JP3354657B2 - 被包装物搬送供給方法及び装置 - Google Patents

被包装物搬送供給方法及び装置

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JP3354657B2
JP3354657B2 JP24990593A JP24990593A JP3354657B2 JP 3354657 B2 JP3354657 B2 JP 3354657B2 JP 24990593 A JP24990593 A JP 24990593A JP 24990593 A JP24990593 A JP 24990593A JP 3354657 B2 JP3354657 B2 JP 3354657B2
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belt conveyor
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照熊 福留
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Omori Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装装置に接続され、
包装フィルム内に被包装物を順次供給するための被包装
物搬送供給方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のピロー包装装置,その他の包装装
置により包装体を製造するには、図6(A)に示すよう
に、ロール状に巻き取られた原反フィルム1を連続した
帯状のフィルム2として引き出し、その途中で製袋器3
を通過させることにより係る帯状のフィルム2を筒状に
形成するとともに、その筒状にしたフィルム4内に、一
定間隔毎に配置された押送フィンガー5aを備えた、被
包装物搬送供給装置5にて所定間隔毎に被包装物6を順
次供給する。次いで、その状態のまま被包装物6と筒状
のフィルム4とを前進移送し、その移送途中で筒状のフ
ィルム4の横方向所定位置をエンドシール装置7を用い
てシール・カットすることにより、包装体8を製造する
ようになっている。
【0003】ところで、上記被包装物6が所定間隔毎に
筒状のフィルム4内に順次供給されている場合にはさほ
ど問題ないが、何等かの事情により被包装物6が供給さ
れないと、係る供給されない部位に空袋が生じてしま
い、フィルムが無駄になってしまう。
【0004】そこで従来は、上記問題を解決するため、
例えば原反フィルム1から帯状のフィルム2を連続して
引き出したり、被包装物6を収納した筒状のフィルム4
を搬送するための駆動部にサーボモータを用い、被包装
物6が搬送されてこない時には、サーボモータの回転を
一時停止してフィルム4の搬送を停止し、次に被包装物
6が搬送供給されてくるのを待つようにしたものがあ
る。これにより、筒状のフィルム4内には常に被包装物
6が一定間隔毎に並んで搬送されるので、空体が生じな
くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の包装装置では、以下に示す新たな問題を生じ
る。すなわち、筒状のフィルム4内での被包装物6の搬
送ピッチは、被包装物寸法に基づいて決定されるカット
寸法(被包装物の寸法に、その前後のフィルム余白部分
の長さの2倍を加算することにより求まる)と等しくな
る。
【0006】従って、エンドシール装置7から製袋器3
までの距離が、上記カット寸法のn倍に所定のオフセッ
ト量(一時停止するときのエンドシール装置7のエンド
シーラ7aの位置に対応し、図示するように噛合位置か
ら180度反転した位置の場合には、カット寸法の半
分)を加算した値であればよいが、係る位置関係に無い
と、同図(B)に示すように、一時停止した時の筒状の
フィルム4内に供給された最後列の被包装物6aの存在
位置は、一部が製袋器3内に入り、残部が被包装物搬送
供給装置5上に位置することになる。
【0007】すると、被包装物搬送供給装置5は、連続
運転されているため押送フィンガー5aからの搬送力を
受けてしまい、さらに前進移送されてしまう。しかし、
それ以前にすでに供給された被包装物は停止しているた
め、直前方の被包装物との距離が狭くなってしまい、カ
ット寸法がずれてエンドシール装置7で噛み込むという
問題を生じる。
【0008】一方、被包装物が完全に製袋器3内の筒状
のフィルム4内に供給され、被包装物搬送供給装置5か
らの搬送力が解除された時に包装装置側の駆動を一時停
止することも考えられるが、そうするとエンドシール装
