JP3654682B2 - シャドウマスク製造方法および装置 - Google Patents

シャドウマスク製造方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、シャドウマスク式カラー陰極線管の構成部材であるシャドウマスクの製造方法あるいはその装置に関し、さらに詳しくは成形後のプレス機からの離型方法とそのための装置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシャドウマスク製造方法とその装置を図について説明する。
図8から図11は従来の複動式プレス機によるシャドウマスクの成形と離型方法を説明するための複動式プレス機の要部断面図である。
図において、1はパンチ、2はダイ、2aはダイ2の壁面,3はパッド、4はブランクホルダ、5はストッパ,6は複動式プレス機のインナスライド、7は複動式プレス機のアウタスライド、8は複動式プレス機のダイクッション、9はシャドウマスク素材板,10はシャドウマスク成形品である。
また、図12は、シャドウマスク成形品の斜視図である。
図において,10aはシャドウマスク成形品10における所定の曲面を有した主面部のうちの有孔領域、10bは主面部のうちの無孔領域、10cはスカート部を示す。
【0003】
次に動作について説明する。
図8は、シャドウマスク素材板9の成形前の状態を示すもので、図において、アウタスライド7とダイクッション8を駆動してブランクホルダ4とパッド3に支えられたダイ2とでシャドウマスク素材板9を挟み込む。
次に、図9に示すようにインナスライド6を駆動してパンチ1を下降させると、ダイ2はストッパ5により下降を停止し、パンチ1とパッド3でシャドウマスク素材板9に曲面部10a,10bおよびスカート部10cを形成することにより成形工程が完了してシャドウマスク成形品10ができあがる。
【0004】
その後、図10に示すように、シャドウマスク成形品10をパンチ1から離型するためにインナスライド6およびアウタスライド7を駆動することによりパンチ1とブランクホルダ4を上昇させると、シャドウマスク成形品10はスカート部10cとダイ2の壁面2aとの摩擦抵抗によりパッド3に密着したままとなる。 最後に図11に示すように、ダイクッション8を駆動してパッド3を上昇させ、シャドウマスク成形品10のスカート部10cをダイ2の壁面2aより抜き出すことによりシャドウマスク成形品10の離型工程が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような離型方法においては、例えば、成形時にパンチ1の表面がシャドウマスク素材板9やシャドウマスク成形品10と擦れて傷がついていると、シャドウマスク成形品10のスカート部10cとダイ2の壁面2aとの摩擦抵抗に比べてシャドウマスク成形品10のスカート部10cとパンチ1との摩擦抵抗が大きくなることがある。
このような場合、パンチ1とブランクホルダ4が上昇した時、シャドウマスク成形品10はパンチ1に付いたまま上昇し、パンチ1から部分的に離型したり、あるいはパッド3への落下による衝撃のため、シャドウマスク成形品10が変形することがある。
あるいは、ダイ2の中で部分的にパッド3から離れるかまたはパッド3から完全に離れてダイ2の中で変形することがある。
【0006】
このように、従来のシャドウマスクの製造方法においは、プレス機からの離型時にシャドウマスク成形品に変形が生じ、高精度なシャドウマスク曲面が得られないという問題がある。
また,パッド3の上昇によりシャドウマスク成形品10をダイ2から離型する時にシャドウマスク成形品10の内側をパンチ1の曲面で保持していないので、そのスカート部10cがダイ2の壁面2aと擦れて成形品10の曲面を変形させる問題もある。