JP3647961B2 - 磁気ヘッド用スライダ及び磁気記録装置 - Google Patents

磁気ヘッド用スライダ及び磁気記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ヘッド用スライダ及び磁気記録装置に関し、より詳しくは、磁気記録媒体の面から浮上が可能な磁気ヘッド用スライダとこの磁気ヘッド用スライダを有する磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置は、磁気ヘッド用のスライダが磁気ディスク面上で接触した状態で起動し、停止時に接触するというCSS(contact start and stop)方式が採用されることが多い。
そのような磁気ヘッド浮上型の磁気ディスク装置においては、記録密度を高くして小型化を促進する傾向にある。
【0003】
これに伴い、磁気ディスクからの磁気ヘッド(電磁変換素子)の浮上量、即ちスペーシング量は小さくなる傾向にある。浮上量を小さくしようとする場合には、磁気ディスクの表面の粗さを小さくして磁気ディスクと磁気ヘッドの接触を防止する必要がある。
CSS方式の磁気ヘッド用のスライダは、停止状態にある磁気ディスクに接触する一方で、磁気ディスクの回転によって生じる空気流の作用、即ち流体潤滑による動圧空気軸受けの原理によって磁気ディスク面から浮上する。
【0004】
CSS方式の磁気ディスク装置においては、磁気ディスク表面の凹凸が少なくてその表面粗さが小さくなるほど、浮上状態のスライダが磁気ディスク面に接触しなくなる。
しかし、その表面粗さが小さくなると、磁気ディスクが停止している状態では、スライダと磁気ディスクとの接触面積が大きくなって、スライダと磁気ディスクの吸着が生じ易くなってしまう。
【0005】
そのような吸着の力が大きければ、磁気ディスクを回転させるモータの始動時の負荷が大きくなったり、或いは磁気ディスクの回転起動の際にスライダを支持しているサスペンションが破損し易くなる。これによりスライダが正常に浮上し難くなる。
その吸着力を小さくするために、磁気ディスクに対向する磁気ヘッド用スライダの空気軸受面(レール面)に複数の突起を設けて磁気ディスクとの接触面積を小さくすることが、例えば特開昭63−37874号、特開平4−28070号公報に記載されている。
【0006】
スライダの突起の径は、磁気ディスクの表面の平滑性が良くなるほど、磁気ディスクとの接触面積を減らするために小さくする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、突起の径が小さくなると、突起の単位面積に加わる圧力が高くなり、しかも、ねじれが生じているレール面上では、複数の突起のうちの一部がスライダの静止状態での重心の片寄りによって磁気ディスク面に接触しないといった事態が生じやすくなる。
【0008】
この結果、停止状態で一部の突起に加わる圧力が、設計値よりも高くなって突起が早く磨耗する原因となるので、磁気ヘッドの耐久性が低下する。
また、突起の高さは、スライダの浮上に影響を与えない大きさ、例えば30nm程度まで低くする必要があるが、その大きさはスライダのレール面の仕上がりのクラウン量とほぼ同一のオーダになる。
【0009】
この場合、突起以外の箇所のレール面が磁気ディスクに接触することになるので、吸着防止のために設けた突起の存在価値がなくなってしまう。
本発明の目的は、スライダに設けた突起の磨耗速度を低減するとともに、突起を磁気記録媒体面に確実に接触させるための磁気ヘッド及び磁気記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(手段)
(1)上記した課題は、図1、図5に例示するように、支持バネ2に取り付けられる本体1、12と、前記本体1、12に形成された空気軸受け部となるレール面3、14と、前記レール面3、14の上に形成され且つ磁気記録媒体に対向する面に該磁気記録媒体の表面粗さより大きな凹凸が形成されている突起4,5とを有し、前記凹凸は、深さが前記突起の高さよりも低い溝により、又は深さが前記突起よりも低い孔により構成されたことを特徴とする磁気ヘッド用スライダによって解決する。
