JPH113683A - 多重管形蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents

多重管形蛍光ランプおよび照明装置

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JPH113683A
JPH113683A JP19142597A JP19142597A JPH113683A JP H113683 A JPH113683 A JP H113683A JP 19142597 A JP19142597 A JP 19142597A JP 19142597 A JP19142597 A JP 19142597A JP H113683 A JPH113683 A JP H113683A
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tube
glass
fluorescent lamp
arc tube
arc
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JP19142597A
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English (en)
Inventor
Kunio Yuasa
邦夫 湯浅
Kiyoshi Nishimura
潔 西村
Masuo Shibuya
増夫 渋谷
Ariyoshi Ishizaki
有義 石崎
Naoki Tsutsui
直樹 筒井
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】発光管の両端部にガラス外管の両端部を簡単な
構造で固定することができ、しかも両者間の気密性が良
好で、特に液晶バックライトなどに用いるコンパクトな
蛍光ランプに好適で、しかも破損しにくい多重管形蛍光
ランプおよびこれを用いた照明装置を提供する。 【解決手段】細長い気密なガラスバルブを備えた発光管
の両端部にガラス外管の両端部を周囲に間隙を形成して
ガラス溶着により固着して、低温始動時の光束立ち上が
りを長期間にわたって改善できる。また、発光管および
ガラス外管の少なくとも一方の好ましくは端部に周湾曲
部を形成することにより、点灯時の熱膨張差による発光
管のクラックを抑制できる。さらに、発光管およびガラ
ス外管の肉厚、応力、熱膨張率をそれぞれ規定すること
により、種々の状況における破損を防止することができ
る。さらにまた、ガラス外管を発光管の少なくとも電極
に対向する部分に封止することにより、電極の熱を放散
しやすくして比較的大きな電力で点灯しても管面輝度が
飽和しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光管の周囲にガラ
ス外管を配設した多重管形蛍光ランプおよびこれを用い
た照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の2重管形蛍光ランプの
断面図である。
【0003】上記従来技術は、実公平4−52932号
公報に記載されているものである。図において、101
はガラス製の外管、104はガラス製の気密封止された
封体管であり、これら外管101および封体管104と
後述の保持材106、106により二重管構造が構成さ
れる。外管101の内壁と封体管104の外壁との間に
1〜10mm程度の間隔で封体管104の外壁を囲む空
隙Sが形成されるよう外管101は封体管104を囲繞
し、これら両者はそれぞれの両端部において断熱性の保
持材106、106により保持されている。また、封体
管104の端部141、141がそれそぞれ保持材10
6、106に埋設固定されるとともにこれらの保持材1
06、106がそれぞれ外管101の端部111、11
1に気密に嵌着されて外管101が気密封止され、封体
管104と外管101と保持材106、106により二
重管構造が構成されている。前記空隙Sは好ましくは減
圧されて真空にされ、この場合には封体管104と外管
101との断熱性の一層の向上を図ることができると述
べられている。前記封体管104の内壁面には蛍光膜1
42が設けられており、ランプの全長Lが120mm以
下、消費電力が2W以下であり、かつ封体管104の外
径dが6mm以下である。外管101の外径Dは好まし
くは20mm以下とされている。この二重管形蛍光ラン
プは液晶バックライトなどに用いられる。
【0004】なお、図中102はフィラメント電極、1
03はリード線、105は水銀含浸合金である。
【0005】上述した従来技術によれば、消費電力が2
W以下であっても、二重管であるから、比較的低温雰囲
気においても始動時に所要の温度上昇が得られるため
に、光束立ち上がりは外管を有さない蛍光ランプに比べ
て優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、封体管104と外管101との両端
部を断熱性の保持材106により、気密に封止しようと
するものであるが、断熱性にして気密性が良好であり、
しかもガラスに対する濡れ性の良好な材料を工業的規模
において、比較的安価に得ることは困難である。
【0007】したがって、従来技術においては長期間に
わたって外管と封体管との間の気密性を維持することが
困難であり、さらに製造工数も多く安価に提供すること
ができないという問題がある。
【0008】本発明は、発光管の両端部にガラス外管の
両端部を簡単な構造で固定することができ、しかも両者
間の気密性が良好な、特に液晶バックライトなどコンパ
クトな照明装置用として好適な多重管形蛍光ランプおよ
びこれを用いた照明装置を提供することを主な目的とす
る。
【0009】本発明の他の目的は、加えて発光管および
またはガラス外管のクラックを少なくした多重管形蛍光
ランプおよびこれを用いた照明装置を提供することにあ
る。
【0010】本発明のさらに他の目的は、加えて発光管
の温度過昇による管面輝度の飽和を比較的大きい電力で
の点灯においても抑制した多重管形蛍光ランプおよびこ
れを用いた照明装置を提供することにある。
【0011】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の多重管
形蛍光ランプは、細長い気密なガラスバルブ、ガラスバ
ルブの両端部に封装された一対の電極、ガラスバルブの
内面側に形成された蛍光体層およびガラスバルブ内に封
入された放電媒体を備えてなる発光管と;発光管をその
周囲に空間を形成して包囲しかつ両端が発光管のガラス
バルブの両端部とガラス溶着により一体化されたガラス
外管と;を具備していることを特徴としている。
【0012】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0013】まず、ガラスバルブについて説明する。
【0014】ガラスバルブは、ホウ珪酸ガラスなどの硬
質ガラスまたは半硬質ガラスが好適であるが、要すれば
ソーダライムガラス、鉛ガラスなどの軟質ガラスであっ
てもよい。また、断面形状は、通常円形にするが、要す
れば非円形たとえば楕円形その他任意の断面形状である
ことを許容する。さらに、長手方向の形状は、直管はも
とより、環形、半円形、L字形、U字形、W字形など所
望の形状にすることができる。
【0015】本発明の多重管形蛍光ランプは、どのよう
な用途の蛍光ランプにも適用してその期待する作用効果
を発揮することができるので、用途は限定されない。し
たがって、発光管を構成するガラスバルブの外径および
全長は任意に設定することができる。しかし、本発明は
液晶などのバックライト、OA機器の読取および車載計
器照明などに用いられる比較的細長でコンパクトな蛍光
ランプにおいて格別顕著な作用効果を発揮する。そし
て、このような比較的細長でコンパクトな蛍光ランプの
場合、本発明においては、発光管は、一般的には外径6
mm以下好ましくは4mm以下、最適には3mm以下で
ある。また、肉厚は一般的に1mm以下、好ましくは
0.1〜0.7mm、最適には0.3mm程度である。
さらに、全長は、一般的には任意長さとすればよいが、
好ましくは30〜300mm、最適には50〜250m
mである。
【0016】次に、電極について説明する。
【0017】電極は、上述のように蛍光ランプとしての
用途が限定されないから、用途に応じて冷陰極および熱
陰極のいずれか適当な方式の電極を選定することができ
る。しかし、比較的細長でコンパクトな蛍光ランプに本
発明を適用する場合は、一般的に冷陰極を用いるのがよ
いが、本発明の性質から熱陰極を除外するものではない
ことを理解できるであろう。
【0018】蛍光体層について説明する。
