JP3654371B2 - ディーゼル軽油組成物 - Google Patents

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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディーゼル軽油組成物に関し、更に詳しくは、自動車,船舶,発電機等に用いられるディーゼルエンジン用の軽油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、排ガス規制への対応のためディーゼルエンジン用軽油においても、その硫黄分含量を低減することが求められている。しかしながら、このような低硫黄化のため軽油基材について深度脱硫を行った場合、得られる軽油製品の潤滑性能が低下することが知られてきた。即ち、このような潤滑性能の低下により燃料である軽油で潤滑を行っているディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの各部の摩耗が増大し、この結果エンジンの回転不良、運転性悪化等の不都合が生じることが報告されている。特に、ガバナスリーブの摺動性の低下により、フォークリフト等においてはアイドリング時にエンジンが停止するという不具合が報告されている。更に、フェイスカムの摩耗により、燃料噴射が出来なくなり、ポンプの破壊的な故障が生じる例が一部の市場で報告されている。
このような軽油の潤滑性能の低下に対して、ハード面からの対応もなされているが、その一方で燃料面からの対応も要求されこれに対する検討がなされてきた。このような燃料面からの対応として、例えば潤滑性向上剤を軽油に添加する方法が提案されている。しかし、このような添加剤の使用はコストアップにつながり、また添加の際における他の添加剤への影響、スラッジの形成等を考慮しなければならない等の問題があり満足のいく対応とはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情下においてなされたものであり、深度脱硫軽油基材を用い、硫黄分含量を著しく低減した場合においても優れた潤滑性能が維持され、ディーゼル自動車のエンジンの燃料噴射ポンプに不具合を起こすことがなく、排ガスの悪化が起こらないディーゼル軽油組成物を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、深度脱硫軽油に、非軽質留分である特定の混合基材を特定量配合することにより、硫黄分含量を低減しつつ優れた潤滑性能を維持することが可能となり、またこの結果ディーゼル自動車のエンジンの燃料噴射ポンプに不具合を起こすことのないディーゼル軽油組成物が得られることを見出したものである。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
【0005】
すなわち、本発明は、
(1)深度脱硫軽油(DGO)に、0.1〜5容量%の重質軽油(HGO)、0.1〜10容量%の間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び0.1〜10容量%の脱ろう重質軽油(DWHGO)から選ばれる少なくとも一種を配合してなるディーゼル軽油組成物であって、上記重質軽油(HGO),間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合量の和が0.1〜10容量%であり、かつこれらの配合重質軽油の全硫黄分含量が2重量%以下であるディーゼル軽油組成物、
(2)重質軽油(HGO)の配合量が0.2〜2.5容量%であることを特徴とする上記(1)記載のディーゼル軽油組成物、
(3)間接脱硫重質軽油(VHHGO)の配合量が0.2〜8容量%であることを特徴とする上記(1)又は(2)記載のディーゼル軽油組成物、
(4)脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合量が0.2〜8容量%であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のディーゼル軽油組成物、
(5)重質軽油(HGO),間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合量の和が0.2〜8容量%であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のディーゼル軽油組成物、
(6)重質軽油(HGO),間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合重質軽油の全硫黄分含量が0.5重量%以下であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載のディーゼル軽油組成物、及び
(7)深度脱硫軽油(DGO)の硫黄分含量が0.05重量%以下であることを特徴とする上記(1)記載のディーゼル軽油組成物、
を提供するものである。
【0006】
