JP3653741B2 - ディジタル信号記録装置およびディジタル情報信号記録再生装置 - Google Patents
ディジタル信号記録装置およびディジタル情報信号記録再生装置 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、ディジタル信号を回転磁気ヘッドにより、磁気記録媒体へ記録する、ディジタル信号記録装置およびディジタル情報信号記録再生装置に関する。
【0002】
【発明の概要】
この発明は、ディジタル信号を記録するためのサンプリング周波数と、装置内部の記録するための基準信号(以下、記録基準信号と称する)の周波数が、整数比でないディジタル信号記録装置において、磁気記録媒体(以下、磁気テープと称する)へ記録されたディジタル信号のサンプルデータの積算値と、入力ディジタル信号のサンプルデータの積算値とが、等しくなるように、記録されたサンプルデータの数値を判別し、その記録されたサンプルデータを示す識別信号が入力ディジタル信号と共に記録される。
【0003】
また、これら識別信号を生成する回路がインターリーブ・アドレス発生回路の一部として構成され、例えば、入力ディジタル信号としてオーディオ信号と映像信号が共に記録されるような場合、夫々の信号が支障無く同期し、再生することを可能にしたディジタル信号記録装置である。
【0004】
【従来の技術】
本願出願人は、特願平5−48573号において、ディジタル信号記録装置を提案した。この提案は、磁気テープへ記録されるディジタル信号のサンプリング周波数と、記録基準信号の周波数が整数比と異なる、すなわち2種類の周波数を持つディジタル信号記録装置について記されている。このディジタル信号記録装置は、記録時において、サンプリング周波数を記録基準信号の周波数、或いは、記録基準信号の周波数の整数倍の周波数で除算することにより得られた商から、その商より適当に大きいEデータサンプル(Excess data sample)と、その商より適当に小さいDデータサンプル(Diminished data sample)の数値が予め設定される。
【0005】
この設定された値を計測する計測カウンタの出力パルスをリセットとし、記録基準信号の立ち上がりエッジ、或いは、立ち下がりエッジのパルスをセットとするフリップフロップを設けることにより、そのフリップフロップの出力信号を記録基準信号の一周期の時間内にサンプルホールドし、記録されるディジタル信号と共に、そのサンプルホールドされた記録基準信号を識別信号の一つとして、記録する手法であった。
【0006】
すなわち、上述の識別信号から記録基準信号の一周期内に記録されるサンプルデータが判別され、識別信号として磁気テープへ記録されたサンプルデータの積算値と、入力ディジタル信号のサンプルデータの積算値とが等しくなるように、記録されるサンプルデータを判別すると共に、記録されるサンプルデータ、すなわち識別信号とデータ信号とを共に記録する。
【0007】
再生時には、この識別信号を検出判別し、記録基準信号と同一周期の再生基準信号の一周期において、記録時と同じサンプルデータが出力されるようにサンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路を制御し、例えば、ビデオ信号と入力されるディジタル信号としてオーディオ信号と識別信号とを共に、記録するような場合、夫々の信号が支障なく同期して再生できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のテレビジョンの一般的なNTSC方式のビデオ信号の他に、例えば、コンピュータを使用したテレビゲーム等のような信号も同時に取り扱うようには、記録基準信号の偏差において、NTSC方式のビデオ信号と、テレビゲームとを比較すると、テレビゲームの記録基準信号の偏差が大きくなるため、上述のEデータサンプルと、Dデータサンプルの2つの数値を大きく設定する必要がある。
【0009】
この2つの数値が設定されると再生側のサンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路の制御範囲が広くなるため、サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路で生成されるfsクロックのいわゆるジッターが増加し、再生音声信号のA/D変換信号のW/F(ワウフラッター)が劣化する。ここで、図面を用いて、上述の概要説明を行う。
【0010】
また、この説明は、以下の順序でなされる。
(1)記録側の動作例説明
(2)再生側の動作例説明
(3)サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路の動作例説明
(4)音声信号、およびビデオ信号の記録/再生信号処理のタイミング動作例説明
【0011】
(1)記録側の動作例説明
図15は、記録システムの概略を示す、ブロック図の一例である。入力端子131からビデオ信号Vが供給され、供給されたビデオ信号Vは、記録基準信号生成回路136、およびビデオ用A/D変換回路133へ供給される。記録基準信号生成回路136では、フレーム周波数に相当する記録基準信号FLIDが生成され、生成された記録基準信号FLIDは、端子137を介して図示されていない記録サーボ回路およびE/D ID生成回路138へ供給される。
【0012】
記録基準信号FLIDが供給されたE/D ID生成回路138では、後述する音声用A/D変換回路139で用いられているfsクロックが音声用A/D変換回路139から供給され、ビデオ信号Vの1フレーム内の時間で入力端子132から供給される音声信号Aが、Eデータサンプル、或いは、Dデータサンプルの数値の何れのデータサンプルが行われているかが判別され、その判別結果に対応したID信号が生成される。
【0013】
ビデオ用A/D変換系133へ供給されたビデオ信号Vは、A/D変換され、記録ビデオ信号処理回路134へ供給される。記録ビデオ信号処理回路134では、ディジタル化が施されたビデオ信号Vに帯域圧縮、再生時の誤り訂正用のパリティ付加、インタリーブ処理等の信号処理がなされる。
【0014】
入力端子132から供給された音声信号Aは、音声用A/D変換回路139へ供給され、A/D変換が施される。A/D変換された音声信号Aは、記録音声信号処理回路140へ供給され、再生時の誤り訂正用のパリティ付加、インタリーブ処理等の信号処理がなされる。また、E/D ID生成回路138で生成されたID信号は、記録音声信号処理回路140へ供給され、この回路内のメモリのメモリマップ上のID書き込み領域に書き込まれ、音声信号Aと共に、インタリーブされる。
【0015】
記録ビデオ信号処理回路134および記録音声信号処理回路140から変調回路135へ信号が供給され、供給された夫々の信号は、高密度ディジタル磁気記録に適した、変調がなされ、記録アンプ回路141へ供給される。変調が施されたビデオ信号Vと音声信号Aは、記録アンプ回路141において増幅され、記録ヘッド142を介して磁気テープ143上の記録すべき所定の領域へ記録される。
【0016】
(2)再生側の動作例説明
次に、再生側の動作例について、図16に示すブロック図の一例を用いて概略説明する。磁気テープ143に記録されている信号は、再生ヘッド151を介して再生され、その再生された信号は、再生アンプ回路152において増幅される。増幅された再生信号は、再生等化/復調回路153において、再生等化処理および復調信号処理がなされる。