【0019】蛍光体層は、ガラスバルブの内面に直接形
成してもよいし、たとえば保護膜などを介して間接的に
形成してもよい。また、使用する蛍光体はその用途に応
じて任意所望のものを用いればよいが、たとえば読取用
の蛍光ランプの場合は、希土類のりん酸塩蛍光体(La
PO4:Ce3+、Tb3+)のような単色発光蛍光体また
はこれを含んだ蛍光体、バックライトおよび車載計器照
明用の多重管形蛍光ランプの場合は、3波長発光形蛍光
体またはハロりん酸塩蛍光体などの白色系の発光色の蛍
光体を用いることができる。
【0020】放電媒体について説明する。
【0021】放電媒体は、水銀および希ガスたとえばネ
オンまたはアルゴンを主成分とする希ガスが多くの場合
に使用されるが、水銀を用いないで希ガスとしてキセノ
ンガスのみを用いて、キセノンガス放電による紫外線発
光によって蛍光体を励起させるようにすることができ
る。しかし、この場合、低温時の光束立ち上がりの問題
は殆どないが、発光管の機械的保護のために本発明の多
重管形蛍光ランプは効果的である。さらに、キセノンガ
スおよび水銀を封入してキセノンガス放電および水銀蒸
気放電の両者を生起させることによって、それぞれの波
長をもった紫外線を発生させてもよい。この場合は、低
温時の光束立ち上がりの問題はそれなりに改善される
が、さらに本発明の多重管形蛍光ランプによる光束立ち
上がり改善効果を発揮するとともに、機械的強度向上の
作用効果も加わる。さらにまた、水銀とともに封入され
る希ガスとしてはアルゴン、ネオンもしくはクリプトン
の単体、またはアルゴンおよびネオン、アルゴン、ネオ
ンおよびヘリウムのそれぞれの混合ガスを用いれば、ペ
ニング効果による始動性の改善も得られる。
【0022】水銀は、純水銀を直接封入してもよいし、
アマルガムの形で封入してもよい。
【0023】ガラス外管について説明する。
【0024】ガラス外管は、ガラスバルブと同一材質の
ガラスを用いれば、熱膨張率は等しいが、熱膨張率が大
きく相違していないで、しかもガラスバルブとの間の加
工性に支障がなければ、異なったガラス材料を用いるこ
とができる。後述するように、発光管とガラス外管とに
異なるガラスを用いて熱膨張率差を機械的強度向上のた
めに積極的に利用することもできる。
【0025】発光管の説明において述べたように本発明
は特定用途に限定されないから、ガラス外管も蛍光ラン
プの用途に応じて所望の寸法に設定することができる
が、特に細長でコンパクトな蛍光ランプにおいては、ガ
ラス外管は、一般的には外径8mm以下、好ましくは6
mm以下、最適には4mm以下である。また、肉厚は、
一般的には1mm以下、好ましくは0.1〜0.7m
m、最適には0.3mm程度である。さらに、全長は、
一般的には任意長さとすればよいが、好ましくは30〜
300mm、最適には50〜250mmである。
【0026】ガラス外管は、発光管に対して一般的には
同心的位置関係においてガラス溶着により封着される
が、発光管の周囲にガラス外管によって空隙が形成され
ていればよく、したがって偏心していても差し支えな
い。極端な場合、発光管の周面の一部がガラス外管に接
触していても基本的には所期の作用効果が得られるの
で、これも許容される。なお、ガラス外管によって発光
管の周囲に形成される間隙はその存在がわずかに分かる
程度に小さくても所期の作用効果を奏する。
【0027】また、本発明においては、ガラス外管は任
意数たとえば同心的に用いることができる。さらに、ガ
ラス外管内は排気して減圧雰囲気にしてもよいし、真空
度を高くして100Pa以下のいわゆる高真空にするこ
とができる。
【0028】ガラス外管と発光管のガラスバルブとのガ
ラス溶着による封着とは、両者のガラスの双方または一
方が溶融して固着することの他に、両者の熱膨張率の中
間の値を有する溶着用のガラス材料を介在させてガラス
溶着させてもよい。
【0029】ここで、2重管形蛍光ランプの製造方法の
一例を説明する。
【0030】まず、発光管を常法により製造する。
【0031】次に、ガラス外管用のガラス管に発光管を
挿入し、両者の一端部を支持する。そして、ガラス管の
他端部をガスバーナ、電気ヒータなどで加熱すると、や
がてガラス管が軟化するので、発光管およびガラス管の
他端部を溶着することができる。
【0032】ガラス溶着した他端を支持して、ガラス管
の一端部を排気装置に接続し、上記と同様にガラス外管
全体を加熱しながら排気して、不純ガスを放出させる。
【0033】最後に、排気を継続しながら一端部を加熱
して他端部と同様にガラス溶着すると、発光管の外側に
ガラス外管を形成することができる。
【0034】次に、本発明の作用について説明する。
【0035】そうして、ガラスバルブの両端部とガラス
外管の両端部とを、ガラス溶着により封着して一体化し
たことにより、両者を従来技術のように格別異質の部材
を用いることなく所定の位置関係を確実に保持しながら
十分気密に封止することができ、構造が簡素化される。
しかも、発光管およびガラス外管の相乗作用によって機
械的強度が向上するから、相対的に肉薄のガラスバルブ
を用いることもできる。ガラス外管内をたとえ排気しな
くてもガラス外管を有することにより、発光管の熱放散
はかなり少なくなり、保温作用によって低温雰囲気中に
おける始動時の光束立ち上がりは良好になる。もちろ
ん、ガラス外管内を減圧ないし真空にすることにより、
ガラス外管内の気体による対流作用が大幅に減少する
か、なくなるので、より良好な光束立ち上がり特性を得
ることができる。
【0036】請求項2の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項1記載の多重管形蛍光ランプにおいて、発光管
は、両電極からガラスバルブの両端部を貫通して外部に
導出された一対のリード線を備え;ガラス外管は、発光
管のリード線導出部位周辺において発光管のガラスバル
ブと一体化されている;ことを特徴としている。
【0037】本発明においては、ガラス外管を上記のよ
うに構成することにより、まず発光管を製作し、次にガ
ラス外管を発光管に挿入して、所定の位置に保持しなが
らガラス外管の両端部を加熱して軟化させて発光管の端
部のリード線導出部に向かって成形しながら溶融させれ
ばよい。もちろん、外管内を排気する場合は、以上の作
業をガラス管内を排気しながら行えばよい。
【0038】そうして、本発明はガラス外管を発光管に
対して気密に、しかも容易に所定の位置関係を維持して
発光管と一体化することができる。リード線をガラス外
管の端部中央から導出させることが容易であるから、単
管の蛍光ランプと同じ感覚で取り扱うことができる。
【0039】したがって、本発明の多重管形蛍光ランプ
を装着する照明装置を格別な構造に変更する必要はな
い。
【0040】請求項3の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項1または2記載の多重管形蛍光ランプにおいて、
外管は、その内部が排気されていることを特徴としてい
る。
【0041】ガラス外管内を排気することにより、ガラ
ス外管配設による断熱性を向上させることができるのは
既述のとおりであるが、排気はそれほど高度に行わない
で、いわゆる減圧雰囲気という程度であっても十分な断
熱性が得られる。しかし、所望により、十分な真空度ま
で排気すれば、さらに良好な断熱効果が得られる。
【0042】請求項4の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項1ないし3のいずれか一記載の多重管形蛍光ラン
プにおいて、発光管は、ガラスバルブが断面ほぼ円形で
あり;ガラス外管は、断面がほぼ円形で、かつ発光管と
ほぼ同心に配設されている;ことを特徴としている。
【0043】本発明は、最も一般的な管形状および配置
を規定したものである。
【0044】請求項5の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項1ないし4のいずれか一記載の多重管形蛍光ラン
プにおいて、発光管は、外径が6mm以下、肉厚1mm
以下であり;ガラス外管は、外径が8mm以下、肉厚1
mm以下である;ことを特徴としている。
【0045】本発明は、液晶などのバックライト、読取
および車載計器照明などの用途として用いられるような
細長くてコンパクトな蛍光ランプとして一般的な発光管
およびガラス外管のサイズを規定している。
【0046】請求項6の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項1ないし5のいずれか一記載の多重管形蛍光ラン
プにおいて、発光管は、外径が4mm以下、肉厚が0.
