JP3662439B2 - 半導体試験用データ処理装置及び方法並びに半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験用データ処理装置及び方法並びに半導体試験装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、半導体装置の試験に係り、特に半導体装置の試験時に使用するテストデータを作成する半導体試験用データ処理装置及び方法に関する。
【従来の技術】
【0003】
近年、集積回路,大規模集積回路(以下、LSIと言う)の小型化,高集積化に伴いLSI等の動作検証を行なう半導体装置のテストが重要になってきている。半導体装置のテストは、半導体設計時にソフトウエアで仮想的に機能動作を行なった結果を所定の時間単位で採取した情報であるシミュレーションデータを利用して行われ、時間軸に対応するシミュレーションデータをサイクル(周期)軸に対応するテストデータに加工して、そのテストデータを利用してテスタで行なうのが一般的である。そのシミュレーションデータをテストデータに加工する方法には、シミュレーションデータを特定の時間でサンプリングすることにより一定周期毎のテストデータに加工する方法がある。
【0004】
ここで、図16,図17を利用して従来のシミュレーションデータをテストデータに加工する手順を説明する。図16はシミュレーションデータをテストデータに加工する手順を示す一例のフローチャートであり、図17はシミュレーションデータのイベント情報及びテストデータのサイクル情報の一例の説明図を示す。ここで、シミュレーションデータのイベント情報とはシミュレーションデータのタイミング情報であり、テストデータのサイクル情報とはシミュレーションデータを特定時間でサンプリングして求めた一定サイクル毎のイベント情報である。
【0005】
ここで、図17(A)に示すような入力端子101,102及び出力端子103を有するLSI100の動作検証を行なう手順を図16のフローチャートに従って説明する。ステップS100では、LSI100の機能を仮想的にソフトウエアで機能動作させた時にそのLSI入出力端子101〜103に現れる図17(B)に示すシミュレーションデータのタイミング図から信号のイベント(変化)の情報を採取する。
【0006】
図17(B)は、LSI100のシミュレーションデータのタイミング図を示し、入力端子101,102に図17(B)に示す入力端子101,102の信号を入力すると、出力端子103に図17(B)に示す出力端子103の信号が出力されることを示している。
【0007】
ステップS100に続いてステップS110に進み、図17(B)のシミュレーションデータのイベント情報を特定時間でサンプリングしてテストデータを求めるために必要な図17(D)に示すテストタイミング情報を作成する。図17(D)のテストタイミング情報は、テストタイミング情報が複数ある場合に各テストタイミング情報を識別するためのタイミングナンバ(以下、TNOという)と、シミュレーションデータのイベント情報をサンプリングするサンプリング時間を示すサイクル(CYCLE)情報と、入力端子101,102及び出力端子103のサンプリング時間毎の信号の変化の様子を表すイベント識別とを含んでいる。ここで、イベント識別とはサンプリング時間毎の信号の変化の様子を識別するための情報であり、例えばNRZ(Non Return to Zero)波形やRZ(Return to Zero)波形であることを示す。
【0008】
ステップS110に続いてステップS120に進み、ステップS110で作成された図17(D)のテストタイミング情報に従って、図17(B)のシミュレーションデータをサンプリングしてステップS130に進む。ステップS130では、ステップS120でサンプリングされたシミュレーションデータから図17(C)に示すテストデータが作成される。ここで、テストデータはサンプリング時間毎の入力端子101,102の入力信号及び出力端子103の出力信号と、サンプリングに使用したテストタイミング情報のTNOを含んでいる。
【0009】
以上のように、シミュレーションデータからテストデータが作成されているのであるが、図17の例は図17(B)のシミュレーションデータのタイミング図に示すように、イベントのタイミングが5ns(ナノセカンド)1種類であるため、図17(D)に示すテストタイミング情報は1種類である。
【0010】
以上のようにして作成したテストデータを利用してテスタ等によりLSIテストを行なっていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、シミュレーションデータを特定の時間でサンプリングしてテストデータに加工する方法は、取り扱うシミュレーションデータのイベント情報に対応したテストタイミング情報をタイミングテンプレートとしてあらかじめ複数個作成しておかなけらばならない。しかも、そのテストタイミング情報が正確に作成されていないと適切な位置でサンプリングが行われず、作成されたテストデータにイベント情報の見落としやイベント時間のずれ等が発生し、テストデータから元のシミュレーションデータへの加工ができないという問題があった。
【0012】
また、シミュレーションデータをテストタイミング情報に従ってサンプリングしてテストデータに加工する方法により作成したテストデータは、シミュレーションデータとテスタとの間の測定精度の整合について考慮されていないため測定精度の整合が不十分となるという問題と、シミュレーションデータに含まれているテスタの測定精度を超える精度の不確定イベントの検証について考慮されていないためテスタの測定精度を超える精度の不確定イベントの検証ができないという問題とがあった。
【0013】
さらに、半導体装置のテストのサイクル時間が短い場合、入力/出力状態を切り換えるのに必要なI/Oデットバンド時間が確保されず、正確なテストが行なえないという問題があった。
【0014】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、半導体装置のテスト時に正確なテストデータの生成及びシミュレーションデータとテストデータとの相互間の変換が容易に可能であり、そのテストデータを半導体試験装置で使用するときに、シミュレーションデータ精度と半導体装置用テスタ精度との検証,不確定イベント及びI/Oデットバンドの検証を行なうことが可能となる半導体試験用データ処理装置及び方法並びに半導体試験装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
そこで、上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明は、半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理装置において、前記半導体装置の機能をソフトウエアで仮想的に動作させたときに前記半導体装置内部で発生した状態の変化を時間軸で記録したシミュレーションデータとして入力するイベント情報記憶部と、前記取り込んだシミュレーションデータから前記状態が変化した時刻と変化の状態とを生成するタイミング情報記憶部と、前記生成された時刻と変化の状態から前記テストデータを生成するテストデータ記憶部とを有することを特徴とする。