【0017】
再生等化および復調された再生ビデオ信号は、再生ビデオ信号処理回路154へ供給され、また、再生等化および復調された再生音声信号は、再生音声信号処理回路157へ供給される。再生ビデオ信号処理回路154では、誤り訂正、デインタリーブおよび記録時に帯域圧縮された再生ビデオ信号が伸張された後、ビデオ用D/A変換回路155へ供給される。ビデオ用D/A変換回路155へ供給された再生ビデオ信号は、アナログビデオ信号として、ビデオ信号出力端子156へ出力される。
【0018】
再生等化/復調回路153において、再生等化および復調された再生音声信号は、再生音声信号処理回路157へ供給され、誤り訂正、デインタリーブ等の信号処理がなされると共に、ID信号が検出され、検出されたID信号は、E/DID判別回路159へ供給される。E/D ID判別回路159では、再生中のフレーム内の再生音声信号がEデータサンプルか、Dデータサンプルかを判別し、サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路160内の分周回路を切り換えることにより制御される。
【0019】
上述と同様に、このサンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路160で生成された、fsクロックは、再生基準信号生成回路161において、生成された再生基準信号PB FLIDと同期し、音声用D/A変換回路158へ供給される。音声用D/A変換回路158では、この再生基準信号と同期したfsクロックを用いて、再生データは、D/A変換され、アナログ音声信号として、音声信号出力端子162から出力される。
【0020】
(3)サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路の動作例説明
ここで、サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路160の構成の一例を示すブロック図を図17に示し、説明する。再生基準信号生成回路161で生成された、フレーム周波数に相当する再生基準信号PB FLIDは、端子171を介して、位相比較回路172へ供給される。
【0021】
位相比較回路172の出力信号は、ローパスフィルタ173へ供給され、そのローパスフィルタ173の出力信号は、エラー電圧信号として、VCO174へ供給され、VCO174を制御する。VCO174において、生成されたfsクロックは、再生基準信号PB FLIDに同期したクロックとして、端子179を介して音声用A/D変換回路158へ供給されると共に、VCO174で生成されたfsクロックは、Eデータ分周回路175およびDデータ分周回路176へ供給される。
【0022】
この2つの分周回路175および176の出力信号は、切り換えスイッチ177へ供給され、切り換えスイッチ177は、端子178を介してE/D ID判別回路159から切り換えスイッチ177を制御するための識別信号が供給され、スイッチが切り替えられる。すなわち、再生中のフレームがEデータサンプルのフレーム(以下、Eデータフレームと称する)の場合、E/D ID判別回路159から `1' が供給され、Eデータ分周回路175が切り換えスイッチ177において、選択され、また、Dデータサンプルのフレーム(以下、Dデータフレームと称する)の場合、 `0' が供給され、Dデータ分周回路176が切り換えスイッチ177において、選択される。選択された信号は、位相比較回路172へ供給され、位相比較回路172において、再生基準信号PB FLIDと位相比較される。
【0023】
(4)音声信号、およびビデオ信号の記録/再生信号処理のタイミング動作例説明
図18は、上述の従来のシステムの音声信号およびビデオ信号の記録再生信号処理タイミング関係の概念図である。図18Aは、記録側の信号を示し、ここで、記録基準信号FLIDがある場合、音声信号ASGのサンプルデータは、同図に示すようにEデータフレームと判別される。すなわち、最初のフレーム区間F1に相当する音声信号ASGは、次のフレーム区間F2に相当する記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジ以後にEデータフレームの最後のサンプル時点があるため、Eデータフレームのサンプルデータとなる。
【0024】
このため、次のフレーム区間F2に相当する音声信号ASGは、Dデータフレームのサンプルデータとなる。このフレーム区間F2のDデータサンプルの最後のサンプル時点が次のフレーム区間F3に相当する記録信号aの立ち上がりエッジ以前にあるので、このフレーム区間F3は、Eデータフレームのサンプルデータとなる。以後のフレーム区間のサンプルデータも同様に判別される。
【0025】
すなわち、フレーム区間に相当する記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジを基準にして、音声信号ASGの最後のサンプル時点が、その立ち上がりエッジ以後にある場合、次のフレーム区間に相当する音声信号ASGのサンプルデータは、Dデータフレームと判別される。また、音声信号ASGの最後のサンプル時点がその立ち上がりエッジ以前にある場合、次のフレーム区間に相当する音声信号ASGのサンプルデータは、Eデータフレームと判別される。
【0026】
以上のように、Eデータフレーム或いは、Dデータフレームのサンプルデータと判別された音声信号ASGは、上述した種々の信号処理系において、信号処理が施された後、時間圧縮される。例えば、最初のフレーム区間F1に相当する音声信号ASGは、同図の書き込み信号WSGのA1の時点へ出力され、フレーム区間F2に相当する音声信号ASGは、書き込み信号WSGのA2の時点へ出力される。これは、図3Bに示す磁気テープ上の音声記録領域Audioへ夫々記録される。
【0027】
ここで、ビデオ信号VSGの処理タイミングの説明を行う。例えば、フレーム区間F1のビデオ信号VSGは、上述した種々の信号処理の後、時間圧縮が施され、対応する音声信号ASGのフレーム区間F1と同様に書き込み信号WSGに示すV1の時点へ出力され、フレーム区間F2に相当するビデオ信号VSGは、V2の時点へ出力される。このビデオ信号VSGも音声信号ASGと同様に、図3Bに示す磁気テープ上のビデオ記録領域Videoへ夫々記録される。
【0028】
次に、再生側の信号の処理タイミングについて図18Bを用いて説明する。再生記録信号PB FLIDを示し、図18Aに示す書き込み信号WSGのA1の時点の時間圧縮された音声信号ASGは、時間伸張され、フレーム区間F01に相当する再生音声信号PB ASGへ出力される。記録時に、このフレーム区間は、Eデータフレームであったので、サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路160に含まれる切り換えスイッチ177が制御され、このフレーム区間F01に相当する再生音声信号PB ASGへEデータフレームのサンプルデータが出力される。
【0029】
