可情報を受信する。確定手段は、輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する。これにより、輸入が許可される輸入申請毎に輸入品用トラックを仮決定し手配しておく。税関などから輸入許可情報を受信すると輸入品用トラックを確定する。輸入が許可されると即座に、予め手配したトラックを用いて、輸入品を税関から納入場所まで輸送する。その結果、輸入申請から輸入許可までの時間が変動する輸入貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置を提供することができる。
【0009】
第2の発明に係る輸送管理装置は、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理装置であって、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを記憶するための輸出品記憶手段と、記憶手段と輸出品記憶手段とに接続され、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、輸出申請毎に、輸出許可情報を受信するための受信手段と、仮決定手段と受信手段とに接続され、輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定するための確定手段とを含む。
【0010】
第2の発明によると、記憶手段は、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を記憶する。輸出品記憶手段は、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを記憶する。仮決定手段は、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。受信手段は、輸出申請毎に、輸出許可情報を受信する。確定手段は、輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する。これにより、輸出が許可される輸出申請毎に輸出品用トラックを仮決定し手配しておく。税関などから輸出許可情報を受信すると輸出品用トラックを確定する。輸出が許可されると即座に、予め手配したトラックを用いて、輸出品を出荷場所から税関まで輸送する。その結果、輸出申請から輸出許可までの時間が変動する輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置を提供することができる。
【0011】
第3の発明に係る輸送管理装置は、税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なうシステムを管理する輸送管理装置であって、納入場所と出荷場所とは同じ場所であり、輸送管理装置は、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを記憶するための輸入品記憶手段と、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを記憶するための輸出品記憶手段と、記憶手段と輸入品記憶手段とに接続され、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、納入場所まで輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定するための第1の仮決定手段と、記憶手段と輸出品記憶手段とに接続され、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、出荷場所から輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定するための第2の仮決定手段と、輸入申請毎の輸入許可情報および輸出申請毎の輸出許可情報を受信するための受信手段と、第1の仮決定手段と受信手段とに接続され、輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定するための第1の確定手段と、第2の仮決定手段と受信手段とに接続され、輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定するための第2の確定手段と、第1の確定手段と第2の確定手段とに接続され、確定手段により確定された、納入場所まで輸入品を輸送した輸入品用トラックにより輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した輸出品用トラックにより輸入品を納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成するための作成手段とを含む。
【0012】
第3の発明によると、記憶手段は、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を記憶する。輸入品記憶手段は、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを記憶する。輸出品記憶手段は、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを記憶する。第1の仮決定手段は、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、納入場所まで輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。第2の仮決定手段は、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、出荷場所から輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。受信手段は、輸入申請毎の輸入許可情報および輸出申請毎の輸出許可情報を受信する。第1の確定手段は、輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する。第2の確定手段は、輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する。作成手段は、確定手段により確定された、納入場所まで輸入品を輸送した輸入品用トラックにより輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した輸出品用トラックにより輸入品を納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する。これにより、輸入が許可される輸入申請毎に輸入品用トラックを仮決定し手配しておき、税関などから輸入許可情報を受信すると輸入品用トラックを確定する。輸出が許可される輸出申請毎に輸出品用トラックを仮決定し手配しておき、税関などから輸出許可情報を受信すると輸出品用トラックを確定する。輸入および輸出が許可されると、予め手配した輸入品用トラックを用いて、輸入品を納入場所まで輸送し、その輸入品用トラックで、輸出が許可された輸出品を出荷場所(納入場所と同じ)から輸送するようにトラックの配送計画を作成する。その結果、輸入貨物および輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良くかつ効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置を提供することができる。
【0013】
第4の発明に係る輸送管理装置は、第1の発明の構成に加えて、仮決定手段は、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸入品を輸送する輸入品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する抽出手段と、抽出手段に接続され、抽出手段により複数の輸入申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸入品の輸入通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸入品を輸送する輸入品用トラックを仮決めする仮決め手段とを含み、確定手段は、仮決めされていた輸入品用トラックに積載される輸入品に対応する全ての輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決めされていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定するための手段を含む。
【0014】
第4の発明によると、抽出手段は、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸入品を輸送する輸入品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する。仮決め手段は、抽出手段により複数の輸入申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸入品の輸入通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸入品を輸送する輸入品用トラックを仮決めする。確定手段は、仮決めされていた輸入品用トラックに積載される輸入品に対応する全ての輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決めされていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する。これにより、輸入申請毎に抽出されたトラックに空き積載重量および空き積載容量に基づいて、たとえば、輸入通関予定日が同じ輸入品を積載する複数台のトラックを集約した1台のトラックを輸入品用トラックとして仮決定して手配することができる。その結果、輸入貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良くかつ効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置を提供することができる。
【0015】
第5の発明に係る輸送管理装置は、第2の発明の構成に加えて、仮決定手段は、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸出品を輸送する輸出品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する抽出手段と、抽出手段に接続され、抽出手段により複数の輸出申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸出品の輸出通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸出品を輸送する輸出品用トラックを仮決めする仮決め手段とを含み、確定手段は、仮決めされていた輸出品用トラックに積載される輸出品に対応する全ての輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決めされていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定するための手段を含む。
【0016】
第5の発明によると、抽出手段は、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸出品を輸送する輸出品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する。仮決め手段は、抽出手段により複数の輸出申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸出品の輸出通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸出品を輸送する輸出品用トラックを仮決めする。確定手段は、仮決めされていた輸出品用トラックに積載される輸出品に対応する全ての輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決めされていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する。これにより、輸出申請毎に抽出されたトラックに空き積載重量および空き積載容量に基づいて、たとえば、輸出通関予定日が同じ輸出品を積載する複数台のトラックを集約した1台のトラックを輸出品用トラックとして仮決定して手配することができる。その結果、輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良くかつ効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置を提供することができる。
【0017】
第6の発明に係る輸送管理装置は、第3の発明の構成に加えて、第1の仮決定手段は、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸入品を輸送する輸入品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する第1の抽出手段と、第1の抽出手段に接続され、第1の抽出手段により複数の輸入申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸入品の輸入通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸入品を輸送する輸入品用トラックを仮決めする第1の仮決め手段とを含み、第2の仮決定手段は、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸出品を輸送する輸出品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する第2の抽出手段と、第2の抽出手段に接続され、第2の抽出手段により複数の輸出申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸出品の輸出通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸出品を輸送する輸出品用トラックを仮決めする第2の仮決め手段とを含み、第1の確定手段は、仮決めされていた輸入品用トラックに積載される輸入品に対応する全ての輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決めされていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定するための手段を含み、第2の確定手段は、仮決めされていた輸出品用トラックに積載される輸出品に対応する全ての輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決めされていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定するための手段を含む。
