JPH0787373A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0787373A
JPH0787373A JP5186799A JP18679993A JPH0787373A JP H0787373 A JPH0787373 A JP H0787373A JP 5186799 A JP5186799 A JP 5186799A JP 18679993 A JP18679993 A JP 18679993A JP H0787373 A JPH0787373 A JP H0787373A
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JP
Japan
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video
signal
phase
channel
video signal
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Pending
Application number
JP5186799A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Okada
義憲 岡田
Kazuya Yamashita
和也 山下
Hajime Takasugi
肇 高杉
Mitsuru Kudo
満 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各ビデオカメラからの映像信号を同期化させ
て、複数のビデオカメラからの映像信号が非常に短い時
間間隔で切り替わっても、水平及び垂直同期とも位相タ
イミングずれのない映像信号を得、磁気記録再生手段や
モニタテレビに供給できる画像処理装置を得ること。 【構成】供給された垂直同期信号に同期した映像信号を
生成する複数のビデオカメラからの信号を入力し、各チ
ャンネルの水平同期信号の位相を比較する位相比較手段
と、信号を水平同期期間の半分の時間だけ遅延させる遅
延手段と、元の信号と遅延された信号とを選択して出力
する選択手段からなる位相調整手段とを用いて、複数の
ビデオカメラで生成された映像信号の奇数/偶数フィー
ルドを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラに
より店舗、工場、催事場などの監視対象を撮像、記録
し、不法侵入者等の異常を監視記録する画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置では、店
舗、工場などで種々の監視したい場所を同時に監視する
ために、複数の監視用ビデオカメラを設け、ビデオカメ
ラからの映像信号を磁気記録再生手段で記録しながら、
モニタテレビで表示して監視している。即ち、複数の監
視用ビデオカメラからの映像信号を順次切り換えてモニ
タテレビ及び磁気記録再生手段に供給している。この
際、複数のビデオカメラへ同一タイミングの垂直同期信
号を供給して、各ビデオカメラからの映像信号に同期を
かけ、視覚上画像乱れのないようにモニタ表示あるいは
記録再生を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数のビデ
オカメラに対する上記同期化では非常に短い時間、例え
ば1フィールド毎に複数のビデオカメラの映像信号を切
り換えた場合には、各ビデオカメラからの映像信号の垂
直同期は得られ、画面単位で一応は切り替わる。しか
し、複数のビデオカメラからの各映像信号は飛越走査の
内の奇数フィールドか偶数フィールドかのどちらかに各
チャンネル間で独立して生成される。従って、水平同期
は得られず、映像信号を切り換えた直後の水平走査期間
が所定間隔でなくなる。
【0004】このため、上記短時間で切換わった、例え
ばフィールド毎に切り替わり垂直同期単位で水平走査期
間の乱れた映像信号が磁気記録再生手段に入力される
と、上記磁気記録再生手段では、水平同期信号をもとに
作動しているクロマ信号記録再生系が安定に正常動作し
なくなるという問題があった。即ち、磁気記録再生手段
