JP3654509B2 - 映像切替装置 - Google Patents

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    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/181Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の映像信号入力を切替えて録画装置やモニタに出力する映像切替装置に関し、特にフレームやフィールド等の時間単位で多重された複数チャネルの映像信号入力を処理する映像切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のビデオカメラの映像出力など、複数の映像信号を入力してフレームやフィールド等の時間単位でチャネル分割して多重し、VTR等の録画装置に出力したり、録画装置で再生した多重映像信号を入力してチャネル毎に切り替えながらモニタに出力するフレームスイッチャーあるいはマルチプレクサ等と呼ばれる映像切替装置が用いられている。このような映像切替装置では、複数の映像信号を多重する場合に、一般に、各チャネルの映像信号にそれぞれ識別用のID信号を付加して多重し、録画装置で一つの映像信号として録画するようなことが行われている。多重した映像信号を再生する場合は、映像信号中に重畳されたID信号を読み取り、ID情報に基づいて映像信号の切り替えを行って設定されたチャネルの映像信号を抽出することで、同じID信号が重畳された映像信号のみをモニタへ出力するようになっている。このようにID信号を付加することにより、所定のチャネルの映像信号を選択して出力することができる。
【0003】
このようなID信号は、製造メーカや装置の種類毎などで独自に仕様が設定されている。このため、当該装置と同一方式のID信号が重畳された多重映像信号は問題なく切替再生可能であるが、異なる方式のID信号が重畳された多重映像信号については、ID情報を認識できないので所定のチャネルの再生や映像切り替えが正常にできないという問題点があった。
【0004】
この不具合を解決するため、異なる方式のID信号が重畳されて録画された多重映像信号を再生する場合に、当該装置と同一方式のID信号を付加し、この付加したID信号によって信号切り替えなどの再生制御を可能にした装置が提案されている。このように他方式の多重映像信号再生時に自方式のID信号を付加する映像切替装置の構成例を図4に示す。
【0005】
映像切替装置51は、ID検出回路52、ID情報読取回路53、再生/録画制御回路54、映像信号を切り替えるセレクタ55、ID発生回路56、ID信号を切り替えるセレクタ57を有して構成されている。再生入力端子58には録画装置62の出力端子が、録画出力端子59には録画装置62の入力端子が、モニタ出力端子60にはモニタ61がそれぞれ接続されている。
【0006】
この例の映像切替装置51は、再生を開始するにあたり、あらかじめ再生のモードがユーザにより図示しないメニュー設定部において設定され、設定モード信号が入力されるようになっている。ここで、自装置と同一方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生する場合をAモード、他方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生する場合をBモードとする。
【0007】
Aモードの場合、セレクタ57の入力端は再生入力端子58側に接続され、再生入力端子58より入力された映像信号がセレクタ57を介してID検出回路52及びID情報読取回路53に入力される。ID検出回路52は、映像信号においてID信号の有無を検出し、検出結果に応じて切替制御信号をセレクタ55に出力する。セレクタ55は、ID信号が検出された(ID信号が重畳されている)場合は、再生/録画制御回路54の出力の映像信号S2をモニタ出力端子60に出力する。一方、ID信号が検出できない(ID信号が重畳されていない)場合は、再生入力端子58より入力された映像信号S1をそのままモニタ出力端子60に出力する。また、再生/録画制御回路54の出力の映像信号S2は、録画出力端子59にも出力される。
【0008】
ID情報読取回路53は、ID信号の内容を読み取ってそのID情報を再生/録画制御回路54に出力する。再生/録画制御回路54は、入力されたID情報に基づいて映像信号の処理を行う。例えば、フレーム又はフィールド毎にチャネル分割された多重映像信号のうち、ユーザにより指定された所定の同一ID情報が重畳された映像信号のみを抽出して出力する。また、ID情報が入力されない場合は、再生/録画制御回路54は黒画像の映像信号を出力する。