【0018】
第6の発明によると、第1の抽出手段は、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸入品を輸送する輸入品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する。第1の仮決め手段は、第1の抽出手段により複数の輸入申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸入品の輸入通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸入品を輸送する輸入品用トラックを仮決めする。第2の抽出手段は、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、輸出品を輸送する輸出品用トラックとして、複数のトラックの中の1台を抽出する。第2の仮決め手段は、第2の抽出手段により複数の輸出申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および空き積載容量と輸出品の輸出通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、輸出品を輸送する輸出品用トラックを仮決めする。第1の確定手段は、仮決めされていた輸入品用トラックに積載される輸入品に対応する全ての輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決めされていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する。第2の確定手段は、仮決めされていた輸出品用トラックに積載される輸出品に対応する全ての輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決めされていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する。これにより、輸入申請毎に抽出されたトラックに空き積載重量および空き積載容量に基づいて、たとえば、輸入通関予定日が同じ輸入品を積載する複数台のトラックを集約した1台のトラックを輸入品用トラックとして仮決定し手配しておく。また、輸出申請毎に抽出されたトラックに空き積載重量および空き積載容量に基づいて、たとえば、輸出通関予定日が同じ輸出品を積載する複数台のトラックを集約した1台のトラックを輸出品用トラックとして仮決定し手配しておく。輸入および輸出が許可されると、予め手配した輸入品用トラックを用いて、輸入品を税関から納入場所まで輸送し、その輸入品用トラックで、輸出が許可された輸出品を出荷場所(納入場所と同じ)から税関まで輸送するようにトラックの配送計画を作成する。その結果、輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良くかつ効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理装置を提供することができる。
【0019】
第7の発明に係る輸送管理装置は、第1、3、4または6のいずれかの発明の構成に加えて、輸入品を輸入する船舶および航空機のいずれか一方の輸送状況を受信するための状況受信手段をさらに含み、輸送状況は、輸入通関予定日を含む。
【0020】
第7の発明によると、状況受信手段は、輸入品を輸入する船舶および航空機のいずれか一方の輸送状況を受信する。たとえば、船舶による輸入の場合、荷揚げ港に到着する前日の船舶の位置情報などの輸送状況に基づく輸入通関予定日を、船舶などから受信することができる。これにより、より確実な通関予定日に基づいて輸入用トラックを手配することができる。
【0021】
第8の発明に係る輸送管理装置は、第1、3、4または6のいずれかの発明の構成に加えて、輸入品の税関への搬入日時を受信するための日時受信手段と、日時受信手段に接続され、受信した搬入日時に基づいて輸入通関予定日を算出するための算出手段をさらに含む。
【0022】
第8の発明によると、日時受信手段は、輸入品の税関への搬入日時を受信する。算出手段は、受信した搬入日時に基づいて輸入通関予定日を算出する。たとえば、荷揚げ港の税関への搬入日時を税関などから受信して、輸入通関予定日を算出することができる。これにより、より確実な通関予定日に基づいて輸入品用トラックを手配することができる。
【0023】
第9の発明に係る輸送管理装置は、第2、3、5または6のいずれかの発明の構成に加えて、輸出品を輸出する船舶および航空機のいずれか一方への搬入日時を決定するための決定手段と、決定手段に接続され、搬入日時に基づいて、輸出通関予定日を算出するための算出手段とをさらに含む。
【0024】
第9の発明によると、決定手段は、輸出品を輸出する船舶および航空機のいずれか一方への搬入日時を決定する。算出手段は、搬入日時に基づいて、輸出通関予定日を算出する。これにより、輸出品を輸出する船舶などに搬入する搬入日時に基づいて算出された輸出通関予定日に基づいて輸出品用トラックを手配することができる。
【0025】
第10の発明に係る輸送管理装置は、第1、2、4または5のいずれかの発明の構成に加えて、確定手段に接続され、確定手段により確定されたトラックによる輸送依頼を、トラック運送会社へ送信するための送信手段をさらに含む。
【0026】
第10の発明によると、送信手段は、確定手段により確定されたトラックによる輸送依頼を、トラック運送会社へ送信する。これにより、輸送依頼をリアルタイムでトラック運送会社へ送信することができ、タイミング良くトラックを手配することができる。
【0027】
第11の発明に係る輸送管理装置は、第3または6の発明の構成に加えて、作成手段に接続され、作成手段により作成された配車計画を、トラック運送会社へ送信するための送信手段をさらに含む。
【0028】
第11の発明によると、送信手段は、作成手段により作成された配車計画を、トラック運送会社へ送信する。これにより、配車計画をリアルタイムでトラック運送会社へ送信することができ、タイミング良くトラックを手配することができる。
【0029】
第12の発明に係る輸送管理方法は、税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なうシステムを管理する輸送管理方法であって、納入場所と出荷場所とは同じ場所であり、輸送管理方法は、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を準備するトラックデータ準備ステップと、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを準備する輸入品データ準備ステップと、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを準備する輸出品データ準備ステップと、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、納入場所まで輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する第1の仮決定ステップと、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、出荷場所から輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する第2の仮決定ステップと、輸入申請毎の輸入許可情報および輸出申請毎の輸出許可情報を受信する受信ステップと、受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する第1の確定ステップと、受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する第2の確定ステップと、確定ステップにて確定された、納入場所まで輸入品を輸送した輸入品用トラックにより輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した輸出品用トラックにより輸入品を納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する作成ステップとを含む。
【0030】
第12の発明によると、トラックデータ準備ステップは、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を準備する。輸入品データ準備ステップは、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを準備する。輸出品データ準備ステップは、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを準備する。第1の仮決定ステップは、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、納入場所まで輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。第2の仮決定ステップは、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、出荷場所から輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。受信ステップは、輸入申請毎の輸入許可情報および輸出申請毎の輸出許可情報を受信する。第1の確定ステップは、受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する。第2の確定ステップは、受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する。作成ステップは、確定ステップにて確定された、納入場所まで輸入品を輸送した輸入品用トラックにより輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した輸出品用トラックにより輸入品を納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する。これにより、輸入が許可される輸入申請毎に輸入品用トラックを仮決定し手配しておき、税関などから輸入許可情報を受信すると輸入品用トラックを確定する。輸出が許可される輸出申請毎に輸出品用トラックを仮決定し手配しておき、税関などから輸出許可情報を受信すると輸出品用トラックを確定する。輸入および輸出が許可されると、予め手配した輸入品用トラックを用いて、輸入品を納入場所まで輸送し、その輸入品用トラックで、輸出が許可された輸出品を出荷場所(納入場所と同じ)から輸送するようにトラックの配送計画を作成する。その結果、輸入貨物および輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良くかつ効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理方法を提供することができる。
【0031】
第13の発明に係る記録媒体は、税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なうシステムを管理する輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、納入場所と出荷場所とは同じ場所であり、輸送管理方法は、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を準備するトラックデータ準備ステップと、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを準備する輸入品データ準備ステップと、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを準備する輸出品データ準備ステップと、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、納入場所まで輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する第1の仮決定ステップと、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、出荷場所から輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する第2の仮決定ステップと、輸入申請毎の輸入許可情報および輸出申請毎の輸出許可情報を受信する受信ステップと、受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する第1の確定ステップと、受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する第2の確定ステップと、確定ステップにて確定された、納入場所まで輸入品を輸送した輸入品用トラックにより輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した輸出品用トラックにより輸入品を納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する作成ステップとを含む。
【0032】