のクロマ信号記録再生系では、クロマ信号を低周波帯域
の信号に周波数変換するために、水平同期周波数の整数
倍、例えば40倍の周波数の信号が用いられており、か
かる周波数の信号を得るために、水平同期信号を基準信
号とするPLL(位相同期ループ)回路が設けられてい
る。ここでかかるPLL回路に位相変動を伴う水平同期
信号が供給されると、得られる信号の周波数安定度が悪
くなってしまい、色同期がはずれたり、色相が変化して
色むらになったりしてしまうこととなる。
【0005】また、隣接トラックからのクロマ信号のク
ロストークを防止するために、水平同期信号をもとに1
H(H:水平同期期間)毎に低周波変換クロマ信号の位
相を90度ずつ回転させる色位相シフト(PS:Phase S
hift)処理を行っているが、かかる色位相シフト処理回
路に位相変動を伴う水平同期信号が供給されると上記ク
ロストークが大幅に増加してしまうこととなる。さら
に、隣どうしのトラック間で記録される水平同期信号位
置が並ぶ、いわゆるH並びが磁気記録再生手段では行わ
れているが、かかる水平同期信号の位相変動でH並びが
乱れ、隣接トラックからのクロストークが増大するとと
もに、スチル再生やスロー再生等を行う際に生じるトラ
ックジャンプ時に水平周期期間が変動して画面上にスキ
ュー歪が生じることとなる。
【0006】また、上記短時間で切換わった、例えば数
フィールド毎に切り替わり、切替わりの垂直同期単位で
水平走査期間の乱れた映像信号がモニタテレビに入力さ
れると、モニタテレビでは、モニタテレビ内の水平同期
用自動周波数制御(AFC)回路が安定動作に落ちつく
までの間画面上部で縦線が曲がる、いわゆるスキュー曲
がりが生じることとなる。
【0007】本発明の目的は、複数のビデオカメラへ同
一タイミングの垂直同期信号を供給して各ビデオカメラ
からの映像信号を簡単に同期化する構成において、複数
のビデオカメラからの映像信号が非常に短い時間間隔で
切り替わっても、複数のビデオカメラからの各映像信号
を磁気記録再生手段にて色ずれやクロストーク劣化なく
良好に記録再生でき、しかもモニタテレビにて画像乱れ
なく安定に各映像を監視できる画像記録監視装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題を
解決するために、供給された垂直同期信号に同期した映
像信号を生成する複数のビデオカメラからの信号を入力
し、位相比較手段と位相調整手段とを用いて、複数のビ
デオカメラで生成された映像信号の奇数/偶数フィール
ドを一致させることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記複数のビデオカメラでは、カメラ駆動手段
からの垂直同期信号に応じて互いに垂直同期タイミング
が一致した映像信号を生成し、位相比較手段では、上記
ビデオカメラで生成された複数の映像信号間での奇数フ
ィールドと偶数フィールドとの相違を判定し、位相調整
手段を制御して、各出力映像信号を奇数フィールドある
いは偶数フィールドに一致させる。よって、上記ビデオ
カメラからの各映像信号が順次切り換えられて生成され
た一続きの映像信号としては、水平同期期間が常に所定
期間(水平走査期間)となり、乱れのない水平同期信号
が得られることとなり、複数のビデオカメラからの各映
像信号を磁気記録再生手段にて色ずれやクロストーク劣
化なく良好に記録再生でき、かつモニタテレビにて画像
乱れなく安定に各映像を監視できる画像記録監視装置を
実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示した一実施例によって説
明する。図1は本発明の第1実施例に係わる画像処理装
置のブロック図である。図1において、1、2、3、4
はビデオカメラ、5は垂直同期信号を発生する同期発生
回路、6、7、8、9は同期発生回路5からの同期信号
に応じて各ビデオカメラ1、2、3、4に垂直同期信号
を供給するとともに各ビデオカメラからの映像信号を次
段に出力する同期供給映像出力回路、10は同期発生回
路5及び同期供給映像出力回路6、7、8、9からなる
カメラ駆動手段、11、12、13は入力映像信号を水