【0016】
このように、シミュレーションデータを入力して、前記シミュレーションデータから前記状態が変化した時刻と変化の状態とを生成するタイミング情報記憶部と、前記生成された時刻と変化の状態から前記テストデータを生成するテストデータ記憶部とを有することにより、予めサンプリング情報を作成することなくシミュレーションデータから必要な情報を取り出し、処理を行なってテストデータに加工することが可能となり、工程短縮が可能となる。
【0017】
また、請求項2記載の発明は、半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理方法において、前記半導体装置の機能をソフトウエアで仮想的に動作させたときに前記半導体装置内部で発生した状態の変化を時間軸で記録したシミュレーションデータとして入力する工程と、前記取り込んだシミュレーションデータから前記状態が変化した時刻と変化の状態とを生成する工程と、前記生成された時刻と変化の状態から前記テストデータを生成する工程とを有することを特徴とする。
【0018】
このように、時間軸で記録したシミュレーションデータから前記時刻と変化の状態とを生成するので、前記シミュレーションデータにより前記半導体装置内部で発生した状態の変化を正確に検出することが可能となり、よって、正確なテストデータの生成が可能となる。
【0019】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記シミュレーションデータから加工された前記テストデータは、元のシミュレーションデータに戻すのに十分なタイミング情報を有するデータであることを特徴とする。
【0020】
このように、時間軸に対応したシミュレーションデータをイベント軸に対応したテストデータに変換するときに、前記シミュレーションデータにより前記半導体装置内部で発生した状態の変化を正確に検出でき、正確なテストデータの生成が可能なので、前記テストデータから元のシミュレーションデータに戻す処理も可能となる。
【0021】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記シミュレーションデータの測定精度と前記半導体装置用テスタの測定精度との差により発生する測定誤差を補正した前記テストデータを作成する手段を有することを特徴とする。
【0022】
このように、シミュレーションデータの測定精度と前記半導体装置用テスタの測定精度との差により発生する測定誤差を補正したテストデータを作成する手段を有することにより、半導体試験の精度を上げることが可能となる。
【0023】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記タイミング情報記憶部は、前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻を、既に前記タイミング情報記憶部に記憶されている以前の前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻と比較し、前記既にタイミング情報記憶部分に記憶されている以前のシミュレーションデータの変化の状態及び時刻と異なっているときに前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻を前記タイミング情報記憶部に保存することを特徴とする。
【0024】
このように、タイミング情報記憶部に記憶されている以前のシミュレーションの変化の状態及び時刻と、新しく書き込むシミュレーションの変化の状態及び時刻とを比較して、新しく書き込むシミュレーションデータの変化の状態及び時刻と重複したシミュレーションデータの変化の状態及び時刻がタイミング情報記憶部に記憶されていない場合にのみタイミング情報記憶部に新しく書き込むシミュレーションデータの変化の状態及び時刻を書き込むこと、及び、タイミング情報記憶部に記憶するシミュレーションデータの変化の状態及び時刻を識別できるようにすることで、重複するデータを格納する必要がなくなり記憶容量の節約となる。
【0025】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記半導体装置用テスタの測定精度より高精度な前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻を、前記半導体装置用テスタの測定精度の倍数に補正することを特徴とする。
【0026】
このように、半導体装置用テスタの測定精度より高精度なシミュレーションデータの変化の状態及び時刻を、半導体装置用テスタの測定精度の倍数に補正することにより、半導体試験の精度が向上し、故障検出率を上げることが可能となる。
【0027】
また、請求項記載の発明は、請求項1,3乃至6何れか一項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことを特徴とする。
【0028】
このように、半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことにより、シミュレーションデータからテストデータを生成する機能を有する半導体試験装置を提供することが可能となる。
【0029】
また、請求項記載の発明は、半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理方法において、前記半導体装置の動作をシュミレートする時間軸に対応したシミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時する工程と、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定する工程と、前記判定に基づいて前記シミュレーションデータを変換する工程とを有することを特徴とする。
【0030】
このように、シミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時し、その切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定することにより、I/Oデットバンドを考慮したテストデータの作成が可能となる。
【0031】
また、請求項記載の発明は、半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理装置において、前記半導体装置の動作をシュミレートする時間軸に対応したシミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時する計時部と、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定する判定部と、前記判定部の判定に基づいて前記シミュレーションデータを変換する変換部とを有することを特徴とする。
【0032】
このように、シミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時する計時部と、その切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定する判定部と、判定部による判定に基づいてシミュレーションデータを変換する変換部とを有することにより、I/Oデットバンドを考慮したテストデータの作成が可能となる。