第13の発明によると、トラックデータ準備ステップは、複数のトラック毎に、トラックの積載重量および積載容量を準備する。輸入品データ準備ステップは、税関への輸入申請毎に、輸入品の輸入通関予定日と、輸入品の納入場所と、輸入品の重量および容量とを準備する。輸出品データ準備ステップは、税関への輸出申請毎に、輸出品の輸出通関予定日と、輸出品の出荷場所と、輸出品の重量および容量とを準備する。第1の仮決定ステップは、輸入申請毎に、輸入品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、納入場所まで輸入品を輸送する輸入品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。第2の仮決定ステップは、輸出申請毎に、輸出品の重量および容量と、積載重量および積載容量とに基づいて、出荷場所から輸出品を輸送する輸出品用トラックを、複数のトラックの中から仮決定する。受信ステップは、輸入申請毎の輸入許可情報および輸出申請毎の輸出許可情報を受信する。第1の確定ステップは、受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、輸入品を輸送するトラックとして確定する。第2の確定ステップは、受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、輸出品を輸送するトラックとして確定する。作成ステップは、確定ステップにて確定された、納入場所まで輸入品を輸送した輸入品用トラックにより輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した輸出品用トラックにより輸入品を納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する。これにより、輸入が許可される輸入申請毎に輸入品用トラックを仮決定し手配しておき、税関などから輸入許可情報を受信すると輸入品用トラックを確定する。輸出が許可される輸出申請毎に輸出品用トラックを仮決定し手配しておき、税関などから輸出許可情報を受信すると輸出品用トラックを確定する。輸入および輸出が許可されると、予め手配した輸入品用トラックを用いて、輸入品を納入場所まで輸送し、その輸入品用トラックで、輸出が許可された輸出品を出荷場所(納入場所と同じ)から輸送するようにトラックの配送計画を作成する。その結果、輸入貨物および輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミング良くかつ効率良く配車する輸送システムを管理する輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体を提供することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0034】
図1を参照して、税関と輸出入品の納入場所との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸出入管理サーバ100は、ネットワーク130、140を介して、輸出を依頼した業者の輸出依頼業者管理コンピュータ102と、輸入を依頼した業者の輸入依頼業者管理コンピュータ104と、税関と輸出入品の納入場所との間を複数のトラックにより輸出入貨物を運送する運送業者の運送業者管理コンピュータ106と、輸入品の輸入元および輸出品の輸出先である海外取引業者の海外取引業者管理コンピュータ108と、税関に対して通関申請を行なう通関業者の通関業者管理コンピュータ110と、輸出入貨物を海路にて輸送する船会社の船会社管理コンピュータ112と、輸出入の代理業を行なう輸出入代理店の輸出入代理店管理コンピュータ114と、保税倉庫における輸出入品の搬入および搬出を管理する保税倉庫管理コンピュータ116と、通関業者管理コンピュータ110から申請された通関申請に基づく通関許可情報(輸入許可情報および輸出許可情報)を輸出入管理サーバ110へ送信する税関管理コンピュータ118とに接続される。
【0035】
図1に示すように、輸出入管理サーバと、保税倉庫管理コンピュータ116および税関管理コンピュータ118とは、通関業者管理コンピュータ110を介して接続されているが、ネットワーク130を介して、輸出入管理サーバ110と保税倉庫管理コンピュータ116および税関管理コンピュータ118とが直接接続されていてもよい。
【0036】
輸出入管理サーバ100は、輸出入貨物を空路にて輸送する航空会社の管理コンピュータに接続されていてもよい。以下の説明では、船舶により輸出入される貨物について説明するが、これに限定されるものではなく、航空機により輸出入される貨物を含めることもできる。また、以下の説明では、輸入依頼業者と輸出依頼業者とは同じ業者であり、工場を有するメーカなどであるものとして説明する。
【0037】
図2を参照して、輸入貨物および輸出貨物の運送経路について説明する。図2に示すように、船舶から荷揚げされた輸入貨物は、貿易港であるA港200に設けられた税関のA保税倉庫210に一旦保管される。税関から輸入許可が下りると、輸入貨物はA保税倉庫210からA集配基地230へトラックにて輸送される。同様に、B港202のB保税倉庫212に一旦保管された輸入貨物も輸入許可が下りると、A集配基地230へトラックにて輸送される。A集配基地230において集配された輸入貨物を、輸入貨物の納入場所である工場毎に仕分けする。その後、A集配基地230からA工場240、B工場242およびC工場244へ輸入貨物がトラックにて輸送される。また、C港240のC保税倉庫214、D港206のD保税倉庫216およびE港208のE保税倉庫218と、B集配基地232との間においても輸入貨物がトラックにて輸送される。B集配基地232において集配された輸入貨物を、輸入貨物の納入場所である工場毎に仕分けする。その後、B集配基地232からA工場240、B工場242およびC工場244へ輸入貨物がトラックにて輸送される。
【0038】
輸出貨物は、輸入貨物の輸送順序とは逆に、A工場240からA集配基地230およびB集配基地232へトラックにて輸送される。同様にして、B工場およびC工場からA集配基地230およびB集配基地232へ輸出貨物がトラックにて輸送される。A集配基地230およびB集配基地232においては、集配された輸出貨物を保税倉庫毎に仕分けする。その後、A集配基地230およびB集配基地232からA保税倉庫210、B保税倉庫212、C保税倉庫214、D保税倉庫216およびE保税倉庫218へ輸出貨物がトラックにて輸送される。
【0039】
なお、保税倉庫から集配基地への輸送を開始することができるのは、税関が輸入許可を行なった後である。また、集配基地から保税倉庫への輸送を開始できるのは、税関が輸出許可を行なった後である。
【0040】
図2に示すように、保税倉庫と工場との間には集配基地を設けているが、これに限定されるものではなく、保税倉庫と工場との間を直接搬送するようにしてもよい。
【0041】
図3を参照して、本実施の形態に係る輸出入管理サーバ100は、ネットワーク130に接続され、各管理コンピュータと通信するためのインターフェイスであるネットワーク接続部300と、各種データを記憶する記憶部500と、税関からの輸入許可および輸出許可に基づいて、トラックの配車計画を作成したり、作成した配車計画に基づいて運送業者管理コンピュータ106へ運送依頼情報を送信したりする制御部400とを含む。
【0042】
制御部400は、ネットワーク130、140を介して各管理コンピュータと通信するための通信部410と、輸出入代理店管理コンピュータ114から輸入貨物到着予定情報を受信すると通関業者管理コンピュータ110に通関依頼情報を送信する通関処理部430と、通関予定日に基づいて輸入貨物のトラックの配車計画を作成する輸入貨物運送処理部440と、通関予定日に基づいて、輸出貨物のトラックの配車計画を作成する輸出貨物運送処理部450と、輸入貨物の輸入許可および輸出貨物の輸出許可を通関業者管理コンピュータ110から受信すると輸入貨物の輸送トラックおよび輸出貨物の輸送トラックを確定する運送計画確定処理部460と、輸出貨物を搭載する船舶を予約する搭載船予約処理部470とを含む。
【0043】
通信部410は、海外取引業者管理コンピュータ108から、輸入貨物積載情報などを受信する海外取引業者通信部412と、輸入依頼業者管理コンピュータ104から発注情報を受信する輸入依頼業者通信部414と、輸出依頼業者管理コンピュータ102から出庫依頼情報を受信する輸出依頼業者通信部416と、船会社管理コンピュータ112と通信し船会社の船舶運航スケジュールを受信する船会社通信部418と、輸出入代理店管理コンピュータ114から荷揚げ日の前日に輸入貨物到着予定情報などを受信する輸出入代理店通信部420と、通関業者管理コンピュータ110と通信して、通関依頼情報を送信したり、輸入許可情報および輸出許可情報を受信したりする通関業者通信部422と、運送業者管理コンピュータ106に、トラックの運送依頼情報を送信する運送業者通信部424とを含む。
【0044】
記憶部500は、輸入貨物に関する各種のデータを記憶する輸入記憶部510と、輸出貨物に関する各種のデータを記憶する輸出記憶部520と、税関から受信した輸入許可情報および輸出許可情報を記憶する税関許可情報記憶部530と、輸入貨物および輸出貨物のトラックの配車計画を記憶する運送情報記憶部540とを含む。輸入記憶部510は、輸入依頼業者管理コンピュータ104から受信した発注情報を記憶する発注情報記憶部512と、海外取引業者管理コンピュータ108から受信する輸入貨物積載情報を記憶する輸入貨物積載情報記憶部514と、船会社管理コンピュータ112から受信する輸入貨物搭載情報を記憶する輸入貨物搭載情報記憶部516と、輸出入代理店管理コンピュータ114から受信する輸入貨物到着予定情報を記憶する輸入貨物到着予定情報記憶部518とを含む。
【0045】
輸出記憶部520は、輸出依頼業者管理コンピュータ102から受信した出庫依頼情報を記憶する出庫情報記憶部522と、船会社管理コンピュータ112から受信した貿易船舶の運航情報を記憶する運航情報記憶部524と、輸出品の搭載船が決定すると作成される船積み依頼情報を記憶する船積み依頼情報記憶部526とを含む。
【0046】
図4(A)を参照して、発注情報記憶部512に記憶される発注情報は、発注番号、船荷主/輸出業者、商品名、数量、単価、輸送方法、到着港、決済条件を含む。図4(B)を参照して、輸入貨物積載情報記憶部514にて記憶される輸入貨物積載情報は、インボイス情報とパッキングリストとからなり、発注番号、船荷主/輸出業者、輸入業者、積出港、最終到着港、船名、積出日、商品名、数量、単価、重量(ネット)、重量(グロス)、容積を含む。図4(C)を参照して、輸入貨物搭載情報記憶部516に記憶される輸入貨物搭載情報は、発注番号、船荷証券番号、船荷主/輸出業者、輸入業者、積出港、最終到着港、船名、積出日、商品名、混載情報を含む。図4(D)を参照して、輸入貨物搭載予定情報記憶部518に記憶される輸入貨物搭載予定情報は、発注番号、船荷証券番号、船荷主/輸出業者、輸入業者、積出港、最終到着港、船名、到着日、商品名、混載情報、保税倉庫名、倉庫搬入予定日、通関予定日を含む。
【0047】
図5(A)を参照して、出庫情報記憶部522に記憶される出庫依頼情報は、発注番号、船荷主/輸出業者、商品名、数量、単価、梱包形態、梱包数量、出荷日、発送先、決済条件を含む。図5(B)を参照して、出庫依頼情報から抽出して生成され輸出入代理店管理コンピュータ114を介して船会社に送信される搭載予約要求情報は、発注番号、船会社名、搭載要求船名・便名、商品名、数量、単価、梱包形態、梱包数量、出荷日、発送先を含む。図5(C)を参照して、出庫依頼情報から抽出して生成され輸出入代理店管理コンピュータ114を介して混載業者に送信される混載予約要求情報は、発注番号、混載業者名、船会社名、搭載船名・便名、商品名、数量、単価、梱包形態、梱包数量、出荷日、発送先を含む。図5(D)を参照して、船積み依頼情報記憶部526に記憶される船積み依頼情報は、発注番号、搭載確定船名・便名、出発港名、通関予定日、保税倉庫搬入予定日、到着港、船荷主/輸出業者、輸入業者、積出港、最終到着港、船名、積出日、商品名、数量、単価、重量(ネット)、重量(グロス)、容積を含む。
【0048】
税関許可情報記憶部532には、図4(E)および図5(E)に示す通関依頼情報が記憶される。図4(E)を参照して、輸入貨物の通関依頼情報は、発注番号、船荷証券番号、通関名義人、船荷主/輸出業者、輸入業者、船名、積出日、入港日、積出港、到着港、荷渡港、通関場所、通関種別、通関予定日を含む。図5(E)を参照して、輸出貨物の通関依頼情報は、発注番号、通関名義人、船荷主/輸出業者、輸入業者、船荷証券番号、船名、積出日、入港日、積出港、到着港、荷渡港、通関場所、通関種別、通関予定日を含む。
【0049】
運送情報記憶部540にて記憶される輸出入貨物の運送依頼情報は、図4(F)に示す輸入貨物運送依頼情報(保税倉庫→集配基地)と、図4(G)に示す輸入貨物国内運送依頼情報(集配基地→工場)と、図5(F)に示す輸出貨物国内運送依頼情報(工場→集配基地)と、図5(G)に示す輸出貨物運送依頼情報(集配基地→保税倉庫)とを含む。
【0050】
図4(F)を参照して、輸入貨物運送依頼情報は、発注番号、出荷先保税倉庫、納入先集配基地、貨物運送方法、コンテナ種別、トラック種別、高速道路利用区分、容積、重量、個数、個数単位、納入日、納入時間、通関予定日を含む。図4(G)を参照して、輸入貨物国内運送依頼情報は、発注番号、出荷先集配基地、納入先工場、貨物運送方法、コンテナ種別、トラック種別、高速道路利用区分、容積、重量、個数、個数単位、納入日、納入時間、通関予定日を含む。図5(F)を参照して、輸出貨物国内運送依頼情報は、発注番号、出荷先工場、納入先集配基地、貨物運送方法、コンテナ種別、トラック種別、高速道路利用区分、容積、重量、個数、個数単位、納入日、納入時間、通関予定日を含む。図5(G)を参照して、輸出貨物運送依頼情報は、発注番号、出荷先集配基地、納入先保税倉庫、貨物運送方法、コンテナ種別、トラック種別、高速道路利用区分、容積、重量、個数、個数単位、納入日、納入時間、通関予定日を含む。
【0051】
輸出入管理サーバ100は、実際には、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなど、コンピュータ上で実行されるソフトウェアにより実現される。図6に、輸出入管理サーバの一例であるコンピュータの外観を示す。図6を参照して、このコンピュータ600は、FD(Floppy Disk)駆動装置608およびCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)駆動装置606とを備えたコンピュータ本体602と、モニタ604と、キーボード610と、マウス612とを含む。
【0052】
図7に、このコンピュータ600の構成をブロック図形式で示す。図7に示すように、コンピュータ本体600はFD駆動装置608およびCD−ROM駆動装置606に加えて、相互にバスで接続されたCPU(Central Processing Unit)620と、メモリ622と、固定ディスク624と通信インターフェイス626とを含む。FD駆動装置608にはFD618が装着される。CD−ROM駆動装置606にはCD−ROM616が装着される。
【0053】
