JP3652614B2 - 横型製袋充填装置 - Google Patents

横型製袋充填装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3652614B2
JP3652614B2 JP2001046980A JP2001046980A JP3652614B2 JP 3652614 B2 JP3652614 B2 JP 3652614B2 JP 2001046980 A JP2001046980 A JP 2001046980A JP 2001046980 A JP2001046980 A JP 2001046980A JP 3652614 B2 JP3652614 B2 JP 3652614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaged
transfer
film
conveyor
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001046980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002249105A (ja
Inventor
勲 齋藤
充洋 岡崎
Original Assignee
株式会社フジキカイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フジキカイ filed Critical 株式会社フジキカイ
Priority to JP2001046980A priority Critical patent/JP3652614B2/ja
Publication of JP2002249105A publication Critical patent/JP2002249105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3652614B2 publication Critical patent/JP3652614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被包装物を包装する横型製袋充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被包装物を複数個単位の集積状態で包装して包装体を得るための横型製袋充填装置として、特公平6−104490に記載された技術を用いた横型製袋充填装置が知られている。
当該発明に記載の技術では、移送コンベヤによって移送される複数のワークが、まず、累積コンベヤの上下の駆動ベルトの間で挟まれる。このとき、累積コンベヤの移送速度は、移送コンベヤの移送速度よりも低速に設定されているので、複数のワークは前後に当接して蓄積された状態となる。次に、累積コンベヤによって蓄積された状態となった複数のワークは、その累積コンベヤと同速度で駆動する分割用コンベヤに移送される。そして、分割用コンベヤの上下の駆動ベルトの間に所定数のワークが挟まれると、分割用コンベヤの移送速度を一時的に加速させて、その所定数のワークを後続する他のワークから引き離した状態とする。これにより、包装機にはワークが複数個単位の集積状態で分離した状態で供給されることとなり、複数個単位の集積状態でのワークが包装された包装体を連続して得ることができる。
【0003】
しかし、前述した従来の技術では、例えば移送コンベヤによって移送されるワークが欠品になると、累積コンベヤにワークが所定数蓄積される前に、下流側の分割コンベヤに向けて移送されてしまうことがある。この場合、包装機にワークが複数個単位の集積状態で供給されないので、不良品が発生してしまう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題を解決するために創案されたものであり、移送コンベヤで移送される被包装物が欠品となった場合でも、複数個単位の集積状態で被包装物が内包された包装体を得ることのできる横型製袋充填装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、各請求項に記載の発明が構成される。
請求項1に記載の横型製袋充填装置は、被包装物を所定間隔毎に移送するための移送コンベヤを備えている。請求項1に記載の横型製袋充填装置では、移送コンベヤに被包装物が供給される上流側から下流側に向かって、移送コンベヤ、載置部、フィルム移送手段、シール手段とが順に配置しており、移送コンベヤ及び載置部を通過した被包装物が筒状フィルムに複数個単位の集積状態で供給されることによって、製品である包装体が連続的に得られるように構成されている。
【0006】
移送コンベヤによって上流側から移送された被包装物は、まず、載置部に載置される。ここで「載置部」とは、移送されてきた被包装物を筒状フィルムに供給することなく載置して移送休止状態にしておける平滑なベッド(台)等によって構成されるものである。
例えば、載置部に1つの被包装物が載置されると、次に移送されてきた被包装物は、既に載置部に載置されている1つ目の被包装物を押し出すようにしながら移動する。すると、載置部を移動する2つの被包装物は前後に当接した集積状態となる。このように、載置部では、次々と移送されてくる被包装物が、既に載置されている前の被包装物を押し出しながら移動するので、所定数の被包装物を集積した状態とすることができる。
【0007】
載置部で集積状態とされた被包装物は、次に、「移動手段」によって移動される。この「移動手段」は、被包装物を押し出す等によって、その被包装物を載置部から集積状態で下流側へ向けて移動させるための手段である。「移動手段」は、例えば、被包装物を押し出すための押し出し部材を、周回するコンベヤチェーンに等間隔に配設した装置として構成することができる。コンベヤチェーンに設けられた押し出し部材が載置部の上を通過すると、その押し出し部材は集積状態となっている所定数の被包装物を下流側に向けて移動させる。