同様に、書き込み信号WSGのA2の時点の時間圧縮された音声信号ASGは、時間伸長され、フレーム区間F02に相当する再生音声信号PB ASGへ出力される。記録時に、このフレーム区間は、Dデータフレームであったので、このフレーム区間F02に相当する再生音声信号PB ASGへDデータフレームのサンプルデータが出力される。すなわち、再生音声信号PB ASGに示すフレーム区間内にEデータフレームまたは、Dデータフレームのサンプルデータを出力する場合、Eデータフレームは、Dデータフレームより多くのサンプルデータを出力しなければならないため、fsクロックが標準周波数に比べ、やや高くなっており、また、Dデータフレームは、Eデータフレームより少ないサンプルデータを出力しなければならないためfsクロックが標準周波数に比べ、やや低くなっている。
【0030】
以上のように、従来、偏差の小さい記録基準信号にも対応できるように、EデータフレームとDデータフレームのサンプルデータを設定しておくと、再生時のfsクロックの周波数変化幅が大きくなり、音声信号のW/Fを劣化される要因の一つになる。
【0031】
【課題を解決するための手段】
この発明は、サンプリング周波数と記録基準信号の周波数との関係が整数比でないディジタル情報信号を記録するディジタル信号記録装置において、記録基準信号の各周期でのディジタル情報信号のサンプルデータ数を、サンプリング周波数を記録基準信号の周波数で除算して得られる商に近い整数値である標準サンプルデータ数と複数の差分とによって得られる、標準サンプルデータ数より大きい複数のサンプルデータ数と、標準サンプルデータ数より小さい複数のサンプルデータ数とに設定するサンプルデータ数設定手段と、設定された大きい複数のサンプルデータ数および小さい複数のサンプルデータ数を識別するための複数の識別信号を発生する識別信号発生手段と、サンプルデータ数と、サンプルデータ数を識別するための識別信号とをそれぞれ所定領域にともに記録する記録手段とを備え、 記録基準信号の複数周期期間にサンプルデータ数設定手段により設定されたサンプルデータ数の平均値が、標準サンプルデータ数と等しくなるようにしたことを特徴とするディジタル信号記録装置である。
また、この発明は、サンプリング周波数と記録基準信号の周波数との関係が整数比でないディジタル情報信号を記録するディジタル信号記録再生装置において、記録基準信号の各周期でのディジタル情報信号のサンプルデータ数を、サンプリング周波数を記録基準信号の周波数で除算して得られる商に近い整数値である標準サンプルデータ数と複数の差分とによって得られる、標準サンプルデータ数より大きい複数のサンプルデータ数と、標準サンプルデータ数より小さい複数のサンプルデータ数とに設定するサンプルデータ数設定手段と、設定された大きい複数のサンプルデータ数および小さい複数のサンプルデータ数を識別するための複数の識別信号を発生する識別信号発生手段と、サンプルデータ数と、サンプルデータ数を識別するための識別信号とをそれぞれ所定領域にともに記録する記録手段とを有する記録部と、再生された信号を復調する信号復調手段と、復調された信号のうちディジタル情報信号および識別信号を検出する信号検出手段と、検出された識別信号に基づいて分周器を切り換えて再生同期信号と同期したクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、生成されたクロック信号に基づいて記録されたディジタル情報信号を再生する信号再生手段とを有する再生部とを備え、 記録基準信号の複数周期期間にサンプルデータ数設定手段により設定されたサンプルデータ数の平均値が、標準サンプルデータ数と等しくなるようにしたことを特徴とするディジタル信号記録再生装置である。
【0032】
【作用】
1つのブロックがヘッダー部、データ部、およびパリティ部から構成され、ヘッダー部は、同期用のシンク部、およびID部から構成される。ID部は、トラックの識別番号、ブロックの識別番号、およびID用のパリティ部からなる。データ部は、メインデータとサンプルデータを示す識別信号(E/D ID)からなる。これらの構成からなるブロックが複数個集まりオーディオPCM信号の1フレーム分のデータを構成する。
【0033】
ここで、1フレーム内において、インタリーブが完結されるとき、ビデオ信号として、NTSC方式を用いた場合、フレーム周波数が、29.97Hzであり、例えば、サンプリング周波数が48kHzとすると、1フレーム内のサンプルデータは、
48000/29.97≒1601.6
となる。
【0034】
この求められたサンプルデータの1601.6に一番近い整数値、1602を標準サンプルデータとして、Eデータサンプルは、この標準サンプルデータより10、および20大きい数値、すなわち、1612、および1622を設定し、また、Dデータサンプルは、この標準サンプルデータより10、および20小さい数値、すなわち1592、および1582を設定する。これら、設定されたサンプルデータが計測され、その時点でパルスを発生することにより識別信号を生成する。
【0035】
識別信号によりサンプルデータが選択され、標準サンプルデータより小さい場合、Dデータフレームとなり、標準サンプルデータより大きい場合、Eデータフレームとなる。この何れかの選択されたフレームに相当する音声信号が1フレーム分のサンプルデータとして、記録される。
【0036】
従って、1フレーム分のサンプルデータが整数であっても平均値には、上述の除算した標準サンプルデータが書き込まれることになる。これにより、記録基準信号の偏差が、標準信号に比べて、やや大きいサンプルデータにも対応できるようにしても音声信号のW/F等の性能を劣化させることなくビデオ信号と音声信号の同期のずれを防ぐことができる。
【0037】
また、上述のサンプルデータを計測するカウンタは、記録時のインターリーブ用のバッファメモリのアドレスカウンタを併用することができ効率的なディジタル信号記録装置が構成できる。
【0038】
再生時は、再生信号から検出されたID信号により、サンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路が制御され、再生基準信号に同期したクロックが生成されるので、記録時と同様の基準信号と、fsクロックとの関係が再生時にも保たれ何ら支障なく、音声信号が再生される。
【0039】
【実施例】
以下、この発明の実施例について、図面を用いて説明する。ここでは、簡単のため、E/D IDを判別するためのID信号が2ビットの場合について説明するが、勿論、より多くのビット数を割り当てることも可能であり、多くのビット数を割り当てた場合、より細かくサンプルデータが判別されるため、記録基準信号の偏差の大きいときには、再生時のfsクロックのジッターは、更に改善されることとなる。
【0040】
また、この実施例の説明は、以下の順序に従ってなされる。
(1)ブロック構成例
(2)トラック構成例
(3)フレーム構成例
(4)トラック内インターリーブ例
(5)トラック間インターリーブ例
(6)記録回路のブロック構成例
(7)E/D ID生成回路の第1の実施例
(8)E/D ID生成回路の第2の実施例
(9)E/D ID生成回路の第3の実施例
【0041】
(1)ブロック構成例
図1は、記録データの1ブロックの構成例を示す、概念図の一例である。1ブロックは、ヘッダー部、メインデータ部、およびC1パリティ部から構成される。ブロックの先頭に位置するヘッダー部は、ブロック同期用のシンク(Sync)が2バイト、ヘッダーID(ID0、ID1)が2バイト、および、そのヘッダーID用のパリティ(IDP)が1バイト、合計5バイトから構成される。このヘッダーID0は、下位4ビットにトラックの識別番号(1〜10)が書き込まれ、ヘッダーID1は、下位4ビットにブロックの識別番号(1〜14)が書き込まれている。
