JP3656227B2 - シャッター装置のシャッターボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物に形成された窓、出入口等の開口部の室外側に用いるシャッター装置のシャッターボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の開口部の室外側に用いるシャッター装置としては、シャッターボックスと、このシャッターボックスの左右両端部分と連続した左右のガイドレールと、このガイドレールに沿って昇降すると共に、シャッターボックス内に巻き取り・繰り出し自在に設けたシャッターカーテンを備え、そのシャッターカーテンで開口部を遮蔽・開放するものが知られている。
【0003】
前述のシャッター装置のシャッターボックスとして特開平11−71975号公報に示すものが提案されている。
このシャッターボックスは、シャッターカーテンを格納するシャッターボックス部と庇部を備え、シャッターボックス部が小型化、コンパクト化されても、庇部によって開口部から室内に入る太陽光線を低減できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のシャッターボックスは、シャッターボックス部の左右両端部における下部寄りにブラケットを取付け、このブラケットに庇本体を取付けて庇部とした形状である。
このようであるから、シャッターボックスを室外から見た時にシャッターボックス部の前面下部寄りに庇部が見え、シャッターボックス部と庇部が区別された外観であるので、外観の見栄えが悪いと共に、庇部を有しないシャッターボックスの外観と異なる。
【0005】
また、シャッターボックス部の左右両端部にブラケットをそれぞれ取付け、この左右のブラケットに亘って庇本体を取付けるので、その庇本体の取付け作業が面倒で時間がかかる。
【0006】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたシャッター装置のシャッターボックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、上面と左右の側面と前面を有すると共に、下面が開口し、かつシャッターカーテンを収納する大きさの矩形状のシャッターボックス部と、
前面板と左右の側面板と背面板と屋根板を備え、その左右の側面板と屋根板は背面板よりも突出し、その左右寸法、上下寸法が前記シャッターボックス部の左右寸法、上下寸法よりも大きい庇本体を備え、
この庇本体が前記シャッターボックス部に、前記左右の側面板の背面板よりも突出した部分が前記シャッターボックス部の左右の側面を覆い、かつ屋根板の背面板よりも突出した部分が前記シャッターボックス部の上面を覆うと共に、背面板がシャッターボックス部の前面を覆うように、着脱自在に取付けたことを特徴とするシャッター装置のシャッターボックスである。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、シャッターボックス部の前面は、着脱自在な庇取付用点検板を備えているシャッター装置のシャッターボックスである。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において庇本体の前面板と背面板と左右の側面板とに亘って軒天板を取付けて中空部を構成し、この中空部に充填材が充填してあるシャッター装置のシャッターボックスである。
【0010】
【作 用】
第1の発明によれば、シャッターボックス部の上面、左右側面、前面が庇本体によって覆われ、室外から見た時に庇本体が見えると共に、シャッターボックス部が見えないので、外観の見栄えが良いと共に、庇本体を備えないシャッターボックスと同様な外観とすることができる。
また、庇本体をシャッターボックス部に取付ければ良いので、その作業が容易である。
【0011】
第2の発明によれば、庇本体を取り外した後に庇取付用点検板を取り外してシャッターボックス部内を点検できる。
【0012】
第3の発明によれば、中空部に充填材を充填したので庇本体の剛性が強くなると共に、庇本体に雨が当った時の雨音を消音できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1はシャッターボックスの分解概略斜視図で、シャッターボックス部10は上面板11と左右の側面板12と庇取付用点検板13と左右の補強ブラケット14を備えている。
前記左右の側面板12間に亘って巻取軸15が回転自在に取付けられ、この巻取軸15にシャッターカーテン16が巻掛けてある。このシャッターカーテン16は多数のスラットを連結した形状である。
【0014】
庇本体20は前面板21と左右の側面板22と背面板23と屋根板24を備えている。
庇本体20の左右寸法(左右の側面板22間の寸法)はシャッターボックス部10の左右寸法(左右の側面板12間の寸法)よりも大きい。庇本体20は左右の側面板22がシャッターボックス部10の左右の側面板12、補強ブラケット14を覆う。上面板11に屋根板24が接して上面板11を覆う。庇本体20の上下寸法は庇取付用点検板13(シャッターボックス部10)の上下寸法よりも大きく庇取付用点検板13(シャッターボックス部10の前面)を覆う。
【0015】
前記上面板11は図2に示すように横板11aと立上り板11bで略L字形状で、横板11aの室内側部分下面と室外側部分下面に連結片11cが相対向して横向きに一体的に設けてあり、室外側部に係止片11dと係止溝部11eが形成してある。
前記立上り板11bが建物躯体30の開口部31の上縁部室外側面に固着具32で取付けられる。
前述の開口部31は窓としてある。