本発明における「移動手段」は、載置部によって集積状態とされた所定数の被包装物を下流側に向けて移動させ、筒状フィルムに複数個単位の被包装物を集積状態で供給できるように構成されている。そして、筒状フィルムに供給された複数個単位の被包装物を挟む前後の位置にシール手段によってシールが施されることにより、複数個単位の被包装物が内包された包装体を連続的に得ることができるようになっている。
【0008】
請求項1に記載の横型製袋充填装置はさらに、移送コンベヤで移送される被包装物の有無を検出するための被包装物検出手段と、その被包装物検出手段から発信された信号を受け取る制御手段とを備えている。例えば、移送コンベヤに被包装物を供給する供給設備からの送り込みにバラツキが発生し、移送コンベヤで移送されるべきはずの被包装物に欠品が生じてしまった場合には、筒状フィルムには所定数の被包装物が供給されず、得られた包装体が不良品となる等の問題が発生する。しかし、請求項1に記載の横型製袋充填装置では、被包装物検出手段から発信された信号を受け取った制御手段が、移送コンベヤ上の被包装物の欠品を検出する。そして、移送コンベヤ上の被包装物の欠品を検出した後、その移送コンベヤの移送距離が、被包装物検出手段が設けられた位置から載置部への受け渡し位置までの距離に達するタイミングに基づいて、移動手段とフィルム移送手段とシール手段とを待機状態にさせるための待機信号を発信する。ここで、移送コンベヤの「移送距離」とは、移送コンベヤ上で移送される被包装物が進行する距離を指しており、「被包装物検出手段が設けられた位置」とは、移送コンベヤに被包装物検出手段が設置された位置のことであり、「載置部への受け渡し位置」とは、移送コンベヤの終端部から載置部への被包装物の受け渡し位置を指している。つまり、制御手段は、移送コンベヤ上のある位置において被包装物が欠品であると検出された後に、その移送コンベヤをさらに「被包装物検出手段が設置された位置から載置部への受け渡し位置」に対応した距離だけ進行させてから、移動手段とフィルム移送手段とシール手段とを待機状態にするための待機信号を発信することになる。このようにして待機信号が発信されることにより、移送コンベヤの、被包装物検出手段であるセンサー等が設置された位置から下流側にある被包装物のすべてを載置部に受け渡した後に、移動手段とフィルム移送手段とシール手段とを待機状態にさせることができる。なお、ここでいう「待機状態」とは、移送コンベヤ上の被包装物が欠品となっている間だけ、移動手段とフィルム移送手段とシール手段とが一時的に減速または停止されている状態を指している。これらの機器が「待機状態」とされると、被包装物が欠品である間は筒状フィルムのシール動作が行われないため、被包装物が供給されていない空袋の発生を防止することができる。また、1包装分の集積数に満たない範囲での欠品が連続で発生した場合であっても、横型製袋充填装置を1包装サイクル分の全期間にわたり待機状態とする必要がなく、上記被包装物が欠品である間のみ待機状態として、効率的な包装作業を行うことが可能となる。また、移動手段は、筒状フィルムの移送速度と同一またはわずかに速い送り出し速度として設定されているため、集積状態で筒状フィルムに供給された被包装物が分離してしまうのを防止すると共に安定した受け渡しを達成することができる。そして、制御手段は、移送コンベヤによって所定数たる集積個数に対する最後の被包装物が移送された場合に、上記待機状態とされている移動手段を、この最後の被包装物が移送コンベヤの終端から載置部に受け渡されるタイミングで始動させるための起動信号を発信する。更に、制御手段は、この移動手段の動作開始後において、載置部によって蓄積された被包装物が移動手段によって筒状フィルムへ送り込まれる前のタイミングで上記待機状態とされているフィルム移送手段とシール手段とを起動状態にするための起動信号を発信する。このように、載置部によって蓄積された被包装物が下流側に向けて移動される前のタイミングに合わせて、筒状フィルムが下流側へ向けて移送され始めることにより、載置部から筒状フィルムへの被包装物の受け渡しがスムーズになる。これにより、被包装物の底面と筒状フィルムとが受け渡しの際に擦れる等の不具合が発生するのを防止することができる。
【0009】
請求項2に記載の横型製袋充填装置では、移送コンベヤは、被包装物の後部を押して移送する構成とされている。また、移動手段は、被包装物を搬送休止状態で載置可能な台からなる載置部によって集積状態とされた所定数の被包装物の前後を当接して下流側に向けて送り出すパドルを備えた構成とされている。そして、移動手段の送り出し速度は、移送コンベヤによって移送されてきた被包装物が載置部上で所定数の集積状態とされる毎に、パドルが載置部上を一度だけ通過する速度として設定されている。これにより、前後に当接した所定数の被包装物が筒状フィルムに供給された際に分離してしまうのを防止すると共に安定した受け渡しを達成することができる。
【0010】
請求項3に記載の横型製袋充填装置では、更に、移送コンベヤで移送される被包装物の現在位置、及び移動手段での被包装物の送り込み位置を認識可能に機能する第1、第2エンコーダが設けられている。そして、制御手段は、第1エンコーダの信号を受信して移動手段とフィルム移送手段とシール手段との待機信号を発信すると共に、移動手段を待機状態から起動状態にする起動信号を発信する。また、制御手段は、第2エンコーダの信号を受信して、フィルム移送手段とシール手段とを待機状態から起動状態にする起動信号を発信する。これにより、制御手段は、第1エンコーダからの受信信号による情報に基づいて、移送コンベヤと被包装物の現在位置を常時監視して、例えば被包装物が移送コンベヤの終端から載置部に受け渡されるタイミング等を好適に判別することができる。また、第2エンコーダからの受信信号による情報に基づいて、移動手段での被包装物の送り込み位置を常時監視して、例えば被包装物が移動手段によって筒状フィルムへ送り込まれる前のタイミング等を好適に判別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施の形態における横型製袋充填装置1の概略構成図である。図2は、移送コンベヤ7及び接続コンベヤ2付近を拡大して現した横型製袋充填装置1の概略構成図である。