【0042】
メインデータ部は、78バイトから構成され、データおよびC2パリティが書き込まれる。このメインデータ部の先頭の部分は、記録されているフレーム部のサンプルデータがEデータフレーム、或いはDデータフレームかを識別するID信号が書き込まれる領域を有する。C1パリティ部は、8バイトから構成され、よって1ブロックは、91バイトから構成される。
【0043】
(2)トラック構成例
図2は、1トラック内のデータ構成例を示す、概念図の一例である。1トラックは、前半のデータ部が5ブロックからなり、次にC2パリティ部が4ブロックあり、その後に、後半のデータ部が5ブロック、すなわち14ブロックから構成される。
【0044】
ブロックアドレスBA1〜5のデータ部には、Lチャンネル、およびRチャンネルの偶数番目のサンプルデータが配置(以下、偶数系列と称する)され、ブロックアドレスBA10〜14のデータ部には、Lチャンネル、およびRチャンネルの奇数番目のサンプルデータが配置(以下、奇数系列と称する)されている。また、ブロックアドレスBA6〜9のC2パリティ部には、ブロックアドレスBA方向にインタリーブされたパリティが生成され、所定の位置へ配置される。
【0045】
(3)フレーム構成例
図3は、1フレーム内のデータ構成例を示す、概念図の一例である。1フレームは、図3Aに示すように10トラックから構成され、トラックTR1〜5へLチャンネルの信号が記録され、トラックTR6〜10へRチャンネルの信号が記録される。また、これらのトラックは、図3Bに示すように磁気テープへ記録される。
【0046】
(4)トラック内インターリーブ例
図4は、トラックへ記録されるデータのインターリーブ例を示す概念図の一例である。ここでは、簡単のため、トラックTR1について、説明する。なお、図4では、前半のデータ部の5ブロックと後半のデータ部の5ブロックが図示されており、C2パリティ部の4ブロックは、省略れている。また、上述したように、トラックTR1には、Lチャンネルのサンプルデータが書き込まれている。
【0047】
図4に示すこのデータ配列は、縦方向をシンボルアドレスSA方向、横方向をブロックアドレスBA方向とする。ここで、サンプルデータL0に注目すると、シンボルアドレスSA方向のデータ配列が
L0、L50、L100、L150、L200、‥‥
となっており、シンボルアドレスSA方向のインターリーブ長は、50サンプルである。
【0048】
また、同様にサンプルデータL0に注目すると、ブロックアドレスBA方向のデータ配列が
L0、L10、L20、L30、L40、‥‥
となっていることから、ブロックアドレスBA方向のインターリーブ長は、10サンプルである。シンボルアドレスSA方向およびブロックアドレスBA方向のインタリーブ長は、偶数系列、奇数系列、および他のトラックTRのサンプルデータにおいても同じである。
【0049】
ここで、上述のように標準サンプルデータを1602とし、2ビットから表現されるID(f1、f2)のサンプルデータの数値を一例として下記のように示す。
(0、0):1582 (D2データフレーム)
(0、1):1592 (D1データフレーム)
(1、0):1612 (E1データフレーム)
(1、1):1622 (E2データフレーム)
【0050】
このとき、記録時の基準信号の周波数と、再生時の基準信号の周波数が同じ場合、標準サンプルデータ以外にサンプルデータを設定する必要はない。しかしながら、ディジタル・インタフェース入力を考えた場合、サンプリング周波数は、±1000ppm程度の揺れが起こる場合があるため、少なくともサンプルデータは、この揺れを吸収する幅を有する必要がある。サンプリング周波数fs=48kHzとすると、±1000ppmの揺れは、48.048kHz(+1000ppm)〜47.952kHz(−1000ppm)となり、サンプルデータは、余裕を持って設定する必要がある。
【0051】
例えば、標準サンプルデータが1602、Eデータフレームが1612、およびDデータフレームが1592とすると、基準信号29.97Hzの場合、Eデータフレームのサンプリング周波数は、
29.97(Hz)×1612=48.31(kHz)>48.048(kHz)
Dデータフレームのサンプリング周波数は、
29.97(Hz)×1592=47.71(kHz)<47.952(kHz)
となり、±1000ppmの揺れは、吸収できる。
【0052】
夫々のサンプルデータは、対応するトラックへインターリーブが施され、書き込まれる。このとき、書き込まれず残された部分には、ダミーデータとして、ヌルデータ(00H)が書き込まれる。また、BA5のSA7、およびBA14のSA7の部分には、後述する、E/D ID生成回路により生成された、ID信号が書き込まれる。
【0053】
(5)トラック間インターリーブ例
図5は、トラック間へ記録されるデータのインターリーブ例を示す概念図の一例である。トラックTR1の偶数系列のサンプルデータL0に注目すると、トラック間のデータ配列が
L0、L2、L4、L6、L8、‥‥
となっており、トラック間のインターリーブ長は、2サンプルとなっている。
【0054】
また、トラックTR1の奇数系列のサンプルデータL5に注目すると、トラック間のデータ配列が
L5、L7、L9、L1、L3、‥‥
となっており、サンプルデータL9の次が、サンプルデータL1となっている。しかしながら、剰余の概念を導入すれば、何れもトラック間のインターリーブ長は、2サンプルとなっており、規則正しいインターリーブが施されている。
【0055】
(6)記録回路のブロック構成例
図6は、この発明によるディジタル信号記録装置の記録回路のブロック構成例の一実施例である。この図を用いて、その動作の概要を説明する。1は、入力端子を示し、アナログオーディオ信号が供給される。供給されたアナログオーディオ信号は、音声用のA/D変換回路2において、ローパスフィルタにより帯域制限を行い、アナログオーディオ信号をディジタルオーディオ信号へ変換する。
【0056】
このA/D変換回路2でA/D変換が施されたディジタル信号は、インタリーブ処理回路4およびE/D ID生成回路5へ供給される。インタリーブ処理回路4では、供給されたディジタル信号をインタリーブ処理を施し、バッファを介して、データバスDBを通してメモリ3へ書き込まれる。
【0057】
また、音声用のA/D変換回路2における、fsクロックは、後述する。E/D ID生成回路5では、供給される記録基準信号FLIDを基準として、フィールド内のサンプルデータからD1、D2、E1、E2データフレームの何れかを判別し、そのID信号を生成する。なお、供給された記録基準信号FLIDは、フィールドパルスである。生成された2ビットのID信号は、IDライト用バッファーを介して、データバスDBを通して、オーディオデータと共にメモリ3の所定の領域へ書き込まれる。
【0058】
E/D ID生成回路5において、判別された結果により、メモリ3へ書き込まれるべきデータの最大アドレスが決定される。そして、E/D ID生成回路5の出力により、インタリーブアドレス発生回路6が制御される。
【0059】