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明のディーゼル軽油組成物は深度脱硫軽油(DGO)に、0.1〜5容量%の重質軽油(HGO)、0.1〜10容量%の間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び0.1〜10容量%の脱ろう重質軽油(DWHGO)から選ばれる少なくとも一種の非軽油留分を配合してなるものであるが、ここにおいて使用される深度脱硫軽油(DGO)は、沸点範囲が170〜390℃のものであり、その密度が0.80〜0.90の範囲のものを適宜使用できる。上記DGOとしては硫黄分含量が0.05重量%以下のものが好ましく使用できる。硫黄分含量が0.05重量%を超えるものは排ガスが悪化するため好ましくない。
上記深度脱硫軽油(DGO)は、具体的には、原料油としての直留軽油(LGO)を水添脱硫装置を用いて、Co−Mo/アルミナ触媒,Ni−Mo/アルミナ触媒等の触媒の存在下で、30〜100kg/cm2 G、好ましくは50〜70kg/cm2 Gの圧力下、300〜400℃、好ましくは330〜360℃の温度で、液空間速度(LHSV)0.5〜5h-1、好ましくは1〜2h-1の条件で深度脱硫反応を行い、その後ストリッパーで硫化水素とナフサを除去して得られるものである。
【0007】
本発明において上記深度脱硫軽油(DGO)に配合される非軽油基材である重質軽油(HGO)は、沸点範囲が200〜600℃のものであり、その密度が0.85〜0.95の範囲のものを適宜使用できる。上記HGOとしては硫黄分含量が2重量%以下のものが好ましく使用できる。硫黄分含量が2重量%を超えるものは、潤滑性能を改善するための最小配合量においても排ガスを悪化させることとなり好ましくない。
上記重質軽油(HGO)は、本発明のディーゼル軽油組成物中に0.1〜5容量%,好ましくは0.2〜2.5容量%,更に好ましくは0.2〜1容量%配合される。上記配合量が0.1容量%未満の場合は潤滑性能の改善効果が少なく、また5容量%を超える場合は潤滑性能は改善されるものの排ガスが悪化する。また0.2〜2.5容量%,更に0.2〜1容量%の範囲であれば、潤滑性能及び排ガスの点で一層好ましいものとなる。
【0008】
本発明において上記深度脱硫軽油(DGO)に配合される非軽油基材である間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)は、添付図1の概略工程図に示されるような工程で調製することができる。
上記間接脱硫重質軽油(VHHGO)は沸点範囲が200〜600℃、好ましくは250〜600℃、更に好ましくは250〜550℃であり、その密度が0.85〜0.95の範囲のものを適宜使用できる。上記VHHGOとしては硫黄分含量が0.5重量%以下のものが好ましく使用できる。硫黄分含量が0.5重量%を超えるものは、潤滑性能を改善するための最小配合量においても排ガスを悪化させることとなり好ましくない。
上記間接脱硫重質軽油(VHHGO)は、具体的には、原料油としての重質軽油(HGO),減圧軽油(VGO)あるいはこれらの混合油を減圧軽油脱硫装置(VH)を用いて、Co−Mo/アルミナ触媒,Ni−Mo/アルミナ触媒等の触媒の存在下で、50〜100kg/cm2 G、好ましくは50〜70kg/cm2 Gの圧力下、350〜450℃、好ましくは370〜420℃の温度で、LHSV0.5〜4h-1、好ましくは1〜3h-1の条件で水添脱硫を行い、その後蒸留塔にて上記沸点範囲の間接脱硫重質軽油(VHHGO)及びそれ以下の沸点範囲を有する間接脱硫軽質軽油(VHLGO)に分留され得られる。
上記間接脱硫重質軽油(VHHGO)は、本発明のディーゼル軽油組成物中に0.1〜10容量%,好ましくは0.2〜8容量%,更に好ましくは0.25〜5容量%配合される。上記配合量が0.1容量%未満の場合は潤滑性能の改善効果が少なく、また10容量%を超える場合は潤滑性能は改善されるものの排ガスが悪化する。また0.2〜8容量%,更に0.25〜5容量%の範囲であれば、潤滑性能及び排ガスの点で一層好ましいものとなる。
【0009】
また、本発明において上記脱ろう重質軽油(DWHGO)は、沸点範囲が200〜600℃、好ましくは250〜600℃、更に好ましくは250〜550℃であり、その密度が0.80〜0.95の範囲のものを適宜使用できる。上記DWHGOとしては硫黄分含量が0.5重量%以下のものが好ましく使用できる。硫黄分含量が0.5重量%を超えるものは、潤滑性能を改善するための最小配合量においても排ガスを悪化させることとなり好ましくない。
上記脱ろう重質軽油(DWHGO)は、具体的には原料油としての間接脱硫重質軽油(VHHGO)を流動点降下装置(HD)を用いて、ゼオライト系触媒等の存在下で、1〜100kg/cm2 G、好ましくは10〜50kg/cm2 Gの水素分圧下、200〜500℃、好ましくは250〜390℃の温度で、LHSV0.1〜10h-1、好ましくは0.5〜4h-1、水素/炭化水素比で100〜1000Nm3 /m3 、好ましくは200〜800Nm3 /m3 の条件で水添脱ろうを行い、その後ストリッパーにて脱ろうナフサ(DWN)を除去して得られる。
上記間接脱ろう重質軽油(DWHGO)は、本発明のディーゼル軽油組成物中に0.1〜10容量%,好ましくは0.2〜8容量%,更に好ましくは0.25〜5容量%配合される。上記配合量が0.1容量%未満の場合は潤滑性能の改善効果が少なく、また10容量%を超える場合は潤滑性能は改善されるものの排ガスが悪化する。また0.2〜8容量%,更に0.25〜5容量%の範囲であれば、潤滑性能及び排ガスの点で一層好ましいものとなる。