1〜0.7mm、全長が30〜300mmであり;ガラ
ス外管は、外径が6mm以下、肉厚が0.1〜0.7m
m、全長が30〜300mmである;ことを特徴として
いる。
【0047】本発明は、請求項5に比較してさらに好ま
しい範囲を規定している。
【0048】請求項7の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項1ないし6のいずれか一記載の多重管形蛍光ラン
プにおいて、発光管およびガラス外管の少なくとも一方
は、周湾曲部を備えていることを特徴としている。
【0049】請求項1ないし4の発明の多重管形蛍光ラ
ンプを点灯中に、数少ないが発光管がクラックして破損
されることがあった。調査したところ、ランプ電流を大
きくして点灯した場合に生じやすいことが分かった。さ
らに、その原因を調査の結果、製作時の残存歪が影響し
ていることと、発光管とガラス外管との温度上昇のずれ
が影響していることが分かった。すなわち、点灯する
と、最初に発光管が温度上昇し、これに伴って熱膨張す
る。そして、ガラス外管は、発光管より遅れて温度上昇
し、これに伴って熱膨張するので、温度上昇時に発光管
とガラス外管との溶着部近傍のガラスに応力が発生す
る。この応力が許容値を超えることにより、クラックが
発生するのであって、残存歪があると、温度上昇に伴っ
て発生する応力がわずかであっても残存歪がクラック発
生を助長する方向に作用しやすいことが分かった。
【0050】そこで、本発明は請求項1ないし4の多重
管形蛍光ランプに周湾曲部を形成するという若干の改善
を付加したものである。本発明によれば、点灯時の温度
上昇に伴う熱膨張の差を周湾曲部が吸収することによ
り、クラックの発生が抑制されるから、発光管の破損が
極めて少なくなる。
【0051】本発明において、周湾曲部を形成する位置
は、管の長さ方向のどこでもよい。また、周湾曲部は発
光管およびガラス外管のいずれに形成してもよいし、両
方に形成してもよい。さらに、周湾曲部は、それぞれの
管の外側から見て凹曲していてもよいし、凸曲していて
もよく、それらの任意の組合せであってもよい。
【0052】請求項8の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項7記載の多重管形蛍光ランプにおいて、周湾曲部
は、発光管およびガラス外管の少なくとも一方の一端部
近傍に形成されていることを特徴としている。
【0053】管の端部近傍に形成すれば、発光管の端部
近傍を除く中間部が照明に主として利用されることを考
慮すれば、中間部における発光の一様性という点で優れ
ている。
【0054】請求項9の発明の多重管形蛍光ランプは、
請求項7または8記載の多重管形蛍光ランプにおいて、
周湾曲部は、発光管に形成された周凹曲部であることを
特徴としている。
【0055】周湾曲部が、周凹曲部であることにより、
周湾曲部の形成が容易になる。すなわち、発光管の排気
工程において、ガラスバルブの端部を加熱して封止する
際に発光管内外の圧力差によって容易に周凹曲部を形成
することができる。また、要すれば、ガラスバルブを回
転させながら加熱軟化し型を当てて成形することにより
周凹曲部を形成することもできる。
【0056】請求項10の多重管形蛍光ランプは、請求
項7ないし9のいずれか一記載の多重管形蛍光ランプに
おいて、周湾曲部は、発光管に形成された周凸曲部であ
ることを特徴としている。
【0057】周湾曲部が周凸曲部であることにより、ガ
ラス外管に対して発光管を同心的に位置させやすくな
る。
【0058】請求項11の発明の多重管形蛍光ランプ
は、請求項7ないし10のいずれか一記載の多重管形蛍
光ランプにおいて、周湾曲部は、ガラス外管に形成され
た周凹曲部であることを特徴としている。
【0059】周凹曲部は、請求項9と同様形成しやす
い。また要すれば、発光管を同心的に配置する際のガイ
ドとして利用することもできる。
【0060】請求項12の発明の多重管形蛍光ランプ
は、請求項7ないし10のいずれか一記載の多重管形蛍
光ランプにおいて、周湾曲部は、ガラス外管に形成され
た周凸曲部であることを特徴としている。
【0061】周湾曲部が周凸曲部であっても応力吸収の
作用は全く問題がない。
【0062】請求項13の発明の多重管形蛍光ランプ
は、請求項1ないし12のいずれか一記載の多重管形蛍
光ランプにおいて、ガラス外管は、その肉厚が発光管の
肉厚より小さく、かつ内部が排気されていることを特徴
としている。
【0063】本発明は、多重管形蛍光ランプの製造後の
温度変化によってクラックが発生しにくいように構成し
たものである。すなわち、請求項1の説明において記述
した製造方法により多重管形蛍光ランプを製造する場
合、最初の他端部の加熱時に加熱しすぎると、発光管内
と大気圧との圧力差のために発光管が潰れるという問題
がある。また、反対に、最後の一端部の加熱時に加熱し
すぎると、ガラス管内は高真空に排気されているから、
発光管が膨張するという問題がある。
【0064】いずれの場合にもガラス溶着部近傍が変形
して歪が残り、製造後の温度変化または応力が作用した
際にクラック発生の起点となりやすい。このため、多重
管蛍光ランプの信頼性が低下する。
【0065】これに対して、本発明においては、ガラス
外管の肉厚が発光管の肉厚より小さいので、ガラス外管
の発光管へのガラス溶着時にガラス外管の肉厚が小さい
ので、ガラス外管の軟化、溶融が早くなり、発光管が過
度に変形する前にガラス溶着させることができる。これ
により、発光管の端部が潰れたり、膨張したりすること
が防止されるため、クラック発生が著しく少なくなる。
【0066】請求項14の発明の多重管形蛍光ランプ
は、請求項1ないし12のいずれか一記載の多重管形蛍
光ランプにおいて、発光管は、その肉厚がガラス外管の
肉厚以下であることを特徴としている。
【0067】本発明は、ガラス外管によって多重管形蛍
光ランプの破損を防止するとともに、発光管の肉厚を規
定して光束立ち上がり特性を改善し、かつ働程特性を改
善するものである。
【0068】すなわち、バックライト用の冷陰極蛍光ラ
ンプにおいては、バックライトの薄形化に伴って細径化
が進展している。細径化に合わせてバルブの肉厚を小さ
くしていくと、バルブの機械的強度が低下してしまい、
わずかな応力が作用しただけで蛍光ランプが破損する。
また、封止部分においては、金属封着部材に接するガラ
ス部分が相対的に肉薄となり、金属封着部材とガラスと
の間に歪が生じて、この部分からリークするという問題
がある。
【0069】これらの問題を解決するためには、発光管
のガラスバルブのガラスの肉厚を大きくすればよいのだ
が、バックライトの仕様上発光管の外径を等しくする関
係で、肉厚を大きくした分、内径を小さくする必要があ
る。発光管の内径を小さくすると、放電空間が狭くな
り、管壁負荷が増加する。このため、放電によって発生
する紫外線のうち、254nmの紫外線に対して185
nmの紫外線が相対的に多くなる。185nmの紫外線
が多くなると、蛍光体の劣化が早くなる。その結果、蛍
光体の劣化によって、光束維持率が低下して働程特性が
悪くなる。
【0070】また、発光管の内径が小さくなるにしたが
って、始動電圧が上昇するという問題もある。
【0071】さらに、発光管のガラスバルブの肉厚を大
きくすることにより、バルブの熱容量が増加するため
に、点灯初期の温度上昇が遅くなり、輝度の立ち上がり
特性が低下するという問題もある。
【0072】これに対して、本発明においては、ガラス
外管の肉厚が相対的に大きいので、発光管の肉厚が相対
的に小さくても機械的強度を所要の程度に確保すること
ができる。
【0073】また、発光管の肉厚が相対的に小さいの
で、発光管の外径が同じ場合、内径を大きくできる。こ
のため、管壁負荷が小さくなり、蛍光体に有害な185
nmの紫外線の発生量が相対的に低下するので、蛍光体
の劣化を抑制して、光束維持率を改善して、働程特性を
向上することができる。たとえば、点灯20000時間
における光束を初期時の50%以上に保持することがで
きる。もちろん、始動電圧の上昇はない。
【0074】さらに、発光管の熱容量を小さくできるの
で、点灯初期の温度上昇を早くして輝度の立ち上がり特
性を改善することができる。
【0075】なお、ガラス外管のガラス溶着時には発光
管が過度に温度上昇しないよう注意を要する。
【0076】請求項15の発明の多重管形蛍光ランプ
は、請求項1ないし14のいずれか一記載の多重管形蛍
光ランプにおいて、発光管は、点灯していない状態で引
っ張り応力が付与されており;ガラス外管は、点灯して
いない状態で圧縮応力が付与されている;ことを特徴と
している。
【0077】本発明は、多重管形蛍光ランプの点灯時の
発光管とガラス外管との温度差に起因する熱膨張差によ
るガラス特にガラス外管の破断を防止するように構成し
たものである。
【0078】多重管形蛍光ランプは、ガラス外管の断熱
効果によって省電力および光束立ち上がり特性改善を図
ることができる。しかし、点灯時に発光管は温度上昇す
るにもかかわらず、ガラス外管は温度上昇が少ない。こ
のため、発光管とガラス外管との間に伸びの差が生じ、
これに伴って両者間に応力が発生して発光管およびガラ
ス外管が破断しやすい。特にガラス外管は引っ張り応力
によって破断しやすい。
【0079】これに対して、本発明においては、ガラス
外管に圧縮応力が作用しているので、点灯時に発光管が
膨張して、ガラス外管に引っ張り応力が作用しても、ガ
ラス外管には圧縮応力が付与されているので、ガラス外
管の圧縮応力が作用しようとする引っ張り応力を相殺す
ることができる。したがって、点灯時のガラス破断が少
なくなる。
【0080】本発明の構成を実現するための方法は制限
されないが、たとえばガラス外管を発光管にガラス溶着
により封着する際に、多重管形蛍光ランプの全長に対す
る発光管との温度差を所定範囲になるようにガラス外管
を冷却することにより、本発明の構成を得ることができ
る。すなわち、ガラス外管に発光管を挿入して、これら
の一端をガラス溶着した後、他端をガラス溶着する直前
のガラス外管と発光管の温度との差T(℃)が下式を満
足するようにガラス外管を冷却してガラス溶着すること
により、ガラス外管に所要の圧縮応力を付与することが
できる。
【0081】10<T<80また、ガラス外管に付与す
るガラス外管の単位断面積当たりの好ましい圧縮応力Φ
は、下式のとおりである。