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、シャドウマスクの成形加工を行うときに、離型時の変形を防ぎ、高精度な曲面を有したシャドウマスク成形品を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1のシャドウマスク製造方法は、ダイと、このダイの内側に配設されて複動式プレス機のダイクッションにより動作制御されるパッドと、ダイに対向して配設されて複動式プレス機のアウタスライドにより動作制御されるブランクホルダと、パッドに対向してブランクホルダの内側に配設されて複動式プレス機のインナスライドにより動作制御されるパンチとを動作させてパッドとパンチでシャドウマスクの主面部を成形し、さらにダイの壁面とパンチの壁面とでシャドウマスクのスカート部を成形してからシャドウマスク成形品を離型するシャドウマスク製造方法において、シャドウマスク成形加工後に、シャドウマスク成形品をパンチとパッドで挟持したままパンチ側に上昇させると同時に、ブランクホルダも同方向へ上昇させ、ダイとこれに対向する前記ブランクホルダの離間距離を検出しながら、シャドウマスク成形品がダイより離型されたらパッドの上昇を停止させ、この離間距離がシャドウマスク成形品のスカート部の長さと同等またはパンチから離型したシャドウマスク成形品がパッドへ落下する衝撃により変形しない範囲で同等よりも大きい値になった時の位置でブランクホルダを停止させる第1の工程と、ブランクホルダ停止後にさらにパンチを上昇させ、シャドウマスク成形品のスカート部の端部をブランクホルダの下端部に当接させることで、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる第2の工程を有したものである。
【0009】
この発明の請求項2のシャドウマスク製造装置は、ダイと、このダイの内側に配設されて複動式プレス機のダイクッションにより動作制御されるパッドと、ダイに対向して配設されて複動式プレス機のアウタスライドにより動作制御されるブランクホルダと、パッドに対向してブランクホルダの内側に配設されて複動式プレス機のインナスライドにより動作制御されるパンチとを動作させてパッドとパンチでシャドウマスクの主面部を成形し、さらにダイの壁面とパンチの壁面とでシャドウマスクのスカート部を成形してからシャドウマスク成形品を離型するシャドウマスク製造装置において、シャドウマスク成形加工後に、シャドウマスク成形品をパンチとパッドで挟持したままパンチ側に上昇させると同時に、ブランクホルダも同方向へ上昇させ、シャドウマスク成形品がダイより離型されたらパッドの上昇を停止させる第1の制御手段と、ブランクホルダの上昇時に、ダイとこれに対向するブランクホルダの離間距離を検出し、この離間距離がシャドウマスク成形品のスカート部の長さと同等またはパンチから離型したシャドウマスク成形品がパッドへ落下する衝撃により変形しない範囲で同等よりも大きい値になった位置でブランクホルダを停止させる第2の制御手段と、ブランクホルタ停止後にさらにパンチを上昇させ、シャドウマスク成形品のスカート部の端部をブランクホルダの下端部に当接させることで、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる第3の制御手段を有したものである。
【0010】
この発明の請求項3のシャドウマスク製造装置は、パンチ、パッド、ダイ、ブランクホルダの少なくとも1つは、表面窒化処理およびその後の研磨処理がなされたものである
【0011】
この発明の請求項4のシャドウマスク製造装置は、空気吹き出し手段を備える共に、パンチには複数の空気吹き出し孔が設けられ、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数の空気吹き出し孔より空気をシャドウマスク成形品の主面部側へ吹き出すように空気吹き出し手段を制御するように構成したものである。
【0012】
この発明の請求項5のシャドウマスク製造装置は、空気吸引手段を備える共に、パッドには複数の空気吸引孔が設けられ、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数の空気吸引孔からシャドウマスク成形品の主面部側より空気を吸引するように空気吸引手段を制御するように構成したものである。
【0013】
この発明の請求項6のシャドウマスク製造装置は、パンチの中に弾性体によりシャドウマスク成形品の主面部をパッド側へ押圧する複数のピンを設けたものである。
【0014】
この発明の請求項7のシャドウマスク製造装置は、パンチの中に圧縮空気によりシャドウマスク成形品の主面部をパッド側へ圧接するピンを備えた複数のエアシリンダが設けられ、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数のエアシリンダのピンがシャドウマスクの主面部をパッド側へ押圧するようにエアシリンダの動作を制御するように構成したものである。
【0015】
【作用】