【0033】
また、請求項10記載の発明は、請求項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記計時部は、前記シミュレーションデータの入力状態に含まれる最後の状態が変化した時刻と出力状態に含まれる最初の状態が変化した時刻との間隔を前記入力状態と出力状態との切り替わり時間として計時することを特徴とする。
【0034】
このように、シミュレーションデータの入力状態に含まれる最後の状態が変化した時刻と出力状態に含まれる最初の状態が変化した時刻との間隔を計時することにより入力状態と出力状態との切り替わり時間を得ることが可能となる。
【0035】
また、請求項11記載の発明は、請求項10記載の半導体試験用データ処理装置において、前記変換部は前記判定部の判定が検出可能範囲内でない場合、前記シミュレーションデータの出力状態を無効とすることを特徴とする。
【0036】
このように、入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内でない場合その出力状態を無効とすることにより、正確な半導体試験が可能となる。
【0037】
また、請求項12記載の発明は、請求項10記載の半導体試験用データ処理装置において、前記変換部は前記判定部の判定が検出可能範囲内でない場合、前記シミュレーションデータの出力状態に含まれる最初の状態が変化する時刻を変更して、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることを特徴とする。
【0038】
このように、入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内でない場合その出力状態に含まれる最初の状態が変化する時刻を変更することにより、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることが可能となる。
【0039】
また、請求項13記載の発明は、請求項10記載の半導体試験用データ処理装置において、前記変換部は前記判定部の判定が検出可能範囲内でない場合、前記シミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に前記入力状態及び出力状態の間隔と同一な間隔を有する擬似区間を挿入して、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることを特徴とする。
【0040】
このように、入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内でない場合、そのシミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に擬似区間を挿入することにより、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることが可能となる。
【0041】
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載の半導体試験用データ処理装置において、前記シミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に挿入される前記擬似区間の数は、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間と前記半導体装置用テスタの検出可能範囲との関係に基づいて決定されることを特徴とする。
【0042】
このように、シミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に挿入される前記擬似区間の数を前記入力状態と出力状態との切り替わり時間と前記半導体装置用テスタの検出可能範囲との関係に基づいて決定することにより、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることが可能となる。
【0043】
また、請求項15記載の発明は、請求項9乃至14何れか一項記載の半導体試験用データ処理装置において、前記半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことを特徴とする。
【0044】
このように、半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことにより、シミュレーションデータからI/Oデットバンドを考慮したテストデータを生成する機能を有する半導体試験装置を提供することが可能となる。
【発明の実施の形態】
【0045】
以下に、本発明の半導体試験用データ処理装置及び方法並びに半導体試験装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の半導体試験装置の第1実施例の構成図を示し、図2は本発明のシミュレーションデータからテストデータに加工する手順を表す一実施例のフローチャートを示し、図3はシミュレーションデータのイベント情報を示す一例のタイミング図を示し、図4は本発明のシミュレーションデータをテストデータに加工する手順を表す一例の説明図を示す。
【0046】
まず、図1を参照して、本発明の半導体試験装置の第1実施例の構成について説明する。本発明の半導体試験装置は、半導体試験用データ処理装置11とテスタ19とにより構成される。半導体試験用データ処理装置11は、記憶装置12と、中央処理装置(以下、CPUという)13と、イベント情報バッファ14と、タイミング情報バッファ15と、サイクルカウンタ16と、テストバッファ17とを有し、ワークステーションやパソコンで実現される。
【0047】
LSI18は、動作検証である半導体装置のテストを行なう半導体である。このLSI18のテストを行なうために必要なシミュレーションデータは、予めソフトウエアで仮想的に機能動作させた結果として用意されていることとする。実際に、LSI18に電気信号を与えて半導体装置のテストを行なうためには、前記のシミュレーションデータを半導体装置用のテスタ19に入力する形式のテストデータに加工する必要があり、本願発明の半導体試験用データ処理装置11で行われる。ここで、シミュレーションデータは時間軸に対応するデータであり、テストデータは特定のサイクル軸に対応するデータである。
【0048】
ここから、図2のフローチャートに沿って説明していき、適宜図1,図3,図4を利用して説明をする。ステップS10では、シミュレーションデータのイベント情報をサイクル時間毎のテストデータに連続的に処理するときに、図3(F)に示すそのイベント時間を判定するのに使用するサイクルカウンタ16を初期化してステップS11に進む。
【0049】
ここで、シミュレーションデータのイベント情報とは、図3(B),(C),(D)に示すシミュレーションデータのタイミング情報であり、例えば、LSI18の入力端子20,21に図3(B),図3(C)に示すシミュレーションデータを入力した場合、LSI18の出力端子22から図3(D)に示すシミュレーションデータが出力されることを示している。また、サイクル時間毎のテストデータとは、シミュレーションデータを図3(A)の区間20〜25に示すようなサイクル時間を一単位とした場合のサイクル時間毎のテストデータである。