【0016】
前記側面板12は図2に示すように基板12aと突出板12bで平面形状L字形状で、その突出板12bの上横片12cが前述の連結片11cにビス等で固着される。
前記基板12aが取付板33の受片33aに係止している。
この取付板33は建物躯体30の室外側面に固着具34で固着される。
【0017】
前記庇取付用点検板13は図2に示すように縦板13aと上部横板13bで略鉤形状で、その縦板13aの下端部に下部横板13cが一体的に設けてあり、上部横板13bに係止片13dが下向きに一体的に設けてある。
縦板13aの上下中間の前面に鉤片13eが一体的に設けてある。
前記上部横板13bの端部が上面板11の係止片11dに係止すると共に、係止片13dが上面板11の係止溝部11eに係止し、庇取付用点検板13の上縁部分が上面板11の先端縁部分に着脱自在に係止して連結してある。
【0018】
前記補強板14は縦板14aに上取付片14bと下取付片14cを一体的に設けた形状で、その縦板14aが側面板12の突出板12bの外面にビス17で固着される。
前記上取付片14bは上面板11、庇取付用点検板13よりも上方に突出している。
前記下取付片14cは庇取付用点検板13の縦板13aに接し、ビス35で固着される。
【0019】
前記開口部21を形成する窓の窓枠は上枠36と下枠(図示せず)と左右の縦枠37を備え、その左右の縦枠37の室外側部分にガイドレール38が固着してある。
この左右のガイドレール38に沿ってシャッターカーテン16が昇降する。
【0020】
前記庇本体20の前面板21は図2に示すように縦板21aと上取付片21bと下取付片12cを有する断面形状で、左右の側面板22は前面板21と同一断面形状で、前面板21と左右の側面板22は平面形状ほぼコ字状となっている。
前記背面板23は縦板23aの上下中間に下向片23b、下端部には係止溝23c、取付片23dがそれぞれ一体的に設けてある。
【0021】
前記背面板23の上端部分に天枠材25がビス26で固着してある。
この天枠材25は縦板25aと横板25bでほぼ鉤形状で、その横板25bに下向片25cが一体的に設けてある。
前記縦板25aが背面板23の上端部分にビス26で固着される。
前記屋根板24は前面板21、側面板22、天枠材25に亘って取付けてある。左右の側面板22、屋根板24は背面板23よりも突出し、その突出した部分がシャッターボックス部10の側面板12、上面板11を覆う。
【0022】
前記前面板21の下取付片21c、側面板22の下取付片、背面板23の係合溝23cに亘って軒天板27が取付けてあり、庇本体20は中空部28を有する板金形状で、その中空部28に充填材29、例えば発泡ウレタンなどの断熱材が充填してある。
【0023】
前記庇本体20は、背面板23の下向片23bを庇取付用点検板13の鉤片13eに係止して仮保持され、取付片23dを下部横板13cに載置してビス40で固着される。
天枠材25の横板25bが補強ブラケット14の上取付片14bに載置し、かつビス41で固着され、下向片25cが上面板11に当接している。
【0024】
前記建物躯体30の室外側面に外壁42が取付けてある。
上面板11、側面板12の建物躯体寄り部分は外壁42で覆われ、外壁42よりも室外側に突出した部分が庇本体20で覆われる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、シャッターボックス部の上面、左右側面、前面が庇本体によって覆われ、室外から見た時に庇本体が見えると共に、シャッターボックス部が見えないので、外観の見栄えが良いと共に、庇本体を備えないシャッターボックスと同様な外観とすることができる。
また、庇本体をシャッターボックス部に取付ければ良いので、その作業が容易である。
【0026】
請求項2に係る発明によれば、庇本体を取り外した後に庇取付用点検板を取り外してシャッターボックス部内を点検できる。
【0027】
請求項3に係る発明によれば、中空部に充填材を充填したので庇本体の剛性が強くなると共に、庇本体に雨が当った時の雨音を消音できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシャッターボックスの分解概略斜視図である。
【図2】取付け状態の詳細縦断面図である。
【符号の説明】
10…シャッターボックス部
11…上面板
12…側面板
13…庇取付用点検板
14…補強ブラケット
20…庇本体
28…中空部
29…充填材。
Claims (3)
- 上面と左右の側面と前面を有すると共に、下面が開口し、かつシャッターカーテンを収納する大きさの矩形状のシャッターボックス部と、
前面板と左右の側面板と背面板と屋根板を備え、その左右の側面板と屋根板は背面板よりも突出し、その左右寸法、上下寸法が前記シャッターボックス部の左右寸法、上下寸法よりも大きい庇本体を備え、
この庇本体が前記シャッターボックス部に、前記左右の側面板の背面板よりも突出した部分が前記シャッターボックス部の左右の側面を覆い、かつ屋根板の背面板よりも突出した部分が前記シャッターボックス部の上面を覆うと共に、背面板がシャッターボックス部の前面を覆うように、着脱自在に取付けたことを特徴とするシャッター装置のシャッターボックス。 - シャッターボックス部の前面は、着脱自在な庇取付用点検板を備えている請求項1記載のシャッター装置のシャッターボックス。
- 庇本体の前面板と背面板と左右の側面板とに亘って軒天板を取付けて中空部を構成し、この中空部に充填材が充填してある請求項1又は2記載のシャッター装置のシャッターボックス。
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