【0009】
Bモードの場合、セレクタ57の入力端はID発生回路56側に接続され、ID発生回路56で生成した自方式のID信号がセレクタ57を介してID検出回路52及びID情報読取回路53に入力される。ID検出回路52は、このID発生回路56で発生したID信号を検出し、切替制御信号をセレクタ55に出力する。ID情報読取回路53は、ID発生回路56で発生したID信号を読み取ってID情報を再生/録画制御回路54に出力する。再生/録画制御回路54は、入力されたID情報に基づいて多重映像信号の中からID情報に対応するチャネルの映像信号を出力し、この映像信号S2がセレクタ55を介してモニタ出力端子60に出力される。このように、異なる方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生する場合に、自方式のID信号を生成して付加することによって、多重された各チャネルの映像信号の切替制御が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような構成の映像切替装置51では、Bモードでの再生時に、入力された映像信号S1に自方式のID信号を常時付加して再生するため、録画装置62が再生停止したときも、付加されたID信号のID情報が再生/録画制御回路54に入力される。このため、再生入力端子58より入力された映像信号S1のうちのID情報に対応するチャネルが再生/録画制御回路54から映像信号S2として出力され、録画出力端子59から録画装置62に入力される。
【0011】
一方、録画装置62は、再生停止時には入力端子に入力された信号を出力端子からそのまま出力する(スルーで出力する)構造になっている。このため、録画装置62の再生が停止している状態で映像切替装置51から映像信号(実際にはノイズ成分のみ)が入力端子に入力されると、この入力された映像信号が出力端子からそのまま出力されてまた映像切替装置51の再生入力端子58に入力される。つまり、映像切替装置51がBモードで動作しているときに録画装置62において再生動作が停止すると、いわゆる信号経路のループが形成されるため、発振などの不具合が生じるおそれがある。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、自装置とは異なる方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生可能であり、かつその異なる方式の再生モードにおいて発振などの不具合の発生を防止することが可能な映像切替装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1に、本発明による映像切替装置は、複数チャネルに多重した映像信号を再生するための切替処理を行う映像切替装置であって、前記映像信号に重畳されたチャネル識別用のID信号の有無を検出するID検出手段と、自装置に適合した自方式のID信号を生成するID信号生成手段と、前記ID検出手段での検出結果と設定された動作モードとによって、動作状態を判定する状態判定手段と、前記状態判定手段の判定結果に基づき、他方式のID信号が重畳された前記映像信号を再生するモードであって、かつ前記ID検出手段によって前記映像信号中にID信号が検出された場合前記ID信号生成手段で生成した自方式のID信号を選択し、それ以外の場合、前記映像信号が入力される再生入力端子側を選択するID選択手段と、前記ID選択手段で選択されたID信号のID情報によって前記映像信号の切替処理を行う映像信号切替制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
第2に、好ましくは、前記ID検出手段は、前記映像信号の垂直ブランキング期間において重畳された自方式又は他方式のID信号の有無を検出することとする。
第3に、好ましくは、前記映像信号切替制御手段は、前記映像信号においてID信号が検出されない場合は黒画像又は青画像を出力することとする。
【0015】
