JP3658926B2 - 蛍光ランプ、蛍光ランプ装置および照明装置 - Google Patents

蛍光ランプ、蛍光ランプ装置および照明装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は2本の管状部を連結部によって直列に接続してなる放電容器を備えた蛍光ランプ、これを用いた蛍光ランプ装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の複数の管状部を連結管によって直列に接続した放電容器を備えた蛍光ランプは、特公平1−51852号公報に記載されているように、管状部の端部からいくらか中央寄りの部分を連結管によって連結することより、管状部の端部を非放電部とすることで当該端部を最冷部にする構成である。
【0003】
このような構成の蛍光ランプは、たとえばFPR96形などの蛍光ランプとして商品化
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、いわゆるコンパクト形蛍光ランプと称されるFPR96EX−N形の蛍光ランプは、初特性の全光束が8600lmであり、発光効率が89.6lm/Wである。そして、その管長が860mm、管径が22mmである。
【0005】
これに対して、直管のFLR110H・EX−N形蛍光ランプは、初特性の全光束が9220lmで、発光効率が83.8lm/W、管長が2367mm、管径が38mmである。
【0006】
したがって、上記コンパクト蛍光ランプは、直管110W形に比べてほぼ同等の光束ながら大幅に小形化されており、これに伴い照明器具の小形化に貢献するものである。
【0007】
蛍光ランプの小形化において重要なのは、水銀蒸気圧の最適制御である。入力電力の発光への変換効率すなわち発光効率は水銀蒸気圧によって大きく左右される。そして、水銀蒸気圧は、ランプの最冷部によって決定される。
【0008】
蛍光ランプの高光束化および小形化の要求に対して、入力電力を増加したり、管径を細くしたりすることが行われているが、これに伴い管壁負荷が大きくなって水銀蒸気圧が高くなりすぎ、発光効率が低下してしまう。反対に、発光効率を重視すると、光束が低下してしまうという問題がある。
【0009】
本発明は、前述のコンパクト蛍光ランプよりさらに細形で、放電路長が長く、しかも高光出力に改良されるとともに、最冷部の位置を制御し、水銀蒸気圧を適正化して発光効率を向上させた蛍光ランプ、これを用いた蛍光ランプ装置および照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明の蛍光ランプは、一対の電極と;小間隙を隔ててほぼ平行に配設された内径Dが12〜16.5mmの2本の管状部を内径dが下式から得られる値である単一の連結部によって直列に接続して折り返し屈曲した連続通路を構成し、かつ、連結部が2本の管状部の少なくとも一方の端面から10mm以上中央側に偏位しているとともに、両端に一対の電極を封装した放電路長が1700〜3000mmの放電容器と;放電容器の内面に形成された保護層と;保護層の内面に形成された蛍光体層と;放電容器内に封入された水銀および希ガスを含む放電媒体と;を具備していことを特徴としている。
【0011】
D/2≦d<D
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0012】
本発明は、高出力蛍光ランプに適した蛍光ランプであ
【0013】
電極は、熱陰極が通常使用される。熱陰極は、導入線の先端部間に継線されたフィラメントに電子放射物質を塗布してなる。そして、導入線は、通常フレアステムに封着されている。フレアステムは、連続通路の最外端をなす管状部の端部に封着されて、管状部を気密にシールしている。
【0014】
管状部は、内径が12〜16.5mmである。管状部の内径が上記の範囲内であると、高出力蛍光ランプの通常使用温度領域である45℃以下での発光効率が低下することがないとともに、コンパクトな蛍光ランプを得ることができる。これに対して、管状部の内径が12mm未満であると、高出力蛍光ランプの通常使用温度領域である45℃以下での発光効率が低下するため、実用に適さない。また、内径が16.5mmを超えると、本発明が目指すコンパクトな蛍光ランプではなくなる。なお、好適には内径13.5〜15.5mmである。
【0015】
管状部および連結部は、通常ガラス管にて構成される。ガラスは材質を問わない。しかし、経済性と加工性から軟質ガラスが好ましいが、要すれば硬質ガラス、石英ガラスなど他のガラスを用いることができる。さらに、本発明はガラス以外の他の材料を用いるのを除外するものではない。軟質ガラスとしては、ソーダライムガラス、鉛ガラスなどを用いることができる。
【0016】
管状部は、その2本を用いる。
【0017】