図1及び図2に示すように、本発明における横型製袋充填装置1は、被包装物Wを上流側から下流側に向けて一定間隔毎に移送する移送コンベヤ7と、その移送コンベヤ7によって移送されてきた被包装物Wを一時的に載置して移送休止状態にするためのベッド8と、ベッド8によって移送休止状態とされた所定数の被包装物Wを集積状態で下流側に向けて移動させるための接続コンベヤ2とを備えている。接続コンベヤ2によって下流側に移動された被包装物Wが、フィルム送りローラ4によって移送される筒状フィルム13の内部に供給され、センターシール機構5及びエンドシール機構6によってシールが施されることにより、製品である包装体14が連続的に得られるように構成されている。
【0012】
移送コンベヤ7は、横型製袋充填装置1の上流側に配置された供給設備(図示していない)または人手によって定量供給される被包装物Wを所定の間隔でかつ一定の速度で下流側に向けて移送するための装置であり、一定の速度で周回する無端チェーン20と、その無端チェーン20に等間隔で配設される複数の搬送バー21とによって構成されている。本実施の形態では、図1及び図2に示すように、供給設備等から供給された被包装物Wが、搬送バー21に後部を押されながら下流側に移送され、移送コンベヤ7の終端に接続されたベッド8に1つずつ受け渡されるように構成されている。
無端チェーン20はその両端部においてスプロケット22(一方のみ図示)に噛み合いながら周回するように構成されている。スプロケット22の回転軸にはエンコーダEC1が設けられ、回転軸の回転量(ある時間の合計回転数)もしくは回転位置がエンコーダEC1によって電気信号に変換されてマイクロコンピューター等で構成される制御手段50へ出力されるように構成されている。
また、移送コンベヤ7には、物品の有無を検出する物品検出センサS1が設置されている。物品検出センサS1としては例えば光センサ等が用いられる。物品検出センサS1は、物品である被包装物Wの通過を検出したときに制御手段50へ所定の電気信号を出力するように構成されている。
【0013】
ベッド8は、移送コンベヤ7から受け渡された被包装物Wを蓄積して集積状態とするための平滑な台である。
図2に示す横型製袋充填装置1では、ベッド8の上に被包装物W1が1つだけ載置されて移送休止状態となっている。次に、2つ目の被包装物W2がベッド8の上に移送されてくると、2つ目の被包装物W2はベッド8上に既に載置されている1つ目の被包装物W1を押し出すようにしながら移動する。すると、ベッド8上では、2つの被包装物W1、W2が前後に当接した集積状態とされながら、下流側に向けて移動することになる。
2つの被包装物W1、W2を前後に当接した集積状態とするためには、図2に示すように、ベッド8は1つ目の被包装物W1を載置しておけるだけの大きさを有していれば十分である。被包装物W1がベッド8に1つだけ載置されていれば、2つ目の被包装物W2がその1つ目の被包装物W1を下流側に向けて押し出す際に、集積状態とされた2つの被包装物W1、W2が移動手段2によってそのまま下流側の筒状フィルム13へ移動されるからである。
【0014】
接続コンベヤ2は、ベッド8に載置されて移送休止状態とされた被包装物Wと、新たに移送コンベヤ7から送り込まれた2つ目の被包装物Wを集積状態で筒状フィルム13に向けて移動させるための装置であり、被包装物Wの後部を押し出して移動させるための3枚のパドル23が、一定の速度で周回するコンベヤチェーン24に等間隔に3枚配設されることによって構成されている。コンベヤチェーン24はその両端部においてスプロケット25に噛み合いながら周回するように構成されており、コンベヤチェーン24が周回すると共に回転するスプロケット25の回転軸の回転位置がエンコーダEC2によって電気信号に変換され、そのエンコーダEC2からの電気信号が制御手段50へ出力されるように構成されている。制御手段50は、エンコーダEC2から受け取ったスプロケット25の回転軸の回転位置についての情報に基づいて、3枚のパドル23の位置を認識できるようになっている。
【0015】
接続コンベヤ2の3枚のパドル23は、移送コンベヤ7の複数の搬送バー21と略同じ間隔(ピッチ)で取付けられている。すなわち、搬送バー21のピッチP1と、パドル23のピッチとが、直線距離にして比較したときに略等しくなるように構成されている。そして、移送コンベヤ7の移送速度V1(移送コンベヤ7で移送される被包装物Wの進行速度)は、接続コンベヤ2の送り出し速度V2(ベッド8上の被包装物Wがパドル23によって押し出される速度)の約2倍となるように設定されている。これにより、移送コンベヤ7によって移送されてきた2つの被包装物Wがベッド8上で集積状態にされる毎に、接続コンベヤ2のパドル23がベッド8の上を一度だけ通過する運転がなされるように設定されている。
搬送バー21のピッチP1と、パドル23のピッチは略等しくなるように構成されているので、例えばベッド8上で3つの被包装物Wが集積状態とされる毎に、下流側に向けてそれらをパドル23によって移動させたい場合には、移送コンベヤ7の移送速度V1を、接続コンベヤ2の送り出し速度V2の約3倍となるように設定すればよい。さらに同じように、ベッド8上でN個の被包装物W(Nは任意の自然数)が集積状態とされる毎に、下流側に向けてそれらを移動させたい場合には、移送コンベヤ7の移動速度V1を、接続コンベヤ2の送り出し速度V2の約N倍となるように設定すればよい。もちろんこの場合には、ベッド8の大きさを、少なくともN−1個の被包装物Wを前後に当接した状態で載置しておける大きさを有するように構成する必要がある。