置7のエンドシーラ7aの停止位置が定まらず、例えば
筒状のフィルム4を挟持した位置で停止するおそれもあ
る。すると、筒状のフィルム4に過大な熱が加わってし
まうという新たな問題が生じ、実用に供しえない。
【0009】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、被包装物寸法(カッ
ト寸法)に関係なく、連続して所望の相対位置関係で被
包装物をフィルム内に供給することのできる被包装物搬
送供給方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る被包装物搬送供給方法では、後段
の包装装置本体に対して被包装物を順次供給するための
被包装物搬送供給方法において、少なくとも連続運転す
る上流側のコンベアと、前記包装装置本体の運転に同期
して一時停止可能な下流側のコンベアとを備え、前記下
流側のコンベアの搬送距離を可変にして前記被包装物の
寸法に応じて前記上流側のコンベアから前記下流側のコ
ンベアに移載する位置を変更し、前記一時停止時に前記
両コンベアにまたがって前記被包装物が存在しないよう
に調整した。
【0011】また、上記方法を実施するための装置で
は、後段の包装装置本体に対して被包装物を順次供給す
るための被包装物搬送供給装置において、少なくとも連
続運転する上流側のコンベアと、前記包装装置本体の運
転に同期して一時停止可能な下流側のコンベアとを備え
た。そして、少なくとも前記下流側のコンベアは、所定
位置に配置された多数のプーリとそのプーリに掛け渡さ
れたエンドレスベルトとから構成され、しかも、下流側
のコンベアを構成するエンドレスベルトは、その搬送面
以外の箇所にて前記プーリにより所定距離迂回する経路
を有するようにした。さらに前記多数のプーリのうち、
少なくとも搬入端に位置するプーリをその搬送方向に沿
って前後進移動可能とするとともに、その移動に追従し
てそれ以外の1個以上のプーリを所定方向に移動させ、
前記迂回する経路の長さを増減させる移動手段を設け
た。さらにまた、前記上流側のコンベアを構成する所定
数のプーリ及びそれに掛け渡されたエンドレスベルトの
うち、少なくとも搬出側のプーリを、前記下流側のコン
ベアの搬入端に位置するプーリと連結し、一体に移動す
るようにした
【0012】
【作用】移動手段を作動させて下流側のコンベアの搬入
側に位置するプーリを搬送方向に沿って移動させる。す
ると、エンドレスベルトは迂回経路によりベルトの全長
には所定の余裕を持っているので、上記移動を許容し、
下流側のコンベアの搬送長さが変更可能となる。従っ
て、その下流側のコンベアの搬入端を包装装置本体のエ
ンドシール装置等の基準位置から所定距離(被包装物の
寸法(カット寸法)等に応じて決定される)だけ離れた
箇所に位置させることにより、包装装置本体側が一時停
止した時に追従して停止する下流側のコンベア装置と、
係る場合でも運転される上流側のコンベア装置の両者に
またがって被包装物が存在することがないように、その
位置を調整する。この状態で運転すると、下流側のコン
ベアが停止しているときに、その下流側コンベアの上に
載置された被包装物が上流側のコンベアから搬送力を受
けて前進してしまうことがない。その結果、被包装物寸
法(カット寸法)に関係なく、連続して所望の相対位置
関係で被包装物がフィルム内に供給される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る被包装物搬送供給方法及
び装置の好適な実施例について、添付図面を参照にして
詳述する。図1は本発明の一実施例である被包装物搬送
供給装置及びそれが実装されるピロー包装装置の一例を
示している。同図に示すように、被包装物10を所定間
隔毎に搬送する本発明に係る被包装物搬送供給装置12
の搬出側端に近接して包装装置本体13が配設されてい
る。
【0014】そして、包装装置本体13の構成について
簡単に説明すると、まず上記被包装物搬送供給装置12
の搬出側上方位置に、帯状のフィルム15が巻き取られ
た原反フィルム16が配置されており、その原反フィル
ム16の下方にはフィドローラ17並びに複数のガイド
ローラ17′が配設されており、これら各ローラ17,
17′を介して上記原反フィルム16から帯状のフィル
ム15が連続的に引き出されるようになっている。
【0015】さらに、包装装置本体13は、上記被包装
物搬送供給装置12と略同一線上に配置され、その被包
装物搬送供給装置12から順次供給されてくる被包装物
10を受け、さらに前進移送させる搬送路20を備え、
その搬送路20の搬入側端部に製袋器21が配設されて