この発明の請求項1または2においては、まずパンチとパッドによりシャドウマスク成形品の主面部の曲面を保持したままスカート部をダイより離型し、さらにブランクホルダとダイとの離間距離をほぼスカート部の長さと同一とし、かつ、ブランクホルダの端部にスカート部の端部が接した状態でパンチより離型させるので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面はパッドから大きく離れることはなく、ほぼパッドの面に沿った状態で離形されることになり、パンチから離型時の落下による衝撃や部分的な離型によるシャドウマスク成形品の変形を防止する。
【0016】
この発明の請求項3においては、パンチ、パッド、ダイ、ブランクホルダの少なくとも1つは、表面窒化処理およびその後の研磨処理がなされているので、これらには成形時に発生する傷が着き難く、シャドウマスク成形品が受ける摩擦抵抗は増加しないので、シャドウマスク成形品の変形を防止し、さらに安定した離形を可能とする。
【0017】
この発明の請求項4においては、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数の空気吹き出し孔より空気をシャドウマスク成形品の主面部側へ吹き出すように空気吹き出し手段を制御するので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面をパッドの面に押圧したままパンチより離型でき、パンチより離型時の変形をさらに防止する。
【0018】
この発明の請求項5においては、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数の空気吸引孔からシャドウマスク成形品の主面部側より空気を吸引するように空気吸引手段を制御するので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面をパッドの面に押圧したままパンチより離型でき、パンチより離型時の変形をさらに防止する。
【0019】
この発明の請求項6においては、パンチの中に弾性体によりシャドウマスク成形品の主面部をパッド側へ押圧する複数のピンを設けたので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面をパッドの面に押圧したままパンチより離型でき、パンチより離型時の変形を防止する。
【0020】
この発明の請求項7においては、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時にのみ複数のエアシリンダのピンがシャドウマスク成形品の主面部をパッド側へ押圧するようにエアシリンダの動作を制御するので、ピンがシャドウマスク成形品の主面部の曲面をパッドの面に押圧したままパンチより離型できると共に、パンチより離型する時以外はエアシリンダのピンはパンチの内部に内装されているのでピンが突出していることによるシャドウマスク成形品の主面部の損傷あるいは変形も防止され、さらに良好な離型を可能とする。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図において同一符号は従来例と同一または相当のものを表す。
実施例1.
図1および図2は、図9に示したシャドウマスク成形完了状態からの離型の様子を示す複動式プレス機を用いたシャドウマスク製造装置の断面図である。
シャドウマスク成形完了までの動作は図8,9と同一なので省略する。
図において、1はパンチ、2はダイ、2aはダイ2の壁面、3はパッド、4はブランクホルダ、5はストッパ、6は複動式プレス機のインナスラスド、7は複動式プレス機のアウタスライド、8は複動式プレス機のダイクッション、10は成形工程の完了したシャドウマスク成形品である。
【0022】
図1および図2に基づいて離型動作について説明する。
まず、図9に示したシャドウマスクの成形完了後、インナスライド6、アウタスライド7、ダイクッション8を複動式プレス機の制御装置によってそれぞれ動作させ、パンチ1とパッド3の間にシャドウマスク成形品10を挟んで保持したままでパンチ1,パッド3,ブランクホルダ4を同時に上昇させる。
また、ダイ2とブランクホルダ4との離間距離は図示しない位置検出装置によって検出されている。
パッド3の上昇に伴ってパッド3の低部の外部方向への突出部にダイ2の底面が当接すると、ダイ2はストッパ5によって停止していた位置よりパッド3と共に上昇することになる。