尚、移送コンベヤ7の移送速度V1と、接続コンベヤ2の送り出し速度V2、並びに被包装物Wの搬送ピッチとの関係は、必ずしも上記した関係に設定される必要はなく、集積移送に支障のない範囲において適宜設定されればよい。また、接続コンベヤ2の送り出し速度V2は、横型製袋充填装置1の連続運転において筒状フィルム13が連続移送される速度を基準に設定されるもので、該フィルム速度と同一かわずかに速い速度とされることが好ましい。
【0016】
接続コンベヤ2のパドル23によって押し出された2つの被包装物Wは、下流側で移送されている筒状フィルム13の内部に供給される。
筒状フィルム13は、ロール状に巻かれたフィルム供給源10から、複数のガイドローラ11を介して繰出しローラ11aによって引き出された帯状フィルム12が、製袋手段3によって筒状に成形されたものである。
被包装物Wが供給された筒状フィルム13は、長手方向重合端縁部を一対のフィルム送りローラ4によって挟持されながら、下流側に配置するセンターシール機構5及びエンドシール機構6へ移送される。一対の加熱シールロールを有するセンターシール機構5によって、筒状フィルム13の長手方向重合端縁部には縦シール(センターシール)が連続的に施される。センターシール機構5のさらに下流側にはエンドシール機構6が配設されており、筒状フィルム13の上下に配置された一対のシール体6a、6bの噛合いによって、筒状フィルム13中に供給された2つの被包装物Wの前後の所要位置に横シール(エンドシール)が施される。本実施の形態におけるエンドシール機構6は、一対のシール体6a、6bが、筒状フィルム13を間に挟みながら噛み合って、筒状フィルム13の移送方向に向けて一定の区間だけ水平移動することによりその噛み合った状態を所定時間維持できるように構成されたボックスモーション式のものを採用している。また、一対のシール体6a、6bにはカッターが内装されており、筒状フィルム13にエンドシールを施すと共に一包装長毎に切断し、被包装物Wを2つずつに包装した包装体14を連続的に得られるように構成されている。
尚、筒状フィルム13の下流側への移送速度は、接続コンベヤ2の送り出し速度V2と同一か若干遅い速度に設定されるのが好ましい。前後に当接した2つの被包装物Wが、筒状フィルム13に供給された際に分離してしまうのを防止すると共に安定した受け渡しを達成するためである。
【0017】
以上に述べたように、本実施の形態における横型製袋充填装置1では、ベッド8によって蓄積された被包装物Wを移動手段2によって移動させるだけで、筒状フィルム13に複数個単位(本実施の形態では2つずつ)の被包装物Wを集積状態で供給することができる。そのため、従来の技術のように、2つのコンベヤを直列に配置して、複数の被包装物の移送速度に差を設けることにより複数個単位の集積状態に仕分けする等といった操作をする必要がない。また、筒状フィルム13へ供給する直前で被包装物Wを集積状態にするので、搬送コンベヤその他複数のコンベヤで集積された被包装物Wを所定間隔毎に搬送するための搬送間隔を大きく設定する必要がなく、従って、筒状フィルム13までのコンベヤ機長を可能な限り短縮できる利点がある。更に、ベッド8によって集積状態とされた被包装物Wを移動させるための手段である接続コンベヤ2は、移送コンベヤ7、ベッド8、フィルム送りローラ4、センターシール機構5とが順番に並ぶ直列状の配置からは分離させて並列な関係となるように配置することが可能であり、これらすべてを合わせた横型製袋充填装置1の全体の機長を、従来の横型製袋充填装置に比べて短縮することが可能となっている。横型製袋充填装置1の機長が短縮されると、設備を設置するために必要とするスペースが小さくなり、かつ、メンテナンスするのに要する労力が軽減される効果がある。
【0018】
次に、横型製袋充填装置1を構成する各機器の駆動及び制御の態様について説明する。
前述したように、移送コンベヤ7は、無端チェーン20に複数の搬送バー21が等間隔に配設されて構成されている。また、接続コンベヤ2は、コンベヤチェーン24に複数のパドル23が等間隔に配設されて構成されている。無端チェーン20及びコンベヤチェーン24の両端部には、スプロケット22、25がそれぞれ噛み合っている。
移送コンベヤ7のスプロケット22の回転軸には回転量を検出するためのエンコーダEC1が設けられており、スプロケット22の回転軸の回転量もしくは回転位置についての情報を制御手段50に出力する。制御手段50は、スプロケット22の回転軸の回転量の情報に基づいて、搬送バー21並びに被包装物Wの現在位置を認識できるようになっている。また、接続コンベヤ2のスプロケット25の回転軸にはエンコーダEC2が設けられており、エンコーダEC2からの電気信号を受け取った制御手段50が、スプロケット25の回転軸の回転位置についての情報に基づいて、コンベヤチェーン24上に配設された3枚のパドルの位置を認識できるようになっている。
【0019】
無端チェーン20及びコンベヤチェーン24は、それぞれが、スプロケット22、25、チェーン27、並びにギア列28等の連結手段を介してモータM1に連結されており、モータM1の駆動力がそれらの連結手段を介して伝達されることにより、それぞれ一定の速度で周回されるように構成されている。モータM1はインバータ制御によって回転速度(単位時間当たりの回転数)が可変であり、無端チェーン20及びコンベヤチェーン24の周回速度を、例えば被包装物Wの単位時間当りの処理数量等に合わせて任意に設定できるようになっている。
コンベヤチェーン24とモータM1との連結は、電磁クラッチCL1のON/OFF動作によって一時的に切断することが可能となっている。これにより、モータM1が動作しているときでも、コンベヤチェーン24の周回動作を停止させることができるように構成されている。
【0020】
マイクロコンピューター等で構成される制御手段50は、横型製袋充填装置1の制御を行うための装置であり、横型製袋充填装置1の各箇所に設けられたセンサー等から電気信号を受け取り、各機器に対して運転または停止等の動作を行わせるための命令信号を所定のタイミングで送信する役割を有している。