輸出入管理サーバ100は、このようなコンピュータハードウェアとCPU620により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD618、CD−ROM616などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置608またはCD−ROM駆動装置606などにより記録媒体から読取られて固定ディスク624に一旦格納される。さらに固定ディスク624からメモリ622に読出されて、CPU620により実行される。図6および図7に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、FD618、CD−ROM616、固定ディスク624などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0054】
なお、図3に示すネットワーク接続部300は図7に示す通信インターフェイス626に、図3に示す記憶部500は図7に示す固定ディスク624に対応する。また、図3に示す制御部400の機能は、図7に示すCPU620により実行されるソフトウェアにより実現される。
【0055】
なお、上述した以外の図6および図7に示したコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0056】
本発明の実施の形態に係る輸出入サーバにおいては、輸入貨物の通関申請情報を作成する通関処理(輸入)と、保税倉庫から集配基地まで輸入貨物を運送するトラックの配車計画を作成する輸入貨物運送処理と、集配基地から工場まで輸入貨物を運送するトラックの配車計画を作成する輸入貨物運送処理(国内)と、輸出貨物の輸出用船舶を予約する搭載船予約処理と、工場から集配基地まで輸出貨物を運送するトラックの配車計画を作成する輸出貨物運送処理と、集配基地から保税倉庫まで輸出貨物を運送するトラックの配車計画を作成する輸出貨物運送処理と、トラックの配送計画を組合せる運送計画確定処理とが行なわれる。
【0057】
図8を参照して、輸出入管理サーバ100の通関処理部430にて実行されるプログラムは、通関処理(輸入)に関し、以下のような制御構造を有する。
【0058】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、CPU620は、輸出入代理店通信部420を介して、輸入貨物到着予定情報を受信したか否かを判断する。ここで輸入貨物到着予定情報は、図4(D)に示すように発注番号、船荷証券番号、通関予定日などを含む。輸出入代理店通信部420を介して輸入貨物到着予定情報を受信すると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。一方、輸出入代理店通信部420を介して輸入貨物到着情報を受信しないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、輸入貨物到着予定情報を受信するまで待機する。なお、輸入貨物到着予定情報が輸出入代理店から送信されるのは、輸入貨物を搭載した船舶が貿易港へ到着する日の前日である。
【0059】
S102にて、CPU620は、S100にて受信した輸入貨物到着予定情報の発注番号に基づいて、発注情報記憶部512に記憶された発注情報を読出す。図4(D)に示す輸入貨物到着予定情報の発注番号をキーとして、図4(A)に示す発注情報を検索して、該当する発注情報の商品名、数量、単価などを読出す。
【0060】
S104にて、S100にて受信した輸入貨物予定情報の発注番号に基づいて、輸入貨物積載情報記憶部514に記憶された輸入貨物積載情報を読出す。図4(D)に示す発注番号に基づいて、図4(B)に示す輸入貨物積載情報が読出され、商品名、数量、単価、重量(ネット)、重量(グロス)、容積などが読出される。
【0061】
S106にて、CPU620は、S104にて読出した輸入貨物積載情報(図4(B))に基づいて、通関依頼情報(図4(E))を作成する。S108にて、CPU620は、S106にて作成した通関依頼情報を、通関業者通信部422を介して、通関業者管理コンピュータ110へ送信する。通関依頼情報を受信した通関業者は、税関管理コンピュータ118に通関申請情報を送信する。
【0062】
S110にて、CPU620は、S104にて読出した輸入貨物積載情報(図4(B))に基づいて、発注番号毎の輸入貨物運送依頼情報(図4(F))を作成する。S112にて、CPU620は、S110にて作成した輸入貨物運送依頼情報を、運送業者通信部424を介して、運送業者に送信する。輸入貨物運送依頼情報を受信した運送業者は、各保税倉庫から各集配基地へ輸入貨物を運送するトラックを各発注番号毎に配車可能であるか否かを判断し、その判断結果を輸出入管理サーバ100に送信する。
【0063】
図9を参照して、輸出入管理サーバ100の輸入貨物運送処理部440にて実行されるプログラムは、輸入貨物運送処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0064】
S200にて、CPU620は、運送業者通信部424を介して、発注番号毎の配車計画を受信する。ここで、前述の図8のS112にて送信した輸入貨物運送依頼情報に対する応答を受信する。
【0065】
S202にて、CPU620は、通関予定日の前日分の配車計画を受信する締切り時間が到達したか否かを判断する。たとえば、この締切り時間は、通関予定日の前日の17:00である。通関予定日の前日分の配車計画を受信する締切り時間が到達すると(S202にてYES)、処理はS204へ移される。一方、配車計画の受信締切り時間に到達するまでは(S202にてNO)、運送業者通信部424を介して発注番号毎の配車計画を運送業者管理コンピュータ106から受信する。
【0066】
S204にて、CPU620は、S200にて受信し、運送情報記憶部540に記憶した配車計画の中の、通関予定日の前日分の配車計画に基づいて、複数の保税倉庫から複数の集配基地への各ルート別にトラックを集計する。このS204での処理の結果、図10に示すように、各保税倉庫から各集配基地へ、発注番号毎にトラックが1台ずつ割当てられた結果を示す輸入貨物配送計画(保税倉庫→集配基地)が作成される。たとえば、発注番号SY−005で特定される輸入貨物は、トラック識別番号NSK001で特定される4トン積みのトラックが割り当てられる。このトラックには、重量2600キログラム、容積10.9立方メートル、65個の輸入貨物が積載される。このトラックは、A保税倉庫を13時10分に出発し、A集配基地を14時10分に到着する予定である。また、このトラックの空き重量は1100キログラム、空き容量は9.1立方メートルである。
【0067】
S206にて,CPU620は、S204にて集計した各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすように再配車する。このS204における処理により、図11に示すように、複数のトラックが1台のトラックに集約される。図11を参照して、たとえば、トラック識別番号NSK002で特定されるトラックには、発注番号SY−005で特定される輸入貨物と、発注番号SY−002で特定される輸入貨物が混載される。また、トラック識別番号NSK007で特定されるトラックには、発注番号SM−002で特定される輸入貨物と、発注番号SY−008で特定される輸入貨物が混載される。
【0068】
S208にて、CPU620は、1トラックに積載予定の輸入貨物のすべてについて、通関業者通信部422を介して通関許可(輸入許可)を受信したか否かを判断する。この判断は、発注番号毎に受信する輸入許可情報に基づいて行なわれる。1トラックに積載予定の発注番号のすべてについて輸入許可を受信すると(S208にてYES)、処理はS210へ移される。一方、1トラックに積載予定の発注番号の輸入貨物のすべてについて輸入許可を受信しないと(S208にてNO)、処理はS212へ移される。
【0069】
S210にて、CPU620は、積載予定の輸入貨物のすべてについて、輸入許可を受信したトラックについての輸入貨物配送計画を確定する。
【0070】
S212にて、CPU620は、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間に到達したか否かを判断する。通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間に到達した場合には(S212にてYES)、処理はS214へ移される。一方、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間に到達するまでは(S212にてNO)、処理はS208へ戻され、通関業者通信部422を介して発注番号毎に輸入許可を受信する。
【0071】
S214にて、CPU620は、通関許可を受信しなかった発注番号の輸入貨物を含むトラックであって、通関許可を受信した発注番号の輸入貨物を混載するトラックについては、通関許可を受信しなかった発注番号の輸入貨物を除く輸入貨物を積載するトラックとして輸入貨物配送計画を確定する。
【0072】
S216にて、CPU620は、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに、輸入許可情報を受信しなかった発注番号の輸入貨物運送依頼情報を作成する。
【0073】
S218にて、CPU620は、S216にて作成した輸入貨物運送依頼情報を、運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信する。その後、処理はS200へ戻され、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに輸入許可を受信しなかった発注番号の輸入貨物を運送するトラックの配車計画を行なう。
【0074】
以上のようにして、輸入貨物について、出荷先である保税倉庫から納入先である集配基地へのトラックの配車計画(輸入:保税倉庫→集配基地)が仮決定される。また、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに通関許可(輸入許可)を受信しなかった輸入貨物については、再度輸入貨物運送依頼情報が作成され、運送業者管理コンピュータ106へ送信される。
【0075】
図12を参照して、輸出入管理サーバ100の輸入貨物運送処理部440にて実行されるプログラムは、輸入貨物運送処理(国内)に関し、以下のような制御構造を有する。
【0076】
S300にて、CPU620は、図9のS210およびS214にて確定した輸入貨物配送計画に基づいて、集配基地への到着予定時間を算出する。S302にて、CPU620は、S300にて算出した集配基地への到着予定時間に基づいて、発注番号毎の輸入貨物国内運送依頼情報(図4(G))を作成する。この情報は、各集配基地から各工場への国内搬送の依頼を、運送業者に対して行なうためのものである。
【0077】
S304にて、CPU620は、S302にて作成した輸入貨物国内運送依頼情報を、運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信する。輸入貨物国内運送依頼情報を受信した運送業者は、各集配基地から各工場へ輸入貨物を運送するトラックを各発注番号毎に配車可能であるか否かを判断し、その判断結果を輸出入管理サーバ100に送信する。
【0078】
S306にて、CPU620は、国内配車計画を受信する締切り時間に到達したか否かを判断する。たとえば、この締切り時間は、集配基地への到着予定時間を含む日の次の日の17:00であり、集配基地への到着予定時間を含む日の次の次の日のトラックの配車を立案する。これは、集配基地における仕分け作業に1日を必要とするためである。国内配車計画を受信する締切り時間に到達すると(S306にてYES)、処理はS308へ移される。一方、国内配車計画を受信する締切り時間に到達するまでは(S306にてNO)、国内配車計画を受信する。
【0079】
S308にて、CPU620は、S306にて発注番号毎に受信した国内配車計画を納入日に基づいて、複数の集配基地から複数の工場への各ルート別に集計する。図13を参照して、このS308での処理により、各集配基地から各工場への輸入貨物配送計画が作成される。図13は、出荷先と納入先とを除いて図10と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0080】
S310にて、CPU620は、S308にて集計した各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすようにトラックを再配車する。このS310での処理により、図14に示すように、複数のトラックが1台のトラックに集約される。図14は、出荷先と納入先とを除いて図11と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0081】
以上のようにして、輸入貨物について、出荷先である集配基地から納入先である工場へ、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすように、トラックが再配車され、トラックの配車計画(輸入:集配基地→工場)が仮決定される。
【0082】
図15を参照して、輸出入管理サーバ100の搭載船予約処理部470で実行されるプログラムは、搭載船予約処理(輸出)に関し、以下のような制御構造を有する。
【0083】
S400にて、CPU620は、輸出依頼業者通信部416を介して、出庫依頼情報を受信したか否かを判断する。前述の説明のように、出庫依頼情報は、図5(A)に示すように、発注番号毎に、船荷主/輸出業者、商品名、数量、単価、梱包形態、梱包数量、出荷日、発送先、決済条件を含む。輸出依頼業者通信部416を介して、出庫依頼情報を受信すると(S402でYES)、処理はS400に移される。一方、輸出依頼業者通信部416を介して出庫依頼情報を受信するまでは(S400にてNO)、処理はS400へ戻され、出庫依頼情報の受信を待つ。
【0084】
S402にて、CPU620は、運行情報記憶部524に記憶された輸出用船舶の運航情報を読出す。S404にて、CPU620は、S400にて受信した出庫依頼情報と、S400にて読出した運行情報に基づいて、搭載予約要求情報(搭載船名、便名)を生成する。図5(B)を参照して、搭載予約要求情報は、発注番号毎に、船会社名、搭載要求船名・便名、商品名、数量、単価、梱包形態、梱包数量、出荷日、発送先を含む。
【0085】
S406にて、CPU620は、S404にて生成した搭載予約要求情報を、輸出入代理店通信部420を介して、輸出入代理店管理コンピュータ114へ送信する。搭載予約要求情報を受信した輸出入代理店は、搭載予約要求情報に含まれる搭載要求船名、便名に基づいて、船会社に搭載可能であるか否かを問合せる。また、輸出入代理店は受信した搭載予約要求情報に基づいて、図5(C)に示す混載予約要求情報を生成し、混載業者に送信して、輸出貨物の混載処理が可能であるか否かを問合せる。その後、輸出入代理店は、船会社と、混載業者とから、輸出貨物の搭載可否および混載可否の情報を受信する。なお、混載業者とは、輸出貨物を保税倉庫から輸出用船舶に荷揚げする業者である。
