JPH07317462A - 面格子の取付構造及び取付金具 - Google Patents

面格子の取付構造及び取付金具

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JPH07317462A
JPH07317462A JP11648594A JP11648594A JPH07317462A JP H07317462 A JPH07317462 A JP H07317462A JP 11648594 A JP11648594 A JP 11648594A JP 11648594 A JP11648594 A JP 11648594A JP H07317462 A JPH07317462 A JP H07317462A
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lattice
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rail
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JP11648594A
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Taisuke Yoshimoto
退助 吉元
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室外側からの取外しが困難で防犯効果が高
く、しかも室内側からの取付け、取外しが容易でメンテ
ナンス性に優れる面格子の取付構造を提供する。 【構成】 建物の壁の開口部に設けられたサッシ枠1に
面格子20を取付ける構造において、サッシ枠1の上枠
2および下枠3に形成された網戸レール4,7の室外側
に、室内側に防虫網26を一体化した面格子20の上枠
21および下枠22を配置する。面格子20の上枠21
および下枠22の室内側の側面に、該側面にビス止めす
ることでそれぞれ上向き、下向きの溝55を形成する取
付金具50を、各溝55にサッシ枠1の網戸レール4,
7をそれぞれ収容した状態で、ビス31により取付け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の壁の開口部に
設けられたサッシ枠に、面格子を取付ける場合の取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭57−61093号公報に従来の
面格子の取付構造の一例が示されている。この取付構造
では、窓のサッシ枠の外側に面格子を配置し、サッシ枠
に面格子の上下枠を当て、面格子の上下枠を、サッシ枠
に対して室外側からビスまたはリベットで固定してい
る。また、実開平2−47387号公報に従来の面格子
の取付構造の他の例が示されている。この取付構造で
は、サッシ枠の下部に溝を設け、この溝に面格子の下枠
を嵌合し、面格子の上枠をサッシ枠の上部に室外側から
ビス固定し、ビスのピット溝にパテ剤を充填している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の面格子の取
付構造では、いずれも面格子を室外側から固定している
ので、防犯上好ましくなかった。特に、固定箇所が外か
ら確認できるので、侵入しようと思えば、無理なく面格
子を外すことができる可能性があった。また、リベット
で面格子を固定している場合は、防犯上の問題はある程
度解消されるが、例えば防虫網の張り替えや障子ガラス
の入れ替え等のメンテナンスの際に、面格子を取り外す
ことが困難で、作業しにくいという問題があった。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、室外側からの取外しが困難で防犯効果が高く、
しかも室内側からの取付け、取外しが容易でメンテナン
ス性に優れる面格子の取付構造及び取付金具を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、建物の壁の開口部に設けら
れたサッシ枠に面格子を取付ける構造であって、前記サ
ッシ枠の上枠および下枠に形成されたレールの室外側
に、室内側に防虫網を一体化した面格子の上枠および下
枠を配置し、前記面格子の上枠および下枠の室内側の側
面に、該側面にビス止めすることでそれぞれ上向き、下