【0023】
ダイ2が所定距離だけ移動した時点でパッド3の上昇を停止すると共に、位置検出装置の出力信号に基づいてダイ2とブランクホルダ4との離間距離がシャドウマスク成形品10のスカート部10cの長さと同等または僅かに大きくなるよう複動式プレス機のアウタスライド7が制御され、ブランクホルダ4の上昇を停止する。
このような制御動作を行うことにより、図1に示すようにシャドウマスク成形品10はパンチ1とパッド3によって保持されたままで主面部の曲面を変形させることなくダイ2より離型する。
【0024】
次に、図2に示すように複動式プレス機のアウタスライド7およびダイクッション8の動作を止めてダイ2、パッド3およびブランクホルダ4を停止した状態で、複動式プレス機のインナスライド6の動作を制御しパンチ1のみを上昇させると、シャドウマスク成形品10のスカート部10cの端部はブランクホルダ4の下端部に当接するので、シャドウマスク成形品10にはパンチ1から離れようとする力が働き,パンチ1より離型することになる。
この時、ダイ2とブランクホルダ4との離間距離はシャドウマスク成形品10のスカート部10cの長さと同等か僅かに大きい値であるので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面はパッド3から大きく離れることはなく、ほぼパッドの面に添った状態で離型されることになる。
【0025】
従って、パンチ1から離型時のシャドウマスク成形品10のパッド3への落下による衝撃や、パンチ1からの部分的な離型によって発生する離型時のシャドウマスク成形品10の変形を確実に防止できる。
パンチ1より完全に離型した後、さらにパンチ1の上昇を継続させる共に、ブランクホルダ4も上昇させ、シャドウマスク成形品を取り出し易い所定の位置でパンチ1およびブランクホルダ4を停止させ、離型動作を完了する。
図3は、このような離型動作を説明するフロー図である。
【0026】
実施例2.
本実施例は、上述した実施例1のシャドウマスク製造装置において、材質がプリハードン鋼(硬さHv約400 )であるパンチ1とダイ2とパッド3とブランクホルダ4に対して表面窒化処理(硬さHv約650 )を行ない表面の硬さを高め、かつ、表面を滑らかに磨くことによってシャドウマスク成形時にパンチ1,ダイ2,パッド3,ブランクホルダ4の表面に傷が付くことが少なくなる。
従って、図1に示したようなダイ2からの離型時,あるいは図2に示したようなパンチ1からの離型時において、ダイ2あるいはパンチ1等からシャドウマスク成形品10が受ける摩擦抵抗は小さくなるので、シャドウマスク成形品10は変形することなくダイ2およびパンチ1より容易に離型する。
【0027】
実施例3.
この発明の一実施例を図4を用いて説明する。
図4において、1aはパンチ1の曲面内でシャドウマスク成形品10の主面部の無孔領域10bに対向する複数の箇所に設けられた空気吹き出し孔,1bは複動式プレス機より供給される圧縮空気,1cは空気吹き出し孔1aからシャドウマスク成型品10の内側へ吹き出される空気を示す。
なお、シャドウマスク成形完了までの動作は図8および図9と同一であるので省略する。
【0028】
シャドウマスク成形完了後、実施例1と同様の制御を行い、シャドウマスク成形品10をパンチ1とパッド3で保持したまま、パンチ1,ダイ2,パッド3,ブランクホルダ4をそれぞれ制御して上昇させることにより、シャドウマスク成形品10を変形させることなくダイ2より離型する。
次に、実施例1と同様の制御を行って、ダイ2、パッド3およびブランクホルダ4を停止した状態で、パンチ1のみを上昇させて、シャドウマスク成形品10をパンチ1より離型させるのであるが、このパンチ1よりの離型動作時に同時に圧縮空気1cがシャドウマスク成形品の無孔領域10b、すなわちスカート部10cの周辺部に空気吹き出し孔1aから吹き出されるように構成され、制御されている。
【0029】
このように、本実施例においてはパンチ1からの離型時にパンチ1側からパッド3側に向けて、シャドウマスク成形品10のスカート部10cの周辺にある主面部の無孔領域に圧縮空気を吹き付けるので、ブランクホルダ4の端部が均一にスカート部10cの端部に当接していないような場合においても、シャドウマスク成形品をパッド3の面に確実に押圧した状態で離型させることができ、パンチ1よりの離型時の変形をさらに確実に防止できる。
【0030】
実施例4.