【0086】
S408にて、CPU620は、輸出入代理店通信部420を介して、搭載予約結果情報(搭載可)を受信したか否かを判断する。搭載予約結果情報(搭載可)は、S406にて輸出入代理店通信部420を介して輸出入代理店管理コンピュータ114に送信した搭載予約要求情報に対する応答である。輸出入代理店通信部420を介して、搭載予約結果情報(搭載可)を受信すると(S408にてYES)、処理はS412へ移される。一方、搭載予約結果情報(搭載可)を受信しないと(S408にてNO)、処理は、S410へ移される。
【0087】
S410にて、CPU620は、図5(B)に示す搭載予約要求情報の搭載要求船名、便名を変更して、再度搭載予約要求情報を生成し輸出入代理店通信部420を介して輸出入代理店管理コンピュータ114へ送信する。
【0088】
S412にて、CPU620は、S408にて受信した搭載予約結果情報に基づいて、図5(D)に示す船積み依頼情報を生成する。図5(D)に示すように、船積み依頼情報は、発注番号毎に、搭載確定船名・便名、出発港名、通関予定日、保税倉庫搬入予定日、到着港、船荷主/輸出業者、輸入業者、積出港、最終到着港、船名、積出日、商品名、数量、単価、重量(ネット)、重量(グロス)、容積のデータを含む。
【0089】
図16を参照して、輸出入管理サーバ100の輸出貨物運送処理部450にて実行されるプログラムは、輸出貨物運送処理(国内)に関し、以下のような制御構造を有する。
【0090】
S500にて、CPU620は、図15のS412にて生成された船積み依頼情報の保税倉庫搬入予定日に基づいて、集配基地への到着予定時間を算出する。保税倉庫搬入予定日は、通関予定日に基づいて作成される。輸出貨物は、通関許可が下りてから保税倉庫へ輸出貨物を輸送するため、保税倉庫搬入予定日に基づいていつまでに集配基地へ輸出貨物を輸送しておかなければならないかを示す集配基地への到着予定時間を算出する。
S502にて、CPU620は、算出された集配基地への到着予定時間に基づいて、発注番号毎の輸出貨物国内運送依頼情報(図5(F))を作成する。この情報は、各工場から各集配基地への国内搬送の依頼を、運送業者に対して行うためのものである。
【0091】
S504にて、CPU620は、S502にて作成した輸出貨物国内運送依頼情報を、運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信する。輸出貨物国内運送依頼情報を受信した運送業者は、各工場から各集配基地へ輸出貨物を運送するトラックを各発注番号毎に配車可能であるか否かを判断し、その判断結果を輸出入管理サーバ100に送信する。
【0092】
S506にて、CPU620は、国内配車計画を受信する締切り時間に到達したか否かを判断する。たとえば、この締切り時間は、保税倉庫搬入予定日の前の前の日の17:00であり、保税倉庫搬入予定日の前の日のトラックの配車を立案する。これは、集配基地における仕分け作業に1日を必要とするためである。国内配車計画の受信締切り時間が到達すると(S506にてYES)、処理はS508へ移される。一方、国内配車計画の受信締切時間が到達するまでは(S506にてNO)、処理はS506へ戻され、国内配車計画の受信を待つ。
【0093】
S508にて、CPU620は、S506にて発注番号毎に受信した国内配車計画を、保税倉庫搬入予定日に基づいて、複数の工場から複数の集配基地への各ルート別に集計する。図17を参照して、このS508での処理により、各工場から各集配基地への輸出貨物配送計画が生成される。図17は、出荷先と納入先とを除いて図10と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0094】
S510にて、CPU620は、S508にて集計した各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすようにトラックを再配車する。このS510での処理により、図18に示すように、複数のトラックが1台のトラックに集約される。図18は、出荷先と納入先とを除いて図11と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0095】
以上のようにして、出荷先である各工場から、納入先である各集配基地へ、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすように、トラックが再配車され、トラックの配車計画(輸出:工場→集配基地)が仮決定される。
【0096】
図19を参照して、輸出入管理サーバ100の通関処理部430で実行されるプログラムは、通関処理(輸出)に関し、以下のような制御構造を有する。
【0097】
S600にて、CPU620は、図15のS400にて受信した出庫依頼情報(図5(A))と、図15のS412にて作成された船積み依頼情報(図5(D))とに基づいて、通関依頼情報(図5(E))を作成する。S602にて、CPU620は、S600にて作成した通関依頼情報を、通関業者通信部422を介して、通関業者管理コンピュータ110へ送信する。通関依頼情報を受信した通関業者は、税関管理コンピュータ118へ通関申請情報を送信する。
【0098】
S604にて、CPU620は、S400にて受信した出庫依頼情報(図5(A))と、S412にて作成された船積み依頼情報(図5(D))とに基づいて、輸出貨物運送依頼情報(図5(E))を作成する。S606にて、CPU620は、S604にて作成した輸出貨物運送依頼情報を、運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信する。輸出貨物運送依頼情報を受信した運送業者は、各集配基地から各保税倉庫へ輸出貨物を運送するトラックを各発注番号毎に配車可能であるか否かを判断して、その判断結果を輸出入管理サーバ100へ送信する。
【0099】
図20を参照して、輸出入管理サーバ100の輸出貨物運送処理部450で実行されるプログラムは、輸出貨物運送処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0100】
S700にて、CPU620は、運送業者通信部424を介して、発注番号毎の配車計画を受信する。ここで、前述の図19のS606にて送信した輸出貨物運送依頼情報に対する応答を受信する。
【0101】
S702にて、CPU620は、通関予定日の前日分の配車計画を受信する締切り時間に到達したか否かを判断する。たとえば、この締切り時間は、通関予定日の前日の17:00である。通関予定日の前日分の配車計画を受信する締切り時間が到達すると(S702にてYES)、処理はS704へ移される。一方、通関予定日の前日分の配車計画を受信する締切り時間に到達するまでは(S702にてNO)、処理はS700へ戻され、運送業者通信部424を介して発注番号毎の配車計画を運送業者コンピュータ106から受信する。
【0102】
S704にて、CPU620は、S700にて受信し、運送情報記憶部540に記憶した配車計画の中の、通関予定日の前日分の配車計画に基づいて、複数の集配基地から複数の保税倉庫への各ルート別にトラックを集計する。このS704での処理の結果、図21に示すように、各集配基地から各保税倉庫へ、発注番号毎にトラックが1台ずつ割当てられた結果を示す輸出貨物配送計画(集配基地→保税倉庫)が作成される。図21は、出荷先と納入先とを除いて、図10と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0103】
S706にて、CPU620は、S704で集計した各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすように、トラックを再配車する。このS706における処理により、図22に示すように、複数のトラックが1台のトラックに集約される。図22は、出荷先と納入先とを除いて、図11と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0104】
S708にて、CPU620は、1トラックに積載予定の輸出貨物のすべてについて、通関業者通信部422を介して、通関許可(輸出許可)を受信したか否かを判断する。この判断は、発注番号毎に受信する輸出許可情報に基づいて行なわれる。1トラックに積載予定の発注番号のすべてについて輸出許可を受信すると(S708にてYES)、処理はS710へ移される。一方、1トラックに積載予定の発注番号の輸出貨物のすべてについて輸出許可を受信しないと(S708にてNO)、処理はS712へ移される。
【0105】
S710にて、CPU620は、積載予定の輸出貨物のすべてについて、輸出許可を受信したトラックについての輸出貨物配送計画を確定する。
【0106】
S712にて、CPU620は、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間に到達したか否かを判断する。通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間に到達すると(S712にてYES)、処理はS714へ移される。一方、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間に到達するまでは(S712にてNO)、処理はS708へ戻され、通関業者通信部422を介して発注番号毎に輸出許可を受信する。
【0107】
S714にて、CPU620は、通関許可を受信しなかった発注番号の輸出貨物を含むトラックであって、通関許可を受信した発注番号の輸出貨物を混載するトラックについては、通関許可を受信しなかった発注番号の輸出貨物を除く輸出貨物を積載するトラックとして輸出貨物配送計画を確定する。
【0108】
S716にて、CPU620は、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに、輸出許可情報を受信しなかった発注番号の輸出貨物運送依頼情報を作成する。
【0109】
S718にて、CPU620は、S716にて作成した輸出貨物運送依頼情報を、運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信する。その後、処理はS700へ戻され、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに輸出許可を受信しなかった発注番号の輸出貨物を運送するトラック配車計画を行なう。
【0110】
以上のようにして、輸出貨物について、出荷先である集配基地から納入先である保税倉庫へのトラックの配車計画(輸出:集配基地→保税倉庫)が仮決定される。また、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに通関許可(輸出許可)を受信しなかった輸出貨物については、再度輸出貨物運送依頼情報が作成され、運送業者管理コンピュータ106へ送信される。
【0111】
図23を参照して、輸出入管理サーバ100の運送計画確定処理部460にて実行されるプログラムは、運送計画確定処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0112】
S800にて、CPU620は、運送情報記憶部540に記憶された輸入貨物配送計画、国内輸入貨物配送計画、輸出貨物配送計画、国内輸出貨物配送計画を読出す。前述の説明のとおり、輸入貨物配送計画は、図11に示す配送計画であり、国内輸入貨物配送計画は、図14に示す配送計画であり、輸出貨物配送計画は図22に示す配送計画であり、国内輸出貨物配送計画は、図18に示す配送計画である。
【0113】
S802にて、CPU620は、輸入貨物配送計画と輸出貨物配送計画に基づいて、保税倉庫〜集配基地における往路と復路のトラック便を組合せる。この組合せは、輸入貨物の重量、容積、保税倉庫からの出発時間および集配基地への到着時間と輸出貨物の重量、容積、集配基地の出発時間および保税倉庫への到着時間に基づいて行なわれる。図11および図22を参照して、たとえば、A集配基地からA保税倉庫までトラック識別番号SKS007で特定されるトラックによる発注番号SR−723およびST−455で特定される輸出貨物の運送は、発注番号SY−005およびSK−002で特定される輸入貨物をA保税倉庫からA集配基地まで配送したトラック識別番号NSK002で特定されるトラックにより行なわれる。すなわち、発注番号SY−005およびSK−002の輸入貨物をA保税倉庫からA集配基地へ配送したトラック識別番号NSK002のトラックは、A集配基地に14時40分に到着した後、それらの輸入貨物を荷降ろしし、その後、発注番号SR−723およびST−455の輸出貨物を積込んで、15時40分にA集配基地を出発してA保税倉庫へ向かう。このようにして、保税倉庫〜集配基地の間における往路と復路のトラックの組合せが行なわれる。
【0114】
S804にて、CPU620は、国内輸入貨物配送計画と国内輸出貨物配送計画とに基づいて、集配基地〜工場における往路と復路のトラック便を組合せる。図14および図18を参照して、たとえば、A工場からA集配基地までトラック識別番号SFK008で特定されるトラックによる発注番号SD−273およびSG−927で特定される輸出貨物の運送は、発注番号SS−678およびSH−877で特定される輸入貨物をA集配基地からA工場まで配送したトラック識別番号NKF007で特定されるトラックにより行なわれる。すなわち、発注番号SS−678およびSH−877の輸入貨物をA集配基地からA工場へ配送したトラック識別番号NKF007のトラックは、A工場に14時に到着した後、それらの輸入貨物を荷降ろしし、その後、発注番号SD−273およびSG−927の輸出貨物を積込んで、15時20分にA工場を出発してA集配基地へ向かう。このようにして、集配基地〜工場の間における往路と復路のトラックの組合せが行なわれる。
【0115】
S806にて、CPU620は、S802およびS804にて組合されたトラック便を確定運送計画情報として運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信する。輸出入管理サーバ100から確定運送計画情報を受信した運送業者は、その確定運送計画情報に基づいて、トラックの配車を確定する。
【0116】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、輸出入管理サーバ100の動作について説明する。
【0117】