向きの溝を形成する取付金具を、各溝に前記サッシ枠の
上枠、下枠の各レールをそれぞれ収容した状態で、ビス
により取付けたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、建物の壁の
開口部に設けられたサッシ枠に面格子を取付ける構造で
あって、前記サッシ枠の上枠および下枠に形成されたレ
ールの室外側に、室内側に防虫網を一体化した面格子の
上枠および下枠を配置し、前記面格子の上枠および下枠
の室内側の側面に、それぞれ上向き、下向きの溝を有し
た取付金具を、前記各溝を前記サッシ枠のレールに嵌合
した状態でビス止めしたことを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の面格子の取付構造に用いられる取付金具であって、
前記面格子にビス止めされる基板を、その厚さ方向にク
ランク状に折り曲げたもので、クランクの谷折り部と山
折り部は、前記基板の互いに対向する端縁の略中間部
に、該端縁と平行に形成され、前記谷折り部と山折り部
との間隔が前記溝の溝幅に相当する寸法に設定され、前
記山折り部より先端側の部分が、基端側の部分と平行に
形成されていることを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の面格子の取付構造に用いられる取付金具であって、
建物の壁の開口部に設けられたサッシ枠に面格子を取付
けるための取付金具であって、前記面格子にビス止めさ
れる基板に、該基板から延び出した折曲片を設け、該折
曲片と前記基板との間に、前記サッシ枠の上枠又は下枠
に形成されたレールの嵌まる溝を形成したことを特徴と
している。
【0009】さらにまた、請求項5記載の発明は、請求
項2記載の面格子の取付構造に用いられる取付金具であ
って、前記面格子にビス止めされる基板に、該基板の基
端部から延び出した第1折曲片を設け、該第1折曲片の
一部に該第1折曲片から延び出した第2折曲片を設け、
該第2折曲片と前記第1折曲片とを前記基板の基端部に
対して略平行に形成することにより、前記第2折曲片と
第1折曲片との間に、前記サッシ枠の上枠又は下枠に形
成されたレールの嵌まる溝を形成したことを特徴として
いる。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、面格子の室内側にビ
ス止めした取付金具で、サッシ枠のレールを挟むことに
より面格子を支持しているので、面格子の取付け、取外
しが室内側からできる。また、取付金具が面格子の枠の
後に隠れるので、外から取付金具の位置が見えない。ま
た、レールを取付金具と面格子の枠でできる溝内に収容
しているので、レールと面格子の位置出しが容易にでき
る上、組み付け状態で面格子のスライドも可能である。
【0011】請求項2記載の発明では、面格子の室内側
にビス止めした取付金具の溝を、サッシ枠のレールに嵌
合することにより面格子を支持しているので、面格子の
取付け、取外しが室内側からできる。また、取付金具が
面格子の枠の後に隠れるので、外から取付金具の位置が
見えない。また、レールに取付金具の各溝を嵌合してい
るので、レールと面格子の位置出しが容易にできる上、
組み付け状態で面格子のスライドも可能である。なお、
請求項2記載の取付金具としては、請求項3又は4記載
のものが好適である。特に、請求項4の取付金具によれ
ば、溝の位置を調節することで、面格子の位置をレール
と直交する方向に調整することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である面格子の取付構造
を示す縦断面図である。この図において、符号1は、建
物の壁の開口部に設けられたサッシ枠を示し、このサッ
シ枠1の上枠2と、下枠3とは、互いに平行に配置され
ている。上枠2の下面には、室外側から順に、網戸レー
ル4、障子レール5,6が設けられている。下枠3の上
面には、上枠2の網戸レール4、障子レール5,6に対
応させて、網戸レール7、障子レール8,9が設けられ
ている。そして、室外側の障子レール5,8にはガラス
障子11が、また室内側の障子レール6,9にはガラス
障子12が引き違いに組み付けられている。
【0013】また、網戸レール4,7には、面格子20
が取付金具50により、スライド自在に取付けられてい