例えば、移送コンベヤ7に被包装物Wを定量供給するための供給設備の不具合等により、移送コンベヤ7の被包装物Wに欠品が生じた場合には、筒状フィルム13へ所定数の被包装物Wが供給されずに、不良品が発生してしまう場合がある。このような不良品の発生を防止するために、本実施の形態における横型製袋充填装置1では、移送コンベヤ7の被包装物Wの欠品を検出した制御手段50が、所定のタイミングで、接続コンベヤ2、フィルム送りローラ4、繰出しローラ11a、エンドシール機構6の運転を自動的に停止させる停止制御が行われる。
【0021】
制御手段50によって行われる停止制御の態様について以下に説明する。
制御手段50は、物品検出センサS1から出力された電気信号を受信しており、その物品検出センサS1の前を通過する被包装物Wの有無を常時監視している。また、エンコーダEC1から出力された電気信号を受信しており、移送コンベヤ7の各搬送バー21の位置及び被包装物Wの現在位置も常時監視している。そして、これらの情報に基づいて、例えば、移送コンベヤ7の移送距離が1ピッチ(搬送バー21の配設間隔=ピッチP1の長さ)進行している間に被包装物Wの通過が一度も確認されなかった場合には、移送コンベヤ7の被包装物Wが「欠品」であること、すなわち、移送コンベヤ7に所定間隔毎に載置されていないことを判別する。
被包装物Wが欠品であることを判別した制御手段50は、その欠品である被包装物Waよりも下流側に既に載置されている被包装物Wがすべて移送コンベヤ7の終端からベッド8に受け渡され、かつ、その欠品であると判別された被包装物Waが本来であれば移送コンベヤ7の終端に達したはずのタイミング(図3に示す状態となったタイミング)で、接続コンベヤ2と繰出しローラ11aとフィルム送りローラ4とエンドシール機構6とを待機状態にさせるための待機信号を発信する。ここでいう「待機状態」とは、移送コンベヤ7上の被包装物Wが欠品となっている間だけ、接続コンベヤ2とフィルム送りローラ4と繰出しローラ11aとエンドシール機構6とが減速または停止した状態となることであり、「待機信号」とは、これらの機構の駆動源であるモータを減速・停止させるための信号である。接続コンベヤ2とフィルム送りローラ4と繰出しローラ11aとエンドシール機構6とが「待機状態」とされることにより、移送コンベヤ7上の被包装物Wが欠品である間は筒状フィルム13のシール動作が行われないため、被包装物Wが供給されずに空袋となった不良包装品の発生を防止することができる。なお、本実施の形態では、センターシール機構5の加熱シールローラはフィルム送りローラ4と連動回転するように構成されているため、フィルム送りローラ4が待機状態とされるのに伴って、センターシール機構5の加熱シールローラも待機状態とされることになる。
接続コンベヤ2が図3に示す状態となったタイミングを判別するためには、物品検出センサS1によって被包装物Waの欠品が検出された後、移送コンベヤ7の移送距離が、物品検出センサS1からベッド8への受け渡し位置までの距離(図3のL1に相当する距離)に達したタイミングを判別することにより決定することができる。移送コンベヤ7の移送距離が図3のL1に相当する距離に達するタイミングは、エンコーダEC1からの情報に基づいて、移送コンベヤ7の搬送バー21と被包装物Wの現在位置を常時監視している制御手段50によって決定することができる。
【0022】
上記した停止制御によれば、フィルム送りローラ4、繰出しローラ11a、並びにエンドシール機構6の各1包装サイクル(フィルム送りローラ4、繰出しローラ11aとによりフィルムを1包装長分移送する期間もしくはエンドシール機構6が1旋回する期間)中の被包装物Wの欠品により、集積に必要な被包装物Wを連続供給できない場合(実施例では、2個の集積分について1個の被包装物Wが欠品となっている場合)であっても、フィルム送りローラ4、繰出しローラ11a、エンドシール機構6との各々を、1包装サイクルの全期間において待機状態にすることなく、被包装物Wが欠品となっている間だけ待機状態にすることができるので、被包装物Wの欠品に起因した包装稼働率の低下を最小限に抑制することができる。また、欠品である被包装物Waよりも下流側の被包装物Wをすべてベッド8に受け渡してから筒状フィルム13への送り込みを休止することにより、例えば、欠品である被包装物Waよりも上流側の被包装物Wがさらに欠品であるような状態が続いている場合でも、移送コンベヤ7のみを空運転させておくことができる。そして、移送コンベヤ7への被包装物Wの定量供給が再開されて、最初に供給された被包装物Wがベッド8に受け渡されたタイミングで接続コンベヤ2の動作を再開させるようにすれば、結果的に、移送コンベヤ7上の被包装物Wが欠品である間でのみ、接続コンベヤ2と繰出しローラ11aとフィルム送りローラ4とエンドシール機構6とを待機状態にすることができる。これにより、不良品である空袋の発生が効率的に防止されることになる。
なお、接続コンベヤ2を一時的に待機状態にするためには、電磁クラッチCL1をOFFとすることにより、モータM1とコンベヤチェーン24との連結を一時的に切断し、コンベヤチェーン24の周回動作をブレーキによって単独で減速または停止させればよい。尚、移送コンベヤ7その他横型製袋充填装置1の各機構との同期のズレを防止するために電磁クラッチCL1は1ポイントの噛み合いクラッチを採用することが好ましい。
また、繰出しローラ11aとフィルム送りローラ4とエンドシール機構6を一時的に待機状態にするためには、それらを個別に駆動させているサーボモータSM1、SM2、SM3に対して制御手段50から減速・停止信号を発信するようにすればよい。このとき、例えば、移送コンベヤ7上の被包装物Wが集積数N(Nは任意の自然数)に対してN−1の範囲で連続欠品となる場合(実施例においては欠品が1つだけである場合)には、これらのサーボモータSM1、SM2、SM3に対して減速信号が発信されたとしても、1包装サイクル期間内に運転を再開させるための増速起動信号がすぐに発信されるため、完全には停止した状態とはならずに運転が継続される場合もある。