この発明の一実施例を図5を用いて説明する。
図5において、3aはパッド3の曲面内でシャドウマスク成形品10の主面部の無孔領域10bに対向する複数の箇所に設けられた空気吸入孔,3bは空気吸入孔3aを通してシャドウマスク成型品10側から吸引され、パッド3の外側へ排出される空気を示す。
なお、シャドウマスク成形完了までの動作は図8および図9と同一であるので省略する。
【0031】
シャドウマスク成形完了後、実施例1と同様の制御を行い、シャドウマスク成形品10をパンチ1とパッド3で保持したまま、パンチ1,ダイ2,パッド3,ブランクホルダ4をそれぞれ制御して上昇させることにより、シャドウマスク成形品10を変形させることなくダイ2より離型する。
次に、実施例1と同様の制御を行って、ダイ2、パッド3およびブランクホルダ4を停止した状態で、パンチ1のみを上昇させて、シャドウマスク成形品10をパンチ1より離型させるのであるが、このパンチ1よりの離型動作時に同時にシャドウマスク成形品の無孔領域10b、すなわちスカート部10cの周辺部に対向してパッド3内に設けられた空気吸入孔3aを通して空気が吸引・排出されるように構成され、制御されている。
【0032】
このように、本実施例においてはパンチ1からの離型時にシャドウマスク成形品10の主面部の無孔領域10b側からパッド3の下方側に向けて空気を吸引・排出するので、実施例3の場合と同様にブランクホルダ4の端部が均一にスカート部10cの端部に当接していないような場合においても、シャドウマスク成形品をパッド3の面に確実に押圧した状態で離型させることができ、パンチ1よりの離型時の変形を防止できる。
【0033】
実施例5.
この発明の一実施例を図6を用いて説明する。
図6において、1dはパンチ1の曲面内でシャドウマスク成形品10の無孔領域10bに対向する複数の箇所に設けられたエジェクトピン,1eはエジェクトピン1dを常にパッド3側に付勢する圧縮コイルバネを示す。また、1hは圧縮コイルバネ1dの押さえネジである。
なお、シャドウマスク成形完了までの動作は図8およひ図9と同一なので省略する。
【0034】
シャドウマスク成形完了後、実施例1と同様の制御を行い、シャドウマスク成形品10をパンチ1とパッド3で保持したまま、パンチ1,ダイ2,パッド3,ブランクホルダ4をそれぞれ制御して上昇させることにより、シャドウマスク成形品10を変形させることなくダイ2より離型する。
次に、実施例1と同様の制御を行って、ダイ2、パッド3およびブランクホルダ4を停止した状態で、パンチ1のみを上昇させて、シャドウマスク成形品10をパンチ1より離型させるのであるが、このパンチ1よりの離型動作時に同時にパンチ1内に内装されたエジェクトピン1dがシャドウマスク成形品の無孔領域10b、すなわちスカート部10cの周辺部をパッド3側に向けて押圧する。
【0035】
このように、本実施例においてはパンチ1からの離型時に、パンチ1内に内装されたエジェクトピン1dが圧縮コイルバネ1eのバネ力によりシャドウマスク成形品10のスカート部10cの周辺にある主面部の無孔領域10bをパンチ1側からパッド3側に向けて押圧するので、ブランクホルダ4の端部が均一にスカート部10cの端部に当接していないような場合においても、シャドウマスク成形品をパッド3の面に確実に押圧した状態で離型させることができ、パンチ1よりの離型時の変形を防止できる。
【0036】
実施例6.