【0010】
本発明のディーゼル軽油組成物は、深度脱硫軽油(DGO)に、0.1〜5容量%の重質軽油(HGO)、0.1〜10容量%の間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び0.1〜10容量%の脱ろう重質軽油(DWHGO)から選ばれる少なくとも一種の非軽油留分を配合してなるが、上記深度脱硫軽油(DGO)に配合される非軽油基材である重質軽油(HGO)、間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の全混合量は、0.1〜10容量%、好ましくは0.2〜8容量%、更に好ましくは0.2〜5容量%である。上記全混合量が0.1容量%未満の場合は潤滑性能の改善効果が少なく、また10容量%を超える場合は、潤滑性能は改善されるものの排ガスが悪化する。また0.2〜8容量%,更に0.25〜5容量%の範囲であれば、潤滑性能及び排ガスの点で一層好ましいものとなる。
【0011】
本発明のディーゼル軽油組成物においては、上記深度脱硫軽油(DGO)に配合される重質軽油(HGO)、間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の三種の配合重質軽油の全硫黄分は、0重量%を含み2重量%以下、好ましくは0.5重量%以下、更に好ましくは0.35重量%以下である。上記硫黄分含量が2重量%を超える場合は潤滑性能は改善されるものの排ガスが悪化する。また0.5重量%以下、更に0.35重量%以下である場合は潤滑性能及び排ガスの点で一層好ましいものとなる。
【0012】
本発明のディーゼル軽油組成物は、深度脱硫軽油(DGO)に、0.1〜5容量%の重質軽油(HGO)、0.1〜10容量%の間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び0.1〜10容量%の脱ろう重質軽油(DWHGO)から選ばれる少なくとも一種を配合してなることを必須とするが、更に必要に応じて一般に用いられる灯軽油基材、例えば水素化分解軽油(HCGO)を80容量%以下、脱硫灯油(KERO)を80容量%以下あるいはその他の軽油留分、例えば直留軽油(LGO),直接脱硫軽油(DSGO),分解軽油(LCO),脱硫軽質軽油(VHLGO),その他硫黄分が0.05重量%以上のすべての軽油基材については10容量%以下含有することができる。これらの灯軽油基材が上記各範囲を超える場合は、潤滑性能の改善が見られないことがあったり、また排ガスが悪化することがあるなど好ましくない場合がある。
上記水素化分解軽油(HCGO)とは、重質軽油(HGO)、減圧軽油(VGO)あるいはこれらの混合油を触媒の存在下で水素化分解し、当該分解生成油を燃料油留分と潤滑油留分に蒸留分離して得られたものであり、その蒸留性状としては沸点範囲が180〜380℃であり、50%蒸留点が220〜340℃のものである。上記潤滑油留分は沸点範囲が250〜540℃、好ましくは300〜530℃であり、燃料油留分は沸点の終点が250〜370℃のものである。
【0013】
尚、脱硫灯油(KERO)あるいは上記軽油留分としての直留軽油(LGO),直接脱硫軽油(DSGO),分解軽油(LCO),脱硫軽質軽油(VHLGO)については通常の方法で調製することができる。またその一般性状としては下記第1表に示すものを一般に使用可能である。
【0014】
【表1】
Figure 0003654371
【0015】
本発明のディーゼル軽油組成物は、排ガス規制対策、特に粒子状物質発生防止の点で、また排ガス処理のための三元触媒の寿命を低下させる等の点から、その硫黄分含量が0.05重量%を超えないことが特に好ましい。
本発明のディーゼル軽油組成物には、必要に応じてセタン価向上剤,酸化防止剤,金属不活性剤,低温流動向上剤,氷結防止剤,腐食防止剤,微生物殺菌剤,助燃剤,帯電防止剤,潤滑性付与剤,着色剤等の添加剤を適宜加えることができる。
【0016】
【実施例】
以下に、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
実施例1〜4及び比較例1,2
第2表に示す性状の軽油基材を第3表に示す割合で混合して軽油を調製し、その性状及び性能を評価した。その結果を第3表に示した。
また、使用したDGO,VHHGO及びDWHGOは以下の方法にて調製した。
【0017】
DGOの調製
下記性状の直留軽油(LGO)を原料油として、水添脱硫装置を用いてCo−Mo触媒の存在下、全圧70kg/cm2 G、水素分圧50kg/cm2 G、反応温度340℃、LHSV:1.5h-1、水素/油比250Nm3 /キロリットルの条件で水添脱硫を行った。
LGOの性状
密度(g/cm3 ;15℃) : 0.8478
動粘度(mm2 /s;30℃): 5.495
硫黄分(wt.%) : 0.73
蒸留性状(℃):
IBP 214
10% 262
50% 297
90% 345
EP 363
脱硫後、ストリッパーで硫化水素とナフサを除去し、第2表に示す性状のDGOを得率98重量%で分離した。
【0018】
間接脱硫重質軽油(VHHGO)の調製