また、メモリ3を介して、パリテー生成回路7において、C1パリティ、およびC2パリティが生成され、所定の領域へ書き込まれる。この段階で、メモリ3には、上述した、図2に示すようなインターリーブされたデータと、パリティーが配置されている。
【0060】
次に、リードアドレス生成回路9において、生成されたアドレスは、アドレスバスABを介して、メモリ3へ供給され、供給されたアドレスにより、メモリ3から時間圧縮され、読み出されたデータは、リードデータ用のバッファを介してチャンネルコーディング8へ供給される。チャンネルコーディング8では、例えば、8−10変調回路であり、データをランレングス制限し、記録するべきデータをより高密度記録できるように、また、再生時に再生しやすいようにする。チャンネルコーディング8から信号が供給された記録アンプ回路10では、供給された信号が増幅され、磁気ヘッド11を介して、記録テープ12へ記録される。
【0061】
(7)E/D ID生成回路の第1の実施例
図7は、このE/D ID生成回路5のブロック構成を示す概略図である。端子21は、記録基準信号FLIDが供給され、エッジ検出回路23では、立ち下がりエッジLE、および立ち上がりエッジUEが記録基準信号FLIDに基づいて検出される。エッジ検出回路23において、生成された立ち下がりエッジLEは、カウンタ24へ供給されると共に、立ち上がりエッジUEは、フリップフロップ26へ供給される。カウンタ24では、供給された立ち下がりエッジLEを基準に計測を行い、その出力は、ゲート発生回路25へ供給される。このゲート発生回路25では、ゲート信号Gateが生成され、生成されたゲート信号Gateは、フリップフロップ26へ供給される。
【0062】
また、端子22からfsクロックが供給され、カウンタ27において、サンプルデータが計測される。計測されたサンプルデータは、デコード回路28において、デコードが施され、セレクタ29へ供給される。ここで、セレクタ29は、フリップフロップ26から供給される識別信号Fによりサンプルデータを選択する。フリップフロップ26では、供給されたゲート信号Gate、立ち上がりエッジUE、およびサンプルデータからID信号、および識別信号Fが生成される。生成されたID信号は、端子30から取り出され、識別信号Fは、上述のようにセレクタ29へ供給される。
【0063】
図8は、この発明による、E/D ID生成回路5のブロック構成を示す第1の実施例である。図9は、この、ブロック構成例の動作を説明するための、タイミングチャートである。ID信号は、上述したように、2ビットから構成され、この実施例の構成も2つに分けて動作説明を行う。1つは、Eデータフレーム(E1、E2データフレーム)か、Dデータフレーム(D1、D2データフレーム)かを判別する構成が説明され、もう1つは、標準サンプルデータ(1602)に対して、より離れたサンプルデータ(D2データフレーム:1582、E2データフレーム:1622)か、より近いサンプルデータ(D1データフレーム:1592、E1データフレーム:1612)かを判別する構成が説明される。
【0064】
ここで、図8を用いて、E/D ID生成の動作の概要を説明する。端子31から供給された記録基準信号FLIDは、Dフリップフロップ33へ供給され、その出力は、Dフリップフロップ34、ORゲート35、およびANDゲート36へ供給される。このORゲート35には、Dフリップフロップ33とDフリップフロップ34の出力が供給され、立ち下がりエッジが検出される。また、ANDゲート36には、上述のORゲート35と同様にDフリップフロップ33とDフリップフロップ34の出力が供給され、立ち上がりエッジが検出される。
【0065】
ORゲート35から供給される立ち下がりエッジは、カウンタ37のロード端子LDへ供給され、カウンタ37では、立ち下がりエッジを基準に計測を行い、このカウンタ37の出力は、ゲート発生回路38へ供給される。このゲート発生回路38では、ゲート信号Gateが生成され、ANDゲート40および増幅器を介してANDゲート39へ供給される。また、ANDゲート36において、生成される立ち上がりエッジは、第1のセットパルスSet1としてJ−Kフリップフロップ43のJ端子へ供給される。
【0066】
端子32から供給されるfsクロックは、カウンタ45へ供給され、このカウンタ45は、フレーム区間に記録すべきサンプルデータが計測され、その出力は、次段のサンプルデータのデコード回路へ供給されると共に、選択される。カウンタ45の出力は、D1データフレームデコード回路46(1592)、D2データフレームデコード回路47(1582)、E1データフレームデコード回路48(1612)、およびE2データフレームデコード回路49(1622)へ出力される。
【0067】
切り換えスイッチ50は、D1データフレームデコード回路46の出力とD2データフレームデコード回路47の出力が供給され、後述する識別信号f2によって、出力を切り換えられる。同様に、切り換えスイッチ51は、E1データフレームデコード回路48の出力とE2データフレームデコード回路49の出力が供給され、後述する識別信号f2によって、出力を切り換えられる。この切り換えスイッチ50および51は、連動しており、標準サンプルデータ(1602)との差分が小さい方(D1データ数、E1データ数)か、大きい方(D2データ数、E2データ数)かが選択される。
【0068】
切り換えスイッチ52は、切り換えスイッチ50および51の出力が供給され、後述する識別信号f1によって、出力を切り換えられる。すなわち、識別信号f1によって、Eデータフレームか、Dデータフレームかが選択される。また、切り換えスイッチ52の出力は、第1のリセットパルスReset1として、ANDゲート39、および40、J−Kフリップフロップ43のK端子へ供給されると共に、カウンタ45のロード端子LDへ供給される。このリセットパルスReset1が供給されたカウンタ45は、計測が繰り返される。J−Kフリップフロップ43の出力は、Eデータフレームか、Dデータフレームかを示す、識別信号f1となり、切り換えスイッチ52へ供給されると共に、出力端子44から取り出される。
【0069】
ゲート発生回路38で生成されるゲート信号Gateは、記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジを中心に、D1データフレームと、E1データフレームとのサンプルデータの差に相当する幅を持っている。この実施例のサンプルデータは、D1データフレームが1592、E1データフレームが1612であるから、ゲート発生回路38で生成されるゲート信号Gateは、20サンプルデータに相当する幅を有する。
【0070】
ANDゲート39では、ゲート発生回路38から供給されるゲート信号Gateと切り換えスイッチ52から供給されるリセットパルスReset1から第2のセットパルスSet2が検出され、J−Kフリップフロップ41のJ端子へ供給される。ANDゲート40では、同様にゲート信号GateとリセットパルスReset1が供給され、第2のリセットパルスReset2が検出され、J−Kフリップフロップ41のK端子へ供給される。J−Kフリップフロップ41は、供給された信号から識別信号f2が検出され、切り換えスイッチ50および51へ供給されると共に出力端子42から取り出される。
【0071】