る。面格子20は、図1および図2に示すように、それ
ぞれ溝を内側に向けた断面U字状のアルミニウム製の上
枠21、下枠22、左右の横枠23からなる四角い枠体
(特に符号は付さず)に、アルミニウム製の格子25を
嵌め込んだもので、格子25の周囲が上枠21、下枠2
2、横枠23の溝内に嵌め込まれている。また、この面
格子20の室内側には、防虫網26(図2には図示せ
ず)が張られている。この防虫網26の周囲は、面格子
20の枠体の室内側の側面に設けた網固定部27に固定
されている。この網固定部27は、室内側に突出した突
起28を有している。
【0014】また、面格子20の四角い枠体のコーナー
部には、図3に示すようなL字形のアルミニウム板から
なるコーナー金具29が嵌め込まれている。コーナー金
具29は複数のビス孔30を有しており、面格子20の
枠体のコーナー部に嵌め込まれた状態で、上枠21、下
枠22、横枠23の室内側の側面から、ビス31を前記
ビス孔30に捩じ込むことにより、隣接する上枠21と
横枠23、下枠22と横枠23を相互に連結し、かつ補
強している。その一部の構造を図4に示す。
【0015】次に、面格子20を取付ける取付金具50
について説明する。この取付金具50は、図5に示すよ
うに金属製の矩形の基板51を、その厚さ方向にクラン
ク状に折り曲げたものである。加工の方法はベンダー加
工でよく、材質はステンレス等の錆びにくいものが好ま
しい。クランクの谷折り部52と山折り部53は、基板
51の互いに対向する端縁51a,51bの略中間部
に、該端縁51a,51bと平行に形成されており、谷
折り部52と山折り部53との間隔が所定の寸法に設定
され、山折り部53より先端側の部分54Bが、基端側
の部分54Aと平行に形成されている。そして、取付金
具50の基端側の部分54Aを、面格子20の例えば下
枠22の室内側の側面22aに取付けた場合に、取付金
具50の先端側の部分54Bと、面格子20の下枠22
の側面22aとの間に、網戸レール7に嵌合する溝55
が形成されるようになっている。なお、谷折り部52と
山折り部53との間の部分は、溝55の突き当たり壁5
5aを形成する。また、取付金具50の基端側の部分5
4Aの中央には、基端側から先端側に向かう方向に長く
延びた長孔56が設けられている。
【0016】面格子20の上枠21と下枠22は網戸レ
ール4,7の室外側に配置され、これら上枠21と下枠
22には、各2箇所にこの取付金具50が固定されてい
る。取付金具50の取付位置は、例えば図2(b)に示
すように、上枠21については両コーナー部の室内側の
側面である。また、下枠22については両コーナー部の
近傍の室内側の側面である。いずれの場合も、上枠2
1、下枠22の側面に、取付金具50の基端側の部分5
4Aが当接されており、ビス31を長孔56および上枠
21、下枠22の側面に貫通させて、コーナー金具29
のいずれかのビス孔30に捩じ込むことにより固定され
ている。そして、上側の取付金具50によって形成され
る上向きの溝55に、サッシ枠1の上枠2の網戸レール
4が収容され、下側の取付金具50によって形成される
下向きの溝55に、サッシ枠1の下枠3の網戸レール7
が収容され、それにより面格子20が、スライド可能な
状態で網戸レール4,7に取付けられている。
【0017】この状態で、面格子20に一体化された防
虫網26は、ガラス障子11と一定の間隔をおいて位置
している。また、取付金具50は、基端側の端縁51b
が網固定部27の突起28に当たることで、不要に動か
ないように止められている。また、取付金具50の溝5
5内に網戸レール4,7が嵌まっていることで、面格子
20が確実に位置決めされている。特に、下側の取付金
具50の溝55の突き当たり壁55aに、下側のレール
7の上端が突き当たることで、面格子20の高さ方向の
位置決めがなされている。
【0018】この実施例の構造において、面格子20を
サッシ枠1に取付ける場合には、面格子20の上枠2
1、下枠22の室内側の側面に、溝55内に網戸レール
4,7を収容するようにして、取付金具50をビス止め
するだけで、取付けることができる。また、取り外す場
合には、ビス31を外して取付金具50を取り外すだけ
で、面格子20を網戸レール4,7から取り外すことが
できる。したがって、取付け、取外しが室内側から簡単
にでき、例えば防虫網26を張り替えたり、ガラス障子