【0023】
停止制御において、接続コンベヤ2と繰出しローラ11aとフィルム送りローラ4とエンドシール機構6を一時的に待機状態にさせた制御手段50は、移送コンベヤ7によって所望の集積個数に対する最後の被包装物Wが移送されてくると、接続コンベヤ2を始動させて、筒状フィルム13への被包装物Wの供給を再開させる。この、制御手段50が、接続コンベヤ2を再び始動させる際の制御である始動制御について以下に説明する。
物品検出センサS1から出力される電気信号により、物品検出センサS1の前を被包装物Wbが通過したことを判別した制御手段50は、その被包装物Wbが移送コンベヤ7の終端からベッド8に受け渡され始めるタイミング(図4に示した状態となったタイミング)で、接続コンベヤ2を始動させる。このようなタイミングは、物品検出センサS1の前を被包装物Wbが通過した後、移送コンベヤ7の移送距離が図4に示すL1、つまり、物品検出センサS1からベッド8への受け渡し位置までの間に対応した距離に達したタイミングを判別することによって決定できる。移送コンベヤ7で移送される被包装物Wの現在位置は、前述したように、エンコーダEC1から出力されたスプロケット22の回転軸の回転量についての情報に基づいて常時監視されているので、制御手段50によって被包装物Wがベッド8に至ったタイミングを判別することができる。接続コンベヤ2を始動させるためには、電磁クラッチCL1をONにして、モータM1とコンベヤチェーン24とを再び連結させるようにすればよい。
【0024】
制御手段50は、接続コンベヤ2を始動させた後、さらに所定のタイミングで、繰出しローラ11a、フィルム送りローラ4、エンドシール機構6を起動状態にするための増速起動信号を、それらの機構の駆動源であるサーボモータSM1、SM2、SM3に出力する。これらの機構に増速起動信号を出力するタイミングとしては、コンベヤチェーン24に配設された3枚のパドル23が図5に示す配置となる手前のタイミング、すなわち、ベッド8に載置された2つの被包装物Wが筒状フィルム13に移送される前の所定のタイミングであることが好ましい。このようなタイミングで増速起動信号が出力されるようにすれば、被包装物Wが筒状フィルム13に供給され始める時期に対応して、その筒状フィルム13を移送させるサーボモータが増速起動される。そして、被包装物Wが筒状フィルム13に供給されるのに合わせて、その筒状フィルム13が下流側に向けて移送される速度を連続運転時の定速域に至らせることができるので、被包装物Wの底面と筒状フィルム13との擦れに起因する位置ずれ等の不具合の発生を防止することができる。
なお、被包装物Wの送り込み位置に関するタイミングは、エンコーダEC2からの電気信号に基づいて、パドル23の位置を常時監視している制御手段50によって決定することができる。
また、増速起動信号によってフィルム送りローラ4が起動状態にされると、そのフィルム送りローラ4に連動しているセンターシール機構5における加熱シールロールも同時に起動状態にされることになる。
【0025】
以上に説明した実施の形態において、接続コンベヤ2が本発明における「移動手段」対応し、ベッド8が「載置部」に対応し、物品検出センサS1が「被包装物検出手段」に対応し、繰出しローラ11a及びフィルム送りローラ4が「フィルム移送手段」に対応し、エンドシール機構6が「シール手段」に対応している。
【0026】
本発明は上記実施の形態に示した態様に限定するものではない。
実施の形態では、移送コンベヤ7の移送距離が「物品検出センサS1からベッド8への受け渡し位置までの距離(図3、図4のL1)」に達するタイミングを判別する手段として、スプロケット22の回転軸に設けられたエンコーダEC1を利用している例を示したが、このように限定するものではない。このようなタイミングを決定するための手段としては、この他にも例えば、移送コンベヤ7の移送距離がL1に達するまでに要する時間T1を予め移送コンベヤ7の移送速度V1から計算しておいて、物品検出センサS1によって被包装物Wの欠品が検出された後に時間T1が経過したときのタイミングとして、タイマーやクロックパルス信号等を用いて決定することもできる。
【0027】
実施の形態ではベッド8が平滑な台によって構成されている例を示したが、一時的に所定数の被包装物Wを載置して集めておくことのできる機能を有したものであればよく、このようなものに限定しない。例えば、被包装物Wを受け渡すためのベルトコンベヤ等を一時的に停止状態にしておいて、ベッド8の替わりに「載置部」として利用することもできる。その場合には、接続コンベヤ2を省略することも可能であり、ベルトコンベヤにエンコーダを付設して回転量を検出することで、「移動手段」も兼ねさせることができる。
【0028】
移送コンベヤ7は、被包装物Wを搬送バー21によって押し出す形式のコンベヤである例を示したが、被包装物Wを所定の間隔で移送できるコンベヤであればよく、その他にも例えば、被包装物Wの前後を挟みながら移送したり、被包装物Wの前部のみを支持しながら移送する形式のコンベヤを利用することができる。また、実施の形態では、移送コンベヤ7での被包装物Wの搬送単位を1個ずつとしたが、これに限らず、複数の被包装物からなる被包装物群を所定間隔毎に搬送し、この被包装物群単位を複数集積する場合にも本発明を適用できる。
【0029】
接続コンベヤ2は、ベッド8の上方に配置された例を示したが、例えば、ベッド8の一側方や両側方に配置されていてもよく、実施の形態で示した態様に限定するものではない。接続コンベヤ2は、移送コンベヤ7及びベッド8と直列的な配置とならず、かつ、ベッド8(載置部)に載置された被包装物Wを下流側に向けて移動させることのできる手段であればどのような装置が用いられてもよい。
【0030】