この発明の一実施例を図7を用いて説明する。
図7において、1fはパンチ1の曲面内でシャドウマスク成形品10の無孔領域10bに対向する複数の箇所に設けられた単動式エアシリンダ,1gは単動式エアシリンダ1fを動作させる複動式プレス機からの空気配管を示す。
また、1iは単動式エアシンダ1fの取付け板を示す。
なお、シャドウマスク成形完了までの動作は図8およひ図9と同一なので省略する。
【0037】
シャドウマスク成形完了後、実施例1と同様の制御を行い、シャドウマスク成形品10をパンチ1とパッド3で保持したまま、パンチ1,ダイ2,パッド3,ブランクホルダ4をそれぞれ制御して上昇させることにより、シャドウマスク成形品10を変形させることなくダイ2より離型する。
次に、実施例1と同様の制御を行って、ダイ2、パッド3およびブランクホルダ4を停止した状態で、パンチ1のみを上昇させて、シャドウマスク成形品10をパンチ1より離型させるのであるが、このパンチ1よりの離型動作時に同時に複動式プレス機より空気配管1fを通して圧縮空気を送り単動式エアシリンダを動作させながらパンチ1のみ上昇させると,シャドウマスク成形品10のスカート部10cの端部はブランクホルダ4の端部に当接しかつ単動式エアシリンダ1fがシャドウマスク成形品の無孔領域10b、すなわちスカート部10cの周辺部をパッド3側に向けて押圧する。
【0038】
このように、本実施例においてはパンチ1からの離型時において、パンチ1内に内装されていた単動式エアシリンダ1fがシャドウマスク成形品10のスカート部10cの周辺にある主面部の無孔領域10bをパンチ1側からパッド3側に向けて押圧するので、ブランクホルダ4の端部が均一にスカート部10cの端部に当接していないような場合においても、シャドウマスク成形品をパッド3の面に確実に押圧した状態で離型させることができ、パンチ1よりの離型時の変形を防止できる。
さらに、パンチより離型させる時以外は単動式エアシリンダ1fはパンチ内に内装されているので、成形工程等において単動式エアシリンダ1fの先端部がシャドウマスクの主面部を損傷したりあるいは変形させることもない。
【0039】
【発明の効果】
この発明の請求項1のシャドウマスク製造方法によれば、まずパンチとパッドによりシャドウマスクの主面部の曲面を保持したままスカート部をダイより離型し、さらにブランクホルダとダイとの離間距離をほぼスカート部の長さと同一とし、かつ、ブランクホルダの端部にスカート部の端部が接した状態でパンチより離型させるので、シャドウマスクの主面部の曲面はパッドから大きく離れることはなく、ほぼパッドの面に沿った状態で離型されることになり、パンチから離型時の落下による衝撃や部分的な離型によるシャドウマスク成形品の変形を防止できるという効果がある。
【0040】
この発明の請求項2によれば、まずパンチとパッドによりシャドウマスクの主面部の曲面を保持したままスカート部をダイより離型し、さらにブランクホルダとダイとの離間距離をほぼスカート部の長さと同一とし、かつ、ブランクホルダの端部にスカート部の端部が接した状態でパンチより離型するように制御するので、シャドウマスクの主面部の曲面はパッドから大きく離れることはなく、ほぼパッドの面に沿った状態で離型されることになり、パンチから離型時の落下による衝撃や部分的な離型によるシャドウマスク成形品の変形を防止できるシャドウマスク製造装置を得るという効果がある。
【0041】
この発明の請求項3によれば、パンチ、パッド、ダイ、ブランクホルダの少なくとも1つは表面窒化処理およびその後の研磨処理がなされているので、これらには成形時に発生する傷が着き難く、シャドウマスク成形品が受ける摩擦抵抗は増加しないので、シャドウマスク成形品の変形を防止し、さらに安定した離型を可能とするシャドウマスク製造装置を得るという効果がある。
【0042】
この発明の請求項4によれば、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数の空気吹き出し孔より空気をシャドウマスク成形品の主面部側へ吹き出すようにしたので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面をパッドの面に確実に押圧したままでパンチより離型でき、パンチより離型時の変形をさらに防止できるシャドウマスク製造装置を得るという効果がある。