連結部は、単一であり、2本の管状部の一端側に配設される。また、連結部は、その内径dが上記数式(D/2≦d<D)を満足するように設定されている。連結部の内径が上記の範囲内であると、連結部が機械的強度を有するとともに、ランプ電圧の不所望な増加がない。これに対して、内径dがD/2未満であると、放電路長が1700〜3000mmの長い放電路に対する連結部としては強度が弱いし、またランプ電圧も不所望に増加する。なお、連結部の内径の最適な範囲は3D/5±1mmである。
【0018】
2本の管状部を単一の連結部によって連結して連続通路を形成する手段は問わないが、たとえば以下の手段によることができる。すなわち、まず管状部の連結しようとする側の端部近傍をバーナーで加熱軟化させ、さらに加熱しつつ端部を引き離すことによって端部を閉塞する。次に、管状部の開放されている反対側の端部から管内を加圧しながら連結予定箇所をバーナーで局部的に加熱すると、加熱部分が軟化して吹き破れる。このようにして吹き破りを形成した2本の管状部を吹き破り部分を突き合わせ、吹き破り部分の周囲をバーナーで加熱して接合させることにより、2本の管状部を連結する単一の連結部を形成する。
【0019】
他の手段としては、予め管状部とは別に管状の連結部を用意しておき、その連結部を管状部に接合して連続通路を形成することもできる。
【0020】
連続通路は、2本の管状部と1つの連結部とを用いることによりU字状となる。
【0021】
連結部を2本の管状部の少なくとも一方の端面から10mm以上中央側に偏位している位置に形成することにより、当該管状部の端部に放電の陽光柱が形成されない非放電部が形成され、もって最冷部を形成することができる。この場合、管状部の端面とは、管状部の端面の内面を基準にするものとする。また、連結部の位置は、その管状部の端部側の内面を基準にするものとする。これに対して、上記の距離が10mm未満であると、最冷部温度が所要値にならない。管状部の端部の温度をなるべく下げるために、当該端部の熱発散性を良好にする手段を併用することができる。たとえば当該端部を金属製にすることができるし、端部に放熱手段を配設することもできる。放熱手段としては、たとえば端部に金属線を巻回し、ガラス質の接着剤で固定してもよい。連結部は、2本の管状部の少なくとも一方の端面から10mm以上中央側に偏位してい
【0022】
また、放電容器の最冷部は、電極を管端部から30〜50mm離隔した位置に配設することにより、管端部たとえばフレアステムから突出する排気管の部分にも形成することができる
【0023】
本発明において、放電容器の放電路長は、管状部内の距離と連結部の長さとの和とする。管状部内の距離は、管状部の一端に電極が封装され、他端が連結部で接続されているので、電極先端から連結部の端部側の内面までの距離とする。管状部内の距離は、管状部の一端に電極が封装され、他端が連結部で接続されているので、電極先端から連結部の端部側の内面までの距離とする。
【0024】
また、本発明において、放電容器の放電路長を上記のように1700〜3000mmに設定しているのは、この範囲内であれば所要のランプ電力を入力して全光束値の大きな向上が望めるとともに、ランプ電圧が高くなりすぎないので、実用的である。これに対して、放電路長が1700mm未満では、所要のランプ電力を入力しても全光束値の大きな向上は望めないし、3000mmを超えると、ランプ電圧が高くなりすぎてしまうので、実用的でないからである。なお、好適には放電路長が2000〜2200mmで、かつ、内径が13.5〜15.5mmである。
【0025】
上記の放電容器の場合、蛍光ランプとして80〜160W、好ましくは90〜120Wの範囲内において定格ランプ電力を設定することができる。そして、高周波により点灯して、高光出力点灯される。これにより、従来のFPR96形蛍光ランプより全光束を多くするとともに、高効率にすることができる。80W未満では全光束が不足し、160Wを超える電力は蛍光ランプとしては一般的でない。
【0026】
また、上記好適な内径とすることにより、より広い温度範囲で高効率な作動をするとともに、上記好適な放電路長で、かつ、高周波電力を105〜120Wとすることにより、FLR100形蛍光ランプと同等以上の全光束を備えた高出力蛍光ランプを得ることができる。
【0027】
保護層は、放電容器の内面に形成され、アルミナ、シリカ、酸化イットリウムまたはフッ化マグネシウムなどの金属酸化物の微粒子からなる透光性の膜で、懸濁液を塗布後焼成して形成することができる。
【0028】
本発明の蛍光ランプは、放電容器がすこぶる細いために表面積が小さく、しかも定格ランプ電力が大きいから、管壁負荷が非常に大きい。管壁負荷が大きいと、水銀が放電容器のガラス成分と反応して放電容器が着色しやすい。放電容器が着色すると、光束が低下し、寿命が短くなる。しかし、保護膜が水銀のガラス成分との反応を阻止するので、寿命中の光束低下を軽減する。
【0029】
蛍光体層は、放電容器の内面に保護層を介して間接的に形成されている。蛍光体層に使用する蛍光体を限定しないが、3波長発光形蛍光体を用いることにより、高い発光効率と高演色性が得られるので、好ましい。たとえば赤色としてY23:Eu3+、緑色として(La、Ce、Tb)PO4、青色としてBaMg2Al1627:Eu2+の蛍光体を用いることができる。