ここで、E/D ID生成のタイミングチャートを図9に示し、説明する。この実施例では、簡単のために初めのフレームは、E2データフレームとする。また、識別信号f1およびf2は、 `1' とする。サンプルデータのデコード回路は、49に示すE2データフレームデコード回路が選択されており、カウンタ45は、1622を計測する。
【0072】
リセットパルスReset1は、b1に位置し、記録基準信号FLID、の立ち上がりエッジ(カウント数1601.6)に同期するセットパルスset1(a1)より後に位置し、J−Kフリップフロップ43から出力される識別信号f1は、リセットされ、 `0' となる。すなわち、切り換えスイッチ52へ識別信号f2として `0' が供給されるため、次のフレーム区間のサンプルデータは、Dデータフレームとなる。
【0073】
また、セットパルスSet2は、リセットパルスReset1(b1)が、ゲート信号Gateの外側に位置するので、c1の位置に生成されるので、J−Kフリップフロップ41から出力される識別信号f2は、 `1' の状態のままである。すなわち、切り換えスイッチ50へ識別信号f2として `1' が供給されるため、次のフレーム区間は、D2データフレームとなる。
【0074】
よって、サンプルデータのデコード回路は、D2データフレームデコード回路47が、選択されているので、カウンタ45は、1582を計測し、リセットパルスReset1は、b2の位置に生成される。このリセットパルスReset1は、セットパルスSet1(a2)よりも、後に位置するので、J−Kフリップフロップ43から出力される識別信号f1は、セットパルスSet1(a2)の時点で、一度、セットされるが、リセットパルスReset1(b2)の時点で、リセットされ‘0'となる。すなわち、上述と同様に切り換えスイッチ52へ識別信号f1として‘0'が供給されるため、次のフレーム区間も、Dデータフレームとなる。
【0075】
また、リセットパルスReset1(b2)は、ゲート信号Gateの区間内にあり、リセットパルスReset2は、d1に示すようになるため、J−Kフリップフロップ41から出力される識別信号f2は、リセットパルスReset2(d1)の時点で、リセットされる。すなわち、切り換えスイッチ50へ識別信号f2として `0' が供給されるため、次のフレーム区間は、D1データフレームである。
【0076】
以後の、フレーム区間においても、識別信号f1およびf2は、同様に生成され、フレーム区間内において、それぞれ1度、サンプルホールドされ、2ビットのID信号として、記録される。この実施例では、最初のフレーム区間を、E2データフレームとしたが、他のデータフレームとしても、同様に、説明できる。
【0077】
再生時には、上述した2ビットのID信号を検出し、このID信号によって、サンプリング周波数fsクロック生成PLL回路に含まれる分周回路の切り換えを制御することにより、E/D IDが検出される。再生フレームにおいて、記録時と同様にサンプルデータが出力される。これにより、記録しようとする、ディジタル信号のサンプリング周波数と、内部の記録信号との周波数が、整数比となっていない、ディジタル信号記録装置においても、精度良く、ビデオ信号と、音声信号との、同期を取ることができる。
【0078】
(8)E/D ID生成回路の第2の実施例
図10は、この発明による、E/D ID生成回路5の第2の実施例であり、図11は、このブロック構成例の動作説明をするための、タイミングチャートである。ここで、図10、および図11を用いて、その動作を説明する。端子51から記録基準信号FLIDが供給され、Dフリップフロップ52、53およびORゲート54からなる、ロジックにより、記録基準信号FLIDの立ち下がりエッジが検出され、カウンタ55のロード端子LDと接続される。カウンタ55では、この立ち下がりエッジパルスから計測を開始する。
【0079】
カウンタ55の計測により、ゲート生成のデコード回路56〜59は、図11に示すようにゲート信号G1〜G4が生成される。ゲート信号G2の区間は、サンプルデータに相当する幅を有し、ゲート信号G3の区間は、サンプルデータ、1602〜2612の10サンプルデータに相当する幅を有している。
【0080】
図11に示すように、最初のインタリーブ区間をD2データフレームの場合、カウンタ70と接続された、デコード回路71〜74の中から、D2データフレームデコード回路72がセレクタ75により選択される。カウンタ70は、D2データフレームである、1582を計測し、デコードパルスDPがセレクタ75から出力される。このデコードパルスDPは、ANDゲート60〜63へ供給される。
【0081】
図11に示すように、セレクタ75から出力されたデコードパルスDPは、ゲート信号G1の区間に位置するので、J−Kフリップフロップ64のみがセットされる。すなわち、J−Kフリップフロップ64〜67の出力信号を、Q1〜Q4とし、(Q1、Q2、Q3、Q4)とあらわすと、(1、0、0、0)である。
【0082】
4ビットの信号は、図11に示すように、サンプルホールド点aでサンプルホールドされ、次段のエンコーダ68において、2ビットのID(1、0)となる。このサンプルホールド後、4つのJ−Kフリップフロップ64〜67は、インタリーブ基準信号の立ち下がりエッジでリセットされる。また、2ビットのID信号は、メインデータと共に、磁気テープの所定の領域へ記録される。
【0083】
このように、最初のデコードパルスDPは、ゲート信号G1の位置にあり、標準サンプルデータの1602に当り、記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジの前側の一番遠いゲート信号G1の区間の位置にあるため、磁気テープへ記録される、情報データのサンプルデータの積算値とが、等しくなるためには、次のインタリーブ区間では、E2データフレームとならなくてはいけない。
【0084】
エンコーダ68の出力信号(1、0)は、ID信号となると共に、セレクタ75へ識別信号として供給される。この場合、E2データフレームデコード回路74が選択される。カウンタ75は、E2データフレームである、1622を計測する。カウンタ70は、E2データフレームである、1622を計測する。このデコードパルスDPは、ゲート信号G3の区間に位置するので、J−Kフリップフロップ66のみがセットされる。すなわち、J−Kフリップフロップ64〜67の出力信号は、(0、0、1、0)である。
【0085】
この4ビットの信号は、図11に示すサンプルホールド点aでサンプルホールドされ、次段のエンコーダ68において、2ビットのID(1、1)となる。サンプルホールド後、前のインタリーブ区間と同様に、記録基準信号FLIDの立ち下がりエッジでリセットされる。そして、2ビットのID信号は、メインデータと共に、磁気テープの所定の領域へ記録される。
【0086】
次のインタリーブ区間では、記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジの後ろの、一番近いゲート区間に位置するため、磁気テープへ記録されたサンプルデータの積算値と、入力ディジタル信号のサンプルデータの積算値とが、等しくなるためには、次のインタリーブ区間では、D1データフレームとならなくてはいけない。以後のインタリーブ区間においても、上述のように、同様の手順により、ID信号が生成される。
【0087】
上述のID信号の生成手順は、カウンタ70の前のインタリーブ区間のデコードパルスDPの位置により、下記のように整理される。