[輸入:通関処理動作]
輸入貨物を積載した船舶が貿易港に接近して、入港日の前日になると、輸出入代理店は、輸出入管理サーバ100へ輸入貨物到着予定情報を送信する。輸出入代理店通信部420を介して、輸入貨物到着予定情報を受信すると(S100でYES)、図4(D)に示す輸入貨物到着予定情報の発注番号に基づいて、発注情報記憶部512に記憶された発注情報(図4(A))と、輸入貨物積載情報記憶部514に記憶された輸入貨物積載情報(図4(B))とが読み出される(S102,S104)。
【0118】
読み出された発注情報および輸入貨物積載情報に基づいて、通関依頼情報(図4(E)が作成され(S106)、通関業者通信部424を介して通関依頼情報が通関業者管理コンピュータ110へ送信される(S108)。通関依頼情報を受信した通関業者は、税関管理コンピュータ118へ、通関申請情報を送信する。
【0119】
発注番号および輸入貨物積載情報に基づいて、各保税倉庫から各集配基地まで輸入貨物を運送するトラックを、発注番号毎に依頼する輸入貨物運送依頼情報(図4(F))が作成される(S110)。作成された輸入貨物運送依頼情報が運送業者通信部424を介して運送業者管理コンピュータ106へ送信される。輸入貨物運送依頼情報を受信した運送業者は、輸入貨物の重量、容積および通関予定日に基づいて、発注番号毎にトラックを1台ずつ割当てた配車計画を立案し、輸出入管理サーバ100へ送信する。
【0120】
[輸入:輸入貨物運送処理動作]
運送業者通信部424を介して、運送業者から発注番号毎の配車計画を受信し(S200)、通関予定日の前日分の配車計画の受信を締切る時間が到達すると(S202にてYES)、通関予定日の前日分の配車計画に基づいて、複数の保税倉庫から複数の集配基地への各ルート別にトラックが集計される(S204)。この結果、図10に示す輸入貨物配送計画が作成される。図10に示すように、この時点では、発注番号毎に1台のトラックが割当てられている。
【0121】
集計された各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすようにトラックが再配車され(S206)、図11に示すように輸入貨物配送計画が作成される。この時点で、輸入貨物の重量および容積、トラックの空き重量および空き容積に基づいて、複数の輸入貨物が1台のトラックに混載されるようにトラックが再配車される。
【0122】
通関業者が税関に対して、発注番号毎に輸入許可申請を行なうと、所定の審査の後、税関がその申請に対する通関許可(輸入許可)を行なう。通関業者管理コンピュータ110は、税関管理コンピュータ118から通関許可(輸入許可)情報を受信すると、輸出入管理サーバ100へ通関許可(輸入許可)情報を送信する。1トラックに積載予定の発注番号の輸入貨物のすべてについて通関許可を受信すると(S208にてYES)、そのトラックについての輸入貨物配送計画が確定される(S210)。このような処理が、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間が到達するまで行なわれる。通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間が到達するまでに、通関許可を受信しなかった輸入貨物については、その輸入貨物の発注番号の輸入貨物運送依頼情報が再度作成され(S216)、作成された輸入貨物運送依頼情報が運送依頼業者通信部424を介して運送業者管理コンピュータ106へ送信される(S218)。
【0123】
一方、通関許可を受信しなかった発注番号の輸入貨物を含むトラックであって、通関許可を受信した発注番号の輸入貨物を混載するトラックについては、通関許可を受信しなかった発注番号の輸入貨物を除く輸入貨物を積載するトラックとして輸入貨物配送計画が確定される(S214)。
【0124】
すなわち、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間が到達するまでに通関許可を受信することができなかった発注番号の輸入貨物については、再度運送業者の輸入貨物運送依頼情報が送信され、別のトラックが配車される。
【0125】
[輸入:輸入貨物運送処理動作(国内)]
輸入許可に基づいて確定させた配送計画に基づいて、輸入貨物を搬送するトラックの集配基地への到着時間が算出される(S300)。発注番号毎に輸入貨物国内運送依頼情報(図4(G))が作成され(S302)、作成された輸入貨物国内運送依頼情報が運送業者通信部424を介して運送業者管理コンピュータ106へ送信される(S304)。この輸入貨物国内運送依頼情報は、各集配基地から各工場へ輸入貨物の運送を依頼する情報である。
【0126】
運送業者は、受信した輸入貨物国内運送依頼情報に基づいて、発注番号毎に各集配基地から各工場へ輸入貨物を運送するトラックを1台割当てた配送計画を立案し、輸出入管理サーバ100へ送信する。国内配車計画を受信する締切り時間が到達すると(S306にてYES)、発注番号毎に受信した国内配車計画に基づいて、複数の集配基地から複数の工場への各ルート別にトラックを集計し(S308)、図13に示す国内輸入貨物配送計画が作成される。
【0127】
集計された各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすようにトラックが再配車され(S310)、図14に示す再配車された国内輸入貨物配送計画が作成される。
【0128】
[輸出:搭載船予約動作]
輸出依頼業者は輸出貨物が確定すると輸出依頼業者管理コンピュータ102から輸出入管理サーバ100へ出庫依頼情報(図5(A))を送信する。輸出依頼業者通信部416を介して出庫依頼情報を受信すると(S400にてYES)、運行情報記憶部524に記憶された輸出用船舶の運航情報が読出される(S402)。出庫した出庫依頼情報と読出した運行情報とに基づいて、発注番号毎に搭載予約要求情報(図5(B))を生成し(S404)、生成した搭載予約要求情報を輸出入代理店通信部420を介して輸出入代理店へ送信する(S406)。輸出入代理店においては、受信した搭載予約要求情報に基づいて、船会社および混載業者に搭載可否を問合せる。搭載予約要求情報に基づく輸出船舶への輸出貨物の搭載が可能である場合には、輸出入代理店管理コンピュータ114は輸出入管理サーバ100へ搭載予約結果情報(搭載可)を送信する。輸出入代理店通信部420を介して搭載予約結果情報(搭載可)を受信すると(S408)、受信した搭載予約結果情報に基づいて、図5(D)に示す船積み依頼情報が生成される。
【0129】
[輸出:輸出貨物運送処理動作(国内)]
生成された船積み依頼情報の保税倉庫搬入予定日に基づいて、集配基地への到着時間が算出される(S500)。発注番号毎に輸出貨物国内運送依頼情報(図5(F))が生成され(S502)、生成された輸出貨物国内運送依頼情報は、運送業者通信部424を介して運送業者管理コンピュータ106へ送信される。この輸出貨物国内搬送依頼情報は、各工場から各集配基地へ輸出貨物の運送を依頼する情報である。
【0130】
輸出貨物国内運送依頼情報を受信した運送業者は、輸出貨物国内運送依頼情報に基づいて、発注番号毎に各工場から各集配基地へ輸出貨物を搬送するトラックを1台ずつ割当てた国内配車計画を作成し、輸出入管理サーバ100へ送信する。国内配車計画を受信する締切り時間が到達すると(S506にてYES)、発注番号毎に受信した配車計画を保税倉庫搬入予定日に基づいて、複数の工場から複数の集配基地への各ルート別にトラックを集計し(S508)、図17に示す国内輸出貨物配送計画が作成される。
【0131】
集計された各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすようにトラックが再配車され(S510)、図18に示す再配車された国内輸出貨物配送計画が作成される。
【0132】
[輸出:通関処理動作]
輸出依頼業者から受信した出庫依頼情報(図5(A))と、輸出入代理店から受信した搭載予約結果情報に基づいて作成された船積み依頼情報(図5(D))とに基づいて、通関依頼情報(図5(E))が作成され(S600)、作成された通関依頼情報が通関業者通信部422を介して、通関業者管理コンピュータ110へ送信される。
【0133】
輸出依頼業者から受信した出庫依頼情報(図5(A))と、輸出入代理店から受信した搭載予約結果情報に基づいて生成された船積み依頼情報(図5(D))とに基づいて、各集配基地から各保税倉庫まで輸出貨物を運送するトラックを、発注番号毎に依頼する輸出貨物運送依頼情報(図5(G))が作成され(S604)、作成された輸出貨物運送依頼情報が運送業者通信部424を介して、運送業者管理コンピュータ106へ送信される。輸出貨物運送依頼情報を受信した運送業者は、輸出貨物の重量、容積および通関予定日に基づいて、発注番号毎に1台のトラックを割当てた配車計画を立案し、輸出入管理サーバ100へ送信する。
【0134】
[輸出:輸出貨物運送処理動作]
運送業者通信部424を介して、運送業者から発注番号毎の配車計画を受信し(S700)、通関予定日の前日分の配車計画を受信する締切り時間が到達すると(S702にてYES)、通関予定日の前日分の配車計画に基づいて、複数の集配基地から複数の保税倉庫への各ルート別にトラックが集計される(SS704)。この結果、図21に示す輸出貨物配送計画が作成される。図21に示すように、この時点では、発注番号毎に1台のトラックが割当てられている。
【0135】
集計された各ルート毎に、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすようにトラックが再配車され(S706)、図22に示すように輸出貨物配送計画が作成される。この時点で、輸出貨物の重量および容積、トラックの空き重量および空き容量に基づいて、複数の発注番号の輸出貨物が1台のトラックに混載された状態になる。
【0136】
通関業者が税関に対して発注番号毎に輸出許可申請を行なうと、所定の審査の後、税関はその申請に対する通関許可(輸出許可)を行なう。通関業者管理コンピュータ110は、税関管理コンピュータ118から通関許可(輸出許可)情報を受信すると、輸出入管理サーバ100へ通関許可情報を送信する。1トラックに積載予定の発注番号の輸出貨物のすべてについて通関許可を受信すると(S708にてYES)、そのトラックについての輸出貨物配送計画が確定される。このような処理が通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間が到達するまで行なわれる。通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間までに通関許可を受信しなかった輸出貨物については、その輸出貨物の発注番号の輸出貨物運送依頼情報が再度作成され(S716)、作成された輸出貨物運送依頼情報が運送業者通信部424を介して運送業者へ送信される(S718)。
【0137】
一方、通関許可を受信しなかった発注番号の輸出貨物を含むトラックであって、通関許可を受信した発注番号の輸出貨物を混載するトラックについては、通関許可を受信しなかった発注番号の輸出貨物を除く輸出貨物を積載するトラックとして輸出貨物配送計画が確定される(S714)。
【0138】
すなわち、通関予定日の当日の配車を実行する締切り時間が到達するまでに通関許可を受信することができなかった発注番号の輸出貨物については、再度運送業者の輸出貨物運送依頼情報が送信され、別のトラックが配車される。
【0139】
[運送計画確定処理動作]
税関からの輸入許可および輸出許可に基づいて、確定された輸入貨物配送計画および輸出貨物配送計画、国内輸入貨物配送計画および国内輸出貨物配送計画とが運送情報記憶部540から読出される(S800)。
【0140】
輸入許可情報に基づいて確定された輸入貨物配送計画と、輸出許可情報に基づいて確定された輸出貨物配送計画とに基づいて、保税倉庫〜集配基地における往路と復路のトラック便が組合される(S802)。この処理により、図22に示す発注番号SR−727およびST−455の輸出貨物をA集配基地からA保税倉庫へ運送するトラック識別番号SKS−007で特定されるトラックと、図11に示すA保税倉庫からA集配基地まで発注番号SY−005およびSK−002の輸入貨物を運送するトラック識別番号NSK002で特定されるトラックとが、同じトラックになる。すなわち、A保税倉庫からA集配基地へ輸入貨物を運送したNSK002で特定されるトラックが、A集配基地からA保税倉庫へSKS007で特定されるトラックとして輸出貨物を運送する。
【0141】
国内輸入貨物配送計画と国内輸出貨物配送計画とに基づいて、集配基地〜工場における往路と復路のトラック便が組合される(S804)。この処理により、図18に示す発注番号SD−273およびSG−927の輸出貨物を運送するSFD008で特定されるトラックと、図14に示す発注番号SS−678およびSH−877の輸入品を運送するNKF007で特定されるトラックとが、同じトラックになる。すなわち、A集配基地からA工場まで輸入貨物を運送したNSF007で特定されるトラックは、A工場からA集配基地までSFK008で特定されるトラックとして輸出貨物を運送する。
【0142】
このようにして、保税倉庫〜集配基地および集配基地〜工場における往路と復路のトラック便をそれぞれ組合せた確定運送計画情報を運送業者通信部424を介して運送業者管理コンピュータ106へ送信される(S806)。確定運送計画情報を受信した運送業者は、この受信した確定運送計画情報に基づいて、トラックの配車計画を確定する。
【0143】
上述の説明においては、保税倉庫と工場との間に集配基地を設けているが、これに限定されるものではなく集配基地が存在しないものであってもよい。すなわち、保税倉庫から直接工場へ輸入貨物を運送し、工場から直接保税倉庫へ輸出貨物を運送するものであっても構わない。
【0144】
以上のようにして、本実施の形態に係る輸出入管理サーバは、輸入貨物については、保税倉庫から集配基地および集配基地から工場へのトラックを仮決定することができる。この際、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすように、1台のトラックに輸入貨物が混載される。また、輸出貨物については、輸出依頼業者からの発注情報に基づいて、税関からの輸出許可情報を受信する前に工場から集配基地および集配基地から保税倉庫へ輸出貨物を運送するトラックを仮決定する。この際、トラックの最大積載重量および最大積載容量を満たすように、1台のトラックに輸出貨物が混載される。このようにして仮決定された配車計画に対して、輸入許可情報および/または輸出許可情報を受信すると、配車計画を確定するとともに、保税倉庫〜集配基地および集配基地〜工場のそれぞれの往路と復路におけるトラックを組合せた配車計画を確定する。その結果、輸入貨物および/または輸出貨物を国内において輸送するトラックをタイミングよくかつ効率よく配車する輸送システムを管理する輸出管理装置を提供できる。