【0082】 0.05×108N/m2<Φ<0.5×108N/m2 請求項16の発明の多重管形蛍光ランプは,請求項1な
いし15のいずれか一記載の多重管形蛍光ランプにおい
て、発光管は、その熱膨張率がガラス外管の熱膨張率よ
り小さいことを特徴としている。
【0083】本発明もまた、多重管形蛍光ランプの点灯
時の発光管とガラス外管との温度差に起因する熱膨張差
によるガラス特にガラス外管の破断を防止するように構
成したものである。
【0084】多重管形蛍光ランプを同一のガラスたとえ
ば熱膨張率103×10-7/cm2℃のソーダライムガ
ラスを用い、導入線としてジュメット線を用いて形成す
ると、点灯時に発光管とガラス外管との温度差によっ
て、前述のようにガラス破断しやすいという問題があ
る。
【0085】本発明においては、発光管の熱膨張率がガ
ラス外管のそれより小さいので、点灯によって発光管の
温度がガラス外管より上昇しても、発光管の熱膨張率が
小さいので、ガラス外管に作用する引っ張り応力は少な
いから、ガラス外管は破断しにくい。
【0086】なお、ガラス外管に対する発光管の熱膨張
率差が15%を超えると、ガラス外管と発光管とのガラ
ス溶着部分においてクラックが生じやすくなるので、注
意しなければならない。
【0087】また、ガラス外管のガラスを軟化温度が発
光管のガラスの軟化温度より低いものを用いると、両者
のガラス溶着時に発光管が変形しにくくなる。ガラス外
管の軟化温度を発光管の軟化温度より25℃以下の範囲
で低くすると、特に好ましい効果が得られる。したがっ
て、上記熱膨張率差および軟化温度差範囲を組み合わせ
ると、さらに効果的である。
【0088】発光管の熱膨張率が90〜105×10-7
/cm2・℃の範囲にある場合には、ガラス外管の熱膨
張率は100〜115×10-7/cm2・℃の範囲にあ
るのが好ましい。
【0089】また、発光管の熱膨張率が35〜45×1
-7/cm2・℃の範囲にある場合には、ガラス外管の
熱膨張率は40〜50×10-7/cm2・℃の範囲にあ
るのが好ましい。
【0090】発光管およびガラス外管の好ましい材料の
組み合わせ例について、以下説明する。
【0091】発光管は、ソーダライムガラス、ホウ酸鉛
系ガラス(熱膨張率99×10-7/cm2・℃)、コバ
ール系封着ガラスたとえばコーニング7050(熱膨張
率46×10-7/cm2・℃)またはタングステン系封
着ガラスたとえばコーニング7740熱膨張率33×1
-7/cm2・℃)などを用いることができる。
【0092】ガラス外管は、リン酸アルミニウムアルカ
リ系ガラス(熱膨張率114×10-7/cm2℃)、ホ
ウ酸亜鉛系ガラス(熱膨張率52×10-7/cm2℃)
またはタングステン系封着ガラスたとえばコーニング7
720熱膨張率36×10-7/cm2・℃)などを用い
ることができる。
【0093】請求項17の発明の多重管形蛍光ランプ
は、細長い気密なガラスバルブ、ガラスバルブの両端部
に形成された封止部によって封装された一対の電極、ガ
ラスバルブの内面側に形成された蛍光体層およびガラス
バルブ内に封入された放電媒体を備えてなる発光管と;
発光管をその周囲に間隙を形成して包囲しかつ両端が発
光管のガラスバルブの両端部の少なくとも電極と対向す
る部分とガラス溶着による封止部を形成して一体化され
ているガラス外管と;を具備していることを特徴として
いる。
【0094】本発明は、上記構成によりさらに発光管の
点灯中の温度過昇を抑制して比較的投入電力が大きい範
囲でも管面輝度が飽和しないようにしたものである。す
なわち、ガラス外管を備えた多重管形蛍光ランプはガラ
ス外管の断熱効果により、省電力効果および低温特性に
優れているが、比較的少ない電力での点灯でも温度が上
昇するために、点灯電力を増大させると、必要以上に温
度が上昇して輝度が飽和してしまうという問題がある。
【0095】このような温度過昇を防止する方法とし
て、ガラス外管内の真空度を変化させて熱伝導率を制御
する方法があるが、この方法はガラス外管内の微小な空
間を1torr以下の範囲で微妙に制御することを要求
する関係で、実際上非常に難しい。
【0096】そこで、本発明においては、発光管の電極
に対向する部分にガラス外管による空間のない部分を形
成することにより、電極の発生熱の放散を良好にしてい
る。これによって、発光管の中央部の温度を低下するも
のである。
【0097】また、要すれば管端部に最冷部を形成して
水銀蒸気圧を最適化するように設計することもできる。
【0098】本発明において、少なくとも発光管の電極
に対向する部分において封着部を形成しているとは、発
光管の電極に対向する位置の少なくとも一部ににガラス
外管の封着部が形成されてればよく、さらに発光管の封
着部までガラス外管の封着部が延在していてもよいとい
う意味である。もちろん、電極に対向する発光管の部分
の一部または全部においてのみガラス外管の封着部が形
成されていてもよい。
【0099】しかし、ガラス外管の封着部は、電極の先
端より中央側へ大きく突出するのは好ましくなく、ほぼ
電極先端の位置までに止めるべきである。この封着部が
電極先端より実質的に中央側にあると、発光利用部に封
着部が位置するために軸方向の光学的均一性が損なわれ
るとともに、電極部分が冷却されすぎ、最冷部が発光管
の中央部から管端部へ不安定に移動してしまい光出力が
時間的に変動しやすい。
【0100】なお、前述のように最冷部を管端部に形成
するように設計した場合には、問題にならない。
【0101】請求項18の発明の多重管形蛍光ランプ
は、細長い気密なガラスバルブ、ガラスバルブの両端部
に形成された軸方向の長さがlS1の封着部によって封装
された一対の電極、ガラスバルブの内面側に形成された
蛍光体層およびガラスバルブ内に封入された放電媒体を
備えてなる発光管と;発光管をその周囲に間隙を形成し
て包囲しかつ両端が発光管のガラスバルブの両端部の封
着部とガラス溶着により一体化され軸方向の長さlS2
S2≦lS1の条件を満足する封着部を形成しているガラ
ス外管と;を具備していることを特徴としている。
【0102】本発明は、ガラス外管を発光管にガラス溶
着により封着する製造時の不具合発生を防止する構成を
規定するものである。
【0103】すなわち、ガラス外管を発光管に封着する
ときに、ガラス外管の中に発光管を挿入して外側から封
着予定部を加熱するが、この加熱によりガラス外管が軟
化して発光管の両端に溶着する。このとき発光管を構成
しているガラス管に引っ張り応力が発生するため、発光
管のガラス管にグリフィスフローと称される微小な傷が
存在すると、引っ張り応力により発光管にクラックを生
じやすい。
【0104】また、発光管のガラス管と、ガラス外管の
溶着部との界面に応力が集中する。そして、ガラス外管
がいったん溶着した後、界面に作用する応力のために再
び剥がれて、いわゆる生焼けが発生してクラックしやす
くなる。
【0105】さらに、ガラス外管を最初に発光管にガラ
ス溶着する工程においては、発光管内外の圧力差に起因
するクラック発生の問題がある。すなわち、発光管内は
10Pa程度の圧力になっているが、ガラス外管を大気
中でガラス溶着する場合、ガラス外管を加熱しすぎる
と、発光管も軟化するため、大気圧に押されて発光管の
軟化部分が内方へ吸い込まれる。そして、吸い込まれた
ガラスが内部リード線や電極に接触すると、その部分が
起点となってクラックなどの不具合が発生する。
【0106】そこで、本発明においては、発光管の封着
部の部分にガラス外管を封着する構成としている。発光
管の封着部はガラス外管の加熱時に軟化しても上述によ
うな吸い込まれることがないから、上記したような原因
によるクラックなどの不具合が発生することがない。
【0107】以上から理解できるように、本発明は発光
管およびガラス外管の両端部において、各封着部の長さ
をlS2≦lS1の条件を満足する必要がある。
【0108】発光管の封着部の長さlS1は、発光管のガ
ラスバルブの肉厚に関係なく、好ましくは1mm以上で
ある。
【0109】ガラス外管の封着部の長さlS2は、ガラス
外管の肉厚に関係なく、好ましくは発光管の封着部の長
さlS1の半分程度であり、少なくとも0.5mm以上で
ある。
【0110】請求項19の発明の多重管形蛍光ランプ
は、細長い気密なガラスバルブ、ガラスバルブの両端部
に形成された軸方向の長さがlS1の封着部によって封装
された一対の電極、ガラスバルブの内面側に形成された
蛍光体層およびガラスバルブ内に封入された放電媒体を
備えてなる発光管と;肉厚がt2で、発光管をその周囲
に間隙を形成して包囲しかつ両端が発光管のガラスバル
ブの両端部の封着部とガラス溶着により一体化され軸方
向の長さがlS2であって、かつ下式をともに満足する封
着部を形成しているガラス外管と;を具備していること
を特徴としている。
【0111】1≦lS2/t2 0<(lS1−lS2)/t2 本発明は、上記構成によりさらに封着部のクラックを防
止して信頼性を高めたものである。すなわち、多重管形
蛍光ランプを点灯すると、発光管の電極近傍のガラスバ
ルブの温度が急激に上昇する。ガラス外管の封着部の境
界が電極近傍に対向していると、熱による応力によって
クラックが発生することがある。そして、このクラック
発生は、ガラス外管の肉厚、発光管の封着部の軸方向の
長さおよびガラス外管の封着部の長さが相関しているこ
とが判明した。
【0112】そこで、本発明においては、ガラス外管の
封着部の長さがガラス外管の肉厚以上であるとともに、
ガラス外管の肉厚に対する発光管の封着部の長さとガラ
ス外管の封着部の長さとの差の比が0を超えているよう
に構成する。こうして、ガラス外管の封着部の位置を発
光管の電極近傍に対向しないで、なるべく発光管の管端
部へ後退した位置に配設することにより、ガラス外管の
封着部に電極の熱が直接伝導しにくくなり、したがって
当該封着部に熱による応力が作用しにくい。なお、軸と
交叉する方向に沿う封着部の長さは制限されないので、
要すれば発光管の端面においてのみガラス外管の封着部
を形成するか、軸方向および発光管端面の両者に跨って
封着部を形成することもできる。
【0113】しかし、ガラス外管の封着部を発光管の軸
方向において管端部へ後退させるにしたがって、封着部
の長さが短くなり、極端に封着部の長さが短いと、発光
管とガラス外管との温度差によって生じる応力でクラッ
クが発生しやすくなるので、上記のようにガラス外管の
肉厚以上の長さにするものとする。