【0050】
ステップS11では、シミュレーションデータのイベント情報が格納されている記憶装置12又は入力端子10を介して外部(例えば、図示を省略するホストコンピュータ)より図3(B),(C),(D)に示すシミュレーションデータのイベント情報がサイクル時間毎にイベント情報バッファ14に供給される。この時、その供給されたサイクル時間内のイベント情報の先頭データ値を図1のテストデータバッファ17に供給して、図4(B)に示すテストパターン情報をサイクル時間毎に作成していく。
【0051】
ステップS11に続いてステップS12に進み、イベント情報バッファ14に供給されたサイクル時間毎のイベント情報が、データ変化のタイミングを表すイベント時間とデータ変化の状態(1/0,High/Low等)を表すイベント識別とに分離される。例えば、図3(A)の区間20のイベント情報は、図4(A)に示すように図3(B)の入力端子20でイベント時間が1ns(ナノセカンド)でイベントが0から1に変化しているのでイベント識別が1であり、図3(C)の入力端子21でイベント時間が1nsでイベント識別が1である。
【0052】
ステップS12に続いてステップS13に進み、ステップS12で分離したイベント識別の個数(サイクル時間毎のデータ変化の個数)を調べ、波形の特徴を表すエッジ識別に変換する。ここで、エッジ識別とはサイクル時間毎の波形の特徴をNRZ(Non Return to Zero)波形,RZ(Return to Zero)波形,2つのRZ波形を有する2RZ波形,NRZ波形及びRZ波形を有するFREE波形に分類して表したものである。
【0053】
ステップS13に続いてステップS14に進み、ステップS12で分類したイベント時間からサイクルカウンタ16により供給されるサイクルカウント時間を減算して、イベント時間をサイクル時間毎の相対的な時間であるエッジタイミング時間に変換する。例えば、図3(B)に示す入力端子20の区間21での1から0に変化するイベントのイベント時間は6nsであるが、この時のサイクルカウンタ16により供給されるサイクルカウント時間5nsにより減算することでエッジタイミング時間が1nsとなる。
【0054】
ステップS14に続いてステップS15に進み、ステップS13,14で検出されたエッジ識別とエッジタイミングとで、図4(C)に示すサイクル時間毎のエッジ識別とエッジタイミングからなるタイミング情報が求められる。求められたタイミング情報は、区間20のタイミング情報の場合そのままタイミング情報バッファ15に格納されることとなるが、区間21以降のタイミング情報の場合既にタイミング情報バッファ15に格納されている以前のタイミング情報と今回新しく求められたタイミング情報とを比較して、今回新しく求められたタイミング情報と同じタイミング情報が既にタイミング情報バッファ15に格納されているときはステップS17に進み、格納されていないときはステップS16に進む。
【0055】
ステップS16では、今回新しく求められたタイミング情報をタイミング情報バッファ15に追加格納し、ステップS17に進む。ステップS17では、サイクルカウント時間にサイクル時間を加算してステップS11に進む。例えば、図3のシミュレーションデータのイベント情報ではサイクル時間5nsを加算している。シミュレーションデータは以上のようなフローチャートに従ってテストデータに加工される。
【0056】
供給されるシミュレーションデータが終了した後で、タイミング情報バッファ15に格納していたタイミング情報をテストデータバッファ17に供給して図4(B)に示すテストパターン情報及び,図4(C)に示すタイミング情報から構成されるテストデータを作成する。テストデータは、供給されるシミュレーションデータが終了した後で、すぐにテスタ19に供給してLSI18の動作検証を行なっても良いし、記憶装置12に供給して保存しても良い。
【0057】
ここで、図4(A)〜(C)について説明すると、図4(A)は図3(B)〜(D)に示すシミュレーションデータから図3(A)に示す区間20のイベント情報からイベント識別とイベント時間を分離したものであり、図2に示すフローチャートのステップS12に対応している。次に、図4(B)は供給されたイベント情報のサイクル時間内の最初のデータ値及びTNOで構成されており、図2に示すフローチャートのステップS11及びステップS16に対応している。
【0058】
次に、図4(C)はエッジ識別及びエッジタイミング時間から構成されるタイミング情報を示しており、図2に示すフローチャートのステップS15に対応している。
【0059】
このように、本発明の半導体試験用データ処理装置は、シミュレーションデータをテストデータに加工する図2に示すような連続したフローチャートを有しているため、従来のサンプリングによるシミュレーションデータの加工方法のように予めシミュレーションデータをサンプリングするために必要なサンプリングする位置情報を含むタイミング情報を作成しておく必要がなく、テストデータ作成のための工程を短縮できる。
【0060】
また、イベント情報からイベント時間とイベント識別を分離してイベントの位置に対応したタイミング情報を作成するために、イベントの見落し及び実際のイベント時間と作成されたイベント時間とのずれを防ぐことができる。したがって、作成されたテストデータがイベントの位置に正確に対応しているために、作成されたテストデータから元のシミュレーションデータへの加工が可能となる。
【0061】
次に、本願発明のシミュレーション精度と半導体装置用テスタ精度との検証及び不確定イベントの検証を行なう実施例について説明する。図5は本発明のテストデータの検証手順を表す一実施例のフローチャートを示し、図6は本発明の不確定イベント検証の一例の説明図を示し、図7は本発明のシミュレーション精度とテスタ精度との検証の一例の説明図を示す。ここから、図5のフローチャートに沿って説明していき、適宜図6,図7を利用して説明をする。なお、本発明のシミュレーション精度と半導体装置用テスタ精度との検証及び不確定イベントの検証を行なう半導体試験用データ処理装置の構成は図1の通りである。
【0062】
ステップS20〜ステップS24は、図2のステップS10〜ステップS14の処理と同様なので説明を省略する。ステップS25では、半導体装置のテストを行なうテスタ19の測定精度で検証できないイベントを、不確定イベントとして検証する。ここで、不確定イベントについて図6を使用して説明する。
【0063】
図6(A),(B)に示すイベント番号1,2のイベントは、図6(C)に示すようにイベント時間が10ns,11nsであり、イベント番号1,2のイベントの間隔が1nsとなる。例えば、テスタ19の測定精度が4nsである場合、イベント番号1,2のイベントはテスタ19の測定精度より高精度なのでテスタ19により測定することができない。
【0064】
このような、テスタの測定精度より高精度でテスタにより測定できないイベントを不確定イベントとする。不確定イベントは、ノイズ等の雑音のイベントである可能性があり、再シミュレーションを行う必要性を認識することができる。不確定イベントは、イベント情報バッファ15に格納されているイベント識別及びイベント時間から検証する事ができ、不確定イベントがあると検証されるとステップS27に進み、不確定イベントがないと検証されるとステップS26に進む。