前の区間 次の区間
G1 −−−> E2データフレーム (1622サンプル)
G2 −−−> E1データフレーム(1612サンプル)
G3 −−−> D1データフレーム(1592サンプル)
G4 −−−> D2データフレーム(1582サンプル)
【0088】
上述のような、手順により生成された、ID信号は、磁気テープへ記録されたサンプルデータの積算値と、入力ディジタル信号のサンプルデータの積算値とが、等しくなるように識別された、ID信号となっている。再生時には、このID信号を検出して、サンプリング周波数fsクロック生成PLL回路に含まれる、分周回路の切り換えを制御するので、ビデオ信号と、音声信号の同期を精度良くとることができ、記録されたサンプルデータのサンプリング周波数と記録基準信号の周波数が整数比でない場合、何ら支障なく良好な状態で、記録再生を行うことができる。
【0089】
上述では、ゲート区間を4つ設けることによりID信号が2ビットの場合について、説明を行ったが、ゲート区間を増加することによりID信号のビット数を増加することも可能である。この発明では、J−Kフリップフロップの数と、計測カウンタのデコード回路をゲートの数だけ増加するだけで、容易に拡張し、適用することができる。また、上述の説明では、サンプルホールド後、エンコード処理を施し、ID信号を生成したが、逆に、エンコード処理後、サンプルホールドを行って、ID信号を生成しても良い。
【0090】
(9)E/D ID生成回路の第3の実施例
図12は、この発明のE/D ID生成回路5の第3の実施例である。上述の説明では、ID信号を2ビットとして、説明してきたが、ここでは、ID信号を3ビット、或いは、さらに多くのビットにした場合、この発明が適用できることを説明する。ID信号のビット数を増加させると、精度良く、サンプルデータの判別を行うことができ、再生時のfsクロック精度が良くなることになる。
【0091】
この実施例では、一例として、ID信号を3ビットととし、ID(g1、g2、g3)または、ID(g1、g2、g3)と表す。さらに、標準サンプルデータを1602とし、この標準サンプルデータを基準に、下記のように、サンプルデータを設定する。
(0、0、0): 1592 (D1データフレーム)
(0、0、1): 1582 (D2データフレーム)
(0、1、0): 1572 (D3データフレーム)
(0、1、1): 1562 (D4データフレーム)
(1、0、0): 1612 (E1データフレーム)
(1、0、1): 1622 (E2データフレーム)
(1、1、0): 1632 (E3データフレーム)
(1、1、1): 1642 (E4データフレーム)
【0092】
ID(g1、g2、g3)のうちID(g1)は、上述のように識別信号f1と同様の意味を持つもので、Eデータフレームか、Dデータフレームかを識別している。最初に、図12を用いて、ID(g2、g3)のID生成の原理について説明する。この2ビットでEデータフレームと、Dデータフレームの1〜4の4つのうち、1つを選択するための識別信号を生成している。ここで、簡単のため、Dデータフレームについて、説明する。
【0093】
図13において、記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジを標準サンプルデータ(1602)の時点とし、この時点を基準に4つの領域を説明する。すなわち、1つ目の領域は、サンプルデータを1592〜1611とし、相当する幅を有し、2つ目の領域は、サンプルデータを1582〜1592とし、相当する幅を有し、3つ目の領域は、サンプルデータを1572〜1582とし、相当する幅を有し、4つ目は、サンプルデータを1572とし、このサンプルデータの時点より前の領域とする。
【0094】
最初の領域をG3、2つ目の領域をG2、3つ目の領域をG1とする。ここでは、Dデータフレームのみを用いるので、前のフレームのサンプルデータの最後の時点は、上述したように、4つの領域の何れかに入ることになり、これにID(g2、g3)の2ビットを割り当てる。すなわち、図13Aに示すように、サンプルデータ(1572)より前の領域にある場合、ID(g1、g2)は、ID(1、1)となり、次のフレームでは、E4データフレームとなる。図13Bはのように、サンプルデータ(1572〜1582)のG1の領域にある場合、ID(g1、g2)は、ID(0、1)となり、次のフレームでは、E3データフレームとなる。
【0095】
図13Cのように、サンプルデータ(1582〜1592)のG2の領域にある場合、ID(g1、g2)は、ID(1、0)となり、次のフレームは、E2データフレームとなる。そして、図13Dのように、サンプルデータ(1592〜1611)のG3領域にある場合、ID(g1、g2)は、ID(0、0)となり、次のフレームは、E1データフレームとなる。
【0096】
また、Eデータフレームか、Dデータフレームかは、ID(g1)により、識別されているので、Eデータフレームの場合、同様に考慮すると、すなわち、サンプルデータ(1611〜1621)に相当する幅の領域G4と、サンプルデータ(1621〜1631)に相当する幅の領域G5を考慮すると、上述のようにDデータフレームの場合と同様に、ID(g1、g2)が生成される。以上のように、サンプルデータの最後が何れかの、領域に入るかで、次のフレームのサンプルデータが決まり、上述のように、サンプルデータを制御すれば、最適なサンプルデータの制御を行うことができる。
【0097】
図12は、上述のように生成される、E/D ID生成回路5の第3の実施例となるブロック構成例である。次に、このブロック構成例の、動作説明をする。入力端子81から供給された記録基準信号FLIDは、Dフリップフロップ82、83、NORゲート84、およびANDゲート85へ供給される。記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジが検出され、これを基準にカウンタ86において、計測が行われる。これにより、ゲート発生回路87〜91で上述したG1〜G2のゲート領域が生成される。
【0098】
J−Kフリップフロップ100へ供給される、セットパルスS3は、NORゲート92とANDゲート96で生成され、リセットパルスR3は、ORゲート93とANDゲート97で生成される。このJ−Kフリップフロップ100の出力信号は、ID信号の1つである、ID(g3)となる。
【0099】
また、J−Kフリップフロップ101へ供給される、セットパルスS2はNORゲート94とANDゲート98で生成され、リセットパルスR3は、ORゲート95とANDゲート99で生成される。このJ−Kフリップフロップ101の出力信号は、ID信号の1つである、ID(g2)となる。
【0100】
次に、E/Dフリップフロップを識別する、ID信号である、ID(g1)の生成回路について、その動作と説明をする。fsクロックは、カウンタ112から次段に接続されている、デコード回路113〜120の選択された、サンプルデータまで計測を行う。デコード回路の切り換えスイッチ121〜124は、上述したID(g2)により切り換えられる。切り換えスイッチ125、および126は、ID(g3)により切り換えられる。
【0101】