いる。そして、上記帯状のフィルム15をこの製袋器2
1に通すことにより筒状のフィルム22を形成するよう
になっている。そして、この筒状に形成する途中で被包
装物10を筒状のフィルム22内に収納するようになっ
ている。
【0016】また、搬送路20の下面中央部位には一対
のセンターシーラー23が、配置されており、このセン
ターシーラー23,23間を筒状のフィルム22の重合
端縁が通過することにより熱シールされるようになって
いる。そして、上記フィドローラ17,センターシーラ
ー23は、種々の動力伝達手段を介して第1の駆動モー
タM1に連繋されている。
【0017】さらに、このセンターシーラー21の進行
方向前方には筒状のフィルム22を所定間隔毎に横方向
にシールカットするための一対のエンドシーラー24a
を備えた回転式のエンドシール装置24が配設されてい
る。そして、この上下一対のエンドシーラー24aは、
接続される第2の駆動モータM2の回転力を受けて、所
定方向に同期して回転するようになっている。
【0018】さらにまた、このエンドシール装置24の
進行方向前方にはシュートコンベア26が、上記搬送路
20と略同一線上に配置されている。そして、このシュ
ートコンベア26を介して、上記エンドシール装置24
にてシールカットされて製造された包装体27が順次搬
出される。
【0019】さらに、上記被包装物搬送供給装置12の
上方所定位置には、光電管28が垂直方向に配置されて
いる。この光電管28は透過型のものを用い、被包装物
10の通過の有無を検知するようになっている。
【0020】そして光電管28並びに第1の駆動モータ
M1,M2は制御手段たるCPU29に接続されてお
り、光電管28からの信号に応じて各駆動モータを駆動
(回転/停止制御)するようになっている。
【0021】ここで、本発明に係る被包装物搬送供給装
置12について詳述すると、本例では搬送方向に沿って
3つに分割された第1〜第3のベルトコンベア装置30
〜32から構成されている。最上流側の第1のベルトコ
ンベア装置30は、通常の前後に配置された駆動,従動
プーリ33a,33b間にエンドレスベルト34が渡設
された構成からなり、駆動プーリ33aに連繋された第
3の駆動モータM3により回転速度が変速制御されるよ
うになっている。なお、この第1のベルトコンベア装置
30上には、被包装物10がランダムに搬送されるよう
になっている。さらに、上記光電管28は、この第1の
ベルトコンベア装置30の搬出端側上方に設けられてい
る。
【0022】また、次の第2のベルトコンベア装置(上
流側コンベア)31は、等速回転する第4の駆動モータ
M4に連繋された駆動プーリ35a並びに多数の従動プ
ーリ35b,35cと、それに渡設されたエンドレスベ
ルト37とから構成され、第1のベルトコンベア装置3
0から移載された被包装物10を一定速度で搬送するよ
うになっている。すなわち、上記第1のベルトコンベア
装置30の速度を適宜変動、すなわち、搬送ピッチが狭
く多数の被包装物が搬送されている時にはその搬送速度
を遅くし、逆に搬送ピッチが広く少数の被包装物しか搬
送されてこない時にはその搬送速度を遅くすることによ
り、等速回転する第2のベルトコンベア装置31への移
載タイミングを等しくし、第2のベルトコンベア装置3
1上での搬送ピッチが等しくなるようにしている。
【0023】さらに最下流側の第3のベルトコンベア装
置(下流側コンベア)32は、上記包装装置本体12の
筒状のフィルム20等の駆動源となる第1の駆動モータ
M1からの出力を受ける駆動プーリ38aと多数の従動
プーリ38b,38cと、それに渡設されたエンドレス
ベルト39とから構成され、第2のベルトコンベア装置
31から移載された被包装物10を受け、次段の製袋器
21側へ供給するようになっている。従って、CPU2
9からの命令により第1の駆動モータM1が一時停止し
た場合には、この第3のベルトコンベア装置32の搬送
も一時停止するようになる。そして、図から明らかなよ
うに、各プーリ38a〜38cを適宜位置に配置し、そ
のプーリに対してエンドレスベルトを掛け渡したため、
その搬送面の下側に所定の迂回経路が形成される。尚、
この迂回経路は、第2のベルトコンベア装置31側でも
同様である。
【0024】そして、本例では、上記第3のベルトコン
ベア装置32の搬送距離を、カット寸法に応じて変更で
きるようにし、包装装置本体13側が一時停止したとき
に、ある被包装物が第2のベルトコンベア装置31と第
3のベルトコンベア装置32の両方にまたがって存在す
ることがないように、第3のベルトコンベア装置32の
搬入端位置が決定される。
【0025】また、この第3のベルトコンベア装置32