【0065】
ステップS25に続いてステップS26に進み、イベント情報バッファ14に格納されているイベント識別,イベント時間からシミュレーション精度とテスタ精度との検証を行なう。ここで、図7を利用してシミュレーション精度とテスタ精度との検証について説明する。
【0066】
図7(A),(B)に示すイベント番号3,4のイベントは、図7(C)に示すようにイベント時間が51ns,80nsである。例えば、テスタ19の測定精度が4nsである場合、イベント番号4のイベントは4ns×20=80nsであり検証できるが、イベント番号3のイベントはイベント時間51nsの時点では検出できず、イベント時間4ns×13=52nsの時点で遅れてイベントを検出する。そこで、イベント番号3のイベントをテスタ精度4nsの倍数である4ns×12=48ns又は4ns×13=52nsに補正する。
【0067】
テスタ精度より高精度のイベントは、イベント情報バッファ15に格納されているイベント識別,イベント時間から検証する事ができる。例えば、図4(A)に示すイベント識別とイベント時間では、出力端子22のイベント時間が3及び4nsなので、イベントの精度は1nsである。
【0068】
ステップS26では、前記のようなテスタ精度より高精度のイベントがないと検証されるとステップS27に進み、テスタ精度より高精度のイベントがあると検証されるとそのイベントをテスタ精度の倍数に補正してステップS27に進む。ステップ27では、ステップS25で不確定イベントが検出された場合とステップS28でテスタ精度より高精度のイベントを検出してそのイベントをテスタ精度の倍数に補正した場合とに再シミュレーションを行う必要性ありと判定し、その他の場合はサイクルカウンタ16にサイクル時間を加算するサイクルカウント処理を行いステップS21に進み処理を続ける。
【0069】
以上のように、不確定イベント又はノイズ,スパイクのイベント等を含むテストデータを検証できること及びシミュレーション精度とテスタ精度との検証を行なうことができることによりテストデータの精度が向上し、正確な動作検証を行なうことが可能となる。
【0070】
次に、本願発明のI/Oデットバンドの検証を行なう実施例について説明する。図8は本発明の半導体試験装置の第2実施例の構成図を示す。図9は本発明のI/Oデットバンドの検証手順を表す一実施例のフローチャートを示す。また、図10はシミュレーションデータのイベント情報を示す一例のタイミング図を示す。
【0071】
まず、図8を参照して、本発明の第2実施例の構成について説明する。なお、本発明の第2実施例は一部を除いて第1実施例の構成と同一であり、同一部分には同一符号を付し説明を省略する。図8の半導体試験用データ処理装置11は、記憶装置12と、CPU13と、タイミング情報バッファ15と、サイクルカウンタ16と、テストデータバッファ17と、イベント情報バッファ(1)25と、イベント情報バッファ(2)26と、イベント情報バッファ(3)27とを有する。なお、LSI18は動作検証である半導体装置のテストを行なう半導体であり、入出力端子23の入出力状態が例えば内部に存在する制御端子により制御することが可能となっている。
【0072】
ここから、図9のフローチャートに沿って説明していき、適宜図10を利用して説明する。ステップS30ではシミュレーションデータのイベント情報をサイクル時間毎のテストデータに連続的に処理するときに、そのイベント時間を判定するのに使用するサイクルカウンタ16を初期化してステップS31に進む。
【0073】
ここで、シミュレーションデータのイベント情報とは、図10(B)に示すシミュレーションデータのタイミング情報であり、例えば図8に示すLSI18の入出力端子23の入出力信号である。
【0074】
ステップS30に続いてステップS31に進み、シミュレーションデータのイベント情報が格納されている記憶装置12又は入力端子10を介して外部より図10(B)に示すシミュレーションデータのイベント情報がサイクル時間毎にイベント情報バッファ(1)25に供給される。
【0075】
ステップS31に続いてステップS32に進み、イベント情報バッファ(1)25に供給されたサイクル時間毎のイベント情報が、データ変化のタイミングを表すイベント時間とデータ変化の状態(1/0,High/Low,入出力状態等)を表すイベント識別とに分離される。
【0076】
ステップS32に続いてステップS33に進み、ステップS32で分離したイベント識別を調べて、ステップS34に進む。ステップS34では、入出力状態が1つ前の区間から変化している区間であるか否かを判定する。入出力状態が変化している区間であると判定すると(S34においてYES)、ステップS35に進む。なお、入出力状態が変化している区間ではないと判定すると(S34においてNO)、ステップS41に進み、イベント情報バッファ(1)25に格納されている区間のイベント時間及びイベント識別をイベント情報バッファ(2)26に格納した後ステップS44に進む。
【0077】
ステップS35では、入出力状態が1つ前の区間から変化している区間のイベント時間及びイベント識別をイベント情報バッファ(3)27に格納する。なお、後述するようにイベント情報バッファ(2)26は、1つ前の区間のイベント時間及びイベント識別が格納されている。
【0078】
例えば、図10のタイミング図の場合、区間30が入力状態,区間31が出力状態であるので区間31は1つ前の区間30から入出力状態が変化している区間である。したがって、区間31のイベント時間及びイベント識別がイベント情報バッファ(3)27に格納される。なお、イベント情報バッファ(2)26は、区間30のイベント時間及びイベント識別が格納されている。
【0079】
ステップS35に続いてステップS36に進み、イベント情報バッファ(2)26に格納されている区間30の最後のイベント2の時間と、イベント情報バッファ(3)27に格納されている区間31の最初のイベント3の時間とを比較し、入出力状態の切り替わり時間を検出する。
【0080】
ステップS36に続いてステップS37に進み、ステップS36で検出した入出力状態の切り替わり時間がI/Oデットバンド時間より小さいか否かを判定する。入出力状態の切り替わり時間がI/Oデットバンド時間より小さいと判定すると(S37においてYES)、ステップS38に進む。なお、入出力状態の切り替わり時間がI/Oデットバンド時間より大きいと判定すると(S37においてNO)、ステップS44に進む。
【0081】
ステップS38では、イベント情報バッファ(3)に格納されている最初のイベント時間を出力状態を維持したまま後方へシフトすることができる出力状態維持時間を検証する。例えば、出力状態維持時間の検証について図11を利用して説明する。図11は、出力状態維持時間の検証の一例の説明図を示す。
【0082】