【0114】請求項20の発明の多重管形蛍光ランプ
は、請求項18または19記載の多重管形蛍光ランプに
おいて、発光管の両端の封着部は、ロングタイプのビー
ドステムを用いて形成されていることを特徴としてい
る。
【0115】本発明において、ロングタイプのビードス
テムとは、ビードステムの軸中心に見たビードの直径よ
り軸方向の封着長の方が大きいビードステムをいう。
【0116】たとえば、ビードの直径が1.0〜1.2
mmの場合、好ましい封着長は1.5〜2.0mmであ
る。このようなサイズのビードステムは、発光管のガラ
ス管が内径1.2〜1.4mmで外径が1.8mmのも
のに適合する。
【0117】また、ガラス外管の封着部長は0.5〜
0.7mm程度が好適である。
【0118】本発明においては、発光管の封着部を長く
することができるので、発光管の封着部にガラス外管を
無理なく封着することができる。
【0119】請求項21の発明は、照明装置本体と;照
明装置本体に配設された請求項1ないし20のいずれか
一記載の多重管形蛍光ランプと;を具備していることを
特徴としている。
【0120】本発明の照明装置は、既述のように先行す
る請求項の多重管形蛍光ランプが用途を限定されないの
と同様な理由により、用途は限定されない。たとえば一
般照明用の照明器具などを含む。しかし、細長くてコン
パクトな多重管形蛍光ランプを用いる場合は、一般照明
用の照明器具であってもよいが、液晶などのバックライ
ト装置、画像形成装置の画像読取装置および車載用計器
の照明装置などに適応する。
【0121】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0122】図1は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
1の実施形態を示す一部切欠正面図である。
【0123】図2は、同じく要部拡大断面図である。
【0124】図において、1は発光管、2はガラス外管
である。
【0125】発光管1は、細長い気密なガラスバルブ1
a、ガラスバルブ1aの両端部に封装された冷陰極形の
一対の電極1b、電極1bからガラスバルブ1aの端部
を貫通して導出されたリード線1c、ガラスバルブ1a
の内面に形成された蛍光体層1dならびにガラスバルブ
1a内に封入した放電媒体として水銀およびアルゴンを
主体とする希ガスからなる。発光管1は、ガラスバルブ
1aが外径2.4mm、肉厚0.3mmである。
【0126】ガラス外管2は、外径3.6mm、肉厚
0.3mmであり、発光管1aと同心的な位置関係にお
いてその両端部が発光管1のガラスバルブ1aの両端部
にガラス溶着により封着されて一体化されている。
【0127】そうして、得た多重管蛍光ランプの全長は
200mmである。
【0128】図3は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
2の実施形態を示す一部切欠正面図である。
【0129】図4は、同じく要部拡大断面図である。
【0130】図において、図1および2と同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、周湾
曲部3を備えている点において第1の実施形態と異な
る。すなわち、周湾曲部3が発光管1の両端部近傍に形
成されている。この周湾曲部3は、周凹曲部にて構成さ
れている。
【0131】図5は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
3の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0132】本実施形態は、周湾曲部3の形状が異な
る。すなわち、周湾曲部3が周凸曲部にて構成されてい
る他は図4と同じである。
【0133】図6は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
4の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0134】図において、図3および4と同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、周湾
曲部3がガラス外管2の端部に形成されている点におい
て図4および5の実施形態と異なり、また凹曲部であ
る。
【0135】図7は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
5の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0136】図において、図6と同一部分には同一符号
を付して説明は省略する。
【0137】本実施形態は、周湾曲部3がガラス外管2
の端部に形成された凸曲部であるという点において図6
の実施形態と異なる。
【0138】図8は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
6の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0139】図において、図3および4と同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、周湾
曲部3がガラスバルブ1aおよびガラス外管2の端部に
それぞれ形成された凹曲部であるという点が構成上の特
徴である。
【0140】図9は、本発明の多重管形蛍光ランプの第
7の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0141】図において、図3および4と同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、周湾
曲部3がガラスバルブ1aおよびガラス外管2の端部に
それぞれ形成された凸曲部であるという点が構成上の特
徴である。
【0142】図10は、本発明の照明装置の第1の実施
形態を示す液晶バックライトユニットの断面図である。
【0143】図において、4はバックライトユニット、
5は液晶表示部、6は表示装置である。
【0144】バックライトユニット4は、アクリル樹脂
製の導光体4a、導光体4aの側方に配設した多重管形
蛍光ランプ4b、導光体4aの背面に配設した反射板4
c、導光体4aの前面に配設した制光手段4dたとえば
拡散板4d1および集光板4d2、多重管形蛍光ランプ
4bを覆いかつ導光体4aに向かって開口する反射板4
eおよび以上の各構成要素を収納するケース4fから構
成されている。なお、反射板4eの各開口縁4e1、4
e2は導光体4aの端部を上下から挟んで光が有効に導
光体に導入されるように配慮している。
【0145】液晶表示部5は、バックライトユニット4
の前面に配設される。
【0146】そうして、バックライトユニット4および
表示部5は表示装置6を構成している。
【0147】バックライトユニットの作用については、
多重管形蛍光ランプ4bを光源としていても本質的に変
わらないし、またバックライトユニットの作用は周知な
ので説明は省略する。
【0148】図11は、本発明の照明装置の第2の実施
形態を示す読取装置の概念的断面図である。
【0149】図において、7は読取装置、7aは多重管
形蛍光ランプ、7bは受光手段、7cは信号処理装置、
7dは原稿載置面、7eは以上の各構成要素を収納する
ケース、7fは反射鏡である。
【0150】読取装置は、複写機、イメージスキャナお
よびファクシミリなどのOA機器などに適応する。
【0151】読取装置の作用については、多重管形蛍光
ランプ4bを光源としていても単管の蛍光ランプと本質
的に変わらないし、また読取装置の作用は周知なので説
明は省略する。
【0152】図13は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第8の実施形態を示す一部切欠拡大断面図である。
【0153】図14は、本発明の第8の実施形態とは異
なる多重管形蛍光ランプにおいて、製造時に封止部分が
潰れた場合を示す一部切欠拡大断面図である。
【0154】各図において、図4と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0155】本実施形態は、ガラス外管2の肉厚d1
発光管1の肉厚d2より小さくしたものである。
【0156】これに対して、本実施形態とは異なるもの
は、ガラス外管2の肉厚が発光管1の肉厚より大きい。
【0157】図15は、ガラス外管の肉厚を種々異なら
せた2重管形蛍光ランプを試作した場合の、その良品率
をプロットしたグラフである。
【0158】図において、横軸はガラス外管の肉厚(m
m)を、縦軸は良品率(%)を、それぞれ示す。
【0159】試作品は、ガラス外管2の外径が3.4m
mで、肉厚が0.2、0.3、0.4、0.5および
0.6mmのものを製作した。発光管1の外径が2.4
mm、肉厚が0.4mmであり、ガラス外管2の発光管
1へのガラス溶着による封着部の長さが3mmである。
2重管蛍光ランプの製造方法は、請求項1の発明の説明
において示した方法と同じである。発光管1内にはネオ
ンを主体とする希ガス100torrおよび水銀合金を
封入した。また、ガラス外管2内は0.1Paの真空度
にした。
【0160】図から理解できるように本実施形態によれ
ば、98%以上の良品率を得ることができた。
【0161】これに対して、本実施形態によらないもの
は、良品率が明らかに低い。
【0162】図16は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第9の実施形態を示す一部切欠拡大断面図である。
【0163】図において、図4と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0164】本実施形態は、発光管1の肉厚d2’をガ
ラス外管の肉厚d1’以下にしたものである。
【0165】図17は、発光管の肉厚を種々異ならせた
2重管形蛍光ランプを試作して、その始動後の点灯時間
に対する管面輝度の変化をプロットしたグラフである。
【0166】図において、横軸は点灯時間(分)を、縦
軸は管面輝度(cd/m2)を、それぞれ示す。
【0167】試作品は、ガラス外管2の外径が3.2m
mで、肉厚が0.3mmである。発光管1は、外径が
2.6mmで、肉厚が0.1、0.2、0.3、0.