【0011】
(1)記載の磁気ヘッド用スライダにおいて、前記突起の前記凹凸は、凹凸差が不均一であることを特徴とする。
(1)記載の磁気ヘッド用スライダにおいて、前記突起4,5は、前記本体1(12)と異なる材料で形成されていることを特徴とする。また、前記突起4,5は、前記本体1、12の両側寄りに形成された2つの前記レール面3、14の空気流入端寄りと空気流出端寄りに形成されていることを特徴とする。さらに、前記突起は、前記本体の少なくとも空気流入端寄りに少なくとも1つ形成されていることを特徴とする。
【0013】
(2)上記した課題は、図1、図5に例示するように、上記した特徴を有する磁気ヘッド用スライダと、前記磁気ヘッド用スライダに形成された電磁変換素子と、前記電磁変換素子に対向して配置された磁気記録媒体を有することを特徴とする磁気記録装置によって解決する。
【0014】
(作 用)
次に、本発明の作用について説明する。
本発明によれば、磁気ヘッドスライダの磁気記録媒体対向面に形成される突起の表面粗さ又は凹凸高低差を、磁気記録媒体の表面粗さよりも大きくしている。その凹凸は、例えば溝、孔又は第二の突起を突起の上部に作り込むことによって構成される。
【0015】
これにより、レール面における突起形成領域が占める面積を広くしても、実際に突起と磁気記録媒体との接触面積は同じように広がることはない。これにより、突起と磁気記録媒体との吸着力の増加が抑えられ、しかも突起の形成領域が広くなった分だけ全ての突起を磁気記録媒体に接触させる確実性が高くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
そこで、以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る磁気ヘッドのスライダを示す斜視図、図2(a) は、その底面図、図2(b) は、突起の表面状態を示す断面図である。
【0018】
図1、図2(a) において符号1は、Al2O3TiCから形成された磁気ヘッドのスライダであり、ロードビーム、ジンバルよりなる支持バネ2に支持されて磁気ディスク(磁気記録媒体)の上に配置される。
磁気ディスク(磁気記録媒体)に対向するスライダ1の面のその両側寄りには2つのレール面3が形成され、それらの間は凹部1aによって仕切られている。それらのレール面3上の前と後にはそれぞれ突起4、5が形成されており、突起4、5によってレール面3が磁気ディスクに接触することが防止されている。2つのレール面3は、空気軸受面として機能する。
【0019】
レール面3のうち空気流入端(前端)寄りの領域には傾斜面6が形成されており、この傾斜面6によって空気流による浮力が生じ易くなっている。また、スライダ1の空気流出端(後端)の端面には、磁気抵抗効果素子やスピンバルブ磁気抵抗効果素子、誘導素子のような電磁変換素子7が形成されている。
突起4、5の高さは、スライダの浮上に悪影響を及ぼさない30nm程度となっている。
【0020】
突起4,5のうち磁気ディスクに対向する面(頂面)には図2(b) に示すように、凹凸4a,5aが形成されその表面粗さ(Ra )は、頂面が磁気ディスクの面との接触面積を減らすために、磁気ディスク面9sの粗さよりも大きくすることが好ましい。また、突起4、5の頂面の表面粗さは、突起4、5の高さよりも大きくなることはない。
【0021】
例えば、高さ30nmの突起4、5の頂面の表面粗さは、磁気ディスクの表面粗さが1.0nmの場合には、1.0nm以上で30nm未満となっている。
上記した構造のスライダ1が磁気ディスクに乗っている状態で、4つの突起4、5はそれぞれその径が広いほど確実に磁気ディスク面9sに接触する。しかし、上記した表面粗さを有する突起4、5が磁気ディスクに直に接触する面積は突起4、5の根元の面積よりも小さくなっているので、磁気ディスクとの吸着力は大きくならない。