平走査期間の概略半分の期間遅延させる遅延回路、1
4、15、16は両映像入力を切り換えて出力する第
1、第2、第3の映像切換手段、17、18、19、2
0は同期信号を分離する第1、第2、第3、第4の同期
分離回路、21、31はカメラ駆動手段10からの各映
像信号を切り換えて出力する第1、第2の映像チャンネ
ル切換手段、22は切り換えられて一続きになった映像
信号に各映像信号のチャンネル番号に応じたコードを作
成し付加するコード作成付加手段、23は入力映像信号
を記録再生する磁気記録再生手段である。
【0011】24はカメラ駆動手段10からの映像信号
と磁気記録再生手段23からの映像信号とを切り換えて
出力するモニタ再生映像切換手段、25は入力映像信号
をディジタル化するA/D変換器、26は画像メモリ手
段、27は映像信号をアナログ化するD/A変換器、2
8は輝度信号および色差信号(R−Y,B−Y)をコン
ポジット映像信号に変換するエンコーダ、29は再生映
像信号から記録時付加したチャンネル番号のコードを判
別する再生コード判別回路、30は画像メモリへの書込
み及び読出しを制御するメモリ制御手段、32は両入力
映像信号を切り換えて出力する映像出力切換手段、3
3、34、35は両入力同期信号の位相タイミングを相
互に比較し、概略水平走査期間の半分の時間の位相タイ
ミングずれの有無を判定する第1、第2、第3の位相比
較手段である。
【0012】36、37、38は各位相比較手段からの
出力に応じて各映像切換手段の切換動作を所定時間毎に
反転し、切り換えるか、あるいはそのまま保持するかを
制御する第1、第2、第3の反転保持制御手段、39、
40、41は垂直帰線消去期間内の垂直同期期間を含ん
だ等化パルスの前期間の一部から等化パルスの後期間の
一部までの期間を示す垂直期間すげ替え信号を生成して
すげ替え制御をする第1、第2、第3の垂直期間すげ替
え制御手段、42は各カメラ駆動手段からの映像出力の
有無を検出する入力検出手段、43は基準とするビデオ
カメラの映像信号の同期信号を選択制御する基準同期信
号選択制御手段、44は分離された水平同期信号の内の
一つを基準水平同期信号として切り換えて出力する第1
の水平同期切換手段、45は分離された垂直同期信号の
内の一つを基準垂直同期信号として切り換えて出力する
垂直同期切換手段である。
【0013】次に、図1を用いて本発明の動作を説明す
る。カメラ駆動手段10では、同期発生回路5からの垂
直同期信号に応じて各同期供給映像出力回路6、7、
8、9にて互いに垂直同期タイミングが一致した同期信
号をビデオカメラ1、2、3、4に供給する。ビデオカ
メラ1、2、3、4では、供給された垂直同期信号をも
とに生成した被監視場景の映像信号をカメラ駆動手段1
0に戻す。カメラ駆動手段10からの各映像出力の内、
予め基準チャンネルとして定めたビデオカメラ1からの
映像信号はそのまま第1の同期分離回路17、モニタ再
生映像切換手段24、及び第1、第2の映像チャンネル
切換手段21、31に供給される。一方、他のビデオカ
メラ2、3、4からの映像信号は、上記各遅延手段1
1、12、13を経由し水平走査期間の半分の時間だけ
遅延させた映像信号と上記カメラ駆動手段10からの遅
延のない映像信号とが、上記各映像切換手段14、1
5、16に供給され、片方が選択された後、各々同期分
離回路18、19、20、モニタ再生映像切換手段2
4、及び第1、第2の映像チャンネル切換手段21、3
1に供給される。
【0014】ここで、同期分離回路17〜20にて分離
された各水平同期信号をもとに、入力検出手段42で
は、各チャンネルの映像信号が入力されているか否かを
検出し、次に基準同期信号選択制御手段43にてビデオ
カメラからの映像信号有りのチャンネルの同期信号を所
定の順序で選択する制御信号を生成する。即ち、まずビ
デオカメラ1からの映像出力が有る場合にはビデオカメ
ラ1の映像出力からの同期信号を選択するような制御信
号を生成し、ビデオカメラ1からの映像出力が無い場合
には、例えばビデオカメラ2の映像出力からの同期信号
を選択するような制御信号を生成し、さらに、ビデオカ
メラ1、2からの映像出力がともに無い場合には、例え