4、0.5および0.6mmのものを製作した。ガラス
外管2の発光管1へのガラス溶着による封着部の長さは
3mmである。2重管蛍光ランプの製造方法は、請求項
1の発明の説明において示した方法と同じである。発光
管1内にはネオンを主体とする希ガス100torrお
よび水銀合金を封入した。また、ガラス外管2内は0.
1Paの真空度にした。
【0168】図において、曲線Aは発光管1の肉厚が
0.1mm、曲線Bは同じく0.2mm、曲線Cは同じ
く0.3mm、曲線Dは同じく0.4mm、曲線Eは同
じく0.5mm、曲線Fは同じく0.6mmである。
【0169】図から明らかなように、本実施形態(曲線
AないしD)においては、光束立ち上がり特性が良好で
ある。
【0170】図18は、図17における試作品の働程特
性を示すグラフである。
【0171】図において、横軸は点灯時間(時間)を、
縦軸は光束維持率(%)を、それぞれ示す。曲線Aは肉
厚が0.1mm、曲線Bは同じく0.2mm、曲線Cは
同じく0.3mm、曲線Dは同じく0.4mm、曲線E
は同じく0.5mm、曲線Fは同じく0.6mmであ
る。
【0172】図から明らかなように、本実施形態(曲線
AないしD)によれば、点灯20000時間において、
50%以上の光束維持率を得ることができた。
【0173】図19は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第10の実施形態の効果を説明する不良率を示すグラフ
である。
【0174】図において、横軸は後にガラス溶着により
封着する方の端部をガラス溶着する直前のガラス外管の
温度と発光管の温度との差T(℃)を、縦軸は不良率
(%)を、それぞれ示す。
【0175】図から下式の範囲において不良率が低いこ
とを理解できる。
【0176】0.15<T/L<0.6 図20は、本発明の多重管形蛍光ランプの第11の実施
形態の効果を説明する不良率を示すグラフである。
【0177】図において、横軸は発光管の熱膨張率αA
とガラス外管の熱膨張率αBとの比αA/αB(%)を、
縦軸は良品率(%)を、それぞれ示す。
【0178】測定に供した多重管蛍光ランプは、次のと
おりである。すなわち、発光管のガラスバルブは、外径
2.4mm、肉厚0.3mmのガラス管を用いた。ガラ
ス外管には、外径3.2mm、肉厚0.3mmのガラス
管を用いて、全長100mmのガラス外管を得た。ガラ
ス外管内は0m.1Pa以下まで排気して真空にした。
発光管1およびガラス外管2のそれぞれのガラスの成分
を調整して、熱膨張率差の異なる組合せの2重管蛍光ラ
ンプを製作して、その良品率をプロットして、図20を
得た。
【0179】図から明らかなように、αA/αB(%)が
15%以下において90%以上の良品率が得られる。
【0180】図21は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第12の実施形態の効果を説明するガラスの軟化点と発
光管の変形の関係を示すグラフである。
【0181】図において、横軸は発光管のガラスの軟化
点TA(℃)とガラス外管の軟化点TB(℃)との差TA
−TB(℃)を、縦軸は発光管の外径φAに対する変形部
の最少外径xの割合x/φA(%)を、それぞれ示す。
【0182】測定に用いた2重管蛍光ランプは、第11
の実施形態と同一サイズである。
【0183】図から明かなように、TA−TB(℃)が2
5℃以上あれば、ガラス溶着による封着時に発生する発
光管の変形量が30%以下になることを理解することが
できる。
【0184】本実施形態における代表的なガラスの組合
せは以下のとおりである。
【0185】発光管のガラスバルブ:ホウ酸鉛系ガラス
(熱膨張率99×10-7/cm2℃) ガラス外管 :リン酸アルミニウムアルカリ系
ガラス(熱膨張率114×10-7/cm2℃) 本実施形態の試作品を1W以下の小電力で点灯したが、
発光管の温度は発光効率の最適値である40〜50℃に
なった。そして、ガラス外管に作用する引っ張り応力は
約10%低下した。
【0186】図22は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第13の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0187】図において、図4と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0188】本実施形態は、ガラス外管2の発光管1と
のガラス溶着によって形成される封着部S2の位置を、
管端部から発光管1の電極1bに対向する部分まで延在
させたことにより、投入電力を増大しても管面輝度の飽
和を抑制するようにしたものである。すなわち、発光管
1の封着部S1は管端部から距離lS1であるが、ガラス
外管2の封着部S2は電極1bに対向する部分を越えて
距離lS2まで延在している。したがって、距離lS2は距
離lS1より大きい。
【0189】本実施形態における発光管1の内径は2.
4mm、ガラス外管2の外径は3.2mm、長さ100
mm、封着部S1の距離lS1は1mm、封着部S2の距離
S2は10mmである。
【0190】図23は、図22に示す本発明の第13の
実施形態および比較例のランプ電流と管面輝度との関係
を示すグラフである。
【0191】図において、横軸はランプ電流(mA)
を、縦軸は管面輝度(cd/m2)を、それぞれ示す。
曲線Aは本実施形態、曲線Bは比較用の2重管形蛍光ラ
ンプである。比較用の2重管形蛍光ランプは、封着部S
2の距離lS2が1mmである以外は本実施形態と同じで
ある。
【0192】図から理解できるように、本実施形態にお
いてはランプ電流5mAまで管面輝度が上昇したのに対
して、比較用の2重管形蛍光ランプは3mAで飽和し
た。これは発光管の中央部に形成される最冷部の温度が
比較用の2重管形蛍光ランプの場合、電極からの熱伝導
によって最適温度である40〜50℃に到達するのが早
いのに対して、本実施形態の場合は電極1bからの熱が
封着部S2を通じて放熱することによって上記最適温度
に到達するのが遅いからである。
【0193】図24は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第14の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0194】図において、図22と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0195】本実施形態は、ガラス外管2を発光管1の
電極1bに対向する部分においてのみ封着している。本
実施形態においても図22に示す実施形態と同じ作用効
果を奏する。さらに、発光管1の封着部S1を再加熱す
る必要がないので、最加熱によってリード線1cとガラ
スバルブ1aとの間からリークする問題を回避でき、こ
のため発光管1の信頼性が向上する。
【0196】図25は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第15の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0197】図において、図22と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0198】本実施形態は、ガラス外管2の封着部S2
の距離lS2をガラス外管2の肉厚t2以上すなわち1≦
S2/t2で、かつガラス外管2の肉厚t2に対する発光
管1の封着部S1の距離lS1と封着部S2の距離lS2との
差の比を0より大きく、すなわち0<(lS1−lS2)/
2にして、クラック発生を少なくしたものである。
【0199】発光管1の外径は3.2mm、ガラス外管
2の外径は2.4mm、肉厚はともに0.3mm、長さ
は100mmである。封着部S1の距離lS1は1mm、
封着部S2の距離lS2は0.5mmである。
【0200】図26は、図25に示す本発明の第13の
実施形態に関連してガラス外管の肉厚に対する封止部の
長さの比と不良率との関係を示すグラフである。
【0201】図において、横軸はガラス外管2の肉厚t
2に対する封着部S2の距離lS2の比lS2/t2を、縦軸
は不良率(%)を、それぞれ示す。
【0202】図から明らかなように、lS2/t2が1以
上では不良率が0%であるが、1未満では不良率が増加
傾向にある。
【0203】図27は、図25に示す本発明の第13の
実施形態に関連してガラス外管の肉厚に対する発光管と
ガラス外管の封着部の長さの差の比と不良率との関係を
示すグラフである。
【0204】図において、横軸はガラス外管2の肉厚t
2に対する発光管1の封着部S1の距離lS1とガラス外管
2の封着部S2の距離lS2との差の比(lS1−lS2)/
2を、縦軸は不良率(%)を、それぞれ示す。
【0205】図から明らかなように、(lS1−lS2)/
2が1を超えれば、不良率が極めて小さくなるが、1
以下では不良率が増加傾向にある。
【0206】図28は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第16の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0207】図において、図25と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0208】本実施形態は、ガラス外管2を発光管1の
封着部S1の端面に封着したものである。本実施形態に
おいても軸方向における封着部S2の距離lS2を実質上
0できるから、封着部S2に電極1bの熱が直接伝導し
ないようにできる。
【0209】さらに、発光管1の封着部S1の端面を利
用して封着するので、封着部S2の面積を大きくして確
実な封着を得ることができる。