【0022】
したがって、突起4、5が全て磁気ディスク面9sに接触し得る範囲に存在すれば、一部の突起4、5に過剰な荷重がかかることはなくなり、一部の突起4、5の磨耗速度が設計よりも大幅に速くなることはなく、耐久性が劣化することはない。
なお、図中符号1bは、電磁変換素子7を覆う保護膜を示している。
(第2実施形態)
本実施形態では、磁気ディスクと突起の接触面積を実質的に小さくための突起構造として、第1実施形態とは異なる構造について説明する。
【0023】
図1で示したスライダの突起は、図3(a),(b) に示すような構造を採用してもよい。
これらの図において、突起4,5の頂部の面には、図3(a) に示すように、スライダ1の前端から後端へ延びたストライプ状の溝8が1本又は複数本形成され、それらの溝8は、磁気記録媒体面9sに対してほぼ垂直方向に切られている。複数の溝8を形成する場合には、溝8の深さは全て同じである必要はなく、例えば中央に近いほど深くなるようにしてもよい。
【0024】
溝8の深さは、図3(b) に示すように突起4(5)の高さの絶対値よりも大きくなく、しかも磁気記録媒体面の粗さよりも大きくなっている。また、溝8の幅は1〜10μm程度となっている。例えば、突起4,5の平面の径は100μm、溝8の幅は10μmである。
この場合、溝8の深さを突起4,5の高さと同じにしてもよいが、溝8を深くし過ぎると、突起4,5が機械的な強度が弱くなるおそれがあるので、溝8の深さを突起4,5の高さの値よりも低くするのが好ましい。
【0025】
このような構造の溝8を有するスライダ1の突起4,5は、溝8が磁気ディスク9の記録層9aの面9sに対してほぼ垂直に形成されているために、図4に示すように、磁気ディスク9との摩擦による磨耗が生じても、磁気ディスク9との接触面積が殆ど変化せず、吸着力が大幅に増加することはない。深さが異なる場合には、吸着力が急激に増加することが回避される。
【0026】
従って、そのような突起4,5は、累積使用時間が長くなっても磁気ディスク9との吸着力の変化量が少ないので、磁気ディスク9や支持バネ2を安定に動作させることになる。
また、突起4、5と磁気ディスク9の接触面積は、突起4、5を上からみた平面の面積よりも狭いので、突起4、5と磁気ディスク9の吸着力は低減する。
【0027】
頂部に溝8が形成された突起4,5のCSS回数と突起4、5の総摩擦力との関係を調べたところ、図5に示すようにCSS回数が増えるにつれて摩擦力が緩やかに増加している。これは、突起4、5の断面形状が台形状となっているので、突起4、5の磨耗によって僅かに突起4、5の頂面が広がったためと考えられる。
【0028】
一方、頂部に溝が形成されず、頂面の表面粗さが磁気ディスクの表面粗さとほぼ等しい従来の突起は、CSS回数がある程度増加したところで急激に突起の総摩擦力が増加した。これは、突起の一部が浮き上がった状態において、残りの突起にかかるスライダ等の荷重が大きくなって磨耗により一部の突起が消滅しやすくなると、レール面と磁気ディスクが接触するからと考えられる。
【0029】
また、図3に示す突起4,5の頂部の溝8は、その磁気ディスクの接線方向に切られているので、図4に示すように、磁気ディスク表面に塗布された潤滑剤9bがその溝8内を通過し易くなり、CSS時の立ち上がりを良好にする。
さらに、溝8の深さが突起4,5の高さの値よりも小さい場合には、仮に突起4,5の磨耗が激しくて溝8が消滅しても、まだ、突起4,5が存在しているので磁気ディスク9とレール面3が接触することはない。
【0030】
なお、溝8の深さ、幅、本数などは、磁気ディスク表面粗さ、潤滑剤膜厚、押しつけ荷重、磁気ヘッド重量等の相違によって適宜変える。
(第3実施形態)
本実施形態では、磁気ディスクと突起の接触面積を実質的に小さくするための構造として、第1、2実施形態とは異なる突起の構造について説明する。