実施の形態では、フィルム供給源10が下方に配置され、このフィルム供給源10から引き出された帯状フィルム12が筒状に成形される方式の横型製袋充填装置1である例を示したが、このような方式のものに限定されず、その他にも、各種の方式の横型製袋充填装置に本発明を適用することができる。
【0031】
エンドシール機構6は、筒状フィルム13を挟んだ一対のシール体6a、6bが一定区間水平移動するボックスモーション方式を採用したものである例を示したが、回転方式のエンドシール機構が採用された横型製袋充填装置等、その他各種シール方式が採用された横型製袋充填装置に本発明を適用できる。例えば、加熱されたシール体が上下に移動して筒状フィルム13を挟む方式のエンドシール機構が採用された横型製袋充填装置に対して本発明を適用することができる。
【0032】
繰出しローラ11a、フィルム送りローラ4、エンドシール機構6がそれぞれ別個のサーボモータSM1、SM2、SM3で駆動される例を示したがこのような態様に限定するものではない。また、センターシール機構5は、フィルム送りローラ4に連動して共通のサーボモータSM2によって駆動される例を示したが、このような態様に限定するものではない。これらの機構は、例えばギアやチェーン等を介して一つのサーボモータに連結されることによって、連係して駆動されるように構成することもできる。
【0033】
接続コンベヤ2は、電磁クラッチCL1のON/OFF動作によって、モータM1からは独立に停止できるように構成した例を示したが、このような態様に限定するものではない。例えば、接続コンベヤ2を駆動させるためのモータを、移送コンベヤ7を駆動させるためのモータM1とは別個に設けて、移送コンベヤ7と接続コンベヤ2とを各々独立に始動・停止または増速起動、減速停止できるように構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、移送コンベヤで移送される被包装物が欠品となった場合でも、移送コンベヤでの複数搬送単位毎に被包装物を集積したもとで筒状フィルムに送り込んで、複数個単位の集積状態で被包装物が内包された包装体を得ることのできる横型製袋充填装置を実現することができる。
また、1包装分の集積数に満たない範囲での欠品数が連続で発生した場合であっても、横型製袋充填装置1包装サイクル分全期間に亘り待機状態とする必要がなく、効率的な包装作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における横型製袋充填装置の概略構成図である。
【図2】移送コンベヤ及び移動手段付近を拡大した横型製袋充填装置の概略構成図である。
【図3】停止制御によって接続コンベヤを待機状態にさせる際のタイミングを説明するための説明図である。
【図4】始動制御によって接続コンベヤを始動させる際のタイミングを説明するための説明図である。
【図5】繰出しローラとフィルム送りローラとエンドシール機構を起動状態にさせるタイミングを説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 … 横型製袋充填装置
2 … 接続コンベヤ
4 … フィルム送りローラ
5 … センターシール機構
6 … エンドシール機構
7 … 移送コンベヤ
8 … ベッド(載置部)
10 … フィルム供給源
11a … 繰出しローラ
12 … 帯状フィルム
13 … 筒状フィルム
14 … 包装体
23 … パドル
50 … 制御手段
W … 被包装物
S1 … 物品検出センサ
EC1、EC2 … エンコーダ
M1 … モータ
SM1、SM2、SM3 … サーボモータ
CL1 … 電磁クラッチ

Claims (3)

  1. 移送される筒状フィルムに被包装物を複数個単位の集積状態で供給し、その複数個単位の被包装物を挟む前後の位置にシールを施して包装体を得るための横型製袋充填装置であって、
    前記被包装物を移送するための移送コンベヤと、前記移送コンベヤによって移送される被包装物を蓄積する載置部と、前記載置部によって蓄積された被包装物を移動させ、前記筒状フィルムの移送速度と同一またはわずかに速い送り出し速度で前記筒状フィルムに所定数の被包装物を集積状態で供給するための移動手段と、前記被包装物が供給された筒状フィルムを下流側に向けて移送するフィルム移送手段と、前記フィルム移送手段によって移送される筒状フィルムにシールを施すためのシール手段と、前記移送コンベヤによって移送される被包装物の有無を検出するための被包装物検出手段と、制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記被包装物検出手段からの信号によって移送コンベヤ上の被包装物が欠品であることを判別した後、前記移送コンベヤの移送距離が、前記被包装物検出手段が設けられた位置から載置部への受け渡し位置までの距離に達するタイミングに基づき、前記移動手段と前記フィルム移送手段と前記シール手段とを待機状態にさせるための待機信号を発信し、前記移送コンベヤによって所定数たる集積個数に対する最後の被包装物が移送されて該被包装物が移送コンベヤの終端から載置部に受け渡されるタイミングで前記待機状態の移動手段を始動させるとともに、当該移動手段の動作開始後でかつ載置部によって蓄積された被包装物が移動手段によって筒状フィルムへ送り込まれる前のタイミングで前記待機状態のフィルム移送手段とシール手段とを起動状態にするための起動信号を発信することを特徴とした横型製袋充填装置。
  2. 請求項1に記載の横型製袋充填装置であって、
    前記移送コンベヤは前記被包装物の後部を押して移送する構成とされており、前記移動手段は被包装物を搬送休止状態で載置可能な台からなる載置部によって集積状態とされた所定数の被包装物の前後を当接状態で下流側に向けて送り出すためのパドルが配設された構成とされており、
    前記移動手段の送り出し速度は、前記移送コンベヤによって移送されてきた被包装物が載置部上で所定数の集積状態とされる毎に前記パドルが該載置部上を一度だけ通過する速度として設定されていることを特徴とした横型製袋充填装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の横型製袋充填装置であって、