図11のシミュレーションデータの場合、イベント情報バッファ(2)26に格納されている最後のイベントの時間20nsと、イベント情報バッファ(3)27に格納されている最初のイベントの時間30nsとを比較し、入出力状態の切り替わり時間10nsを検出する。例えば、I/Oデットバンド時間が15nsである場合、入力/出力状態を切り換えるに必要なI/Oデットバンド時間が確保されていないことになる。そこで、イベント情報バッファ(3)27に格納されている最初のイベントの時間30nsを出力状態を維持したまま後方へシフトすることができる出力状態維持時間を検証すると、10ns未満(40ns−30ns)であると検証できる。
【0083】
ステップS38に続いてステップS39に進み、入出力状態の切り替わり時間をI/Oデットバンド時間より大きくするために必要な時間がステップS38で検証した出力状態維持時間より小さいか否かを判定する。出力状態維持時間より小さいと判定すると(S39においてYES)、ステップS40に進み、イベント情報バッファ(3)27に格納されている最初のイベントの時間を後方にシフトしてステップS44に進む。したがって、入出力状態の切り替わり時間をI/Oデットバンド時間より大きくすることができる。また、出力状態維持時間より大きいと判定すると(S39においてNO)、ステップS42に進む。
【0084】
例えば、図11のシミュレーションデータの場合、入出力状態の切り替わり時間が10nsであり、I/Oデットバンド時間が15nsである場合、イベント情報バッファ(3)27に格納されている最初のイベントの時間を36nsにシフトして入出力状態の切り替わり時間を16nsとする。
【0085】
一方、図12のシミュレーションデータの場合、入出力状態の切り替わり時間が10ns(90ns−80ns)であり、I/Oデットバンド時間が15nsである場合、イベント情報バッファ(3)27に格納されている最初のイベントの時間90nsを出力状態を維持したまま後方へシフトすることができる出力状態維持時間は3ns未満(93ns−90ns)であると検証できる。したがって、イベント情報バッファ(3)27に格納されている最初のイベントの時間をシフトして入出力状態の切り替わり時間を16nsとすることはできない。
【0086】
ステップS42では、ステップS40でのシフト処理を行なったとしても入出力状態の切り替わり時間をI/Oデットバンド時間より大きくすることができない出力区間を無効とする無効処理を行なう。例えば、図13に示すように区間54の入出力端子Bの出力を無効化する。
【0087】
ステップS42に続いてステップS43に進み、無効化した出力端子を含む区間にダミーサイクルを設定することが可能であればダミーサイクルを設定する。このためには、入力状態に関係している回路が状態をサイクル時間保持する必要がある。例えば、入力状態を保持する条件としては、シフト/カウンタ回路が無い場合には外部よりネット回路ごとに設定すること、入力状態保持時間がサイクル時間より2倍以上ある場合にはネット回路ごとに入力保持時間を設定すること、状態保持形式が完全に静的(スタティック)であることが考えられる。
【0088】
図14はダミーサイクルを設定した場合の一例のテストサイクルベースを示す。例えば、図14のテストサイクルベースでは、図13の無効化された区間54がダミーサイクル54−1と区間54の有効な出力端子を含む区間54−2とに変換される。
【0089】
ダミーサイクルを設定することが可能であれば無効化した出力端子を含む区間にダミーサイクルを設定し、そのダミーサイクルを設定した区間はダミーサイクルの次の区間に出力する。ダミーサイクルは、入出力状態の切り替わり時間とI/Oデットバンド時間との関係に基づいて設定され、その数は一つとは限らない。ダミーサイクルの数はフラグカウンタにより保持される。
【0090】
ステップS43に続いてステップS44に進み、ステップS32で分離したイベント情報の個数(サイクル時間毎のデータ変化の個数)を調べ、波形の特徴を表すエッジ識別に変換する。ステップS44に続いてステップS45に進み、ステップS32で分離したイベント情報からサイクルカウンタ16により供給されるサイクルカウント時間を減算して、イベント時間をサイクルカウンタ毎の相対的な時間であるエッジタイミング時間に変換する。
【0091】
ステップS46では、ステップS44,45で検出されたエッジ識別とエッジタイミングとで、サイクル時間毎のエッジ識別とエッジタイミングとからなるタイミング情報を求める。ステップS46に続いてステップS47に進み、ダミーサイクルを挿入したことによるサイクルカウント時間のずれを補正する。例えば、サイクルカウンタ16のサイクルカウント時間からフラグカウンタにより保持されているダミーサイクルの数に対応するサイクルカウント時間を減算する。ステップS48では、サイクルカウント時間にサイクル時間を加算してステップS31に進む。
【0092】
以上のように、入出力状態の切り替わり時間とI/Oデットバンド時間との関係に基づいて、出力状態維持時間に基づくイベントのシフト処理,区間の無効化,ダミーサイクルの設定を行なうことにより、半導体装置のテストのサイクル時間が短い場合にも、入力/出力状態を切り換えるのに必要なI/Oデットバンド時間が確保することができ、正確なテストを行なうことが可能である。
【0093】
図15は、本発明の半導体試験装置の第3実施例の構成図を示す。図15の半導体試験用データ処理部31は、前記図1及び図8の本発明の半導体試験装置の構成部分である半導体試験用データ処理装置11と同様であり、半導体試験用データ処理部31をテスタ19内に含むことを特徴とする。
【0094】
入力端子30から入力されたシミュレーションデータを半導体試験用データ処理部31によりテストデータに加工して不確定イベントの検証又はシミュレーション精度とテスタ精度との検証を行ない、図4(B)のテストパターン情報をパターンデータバッファ32に供給し、図4(C)のテストタイミング情報をタイミングデータバッファ34に供給する。パターンデータバッファ32は、パターン制御部33の制御により処理部37にテストパターン情報を供給する。タイミングデータバッファ34は、波形モード部35の制御により処理部37にテストタイミング情報を供給する。
【0095】
処理部37は、テスト・サイクル・カウンタ部36と同期する方法でテストを行なうLSI18にテストパターン情報及びテストタイミング情報を供給し、LSI18からの出力信号とテストパターン情報及びテストタイミング情報から求められるLSI18出力の期待値とをLSI出力データ比較部38で比較してLSI18の正確な動作検証が可能となる。
【0096】
このように、テスタの中に本発明の半導体試験用データ処理部31を有することにより、シミュレーションデータからテストデータを作成する機能を有する半導体試験装置を接続することが可能となる。
【発明の効果】
【0097】
上述の如く、本発明の請求項1記載の発明によれば、シミュレーションデータを入力して、前記シミュレーションデータから前記状態が変化した時刻と変化の状態とを生成するタイミング情報記憶部と、前記生成された時刻と変化の状態から前記テストデータを生成するテストデータ記憶部とを有することにより、予めサンプリング情報を作成することなくシミュレーションデータから必要な情報を取り出し、処理を行なってテストデータに加工することが可能となり、工程短縮が可能となる。
【0098】
また、請求項2記載の発明は、時間軸で記録したシミュレーションデータから前記時刻と変化の状態とを生成するので、前記シミュレーションデータにより前記半導体装置内部で発生した状態の変化を正確に検出することが可能となり、よって、正確なテストデータの生成が可能となる。