【0031】
本実施形態では、図1で示したスライダの突起4、5の頂面には図6(a),(b) に示すような孔10が形成されている。
その孔10は、突起4,5の頂面に1又は複数の孔10が形成され、それらの孔10は、磁気ディスク面に対してほぼ垂直方向に掘られている。また、孔10の深さは、図6(b) に示すように突起4,5の高さの値よりも小さく、しかも磁気記ディスク面4bの表面粗さよりも大きく、例えば10nm程度となっている。
【0032】
この場合、孔10の深さを突起4,5の高さの値と同じにしてもよいが、孔10を深くし過ぎると、突起4,5の機械的な強度が弱くなるおそれがあるので、溝10の深さを突起4,5の高さの値よりも低くするのが好ましい。
また、複数の孔10を形成する場合には、孔8の深さは全て同じである必要はなく、例えば中央に近いほど深くなるようにしてもよい。
【0033】
このような構造の孔10を有するスライダ1の突起4,5は、磁気ディスクとの摩擦による磨耗が生じても、孔10が磁気ディスク面に対してほぼ垂直に形成されているために、磁気ディスクとの接触面積が変化しない。従って、そのような突起4,5は、累積使用時間が長くなっても磁気ディスクの吸着力の変化量が少なく、磁気ディスク9やアーム2を安定に動作させる。
【0034】
また、突起4、5の頂部の孔10は、図5に示すような磁気ディスク9上の潤滑剤9bに接触し、その潤滑剤9bの一部が孔10内に補足されるので、その潤滑剤9bの層が薄くなっても、孔10からの潤滑剤9bの補給によって突起4,5の耐磨耗性や耐久性の劣化を抑制する。
さらに、突起4、5と磁気ディスクの接触面積は、突起4,5を上からみた平面の面積よりも狭いので、突起4、5と磁気ディスク9の吸着力は低減する。
【0035】
なお、孔10の深さ、径、数などは、磁気ディスクの表面粗さ、潤滑剤膜厚、押しつけ荷重、磁気ヘッド重量等の相違によって適宜変える。
(第4実施形態)
本実施形態では、磁気ディスクと突起の接触面積を実質的に小さくための構造として、上記した実施形態とは異なる突起の構造について説明する。
【0036】
本実施形態では、図1で示したスライダの突起4、5の頂面には図7(a),(b) に示すような第二の突起11が形成されている。
その第二の突起11は、リソグラフィー法によって本体の突起4,5の頂面に1又は複数個形成されており、それらの第二の突起11は、磁気ディスク9の面に対してほぼ垂直方向に立っている。また、本体の突起4,5と第二の突起11を加えた高さは、図2(b) に示すように本来の突起4,5の高さ、例えば20nmとなっている。
【0037】
また、第二の突起11による突起4,5の表面粗さは磁気ディスクの表面粗さよりも大きくなっている。
例えば、基盤となる突起4,5を上から見た状態の径は100μm、第二の突起11の径は20μmである。
さらに、複数の第二の突起11を形成する場合には、第二の突起11の高さは全て同じである必要はなく、例えば中央に近いほど高くなるようにしてもよい。
【0038】
このような構造の第二の突起11を有する突起4,5は、磁気ディスク9との摩擦による磨耗が生じても、第二の突起11が磁気ディスク面に対してほぼ垂直に形成されているために、磁気ディスク9との接触面積があまり変化しない。従って、そのような突起11は、累積使用時間が長くなっても磁気ディスクとの吸着力の変化量が少なく、磁気ディスク9と支持バネ2を安定動作させる。
【0039】
さらに、突起4、5と磁気ディスク9の接触面積は、突起4,5を上から見た平面の面積よりも狭くなるので、突起4、5と磁気ディスクの吸着力は低減する。
なお、第二の突起11の高さ、径、数などは、磁気ディスク表面粗さ、潤滑剤膜厚、押しつけ荷重、磁気ヘッド重量等の相違によって適宜変える。
(第5実施形態)
上記した第1〜第4実施形態で示した突起4,5とその形状は、図1に示すような磁気ヘッドのスライダにのみ適用されるものではなく、空気入力端側に1つの突起、空気流出端側に2つの突起が形成される図8(a),(b) に示す構造の負圧型のスライダにも適用できる。