11、12のガラスを嵌め替えたりする場合にも、作業
性が良好で、メンテナンス性が良い。
【0019】また、室内側からビス31で取付金具50
を取付けてあるので、室外側から取付金具50を外すこ
とが無理である上、どの位置に取付金具50を固定して
いるかも、面格子20の上枠21、下枠22に隠れてわ
からないので、防犯効果が高まる。また、網戸レール
4,7に沿ってスライドできるので、好みの位置に面格
子20や防虫網26を移動することもできる。さらに、
網戸レール4,7を、取付金具50を固定することで形
成される溝55内に収容しているので、網戸レール4,
7と面格子20の位置出しが容易にできる。
【0020】◇第2実施例 次に、この発明の第2実施例について説明する。この第
2実施例は、取付金具の構造が異なるだけで、他は前記
第1実施例と同様であるので、取付金具の構造について
のみ説明し、他の説明は簡略化する。図6は、この第2
実施例で用いる取付金具60を、面格子20の下枠22
の端部の室内側の側面にビス31で取付けた状態を示し
ている。この取付金具60は、4つの端縁61a,61
b,61c,61dを有する矩形の基板61に、平行な
2本の切込み62を入れて、切込み62間の部分を、折
曲げ片63としてクランク状に折曲させ、基板61と、
折曲げ片63の先端側の部分とで溝66を形成したもの
である。ここでは便宜上、基端61の各端縁を、下端縁
61a、上端縁61b、側端縁61c,61dと称す
る。
【0021】2本の切込み62は、下端縁61aから上
端縁61bに向かって形成され、側端縁61c,61d
と平行に形成されている。切込み62は、下端縁61a
と上端縁61bの略中間で止められ、2本の切込み62
で挟まれた折曲げ片63の基端部64が、基板61に対
して垂直方向に折曲げられている。そして、基端部64
から所定寸法隔たった位置で、折曲げ片63の先端側
が、切込み62を入れた側にL字状に折曲げられ、その
折曲げ部65より先端側の部分が、基板61と平行に形
成され、折曲げ片63の存在する部分の縦の断面がクラ
ンク状になっている。したがって、2本の切込み62の
両外側の部分と、切込み62の内側の部分(折曲げ片6
3の先端部)との間に、溝66が確保されている。ま
た、折曲げ片63の基端部と折曲げ部65との間の部分
が、溝66の突き当たり壁66aとなっている。なお、
折曲げ片63の上側の基板61上には、長孔67が形成
されている。
【0022】この取付金具60を用いて面格子20を取
付ける場合も、図7に示すように、前記第1実施例と同
様にビス31で面格子20の上枠21、下枠22の室内
側の側面に、取付金具60を固定する。その際、上枠2
1には、溝66を上に向けた姿勢で取付金具60を配置
し、下枠22には、溝66を下に向けた姿勢で取付金具
60を配置し、各溝66に網戸レール4,7を収容した
状態で、面格子20の上枠21、下枠22に取付金具6
0を固定する。これにより、取付金具60によって、面
格子20が網戸レール4,7に取付けられる。
【0023】この第2実施例の場合も、前記第1実施例
と同様の作用効果を生じる。但し、この第2実施例の場
合は、取付金具60自体に溝66を設けたので、取付金
具60の取付状態によらず、溝66の幅が正確に設定さ
れる。よって、面格子20の位置決めを正確に行うこと
ができる上、面格子20をスライドさせる際の動作を滑
らかにすることができる。また、基板61の厚みが網戸
レール4,7の外側に増えることになるので、ガラス障
子11から面格子20までの間隔が僅かに広がる。な
お、この実施例の取付金具60は、金型によるプレス加
工で成形するのが望ましく、そうすることで精度を上げ
ることができる。
【0024】◇第3実施例 次に、この発明の第3実施例について説明する。図8
は、第3実施例における取付金具の構成を示す図で、同
図(a)は斜視図、同図(b)は側面図である。この取
付金具70は次のように形成されている。まず、平坦な
矩形の基板72に、先端縁72aから基端縁72bに向
かって、側端縁72c,72dと平行な所定長さの2本
の切込み76を入れる。2本の切込み76の終端と基端
縁72aとの間の所定位置に、切込み76と直交する方
向の谷折り線73を設定し、該谷折り線73にて、先端
縁72a側の部分をL字状に折曲することで、谷折り線
73より基端縁72b側の部分を基端部72Aとし、先