【0145】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバを含む全体システム図である。
【図2】 輸入貨物および輸出貨物の国内物流を示す図である。
【図3】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバの制御ブロック図である。
【図4】 本実施の形態に係る輸入貨物に係る各種データの構造を示す図である。
【図5】 本実施の形態に係る輸出貨物に係る各種データの構造を示す図である。
【図6】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバを実現するコンピュータの外観図である。
【図7】 図6に示すコンピュータの制御ブロック図である。
【図8】 本実施の形態に係る通関処理(輸入)の制御の手順を示すフローチャートである。
【図9】 本実施の形態に係る輸入貨物運送処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する輸入貨物配送計画表(保税倉庫→集配基地:集約前)を示す図である。
【図11】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する輸入貨物配送計画表(保税倉庫→集配基地:集約後)を示す図である。
【図12】 本実施の形態に係る輸入貨物運送処理(国内)の制御の手順を示すフローチャートである。
【図13】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する国内輸入貨物配送計画表(集配基地→納入場所:集約前)を示す図である。
【図14】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する国内輸入貨物配送計画表(集配基地→納入場所:集約後)を示す図である。
【図15】 本実施の形態に係る搭載船予約処理(輸出)の制御の手順を示すフローチャートである。
【図16】 本実施の形態に係る輸出貨物運送処理(国内)の制御の手順を示すフローチャートである。
【図17】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する国内輸出貨物配送計画表(出荷場所→集配基地:集約前)を示す図である。
【図18】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する国内輸出貨物配送計画表(出荷場所→集配基地:集約後)を示す図である。
【図19】 本実施の形態に係る通関処理(輸出)の制御の手順を示すフローチャートである。
【図20】 本実施の形態に係る輸出貨物運送処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図21】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する輸出貨物配送計画表(集配基地→保税倉庫:集約前)を示す図である。
【図22】 本実施の形態に係る輸出入管理サーバが作成する輸出貨物配送計画表(集配基地→保税倉庫:集約後)を示す図である。
【図23】 本実施の形態に係る運送計画確定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 輸出入管理サーバ、102 輸出依頼業者コンピュータ、104 輸入依頼業者コンピュータ、106 運送業者コンピュータ、108 海外取引業者コンピュータ、110 通関業者コンピュータ、112 船会社管理コンピュータ、114 輸出入代理店管理コンピュータ、116 保税倉庫管理コンピュータ、118 税関管理コンピュータ、300 ネットワーク接続部、400 制御部、500 記憶部、600 コンピュータ、602 モニタ、604 コンピュータ本体、606 CD−ROM駆動装置、608 FD駆動装置、610 キーボード、612 マウス、620 CPU

Claims (20)

  1. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理装置であって、
    前記複数のトラック毎に、前記トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、
    関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを記憶するための輸入品記憶手段と、
    前記記憶手段と前記輸入品記憶手段とに接続され、前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、
    前記輸入申請毎に、輸入許可情報を受信するための受信手段と、
    前記仮決定手段と前記受信手段とに接続され、輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定するための確定手段とを含
    輸入品用トラックに複数の輸入申請に対応する輸入品を混載する場合には、輸入許可情報を受信しなかった輸入申請に対応する輸入品を除いて、輸入許可情報を受信した輸入申請に対応する輸入品を積載するトラックとして前記確定手段で確定し、輸入許可情報を受信しなかった輸入申請に対応する輸入品については前記仮決定手段で輸入品用トラックを再度仮決定することができる輸送管理装置。
  2. 輸出品の出荷場所と税関との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理装置であって、
    前記複数のトラック毎に、前記トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、
    関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを記憶するための輸出品記憶手段と、
    前記記憶手段と前記輸出品記憶手段とに接続され、前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、
    前記輸出申請毎に、輸出許可情報を受信するための受信手段と、
    前記仮決定手段と前記受信手段とに接続され、輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定するための確定手段とを含
    輸出品用トラックに複数の輸出申請に対応する輸出品を混載する場合には、輸出許可情報を受信しなかった輸出申請に対応する輸出品を除いて、輸出許可情報を受信した輸出申請に対応する輸出品を積載するトラックとして前記確定手段で確定し、輸出許可情報を受信しなかった輸出申請に対応する輸出品については前記仮決定手段で輸出品用トラックを再度仮決定することができる輸送管理装置。
  3. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理装置であって、前記納入場所と前記出荷場所とは同じ場所であり、
    前記輸送管理装置は、
    前記複数のトラック毎に、前記トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを記憶するための輸入品記憶手段と、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを記憶するための輸出品記憶手段と、
    前記記憶手段と前記輸入品記憶手段とに接続され、前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、
    前記輸入申請毎に、輸入許可情報を受信するための受信手段と、
    前記仮決定手段と前記受信手段とに接続され、輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定するための確定手段と、
    前記確定手段と前記輸出品記憶手段とに接続され、前記確定手段により確定された、前記納入場所まで前記輸入品を輸送した前記輸入品用トラックにより前記輸出品を輸送させるトラックの配送計画を作成するための作成手段とを含む、輸送管理装置。
  4. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理装置であって、前記納入場所と前記出荷場所とは同じ場所であり、
    前記輸送管理装置は、
    前記複数のトラック毎に、前記トラックの積載重量および積載容量を記憶するための記憶手段と、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを記憶するための輸入品記憶手段と、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを記憶するための輸出品記憶手段と、
    前記記憶手段と前記輸入品記憶手段とに接続され、前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記納入場所まで前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための第1の仮決定手段と、
    前記記憶手段と前記輸出品記憶手段とに接続され、前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記出荷場所から前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための第2の仮決定手段と、
    前記輸入申請毎の輸入許可情報および前記輸出申請毎の輸出許可情報を受信するための受信手段と、
    前記第1の仮決定手段と前記受信手段とに接続され、輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定するための第1の確定手段と、
    前記第2の仮決定手段と前記受信手段とに接続され、輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定するための第2の確定手段と、
    前記第1の確定手段と前記第2の確定手段とに接続され、前記確定手段により確定された、前記納入場所まで前記輸入品を輸送した前記輸入品用トラックにより前記輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した前記輸出品用トラックにより前記輸入品を前記納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成するための作成手段とを含む、輸送管理装置。
  5. 前記仮決定手段は、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックとして、前記複数のトラックの中の1台を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段に接続され、前記抽出手段により複数の前記輸入申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および積載容量と前記輸入品の輸入通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを仮決めする仮決め手段とを含み、
    前記確定手段は、仮決めされていた輸入品用トラックに積載される輸入品に対応する全ての輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決めされていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定するための手段を含む、請求項1または3に記載の輸送管理装置。
  6. 前記仮決定手段は、
    前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックとして、前記複数のトラックの中の1台を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段に接続され、前記抽出手段により複数の前記輸出申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および積載容量と前記輸出品の輸出通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを仮決めする仮決め手段とを含み、
    前記確定手段は、仮決めされていた輸出品用トラックに積載される輸出品に対応する全ての輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決めされていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定するための手段を含む、請求項2に記載の輸送管理装置。
  7. 前記第1の仮決定手段は、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックとして、前記複数のトラックの中の1台を抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段に接続され、前記第1の抽出手段により複数の前記輸入申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および積載容量と前記輸入品の輸入通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを仮決めする第1の仮決め手段とを含み、
    前記第2の仮決定手段は、
    前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックとして、前記複数のトラックの中の1台を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段に接続され、前記第2の抽出手段により複数の前記輸出申請に対して抽出された複数のトラックの空き積載重量および積載容量と前記輸出品の輸出通関予定日とに基づいて、抽出されたトラックの中の複数のトラックを1台のトラックにまとめて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを仮決めする第2の仮決め手段とを含み、
    前記第1の確定手段は、仮決めされていた輸入品用トラックに積載される輸入品に対応する全ての輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決めされていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定するための手段を含み、