【0040】
そのようなスライダを図8(a),(b) に基づいて説明する。なお、図8(a),(b) において、図1と同一符号は同一要素を示している。
図8(a),(b) に示すスライダ12はAl2O3TiCから形成され、その平面は1.25mm×1mmの略矩形状となっている。そのスライダ12のうちの磁気ディスク13に対向する面上の両側寄りには、前後に延びる略ストライプ状のレール面14が形成され、それらのレール面14の間の凹部16のうち空気流入端側には島状のレール面15が形成されている。略ストライプ状のレール面14のうち最も狭い部分では、その幅は100μm程度となっている。
【0041】
また、その島状のレール面15の上には、前方の突起4が形成され、また、略ストライプ状の1つのレール面14のうちの空気流出端寄りの領域には、後方の突起5が形成されている。これにより、3つの突起4、5を結ぶ線は三角形状になる。3つの突起4、5は、同一工程で形成される。
このようなスライダ12においても、第1〜第4実施形態で説明したような突起の構造を採用すると、スライダ12が磁気ディスク13上に載置している場合に3つの突起4、5のうちの1部が磁気ディスク13から浮き上がった状態になることはない。
【0042】
したがって、前方及び後方の突起4、5の一部が磨耗により消滅するような荷重の片寄りが生じることはなくなる。しかも、それらの突起4、5のうち磁気ディスク13との接触部分に溝8、孔10又は第2の突起11を形成する構造を採用しているので、突起4、5の幅を広げても溝8、孔10の数を増やしたり、第2の突起11の数を少なくすることにより突起4,5と磁気ディスクの接触面積が大幅に増加することがなくなり、突起4,5と磁気ディスクの吸着力が増加しなくなる。
【0043】
なお、レール面14,15に囲まれた凹部16は負圧領域となっている。
(第6実施形態)
以下に、上記した突起の頂部の溝、孔又は第二の突起を形成する工程を説明する。
まず、図9(a) に示すように、複数の電磁変換素子7を基板21上に形成した後に、基板21を複数に分割してスティック状に形成する。この後に、棒状の基板21のうち磁気ディスクに対向させる側の面の上にダイモンドライクカーボン(以下、DLCという)膜22を30nmの厚さに形成する。基板21の材料としては、上記した実施形態で示したAl2O3TiCの他にフェライト、チタン酸カルシウムなどを使用する。
【0044】
なお、DLC膜22と基板21の間に密着性を向上するためにSi、SiC を介在させてもよい。
この後に、電磁変換素子7を横向きにした状態で、DLC膜22の上に第1のフォトレジスト23を塗布し、これを露光、現像することにより、基板21のレール面領域に重なるようにストライプ状のパターンを形成する。
【0045】
次に、第1のフォトレジスト23のパターンをマスクにしてDLC膜22を酸素プラズマによってエッチングし、続いてイオンミリングによって基板21をエッチングして凹部24を形成する。これにより、ストライプ状のレール面3の周囲には凹部24が存在する状態となる。第1のフォトレジスト23を溶剤で除去すと、図9(b) に示すような側面の形状となる。
【0046】
その後に、棒状の基板21の切断部分を薄層化するために、図9(c) に示すように、スライダ形成領域を第2のフォトレジスト25によって覆う。さらに、第2のフォトレジスト25をマスクに使用して基板21をイオンミリングにより薄層化して、図9(d) に示すように、スライダ形成領域の境界部分に切断用溝26を形成する。
【0047】
第2のフォトレジスト25の除去に続いて、図10(a) に示すように、レール面3上にあるDLC膜22のうちの突起形成領域を第3のフォトレジスト27で覆った後に、酸素プラズマを用いて第3のフォトレジスト27をマスクに使用してDLC膜22をエッチングする。そして、第3のフォトレジスト27の下に残ったDLC膜22を突起4(5)として使用する。