また、切り換えスイッチ127は、ID信号を識別するID(g1)により切り換えられ、この切り換えスイッチ127の出力信号は、J−Kフリップフロップ128のリセットパルスR1となる。Dフリップフロップ82、83、およびANDゲート85で生成された、記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジが検出され、このパルスが、J−Kフリップフロップ128のセットパルスS1となる。このJ−Kフリップフロップ128の出力信号は、E/D IDを識別するID(g1)となる。
【0102】
図14は、図12のブロック構成例、すなわち第3の実施例のタイミングチャートである。最初、Eデータフレームとすると、最後のサンプルデータ時点は、先に説明した領域G4に位置する。領域G4は、記録基準信号FLIDの立ち上がりエッジe1より、時間的に、後にあるので、ここで、ID(g1)は、リセットされ `0' となり、次のフレームは、Dデータフレームであることが分かる。また、セットパルスS2は、領域G4に位置し、ID(g2)は、 `1' のままである。
【0103】
また、リセットパルスR3も領域G4に位置し、ID(g3)は、 `0' のままである。これにより、切り換えスイッチ121〜127が切り換えられ、その結果、次のフレームは、D2データフレームとなる。すなわち、D2データフレームデコード回路114が選択され、カウンタ112は、計測を行い、最後のデータサンプルは、領域G3となり、次のフレームは、Eデータフレームであることが分かる。この時点で、ID(g2)は、リセットされ、 `0' となるが、ID(g3)は、変化せず `0' のままである。すなわち、次のフレームは、E1データフレームとなる。
【0104】
以上のように、この発明は、ID信号を、3ビットにしても、適用することが出来る。さらに、ビット数を増加させることも可能である。
【0105】
この実施例では、オーディオ信号を用いたが、オーディオ信号に限らずビデオ信号、静止画、およびスチール画等に対して、この発明を用いることも何ら問題はない。
【0106】
さらに、また、この実施例では、サンプリング周波数を48kHzとしたが、48kHzに限らずサンプリング周波数を適用することも可能である。
【0107】
【発明の効果】
この発明によれば、記録基準信号のエッジ検出、複数のフリップフロップ、および数ビットのカウンタ等の比較的簡単な構成でビデオ信号と、音声信号の同期用の識別信号を発生させることができる。
【0108】
また、サンプリング周波数と記録基準信号の周波数との関係が整数比でないディジタル情報信号を記録するときに、記録されるサンプルデータ数を識別する識別信号を共に記録することができ、さらに再生時に記録されている識別信号を再生することによって共に記録されているサンプルデータ数が変化しても同期を取り、再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のブロックの構成を示す略線図の一例である。
【図2】この発明のトラックの構成を示す略線図の一例である。
【図3】この発明のフレームの構成を示す略線図の一例である。
【図4】この発明のトラック内のインタリーブを示す略線図の一例である。
【図5】この発明のトラック間のインタリーブを示す略線図の一例である。
【図6】この発明の記録側の構成を示すブロック図の一実施例である。
【図7】この発明のE/D ID生成回路の概略的なブロック図の一実施例である。
【図8】この発明のE/D ID生成回路の構成を示すブロック図の一実施例である。
【図9】この発明のE/D ID生成回路のタイミングチャートを示す一例の略線図である。
【図10】この発明のE/D ID生成回路の他の構成を示すブロック図の一実施例である。
【図11】この発明のE/D ID生成回路の他のタイミングチャートを示す一例の略線図である。
【図12】この発明のE/D ID生成回路の変形実施例の構成を示すブロック図の一実施例である。
【図13】この発明のE/D ID生成回路の変形実施例のタイミングチャートを示す一例の略線図である。
【図14】この発明のE/D ID生成回路の変形実施例のタイミングチャートを示す一例の略線図である。
【図15】従来の記録システムの概略的なブロック図の一例である。
【図16】従来の再生システムの概略的なブロック図の一例である。
【図17】従来の再生側のサンプリング周波数fs系クロック生成PLL回路のブロック図の一例である。
【図18】従来の記録/再生システムのタイミングチャートの略線図の一例である。
【符号の説明】
23 エッジ検出回路
24、27 カウンタ
25 ゲート発生回路
26 フリップフロップ
28 デコード回路
29 セレクタ
Claims (2)
- サンプリング周波数と記録基準信号の周波数との関係が整数比でないディジタル情報信号を記録するディジタル信号記録装置において、
上記記録基準信号の各周期でのディジタル情報信号のサンプルデータ数を、上記サンプリング周波数を上記記録基準信号の周波数で除算して得られる商に近い整数値である標準サンプルデータ数と複数の差分とによって得られる、上記標準サンプルデータ数より大きい複数のサンプルデータ数と、上記標準サンプルデータ数より小さい複数のサンプルデータ数とに設定するサンプルデータ数設定手段と、
設定された上記大きい複数のサンプルデータ数および上記小さい複数のサンプルデータ数を識別するための複数の識別信号を発生する識別信号発生手段と、
上記サンプルデータ数と、上記サンプルデータ数を識別するための識別信号とをそれぞれ所定領域にともに記録する記録手段とを備え、
上記記録基準信号の複数周期期間に上記サンプルデータ数設定手段により設定されたサンプルデータ数の平均値が、上記標準サンプルデータ数と等しくなる
ようにしたことを特徴とするディジタル信号記録装置。 - サンプリング周波数と記録基準信号の周波数との関係が整数比でないディジタル情報信号を記録するディジタル信号記録再生装置において、
上記記録基準信号の各周期でのディジタル情報信号のサンプルデータ数を、上記サンプリング周波数を上記記録基準信号の周波数で除算して得られる商に近い整数値である標準サンプルデータ数と複数の差分とによって得られる、上記標準サンプルデータ数より大きい複数のサンプルデータ数と、上記標準サンプルデータ数より小さい複数のサンプルデータ数とに設定するサンプルデータ数設定手段と、
設定された上記大きい複数のサンプルデータ数および上記小さい複数のサンプルデータ数を識別するための複数の識別信号を発生する識別信号発生手段と、
上記サンプルデータ数と、上記サンプルデータ数を識別するための識別信号とをそれぞれ所定領域にともに記録する記録手段とを有する記録部と、
再生された信号を復調する信号復調手段と、
復調された上記信号のうちディジタル情報信号および識別信号を検出する信号検出手段と、
検出された上記識別信号に基づいて分周器を切り換えて再生同期信号と同期したクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、
生成された上記クロック信号に基づいて記録された上記ディジタル情報信号を再生する信号再生手段とを有する再生部とを備え、
上記記録基準信号の複数周期期間に上記サンプルデータ数設定手段により設定されたサンプルデータ数の平均値が、上記標準サンプルデータ数と等しくなる
ようにしたことを特徴とするディジタル信号記録再生装置。
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