【0030】
放電媒体は、水銀および希ガスであるが、希ガスとしてはアルゴン、ネオンなどを用いることができる。水銀は純水銀をそのまま滴下するか、温度−蒸気圧特性が純水銀に近似している亜鉛−水銀アマルガムの形で封入することが推奨される。しかし、要すればビスマス−インジウム−水銀アマルガムのような水銀蒸気圧制御を目的とするアマルガムを用いることもできる。
【0031】
そうして、本発明においては、前記構成を具備していることにより、次の作用、効果を奏する。
(1−1)内径が所定範囲内にある細径の2本の管状部が小間隙を隔ててほぼ平行に配設されているので、放電路長が1700〜3000mmの値であっても、放電容器全体として相対的にコンパクトである。
(1−2)連結部の内径dが管状部の内径Dに対して所定の関係に規定されているため、放電路長が上記のように大きい放電容器でありながら連結部の機械的強度を高めることができるのに加えて、ランプ電圧の不所望な過昇を防止することができる。
(1−3)少なくとも一方の管状部の端部が連結部から10mm以上離間していることにより、上記端部を最冷部にすることができ、高管壁負荷であっても水銀蒸気圧が適正化されるので、高発光効率が得られる。
【0032】
請求項2の発明の蛍光ランプは、一対の電極と;小間隙を隔ててほぼ平行に配設された内径Dが12〜16.5mmの2本の管状部を内径dが下式から得られる値である単一の連結部によって直列に接続して折り返し屈曲した連続通路を構成し、かつ、連結部が少なくとも一方の管状部の端面からの距離lが下式を満足して中央側に偏位しているとともに、両端に一対の電極を封装した放電路長が1700〜3000mmの放電容器と;放電容器の内面に形成された保護層と;保護層の内面に形成された蛍光体層と;放電容器内に封入された水銀および希ガスを含む放電媒体と;を具備し、80〜120Wの高周波電力で点灯されるように構成されていことを特徴としている。
【0033】
D/2≦d<D
0.2D<l<0.5D
本発明は、連結部の位置が数式(0.2D<l<0.5D)を満足することで、連結部を管状部の端面に接近させて管状部の端部に形成される非放電部のサイズを短縮することにより、光束の最大値を発生する温度を低温側へシフトしたものである。しかし、この非放電部に適切な放熱手段を作用させるなら、光束の最大値を発生する温度を再び高温側に戻すこともできる。この場合の放熱手段としては、たとえば非放電部に熱伝導性の良好な金属キャップを装着したり、金属線を巻回したり、シリコーン樹脂膜を形成することなどがある。また、照明装置との協働により、非放電部の温度を低下させることもできる。たとえば非放電部に熱的に接続するよう照明装置に放熱手段を配設することができる。この放熱手段は、ランプホルダを兼ねることができる。また、ヒートパイプを放熱手段として用いてもよい。
【0034】
なお、連結部の位置lは、上記数式(0.2D<l<0.5D)の下限値未満および上限値になると、光束の最大値を発生する温度を低温側へシフトすることが困難になるので、不可である。
【0035】
また、本発明においては、上記の構成に加えて蛍光ランプに入力する高周波電力を非放電部の温度が上昇しないように80〜120Wに規定している。
【0036】
そうして、本発明においては、前記構成を具備していることにより、請求項1の発明における(1−1)および(1−2)の作用、効果に加えて、次の作用、効果を奏する。
(2−1)連結部の位置を管状部の端面に一層接近させて、光束の最大値を発生する温度を低温側へシフトすることにより、冬季や夏期のクーラーの使用によって、室温が低下している場合の光束低下を防止することができる。
(2−2)適当な放熱手段を非放電部に作用させるのであれば、非放電部のサイズ短縮に伴い放電路長を増加することができ、さらに光束を多くすることもできる。
(2−3)非放電部の短縮は、蛍光ランプの外観向上にも寄与する。
【0037】
請求項の発明の蛍光ランプは、請求項1または2記載の蛍光ランプにおいて、少なくとも一方の電極は、放電容器の端部から30〜50mmの位置に配設されていることを特徴としている。
【0038】
本発明は、放電容器の端部から30〜50mmの位置に配設されていることにより、放電容器の電極を配設する端部側に最冷部を形成するのに好適な構成を規定するものである。これに対して、電極の位置が30mm未満であると、端部側の温度低下が十分でなく、端部を確実に最冷部にすることができない。また、電極が端部から50mmを超えた位置に配設されていると、有効放電路長が短くなるとともに、端部側に非発光部が形成されて点灯中の外観が悪くなる。
【0039】
放電容器の端部に配設される電極が放電路の端部を封止しているフレアステムに支持されている場合において、フレアステムに排気管が封着されているならば、排気管の内部が最冷部になる。排気管は、通常放電容器の端部に装着される口金内に位置しているから、外観が阻害されるようなことはない。
【0040】