【0048】
第3のフォトレジスト27を除去した後に、第4のフォトレジスト28を塗布する。そして第4のフォトレジスト28を露光、現像することにより、図10(b) に示すように、少なくとも突起4(5)の上に窓28aを形成する。続いて、図10に示すように、窓28aから露出した突起4(5)の上部を酸素プラズマを用いてエッチングする。
【0049】
その窓28aの平面形状がストライプ状の場合には、図3に示すような溝8が突起4(5)の上部に形成される。また、その窓28aの平面形状がドットの場合には、図6に形成すような孔10が形成される。さらに、その第4のフォトレジスト28の突起4(5)の上の平面形状がドットの場合には、図7に示すような第二の突起11が形成される。
(第7実施形態)
図11(a) は、本発明の第7実施形態を示す磁気ヘッドの斜視図、図11(b) はその側部の湾曲状態を少し誇張して示した側面図である。
【0050】
図11(a) において、ニッケルよりなるスライダ本体31のうちの磁気ディスク40に対向する面(以下に、磁気ディスク対向面又は磁気記録媒体対向面という)の上には、レール面32、33、34を有する非磁性絶縁層35が形成され、さらに、磁気ディスク対向面のうちの後端寄りの領域には静電アクチュエータ36が埋め込まれている。
【0051】
静電アクチュエータ36の内部には、電磁変換素子36aが磁気ディスク対向面の面内方向及び垂直方向に移動可能に取付けられており、その移動量は静電アクチュエータ36によって調整され、これによりトラッキング位置及び電磁変換素子の浮上量又は電磁変換素子の磁気記録媒面への押し付け力を制御するような構造となっている。
【0052】
スライダの非磁性絶縁層35は、図11(b) に示すように僅かに湾曲していてそのクラウン量は10nm〜1μm程度となっている。
スライダの非磁性絶縁層35の湾曲の分布は図12に示すような関係にある。即ち、磁気ディスク対向面の中心Oからの距離の二乗にほぼ比例する。図12において、縦軸は、磁気ディスク対向面の中心Oに垂直な方向をz方向とした場合に、非磁性絶縁層35における中心Oからのxy面内の距離rと中心Oからのz方向の距離の関係を示している。
【0053】
非磁性絶縁層35上のレール面32、33、34は3か所に設けられており、第1のレール面32は空気流入端寄りに、第2、第3のレール面33,34は空気流出端寄りに形成されている。また、第1、第2及び第3のレール面32,33,34のうちの少なくとも空気流入端側にはテーパ面32a,3a,34aが形成され、スライダの磁気ディスク40からの浮上を容易にする構造となっている。
【0054】
また、第1〜第3のレール面32、33、34には、それぞれSiO2又はDLCなどからなる突起32b、33b、34bが1つずつ形成されている。
それら第1〜第3の突起32b、33b、34bの中心点は、第1〜第3のレール面32、33、34のx軸方向の長さの1/2とy軸方向の長さの1/2の位置の点よりも非磁性絶縁層35の中心Oに近い部分に位置している。その非磁性絶縁層35の中心Oというのは、スライダ本体31内部又は非磁性層35内部へ垂直方向に線を引いた場合にその線がスライダ本体31の重心を通るような点である。
【0055】
なお、本実施形態において、x軸方向、y軸方向、z軸方向は互いに直交している。
また、第1〜第3の突起32b、33b、34bの高さは、磁気ヘッドの浮上量0.05〜0.1μmを考慮して20〜30nm程度となっている。しかも、第1〜第3の突起32b、33b、34bは、図11(b) に示すように、その頂点が非磁性絶縁層35の磁気ディスク対向面内の中心Oよりも磁気ディスク40に向けて突出するような位置に形成されている。
【0056】
なお、第1、第2及び第3のレール面32,33,34、第1〜第3の突起32b、33b、34b及び非磁性絶縁層35の全体をDLC膜(不図示)で覆ってもよい。