【0043】
この発明の請求項5によれば、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に複数の空気吸引孔からシャドウマスク成形品の主面部側より空気を吸引するようにしたので、シャドウマスク成形品の主面部の曲面をパッドの面に確実に押圧したままでパンチより離型でき、パンチより離型時の変形をさらに防止できるシャドウマスク製造装置を得るという効果がある。
【0044】
この発明の請求項6によれば、パンチの中に弾性体によりシャドウマスク成形品の主面部をパッド側へ押圧する複数のピンを設けたので、シャドウマスク成形品の曲面をパッドの面に押圧したまま離型でき、パンチよりの離型時の変形を防止できるシャドウマスク製造装置を得るという効果がある。
【0045】
この発明の請求項7によれば、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時にのみ複数のエアシリンダのピンがシャドウマスク成形品の主面部をパッド側へ押圧するようにエアシリンダの動作を制御するので、ピンがシャドウマスク成形品の曲面をパッドの面に押圧したまま離型でき、パンチよりの離型時の変形を防止できると共に、パンチより離型時以外はエアシリンダのピンはパンチの内部に内装されているので、ピンが突出していることによるシャドウマスク成形品の主面部の損傷あるいは変形も防止できるシャドウマスク製造装置を得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1によるダイよりの離型の様子を示すシャドウマスク製造装置の断面図である。
【図2】 本発明の実施例1によるパンチよりの離型の様子を示すシャドウマスク製造装置の断面図である。
【図3】 本発明の実施例1による離型動作を説明するフロー図である。
【図4】 本発明の実施例3によるシャドウマスク製造装置を示す部分断面図である。
【図5】 本発明の実施例4によるシャドウマスク製造装置を示す部分断面図である。
【図6】 本発明の実施例5によるシャドウマスク製造装置を示す部分断面図である。
【図7】 本発明の実施例6によるシャドウマスク製造装置を示す部分断面図である。
【図8】 従来のシャドウマスク製造装置における成形加工前の状態を示す断面図である。
【図9】 従来のシャドウマスク製造装置における成形加工完了時の状態を示す断面図である。
【図10】 従来のシャドウマスク製造装置による離型の様子を示す断面図である。
【図11】 従来のシャドウマスク製造装置による離型の様子を示す断面図である。
【図12】 シャドウマスク式陰極線管の構成部材であるシャドウマスクの外観図である。
【符号の説明】
1 パンチ 1a 空気吹き出し孔
1b 空気吹き出し孔に供給される圧縮空気
1c 空気吹き出し孔より吹き出される空気
1d エジェクトピン 1e 圧縮コイルバネ
1f 単動式エアシリンダ 1g 空気配管
1h バネ押さえネジ 1i シリンダ取付板
2 ダイ 2a ダイ壁面
3 パッド 3a 空気吸入孔 3b 外部に排気される空気
4 ブランクホルダ 5 ストッパ
6 複動式プレス機のインナスライド
7 複動式プレス機のアウタスライド
8 複動式プレス機のダイクッション
9 シャドウマスクの素材板
10 シャドウマスクの成形品
10a シャドウマスク成形品の有孔領域
10b シャドウマスク成形品の無孔領域
10c シャドウマスク成形品のスカート部

Claims (7)

  1. ダイと、このダイの内側に配設されて複動式プレス機のダイクッションにより動作制御されるパッドと、前記ダイに対向して配設されて複動式プレス機のアウタスライドにより動作制御されるブランクホルダと、前記パッドに対向して前記ブランクホルダの内側に配設されて複動式プレス機のインナスライドにより動作制御されるパンチとを動作させて前記パッドと前記パンチでシャドウマスクの主面部を成形し、さらに前記ダイの壁面と前記パンチの壁面とでシャドウマスクのスカート部を成形してからシャドウマスク成形品を離型するシャドウマスク製造方法において、