電極を上記の位置に配設するためには、たとえばフレアステムを放電容器内に長く突出させることができる。この構成においては、電極を外部からの衝撃に対して強固に支持することができる。
【0041】
電極を上記の位置に支持する他の手段としては、フレアステムを上記のように格別長く突出させないで、フレアステムから内部導入線を長く突出させることである。この場合、電極が外部からの衝撃に対して弱くなりやすいので、内部導入線を剛性の大きいものにするか、外部からの衝撃の少ない所で使用するなどの配慮を要する。
【0042】
次に、放電容器の連結部について説明する。
【0043】
本発明においては、前述したように放電容器の最冷部が放電容器の電極を配設する端部側に形成されるので、管状部間を連結する連結部に対する自由度が増加する。すなわち、管状部間を連結する連結部から突出する管状部の端部を最冷部にしなくてよいから、端部のサイズは自由に設定することができる。
【0044】
したがって、連結部を吹き破り法によって形成するか、連結管を管状部の端部から中央側へ偏位した位置に接続することによって形成する場合であっても、外観上最も好ましい位置または非発光部が形成されない位置に連結部を形成すればよい。
【0045】
また、要すれば、1本の細長い管を用意して、連結予定部を加熱、軟化させて折り曲げることによって連結部を形成することができる。
【0046】
上記の場合に、型を用いて連結部を整形することにより、外観を向上させることもできる。
【0047】
そうして、本発明においては、放電容器の電極を配設した端部側に最冷部を形成することにより、連結部側の端部に最冷部を形成しなくてよいので、管長を短くすることができる。
【0048】
また、管状部の連結部側の端部に非発光部を形成しなくてよいから、非発光部による外観の不自然さがない。
【0049】
さらに、管状部の端部側の形状をデザイン的に自由な形状にすることができる。
【0050】
請求項4の発明の蛍光ランプは、請求項1記載の蛍光ランプにおいて、連結部は、2本の管状部のそれぞれの端面から10mm以上中央側へ偏位していることを特徴としている。
【0051】
本発明は、2本の管状部の連結部側における端部に最冷部をそれぞれ形成するのに好適な構成を示すもので、上記端部が管状部の上記端面から10mm未満であると、当該端部における非発光部の形成が十分でない。
【0052】
請求項5の発明の蛍光ランプは、請求項1または4記載の蛍光ランプにおいて、保護層および蛍光体層は、管状部の連結部が10mm以上中央側に偏位している方の端部の少なくとも一部の領域には形成されていないことを特徴としている。
【0053】
管状部の端に保護層および蛍光体が形成されていない領域を形成することにより、管状部の端の封止が容易になる。また、連結部と管状部との接合部に蛍光体を形成しないことにより、連結部の形成が容易になる。管状部の端部の蛍光体を形成しない部分は、最冷部温度を支配するが、外側から目立ちにくい部分に形成することにより、外観を良好にすることができる。たとえば互いに対面している側面部に蛍光体を形成しない。
【0054】
保護層および蛍光体層を一部領域に形成しない構成を実現する方法としては、たとえば蛍光ランプの製造過程において、管状部全体に保護膜および蛍光体層を形成後に所望の箇所の保護膜および蛍光体層を除去することにより、容易に製造できる。
【0055】
請求項の発明の蛍光ランプは、請求項1ないしのいずれか一記載の蛍光ランプにおいて、2本の管状部間の間隙が1ないし3mmであることを特徴としている。
【0056】
本発明は、管状部を吹き破ることによって連結部を形成しやすい2本の管状部間の間隙範囲を規定している。しかし、本発明は吹き破りによって形成することを条件とするものではなく、要すれば他の手段によって形成することを妨げない。なお、間隙とは、対面する2本の管状部間の最小間隙をいう。
【0057】
請求項の発明の蛍光ランプは、請求項1ないしのいずれか一記載の蛍光ランプにおいて、2本の管状部間の間隙にスペーサが介在していることを特徴としている。
【0058】
本発明においては、管状部が内径12〜16.5mmと細く、しかも放電路長が大きいうえに、管状部同志を互いに比較的接近した状態にすることができるので、管状部同志が振動によってたわんで変形することにより、接触して破損するのを防止することができる。スペーサとしては、たとえば適度に弾性を備えた透明または乳白のシリコーン接着剤を用いることができる。さらに、要すれば、蛍光ランプを照明器具に取り付ける取付子を管状部のスペーサが配設されている部位に装着することができる。
【0059】
請求項の発明の蛍光ランプ装置は、請求項1ないしのいずれか一記載の蛍光ランプと;蛍光ランプを80W以上の高周波電力で点灯する高周波点灯装置と;を具備していることを特徴としている。
【0060】
本発明は、蛍光ランプと高周波点灯装置とで構成される。
【0061】
請求項の発明の照明装置は、照明装置本体と;照明装置本体に支持されている請求項記載の蛍光ランプ装置と;を具備していることを特徴としている。
【0062】