    前記第2の確定手段は、仮決めされていた輸出品用トラックに積載される輸出品に対応する全ての輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決めされていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定するための手段を含む、請求項に記載の輸送管理装置。
  8. 前記輸送管理装置は、前記輸入品を輸入する船舶および航空機のいずれか一方の輸送状況を受信するための状況受信手段をさらに含み、
    前記輸送状況は、前記輸入通関予定日を含む、請求項1、3、4、5または7のいずれかに記載の輸送管理装置。
  9. 前記輸送管理装置は、
    前記輸入品の税関への搬入日時を受信するための日時受信手段と、
    前記日時受信手段に接続され、受信した前記搬入日時に基づいて前記輸入通関予定日を算出するための算出手段とをさらに含む、請求項1、3、4、5または7のいずれかに記載の輸送管理装置。
  10. 前記輸送管理装置は、
    前記輸出品を輸出する船舶および航空機のいずれか一方への搬入日時を決定するための決定手段と、
    前記決定手段に接続され、前記搬入日時に基づいて、輸出通関予定日を算出するための算出手段とをさらに含む、請求項2、4、6または7のいずれかに記載の輸送管理装置。
  11. 前記輸送管理装置は、前記確定手段に接続され、前記確定手段により確定されたトラックによる輸送依頼を、トラック運送会社へ送信するための送信手段をさらに含む、請求項1、2、3、5または6に記載の輸送管理装置。
  12. 前記輸送管理装置は、前記作成手段に接続され、前記作成手段により作成された前記配車計画を、トラック運送会社へ送信するための送信手段をさらに含む、請求項4または7に記載の輸送管理装置。
  13. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法であって、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを含むデータを準備する輸入品データ準備ステップと、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記トラックの積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する仮決定ステップと、
    前記輸入申請毎に、輸入許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定する確定ステップとを含み、
    輸入品用トラックに複数の輸入申請に対応する輸入品を混載する場合には、輸入許可情報を受信しなかった輸入申請に対応する輸入品を除いて、輸入許可情報を受信した輸入申請に対応する輸入品を積載するトラックとして前記確定ステップで確定し、輸入許可情報を受信しなかった輸入申請に対応する輸入品については前記仮決定ステップで輸入品用トラックを再度仮決定することができる輸送管理方法。
  14. 輸出品の出荷場所と税関との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法であって、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを含むデータを準備する輸出品データ準備ステップと、
    前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記トラックの積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する仮決定ステップと、
    前記輸出申請毎に、輸出許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定する確定ステップとを含み、
    輸出品用トラックに複数の輸出申請に対応する輸出品を混載する場合には、輸出許可情報を受信しなかった輸出申請に対応する輸出品を除いて、輸出許可情報を受信した輸出申請に対応する輸出品を積載するトラックとして前記確定ステップで確定し、輸出許可情報を受信しなかった輸出申請に対応する輸出品については前記仮決定ステップで輸出品用トラックを再度仮決定することができる輸送管理方法。
  15. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法であって、前記納入場所と前記出荷場所とは同じ場所であり、
    前記輸送管理方法は、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを含むデータを準備する輸入品データ準備ステップと、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを含むデータを準備する輸出品データ準備ステップと、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記トラックの積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、
    前記輸入申請毎に、輸入許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応す る輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定する確定ステップと、
    前記確定ステップで確定された、前記納入場所まで前記輸入品を輸送した前記輸入品用トラックにより前記輸出品を輸送させるトラックの配送計画を、前記輸出品データを用いて作成する作成ステップとを含む、輸送管理方法。
  16. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法であって、前記納入場所と前記出荷場所とは同じ場所であり、
    前記輸送管理方法は、
    前記複数のトラック毎に、前記トラックの積載重量および積載容量を準備するトラックデータ準備ステップと、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを準備する輸入品データ準備ステップと、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを準備する輸出品データ準備ステップと、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記納入場所まで前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する第1の仮決定ステップと、
    前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記出荷場所から前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する第2の仮決定ステップと、
    前記輸入申請毎の輸入許可情報および前記輸出申請毎の輸出許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定する第1の確定ステップと、
    前記受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定する第2の確定ステップと、
    前記確定ステップにて確定された、前記納入場所まで前記輸入品を輸送した前記輸入品用トラックにより前記輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した前記輸出品用トラックにより前記輸入品を前記納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する作成ステップとを含む、輸送管理方法。
  17. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを含むデータを準備する輸入品データ準備ステップと、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記トラックの積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する仮決定ステップと、
    前記輸入申請毎に、輸入許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定する確定ステップとを含み、
    輸入品用トラックに複数の輸入申請に対応する輸入品を混載する場合には、輸入許可情報を受信しなかった輸入申請に対応する輸入品を除いて、輸入許可情報を受信した輸入申請に対応する輸入品を積載するトラックとして前記確定ステップで確定し、輸入許可情報を受信しなかった輸入申請に対応する輸入品については前記仮決定ステップで輸入品用トラックを再度仮決定することができる輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械 読取可能な記録媒体。
  18. 輸出品の出荷場所と税関との間の輸送を複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを含むデータを準備する輸出品データ準備ステップと、
    前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記トラックの積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する仮決定ステップと、
    前記輸出申請毎に、輸出許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定する確定ステップとを含み、
    輸出品用トラックに複数の輸出申請に対応する輸出品を混載する場合には、輸出許可情報を受信しなかった輸出申請に対応する輸出品を除いて、輸出許可情報を受信した輸出申請に対応する輸出品を積載するトラックとして前記確定ステップで確定し、輸出許可情報を受信しなかった輸出申請に対応する輸出品については前記仮決定ステップで輸出品用トラックを再度仮決定することができる輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
  19. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なう輸送システムを管理する輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、前記納入場所と前記出荷場所とは同じ場所であり、
    前記輸送管理方法は、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを含むデータを準備する輸入品データ準備ステップと、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを含むデータを準備する輸出品データ準備ステップと、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記トラックの積載重量および積載容量とに基づいて、前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定するための仮決定手段と、
    前記輸入申請毎に、輸入許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定する確定ステップと、
    前記確定ステップで確定された、前記納入場所まで前記輸入品を輸送した前記輸入品用トラックにより前記輸出品を輸送させるトラックの配送計画を、前記輸出品データを用いて作成する作成ステップとを含む、輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
  20. 税関と輸入品の納入場所との間の輸送と、輸出品の出荷場所と税関との間の輸送とを複数のトラックにより行なうシステムを管理する輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、前記納入場所と前記出荷場所とは同じ場所であり、
    前記輸送管理方法は、
    前記複数のトラック毎に、前記トラックの積載重量および積載容量を準備するトラックデータ準備ステップと、
    税関への輸入申請毎に、前記輸入品の輸入通関予定日と、前記輸入品の納入場所と、前記輸入品の重量および容量とを準備する輸入品データ準備ステップと、
    税関への輸出申請毎に、前記輸出品の輸出通関予定日と、前記輸出品の出荷場所と、前記輸出品の重量および容量とを準備する輸出品データ準備ステップと、
    前記輸入申請毎に、前記輸入品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記納入場所まで前記輸入品を輸送する輸入品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する第1の仮決定ステップと、
    前記輸出申請毎に、前記輸出品の重量および容量と、前記積載重量および積載容量とに基づいて、前記出荷場所から前記輸出品を輸送する輸出品用トラックを、前記複数のトラックの中から仮決定する第2の仮決定ステップと、
    前記輸入申請毎の輸入許可情報および前記輸出申請毎の輸出許可情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて輸入許可情報を受信すると、受信した前記輸入許可情報に対応する輸入品を輸送するものとして仮決定されていた輸入品用トラックを、前記輸入品を輸送するトラックとして確定する第1の確定ステップと、
    前記受信ステップにて輸出許可情報を受信すると、受信した前記輸出許可情報に対応する輸出品を輸送するものとして仮決定されていた輸出品用トラックを、前記輸出品を輸送するトラックとして確定する第2の確定ステップと、
    前記確定ステップにて確定された、前記納入場所まで前記輸入品を輸送した前記輸入品用トラックにより前記輸出品を輸送させ、輸出品を輸送した前記輸出品用トラックにより前記輸入品を前記納入場所まで輸送させるトラックの配送計画を作成する作成ステップとを含む、輸送管理方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
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