【0210】図29は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第17の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0211】図において、図28と同一部分には同一符
号を付して説明は省略する。
【0212】本実施形態は、図28と同様ガラス外管2
を発光管1の封着部S1の端面に封着したものである
が、発光管1の封着部の端面全体にわたって封着部S2
を形成している。したがって、ガラス外管2の封着を一
層確実にすることができる。
【0213】図30は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第18の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【0214】本実施形態は、ガラス外管2を発光管1の
両端部に封着する多重管形蛍光ランプの新規な製造方法
を提供する。
【0215】すなわち、まずステップ1として発光管1
を製作する。
【0216】次に、ステップ2として一端を予め閉塞し
たガラス管2’を用意し、このガラス管2’の中に発光
管1およびゲッタ(図示しない。)を挿入してから、他
端開口端を排気装置(図示しない。)に接続して、内部
を10torr以下に排気すると同時に、ガラス管2’
を400〜450℃に加熱してガラス表面に吸着された
ガスを放出させ、これを排気する。
【0217】さらに、ステップ3として排気側の開口端
を封止する。そして、ゲッタを高周波加熱して残留不純
ガスを除去する。さらに、発光管1の両端部に対向する
ガラス管2’の部分を加熱溶融してガラス外管2を形成
する。このとき、ガラス外管2内は発光管1内部より圧
力が低いので、発光管1は膨張し、ガラス外管2は収縮
するので、両者は短時間のうちに接触、溶融して封着さ
れる。
【0218】したがって、他の方法による場合に見られ
た発光管1の潰れが防止できる。
【0219】そうして、上記1の製造方法によって図2
2、24、または25に示す構造の多重管形蛍光ランプ
を得ることができる。
【0220】本実施形態における一例を次に示す。発光
管1は外径2.4mm、ガラス外管2は外径3.2m
m、肉厚はともに0.3mm、長さ200mmである。
発光管1内にはネオンを主体とする希ガス80torr
および微量の水銀を封入した。
【0221】図31は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第19の実施形態を示す一部切欠拡大断面図である。
【0222】図において、図25と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0223】本実施形態は、発光管1の両端の封着部1
eの上にガラス外管2の両端の封着部2aを形成してい
る。したがって、発光管1の封着長lS1に対して、ガラ
ス外管2の封着長lS2は、lS2≦lS1の条件を満足す
る。この場合、ガラス外管2の肉厚は特段制限されな
い。
【0224】上記の構成にすれば、ガラス外管の封着時
に製造の不具合発生が少なくなる。
【0225】図32は、本発明の多重管形蛍光ランプの
第20の実施形態を示す一部切欠拡大断面図である。
【0226】図において、図31と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0227】本実施形態は、発光管1の両端の封着部1
eをロングタイプのビードステム1fを用いて形成して
いる。
【0228】ロングタイプのビードステム1fを封着に
用いると、封着長lS1を所望の長さに設定することがで
きる。
【0229】したがって、ガラス外管2の封着長lS2
封着に望ましい値に設定しながら、なおかつ発光管1の
封着部1eの上にガラス外管2の封着部2aを形成する
ことができる。このため、封着の不具合は飛躍的に減少
する。
【0230】
【発明の効果】請求項1ないし20の各発明によれば、
発光管の両端にガラス外管の両端部を簡単な構造で固定
することができて、しかも両者間の気密性が良好である
から、長期間にわたって低温雰囲気中での始動時におけ
る光束立ち上げが良好な特に液晶バックライトユニット
などコンパクトな照明装置用として好適な多重管形蛍光
ランプを提供することができる。
【0231】請求項2の発明によれば、加えてガラス外
管のガラスバルブへの一体化が容易な多重管形蛍光ラン
プを提供することができる。
【0232】請求項3の発明によれば、加えてガラス外
管内が排気されて断熱性が一層高い多重管形蛍光ランプ
を提供することができる。
【0233】請求項4の発明によれば、加えて最も一般
的な管構造の多重管形蛍光ランプを提供することができ
る。
【0234】請求項5の発明によれば、加えて細長くて
コンパクトな照明装置用として一般的な多重管形蛍光ラ
ンプを提供することができる。
【0235】請求項6の発明によれば、加えて細長くて
コンパクトな照明装置用として好ましい多重管形蛍光ラ
ンプを提供することができる。
【0236】請求項7の発明によれば、加えて周湾曲部
を備えていてクラックの発生を防止した多重管形蛍光ラ
ンプを提供することができる。
【0237】請求項8の発明によれば、加えて周湾曲部
を発光管およびガラス外管のすくなくとも一方の少なく
とも一端近傍に備えていて発光の一様性が得られる多重
管形蛍光ランプを提供することができる。
【0238】請求項9の発明によれば、加えて発光管に
周凹曲部を備えて発光管への周湾曲部の形成が容易な多
重管形蛍光ランプを提供することができる。
【0239】請求項10の発明によれば、加えて発光管
に周凸曲部を備えてガラス外管に対して発光管を同心的
に位置させやすい多重管形蛍光ランプを提供することが
できる。
【0240】請求項11の発明によれば、加えてガラス
外管に周凹曲部を形成して、発光管を同心的に位置させ
やすい多重管形蛍光ランプを提供することができる。
【0241】請求項12の発明によれば、加えてガラス
外管に周凸曲部を形成した多重管形蛍光ランプを提供す
ることができる。
【0242】請求項13の発明によれば、加えてガラス
外管の肉厚を発光管の肉厚より小さくすることにより、
製造後の温度変化によってクラックが発生しにくい多重
管形蛍光ランプを提供することができる。
【0243】請求項14の発明によれば、加えて発光管
の肉厚をガラス外管の肉厚以下に規定することにより、
ガラス外管の肉厚が相対的に厚くなるために発光管の破
損を防止するとともに、光束立ち上がり特性および働程
特性を改善した多重管形蛍光ランプを提供することがで
きる。
【0244】請求項15の発明によれば、加えて点灯し
ていない状態において発光管に引っ張り応力を、ガラス
外管に圧縮応力を、それぞれ付与することにより、発光
管とガラス外管の温度差に起因するガラス特にガラス外
管の破断を防止した多重管形蛍光ランプを提供すること
ができる。
【0245】請求項16の発明によれば、加えて発光管
の熱膨張率をガラス外管の熱膨張率より小さくすること
により、発光管とガラス外管の温度差に起因するガラス
特にガラス外管の破断を防止した多重管形蛍光ランプを
提供することができる。
【0246】請求項17の発明によれば、加えてガラス
外管の発光管への封着部を発光管の電極に対向する部分
に形成したことにより、電極の熱の放散が良好であるか
ら、比較的大きな投入電力で点灯しても管面輝度の飽和
が少ない多重管形蛍光ランプを提供することができる。
【0247】請求項18の発明によれば、加えて発光管
の両端部に形成された封着部にガラス外管を封着して、
その軸方向の長さを発光管の封着部の軸方向の長さ以下
にしたことにより、ガラス外管を封着する際に発生する
不具合を少なくした多重管形蛍光ランプを提供すること
ができる。
【0248】請求項19の発明によれば、加えて発光管
の両端の封着部をロングタイプのビードステムを用いて
形成したことにより、ガラス外管の封着に望ましい封着
長を確保しながら、発光管の封着部にガラス外管を封着
して封着時の不具合発生を少なくした多重管形蛍光ラン
プを提供することができる。
【0249】請求項21の発明によれば、加えてガラス
外管の封着部の軸方向の距離をガラス外管の肉厚以上
で、かつガラス外管の肉厚に対する発光管の封着部の距
離との差の比が0を超えているようにしたことにより、
封着部でのクラック発生を防止して、信頼性の高い多重
管形蛍光ランプを提供することができる。
【0250】請求項21の発明によれば、請求項1ない
し20の効果を有する照明装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重管形蛍光ランプの第1の実施形態
を示す一部切欠正面図
【図2】同じく要部拡大断面図
【図3】本発明の多重管形蛍光ランプの第2の実施形態
を示す一部切欠正面図
【図4】同じく要部拡大断面図
【図5】本発明の多重管形蛍光ランプの第3の実施形態
を示す要部拡大断面図
【図6】本発明の多重管形蛍光ランプの第4の実施形態
を示す要部拡大断面図
【図7】本発明の多重管形蛍光ランプの第5の実施形態
を示す要部拡大断面図
【図8】本発明の多重管形蛍光ランプの第6の実施形態
を示す要部拡大断面図
【図9】本発明の多重管形蛍光ランプの第7の実施形態
を示す要部拡大断面図
【図10】本発明の照明装置の第1の実施形態を示す液
晶バックライトの断面図
【図11】本発明の照明装置の第2の実施形態を示す読
取装置の概念的断面図
【図12】従来の2重管形蛍光ランプの断面図
【図13】本発明の多重管形蛍光ランプの第8の実施形
態を示す一部切欠拡大断面図
【図14】本発明の第8の実施形態とは異なる多重管形
蛍光ランプにおいて、製造時に封止部分が潰れた場合を
示す一部切欠拡大断面図
【図15】ガラス外管の肉厚を種々異ならせた2重管形
蛍光ランプを試作した場合の、その良品率をプロットし
たグラフ
【図16】本発明の多重管形蛍光ランプの第9の実施形
態を示す一部切欠拡大断面図
【図17】発光管の肉厚を種々異ならせた2重管形蛍光