ばビデオカメラ3の映像出力からの同期信号を選択する
ような制御信号を生成するというように、順次所定の順
番で同期信号を選択する制御信号を生成出力する。而し
て、上記基準同期信号の選択制御信号を第1の水平同期
切換手段44、垂直同期切換手段45に供給することに
よって、どの映像チャンネルの入力がなくても、基準と
なる水平及び垂直同期信号を第1の水平同期切換手段4
4、垂直同期切換手段45から得ることができる。
【0015】さらに、各位相比較手段33、34、35
では、上記第1の水平同期切換手段44からの基準同期
信号と各映像チャンネルの水平同期信号との位相タイミ
ングを比較し、概略水平走査期間の半分の時間の位相タ
イミングずれの有無を検出し、基準となしたビデオカメ
ラの映像信号のフィールド(奇数フィールドと偶数フィ
ールドの2通り)に対して各チャンネルの映像信号のフ
ィールドが一致しているか否かを判定する。よって、こ
の判定出力を用いて、両映像信号のフィールドが相違し
ているときには、上記各映像切換手段14、15、16
の切換動作を行うことにより両映像信号のフィールドを
一致させることができる。而して、上記ビデオカメラか
らの各映像信号が順次切り換えられて生成された一続き
の映像信号としては、水平同期期間が常に所定期間(水
平走査期間)となり、乱れのない水平同期信号が得られ
ることとなり、複数のビデオカメラからの各映像信号を
磁気記録再生手段にて色ずれやクロストーク劣化なく良
好に記録再生でき、かつモニタテレビにて画像乱れなく
安定に各映像を監視できる画像処理装置を実現できる。
【0016】また、各反転保持制御手段36、37、3
8では、上記各位相差比較手段33、34、35からの
出力をもとに、両同期信号間で概略水平同期期間の半分
の時間の位相タイミングずれが生じて両映像信号のフィ
ールドが相違しているときには、上記各映像切換手段1
4、15、16の切換動作を所定時間毎に反転し切り換
え、一方両同期信号間で概略水平走査期間の半分の時間
の位相タイミングずれが生じておらず両映像信号のフィ
ールドが一致しているときには、上記各映像切換手段1
4、15、16の切換動作を直前の状態に保持させるこ
とによって、上記位相タイミングが合っているのに合っ
ていないと判断して上記映像切換手段が切り替わってし
まい、逆に合っていないままになるような誤動作の発生
をなくすことができる。即ち、上記位相タイミングが合
っていないと判断したときには上記映像切換手段の切換
制御をトグル動作させることにより、合っていないまま
に陥って抜けでなくなるような誤動作を解消するもので
ある。
【0017】また、各垂直期間すげ替え制御手段39、
40、41では、上記垂直同期切換手段45からの基準
垂直同期信号をもとに上記垂直期間すげ替え信号を生成
し、上記すげ替える垂直期間中は上記カメラ駆動手段か
らの映像信号を出力するように上記各映像切換手段1
4、15、16を切換制御する。而して、上記遅延手段
11、12、13側の映像信号を上記各映像切換手段1
4、15、16にて選択して映像信号間のフィールドを
一致させた場合にも、上記すげ替える垂直期間では上記
カメラ駆動手段からの映像信号を水平走査期間の半分の
時間だけ遅延させることなくそのまま出力させることに
なり、全てのビデオカメラからの映像信号に対して水平
同期だけでなく垂直同期のタイミングをも一致させるこ
とができる。
【0018】さらに、第1の映像チャンネル切換手段2
1では、ビデオカメラ1からの映像信号及びビデオカメ
ラ2、3、4で撮影された上記各映像切換手段14、1
5、16からの映像信号の内入力検出手段42にて入力
検出された映像信号が順次切り換えられ、即ち映像入力
の無いチャンネルは削除された形で、水平同期だけでな
く垂直同期のタイミングも乱れの無い一続きの映像信号
が得られ、次段のコード作成付加手段22にて一続きに
なった映像信号に各映像信号のチャンネル番号に応じた
コードを作成付加した後、上記磁気記録再生手段23に
て記録再生されることとなる。よって、複数のビデオカ
メラからの映像信号が非常に短い時間間隔で切り替わっ
ても、磁気記録再生手段のサーボ系では周期的に乱れの
無い垂直同期信号を基準に安定に動作することができ