第4に、本発明による映像切替装置は、複数チャネルに多重した映像信号を再生するための切替処理を行う映像切替装置であって、前記映像信号の停止または継続を検出する映像停止検出手段と、自装置に適合した自方式のID信号を生成するID信号生成手段と、前記映像停止検出手段での検出結果と設定された動作モードとによって、動作状態を判定する状態判定手段と、前記状態判定手段の判定結果に基づき、他方式のID信号が重畳された前記映像信号を再生するモードであって、かつ前記映像停止検出手段によって前記映像信号が継続していることが検出された場合前記ID信号生成手段で生成した自方式のID信号を選択し、それ以外の場合、前記映像信号が入力される再生入力端子側を選択するID選択手段と、前記ID選択手段で選択されたID信号のID情報によって前記映像信号の切替処理を行う映像信号切替制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
第5に、好ましくは、前記映像停止検出手段は、前記映像信号におけるID信号又は同期信号の状態によって前記映像信号の停止または継続を検出することとする。
第6に、好ましくは、前記映像信号切替制御手段は、前記映像信号の停止が検出された場合は黒画像又は青画像を出力することとする。
【0017】
上記構成では、映像信号に重畳されているID信号の有無を検出するか、又は、映像信号の同期信号などによって映像信号の停止/継続を検出する。そして、他方式のID信号が重畳された映像信号を再生するモードであって、かつ映像信号中にID信号が検出された場合にのみ、自方式のID信号を付加して映像信号の切替処理を行う。これにより、他方式のID信号が重畳された多重映像信号の所定チャネルを適宜再生可能となる。
【0018】
また、他方式のID信号が重畳された映像信号を再生するモードであって、ID信号が検出できない場合や映像信号の停止状態が検出された場合は、自方式のID信号を付加しないように動作制御し、映像信号の切替処理を行う。これにより、映像信号を再生する録画装置などの映像再生動作が停止し、録画装置において入力信号がそのまま出力されるような場合は、映像切替装置からは黒画像又は青画像が出力されるため、映像切替装置と録画装置との間で信号系路のループが形成されることがなく、発振などの異常動作の発生が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る映像切替装置の構成を示すブロック図、図2は映像切替装置を用いたビデオ監視装置の構成を示すブロック図である。
【0020】
映像切替装置10は、複数の映像信号を入力してフレームやフィールド等の時間単位でチャネル分割して多重したり、多重された映像信号を入力してチャネル毎に切り替えて所定チャネルの映像信号を出力するものであり、例えば、複数のカメラで撮影した映像を監視するビデオ監視装置に用いられる。
【0021】
図2に示すように、ビデオ監視装置は、複数箇所に設置されたビデオカメラ3a,3b,3cの映像出力が映像切替装置10に接続されている。この映像切替装置10には、映像を表示するモニタ1と、映像信号の記録/再生を行うVTR等の録画装置2とが接続されている。
【0022】
ビデオカメラ3a,3b,3cで撮像され出力された複数の映像信号は、映像切替装置10において、各系統の映像信号をチャネルとし、フレーム又はフィールド毎に複数チャネルが順次切り替わるように時分割多重されて、一つの映像信号として出力される。このとき、後の再生時にそれぞれのチャネルの映像信号を識別可能なように、映像信号の垂直ブランキング期間においてチャネル識別用のID信号が重畳される。この多重映像信号は、録画装置2に出力されて記録される。また、映像切替装置10からは所定のチャネルの映像信号がモニタ1に出力されて表示される。
【0023】
図1に示すように、映像切替装置10は、入力された映像信号におけるID信号の有無を検出するID検出回路11と、設定動作モード及びID信号の状態に応じて自方式のID信号を付加するか否かを判定する状態判定回路12と、自方式のID信号を発生するID発生回路13と、状態判定回路12の出力に基づいてID信号の選択切替を行うセレクタ14とを備えている。また、自方式のID信号の有無を検出するID検出回路15と、ID信号の内容を読み取ってそのID情報を出力するID情報読取回路16と、入力されたID情報に基づいて映像信号の処理を行う再生/録画制御回路17と、ID検出回路15の出力に基づいて映像信号の選択切替を行うセレクタ18とを備えている。そして、再生入力端子19には録画装置2の出力端子が、録画出力端子20には録画装置2の入力端子が、モニタ出力端子21にはモニタ1がそれぞれ接続されている。
【0024】
映像切替装置10は、再生を開始するにあたり、あらかじめ再生のモードがユーザにより図示しないメニュー設定部において設定され、設定モード信号が入力されるようになっている。ここで、自装置と同一方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生する場合をAモード、他方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生する場合をBモードとする。