の搬送距離の増減にともない第2のベルトコンベア装置
31の距離も変動させ、両コンベア装置31,32の搬
送距離の和は一定になるようにしている。これにより、
上記搬送距離の変動を行ったとしても、第1のベルトコ
ンベア装置30の設置位置を変動させる必要はない。
【0026】次に、上記第1〜第3のベルトコンベア装
置30〜32の構成について図2,図3を用いて詳述す
る。同図に示すように、上記各コンベア装置30〜32
を構成する各プーリ33a,33b,35a,35b,
38a,38bは、脚板40を介して起立配置された一
対の側壁板41,41間の所定位置に軸受けを介して直
接支持され、自転のみ許容されその軸芯位置は固定され
ている。
【0027】ここで本発明では、残りの4個の従動プー
リ35c,38cを、上記側壁板41,41の内側に平
行に配置された移動支持板44,44に対して軸受けを
介して回転自在に支持させ、その移動支持板44を側壁
板41に対して、搬送方向に沿って前後方向に移動可能
に装着している。
【0028】そしてその移動支持板44を移動させる移
動機構は、以下のようになっている。すなわち、まず上
記移動支持板44,44を平帯板状の連結板45の下面
所定位置にネジにより固定し、所定の間隔を持って平行
に配置させ、その連結板45の下面両端部にネジ部を設
け、そのネジ部をスクリュー軸46に螺合させている。
【0029】このスクリュー軸46は、側壁板40の外
側に平行に配置され、側壁板40に対して軸受け部材4
6aを介して取付けられている。そして、このスクリュ
ー軸46の一端には、ベベルギヤ47を介してスクリュ
ー軸46と直交方向に延びるようにして配置された回転
軸48に噛合されている。この回転軸48も側壁板40
に軸受けを介して回転自在に支持され、その回転軸48
の一端にはハンドル49が固着されている。
【0030】係る構成にしたことにより、ハンドル49
を正逆回転させると、スクリュー軸46を正逆回転さ
せ、それにより連結板45すなわち移動支持板44が前
後進移動することになる。そしてその移動支持板44の
前後進移動にともなってそれに支持された従動プーリ3
5c,38cも前後進移動するようになる。この時、エ
ンドレスベルト37,39は、上記したように所定の迂
回経路によりその全長に所定の余裕があるので、上記従
動プーリ35c,38cの移動が許容されるのである。
【0031】また、側壁板40に装着された従動プーリ
35b,38bのうち所定のものに対しては、スプリン
グ50を連結して所定方向にテンションをかけ、上記従
動プーリ35c,38cの移動にともないエンドレスベ
ルト37,39が弛むのを防止している。
【0032】なお、図中符合52は、第3のベルトコン
ベア装置32から搬出された被包装物10を製袋器21
内にスムーズに供給するためのフリーのコロである。
【0033】なおまた、上記スクリュー軸46を正逆回
転させる手段としては、上記ハンドルに限らず、例えば
駆動モータ等の電動手段を用いても良く、さらには連結
板45に対してシリンダー等を接続(スクリュー軸46
は設けない)しても良く、種々の手段を用いることがで
きる。
【0034】次に上記した実施例を用いて、本発明に係
る方法の一実施例を包装装置本体13の作用と含めて説
明する。まず、基本的な動作は従来と同様であり、被包
装物搬送供給装置12にて順次被包装物10が包装装置
本体13に順次供給される。一方、フィルム供給手段か
らは帯状のフィルム15が引き出され、包装装置本体1
3に供給される。そして、この包装装置本体13では、
まず、上記帯状のフィルムが製袋器21を介して筒状の
フィルム22に成形されるとともに、その筒状のフィル
ム22内に上記順次供給されてくる被包装物10が順次
収納される。そして、その状態のまま搬送し、その搬送
途中にて、センターシーラー23並びにエンドシール装
置24を介して筒状のフィルム22の所定位置をシール
したりカットしたりして包装体27を製造するようにな
っている。
【0035】一方、各駆動モータM1〜M4の回転数
(それに連結された各装置の運転速度)は、原則として
第1,第4の駆動モータM1,M4は等速運転し、フィ
ルム22の搬送速度と、第2,第3のベルトコンベア装
置31,32での被包装物10の搬送速度とを一致させ
ている。換言すれば、フィルム22内での被包装物10
の搬送ピッチと、両ベルトコンベア装置31,32上で
のそれとが一致している。
【0036】また、エンドシール装置24を駆動する第
2の駆動モータM2は、公知のように所定のタイミング
で増減速(或いは間欠駆動)させ、上下のシーラー24