照明装置としては、各種照明器具、画像読取装置、看板などの表示灯などに適応する。
【0063】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0064】
図1は、本発明の蛍光ランプの第1の実施形態を示す断面図である。
【0065】
図において、1は放電容器、2は蛍光体層、3は電極、4は口金、5はスペーサである。
【0066】
放電容器1は、一対の管状部1aおよび連結部1bからなるU字状の折り返し屈曲した連続通路の両端を一対のフレアステムによって封止して構成されている。管状部1aは、外径16.5mm、肉厚1.1mm、長さ1100mmのソーダライムガラスの管からなる。連結部1bは、管状部1aの端部1cの内面から13mmの位置に連結部1bの端部1c側の内面が位置するように吹き破りにより形成した。連結部1bから端部1cまでの空間は非放電部1dとして作用し、非放電部1dの内容積は5cm3である。そして、管状部1aの内面にはアルミナ微粒子からなる保護膜と3波長発光形の蛍光体層2を重ねて形成した。
【0067】
電極3は、フレアステムに装着されている。放電容器1の放電路長は2100mmである。
【0068】
放電媒体として純水銀とアルゴンガス2.4Torrとを封入した。
【0069】
このようにして構成されている本実施形態の高出力蛍光ランプは、定格ランプ電力110Wで、管壁負荷は1150W/cm2である。
【0070】
図2は、本発明の蛍光ランプ装置の一実施形態を示す回路ブロック図である。
【0071】
図において、6は蛍光ランプ、7は高周波点灯装置である。
【0072】
高出力蛍光ランプ6は、図1に示す構成のものである。
【0073】
高周波点灯装置7は、周波数45KHzの高周波インバータおよび限流インピーダンスからなり、交流電源8から給電されて作動する。
【0074】
そうして、高周波点灯装置7を操作して蛍光ランプ6に対する入力を120Wまで変化させてみた。その結果、得られた最高発光効率は91.5lm/W、全光束は11000lmであった。
【0075】
図3は、本発明の蛍光ランプの第2の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0076】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0077】
本実施形態は、管状部1aの端部1cの一部に保護膜9および蛍光体層2を形成しない構成である。すなわち、管状部1aの端面、管状部1aの端部1cの互いに対面する部分および連結部1bの接合部周辺には保護膜9および蛍光体層2を形成していない。そして、この部分は以下の方法で製作した。所定長さより幾分長い2本のガラス管を用意し、それらの内面に保護膜9および蛍光体層2を形成した後、ガラス管の端部近傍と、連結部1bの幅より幾分幅広に管軸方向に沿って端部から連結部1bの形成予定部分までの保護膜9および蛍光体層2をブラッシを用いて除去した。管状部1aの端面の封止は管状部1a内を加圧しながらバーナー加熱と引っ張りによった。連結部1bは吹き破りにより形成した。
【0078】
なお、連結部1bの内径はd、管状部1aの内径はD、連結部から端面までの距離はlにより、それぞれ表される。
【0079】
図4は、本発明の蛍光ランプの第3の実施形態を示す放電容器の要部拡大断面図である。
【0080】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0081】
本実施形態は、管状部1aの端部1cの一部に熱放散の良好な材料を用いたものである。すなわち、ガラス製の管状部1aの端部に半球状の金属キャップ1eを封着などにより気密に配設している。そして、金属キャップ1eの内面には予めガラス被膜を形成して絶縁処理を行ってある。ガラス被膜はフリットガラスにより形成した。
【0082】
金属キャップ1eは、ガラスより熱放散性が良好なため、より低い最冷部温度を確保することができる。
【0083】
図5は、本発明の蛍光ランプの第4の実施形態を示す要部拡大正面図である。
【0084】
図において図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0085】
本実施形態は、管状部の端部に熱放散手段を配設したものである。すなわち、0.6mmのステンレスワイヤ1fを管状部1aの端部1cに巻回し、フリットガラスによってステンレスワイヤ1fを接着している。
【0086】
そうして、本実施形態によれば、端部1cすなわち最冷部の温度を数度低減することができた。このことは、前述のように全光束向上または放電容器の短寸化が得られることを意味する。
【0087】
さらにまた、ステンレスワイヤ1fとガラスとの接着を全周わたって形成すれば、端部1cの圧縮強度が向上する。図1の実施形態の端部強度が10kg・fであったが、本実施形態においては20kg・f以上であった。
【0088】
図6は、本発明の蛍光ランプの第5の実施形態を示す正面図である。