【0025】
ID検出回路11は、請求項記載のID検出手段に相当するものであり、再生入力端子19から入力された映像信号において、垂直ブランキング期間にID信号が存在するか否かを検出し、ID信号の有無の検出結果を状態判定回路12に出力する。このID検出回路11では、垂直ブランキング期間に存在するID信号を自方式、他方式に関わらず検出する。例えば、垂直ブランキング期間において数H分(Hは1水平期間)の映像信号レベルを監視し、ローレベル状態が続いているか否かでID信号の有無を判定する。これにより、録画装置2からの入力映像信号にID信号が重畳されている場合と、入力映像信号に元々ID信号が重畳されていない場合あるいは録画装置2の再生動作が停止している場合との2つの状態が判定可能となる。
【0026】
状態判定回路12は、請求項記載の状態判定手段に相当するものであり、AND(論理積)回路などで構成される。この状態判定回路12は、ユーザにより図示しないメニュー設定部において設定された動作モードに応じて制御回路から入力される設定モード信号(Aモード又はBモード)とID検出回路11でのID検出結果とに基づいて、ID選択手段に相当するセレクタ14に切替制御信号を出力する。ここで、設定モード信号は、Aモードの場合にローレベル、Bモードの場合にハイレベルとし、ID検出回路11の出力は、「ID検出」の場合にハイレベル、「ID未検出」の場合にローレベルとする。
【0027】
本実施形態では、他方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生するBモードであって、かつ、映像信号に重畳されたID信号(この場合は他方式のID信号)が検出された場合(状態判定回路12からの切替制御信号がハイレベルの場合)に、セレクタ14によって、ID信号生成手段に相当するID発生回路13により生成したID信号(ID−β:自方式のID信号)を選択し、これを映像信号に付加したID信号として用いるようにする。その他の場合、すなわち、自装置と同一方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生するAモードの場合やBモードであっても垂直ブランキング期間においてID信号が検出されない場合(状態判定回路12からの切替制御信号がローレベルの場合)は、セレクタ14で再生入力端子19から入力された映像信号を選択し、映像信号に予め重畳されているID信号(ID−α)を用いるようにする。
【0028】
なお、ID検出回路11、状態判定回路12、ID発生回路13等は、FPGAなどの同一の半導体デバイス上に構成することが可能である。よって、FPGAの場合は回路構成のプログラム内容を若干変更するだけでID検出回路11及び状態判定回路12の構成を追加して設けることができる。
【0029】
ID検出回路15は、映像信号においてID信号が重畳されているか否かを検出し、ID信号の有無の検出結果に応じて切替制御信号をセレクタ18に出力する。このID検出回路15では、垂直ブランキング期間に重畳された自方式のID信号のみを検出する。なお、ID検出回路15は前記のID検出回路11と兼用する構成にすることも可能である。セレクタ18は、自方式のID信号が検出された(ID信号が重畳されている)場合は、再生/録画制御回路17の出力の映像信号S2をモニタ出力端子21に出力する。一方、自方式のID信号が検出できない(ID信号が重畳されていない)場合は、再生入力端子19より入力された映像信号S1をそのままモニタ出力端子21に出力する。また、再生/録画制御回路17の出力の映像信号S2は、録画出力端子20にも出力される。
【0030】
ID情報読取回路16は、ID信号の内容を読み取ってそのID情報を再生/録画制御回路17に出力する。再生/録画制御回路17は、請求項記載の映像信号切替制御手段に相当するもので、入力されたID情報に基づいて映像信号の処理を行う。例えば、フレーム又はフィールド毎にチャネル分割された多重映像信号のうち、ユーザにより指定された所定の同一ID情報が重畳された映像信号のみを抽出して出力する。また、ID情報が入力されない場合は、再生/録画制御回路17は黒画像又は青画像の映像信号を出力する。
【0031】
本実施形態の映像切替装置10では、多重映像信号の再生動作において次の4つの動作状態が考えられる。
(1)AモードでID信号検出の場合