a間でフィルム22を挟持している時はフィルム22の
搬送速度とシーラー24aの先端での移動速度とを一致
させ、それ以外の期間では次の被包装物が移動して来る
までの間に1回転すべく所定の速度で回転させる。
【0037】さらに、第1のベルトコンベア装置30を
駆動する第3の駆動モータM3は、その上を搬送される
被包装物10の搬送間隔に応じて増減速駆動し、第2の
ベルトコンベア装置31上へ移載するタイミングを一定
にし、第2のベルトコンベア装置31上では一定間隔で
搬送されるように制御される。これにより、上記したご
とく被包装物搬送供給装置12からは、包装装置本体1
3に対して被包装物10を一定間隔毎に供給することが
できるようになっている。
【0038】ところで、第1のベルトコンベア装置30
の上を搬送される被包装物10の数が少なく(前後の間
隔が開く)上記第3の駆動モータM3を増速制御するだ
けでは間に合わず、第2のベルトコンベア装置31から
下流の搬送路上で被包装物10が所定間隔毎に順序よく
搬送されずに抜けを生じてしまうことがある。すると、
光電管28では、本来であれば一定時間毎に被包装物1
0を検出できるが、かかる事態が生じると被包装物10
が検出されない。そこで、光電管28の出力を受けてい
るCPUでは、光電管28で一定時間毎に被包装物が検
出されなかったことを検出し、一定時間経過後(抜けを
生じた箇所が移動し、第2のベルトコンベア装置31の
搬出側に位置した時(図4,図5参照))に、第1,第
2の駆動モータM1,M2を一時停止する。この時、第
3,第4の駆動モータM3,M4通常通り回転駆動して
いるので、第2のベルトコンベア装置31上で抜けを生
じた次の位置にある被包装物が搬送され、抜けを生じた
位置に至る。この後、第1,第2の駆動モータM1,M
2を正常に回転駆動させることにより、抜けを生じるこ
となく一定間隔毎に被包装物10を製袋器21,筒状の
フィルム22内に順次供給することができ、空袋が生じ
ることがない。
【0039】ところで、上記一時停止した時に、例えば
図4に示すように先頭の被包装物10が第2のベルトコ
ンベア装置31と第3のベルトコンベア装置32の両方
にまたがっているとすると、上記した問題点で説明した
ごとく、第3のベルトコンベア装置33は停止している
が、回転駆動している第2のベルトコンベア装置32か
らの搬送力を受けて、前進移動してしまう。すると、そ
の前に位置する被包装物との距離が短くなる。
【0040】そこで本例では、係る場合にハンドル49
を所定方向に所定量だけ回転させてスクリュー軸46も
所定方向に一定数回転させる。これにより、連結板45
すなわち移動支持板44がスクリュー軸46の軸方向に
沿って前或いは後側(本例では後側)に所定距離だけ移
動することになる。
【0041】すると、移動支持板44に連結された4個
の従動プーリ35c,38cは、その相対位置関係を維
持しながら全体的に後方に移動する。これにともない、
各プーリに渡設されたエンドレスベルト37,39も移
動し、図5に示すようにな状態になる。すなわち、第3
のベルトコンベア装置32が停止した時(エンドシーラ
24aが噛み合い位置から180度反転した時)には、
抜けを生じた部位10′の直前方の被包装物10は第3
のベルトコンベア装置32上に完全に移載されているた
め、第2のベルトコンベア装置31から搬送力を受ける
ことなく、正規の位置に止まる。よって、エンドシール
装置24にて噛み込まれるおそれがない。
【0042】そして、本例では、同一形状からなる被包
装物10を連続して包装処理する場合に適用した例につ
いて説明したので、上記調整は運転開始前に行うことに
なる。しかし、例えば、異なる形状からなる物品を連続
して包装処理するような場合には、スクリュー軸への回
転をハンドルではなく、別途形成した駆動モータなどか
らとり、かつ現在搬送路上を流れている物品の種類を監
視し、エンドシール装置から第3のベルトコンベアの搬
入側までの搬送路上に存在する各物品のカット寸法の総
和を求め、正しい第3のベルトコンベア装置の搬入側端
位置を求める。そして、実際に被包装物の抜けが生じた
ならば、その抜けた部分が所定位置にくるまでの間に上
記駆動モータを回転させてスクリュー軸を正逆回転さ
せ、包装装置本体が一時停止する時には、上記した図5
に示す状態に変更するようにしても良い。
【0043】また、上記した実施例では、被包装物搬送
供給装置を、第1〜第3のベルトコンベア装置30〜3
2というように3つのコンベアから構成したが、必ずし
も第1のベルトコンベア装置30は設ける必要がない。
そして、第2,第3のベルトコンベア装置31,32の