る。
【0019】また、上記磁気記録再生手段にて再生され
た映像信号は、モニタ再生映像切換手段24を経由し、
A/D変換器25でデジタル信号に変換される。メモリ
制御手段30では、上記再生コード判別回路29からの
出力に応じて再生映像信号の中から同一チャンネルの映
像信号を各所定のメモリ領域に一旦記憶させ、メモリ読
出し時にはある映像チャンネルの再生信号だけ、あるい
は複数の映像チャンネルを多分割表示させる形で読出し
処理制御し、さらにD/A変換器27、エンコーダ28
にてコンポジット映像信号に復元した後、映像出力切換
手段32を介して出力させ、モニタテレビ等で再生映像
信号をフル画面や多分割表示画面で良好に再生確認する
ことができる。
【0020】一方、モニタ時には、ビデオカメラ1から
の映像信号及びビデオカメラ2、3、4で撮影された上
記各映像切換手段14、15、16からの映像信号が上
記モニタ再生映像切換手段24を経由し、A/D変換器
25でデジタル信号に変換される。メモリ制御手段30
では、各チャンネルの映像信号を各所定のメモリ領域に
一旦記憶させ、メモリ読出し時にはある映像チャンネル
だけの読出しだけでなく、複数の映像チャンネルを多分
割表示させる形で読出し処理制御し、さらにD/A変換
器27、エンコーダ28にてコンポジット映像信号とし
て出力させ、モニタテレビ等で同時に複数のチャンネル
の映像信号を安定に監視することができる。
【0021】また、第2の映像チャンネル切換手段31
では、ビデオカメラ1からの映像信号及びビデオカメラ
2、3、4で撮影された上記各映像切換手段14、1
5、16からの映像信号を順次切り換えて、次段の映像
出力切換手段32を介してモニタ出力を得るもので、こ
の場合も全ビデオカメラからの映像信号に対して水平同
期だけでなく垂直同期のタイミングをも一致させること
ができるので、複数のビデオカメラに対して非常に短い
時間、例えば1フィールド毎に複数のビデオカメラの映
像信号を切り換えた場合にも、画面乱れなく各ビデオカ
メラからの映像信号をモニタ監視することができる。
【0022】ここで、図2、3、4を用いてさらに詳し
く動作を説明する。図2は、図2(a)に示した同期発
生回路5からの垂直同期出力に応じて、ビデオカメラ
1、2、3、4からの映像信号が例えば図2(b),
(c),(d),(e)に示すように生成された場合を
示したものであり、ビデオカメラからの映像出力は4チ
ャンネルとも得られ、各映像出力の垂直同期タイミング
は図2(a)の垂直同期タイミングに応じて互いに同一
であるが、ビデオカメラ1の映像出力はいわゆる奇数フ
ィールド、 ビデオカメラ2の映像出力はいわゆる偶数
フィールド、ビデオカメラ3の映像出力は奇数フィール
ド、 ビデオカメラ4の映像出力は偶数フィールドであ
り、したがって、基準となるビデオカメラ1の映像出力
に対してビデオカメラ2、4の映像出力は水平同期期間
の半分の時間だけ位相タイミングずれが生じている。
【0023】このとき、入力検出手段42、基準同期信
号選択制御手段43、第1の水平同期切換手段44及び
垂直同期切換手段45により、基準となる映像チャンネ
ルとしてはビデオカメラ1の映像信号が選択され、ビデ
オカメラ1の映像信号から分離された水平及び垂直同期
信号が基準同期信号として得られる。そして、まず、最
初の状態(電源ON時)では、上記映像切換手段14か
らはビデオカメラ2からの映像信号がそのまま出力さ
れ、位相比較手段33では、一旦、基準水平同期信号に
対するビデオカメラ2からの水平同期信号の位相タイミ
ングは図2(b)、(c)から明らかにわかるようにず
れていると判定し、フィールドの相違を示す信号を生成
出力する。
【0024】次に上記反転保持制御手段では、上記フィ
ールド相違の判定信号をもとに上記映像切換手段14の
切換動作を所定時間毎に反転して切換えることにより、
上記遅延手段11を経由した映像信号が上記映像切換手
段14から出力されることとなる。これにより、図3
(b)、(c)から明らかにわかるように基準水平同期
信号に対するビデオカメラ2からの水平同期信号の位相
タイミングは一致することとなり、今度は位相比較手段
33にてフィールドの一致を示す信号を生成出力し、上