【0099】
また、請求項記載の発明は、時間軸に対応したシミュレーションデータをイベント軸に対応したテストデータに変換するときに、前記シミュレーションデータにより前記半導体装置内部で発生した状態の変化を正確に検出でき、正確なテストデータの生成が可能なので、前記テストデータから元のシミュレーションデータに戻す処理も可能となる。
【0100】
また、請求項記載の発明は、シミュレーションデータの測定精度と前記半導体装置用テスタの測定精度との差により発生する測定誤差を補正したテストデータを作成する手段を有することにより、半導体試験の精度を上げることが可能となる。
【0101】
また、請求項記載の発明は、タイミング情報記憶部に記憶されている以前のシミュレーションの変化の状態及び時刻と、新しく書き込むシミュレーションの変化の状態及び時刻とを比較して、新しく書き込むシミュレーションデータの変化の状態及び時刻と重複したシミュレーションデータの変化の状態及び時刻がタイミング情報記憶部に記憶されていない場合にのみタイミング情報記憶部に新しく書き込むシミュレーションデータの変化の状態及び時刻を書き込むこと、及び、タイミング情報記憶部に記憶するシミュレーションデータの変化の状態及び時刻に識別番号を付することにより、重複するデータを格納する必要がなくなり記憶容量の節約となる。
【0102】
また、請求項記載の発明は、半導体装置用テスタの測定精度より高精度なシミュレーションデータの変化の状態及び時刻を、半導体装置用テスタの測定精度の倍数に補正することにより、半導体試験の精度が向上し、故障検出率を上げることが可能となる。
【0103】
また、請求項記載の発明は、半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことにより、シミュレーションデータからテストデータを生成する機能を有する半導体試験装置を提供することが可能となる。
【0104】
また、請求項記載の発明は、シミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時し、その切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定することにより、I/Oデットバンドを考慮したテストデータの作成が可能となる。
【0105】
また、請求項記載の発明は、シミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時する計時部と、その切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定する判定部と、判定部による判定に基づいてシミュレーションデータを変換する変換部とを有することにより、I/Oデットバンドを考慮したテストデータの作成が可能となる。
【0106】
また、請求項10記載の発明は、シミュレーションデータの入力状態に含まれる最後の状態が変化した時刻と出力状態に含まれる最初の状態が変化した時刻との間隔を計時することにより入力状態と出力状態との切り替わり時間を得ることが可能となる。
【0107】
また、請求項11記載の発明は、入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内でない場合その出力状態を無効とすることにより、正確な半導体試験が可能となる。
【0108】
また、請求項12記載の発明は、入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内でない場合その出力状態に含まれる最初の状態が変化する時刻を変更することにより、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることが可能となる。
【0109】
また、請求項13記載の発明は、入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内でない場合、そのシミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に擬似区間を挿入することにより、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることが可能となる。
【0110】
また、請求項14記載の発明は、シミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に挿入される前記擬似区間の数を前記入力状態と出力状態との切り替わり時間と前記半導体装置用テスタの検出可能範囲との関係に基づいて決定することにより、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることが可能となる。
【0111】
また、請求項15記載の発明は、半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことにより、シミュレーションデータからI/Oデットバンドを考慮したテストデータを生成する機能を有する半導体試験装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体試験装置の第1実施例の構成図である。
【図2】 本発明のシミュレーションデータからテストデータに加工する手順を表す一実施例のフローチャートである。
【図3】 シミュレーションデータのイベント情報を示す一例のタイミング図である。
【図4】 本発明のシミュレーションデータをテストデータに加工する手順を表す一例の説明図である。
【図5】 本発明のテストデータの検証手順を表す一実施例のフローチャートである。
【図6】 本発明の不確定イベント検証の一例の説明図である。
【図7】 本発明のシミュレーション精度とテスタ精度との検証の一例の説明図である。
【図8】 本発明の半導体試験装置の第2実施例の構成図である。
【図9】 本発明のI/Oデットバンドの検証手順を表す一実施例のフローチャートである。
【図10】 シミュレーションデータのイベント情報を示す一例のタイミング図である。
【図11】 出力状態維持時間の検証の一例の説明図である。
【図12】 出力状態維持時間の検証の一例の説明図である。
【図13】 無効サイクルを設定した場合の一例のタイミング図である。
【図14】 ダミーサイクルを設定した場合の一例のテストサイクルベースである。
【図15】 本発明の半導体試験装置の第3実施例の構成図である。
【図16】 シミュレーションデータをテストデータに加工する手順を示す一例のフローチャートである。
【図17】 シミュレーションデータのイベント情報及びテストデータのサイクル情報の一例の説明図である。
【符号の説明】
10,30 入力端子
11 半導体試験用データ処理装置
12 記憶装置
13 CPU
14,25〜27 イベント情報バッファ
15 タイミング情報バッファ
16 サイクルカウンタ
17 テストデータバッファ
18 LSI
19 テスタ
20,21 入力端子
22 出力端子
23 入出力端子
31 半導体試験用データ処理部
32 パターンデータバッファ
33 パターン制御部
34 タイミングデータバッファ
35 波形モード部
36 テスト・サイクル・カウンタ部