【0089】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0090】
本実施形態は、管状部1aを4本、図1のものに比べて管状部長手方向の寸法を約半分にすることができる。
【0091】
最冷部は、いずれかの連結部に隣接する端部のみに形成すればよいので、任意に選定した端部の長さを10mm以上にすることによって所望の蛍光ランプをえることができる。もちろん全ての連結部の位置を一定の長さに揃えて外観を良好にすることができるのはいうまでもない。
【0092】
図7は、本発明の蛍光ランプの第6の実施形態を示す一部切欠断面図である。
【0093】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0094】
本実施形態は、図1と同様の管状部1aを2本、連結部1bを1本用いたU字状の放電容器1’であるが、連結部1bの位置が異なる。すなわち、管状部1a’の内径をDとし、連結部1bから管状部1a’の端面までの距離をlとしたとき、0.2D<l<0.5Dの条件を満足させてあり、管状部1a’は外径16.5mm、内径14.3mmで、lは10.4mmである。また、管状部1a、1a間の間隙は1.5mmである。
【0095】
なお、管長は1150mm、定格ランプ電力110W、定格ランプ電流0.43mAである。
【0096】
そうして、上記の蛍光ランプを43KHzの高周波で定格のとおり点灯したところ、全光束は10550lmであった。このときの管壁負荷は1008W/m2である。
【0097】
図8は、図7の実施形態と従来技術との周囲温度に対する相対光束比の関係を示すグラフである。
【0098】
図において、横軸は周囲温度(℃)を、縦軸は相対光束比(%)を、それぞれ示す。そして、曲線Aは本実施形態の特性を示し、曲線Bは従来技術の特性を示す。なお、従来技術はFPR96形蛍光ランプである。
【0099】
図から明かなように、本実施形態は最大光束が約15℃である。これに対して、従来技術は25℃において最大値を示す。
【0100】
図9は、本発明の蛍光ランプの第7の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0101】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0102】
本実施形態は、放電容器の端部すなわち電極側の端部に最冷部を形成する点において、先行する実施形態と異なる。
【0103】
1eはフレアステム、9は保護膜、10は内部導入線、11は外部導入線である。
【0104】
フレアステム1eは、ピンチシール部1e1、フレア1e2および排気管1e3からなる。
【0105】
ピンチシール部1e1は、放電容器1の端部から30〜50mmの位置に電極3が配設されるように、フレア1e2から長く延びている。
【0106】
フレア1e2の外周部は管状部1aの端部とガラス溶着している。
【0107】
排気管1e3は、ピンチシール部1e1から放電容器の軸方向に沿って外側へ延在して、先端が気密に溶着され、基端がピンチシール部1e1を介して放電容器1内と連通している。
【0108】
内部導入線10の長さは通常のフレアステムにおけるのとほぼ同様である。
【0109】
外部導入線11は、長くて通常のフレアステムと同様口金(図示しない。)に接続される。
【0110】
ところで、管状部1aは、全長が1125mm、外径が16.5mmである。
【0111】
そうして、本実施形態においては、排気管1e3が電極3から十分に離隔しているので、その先端部が最冷部になる。そして、排気管1e3は、口金(図示しない。)内に収容された状態で蛍光ランプは使用されるが、その場合においても最冷部となり、定格ランプ電力を80〜120Wとして点灯した場合に、最冷部温度は45〜55℃となり、その際の放電容器1内の水銀蒸気圧は0.8Paになるので、ランプ効率が向上する。
図10は、本発明の蛍光ランプの第8の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0112】
図において、図9と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0113】
本実施形態は、上記実施形態と同様放電容器1の端部に最冷部を形成する。
【0114】
フレアステム1e´は、そのピンチシール部1e1´が通常のフレアステムとほぼ同様な長さであるが、内部導入線10´が長く形成されていることによって、電極3がフレアステム1eの端部から30〜50mm離隔されるように構成されている。
【0115】
内部導入線10´は、ピンチシール部1e1´から長く延びても衝撃で変形しないように剛性の大きな線材を用いている。
【0116】
そうして、本実施形態においても図9の実施形態とほぼ同様な動作を行う。
【0117】
図11は、本発明の蛍光ランプの第9の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0118】