記反転保持制御手段では上記映像切換手段14の動作を
上記遅延手段11側の状態に保持させることになる。よ
って、ビデオカメラ2からの映像出力を図3(c)に示
すようにビデオカメラ1の映像出力と水平同期の位相タ
イミングが一致した状態にすることができる。
【0025】さらに、上記垂直期間すげ替え制御手段3
9では、図4(b)に示すように垂直帰線消去期間内の
等化パルスの前期間の一部から等化パルスの後期間の一
部までの期間を示す少なくとも垂直同期期間を含んだ垂
直期間すげ替え信号を生成し、上記カメラ駆動手段14
の切換動作を上記すげ替え期間だけ上記遅延手段11の
出力側から上記カメラ駆動手段10そのままの出力側に
切り換え、即ち上記すげ替え期間には上記カメラ駆動手
段からの映像信号を水平走査期間の半分の時間だけ遅延
させることなくそのまま出力させることにより、図4
(c)、(d)に示すように,水平同期だけでなく垂直
同期のタイミングをも一致させることができる。
【0026】また、ビデオカメラ4からの映像信号も図
2(e)に示すようにビデオカメラ2の映像信号と同様
に偶数フィールドであり、上記のビデオカメラ2の場合
と同様に動作し、上記映像切換手段16からの出力は反
転保持制御動作にて図3(e)に示すように、垂直期間
すげ替え制御動作にて図4(f)に示すようになり、基
準であるビデオカメラ1からの映像信号に対して水平同
期だけでなく垂直同期のタイミングをも一致させること
ができる。また、ビデオカメラ3からの映像信号は、図
2(d)に示すようにビデオカメラ1と同様に奇数フィ
ールドであり、上記位相比較手段34では基準のビデオ
カメラ1と一致を示す信号を生成し、上記反転保持制御
手段37及び上記垂直期間すげ替え制御手段41では図
3(d)、図4(e)に示すように上記カメラ駆動手段
10からの映像信号をそのまま出力するように上記映像
切換手段15を制御し、よって、基準であるビデオカメ
ラ1からの映像信号に対して水平同期だけでなく垂直同
期のタイミングをも一致させることができる。
【0027】図5は、図1に示した本発明の一実施例の
要部をさらに詳しく示したブロック図で、位相比較手
段、反転保持制御手段、垂直期間すげ替え制御手段を示
しており、図6、図7を用いて動作を説明する。。位相
比較手段33では、まず基準クロック生成回路46にて
例えば周波数が4fsc(fsc:色副搬送波周波数)
のクロック信号を生成する。次にカウント手段47にて
上記クロック信号をもとに図6(a)に示した基準水平
同期信号の立ち上がりエッジからカウントを開始し、カ
ウント停止手段48では各ビデオカメラ例えば図6
(b)に示したビデオカメラ3の水平同期信号の立ち上
がりエッジでカウントを停止して、基準水平同期とビデ
オカメラ3の水平同期との間隔t1 を計測する。
【0028】判定回路49では、上記間隔t1 が水平走
査期間Hに対して、−H/4<t1<H/4のとき両フ
ィールドは一致で、H/4<t1 <3H/4のとき両フ
ィールドは相違と判定する。よって、ビデオカメラ3の
場合には両フィールドは一致していると判定し、判定出
力を次段の反転保持制御手段37に供給する。また、図
6(c)に示したような場合には両フィールド相違、図
6(d)に示したような場合には両フィールド一致と判
定される。反転保持制御手段37では、例えば図7
(a)の垂直同期信号をもとにトグル処理回路50にて
図7(b)に示すような垂直同期信号から時間t2 だけ
遅延したトグル出力を生成し、次にラッチ回路51にて
上記判定出力の一致時のエッジをクロックとして上記ト
グル出力をラッチし図7(d)に示すようなラッチ出力
を生成する。また、スイッチ回路52では、上記判定出
力に応じて、即ち一致時にはラッチ出力を、相違時には
トグル出力を選択する。
【0029】垂直期間すげ替え制御手段40では、まず
すげ替え期間生成回路54にて垂直同期信号をもとに図
7(f)に示すようなすげ替え期間を示す信号を生成
し、次にスイッチ回路53にてすげ替え期間はHig
h、それ以外の期間ではスイッチ回路52の出力を選択
して、図7(g)に示すような上記映像切換手段15の
切換動作制御信号を生成する。なお映像切換手段は制御