端縁72a側の部分を第1折曲片75とする。
【0025】次に、2本の切込み76の終端に、谷折り
線73と平行な第1山折り線74aを設定し、この第1
山折り線74aにて、第1折曲片75の切込み76の両
外側の部分を、L字状に折曲する。さらに、第1山折り
線74aと先端縁72aとの間の所定位置に、第2山折
り線74bを設定し、2本の切込み76の間の部分(こ
の部分は第1折曲片75の一部である)を第2折曲片7
7として、前記第2山折り線74bの位置でL字状に折
曲する。そして、第1山折り線74aで折り曲げた切込
み76の両外側の部分75aと、第2折曲片77の先端
側の部分77aとを、基端部72Aに対して略平行に形
成して、それらの間に網戸レール4,7の嵌まる溝78
を確保する。
【0026】図4(b)に示す、第1折曲片75の先端
側の部分75aから基板72の基端部72Aまでの距離
S2は、溝78の設定位置に応じて調整する。また、第
2折曲片77の先端側の部分77aから第1折曲片75
の先端側の部分75aまでの距離S3は、網戸レール
4,7の厚みに応じて設定されている。なお、符号79
は取付孔を示している。この取付金具70も、面格子2
0をサッシ枠1に固定する際に、前記実施例(図1およ
び図7)と同様にして使われる。この場合、寸法S2の
大きさを適当に決定することにより、面格子20の前後
方向(網戸レール4,7と直交する方向)の位置決めを
行うことができる。
【0027】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、取付金具
のビス孔は、長孔に限らず、丸孔でも良い。あるいは、
面格子の下枠に固定される取付金具には、大きな荷重が
かかるので、ずれ防止のために丸孔とし、一方、荷重の
余りかからない上枠に固定される取付金具のみ長孔とし
ても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の面
格子の取付構造によれば、面格子の室内側に取付金具を
ビス止めすることで面格子を取付けることができるの
で、取付けが簡単で安価にできる。また、取外しも室内
側から取付金具のビスを外すだけでできるので、容易で
あり、防虫網の張り替え等のメンテナンスが簡単にでき
る。また、取付金具を室内側からビス止めしており、取
付金具の位置が外から見えにくいので、室外側から面格
子を取り外すことが困難となり、防犯効果を高めること
ができる。また、取付金具と面格子の枠との間にできる
溝にレールを収容しているので、面格子の位置出しが容
易にでき、取付作業性がよい上、面格子をスライドさせ
ることもできる。また、サッシ枠のレールは通常の網戸
レールが利用できるので、特別な手段を設ける必要がな
い。
【0029】また、請求項2記載の面格子の取付構造に
よれば、請求項1記載に示したと略同一の効果を得るこ
とができる。加えて、取付金具の溝をレールに嵌合させ
ているので、面格子の位置出しが容易にでき、取付作業
性がよい。特に、取付金具自体に溝を設けたので、取付
金具の取付状態によらず、溝の幅を正確に設定すること
ができ、面格子をスライドさせる際の動作を滑らかにす
ることができる。また、サッシ枠のレールは通常の網戸
レールが利用できるので、特別な手段を設ける必要がな
い。
【0030】また、請求項3又は4記載の取付金具によ
れば、該取付金具を面格子に取付けて、その溝をサッシ
枠のレールに嵌合させるだけで、簡単に面格子をサッシ
枠に位置決めしながら固定することができる。よって、
固定作業が簡単に済む。また、取付金具は面格子と別ピ
ースとなるので、溝形成も簡単に行えるようになり、固
定のためのコストや時間も軽減する。
【0031】さらにまた、請求項5記載の取付金具によ
れば、溝の位置を調節することで、面格子の位置をサッ
シ枠のレールと直交する方向に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である面格子の取付構造
を示す縦断面図である。
【図2】同面格子の形状および構成を一部示す一部正面
図であり、(a)は室外から見た図、(b)は室内側か
ら見た図である。
【図3】同面格子に設けられたコーナー金具の平面図で
ある。
【図4】図2(b)のA部を拡大して示す拡大図であ
る。
【図5】同実施例における取付金具と下側網戸レールと
の関係を示す斜視図である。