    更に、前記移送コンベヤで移送される被包装物の現在位置、及び移動手段での被包装物の送り込み位置を認識可能に機能する第1、第2エンコーダが設けられ、前記制御手段は、前記第1エンコーダの信号を受信して前記移動手段と前記フィルム移送手段と前記シール手段との待機信号を発信すると共に、前記移動手段を待機状態から起動状態にする起動信号を発信し、また、前記第2エンコーダの信号を受信して、前記フィルム移送手段と前記シール手段とを待機状態から起動状態にする起動信号を発信することを特徴とした横型製袋充填装置。
JP2001046980A 2001-02-22 2001-02-22 横型製袋充填装置 Expired - Lifetime JP3652614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001046980A JP3652614B2 (ja) 2001-02-22 2001-02-22 横型製袋充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001046980A JP3652614B2 (ja) 2001-02-22 2001-02-22 横型製袋充填装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002249105A JP2002249105A (ja) 2002-09-03
JP3652614B2 true JP3652614B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=18908501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001046980A Expired - Lifetime JP3652614B2 (ja) 2001-02-22 2001-02-22 横型製袋充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3652614B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5232111B2 (ja) * 2009-09-16 2013-07-10 株式会社フジキカイ 物品供給装置
JP5947191B2 (ja) * 2012-09-20 2016-07-06 株式会社フジキカイ 横形製袋充填機および包装方法
JP7145456B2 (ja) * 2017-11-13 2022-10-03 株式会社川島製作所 製袋充填包装機
CN114735284B (zh) * 2022-04-28 2024-05-10 深圳威尔智能系统有限公司 标签自动分堆打包方法及装置
CN117262314B (zh) * 2023-11-23 2024-02-06 江苏环亚医用科技集团股份有限公司 一种基于输送设备的医疗辅材用包装机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002249105A (ja) 2002-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2484611B1 (en) Packaging machine and method
EP0941950B1 (en) Process for controlling the operation of machines for processing articles, for example for packaging food products, and the machine therefor
JPH0767922B2 (ja) 横型製袋充填包装機の被包装物供給装置
JP6786114B2 (ja) 搬送装置
JPH0575616B2 (ja)
JPH0617168B2 (ja) シート層搬送装置
EP0640526A1 (en) Method and device for manipulating a stream of products
JPS58212516A (ja) 物品の集積移送装置
JP3652614B2 (ja) 横型製袋充填装置
JPH0457708A (ja) 横型製袋充填包装機
US5042229A (en) Method and apparatus for controlling a driving system of a packaging apparatus
JP2553992B2 (ja) 供給物品のアキュームレーション装置
US6994206B2 (en) Apparatus for feeding rolls of cut products to a wrapper
JP4133087B2 (ja) 包装システム
JP5478112B2 (ja) 物品供給装置
JP4592275B2 (ja) 包装機の製品供給装置
JP4536078B2 (ja) シート成形設備
JP3857385B2 (ja) 間欠及び連続搬送手段間の中継装置
JP3989308B2 (ja) 被搬送品の貯留装置
JP6117739B2 (ja) 横形製袋充填機およびその制御方法
JP2852507B2 (ja) 横型製袋充填包装機の物品供給装置
JPH06321318A (ja) 物品集積供給方法および装置
CN107985672A (zh) 自动整理系统的控制方法
JP3546352B2 (ja) 横型製袋充填機における物品位置ズレ防止装置
JP3354657B2 (ja) 被包装物搬送供給方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3652614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term