ユーザによりAモードが設定され、ID検出回路11によって再生入力端子19から入力された映像信号の垂直ブランキング期間においてID信号が検出された場合である。録画装置2で自方式のID信号が重畳されている多重映像信号を再生して映像切替装置10に入力し、この映像信号の所定のチャネルをID情報に基づいて切替抽出して再生表示する場合に相当する。この場合、状態判定回路12より切替制御信号としてローレベルが出力され、セレクタ14で再生入力端子19側、すなわち入力映像信号における原ID信号ID−αが選択される。
【0032】
(2)AモードでID信号未検出の場合
ユーザによりAモードが設定され、ID検出回路11によって再生入力端子19から入力された映像信号の垂直ブランキング期間においてID信号が検出されない場合である。録画装置2で再生され映像切替装置10に入力された映像信号にID信号が重畳されていない場合、あるいは、録画装置2の再生動作が停止している場合(映像信号が無信号状態の場合)に相当する。この場合も、状態判定回路12より切替制御信号としてローレベルが出力され、セレクタ14で再生入力端子19側、すなわち入力映像信号における原ID信号ID−αが選択される。
【0033】
(3)BモードでID信号検出の場合
ユーザによりBモードが設定され、ID検出回路11によって再生入力端子19から入力された映像信号の垂直ブランキング期間においてID信号が検出された場合である。録画装置2で他方式のID信号が重畳されている多重映像信号を再生して映像切替装置10に入力し、この映像信号の所定のチャネルをID情報に基づいて切替抽出して再生表示する場合に相当する。この場合、状態判定回路12より切替制御信号としてハイレベルが出力され、セレクタ14でID発生回路13側、すなわち自方式の生成ID信号ID−βが選択される。
【0034】
(4)BモードでID信号未検出の場合
ユーザによりBモードが設定され、ID検出回路11によって再生入力端子19から入力された映像信号の垂直ブランキング期間においてID信号が検出されない場合である。録画装置2で再生され映像切替装置10に入力された映像信号にID信号が重畳されていない場合、あるいは、録画装置2の再生動作が停止している場合(映像信号が無信号状態の場合)に相当する。この場合、状態判定回路12より切替制御信号としてローレベルが出力され、セレクタ14で再生入力端子19側、すなわち入力映像信号における原ID信号ID−αが選択される。
【0035】
次に、本実施形態に係る映像切替装置10の再生時の動作をより詳細に説明する。
録画装置2において再生された映像信号は映像切替装置10に入力され、上記の設定モードやID信号の有無などの状態に応じて切替制御処理が行われ、映像信号出力がモニタ1や録画装置2に出力される。
【0036】
Aモードの場合、すなわち上記の(1),(2)の状態の場合、状態判定回路12からの切替制御信号はローレベルであるため、セレクタ14の入力端は再生入力端子19側に接続され、再生入力端子19より入力された映像信号(原ID信号ID−αを含む)がセレクタ14を介してID検出回路15及びID情報読取回路16に入力される。ここで、ID検出回路15で映像信号に重畳されたID信号が検出された場合(上記の(1)の状態に相当)は、再生/録画制御回路17の出力の映像信号S2がセレクタ18を介してモニタ出力端子21から出力され、モニタ1に送出される。このとき、ID情報読取回路16においてID信号の内容が読み取られてID情報として再生/録画制御回路17に出力される。そして、再生/録画制御回路17において、例えばフレーム又はフィールド毎にチャネル分割された多重映像信号のうち、ユーザにより指定された所定の同一ID情報が重畳されたチャネルの映像信号のみが選択的に取り出され、セレクタ18に出力される。なお、再生/録画制御回路17の出力の映像信号S2は録画出力端子20にも出力され、録画装置2に送出される。
【0037】
一方、ID検出回路15でID信号が検出されず、ID情報読取回路16でID情報が得られない場合(上記の(2)の状態に相当)は、再生入力端子19に入力された映像信号S1がそのままセレクタ18を介してモニタ出力端子21から出力される。またこのとき、再生/録画制御回路17からは黒画像又は青画像の映像信号が出力され、この映像信号が録画出力端子20から録画装置2に送出される。すなわち、映像信号にID信号が重畳されていない場合又は録画装置2が停止状態の場合、再生/録画制御回路17から録画装置2へは黒画像又は青画像の映像信号が出力される。したがって、録画装置2が停止状態となって入力端子への入力信号がそのまま出力端子から出力されても、録画装置2と映像切替装置10との間で映像信号系路がループになることはない。