信号がHighのときには遅延していない信号を選択す
る。而して、最初に(例えば電源ON時など)水平同期
タイミングがずれて両フィールドが相違していても、ま
た途中で基準の映像チャンネルがかわってフィ−ルドが
一旦相違しても、図7(g)の期間T3で示すように上
記遅延手段を介して、また期間T4で示すように上記遅
延手段を介さないようにして、水平同期タイミングを合
わすことができることとなる。なお、図1、図5では、
位相比較手段、反転保持制御手段、垂直期間すげ替え制
御手段が順次直列に接続されて上記映像切換手段の切換
動作を制御する実施例を示しているが、各々の手段が直
列的に接続されなくてもの所定の動作制御を行うことが
できることは言うまでもない。
【0030】図8は、本発明の他の一実施例を示すブロ
ック図で、図1と同一あるいは同等部分には同一番号が
付してある。図8においては、55、56、57は上記
カメラ駆動手段10の各映像出力から同期信号を分離す
る同期分離回路、58は上記同期分離回路55、56、
57及び17にて分離された水平同期信号の内の一つを
基準水平同期信号として切り換えて出力する第2の水平
同期切換手段であり、この場合、各ビデオカメラからの
映像信号に対してそのまま水平同期タイミングの位相ず
れを判定し、その判定信号に応じて上記映像切換手段の
切換制御を行うものである。したがって、図1の実施例
で示した上記映像切換手段の負帰還切換制御動作を行う
ことなく、引いては上記反転保持制御手段を用いずと
も、良好に水平同期だけでなく垂直同期のタイミングを
も一致させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のビ
デオカメラへ同一タイミングの垂直同期信号を供給して
各ビデオカメラからの映像信号を簡単に水平同期及び垂
直同期とも同期化でき、複数のビデオカメラからの映像
信号が非常に短い時間間隔で切り替わっても、複数のビ
デオカメラからの各映像信号を磁気記録再生手段にて色
ずれやクロストーク劣化なく良好に記録再生でき、しか
もモニタテレビにて画像乱れなく安定に各映像を監視で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】ビデオカメラから出力される映像信号を示す波
形図である。
【図3】反転保持制御により位相制御された映像信号を
示す波形図である。
【図4】垂直期間すげ替え制御された映像信号を示す波
形図である。
【図5】位相比較、反転保持、すげかえ手段を示すブロ
ック図である。
【図6】位相比較動作を説明するタイミング図である。
【図7】位相比較、制御手段の動作を説明するタイミン
グ図である。
【図8】他の実施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3、4…ビデオカメラ、5…同期発生回路、
6、7、8、9…同期供給映像出力回路、10…カメラ
駆動手段、11、12、13…遅延手段、14、15、
16…映像切換手段、17、18、19、20…同期分
離回路、21、31…映像チャンネル切換手段、23…
磁気記録再生手段、24…モニタ再生映像切換手段、2
5…A/D変換器、26…画像メモリ手段、27…D/
A変換器、30…メモリ制御手段、33、34、35…
位相比較手段、36、37、38…反転保持制御手段、
39、40、41…垂直期間すげ替え制御手段、42
…入力検出手段、43…基準同期信号選択制御手段、4
4…水平同期切換手段、45…垂直同期切換手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/915 (72)発明者 工藤 満 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所AV機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された垂直同期信号に同期した映像信
    号を生成する複数のビデオカメラと、各ビデオカメラへ
    同一の垂直同期信号を供給するとともに、各ビデオカメ
    ラからの映像信号を各チャンネルの映像信号として位相