図において、図3と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0119】
本実施形態は、連結部1bの中心の位置を管状部1aの外端面から10〜15mmに設定している点において、図3に示す本発明の蛍光ランプの第2の実施形態と異なる。すなわち、連結部1bは外径d’が約10mmであるから、連結部1bから突出する端部の長さl’は約5〜10mmである。
【0120】
そうして、本実施形態においては、端部は短いので、電極のある放電路の端部側に最冷部が形成される図9または図10に示す実施形態と組み合わせることができる。
【0121】
図12は、本発明の蛍光ランプの第10の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0122】
図において、図11と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0123】
本実施形態は、1本のガラス管を折り曲げることによって、連結部1b’を形成している点において、異なる。すなわち、ガラス管の中央部を加熱して、軟化させてから、U字状に折り曲げ、さらに型(図示しない。)に入れて整形したものである。
【0124】
本実施形態もまた電極のある放電路の端部側に最冷部が形成される図9または図10に示す実施形態と組み合わせることができる。
【0125】
図13は、本発明の照明装置の一実施形態である埋込形照明器具の断面図である。
【0126】
本実施形態は、天井埋込形照明器具である。図において、12は照明装置本体、6は蛍光ランプ、7は高周波点灯装置である。
【0127】
照明装置本体12は、天井に形成した取付孔に下方からはめ込み周縁が天井下面に当接した状態で吊りボルトなどの取り付け手段によって取り付けられる。そして、照明装置本体12の内面は反射面に形成され、内部中央にV字状の反射板12aが着脱自在に配設されている。反射板12aの両側に形成される一対の凹部12bに2本の蛍光ランプ6がソケット(図示しない。)に接続された状態で必要に応じて支持具を用いて配設される。高周波点灯装置7は、反射板12aの内部空間に配設されている。
【0128】
図14は、本発明の照明装置の他の実施形態であるトンネル内における非常駐車帯用の照明器具の斜視図である。図において、13は照明器具本体、6は蛍光ランプである。
【0129】
照明器具本体13は、下面が開口した浅い箱状の器体13a、器体13aの下面開口を閉塞する下面カバー13b、器体13a内の一端部に配設されたソケット13c、同じく他端部に配設されたランプホルダ13d、図示しないが蛍光ランプ6に対して光学的に対設された反射板および高周波点灯装置を備えてなる。
【0130】
下面カバー13bは、カバー枠13b1、カバー枠13b1に装着されたガラス板13b2からなり、ヒンジ13eおよびラッチ13fによって器体13aに対して開閉自在に取り付けられている。
【0131】
照明器具本体13は、取付腕13gによって所定の場所に取り付けられる。
【0132】
ランプホルダ13dは、金属製で蛍光ランプ6の先端部の非放電部を抱持しているから、放熱作用も発揮する。
【0133】
【発明の効果】
請求項1ないしの各発明によれば、所定範囲内の内径である2本の管状部を小間隙を隔ててほぼ平行に配設し、単一の連結部によって直列に接続して折り返し屈曲し、両端に一対の電極が封装された放電路長1700〜3000mmの放電容器を備え、最冷部の位置を管状部の端部から所定範囲として制御しているので、水銀蒸気を適正化して発光効率を向上するとともに、放電容器の連結部の機械的強度を高めることができるのに加えて、ランプ電圧の不所望な過昇を防止することができ、相対的にコンパクトでありながら、高効率かつ高光出力の高周波電力で点灯する蛍光ランプを提供することができる。
【0134】
請求項1の発明によれば、加えて2本の管状部を直列に接続する連結部の内径dを管状部の内径Dに対して所定値範囲としたことにより、放電容器の連結部の機械的強度を高め、かつ、ランプ電圧の不所望な過昇を防止する蛍光ランプより高い全光束の蛍光ランプを提供することができる
【0135】
請求項2の発明によれば、加えて連結部の位置管状部の内径Dに対して所定範囲とすることにより、非放電部のサイズを短縮して周囲温度が低いときに最大光束値となるか、適当な放熱手段の併用により周囲温度が低くなくても最大光束値となる蛍光ランプを提供することができる。
【0136】
請求項の発明によれば、加えて放電容器の端部からの電極の距離を所定範囲に規定することにより、放電路の電極が配設された端部側に最冷部が形成され蛍光ランプを提供することができる。
【0137】
請求項4の発明によれば、加えて連結部が2本の管状部の端部からそれぞれ10mm以上中央側へ偏位していることにより、連結部から突出するそれぞれの端部を最冷部にした蛍光ランプを提供することができる。
【0138】
請求項の発明によれば、加えて保護膜および蛍光体層を除去することにより、放電容器の形成の容易な蛍光ランプを提供することができる。