【0038】
BモードでID信号が検出された場合、すなわち上記の(3)の状態の場合、状態判定回路12からの切替制御信号はハイレベルであるため、セレクタ14の入力端はID発生回路13側に接続され、ID発生回路13で生成された自方式のID信号がセレクタ14を介してID検出回路15及びID情報読取回路16に入力される。この場合、ID検出回路15でID発生回路13からのID信号ID−βが検出され、再生/録画制御回路17の出力の映像信号S2がセレクタ18を介してモニタ出力端子21から出力され、モニタ1に送出される。このとき、再生/録画制御回路17からは、ID情報読取回路16で読み取られたID情報に基づき、例えばユーザにより指定された所定の同一ID情報が重畳されたチャネルの映像信号のみが抽出されてセレクタ18に出力される。このように、当該装置の仕様とは異なる他方式のID信号が重畳された多重映像信号であっても、自方式のID信号を生成して映像信号に対応づけることによって、多重映像信号の切替制御が可能であり、所定のチャネルの再生が可能となる。
【0039】
BモードでID信号が検出されない場合、すなわち上記の(4)の状態の場合、状態判定回路12からの切替制御信号はローレベルであるため、セレクタ14の入力端は再生入力端子19側に接続され、再生入力端子19より入力された映像信号がセレクタ14を介してID検出回路15及びID情報読取回路16に入力される。この場合、ID検出回路15でID信号が検出されないため、再生入力端子19に入力された映像信号S1がそのままセレクタ18を介してモニタ出力端子21から出力される。またこのとき、再生/録画制御回路17からは黒画像又は青画像の映像信号が出力され、この映像信号が録画出力端子20から録画装置2に送出される。よって、録画装置2が停止状態となって入力端子への入力信号がそのまま出力端子から出力されても、録画装置2と映像切替装置10との間で映像信号系路がループになることはない。
【0040】
上述したように、本実施形態では、他方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生するために映像切替装置10において自方式のID信号を付加する際、映像信号の垂直ブランキング期間にID信号が存在するか否かを検出し、他方式のID信号が重畳されている場合にのみID発生回路13で生成したID信号を用いて多重映像信号の処理を行うようにしている。このため、元々ID信号が重畳されていないのに他方式のID信号が重畳された多重映像信号の再生を行うBモードが選択された場合や、録画装置2の再生動作が停止した場合に、自方式のID信号を強制的に付加して映像信号の切替処理を行うようなことが防止される。したがって、録画装置2において再生動作が停止した場合など、入力信号がそのままスルーで出力端子より出力されるような場合に、信号系路のループが形成されることはなく、発振などの不具合が発生することを抑止できる。
【0041】
図3は本発明の第2実施形態に係る映像切替装置の構成を示すブロック図である。上述したように、映像切替装置に接続した録画装置の再生動作が停止し入出力端子間がスルーとなったときに、ID信号を付加して切替制御を行うと、信号系路にループが形成されて発振等を引き起こすおそれがある。そこで、第2実施形態では、映像信号の停止状態を検出する映像停止検出手段を設け、Bモードで映像信号の停止が検出されたときには自方式のID信号を付加しないようにする構成例を示す。
【0042】
第2実施形態の映像切替装置30は、第1実施形態のID検出回路11に代えて映像停止検出手段に相当する映像信号停止検出回路31が設けられている。この映像信号停止検出回路31は、例えば映像信号の同期信号を検出して、そのジッタ成分などから実際に映像信号が入力されているか否かを判定することにより、映像信号の停止状態を検出するものである。映像信号停止検出回路31の出力は、映像信号が継続している場合はハイレベル、映像信号の停止が検出された場合はローレベルとなり、この検出結果が状態判定回路12に入力される。その他の構成及び作用は第1実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0043】