    シャドウマスク成形加工後に、前記シャドウマスク成形品を前記パンチと前記パッドで挟持したまま前記パンチ側に上昇させると同時に、前記ブランクホルダも同方向へ上昇させ、前記ダイとこれに対向する前記ブランクホルダの離間距離を検出しながら、前記シャドウマスク成形品が前記ダイより離型されたら前記パッドの上昇を停止させ、この離間距離が前記シャドウマスク成形品のスカート部の長さと同等またはパンチから離型したシャドウマスク成形品がパッドへ落下する衝撃により変形しない範囲で同等よりも大きい値になった位置で前記ブランクホルダを停止させる第1の工程と、
    前記ブランクホルダ停止後にさらに前記パンチを上昇させ、前記シャドウマスク成形品のスカート部の端部を前記ブランクホルダの下端部に当接させることで、前記パンチより前記シャドウマスク成形品を離型させる第2の工程を有した
    ことを特徴とするシャドウマスク製造方法。
  2. ダイと、このダイの内側に配設されたパッドと、前記ダイに対向して配設されたブランクホルダと、前記パッドに対向して前記ブランクホルダの内側に配設されたパンチとを備え、さらに、前記パッドを下降及び上昇させるダイクッションと、前記ブランクホルダを下降及び上昇させるアウタスライドと、上記パンチを下降及び上昇させるインナスライドと、前記ダイクッション、前記アウタスライド、前記インナスライドを動作させる制御装置とを有する複動式プレス機とを備え、前記パッド、前記ブランクホルダ及び前記パンチ動作させて前記パッドと前記パンチでシャドウマスクの主面部を成形し、さらに前記ダイの壁面と前記パンチの壁面とでシャドウマスクのスカート部を成形してからシャドウマスク成形品を離型するシャドウマスク製造装置において、
    シャドウマスク成形加工後に、前記シャドウマスク成形品を前記パンチと前記パッドで挟持したまま前記パンチ側に上昇させると同時に、前記ブランクホルダも同方向へ上昇させ、前記シャドウマスク成形品が前記ダイより離型されたら前記パッドの上昇を停止させる第1の制御手段と、
    前記ブランクホルダの上昇時に、前記ダイとこれに対向する前記ブランクホルダの離間距離を検出し、この離間距離が前記シャドウマスク成形品のスカート部の長さと同等またはパンチから離型したシャドウマスク成形品がパッドへ落下する衝撃により変形しない範囲で同等よりも大きい値になった位置で前記ブランクホルダを停止させる第2の制御手段と、
    前記ブランクホルダ停止後にさらに前記パンチを上昇させ、前記シャドウマスク成形品のスカート部の端部を前記ブランクホルダの下端部に当接させることで、前記パンチより前記シャドウマスク成形品を離型させる第3の制御手段を有した
    ことを特徴とするシャドウマスク製造装置。
  3. パンチ、パッド、ダイ、ブランクホルダの少なくとも1つは、表面窒化処理およびその後の研磨処理がなされている
    ことを特徴とする請求項2記載のシャドウマスク製造装置。
  4. 空気吹き出し手段を備える共に、パンチには複数の空気吹き出し孔が設けられ、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に前記複数の空気吹き出し孔より空気をシャドウマスクの主面部側へ吹き出すように空気吹き出し手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のシャドウマスク製造装置。
  5. 空気吸引手段を備える共に、パッドには複数の空気吸引孔が設けられ、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に前記複数の空気吸引孔からシャドウマスクの主面部側より空気を吸引するように空気吸引手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のシャドウマスク製造装置。
  6. パンチの中に弾性体によりシャドウマスクの主面部をパッド側へ押圧する複数のピンが設けられた
    ことを特徴とする請求項2または3記載のシャドウマスク製造装置。
  7. パンチの中に圧縮空気によりシャドウマスクの主面部をパッド側へ圧接するピンを備えた複数のエアシリンダが設けられ、パンチよりシャドウマスク成形品を離型させる時に前記複数のエアシリンダのピンがシャドウマスクの主面部をパッド側へ押圧するように前記エアシリンダの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のシャドウマスク製造装置。
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