【0139】
請求項の発明によれば、加えて管状部の間隔が1〜3mmの蛍光ランプを提供することができる。
【0140】
請求項の発明によれば、加えて管状部間の間隙にスペーサを介在させて機械的強度を増加した蛍光ランプを提供することができる。
【0141】
請求項の発明によれば、請求項1ないしの発明の効果を有する蛍光ランプ装置を提供することができる。
【0142】
請求項の発明によれば、請求項1ないしの発明の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の蛍光ランプの第1の実施形態を示す一部切欠断面図
【図2】 本発明の蛍光ランプ装置の一実施形態を示す回路ブロック図
【図3】 本発明の蛍光ランプの第2の実施形態を示す要部拡大断面図
【図4】 本発明の蛍光ランプの第3の実施形態を示す放電容器の要部拡大断面図
【図5】 本発明の蛍光ランプの第4の実施形態を示す要部拡大正面図
【図6】 本発明の蛍光ランプの第5の実施形態を示す正面図
【図7】 本発明の蛍光ランプの第6の実施形態を示す一部切欠断面図
【図8】図7の実施形態と従来技術との周囲温度に対する相対光束値の関係を示すグラフ
【図9】 本発明の蛍光ランプの第7の実施形態を示す要部拡大断面図
【図10】 本発明の蛍光ランプの第8の実施形態を示す要部拡大断面図
【図11】 本発明の蛍光ランプの第9の実施形態を示す要部拡大断面図
【図12】 本発明の蛍光ランプの第10の実施形態を示す要部拡大断面図
【図13】 本発明の照明装置の一実施形態である埋込形照明器具の断面図
【図14】 本発明の照明装置の他の実施形態である非常駐車帯用照明器具の斜視図
【符号の説明】
1…放電容器
1a…管状部
1b…連結部
1c…端部
1d…非放電部
2…蛍光体層
3…電極
4…口金
5…スペーサ

Claims (9)

  1. 一対の電極と;
    小間隙を隔ててほぼ平行に配設された内径Dが12〜16.5mmの2本の管状部を内径dが下式から得られる値である単一の連結部によって直列に接続して折り返し屈曲した連続通路を構成し、かつ、連結部が2本の管状部の少なくとも一方の端面から10mm以上中央側に偏位しているとともに、両端に一対の電極を封装した放電路長が1700〜3000mmの放電容器と;
    放電容器の内面に形成された保護層と;
    保護層の内面に形成された蛍光体層と;
    放電容器内に封入された水銀および希ガスを含む放電媒体と;
    を具備していことを特徴とする蛍光ランプ。
    D/2≦d<D
  2. 一対の電極と;
    小間隙を隔ててほぼ平行に配設された内径Dが12〜16.5mmの2本の管状部を内径dが下式から得られる値である単一の連結部によって直列に接続して折り返し屈曲した連続通路を構成し、かつ、連結部が少なくとも一方の管状部の端面からの距離lが下式を満足して中央側に偏位しているとともに、両端に一対の電極を封装した放電路長が1700〜3000mmの放電容器と;
    放電容器の内面に形成された保護層と;
    保護層の内面に形成された蛍光体層と;
    放電容器内に封入された水銀および希ガスを含む放電媒体と;
    を具備し、80〜120Wの高周波電力で点灯されるように構成されていことを特徴とする蛍光ランプ。
    D/2≦d<D
    0.2D<l<0.5D
  3. 少なくとも一方の電極は、放電容器の端部から30〜50mmの位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の蛍光ランプ。
  4. 連結部は、2本の管状部のそれぞれの端面から10mm以上中央側へ偏位していることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
  5. 保護層および蛍光体層は、連結部が管状部の端面から10mm以上中央側に偏位している方の管状部の端部の少なくとも一部の領域には形成されていないことを特徴とする請求項1または4記載の蛍光ランプ。
  6. 2本の管状部間の間隙が1ないし3mmであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の蛍光ランプ。
  7. 2本の管状部間にスペーサが配設されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一記載の蛍光ランプ。
  8. 請求項1ないしのいずれか一記載の蛍光ランプと;
    蛍光ランプを100W以上の高周波電力で点灯する高周波点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ装置。
  9. 照明装置本体と;
    照明装置本体に支持されている請求項記載の蛍光ランプ装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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