このように第2実施形態では、映像信号の停止状態を検出して、Bモードが設定された場合であっても、録画装置2からの映像信号の入力が停止している場合は、ID発生回路13で生成したID信号を付加せずに映像信号の切替制御も行わないようにする。Bモードが設定され映像信号の入力が継続している場合のみにID発生回路13で生成したID信号を用いて多重映像信号の処理を行う。これによって、第1実施形態と同様に、信号系路のループが形成されることを無くし、発振などの異常動作の発生を防ぐことが可能となる。また、装置の状態をより適切に把握することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、自装置とは異なる方式のID信号が重畳された多重映像信号を再生可能であり、かつその異なる方式の再生モードにおいて発振などの不具合の発生を防止することが可能な映像切替装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る映像切替装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の映像切替装置を用いたビデオ監視装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る映像切替装置の構成を示すブロック図である。
【図4】従来例の映像切替装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 モニタ
2 録画装置
10,30 映像切替装置
11,15 ID検出回路
12 状態判定回路
13 ID発生回路
14,18 セレクタ
16 ID情報読取回路
17 再生/録画制御回路
19 再生入力端子
20 録画出力端子
21 モニタ出力端子

Claims (6)

  1. 複数チャネルに多重した映像信号を再生するための切替処理を行う映像切替装置であって、
    前記映像信号に重畳されたチャネル識別用のID信号の有無を検出するID検出手段と、
    自装置に適合した自方式のID信号を生成するID信号生成手段と、
    前記ID検出手段での検出結果と設定された動作モードとによって、動作状態を判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段の判定結果に基づき、他方式のID信号が重畳された前記映像信号を再生するモードであって、かつ前記ID検出手段によって前記映像信号中にID信号が検出された場合前記ID信号生成手段で生成した自方式のID信号を選択し、それ以外の場合、前記映像信号が入力される再生入力端子側を選択するID選択手段と、
    前記ID選択手段で選択されたID信号のID情報によって前記映像信号の切替処理を行う映像信号切替制御手段と
    を備えたことを特徴とする映像切替装置。
  2. 前記ID検出手段は、前記映像信号の垂直ブランキング期間において重畳された自方式又は他方式のID信号の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の映像切替装置。
  3. 前記映像信号切替制御手段は、前記映像信号においてID信号が検出されない場合は黒画像又は青画像を出力することを特徴とする請求項1記載の映像切替装置。
  4. 複数チャネルに多重した映像信号を再生するための切替処理を行う映像切替装置であって、
    前記映像信号の停止または継続を検出する映像停止検出手段と、
    自装置に適合した自方式のID信号を生成するID信号生成手段と、
    前記映像停止検出手段での検出結果と設定された動作モードとによって、動作状態を判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段の判定結果に基づき、他方式のID信号が重畳された前記映像信号を再生するモードであって、かつ前記映像停止検出手段によって前記映像信号が継続していることが検出された場合前記ID信号生成手段で生成した自方式のID信号を選択し、それ以外の場合、前記映像信号が入力される再生入力端子側を選択するID選択手段と、
    前記ID選択手段で選択されたID信号のID情報によって前記映像信号の切替処理を行う映像信号切替制御手段と
    を備えたことを特徴とする映像切替装置。
  5. 前記映像停止検出手段は、前記映像信号におけるID信号又は同期信号の状態によって前記映像信号の停止または継続を検出することを特徴とする請求項4記載の映像切替装置。
  6. 前記映像信号切替制御手段は、前記映像信号の停止が検出された場合は黒画像又は青画像を出力することを特徴とする請求項4記載の映像切替装置。
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