2つに分割したコンベアで構成した場合には、上記した
実施例のように第2のベルトコンベアは迂回経路を設け
ることなく、その全体を移動させる(搬入側位置も変動
する)ようにしても良い。
【0044】なお、上記実施例では、エンドシール装置
19として回転式の装置について説明したが、本考案は
これに限らず、例えばボックスモーション式その他の装
置を用いることができる。
【0045】また、上記した実施例では、光電管8を供
給装置2の搬出端側に垂直状態で配置したが、本考案は
これに限らず、水平方向に配置するようにしても良い。
【0046】なおまた、上記した各実施例は、いずれも
横ピロー包装装置についての適用例について説明した
が、本考案はこれに限られること無く、例えば四方シー
ル装置その他の各種包装装置にも適用でき、四方シール
装置の場合にはその装置の特性上、フィルム供給手段が
2枚の帯状のフィルムを連続して引き出すとともに該2
枚のフィルムを重合し、両フィルム間で前記被包装物を
収納するような構成にしてなる。そして、その2枚の帯
状のフィルムは、予め独立した2本の原反フィルムから
引き出すものでも、また、1本の原反フィルムから引き
出した帯状フィルムをその途中で切断し、2枚にするよ
うなものでもよいのはもちろんである。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る被包装物搬
送供給方法及び装置では、下流側のコンベア装置の搬送
長さを調整できるので、その下流側のコンベア装置の搬
入端をエンドシール装置から所定距離だけ離れた箇所に
位置させることにより、包装装置本体側が一時停止した
時に追従して停止する下流側のコンベア装置と、係る場
合でも運転される上流側のコンベア装置の両者にまたが
って被包装物が存在することがない。その結果、被包装
物寸法(カット寸法)に関係なく、連続して所望の相対
位置関係で被包装物をフィルム内に供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被包装物搬送供給装置の一実施例
を示す全体構成図である。
【図2】その要部正面図である。
【図3】その要部平面図である。
【図4】作用を説明する図である。
【図5】作用を説明する図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
31 第2のベルトコンベア装置(上流側コンベア) 32 第3のベルトコンベア装置(下流側コンベア) 35c,38c 従動プーリ(搬送方向に沿って移動す
るプーリ) 44 移動支持板 46 スクリュー軸(移動手段) 49 ハンドル(移動手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後段の包装装置本体に対して被包装物を
    順次供給するための被包装物搬送供給方法において、 少なくとも連続運転する上流側のコンベアと、前記包装
    装置本体の運転に同期して一時停止可能な下流側のコン
    ベアとを備え、 前記下流側のコンベアの搬送距離を可変にして前記被包
    装物の寸法に応じて、前記上流側のコンベアから前記下
    流側のコンベアに移載する位置を変更し、 前記一時停止時に前記両コンベアにまたがって前記被包
    装物が存在しないようにした被包装物搬送供給方法。
  2. 【請求項2】 後段の包装装置本体に対して被包装物を
    順次供給するための被包装物搬送供給装置において、 少なくとも連続運転する上流側のコンベアと、前記包装
    装置本体の運転に同期して一時停止可能な下流側のコン
    ベアとを備え、 少なくとも前記下流側のコンベアが、所定位置に配置さ
    れた多数のプーリとそのプーリに掛け渡されたエンドレ
    スベルトとを有し、 前記下流側のコンベアを構成するエンドレスベルトは、
    その搬送面以外の箇所にて前記プーリにより所定距離迂
    回する経路を有し、 かつ前記多数のプーリのうち、少なくとも搬入端に位置
    するプーリをその搬送方向に沿って前後進移動可能とす
    るとともに、その移動に追従してそれ以外の1個以上の
    プーリを所定方向に移動させ、前記迂回する経路の長さ
    を増減させる移動手段を設け、 かつ、前記上流側のコンベアを構成する所定数のプーリ
    及びそれに掛け渡されたエンドレスベルトのうち、少な
    くとも搬出側のプーリを前記下流側のコンベアの搬入端
    に位置するプーリと連結し、一体に移動するようにした
    被包装物搬送供給装置。
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