【図6】この発明の第2実施例における取付金具と下側
網戸レールの関係を示す斜視図である。
【図7】同実施例である面格子の取付構造を示す縦断面
図である。
【図8】この発明の第3実施例における取付金具の構成
を示す図で、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 サッシ枠 2 上枠 3 下枠 4,7 網戸レール 20 面格子 21 上枠 22 下枠 26 防虫網 31 ビス 50,60,70 取付金具 51,61,72 基板 55,66,78 溝 72A 基端部 75 第1折曲片 77 第2折曲片 78 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁の開口部に設けられたサッシ枠
    に面格子を取付ける構造であって、前記サッシ枠の上枠
    および下枠に形成されたレールの室外側に、室内側に防
    虫網を一体化した面格子の上枠および下枠を配置し、前
    記面格子の上枠および下枠の室内側の側面に、該側面に
    ビス止めすることでそれぞれ上向き、下向きの溝を形成
    する取付金具を、各溝に前記サッシ枠の上枠、下枠の各
    レールをそれぞれ収容した状態で、ビスにより取付けた
    ことを特徴とする面格子の取付構造。
  2. 【請求項2】 建物の壁の開口部に設けられたサッシ枠
    に面格子を取付ける構造であって、前記サッシ枠の上枠
    および下枠に形成されたレールの室外側に、室内側に防
    虫網を一体化した面格子の上枠および下枠を配置し、前
    記面格子の上枠および下枠の室内側の側面に、それぞれ
    上向き、下向きの溝を有した取付金具を、前記各溝を前
    記サッシ枠のレールに嵌合した状態でビス止めしたこと
    を特徴とする面格子の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の面格子の取付構造に用い
    られる取付金具であって、前記面格子にビス止めされる
    基板を、その厚さ方向にクランク状に折り曲げたもの
    で、クランクの谷折り部と山折り部は、前記基板の互い
    に対向する端縁の略中間部に、該端縁と平行に形成さ
    れ、前記谷折り部と山折り部との間隔が前記溝の溝幅に
    相当する寸法に設定され、前記山折り部より先端側の部
    分が、基端側の部分と平行に形成されていることを特徴
    とする取付金具。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の面格子の取付構造に用い
    られる取付金具であって、前記面格子にビス止めされる
    基板に、該基板から延び出した折曲片を設け、該折曲片
    と前記基板との間に、前記サッシ枠の上枠又は下枠に形
    成された前記レールの嵌まる溝を形成したことを特徴と
    する取付金具。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の面格子の取付構造に用い
    られる取付金具であって、前記面格子にビス止めされる
    基板に、該基板の基端部から延び出した第1折曲片を設
    け、該第1折曲片の一部に該第1折曲片から延び出した
    第2折曲片を設け、該第2折曲片と前記第1折曲片とを
    前記基板の基端部に対して略平行に形成することによ
    り、前記第2折曲片と前記第1折曲片との間に、前記サ
    ッシ枠の上枠又は下枠に形成された前記レールの嵌まる
    溝を形成したことを特徴とする取付金具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019050A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Ykk Ap株式会社 建具および建具の改装方法
KR101414046B1 (ko) * 2013-12-13 2014-07-02 (주)관동건업 일체형 방범창
JP2016223249A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 森村金属株式会社 目隠しルーバー

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