    調整手段に出力するカメラ駆動手段と、それぞれのチャ
    ンネルの内の1つを選択し、該チャンネルの同期信号を
    基準同期信号として出力する選択手段と、基準同期信号
    と、その他のチャンネルの同期信号との位相を比較し、
    奇数フィールドと偶数フィールドとの相違の有無を判定
    する位相比較手段と、位相比較手段の出力に基づき、基
    準同期信号と同期するように、対応する映像信号の位相
    を調整する位相調整手段とを具備し、複数のビデオカメ
    ラで生成された映像信号の奇数/偶数フィールドを一致
    させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】供給された垂直同期信号に同期した映像信
    号を生成する複数のビデオカメラと、各ビデオカメラへ
    同一の垂直同期信号を供給するとともに、各ビデオカメ
    ラからの映像信号を各チャンネルの映像信号として位相
    調整手段に出力するカメラ駆動手段と、各位相調整手段
    の出力チャンネルの内の1つを選択し、該チャンネルか
    ら分離した同期信号を基準同期信号として出力する選択
    手段と、基準同期信号とその他のチャンネルの位相調整
    手段の出力から分離した同期信号との位相を比較し、奇
    数フィールドと偶数フィールドとの相違の有無を判定す
    る位相比較手段と、前記相違が存在する間は所定時間ご
    とに状態が反転し、相違が存在しない場合にはその時の
    状態を保持する制御信号を発生する反転保持手段と、反
    転保持手段の出力制御信号に基づき、対応する映像信号
    の位相を調整する位相調整手段とを具備し、複数のビデ
    オカメラで生成された映像信号の奇数/偶数フィールド
    を一致させることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは2に記載された画像処理
    装置において、さらに基準同期信号の垂直同期期間の近
    傍においては、位相調整手段による位相調整を禁止する
    手段を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載された
    画像処理装置において、前記選択手段は、映像信号検出
    手段を含み、映像信号が検出されたチャンネルを選択す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載された画像処理装置におい
    て、前記選択手段は、特定のチャンネルから映像信号が
    検出された場合には、該チャンネルを優先して選択し、
    該チャンネルには位相比較手段および位相調整手段がな
    いことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載された
    画像処理装置において、前記位相調整手段は、映像信号
    を水平同期期間の半分の時間だけ遅延させる遅延手段
    と、前記カメラ駆動手段からの映像信号と遅延手段から
    の映像信号とを切り換えて出力する切換手段からなるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
JP5186799A 1993-06-30 1993-06-30 画像処理装置 Pending JPH0787373A (ja)

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Cited By (3)

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WO2002073958A3 (en) * 2001-03-09 2003-02-13 Koninkl Philips Electronics Nv Method of switching between video signals in an image switching apparatus
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