以上のような構造の磁気ヘッド用スライダにおいて、磁気記録媒体40に対向する面の中心に近い位置に第1〜第3の突起32b、33b、34bを設けているので、それらの突起は磁気ディスク40のCSS領域に確実に接触し、その他の場所で接触することはない。
【0057】
また、磁気ヘッドは、磁気記録媒体40に対向する面の中心Oを取り囲むように第1〜第3の突起により3点で支持されているので、力学的に安定である。
特に、図11に示すような電磁交換素子36aの高さ方向の位置を静電アクチュエータ36により制御して浮上量又は押し付け力を変えるようなスライダは、電磁交換に直接寄与しないレール部の浮上量を高くする傾向にある。
【0058】
従って、レール面32〜34の平坦度の許容値は、磁気ヘッドスライダが浮上している状態で、レール面32〜34と磁気ディスク40が直接接触しない範囲まで緩和すると、スライダのクラウン量を1μm程度に大きくしてもよくなる。しかも、そのレール面の平坦度の許容値を緩和しても、上記したような位置に第1〜第3の突起32b、33b、34bを配置すれば、平坦度許容値の緩和によってレール面と磁気記録媒体とが直接接触することはない。
【0059】
次に、上記した磁気ヘッドのスライダの製造方法を簡単に説明する。
まず、図13に示すように、基板41の上にアルミニウム膜42を形成し、そのアルミニウム膜42をフォトリソグラフィー法によりパターニングして、突起形成位置に第1の凹部43を形成するとともに、静電アクチュエータ取付け位置に第2の凹部44を形成する。ついで磁気ディスク40に対向する非磁性絶縁層35となるSiO2膜45をアルミニウム膜42の上にスパッタにより形成し、静電アクチュエータ可動部が媒体対向面に露出するための穴44aをSiO2膜中に形成する。
【0060】
さらに、SiO2膜45上にメッキ用の電極層46を形成した後に、スライダ形成領域に開口47aを有するレジストパターン47を電極層46の上に形成する。ついで、レジストパターン47の開口47a内にスライダ本体1と静電アクチュエータを構成するニッケル膜48を電界メッキにより形成する。
その後に、レジストパターン47を溶剤により除去し、ニッケル膜48に覆われない電極層46及びSiO2膜45を除去した後に、アルミニウム膜42をKOH溶液で除去すると、基板41とSiO2膜45は分離する。
【0061】
第1の凹部43内のSiO2膜46は図11に示すレール面32〜34として使用され、そのレール面上にDLC膜を形成し、これをパターニングして突起32b、33b、34bを形成する。
これにより、図11に示すような磁気ヘッド用スライダが完成する。
次に、図14で示したような磁気ヘッド用スライダが湾曲してクラウンが生じる場合について図14に基づいて説明する。
【0062】
図14に示す磁気ヘッドにおいて、図8と同一符号は同一要素を示し、磁気ヘッドの空気流入端(先端)から空気流出端(後端)への方向(y方向)の長さをLとする。
この磁気ヘッドの第1及び第2のレール面14に形成される突起4は、磁気ヘッドのy方向の長さの中心から後端へL/4後退させた位置までの範囲に、また、レール15に形成される突起5はレール15の中心よりも右側(スライダ中心側)に、それぞれ形成されている。これにより、磁気ヘッドの磁気ディスク対向面に300nm程度のクラウン量が生じても、突起4,5を確実に磁気ディスクに接触させることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように第1の発明によれば、磁気ヘッドスライダに形成される突起のうちの磁気記録媒体対向面に、この磁気記録媒体の表面粗さよりも大きな表面粗さ又は凹凸を付与しているので、レール面における突起形成領域が占める面積を広くしても、突起と磁気記録媒体との実際の接触面積の拡大を抑制でき、突起と磁気記録媒体との吸着力の増加を抑えることができ、しかも全ての突起を磁気記録媒体に接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のスライダを有する磁気ヘッドの斜視図である。