37 処理部
38 LSI出力データ比較部

Claims (15)

  1. 半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理装置において、
    前記半導体装置の機能をソフトウエアで仮想的に動作させたときに前記半導体装置内部で発生した状態の変化を時間軸で記録したシミュレーションデータとして入力するイベント情報記憶部と、
    前記取り込んだシミュレーションデータから前記状態が変化した時刻と変化の状態とを生成するタイミング情報記憶部と、
    前記生成された時刻と変化の状態から前記テストデータを生成するテストデータ記憶部とを有することを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  2. 半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理方法において、
    前記半導体装置の機能をソフトウエアで仮想的に動作させたときに前記半導体装置内部で発生した状態の変化を時間軸で記録したシミュレーションデータとして入力する工程と、
    前記取り込んだシミュレーションデータから前記状態が変化した時刻と変化の状態とを生成する工程と、
    前記生成された時刻と変化の状態から前記テストデータを生成する工程とを有することを特徴とする半導体試験用データ処理方法。
  3. 請求項1記載の半導体試験用データ処理装置において、
    前記シミュレーションデータから加工された前記テストデータは、元のシミュレーションデータに戻すのに十分なタイミング情報を有するデータであることを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  4. 請求項1記載の半導体試験用データ処理装置において、
    前記シミュレーションデータの測定精度と前記半導体装置用テスタの測定精度との差により発生する測定誤差を補正した前記テストデータを作成する手段を有することを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  5. 請求項1記載の半導体試験用データ処理装置において、
    前記タイミング情報記憶部は、前記シミュレーションデータの変化の状態及び変化の時刻を、既に前記タイミング情報記憶部に記憶されている以前の前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻と比較し、前記既にタイミング情報記憶部に記憶されている以前のシミュレーションデータの変化の状態及び時刻と異なっているときに前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻を前記タイミング情報記憶部に保存することを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  6. 請求項4記載の半導体試験用データ処理装置において、
    前記半導体装置用テスタの測定精度より高精度な前記シミュレーションデータの変化の状態及び時刻を、前記半導体装置用テスタの測定精度の倍数に補正することを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  7. 請求項1,3乃至6何れか一項記載の半導体試験用データ処理装置において、
    前記半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことを特徴とする半導体試験装置。
  8. 半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理方法において、
    前記半導体装置の動作をシュミレートする時間軸に対応したシミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時する工程と、
    前記入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定する工程と、
    前記判定に基づいて前記シミュレーションデータを変換する工程とを有することを特徴とする半導体試験用データ処理方法。
  9. 半導体装置を試験するためのテストデータを処理する半導体試験用データ処理装置において、
    前記半導体装置の動作をシュミレートする時間軸に対応したシミュレーションデータの入力状態と出力状態との切り替わり時間を計時する計時部と、
    前記入力状態と出力状態との切り替わり時間が半導体装置用テスタの検出可能範囲内であるか判定する判定部と、
    前記判定部の判定に基づいて前記シミュレーションデータを変換する変換部とを有することを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  10. 請求項9記載の半導体試験用データ処理装置において、 前記計時部は、前記シミュレーションデータの入力状態に含まれる最後の状態が変化した時刻と出力状態に含まれる最初の状態が変化した時刻との間隔を前記入力状態と出力状態との切り替わり時間として計時することを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  11. 請求項10記載の半導体試験用データ処理装置において、 前記変換部は前記判定部の判定が検出可能範囲内でない場合、前記シミュレーションデータの出力状態を無効とすることを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  12. 請求項10記載の半導体試験用データ処理装置において、 前記変換部は前記判定部の判定が検出可能範囲内でない場合、前記シミュレーションデータの出力状態に含まれる最初の状態が変化する時刻を変更して、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  13. 請求項10記載の半導体試験用データ処理装置において、 前記変換部は前記判定部の判定が検出可能範囲内でない場合、前記シミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に前記入力状態及び出力状態の間隔と同一な間隔を有する擬似区間を挿入して、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間を前記検出可能範囲内とすることを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  14. 請求項13記載の半導体試験用データ処理装置において、 前記シミュレーションデータの入力状態と出力状態との間に挿入される前記擬似区間の数は、前記入力状態と出力状態との切り替わり時間と前記半導体装置用テスタの検出可能範囲との関係に基づいて決定されることを特徴とする半導体試験用データ処理装置。
  15. 請求項9乃至14何れか一項記載の半導体試験用データ処理装置において、
    前記半導体試験用データ処理装置を前記半導体装置用テスタの中に含むことを特徴とする半導体試験装置。
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