下記性状の減圧軽油(VGO)/重質軽油(HGO)=2.1/1を原料油として、減圧軽油脱硫装置を用いてCo−Mo/アルミナ触媒の存在下、全圧75kg/cm2 G、反応温度380℃、LHSV=2.7h-1、水素/油比290Nm3 /キロリットルの条件で水添脱硫を行った。
VGO/HGO=2.1/1の性状
密度(g/cm3 ;15℃) : 0.9057
動粘度(mm2 /s;50℃): 20.0
硫黄分(wt.%) : 2.08
蒸留性状(℃):
IBP 234
10% 324
50% 406
90% 479
EP 573
生成油をホットなまま常圧蒸留し、第2表に示す性状のVHHGO留分84.3重量%(沸点範囲330℃以上)と下記性状のVHLGO留分(沸点範囲170〜330℃)を得た。
VHLGOの性状
密度(g/cm3 ;15℃) : 0.8978
動粘度(mm2 /s;50℃): 1.625
硫黄分(wt.%) : 0.09
蒸留性状(℃):
IBP 218
10% 255
50% 302
90% 343
EP 360
【0019】
脱ろう重質軽油(DWHGO)の調製
下記性状の間接脱硫重質軽油(VHHGO)を原料油として、流動点降下装置を用いてゼオライト系触媒の存在下、水素分圧28kg/cm2 G、反応温度280℃、LHSV=1.0h-1、水素/油比423Nm3 /キロリットルの条件で脱ろうを行った。
VHHGOの性状
密度(g/cm3 ;15℃) : 0.888
動粘度(mm2 /s;50℃): 21.4
硫黄分(wt.%) : 0.28
蒸留性状(℃;ASTM D2887):
IBP 271
10% 347
50% 422
90% 506
反応後、ストリッパーで脱ろうナフサを除去して、第2表に示す性状のDWHGOを得た。
【0020】
【表2】
Figure 0003654371
【0021】
【表3】
Figure 0003654371
【0022】
第3表から明らかなように、深度脱硫軽油(DGO)へのHGO,VHHGO,DWHGOの各留分の添加により、硫黄分含量を著しく低減し、かつ市販軽油なみの潤滑性能を有する軽油組成物が得られた。
尚、燃料油の性状及び性能は次の方法によって求めた。
*1 密度 :JIS K 2249に準拠して測定した。
*2 蒸留性状 :JIS K 2254に準拠して測定した。
*3 硫黄分 :JIS K 2541に準拠して測定した。
*4 全芳香族分:HPLC法にて測定した。
*5 摩耗幅 :ASTM D 5001に準拠して摩耗跡の平均直径を測定した。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、深度脱硫軽油基材を用い、硫黄分含量を著しく低減した場合においても優れた潤滑性能が維持され、ディーゼル自動車のエンジンの燃料噴射ポンプに不具合を起こすことがなく、排ガスの悪化のないディーゼル軽油組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられるVHHGO及びDWHGOの製造を示す概略工程図である。
【符号の説明】
VH :減圧軽油脱硫装置
HD :流動点降下装置

Claims (6)

  1. 硫黄分含量が0.05重量%以下の深度脱硫軽油(DGO)に、0.1〜5容量%の硫黄分含量が2重量%以下の重質軽油(HGO)、0.1〜10容量%の硫黄分含量が0.5重量%以下の間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び0.1〜10容量%の硫黄分含量が0.5重量%以下の脱ろう重質軽油(DWHGO)から選ばれる少なくとも一種を配合してなるディーゼル軽油組成物であって、上記重質軽油(HGO)、間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合量の和が0.1〜10容量%であり、かつこれらの配合重質軽油の全硫黄分含量が2重量%以下であるディーゼル軽油組成物。
  2. 重質軽油(HGO)の配合量が0.2〜2.5容量%であることを特徴とする請求項1記載のディーゼル軽油組成物。
  3. 間接脱硫重質軽油(VHHGO)の配合量が0.2〜8容量%であることを特徴とする請求項1又は2記載のディーゼル軽油組成物。
  4. 脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合量が0.2〜8容量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディーゼル軽油組成物。
  5. 重質軽油(HGO)、間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合量の和が0.2〜8容量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディーゼル軽油組成物。
  6. 重質軽油(HGO)、間接脱硫重質軽油(VHHGO)及び脱ろう重質軽油(DWHGO)の配合重質軽油の全硫黄分含量が0.5重量%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディーゼル軽油組成物
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