【図2】図2(a) は、本発明の第1実施形態のスライダを有する磁気ヘッドの平面図、図2(b) は、そのスライダの突起の一部を示す断面図である。
【図3】図3(a) は、本発明の第2実施形態のスライダの突起を示す平面図、図3(b) はその断面図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態のスライダと磁気ディスクとの接触状態を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態のスライダを有する磁気ヘッドのCSS回数に対するスライダと磁気記録媒体との摩擦力の変化を示す特性図である。
【図6】図6(a) は、本発明の第3実施形態のスライダの突起を示す平面図、図6(b) はその断面図である。
【図7】図7(a) は、本発明の第4実施形態のスライダの突起を示す平面図、図7(b) はその断面図である。
【図8】図8(a) は、本発明の第5実施形態のスライダを有する磁気ヘッドの平面図、図8(b) は、そのスライダを示す断面図である。
【図9】図9(a) 〜図9(d) は、本発明の実施形態のスライダの形成工程を示す断面図(その1)である。
【図10】図10(a) 〜図10(c) は、本発明の実施形態のスライダの形成工程を示す断面図(その2)である。
【図11】図11(a) は、本発明の第7実施形態の第1例を示す磁気ヘッドの斜視図、図11(b) はその側部の湾曲状態を少し誇張して示した側面図である。
【図12】図12は、磁気ヘッドの磁気媒体対向面における湾曲の程度を示す特性図である。
【図13】図13は、本発明の第7実施形態を示す磁気ヘッドの製造過程を示す断面図である。
【図14】図14は、本発明の第7実施形態の第2例を示す磁気ヘッドの平面図である。
【符号の説明】
1、12 スライダ
2 支持バネ
3、14、15 レール面
4、5 突起
6 傾斜面
8 溝
9、13 磁気ディスク
10 孔
11 突起
31 スライダ本体
32、33、34 レール面
34b、33b、34b 突起
35 非磁性絶縁層
36 静電アクチュエータ
36a 電磁変換素子

Claims (6)

  1. 支持バネに取り付けられる本体と、
    前記本体に形成された空気軸受け部となるレール面と、
    前記レール面の上に形成され且つ磁気記録媒体に対向する面に該磁気記録媒体の表面粗さより大きな凹凸が形成されている突起とを有し、
    前記凹凸は、深さが前記突起の高さよりも低い溝により、又は深さが前記突起よりも低い孔により構成されたこと
    を特徴とする磁気ヘッド用スライダ。
  2. 前記突起の前記凹凸は、凹凸差が不均一であることを特徴とする請求項記載の磁気ヘッド用スライダ。
  3. 前記突起は、前記本体と異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項記載の磁気ヘッド用スライダ。
  4. 前記突起は、前記本体の両側寄りに形成された2つの前記レール面の空気流入端寄りと空気流出端寄りに形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の磁気ヘッド用スライダ。
  5. 前記突起は、前記本体の少なくとも空気流入端寄りに少なくとも1つ形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の磁気ヘッド用スライダ。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の磁気ヘッド用スライダと、
    前記磁気ヘッド用スライダに形成された電磁変換素子と、
    前記電磁変換素子に対向して配置された磁気記録媒体と
    を有することを特徴とする磁気記録装置。
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