ランプを試作してその始動後の点灯時間に対する管面輝
度の変化をプロットしたグラフ
【図18】図17における試作品の働程特性を示すグラ
【図19】本発明の多重管形蛍光ランプの第10の実施
形態の効果を説明する不良率を示すグラフ
【図20】本発明の多重管形蛍光ランプの第11の実施
形態の効果を説明する不良率を示すグラフ
【図21】本発明の多重管形蛍光ランプの第12の実施
形態の効果を説明するガラスの軟化点と発光管の変形の
関係を示すグラフ
【図22】本発明の多重管形蛍光ランプの第13の実施
形態を示す要部拡大断面図
【図23】図22に示す本発明の第13の実施形態およ
び比較例のランプ電流と管面輝度との関係を示すグラフ
【図24】本発明の多重管形蛍光ランプの第14の実施
形態を示す要部拡大断面図
【図25】本発明の多重管形蛍光ランプの第15の実施
形態を示す要部拡大断面図
【図26】図25に示す本発明の第13の実施形態に関
連してガラス外管の肉厚に対する封止部の長さの比と不
良率との関係を示すグラフ
【図27】図25に示す本発明の第13の実施形態に関
連してガラス外管の肉厚に対する発光管とガラス外管の
封止部の長さの差の比と不良率との関係を示すグラフ
【図28】本発明の多重管形蛍光ランプの第16の実施
形態を示す要部拡大断面図
【図29】本発明の多重管形蛍光ランプの第17の実施
形態を示す要部拡大断面図
【図30】本発明の多重管形蛍光ランプの第18の実施
形態を示す概念図
【図31】本発明の多重管形蛍光ランプの第19の実施
形態を示す一部切欠拡大断面図
【図32】本発明の多重管形蛍光ランプの第20の実施
形態を示す一部切欠拡大断面図
【符号の説明】
1…発光管 1a…ガラスバルブ 1b…電極 1c…リード線 1d…蛍光体層 2…ガラス外管 3…周湾曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石崎 有義 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 筒井 直樹 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長い気密なガラスバルブ、ガラスバルブ
    の両端部に封装された一対の電極、ガラスバルブの内面
    側に形成された蛍光体層およびガラスバルブ内に封入さ
    れた放電媒体を備えてなる発光管と;発光管をその周囲
    に間隙を形成して包囲しかつ両端が発光管のガラスバル
    ブの両端部とガラス溶着により封着されて一体化された
    ガラス外管と;を具備していることを特徴とする多重管
    形蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】発光管は、両電極からガラスバルブの両端
    部を貫通して外部に導出された一対のリード線を備え;
    ガラス外管は、発光管のリード線導出部位周辺において
    発光管のガラスバルブと一体化されている;ことを特徴
    とする請求項1記載の多重管形蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】ガラス外管は、その内部が排気されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の多重管形蛍光
    ランプ。
  4. 【請求項4】発光管は、ガラスバルブが断面ほぼ円形で
    あり;ガラス外管は、断面がほぼ円形で、かつ発光管と
    ほぼ同心に配設されている;ことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】発光管は、外径が6mm以下、肉厚1mm
    以下であり;ガラス外管は、外径が8mm以下、肉厚1
    mm以下である;ことを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】発光管は、外径が4mm以下、肉厚が0.
    1〜0.7mm、全長が30〜300mmであり;ガラ
    ス外管は、外径が6mm以下、肉厚が0.1〜0.7m
    m、全長が30〜300mmである;ことを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれか一記載の多重管形蛍光ラン
    プ。
  7. 【請求項7】発光管およびガラス外管の少なくとも一方
    は、周湾曲部を備えていることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  8. 【請求項8】発光管およびガラス外管の少なくとも一方
    は、少なくとも一端近傍に周湾曲部を備えていることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の多重管
    形蛍光ランプ。
  9. 【請求項9】周湾曲部は、発光管に形成された周凹曲部
    であることを特徴とする請求項7または8記載の多重管
    形蛍光ランプ。
  10. 【請求項10】周湾曲部は、発光管に形成された周凸曲
    部であることを特徴とする請求項7または8記載の多重
    管形蛍光ランプ。
  11. 【請求項11】周湾曲部は、ガラス外管に形成された周
    凹曲部であることを特徴とする請求項7ないし10のい
    ずれか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  12. 【請求項12】周湾曲部は、ガラス外管に形成された周
    凸曲部であることを特徴とする請求項7ないし10のい
    ずれか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  13. 【請求項13】ガラス外管は、その肉厚が発光管の肉厚
    より小さく、かつ内部が排気されていることを特徴とす
    る請求項1ないし12のいずれか一記載の多重管形蛍光
    ランプ。
  14. 【請求項14】発光管は、その肉厚がガラス外管の肉厚
    以下であることを特徴とする請求項1ないし12のいず
    れか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  15. 【請求項15】発光管は、点灯していない状態で引っ張
    り応力が付与されており;ガラス外管は、点灯していな
    い状態で圧縮応力が付与されている;ことを特徴とする
    請求項1ないし14のいずれか一記載の多重管形蛍光ラ
    ンプ。
  16. 【請求項16】発光管は、その熱膨張率がガラス外管の
    熱膨張率より小さいことを特徴とする請求項1ないし1
    5のいずれか一記載の多重管形蛍光ランプ。
  17. 【請求項17】細長い気密なガラスバルブ、ガラスバル
    ブの両端部に形成された封着部によって封装された一対
    の電極、ガラスバルブの内面側に形成された蛍光体層お
    よびガラスバルブ内に封入された放電媒体を備えてなる
    発光管と;発光管をその周囲に間隙を形成して包囲しか
    つ両端が発光管のガラスバルブの両端部の電極に対向す
    る部分とガラス溶着による封着部を形成して一体化され
    ているガラス外管と;を具備していることを特徴とする
    多重管形蛍光ランプ。
  18. 【請求項18】細長い気密なガラスバルブ、ガラスバル
    ブの両端部に形成された軸方向の長さがlS1の封着部に
    よって封装された一対の電極、ガラスバルブの内面側に
    形成された蛍光体層およびガラスバルブ内に封入された
    放電媒体を備えてなる発光管と;発光管をその周囲に間
    隙を形成して包囲しかつ両端が発光管のガラスバルブの
    両端部の封着部とガラス溶着により一体化され軸方向の
    長さlS2がlS2≦lS1の条件を満足する封着部を形成し
    ているガラス外管と;を具備していることを特徴とする
    多重管形蛍光ランプ。
  19. 【請求項19】細長い気密なガラスバルブ、ガラスバル
    ブの両端部に形成された軸方向の長さがlS1の封着部に
    よって封装された一対の電極、ガラスバルブの内面側に
    形成された蛍光体層およびガラスバルブ内に封入された
    放電媒体を備えてなる発光管と;肉厚がt2で、発光管
    をその周囲に間隙を形成して包囲しかつ両端が発光管の
    ガラスバルブの両端部の封着部とガラス溶着により一体
    化され軸方向の長さがlS2であって、かつ下式をともに
    満足する封着部を形成しているガラス外管と;を具備し
    ていることを特徴とする多重管形蛍光ランプ。 1≦lS2/t2 0<(lS1−lS2)/t2
  20. 【請求項20】発光管の両端の封着部は、ロングタイプ
    のビードステムを用いて形成されていることを特徴とす
    る請求項18または19記載の多重管形蛍光ランプ。
  21. 【請求項21】照明装置本体と;照明装置本体に配設さ
    れた請求項1ないし20のいずれか一記載の多重管形蛍
    光ランプと;を具備していることを特徴とする照明装
    置。
JP19142597A 1996-10-31 1997-07-16 多重管形蛍光ランプおよび照明装置 Pending JPH113683A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006344579A (ja) * 2005-05-13 2006-12-21 Harison Toshiba Lighting Corp 2重管型メタルハライドランプ
JP2012022934A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Fuji Electric Co Ltd 誘導加熱装置、そのための二重管

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